JP2003008480A - エコーキャンセル装置およびそのプログラム記録媒体 - Google Patents

エコーキャンセル装置およびそのプログラム記録媒体

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JP2003008480A
JP2003008480A JP2001183495A JP2001183495A JP2003008480A JP 2003008480 A JP2003008480 A JP 2003008480A JP 2001183495 A JP2001183495 A JP 2001183495A JP 2001183495 A JP2001183495 A JP 2001183495A JP 2003008480 A JP2003008480 A JP 2003008480A
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channel
echo
filter
power
pseudo echo
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Application number
JP2001183495A
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English (en)
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Minoru Matsui
実 松井
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 チャンネルごとに係数転送判別手段を設け、
収束時間を短縮し、エコー消去量を増やすことができる
エコーキャンセル装置を提供すること。 【解決手段】 ダブルトークを検出する第1転送条件判
別手段31と、第1chの遠端信号のない区間での誤転送
を防ぐための第2転送条件判別手段41と、第2chの遠
端信号のない区間での誤転送を防ぐための第3転送条件
判別手段42と、BGフィルタ101、102の残留誤差
がFGフィルタ201、202の残留誤差より小さいこと
を判断する第4転送条件判別手段51とを備え、第1、
第2、第4転送条件判別手段31、41、51において
転送条件が満足したときBGフィルタ101の係数をFGフ
ィルタ201に転送し、第1、第3、第4転送条件判別
手段31、42、51において転送条件が満足したとき
BGフィルタ102の係数をFGフィルタ201に転送する
こととする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チャンネルごとに
エコー消去量を増やすことができるエコーキャンセル装
置およびそのプログラム記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ダブルトーク検出に優れたエコー
キャンセル装置の構成として、K.Ochiai、T.Araseki an
d T.Ogihara、"Echo Canceler with Two Echo Path Mod
els"、IEEE Trans.on Communications、vol.COM-25、
No6.pp.589-595、June.1977や中原、羽
田、牧野、吉川”音響エコーキャンセル装置におけるダ
ブルトーク制御方式の検討”、音講論集3-7-5,Marc
h.1992記載のフォアグラウンドとバックグラウンド
構成(以下、「FGとBG構成」と称す)が知られている。
また前記「FGとBG構成」のエコーキャンセル装置におい
て、ダブルトーク区間で、係数誤転送の可能性が低くな
る係数転送判別器が「特開2000-244372」で
提案されている。
【0003】図11は、従来のFG(Fore Ground)とBG(Ba
ck Ground)フィルタを用いるエコーキャンセル装置のブ
ロック図を示す。
【0004】この従来のエコーキャンセル装置は、遠端
信号xと誤差信号ebからエコーパス5の同定を行い、
エコーzを消去するための第1擬似エコーybを算出す
るBGフィルタ101と、遠端側に戻ってしまうエコーz
を消去するための第2擬似エコーyfを算出するBGフィ
ルタ101の係数が転送されるFGフィルタ201と、BG
フィルタ101の係数をFGフィルタ201に転送するか
否かを判定する係数転送判別器300とを有し、係数転
送判別手段81において判別結果が真の場合にのみ、BG
フィルタ101の係数をFGフィルタ201に転送する。
【0005】係数転送判別器300は、エコーzと第1
擬似エコーybとの相関を算出する相関器11と、第1
擬似エコーybのパワーを算出する2乗平均回路21
と、第1誤差信号ebのパワーを算出する2乗平均回路
22と、第2誤差信号efのパワーを算出する2乗平均
回路23と、相関器11と2乗平均回路21の出力結果
を比較判定する第1転送条件判別手段31と、2乗平均
回路21、22の出力結果を比較判定する第2転送条件
判別手段41と、2乗平均回路22、23の出力結果を
比較判定する第3転送条件判別手段51と、第1、第
2、第3転送条件判別手段31、41、51の出力結果
を用いて係数転送判別を行う係数転送判別手段81と、
BGフィルタ101からFGフィルタ201に係数を転送す
る係数転送スイッチ71とから構成され、BGフィルタ1
01からFGフィルタへ201の係数転送は以下の3つの
転送条件を同時に満たす場合に行われる。
【0006】転送条件1は、相関器11によりエコー信
号zと第1擬似エコーybとの相関を算出し、さらに2
乗平均回路21で第1擬似エコーybのパワーを求めて
からそれらの比の絶対値を求めて、その比がある範囲内
に収まっているかを判別する。本転送条件は式(1)で
与えられる。(以下、すべての式において、Lは正整数
である)
【0007】
【数1】
【0008】転送条件2は、2乗平均回路21で求めた
第1擬似エコーybのパワーが、2乗平均回路22で求
めた第1擬似エコーybとエコー信号zとの差である第
1誤差信号ebのパワーの1以上の倍数より大きいかを
判別する。本転送条件は式(2)で与えられる。
【0009】
【数2】
【0010】転送条件3は、2乗平均回路22で求めた
第1擬似エコーybとエコー信号zとの差である第1誤
差信号ebのパワーが、2乗平均回路23で求めた第2
擬似エコーyfとエコー信号zとの差である第2誤差信
号efのパワーの0より大で1未満の倍数(以降、1未
満の倍数とする)より小さいかを判別する。本転送条件
は式(3)で与えられる。
【0011】
【数3】
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のエコーキャンセル装置では、遠端信号xは1チャン
ネルの信号として扱う構成であり、2チャンネル以上を
扱う構成の係数転送判別器については提案されていな
い。
【0013】そこで従来の1チャンネル対応の係数転送
判別器300を、2チャンネル以上の遠端信号を扱う構
成に対応すべく拡張すると、図12のエコーキャンセル
装置のブロック図のようになる。但し、ここでは第1ch
と第2chの2チャンネルの場合について説明する。
【0014】図12に示すエコーキャンセル装置は、遠
端信号x1、遠端信号x2と誤差信号ebからそれぞれエ
コーパス5、エコーパス6の同定を行い、エコーzを消
去するための第1chの第1擬似エコーyb1を算出するBG
フィルタ101と、エコーzを消去するための第2chの
第1擬似エコーyb2を算出するBGフィルタ102と、第
1chの第1擬似エコーyb1と第2chの第1擬似エコーy
b2を合成するための加算器111と、遠端側に戻ってし
まうエコーzを消去するための第1chの第2擬似エコー
を算出するBGフィルタ101の係数が転送されるFGフィ
ルタ201と、遠端側に戻ってしまうエコーzを消去す
るための第2chの第2擬似エコーを算出するBGフィルタ
102の係数が転送されるFGフィルタ202と、第1ch
の第2擬似エコーyf1と第2chの第2擬似エコーyf2
合成するための加算器211と、BGフィルタ101の係
数をFGフィルタに転送するか否かを判定する係数転送判
別器300とを有し、係数転送判別手段81において判
別結果が真の場合にのみ、BGフィルタ101の係数をFG
フィルタ201へ、BGフィルタ102の係数をFGフィル
タ202へに転送する。
【0015】係数転送判別器300は、エコーzと第1
擬似エコーybとの相関を算出する相関器11と、第1
擬似エコーybのパワーを算出する2乗平均回路21
と、第1誤差信号のパワーを算出する2乗平均回路22
と、第2誤差信号のパワーを算出する2乗平均回路23
と、相関器11と2乗平均回路21の出力結果を比較判
定する第1転送条件判断手段31と、2乗平均回路2
1、22の出力結果を比較判定する第2転送条件判断手
段41と、2乗平均回路22、23の出力結果を比較判
定する第3転送条件判断手段51と、第1、第2、第3
転送条件判断手段31、41、51の出力結果を用いて
係数転送判別を行う係数転送判別手段81と、BGフィル
タ101からFGフィルタ201に係数を転送する係数転
送スイッチ71と、BGフィルタ102からFGフィルタ2
02に係数を転送する係数転送スイッチ72とから構成
