JP2003011167A - 成形金型及び成形品製造方法 - Google Patents

成形金型及び成形品製造方法

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JP2003011167A
JP2003011167A JP2001203511A JP2001203511A JP2003011167A JP 2003011167 A JP2003011167 A JP 2003011167A JP 2001203511 A JP2001203511 A JP 2001203511A JP 2001203511 A JP2001203511 A JP 2001203511A JP 2003011167 A JP2003011167 A JP 2003011167A
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Japan
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core
mold
cavity
molding
core mold
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JP2001203511A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Matsushita
義幸 松下
Tadashi Fukaya
忠司 深谷
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Asmo Co Ltd
Original Assignee
Asmo Co Ltd
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Publication date
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 連通孔や有底孔等の筒状部における不良の発
生を早期に発見でき、成形後における検査工程を廃止で
きる成形金型及び成形品製造方法を得る。 【解決手段】 本成形金型10では、入れ子70を有底
筒形状に形成すると共に、棒状の検出ロッド78の一端
を入れ子70の内底に固定している。検出ロッド78の
他端側は入れ子70の開口端から更にスライドコア62
内に形成されたロッド収容部82に延出されている。し
かも、検出ロッド78の他端部近傍にはマグネット84
が固定されている。入れ子70が撓んで入れ子70先端
部が変位すると、これに伴い検出ロッド78がその長手
方向中間部を中心に回動し、これにより、マグネット8
4が形成する磁界が変動する。この磁界の変動を磁気セ
ンサ86で検出することで入れ子70が撓んだことを樹
脂成形品12の成形中に検出できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、溶融した合成樹脂
材や金属材料をキャビティに充填することにより形成さ
れる成形品を成形するための成形金型及び成形品製造方
法に係り、特に、流体通路等の連通孔等を有する成形品
の製造に好適な成形金型及び成形品製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】車両にはエンジン冷却用の冷却水を供給
するため、或いは、ウインドシールドガラスに対して洗
浄液を吹き付けるために所謂モータポンプが搭載されて
いる。この種のモータポンプは合成樹脂材により形成さ
れたハウジングを備えており、このハウジングの内部に
モータが収容されている。また、このハウジングの内部
には仕切壁等が形成されており、仕切壁を介してモータ
を収容した部分とは反対側はインペラ収容部とされイン
ペラが収容されている。
【0003】インペラ収容部はハウジングの適宜位置に
形成されたインレット(吸入部)及びアウトレット(吐
出部)に連通している。インレット及びアウトレットは
それぞれ異なるホースやパイプ等の循環水路、供給水路
等の流路に連結されており、モータの回転力によりイン
ペラが所定の方向へ回転するとインレットに負圧が生じ
てインレットからインペラ収容部内に冷却水や洗浄液等
の流体が吸入される。さらに、インペラの回転により流
体はインペラ収容部とアウトレットとの接続部分に送給
され、これにより、所定の圧力でアウトレットへ流体が
供給されて更にアウトレットから他の流路へ流体が供給
される。
【0004】ところで、上述したインレットやアウトレ
ットはハウジングに一体的に形成されることが多く、し
かも、これらのインレットは直線状に貫通せずに、中間
部にて屈曲していることが多い。
【0005】このようなインレットやアウトレットはハ
ウジング成形時において所謂アンダーカットとなるた
め、成形金型に各々が棒状(ピン状)に形成された一対
の入れ子を設け、これらの入れ子の先端部を当接させる
ことで中間部が屈曲したインレットやアウトレットを形
