JP2003008589A - 通信装置、通信システム及び通信方法 - Google Patents

通信装置、通信システム及び通信方法

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JP2003008589A
JP2003008589A JP2001192179A JP2001192179A JP2003008589A JP 2003008589 A JP2003008589 A JP 2003008589A JP 2001192179 A JP2001192179 A JP 2001192179A JP 2001192179 A JP2001192179 A JP 2001192179A JP 2003008589 A JP2003008589 A JP 2003008589A
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Koichi Kobayashi
浩一 小林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】通信カードが同一であって、過去に接続したこ
とのある外部機器と接続する場合には、通信カードが装
着されるホスト装置が異なったとしても無線通信リンク
確立作業を簡略化することのできる通信装置を提供する
ことにある。 【解決手段】SDカード13のフラッシュROM111
内にログ情報格納領域111dを設け、このSDカード
13がパソコン1等ホスト装置に装着されて外部機器と
無線通信を行った際のログ情報をこのログ情報格納領域
111dに保存する。次にPDA21等他のホスト装置
から上記同一の外部機器と無線通信する際に上記ログ情
報格納領域111dからログ情報をダウンロードして利
用し、無線リンク確立を簡略化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、Blutooth
方式等の通信機能を有し、ホスト装置としての各種電子
機器に着脱可能に構成された通信装置、この通信装置と
ホスト装置とからなる通信システム、及び通信方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータ(以下、
パソコンと称する)、携帯型個人情報端末(以下、PD
Aと称する)、及び携帯電話等の様々な電子機器が普及
している。そして、これら電子機器間のデータ授受をサ
ポートすることを目的として、Bluetooth方式
の無線通信機能を持つPCMCIA規格に準拠したカー
ド(以下、PCカードと称する)やSDMIセキュリテ
ィ準拠のSDカードも市場に出はじめている。これらP
CカードやSDカードにとって上記電子機器はホスト装
置であり、ホスト装置に装着された状態でホスト装置と
外部機器間でデータを仲介するよう無線通信する。Bl
uetooth方式の場合、通信データに対するセキュ
リティ向上を目的として、機器間で無線通信リンクを確
立する際には相互認証を行うことにより、不特定の者が
データ取得することを防止している。但し、両機器間で
1度の無線通信リンクを確立すると、2度目以降無線通
信リンク確立作業を簡略化できるため、最初の無線通信
時のログ情報をホスト装置の電子機器に記憶し、活用し
ている。
【0003】しかしながら最近の電子機器の普及率はめ
ざましく、1人の使用者が複数の機器を所有することが
珍しくなくなっている。例えば使用者がパソコン、PD
A、及びSDカードを所有している場合、パソコンのデ
ータを外部機器に送信する場合にはSDカードをパソコ
ンに装着し、PDAのデータを外部機器に送信する場合
にはSDカードをこのPDAに差換えて使用することに
なる。しかしながら、無線通信リンク確立に必要となる
ログ情報がホスト装置であるパソコン及びPDAのそれ
ぞれに記憶されてしまうため、外部機器が同一のもので
あってもホスト装置がパソコンからPDAに替わった場
合、2度目の無線通信リンク設定であるにも拘わらず、
無線通信リンク確立作業を簡略化できない。
【0004】従来より、無線通信機能を有する着脱可能
なカードの側に、送受信履歴を記憶する技術は特開20
01−77878で知られている。しかしながら、この
送受信履歴は認証が伴う無線通信リンクの確立手順を簡
略化するものではなく、例えこのようなカードを用いた
としても、同じ認証作業を繰り返すことになることにな
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来、通信カードは無
線接続時の認証に必要なログ情報を記憶せず、パソコン
及びPDA等の電子機器側、つまりホスト装置側が記憶
する構成となっていた。このため、使用者が、特定の通
信カードを用いて、異なるホスト装置と同一の外部機器
とを無線接続する場合、その都度認証を含む無線通信リ
ンク確立作業を行わなければならないという問題があっ
た。
【0006】そこで本発明は、通信カードが同一であっ
て、過去に接続したことのある外部機器と接続する場合
には、通信カードが装着されるホスト装置が異なったと
しても無線通信リンク確立作業を簡略化することのでき
る通信装置、通信システム、及び通信方法を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明に係る通信装置は、複数のホスト装置と選
択的に通信可能であり、且つホスト装置と外部装置との
間のデータ通信を仲介して外部装置との間で無線通信を
行う通信手段と、この通信手段が通信した外部機器との
通信履歴情報を記憶する記憶手段と、上記通信手段と外
部装置との間で無線通信リンクを確立するものであっ
て、上記記憶手段に通信履歴情報が記憶されていない場
合は第1の手順で、上記記憶手段に通信履歴情報が記憶
されている場合は上記第1の手順より簡略な第2の手順
で、無線通信リンクを確立する確立手段と、を具備する
ことを特徴とする。
【0008】さらにこの発明に係わる通信装置は、複数
のホスト装置と選択的に通信可能であり、且つホスト装
置と外部装置との間のデータ通信を仲介して外部装置と
の間で無線通信を行う通信手段と、この通信手段が通信
した外部機器との通信履歴情報を記憶する記憶手段と、
この記憶手段に記憶された上記通信履歴情報へのアクセ
スを制限する制限手段と、この制限手段のアクセス制限
を解除する解除手段と、上記通信手段と外部装置との間
の無線リンクを確立するものであって、上記記憶手段に
通信履歴情報が記憶されていない場合は第1の手順で、
上記記憶手段に通信履歴情報が記憶されて且つ上記解除
手段でアクセス制限が解除された場合は上記第1の手順
より簡略な第2の手順で、無線通信リンクを確立する確
立手段と、を具備することを特徴とする。
【0009】上記のように構成された通信装置によれ
ば、過去に接続したことのある外部機器と接続する場合
には、通信装置が装着されるホスト装置が異なったとし
ても無線通信リンク確立作業を簡略化することができ
る。
【0010】さらに、通信履歴情報に対するアクセスに
制限を加えることができるので、通信装置の紛失や盗難
により第三者に渡ってしまったとしても、通信履歴情報
を不正にダウンロードされることを防止できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態について説明する。図1は本実施形態に係わる通
信装置、及び外部機器からなる無線通信ネットワークの
概略を示す図である。
【0012】パソコン1は、上面部にキーボード3を備
えた本体5と、前面部に表示用のLCD7を備えた蓋部
9とが、ヒンジ部11を介して開閉可能なノートタイプ
である。本体5の側面には、SDカード13を装着する
ための、SDカードインターフェース仕様に準拠したS
Dカードスロット15が形成されている。SDカード1
3はBluetooth方式の無線通信機能を有してい
る。
【0013】上記パソコン1とは独立した機器であるP
DA21は、LCDと透明なタッチセンサパネルとを重