され、BGフィルタ101、102からFGフィルタ20
1、202への係数転送は前記3つの転送条件を同時に
満たす場合に行われる。
【0016】ところが、従来の係数転送判別器300を
そのまま2チャンネル以上の遠端信号x1、2に適用す
ると、チャンネルによってはBGフィルタ101、102
が収束していないにもかかわらず、前記3つの転送条件
を同時に満たすことによって、FGフィルタ201、20
2に係数が誤転送されてしまい、収束時間が長くなりエ
コー消去量も少なくなるという問題があった。
【0017】本発明は、このような従来の問題を解決す
るためになされたもので、チャンネルごとに係数転送判
別手段を設け、各チャンネルのBGフィルタの擬似エコー
を用いることによって、チャンネルごとに最適な係数転
送が可能となり、収束時間を短縮し、エコー消去量を増
やすことができるエコーキャンセル装置を提供するもの
である。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明のエコーキャンセ
ル装置は、第1chの第1擬似エコーを算出するBG(Back
Ground)フィルタと、第2chの第1擬似エコーを算出す
るBGフィルタと、第1chの第2擬似エコーを算出するFG
(Fore Ground)フィルタと、第2chの第2擬似エコーを
算出するFGフィルタと、前記第1chの第1擬似エコーと
前記第2chの第1擬似エコーを加算した第1擬似エコー
とエコー信号との相関値と、前記第1擬似エコーとの比
が予め定めた範囲内にあることを判別する第1転送条件
判別手段と、前記第1chの第1擬似エコーのパワーが、
前記第1擬似エコーと前記エコー信号との差である第1
誤差信号のパワーの1以上の倍数より大きいことを判別
する第2転送条件判別手段と、前記第2chの第1擬似エ
コーのパワーが、前記第1誤差信号のパワーの1以上の
倍数より大きいことを判別する第3転送条件判別手段
と、前記第1誤差信号のパワーが、前記第1chの第2擬
似エコーと前記第2chの第2擬似エコーを加算した第2
擬似エコーと前記エコー信号との差である第2誤差信号
のパワーの1未満の倍数より小さいことを判別する第4
転送条件判別手段とを備え、前記第1、第2、第4転送
条件判別手段においてすべての転送条件が満足されたと
きに前記第1chのBGフィルタの係数を前記第1chのFGフ
ィルタに転送し、前記第1、第3、第4転送条件判別手
段においてすべての転送条件が満足されたときに前記第
2chのBGフィルタの係数を前記第2chのFGフィルタに転
送することとする。
【0019】この構成により、チャンネルごとに最適な
係数転送が可能となり、収束時間を短縮し、エコー消去
量を増やすことができる。
【0020】また、本発明のエコーキャンセル装置は、
第1chの第1擬似エコーを算出するBGフィルタと、第2
chの第1擬似エコーを算出するBGフィルタと、第1chの
第2擬似エコーを算出するFGフィルタと、第2chの第2
擬似エコーを算出するFGフィルタと、前記第1chの第1
擬似エコーと前記第2chの第1擬似エコーを加算した第
1擬似エコーのパワーとエコー信号のパワーとの比が予
め定めた範囲内にあることを判別する第1転送条件判別
手段と、前記第1chの第1擬似エコーのパワーが、前記
第1擬似エコーと前記エコー信号との差である第1誤差
信号のパワーの1以上の倍数より大きいことを判別する
第2転送条件判別手段と、前記第2chの第1擬似エコー
のパワーが、前記第1誤差信号のパワーの1以上の倍数
より大きいことを判別する第3転送条件判別手段と、前
記第1誤差信号のパワーが、前記第1chの第2擬似エコ
ーと前記第2chの第2擬似エコーを加算した第2擬似エ
コーと前記エコー信号との差である第2誤差信号のパワ
ーの1未満の倍数より小さいことを判別する第4転送条
件判別手段と備え、前記第1、第2、第4転送条件判別
手段においてすべての転送条件が満足されたときに前記
第1chのBGフィルタの係数を前記第1chのFGフィルタに
転送し、前記第1、第3、第4転送条件判別手段におい
てすべての転送条件が満足されたときに前記第2chのBG
フィルタの係数を前記第2chのFGフィルタに転送するこ
ととする。
【0021】この構成により、チャンネルごとに最適な
係数転送が可能となり、収束時間を短縮し、エコー消去
量を増やすことができる。
【0022】また、本発明のエコーキャンセル装置は、
第1chの第1擬似エコーを算出するBGフィルタと、第2
chの第1擬似エコーを算出するBGフィルタと、第1chの
第2擬似エコーを算出するFGフィルタと、第2chの第2
擬似エコーを算出するFGフィルタと、前記第1chの第1
擬似エコーと前記第2chの第1擬似エコーを加算した第
1擬似エコーとエコー信号との相関値と、前記第1擬似
エコーのパワーとの比が予め定めた範囲内にあることを
判別する第1転送条件判別手段と、第1chの遠端信号の
パワーが、前記第1擬似エコーと前記エコー信号との差
である第1誤差信号のパワーの1以上の倍数より大きい
ことを判別する第2転送条件判別手段と、第2chの遠端
信号のパワーが、前記第1擬似エコーと前記エコー信号
との差である第1誤差信号のパワーの1以上の倍数より
大きいことを判別する第3転送条件判別手段と、前記第
1誤差信号のパワーが、前記第1chの第2擬似エコーと
前記第2chの第2擬似エコーを加算した第2擬似エコー
と前記エコー信号との差である第2誤差信号のパワーの
1未満の倍数より小さいことを判別する第4転送条件判
別手段とを備え、前記第1、第2、第4転送条件判別手
段においてすべての転送条件が満足されたときに前記第
1chのBGフィルタの係数を前記第1chのFGフィルタに転
送し、前記第1、第3、第4転送条件判別手段において
すべての転送条件が満足されたときに前記第2chのBGフ
ィルタの係数を前記第2chのFGフィルタに転送すること
とする。
【0023】この構成により、チャンネルごとに最適な
係数転送が可能となり、収束時間を短縮し、エコー消去
量を増やすことができる。
【0024】また、本発明のエコーキャンセル装置は、
第1chの第1擬似エコーを算出するBGフィルタと、第2
chの第1擬似エコーを算出するBGフィルタと、第1chの
第2擬似エコーを算出するFGフィルタと、第2chの第2
擬似エコーを算出するFGフィルタと、前記第1chの第1
擬似エコーと前記第2chの第1擬似エコーを加算した第
1擬似エコーのパワーとエコー信号のパワーとの比が予
め定めた範囲内にあることを判別する第1転送条件判別
手段と、第1chの遠端信号のパワーが、前記第1擬似エ
コーと前記エコー信号との差である第1誤差信号のパワ
ーの1以上の倍数より大きことを判別する第2転送条件
判別手段と、第2chの遠端信号のパワーが、前記第1誤
差信号のパワーの1以上の倍数より大きいことを判別す
る第3転送条件判別手段と、前記第1誤差信号のパワー
が、前記第1chの第2擬似エコーと前記第2chの第2擬
似エコーを加算した第2擬似エコーと前記エコー信号と
の差である第2誤差信号のパワーの1未満の倍数より小
さいことを判別する第4転送条件判別手段とを備え、前
記第1、第2、第4転送条件判別手段においてすべての
転送条件が満足されたときに前記第1chのBGフィルタの
係数を前記第1chのFGフィルタに転送し、前記第1、第
3、第4転送条件判別手段においてすべての転送条件が
満足されたときに前記第2chのBGフィルタの係数を前記
第2chのFGフィルタに転送することとする。
【0025】この構成により、チャンネルごとに最適な
係数転送が可能となり、収束時間を短縮し、エコー消去
量を増やすことができる。
【0026】また、本発明のエコーキャンセル装置は、
第1chの第1擬似エコーを算出するBGフィルタと、第2
chの第1擬似エコーを算出するBGフィルタと、第1chの
第2擬似エコーを算出するFGフィルタと、第2chの第2
擬似エコーを算出するFGフィルタと、前記第1chの第1
擬似エコーとエコー信号との相関値と、前記第1chの第
1擬似エコーのパワーとの比が予め定めた範囲内にある
ことを判別する第1転送条件判別手段と、前記第2chの
第1擬似エコーと前記エコー信号との相関値と、前記第
2chの第1擬似エコーのパワーとの比が予め定めた範囲
内にあることを判別する第2転送条件判別手段と、前記
第1chの第1擬似エコーのパワーが、前記第1擬似エコ
ーと前記エコー信号との差である第1誤差信号のパワー
の1以上の倍数より大きいことを判別する第3転送条件
判別手段と、前記第2chの第1擬似エコーのパワーが、
前記第1誤差信号のパワーの1以上の倍数より大きいこ
とを判別する第4転送条件判別手段と、前記第1誤差信
号のパワーが、前記第1chの第2擬似エコーと前記第2
chの第2擬似エコーを加算した第2擬似エコーと前記エ
コー信号との差である第2誤差信号のパワーの1未満の
倍数より小さいことを判別する第5の転送条件判別手段
とを備え、前記第1、第3、第5の転送条件判別手段に
おいてすべての転送条件が満足されたときに前記第1ch
のBGフィルタの係数を前記第1chのFGフィルタに転送
し、前記第2、第4、第5の転送条件判別手段において
すべての転送条件が満足されたときに前記第2chのBGフ
ィルタの係数を前記第2chのFGフィルタに転送すること
とする。
【0027】この構成により、チャンネルごとに最適な
係数転送が可能となり、収束時間を短縮し、エコー消去
