JP2003010715A - 粉砕装置 - Google Patents

粉砕装置

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JP2003010715A
JP2003010715A JP2001202625A JP2001202625A JP2003010715A JP 2003010715 A JP2003010715 A JP 2003010715A JP 2001202625 A JP2001202625 A JP 2001202625A JP 2001202625 A JP2001202625 A JP 2001202625A JP 2003010715 A JP2003010715 A JP 2003010715A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブロアで吐き出す粉砕機において、粉砕片の
大きさを均一にでき、かつ粉砕片の大きさを設定するた
めの調整時間が短い粉砕装置を提供する。 【解決手段】 ホッパの開口部に対面し開口部から投入
した被粉砕物を粉砕する1次粉砕室と、粉砕された粉砕
片を外部に排出するブロア室とを備えた粉砕装置におい
て、1次粉砕室とブロア室との間に設けて1次粉砕室で
粉砕した粉砕片を再度粉砕する2次粉砕室と、1次粉砕
室内部、2次粉砕室内部、1次粉砕室と2次粉砕室との
間、及び2次粉砕室とブロア室との間、の少なくともい
ずれか1個所に設けた粉砕片滞留手段とを備えた構成と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粉砕装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】剪定された枝葉や樹木、或いは間伐材等
の有効利用法として、枝葉や樹木を粉砕して細かいチッ
プにし、公園や遊歩道路等に敷き込み夏季の乾燥を防止
したり、チップを木の回りに堆肥として敷き樹木の育成
を助けるという利用法がある。そして、近年、枝葉及び
樹木を細かく粉砕するための粉砕機の需要が高まってい
る。図13,14に、自走式枝葉木粉砕機の側面図、平
面図を示す。自走式台車1の前部に、原動機13が配設
され、原動機13の後方に、粉砕装置2が配設されてい
る。原動機13のクランク軸に設けられたプーリ52
と、粉砕装置2の主軸48に設けられたプーリ52と
は、ベルト53で連結されている。自走式台車1の左後
部(シュレッダホッパ3の左側)には、走行及び操向を
操作するための、操作盤9が配設されている。粉砕装置
2のブロア7の粉砕片排出口60には、シュータ8が取
着され、粉砕片は、シュータ8の排出口12から排出さ
れる。粉砕装置2は、図13の断面DD図の図15に示
すように、シュレッダ4、チッパ6、ブロア7、主軸4
8、ケース49を有している。主軸48の前進方向右部
にシュレッダ4、前進方向左部にチッパ6、シュレッダ
4とチッパ6の間にブロア7がそれぞれ配設され、全体
をケース49に収納されている。粉砕装置2のシュレッ
ダ4の後部には、送りローラ61を備えたシュレッダホ
ッパ3が、後上方に向けて開口して取着されている。粉
砕装置2のチッパ6の前進方向左外部には、送りローラ
62を備えたチッパホッパ5が、左上方に向けて開口し
て取着されている。
【0003】上記構成において、粉砕装置2は、ベルト
53を介して、原動機13の動力により駆動される。シ
ュレッダホッパ3は、投入された枝葉を送りローラ61
によりシュレッダ4に送り込む。シュレッダ4は、送り
込まれた枝葉を粉砕し、粉砕された粉砕片はブロア7に
より粉砕片排出口60から粉砕装置2の外部へ排出され
る。チッパホッパ5は、投入された枝木を送りローラ6
2によりチッパ6に送り込む。チッパ6は、送り込まれ
た枝木を粉砕し、粉砕片をチッパ6の裏側に配設された
ブロア7に排出する。粉砕片は、ブロア7によって粉砕
片排出口60からシュータ8を通って排出口12から放
出される。操作盤9に配設されたスロットルレバーによ
って原動機13の出力を加減し、前後進レバーによって
前進・後進・停止を、操向レバーによって左右への操向
を操作し、自走式枝葉木粉砕機を走行させる。また、シ
ュレッダホッパ3の送りローラ61及びチッパホッパ5
の送りローラ62は、送りローラレバーにより駆動・停
止が行われる。なお、スロットルレバー、前後進レバ
ー、操向レバー、送りローラレバーは図示されていな
い。
【0004】図16は粉砕装置2の内部構成を示す。シ
ュレッダ4は、主軸48に軸方向に沿って異なる位置に
設けられ、かつ半径方向に延在する複数の連結部材54