成している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ここで、成形金型を多
数回繰り返し利用したり、又は、成形時における成形圧
力や成形温度が高かったりすると、何れかの入れ子が撓
んで一方の入れ子の先端部と他方の入れ子の先端部とが
当接せず、これにより、両入れ子の先端部に隙間が形成
されてしまうことがある。
【0007】成形金型内に溶融した合成樹脂材を充填す
ると、当然、この隙間にも合成樹脂材が入り込む。この
隙間に入り込んだ合成樹脂材は冷却されて硬化すること
で、インレットやアウトレットの内周部でバリとなって
残存したり、隙間の大きさによってはインレットやアウ
トレットの中間部で塞いでしまう可能性がある。
【0008】通常、このようなバリ等の有無は、ハウジ
ングの成形が終了しなければ検査することができない。
しかも、検査工程はインレットやアウトレットに実際に
水を通過させて抵抗なく水が流れるか否かを検出すると
いう極めて煩雑で工数を要するため高コストである。
【0009】さらに、成形工程と検査工程とを別の場所
で行なうことから、通常は一定個数の成形が終了した後
にまとめて検査を行なうことになる。しかしながら、上
記のような入れ子の撓みや変形によって一回バリ等が生
じると、それ以降に成形したハウジングのインレットや
アウトレットには全てバリが形成されていることが多
く、結果的に不良品の発生確率が高くなってしまう。
【0010】本発明は、上記事実を考慮して、連通孔や
有底孔等の筒状部における不良の発生を早期に発見で
き、成形後における検査工程を廃止できる成形金型及び
成形品製造方法を得ることが目的である。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の成形金型
は、キャビティに溶融した成形材料が充填される金型本
体と、有底筒形状に形成されて前記キャビティ内に設け
られ、溶融した前記成形材料が硬化することで形成され
る成形品に、少なくとも一端が開口し且つ内周形状が自
らの外周形状に対応した筒状部を形成する第1コア型
と、一端が前記第1コア型の内底部にて一体的に固定さ
れると共に、他端側が前記第1コア型の開口端から突出
して前記金型本体内外の前記キャビティとは別の部位へ
延出された略棒状の検出部材と、を備えている。
【0012】上記構成の成形金型では、金型本体のキャ
ビティ内に溶融した成形材料を充填した状態で成形材料
を硬化させることで、キャビティの形状に対応した外形
状を有する成形品が形成される。また、本成形金型は第
1コア型を有しているため、成形品には内周形状がこの
第1コア型の外周形状に対応し、且つ、少なくとも第1
コア型の開口端側が成形品の外周部で開口した筒状部
(孔等)が形成される。
【0013】ここで、第1コア型は有底筒形状に形成さ
れており、内側には検出部材の一端が固定されている。
この検出部材は他端側が第1コア型の開口端から金型本
体内外(金型本体内部若しくは金型本体外部)のキャビ
ティとは別の部位へ延出されている。
【0014】仮に、第1コア型がキャビティ内の正規の
位置にいない場合には、キャビティとは別の部位におけ
る検出部材の正規位置に検出部材が存在しない。したが
って、検出部材が正規の位置にあるか否かを検出するこ
とで第1コア型がキャビティ内の正規の位置にあるか否
かを検出でき、これにより、成形材料が硬化して形成さ
れる成形品の正規の位置に筒状部が形成されるか否か、
又は、成形品の正規の位置に筒状部が形成されているか
否かが検出される。
【0015】このように、本成形金型では、予め、正規
の位置に第1コア型が位置しているか否かを検出できる
ことで、少なくとも成形が終了するまでの間に正規の位
置に筒状部が形成されているか否かを判定できる。これ
により、成形終了後において筒状部が正規の位置に形成
されているか否かを判定する検査工程をなくすことがで
きる。
【0016】なお、本発明の成形金型で成形する成形品
の成形材料に関しては、金型本体のキャビティに充填さ
れる際に溶融していればその材質についてはなんら限定
するものではなく、合成樹脂材でもよいし金属材料でも
よい。また、キャビティへ充填する際に成形材料は溶融
していなければならないが、この溶融状態で成形材料は
完全な液状でなくてもよい。
【0017】また、本発明の成形金型は1つの第1コア
型を備える構成であってもよいし、複数の第1コア型を
備える構成であってもよい。複数の第1コア型を備える
構成の場合、これらの第1コア型は各々が別の筒状部を
形成する構成であってもよいし、複数の第1コア型で形
成した筒状部の少なくとも何れか一対の筒状部が互いに
連通する構成としてもよい。
【0018】さらに、本発明の成形金型に更に上述した
検出部材の位置を検出する位置検出手段を設けて成形装
置とすることもできる。この場合には、位置検出手段を
直接或いはコンピュータ等の制御手段を介して間接的に
モニタ等の表示手段に接続し、正規の位置に検出部材が
位置するか否か、又は、正規の位置からどの程度検出部