量を増やすことができる。
【0028】また、本発明のエコーキャンセル装置は、
第1chの第1擬似エコーを算出するBGフィルタと、第2
chの第1擬似エコーを算出するBGフィルタと、第1chの
第2擬似エコーを算出するFGフィルタと、第2chの第2
擬似エコーを算出するFGフィルタと、前記第1chの第1
擬似エコーのパワーとエコー信号とのパワー比が予め定
めた範囲内にあることを判別する第1転送条件判別手段
と、前記第2chの第1擬似エコーのパワーと前記エコー
信号とのパワー比が予め定めた範囲内にあることを判別
する第2転送条件判別手段と、前記第1chの第1擬似エ
コーのパワーが、前記第1chの第1擬似エコーと前記第
2chの第1擬似エコーとを加算した第1擬似エコーと前
記エコー信号との差である第1誤差信号のパワーの1以
上の倍数より大きいことを判別する第3転送条件判別手
段と、前記第2chの第1擬似エコーのパワーが、前記第
1誤差信号のパワーの1以上の倍数より大きいことを判
別する第4転送条件判別手段と、前記第1誤差信号のパ
ワーが、前記第1chの第2擬似エコーと前記第2chの第
2擬似エコーを加算した第2擬似エコーと前記エコー信
号との差である第2誤差信号のパワーの1未満の倍数よ
り小さいことを判別する第5の転送条件判別手段とを備
え、前記第1、第3、第5の転送条件判別手段において
すべての転送条件が満足されたときに前記第1chのBGフ
ィルタの係数を前記第1chのFGフィルタに転送し、前記
第2、第4、第5の転送条件判別手段においてすべての
転送条件が満足されたときに前記第2chのBGフィルタの
係数を前記第2chのFGフィルタに転送することとする。
【0029】この構成により、チャンネルごとに最適な
係数転送が可能となり、収束時間を短縮し、エコー消去
量を増やすことができる。
【0030】また、本発明のエコーキャンセル装置は、
第1chの第1擬似エコーを算出するBGフィルタと、第2
chの第1擬似エコーを算出するBGフィルタと、第1chの
第2擬似エコーを算出するFGフィルタと、第2chの第2
擬似エコーを算出するFGフィルタと、前記第1chの第1
擬似エコーとエコー信号との相関値と、前記第1chの第
1擬似エコーのパワーとの比が予め定めた範囲内にある
ことを判別する第1転送条件判別手段と、前記第2chの
第1擬似エコーと前記エコー信号との相関値と、前記第
2chの第1擬似エコーのパワーとの比が予め定めた範囲
内にあることを判別する第2転送条件判別手段と、第1
chの遠端信号のパワーが、前記第1擬似エコーと前記エ
コー信号との差である第1誤差信号のパワーの1以上の
倍数より大きいかを判別する第3転送条件判別手段と、
第2chの遠端信号のパワーが、前記第1誤差信号のパワ
ーの1以上の倍数より大きいことを判別する第4転送条
件判別手段と、前記第1誤差信号のパワーが、前記第1
chの第2擬似エコーと前記第2chの第2擬似エコーを加
算した第2擬似エコーと前記エコー信号との差である第
2誤差信号のパワーの1未満の倍数より小さいかを判別
する第5の転送条件判別手段とを備え、前記第1、第
3、第5の転送条件判別手段においてすべての転送条件
が満足されたときに前記第1chのBGフィルタの係数を前
記第1chのFGフィルタに転送し、前記第2、第4、第5
の転送条件判別手段においてすべての転送条件が満足さ
れたときに前記第2chのBGフィルタの係数を前記第2ch
のFGフィルタに転送することする。
【0031】この構成により、チャンネルごとに最適な
係数転送が可能となり、収束時間を短縮し、エコー消去
量を増やすことができる。
【0032】また、本発明のエコーキャンセル装置は、
第1chの第1擬似エコーを算出するBGフィルタと、第2
chの第1擬似エコーを算出するBGフィルタと、第1chの
第2擬似エコーを算出するFGフィルタと、第2chの第2
擬似エコーを算出するFGフィルタと、前記第1chの第1
擬似エコーのパワーとエコー信号のパワーとの比が予め
定めた範囲内にあることを判別する第1転送条件判別手
段と、前記第2chの第1擬似エコーのパワーと前記エコ
ー信号のパワーとの比が予め定めた範囲内にあることを
判別する第2転送条件判別手段と、第1chの遠端信号の
パワーが、前記第1擬似エコーと前記エコー信号との差
である第1誤差信号のパワーの1以上の倍数より大きい
ことを判別する第3転送条件判別手段と、第2chの遠端
信号のパワーが、前記第1誤差信号のパワーの1以上の
倍数より大きいことを判別する第4転送条件判別手段
と、前記第1誤差信号のパワーが、前記第1chの第2擬
似エコーと前記第2chの第2擬似エコーを加算した第2
擬似エコーと前記エコー信号との差である第2誤差信号
のパワーの1未満の倍数より小さいことを判別する第5
の転送条件判別手段と、前記第1、第3、第5の転送条
件判別手段においてすべての転送条件が満足されたとき
に前記第1chのBGフィルタの係数を前記第1chのFGフィ
ルタに転送し、前記第2、第4、第5の転送条件判別手
段においてすべての転送条件が満足されたときに前記第
2chのBGフィルタの係数を前記第2chのFGフィルタに転
送することとする。
【0033】この構成により、チャンネルごとに最適な
係数転送が可能となり、収束時間を短縮し、エコー消去
量を増やすことができる。
【0034】また、本発明のエコーキャンセル装置は、
遠端信号のチャンネル数を3チャンネル以上のマルチチ
ャンネルに拡張し、前記BGフィルタと前記FGフィルタ
を、マルチチャンネルの遠端信号に対応したチャンネル
数分それぞれ有することとする。
【0035】この構成により、3チャンネル以上のマル
チチャンネルに容易に拡張でき、チャンネルごとに最適
な係数転送が可能となり、収束時間を短縮し、エコー消
去量を増やすことができる。
【0036】また、本発明のエコーキャンセル装置は、
複数のマルチチャンネルの前記遠端信号と前記誤差信号
からエコーパスの同定を行い、エコーを消去するための
第1擬似エコーを算出する複数の前記BGフィルタと、エ
コーを消去するための前記第2擬似エコーを算出するた
めに前記BGフィルタの係数が転送される複数の前記FGフ
ィルタを有することとする。
【0037】この構成により、チャンネルごとに最適な
係数転送が可能となり、収束時間を短縮し、エコー消去
量を増やすことができる。
【0038】また、本発明のエコーキャンセル装置は、
前記遠端信号を複数のサブバンド信号に分割する帯域分
割手段と、前記サブバンド信号をフルバンド信号に合成
する帯域合成手段とを有し、各帯域ごとに前記係数転送
判別器と前記BGフィルタと前記FGフィルタとを有するこ
ととする。
【0039】この構成により、演算量を削減でき、チャ
ンネルごとに最適な係数転送が可能となり、収束時間を
短縮し、エコー消去量を増やすことができる。
【0040】また、本発明のエコーキャンセル装置は、
前記BGフィルタの係数更新アルゴリズムとして、最小2
乗法タイプのアルゴリズムを用いることとする。
【0041】この構成により、エコーを的確に消去で
き、チャンネルごとに最適な係数転送が可能となり、収
束時間を短縮し、エコー消去量を増やすことができる。
【0042】さらに、本発明のエコーキャンセル装置の
プログラム記録媒体は、複数のチャンネルごとにBGフィ
ルタの係数転送が可能なエコーキャンセル装置をソフト
ウェアで実現したプログラムを記録することとする。
【0043】この構成により、プログラム制御により簡
潔にチャンネルごとに最適な係数転送が可能となり、収
束時間を短縮し、エコー消去量を増やすことができる。
【0044】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を用いて説明する。
【0045】図1は、本発明の第1の実施形態のエコー
キャンセル装置のブロック図を示す。
【0046】図1において、BGフィルタ101は、第1
chの遠端信号x1と、第1誤差信号ebからエコーパス5
の同定を行い、エコーを消去するための第1chの第1擬
似エコーyb1を算出する。BGフィルタ102は、第2ch
の遠端信号x2と、第1誤差信号ebからエコーパス6の
同定を行い、エコーを消去するための第2chの第1擬似
エコーyb2を算出する。これらの第1chの第1擬似エコ
ーyb1と第2chの第1擬似エコーyb2を加算器111で
加算し、第1擬似エコーybを求める。
【0047】FGフィルタ201(固定フィルタ)は、係
数転送スイッチ71によってBGフィルタ101(適応フ
ィルタ)の係数が転送され、エコーを消去するための第
1chの第2擬似エコーyf1を算出する。FGフィルタ20
2は、係数転送スイッチ72によってBGフィルタ102
の係数が転送され、エコーを消去するための第2chの第
2擬似エコーyf2を算出する。これらの第1chの第2擬
似エコーyf1と第2chの第2擬似エコーyf2を加算器2
11で加算し、第2擬似エコーyfを求める。
【0048】第1転送条件判別手段31は、相関器11
によりエコー信号zと第1擬似エコーybとの相関を算
出し、さらに、2乗平均回路21で第1擬似エコーyb
のパワーを求めてから、それらの比の絶対値を求めてそ
の絶対値がある範囲内に収まっているかを判別する。
【0049】第2転送条件判別手段41は、2乗平均回
路22で求めた第1chの第1擬似エコーyb1のパワー
が、2乗平均回路24で求めた第1擬似エコーybとエ