畳したタブレット23を有しており、使用者による入力
ペン25の操作に応じてモード設定やデータ入力等が行
われる。PDA21の側面にも、SDカード13を装着
するための、SDカードスロット27が形成されてい
る。
【0014】これらパソコン1とPDA21は、特定の
使用者が所有する機器であり、これに対してパソコン3
1、FAX33、プリンタ35、PDA37、及びパソ
コン39は外部機器となる。各外部機器には、SDカー
ド13が装着時されたパソコン1及びPDA21とBl
uetooth方式の無線通信を行うため、それぞれ無
線通信部31a、33a、35a、37a、及び39a
を備えている。
【0015】例えば、パソコン1で作成したデータをF
AX送信したい場合、SDカード13と無線通信部33
aとの間でデータの無線送受信を行い、FAX33は受
信したデータを公衆回線を介して所定の相手へFAX送
信する。またパソコン1のデータを印刷したい場合、S
Dカード13と無線通信部35aとの間でデータの無線
送受信を行い、プリンタ35は受信したデータを紙に印
刷する。もし、その後PDA21のデータを印刷したく
なった場合、SDカード13をPDA21に装着し、S
Dカード13と無線通信部35aとの間でデータの無線
送受信を行い、プリンタ35は受信したデータを紙に印
刷する。本実施形態によれば、このプリンタ35のよう
に外部機器が同一で、且つ同一のSDカード13を使用
してパソコン1とPDA21のように異なる機器と無線
通信する場合、無線リンク確立前の認証作業を簡略化す
ることになる。
【0016】続いて、本実施形態におけるパソコン1、
PDA21、及びSDカード13の具体的な構成を詳細
に説明する。
【0017】パソコン1の本体5は、図2に示すように
パソコン1の動作を制御するCPU41を有している。
CPU41は、CPUバス43及びホスト−PCIブリ
ッジ45を介して主メモリ47、VRAMを含むグラフ
ィクスコントローラ49、及びPCIバス51に接続し
ている。CPU41は主メモリ47にロードされるオペ
レーティングシステム、アプリケーションプログラム、
及びBIOSを実行する。ホスト−PCIブリッジ45
は、CPUバス43とPCIバス51とを接続するため
のバスブリッジであり、さらに主メモリ47を制御する
メモリコントロール機能、及びグラフィクスコントロー
ラ49との間のデータ転送を行なう機能も備えている。
グラフィクスコントローラ49は、LCDパネル7に接
続している。LCDパネル7は、グラフィックスコント
ローラ49内に設けられた図示しないVRAMに記憶さ
れた情報のパターンデータに基づいて無線通信設定の際
のメッセージやアイコン、その他各種情報を表示する。
【0018】PCIバス51には、SDカードコネクタ
52を介してSDカード13とデータ送受信を行なうS
Dホストコントローラ53、PCカードコネクタ54を
介してPCカードとのデータ送受信を行うPCホストコ
ントローラ55、PCI−ISAブリッジ47、及びU
SB他外部インタフェース59が接続している。SDカ
ードコネクタ52は、SDカードスロット15内に配置
され、SDカード13の装着有無を検出するスイッチ6
1を備えている。PCカードコネクタ54は、本体5に
形成されたPCカードスロット63内に設けられてい
る。PCI−ISAブリッジ47は、PCIバス51を
ISAバス65に接続するためのバスブリッジであり、
さらに内蔵型のHDD67が接続されている。HDD6
7は、オペレーティングシステム、SDカード13を使
用して無線通信を行うためのドライバソフト等のアプリ
ケーションソフトウェア、及びデータを格納しており、
各ソフトウェア及びデータはソフトウェア実行時に主メ
モリ47へロードされる。上記ドライバソフトは、SD
カード13が初めて装着された際に自動ダウンロードし
て保存したものである。またHDD67には、SDカー
ド13を介して外部機器と無線通信した際のログ情報等
必要なデータを記憶格納する。
【0019】ISAバス65には、キーボード3、BI
OS−ROM69、及びEmbedded Contr
oller(以下、ECと称する)71が接続されてい
る。キーボード3はアキュポイント等のポインティング
デバイスを備えている。さらにEC71には、電源コン
トローラ73、パワースイッチ75、各種報知用LED
77が接続している。BIOS−ROM69は、パソコ
ン1内の各ハードウェアを制御するためのルーチンを体
系化したプログラムであるBIOSを格納している。E
C71は、電源コントローラ73と協動してパソコン1
全体及び各デバイスの電源オン/オフを制御する電源シ
ーケンス制御機能を提供する。
【0020】次にPDA21の具体的な構成を図3を用
いて説明する。
【0021】PDA21もパソコン1と同様にCPU8
1を有している。このCPU81には内部バス83を介
してフラッシュROM85、RAM87、VRAM8
9、LCD91、タッチセンサパネル93、SDカード
コネクタ94を介してSDカード13とデータ送受信を
行うSDホストコントローラ95、及びEC97が接続
している。SDカードコネクタ94は、SDカードスロ
ット27内に配置され、SDカード13の装着有無を検
出するスイッチ99を備えている。EC97には、電源
コントローラ101、パワースイッチ103、及び各種
報知用のLED105が接続している。
【0022】CPU81はPDA21全体の制御を司る
もので、フラッシュROM85に記憶されたソフトウェ
アを実行することにより各種機能を実行する。フラッシ
ュROM85は、CPU81を動作させるためのプログ
ラム及び各種初期データを格納するための読込み専用メ
モリ装置であり、SDカード13の最初の装着時に自動
ダウンロードされる無線通信用のドライバソフトを記憶
したり、SDカード13を介して無線通信した際のログ
情報等必要なデータの記憶も行う。RAM87は、CP
U81による読み書き可能なメモリ装置であり、各種デ
ータを一時的に記憶させる作業領域として使用する。L
CD91は、VRAM89に記憶された情報のパターン
データに基づいて無線通信設定の際のメッセージやアイ
コン、その他各種情報を表示する。このLCD91に
は、タッチセンサパネル93が重畳して設けられてタブ
レット23を構成し、入力ペン25の接触によりデータ
入力を行なう。EC97は、電源コントローラ101と
協動してPDA21全体及び各デバイスの電源オン/オ
フを制御する電源シーケンス制御機能を提供する。
【0023】続いてSDカード13の具体的な構成を図
4を用いて説明する。
【0024】SDカード13には、Bluetooth
方式無線通信用の構成としてコントローラ101、この
コントローラ101の動作クロックを生成する水晶発信
器103、外部機器との間で電波送受信するためのアン
テナ105、及び無線通信中であることを報知するLE
D107が実装されている。コントローラ101はバス
109を介してフラッシュROM111及びSD/IO
コントローラ113に接続している。さらにSD/IO
コントローラ113は、IOバス115を介してSDコ
ネクタ117に接続し、水晶発信器119から供給され
る動作用クロックにより動作する。SDコネクタ117
は、SDカード13表面に設けられた9つの信号ピンを
含んでおり、パソコン1のSDカードコネクタ52やP
DA21のSDカードコネクタ94に物理的に接続し、
データ送受信を行う。またホスト装置からこのSDカー
ド13へ、SDコネクタ117を介して電力が供給され
る。
【0025】コントローラ101は、ISMバンドと称
される2.4GHz帯の産業用バンドの無線電波によっ
て他の1以上の無線通信装置との間で無線データ通信を
行うことが可能な無線通信モジュールであり、周波数ホ
ッピングを用いたスペクトラム拡散方式で近距離無線デ
ータ通信を実行する。このコントローラ101は、1チ
ップにて実現されており、大きく高周波回路部(以下、
RF部と称する)121とベースバンドコントローラ1
