JP2003010343A - イオントフォレーシス装置 - Google Patents

イオントフォレーシス装置

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JP2003010343A
JP2003010343A JP2001197290A JP2001197290A JP2003010343A JP 2003010343 A JP2003010343 A JP 2003010343A JP 2001197290 A JP2001197290 A JP 2001197290A JP 2001197290 A JP2001197290 A JP 2001197290A JP 2003010343 A JP2003010343 A JP 2003010343A
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electrode
iontophoresis
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drug
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JP2001197290A
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Yoshiyasu Ito
嘉恭 伊藤
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Canon Medical Supply Co Ltd
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Toshiba Medical Supply Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯容易な小型軽量化されたイオントフォレ
ーシス装置であって、関電極の着脱が自在、且つ容易で
あって、一の装置に対して様々な形状の複数の関電極が
適応可能であるイオントフォレーシス装置を提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】 イオントフォレーシス電源装置を本体
に組込み、本体表面にはイオントフォレーシス電源装置
に連通した不関電極を露出形成すると共に、該本体には
イオントフォレーシス電源装置に連通する関電極を着脱
自在に設置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、イオントフォレ
ーシス装置に関する。詳しくは、携帯容易な小型軽量化
されたイオントフォレーシス装置であって、関電極の着
脱が自在、且つ容易であって、一の装置に対して様々な
形状の複数の関電極が装着可能であるイオントフォレー
シス装置に関する。
【0002】
【従来の技術】 イオントフォレーシスは薬物のイオン
化を図り、これにより薬物の皮膚、粘膜等への浸透を促
進させる方法であって、近年急速に研究開発されている
ものであって、所謂、イオントフォレーシス法は、皮膚
等に陽極と陰極を装着し、いずれか或は双方の電極に供
給される薬物に主として微弱な直流電流を通してイオン
化し、イオン化状態の薬物を経皮的に吸収させ、無痛で
薬剤を投与するものである。ここで、薬物が供給されて
おり、その電極を皮膚に接触させた箇所から薬物が生体
内に吸収される電極を関電極、薬物が供給されておら
ず、その電極を皮膚に接触させた箇所からは薬物が生体
内に吸収されない電極を不関電極という。尚、ここで薬
物とはイオントフォレーシスによって経皮的に吸収させ
ることを目的とするものをいい、所謂薬に限定されるこ
となく、化粧品類、各種ビタミン等をも含むものであ
る。
【0003】従来、この薬物の投与装置としては、別個
独立に構成された電流発生装置、イオン性薬物導電機構
を為す導電性ゲル等、導体を被覆して構成される関導
子、同様の構成の不関導子等とを連結して構成されてお
り、装置自体が大型となる等その実施は面倒なものであ
り、病院等の限られた施設でのみ使用されていた。
【0004】又、一般にイオントフォレーシスによる薬
物の吸収は、電圧、電流の高いほど良好であるが、この
