JP2003008555A - タイミング信号発生システムおよび受信回路 - Google Patents

タイミング信号発生システムおよび受信回路

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JP2003008555A
JP2003008555A JP2001189901A JP2001189901A JP2003008555A JP 2003008555 A JP2003008555 A JP 2003008555A JP 2001189901 A JP2001189901 A JP 2001189901A JP 2001189901 A JP2001189901 A JP 2001189901A JP 2003008555 A JP2003008555 A JP 2003008555A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来、高速の信号伝送を実現するためには、
シンクロナイザを有するタイミング信号発生システム
(受信回路)が必要とされるが、回路量が嵩みまた処理
時間が長いといった課題がある。 【解決手段】 基準クロック信号CLK0を受け取り、ディ
ジタルコードで出力位相を制御して第1のクロック信号
CLK1を発生するクロック信号発生手段と、該第1のクロ
ック信号で動作する回路群と第2のクロック信号で動作
する内部回路5との間で信号の受け渡しを行うシンクロ
ナイズ手段2と、前記第1のクロック信号と前記第2の
クロック信号の位相が特定の関係にあるときの位相コー
ドを認識する位相コード認識手段と、該認識された位相
コードの値と前記第1および第2のクロック信号の位相
差との関係を校正する校正手段とを備え、該校正手段に
より校正された位相コード情報を使って前記シンクロナ
イズ手段を制御するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複数のLSIチップ
間や1つのチップ内における複数の素子や回路ブロック
間の信号伝送、或いは、複数のボード間や複数の匡体間
の信号伝送を高速に行うための信号伝送技術に関し、特
に、高速の信号伝送を行うためのタイミング信号発生シ
ステムおよび受信回路に関する。
【0002】近年、コンピュータやその他の情報処理機
器を構成する部品の性能は大きく向上しており、例え
ば、SRAM(Static Random Access Memory)やDR
AM(Dynamic Random Access Memory)等の半導体記憶
装置やプロセッサ等の性能向上は目を見張るものがあ
る。そして、この半導体記憶装置やプロセッサ等の性能
向上に伴って、各部品或いは要素間の信号伝送速度を向
上させなければ、システムの性能を向上させることがで
きないという事態になって来ている。具体的に、例え
ば、DRAM等の主記憶装置とプロセッサとの間(LS
I間)の信号伝送速度がコンピュータ全体の性能向上の
妨げになりつつある。さらに、サーバと主記憶装置或い
はネットワークを介したサーバ間といった匡体やボード
(プリント配線基板)間の信号伝送だけでなく、半導体
チップの高集積化並びに大型化、および、電源電圧の低
電圧化(信号振幅の低レベル化)等により、チップ間の
信号伝送やチップ内における素子や回路ブロック間での
信号伝送においても信号伝送速度の向上が必要になって
来ている。このような高速の信号伝送を実現するために
は、シンクロナイザを有するタイミング信号発生システ
ム(受信回路)が必要とされるが、より少ない回路量で
処理時間の短いタイミング信号発生システムの提供が要
望されている。
【0003】
【従来の技術】近年、LSIやボード間、或いは、匡体
間のデータ伝送量の増加に対応するために、1ピン当た
りの信号伝送速度を増大させる必要がある。これは、ピ
ン数を増やすことによるパッケージ等のコストの増大を
避けるためでもある。その結果、最近では、LSI間の
信号伝送速度が1Gbpsを超え、将来(3年から8年
程度先)には、4Gbps或いは10Gbpsといった
極めて高い値(高速の信号伝送)になることが予想され
ている。
【0004】このような高い信号周波数において、デー
タやクロック信号を伝送するためのバッファや配線の遅
延は、クロック信号周期に対して無視できない割合(場
合によっては、クロック信号周期の何倍にもなりうる)
を占める。ここで、伝送されるクロック信号の位相は、
チップの内部回路の動作に用いているクロック信号位相
とは全く無関係と考えることができる。従って、高速信
号の受信に用いたクロック信号領域から内部回路で使用
しているクロック信号領域に信号を移すためには、いわ
ゆるクロック信号の乗り換えを行うシンクロナイザが必
要になる。
【0005】図1は従来のタイミング信号発生システム
(受信回路)の一例を示すブロック図である。図1にお
いて、参照符号101はレシーバ、102はシンクロナ
イザ、103はクロック信号リカバリ回路、104は位
相比較器、そして、105は内部回路を示している。図
1に示されるように、入力信号(例えば、伝送路を介し
て供給される高速信号)は、レシーバ101に供給され
ると共に、クロック信号リカバリ回路103に供給され
る。クロック信号リカバリ回路103は、入力信号から
クロック信号CLK1を生成してレシーバ101(シン
クロナイザ102)および位相比較器104に供給す
る。レシーバ101は、クロック信号リカバリ回路10
3からのクロック信号(外部クロック信号)CLK1に
従ってデータ(受信データDAe)を再生し、その外部
クロック信号CLK1に同期した受信データDAeをシ
ンクロナイザ102に供給する。
【0006】位相比較器104は、外部クロック信号C
LK1および内部回路105(シンクロナイザ102)
に与えるクロック信号(内部クロック信号)CLK2を
受け取って位相比較を行い、制御信号CNTをシンクロ
ナイザ102に供給する。シンクロナイザ102は、例
えば、FIFO(First In First Out)バッファとして
構成され、外部クロック信号CLK1に同期した受信デ
ータDAeを内部クロック信号CLK2に同期した受信
データDAiに変換して内部回路105に供給する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、シン
クロナイザ102は、高速信号の受信に用いた外部クロ
ック信号CLK1に同期した受信データDAeを内部回
路105で使用している内部クロック信号CLK2に同
期した受信データDAiに変換するためのものである。
具体的に、シンクロナイザ102は、受信データDAe
を外部クロック信号CLK1でメモリやレジスタ(例え
ば、D型フリップフロップ:D−FF)に書き込み、こ
のメモリやレジスタから内部クロック信号CLK2で読
み出すことで受信データDAiを得るようになってい
る。
【0008】このとき、書き込みと読み出しのタイミン
グが適切に選ばれないと、例えば、外部クロック信号C
LK1および内部クロック信号CLK2の位相が一致す
ると、正しくデータを読み出すことができなかったり、
D−FFの出力が『0』と『1』の中間状態(メタステ