材が変位しているか等を表示させることもできる。
【0019】請求項2記載の成形金型は、請求項1記載
の本発明において、前記第1コア型の開口方向及びその
反対方向へスライド自在に前記第1コア型を支持する可
動部を備えることを特徴としている。
【0020】上記構成の成形金型は、可動部によって第
1コア型がその開口方向及び反対方向へスライド自在に
支持される。したがって、金型本体の型割れ方向と第1
コア型の開口方向が異なっていたとしても、すなわち、
第1コア型により形成される筒状部が所謂アンダーカッ
トになったとしても、成形材料が金型本体のキャビティ
内に充填された成形材料が硬化した後に第1コア型を筒
状部から抜き取る方向へスライドさせれば容易に型開き
できる。
【0021】ここで、このようなスライド自在の第1コ
ア型がキャビティ内で正規の位置にあるか否かは金型本
体の外部からは容易に確認できない。しかしながら、本
成形金型では第1コア型の開口端から金型本体内外(金
型本体内部若しくは金型本体外部)のキャビティとは異
なる部位へ検出部材が延出されているため、第1コア型
がキャビティ内の正規の位置にある場合のキャビティと
は異なる部位の正規の位置に検出部材があるか否かを検
出することで第1コア型がキャビティ内の正規の位置に
あるか否かを検出できる。
【0022】請求項3記載の成形金型は、請求項1又は
請求項2記載の本発明において、有底筒状に形成される
と共に外底部が前記第1コア型の外底部に当接した状態
で前記キャビティ内に設けられ、前記第1コアとで両端
が開口した前記筒状部形成する棒状の第2コア型を備え
ることを特徴としている。
【0023】上記構成の成形金型は、キャビティ内で第
1コア型の外底部と第2コア型の外底部とが当接した状
態で金型本体のキャビティ内に溶融した成形材料を充填
すると、第1コア型と第2コア型とによって第1コア型
及び第2コア型の各々の外周部に対応し、且つ、第1コ
ア型の開口端側と、第2コア型の底部とは反対側の両方
で開口した筒状部が形成される。
【0024】ところで、第1コア型がキャビティ内の正
規の位置になく、第1コア型の外底部と第2コア型の外
底部との間に隙間が形成されていれば、この隙間に溶融
した成形材料が流れ込み、この状態で成形材料が硬化す
ることで筒状部の内部にバリが形成されたり、更には、
本来貫通している筈の筒状部がその中間部で閉塞する可
能性がある。
【0025】ここで、本成形金型では、第1コア型がキ
ャビティ内の正規の位置あるか否かを少なくとも成形材
料の成形終了までの間に判定できるため、成形品(硬化
してキャビティの形状に成形された成形材料)を成形後
に検査しなくても上記のようなバリや筒状部の中間部に
おける閉塞の発生を検出できる。
【0026】なお、本成形金型では、第2コア型は単純
な棒状の固定型(スライド等はしない)であってもよい
し、金型本体に対して所定方向にスライド移動するスラ
イドコアであってもよい。また、第2コア型の構成を実
質的に第1コア型と同じ構成として第2コア型から延出
される検出部材で第2コア型が正規の位置にあるか否か
を検出できるようにしてもよい(このような第2コア型
の構成を実質的に第1コア型と同じにすることは、換言
すれば複数の第1コア型を有する構成であるため、この
構成自体は請求項1記載の本願発明に含まれるものであ
ることを附言しておく)。
【0027】請求項4記載の成形金型は、請求項3記載
の本発明において、前記第1コア型の軸方向に対して前
記第2コア型の軸方向を交差させたことを特徴としてい
る。
【0028】上記構成の成形金型では、第1コア型の軸
方向と第2コア型の軸方向が交差しているため、成形品
には第1コア型及び第2コア型の底部近傍に対応した部
分で屈曲した筒状部が形成される。
【0029】このように中間部で屈曲している筒状部
は、その内部にバリが形成されているか、また、中間部
で閉塞されているかが目視では確認し難い。
【0030】しかしながら、上述したように本成形金型
では目視はおろか成形品の成形終了後にバリや閉塞の有
無を検査しなくても、成形品の成形終了までにバリや閉
塞の有無を検出できる。
【0031】請求項5記載の成形品製造方法は、キャビ
ティ内の所定位置に有底筒状の第1コア型が設けられた
金型本体を型締めする型締め工程と、前記キャビティ内
に溶融した成形材料を充填する成形材料充填工程と、前
記キャビティ内に充填された前記成形材料を硬化させる
硬化工程と、前記キャビティ内で前記成形材料が硬化す
ることにより形成される成形品を前記金型本体から抜き
取る型開き工程と、を含めて構成されると共に、略棒状
に形成されると共に、一端が前記第1コア型の内側で前
記第1コア型に一体的に固定され、他端が前記第1コア
型の開口端から突出し、更に、前記金型本体内外の前記
キャビティとは異なる部位へ延出された検出部材の前記
他端側の位置を検出し、前記異なる部位内の正規の位置
に前記検出部材の前記他端部が位置するか否かを判定す
る検出部材位置検出工程を、前記型締め工程終了後から
