JP2003006849A - 磁気記録媒体およびその製造方法 - Google Patents

磁気記録媒体およびその製造方法

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誠 磯崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非磁性基板としてプラスチック基板を用いた
場合に、磁気ヘッドの浮上低下に対して高い安定性を示
し、高記録密度化と共に、高い信頼性を有する電磁変換
特性を有する磁気記録媒体およびその製造方法の提供。 【解決手段】 非磁性基板の上に非磁性金属下地層、磁
性層、保護層を順次積層し、この保護層の上に液体潤滑
層を塗布して形成される磁気記録媒体の製造方法は、非
磁性基板がプラスチック基板であり、液体潤滑層を設け
た後に、磁気記録媒体を回転させながら切削効果のない
織布または不織布を、一定の押付け面圧で押し当ててワ
イピング処理を施し、潤滑剤の分布を均一化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータなど
の情報処理機器の情報記録装置や民生機器に搭載される
記憶装置(特にハードディスク装置)に用いられる磁気
記録媒体の製造方法およびその方法により製造された磁
気記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータなどの情報処理機器
の取り扱う情報量の増加や磁気の小型化に伴い、情報記
憶装置の記憶容量の増大が図られ、情報記憶装置に使用
されている磁気記録媒体(以下、単に媒体とも称する)
の記録容量は増加の一途をたどっている。それに伴い記
録ヘッドの浮上量も年々低下し、ついには擬似接触(ニ
ア・コンタクト)するまでに至っている。それゆえ従来
では無視できていた媒体の表面にくる液体潤滑層がヘッ
ドの安定な浮上を妨げる恐れが考えられる。
【0003】磁気記録媒体の液体潤滑剤は通常ディッピ
ング法、スピンコート法で塗布される。いずれの方式も
潤滑剤の原液を所望の膜厚に応じてフロロカーボン系の
有機溶剤で希釈した液を用いて塗布し、溶剤を蒸発させ
ると同時に、媒体上に残った潤滑剤分子を保護層の上に
吸着させることにより、薄膜化を実現している。従っ
て、数十Åの薄膜にするために濃度の薄い液(例えば
0.01wt%など)を用いるほど塗布した後の媒体表
面は潤滑剤が島状になって点在することになる。さらに
これら点在した潤滑剤は液体ゆえの自由度を持ち、液体
潤滑層の下層表面の形状(例えば微小うねり)およびエ
ネルギー状態(例えばカーボンの膜質)で潤滑剤自体が
エネルギーの低い状態に変形する。これらの状態変化は
凝集であったり表面拡散であったりするが、近年用いら
れているCVD法によるカーボン保護膜は表面官能基が
少なく表面安定性が高いことから、液体潤滑剤はそれ自
身が安定な、球状に近いクラスターになって凝集してし
まう。これは、液体潤滑剤自体がヘッドに接触しなくて
も、浮上している磁気ヘッドに付着している潤滑剤と媒
体表面の潤滑剤が合わさってヘッド浮上隙間を充填し一
種のメニスカスを形成し、その引力でヘッドを媒体に引
き付け接触させてしまう現象がおこる。これはMRヘッ
ドにおけるサーマルアスペリティーと呼ばれるエラーを
引き起こし電磁変換特性に多大な影響を与える。
【0004】これら潤滑剤のヘッドへの移着や媒体上の
潤滑剤凝集を緩和するために通常アルミ媒体やガラス媒
体では潤滑剤塗布後に100℃以上の温度で加熱処理を
行う。加熱処理を行うことによって、潤滑剤の粘性を一
旦下げて媒体表面に再拡散を施すことで潤滑剤で被覆さ
れていない部分に、潤滑剤が吸着し結果としてボンデッ
ドが向上する。これらは装置が簡便で媒体表面に対して
非接触であるため一般に広く用いられている方法であ
る。
【0005】しかし、プラスチック媒体の場合は80℃
程度で基板が変形してしまうため、例えば、特開平3−
268223号公報に記載されているように、加熱に代
わるワイピング処理が必要となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平3−2
68223号公報では、ワイピングテープの繊維の太さ
のみ規定してあるが、対象基板を特に限定していない。
基体が軟質のプラスチック基板の場合はアルミ基板やガ
ラス基板と異なり、ワイピングテープが基板に食い込む
ためワイピングテープと媒体表面の接触面積が増加す
る。そして、結果として両者間の摩擦力増大による繊維
の脱離および媒体表面に微小傷が発生してしまう問題が
ある。特に、繊維の脱離は繊維太さが細くなるほど一般
に強度が低下するため顕著になる。
【0007】さらに非磁性基板の表面にエンボス加工を
有する媒体の場合、ワイピングテープの潤滑特性が悪化
し繊維の脱離を助長する結果となる。
【0008】またワイピング直後は潤滑膜が均一化され
ても、長期の間には媒体表面エネルギーや保護層表面の
官能基と潤滑剤の凝集力との兼ね合いにより再凝集(不
均一化)してしまう可能性がある。近年、保護層薄膜化
のために導入されているCVD法による水素化カーボン
(C:H)は表面の官能基が少ないため、潤滑剤の濡れ
性が悪くこの傾向が強い。
【0009】よって、本発明は、非磁性基板としてプラ
スチック基板を用いた場合、さらにはエンボス加工を施
した場合にも、媒体表面の処理によって、磁気ヘッドの
浮上の低下に対して安定し、高記録密度とともに長期に
わたり信頼性のある電磁変換特性を有する磁気記録媒体
を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の、非磁性基板の上に非磁性金属下地層、磁性
層、保護層を順次積層し、この保護層の上に液体潤滑層
を塗布して形成される磁気記録媒体の製造方法は、非磁
性基板がプラスチック基板であり、保護層の上に液体潤
滑層を設けた後に、磁気記録媒体を回転させながら切削
効果のない織布または不織布を、一定の押付け面圧で押
し当ててワイピング処理を施し、潤滑剤の分布を均一化
する。
【0011】ここで、切削効果のない織布または不織布
は、単糸繊度0.5デニール以上を有することが好まし
い。
【0012】また、押付け面圧を19.6kPa(0.