ーブル状態:meta-stable)にあるときに読み出しが行
われたりするといった問題が生じる。
【0009】このような問題を避けるためには、外部ク
ロック信号CLK1および内部クロック信号CLK2の
位相差を常にモニタする必要があるが、2つのクロック
信号の位相差を検出する回路(位相比較器104)自体
にもメタステーブル状態を避けるために十分な遅延を持
たせる必要がある。その結果、クロック信号の乗り換え
を行うためのシンクロナイザを備えた従来のタイミング
信号発生システムは、回路量が嵩むと共に、処理時間が
増大するといった解決すべき課題がある。
【0010】本発明は、上述した従来のタイミング信号
発生システム(受信回路)が有する課題に鑑み、より少
ない回路量で処理時間の短いタイミング信号発生システ
ムの提供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の形態によ
れば、クロック信号発生手段、シンクロナイズ手段、位
相コード認識手段、および、校正手段を備えるタイミン
グ信号発生システムが提供される。クロック信号発生手
段は、基準クロック信号を受け取り、ディジタルコード
で出力位相を制御して第1のクロック信号を発生し、ま
た、シンクロナイズ手段は、第1のクロック信号で動作
する回路群と第2のクロック信号で動作する内部回路と
の間で信号の受け渡しを行う。位相コード認識手段は、
第1のクロック信号と第2のクロック信号の位相が特定
の関係にあるときの位相コードを認識(測定)し、ま
た、校正手段は、その認識された位相コードの値と第1
および第2のクロック信号の位相差との関係を校正す
る。
【0012】本発明の第2の形態によれば、クロック信
号発生手段、シンクロナイズ手段、位相コード認識手
段、および、校正手段を備え、入力信号からクロック信
号を再生し、この再生されたクロック信号を用いて該入
力信号のデータを読み出す受信回路が提供される。クロ
ック信号発生手段は、基準クロック信号を受け取り、デ
ィジタルコードで出力位相を制御して第1のクロック信
号を発生し、また、シンクロナイズ手段は、第1のクロ
ック信号で動作する回路群と第2のクロック信号で動作
する内部回路との間で信号の受け渡しを行う。位相コー
ド認識手段は、第1のクロック信号と第2のクロック信
号の位相が特定の関係にあるときの位相コードを認識
(測定)し、また、校正手段は、その認識された位相コ
ードの値と第1および第2のクロック信号の位相差との
関係を校正する。
【0013】本発明の第1の形態および第2の形態で
は、上記校正手段により校正された位相コード情報を使
ってシンクロナイズ手段を制御するようになっている。
図2は本発明に係るタイミング信号発生システム(受信
回路)の原理構成を示すブロック図である。図2におい
て、参照符号1はデータ検出回路(Rx)、2はシンク
ロナイザ、3は制御回路、4はディレイエレメント(例
えば、位相インターポレータ:PI)、5は内部回路
(ユーザロジック)、6はPLL(PhaseLocked Loop)
回路、7はクロック検出回路、8は位相比較器(位相検
出器:PD)、そして、9はフィルタ(ディジタルフィ
ルタ)を示している。
【0014】図2に示されるように、本発明に係るタイ
ミング信号発生システム(受信回路)は、高速信号を受
信するために位相インターポレータ等のディジタル位相
コードで位相を調整できるディレイエレメント4を用い
る。位相インターポレータ(ディレイエレメント)の基
準クロック信号CLK0および内部回路5を駆動するク
ロック信号(第2のクロック)CLK2は、例えば、同
一の原クロック信号からPLL回路6等を使用して分周
により生成され、その周期は、整数倍の関係にある。
【0015】位相インターポレータ4は、通常、高速の
入力信号のデータ(データアイ)の中央をサンプルする
ように帰還ループで調整するが、この状態における位相
コードPCを観察すれば高速信号の受信に使っているク
ロック信号の位相の変化を認識することができる。しか
しながら、位相コードPCの値と内部回路5を駆動して
いるクロック信号(内部回路駆動用クロック信号)CL
K2の位相関係は依然として不明であるため、位相コー
ドPCの値を直接に使用してシンクロナイザ2を制御す
ることはできない。
【0016】そこで、本発明では、位相コードPCの値
と内部回路駆動用クロック信号CLK2との関係を校正
するための手段(校正手段)を設けるようになってい
る。これは、位相インターポレータ4の出力クロック信
号(データ検出回路1に供給されるクロック信号)と内
部回路駆動用クロック信号CLK2の位相関係が特定の
関係(例えば、立ち上がりエッジが一致するような関
係)にある状態での位相コードPCの値を記録すること
に相当する。一度、位相コード値と位相差の関係が明確
になれば、位相コード値を使ってシンクロナイザ2にお
ける書き込みタイミング(第1のクロック信号CLK
1)および読み出しタイミング(第2のクロック信号C
LK2)を制御することが可能になる。
【0017】なお、この校正の操作は、位相インターポ
レータと校正用の位相比較器(位相インターポレータの
出力クロック信号と内部回路駆動用のクロック信号の位
相を比較する回路)を含む位相比較ループを一時的に構
成し、位相ロックした状態での位相コードを観察するこ
とによっても可能である。以上のように、本発明のタイ
ミング信号発生システム(受信回路)によれば、高速信
号のレシーバから得られる位相コードを直接用いてシン
クロナイザの読み出しタイミングを制御することがで
き、常に位相比較を行う回路に比べて遅延時間を削減し
て制御を行うことができる。また、本発明においては、
一度校正の操作を行うと、それ以降は位相比較器を動作
させる必要がなく、また、位相比較に伴うメタステーブ
ルの問題は発生しない。さらに、位相インターポレータ
の位相コードを観察する方が位相比較器よりも高い分解
能で位相を知ることができ、低レイテンシーのシンクロ
ナイザを構成することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るタイミング信
号発生システム(受信回路)の各実施例を添付図面に従
って詳述する。図3は本発明のタイミング信号発生シス
テムの第1実施例を示すブロック図である。図3におい
て、参照符号1はデータ検出回路、2はシンクロナイ
ザ、3は制御回路、4は位相インターポレータ(ディレ
イエレメント)、5は内部回路(ユーザロジック)、そ
して、7はクロック検出回路を示している。さらに、参
照符号31はコード認識回路、32はアップダウンカウ
ンタ、60はディジタルループフィルタ、61は位相比
較器(位相検出器:PD)、そして、62は分周器を示
している。なお、以下の各実施例において、同様の構成
に対しては同じ参照符号を付している。
【0019】図3に示されるように、本第1実施例のタ
イミング信号発生システムにおいて、入力信号は2.5
Gbpsの高速信号であり、この高速の入力信号を、例
えば、それぞれが625MHzの四相クロック信号で4
ウェイ(4−way)動作するD型フリップフロップ
(D−FF)で構成されたデータ検出回路1およびクロ
ック検出回路7に供給するようになっている。ここで、
