JP2003007431A - 加熱用ランプおよび加熱装置 - Google Patents
加熱用ランプおよび加熱装置Info
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Abstract
に、被加熱物を均一に加熱するための加熱用ランプおよ
びそれを用いた加熱装置を提供する。 【解決手段】 加熱装置として、両端に封止部を有する
と共に管型封体の内部にフィラメントが配置された加熱
用ランプからなり、同一平面上に管軸が並行な方向に配
列された複数個の前記加熱用ランプと、これらの加熱用
ランプから放射される光を反射する反射鏡とを備える加
熱ユニット4を同一平面上に複数個配設し、前記各加熱
用ランプの封止部12は、この加熱用ランプから加熱す
べき方向に放射される光の方向とは反対方向に屈曲する
ように構成されると共に、前記加熱ユニット4は、前記
加熱用ランプの管軸方向に近接配置されていることを特
徴とする。
Description
びそれを用いた加熱装置に係わり、例えば、食品を包装
するために使用される合成樹脂製容器の製造の際に使用
される合成樹脂シート等の被加熱物を加熱するための加
熱用ランプおよびそれを用いた加熱装置に関する。
れる多くの食品が合成樹脂製容器に包装されて販売され
ている。
100cm、横100cmからなる1枚の合成樹脂シー
トを加熱装置の加熱下で搬送し、加熱装置から放射され
る赤外線によって合成樹脂シートを均一に加熱し、その
後高温に加熱された合成樹脂シートの両面を成形部材に
挟み込んでプレスや真空引きによって所定の形状を有す
る合成樹脂製容器を作製している。
する際に用いられる加熱装置の一例を示す断面図であ
る。
および上部32が一体的にセラミックスで形成され、そ
の内部に空間34を有し、断面が多角形状に形成されて
いる。さらに底部30は平面状に形成され、その内部に
は発熱体33としてニクロム線やカンタル線が埋設され
ており、これらが全体としてセラミックヒータとして構
成されている。
し、その熱が底部30を構成するセラミックに伝わって
加熱し、セラミックスから赤外線が放射される。この赤
外線によつて、加熱装置の下部に搬送される合成樹脂シ
ート35が加熱される。所定の大きさを有する合成樹脂
製シート35は複数個配列されたセラミックヒータによ
って略均一に加熱される。
のセラミックヒータは、発熱体33からの熱がセラミッ
クスからなる底部30等を加熱後、この底部30のセラ
ミックスから赤外線が放射されるものであるから、加熱
温度の立ち上がり特性が悪く、また、同図に示すよう
に、発熱体33から放射された赤外線は合成樹脂製シー
ト35の方向に放射されるだけでなく、セラミックヒー
タの上部にも放射されるので、赤外線を効率よく利用で
きないという問題がある。
して管型封体内部にフィラメントが配置され、その両端
に封止部を有する加熱用ランプを用いることも考えられ
るが、このような加熱用ランプを単に多数近接配置して
加熱装置を構成しようとすると、加熱装置において加熱
用ランプの封止部が占める領域が増大して被加熱物を均
一に加熱できないという問題が発生すると共に、加熱用
ランプの封止部が管型封体からの放射熱や被加熱物から
の発熱により損傷する問題が発生する。
に鑑みて、加熱温度の立ち上がり特性に優れ、被加熱物
を均一に加熱すると共に熱効率に優れた加熱用ランプお
よびそれを用いた加熱装置を提供することにある。
解決するために、次のような手段を採用した。
に封止部を有すると共に管型封体の内部にフィラメント
が配置された加熱用ランプからなり、この加熱用ランプ
の封止部は、この加熱用ランプから加熱すべき方向に放
射される光の方向とは反対方向に屈曲するように構成さ
れていることを特徴とする。
止部を有すると共に管型封体の内部にフィラメントが配
置された加熱用ランプからなり、同一平面上に管軸が並
行な方向に配列された複数個の前記加熱用ランプと、こ
れらの加熱用ランプから放射される光を反射する反射鏡
とを備える加熱ユニットを同一平面上に複数個配設し、
前記各加熱用ランプの封止部は、この加熱用ランプから
加熱すべき方向に放射される光の方向とは反対方向に屈
曲するように構成されると共に、前記加熱ユニットは、
前記加熱用ランプの管軸方向に近接配置されていること
を特徴とする。
図7を用いて説明する。図1は、本発明に係る、同一平
面上に管軸が並行な方向に配列された複数個の加熱用ラ
ンプ1を用いて形成された加熱ユニット4の構成を示す
正面断面図である。
その管型封体11の内部にフィラメントが配置され、そ
の両端に封止部12を備えている。さらに各封止部12
は、加熱用ランプ1から放射される光によって加熱すべ
き方向Aとは反対方向に屈曲するように構成されてい
る。2は加熱用ランプ1を後述する加熱ユニット内に保
持するための保持部であり、これは封止部12への加熱
を防止する遮光板として兼用することも可能である。3
は後述する放熱板である。
図である。同図に示すように、加熱ユニット4には、複