前記型開き工程までの間に設定した、ことを特徴として
いる。
【0032】上記構成の成形品製造方法では、型締め工
程で型締めされた金型本体のキャビティ内に成形材料充
填工程で溶融した成形材料が充填される。さらに、キャ
ビティ内に充填された成形材料は硬化工程で硬化され、
更に、型開き工程で硬化した成形材料、すなわち、溶融
した成形材料がキャビティの形状に対応して硬化するこ
とで形成された成形品が金型本体から取り出される。
【0033】このようにして形成された成形品は、これ
を成形する金型本体内に有底筒形状の第1コア型が設け
られているため、少なくとも、成形品の外表面のうち、
第1コア型の開口端側に対応するする部分で開口した筒
状部が成形品に形成される。
【0034】ところで、成形品を製造する金型のうち、
上述した第1コア型には略棒状の検出部材が設けられて
いる。この検出部材は一端が第1コア型の内部で第1コ
ア型に固定されており、他端側は第1コア型の開口端か
ら突出し、金型本体内外(すなわち、金型本体内部若し
くは金型本体外部)のキャビティとは異なる部位へ延出
されている。
【0035】ここで、本成形品製造方法では、型締め工
程終了後から型開き工程までの間に検出部材位置検出工
程が設定されており、この検出部材位置検出工程では、
検出部材の他端側の位置が検出される。
【0036】すなわち、仮に、第1コア型がキャビティ
内の正規の位置にいない場合には、キャビティとは別の
部位における検出部材の正規の位置(所定の位置)に検
出部材が存在しない。したがって、検出部材が正規の位
置にあるか否かを検出することで第1コア型がキャビテ
ィ内の正規の位置にあるか否かを検出でき、これによ
り、成形材料が硬化して形成される成形品の正規の位置
に筒状部が形成されるか否か、又は、成形品の正規の位
置に筒状部が形成されているか否かが検出される。
【0037】このように、本成形品製造方法では、検出
部材位置検出工程で成形品の正規の位置に筒状部が形成
されるか否か、若しくは、成形品の正規の位置に筒状部
が形成されているか否かを判定できるため、成形終了後
において筒状部が正規の位置に形成されているか否かを
判定する検査工程をなくすことができる。
【0038】なお、本発明の成形品製造方法で成形する
成形品の成形材料に関しては、金型本体のキャビティに
充填される際に溶融していればその材質についてはなん
ら限定するものではなく、合成樹脂材でもよいし金属材
料でもよい。また、キャビティへ充填する際に成形材料
は溶融していなければならないが、この溶融状態で成形
材料は完全な液状でなくてもよい。
【0039】また、本成形品製造工程で用いる金型は、
1つの第1コア型を備える構成であってもよいし、複数
の第1コア型を備える構成であってもよい。複数の第1
コア型を備える構成の場合、これらの第1コア型は各々
が別の筒状部を形成する構成であってもよいし、複数の
第1コア型で形成した筒状部の少なくとも何れか一対の
筒状部が互いに連通する構成としてもよい。
【0040】さらに、本成形品製造方法で用いる金型の
第1コア型は、予め金型本体に固定されている構成でも
よいし、金型本体に対して移動可能に第1コア型を設け
て方締め工程前若しくは型締め工程後に第1コア型を移
動させてキャビティ内の所定位置に第1コア型を配置す
る構成であってもよい。
【0041】また、本成形品製造方法で用いる金型は、
1つの第1コア型を備える構成でもよいし、複数の第1
コア型を備える構成でもよい。複数の第1コア型を備え
る構成の場合、複数の第1コア型は成形品にそれぞれ独
立した筒状部を形成する構成でもよいし、何れかの第1
コア型が対となり、互いに連通した筒状部を形成する構
成でもよい。
【0042】
【発明の実施の形態】<本実施の形態の構成>図1に
は、本発明の一実施の形態に係る成形金型10の構成が
断面図によって示されている。
【0043】この図に示されるように、本成形金型10
により成形される成形品としての樹脂成形品12は、例
えば、モータの回転力でインペラを回転させ、このイン
ペラの回転で循環水路や貯水タンク等から洗浄液や冷却
水等の液体を吸入し、更に、他の流路へ供給するモータ
ポンプのハウジングに用いられる。
【0044】図1に示されるように、この樹脂成形品1
2は有底筒形状の外周壁14を備えており、更に、この
外周壁14の内側には仕切壁16が形成されている。こ
の仕切壁16により仕切られた外周壁14内の空間の一
方は上述したモータ等を収容するための収容部18とさ
れている。これに対し、仕切壁16により仕切られた外
周壁14内の空間の他方は上述した洗浄液や冷却水等の
液体が流れる筒状部としての連通路20とされている。
【0045】連通路20の一端は収容部18の開口端側
にて開口している。これに対し、連通路20の他端側は
収容部18の底部22側にて収容部18とは反対側へ向
けて略直角に屈曲している。この連通路20の屈曲部分
に対応して外周壁14の一部が開口していると共に、こ
の開口部分に対応して内部が底部22の一部を構成する