と、各連結部材54を介して主軸48に平行に連結され
た複数の粉砕刃保持部材55と、各粉砕刃保持部材55
に回転自在に取着された複数の粉砕刃56等によって構
成され、ケース49に収納されている。ケース49の前
進方向後部は、シュレッダ4の両端の連結部材54の外
側幅と対応して開口されており、前記開口部にシュレッ
ダホッパ3が取着されている。シュレッダ4は、比較的
小さな枝葉を大量に粉砕するのに適しており、シュレッ
ダホッパ3から投入された枝葉は回転する粉砕刃56に
よって打撃され粉砕される。
【0005】チッパ6は、円板体57及び鉋刃58を有
し、主軸48の前進方向左端部近傍に円板体57が固着
され、円板体57の外側(前進方向左側)には鉋刃58
が取り付けられている。円板体57には、ケース49の
前進方向左側面には、円板体57が回転したとき鉋刃5
8が通過する位置に対応して開口部が設けられており、
この開口部にチッパホッパ5が取着されている。チッパ
6は、比較的大径の枝木を粉砕するのに適しており、主
に、シュレッダ4では粉砕できない大きな枝木を粉砕す
るために使用される。チッパホッパ5から投入された枝
木は、鉋刃58によって切削されて粉砕され鉋刃58に
沿って設けられた長孔(図示せず)を通過して円板体5
7の裏側(鉋刃58が取着されている面の反対側)へ排
出される。
【0006】ブロア7は、主軸48及び円板体57に複
数のファンブレード63を固着して構成されている。フ
ァンブレード63は、主軸48を中心にして周方向に等
分した位置に配置されており、主軸48から半径方向に
延在し、かつ円板体57に対して垂直に設けられてい
る。ケース49の、ファンブレード63の外周に対応す
る部分は円筒形状に形成されており、その上部に粉砕片
排出口60が取着されている。ブロア7は、シュレッダ
ホッパ3の開口部から空気を吸入し、粉砕片排出口60
から吐き出す。これによって発生する風と共に、シュレ
ッダ4またはチッパ6で粉砕された粉砕片を粉砕装置2
の外部へ排出しシュータ8により所望の方向へ放出す
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
シュレッダ4の従来技術には、次のような問題がある。
チッパ6は鉋刃58により切削するという方式であり、
粉砕片の大きさは一定しているが、樹木をチッパホッパ
5に整列して投入する必要があるので粉砕能率がよくな
いという特徴がある。一方、シュレッダ4による粉砕
は、シュレッダホッパ3の間口を大きくでき、枝葉及び
樹木のシュレッダホッパ3に投入する姿勢に制約がない
ために投入容易になって大量に投入でき、チッパ6に比
較して粉砕能率が優れている。しかしながら、シュレッ
ダ4による粉砕は、シュレッダホッパ3から投入された
枝葉及び樹木を粉砕刃56により叩き砕くという粉砕方
式であり、粉砕片の大きさが一定しないという特徴があ
る。そして、粉砕片が不均一であると粉砕片を敷き均し
た時又は堆肥化時に外観がよくないという問題がある。
さらに、従来技術のシュレッダ4では、粉砕刃56の刃
先形状が1種類だけで、粉砕刃56の刃先及びケース4
9間の接近距離が大きいので、その接近距離の間を粉砕
片が大きな形状のまま通過し、排出口12から排出され
る場合が多い。そして、粉砕片が大きいと堆肥化時に醗
酵に時間がかかったり醗酵しないという問題がある。
【0008】また、従来、粉砕片の大きさを小さく揃え
る場合の粉砕機構造として、穴の開いたスクリーンを用
いたものがある。これも、粉砕刃で叩き砕く粉砕方式で
あるが、最初に叩き砕かれた粉砕片は粉砕ケース内に引
込まれ後、ケース底部に設けられたスクリーンの穴より
も小さな粉砕片になるまで砕かれ、スクリーンの穴を通
過できる大きさになったところで、スクリーンの穴から
排出される。この方式は、粉砕片の大きさを変更するに
は穴サイズの異なるスクリーンと組替える必要がある。
さらに、ブロアで排出口から吐き出すことが構造上難し
いため粉砕片の排出はスクリーンから外に落下させるだ
けとなり、スクリーンが目詰まりする問題もある。
【0009】本発明は、上記の問題に着目してなされた
ものであり、ブロアで吐き出す粉砕機において、粉砕片
の大きさを均一にでき、かつ粉砕片の大きさを設定する
ための調整時間が短い粉砕装置を提供することを目的と
している。
【0010】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】上記の目
的を達成するために、第1発明は、ホッパの開口部に対
面し開口部から投入した被粉砕物を粉砕する1次粉砕室