数の加熱用ランプ1が同一平面上に管軸が並行な方向に
配列されており、これらの加熱用ランプ1の上部には反
射鏡5が設けられ、さらにその上部には、複数個の放熱
板(アルミフィン)3が設けられている。
は、直接下部の加熱すべき方向Aに放射されると共に上
部にも放射されるが、上部に放射された光は反射鏡5に
よって加熱方向Aに反射されるので、加熱用ランプ1か
ら放射された光を有効に下部に設けた図示していない被
加熱物を照射し加熱することができる。
曲部は、下部への加熱方向Aとは反対の上方向に屈曲さ
れており、下部の被加熱物から反射ないし放射される熱
によって封止部12が加熱されることを防止することが
できる。
る熱を吸収して放熱し、結果として反射鏡5を冷却し反
射鏡5が過熱されて反射面が劣化することを防止するこ
とができる。
ト4を複数個配設して構成した加熱装置の構成の一部を
示す平面図である。同図に示すように、加熱装置は、合
成樹脂シート等の被加熱物の大きさ等に応じて複数個の
加熱ユニット4が同一平面上に設けられる。その際、各
加熱ユニット4が具備する複数の各加熱用ランプ1の封
止部12は、隣接する他の加熱ユニット4が具備する複
数の加熱用ランプ1の封止部12と隣接するように配置
されるが、各加熱用ランプ1の封止部12は屈曲してい
るので、各加熱ユニット4間を近接して配置することが
できる。
近接配置される結果、相対的に加熱ユニット4による加
熱領域を増大することができるとともに、被加熱物に対
して均一な加熱温度分布を呈する加熱装置を実現するこ
とができる。さらには加熱装置に加熱用ランプを用いた
ことと相まって被加熱物を、短時間で昇温させることが
できる。
等に応じて、加熱ユニットの接続個数を変えて、加熱装
置の規模を任意に変えることができる。また、図示して
いないが、各加熱ユニット4に設けられる加熱制御部に
おいては、それぞれ独立して加熱制御するように構成す
ることが可能であり、さらには、各加熱ユニット4内の
各加熱用ランプ1毎に加熱制御するように構成すること
も可能であるので、被加熱物の大きさに応じて各加熱ユ
ニット毎に加熱制御したり、また被加熱物の端部と中央
部間を均一に加熱制御する等の制御が可能となる。
が並行な方向に配列された複数個の加熱用ランプ21を
用いて形成された加熱ユニット24の構成を示す正面断
面図である。加熱用ランプ21は、本発明の加熱用ラン
プ1と対比するために作製された加熱用ランプであり、
同図に示すように、この加熱用ランプ21は、加熱用ラ
ンプ1と同様に、その管型封体211の内部にフィラメ
ントが配置され、その両端に封止部212を備え、その
両端部は保持部22によって支持されているが、加熱用
ランプ1と比べて封止部212が屈曲されていない点で
相違する。
していない下部の被加熱物から反射ないし放射される熱
によって封止部12が加熱され、劣化損傷する可能性が
あると共に、後述するように、この加熱用ランプ21を
用いて加熱装置を構成した場合に、被加熱物に対する加
熱温度を均一に分布できない欠点を有する。
加熱用ランプ1を用いて加熱ユニット1を形成し加熱装
置を構成した場合と、対比するために作製された加熱用
ランプ21を用いて加熱ユニット24を形成し加熱装置
を構成した場合の、被加熱物における照射強度分布を示
す図である。
m)、縦軸は相対照射強度を表しており、図5に示すよ
うに、本発明に係る管軸方向の長さが86mmの加熱用
ランプ1を用いて加熱装置を構成した場合は、各加熱ユ
ニット4,4間の距離は18.4mm(保持部2,2
間)とすることができる。一方、図6に示すように、封
止部が屈曲されていない加熱用ランプ21の管軸方向の
長さは110mmとなり、各加熱ユニット24,24間
の距離は42mm(保持部22,22間)にもなり、本
発明の加熱用ランプ1を用いた場合に比べて、約2倍以
上も各加熱ユニット24,24間が離れてしまう。
と、図5に示すように、本発明の加熱用ランプ1を用い
た加熱装置4の場合は、各加熱ユニット4全体に亘って
ほぼ均一な照度分布が得られるが、図6に示すように、
加熱用ランプ21を用いた加熱装置24では、各加熱ユ
ニット24,24間の離間部のみならず、各加熱ユニッ
ト24,24の範囲にまで亘って照度分布の不均一が現
れ、到底被加熱物に対して均一な加熱を行うことができ
ない。
12を屈曲した加熱用ランプ1を用いて加熱装置を構成
することにより、極めて均一な照度分布を呈する加熱装
置を実現することができる。
用いて加熱ユニット24を構成した場合の、各加熱ユニ
ット24,24間(各加熱用ランプを保持している保持
部22,22間)の距離(mm)と照度差(%)との関
係を示すグラフである。同図に示すように、加熱ユニッ
ト間の距離が20mm以内であれば、照度差はほぼ発生
しないが、20mmを越すと急激に照度差が現れ、上記
に示したように、42mm以上も離れると20%以上も
の照度差が現れることが分かる。これからも分かるよう
に、本発明に係る加熱装置では、各加熱ユニット4,4
間の距離を20mm以内に収めることができるので、加