23とに分かれる。RF部121は高周波信号の送受信
を扱うRFトランシーバ回路やRFアンプ及びその制御
部分を含んでいる。ベースバンドコントローラ123
は、リンク制御やホッピングパターン制御等を初めとす
るベースバンド処理を行うための機能モジュールであ
る。そして、ベースバンドコントローラ123は、ファ
ームウェアに従ってベースバンド処理を実行するMPU
125、作業領域としてのRAM127、無線リンク確
立のための制御を行うリンクコントローラ129、及び
フラッシュROM111から読み出しSD/IOコント
ローラ113へ送出するデータを一時的に保存するレジ
スタ131を備えている。
【0026】アンテナ105は、セラミック製のチップ
アンテナにより構成されており、RF部121と電気的
に接続し2.4GHz帯の無線信号の放射・誘導を行
う。
【0027】フラッシュROM111は、図5に示すよ
うに、カード属性情報領域111a、ホスト用プログラ
ム領域111b、コントローラ用ファームウェア領域1
11c、及びログ情報格納領域111dの4つの記憶領
域を有している。カード属性情報領域111aでは、S
Dカード13の属性情報として、例えば無線通信機能を
有するIOカードであること等の情報を格納している。
ホスト用プログラム領域111bには、SDカード13
を装着した際に、ホスト機器が使用するドライバソフト
ウェア(以下、ホスト用ドライバと称する)を格納して
おり、ホスト装置がホスト用ドライバを保持していない
場合には、自動的にアップロードされる。この機能はホ
スト機器が予めホスト用ドライバを持つ必要がなく、ま
たPDA21やデジタルカメラのようなソフトウェアの
インストールが困難なホスト機器にとっては非常に有用
なものとなる。コントローラ用ファームウェア領域11
1cには、コントローラ101が使用するファームウェ
アを格納しており、無線通信実行に際してRAM127
に読みこまれ、MPU125によって実行される。
【0028】ログ情報格納領域111dは、外部機器と
の無線通信の履歴及びその無線通信により生じたログ情
報を格納する。この領域はさらに、セキュリティID毎
に区切られており、複数の使用者が個別にセキュリティ
IDを設定して、各々個別にログ情報を記憶させ活用で
きる構成となっている。例えばセキュリティID(a)
の領域には、ログ情報L1、L2、…が格納されてお
り、セキュリティID(b)の領域にはログ情報L3、
…が格納されている。各ログ情報は、無線リンク確立し
た相手機器の機器名称、デバイスアドレス(以下、BD
アドレスと称する)、接続時間、接続日時、電話番号、
認証に必要なリンクKeyを含んでいる。後述するとお
り、次回以降の接続時及びその認証作業の際に特に重要
になるのが機器名称とリンクKeyである。
【0029】SD/IOコントローラ113はパソコン
1やPDA21といったホスト機器との間のインターフ
ェースを行うためのカードインターフェースであり、1
チップLSIにて実現されている。SD/IOコントロ
ーラ113は、制御レジスタ113a、出力データレジ
スタ113b、及び入力データレジスタ113cを有し
ており、ホスト機器とコントローラ101との通信は、
このSD/IOコントローラ113を介して行われる。
例えば、データをホスト機器に送出する場合には、MP
U125が制御レジスタ113aの特定ビットのデータ
を変更すると共に、レジスタ131のデータを出力デー
タレジスタ113bに書き込む。ホスト機器側のCPU
は、所定の間隔でこの制御レジスタ113aにアクセス
し、上記特定ビットの状態から出力データレジスタ11
3bにデータがあることを検出すると、出力データレジ
スタ113bからデータを取り出すというように動作す
る。
【0030】上述した構成のパソコン1とSDカード1
3とを用いて外部機器であるプリンタ35と無線通信を
行うための一連の動作を説明する。尚、PDA21にS
Dカード13を装着して外部機器と無線通信する場合
も、一連の動作としては基本的に同じである。
【0031】本実施形態の無線通信動作の全体流れは、
図6に示す通りである。
【0032】パソコン1のSDカードスロット15にS
Dカード13が装着されると、スイッチ61がこれを検
知し、ホストコントローラ53からPCIバス51を経
由してCPU41へSDカード挿入されたことを通知す
る(ステップS1)。CPU41はこの通知を受ける
と、SDカード13のフラッシュROM111のホスト
用プログラム領域111bに格納されたホスト機器であ
るパソコン1用のホスト用ドライバがHDD67に既に
ダウンロードされているかを調べる(ステップS2)。
ホスト用ドライバがダウンロード済であれば、CPU4
1はキーボード3からホスト用ドライバの起動要求、つ
まり無線通信実行要求が為されるのを待つ(ステップS
3)。上記ステップS3にてホスト用ドライバのダウン
ロードが行われていない場合には、SDカード13から
ホスト用ドライバをダウンロードして、HDD67に格
納し(ステップS4)、ステップS3へ進む。
【0033】ステップS3で起動要求が為されたと判断
すると、ホスト用ドライバを起動する(ステップS
5)。ホスト用ドライバを起動すると、セキュリティI
DがSDカード13に設定済であるかを判断する(ステ
ップS6)。具体的には、CPU41からSDカード1
3に対して、フラッシュROM111のログ情報格納領
域111dにセキュリティID設定済か否かの問合せを
行い、未設定であればSDカード13からID設定要求
が、又設定済であればID設定済が返送されてくるの
で、この応答に基づいて判断する。ステップS6でセキ
ュリティID未設定の場合には、セキュリティID設定
フェーズへ進み、セキュリティIDを設定する(ステッ
プS7)。このセキュリティIDを設定することによ
り、ログ情報に対するアクセスに制限を加えることにな
り、例えばSDカード13を紛失したり、盗難されたり
して第三者の手に渡っても、不正にログ情報がダウンロ
ードされることを防止することになる。
【0034】一方、ステップS6でセキュリティIDが
設定済であると判断された場合、ホスト用ドライバは、
セキュリティIDを追加設定するかの問合せ画面をLC
Dパネル7に表示させ、使用者に追加設定可否入力を促
す(ステップS8)。ここでセキュリティID設定要の
入力があれば(ステップS8)、セキュリティID設定
フェーズへ進み、セキュリティID設定不要の入力があ
れば、ログ情報有無確認フェーズへ進んでログ情報の有
無を確認する(ステップS10)。このステップS10
では、SDカード13のログ情報格納領域111dか
ら、セキュリティIDに対応したログ情報を取得し、無
線通信リンク設定時の認証作業の簡略化を図る。
【0035】ステップS7又はS10の後、CPU41
は、接続相手機器を特定した無線通信接続要求が為され
たかを判断する(ステップS11)。ステップS11で
CPU41が接続要求が為されたと判断すると、無線通
信リンク設定フェーズへ進み無線通信リンクを設定する
(ステップS12)。無線通信リンク設定フェーズで
は、ステップS7において取得したログ情報、つまり過
去に接続した相手機器情報がある場合、これを利用して
認証作業を行う。無線通信リンクが設定された上で、対
象データを所望の相手機器とSDカード13を介して無
線通信する(ステップS13)。無線通信が終了する
と、MPU125は相手機器との無線通信に関するロゴ
情報を作成し、ロゴ情報格納領域111dに格納する
(ステップS14)。ロゴ情報格納時に、既に同一のB
Dアドレスのロゴ情報があれば、この記憶されたロゴ情
報と新たに作成したロゴ情報とを置きかえる。また、も
し容量的にロゴ情報格納領域111dに追加して記憶す
ることが不可能な場合には、接続日時が最も古いものと
新たに作成したロゴ情報とを置きかえるよう動作する。
【0036】上述したセキュリティID設定フェーズ、
ログ情報有無確認フェーズ、及び無線通信リンク設定フ
ェーズについては、それぞれ図面を参照しつつさらに詳