コー信号zとの差である第1誤差信号ebのパワーの1
以上の倍数より大きいかを判別する。
【0050】第3転送条件判別手段42は、2乗平均回
路23で求めた第2chの第1擬似エコーyb2のパワー
が、2乗平均回路24で求めた第1擬似エコーybとエ
コー信号zとの差である第1誤差信号ebのパワーの1
以上の倍数より大きいかを判別する。
【0051】第4転送条件判別手段51は、2乗平均回
路24で求めた、第1擬似エコーy bとエコー信号zと
の差である第1誤差信号ebのパワーが、2乗平均回路
25で求めた第2擬似エコーyfとエコー信号zとの差
である第2誤差信号efのパワーの1未満の倍数より小
さいかを判別する。
【0052】第1係数転送判別手段81は、第1、第
2、第4転送条件判別手段31、41、51において、
すべての転送条件が満足されたかどうかを判別し、満足
された場合に係数転送スイッチ71をONしBGフィルタ
101の係数をFGフィルタ201へ転送する。第2係数
転送判別手段82は、第1、第3、第4転送条件判別手
段31、42、51において、すべての転送条件が満足
されたかどうかを判別し、満足された場合にと係数転送
スイッチ72をONし、BGフィルタ102の係数をFGフ
ィルタ202へ転送する。
【0053】次に、本発明の実施形態における係数転送
判別のアルゴリズムについて説明する。
【0054】第1転送条件判別手段31における転送条
件は、式(1)によって与えられる。エコー信号zと擬
似エコーybのずれを測るものであり、ダブルトークの
検出およびエコーパス変動を判断する基準になるもので
ある。この式(1)を満たすとき、BGフィルタ101、
102はダブルトークのない区間で、かつBGフィルタ1
01、102の残留誤差である第1誤差信号ebが許容
できる範囲内に収まっていることを示す状態にあると判
別できる。
【0055】第2転送条件判別手段41における転送条
件は、式(4)によって与えられる。
【0056】
【数4】
【0057】これは、第1chの遠端信号x1が小さい、
あるいはないときの係数誤転送を防ぐものである。遠端
信号x1が音声信号の場合、信号は断続的であり、BGフ
ィルタ101の係数を収束させる駆動信号は、ある信号
区間だけでは足りない場合がある。遠端信号x1が小さ
い、あるいはないときに、BGフィルタ101の係数が収
束していないにもかかわらず、第1転送条件判別手段3
1の転送条件である式(1)と下記の第4転送条件判別
手段51の転送条件である式(3)を満たして誤転送す
る可能性がある。
【0058】第3転送条件判別手段42における転送条
件は、式(5)によって与えられる。
【0059】
【数5】
【0060】これは第2転送条件判別手段41と同様
で、第2chの遠端信号x2が小さい、あるいはないとき
の係数誤転送を防ぐものである。
【0061】第4転送条件判別手段51における転送条
件は、式(3)によって与えられる。これは、第1誤差
信号ebが、第2誤差信号efのγ倍より小さいときに係
数転送を行うというものである。
【0062】以上のように本発明の実施形態によれば、
係数転送判別器300は、第1〜第4転送条件判別手段
31、41、42、51と、チャンネルごとに異なる第
1、第2係数転送判別手段81、82とから構成されて
いるものであり、チャンネルごとに最適な係数転送が可
能である。
【0063】図2は、本発明の第2の実施形態のエコー
キャンセル装置のブロック図を示す。
【0064】図2において、係数転送判別器300を除
くその他のブロック構成は第1の実施形態と同様である
ので、説明は省略する。
【0065】第1転送条件判別手段32は、2乗平均回
路26で求めたエコー信号zのパワーと、2乗平均回路
21で求めた第1擬似エコーybのパワーとの比を算出
し、それらの比の絶対値を求めてその絶対値がある範囲
内に収まっているかを判別する。
【0066】第2転送条件判別手段41、第3転送条件
判別手段42、第4転送条件判別手段51については、
第1の実施形態と同様である。
【0067】第1係数転送判別手段81は、第1、第
2、第4転送条件判別手段32、41、51において、
すべての転送条件が満足されたかどうかを判別し、満足
された場合に係数転送スイッチ71をONしBGフィルタ
101の係数をFGフィルタ201へ転送する。第2係数
転送判別手段82は、第1、第3、第4転送条件判別手
段32、42、51において、すべての転送条件が満足
されたかどうかを判別し、満足された場合に係数転送ス
イッチ72をONしBGフィルタ102の係数をFGフィル
タ202へ転送する。
【0068】次に、本発明の実施形態における係数転送
判別のアルゴリズムについて説明する。第1転送条件判
別手段32における転送条件は、式(6)によって与え
られる。
【0069】
【数6】
【0070】この式は、エコー信号zと第1擬似エコー
信号ybのずれを測るものであり、ダブルトークの検出
およびエコーパス変動を判断する基準になるものであ
る。この式(6)を満たすとき、BGフィルタ101、1
02はダブルトークのない区間で、かつBGフィルタ10
1、102の残留誤差である第1誤差信号ebが許容で
きる範囲内に収まっていることを示す状態にあると判別
できる。
【0071】第2転送条件判別手段41における転送条
件、第3転送条件判別手段42における転送条件、第4
転送条件判別手段51における転送条件については、第
1の実施形態と同様である。
【0072】以上のように本発明の実施形態によれば、
係数転送判別器300は、第1〜第4転送条件判別手段
32、41、42、51と、チャンネルごとに異なる第
1、第2係数転送判別手段81、82とから構成されて
いるものであり、チャンネルごとに最適な係数転送が可
能である。
【0073】図3は、本発明の第3の実施形態のエコー
キャンセル装置のブロック図を示す。
【0074】図3において、係数転送判別器300を除
くその他のブロック構成は第1の実施形態と同様である
ので、説明は省略する。
【0075】第1転送条件判別手段31と第4転送条件
判別手段51については、第1の実施形態と同様であ
る。
【0076】第2転送条件判別手段43は、2乗平均回
路27で求めた第1chの遠端信号x 1のパワーが、2乗
平均回路24で求めた第1擬似エコーybとエコー信号
zとの差である第1誤差信号ebのパワーの1以上の倍
数より大きいかを判別する。
【0077】第3転送条件判別手段44は、2乗平均回
路28で求めた第2chの遠端信号x 2のパワーが、2乗
平均回路24で求めた第1擬似エコーybとエコー信号
zとの差である第1誤差信号ebのパワーの1以上の倍
数より大きいかを判別する。
【0078】第1係数転送判別手段81は、第1、第
2、第4転送条件判別手段31、43、51において、
すべての転送条件が満足されたかどうかを判別し、満足
された場合に係数転送スイッチ71をONしBGフィルタ
101の係数をFGフィルタ201へ転送する。第2係数
転送判別手段82は、前記第1、第3、第4転送条件判
別手段31、44、51において、すべての転送条件が
満足されたかどうかを判別し、満足された場合に係数転
送スイッチ72をONしBGフィルタ102の係数をFGフ
ィルタ202へ転送する。
【0079】次に、本発明の第3の実施形態における係
数転送判別のアルゴリズムについて説明する。第1転送
条件判別手段31における転送条件、第4転送条件判別
手段51における転送条件については、第1の実施形態
と同様である。
【0080】第2転送条件判別手段43における転送条
件は、式(7)によって与えられる。
【0081】
【数7】
【0082】これは、第1chの遠端信号x1が小さい、
あるいはないときの係数誤転送を防ぐものである。第1
chの遠端信号x1が音声信号の場合、信号は断続的であ
り、BGフィルタ101の係数を収束させる駆動信号は、
ある信号区間だけでは足りない場合がある。第1chの遠
端信号x1が小さい、あるいはないときに、BGフィルタ
101の係数が収束していないにもかかわらず、第1転
送条件判別手段31の転送条件である式(1)と第4転
送条件判別手段51の転送条件である式(3)を満たし
て誤転送する可能性がある。
【0083】第3転送条件判別手段44における転送条
件は、式(8)によって与えられる。
【0084】
【数8】
【0085】これは第2転送条件判別手段43と同様
で、第2chの遠端信号x2が小さい、あるいはないとき
の係数誤転送を防ぐものである。
【0086】以上のように本発明の実施形態によれば、
係数転送判別器300は、第1〜第4転送条件判別手段
31、43、44、51と、チャンネルごとに異なる第
1、第2係数転送判別手段81、82とから構成されて
いるものであり、チャンネルごとに最適な係数転送が可
能である。
【0087】図4は、本発明の第4の実施形態のエコー
キャンセル装置のブロック図を示す。
【0088】図4において、係数転送判別器300を除
くその他のブロック構成は第1の実施形態と同様である
ので、説明は省略する。
【0089】第1転送条件判別手段32については、第
2の実施形態と同様である。第2転送条件判別手段4
3、第3転送条件判別手段44および第4転送条件判別
手段51については、第3の実施形態と同様である。
【0090】また、本発明の実施形態における係数転送
判別のアルゴリズム関しては、第1転送条件判別手段3