データ検出回路1は、625MHzの四相クロック信号
(位相が90度ずつ異なる4つのクロック信号)により
ビットセルのデータをサンプリングして入力信号からデ
ータの検出(判定)を行うために用いられ、また、クロ
ック検出回路7は、同じく625MHzの四相クロック
信号によりビットセルのバウンダリ(境界)を検出して
入力信号からクロック信号を再生するために用いられ
る。なお、データ検出回路1に供給される四相クロック
信号およびクロック検出回路7に供給される四相クロッ
ク信号は、それぞれ45度の位相差が設けられていて、
それぞれビットセルのデータおよびバウンダリを検出す
るようになっている。
【0020】データ検出回路1およびクロック検出回路
7に供給される各625MHzの四相クロック信号は、
例えば、1.25GHzの四相クロック信号(CLK
0:位相が90度異なる2組の1.25GHzの相補信
号)が供給された位相インターポレータ4により生成さ
れる。この位相インターポレータ4に供給される四相ク
ロック信号CLK0は、分周器62により、例えば、3
12.5MHzのクロック信号CLK2に分周されて内
部回路5に供給される。なお、クロック信号CLK2
は、シンクロナイザ2および位相比較器61にも供給さ
れる。
【0021】ディジタルループフィルタ60は、データ
検出回路1およびクロック検出回路7の出力を受け取っ
て、その位相差に対応する位相コードPCを出力する。
この位相コードPCは、制御回路3におけるコード認識
回路31を介して位相インターポレータ4にフィードバ
ックされる。ここで、データ検出回路1から出力される
データは、第1のクロック信号CLK1に同期してお
り、また、シンクロナイザ2から出力されるデータは、
内部回路5を駆動するのと同じ第2のクロック信号CL
K2に同期している。
【0022】本第1実施例のタイミング信号発生システ
ムにおいて、内部回路5を駆動するクロック信号CLK
2と位相インターポレータ4の出力(クロック信号CL
K1)の位相を比較するための位相比較器61の出力を
観察し、位相インターポレータ4にフィードバックする
位相コードPCをコード認識回路31でサーチ(認識)
し、そして、2つのクロック信号CLK1およびCLK
2の位相差が零になる位相コード(PC0)を探し出
す。そして、この位相コード値PC0を与えた状態で、
制御回路3におけるアップダウンカウンタ32を零にリ
セットする。
【0023】それ以降、このアップダウンカウンタ32
は位相インターポレータ4の制御コードPCの増減と全
く同じ動作を行う。ここで、ロックした状態では、2つ
のクロック信号CLK1およびCLK2の立ち上がりエ
ッジは一致しているため、アップダウンカウンタ32の
値が直接的に2つのクロック信号CLK1,CLK2間
の位相差を表す数値になっている。
【0024】本第1実施例のタイミング信号発生システ
ムは、上記したアップダウンカウンタ32の値を使っ
て、例えば、シンクロナイザ2に用いるRAMの読み出
しアドレスを制御することで、毎回位相比較をすること
なく高い位相精度でシンクロナイザ2を制御することが
可能になる。図4は本発明のタイミング信号発生システ
ムの第2実施例を示すブロック図である。図4におい
て、参照符号63はフィルタ(アップダウンカウンタ)
を示し、また、64は信号POにより制御されるセレク
タを示している。
【0025】図4に示されるように、本第2実施例のタ
イミング信号発生システムは、パワーオン時(スタート
アップ時)に2つのクロック信号CLK1,CLK2の
位相差を零とするような一時的な位相ロックループを形
成する。すなわち、パワーオン時には、高レベル『H』
の信号POによりセレクタ64が位相比較器61の出力
が供給されたフィルタ(アップダウンカウンタ)63の
出力を選択し、このフィルタ63の出力が位相インター
ポレータ4にフィードバックされる。ここで、位相比較
器61には、2つのクロック信号CLK1およびCLK
2が供給され、クロック信号CLK1,CLK2の位相
差を零とするようなループが形成される。このループが
ロックした状態で、制御回路3におけるアップダウンカ
ウンタ32の値が零にリセットされる。
【0026】次に、パワーオン時が終了すると、低レベ
ル『L』の信号POによりセレクタ64がディジタルル
ープフィルタ60の出力を選択する。これにより、パワ
ーオン時にリセットされたアップダウンカウンタ32
は、それ以降、位相インターポレータ4の位相コード
(PC)と同じ変化をする。このように、本第2実施例
のタイミング信号発生システムでは、帰還ループにより
自動的に位相差が零となる位相コード(PC0)が探し
出され、最小限の付加回路で校正が可能になる 図5は本発明のタイミング信号発生システムの第3実施
例を示すブロック図である。図5において、参照符号3
3はレジスタを示している。
【0027】図2と図5との比較から明らかなように、
本第3実施例のタイミング信号発生システムは、図2の
第1実施例における制御回路3のアップダウンカウンタ
32の代わりにレジスタ33を設けるようにしたもので
ある。すなわち、本第3実施例のタイミング信号発生シ
ステムは、制御回路3の内部にアップダウンカウンタ
(32)を設けることなく、コード認識回路31により
2つのクロック信号CLK1およびCLK2の位相が揃
ったのを認識した時点での位相コードの値(PC0)を
レジスタ33に記憶するようにしたものである。その
後、制御回路3は、位相コードPCとレジスタ33に記
憶された値(PC0)の差を計算することで、2つのク
ロック信号CLK1,CLK2の位相関係を知ることが
でき、シンクロナイザ2を制御することが可能になる。
【0028】図6は本発明のタイミング信号発生システ
ムの第4実施例を示すブロック図である。図6に示され
るように、本第4実施例のタイミング信号発生システム
は、前述した図3に示す第1実施例のタイミング信号発
生システムにおけるデータ検出回路1およびクロック検
出回路7を、ポインタ信号PSによる偶数(EVEN)
および奇数(ODD)の構成とし、クロック(第1のク
ロック)CLK1の周波数を半分(例えば、312.5
MHz)とするようになっている。
【0029】すなわち、本第4実施例のタイミング信号
発生システムにおいて、4−wayで動作するデータ検
出回路1およびクロック検出回路7は、ポインタ信号P
Sにより制御されるポインタとして動作する1ビットの
D−FFの出力に応じて偶数または奇数の信号パスに信
号を書き込む。従って、書き込みを行うクロック信号
(CLK1)の周波数は312.5MHzとなり、出力
用D−FFは、312.5MHzの内部クロック信号
(CLK2)でこれら書き込まれたD−FFの出力をサ
ンプリングする。そして、偶数および奇数の信号の並べ
替えに位相コードを使用することで、正しいタイミング
で出力をサンプリングが可能になる。
【0030】図7は本発明のタイミング信号発生システ
ムの第5実施例を示すブロック図である。図6と図7と
の比較から明らかなように、本第5実施例のタイミング
信号発生システムは、図6の第4実施例における位相比
較器61に対して第1のクロック信号(データ検出回路
等を駆動するクロック信号)CLK1を入力する代わり