細に説明する。
【0037】セキュリティID設定フェーズは、図7乃
至図9を用いて説明する。
【0038】セキュリティID設定フェーズが開始する
と、CPU41はLCDパネル7にセキュリティID設
定画面を表示する(ステップS100)。この設定画面
は、例えば図8に示すように、8桁のセキュリティID
入力領域と、「設定実行」「キャンセル」の入力用アイ
コンを含んでいる。上記セキュリティIDは8桁に限る
ものではなく、その長さは適宜選択、設定できるもので
ある。ステップS100において、所定時間以内、例え
ば5分以内、にセキュリティIDの入力が為されないか
又はキャンセルアイコンがクリックされると、CPU4
1はSDホストコントローラ53に、SDカード13へ
終了コマンドを送出させる(ステップS101、S10
2)。終了コマンドの送出とは具体的に述べると、SD
/IOコントローラ113の入力データレジスタ113
Cに終了コマンドの情報が書き込むと共に、制御レジス
タ113aの中の書込みを示すビットの状態を変化
(「0」→「1」)させることである。こうすることに
よってMPU125が、終了コマンド情報を受け取り、
SDカード13の終了動作を行う(ステップS10
3)。以降SDホストコントローラ53がコマンドや情
報をSDカード13に送出すると記載する場合は、上述
のようにSD/IOコントローラ113の制御レジスタ
113a及び入力データレジスタ113cにデータを書
込むことを意味する。ステップS102、S103の後
パソコン1及びSDカード13はそれぞれ図6の初期状
態へ戻る。
【0039】ステップS101において、例えば図9に
示すようにセキュリティIDがキーボード3から入力さ
れ、設定実行アイコンがクリックされると、CPU41
は書込みコマンドをSDホストコントローラ53からS
Dカード13へ送出させる(ステップS104)。書込
みコマンドを受領すると、SDカード13のMPU12
5は書込み準備を行う(ステップS105)。ステップ
S103に続いてCPU41は、キーボード3から入力
されたセキュリティIDを、SDホストコントローラ5
3からSDカード13へ送出させる(ステップS10
6)。SDカード13のMPU125は、このセキュリ
ティIDを受領すると、フラッシュROM111のログ
情報格納領域111dに格納する(ステップS10
7)。セキュリティIDの送出後、CPU41は、SD
ホストコントローラ53に対し、SDカード13へ終了
コマンドを送出させる(ステップS108)。SDカー
ド13のMPU125は、終了コマンドを受領すると終
了動作を実行する(ステップS109)。ステップS1
08及びS109の後、パソコン1及びSDカード13
はセキュリティID設定フェーズを終了する。
【0040】次に、ログ情報有無確認フェーズについ
て、図10乃至図14を参照して説明する。
【0041】ログ情報有無確認フェーズが開始すると、
CPU41は、ホスト用ドライバに従い、LCDパネル
7にセキュリティID入力画面表示を行う(ステップS
200)。この入力画面は、例えば図11に示すよう
に、8桁のセキュリティID入力領域と、「送信」「キ
ャンセル」の入力用アイコンを含んでいる。ステップS
200において、所定時間以内、例えば5分以内、にセ
キュリティIDの入力が為されないか又はキャンセルア
イコンがクリックされると、CPU41は、SDホスト
コントローラ53に、SDカード13へ終了コマンドを
送出させる(ステップS201、S202)。SDカー
ド13のMPU125がここで終了コマンドを受領する
と、終了動作を行い、ログ情報有無確認フェーズを終了
する(ステップS203)。こうして終了した場合、以
降のフローではログ情報が無いものとして処理されるこ
とになる。
【0042】ステップS201において、例えば図12
に示すようにセキュリティIDがキーボード3から入力
され、送信アイコンがクリックされると、CPU41は
入力されたセキュリティIDの情報をSDホストコント
ローラ53からSDカード13へ送出させる(ステップ
S204)。セキュリティIDを受信すると、SDカー
ド13のMPU125は、フラッシュROM111のロ
グ情報格納領域111dに格納されたセキュリティID
と比較する(ステップS205)。比較の結果、ログ情
報格納領域111d内に受信したセキュリティIDと一
致するものがあるか否かは判断し(ステップS20
6)、一致するものがある場合には、アクセス許可情報
をSD/IOコントローラ113の出力データレジスタ
113bにセットし、出力データレジスタ113bにデ
ータセットしたことを示す制御レジスタ113aの所定
ビットを変更(「0」→「1」)する(ステップS20
7)。この状態にすることにより、SDホストコントロ
ーラ53が所定のタイミングで制御レジスタ113a及
び出力データレジスタ113bにアクセスする際、SD
カード13からデータを取得可能となる。このようにロ
グ情報にアクセスできるようにすることにより、アクセ
ス制限を解除する。SDカード13側のこのような動作
を、以降「情報を提示する」と記載する。
【0043】SDホストコントローラ53が、SD/I
Oコントローラ113にアクセスしてアクセス許可情報
を取得すると、CPU41はアクセス許可状態であるこ
とをLCDパネル7に、図13に例示するような形態で
表示する(ステップS208)。そしてCPU41は、
SDホストコントローラ53を介して、SDカード13
に対して、ログ情報読込み要求コマンドを送出する(ス
テップS209)。読込み要求コマンドを受領するMP
U125は、ログ情報格納領域111dの対応するログ
情報をSD/IOコントローラ113の出力データレジ
スタ113bにセットすることにより提示する(ステッ
プS210)。SDホストコントローラ53は出力デー
タレジスタ113bにアクセスし、ログ情報を読込み主
メモリ47へ転送する(ステップS211)。このよう
にしてSDカード13からSDホストコントローラ53
へ出力され、主メモリ47へ転送されるログ情報は、図
14に示す情報から構成されている。
【0044】一方、ステップS206でログ情報格納領
域111dに、SDホストコントローラ53から送出さ
れたセキュリティIDと一致するものがないと判断した
場合、SDカード13は不一致情報を提示する(ステッ
プS212)。SDホストコントローラ53が、SD/
IOコントローラ113にアクセスして不一致情報を取
得すると、CPU41はセキュリティIDが不一致であ
り、ログ情報へのアクセスが拒否されたことをLCDパ
ネル7に、図15に例示するような形態で表示する(ス
テップS213)。そしてCPU41は、セキュリティ
IDの不一致が3回連続であるかを判断する(ステップ
S214)。連続3回に達していない場合は、ステップ
S200へ戻り、再度セキュリティIDの入力を促す。
しかし連続3回不一致であると判断された場合には、ス
テップS202へ進み、ログ情報無しとしてログ情報有
無確認フェーズを終了することになる。
【0045】上述の通り、ログ情報有無確認フェーズで
は、セキュリティIDが一致した場合に限りパソコン1
側がSDカード13に記憶されたログ情報を取得するこ
とができるように動作する。
【0046】最後に無線通信リンク設定フェーズの詳細
について、図16乃至図19を参照して説明する。
【0047】パソコン1のCPU41は、まずSDホス
トコントローラ53に対し、SDカード13へ問合せ要
求送信コマンドを送出する(ステップS300)。問合
せ要求送信コマンドを受領すると、コントローラ10
1、つまりMPU125、リンクコントローラ129、
及びRF部121と、アンテナ105を介しておよそ半
径10m以内にある周囲の機器へ問合せ要求を送信する
(ステップS301)。これは周囲の無線通信可能な機
器を探索することである。Bluetooth方式で通
信可能な外部機器がこの問合せ要求を受信すると、問合
せ応答を返信する(ステップS302、S303)。問