2における転送条件が第2の実施形態と同様であり、第
2転送条件判別手段43における転送条件、第3転送条
件判別手段44における転送条件および第4転送条件判
別手段51における転送条件が第3の実施形態と同様で
ある。
【0091】第1係数転送判別手段81は、前記第1、
第2、第4転送条件判別手段32、43、51におい
て、すべての転送条件が満足されたかどうかを判別し、
満足された場合に係数転送スイッチ71をONしBGフィ
ルタ101の係数をFGフィルタ201へ転送する。第2
係数転送判別手段82は、第1、第3、第4転送条件判
別手段32、44、51において、すべての転送条件が
満足されたかどうかを判別し、満足された場合に係数転
送スイッチ72をONしBGフィルタ102の係数をFGフ
ィルタ202へ転送する。
【0092】以上のように本発明の実施形態によれば、
係数転送判別器300は、第1〜第4転送条件判別手段
32、43、44、51と、チャンネルごとに異なる第
1、第2係数転送判別手段81、82とから構成されて
いるものであり、チャンネルごとに最適な係数転送が可
能である。
【0093】図5は、本発明の第5の実施形態のエコー
キャンセル装置のブロック図を示す。
【0094】図5において、係数転送判別器300を除
くその他のブロック構成は第1の実施形態と同様である
ので、説明は省略する。
【0095】第1転送条件判別手段33は、相関器12
によりエコー信号zと第1chの第1擬似エコーyb1との
相関を算出し、さらに、2乗平均回路22で第1chの第
1擬似エコーyb1のパワーを求めてから、それらの比の
絶対値を求めてその絶対値がある範囲内に収まっている
かを判別する。
【0096】第2転送条件判別手段34は、相関器13
によりエコー信号zと第2chの第1擬似エコーyb2との
相関を算出し、さらに、2乗平均回路23で第2chの第
1擬似エコーyb2のパワーを求めてから、それらの比の
絶対値を求めてその絶対値がある範囲内に収まっている
かを判別する。
【0097】第3転送条件判別手段41、第4転送条件
判別手段42および第5の転送条件判別手段51につい
ては、第1の実施形態と同様である。
【0098】第1係数転送判別手段81は、第1、第
3、第5転送条件判別手段33、41、51において、
すべての転送条件が満足されたかどうかを判別し、満足
された場合に係数転送スイッチ71をONしBGフィルタ
101の係数をFGフィルタ201へ転送する。第2係数
転送判別手段82は、前記第2、第4、第5の転送条件
判別手段34、42、51において、すべての転送条件
が満足されたかどうかを判別し、満足された場合に係数
転送スイッチ72をONしBGフィルタ102の係数をFG
フィルタ202へ転送する。
【0099】次に、本発明の実施形態における係数転送
判別のアルゴリズムについて説明する。第1転送条件判
別手段33における転送条件は、式(9)によって与え
られる。
【0100】
【数9】
【0101】式(9)は、エコー信号zと第1chの第1
擬似エコーyb1のずれを測るものであり、ダブルトーク
の検出およびエコーパス変動を判断する基準になるもの
である。この式(9)を満たすとき、BGフィルタ101
はダブルトークのない区間で、かつBGフィルタ101、
102の残留誤差である第1誤差信号ebが許容できる
範囲内に収まっていることを示す状態にあると判別でき
る。
【0102】第2転送条件判別手段34における転送条
件は、式(10)によって与えられる。
【0103】
【数10】
【0104】式(10)は、エコー信号zと第2chの第
1擬似エコーyb2のずれを測るものであり、ダブルトー
クの検出およびエコーパス変動を判断する基準になるも
のである。式(10)を満たすとき、BGフィルタ102
はダブルトークのない区間で、かつBGフィルタ101、
102の残留誤差である第1誤差信号ebが許容できる
範囲内に収まっていることを示す状態にあると判別でき
る。
【0105】第3転送条件判別手段41における転送条
件、第4転送条件判別手段42における転送条件および
第5転送条件判別手段51における転送条件について
は、第1の実施形態と同様である。
【0106】以上のように本発明の実施形態によれば、
係数転送判別器300は、第1〜第5転送条件判別手段
33、34、41、42、51と、チャンネルごとに異
なる第1、第2係数転送判別手段81、82とから構成
されているものであり、チャンネルごとに最適な係数転
送が可能である。
【0107】図6は、本発明の第6の実施形態のエコー
キャンセル装置のブロック図を示す。
【0108】図6において、係数転送判別器300を除
くその他のブロック構成は第1の実施形態と同様である
ので、説明は省略する。
【0109】第1転送条件判別手段35は、2乗平均回
路26によりエコー信号zのパワーを算出し、さらに、
2乗平均回路22で第1chの第1擬似エコーyb1のパワ
ーを求めてから、それらの比の絶対値を求めてその絶対
値がある範囲内に収まっているかを判別する。
【0110】第2転送条件判別手段36は、2乗平均回
路26によりエコー信号zのパワーを算出し、さらに、
2乗平均回路23で第2chの第1擬似エコーyb2のパワ
ーを求めてから、それらの比の絶対値を求めてその絶対
値がある範囲内に収まっているかを判別する。
【0111】第3転送条件判別手段41、第4転送条件
判別手段42および第5の転送条件判別手段51につい
ては、第5の実施形態と同様である。
【0112】第1係数転送判別手段81は、第1、第
3、第5の転送条件判別手段35、41、51におい
て、すべての転送条件が満足されたかどうかを判別し、
満足された場合に係数転送スイッチ71をONしBGフィ
ルタ101の係数をFGフィルタ201へ転送する。第2
係数転送判別手段82は、第2、第4、第5の転送条件
判別手段36、42、51において、すべての転送条件
が満足されたかどうかを判別し、満足された場合に係数
転送スイッチ72をONしBGフィルタ102の係数をFG
フィルタ202へ転送する。
【0113】次に、本発明の実施形態における係数転送
判別のアルゴリズムについて説明する。第1転送条件判
別手段35における転送条件は、式(11)によって与
えられる。
【0114】
【数11】
【0115】式(11)は、エコー信号zと第1chの擬
似エコーyb1のずれを測るものであり、ダブルトークの
検出およびエコーパス変動を判断する基準になるもので
ある。式(11)を満たすとき、BGフィルタ101はダ
ブルトークのない区間で、かつBGフィルタ101、10
2の残留誤差である第1誤差信号ebが許容できる範囲
内に収まっていることを示す状態にあると判別できる。
【0116】第2転送条件判別手段36における転送条
件は、式(12)によって与えられる。
【0117】
【数12】
【0118】式(12)は、エコー信号zと第2chの擬
似エコーyb2のずれを測るものであり、ダブルトークの
検出およびエコーパス変動を判断する基準になるもので
ある。式(12)を満たすとき、BGフィルタ102はダ
ブルトークのない区間で、かつBGフィルタ101、10
2の残留誤差である第1誤差信号ebが許容できる範囲
内に収まっていることを示す状態にあると判別できる。
【0119】第3転送条件判別手段41における転送条
件、第4転送条件判別手段42における転送条件および
第5の転送条件判別手段51における転送条件について
は、第5の実施形態と同様である。
【0120】以上のように本発明の実施形態によれば、
係数転送判別器300は、第1〜第5転送条件判別手段
35、36、41、42、51と、チャンネルごとに異
なる第1、第2係数転送判別手段81、82とから構成
されているものであり、チャンネルごとに最適な係数転
送が可能である。
【0121】図7は、本発明の第7の実施形態のエコー
キャンセル装置のブロック図を示す。
【0122】図7において、係数転送判別器300を除
くその他のブロック構成は第1の実施形態と同様である
ので、説明は省略する。
【0123】第1転送条件判別手段33、第2転送条件
判別手段34については、第5の実施形態と同様であ
る。第3転送条件判別手段43、第4転送条件判別手段
44および第5の転送条件判別手段51については、第
3の実施形態と同様である。
【0124】また、本発明の実施形態における係数転送
判別のアルゴリズム関しては、第1転送条件判別手段3
3における転送条件と第2転送条件判別手段34におけ
る転送条件が第5の実施形態と同様であり、第3転送条
件判別手段43における転送条件、第4転送条件判別手
段44における転送条件および第5の転送条件判別手段
51における転送条件が第3の実施形態と同様である。
【0125】第1係数転送判別手段81は、第1、第
3、第5の転送条件判別手段33、43、51におい
て、すべての転送条件が満足されたかどうかを判別し、
満足された場合に係数転送スイッチ71をONしBGフィ
ルタ101の係数をFGフィルタ201へ転送する。第2
係数転送判別手段82は、第2、第4、第5の転送条件
判別手段34、44、51において、すべての転送条件
が満足されたかどうかを判別し、満足された場合に係数
転送スイッチ72をONしBGフィルタ102の係数をFG
フィルタ202へ転送する。
【0126】以上のように本発明の実施形態によれば、
係数転送判別器300は、第1〜第5転送条件判別手段
