JP2003008331A - アンテナ - Google Patents

アンテナ

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JP2003008331A
JP2003008331A JP2001187129A JP2001187129A JP2003008331A JP 2003008331 A JP2003008331 A JP 2003008331A JP 2001187129 A JP2001187129 A JP 2001187129A JP 2001187129 A JP2001187129 A JP 2001187129A JP 2003008331 A JP2003008331 A JP 2003008331A
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antenna
inverted
antenna element
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impedance
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JP2001187129A
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Fumimasa Makane
文雅 真金
Takashi Naoi
孝 直井
Hideki Furuya
秀貴 古屋
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Denso Corp
Soken Inc
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Denso Corp
Nippon Soken Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 逆Lアンテナにおいて、容量性インピーダン
スを打ち消す。 【解決手段】 アンテナエレメント20は、グランド面
10に略平行に配置て、グランド面10に対して所定間
隔離隔されている。アンテナエレメント20は、線状撚
り合わせ部材を略コ字状に形成されて、この線状撚り合
わせ部材は、被覆を施した線状導電性エレメントを数本
撚り合わせて構成されている。これにより、逆Lアンテ
ナは、従来の逆Lアンテナに比べて、誘導性インピーダ
ンスの値が小さくできる。すなわち、アンテナの特性イ
ンピーダンスを、従来のアンテナに比べて小さくでき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、逆Lアン
テナ、ヘリカルアンテナ、トップローディングアンテナ
等のアンテナに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車載のキーレスエントリの車載ア
ンテナとして、逆Lアンテナ(或いは、ヘリカルアンテ
ナ、トップローディングアンテナ、逆Fアンテナ)等の
折り曲げ型モノポールアンテナが採用されている。
【0003】例えば、逆Lアンテナは、図10に示すよ
うに、グランド面10に平行に配置された略コ字状アン
テナエレメント2と、このアンテナエレメント2からグ
ランド面10側の給電点4に接続する給電エレメント3
とを有する。従って、逆Lアンテナは、グランド面から
その垂直方向に延びただけのモノポールアンテナに比べ
て、低姿勢化を図ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、逆Lア
ンテナでは、低姿勢化を得られるものの、アンテナエレ
メントとグランド面との間で、容量性インピーダンスが
形成されるため、逆Lアンテナ単体の特性インピーダン
スとしては、モノポールアンテナに比べて、この容量性
インピーダンスが増えることになる。
【0005】ここで、逆Lアンテナを効率良く動作させ
るには、アンテナ形状、或いは、整合回路の採用によっ
て、逆Lアンテナの特性インピーダンスとその無線回路
側の特性インピーダンスとを一致させることが必要にな
る。
【0006】例えば、整合回路を採用する場合には、整
合回路によって容量性インピーダンスを打ち消す必要が
有り、逆Lアンテナの特性インピーダンスが、無線回路
側の特性インピーダンスと大きく異なる場合、整合回路
としては、回路規模の増加を招く。
【0007】一般的に、無線回路側の特性インピーダン
スは、例えば、所定インピーダンス(例えば、50Ω、
75Ω)に規定されている。従って、逆Lアンテナとし
ては、その形状によって、容量性インピーダンスを打ち
消すことで、逆Lアンテナ単体で、その特性インピーダ
ンスを所定インピーダンスに近づけることが望まれてい
る。
【0008】ところで、逆Lアンテナの共振周波数は、
