JP2003009730A - スピニングリールのリール本体 - Google Patents

スピニングリールのリール本体

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JP2003009730A
JP2003009730A JP2001200625A JP2001200625A JP2003009730A JP 2003009730 A JP2003009730 A JP 2003009730A JP 2001200625 A JP2001200625 A JP 2001200625A JP 2001200625 A JP2001200625 A JP 2001200625A JP 2003009730 A JP2003009730 A JP 2003009730A
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JP
Japan
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reel
main body
reel body
drainage hole
spinning
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JP2001200625A
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English (en)
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Hiroshi Ochiai
浩士 落合
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Shimano Inc
Original Assignee
Shimano Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スピニングリールのリール本体において、リ
ール本体内部に水分が溜まらないようにする。 【解決手段】 スピニングリールのリール本体2のリー
ルボディ2aの本体部材20の下部には、本体部材20
の空間と外部とを連通する第1水抜き孔26が形成され
ている。第1水抜き孔26は、本体部材20を貫通する
大径部26aと、本体部材20の下部に突出して形成さ
れた突出部20aに設けられ大径部26aと連通して配
置され小径部26bとを有している。小径部26bの口
径は大径部26aの口径より小さくなるように形成され
ている。カバー部材23にはリールボディ2aの第1水
抜き孔26とその中心が一致しないようにずれて配置さ
れた第2水抜き孔27が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リール本体、特
に、釣り糸を巻き取り及び繰り出し可能なスピニングリ
ールのリール本体に関する。
【0002】
【従来の技術】スピニングリールは、一般に、釣竿に装
着されるリール本体と、リール本体に回転自在に装着さ
れたロータと、ロータの前方でリール本体に前後移動自
在に装着され、ロータによって案内された釣り糸が外周
に巻き付けられるスプールとを有している。
【0003】リール本体は、釣竿に装着されるT字状の
竿取付脚部と、竿取付脚部と一体成形され、ロータの回
転駆動機構及びスプールのオシレーティング機構が収納
されるリールボディとを備えている。リールボディは、
側部が開口する収納空間を内部に有する本体部材と、本
体部材の開口を覆うように着脱自在に本体部材に装着さ
れた蓋部材とを有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般に、スピニングリ
ールでは、リールボディは、内部にロータ駆動機構やオ
シレーティング機構を収納しているので、水密構造を採
用することが望ましい。しかし、これらの機構からリー
ルボディの外部に動力が伝達されるスピニングリールで
は、完全な水密構造を採用することが困難である。ま
た、水密構造を採用すると、水密構造のために部材間の
僅かな隙間から浸入した水が外部に排出されるのが阻害
され、機構の駆動に影響を与える結果にもなりかねな
い。たとえば、海水がリールボディに浸入し外部に排出
されずに溜まると塩の結晶が析出し、各機構の駆動を妨
げるなどして故障の原因になるおそれがある。また、水
密構造を採用すると、内部に溜まった水分の除去のため
にはリールを分解しなくてはならず、メンテナンスに手
間がかかる。
【0005】本発明の課題は、スピニングリールのリー
ル本体において、リール本体内部に水分が溜まらないよ
うにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】発明1に係るスピニング
リールのリール本体は、釣竿に装着され釣り糸を巻き取
り及び繰り出し可能なスピニングリールのリール本体で
あって、釣竿に装着される竿取付脚部と、リールボディ
とを備えている。リールボディは、竿取付脚部と一体成
形され内部に空間を有し、空間とリールボディの外部と
を連通する第1水抜き孔が形成されている。
【0007】このリール本体のリールボディは、たとえ
ば側部が開口する収納空間を内部に有する本体部材と、
本体部材の開口を覆うように着脱自在に本体部材に装着
された蓋部材とを有している。そして、リールボディの
本体部材又は蓋部材の少なくともいずれかに、外部に通
