JP2003006689A - 自動料金収受装置および自動料金収受方法 - Google Patents

自動料金収受装置および自動料金収受方法

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JP2003006689A
JP2003006689A JP2001183496A JP2001183496A JP2003006689A JP 2003006689 A JP2003006689 A JP 2003006689A JP 2001183496 A JP2001183496 A JP 2001183496A JP 2001183496 A JP2001183496 A JP 2001183496A JP 2003006689 A JP2003006689 A JP 2003006689A
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discharge
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JP2001183496A
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Noriyuki Shukuzawa
紀之 宿澤
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記憶媒体のデータ保護と、記憶媒体の保護が
行える自動料金収受装置および方法を提供すること。 【解決手段】 道路の通行料金情報を含む情報を記憶す
るICカード201を保持するICカードソケット10
5と、保持されたICカード201に情報を読み書きす
るICカード制御部115と、ICカード制御部115
のICカード201への情報の読み書き状態を認識し、
ICカード制御部115がICカード201に情報を読
み書き中は、ICカードソケット105がICカード2
01を排出しないように排出禁止制御するとともに、I
Cカード制御部115がICカード201の読み書き中
でない時に、ICカード201を排出可能なように排出
許可制御する中央制御部110とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有料道路などを移
動する移動体の通行料金などの収受を無線通信により自
動的に行う自動料金収受装置および自動料金収受方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、有料道路などを移動する移動体の
通行料金などの収受を無線通信により自動的に行う自動
料金収受システム(Electronic Toll Collection Syste
m(以下、ETC))におけるETC車載器は、道路上
の料金所などの施設に設置された路側機と、その道路を
移動する移動体の通行料金情報を含む情報の双方向無線
通信を行う無線通信手段と、この無線通信手段を介して
得られた通行料金情報に基づいて道路の通行料金を決済
するETC用のICカードなどの記憶媒体を読み書き可
能な記憶媒体駆動手段とを備え、道路の入口料金所で、
移動体に搭載された車載器に路側機から無線で入口情報
を送信し、道路上を移動体が移動後、道路の出口料金所
で、車載器から路側機に入口情報を無線で送信するとと
もに、この入口情報に基づいて、路側機から車載器に通
行料金を送信し、この通行料金に基づいて車載器にて通
行料金の決済をICカードで行うものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来のETC車載器では、装置に挿入されたICカードの
読み取りや書き込み中に、ユーザにそのことを通知して
いても、ICカードを抜き取ることが可能であったため
に、ICカードのデータを破壊してしまったり、ICカ
ードそのものを破損してしまったりするという問題点が
あった。
【0004】本発明はこのような問題を解決するために
なされたもので、ICカードの排出をETC車載器側で
制御することにより、ICカードのデータ保護と、IC
カードの保護が行える自動料金収受装置を提供するもの
である。
【0005】また、本発明は、自動料金収受方法を提供
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の自動料金収受装
置は、道路上を移動する移動体の通行料金情報を含む情
報を前記道路上の施設に設置された路側機に対して双方
向無線通信を行う無線通信手段と、この無線通信手段を
介して得られた前記情報を記憶する記憶媒体を保持する
記憶媒体保持手段と、この保持された記憶媒体に前記情
報を読み書きする記憶媒体駆動手段とを備えた自動料金
