JP2003007115A - 光拡散ボックス - Google Patents

光拡散ボックス

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JP2003007115A
JP2003007115A JP2001191061A JP2001191061A JP2003007115A JP 2003007115 A JP2003007115 A JP 2003007115A JP 2001191061 A JP2001191061 A JP 2001191061A JP 2001191061 A JP2001191061 A JP 2001191061A JP 2003007115 A JP2003007115 A JP 2003007115A
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JP
Japan
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light
box
light diffusion
diffused
plate
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JP2001191061A
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English (en)
Inventor
Takashi Nakajima
中島  隆
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Nireco Corp
Original Assignee
Nireco Corp
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Publication date
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  • Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
  • Securing Globes, Refractors, Reflectors Or The Like (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】発光体からの光を光の輝度を維持しつつ、均一
かつ広範囲に拡散させることができる光拡散ボックスを
提供する。 【解決手段】本光拡散ボックス10は、第1の面14と
第1の面14に対向する第2の面16とを有し、第1の
面14には開口が形成されており、内面は光を反射する
性質を有している箱体12と、開口を覆う光拡散板20
と、発光体26と、からなり、発光体26は、光拡散板
20と重なり合わないように、第1の面14の内面側に
取り付けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光の輝度を維持し
たまま、均一かつ広範囲に光を拡散させることができる
光拡散ボックスに関する。
【0002】
【従来の技術】面照明を行う装置は各種の分野で使用さ
れている。例えば、被検査体に光を当て、被検査体から
反射してきた光により被検査体を撮像し、撮像した画像
により被検査体を検査するような装置においては、面照
明を行う装置は必須のものである。
【0003】従来、面照明を行う装置としては、発光体
から発せられた光を光拡散板に直接的に照射し、この光
拡散板により光を拡散させる装置が知られている。光拡
散板としては、例えば、アクリル板が用いられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この装置によれば、高
輝度を得ることができる。
【0005】しかしながら、従来は、発光体に対応する
領域において、発光体からの光を均一かつ広範囲に拡散
させることができる光拡散板が存在しなかったため、光
沢のある被写体や鏡面などの被写体を照射すると、光拡
散板を通しても均一な拡散光を作り出すことができず、
発光体が強調された状態で被写体とともに撮像されてし
まっていた。
【0006】光沢が少ない被写体を撮像する場合には、
発光体が被写体とともに撮像されることはなかったが、
これは発光体からの光が光拡散板を介して均一に拡散さ
れていたためではなく、被写体で乱反射し、直接反射光
が少なくなったからである。
【0007】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたものであり、発光体からの光を光の輝度を維持しつ
つ、均一かつ広範囲に拡散させることができる光拡散ボ
ックスを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明は、第1の面と該第1の面に対向する第2の
面とを有し、第1の面には開口が形成されており、内面
は光を反射する性質を有している箱体と、第1の面の開
口を覆う光拡散板と、少なくとも一つの光源と、からな
り、光源は、該光源から発した光が箱体の内面に反射
し、かつ、光拡散板により拡散されるような位置に配置
されている光拡散ボックスを提供する。
【0009】本光拡散ボックスによれば、光源から発せ
られた直接光は箱体の内面に反射した後、間接光として
光拡散板によりさらに拡散される。これにより、光源か