じる第1水抜き孔が形成されている。このため、リール
本体内部に水分が浸入しても、第1水抜き孔によりリー
ルボディの外部に水分が排出され、リール本体内部に水
分が溜まらないようにすることができる。
【0008】発明2に係るリール本体は、発明1のリー
ル本体において、第1水抜き孔は外部側の口径が内部側
の口径より小さくなるように形成されている。すなわ
ち、第1水抜き孔の大きさは外部側が内部側より小さく
なるように形成されてい。したがって、第1水抜き孔の
外部から内部へ水分が浸入しにくい。発明3に係るリー
ル本体は、発明2のリール本体において、第1水抜き孔
は段付き孔である。この場合、第1水抜き孔は内部側が
大径かつ外部側が小径の段付き孔であるので、第1水抜
き孔の形成が容易になる。
【0009】発明4に係るリール本体は、発明1から3
のいずれかのリール本体において、リールボディと隙間
をあけてリールボディを覆うように取り付けられたカバ
ー部材をさらに備えている。カバー部材は、隙間とカバ
ー部材の外部とを連通する第2水抜き孔を有している。
この場合、リールボディとカバー部材との間に水分が浸
入しても、カバー部材に形成された第2水抜き孔により
水分をカバー部材の外部に排出できる。
【0010】発明5に係るリール本体は、発明4のリー
ル本体において、第2水抜き孔は第1水抜き孔とずれて
配置されている。この場合、カバー部材の第2水抜き孔
とリールボディの第1水抜き孔とがずれて配置されてい
るので、リール本体内部への水分の浸入を防ぐことがで
きる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を採用したス
ピニングリールは、図1に示すように、ハンドル1を回
転自在に支持するリール本体2と、ロータ3と、スプー
ル4とを備えている。ロータ3は、リール本体2の前部
に回転自在に支持されている。スプール4は、釣り糸を
外周面に巻き取るものであり、ロータ3の前部に前後移
動自在に配置されている。
【0012】リール本体2は、図2に示すように、リー
ルボディ2aと、リールボディ2aから斜め上前方に延
びる竿取付脚2bとを有している。リールボディ2a
は、図2に示すように、内部に空間を有しており、その
空間には、ロータ3をハンドル1の回転に連動して回転
させるロータ駆動機構5と、スプール4を前後に移動さ
せて釣り糸を均一に巻き取るためのオシレーティング機
構6とが設けられている。
【0013】リールボディ2aは、図1及び図2に示す
ように、側部が開口し内部に前述の空間を有する本体部
材20と、本体部材20側部の開口を塞ぐように本体部
材20にねじ止めされる蓋部材21と、蓋部材21に着
脱可能に取り付けられる小蓋部材22と、本体部材20
及び蓋部材21の後方外形に沿って装着されるカバー部
材23とを有している。カバー部材23は、図2に示す
ように、本体部材20及び蓋部材21の下部から後部さ
らに竿取付脚2bにかけてリール本体2を覆うように配
置されている。また、本体部材20の下部には、前述の
空間と外部とを連通する第1水抜き孔26が形成されて
いる。
【0014】第1水抜き孔26は、図3に拡大して示す
ように、本体部材20を貫通する大径部26aと、本体
部材20の下部に突出して形成された突出部20aに設
けられ大径部26aと連通して配置され小径部26bと
を有している。小径部26bの口径は大径部26aの口
径より小さくなるように形成されており、いわゆる段付
き孔となっている。
【0015】また、カバー部材23には、リールボディ
2aの第1水抜き孔26とその中心が一致しないように
ずれて配置された第2水抜き孔27が形成されている。
なお、リール使用時は図示しない防水キャップにより第
2水抜き孔27を外部から閉塞するようにしてもよい。
ロータ3は、図2に示すように、円筒部30と、円筒部
30の側方に互いに対向して設けられた第1ロータアー
ム31及び第2ロータアーム32とを有している。円筒
部30と第1ロータアーム31及び第2ロータアーム3
2とは、たとえばアルミニウム合金製であり一体成形さ
れている。
【0016】第1ロータアーム31は、円筒部30から
外方に凸に湾曲して前方に延びており、円筒部30との
接続部は円筒部30の周方向に広がり湾曲している。第
1ロータアーム31の先端の外周側には、第1ベール支
持部材40が揺動自在に装着されている。第1ベール支
持部材40の先端には、釣り糸をスプール4に案内する
ためのラインローラ41が装着されている。
【0017】第2ロータアーム32は、円筒部30から
外方に凸に湾曲して前方に延びており、円筒部30との
接続部は円筒部30の周方向に広がり湾曲している。第
2ロータアーム32の先端内周側には、第2ベール支持
部材42が揺動自在に装着されている。ラインローラ4
1と第2ベール支持部材42との間には線材を略U状に
湾曲させた形状のベール43が固定されている。これら
の第1ベール支持部材40及び第2ベール支持部材4
2、ラインローラ41、ベール43により釣り糸をスプ
ール4に案内するベールアーム44が構成される。ベー
ルアーム44は、図2に示す糸案内姿勢とそれから反転
した糸開放姿勢との間で揺動自在である。
【0018】スプール4は、図2に示すように、ロータ
3の第1ロータアーム31と第2ロータアーム32との
間に配置されている。スプール4は、たとえばアルミニ
ウム合金を鍛造成形して得られた大小2段の円筒状の部
材であり、外周に釣り糸が巻かれる筒状の糸巻胴部4a