2kgf/cm)以下とすること、および磁気記録媒
体の回転数を3000rpm以下とすることが好まし
い。
【0013】さらに、ワイピング処理中に同時に紫外線
照射を行い、保護層に潤滑剤分子を固定させることが好
ましい。
【0014】磁気記録媒体は、その表面にサーボ信号に
対応するエンボス加工(凹凸)を有していてもよい。
【0015】また、本発明では上述した製造方法によっ
て製造された磁気記録媒体も提供する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明について図を参照し
ながら説明する。
【0017】図1は、本発明の製造方法によって製造さ
れた磁気記録媒体の一例を表す図である。図1に示す磁
気記録媒体は、プラスチック基板1の上に、非磁性下地
層2、磁性層3、保護層4を設け、その上に液体潤滑剤
を塗布して液体潤滑層5を設けている。
【0018】本発明に用いるプラスチック基板1として
は、アモルファス・ポリオレフィン(APO)、ポリカ
ーボネート(PC)が挙げられるが、これに限定しな
い。また、この基板の表面に、サーボ信号に対応するエ
ンボス加工を施してもよい。
【0019】このプラスチック基板1の上に、非磁性下
地層2および磁性層3、および保護層4を設ける。非磁
性下地層2および磁性層3は、特に限定するものではな
く、従来用いられている材料および方法によって成膜す
ることができる。
【0020】保護層4としては、スパッタ法による場合
はグラファイトターゲットを用いて、CVD法による場
合はメタン、エタン、エチレンなどを用いて成膜するこ
とができるが、これに制限されない。
【0021】この保護層4の上に液体潤滑剤を塗布して
液体潤滑層5を設ける。液体潤滑剤としては、制限され
るわけではないが、パーフルオロポリエーテル(PFP
E)を用いて、ディッピング法、スピンコート法などに
よって塗布することができる。
【0022】本発明では、この液体潤滑剤を塗布した後
に、単糸繊度0.5デニール以上の切削効果のない織布
または不織布よりなるワイピングテープを低い押付け面
圧で、媒体を回転させながらワイピング処理を行う。こ
のワイピング処理を行うことにより、液体潤滑剤の凝集
部分を引き延ばし、液体潤滑剤によって被覆されてない
部分に液体潤滑剤を移動させ、下層、つまり保護層4に
吸着させる。それと同時に、保護層4上の過剰な潤滑剤
をワイピングテープ側に転写させて、磁気ヘッドの浮上
走行時における磁気ヘッドへの潤滑剤の付着を予防す
る。この両方の相乗効果でヘッドの浮上特性を改善する
ことができる。
【0023】ワイピングテープの、媒体表面への押付け
面圧は、19.6kPa(0.2kgf/cm)以下
であることが好ましい。この押付け面圧より大きいと、
テープが媒体に食い込むことにより摩擦力が増大し、テ
ープ繊維が切断される。
【0024】また、ワイピング処理を行うときの媒体の
回転数は、3000rpm以下であることが好ましい。
3000rpmより速いと、摩擦が発生し、テープ繊維
が融けるか、切断される。
【0025】さらに、ワイピング処理中に、同時に紫外
線照射を行うことにより、保護層の表面の官能基を強制
的に増加させ、潤滑剤分子をそこに半固定化して再凝集
を長期的に予防することができる。
【0026】[実施例1]アモルファス・ポリオレフィ
ンを射出成形して形成した、表面粗さRaが約0.3n
mで約8.89cm(3.5インチ)径のプラスチック
基板1上に、DCスパッタ法によりCrWよりなる非磁
性下地層2を形成した。次いで、RFスパッタ法により
CoCrPt−SiOよりなる磁性層3を形成し、D
Cスパッタ法により厚さ8nmのカーボン保護層4を形
成した。引き続き、カーボン保護層4の上に、液体潤滑
剤(アウジモント社製AM2001)をスピンコート法
により約2nm塗布した。
【0027】この液体潤滑層5の上を0.5デニールの
単糸繊度を有するワイピングテープを用いてワイピング
処理を行った。ワイピング処理は、幅12.6mmのワ
イピングテープを、回転している媒体に対して、350
mm/分のシーク速度にて外周から内周、そして内周か
ら外周へ一往復させた。このときの媒体の回転数、およ
びワイピングテープの押付け面圧をそれぞれ1〜600
0rpm、および0.98〜39.2kPa(0.01
〜0.4kgf/cm)の範囲で変化させた。ワイピ
ング処理後の媒体表面の損傷および付着物を光学顕微鏡
および集光ランプ下での目視によって確認した。得られ