と、粉砕された粉砕片を外部に排出するブロア室とを備
えた粉砕装置において、1次粉砕室とブロア室との間に
設けて1次粉砕室で粉砕した粉砕片を再度粉砕する2次
粉砕室と、1次粉砕室内部、2次粉砕室内部、1次粉砕
室と2次粉砕室との間、及び2次粉砕室とブロア室との
間、の少なくともいずれか1個所に設けた粉砕片滞留手
段とを備えた構成としている。
【0011】第1発明によると、粉砕片滞留手段により
粉砕片の流れは一旦塞き止められる状態になり、粉砕片
の粉砕室に滞留する時間が長くなる。これにより、粉砕
される回数が増加するので粉砕片はより均一に細かく確
実に粉砕される。そして、細かくなった粉砕片から順次
粉砕室内の空気の流れに乗ってブロア室へ流れ排出され
る。
【0012】第2発明は、第1発明に基づき、粉砕片滞
留手段は、2次粉砕室とブロア室との間に設けた邪魔板
とする構成としている。
【0013】第2発明によると、2次粉砕室とブロア室
間に設けられた邪魔板により2次粉砕室からブロア室へ
の粉砕片の流れは一旦塞き止められる状態になり、粉砕
片の2次粉砕室内に滞留する時間が長くなる。これによ
り、粉砕される回数が増加するので粉砕片はより均一に
細かく確実に粉砕される。そして、細かくなった粉砕片
から順次粉砕室内の空気の流れに乗って邪魔板を乗越え
てブロア室へ流れ排出される。
【0014】第3発明は、第1発明に基づき、粉砕片滞
留手段は、1次粉砕室からブロア室にわたって徐々に小
さくなる断面形状を有する2次粉砕室とする構成として
いる。
【0015】第3発明によれば、2次粉砕室のケース内
面の断面形状がブロア室に向かって徐々に小さくなって
いるので、2次粉砕室からブロア室への粉砕片の流れは
徐々に小さくなり、粉砕片の2次粉砕室内に滞留する時
間が長くなる。これにより、粉砕される回数が増加する
ので粉砕片はより均一に細かく確実に粉砕される。そし
て、細かくなった粉砕片から順次粉砕室内の空気の流れ
に乗って邪魔板を乗越えてブロア室へ流れ排出される。
【0016】第4発明は、ケースで覆われ被粉砕物を粉
砕する粉砕室と、粉砕室に被粉砕物を投入するホッパ開
口部と、粉砕された粉砕片を外部に排出するブロア室
と、粉砕室のホッパ開口部側からブロア室側にわたる軸
心方向に沿う軸を中心にして回転自在に設けられた粉砕
刃とを有し、被粉砕物を粉砕刃とケース側との接近距離
間で挟撃して粉砕する粉砕装置において、ホッパ開口部
側の接近距離よりもブロア側の接近距離の方を小さく設
定する接近距離調整手段を備えた構成としている。
【0017】第4発明によると、ホッパ開口部側の接近
距離を大きくし、ブロア室側に近づくにしたがって接近
距離を小さくする。これにより、ホッパ開口部側では大
量の被粉砕物を迅速に粉砕して減容するので優れた粉砕
能率が得られる。また、ブロア側では接近距離を小さく
して粉砕片を確実に粉砕するので粉砕物をより細かく均
一に粉砕できる。
【0018】第5発明は、第4発明に基づき、接近距離
調整手段は、ホッパ開口部側よりもブロア室側の粉砕刃
の回転半径を大きくして接近距離を小さくする粉砕刃と
する構成としている。
【0019】第5発明によると、回転半径が小さい粉砕
刃をホッパ開口部側に、大きい粉砕刃をブロア室側に配
置する。これにより、ブロア室側の接近距離がホッパ開
口部側よりも小さくなり、ブロア室側で粉砕片が粉砕さ
れないで接近距離間を通過することがないので粉砕片を
より細かく均一に粉砕できる。
【0020】第6発明は、ケースで覆われ被粉砕物を粉
砕する粉砕室と、粉砕室に被粉砕物を投入するホッパ開
口部と、粉砕された粉砕片を外部に排出するブロア室
と、粉砕室のホッパ開口部側からブロア室側にわたる軸
心方向に沿う軸を中心にして回転自在に設けられた粉砕
刃とを有し、被粉砕物を粉砕刃とケース側との接近距離
間で挟撃して粉砕する粉砕装置において、粉砕刃の回転
により発生する挟撃回数をホッパ開口部側よりもブロア
室側の方を多く設定する挟撃回数設定手段を備えた構成
としている。
【0021】第6発明によると、粉砕刃が回転したとき
に粉砕刃とケース側との間で挟撃される回数は、ホッパ
開口部側を少なく、ブロア室側を多く設定する。これに
より、ホッパ開口部側では大量の被粉砕物を迅速に粉砕
して減容するので優れた粉砕能率が得られる。また、ブ
ロア室側では挟撃回数を多くするので粉砕物をより細か
く均一に粉砕できる。
【0022】第7発明は、第6発明に基づき、挟撃回数
設定手段は、ケース内側に粉砕室の略軸心方向に沿って
ホッパ開口部側よりもブロア室側に多く配設した胴体刃
とする構成としている。
【0023】第7発明によると、胴体刃をホッパ開口部