合せ応答には、外部機器のデバイスアドレス(以下、B
Dアドレスと称する)、端末種類、及び無線通信の同期
をとるために必要な通信クロック情報が含まれている。
SDカード13が、アンテナ105を介して問合せ応答
を受信すると、MPU125は、受信情報つまり周囲の
機器の探索結果を提示する(ステップS304)。この
ようにしてSDカード13から出力される周囲の機器の
探索結果をSDホストコントローラ53が取得すると、
主メモリ47にログ情報が有るか否か判断する(ステッ
プS305、S306)。SDカード13から出力され
たログ情報が主メモリ47にある場合には、受信情報の
BDアドレスと一致する機器、ログ情報にのみ存在する
機器、及び受信情報にのみ存在する機器をそれぞれ区別
して表示する(ステップS307)。CPU41はLC
Dパネル7に、例えば図17に示すようにログ情報及び
受信情報を表示する。受信情報のBDアドレスと一致す
る機器は、プリンタD1のようにログ情報と共に通常表
示とすることにより受信情報に含まれて現在接続可であ
ることを表示する。このように表示された機器は無線通
信リンク設定時の認証作業を短縮できる機器であること
を意味する。ログ情報にのみ存在し受信情報にない機器
は、FAXD2のように反転表示とした上でログ情報を
表示する。このように表示することにより受信情報には
ないこと、つまり問合せた時点で周囲に通信可能として
存在していないことを示す(圏外を示す)。受信情報に
のみ存在する機器は、パソコンD3のように通常表示と
して現在接続可を示すもののログ情報を表示していない
ため、過去に接続したことのない機器であることを示
す。このように、無線通信リンク設定時の認証作業を短
縮できる機種とできない機種、さらに短縮可だが接続で
きない機器とを区別させることができる。
【0048】ステップS306において、主メモリ47
にログ情報が無いと判断された場合は、受信情報のみを
表示する(ステップS308)。
【0049】ステップS307、又はS308にてLC
Dパネル7に表示された機器のいずれかがキーボード3
により選択されると(ステップS309)、CPU41
は、その選択入力された機器AのBDアドレス(例えば
プリンタD1の「10−00−22−33−44−5
5」)を用いて、SDホストコントローラ53からSD
カード13へ呼出し送信コマンドを送出させる(ステッ
プS310)。SDカード13では、コントローラ10
1からアンテナ105を介して上記特定のBDアドレス
を用いて機器Aへ呼出しを送信する(ステップS31
1)。このBDアドレスの機器Aは、呼出しを受信する
と、自分のBDアドレスを含む呼出し応答を送信する
(ステップS312、S313)。SDカード13で
は、この呼出し応答を受信すると、コントローラ101
は、自機の情報を機器Aへ無線送信する(ステップS3
14、S315)。この自機の情報には、SDカード1
3のコントローラ101を含む無線通信部にのBDアド
レス、端末種類、及びクロック情報を含んでいる。機器
Aは、SDカード13からの情報を受信すると、データ
を記憶して、受信したことを示す受信通知を無線送信す
る(ステップS316、S317)。SDカード13が
受信通知を受信すると、Link Keyの有無、つま
りロゴ情報の有無に応じて、異なるステップへ進む(ス
テップS318、S319)。Link Keyがある
場合には、図18のAuthenticationステ
ップへ進み、Link Keyが無い場合には、図19
のPairingステップからLink Key生成ス
テップへ進む。因みにLink Keyとは128ビッ
トの秘密鍵であり、誤接続防止と盗聴防止の管理のため
に使用される。このLink Keyは無線通信リンク
を確立に伴い生成される。
【0050】図18では、まずAuthenticat
ionステップの中で、SDカード13内で乱数Aを発
生し、外部の機器Aに送信する(ステップS320)。
その後SDカード13と機器Aとで並行して認証用デー
タの作成を行う(ステップS321、S322)。認証
用データの作成には、SDカード13と機器Aとがそれ
ぞれ記憶している同一のLink Key、乱数A、機
器AのBDアドレスとが用いられ、且つ同一の演算によ
り求められる。従って、そこから得られる認証用データ
は通信異常が無い限り一致するはずである。
【0051】ステップS322において認証用データ作
成の後、機器Aは作成した認証用データを無線送信する
(ステップS323)。SDカード13は認証用データ
を受信すると、自ら生成した認証用データと比較し、一
致しているか否かを判断する(ステップS324、S3
25)。比較の結果不一致であれば、機器Aに対し不一
致を通知し、さらにパソコン1に対して認証失敗を提示
する(ステップS326、S327)。SDカード13
はこの状態でステップS311の呼出し送信の前の状態
となる。不一致を受信した機器Aは、ステップS312
の呼出し受信の前の状態へ戻る(ステップS328)。
SDホストコントローラ53は、認証失敗の情報を取得
すると、CPU41がこれをLCDパネル7に表示し、
ステップS315へ戻る(ステップS329)。
【0052】ステップS325において、認証用データ
が一致していると判断した場合、SDカード13は機器
Aに対して認証データの一致を通知する(ステップS3
30)。このステップS330までがAuthenti
cationステップであり、次にSDカード13と機
器Aとの間で暗号化キー生成すると(ステップS33
1)、無線リンクが確立する。SDカード13のMPU
125は、無線リンク確立したことを提示し、SDホス
トコントローラ53がこの情報を取得すると、CPU4
1はLCDパネル7に無線リンク確立したことを表示す
る(ステップS332、S333)。こうしてログ情報
がある場合の無線通信リンク設定フェーズを終了する。
【0053】これに対しステップS319において、L
ink Keyが無い、つまりログ情報が無いと判断さ
れた場合の無線リンク設定フェーズの後段部分について
図19を用いて説明する。
【0054】まずPairingステップの中で、SD
カード13内で乱数Cを発生し、外部の機器Aに送信す
る(ステップS350)。機器Aは乱数Cを受信すると
SDカード13へ受信確認を送信し、図示しない表示部
にPINコード入力要求を表示する(ステップS35
1、S352)。PINコードとは、使用者が任意に設
定することのできる8ビットのコードである。Link
Keyを持たない機器同士で無線通信リンクを確立す
る場合、誤接続を防止や盗聴防止のために、それぞれの
機器から同一のPINコード入力を行うようになってい
る。
【0055】ステップ352の表示の後、特定のPIN
コードが入力されると、このPINコード、乱数C、及
び自機(機器A)のBDアドレスから仮のLink K
eyを生成する(ステップS353、S354)。
【0056】ステップS351にて機器Aが送信した受
信確認をSDカード13がアンテナ105を介して受信
すると、MPU125はPINコード入力要求情報を提
示する(ステップS355)。SDホストコントローラ
53がSD/IOコントローラ113からPINコード
入力要求情報を取得すると、CPU41は、LCDパネ
ル7にPINコード要求画面を表示する(ステップS3
56)。キーボード3によりPINコードが入力される
と、CPU41はこのPINコードをSDホストコント
ローラ53を介してSDカード13へ送出する(ステッ
プS357、S358)。ここで入力されるPINコー
ドは、ステップS353にて機器A側で入力有を判断し
たPINコードと同一でなければ、無線通信リンクは確
立できない。
【0057】SDカード13のMPU125は、受領し
たPINコード、乱数C、及び相手機器AのBDアドレ
スから仮のLink Keyを生成する(ステップS3
59)。続いてSDカード13は、乱数Dを生成して機
器Aへ送信し、さらにこの乱数D、ステップS359で
生成した仮Link Key、及び機器AのBDアドレ