アンテナエレメントの電流経路長によって規定される。
また、図11に示すように、逆Lアンテナのアンテナエ
レメント2では、内側電流経路Bと外側電流経路Cとが
形成されて、逆Lアンテナの共振周波数は、内側電流経
路Bと外側電流経路Cとに規定される。
【0009】しかし、アンテナエレメント2が、図11
に示すように、角部2aで矩形状に形成されている場
合、角部2aにおいて、外側電流経路Cが、アンテナエ
レメント20の外周に沿わず、内側電流経路Bに近づく
ように形成される。
【0010】従って、アンテナエレメント20の幅方向
の寸法Aを所望の値に設定するれば、外周及び内周をそ
れぞれ所望寸法に設定できるものの、角部2aでは、外
側電流経路Cが、上述の如く、内側電流経路Bに近づく
ように形成されるため、アンテナエレメント2の幅方向
寸法Aの設定だけでは、外側電流経路Cを、所望値に設
定できないことがある。
【0011】これに対して、アンテナエレメント2の幅
方向寸法Aを広げれば、内側電流経路Bと外側電流経路
Cとをそれぞれ所望値に設定できるものの、アンテナエ
レメント2においてグランド面1の対向面積が増える。
このため、アンテナエレメント2の容量性インピーダン
スの増加を招き、上述の如く、整合回路の回路構成の増
加を招く。
【0012】本発明は、上記点に鑑み、アンテナ単体に
よって、容量性インピーダンスを打ち消すことを可能に
するアンテナを提供することを目的とする。
【0013】また、本発明は、アンテナエレメントの幅
方向寸法の増加を抑えつつ、共振周波数の広帯域化を図
るようにしたアンテナを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、請求項1に記載の発明では、グランド
(10)に対して所定間隔離隔されて位置する第1のア
ンテナエレメント(20)と、第1のアンテナエレメン
トとグランド側の給電点(40)と接続する第2のアン
テナエレメント(30)とを具備し、第1及び第2のア
ンテナエレメントの少なくとも一方は、給電点との間の
電流経路を形成する経路エレメント(50a)が、複数
並列に配設されていることを特徴とする。
【0015】このような、並列に配設された複数の経路
エレメントは、一本の経路エレメントに比べて、誘導性
インピーダンスの値を小さくできる。このため、複数の
経路エレメントを、第1及び第2のアンテナエレメント
の少なくとも一方に用いることにより、アンテナ単体の
誘導性インピーダンスを小さくでき、アンテナ単体のイ
ンピーダンスを、小さくできる。従って、第1のアンテ
ナエレメント及びグランド間に、容量性インピーダンス
が形成されても、誘導性インピーダンスを小さくするこ
とで、容量性インピーダンスを打ち消すことが可能にな
る。
【0016】具体的には、請求項2に記載の発明のよう
に、複数の経路エレメントは、それぞれ、線状に形成さ
れているとともに、撚り合わせるように形成してもよ
い。
【0017】請求項3に記載の発明では、複数の経路エ
レメントは、互いに長手方向寸法の異なるように構成さ
れていることを特徴とする。ここで、アンテナの共振周
波数は、電流経路長で定まるため、電流経路エレメント
として、互いに長手方向寸法の異なる線状エレメントを
有すれば、異なる共振周波数をアンテナに設定できるの
で、アンテナの共振周波数の広帯域化を図ることができ
る。
【0018】ここで、第1のアンテナエレメントには、
その長手方向に、内側電流経路と外側電流経路とが形成
される。内側電流経路及び外側電流経路の双方の経路長
でアンテナの共振周波数が規定される。
【0019】しかしながら、第1のアンテナエレメント
の角部においては、外側電流経路が、第1のアンテナエ
レメントの外周に沿わず、内側電流経路に近づくように
形成される。
【0020】このため、第1のアンテナエレメントの幅
方向寸法の増加を抑えつつ、共振周波数の広帯域化を図
るには、外側電流経路が、内側電流経路に近づくことを
防止することが必要となる。
【0021】そこで、請求項4に記載の発明では、略帯
状に形成された略帯状部材が角部(200)で略矩形に
形成されるとともに、グランド(10)に対して所定間
隔離隔されて位置する第1のアンテナエレメント(20
A)と、第1のアンテナエレメントとグランド側の給電
点(40)と接続する第2のアンテナエレメント(3
0)とを具備し、角部には、第1のアンテナエレメント
の長手方向に沿うようにスリット(201)が形成され
ることを特徴とする。
【0022】このように、角部において、第1のアンテ
ナエレメントの長手方向に沿うようにスリットを形成す
れば、スリットによって、外側電流経路が内側電流経路
に近づくことを防止できる。従って、アンテナエレメン
トの幅方向寸法の増加を抑えつつ、広帯域化を図ること
ができる。
【0023】なお、請求項5に記載の発明では、スリッ
トは、第1のアンテナエレメントにおける長手方向の全