側で疎に、ブロア室側で密に数多く配置する。これによ
り、ブロア室側で粉砕片の挟撃回数が多くなるので粉砕
物をより細かく均一に粉砕できる。
【0024】第8発明は、第6発明に基づき、挟撃回数
設定手段は、ホッパ開口部側よりもブロア室側に多く配
設した粉砕刃とする構成としている。
【0025】第8発明によると、粉砕刃をホッパ開口部
側で疎に、ブロア室側で密に数多く配置する。これによ
り、ブロア室側で粉砕片の挟撃回数が多くなるので粉砕
物をより細かく均一に粉砕できる。
【0026】第9発明は、被粉砕物を粉砕する粉砕室
と、粉砕室に被粉砕物を投入するホッパ開口部と、粉砕
された粉砕片を外部に排出するブロア室と、粉砕室のホ
ッパ開口部側からブロア室側にわたる軸心方向に沿う軸
を中心にして回転自在に設けられた粉砕刃とを備えた粉
砕装置において、ブロア室直前の粉砕刃は、軸心に軸支
された主軸と一体回転する固定刃とする構成としてい
る。
【0027】第9発明によると、ブロア室直前の粉砕刃
を主軸と一体回転する固定刃とするので、固定刃とケー
ス側との間の接近距離間に大きな粉砕片が挟まれたとき
でも、固定刃が逃げることなく確実に粉砕片を粉砕する
のでより細かく均一に粉砕できる。
【0028】第10発明は、被粉砕物を粉砕刃により粉
砕する粉砕室と、粉砕された粉砕片を外部に排出するブ
ロア室と、粉砕室側からブロア室側にわたる軸心に軸支
された主軸と、主軸と一体回転する連結部材と、連結部
材上に取り付けられ粉砕刃が軸着された粉砕刃保持部材
とを有する粉砕装置において、連結部材の所定位置に設
けたネジ及び粉砕刃保持部材を嵌挿し複数の孔を設けた
板を付設し、ネジと複数の孔から選択した孔位置とにボ
ルトを挿通して粉砕刃保持部材を連結部材に取り付け粉
砕刃の位置を変更する粉砕刃位置変更機構を備えた構成
としている。
【0029】第10発明によると、複数の孔から任意に
選択する孔位置により粉砕刃保持部材の連結部材に対す
る位置を変更できるので、粉砕刃と粉砕室側との接近距
離を任意に変更できる。これにより、被粉砕物の大き
さ、硬軟により接近距離を簡単に変更でき、また粉砕刃
が摩耗したときに簡単に接近距離調整できるので、粉砕
片の大きさを設定するための調整時間が短い粉砕装置が
得られる。
【0030】第11発明は、ケースで覆われ被粉砕物を
粉砕する粉砕室と、粉砕室に被粉砕物を投入するホッパ
開口部と、粉砕された粉砕片を外部に排出するブロア室
と、粉砕室のホッパ開口部側からブロア室側にわたる軸
心方向に沿う軸を中心にして回転自在に設けられた粉砕
刃とを備えた粉砕装置において、ケースの断面を多角形
とし、ケース内側で粉砕室の略軸心方向に沿って配設さ
れケースの多角形の辺上の周方向にスライド自在の胴体
刃を備えた構成としている。
【0031】第11発明によると、胴体刃をケースの周
方向にスライドさせて粉砕刃と胴体刃との間の接近距離
を調整する。これにより、被粉砕物の大きさ、硬軟によ
り接近距離を簡単に変更でき、また粉砕刃が摩耗したと
きに簡単に接近距離調整できるので、粉砕片の大きさを
設定するための調整時間が短い粉砕装置が得られる。
【0032】第12発明は、粉砕室とブロア室との間に
粉砕片が通過する通路の面積を狭める邪魔板を備えた第
4,5,6,7,8,9,10又は11発明の粉砕装置
としている。
【0033】第12発明によると、粉砕室とブロア室間
に設けられた邪魔板により粉砕室からブロア室への粉砕
片の流れは抑制され粉砕片の粉砕室内に滞留する時間が
長くなる。これにより、粉砕される回数が増加するので
粉砕片はより均一に細かく確実に粉砕される。
【0034】第13発明は、1次粉砕室からブロア室に
わたって断面積が徐々に小さくなる2次粉砕室の断面形
状を備えた請求項4,5,6,7,8,9,10又は1
1記載の粉砕装置としている。
【0035】第13発明によると、粉砕室の断面積が徐
々小さくなることにより粉砕室からブロア室への粉砕片
の流れは抑制され粉砕片の粉砕室内に滞留する時間が長
くなる。これにより、粉砕される回数が増加するので粉
砕片はより均一に細かく確実に粉砕される。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、図1〜12を参照しなが
ら、本発明に係る実施形態を詳細に説明する。なお、図
1〜12の構成要素のうち、図13〜16で説明した構
成要素と同一要素には同一符号を付し、説明を省略す
る。図1に本発明に係わるシュレッダ78の実施形態を
示す。シュレッダ78は、第1粉砕刃71、第2粉砕刃
72、粉砕刃保持部材55、連結部材54、邪魔板7
5、支持板76、胴体刃77を有している。シュレッダ