た結果を表1に示す。
【0028】
【表1】
【0029】表1より、回転数3000rpm以下、押
付け面圧19.6kPa(0.2kgf/cm)以下
が好適であることがわかる。
【0030】[比較例1]液体潤滑層5の表面のワイピ
ング処理を、0.3デニールのワイピングテープを用い
て行った以外は、実施例1と同様にして磁気記録媒体を
得た。得られた磁気記録媒体表面の損傷および付着物を
実施例1と同様にして確認した。その結果、全ての条件
で媒体表面に付着物が観られた。
【0031】[実施例2]液体潤滑層の表面のワイピン
グ処理を、0.5デニールのワイピングテープを用い
て、0.98kPa(0.01kgf/cm)の押付
け面圧で、100rpmの回転数において行ったことを
除いて、実施例1と同様にして磁気記録媒体を製造し
た。
【0032】得られた磁気記録媒体を、CSSテスター
(CETR社製)を用いて常温常湿環境下において、
3.5gfの荷重で浮上量が1マイクロインチのGMR
ヘッドにて、媒体の半径約2.29〜4.45cm
(0.9〜1.75インチ)の範囲を40Hzの周期で
1週間にわたって連続ヘッドシーク動作を行った。そし
て、時間経過に伴う歪ゲージ信号を調べた。歪ゲージの
信号は、浮上ヘッドと媒体の接触度合いを検知し、歪ゲ
ージの出力が低いほどヘッド浮上が安定していることを
示す。
【0033】得られたヘッドシークテストの結果を時間
による歪ゲージ信号の変化として図2に示す。
【0034】[実施例3]液体潤滑層の表面のワイピン
グ処理を、ワイピング処理中に紫外線照射をしながら行
うことを除いて、実施例2と同様にして磁気記録媒体を
製造した。
【0035】得られた磁気記録媒体を、実施例2と同様
にしてヘッドシークテストを行った。このヘッドシーク
テストの結果を時間による歪ゲージ信号の変化として図
3に示す。
【0036】[比較例2]液体潤滑層の表面のワイピン
グ処理を行わないことを除いて、実施例1と同様にして
磁気記録媒体を製造した。
【0037】得られた磁気記録媒体を、実施例2と同様
にしてヘッドシークテストを行った。このヘッドシーク
テストの結果を時間による歪ゲージ信号の変化として図
4に示す。
【0038】図2、図3、および図4より、本発明のワ
イピング処理を行った方が歪ゲージの出力が低いことか
ら、ワイピング処理を行ったことによりヘッドの浮上が
安定していることがわかる。さらに、ワイピング中に紫
外線照射を行った媒体は、長期的にも歪ゲージの出力が
低いことが確認され、ヘッドの浮上が更に安定している
ことがわかる。
【0039】[実施例4]アモルファス・ポリオレフィ
ン樹脂を射出成形してサーボ情報に対応するピット(凹
状)を予め有するプラスティック基板を作製した。この
ピットの1個の形状は縦(円周方向)2μm、横(半径
方向)0.5μm、深さ50nmであり、数個集まって
1グループ(サーボ・ゾーン)を形成している。更にそ
のサーボ・ゾーンは一定間隔で面内均一に配置されてお
り、媒体表面積の約10%を占める。
【0040】このエンボス加工を施した基板1を用いて
実施例1と同様にして、非磁性下地層2、磁性層3、カ
ーボン保護層4、および液体潤滑層5の成膜を施し、同
一条件でワイピング処理を施した。ただし回転数と押し
付け面圧はそれぞれ1000〜4000rpm、および
9.80kPa〜39.2kPa(0.1〜0.4kg
f/cm)の範囲で変化させた。ワイピング処理後の
媒体表面の損傷および付着物を光学顕微鏡および集光ラ
ンプ下での目視にて確認した。表2に、0.5デニール
の単糸繊度テープの結果を示す。
【0041】
【表2】
【0042】これにより、回転数3000rpm以下、
押し付け面圧19.6kPa(0.2kgf/cm
以下が好適であるといえる。
【0043】[比較例3]液体潤滑層5の表面のワイピ
ング処理を、0.3デニールのワイピングテープを用い
て行った以外は、実施例4と同様にして磁気記録媒体を
得た。得られた磁気記録媒体表面の損傷および付着物を
実施例4と同様にして確認した。その結果、0.3デニ
ールの場合は全ての条件で媒体表面に付着物が観られ
た。
【0044】[実施例5]液体潤滑層の表面のワイピン
グ処理を、0.5デニールのワイピングテープを用い
て、0.98kPaの押し付け面圧(0.01kgf/
cm)の押し付け面圧で、100rpmの回転数にて
行ったことを除いて、実施例4と同様にして磁気記録媒
体を製造した。
【0045】得られた磁気記録媒体を、実施例2と同一