にデータクロック信号DCLKを供給し、このデータク
ロック信号DCLKと第2のクロック信号(内部回路を
駆動するクロック信号)CLK2とを位相比較するよう
になっている。ここで、データクロック信号DCLK
は、各レジスタの遅延を補償したクロック信号である。
【0031】すなわち、本第第5実施例のタイミング信
号発生システムは、位相比較器61において、高速信号
受信クロック信号(第1のクロック信号)CLK1と内
部回路駆動クロック信号(第2のクロック信号)CLK
2を直接比較するのではなく、高速信号受信クロック信
号CLK1でデータ検出回路(判定回路)7と同じ回路
を駆動して作った『0101…』の周期パターン信号
(データクロック信号DCLK)と内部回路駆動クロッ
ク信号CLK2を比較するようになっている。ここで、
位相比較器61における比較には、シンクロナイザ2で
出力用D−FFがデータをサンプリングするのに使用す
るのと同じD−FFを用いる。すなわち、位相比較器6
1では、出力用D−FFと同じ回路構成のD−FFを使
用して、同じように内部回路駆動クロック信号CLK2
でデータクロック信号DCLKをサンプリングし、この
出力を位相比較結果として使用する。
【0032】本第5実施例では、シンクロナイザ2に用
いる検出(判定)回路の遅延(clock-to-Q遅延)、お
よび、出力用D−FFのセットアップ/ホールド時間が
補償されるため、広いプロセス範囲、温度・電圧範囲で
正しく動作する回路を実現することが可能になる。図8
は本発明が適用される受信回路のアーキテクチャの一例
を示すブロック図であり、並列レシーバのアーキテクチ
ャを示すものである。図8において、参照符号10はデ
ータ検出回路(データ検出ユニット)、11は判定回路
(検出回路)、12は位相インターポレータ(P/
I)、20,20’はシンクロナイザ(SYNC)、3
0,30’は位相インターポレータカウンタ(PI C
NTR)、70はクロック検出回路(クロック検出ユニ
ット)、そして、90は基本制御回路(Basic Control
Unit:BCTL部)を示している。
【0033】受信回路は、第1のクロック(レシーバク
ロック:CLK1)により駆動されるクロック検出回路
70および複数のデータ検出回路10を有するレシーバ
クロック領域RCDと、BCTL部90を有するコアク
ロック領域CCD(内部回路5)とを備える。各データ
検出回路10およびクロック検出回路70は、4−wa
y動作を行うようになっており、それぞれ判定回路11
(例えば、図7のデータ検出回路1に対応)および位相
インターポレータ12(例えば、図7の位相インターポ
レータ4に対応)を備えている。各位相インターポレー
タ12には、位相インターポレータカウンタ(PIカウ
ンタ)30,30’の出力が供給され、また、各判定回
路11の出力はシンクロナイザ20,20’に供給さ
れ、コアロジック(内部回路)に送られる。なお、位相
インターポレータ12のコード(位相制御コード)は、
コアロジック中のBCTL部90で生成される。
【0034】図9は図8の受信回路におけるBCTL部
90の一例を示すブロック図である。BCTL部90
は、コアロジック領域CCDに設けられ、各シンクロナ
イザ20,20’および各PIカウンタ30,30’を
制御する。すなわち、図9に示されるように、BCTL
部90は、第1のフィルタ91、第2のフィルタ92、
第3のフィルタ部93、遅延コード発生回路94、加算
器95、セレクタ96、レイテンシーカウンタ(LTC
CNTR)97,および、制御信号発生部98を備
え、各シンクロナイザ20,20’で用いるリードポイ
ンタを制御するポインタ制御信号PS、遅延コードD
C、各PIカウンタ30,30’に与える制御コード
(b0、b1、b2)、および、位相オフセットキャン
セル信号POCを生成する。
【0035】レイテンシーカウンタ97は、出力する信
号の符号が逆である点を除くと、PIカウンタ30に類
似した構成とされ、位相コードを校正した後、レイテン
シーカウンタ97のカウント値からデータの遅延量が分
かるようになっている。なお、位相コードの校正による
レイテンシーカウンタ97のリセット動作は、制御信号
発生部98からの位相オフセットキャンセル信号POC
により行われる。なお、制御信号発生部98は、位相オ
フセットキャンセル信号POCだけでなく、受信回路に
必要とされる様々な制御信号を発生している。
【0036】位相オフセットキャンセル信号POCは、
図17を参照して後述するように、セレクタ302を制
御して、カウンタ301に対する位相コードの校正処理
を行うようになっている。また、後述するように(或い
は、図7に示されるように)、ポインタ制御信号PS
は、シンクロナイザ20,20’(2)が適切なデータ
パスを選択、すなわち、偶数番目の信号が送出されるE
VENパスと奇数番目の信号が送出されるODDパスか
を選択するために使用される。
【0037】図8および図9に示されるように、ディジ
タルフィルタ(第1のフィルタ91および第2のフィル
タ92)は、シンクロナイザ20’を介して供給される
クロック検出回路70からの出力により内部クロックの
入カクロックに対する遅れ/進みを判定して処理し、P
Iカウンタ30’を介してクロック検出回路70の位相
インターポレ一夕(12)にフィードバックする。ここ
で、PIカウンタ30’には第1のフィルタ91の出力
が供給され、また、各PIカウンタ30には第2のフィ
ルタ92の出力と第3のフィルタ部93の各出力とが加
算器95で加算されたものが供給される。そして、各P
Iカウンタ30を介して各データ検出回路10の位相イ
ンターポレ一夕12にもフィードバック(アップまたは
ダウン)値が送られる。
【0038】ここで、シンクロナイザ20,20’は、
遅延コードDCにより制御されるが、この遅延コードD
Cは遅延量をディジタル値で表したものである。また、
第3のフィルタ部93は、クロック検出回路70とデー
タ検出回路10の間のスキュー調整を行うロジック回路
を備え、このスキュー調整ロジック回路により各レシー
バ(クロック検出回路70およびデータ検出回路10)
の位相誤差が最小となるように制御する。
【0039】図10は図8の受信回路におけるレシーバ
の判定回路11の一例を示すブロック図である。図10
において、参照符号111はイコライザ、112o,1
13oおよび112e,113eは奇数パス用および偶
数パス用データ判定ユニット(D型フリップフロップ:
D−FF)、114oおよび114eは奇数パス用およ
び偶数パス用バッファ、そして、115は制御信号発生
部を示している。
【0040】判定回路11は後段のシンクロナイザにデ
ータを渡す役割を果たすが、入力信号はイコライザ(E
QRZ)111を介して奇数パス用データ判定ユニット
112o,113oおよび偶数パス用データ判定ユニッ
ト112e,113eに供給される。ここで、奇数パス
用データ判定ユニット112o,113oおよび偶数パ
ス用データ判定ユニット112e,113eは、四相ク
ロック信号(位相が90度異なる2組の相補信号)A,
B,AX,BXが供給された制御信号発生部115の出
力により交互に駆動されるようになっている。また、各