ホッパ3の開口部79に対向する幅分だけ、第1粉砕刃
71が粉砕刃保持部材55に取り付けてある。また、開
口部79とブロア7との間の密閉された非開口部80内
には、第2粉砕刃72が粉砕刃保持部材55に取り付け
てある。第1粉砕刃71、第2粉砕刃72による粉砕室
を1次粉砕室73、2次粉砕室74と呼び、ブロア7が
配設され粉砕片排出口60に連通する部屋をブロア室7
0とそれぞれ呼ぶ。
【0037】2次粉砕室74とブロア室70との間に
は、円環状の邪魔板75がブロア7の回転面の外周部を
塞ぐように円筒形のケース49の内周面に取り付けてあ
る。邪魔板75は、粉砕片の粉砕室内での滞留時間を長
くさせる粉砕片滞留手段となる。また、ケース49の内
周面に、ケース49の軸心方向に沿って複数の直方体の
胴体刃77が取り付けてある。胴体刃77は、第1,2
粉砕刃71,72の刃先との間で被粉砕物の枝葉及び木
材を粉砕する。
【0038】図2は、図1の断面AA図であり2次粉砕
室74の断面を表している。図2に示すように、邪魔板
75は、開口部79を除いた全周にわたって複数の支持
板76によりケース49に取り付けてある。また、胴体
刃77は、ケース49の内周面の10個所にボルト69
により取り付けてある。第2粉砕刃72は、連結部材5
4の4個所に取り付けられた粉砕刃保持部材55上に装
着されている。図3は、図1の断面BB図であり1次粉
砕室73の断面を表している。図3に示すように、第1
粉砕刃71は、連結部材54の4個所に取り付けられた
粉砕刃保持部材55上に装着されている。胴体刃77は
ケース49の内周面の6個所にボルト69により取り付
けてある。1次粉砕室73から2次粉砕室74を介して
ブロア室70の入口にわたってケース49の断面形状を
一定としている。図3の断面CC図である図4に示すよ
うに、胴体刃77は、1次粉砕室73内では疎に配列さ
れているが、2次粉砕室74では密に配列されている。
このように、密に配列された胴体刃77は、2次粉砕室
74で粉砕片が胴体刃77及び第2粉砕刃72により挟
撃される回数を多く設定する挟撃回数設定手段となる。
なお、粉砕刃71,72とケース49側との接近距離の
間で被粉砕物が挟まれて叩き砕かれることを挟撃と呼
ぶ。
【0039】図5に、第1粉砕刃71、第2粉砕刃72
の斜視図を示す。第2粉砕刃72の幅W2及び長さL2
は、第1粉砕刃71の幅W1及び長さL1よりもいずれ
も小さく設定している。幅W2は薄いので一定距離の間
で多くの第2粉砕刃72を配列し、刃先E2の数を多く
備えている。なお、第1,2粉砕刃71,72のケース
49の内壁に面する端面の稜線全部を刃先と呼ぶ。図6
に、第1,2粉砕刃71,72の刃先E1,E2と胴体
刃77とが最も接近したときの接近距離G1,G2を示
す。長さL2の方が長さL1よりも短いので第2粉砕刃
72の刃先E2を第1粉砕刃71の刃先E1よりも、よ
り胴体刃77に接近して配設している。このように、第
1,2粉砕刃71,72の長さL1,L2を小さく選択
すると粉砕刃先を胴体刃77により接近でき接近距離を
小さく調整する接近距離調整手段となる。
【0040】以上の構成を有する本実施形態の作動を説
明する。シュレッダホッパ3の開口部79に投入された
樹木は、開口部79の近傍で第1粉砕刃71により叩き
砕かれる。叩き砕かれた大きな粉砕片は、開口部79と
反対側に回り込み、第1粉砕刃71の刃先E1と胴体刃
77との間で小さな粉砕片に粉砕される。小さな粉砕片
は、ブロア7で吸引される空気流で2次粉砕室74に運
ばれる。小さな粉砕片は、2次粉砕室74内で、第2粉
砕刃72の刃先E2と胴体刃77との間の挟撃されさら
に小さく粉砕される。ブロア7で吸引された粉砕片は、
ブロア室70から粉砕片排出口60を介してシュータ8
の排出口12から排出される。
【0041】次に、作用及び効果を説明する。開口部7
9から投入された樹木は、第1粉砕刃71により粉砕さ
れるのみならず、開口部79の反対側に回り込み、第1
粉砕刃71の刃先E1と胴体刃77との間の接近距離間
に挟み込まれて粉砕される。ブロア7による空気の吸引
流及び主軸48の回転による遠心力により起こされる渦
巻流にのって粉砕片は2次粉砕室74に進入する。2次
粉砕室74の外周部には開口部79がなく密封されてい
るので、進入してきた全ての粉砕片は、第2粉砕刃72
の刃先E2と胴体刃77との間の接近距離間に挟み込ま
れてさらに小さく粉砕される。2次粉砕室74の接近距
離は、接近距離調整手段を構成する第2粉砕刃72によ
り1次粉砕室73よりも小さく設定されているので、粉
砕片が粉砕されずに接近距離の間を通過することがなく