条件で連続ヘッドシーク動作を行った。得られたヘッド
シークテストの結果を時間による歪ゲージ信号の変化と
して結果を図5に示す。
【0046】[比較例4]液体潤滑層の表面のワイピン
グ処理を行わないことを除いて、実施例5と同様にして
磁気記録媒体を製造した。
【0047】得られた磁気記録媒体を、実施例2と同様
にしてヘッドシークテストを行った。このヘッドシーク
テストの結果を時間による歪ゲージ信号の変化として図
6に示す。
【0048】実施例4〜5、および比較例3〜4よりエ
ンボス加工を施したプラスチック媒体においてもワイピ
ング処理がヘッドの浮上安定に寄与していることがわか
る。
【0049】
【発明の効果】以上のことより、本発明の製造方法によ
って製造された磁気記録媒体は、0.5デニール以上の
繊度のワイピングテープを用いて低押付け面圧でワイピ
ング処理を行うことによって、潤滑剤塗布後の潤滑剤分
布を均一化することによって、媒体表面に損傷および付
着物がなく、長期間にわたって潤滑剤の凝集も生じなく
なる。したがって、高い記録密度に伴って磁気ヘッドが
浮上が低下しても、改善された長期にわたる信頼性のあ
る電磁変換特性を示す。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造方法によって製造される磁気記録
媒体の一例を示す断面略図である。
【図2】実施例2におけるヘッドシークテストの結果
の、時間による歪ゲージ信号の変化を表す図である。
【図3】実施例3におけるヘッドシークテストの結果
の、時間による歪ゲージ信号の変化を表す図である。
【図4】比較例2におけるヘッドシークテストの結果
の、時間による歪ゲージ信号の変化を表す図である。
【図5】実施例5におけるヘッドシークテストの結果
の、時間による歪ゲージ信号の変化を表す図である。
【図6】比較例4におけるヘッドシークテストの結果
の、時間による歪ゲージ信号の変化を表す図である。
【符号の説明】
1 プラスチック基板 2 非磁性下地層 3 磁性層 4 保護層 5 液体潤滑層

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非磁性基板の上に非磁性金属下地層、磁
    性層、保護層を順次積層し、この保護層の上に液体潤滑
    層を塗布して形成される磁気記録媒体の製造方法であっ
    て、 前記非磁性基板がプラスチック基板であり、 前記液体潤滑層を設けた後に、磁気記録媒体を回転させ
    ながら切削効果のない織布または不織布を、一定の押付
    け面圧で押し当ててワイピング処理を施し、潤滑剤の分
    布を均一化することを特徴とする磁気記録媒体の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 前記切削効果のない織布または不織布
    は、単糸繊度0.5デニール以上を有することを特徴と
    する請求項1に記載の磁気記録媒体の製造方法。
  3. 【請求項3】 押付け面圧を19.6kPa(0.2k
    gf/cm)以下とすることを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載の磁気記録媒体の製造方法。
  4. 【請求項4】 磁気記録媒体の回転数を3000rpm
    以下とすることを特徴とする請求項1から3のいずれか
    に記載の磁気記録媒体の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記ワイピング処理中に同時に紫外線照
    射を行い、前記保護層に潤滑剤分子を固定させることを
    特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の磁気記録
    媒体の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記磁気記録媒体は、その表面にサーボ
    信号に対応するエンボス加工(凹凸)を有することを特
    徴とする請求項1から5のいずれかに記載の磁気記録媒
    体の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項1から6のいずれかに記載の製造
    方法によって製造されたことを特徴とする磁気記録媒
    体。
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