33、34、43、44、51と、チャンネルごとに異
なる第1、第2係数転送判別手段81、82とから構成
されているものであり、チャンネルごとに最適な係数転
送が可能である。
【0127】図8は、本発明の第8の実施形態のエコー
キャンセル装置のブロック図を示す。
【0128】図8において、係数転送判別器300を除
くその他のブロック構成は第1の実施形態と同様である
ので、説明は省略する。
【0129】第1転送条件判別手段35、第2転送条件
判別手段36については、第6の実施形態と同様であ
る。第3転送条件判別手段43、第4転送条件判別手段
44および第5の転送条件判別手段51については、第
3の実施形態と同様である。
【0130】また、本発明の実施形態における係数転送
判別のアルゴリズム関しては、第1転送条件判別手段3
5における転送条件と第2転送条件判別手段36におけ
る転送条件が第6の実施形態と同様であり、第3転送条
件判別手段43における転送条件、第4転送条件判別手
段44における転送条件および第5の転送条件判別手段
51における転送条件が第3の実施形態と同様である。
【0131】第1係数転送判別手段81は、第1、第
3、第5の転送条件判別手段35、43、51におい
て、すべての転送条件が満足されたかどうかを判別し、
満足された場合に係数転送スイッチ71をONしBGフィ
ルタ101の係数をFGフィルタ201へ転送する。第2
係数転送判別手段82は、第2、第4、第5の転送条件
判別手段36、44、51において、すべての転送条件
が満足されたかどうかを判別し、満足された場合に係数
転送スイッチ72をONしBGフィルタ102の係数をFG
フィルタ202へ転送する。
【0132】以上のように本発明の実施形態によれば、
係数転送判別器300は、第1〜第5転送条件判別手段
35、36、43、44、51と、チャンネルごとに異
なる第1、第2係数転送判別手段81、82とから構成
されているものであり、チャンネルごとに最適な係数転
送が可能である。
【0133】図9は、本発明の第9の実施形態のエコー
キャンセル装置のブロック図を示す。
【0134】このエコーキャンセル装置は、記載の係数
転送判別器300において、遠端信号x1〜xNのチャン
ネル数を3チャンネル以上のマルチチャンネル(Nch)
に拡張し、エコーを消去するための第1擬似エコーyb
を算出するBGフィルタ101A〜101Nと、エコーを
消去するための第2擬似エコーyfを算出するためBGフ
ィルタ101A〜101Nの係数が転送されるFGフィル
タ201A〜201Nを有する。
【0135】本実施形態では、第1の実施形態で用いた
係数転送判別器について説明するが、同様に第2〜第8
の実施形態についても容易にマルチチャンネルに拡張す
ることができるため、説明は省略する。
【0136】図9において、BGフィルタ101Aは、第
1chの遠端信号x1と、第1誤差信号ebからエコーパス
5Aの同定を行い、エコーを消去するための第1擬似エ
コーyb1を算出する。BGフィルタ101Nは、第Nchの
遠端信号xNと、第1誤差信号ebからエコーパス5Nの
同定を行い、エコーを消去するための第N擬似エコーy
bNを算出する。これらの第1擬似エコーyb1から第N擬
似エコーybNを加算器111で加算し、第1擬似エコー
bを求める。FGフィルタ201Aは、係数転送スイッ
チ71AによってBGフィルタ101Aの係数が転送さ
れ、エコーを消去するための第1chの第2擬似エコーy
f1を算出する。FGフィルタ201Nは、係数転送スイッ
チ71NによってBGフィルタ101Nの係数が転送さ
れ、エコーを消去するための第Nchの第2擬似エコーy
fNを算出する。これらの第1chの第2擬似エコーyf1
ら第Nchの第2擬似エコーyfNを加算器211で加算
し、第2擬似エコーyfを求める。
【0137】第1転送条件判別手段31は、相関器11
によりエコー信号zと第1擬似エコーybとの相関を算
出し、さらに、2乗平均回路21で第1擬似エコーyb
のパワーを求めてから、それらの比の絶対値を求めてそ
の絶対値がある範囲内に収まっているかを判別する。
【0138】第2転送条件判別手段41は、2乗平均回
路22で求めた第1chの第1擬似エコーyb1のパワー
が、2乗平均回路24で求めた第1擬似エコーybとエ
コー信号zとの差である第1誤差信号ebのパワーの1
以上の倍数より大きいかを判別する。
【0139】第3転送条件判別手段45は、2乗平均回
路29で求めた第Nchの第1擬似エコーybNのパワー
が、2乗平均回路24で求めた第1擬似エコーybとエ
コー信号zとの差である第1誤差信号ebのパワーの1
以上の倍数より大きいかを判別する。
【0140】第4転送条件判別手段51は、2乗平均回
路24で求めた第1擬似エコーybとエコー信号zとの
差である第1誤差信号ebのパワーが、2乗平均回路2
5で求めた第2擬似エコーyfとエコー信号zとの差で
ある第2誤差信号efのパワーの1未満の倍数より小さ
いかを判別する。
【0141】第1の係数転送判別手段81は、第2、第
4転送条件判別手段31、41、51において、すべて
の転送条件が満足されたかどうかを判別し、満足された
場合に係数転送スイッチ71AをONしBGフィルタ10
1Aの係数をFGフィルタ201Aへ転送する。第N係数
転送判別手段83は、第1、第3、第4転送条件判別手
段31、45、51において、すべての転送条件が満足
されたかどうかを判別し、満足された場合に係数転送ス
イッチ71NをONしBGフィルタ101Nの係数をFGフ
ィルタ201Nへ転送する。
【0142】次に、本発明の実施形態における係数転送
判別のアルゴリズムについて説明する。第1転送条件判
別手段31における転送条件、第2転送条件判別手段4
1における転送条件および第4転送条件判別手段51に
おける転送条件については、第1の実施形態と同様であ
る。
【0143】第3転送条件判別手段45における転送条
件は、式(13)によって与えられる。
【0144】
【数13】
【0145】式(13)は、第Nchの遠端信号xNが小
さい、あるいはないときの係数誤転送を防ぐものであ
る。遠端信号xNが音声信号の場合、信号は断続的であ
り、BGフィルタ101Nの係数を収束させる駆動信号
は、ある信号区間だけでは足りない場合がある。遠端信
号xNが小さい、あるいはないときに、BGフィルタ10
1Nの係数が収束していないにもかかわらず、第1転送
条件判別手段31の転送条件である式(1)と第3転送
条件判別手段51の転送条件である式(3)を満たして
誤転送する可能性がある。但し、ここでは第3転送条件
判別手段として第Nchを例として記述しているが、実際
には(N−1)チャンネル分の転送条件判別手段が含まれ
ており、また係数転送判別手段についてはNチャンネル
分を備えている。
【0146】以上のように本発明の実施形態によれば、
係数転送判別器300は、第1〜第4転送条件判別手段
31、41、45、51と、チャンネルごとに異なる第
N係数転送判別手段83とから構成されているものであ
り、チャンネルごとに最適な係数転送が可能である。ま
た本実施形態では、第1の実施形態で用いた係数転送判
別器について説明したが、同様に第2〜第8の実施形態
についても容易にマルチチャンネルに拡張することがで
きる。
【0147】図10は、本発明の第10の実施形態のエ
コーキャンセル装置のブロック図を示す。
【0148】図10の構成は、帯域分割手段により帯域
分割した各帯域において、第1〜第9の実施形態で示し
た係数転送判別器300を用いるようにしたものであ
る。
【0149】帯域分割と合成処理によって各帯域におけ
るダウンサンプリングが可能となり、BGフィルタのタッ
プ長削減による収束速度の向上と演算量削減を図ること
ができる。
【0150】図10において、第1ch〜第Nchの遠端信
号x1〜xNはそれぞれ帯域分割手段401No.1〜40
1No.Nによって帯域分割され、エコーzは帯域分割手
段403によって帯域分割される。BGフィルタ101―
1No.1は、第1chの遠端信号x1の第1帯域信号と、第
1誤差信号の第1帯域信号から、エコーパス5Aの第1
帯域の同定を行い、エコーを消去するための第1擬似エ
コーの第1帯域信号を算出する。BGフィルタ101−M
No1は、第1chの遠端信号x1の第M帯域信号と、第1
誤差信号の第M帯域信号から、エコーパス5Aの第M帯
域の同定を行い、エコーを消去するための第1擬似エコ
ーの第M帯域信号を算出する。
【0151】BGフィルタ101―1No.Nは、第Nchの
遠端信号xNの第1帯域信号と、第1誤差信号の第1帯
域信号からエコーパス5Nの第1帯域の同定を行い、エ
コーを消去するための第1擬似エコーの第1帯域信号を
算出する。BGフィルタ101―MNoNは、第Nchの遠端
信号xNの第M帯域信号と、第1誤差信号の第M帯域信
号からエコーパス5Nの第M帯域の同定を行い、エコー
を消去するための第1擬似エコーの第M帯域信号を算出
する。
【0152】図10において、遠端信号x1〜xNについ
てのみ記述しているが、実際には1chからNchのすべて
の遠端信号について処理を行う。同様に、帯域分割と合
成についても、第1帯域と第M帯域についてのみ記述し
ているが、実際には第1帯域から第M帯域までのすべて
の帯域について処理を行うことになる。この構成におい
て、係数転送判別手段301―1No.1〜301―1No.