収受装置において、前記記憶媒体駆動手段の前記記憶媒
体への前記情報の読み書き状態を認識し、前記記憶媒体
駆動手段が前記記憶媒体に前記情報を読み書き中は、前
記記憶媒体保持手段が前記記憶媒体を排出しないように
排出禁止制御する記憶媒体排出制御手段を備えたことを
特徴とした構成を有している。
【0007】この構成により、記憶媒体を読み書き中
は、記憶媒体の排出を禁止でき記憶媒体が排出可能な状
態である時のみ、排出させることができるので、記憶媒
体のデータ保護と、記憶媒体の保護が行えることとな
る。
【0008】ここで、前記記憶媒体排出制御手段は、前
記記憶媒体駆動手段が前記記憶媒体の読み書き中でない
場合、前記記憶媒体を排出可能なように排出許可制御す
るようになっており、前記排出許可制御するとき、前記
記憶媒体を非活性化した後に自動的に前記記憶媒体を排
出する。この構成により、記憶媒体を排出する前に、記
憶媒体を非活性化するので、記憶媒体や記憶媒体ソケッ
トの電気的な破壊を防ぐこととなる。
【0009】さらに、本発明の自動料金収受装置は、前
記記憶媒体を前記記憶媒体保持手段から排出させる指示
をユーザが操作可能な操作手段をさらに備え、この操作
手段からの1回目の操作指示に応じて、前記記憶媒体排
出制御手段が、前記記憶媒体を非活性化し、次いで、前
記操作手段からの2回目の操作指示に応じて、前記記憶
媒体排出制御手段が、前記記憶媒体を自動的に排出する
ことを特徴とした構成を有している。ここで、操作手段
は、例えば、車載器に設けられた記憶媒体のイジェクト
ボタンである。
【0010】この構成により、ユーザが記憶媒体を排出
させようとした場合、1回目のイジェクトボタンの押下
では、記憶媒体の処理終了および非活性化までを行い、
非活性化完了後の2回目のイジェクトボタンの押下で、
記憶媒体の排出を行うので、記憶媒体のデータ破壊や、
記憶媒体および記憶媒体ソケットの電気的な破壊を防ぐ
こととなる。
【0011】また、本発明の自動料金収受装置は、前記
記憶媒体駆動手段の前記記憶媒体の排出処理状態をユー
ザに報知する報知手段をさらに備えたことを特徴とした
構成を有している。この構成により、記憶媒体の処理状
態、例えば、記憶媒体の非活性化処理中などの状態を、
ユーザに報知でき、記憶媒体の排出による、記憶媒体の
データ破壊や、記憶媒体および記憶媒体ソケットの電気
的な破壊を予防することができる。
【0012】また、本発明の自動料金収受方法は、道路
上を移動する移動体の通行料金情報を含む情報を前記道
路上の施設に設置された路側機に対して双方向無線通信
を行い、この無線通信で得られた前記情報を記憶する記
憶媒体を保持し、この保持された記憶媒体に前記情報を
読み書きする自動料金収受方法であって、前記記憶媒体
への前記情報の読み書き状態を認識し、前記記憶媒体を
読み書き中は、前記記憶媒体を排出しないように排出禁
止制御することを特徴としている。
【0013】これにより、記憶媒体を読み書き中は、記
憶媒体の排出を禁止でき、記憶媒体が排出可能な状態で
ある時のみ、排出させることができるので、記憶媒体の
データ保護と、記憶媒体の保護が行えることとなる。
【0014】ここで、前記記憶媒体の読み書き中でない
場合、前記記憶媒体を排出可能なように排出許可制御す
るようになっており、前記記憶媒体を前記排出許可制御
するとき、前記記憶媒体を非活性化した後に自動的に前
記記憶媒体を排出する。これにより、記憶媒体を排出す
る前に、記憶媒体を非活性化するので、記憶媒体や記憶
媒体ソケットの電気的な破壊を防ぐこととなる。
【0015】さらに、本発明の自動料金収受方法は、前
記記憶媒体を排出させる指示をユーザに操作させ、この
ユーザからの1回目の操作指示に応じて、前記記憶媒体
を非活性化し、前記ユーザからの2回目の操作指示に応
じて、前記記憶媒体を自動的に排出することを特徴とす
る。ここで、操作手段は、例えば、車載器に設けられた
記憶媒体のイジェクトボタンである。
【0016】これにより、ユーザが記憶媒体を排出させ
ようとした場合、1回目のイジェクトボタンの押下で
は、記憶媒体の処理終了および非活性化をまで行い、非
活性化完了後の2回目のイジェクトボタンの押下で、記
憶媒体の排出を行うので、記憶媒体のデータ破壊や、記
憶媒体および記憶媒体ソケットの電気的な破壊を防ぐこ
ととなる。
【0017】また、本発明の自動料金収受方法は、前記
記憶媒体の排出処理状態をユーザに報知することを特徴
とする。これにより、記憶媒体の処理状態、例えば、記
憶媒体の非活性化処理中などの状態を、ユーザに報知で
き、記憶媒体の排出による、記憶媒体のデータ破壊や、
記憶媒体および記憶媒体ソケットの電気的な破壊を予防
することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を用いて説明する。尚、すべての図面におい
て、同じ構成要素は同じ参照記号および符号を用いて示
してある。 (第1の実施の形態)図1に示すように、本発明の第1
の実施の形態のETC車載器は、無線部101と、操作
部103と、ICカードソケット105と、無線制御部
111と、操作制御部113と、ICカード制御部11
5と、中央制御部110とを備えている。
【0019】無線部101は、有料道路の料金所などの
設置された路側機(図示無し)と、この有料道路を移動
する移動体の通行料金情報を含む情報の双方向無線通信
を行うものであり、通信アンテナやD/Aコンバータか
らなる。
【0020】尚、車載器と無線通信を行う路側機は、道
路上の他の施設に設置されても良く、例えば、店舗など
であっても良い。
【0021】無線制御部111は、無線部101および
中央制御部110に接続され、無線部101と中央制御
部110との間で、送信データのビット符号化や受信デ
ータの復号など処理を行い、データの送受信を行うもの
である。
【0022】操作部103は、料金収受の結果や、IC
カードの挿入状態、車載器の動作状況などをユーザに通
知するとともに、ユーザからの要求や指示をETC車載
器に行うものであり、LCDやLEDなどの表示器(図
示無し)、エスカッションキーなどの操作スイッチ(図
示無し)および音声出力装置(図示無し)を含む。
【0023】操作制御部113は、操作部103および
中央制御部110に接続され、中央制御部110からの
命令に従って操作部103を制御するものであり、操作
部103の音声出力装置で出力する音声のデータ変換、
LEDおよびLCDなどの表示器の表示や消灯を制御す
るとともに、操作スイッチの操作状態を中央制御部11
0に伝達するものである。
【0024】ICカードソケット105は、ICカード
を挿入し、保持するものであり、詳細については後述す
る。ここで、ICカードは、道路上を移動する移動体の
通行料金情報を含む情報を記憶する記憶媒体であり、I
Cカードに限定されるものではなく、他の記憶媒体であ
っても良い。
【0025】ICカード制御部115は、ICカードソ
ケット105および中央制御部110に接続され、IC
カードソケット105と中央制御部110のインターフ
ェース(図示無し)を含み、ICカードソケット105
の接続状態を中央制御部110に通知するとともに、I
Cカードソケット105と中央制御部110との間でデ
ータの送受信を行うものである。本発明の第1の実施の
形態において、ICカード制御部115は、ICカード
ソケット105からのICカードの排出を中央制御部1
10からの命令に従って電気的に制御する機能を有する
ものである。
【0026】ICカード制御部115は、例えばSAM
(Security Application Module)チップの機能の一部
であり、ETC車載器における通信時の暗号、復号およ
びデータ処理と、これらの伴うICカードの処理を行う
ものである。
【0027】中央制御部110は、無線制御部111、
操作制御部113、ICカード制御部115からの情報
を収集および統合し、無線制御部111、操作制御部1
13、ICカード制御部115に対して情報の提供を行
い、ETC車載器全体の制御を行うものである。
【0028】図2は、本発明の第1の実施の形態のIC
カードソケット105のハードウェア構成を示す概略図
である。図2では、ICカード201が、ICカードソ
ケット105の前面開口部202から挿入され、読み書
き可能な状態でICカードソケット105内に保持され
た状態を示している。ICカードソケット105は、イ
ジェクトボタン203を前面に有し、このイジェクトボ
タン203を、ユーザがICカードソケット105側に
押し込むことにより、ICカードソケット105内に収
容されているICカード201がICカードソケット1
05の前面開口部202から排出される。
【0029】ICカード201は、接点204におい
て、ICカードソケット105とライン205を介して
電気的に接続され、さらに、車載器本体部とデータ線2
08を介して電気的に接続される。ICカード201
は、このデータ線208を介して、本体部とICカード
201に記憶された情報のデータをやり取りする。
【0030】さらに、ICカードソケット105は、バ
ネ206からなる付勢手段と、イジェクトロック機構2
07とを有する。バネ206は、ICカード201を前
面開口部202側に付勢し、ICカード201を前面開
口部202から排出させるよう作用し、イジェクトロッ
ク機構207は、このバネ206によるICカード20