際にはやけど等の皮膚損傷に注意する必要がある。この
ため高周波のパルス電流を用いたイオントフォレーシス
法が提案されている(特開昭61−31169、特開昭
63−102768)。
【0005】又、イオントフォレーシス法に於いてイオ
ン性薬物含有材(ゲル層プラスター等)として薬物を含
浸させた資材で電極を被覆したもの、導電性電極と薬物
含有導電性ゲルを積層させたもの、水溶液と薬物を別途
に置き、使用時両者を接触させて使用するもの(特開平
5−317432、特開平8−52224)等がある。
【0006】しかして、イオントフォレーシス装置とし
ては、上記構成のためデバイスとしてはパルス使用によ
る装置の大型化の問題があり、携帯して使用したり、家
庭に設置して簡単に使用できる装置ではなかった。
【0007】一方、低周波治療器用電極として小型化さ
れたデバイスも提供され(特許第2540155号)、
更に、本願発明者は電極間の出力が低インピーダンスの
イオントフォレーシス用デバイスを用いることにより、
小型軽量化が可能であり、且つ誰にでも何処でも簡単に
使用できるように構成し、薬物の全般的な知識を必要と
せず、夫々の使用目的に対応した簡単な説明のみにて使
用できるイオントフォレーシス用デバイスを提案せんと
するため、電源、パルス発信回路等よりイオントフォレ
ーシス電源機構を本体に組込み、該本体には薬剤等の通
路を形成させた関電極を設けると共に、該通路に連結自
在とした薬剤容器を着脱自在に装着可能と為す一方、本
体一端にはイオントフォレーシス電源機構に連通した不
関電極を露出形成させたことを特徴とするイオントフォ
レーシス用デバイスを提案している(特願2001−6
1888)。
【0008】しかし、この該先登録発明の電極或は本願
発明者による発明の関電極はイオントフォレーシス用デ
バイスに固着されており、着脱が自在ではなく、一のデ
バイスに対しては一の関電極の形状しか提供することが
出来ず、従来の薬の投与のみならず化粧品、各種ビタミ
ン等の皮膚への浸透促進等とイオントフォレーシスの使
用対象の広がりによる様々な使用態様に対応することが
できなくなってきている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】 そこで、携帯容易な
小型軽量化されたイオントフォレーシス装置であって、
関電極の着脱が自在、且つ容易であって、一の装置に対
して様々な形状の複数の関電極が適応可能であるイオン
トフォレーシス装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】 上記課題を解決するた
めの手段として、請求項1の発明は、イオントフォレー
シス電源装置を本体に組込み、本体表面にはイオントフ
ォレーシス電源装置に連通した不関電極を露出形成する
と共に、該本体にはイオントフォレーシス電源装置に連
通する関電極を着脱自在に設置したことを特徴とするイ
オントフォレーシス装置である。
【0011】又、第二に、関電極は本体に形成した係止
爪に関電極に形成した係止部を係止させて設置すること
を特徴とする請求項1に記載のイオントフォレーシス装
置である。
【0012】又、第三に、関電極は本体に形成した爪孔
に関電極に形成した爪を挿入させて設置することを特徴
とする請求項1に記載のイオントフォレーシス装置であ
る。
【0013】又、第四に、関電極は本体に形成した係止
爪に関電極の一端に形成した係止部を係止させると共
に、デバイスに形成した爪孔に関電極の他端に形成した
爪を挿入させて設置することを特徴とする請求項1に記
載のイオントフォレーシス装置である。
【0014】又、第五に、関電極はローラー及びローラ
ーを枢止する枢止部から構成されすることを特徴とする
請求項1乃至請求項4に記載のイオントフォレーシス装
置である。
【0015】又、第六に、本体に窓を有する開閉自在の
カバーを設置し、関電極を窓から露出させる一方、関電
極に被覆した薬物保持体をカバーにて押圧保持させたこ
とを特徴とする請求項1乃至請求項4に記載のイオント
フォレーシス装置である。
【0016】
【発明の実施の形態】 以下、図面に示す実施例により
本発明を詳細に説明する。イオントフォレーシス装置1
は本体11と関電極7から構成されており、本体11は