確実に細かく粉砕される。このとき、邪魔板75により
渦巻流のブロア室70に向かう速度が抑制されるので、
粉砕片の2次粉砕室74内に滞留する時間が長くなり、
1次粉砕室73よりも多い本数の胴体刃77及び第2粉
砕刃72の刃先E2で粉砕される回数も多くなる。さら
に、第2粉砕刃72の幅W2が小さく薄いので、2次粉
砕室74の長さは短いものの多くの第2粉砕刃72を配
設してあるため、多くの刃先E2で多数回粉砕できる。
【0042】これにより、全ての粉砕片が2次粉砕室7
4の胴体刃77と第2粉砕刃72の刃先E2との接近距
離間を通過するので、粉砕片の大きさを、胴体刃77と
第2粉砕刃72の刃先E2との接近距離、第2粉砕刃7
2の刃先E2の数、胴体刃77の数で設定される大きさ
に均一化できる。
【0043】なお、本実施形態においては、長方形の第
2粉砕刃72の刃先E2とケース49の軸心方向に沿っ
て取り付けた胴体刃77との間の接近距離間で粉砕する
としている。第2粉砕刃72は、粉砕刃保持部材55に
回転自在に取り付けてあり、粉砕中は粉砕刃保持部材5
5を中心にして回転しながら粉砕しているが、図7に示
すように、支持板76の内側の小さい空間を利用して回
転しない固定刃81を取り付けてもよい。即ち、図7の
Y視図である図8に示すように、連結部材54の円周部
に回転しないL字型の固定刃81を複数個所取り付け、
その刃先82と支持板76の刃先83との間の接近距離
間で粉砕片を挟撃し粉砕する。これにより、小さい空間
を有効利用でき、かつ粉砕片をさらに小さく粉砕できる
のでコンパクトで優れた粉砕能率を有するシュレッダ4
が得られる。
【0044】また、本実施形態においては、第1,2粉
砕刃71,72は粉砕刃保持部材55に取り付けてあ
り、胴体刃77との接近距離を調整するときには、一旦
第1,2粉砕刃71,72を粉砕刃保持部材55から取
り外す必要があり、接近距離調整に時間がかかるので、
図9〜11に示すようなボルトを挿通させる孔位置を変
更するだけで接近距離調整できるようにしてもよい。即
ち、図9に示すように、連結部材82,83に第2粉砕
刃72を4本のボルト87で取り付ける。図10に図9
のP部詳細図を示す。粉砕刃保持部材86が回転自在に
嵌挿されている板84,85を4本のボルト87で連結
部材82,83に取り付ける。なお、粉砕刃保持部材8
6には、第2粉砕刃72が回転自在に取り付けてある。
図11に図10のZ視図を示す。連結部材82には、ボ
ルト87をねじ込む2個のネジ68,68がそれぞれ設
けてあり、板84には6個の孔a1,a2,a3,b
1,b2,b3がそれぞれ設けてある。各孔は、2個ず
つをセットとして利用し、孔a1,b1、孔a2,b
2、孔a3,b3の順で粉砕刃保持部材86及び胴体刃
77間の距離が徐々に短くなるように開けられている。
ボルト87を孔a1,b1に挿通して締め込むと第2粉
砕刃72及び胴体刃77間の接近距離は図11(a)に
示すように最大のH1に、孔a2,b2に挿通して締め
込むと接近距離は図11(b)に示すようにH2に、孔
a3,b3に挿通して締め込むと図11(c)に示すよ
うに接近距離は最小のH3にそれぞれ設定される。この
ように、ボルト87を締め込むときに挿通する孔を選択
するだけで接近距離を簡単に調整できる。なお、ネジ6
8、孔a1,a2,a3,b1,b2,b3、板84,
85を粉砕刃位置変更機構と呼ぶ。
【0045】また、本実施形態においては、ケース49
の断面は円筒形であり、接近距離調整時に胴体刃77を
交換するときには、多くのボルト69を取り外して再度
取り付けるという手間がかかる。そこで、図12に示す
ように断面が多角形のケース88とし、ケース88にボ
ルト69で取り付けられた胴体刃77が第1,2粉砕刃
71,72に接近離脱自在とする長孔を設ける。ボルト
69を緩めて長孔内を移動させて所定の接近距離になる
ような位置に胴体刃77を位置決めしてボルト69を締
め込む。これにより、ケース88の外部から簡単に接近
距離を調整することができる。
【0046】また、本実施形態においては、被粉砕物と
して枝葉及び樹木を対象として説明したが、これに拘束
されず土砂、建築現場の廃材等を対象としても差し支え
ない。
【0047】また、本実施形態においては、粉砕片滞留
手段として邪魔板75を2次粉砕室74とブロア室70
との間に設けているが、邪魔板75を1次粉砕室73
内、2次粉砕室74内、又は1次粉砕室73と2次粉砕
室74の間に設けて粉砕片の滞留時間を長くしてもよ
い。また、2次粉砕室74の断面は一定形状としている
が、断面面積がブロア室70に向かって徐々に小さくな