1の排出を、イジェクトボタン203の押下に応じて排
出またはICカードソケット105内に保持するよう制
御するものである。
【0031】次に、本発明の実施の形態の動作について
フローチャートを用いて説明する。図3は、本発明の第
1の実施の形態のICカード排出制御方法を示す手順を
示すフローチャートである。図3に示すように、本発明
の第1の実施の形態のICカード排出制御方法は、ステ
ップS1〜S7を有する。
【0032】ステップS1で、イジェクトボタン203
の押下が検出されるとステップS2へ進み、押下が検出
されない場合は、そのまま本処理は終了する。ステップ
S2では、イジェクトボタン203が押下されたこと
が、中央制御部110に通知され、中央制御部110
が、ICカード201への情報の読み書き状態を認識す
る。ICカード201への情報の読み書き中の場合は、
ステップS3へ進み、読み書き中でない場合は、ステッ
プS7へ進む。
【0033】ステップS3では、中央制御部110が、
ICカード制御部115に対して、ICカード201の
処理を停止させるとともに、ICカード非活性化の命令
を発行し、ステップS4へ進む。この時、ICカード非
活性化命令に応じて、ICカード制御部115は、IC
カード201の非活性化処理を行う。ICカード制御部
115は、非活性化処理が終了した時、中央制御部11
0に対して、非活性化完了を通知する。
【0034】ここで、非活性化とは、ICカード制御部
115に対して中央制御部110からICカード非活性
化命令、例えばIccDeact命令、を発行することであり、
ICカード制御部115は、この命令を受信することに
より、ICカードソケット105からICカード201
に供給している電力供給を停止させる。これにより、I
Cカード201は動作を停止する。
【0035】ステップS4では、中央制御部110が、
操作制御部113に対して、ICカード排出処理中表示
を指示する。これに応じて、操作制御部113は、操作
部103のICカード排出処理中表示用のLED(図示
無し)を点滅させる。
【0036】ステップS5へ進み、非活性化完了通知が
検出された場合はステップS6へ進み、検出されない場
合はステップS3へ戻る。すなわち、中央制御部110
は、非活性化完了通知を受け取るまで待機する。
【0037】ステップS6では、中央制御部110が、
操作制御部113に対して、ICカード排出処理表示の
消灯を指示する。これに応じて、操作制御部113は、
操作部103のICカード排出処理中表示用LEDを消
灯する。
【0038】ステップS7へ進み、中央制御部110
が、ICカード制御部115に対して、ICカード20
1の排出を指示する。これに応じて、ICカード制御部
115は、イジェクトロック機構207の図示されない
制御機を動作させることにより、ロックを解除し、IC
カード201を排出させ、本処理が終了する。
【0039】以上のように構成された本発明の第1の実
施の形態のETC車載器の作用を、図3を用いて以下に
説明する。
【0040】ETC車載器において、ICカード201
がICカードソケット105に挿入された状態で、かつ
ICカード制御部115がICカード201の情報を読
み取り中に、ユーザがICカードを排出させようとし
て、イジェクトボタン203を押下したとする。イジェ
クトボタン203の押下に応じて、ICカード排出制御
処理が開始し、ステップS1からステップS2へ進む。
ステップS2で、イジェクトボタン203が押下された
ことが、中央制御部110に通知され、中央制御部11
0が、ICカード201への情報の読み書き状態を認識
する。ICカード201への情報の読み書き中であるの
で、ステップS3へ進む。
【0041】ステップS3で、中央制御部110が、I
Cカード制御部115に対して、ICカードの処理を停
止させるとともに、ICカード非活性化の命令を発行す
る。これに応じて、ICカード制御部115は、ICカ
ード201の非活性化処理を行う。
【0042】ステップS4へ進み、中央制御部110
が、操作制御部113に対して、ICカード排出処理中
表示を指示する。これに応じて、操作制御部113は、
操作部103のICカード排出処理中表示用のLED
(図示無し)を点滅させる。これにより、ユーザに、I
Cカード201が直ぐに排出できないことを報知するこ
とができる。
【0043】ステップS5へ進み、中央制御部110
は、非活性化完了通知を受け取るまで待機する。ICカ
ード制御部115が、非活性化処理が終了した時、中央
制御部110に対して、非活性化完了を通知する。この
非活性化完了通知を検出した時にステップS6へ進む。
ステップS6で、中央制御部110が、操作制御部11