ケース2、本体11の内部に内蔵させてあるイオントフ
ォレーシス電源装置3、回路基板4、電池ボックス5、
基板カバー6、カバー8、不関電極9、蓋10、から構
成されている。本体11は手に持ち易い細長扁平容器形
に形成されるのが便である。イオントフォレーシス電源
装置3は以下の構成よりなる。電源としての電池31に
連通するパルス発信回路32及びそれに連なる定電源回
路33を介して関電極7に連なり、又、一方電池31に
は負荷電流検出回路34を介して不関電極9に連通して
ある。又、必要に応じて、負荷電流検出回路34に連結
するアラーム表示器35を設けてある。
【0017】イオントフォレーシスは、薬物層を含む電
極を有する関電極と薬物のない不関電極を皮膚等に貼付
し、両極間に電流を流し、生体内に薬物を浸透、吸収さ
せるのであるが、通電方法としては、直流又はパルスを
用いるのが一般的である。このうち、パルスを用いる場
合、印加時間を短くし、パルスのオフ時間を長くするた
め、パルスのデューティ比を設定することが行われる。
又、脱分極通電法、即ちパルスのパルス印加休止時期に
関電極と不関電極間を短絡させ分極容量に蓄積された電
流を放電する法がある。これらの機構を使用することに
より、イオントフォレーシス電源装置3を軽量小型化で
きる。又、このために周波数を1KHz以下の構成とす
ることは推奨される。
【0018】ケース2は、イオントフォレーシス用デバ
イス1の半面を構成するもので、細長扁平器形に形成さ
れる。ケース2は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポ
リスチレン、塩化ビニル樹脂、ポリフェニレンエーテ
ル、ポリカーボネート等の合成樹脂等で形成する。合成
樹脂を使用する場合には射出成形等により形成する。
又、ケース2の他回路基板4、電池ボックス5、基板カ
バー6、カバー8、蓋体10も同様に合成樹脂等で形成
し、合成樹脂を使用する場合には射出成形等により形成
すればよい。ケース2の一側先端部にはカバー8が開閉
自在に設けてあり、他側先端部には蓋10が着脱自在に
設置されている。該カバー8に対応する本体11の箇所
には、関電極7が設置されている。ケース2内部には電
源装置3、回路基板4、電池ボックス5、基板カバー6
が内蔵されている。
【0019】ケース2の底面には電源のオン、オフを行
なうスイッチ釦441をケース2の表面に露出設置する
為の孔21、同様に電極の極性切替えの為の釦442を
設置する為の孔221及び電流値を調整する為の釦44
3を設置する為の孔222が穿孔されている。ケース2
のカバー8を設置する一側先端部にはカバー8を枢止す
る為にケース2の先端略中央に凹部23を形成し、軸2
4を挿入する為に凹部23の対向する側面231,23
1に孔232,232を、ケース2の両側面に孔25,
25を穿孔し、軸24を孔25,232,232,25
に挿入し、カバー8の筒状体82の孔821に軸24を
挿通して、軸24にてカバー8を枢止している。或はケ
ース2のカバー8を設置する一側先端部に単に孔821
に両側から挿入される二個の鉤型突起を形成し、又はケ
ース2に凹部23を形成し、該凹部23の対向する側面
231,231に夫々円柱状突起を形成し、該鉤型突起
或は円柱状突起を孔821に挿入しカバー8を枢止する
こととしてもよい。
【0020】イオントフォレーシス電源装置3は以下の
構成によりなる。電源としての電池31に連通する電源
から供給される電圧をパルス電圧に変調するパルス発信
回路32及びそれに連なるトランジスタ等を利用した、
一定の電流を供給する為の定電源回路33を介して関電
極7に連なり、又、一方電池31には生体内に流れる電
流値を検出する負荷電流検出回路34を介して不関電極
9に連通してある。その他、電源装置3を入、切するス
イッチを有している。又、必要に応じて、負荷電流検出
回路34に連結するアラーム表示器35を設けてある。
又、パルスのパルス印加休止時期に関電極7と不関電極
9間を抵抗体を介して短絡させ分極容量に蓄積された電
流を放電する脱分極通電法を利用する為に脱分極回路を
形成することは推奨される。
【0021】具体的には、基板5上にパルス発信回路3
2及びそれに連なる定電源回路33、負荷電流検出回路
34を形成し、電池ボックス5からのリード線をパルス