イコライザ(4つのイコライザ)には、それぞれ位相が
90度異なる四相クロック信号A,B,AX,BXによ
り、順次駆動されるようになっている。そして、奇数パ
ス用データ判定ユニット112o,113oおよび偶数
パス用データ判定ユニット112e,113eの出力
は、それぞれバッファ114oおよび114eを介して
データD0(D0〜D3)として出力される。
【0041】ここで、四相クロック信号A,B,AX,
BXは、位相インターポレータ12の出力として判定回
路11に入力され、また、データD0〜D3およびデー
タクロック信号DCLKは、シンクロナイザ(シンクロ
ナイザの後半部分)20へ出力される。図11は図8の
受信回路におけるシンクロナイザ20の一例を示すブロ
ック図である。図11において、参照符号201はシン
クロナイズユニット、202はレジスタ(D−FF)、
203は位相比較器(位相検出器)、そして、204は
フィルタ(ディジタルフィルタ)を示している。
【0042】図11に示されるように、シンクロナイザ
(シンクロナイザの後半部分)20は、判定回路11か
らのデータ信号D0〜D3およびデータクロック信号D
CLKを受け取ると共に、基本制御回路(BCTL部)
90からの遅延コードDCおよびポインタ信号PS、並
びに、コアクロック(第2のクロック信号CLK2)を
受け取る。
【0043】各シンクロナイズユニット201は、複数
のレジスタ(D−FF)211〜216およびセレクタ
217〜219を備えて構成され、セレクタ219で選
択されたシンクロナイズユニット201の出力信号がコ
アクロックCLK2で制御されるレジスタ202を介し
て出力されることにより、コアクロックCLK2に同期
したデータ信号D0’〜D3’が得られる。
【0044】ここで、セレクタ219は、基本制御回路
90からのポインタ信号PSにより制御され、奇数また
は偶数の信号パス(奇数パス用または偶数パス用バッフ
ァ114o,114eの出力)が選択されて出力され
る。また、セレクタ217および218は遅延コードD
Cにより制御され、遅延量に応じたレジスタの段数が選
択されるようになっている。
【0045】位相比較器203(例えば、図7における
位相比較器61に対応)は、データクロック信号DCL
KとコアクロックCLK2の位相を比較し、その出力を
フィルタ204(例えば、図4におけるフィルタ63に
対応)を介してPIカウンタ30へ供給する。これによ
り、コアクロック(CLK2)とデータクロック信号D
CLKの位相が合い、その結果として、これと特定の位
相関係(D−FFのclock-to-Qの時間に相当)にある
位相インターポレ一夕のクロック(DCLK)の位相が
合う位相コード値が決定(校正)されることになる。
【0046】図12は図11のシンクロナイザにおける
位相比較器(位相検出回路)203およびフィルタ20
4の一例を示すブロック図であり、図13は図12の位
相検出回路におけるコード発生回路の動作を説明するた
めの図である。図12に示されるように、位相比較器
(位相検出器)203は出力レジスタと同様のレジスタ
(D−FF)として構成され、また、フィルタ204
は、アップダウンカウンタ(例えば、4ビットのアップ
ダウンカウンタ)241、フィルタ部242およびコー
ド発生器243を備えて構成される。そして、データク
ロック信号DCLKとコアクロックCLK2の位相差に
応じてアップダウンカウンタ241を制御し、フィルタ
242の出力U,Dに応じて図13に示すような真理値
表のコードb2,b0を出力する。
【0047】図14は図11のシンクロナイザの動作を
説明するためのタイミング図であり、偶数の信号パスの
動作を説明するものである。なお、奇数の信号パスも同
様である。図14において、参照符号PPは、入力され
た4ビットの最初のクロック『0』からこの4ビットデ
ータを並列に出力するまでのレイテンシーが零(3UI
+td:ここで、tdはレジスタの遅延)のタイミング
を示し、また、Tminは読み出し最小時間(3UI+
td+(0〜6UI):ここで、0〜6UIは読み出し
マージン)を示す。
【0048】図9を参照して説明したように、位相コー
ドを校正した後のデータの遅延は、基本制御回路(BC
TL部)90におけるレイテンシーカウンタ97の値に
より分かる。このレイテンシーカウンタ97の値を使用
して遅延コードDCおよびポインタ信号PSを発生す
る。図14ではレイテンシーコードの上位4ビットが示
されており、遅延コードDCによって、セレクタ(図1
1における偶数の信号パスのセレクタ)218が制御さ
れる。すなわち、上位4ビットのレイテンシーコードが
『0000』,『0001』,『0010』のとき、図
11のセレクタ218は信号パスR00(レジスタを通
らないパス)を選択し、また、レイテンシーコードが
『0011』,『0100』のとき、セレクタ218は
信号パスR01(レジスタ214だけを通るパス)を選
択し、さらに、レイテンシーコードが『0101』,
『0110』のとき、セレクタ218は信号パスR10
(レジスタ214および215を通るパス)を選択し、
そして、レイテンシーコードが『0111』,『100
0』,『1001』のとき、セレクタ218は信号パス
R11(全てのレジスタ214〜216を通るパス)を
選択する。
【0049】ここで、ポインタ信号PSは、基本的には
『0101』とトグルを続けるが、シンクロナイザ20
の遅延が限界値を超えて大きく(或いは、小さく)なる
と、基本制御回路90によりトグルしないように制御し
(例えば、『0101011010…』(『…11
…』))、それと同時に、例えば、レイテンシーコード
を4UI(単位間隔:Unit Interval)だけシフトす
る。なお、このレイテンシーコードのシフト処理が行わ
れるときのデータは使用せずに廃棄することになるが、
これは、例えば、入力信号(受信回路に伝えられるデー
タ信号)の所定ビット毎にそのための補償用データを挿
入しておく。この補償用データは、例えば、最初の符号
が特殊符号(Null Symbol)で4ビットのデータとして
構成される。
【0050】なお、位相コードの校正は、例えば、電源
の投入時等において、4ビット周期のトレーニングパタ
ーンの入力信号『1000100010001…』を与
えて行うようになっている。そして、シンクロナイザ2
0で使用する遅延コードは、図14に示されるようなレ
イテンシーコードに基づいて発生される。図15は図8
の受信回路における先読み特殊符号発生ユニットの一例
を示すブロック図である。
【0051】図15に示されるように、先読み特殊符号
発生ユニット220は、図11に示すようなシンクロナ
イズユニット201と類似の構成とされ、複数のレジス
タ(D−FF)221〜224、セレクタ225〜22
7、および、出力レジスタ(D−FF)228を備えて
構成される。すなわち、例えば、受信回路に対してシリ
アルに送られてくる4ビットデータの最初の1ビット
(レジスタ112o,112e)の出力信号だけ、バッ
ファ144o,144eを介して先読み特殊符号発生ユ
ニット220に供給され、これにより、パラレルに出力
されるデータD0〜D3よりも早いタイミング(3UI
程度早いタイミング)で、特殊符号(4ビットの補償用