スから認証用データを生成する(ステップS360、S
361)。
【0058】SDカード13から乱数Bを受信すると、
機器AでもSDカード13と並行してステップS361
と同様に認証用データの作成を行う(ステップS36
2)。ステップS361及びS362での認証用データ
作成は、SDカード13と機器Aとがそれぞれ記憶して
いる、PINコードが同一であれば同一であるはずの仮
Link Key、乱数B、及び機器AのBDアドレス
が用いられ、所定の演算により求められる。つまりここ
では同じ変数を用いて同じ演算を行うので、そこから得
られる認証用データは一致するはずである。
【0059】ステップS362において認証用データ作
成の後、機器Aは作成した認証用データを無線送信する
(ステップS363)。SDカード13は認証用データ
を受信すると、自ら生成した認証用データと比較し、一
致しているか否かを判断する(ステップS364、S3
65)。比較の結果不一致であれば、機器Aに対し不一
致を通知し、さらにパソコン1に対して認証失敗を提示
する(ステップS366、S367)。SDカード13
はこの状態でステップS311の呼出し送信の前の状態
となる。不一致を受信した機器Aは、ステップS312
の呼出し受信の前の状態へ戻る(ステップS368)。
SDホストコントローラ53は、認証失敗の情報を取得
すると、CPU41がこれをLCDパネル7に表示し、
ステップS315へ戻る(ステップS369)。
【0060】ステップS365で認証用データの一致を
判断すると、SDカード13は、機器Aへ一致を通知す
る(ステップS370)。このPairingステップ
は、このステップS370で終了し、次にLink K
ey生成ステップへ進む。ステップS370の後、SD
カード13は乱数Eを発生し、この発生した乱数E、自
機のBDアドレス、及び仮Link KeyからLin
k Key(A)を生成する(ステップS371、S3
72)。
【0061】一方SDカード13から認証用データの一
致の通知を受けると、機器A側でも独立して乱数Fを発
生し、この乱数F、自機のBDアドレス、及び仮Lin
kKeyからLink Key(B)を生成する(ステ
ップS373、S374)。Link Key(A)及
びLink Key(B)は、それぞれ異なる乱数及び
BDアドレスにより求められるため、一致することは無
い。SDカード13と機器Aとは、互いにLink K
ey(A)及び(B)を相手に送信して共有した後、予
め決められたルールに従いLink Key(A)及び
(B)のいずれをLink Keyとするかを決める
(ステップS375、S376、S377)。
【0062】このステップS377までがLink K
ey生成ステップであり、次にSDカード13と機器A
との間で暗号化キーを生成すると(ステップS37
8)、無線リンクが確立する。SDカード13のMPU
125は、無線リンク確立したことを提示し、SDホス
トコントローラ53がこの情報を取得すると、CPU4
1はLCDパネル7に無線リンク確立したことを表示す
る(ステップS379、S380)。こうしてログ情報
が無い場合の無線通信リンク設定フェーズを終了する。
【0063】図18では、図19における認証作業の中
でPINコード入力に伴う部分がなく、またLink
Key生成ステップに相当する箇所も無い。このように
図18は図19に比較して明らかに短縮化した流れとな
っている。
【0064】上記パソコン1からSDカード13を取り
外し、PDA21に装着して無線通信にしようする場
合、ログ情報の活用を含め制御の流れは上記説明と同様
である。つまり、パソコン1のキーボード3をPDA2
1の入力ペン25とタッチセンサパネル93へ、LCD
パネル7をLCD91へ、CPU41をCPU81へ、
主メモリ47をRAM87へ、SDホストコントローラ
53をSDホストコントローラ95、HDD67をフラ
ッシュROM85へ、PCIバス81を内部バス83
へ、それぞれ置き換えると、図6乃至図19において説
明した内容と同じ流れとなる。
【0065】以上詳述した通り、SDカード13のフラ
ッシュROM111内にログ情報格納領域111dを設
け、このSDカード13がパソコン1等ホスト装置に装
着されて外部機器と無線通信を行った際のログ情報をこ
のログ情報格納領域111dに保存する。次にPDA2
1等他のホスト装置から上記同一の外部機器と無線通信
する際に上記ログ情報格納領域111dからログ情報を
ダウンロードして利用する。従って、ホスト装置が変わ
ってもSDカード13と接続先の外部機器とが同一であ
れば、無線リンク確立を簡略化することができる。
【0066】なお、この発明は上述した実施の形態に限
定されることなく、この発明の主旨を逸脱しない範囲で
種々変形可能である。例えば、通信装置はSDカードで
なくPCカードであっても構わない。この場合PCカー
ドに不揮発性メモリを設け、その中にログ情報格納領域
を設定すれば、上記SDカードの場合と同様にPCカー
ドスロットを有するホスト装置間での装着変更に拘わら
ず、無線リンク確立の簡略化を図ることが出来る。
【0067】また複数のセキュリティIDでなく、単一
のセキュリティIDのみを設定するようにしてもよい。
【0068】無線通信方式は、Bluetooth方式
に限らず、無線リンク設定時にログ情報、特に鍵情報の
有無によって異なる手順で動作するものであれば構わな
い。
【0069】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
過去に接続したことのある外部機器と接続する場合に
は、通信装置が装着されるホスト装置が異なったとして
も無線通信リンク確立作業を簡略化することができる。
【0070】さらに、通信履歴情報に対するアクセスに
制限を加えることができるので、通信装置の紛失や盗難
により第三者に渡ってしまったとしても、通信履歴情報
を不正にダウンロードされることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る無線通信ネットワ
ークを示す図。
【図2】同実施形態におけるパーソナルコンピュータの
構成を示すブロック図。
【図3】同実施形態におけるPDAの構成を示すブロッ
ク図。
【図4】同実施形態のSDカードの流れを示す図。
【図5】本実施形態のフラッシュROM内のデータ構造
を示す図。
【図6】本実施形態の無線通信動作の全体の流れを示す
図。
【図7】無線通信動作のセキュリティID設定フェーズ
の流れを示す図。
【図8】セキュリティID設定フェーズにおけるセキュ
リティID設定画面を示す図。
【図9】セキュリティID設定画面でセキュリティID
を入力した状態を示す図。
【図10】無線通信動作のログ情報確認フェーズの流れ
を示す図。
【図11】ログ情報確認フェーズにおけるセキュリティ
ID入力画面を示す図。
【図12】セキュリティID入力画面でセキュリティI
Dを入力した状態を示す図。
【図13】セキュリティID入力後のログ情報に対する
アクセス許可の表示例を示す図。
【図14】ログ情報確認フェーズでSDカードから出力
されるログ情報を示す図。
【図15】セキュリティID入力後のログ情報に対する
アクセス拒否の表示例を示す図。
【図16】無線通信動作の無線通信リンク設定フェーズ
の流れを示す図。
【図17】無線通信リンク設定フェーズにおけるログ情
報と受信情報の表示例を示す図。
【図18】無線通信動作の無線通信リンク設定フェーズ
の簡略化した無線リンク確立手順の流れを示す図。
【図19】無線通信動作の無線通信リンク設定フェーズ
の簡略化しない無線リンク確立手順の流れを示す図。
【符号の説明】