発信回路32に接続し、定電源回路33を関電極7に接
続する。又、電池ボックス5からのリード線を負荷電流
検出回路34に接続し、負荷電流検出回路34を不関電
極9に接続する。定電源回路33と関電極7の接続は関
電極7に形成した爪73の先端部を回路に接触させるこ
とにより通電させる。又、爪73が形成されていない場
合には、回路基板4からリード線を基板カバー6上に設
置した端子等に接続し該端子等と関電極7を接触させれ
ばよい。負荷電流検出回路34と不関電極9の接続はリ
ード線等を使用する。
【0022】使用する電源としての電池31は本実施例
においては各種乾電池、水銀電池等が使用可能であり、
その形状も円筒型、ボタン型等様々な電池が使用可能で
ある。尚、電源として充電式電池を使用してもよいこと
は勿論である。充電式電池を使用する場合には、充電用
端子をケース2から露出させる等して設置すればよい。
【0023】回路基板4にはパルス発信回路32及びそ
れに連なる定電源回路33、負荷電流検出回路34形成
し、電池ボックス4からのリード線をパルス発信回路3
2に接続し、定電源回路33をリード線444及び端子
445を介して又は直接関電極7に接続する。必要に応
じて脱分極回路等の他の回路を形成することは勿論であ
る。又、電池ボックス5からのリード線を負荷電流検出
回路34に接続し、負荷電流検出回路34をリード線4
46にて不関電極9に接続する。回路基板4はケース2
に接着、ビス止め等により固定することが望ましい。
【0024】電池ボックス5及び基板カバー6は中蓋5
6として一体形成する。電池ボックス5はイオントフォ
レーシス電源装置3の電源としての電池31を収納し、
電源をリード線を介してパルス発信回路32及び負荷電
流検出回路34に接続するものであり、基板カバー6は
回路基板4を保護すると共に、関電極7を設置するもの
である。
【0025】電池ボックス5側面上端部には側縁51を
外方向に張出させ、該側縁51上に蓋10と係合する鉤
型の係合片511,511…を適宜形成する。基板カバ
ー6の対向する端部には関電極7を固定する係止爪6
1,61…を鉤状に形成する。該係止爪61の返し部と
基板カバー6の底面66間に関電極7の係止部71が挿
入される。
【0026】或は関電極7の係止部材の形状が後述する
爪状である爪73の場合であれば、これに対応させて、
係止爪61に替えて爪73に対応する位置に爪孔62を
形成し、係止爪61は基板カバー6の一側端にのみに形
成し或は形成しないこととしてもよい。
【0027】中蓋56は電池ボックス5がケース2の後
方に基板カバー6が回路基板4上に位置するように設置
し内蔵する。中蓋56はケース2に接着、ビス止め等に
より固定することが望ましい。
【0028】関電極7は、ABS樹脂等のプラスチック
にて形成し、その表面にニッケル等の金属蒸着を施して
或はクロムを蒸着させて形成させるが、これに限定され
ることなく、ステンレス、鉄、アルミニウム、鉛、白
金、金、銀、塩化銀、銅、カーボン、チタン、導電性樹
脂或いはプラスチックに金属蒸着したものを使用できる
ことは勿論である。
【0029】関電極7はその下端外周部に基板カバー6
との結合に用いる縁状に張り出した係止部71を形成す
る。これにより基板カバー6上をスライドさせて係止爪
61,61…に係止部71を係止させて係合させる。係
止部材の形状はこれに限定されず、関電極7の対向する
位置に少なくても一対の突起状の係止部72,72…を
形成する等してもよい。又、スライド式ではなく嵌め込
み式にする場合には、関電極の下端外周一部を縁状に或
は突起状に形成して、係止部71或は係止部72,72
を形成すると共に、対向する箇所に返し部を有する爪7
3を下方に植立形成し、或は係止部71及び係止部72
を形成することなく、関電極の下端外周の対向する位置
に少なくても一対の返し部を有する爪73,73を下方
に植立形成することとしてもよい。
【0030】関電極7には爪73が形成されておらず、
係止部71或は72のみ形成されている場合には基板カ
バー6の係止爪61付根箇所に回路からリード線444
を介して接続された端子445を設置し、該端子445
と係止部71或は72を接触させることにより関電極に
通電し、爪73が形成されている場合には爪73の先端
が回路基板4上の回路に直接接触して通電する。