熱ユニット4,4間に照度差が発生しないことが理解さ
れる。
ンプの封止部は、この加熱用ランプから加熱すべき方向
に放射される光の方向とは反対方向に屈曲しているの
で、下部の被加熱物から反射ないし放射される熱によっ
て封止部が加熱されないようにすることができ、またこ
の加熱用ランプを用いて加熱装置を構成した場合、被加
熱物に対して均一な照度分布が得られる。
ンプの封止部は、この加熱用ランプから加熱すべき方向
に放射される光の方向とは反対方向に屈曲するように構
成されると共に、加熱ユニットは、加熱用ランプの管軸
方向に近接配置されているように構成したので、被加熱
物に対して均一な加熱温度分布を呈する加熱装置を実現
することができるとともに、被加熱物を短時間で昇温す
る加熱装置を実現することができる。さらに、被加熱物
の大きさ等に応じて、加熱ユニットの接続個数を変え
て、加熱装置の規模を任意に変えることができ、また、
各加熱ユニットをそれぞれ独立して加熱制御したり、ま
た各加熱ユニット内の各加熱用ランプ毎に加熱制御する
ことが可能となるので、被加熱物の大きさに応じて各加
熱ユニット毎に加熱制御したり、また被加熱物の端部と
中央部間を均一に加熱制御したりすることが可能とな
る。
に配列された複数個の加熱用ランプ1を用いて形成され
た加熱ユニット4の構成を示す正面断面図である。
配設して構成した加熱装置の構成の一部を示す平面図で
ある。
に配列された複数個の加熱用ランプ21を用いて形成さ
れた加熱ユニット24の構成を示す正面断面図である。
ット4を形成し加熱装置を構成した場合の、被加熱物に
おける照射強度分布を示す図である。
ニット24を形成し加熱装置を構成した場合の、被加熱
物における照射強度分布を示す図である。
ット24を構成した場合の各加熱ユニット24間の距離
(mm)と照度差(%)との関係を示すグラフである。
ある。
Claims (2)
- 【請求項1】 両端に封止部を有すると共に管型封体の
内部にフィラメントが配置された加熱用ランプからな
り、この加熱用ランプの封止部は、この加熱用ランプか
ら加熱すべき方向に放射される光の方向とは反対方向に
屈曲するように構成されていることを特徴とする加熱用
ランプ。 - 【請求項2】 両端に封止部を有すると共に管型封体の
内部にフィラメントが配置された加熱用ランプからな
り、同一平面上に管軸が並行な方向に配列された複数個
の前記加熱用ランプと、これらの加熱用ランプから放射
される光を反射する反射鏡とを備える加熱ユニットを同
一平面上に複数個配設し、前記各加熱用ランプの封止部
は、この加熱用ランプから加熱すべき方向に放射される
光の方向とは反対方向に屈曲するように構成されると共
に、前記加熱ユニットは、前記加熱用ランプの管軸方向
に近接配置されていることを特徴とする加熱装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001185586A JP2003007431A (ja) | 2001-06-19 | 2001-06-19 | 加熱用ランプおよび加熱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001185586A JP2003007431A (ja) | 2001-06-19 | 2001-06-19 | 加熱用ランプおよび加熱装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003007431A true JP2003007431A (ja) | 2003-01-10 |
Family
ID=19025140
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001185586A Pending JP2003007431A (ja) | 2001-06-19 | 2001-06-19 | 加熱用ランプおよび加熱装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003007431A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115783456A (zh) * | 2023-02-02 | 2023-03-14 | 康美包(苏州)有限公司 | 包装容器及其制造方法 |
-
2001
- 2001-06-19 JP JP2001185586A patent/JP2003007431A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115783456A (zh) * | 2023-02-02 | 2023-03-14 | 康美包(苏州)有限公司 | 包装容器及其制造方法 |
CN115783456B (zh) * | 2023-02-02 | 2024-01-30 | 康美包(苏州)有限公司 | 包装容器及其制造方法 |
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