る断面形状にして粉砕片の滞留時間を長くしても何ら差
し支えない。また、2次粉砕室74の断面を徐々に小さ
くする断面形状にすると共に、邪魔板を1次粉砕室73
内、2次粉砕室74内、1次粉砕室73と2次粉砕室7
4の間、2次粉砕室74とブロア室70との間の複数個
所に設けても差し支えない。
【0048】以上、本発明によれば、ホッパの開口部に
対面し開口部から投入した被粉砕物を粉砕する1次粉砕
室と、粉砕された粉砕片を外部に排出するブロア室とを
備えた粉砕装置において、1次粉砕室とブロア室との間
に設けて1次粉砕室で粉砕した粉砕片を再度粉砕する2
次粉砕室と、1次粉砕室内部、2次粉砕室内部、1次粉
砕室と2次粉砕室との間、及び2次粉砕室とブロア室と
の間、の少なくともいずれか1個所に設けた粉砕片滞留
手段とを備えている。これにより、粉砕片滞留手段で粉
砕片の流れは一旦塞き止められる状態になり、粉砕片の
粉砕室に滞留する時間が長くなるので、粉砕される回数
が増加し粉砕片はより均一に細かく確実に粉砕される。
そして、細かくなった粉砕片から順次粉砕室内の空気の
流れに乗ってブロア室へ流れ排出される。また、ケース
の断面を多角形とし、ケース内側で粉砕室の略軸心方向
に沿って配設されケースの多角形の辺上の周方向にスラ
イド自在の胴体刃を備えている。これにより、胴体刃を
ケースの周方向にスライドさせて粉砕刃先と胴体刃との
間の接近距離を被粉砕物の大きさ、硬軟に対応して簡単
に調整でき、また粉砕刃先が摩耗したときに簡単に接近
距離調整できるので、粉砕片の大きさを設定するための
調整時間が短い粉砕装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるシュレッダの実施形態の説明図
である。
【図2】図1の断面AA図である。
【図3】図1の断面BB図である。
【図4】図3の断面CC図である。
【図5】粉砕刃の斜視図である。
【図6】粉砕刃及び胴体刃間の接近距離の説明図であ
る。
【図7】固定刃式の粉砕刃の説明図である。
【図8】図7のY視図である。
【図9】粉砕刃の位置調整機構の説明図である。
【図10】図9のP部詳細図である。
【図11】図10のZ視図である。
【図12】胴体刃の位置調整機構の説明図である。
【図13】自走式枝葉木粉砕機の側面図である。
【図14】自走式枝葉木粉砕機の平面図である。
【図15】図13の断面DD図である。
【図16】シュレッダの従来技術の説明図である。
【符号の説明】
1…自走式台車、2…粉砕装置、3…シュレッダホッ
パ、4…シュレッダ、5…チッパホッパ、6…チッパ、
7…ブロア、8…シュータ、9…操作盤、12…排出
口、13…原動機、48…主軸、49…ケース、52…
プーリ、53…ベルト、54…連結部材、55…粉砕刃
保持部材、56…粉砕刃、57…円板体、8…鉋刃、6
0…粉砕片排出口、61,62…送りローラ、63…フ
ァンブレード、69,87…ボルト、70…ブロア室、
71…第1粉砕刃、72…第2粉砕刃、73…1次粉砕
室、74…2次粉砕室、75…邪魔板、76…支持板、
77…胴体刃、78…シュレッダ、79…開口部、80
…非開口部、81…固定刃、82,83…連結部材、8
4,85…板、86…粉砕刃保持部材、88…ケース、
a1,a2,a3,b1,b2,b3…孔。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 正司 埼玉県川越市南台1−9 小松ゼノア株式 会社内 (72)発明者 蒲生 晃 埼玉県川越市南台1−9 小松ゼノア株式 会社内 Fターム(参考) 4D065 CA16 CB10 CC01 DD04 DD18 DD24 EB20 ED06 ED14 ED27 EE01 EE12

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホッパの開口部に対面し開口部から投入
    した被粉砕物を粉砕する1次粉砕室と、 粉砕された粉砕片を外部に排出するブロア室とを備えた
    粉砕装置において、 1次粉砕室とブロア室との間に設けて1次粉砕室で粉砕
    した粉砕片を再度粉砕する2次粉砕室と、 1次粉砕室内部、2次粉砕室内部、1次粉砕室と2次粉
    砕室との間、及び2次粉砕室とブロア室との間、の少な
    くともいずれか1個所に設けた粉砕片滞留手段とを備え
    たことを特徴とする粉砕装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の粉砕装置において、 粉砕片滞留手段は、2次粉砕室とブロア室との間に設け