1…パーソナルコンピュータ 3…キーボード 7…LCDパネル 13…SDカード 15…SDカードスロット 21…PDA 27…SDカードスロット 41…CPU 47…主メモリ 53…SDホストコントローラ 105…アンテナ 111…フラッシュROM 111d…ログ情報格納領域 113…SD/IOコントローラ 121…RF部 123…ベースバンドコントローラ 125…MPU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C062 AA02 AA14 AA27 AA37 AB38 AB42 AC22 AC34 AC58 AF00 BD09 5K033 AA08 AA09 DA19 DB12 DB14 5K034 AA19 DD02 EE03 KK21 5K067 AA21 BB02 EE02 EE10 EE16 GG06 HH12 HH22 HH24

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のホスト装置と選択的に通信可能で
    あり、且つホスト装置と外部装置との間のデータ通信を
    仲介して外部装置との間で無線通信を行う通信手段と、 この通信手段が通信した外部機器との通信履歴情報を記
    憶する記憶手段と、 上記通信手段と外部装置との間で無線通信リンクを確立
    するものであって、上記記憶手段に通信履歴情報が記憶
    されていない場合は第1の手順で、上記記憶手段に通信
    履歴情報が記憶されている場合は上記第1の手順より簡
    略な第2の手順で、無線通信リンクを確立する確立手段
    と、を具備することを特徴とする通信装置。
  2. 【請求項2】 複数のホスト装置と選択的に通信可能で
    あり、且つホスト装置と外部装置との間のデータ通信を
    仲介して外部装置との間で無線通信を行う通信手段と、 この通信手段が通信した外部機器との通信履歴情報を記
    憶する記憶手段と、 この記憶手段に記憶された上記通信履歴情報へのアクセ
    スを制限する制限手段と、 この制限手段のアクセス制限を解除する解除手段と、 上記通信手段と外部装置との間の無線リンクを確立する
    ものであって、上記記憶手段に通信履歴情報が記憶され
    ていない場合は第1の手順で、上記記憶手段に通信履歴
    情報が記憶されて且つ上記解除手段でアクセス制限が解
    除された場合は上記第1の手順より簡略な第2の手順
    で、無線通信リンクを確立する確立手段と、を具備する
    ことを特徴とする通信装置。
  3. 【請求項3】 複数のホスト装置と選択的に通信可能で
    あり、且つホスト装置と外部装置との間のデータ通信を
    仲介して外部装置との間で無線通信を行う通信手段と、 この通信手段が通信した外部機器との通信履歴情報を記
    憶する記憶手段と、 上記通信手段と外部装置との間で無線通信リンクを確立
    するものであって、上記記憶手段に通信履歴情報が記憶
    されていない場合は第1の手順で、上記記憶手段に通信
    履歴情報が記憶されている場合は上記第1の手順より簡
    略な第2の手順で、無線通信リンクを確立する確立手段
    と、 この確立手段による無線通信リンク確立に先立ち、周囲
    に存在する無線通信可能な機器を探索し、この探索結果
    情報と上記通信履歴情報とをホスト装置に出力する出力
    手段と、を具備することを特徴とする通信装置。
  4. 【請求項4】 複数のホスト装置と選択的に通信可能で
    あり、且つホスト装置と外部装置との間のデータ通信を
    仲介し、外部装置との間で無線通信を行う通信手段と、 この通信手段と外部装置との間で鍵情報がない場合の第
    1の手順、及上記鍵情報がある場合の上記第1の手順よ
    り簡易な第2の手順のいずれかで無線リンクを確立する
    確立手段と、 この確立手段が上記第1の手順で無線リンクを確立する
    ことに伴い上記鍵情報を生成する生成手段と、 この生成手段にて生成された上記鍵情報を記憶する記憶
    手段と、 上記確立手段が無線リンクを確立する際、外部装置が共
    通であれば、ホスト装置が変更されることに関わらず、
    上記記憶手段に記憶された鍵情報を用いて上記第2の手
    順で行うよう確立手段を制御する制御手段と、 を具備することを特徴とする通信装置。
  5. 【請求項5】 複数のホスト装置と選択的に通信可能で
    あり、且つホスト装置と外部装置との間のデータ通信を
    仲介し、外部装置との間で無線通信を行う通信手段と、 この通信手段と外部装置との間で鍵情報がない場合の第
    1の手順、及上記鍵情報がある場合の上記第1の手順よ
    り簡易な第2の手順のいずれかで無線リンクを確立する
    確立手段と、 この確立手段が上記第1の手順で無線リンクを確立する
    ことに伴い上記鍵情報を生成する生成手段と、 この生成手段にて生成された上記鍵情報を記憶する記憶
    手段と、 この記憶手段に記憶された上記鍵情報へのアクセスを制
    限する制限手段と、 この制限手段のアクセス制限を解除する解除手段と、 この解除手段でアクセス制限が解除された場合に限り、
    上記確立手段が無線リンクを確立する際、外部装置が共
    通であれば、ホスト装置が変更されることに関わらず上
    記記憶手段に記憶された上記鍵情報を用いて上記第2の
    手順で行うよう確立手段を制御する制御手段と、 を具備することを特徴とする通信装置。
  6. 【請求項6】 複数のホスト装置に対し着脱可能であ
    り、装着されたホスト装置と通信する第1の通信手段
    と、 ホスト装置に装着された状態で、上記第1の通信手段を
    介して受領したデータを外部装置との間で無線により通
    信する第2の通信手段と、 この第2の通信手段が通信した外部機器との通信履歴情
    報を記憶する記憶手段と、 上記第2の通信手段と外部装置との間で無線通信リンク
    を確立するものであって、上記記憶手段に通信履歴情報
    が記憶されていない場合は第1の手順で、上記記憶手段
    に通信履歴情報が記憶されている場合は上記第1の手順
    より簡略な第2の手順で、無線通信リンクを確立する確
    立手段と、を具備し、外部機器が共通であれば、ホスト
    装置が替わっても上記第2の手順による無線通信リンク
    確立を実行することを特徴とする通信装置。
  7. 【請求項7】 ホスト装置が使用する無線通信用のドラ
    イバソフトウェアを記憶する第2の記憶手段を有し、ホ
    スト装置に装着された状態で上記ドライバソフトウェア
    をホスト装置に出力することを特徴とする請求項6記載
    の通信装置。
  8. 【請求項8】 上記記憶手段に通信履歴情報を記憶する
    際、同一の外部機器に対する通信履歴情報が記憶されて
    いる場合は、この既に記憶されている通信履歴情報を新
    たな通信履歴情報に置き替えることを特徴とする請求項
    6記載の通信装置。
  9. 【請求項9】 上記記憶手段に通信履歴情報を記憶する
    際、記憶容量が不足している場合には、接続日時の最も
    古い通信履歴情報を新たな通信履歴情報に置き替えるこ
    とを特徴とする請求項6記載の通信装置。
  10. 【請求項10】 複数のホスト装置に対し着脱可能であ
    り、装着されたホスト装置と通信する第1の通信手段
    と、 ホスト装置に装着された状態で、上記第1の通信手段を
    介して受領したデータを外部装置との間で無線により通
    信する第2の通信手段と、 この第2の通信手段が通信した外部機器との通信履歴情
    報を記憶する記憶手段と、 この記憶手段に記憶された上記通信履歴情報へのアクセ
    スを制限する制限手段と、 この制限手段のアクセス制限を解除する解除手段と、 上記第2の通信手段と外部装置との間の無線リンクを確
    立するものであって、上記記憶手段に通信履歴情報が記
    憶されていない場合は第1の手順で、上記記憶手段に通
    信履歴情報が記憶されて且つ上記解除手段でアクセス制
    限が解除された場合は上記第1の手順より簡略な第2の
    手順で、無線通信リンクを確立する確立手段と、を具備