体に沿うように形成してもよい。
【0024】因みに、上記各手段の括弧内の符号は、後
述する各実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示
す一例である。
【0025】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1、図2に本
発明に係る第1実施形態の逆Lアンテナを示す。図1
は、逆Lアンテナを示す斜視図である。逆Lアンテナ
は、アンテナエレメント20及び給電エレメント30、
及び給電点40から構成されている。
【0026】アンテナエレメント20は、グランド面1
0の一面側に配設されて、グランド面10に略平行に位
置する。アンテナエレメント20は、後述する線状撚り
合わせ部材50を略コ字状に形成したもので、グランド
面10に対して所定間隔離隔されて位置する。
【0027】給電エレメント30は、アンテナエレメン
ト20の一部位24と給電点40とを接続するもので、
アンテナエレメント20と同様に、線状導電性エレメン
ト50aによって構成されている。また、給電点40
は、グランド面10側に位置する。
【0028】ここで、線状撚り合わせ部材50は、図2
に示すように、被覆を施した線状導電性エレメント50
aを複数本撚り合わせて構成されている。すなわち、線
状撚り合わせ部材50は、複数本の線状導電性エレメン
ト50aが並列的に配設されることになる。また、線状
導電性エレメント50aは、給電点40との間における
電流経路を形成する。
【0029】次に、本第1実施形態の逆Lアンテナの特
性インピーダンスについて図3、図4を参照して述べ
る。
【0030】先ず、本第1実施形態の逆Lアンテナに先
だって、従来の逆Lアンテナの特性インピーダンスにつ
いて図3を参照して説明する。従来の逆Lアンテナの等
価回路は、図3に示すように、放射抵抗R0、誘導性イ
ンピーダンスL、損失抵抗R、及び、容量性インピーダ
ンスCが直列接続されて構成される。このため、従来の
逆Lアンテナの等価回路は、数式1の如く示される。
【0031】
【数1】(R0+R)+j{ωL−(1/ωC1)} 但し、容量性インピーダンスCは、アンテナエレメント
20とグランド面10との間に形成されている。
【0032】また、本第1実施形態の逆Lアンテナの等
価回路は、図4に示すように、放射抵抗R0、誘導性イ
ンピーダンス(L/3)、損失抵抗(R/3)、及び、
容量性インピーダンスCが直列接続されて構成される。
このため、本第1実施形態の逆Lアンテナの等価回路
は、数式2の如く示される。
【0033】
【数2】{R0+(R/3)}+j{ω(L/3)−
(1/ωC1)} ここで、本第1実施形態の逆Lアンテナの等価回路は、
従来の逆Lアンテナの等価回路に比べて、誘導性インピ
ーダンスの値が小さくなる。これの根拠を、以下の如く
示す。
【0034】先ず、線状撚り合わせ部材50における一
本の線状導電性エレメント50aの等価回路が、損失抵
抗R、及び、容量性インピーダンスCが直列接続されて
(R+jωL)になる。さらに、線状撚り合わせ部材5
0は、上述の如く、複数本の線状導電性エレメント50
aが並列的に配設されるため、線状撚り合わせ部材50
の等価回路は、線状導電性エレメント50aの等価回路
を並列接続して構成される。
【0035】従って、線状撚り合わせ部材50が、例え
ば、N本の線状導電性エレメント50a(Nは整数で、
図4は、N=3の場合を示す)から構成されている場
合、線状撚り合わせ部材50の等価回路は、(R/N)
+jω(L/N)になる。このため、本第1実施形態の
逆Lアンテナの誘導性インピーダンスは、(ωL/N)
になり、この誘導性インピーダンス(ωL/N)は、従
来の逆Lアンテナの誘導性インピーダンス(ωL)に比
べて小さくできる。
【0036】よって、本第1実施形態の逆Lアンテナの
等価回路における、その虚数項{(ωL/N)−(1/
ωC1)}は、従来の逆Lアンテナの等価回路における
虚数項{(ωL)−(1/ωC1)}に比べて小さくな
る。これにより、アンテナ単体の特性インピーダンス
を、小さくでき、このことにより、アンテナ単体で、容
量性インピーダンスCを打ち消すことができる。
【0037】因みに、逆Lアンテナに代えて逆Fアンテ
ナを採用する場合には、その等価回路に{−j(1/ω
CF)}が追加されるだけで、線状撚り合わせ部材50
を採用すれば、逆Lアンテナと同様に、容量性インピー
ダンスCを打ち消すことができる。
【0038】以下に、逆Fアンテナ単体と無線回路側と
の互いのインピーダンス整合をとるための整合回路につ
いて述べる。
【0039】先ず、逆Lアンテナの特性インピーダンス
が、無線回路側の特性インピーダンスと大きく異なると
き、上述した互いの特性インピーダンスの差が小さい場
合に比べて、大きな値の電子部品(コンデンサやコイル
等のチップ部品)を採用する必要がある。