らの光を完全な拡散光にすることができ、従来の装置の
ように、光沢のある被写体や鏡面などの被写体に光源の
影を映すことなく、被写体を均一に、かつ、広範囲に照
明することが可能になる。
【0010】また、間接拡散光を使用すると輝度が低下
するが、本光拡散ボックスによれば、光源からの光は箱
体の外部には逃げないため、輝度の低下を防止すること
ができる。
【0011】光源は、該光源から発した光が箱体の内面
に反射し、かつ、光拡散板により拡散されるような位置
であれば、どのような位置にでも配置することが可能で
ある。例えば、光源は、光拡散板と重なり合わないよう
に、第1の面の内面側に取り付けることができる。
【0012】箱体の内面は、光源からの光を反射するも
のであれば、どのような表面でも採用できるが、例え
ば、無光沢の白色に塗装された表面であれば、乱反射光
によって、光源からの光を均一し、かつ、最大限に反射
するので、箱体の内面は無光沢の白色であることが好ま
しい。
【0013】第2の面は第1の面に近づく方向及び第1
の面から離れる方向に移動可能であるように形成するこ
とが好ましい。
【0014】第2の面をこのように移動可能に形成する
ことにより、光源からの光が第2の面に入射する際の入
射角を調整することができ、ひいては、光を拡散させる
範囲や拡散光の輝度を調整することができる。
【0015】箱体の内面及び光拡散板の何れか一方また
はその双方の表面は光触媒分解を行う性質を有する物質
でコーティングされていることが好ましい。
【0016】例えば、検査装置の照明器具やカメラを印
刷ラインに設置すると、空気中に含まれるホコリや油分
によって、照明器具の発光面やカメラのレンズが汚れて
しまい、検査精度が低下することが多々ある。本発明に
係る光拡散ボックスを照明器具の一部として印刷ライン
に設置した場合にも、同様のことが考えられる。
【0017】酸化チタン(TiO2)は、紫外線を吸収
したときに、光触媒分解反応により有機物を分解する性
質を有する光触媒の一種である。この酸化チタンを照明
器具の照明面に塗布しておくと、照明器具から発せられ
る光に含まれる微量の紫外線により、照明面に付着して
いるホコリや油分が光分解される。この酸化チタンを箱
体の内面や光拡散板の表面に塗布することにより、本光
拡散ボックスを印刷ラインに設置した場合であっても、
酸化チタンの光触媒分解反応により、箱体や光拡散板に
付着した空気中の汚れが分解され、照明機能の低下を防
止することができる。
【0018】なお、光触媒分解反応を行う物質は酸化チ
タンに限定されるものではなく、他の物質を用いること
もできる。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1の実施形態
に係る光拡散ボックスの斜視図であり、図2は、図1の
A−A線における断面図である。
【0020】本実施形態に係る光拡散ボックス10は、
内部が中空である立方体形状の箱体12を備えている。
図2に示すように、箱体12は、箱体12の長さ方向X
に延びる第1の面14と、第1の面14に対向している
第2の面16とを有している。
【0021】第1の面14には、第1の面14と相似形
状の長方形状の開口18が形成されており、開口18に
は光拡散板20がはめ込まれている。
【0022】光拡散板20の両面は酸化チタン膜(図示
せず)がコーティングされている。なお、この酸化チタ
ン膜は、箱体12の内面にもコーティングしておいても
よい。
【0023】箱体12の内面は全て無光沢の白色で塗装
されている。このため、第2の面16の内面を含む箱体
12の内面は全て光を反射するようになっている。
【0024】第1の面14の内面には、開口18の縁部
において、箱体12の内側に向かって延びる内壁部22
が形成されている。第1の面14及び第2の面16の双
方に直交する第3の面24と内壁部22との間におい
て、第1の面の内面側には、2つの発光体26が取り付
けられている。発光体26は、箱体12の長さ方向Xに
延びる蛍光管またはキセノン管などの線光源から構成さ
れている。
【0025】本実施形態に係る光拡散ボックス10は次
のように機能する。
【0026】発光体26は内壁部22により光拡散板2
0からは遮断されているため、発光体26からの直接光
が光拡散板20に直接照射されることはない。すなわ
ち、発光体26から発せられる直接光は第2の面16の
内面または第3の面24の内面に照射される。第2の面
16の内面に照射された光は、第2の面16の内面にお
いて反射し、光拡散板20に向かう。あるいは、第2の
面16の内面において反射した後、第3の面24の内面
において再度反射し、光拡散板20に向かう。また、第
3の面24の内面に照射された光は、第3の面24の内
面において反射した後、第2の面16の内面に向かい、
第2の面16の内面において再度反射し、光拡散板20
に向かう。
【0027】なお、発光体26から第2の面16の内面
に直接照射される光は、第2の面16の内面に対してほ
ぼ45度の入射角θで入射するように、予め発光体26
と第2の面16との間の位置関係を定めておく。
【0028】このように、発光体26から発せられた光
は、第2の面16及び第3の面24の内面において反射
を繰り返し、光拡散板20に向かう。第2の面16また
は第3の面24の内面において反射した光は、間接光と
して光拡散板20に照射され、光拡散体20により、さ
らに拡散される。
【0029】以上のように、本実施形態に係る光拡散ボ