3に対して、ICカード排出処理表示の消灯を指示す
る。これに応じて、操作制御部113は、操作部103
のICカード排出処理中表示用LEDを消灯する。
【0044】ステップS7へ進み、中央制御部110
が、ICカード制御部115に対して、ICカード20
1の排出を指示する。これに応じて、ICカード制御部
115は、イジェクトロック機構207の図示されない
制御機を動作させることにより、ロックを解除し、IC
カード201を排出させ、本処理を終了する。
【0045】以上のように、本発明の第1の実施の形態
のETC車載器は、道路上を移動する移動体の通行料金
情報を含む情報を道路上の施設に設置された路側機に対
して双方向無線通信を行う無線部101と、この無線部
101を介して得られた情報を記憶するICカード20
1を保持するICカードソケット105と、この保持さ
れたICカード201に通行料金情報を含む情報を読み
書きするICカード制御部115とを備え、中央制御部
110が、ICカード制御部115のICカード201
への情報の読み書き状態を認識し、ICカード制御部1
15がICカード201に情報を読み書き中は、ICカ
ードソケット105がICカード201を排出しないよ
うに排出禁止制御するとともに、ICカード制御部11
5がICカード201の読み書き中でない時に、ICカ
ード201を排出可能なように排出許可制御するので、
ICカード201を読み書き中は、ICカード201の
排出を禁止でき、ICカード201が排出可能な状態で
ある時のみ、排出させることができるので、ICカード
201のデータ保護と、ICカード201の保護が行え
ることとなる。
【0046】また、ICカード201の読み書き状態を
ユーザに報知するLED表示器を操作部103に設けて
いるので、ICカードの処理状態、例えば、ICカード
への読み書き中などの状態を、ユーザに報知でき、IC
カードの排出による、ICカードのデータ破壊や、IC
カードおよびICカードソケットの電気的な破壊を予防
することができる。
【0047】尚、上記実施の形態では、ICカード排出
処理中であることをユーザに報知するために操作部10
3に設けられたLEDの点滅による場合について説明し
たが、本発明は、LEDの点灯表示でも良いし、LED
表示器のほかに、液晶表示器への表示や音声出力などを
用いても同様の効果が得られるものである。 (第2の実施の形態)図4は、本発明の第2の実施の形
態のICカード排出制御方法を示す手順を示すフローチ
ャートである。図4に示すように、本発明の第2の実施
の形態のICカード排出制御方法は、図3の第1の実施
の形態のICカード排出制御方法とはステップS6に替
えてステップS11およびステップS12を設けた点が
相違している。図1の第1の実施の形態のICカード排
出制御方法と同じステップには同じ符号を付して詳細な
説明を省略する。
【0048】図4に示すように、ステップS2でICカ
ード201への情報の書き込み中でないと認識された場
合は、ステップS11へ進む。ステップS2またはステ
ップS5からステップS11へ進むと、中央制御部11
0が、操作制御部113に対して、ICカード排出処理
表示からICカード排出可能表示に変更することを指示
する。これに応じて、操作制御部113は、操作部10
3のICカード排出処理中表示用LEDを点滅から点灯
表示に変更する。これにより、ユーザはICカード排出
が可能となったことを知ることができる。
【0049】ステップS12へ進み、イジェクトボタン
203の2回目の押下の待機状態に入る。イジェクトボ
タン203の押下が検出されるとステップS7へ進み、
検出されない場合は、ステップS11へ戻る。
【0050】以上のように構成された本発明の第2の実
施の形態のETC車載器用ICカード排出制御方法によ
るETC車載器の作用を、図4を用いて以下に説明す
る。
【0051】ETC車載器において、ICカード201
がICカードソケット105に挿入された状態で、かつ
ICカード制御部115がICカード201の情報を読
み取り中に、ユーザがICカードを排出させようとし
て、イジェクトボタン203を押下したとする。イジェ
クトボタン203の押下に応じて、ICカード排出制御
処理が開始し、ステップS1からステップS2へ進む。
ステップS2で、イジェクトボタン203が押下された
ことが、中央制御部110に通知され、中央制御部11
0が、ICカード201への情報の読み書き状態を認識
する。ICカード201への情報の読み書き中であるの
で、ステップS3へ進む。
【0052】ステップS3で、中央制御部110が、I
Cカード制御部115に対して、ICカード201の処
理を停止させるとともに、ICカード非活性化の命令を