    し、外部機器が共通であれば、ホスト装置が替わっても
    上記第2の手順による無線通信リンク確立を実行するこ
    とを特徴とする通信装置。
  11. 【請求項11】 上記制限手段は、上記通信履歴情報に
    対しセキュリティIDを設定する設定手段を有し、 上記解除手段は、セキュリティIDを入力する入力手段
    と、この入力手段で入力されたセキュリティIDが上記
    設定手段にて設定されたセキュリティIDと一致するこ
    とを比較する比較手段と、を有することを特徴とする請
    求項10記載の通信装置。
  12. 【請求項12】 上記設定手段は複数のセキュリティI
    Dを設定し、上記解除手段はこれらのセキュリティID
    毎に解除することを特徴とする請求項11記載の通信装
    置。
  13. 【請求項13】 複数のホスト装置に対し着脱可能であ
    り、装着されたホスト装置と通信する第1の通信手段
    と、 ホスト装置に装着された状態で、上記第1の通信手段を
    介して受領したデータを外部装置との間で無線により通
    信する第2の通信手段と、 この第2の通信手段が通信した外部機器との通信履歴情
    報を記憶する記憶手段と、 この記憶手段に記憶された上記通信履歴情報へのアクセ
    スを制限する制限手段と、 この制限手段のアクセス制限を解除する解除手段と、 上記第2の通信手段と外部装置との間の無線リンクを確
    立するものであって、上記記憶手段に通信履歴情報が記
    憶されていない場合は第1の手順で、上記記憶手段に通
    信履歴情報が記憶されて且つ上記解除手段でアクセス制
    限が解除された場合は上記第1の手順より簡略な第2の
    手順で、無線通信リンクを確立する確立手段と、 この確立手段による無線通信リンク確立に先立ち、周囲
    に存在する無線通信可能な機器を探索し、この探索結果
    情報と上記通信履歴情報とをホスト装置に出力する出力
    手段と、を具備することを特徴とする通信装置。
  14. 【請求項14】 通信装置とこの通信装置を介して外部
    機器とデータ通信を行うホスト装置とからなる通信シス
    テムにおいて、 上記通信装置は、 上記ホスト装置との間でデータ通信を行う第1の通信手
    段と、 この第1の通信手段を介して送受されるデータを外部装
    置との間で無線通信する第2の通信手段と、 この第2の通信手段が通信した外部機器との通信履歴情
    報を記憶する記憶手段と、 上記第2の通信手段と外部装置との間で無線通信リンク
    を確立するものであって、上記記憶手段に通信履歴情報
    が記憶されていない場合は第1の手順で、上記記憶手段
    に通信履歴情報が記憶されている場合は上記第1の手順
    より簡略な第2の手順で、無線通信リンクを確立する確
    立手段と、を有し、 上記ホスト装置は、上記第1の通信手段とデータ通信す
    る通信手段を有することを特徴とする通信システム。
  15. 【請求項15】 通信装置とこの通信装置を介して外部
    機器とデータ通信を行うホスト装置とからなる通信シス
    テムにおいて、 上記通信装置は、 上記ホスト装置との間でデータ通信を行う第1の通信手
    段と、 この第1の通信手段を介して送受されるデータを外部装
    置との間で無線通信する第2の通信手段と、 この第2の通信手段が通信した外部機器との通信履歴情
    報を記憶する記憶手段と、 この記憶手段に記憶された上記通信履歴情報へのアクセ
    スを制限する制限手段と、 この制限手段のアクセス制限を解除する解除手段と、 上記第2の通信手段と外部装置との間で無線通信リンク
    を確立するものであって、上記記憶手段に通信履歴情報
    が記憶されていない場合は第1の手順で、上記記憶手段
    に通信履歴情報が記憶されていて且つ上記解除手段でア
    クセス制限が解除されている場合は上記第1の手順より
    簡略な第2の手順で、無線通信リンクを確立する確立手
    段と、を有し、 上記ホスト装置は、 上記第1の通信手段とデータ通信する通信手段と、 上記制限手段がアクセス制限に使用する情報、及び上記
    解除手段がアクセス制限の解除に使用する情報を入力す
    る入力手段と、を有することを特徴とする通信システ
    ム。
  16. 【請求項16】 通信装置とこの通信装置を介して外部
    機器とデータ通信を行うホスト装置とからなる通信シス
    テムにおいて、 上記通信装置は、 上記ホスト装置との間でデータ通信を行う第1の通信手
    段と、 この第1の通信手段を介して送受されるデータを外部装
    置との間で無線通信する第2の通信手段と、 この第2の通信手段が通信した外部機器との通信履歴情
    報を記憶する記憶手段と、 上記第2の通信手段と外部装置との間で無線通信リンク
    を確立するものであって、上記記憶手段に通信履歴情報
    が記憶されていない場合は第1の手順で、上記記憶手段
    に通信履歴情報が記憶されている場合は上記第1の手順
    より簡略な第2の手順で、無線通信リンクを確立する確
    立手段と、 この確立手段による無線通信リンク確立に先立ち、周囲
    に存在する無線通信可能な機器を探索し、この探索結果
    情報と上記通信履歴情報とを上記第1の通信手段を介し
    て上記ホスト装置へ出力する出力手段と、を有し、 上記ホスト装置は、 上記第1の通信手段とデータ通信する通信手段と、 上記出力手段により出力された上記探索結果情報と上記
    通信履歴情報とを表示する表示手段と、を有することを
    特徴とする通信システム。
  17. 【請求項17】 複数のホスト装置と選択的に通信し、
    且つホスト装置と外部装置との間のデータ通信を仲介し
    て外部装置との間で無線通信を行う通信方法において、 無線通信を行った外部機器との通信履歴情報を記憶し、 外部機器と無線通信リンクを確立する際、当該外部機器
    に対する上記通信履歴情報が記憶されているかを判断
    し、 上記通信履歴情報が記憶されていない場合は第1の手順
    で、上記通信履歴情報が記憶されている場合は上記第1
    の手順より簡略な第2の手順で無線通信リンクを確立す
    ることを特徴とする通信方法。
  18. 【請求項18】 複数のホスト装置と選択的に通信し、
    且つホスト装置と外部装置との間のデータ通信を仲介し
    て外部装置との間で無線通信を行う通信方法において、 無線通信を行った外部機器との通信履歴情報を記憶し、 記憶した上記通信履歴情報へのアクセスを特定の解除情
    報がない限り禁止し、 外部機器と無線通信リンクを確立する際、アクセス可能
    で且つ当該外部機器に対する上記通信履歴情報が記憶さ
    れているかを判断し、 上記通信履歴情報が記憶されていない場合は第1の手順
    で、上記通信履歴情報が記憶されている場合は上記第1
    の手順より簡略な第2の手順で無線通信リンクを確立す
    ることを特徴とする通信方法。
  19. 【請求項19】 複数のホスト装置と選択的に通信し、
    且つホスト装置と外部装置との間のデータ通信を仲介し
    て外部装置との間で無線通信を行う通信方法において、 無線通信を行った外部機器との通信履歴情報を記憶し、 外部機器と無線通信リンクを確立する際、周囲に存在す
    る無線通信可能な機器を探索し、 探索した結果情報と上記記憶した通信履歴情報とをホス
    ト装置に出力し、 ホスト装置からの外部機器を特定する情報を受け、 上記通信履歴情報が記憶されていない外部機器の場合は
    第1の手順で、上記通信履歴情報が記憶されている外部
    機器の場合は上記第1の手順より簡略な第2の手順で無
    線通信リンクを確立することを特徴とする通信方法。
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