データの最初の1ビット)nを検出することができるよ
うになっている。
【0052】図16は図15のシンクロナイザの動作を
説明するためのタイミング図である。図14と図16と
の比較から明らかなように、図15に示すシンクロナイ
ザにおける先読み特殊符号発生ユニット220は、図1
1と類似した動作を行って遅延コードがレイテンシーコ
ードに基づいて発生される。なお、上述した特殊符号
(Null Symbol)を他のデータよりも先に確認すること
によって、補償用データによる処理を行うようになって
いる。
【0053】図17は図8の受信回路における位相イン
ターポレータ12とシンクロナイザ20との間のインタ
ーフェース回路(PI制御回路)30の一例を示すブロ
ック図である。図17に示されるように、インターフェ
ース回路30は、カウンタ301およびセレクタ302
を備え、シンクロナイザ20の出力(フィルタ204か
らの出力コード)b2,b1(=0),b0と基本制御
回路90からのコードb2’,b1’,b0’とを位相
オフセットキャンセル信号POCによりセレクタ302
で選択して、カウンタ301に供給する。そして、カウ
ンタ301によりカウントされた位相コード(グレーコ
ード:Gray Code)は、位相インターポレータ12に供
給される。
【0054】ここで、位相オフセットキャンセル信号P
OCが『1』のとき、セレクタ302はシンクロナイザ
20からのコードを選択することになり、ローカルな帰
還ループが形成されて位相コードの校正が行われる。ま
た、位相オフセットキャンセル信号POCが『0』のと
きには、基本制御回路90からの出力コードが選択され
てそれがカウンタ301に供給される。
【0055】図18は図8の受信回路における位相イン
ターポレータ12の一例を示すブロック図である。図1
8に示されるように、位相インターポレータ12は、コ
ード変換部121、D/Aコンバータ122、位相イン
ターポレータコア123、および、分周器124を備え
ている。
【0056】コード変換部121は、カウンタ301
(インターフェース回路30)からの位相コード(グレ
ーコード)をサモメタコード(Thermometer Code)に変
換してD/Aコンバータ122に供給し、このD/Aコ
ンバータ122は、供給されたサモメタコードをアナロ
グ信号に変換して位相インターポレータコア123に供
給する。
【0057】位相インターポレータコア123は、ミキ
サおよび比較器を備え、例えば、PLL回路からの四相
クロック信号(例えば、800MHz)に対してD/A
コンバータ122の出力で重み付けを行って任意の位相
を有する二相クロック信号(例えば、800MHz)を
分周器124に出力する。分周器124は、入力された
二相クロック信号を分周してそれぞれ位相が90度異な
る四相クロック信号(位相が90度異なる2組の相補信
号)A,B,AX,BX(例えば、400MHz)を発
生し、この四相クロック信号が判定回路11に供給され
ることになる。
【0058】(付記1) 基準クロック信号を受け取
り、ディジタルコードで出力位相を制御して第1のクロ
ック信号を発生するクロック信号発生手段と、該第1の
クロック信号で動作する回路群と第2のクロック信号で
動作する内部回路との間で信号の受け渡しを行うシンク
ロナイズ手段と、前記第1のクロック信号と前記第2の
クロック信号の位相が特定の関係にあるときの位相コー
ドを認識する位相コード認識手段と、該認識された位相
コードの値と前記第1および第2のクロック信号の位相
差との関係を校正する校正手段とを備え、該校正手段に
より校正された位相コード情報を使って前記シンクロナ
イズ手段を制御することを特徴とするタイミング信号発
生システム。
【0059】(付記2) 付記1に記載のタイミング信
号発生システムにおいて、前記第2のクロック信号の周
期と前記基準クロック信号の周期とは整数倍の関係にあ
ることを特徴とするタイミング発生回路。 (付記3) 付記1に記載のタイミング信号発生システ
ムにおいて、前記クロック信号発生手段は、位相インタ
ーポレータであることを特徴とするタイミング発生回
路。
【0060】(付記4) 付記1に記載のタイミング信
号発生システムにおいて、前記校正手段による位相コー
ド値と第1および第2のクロック信号の位相差との校正
を、該タイミング信号発生システムを設けた装置の電源
投入時に実行することを特徴とするタイミング発生回
路。 (付記5) 付記1に記載のタイミング信号発生システ
ムにおいて、前記シンクロナイズ手段は、前記第1のク
ロック信号で駆動される第1のD型フリップフロップ
と、該第1のD型フリップフロップから出力される繰り
返し信号を前記第2のクロック信号で駆動されてラッチ
する第2のD型フリップフロップとを備えることを特徴
とするタイミング信号発生システム。
【0061】(付記6) 付記1に記載のタイミング信
号発生システムにおいて、前記シンクロナイズ手段は、
前記第1のクロック信号で駆動されるセレクタと、該セ
レクタから出力される繰り返し信号を前記第2のクロッ
ク信号で駆動されてラッチするD型フリップフロップと
を備えることを特徴とするタイミング信号発生システ
ム。
【0062】(付記7) 付記1に記載のタイミング信
号発生システムにおいて、さらに、前記第1のクロック
信号と前記第2のクロック信号の位相比較を行う位相比
較器と、該位相比較器の出力を処理して前記位相コード
に帰還をかける帰還ループを備え、該帰還ループを動作
させて前記第1および第2のクロック信号の位相差を所
定の値にするときの位相コードを認識することを特徴と
するタイミング信号発生システム。
【0063】(付記8) 付記7に記載のタイミング信
号発生システムにおいて、前記位相比較器は、前記第1
のクロック信号で駆動される第1のD型フリップフロッ
プと、該第1のD型フリップフロップから出力される繰
り返し信号を前記第2のクロック信号で駆動されてラッ
チする第2のD型フリップフロップとを備えることを特
徴とするタイミング信号発生システム。
【0064】(付記9) 付記7に記載のタイミング信
号発生システムにおいて、前記位相比較器は、前記第1
のクロック信号で駆動されるセレクタと、該セレクタか
ら出力される繰り返し信号を前記第2のクロック信号で
駆動されてラッチするD型フリップフロップとを備える
ことを特徴とするタイミング信号発生システム。
【0065】(付記10) 付記1に記載のタイミング
信号発生システムにおいて、前記校正手段は、前記第1
および第2のクロック信号の位相差が所定の値になった
タイミングで零にリセットされ、その後は前記位相コー
ドと同様に変化するカウンタを備えることを特徴とする
タイミング信号発生システム。 (付記11) 付記1に記載のタイミング信号発生シス
テムにおいて、前記校正手段は、前記第1および第2の
クロック信号の位相差が所定の値になったときの位相コ
ードの値をオフセット値として記憶する記憶手段を備え
ることを特徴とするタイミング信号発生システム。
【0066】(付記12) 付記10または11のいず
れか1項に記載のタイミング信号発生システムにおい
て、前記シンクロナイズ手段をFIFOと等価な回路で
構成し、該FIFOの書き込みポインタの値および前記