【0040】一般に、電子部品の静電容量、インダクタ
ンスといった値は、規格で定められているため、各電子
部品の組み合わせだけで、精度良く整合回路を形成でき
ないことがある。すなわち、整合回路を採用しても、上
述した互いのインピーダンスの差を「零」以上の値にな
ることがある。
【0041】ここで、上述の如く、大きな値の電子部品
を採用すると、大きな値の電子部品は、必然的に、小さ
な値の電子部品に比べて、大きな値の抵抗成分を含むこ
とになる。従って、上述した互いのインピーダンスの差
が生じるとき、大きな値の電子部品を採用すると、小さ
な値の電子部品を採用する場合に比べて、抵抗損失(不
整合損失)が大きくなる。
【0042】このため、上述した互いの特性インピーダ
ンスの差が大きく異なるとき、その差が小さい場合に比
べて、抵抗損失が大きくなる。これに対して、本第1実
施形態では、逆Lアンテナの等価回路における虚数項を
に比べて小さくできる。すなわち、逆Lアンテナの特性
インピーダンスを、従来の逆Lアンテナの特性インピー
ダンスに比べて小さくできる。
【0043】これに伴って、上述した互いのインピーダ
ンスの差を小さくできるため、抵抗損失を小さくできる
とともに、整合回路の回路規模を小さくできる。
【0044】なお、本発明の実施にあたり、撚り合わせ
部材50の終端部にて線状導電性エレメント50aの長
手方向の寸法の差を持たせることで、撚り合わせ部材5
0として、互いに長手方向寸法の異なる線状導電性エレ
メント50aを有するように構成されるようにしてもよ
い。
【0045】ここで、逆Lアンテナの共振周波数は、各
線状導電性エレメント50aのそれぞれの長手方向の寸
法によって定められる。このため、撚り合わせ部材50
が、互いに長手方向寸法の異なる線状導電性エレメント
50a有すれば、逆Lアンテナには、複数の共振周波数
が設定されて、逆Lアンテナの周波数帯域の広帯域化を
図ることができる。
【0046】また、上記第1実施形態では、逆Lアンテ
ナの全体を、線状撚り合わせ部材50で構成するように
した例について説明したが、これに限らず、図5に示す
ように、アンテナエレメント20の一部だけを、線状撚
り合わせ部材50で構成してもよい。
【0047】すなわち、図5に示す例では、アンテナエ
レメント20は、互いに平行に配置されたエレメント2
1、23と、これらエレメント21、23を接続するエ
レメント22とから構成されている。ここで、エレメン
ト21、23を線状撚り合わせ部材50で構成し、エレ
メント22を板部材で構成する。
【0048】さらに、本発明の実施にあたり、逆Lアン
テナに限らず、図6に示すように、逆Fアンテナを線状
撚り合わせ部材50で構成するようにしてもよい。
【0049】この場合、図6に示す逆Fアンテナは、図
1に示す逆Lアンテナに、そのアンテナエレメント20
の一部からグランド面10に短絡するための短絡エレメ
ント30が追加されている。
【0050】なお、図5、図6に示す逆Lアンテナ、逆
Fアンテナにおいても、互いに長手方向寸法の異なるよ
うに線状導電性エレメント50aを設定すれば、アンテ
ナの広帯域化を図ることができる。
【0051】(第2実施形態)本第2実施形態では、容
量性インピーダンスを増加させることなく、逆Lアンテ
ナの周波数帯域の広帯域化を図る例につき図7を参照し
て説明する。
【0052】本第2実施形態の逆Lアンテナは、図7に
示すように、アンテナエレメント20A、給電エレメン
ト30、及び給電点40から構成されている。図7にお
いて、図1中の同一符号のものは、同一物を示す。
【0053】アンテナエレメント20Aは、グランド面
10に略平行に配置されたもので、グランド面10に対
して所定間隔離隔されて位置する。アンテナエレメント
20Aは、略帯状に形成された略帯状部材が各角部20
0で略矩形に形成されるている。すなわち、アンテナエ
レメント20Aは、略矩形状に渦を巻くように形成され
ている。
【0054】アンテナエレメント20Aには、その長手
方向に沿うように両スリット201が形成されており、
アンテナエレメント20Aの先端部202は、両スリッ
ト201が開口するように形成されている。
【0055】このように構成された本第2実施形態にお
いて、アンテナエレメント20Aには、その長手方向に
沿うように、図7に示すように、内側電流経路Bと外側
電流経路Cとが形成される。内側電流経路B及び外側電
流経路Cの双方の経路長で逆Lアンテナの共振周波数が
規定される。
【0056】すなわち、逆Lアンテナは、内側電流経路
Bで規定される共振周波数と、外側電流経路Cで規定さ
れる共振周波数といった2つの共振周波数を有すること
になる。
【0057】ここで、アンテナエレメント20Aの各角
部200においても、その長手方向に沿って両スリット
201が形成されているため、各角部200において外
側電流経路Cが内側電流経路Bに近づくことを防ぐこと