筒状の接続部24が形成され、この接続部24の先端部
にて連通路20の他端部が開口している。
【0046】以上の構成の樹脂成形品12を形成する成
形金型10は、可動型板32を備えている。この可動型
板32は受板やスペーサブロック等を介して可動側取付
板上に取付ボルト等によって締結固定され、可動側取付
板上での固定状態で成形装置(例えば、射出成形装置)
のダイプレート(以上、符号無きものは図示省略)にセ
ットされる。この可動型板32の表面34には樹脂成形
品12の接続部24が形成された側の外周壁14に対応
したキャビティ36が形成されている。
【0047】また、このキャビティ36の底面には樹脂
成形品12の接続部24に対応してキャビティ38が形
成されている。このキャビティ38の底部には、内径寸
法がキャビティ38の内径寸法よりも充分に小さなコア
挿入孔40がキャビティ38に対して同軸的に形成され
ている。このコア挿入孔40には第2コア型としての入
れ子42が入り込んでいる。
【0048】入れ子42は外径寸法がコア挿入孔40の
内径寸法よりも極僅かに小さな略円柱形状に形成されて
おり、入れ子42の基端側がコア挿入孔40に嵌合した
状態で、例えば、取付ボルト等の締結手段により入れ子
42が可動型板32へ一体的に固定されている。この入
れ子42をキャビティ38内に設けることによって筒状
の接続部24が形成されるようになっている。
【0049】一方、可動型板32のキャビティ36側に
は可動型板32と共に金型本体を構成する固定型板44
が配置されている。この固定型板44は直接或いは間接
的に固定側取付板上に取付ボルト等によって締結固定さ
れ、固定側取付板上での固定状態で成形装置(例えば、
射出成形装置)のダイプレート(以上、符号無きものは
図示省略)にセットされる。
【0050】この固定型板44の可動型板32と対向す
る側の表面46には、樹脂成形品12の接続部24が形
成された側とは反対側の外周壁14に対応したキャビテ
ィ48が形成されている。このキャビティ48は型締め
の状態で上述したキャビティ36に連通するさらに、こ
の固定型板44には湯口50が形成されている。この湯
口50は一端がキャビティ48で開口していると共に他
端が固定型板44の表面46とは異なる部位の面(例え
ば、表面46とは反対側の面)で開口している。この湯
口50の他端は固定側取付板に設けられたスプルブシュ
52(図2参照)に対応して形成されており、このスプ
ルブシュ52の内部に連通し、スプルブシュ52及び射
出成形装置であれば射出装置等を介してホッパから成形
材料としての合成樹脂材(図2参照)が供給されること
でキャビティ48やキャビティ36内に合成樹脂材を充
填できるようになっている。
【0051】また、固定型板44と可動型板32との間
には、可動型板32や固定型板44と共に金型本体を構
成するスライドコア58が設けられている。スライドコ
ア58は樹脂成形品12の底部22に対応して設けられ
ており、スライドコア58の側面60によって底部22
の外面を形成する。また、スライドコア58は可動型板
32と固定型板44との対向方向に沿ってその一部がキ
ャビティ36及びキャビティ48にラップしている(重
なり合っている)。これにより、底部22を介して収容
部18とは反対側にも外周壁14が形成される。
【0052】一方、可動型板32と固定型板44との間
にはスライドコア58の側面60に対向して可動部とし
てのスライドコア62が設けられている。このスライド
コア62は略ブロック状の本体64を備えている。この
本体64はキャビティ36を介してスライドコア58と
は反対側で可動型板32に形成されたスライド面66上
に配置されている。このスライド面66は収容部18の
開口方向に対して平行な平面とされており、このスライ
ド面66上で本体64(すなわち、スライドコア62)
は収容部18の開口方向に対して平行にスライドでき
る。
【0053】また、本体64にはコア部68が形成され
ている。コア部68は本体64からスライドコア58側
へ向けて突出する如く形成されており、その外形状は収
容部18の内形状に対応している。
【0054】さらに、コア部68の可動型板32側には
第1コア型としての入れ子70が設けられている。この
入れ子70は収容部18の開口方向と同方向及びその反
対方向に対して長手方向(軸方向)とされた棒状に形成
されている。また、この入れ子70の先端部はスライド
コア58側に対して可動型板32側へ所定角度(例え
ば、45度)傾斜した斜面72とされている。これに対
し、入れ子42の先端部は固定型板44側に対してスラ
イドコア62の本体64側へ向けて傾斜した斜面74と
されている。
【0055】斜面74の傾斜角度は連通路20の一端側
での開口方向に対する他端側での開口方向の角度から上
述した斜面72の傾斜角度を差し引いた角度であり、基
本的に型締めの状態では斜面72と斜面74とが互いに
当接する。斜面72、74が互いに当接した入れ子4
2、70によって貫通方向中間部が屈曲した連通路20