N、301−MNo.1〜301−MNo.1Nは、各遠端信
号x1〜xNと第1帯域〜第M帯域のそれぞれについて係
数転送判別を行い、適宜FGフィルタ201―1No.1〜
201―1No.N、201−MNo.1〜201―MNo.N
に係数を転送する。ここでの係数転送判別手段は、第1
〜第9の実施形態に示した係数転送判別器を用いる。
【0153】以上のように本発明の実施形態によれば、
帯域分割合成処理によって各帯域におけるダウンサンプ
リングが可能となり、BGフィルタのタップ長削減による
収束速度の向上と演算量削減を図ることができる。
【0154】なお、上記の実施形態ではエコーキャンセ
ル装置について述べたが、これを実現するプログラムを
記録媒体に記憶し、コンピュータでプログラム制御を行
うようにすることもできる。
【0155】
【発明の効果】以上のように本発明は、ダブルトークを
正確に検出できる第1転送条件判別手段と、第1chの遠
端信号のない区間での誤転送を防ぐための第2転送条件
判別手段と、第2chの遠端信号のない区間での誤転送を
防ぐための第3転送条件判別手段と、BGフィルタの残留
誤差がFGフィルタの残留誤差より小さい第4転送条件判
別手段とを備え、それら第1、第2、第4転送条件判別
手段においてすべての転送条件が満足されたときに第1
chのBGフィルタの係数を第1chのFGフィルタに転送し、
前記第1、第3、第4転送条件判別手段においてすべて
の転送条件が満足されたときに第2chのBGフィルタの係
数を第2chのFGフィルタに転送し、チャンネルごとに最
適な係数転送が可能となり、収束時間を短縮し、エコー
消去量を増やすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態のエコーキャンセル装
置のブロック図
【図2】本発明の第2の実施形態のエコーキャンセル装
置のブロック図
【図3】本発明の第3の実施形態のエコーキャンセル装
置のブロック図
【図4】本発明の第4の実施形態のエコーキャンセル装
置のブロック図
【図5】本発明の第5の実施形態のエコーキャンセル装
置のブロック図
【図6】本発明の第6の実施形態のエコーキャンセル装
置のブロック図
【図7】本発明の第7の実施形態のエコーキャンセル装
置のブロック図
【図8】本発明の第8の実施形態のエコーキャンセル装
置のブロック図
【図9】本発明の第9の実施形態のエコーキャンセル装
置のブロック図
【図10】本発明の第10の実施形態のエコーキャンセ
ル装置のブロック図
【図11】従来の実施形態のエコーキャンセル装置のブ
ロック図
【図12】従来のエコーキャンセル装置を2チャンネル
以上に拡張した場合のブロック図
【符号の説明】
1、2、9 遠端信号受信端子 3、4、10 スピーカー 5、6 エコーパス 7 マイクロホン 8 遠端信号送信端子 11〜13 相関器 21〜29 2乗平均回路 31〜36 転送条件判別手段 71、72 係数転送スイッチ 81〜83 係数転送判別手段 101、102 BGフィルタ 111、112、211、212 加算器 201、202 FGフィルタ 300 係数転送判別器 401、403 帯域分割手段 404 帯域合成手段

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1chの第1擬似エコーを算出するBG(B
    ack Ground)フィルタと、第2chの第1擬似エコーを算
    出するBGフィルタと、第1chの第2擬似エコーを算出す
    るFG(Fore Ground)フィルタと、第2chの第2擬似エコ
    ーを算出するFGフィルタと、前記第1chの第1擬似エコ
    ーと前記第2chの第1擬似エコーを加算した第1擬似エ
    コーとエコー信号との相関値と、前記第1擬似エコーと
    の比が予め定めた範囲内にあることを判別する第1転送
    条件判別手段と、前記第1chの第1擬似エコーのパワー
    が、前記第1擬似エコーと前記エコー信号との差である
    第1誤差信号のパワーの1以上の倍数より大きいことを
    判別する第2転送条件判別手段と、前記第2chの第1擬
    似エコーのパワーが、前記第1誤差信号のパワーの1以
    上の倍数より大きいことを判別する第3転送条件判別手
    段と、前記第1誤差信号のパワーが、前記第1chの第2
    擬似エコーと前記第2chの第2擬似エコーを加算した第
    2擬似エコーと前記エコー信号との差である第2誤差信
    号のパワーの1未満の倍数より小さいことを判別する第
    4転送条件判別手段とを備え、前記第1、第2、第4転
    送条件判別手段においてすべての転送条件が満足された
    ときに前記第1chのBGフィルタの係数を前記第1chのFG
    フィルタに転送し、前記第1、第3、第4転送条件判別
    手段においてすべての転送条件が満足されたときに前記
    第2chのBGフィルタの係数を前記第2chのFGフィルタに
    転送することを特徴とするエコーキャンセル装置。
  2. 【請求項2】 第1chの第1擬似エコーを算出するBGフ
    ィルタと、第2chの第1擬似エコーを算出するBGフィル
    タと、第1chの第2擬似エコーを算出するFGフィルタ
    と、第2chの第2擬似エコーを算出するFGフィルタと、
    前記第1chの第1擬似エコーと前記第2chの第1擬似エ
    コーを加算した第1擬似エコーのパワーとエコー信号の
    パワーとの比が予め定めた範囲内にあることを判別する
    第1転送条件判別手段と、前記第1chの第1擬似エコー
    のパワーが、前記第1擬似エコーと前記エコー信号との
    差である第1誤差信号のパワーの1以上の倍数より大き
    いことを判別する第2転送条件判別手段と、前記第2ch
    の第1擬似エコーのパワーが、前記第1誤差信号のパワ
    ーの1以上の倍数より大きいことを判別する第3転送条
    件判別手段と、前記第1誤差信号のパワーが、前記第1
    chの第2擬似エコーと前記第2chの第2擬似エコーを加
    算した第2擬似エコーと前記エコー信号との差である第
    2誤差信号のパワーの1未満の倍数より小さいことを判
    別する第4転送条件判別手段と備え、前記第1、第2、
    第4転送条件判別手段においてすべての転送条件が満足
    されたときに前記第1chのBGフィルタの係数を前記第1
    chのFGフィルタに転送し、前記第1、第3、第4転送条
    件判別手段においてすべての転送条件が満足されたとき
    に前記第2chのBGフィルタの係数を前記第2chのFGフィ
    ルタに転送することを特徴とするエコーキャンセル装
    置。
  3. 【請求項3】 第1chの第1擬似エコーを算出するBGフ
    ィルタと、第2chの第1擬似エコーを算出するBGフィル
    タと、第1chの第2擬似エコーを算出するFGフィルタ
    と、第2chの第2擬似エコーを算出するFGフィルタと、
    前記第1chの第1擬似エコーと前記第2chの第1擬似エ
    コーを加算した第1擬似エコーとエコー信号との相関値
    と、前記第1擬似エコーのパワーとの比が予め定めた範
    囲内にあることを判別する第1転送条件判別手段と、第
    1chの遠端信号のパワーが、前記第1擬似エコーと前記
    エコー信号との差である第1誤差信号のパワーの1以上
    の倍数より大きいことを判別する第2転送条件判別手段
    と、第2chの遠端信号のパワーが、前記第1擬似エコー
    と前記エコー信号との差である第1誤差信号のパワーの
    1以上の倍数より大きいことを判別する第3転送条件判
    別手段と、前記第1誤差信号のパワーが、前記第1chの
    第2擬似エコーと前記第2chの第2擬似エコーを加算し
    た第2擬似エコーと前記エコー信号との差である第2誤
    差信号のパワーの1未満の倍数より小さいことを判別す
    る第4転送条件判別手段とを備え、前記第1、第2、第
    4転送条件判別手段においてすべての転送条件が満足さ
    れたときに前記第1chのBGフィルタの係数を前記第1ch
    のFGフィルタに転送し、前記第1、第3、第4転送条件
    判別手段においてすべての転送条件が満足されたときに
    前記第2chのBGフィルタの係数を前記第2chのFGフィル
    タに転送することを特徴とするエコーキャンセル装置。
  4. 【請求項4】 第1chの第1擬似エコーを算出するBGフ
    ィルタと、第2chの第1擬似エコーを算出するBGフィル
    タと、第1chの第2擬似エコーを算出するFGフィルタ
    と、第2chの第2擬似エコーを算出するFGフィルタと、
    前記第1chの第1擬似エコーと前記第2chの第1擬似エ
    コーを加算した第1擬似エコーのパワーとエコー信号の
    パワーとの比が予め定めた範囲内にあることを判別する
    第1転送条件判別手段と、第1chの遠端信号のパワー
    が、前記第1擬似エコーと前記エコー信号との差である
    第1誤差信号のパワーの1以上の倍数より大きことを判
    別する第2転送条件判別手段と、第2chの遠端信号のパ
    ワーが、前記第1誤差信号のパワーの1以上の倍数より
    大きいことを判別する第3転送条件判別手段と、前記第
    1誤差信号のパワーが、前記第1chの第2擬似エコーと
    前記第2chの第2擬似エコーを加算した第2擬似エコー
    と前記エコー信号との差である第2誤差信号のパワーの
    1未満の倍数より小さいことを判別する第4転送条件判
    別手段とを備え、前記第1、第2、第4転送条件判別手
    段においてすべての転送条件が満足されたときに前記第
    1chのBGフィルタの係数を前記第1chのFGフィルタに転
    送し、前記第1、第3、第4転送条件判別手段において
    すべての転送条件が満足されたときに前記第2chのBGフ