と、糸巻胴部4aの後部に一体成形された大径筒状のス
カート部4bとを有している。
【0019】ロータ駆動機構5は、図2に示すように、
ハンドル1が連結されたハンドル軸10とともに回転す
るフェースギア11と、このフェースギア11に噛み合
うピニオンギア12とを有している。ピニオンギア12
は筒状に形成されており、ピニオンギア12の前部はロ
ータ3の中心部を貫通しており、ナット13によりロー
タ3と固定されている。ピニオンギア12は、その軸方
向の中間部と後端部とが、それぞれ軸受14a、14b
を介してリール本体2に回転自在に支持されている。ピ
ニオンギア12の前部には所定長さの平行な面取り部が
形成されている。ピニオンギア12の面取り部は、ロー
タ3をピニオンギア12に回転不能に連結するために形
成されている。
【0020】オシレーティング機構6は、図2に示すよ
うに、スプール4の中心部にドラグ機構8を介して連結
されたスプール軸15を前後方向に移動させてスプール
4を同方向に移動させるための機構である。オシレーテ
ィング機構6は、スプール軸15の下方に平行に配置さ
れた螺軸16と、螺軸16に沿って前後方向に移動する
スライダ17と、螺軸16の先端に固定された中間ギア
18とを有している。スライダ17にはスプール軸15
の後端が回転不能に固定されている。中間ギア18は、
図示しない減速機構を介してピニオンギア12に噛み合
っている。
【0021】このように構成されたスピニングリールで
は、リール本体2のリールボディ2aには第1水抜き孔
26が形成されている。このため、リール本体2内部に
水分が浸入しても、第1水抜き孔26により外部に水分
が排出され、リール本体2内部に水分が溜まらないよう
にすることができる。 〔他の実施形態〕 (a) 前記実施形態では、第1水抜き孔26は、突出
部20aを有する段付き孔であったが、図4に示すよう
に、本体部材20に形成された段付き孔であってもよ
い。また、図5に示すように、第1水抜き孔26はスト
レートな貫通孔であってもよい。
【0022】(b) 前記実施形態では、第1水抜き孔
26は本体部材20に設けられていたが、本体部材20
及び蓋部材または蓋部材21のみに第1水抜き孔を設け
てもよい。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、スピニングリールのリ
ール本体において、リールボディには、内部に設けられ
た空間と外部とを連通する水抜き孔が形成されている。
したがって、リール本体内部に水分が浸入しても、この
水抜き孔により外部に水分が排出されるので、リール本
体内部に水分が溜まらないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を採用したスピニングリー
ルの左側面図。
【図2】前記スピニングリールの左側面断面図。
【図3】第1水抜き孔周辺の拡大断面図。
【図4】他の実施形態の図3に相当する図。
【図5】他の実施形態の図3に相当する図。
【符号の説明】
2 リール本体 2a リールボディ 2b 竿取付脚 23 カバー部材 26 第1水抜き孔 27 第2水抜き孔

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】釣竿に装着され、釣り糸を巻き取り及び繰
    り出し可能なスピニングリールのリール本体であって、 前記釣竿に装着される竿取付脚部と、 前記竿取付脚部と一体成形され、内部に空間を有し、前
    記空間とその外部とを連通する第1水抜き孔が形成され
    たリールボディと、を備えたスピニングリールのリール
    本体。
  2. 【請求項2】前記第1水抜き孔は外部側の口径が内部側
    の口径より小さくなるように形成されている、請求項1
    に記載のスピニングリールのリール本体。
  3. 【請求項3】前記第1水抜き孔は段付き孔である、請求
    項2に記載のスピニングリールのリール本体。
  4. 【請求項4】前記リールボディと隙間をあけて前記リー
    ルボディを覆うように取り付けられ、前記隙間とその外
    部とを連通する第2水抜き孔を有するカバー部材をさら
    に備えている、請求項1から3のいずれかに記載のスピ
    ニングリールのリール本体。
  5. 【請求項5】前記第2水抜き孔は前記第1水抜き孔とず
    れて配置されている、請求項4に記載のスピニングリー
    ルのリール本体。
JP2001200625A 2001-07-02 2001-07-02 スピニングリールのリール本体 Pending JP2003009730A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106089463A (zh) * 2016-06-17 2016-11-09 南京依维柯汽车有限公司 一种汽油ems系统的失火保护方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106089463A (zh) * 2016-06-17 2016-11-09 南京依维柯汽车有限公司 一种汽油ems系统的失火保护方法
CN106089463B (zh) * 2016-06-17 2021-01-05 上汽大通汽车有限公司 一种汽油ems系统的失火保护方法

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