が形成される構成である。
【0056】この入れ子70はその基端側が本体64に
設けられた保持部76に嵌挿されており、保持部76を
介して本体64へ一体的に取り付けられている。したが
って、入れ子70はスライドコア62と共に一体的にス
ライドする。
【0057】ここで、入れ子42が基本的に柱状である
のに対して入れ子70は基端側部で開口した略筒形状と
されており、その内部には外径寸法が入れ子70の内径
寸法よりも充分に小さな検出部材としての検出ロッド7
8の基端側が入れ子70に対して略同軸的に収容されて
いる。
【0058】この検出ロッド78の基端部は入れ子70
の内底部に形成された嵌合孔80に嵌め込まれて入れ子
70に対して一体的に固定されている。なお、本実施の
形態では、検出ロッド78の基端部を入れ子70の嵌合
孔80に嵌め込む構成であるが、例えば、嵌合孔80に
雌ねじ部を形成すると共に検出ロッド78の先端側に雄
ねじ部を形成し、検出ロッド78の先端側と嵌合孔80
とを螺合させて検出ロッド78を入れ子70へ一体的に
固定する構成であってもよい。
【0059】これに対し、この検出ロッド78の他端側
は、入れ子70の基端部での開口端から更に延出され、
本体64内に形成されたロッド収容部82内に入り込ん
でいる。また、検出ロッド78の他端部近傍にはマグネ
ット84が固定されており、その周囲に所定の磁界を形
成している。
【0060】また、このマグネット84に対応してロッ
ド収容部82内には位置検出手段としての磁気センサ8
6が配置されている。この磁気センサ86はロッド収容
部82の内壁に直接或いは支持体等を介して間接的に固
定されている。磁気センサ86はホールセンサや磁気抵
抗素子等により構成されており、マグネット84が形成
する磁界を検出すると共に、この磁界の変化に対応した
電気信号を出力できるようになっている。
【0061】なお、本実施の形態では、位置検出手段に
磁気センサ86を適用した構成であるが、位置検出手段
の構成は磁気センサ86に限定されるものではなく、直
接或いは間接的に検出ロッド78の他端部の変位を検出
できる構成であればよい。
【0062】この磁気センサ86はロッド収容部82の
内部と本体64の外側とを連通する連通孔88に通され
たコード90や更には図示しないコンピュータ等を介し
てモニタ92へ電気的に接続されており、磁気センサ8
6からの電気信号に基づいた情報をモニタ92に表示で
きるようになっている。
【0063】<本実施の形態の作用、効果>次に、本成
形金型10を用いた樹脂成形品12の成形方法、すなわ
ち、本発明の一実施の形態に係る成形品製造方法の説明
を通して本実施の形態の作用並びに効果について説明す
る。
【0064】本成形金型10で樹脂成形品12を成形す
る際には、先ず、図2に示されるように、型締め工程で
可動型板32、固定型板44、スライドコア58、及び
スライドコア62が型締めされる。
【0065】次いで、図3に示されるように、成形材料
充填工程としての樹脂材充填工程では、例えば、図示し
ないホッパから溶融した若しくはペレット状の合成樹脂
材がスプルブシュ52へ送られる。合成樹脂材がペレッ
ト等の固体の場合には、スプルブシュ52へ送られる直
前にヒータ等の熱で合成樹脂材が溶融される。したがっ
て、スプルブシュ52に供給された合成樹脂材は基本的
に溶融している。また、溶融した合成樹脂材はスプルブ
シュ52からキャビティ48内へ所定の圧力で供給さ
れ、更に、キャビティ48からキャビティ36、キャビ
ティ38へと合成樹脂材が供給されて充填される。
【0066】所定量の合成樹脂材がキャビティ36、3
8、48内に充填されると、合成樹脂材の供給が停止さ
れて図4に示されるように硬化工程としての冷却工程で
合成樹脂材が冷却され、これにより溶融していた合成樹
脂材が硬化する。
【0067】このようにして、合成樹脂材が冷却されて
硬化した後に、図5に示される型開き工程で固定型板4
4に対して可動型板32を移動させると共に、スライド
コア58、62をスライドさせて硬化した合成樹脂材5
4、すなわち、樹脂成形品12が取り出される。
【0068】このようにして、本成形金型10により樹
脂成形品12が成形されるが、本成形金型10を用いた
成形方法、すなわち、本発明の一実施の形態に係る成形
品の成形方法では、上述した樹脂材充填工程から冷却工
程にかけて併行してシャフト位置検出工程が行なわれ
る。
【0069】すなわち、図6の二点鎖線で示されるよう
に、基本的に入れ子70はその先端の斜面72が入れ子
42の斜面74に当接しているはずである。しかしなが
ら、合成樹脂材を充填する際の成形圧力のかかり具合等
の様々な要因により、例えば、保持部76のスライドコ
ア58側の開口縁76Aを支点にして検出ロッド78が
撓み(変形し)、これにより、検出ロッド78の先端部
が図6の寸法Dだけ変位すると、斜面72は斜面74か
ら離れてしまい、斜面72と斜面74との間の隙間94
に溶融した合成樹脂材が入り込んでしまう。この隙間9