    ィルタの係数を前記第2chのFGフィルタに転送すること
    を特徴とするエコーキャンセル装置。
  5. 【請求項5】 第1chの第1擬似エコーを算出するBGフ
    ィルタと、第2chの第1擬似エコーを算出するBGフィル
    タと、第1chの第2擬似エコーを算出するFGフィルタ
    と、第2chの第2擬似エコーを算出するFGフィルタと、
    前記第1chの第1擬似エコーとエコー信号との相関値
    と、前記第1chの第1擬似エコーのパワーとの比が予め
    定めた範囲内にあることを判別する第1転送条件判別手
    段と、前記第2chの第1擬似エコーと前記エコー信号と
    の相関値と、前記第2chの第1擬似エコーのパワーとの
    比が予め定めた範囲内にあることを判別する第2転送条
    件判別手段と、前記第1chの第1擬似エコーのパワー
    が、前記第1擬似エコーと前記エコー信号との差である
    第1誤差信号のパワーの1以上の倍数より大きいことを
    判別する第3転送条件判別手段と、前記第2chの第1擬
    似エコーのパワーが、前記第1誤差信号のパワーの1以
    上の倍数より大きいことを判別する第4転送条件判別手
    段と、前記第1誤差信号のパワーが、前記第1chの第2
    擬似エコーと前記第2chの第2擬似エコーを加算した第
    2擬似エコーと前記エコー信号との差である第2誤差信
    号のパワーの1未満の倍数より小さいことを判別する第
    5の転送条件判別手段とを備え、前記第1、第3、第5
    の転送条件判別手段においてすべての転送条件が満足さ
    れたときに前記第1chのBGフィルタの係数を前記第1ch
    のFGフィルタに転送し、前記第2、第4、第5の転送条
    件判別手段においてすべての転送条件が満足されたとき
    に前記第2chのBGフィルタの係数を前記第2chのFGフィ
    ルタに転送することを特徴とするエコーキャンセル装
    置。
  6. 【請求項6】 第1chの第1擬似エコーを算出するBGフ
    ィルタと、第2chの第1擬似エコーを算出するBGフィル
    タと、第1chの第2擬似エコーを算出するFGフィルタ
    と、第2chの第2擬似エコーを算出するFGフィルタと、
    前記第1chの第1擬似エコーのパワーとエコー信号との
    パワー比が予め定めた範囲内にあることを判別する第1
    転送条件判別手段と、前記第2chの第1擬似エコーのパ
    ワーと前記エコー信号とのパワー比が予め定めた範囲内
    にあることを判別する第2転送条件判別手段と、前記第
    1chの第1擬似エコーのパワーが、前記第1chの第1擬
    似エコーと前記第2chの第1擬似エコーとを加算した第
    1擬似エコーと前記エコー信号との差である第1誤差信
    号のパワーの1以上の倍数より大きいことを判別する第
    3転送条件判別手段と、前記第2chの第1擬似エコーの
    パワーが、前記第1誤差信号のパワーの1以上の倍数よ
    り大きいことを判別する第4転送条件判別手段と、前記
    第1誤差信号のパワーが、前記第1chの第2擬似エコー
    と前記第2chの第2擬似エコーを加算した第2擬似エコ
    ーと前記エコー信号との差である第2誤差信号のパワー
    の1未満の倍数より小さいことを判別する第5の転送条
    件判別手段とを備え、前記第1、第3、第5の転送条件
    判別手段においてすべての転送条件が満足されたときに
    前記第1chのBGフィルタの係数を前記第1chのFGフィル
    タに転送し、前記第2、第4、第5の転送条件判別手段
    においてすべての転送条件が満足されたときに前記第2
    chのBGフィルタの係数を前記第2chのFGフィルタに転送
    することを特徴とするエコーキャンセル装置。
  7. 【請求項7】 第1chの第1擬似エコーを算出するBGフ
    ィルタと、第2chの第1擬似エコーを算出するBGフィル
    タと、第1chの第2擬似エコーを算出するFGフィルタ
    と、第2chの第2擬似エコーを算出するFGフィルタと、
    前記第1chの第1擬似エコーとエコー信号との相関値
    と、前記第1chの第1擬似エコーのパワーとの比が予め
    定めた範囲内にあることを判別する第1転送条件判別手
    段と、前記第2chの第1擬似エコーと前記エコー信号と
    の相関値と、前記第2chの第1擬似エコーのパワーとの
    比が予め定めた範囲内にあることを判別する第2転送条
    件判別手段と、第1chの遠端信号のパワーが、前記第1
    擬似エコーと前記エコー信号との差である第1誤差信号
    のパワーの1以上の倍数より大きいかを判別する第3転
    送条件判別手段と、第2chの遠端信号のパワーが、前記
    第1誤差信号のパワーの1以上の倍数より大きいことを
    判別する第4転送条件判別手段と、前記第1誤差信号の
    パワーが、前記第1chの第2擬似エコーと前記第2chの
    第2擬似エコーを加算した第2擬似エコーと前記エコー
    信号との差である第2誤差信号のパワーの1未満の倍数
    より小さいかを判別する第5の転送条件判別手段とを備
    え、前記第1、第3、第5の転送条件判別手段において
    すべての転送条件が満足されたときに前記第1chのBGフ
    ィルタの係数を前記第1chのFGフィルタに転送し、前記
    第2、第4、第5の転送条件判別手段においてすべての
    転送条件が満足されたときに前記第2chのBGフィルタの
    係数を前記第2chのFGフィルタに転送することを特徴と
    するエコーキャンセル装置。
  8. 【請求項8】 第1chの第1擬似エコーを算出するBGフ
    ィルタと、第2chの第1擬似エコーを算出するBGフィル
    タと、第1chの第2擬似エコーを算出するFGフィルタ
    と、第2chの第2擬似エコーを算出するFGフィルタと、
    前記第1chの第1擬似エコーのパワーとエコー信号のパ
    ワーとの比が予め定めた範囲内にあることを判別する第
    1転送条件判別手段と、前記第2chの第1擬似エコーの
    パワーと前記エコー信号のパワーとの比が予め定めた範
    囲内にあることを判別する第2転送条件判別手段と、第
    1chの遠端信号のパワーが、前記第1擬似エコーと前記
    エコー信号との差である第1誤差信号のパワーの1以上
    の倍数より大きいことを判別する第3転送条件判別手段
    と、第2chの遠端信号のパワーが、前記第1誤差信号の
    パワーの1以上の倍数より大きいことを判別する第4転
    送条件判別手段と、前記第1誤差信号のパワーが、前記
    第1chの第2擬似エコーと前記第2chの第2擬似エコー
    を加算した第2擬似エコーと前記エコー信号との差であ
    る第2誤差信号のパワーの1未満の倍数より小さいこと
    を判別する第5の転送条件判別手段と、前記第1、第
    3、第5の転送条件判別手段においてすべての転送条件
    が満足されたときに前記第1chのBGフィルタの係数を前
    記第1chのFGフィルタに転送し、前記第2、第4、第5
    の転送条件判別手段においてすべての転送条件が満足さ
    れたときに前記第2chのBGフィルタの係数を前記第2ch
    のFGフィルタに転送することを特徴とするエコーキャン
    セル装置。
  9. 【請求項9】 遠端信号のチャンネル数を3チャンネル
    以上のマルチチャンネルに拡張し、前記BGフィルタと前
    記FGフィルタを、マルチチャンネルの遠端信号に対応し
    たチャンネル数分それぞれ有することを特徴とする請求
    項1から8のいずれか1項に記載のエコーキャンセル装
    置。
  10. 【請求項10】 複数のマルチチャンネルの前記遠端信
    号と前記誤差信号からエコーパスの同定を行い、エコー
    を消去するための第1擬似エコーを算出する複数の前記
    BGフィルタと、エコーを消去するための前記第2擬似エ
    コーを算出するために前記BGフィルタの係数が転送され
    る複数の前記FGフィルタを有することを特徴とする請求
    項1から9のいずれか1項に記載のエコーキャンセル装
    置。
  11. 【請求項11】 前記遠端信号を複数のサブバンド信号
    に分割する帯域分割手段と、前記サブバンド信号をフル
    バンド信号に合成する帯域合成手段とを有し、各帯域ご
    とに前記係数転送判別器と前記BGフィルタと前記FGフィ
    ルタとを有することを特徴とする請求項10に記載のエ
    コーキャンセル装置。
  12. 【請求項12】 前記BGフィルタの係数更新アルゴリズ
    ムとして、最小2乗法タイプのアルゴリズムを用いるこ
    とを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載
    のエコーキャンセル装置。
  13. 【請求項13】 複数のチャンネルごとにBGフィルタの
    係数転送が可能なエコーキャンセル装置をソフトウェア
    で実現したプログラムを記録した記録媒体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008098929A (ja) * 2006-10-11 2008-04-24 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> エコーキャンセラ装置、その方法、そのプログラム、およびその記録媒体
JP2015019183A (ja) * 2013-07-10 2015-01-29 日本電信電話株式会社 エコー消去装置、エコー消去方法、及びそのプログラム

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