JP2003006655A - 移動体を含む画像の処理方法及び装置 - Google Patents

移動体を含む画像の処理方法及び装置

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JP2003006655A JP2001187502A JP2001187502A JP2003006655A JP 2003006655 A JP2003006655 A JP 2003006655A JP 2001187502 A JP2001187502 A JP 2001187502A JP 2001187502 A JP2001187502 A JP 2001187502A JP 2003006655 A JP2003006655 A JP 2003006655A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】衝突事故をより正確に自動検出する。 【解決手段】観測量検出部26で移動体間相対動作の特
徴量を観測量として検出し、該観測量の時系列を観測系
列として記憶部27に記憶し、分類部28で観測系列
の、予め定められた衝突観測系列に対する類似度を算出
する。判定部29は、該類似度が設定値より大きい場
合、記憶部30に設定されている停止禁止領域にこの類
似度に関係した移動体が停止し、他の移動体が移動して
いれば衝突事故と判定し、該類似度以外は衝突判定条件
を満たしている場合、移動体故障と判定する。観測量と
して、移動体間相対速度ベクトルを量子化した第1スカ
ラーのみならず、移動体間相対位置ベクトルを量子化し
た第2スカラーを含むことにより、移動体間の相対動作
をより詳細に分類する。移動体追跡部25ではブロック
単位で追跡して、画像上で重なった移動体を識別する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体を含む画像
の処理方法及び装置に係り、特に、時系列画像を処理し
て画像中の移動体の衝突や故障などの異常事象を検出し
又はこの検出に用いられる画像処理方法及び装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】交通事故の早期発見は、迅速な救助活動
により人命救助の成功率を高めるだけでなく、警察の実
地検分などを迅速にすることにより事故渋滞を緩和する
こともできるので、様々な交通事故の認識自動化が期待
されている。
【0003】本願発明者による特開2001−1480
19号公報では、時系列画像を処理して画像中の移動体
の異常事象を検出する移動体異常事象検出方法におい
て、 (a)時刻(t−1)のフレーム画像と時刻tのフレー
ム画像との相関関係に基づき時刻tのフレーム画像中の
移動体を識別し、 (b)第1移動体に対する第2移動体の相対動作の特徴
量を観測量として検出し、該観測量の時系列を観測系列
として記憶し、 (c)該観測系列の参照系列に対する類似度を算出して
移動体間動作を分類し、 (d)該観測系列の衝突参照系列に対する該類似度が設
定値より大きい場合、衝突事故であると判定する。
【0004】この方法によれば、衝突事故などの異常事
象を自動検出することができる。
【0005】しかしながら、路面に対し低カメラアング
ルである場合には、例えば停止している第1移動体に第
2移動体が接近した後、第1移動体が発進して停止する
と、この接近時に第2移動体が画像上で第1移動体と重
なって移動体間距離が0になるので、衝突事故の時系列
パターンであると誤判定される場合があった。
【0006】また、上記公報では、上記ステップ(b)
の観測量として、V/(d+ε)を量子化したスカラー
を用いている。ここに相対動きベクトルVは、第1移動
体に対する第2移動体の相対動きベクトルVであり、ε
は分母が0になるのを避けるための定数である。
【0007】この観測量を用いれば、量子化しているこ
とから、少ない参照系列で様々な移動体間動作を分類す
ることが可能になる。
【0008】しかしながら、移動体間動作をより詳細に
分類することができないという問題があった。
【0009】上記公報では、上記ステップ(a)におい
て、時刻(t−1)のフレーム画像中の移動体の識別結
果を利用して上記相関関係から時刻tのフレーム画像中
の移動体を容易に識別することができる。
【0010】しかし、1台のカメラで広い領域を撮像し
て移動体を追跡するために、路面に対し低カメラアング
ルで移動体を正面から撮像した場合、図13に示すよう
に移動体同士の画像上での重なりが頻繁に生ずる。時刻