位相コードの値を用いて当該FIFOの読み出しポイン
タの値を決定することを特徴とするタイミング信号発生
システム。
【0067】(付記13) 入力信号からクロック信号
を再生し、該再生されたクロック信号を用いて該入力信
号のデータを読み出す受信回路であって、基準クロック
信号を受け取り、ディジタルコードで出力位相を制御し
て第1のクロック信号を発生するクロック信号発生手段
と、該第1のクロック信号で動作する回路群と第2のク
ロック信号で動作する内部回路との間で信号の受け渡し
を行うシンクロナイズ手段と、前記第1のクロック信号
と前記第2のクロック信号の位相が特定の関係にあると
きの位相コードを認識する位相コード認識手段と、該認
識された位相コードの値と前記第1および第2のクロッ
ク信号の位相差との関係を校正する校正手段とを備え、
該校正手段により校正された位相コード情報を使って前
記シンクロナイズ手段を制御することを特徴とする受信
回路。
【0068】(付記14) 付記13に記載の受信回路
において、前記第1のクロック信号で動作する回路群
は、前記入力信号からデータを検出するためのデータ検
出回路、および、該入力信号からクロックを再生するた
めのクロック検出回路を備え、前記第2のクロック信号
で動作する内部回路は、前記クロック信号発生手段を制
御する基本制御回路を備えることを特徴とする受信回
路。
【0069】(付記15) 付記14に記載の受信回路
において、前記データ検出回路は、第1のクロック信号
群により駆動される複数のデータ検出ユニットを備え、
前記クロック検出回路は、前記第1のクロック信号群と
所定の位相差だけ異なる第2のクロック信号群により駆
動される複数のクロック検出ユニットを備えることを特
徴とする受信回路。
【0070】(付記16) 付記14に記載の受信回路
において、前記データ検出回路および前記クロック検出
回路は偶数の信号パスおよび奇数の信号パスを有し、ポ
イント制御信号に応じて該偶数または奇数のいずれかの
信号パスを選択するようになっていることを特徴とする
受信回路。 (付記17) 付記13に記載の受信回路において、前
記第2のクロック信号の周期と前記基準クロック信号の
周期とは整数倍の関係にあることを特徴とする受信回
路。
【0071】(付記18) 付記13に記載の受信回路
において、前記クロック信号発生手段は、位相インター
ポレータであることを特徴とする受信回路。 (付記19) 付記13に記載の受信回路において、前
記校正手段による位相コード値と第1および第2のクロ
ック信号の位相差との校正を、該受信回路を設けた装置
の電源投入時に実行することを特徴とする受信回路。
【0072】(付記20) 付記13に記載の受信回路
において、前記シンクロナイズ手段は、前記第1のクロ
ック信号で駆動される第1のD型フリップフロップと、
該第1のD型フリップフロップから出力される繰り返し
信号を前記第2のクロック信号で駆動されてラッチする
第2のD型フリップフロップとを備えることを特徴とす
る受信回路。
【0073】(付記21) 付記13に記載の受信回路
において、前記シンクロナイズ手段は、前記第1のクロ
ック信号で駆動されるセレクタと、該セレクタから出力
される繰り返し信号を前記第2のクロック信号で駆動さ
れてラッチするD型フリップフロップとを備えることを
特徴とする受信回路。
【0074】(付記22) 付記13に記載の受信回路
において、さらに、前記第1のクロック信号と前記第2
のクロック信号の位相比較を行う位相比較器と、該位相
比較器の出力を処理して前記位相コードに帰還をかける
帰還ループを備え、該帰還ループを動作させて前記第1
および第2のクロック信号の位相差を所定の値にすると
きの位相コードを認識することを特徴とする受信回路。
【0075】(付記23) 付記22に記載の受信回路
において、前記位相比較器は、前記第1のクロック信号
で駆動される第1のD型フリップフロップと、該第1の
D型フリップフロップから出力される繰り返し信号を前
記第2のクロック信号で駆動されてラッチする第2のD
型フリップフロップとを備えることを特徴とする受信回
路。
【0076】(付記24) 付記22に記載の受信回路
において、前記位相比較器は、前記第1のクロック信号
で駆動されるセレクタと、該セレクタから出力される繰
り返し信号を前記第2のクロック信号で駆動されてラッ
チするD型フリップフロップとを備えることを特徴とす
る受信回路。 (付記25) 付記13に記載の受信回路において、前
記校正手段は、前記第1および第2のクロック信号の位
相差が所定の値になったタイミングで零にリセットさ
れ、その後は前記位相コードと同様に変化するカウンタ
を備えることを特徴とする受信回路。
【0077】(付記26) 付記13に記載の受信回路
において、前記校正手段は、前記第1および第2のクロ
ック信号の位相差が所定の値になったときの位相コード
の値をオフセット値として記憶する記憶手段を備えるこ
とを特徴とする受信回路。 (付記27) 付記25または26のいずれか1項に記
載の受信回路において、前記シンクロナイズ手段をFI
FOと等価な回路で構成し、該FIFOの書き込みポイ
ンタの値および前記位相コードの値を用いて当該FIF
Oの読み出しポインタの値を決定することを特徴とする
受信回路。
【0078】
【発明の効果】以上、詳述したように、本発明によれ
ば、高速信号の受信に使うクロック信号と内部回路の駆
動クロック信号との位相関係を、位相検出回路を常時動
作させることなく全ての位相範囲に渡って正確に知るこ
とができるため、低レイテンシーでしかもメタステーブ
ル状態の可能性のないシンクロナイザを実現することが
できる。従って、シンクロナイザを有するタイミング信
号発生システム(受信回路)を、より少ない回路量で構
成すると共に、短い処理時間で動作させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のタイミング信号発生システム(受信回
路)の一例を示すブロック図である。
【図2】本発明に係るタイミング信号発生システム(受
信回路)の原理構成を示すブロック図である。
【図3】本発明のタイミング信号発生システムの第1実
施例を示すブロック図である。
【図4】本発明のタイミング信号発生システムの第2実
施例を示すブロック図である。
【図5】本発明のタイミング信号発生システムの第3実
施例を示すブロック図である。
【図6】本発明のタイミング信号発生システムの第4実
施例を示すブロック図である。
【図7】本発明のタイミング信号発生システムの第5実
施例を示すブロック図である。
【図8】本発明が適用される受信回路のアーキテクチャ
の一例を示すブロック図である。
【図9】図8の受信回路におけるBCTL部の一例を示
すブロック図である。
【図10】図8の受信回路におけるレシーバの判定回路
の一例を示すブロック図である。
【図11】図8の受信回路におけるシンクロナイザの一
例を示すブロック図である。
【図12】図11のシンクロナイザにおける位相比較器
およびフィルタの一例を示すブロック図である。
【図13】図12の位相検出回路におけるコード発生回
路の動作を説明するための図である。
【図14】図11のシンクロナイザの動作を説明するた