発行する。これに応じて、ICカード制御部115は、
ICカード201の非活性化処理を行う。
【0053】ステップS4へ進み、中央制御部110
が、操作制御部113に対して、ICカード排出処理中
表示を指示する。これに応じて、操作制御部113は、
操作部103のICカード排出処理中表示用のLEDを
点滅させる。これにより、ユーザに、ICカード201
が直ぐに排出できないことを報知することができる。
【0054】ステップS5へ進み、中央制御部110
は、非活性化完了通知を受け取るまで待機する。ICカ
ード制御部115は、非活性化処理が終了した時、中央
制御部110に対して、非活性化完了を通知する。この
非活性化完了通知を検出した時にステップS11へ進
む。ステップS11で、中央制御部110が、操作制御
部113に対して、ICカード排出可能表示を指示す
る。これに応じて、操作制御部113は、操作部103
のICカード排出処理中表示用LEDを点滅から点灯に
変更する。これにより、ユーザはICカード201が排
出可能になったことを知ることができる。
【0055】ステップS12へ進み、イジェクトボタン
203の押下の待機状態に入り、ユーザがイジェクトボ
タン203を押下すると、これに応じて、ステップS7
へ進み、中央制御部110が、ICカード制御部115
に対して、ICカード201の排出を指示する。これに
応じて、ICカード制御部115は、イジェクトロック
機構207の図示されない制御機を動作させることによ
り、ロックを解除し、ICカード201を排出させ、本
処理を終了する。
【0056】以上のように、本発明の第2の実施の形態
のETC車載器用ICカード排出制御方法は、ICカー
ド201への前記情報の読み書き状態を認識し(ステッ
プS2)、ICカード201を読み書き中は、ICカー
ド201を排出しないように排出禁止制御し(ステップ
S4)、ICカード201の読み書き中でない時に、I
Cカード201を排出可能なように排出許可制御し(ス
テップS11)、ICカード201を排出させる指示を
ユーザにイジェクトボタン203の押下によって操作さ
せ(ステップS1およびS12)、このユーザからの1
回目の操作指示に応じて(ステップS1)、ICカード
201を非活性化し(ステップS3)、ユーザからの2
回目の操作指示に応じて(ステップS12)、ICカー
ド201を自動的に排出する(ステップS7)ので、ユ
ーザがICカード201を排出させようとした場合、1
回目のイジェクトボタン203の押下では、ICカード
201の処理終了および非活性化までを行い、非活性化
完了後の2回目のイジェクトボタン203の押下で、I
Cカード201の排出を行うので、ICカード201の
データ破壊や、ICカード201およびICカードソケ
ット105の電気的な破壊を防ぐことができる。
【0057】また、ICカード201の排出処理状態を
ユーザに報知する(ステップS4およびS11)ので、
ICカードの処理状態、例えば、ICカードへの非活性
化処理中などの状態を、ユーザに報知でき、ICカード
の排出による、ICカードのデータ破壊や、ICカード
およびICカードソケットの電気的な破壊を予防するこ
とができる。
【0058】尚、上記実施の形態では、ICカード排出
処理中および排出可能であることをユーザに報知するた
めに操作部103に設けられた同じLEDの点滅および
点灯による場合について説明したが、本発明は、ICカ
ード排出処理中および排出可能のLEDをそれぞれ別の
LED表示器の点滅または点灯表示にしても良いし、ま
た、LED表示器のほかに、液晶表示器への表示や音声
出力などを用いても同様の効果が得られるものである。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、道路上
を移動する移動体の通行料金情報を含む情報を道路上の
施設に設置された路側機に対して双方向無線通信を行う
無線通信手段と、この無線通信手段を介して得られた情
報を記憶する記憶媒体を保持する記憶媒体保持手段と、
この保持された記憶媒体に情報を読み書きする記憶媒体
駆動手段とを備えた自動料金収受装置において、記憶媒
体駆動手段の記憶媒体への情報の読み書き状態を認識
し、記憶媒体駆動手段が記憶媒体に情報を読み書き中
は、記憶媒体保持手段が記憶媒体を排出しないように排
出禁止制御する記憶媒体排出制御手段を備えたことによ
り、記憶媒体のデータ保護と、記憶媒体の保護が行える
という優れた効果を有する自動料金収受装置を提供する
ことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のETC車載器を示
す概略機能ブロック図
【図2】図1に示されたETC車載器のICカードソケ