4に入り込んだ合成樹脂材はそのまま硬化して連通路2
0内のバリとして残ったり、更には、この隙間94に入
り込んだまま硬化した合成樹脂材が連通路20の中間部
で連通路20を塞いでしまったりする。
【0070】ここで、上記のように開口縁76Aを支点
に入れ子70が撓んでその先端部が予め規定された位置
(すなわち、斜面72が斜面74へ当接できる位置)か
ら変位すると、検出ロッド78の一端側が入れ子70の
先端側と共に変位する。
【0071】但し、入れ子70は例えば成形圧力等によ
り撓められるが、入れ子70の内径寸法よりも外径寸法
が充分に小さな検出ロッド78には基本的に入れ子70
を撓める外力が作用しないため検出ロッド78が撓むこ
とはない。したがって、入れ子70は開口縁76Aを支
点に撓んでその先端側が変位することで、検出ロッド7
8は開口縁76Aに対応した部分を中心にして回動する
(図6の二点鎖線状態に対する実線状態)。
【0072】このように、検出ロッド78はその長手方
向中間部の所定位置(開口縁76Aに対応した部分)を
中心にして回動することで、当然、検出ロッド78の他
端部もその回動方向へ図6の寸法Eだけ変位する。
【0073】上述したように、検出ロッド78の他端部
近傍にはマグネット84が取り付けられており、検出ロ
ッド78と共にマグネット84が回動変位する。このマ
グネット84の回動変位により、磁気センサ86に対す
るマグネット84が形成する磁界が変動する。この磁界
の変動は磁気センサ86により検出され、この磁界の変
動に基づいた電気信号が直接或いはコンピュータ等を介
して間接的にモニタ92へ送られる。したがって、モニ
タ92を適宜に確認することにより検出ロッド78が変
位したか否か、すなわち、斜面72が斜面74から離間
して隙間94が形成されたか否かが確認できる。
【0074】以上のシャフト位置検出工程を行なうこと
で、樹脂成形品12の成形が終了するまでの間に隙間9
4が形成されることにより生じるバリ等が形成されてい
るか否かを確認できるため、樹脂成形品12を成形金型
10から取り出した後に、連通路20内にバリ等が形成
されているか否かを判定するための検査工程が不要とな
る。
【0075】また、本成形金型10を用いた成形方法で
は、上記のように隙間94が形成されているか否かを成
形工程中(樹脂材充填工程から冷却工程にかけての間)
に判定できるため、連通路20内にバリ等が形成される
ことによる不良品は成形中の樹脂成形品12だけに止め
ることができ、型開き工程の後に入れ子70を交換する
等の手当てを施すことで、その後に不良品を発生させる
ことがない。このため、歩留まりを大幅に向上させるこ
とができ、その結果、コストを大幅に軽減できる。
【0076】さらに、入れ子70が撓んでいるか否かに
関しては、成形時における成形圧力や成形温度を監視す
ることで検出することも可能である。しかしながら、本
実施の形態では、入れ子70の変位を入れ子70と一体
の検出ロッド78の変位としてダイレクトに検出する構
成であるため、極めて信頼性が高く、確実に入れ子70
が撓んだか否か(変形したか否か)を検出できる。
【0077】なお、本実施の形態では、検出ロッド78
の長さに関しては特に説明しなかったが、検出ロッド7
8は開口縁76Aに対応する部分よりも一端側(嵌合孔
80側)の長さよりも、他端側(マグネット84側)の
方が長いことが好ましい。
【0078】すなわち、開口縁76Aに対応した部分を
中心に回動するのであれば、他端側を長くすることで、
検出ロッド78の回動周方向に沿った検出ロッド78の
一端部の変位量よりも他端部の変位量を大きくできる。
したがって、検出ロッド78の他端側を長くすること
で、検出ロッド78の一端側(すなわち、入れ子70の
先端部)の極僅かな変位をより一層確実に検出できる。
【0079】また、本実施の形態では、入れ子70の撓
みを検出することでモニタ92が形成されているか否か
を判定する構成であるが、例えば、入れ子42を設けず
に入れ子70だけで有底の孔(筒状部)を樹脂成形品1
2に形成する構成とした場合には、上記のように入れ子
70が撓んでいるか否かを検出することで樹脂成形品1
2の正規の位置に入れ子70による有底の孔が形成され
ているか否かを判定することもできる。
【0080】さらに、本実施の形態では、スライドコア
62に形成したロッド収容部82に検出ロッド78の他
端側を収容した構成であったが、検出ロッド78を本体
64の外部へ延出してもよい。
【0081】また、本実施の形態では、検出ロッド78
の他端部の変位を磁気センサ86で検出する構成であっ
たが、例えば、検出ロッド78の他端部にリンクやギヤ
等の変位量増幅手段を設けて、検出ロッド78の他端部
の変位を増幅して検出ロッド78以外の部材へ伝達し、
この検出ロッド78以外の部材の変位を検出する構成と
してもよい。
【0082】さらに、本実施の形態では、検出ロッド7
8の他端側の変位をモニタ92で監視する構成であった
が、例えば、モニタ92に代えて警報信号としての警報