    た邪魔板とすることを特徴とする粉砕装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の粉砕装置において、 粉砕片滞留手段は、1次粉砕室からブロア室にわたって
    徐々に小さくなる断面形状を有する2次粉砕室とするこ
    とを特徴とする粉砕装置。
  4. 【請求項4】 ケースで覆われ被粉砕物を粉砕する粉砕
    室と、 粉砕室に被粉砕物を投入するホッパ開口部と、 粉砕された粉砕片を外部に排出するブロア室と、 粉砕室のホッパ開口部側からブロア室側にわたる軸心方
    向に沿う軸を中心にして回転自在に設けられた粉砕刃と
    を有し、 被粉砕物を粉砕刃とケース側との接近距離間で挟撃して
    粉砕する粉砕装置において、 ホッパ開口部側の接近距離よりもブロア側の接近距離の
    方を小さく設定する接近距離調整手段を備えたことを特
    徴とする粉砕装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の粉砕装置において、 接近距離調整手段は、ホッパ開口部側よりもブロア室側
    の粉砕刃の回転半径を大きくして接近距離を小さくする
    粉砕刃とすることを特徴とする粉砕装置。
  6. 【請求項6】 ケースで覆われ被粉砕物を粉砕する粉砕
    室と、 粉砕室に被粉砕物を投入するホッパ開口部と、 粉砕された粉砕片を外部に排出するブロア室と、 粉砕室のホッパ開口部側からブロア室側にわたる軸心方
    向に沿う軸を中心にして回転自在に設けられた粉砕刃と
    を有し、 被粉砕物を粉砕刃とケース側との接近距離間で挟撃して
    粉砕する粉砕装置において、 粉砕刃の回転により発生する挟撃回数をホッパ開口部側
    よりもブロア室側の方を多く設定する挟撃回数設定手段
    を備えたことを特徴とする粉砕装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の粉砕装置において、 挟撃回数設定手段は、ケース内側に粉砕室の略軸心方向
    に沿ってホッパ開口部側よりもブロア室側に多く配設し
    た胴体刃とすることを特徴とする粉砕装置。
  8. 【請求項8】 請求項6記載の粉砕装置において、 挟撃回数設定手段は、ホッパ開口部側よりもブロア室側
    に多く配設した粉砕刃とすることを特徴とする粉砕装
    置。
  9. 【請求項9】 被粉砕物を粉砕する粉砕室と、 粉砕室に被粉砕物を投入するホッパ開口部と、 粉砕された粉砕片を外部に排出するブロア室と、 粉砕室のホッパ開口部側からブロア室側にわたる軸心方
    向に沿う軸を中心にして回転自在に設けられた粉砕刃と
    を備えた粉砕装置において、 ブロア室直前の粉砕刃は、軸心に軸支された主軸と一体
    回転する固定刃とすることを特徴とする粉砕装置。
  10. 【請求項10】 被粉砕物を粉砕刃により粉砕する粉砕
    室と、 粉砕された粉砕片を外部に排出するブロア室と、 粉砕室側からブロア室側にわたる軸心に軸支された主軸
    と、 主軸と一体回転する連結部材と、 連結部材上に取り付けられ粉砕刃が軸着された粉砕刃保
    持部材とを有する粉砕装置において、 連結部材の所定位置に設けたネジ及び粉砕刃保持部材を
    嵌挿し複数の孔を設けた板を付設し、ネジと複数の孔か
    ら選択した孔位置とにボルトを挿通して粉砕刃保持部材
    を連結部材に取り付け粉砕刃の位置を変更する粉砕刃位
    置変更機構を備えたことを特徴とする粉砕装置。
  11. 【請求項11】 ケースで覆われ被粉砕物を粉砕する粉
    砕室と、 粉砕室に被粉砕物を投入するホッパ開口部と、 粉砕された粉砕片を外部に排出するブロア室と、 粉砕室のホッパ開口部側からブロア室側にわたる軸心方
    向に沿う軸を中心にして回転自在に設けられた粉砕刃と
    を備えた粉砕装置において、 ケースの断面を多角形とし、ケース内側で粉砕室の略軸
    心方向に沿って配設されケースの多角形の辺上の周方向
    にスライド自在の胴体刃を備えたことを特徴とする粉砕
    装置。
  12. 【請求項12】 粉砕室とブロア室との間に邪魔板を備
    えた請求項4,5,6,7,8,9,10又は11記載
    の粉砕装置。
  13. 【請求項13】 1次粉砕室からブロア室にわたって断
    面積が徐々に小さくなる2次粉砕室の断面形状を備えた
    請求項4,5,6,7,8,9,10又は11記載の粉
    砕装置。
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