【0031】関電極7の形状は平らな平板型、略方形や
略円柱状の立体型のみならず、ローラー型としてもよい
ことは勿論である。又、その大きさ等も限定されず、本
体11から張り出すことも可能であり、生体外形部の形
状例えば顎に密着する形状78或は長棒状等に形成して
もよい。更に、これら任意の形状を導電性樹脂にトルマ
リンを含有させたもので形成することとしてもよい。
【0032】ローラー型関電極77を形成する場合に
は、その外周部に本体11との結合に用いる係止部7
1、係止部72,72或は爪73,73を形成すると共
にローラー773の中心部に形成した枢止孔774に挿
入する突起を有する枢止部材772を形成した枢止部7
71にローラー773を枢止させて形成する。ローラー
型関電極77はローラー773が本体11と略水平であ
って、本体11の長辺方向と平行又は直角に位置するよ
うに形成してもよいし、本体11から植立するように設
置することとしてもよい。
【0033】又、ローラー型関電極77の枢止部771
の底部を略正方形に形成し、底部全側面に夫々係止部7
1を形成し、或は枢止部771の略正方形の底部全側面
に夫々爪72,72…を形成すると共に、基板カバー6
に爪孔62,62…を爪72に対応させて形成し、ロー
ラー型関電極77を本体11へ縦方向でも横方向でも設
置可能とすることにより、ローラー型関電極77の設置
方向によりローラー773が本体11の長辺方向と平行
でも直角方向でも取り付け可能とすることは推奨され
る。ローラー型でない他の形状の関電極7においてもこ
の様な構成としてもよいことは勿論である。
【0034】枢止部771、枢止部771に形成する係
止部71,72或は爪73及びローラ773はその表面
にニッケル等の金属蒸着を施して或はクロムを蒸着させ
て形成させるが、これに限定されることなく、ステンレ
ス、鉄、アルミニウム、鉛、白金、金、銀、塩化銀、
銅、カーボン、チタン、導電性樹脂或いはプラスチック
に金属蒸着したものを使用できることは勿論である。ロ
ーラー773へは枢止部771及び枢止部771に形成
する係止部71,72或は爪73を介して通電する。
【0035】カバー8はその一端にケース2との結合に
用いる筒状体82を形成すると共に、他端にカバー8を
固定する爪83を下方に凸設する。そして、筒状体82
に軸24を挿入し、カバー8を枢止させる。更に、カバ
ー8には関電極7を突出させる為の窓81を形成する。
爪83で中蓋56に形成された係止突起562に爪83
返し部を係止し、カバー8が固定されている。尚、カバ
ー8を設けない構成とすることとしてもよい。
【0036】不関電極9はケース2の表面に適宜面積に
設けられ、イオントフォレーシス装置1を把持したと
き、手が不関電極9に当たるように設置されている。該
不関電極9はABS樹脂等のプラスチックにて形成し、
その表面にニッケル等の金属蒸着を施して或はクロムを
蒸着させて形成させるが、その他ステンレス、鉄、アル
ミニウム、鉛、白金、金、銀、塩化銀、銅、カーボン、
チタン、導電性樹脂或いはプラスチックに金属蒸着した
もの等を使用できる。又関電極7、不関電極9共に、上
記材質を適宜選択し、分極性電極又は非分極性電極を用
いることができること勿論である。又関電極7と不関電
極9との間には、脱分極回路を設けることは推奨され
る。
【0037】不関電極9には突起91を形成し、ケース
2に形成した孔29,29…に該突起91,91…を挿
入すると共に、ケース2の表面に接着、嵌め込み等によ
り設置する。ケース2内側に突出した突起91にリード
線446を接続し負荷電流検出回路34を介して電源3
1と接続する。
【0038】一般的には関電極を陽極にし、不関電極を
陰極にすることにより、薬物の生体内への浸透を促進す
るが、関電極を陰極にし、不関電極を陽極にすることに
より、生体内から不純物を排出することが出来る。この
ため、電源装置3に電流切換手段を設け、両電極の正負
を逆転させて電流の方向を切換可能な構成とし、関電極
7は陽極にも陰極にもなり、不関電極9は陰極にも陽極
にもなるようにすることは推奨される。このような電流
切換は釦442により操作される。
【0039】蓋10は電池31の着脱の為に本体2に設
置するものであり、中蓋56に固定する為の爪101,