ができる。
【0058】これにより、アンテナエレメント20Aの
幅方向寸法Aの広げることなく、外側電流経路Cを、所
望値に設定でき、内側電流経路Bと外側電流経路Cとの
経路長差を確保できる。
【0059】ここで、内側電流経路Bと外側電流経路C
の何れか一方によって、アンテナの共振周波数を、例え
ば、1/4波長の共振周波数に設定したとき、他方にと
って、1/4波長と異なる波長の共振周波数に設定でき
る。このため。アンテナとしては、1/4波長の共振周
波数と、この共振周波数と異なる共振周波数といった、
2つの共振周波数が設定される。従って、逆Lアンテナ
において、広帯域化を図ることができる。
【0060】なお、上記第2実施形態では、逆Lアンテ
ナの広帯域化を図る例について説明したが、これに限ら
ず、逆Fアンテナの広帯域化を図るようにしてもよい。
例えば、図8に示すように、逆Fアンテナは、図7に示
す逆Lアンテナと同様に、両スリット201を有するア
ンテナエレメント20Aに加えて、そのアンテナエレメ
ント20Aからグランド面10への板状短絡部材40を
備える。
【0061】さらにアンテナエレメント20Aにおい
て、その長手方向全体に両スリット201を形成するの
ではなく、図9に示すように、各角部200だけ、その
長手方向の沿い両スリット201を形成するようにして
もよい。
【0062】さらに、上記各実施形態では、逆Lアンテ
ナを採用した例につき説明したが、これに限らず、トッ
プローディングアンテナ、或いは、ヘリカルアンテナを
採用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る逆Lアンテナを示
す斜視図である。
【図2】上記第1実施形態の逆Lアンテナを構成する撚
り合わせ部材を示す斜視図である。
【図3】逆Lアンテナの特性インピーダンスを説明する
ための図である。
【図4】上記第1実施形態の逆Lアンテナの特性インピ
ーダンスを説明するための図である。
【図5】上記第1実施形態の変形例を示す斜視図であ
る。
【図6】上記第1実施形態の変形例を示す斜視図であ
る。
【図7】本発明の第2実施形態に係る逆Lアンテナを示
す斜視図である。
【図8】上記第2実施形態の変形例を示す斜視図であ
る。
【図9】上記第2実施形態の変形例を示す斜視図であ
る。
【図10】従来の逆Lアンテナ示す斜視図である。
【図11】従来の逆Lアンテナ示す斜視図である。
【符号の説明】
10…グランド面、20…アンテナエレメント。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 直井 孝 愛知県西尾市下羽角町岩谷14番地 株式会 社日本自動車部品総合研究所内 (72)発明者 古屋 秀貴 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 グランド(10)に対して所定間隔離隔
    されて位置する第1のアンテナエレメント(20)と、 前記第1のアンテナエレメントとグランド側の給電点
    (40)と接続する第2のアンテナエレメント(30)
    とを具備し、 前記第1及び第2のアンテナエレメントの少なくとも一
    方は、前記給電点との間の電流経路を形成する経路エレ
    メント(50a)が、複数並列に配設されていることを
    特徴とするアンテナ。
  2. 【請求項2】 前記複数の経路エレメントは、それぞ
    れ、線状に形成されているとともに、撚り合わせるよう
    に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のア
    ンテナ。
  3. 【請求項3】 前記複数の経路エレメントは、互いに長
    手方向寸法の異なるように構成されていることを特徴と
    する請求項2に記載のアンテナ。
  4. 【請求項4】 略帯状に形成された略帯状部材が角部
    (200)で略矩形に形成されるとともに、グランド
    (10)に対して所定間隔離隔されて位置する第1のア
    ンテナエレメント(20A)と、 前記第1のアンテナエレメントとグランド側の給電点
    (40)と接続する第2のアンテナエレメント(30)
    とを具備し、 前記角部には、前記第1のアンテナエレメントの長手方
    向に沿うようにスリット(201)が形成されることを
    特徴とするアンテナ。
  5. 【請求項5】 前記スリットは、前記第1のアンテナエ
    レメントにおける長手方向の全体に沿うように形成され
    ていることを特徴とする請求項4に記載のアンテナ。
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Cited By (8)

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