ットのハードウェア構成を示す概略図
【図3】図1に示されたETC車載器用ICカード排出
制御方法の処理手順を示すフローチャート
【図4】本発明の第2の実施の形態のETC車載器用I
Cカード排出制御方法の処理手順を示すフローチャート
【符号の説明】
101 無線部(無線通信手段) 103 操作部(操作手段、報知手段) 105 ICカードソケット(記憶媒体駆動手段、記憶
媒体保持手段) 110 中央制御部(記憶媒体排出制御手段) 111 無線制御部(無線通信手段) 113 操作制御部 115 ICカード制御部(記憶媒体排出制御手段) 201 ICカード 202 前面開口部 203 イジェクトボタン(操作手段) 204 接点(記憶媒体駆動手段) 205 ライン 206 バネ(記憶媒体排出制御手段) 207 イジェクトロック機構(記憶媒体保持手段、記
憶媒体排出制御手段) 208 データ線

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 道路上を移動する移動体の通行料金情報
    を含む情報を前記道路上の施設に設置された路側機に対
    して双方向無線通信を行う無線通信手段と、この無線通
    信手段を介して得られた前記情報を記憶する記憶媒体を
    保持する記憶媒体保持手段と、この保持された記憶媒体
    に前記情報を読み書きする記憶媒体駆動手段とを備えた
    自動料金収受装置において、 前記記憶媒体駆動手段の前記記憶媒体への前記情報の読
    み書き状態を認識し、前記記憶媒体駆動手段が前記記憶
    媒体に前記情報を読み書き中は、前記記憶媒体保持手段
    が前記記憶媒体を排出しないように排出禁止制御する記
    憶媒体排出制御手段を備えたことを特徴とする自動料金
    収受装置。
  2. 【請求項2】 前記記憶媒体排出制御手段は、前記記憶
    媒体駆動手段が前記記憶媒体の読み書き中でない場合、
    前記記憶媒体を排出可能なように排出許可制御するよう
    になっており、前記排出許可制御するとき、前記記憶媒
    体を非活性化した後に自動的に前記記憶媒体を排出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の自動料金収受装置。
  3. 【請求項3】 前記記憶媒体を前記記憶媒体保持手段か
    ら排出させる指示をユーザが操作可能な操作手段を備
    え、 この操作手段からの1回目の操作指示に応じて、前記記
    憶媒体排出制御手段が、前記記憶媒体を非活性化し、次
    いで、前記操作手段からの2回目の操作指示に応じて、
    前記記憶媒体排出制御手段が、前記記憶媒体を自動的に
    排出することを特徴とする請求項1または2に記載の自
    動料金収受装置。
  4. 【請求項4】 前記記憶媒体駆動手段の前記記憶媒体の
    排出処理状態をユーザに報知する報知手段を備えたこと
    を特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の自動料金
    収受装置。
  5. 【請求項5】 道路上を移動する移動体の通行料金情報
    を含む情報を前記道路上の施設に設置された路側機に対
    して双方向無線通信を行い、この無線通信で得られた前
    記情報を記憶する記憶媒体を保持し、この保持された記
    憶媒体に前記情報を読み書きする自動料金収受方法であ
    って、 前記記憶媒体への前記情報の読み書き状態を認識し、 前記記憶媒体を読み書き中は、前記記憶媒体を排出しな
    いように排出禁止制御することを特徴とする自動料金収
    受方法。
  6. 【請求項6】 前記記憶媒体の読み書き中でない場合、
    前記記憶媒体を排出可能なように排出許可制御するよう
    になっており、前記記憶媒体を前記排出許可制御すると
    き、前記記憶媒体を非活性化した後に自動的に前記記憶
    媒体を排出することを特徴とする請求項5に記載の自動
    料金収受方法。
  7. 【請求項7】 前記記憶媒体を排出させる指示をユーザ
    に操作させ、 このユーザからの1回目の操作指示に応じて、前記記憶
    媒体を非活性化し、 前記ユーザからの2回目の操作指示に応じて、前記記憶
    媒体を自動的に排出することを特徴とする請求項5また
    は6に記載の自動料金収受方法。
  8. 【請求項8】 前記記憶媒体の排出処理状態をユーザに
    報知することを特徴とする請求項5乃至7の何れかに記
    載の自動料金収受方法。
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