光を発するランプや警報信号としての警報音を発するホ
ーン等の警報手段をコンピュータ等の制御手段を介して
磁気センサ86へ接続し、所定量以上の磁界の変動、す
なわち、所定量以上の入れ子70の変位を磁気センサ7
0が検出した際には、ランプやホーン等の警報手段から
警報光や警報音等の警報信号を発生させ、隙間94が生
じたことを周囲に知らせる構成としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る成形金型の構成を
示す断面図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る成形品製造方法の
なかの型締め工程を説明する断面図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係る成形品製造方法の
なかの成形材料充填工程を説明する断面図である。
【図4】本発明の一実施の形態に係る成形品製造方法の
なかの硬化工程を説明する断面図である。
【図5】本発明の一実施の形態に係る成形品製造方法の
なかの型開き工程を説明する断面図である。
【図6】第1コア型としての入れ子が撓んだ状態とこれ
に応じて検出部材が変位した状態を示す断面図である。
【符号の説明】
10 成形金型 12 樹脂成形品(成形品) 20 連通路(筒状部) 32 可動型板(金型本体) 36 キャビティ 38 キャビティ 42 入れ子(第2コア型) 44 固定型板(金型本体) 48 キャビティ 54 合成樹脂材(成形材料) 58 スライドコア(金型本体) 62 スライドコア(可動部) 70 入れ子(第1コア型) 78 検出ロッド(検出部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F202 AH17 AP20 CA11 CB01 CK54 CK81 4F206 AH17 AP20 JA07 JP01 JP11 JQ81

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャビティに溶融した成形材料が充填さ
    れる金型本体と、 有底筒形状に形成されて前記キャビティ内に設けられ、
    溶融した前記成形材料が硬化することで形成される成形
    品に、少なくとも一端が開口し且つ内周形状が自らの外
    周形状に対応した筒状部を形成する第1コア型と、 一端が前記第1コア型の内底部にて一体的に固定される
    と共に、他端側が前記第1コア型の開口端から突出して
    前記金型本体内外の前記キャビティとは別の部位へ延出
    された略棒状の検出部材と、 を備える成形金型。
  2. 【請求項2】 前記第1コア型の開口方向及びその反対
    方向へスライド自在に前記第1コア型を支持する可動部
    を備えることを特徴とする請求項1記載の成形金型。
  3. 【請求項3】 有底筒状に形成されると共に外底部が前
    記第1コア型の外底部に当接した状態で前記キャビティ
    内に設けられ、前記第1コアとで両端が開口した前記筒
    状部形成する棒状の第2コア型を備えることを特徴とす
    る請求項1又は請求項2記載の成形金型。
  4. 【請求項4】 前記第1コア型の軸方向に対して前記第
    2コア型の軸方向を交差させたことを特徴とする請求項
    3記載の成形金型。
  5. 【請求項5】 キャビティ内の所定位置に有底筒状の第
    1コア型が設けられた金型本体を型締めする型締め工程
    と、 前記キャビティ内に溶融した成形材料を充填する成形材
    料充填工程と、 前記キャビティ内に充填された前記成形材料を硬化させ
    る硬化工程と、 前記キャビティ内で前記成形材料が硬化することにより
    形成される成形品を前記金型本体から抜き取る型開き工
    程と、 を含めて構成されると共に、 略棒状に形成されると共に、一端が前記第1コア型の内
    側で前記第1コア型に一体的に固定され、他端が前記第
    1コア型の開口端から突出し、更に、前記金型本体内外
    の前記キャビティとは異なる部位へ延出された検出部材
    の前記他端側の位置を検出し、前記異なる部位内の正規
    の位置に前記検出部材の前記他端部が位置するか否かを
    判定する検出部材位置検出工程を、前記型締め工程終了
    後から前記型開き工程までの間に設定した、ことを特徴
    とする成形品製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013032033A (ja) * 2011-07-30 2013-02-14 Honda Motor Co Ltd 自動車の車体構造
CN108019375A (zh) * 2017-12-12 2018-05-11 嘉善卡固电气设备有限公司 一种风机一体叶及离心式风机和制造风机一体叶的模具

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