101…を適宜数内側に形成すると共に、カバー8方向
の端部に係止爪102、102を形成する。係止爪10
2,102は中蓋56に形成した孔561,561に挿
入し、係止爪102、102の返し部が中蓋56に係止
されて蓋10が固定されている。
【0040】又、カバー解放釦12を設置することは推
奨される。カバー解放釦12はカバー8の解放を容易に
する為のものであり、中蓋56に枢止され、カバー8下
部に位置する爪121,121が上下動可能となってい
る。
【0041】薬物保持体13は薬物を一定期間保持し、
皮膚に薬物を供給する為のものであり、関電極7を被覆
する如く設けられている。薬物保持体13は、薬物が通
過し、皮膚に対する柔軟さがあれば、その材質は限定さ
れず、例えば不織布、ポリプロピレン、ポリエチレン等
の多孔状合成樹脂フィルム、脱脂綿、紙、コットンパフ
等が使用できる。カバー8には窓81が設けられ、本体
11に閉成されたとき、保持体13はその周囲を窓81
端部及びカバー8により押圧され、保持されるように構
成される。これにより保持体13は窓81より露出する
形となっている。尚、薬物保持体13を設置しないで、
皮膚に薬物を含浸させたパック或はゲル状等の薬物を塗
布し、そのパック或はゲル状等の薬物上に関電極7をあ
てがうこととしてもよいことは勿論である。
【0042】薬物としては、液体に限定されるものでは
ないが、液体の使用が便利であり推奨される。他の材質
については使用時他の液体と混合されるもの、2種混合
により使用されるもの等を使用することも可能である。
本発明に使用する薬物としては限定されることなく広く
使用可能であるが、ビタミン群、ミネラル就中マグネシ
ウム、アエン、セレン等、プラセンタ等の家庭用製剤に
対応するものの有効活用に著効ある。ローラー型関電極
77を使用する場合には薬物を含浸させたパック或はゲ
ル状等の薬物を予め皮膚に貼付、塗布し、パック或はゲ
ル状等の薬物上にてローラー773を適宜に回動する
が、ローラー773に薬物保持体13を巻き付け設置し
てもよい。
【0043】次いで、その使用について説明する。本体
11のカバー8を開け、関電極7を取付ける。この際、
基板カバー6の関電極設置部の対向する位置に係止爪6
1,61…が形成されると共に関電極7に縁状の係止部
71或は突起状の係止部72,72…が形成されている
場合には、関電極7をスライドさせて係止爪61,61
と基板カバー6の底面66の間に係止部71或は突起状
の係止部72,72を挿入して設置する。又、基板カバ
ー6の関電極設置部の対向する位置に爪孔62と係止爪
61,61が形成されると共に関電極7の外周一部を縁
状に或は突起状に形成して、係止部71或は係止部7
2,72を形成し、他端に爪73が形成されている場合
には、係止爪61,61に係止部71或は係止部72,
72を挿入し、爪73を爪孔62に挿入し、爪73の返
し部を基板カバー6に係止させて設置する。或は係止部
71及び係止部72を形成することなく、基板カバー6
の関電極設置部の対向する位置に爪孔62,62が形成
され、関電極の外周の対向する位置に少なくても一対の
爪73,73が形成されている場合には、爪73,73
を爪孔62,62に挿入し、爪73の返し部を基板カバ
ー6に係止させて設置する。
【0044】次いで、薬物保持体13を関電極7を被覆
するように設置し、カバー8を閉め、薬物保持体13を
保持する。薬物保持体13には予め薬物を含浸させてお
いてもよく、カバー8を閉めた後に含浸することとして
もよい。
【0045】ここでスイッチ釦441を操作してイオン
トフォレーシス電源装置3の電源を入れる。然るとき、
電池31によりパルス発振回路32が作動し、定電源回
路33を経て関電極7に通電する。他方、電池31より
負荷電流検出回路34を介して不関電極9に通電する。
ここで本体1を把持することにより、把持部たる手は不
関電極9に当たり、一方薬物保持体13を所望箇処の皮
膚、粘膜等に当てることにより、両電極間に通電し関電
極7と該皮膚等に導電経路が形成される。ここで薬物保
持体13に含浸されている薬物は、電気的経皮投与状態
に置かれる。そして、イオン化された薬物は皮膚等を通
して生体内に吸収されて行くのである。
【0046】関電極7或は薬物保持体13を交換する場