めのタイミング図である。
【図15】図8の受信回路における先読み特殊符号発生
ユニットの一例を示すブロック図である。
【図16】図15のシンクロナイザの動作を説明するた
めのタイミング図である。
【図17】図8の受信回路における位相インターポレー
タとシンクロナイザとの間のインターフェース回路の一
例を示すブロック図である。
【図18】図8の受信回路における位相インターポレー
タの一例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1,10…データ検出回路(データ検出回路ユニット) 2,20,20’…シンクロナイザ 3…制御回路 4…ディレイエレメント(位相インターポレータ) 5…内部回路 6…PLL回路 7,70…クロック検出回路(クロック検出回路ユニッ
ト) 8…位相比較器(位相検出器) 9…フィルタ(ディジタルフィルタ) 11…判定回路(検出回路) 12…位相インターポレータ 30,30’…位相インターポレータカウンタ(PIカ
ウンタ) 31…コード認識回路 32…アップダウンカウンタ 33…レジスタ 60…ディジタルループフィルタ 61…位相比較器 62…分周器 63…フィルタ(アップダウンカウンタ) 64…セレクタ 90…基本制御回路(BCTL部) 91…第1のフィルタ 92…第2のフィルタ 93…第3のフィルタ部(スキュー調整ロジック回路) 94…遅延コード発生回路 95…加算器 96…セレクタ 97…レイテンシーカウンタ 98…制御信号発生部 201…シンクロナイズユニット 202…レジスタ(D−FF) 203…位相比較器(位相検出器) 204…フィルタ(ディジタルフィルタ) 220…先読み特殊符号発生ユニット

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基準クロック信号を受け取り、ディジタ
    ルコードで出力位相を制御して第1のクロック信号を発
    生するクロック信号発生手段と、 該第1のクロック信号で動作する回路群と第2のクロッ
    ク信号で動作する内部回路との間で信号の受け渡しを行
    うシンクロナイズ手段と、 前記第1のクロック信号と前記第2のクロック信号の位
    相が特定の関係にあるときの位相コードを認識する位相
    コード認識手段と、 該認識された位相コードの値と前記第1および第2のク
    ロック信号の位相差との関係を校正する校正手段とを備
    え、該校正手段により校正された位相コード情報を使っ
    て前記シンクロナイズ手段を制御することを特徴とする
    タイミング信号発生システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のタイミング信号発生シ
    ステムにおいて、前記第2のクロック信号の周期と前記
    基準クロック信号の周期とは整数倍の関係にあることを
    特徴とするタイミング発生回路。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のタイミング信号発生シ
    ステムにおいて、前記クロック信号発生手段は、位相イ
    ンターポレータであることを特徴とするタイミング発生
    回路。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のタイミング信号発生シ
    ステムにおいて、前記校正手段による位相コード値と第
    1および第2のクロック信号の位相差との校正を、該タ
    イミング信号発生システムを設けた装置の電源投入時に
    実行することを特徴とするタイミング発生回路。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のタイミング信号発生シ
    ステムにおいて、前記シンクロナイズ手段は、 前記第1のクロック信号で駆動される第1のD型フリッ
    プフロップと、 該第1のD型フリップフロップから出力される繰り返し
    信号を前記第2のクロック信号で駆動されてラッチする
    第2のD型フリップフロップとを備えることを特徴とす
    るタイミング信号発生システム。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載のタイミング信号発生シ
    ステムにおいて、前記シンクロナイズ手段は、 前記第1のクロック信号で駆動されるセレクタと、 該セレクタから出力される繰り返し信号を前記第2のク
    ロック信号で駆動されてラッチするD型フリップフロッ
    プとを備えることを特徴とするタイミング信号発生シス
    テム。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載のタイミング信号発生シ
    ステムにおいて、さらに、 前記第1のクロック信号と前記第2のクロック信号の位
    相比較を行う位相比較器と、 該位相比較器の出力を処理して前記位相コードに帰還を
    かける帰還ループを備え、該帰還ループを動作させて前
    記第1および第2のクロック信号の位相差を所定の値に
    するときの位相コードを認識することを特徴とするタイ
    ミング信号発生システム。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載のタイミング信号発生シ
    ステムにおいて、前記校正手段は、前記第1および第2
    のクロック信号の位相差が所定の値になったタイミング
    で零にリセットされ、その後は前記位相コードと同様に
    変化するカウンタを備えることを特徴とするタイミング
    信号発生システム。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載のタイミング信号発生シ
    ステムにおいて、前記校正手段は、前記第1および第2
    のクロック信号の位相差が所定の値になったときの位相
    コードの値をオフセット値として記憶する記憶手段を備
    えることを特徴とするタイミング信号発生システム。
  10. 【請求項10】 入力信号からクロック信号を再生し、
    該再生されたクロック信号を用いて該入力信号のデータ
    を読み出す受信回路であって、 基準クロック信号を受け取り、ディジタルコードで出力
    位相を制御して第1のクロック信号を発生するクロック
    信号発生手段と、 該第1のクロック信号で動作する回路群と第2のクロッ
    ク信号で動作する内部回路との間で信号の受け渡しを行
    うシンクロナイズ手段と、 前記第1のクロック信号と前記第2のクロック信号の位
    相が特定の関係にあるときの位相コードを認識する位相
    コード認識手段と、 該認識された位相コードの値と前記第1および第2のク
    ロック信号の位相差との関係を校正する校正手段とを備
    え、該校正手段により校正された位相コード情報を使っ
    て前記シンクロナイズ手段を制御することを特徴とする
    受信回路。
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