ックス10によれば、発光体26から発せられた直接光
は箱体の内面に反射した後、間接光として光拡散板20
によりさらに拡散される。これにより、発光体26から
の光を完全な拡散光にすることができ、発光体26から
の光を光沢のある被写体や鏡面などの被写体に照射する
場合であっても、発光体の影を映すことなく、被写体を
均一に、かつ、広範囲に照明することが可能になる。
【0030】また、間接拡散光を使用すると輝度が低下
するが、本実施形態に係る光拡散ボックス10によれ
ば、発光体26からの光は箱体12の外部には逃げない
ため、輝度の低下を防止することができる。
【0031】本実施形態に係る光拡散ボックス10は、
印刷物に光を照射することにより、印刷物を撮像し、印
刷の適否を判断する装置の他、被検査体に光を当て、被
検査体から反射してきた光により被検査体を撮像し、撮
像した画像により被検査体を検査するような装置に応用
することができる。
【0032】図2は、本発明の第2の実施形態に係る光
拡散ボックス30の断面図である。
【0033】本実施形態に係る光拡散ボックス30は、
第1の実施形態に係る光拡散ボックス10の構成に加え
て、移動機構32を備えている。
【0034】この移動機構32は、箱体12の第2の面
16を第1の面14に近づく方向Y1及び第1の面14
から離れる方向Y2に移動させる機構である。
【0035】第2の面16をこのように移動可能に形成
することにより、発光体26からの光が第2の面16に
入射する際の入射角θを調整することができ、ひいて
は、光を拡散させる範囲や拡散光の輝度を調整すること
ができる。
【0036】
【発明の効果】本発明に係る光拡散ボックスによれば、
発光体から発せられた直接光は箱体の内面に反射した
後、間接光として光拡散板によりさらに拡散される。こ
れにより、発光体からの光を完全な拡散光にすることが
でき、被写体を均一に、かつ、広範囲に照明することが
可能になる。
【0037】また、間接拡散光を使用すると輝度が低下
するが、本発明に係る光拡散ボックスによれば、発光体
からの光は箱体の外部には逃げないため、輝度の低下を
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る光拡散ボックス
の斜視図である。
【図2】図1のA−A線における断面図である。
【図3】本発明の第2の実施形態に係る光拡散ボックス
の断面図である。
【符号の説明】
10 第1の実施形態に係る光拡散ボックス 12 箱体 14 箱体の第1の面 16 箱体の第2の面 18 開口 20 光拡散板 22 内壁部 24 箱体の第3の面 26 発光体 30 第2の実施形態に係る光拡散ボックス 32 移動機構
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02B 5/02 F21Y 103:00 // F21Y 103:00 F21S 1/00 N

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の面と該第1の面に対向する第2の
    面とを有し、前記第1の面には開口が形成されており、
    内面は光を反射する性質を有している箱体と、 前記開口を覆う光拡散板と、 少なくとも一つの光源と、からなり、 前記光源は、該光源から発した光が前記内面に反射し、
    かつ、前記光拡散板により拡散されるような位置に配置
    されている光拡散ボックス。
  2. 【請求項2】 前記光源は、前記光拡散板と重なり合わ
    ないように、前記第1の面の内面側に取り付けられてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の光拡散ボックス。
  3. 【請求項3】 前記内面は無光沢の白色であることを特
    徴とする請求項1または2に記載の光拡散ボックス。
  4. 【請求項4】 前記第2の面は前記第1の面に近づく方
    向及び前記第1の面から離れる方向に移動可能であるこ
    とを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の光
    拡散ボックス。
  5. 【請求項5】 前記箱体の内面及び前記光拡散板の少な
    くとも何れか一方は、光触媒分解を行う性質を有する物
    質でコーティングされていることを特徴とする請求項1
    乃至4の何れか一項に記載の光拡散ボックス。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100735060B1 (ko) 2005-05-11 2007-07-06 이상선 매입형 인테리어 조명장치
JP2007242409A (ja) * 2006-03-08 2007-09-20 Cremona:Kk ランプを備えた照明器具
JP2009536440A (ja) * 2006-05-05 2009-10-08 クリー エル イー ディー ライティング ソリューションズ インコーポレイテッド 照明装置
JP2010500706A (ja) * 2006-08-09 2010-01-07 オスラム ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ランプ

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