合には、カバー解放釦12を押圧し、カバー8を本体1
1から解放させ、薬物保持体13への押圧、固定を解除
して薬物保持体13を交換し、或は関電極7及び基板カ
バー6を露出させて、関電極7をスライド或は押圧しつ
つ引上げて取り外す。
【0047】
【発明の効果】以上述べたように請求項1の発明によれ
ば、携帯容易な小型軽量化されたイオントフォレーシス
装置であって、関電極の着脱が自在、且つ容易であっ
て、一の装置に対して様々な形状の複数の関電極が適応
可能であるイオントフォレーシス装置を提供することが
可能となった。
【0048】又、請求項2の発明によれば、関電極の着
脱がより容易であるイオントフォレーシス装置を提供す
ることが可能となった。
【0049】又、請求項3の発明によれば、関電極に形
成した爪により回路と接触するので、関電極の着脱がよ
り容易となった。又、関電極と回路の接続にリード線を
用いる必要がないので、接触不良を引き起こすことがな
くなると共に、装置の製造を容易にすることが出来る。
【0050】又、請求項4の発明によれば、関電極の着
脱がより容易であるイオントフォレーシス装置を提供す
ることが可能となった。
【0051】又、請求項5の発明によれば、ローラーを
皮膚、粘膜上で回動させて使用することが出来るので、
関電極の皮膚、粘膜上での移動を平滑に行なうことが可
能となり、より皮膚や粘膜に対する柔軟性、低刺激性を
確保することができた。
【0052】又、請求項6の発明によれば、薬物保持体
の確実な保持が可能となると共に、薬物保持体の交換が
極めて容易であり、使用毎に変える等、交換は自在であ
り、常に清潔なものを使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明一実施例分解斜視図
【図2】 本発明一実施例側面図
【図3】 本発明一実施例上面図
【図4】 本発明他実施例断面図
【図5】 本発明関電極設置方法複数実施例部分分解斜
視図
【図6】 本発明関電極実施例図
【図7】 本発明一実施例電源装置を示すブロック回路
【符号の説明】
1 イオントフォレーシス装置 11 本体 2 ケース 3 イオントフォレーシス電源装置 31 電池 32 パルス発振回路 33 定電源回路 34 負荷電流検出回路 35 アラーム表示器 4 回路基板 5 電池ボックス 6 基板カバー 56 中蓋 7 関電極 77 ローラー型関電極 771 枢止部 773 ローラー 8 カバー 81 窓 9 不関電極 10 蓋 12 カバー解放釦 13 薬液保持体

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イオントフォレーシス電源装置を本体に
    組込み、本体表面にはイオントフォレーシス電源装置に
    連通した不関電極を露出形成すると共に、該本体にはイ
    オントフォレーシス電源装置に連通する関電極を着脱自
    在に設置したことを特徴とするイオントフォレーシス装
    置。
  2. 【請求項2】 関電極は本体に形成した係止爪に関電極
    に形成した係止部を係止させて設置することを特徴とす
    る請求項1に記載のイオントフォレーシス装置。
  3. 【請求項3】 関電極は本体に形成した爪孔に関電極に
    形成した爪を挿入させて設置することを特徴とする請求
    項1に記載のイオントフォレーシス装置。
  4. 【請求項4】 関電極は本体に形成した係止爪に関電極
    の一端に形成した係止部を係止させると共に、デバイス
    に形成した爪孔に関電極の他端に形成した爪を挿入させ
    て設置することを特徴とする請求項1に記載のイオント
    フォレーシス装置。
  5. 【請求項5】 関電極はローラー及びローラーを枢止す
    る枢止部から構成されすることを特徴とする請求項1乃
    至請求項4に記載のイオントフォレーシス装置。
  6. 【請求項6】 本体に窓を有する開閉自在のカバーを設
    置し、関電極を窓から露出させる一方、関電極に被覆し
    た薬物保持体をカバーにて押圧保持させたことを特徴と
    する請求項1乃至請求項4に記載のイオントフォレーシ
    ス装置。
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