(t−1)で移動体M1とM2とが識別されずに1つの
クラスタとして識別され、このクラスタの代表動きベク
トルを用い、上記相関関係に基き時刻tでの移動体M1
とM2を含むクラスタを識別しようとするが、移動体M
1とM2の速度が異なるので、正確に識別することがで
きない。次の時刻(t+1)では移動体M2が移動体M
1から分離しているが、移動体M2がM3と重なってい
るので、移動体M2とM3とが1つのクラスタとして識
別され、移動体M2とM3の各々を識別することができ
ない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、この
ような問題点に鑑み、衝突事故などの異常事象をより正
確に自動検出することが可能な、移動体を含む画像の処
理方法及び装置を提供することにある。
【0012】本発明の他の目的は、少ない参照系列でさ
まざまな移動体間動作をより詳細に分類することが可能
な、移動体を含む画像の処理方法及び装置を提供するこ
とにある。
【0013】本発明のさらに他の目的は、移動体間の重
なりが頻繁に生じても異なる移動体として識別すること
が可能な、移動体を含む画像の処理方法及び装置を提供
することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段及びその作用効果】本発明
の一態様では、時系列画像を処理して画像中の移動体の
異常事象を検出する移動体異常事象検出方法において、
(a)第1移動体に対する第2移動体の相対動作の特徴
量を観測量として検出し、該観測量の時系列を観測系列
として記憶し、(b)該観測系列の、予め定められた衝
突観測系列に対する類似度を算出し、(c)該類似度が
設定値より大きい場合、該第1移動体又は該第2移動体
が、予め定められた停止禁止領域に停止しているかどう
かに基づいて、衝突事故であるかどうかを判定する。
【0015】路面に対し低カメラアングルであるために
互いに接近する移動体が衝突していなくても画像上で重
なる場合、観測系列と参照系列との類似度のみで衝突事
故を判定すると衝突事故が過剰検出されるが、この構成
によれば、移動体の衝突事故をより正確に判定でき、衝
突事故の過剰検出を低減することができる。
【0016】上記ステップ(c)において、他の移動体
が移動しているかどうかも考慮すれば、衝突事故の過剰
検出をさらに低減することができる。
【0017】また、上記ステップ(b)で求めた類似度
が上記設定値より小さい場合以外は衝突判定と同じ条件
を満たしている場合、高い確率で、停止している移動体
が故障であると判定することができる。この場合も、他
の移動体が移動しているかどうかをさらに考慮すること
により、より高い確率で、停止している移動体が故障で
あると判定することができる。
【0018】本発明の他の態様では、時系列画像を処理
して画像中の移動体間の動作を分類する移動体間動作分
類方法において、(a)第1移動体に対する第2移動体
の相対動作の特徴量を観測量として検出し、該観測量の
時系列を観測系列として記憶し、(b)該観測系列の参
照系列に対する類似度を算出し、(c)該類似度の値に
応じて該第1移動体に対する該第2移動体の動作を分類
し、該観測量は、該第1移動体に対する該第2移動体の
相対速度ベクトルVと両者間の距離dに関する量を量子
化した第1スカラーと、該第1移動体に対する該第2移
動体の相対位置ベクトルを量子化した第2スカラーとを
含む。
【0019】この構成によれば、相対位置ベクトルを量
子化した第2スカラーを用いているので、相対速度ベク
トルVに関係した第1スカラーのみでは区別して認識す
ることができなかった移動体間の相対動作を分類するこ
とが可能となり、状態をより正確に把握することが可能
となって、交通違反などのより正確な検出に寄与すると
ころが大きい。
【0020】本発明のさらに他の態様では、時系列画像
の各々を、複数画素を含むブロックに分割して処理する
移動体識別方法であって、時刻(t−1)のフレーム画
像に含まれている複数の移動体の識別IDが、ブロック
単位で付与されているとともにブロック単位で移動体の
動きベクトルが求められている場合に、時刻tのフレー
ム画像に含まれている複数の移動体のIDを、ブロック
単位で付与するとともにブロック単位で移動体の動きベ
クトルを求める移動体識別方法において、(a)該識別
IDがIDjである時刻(t−1)のブロックjをその
動きベクトルVjで移動させたときの、時刻tの画像フ
レーム中の対応するブロックiの枠を、−Vj移動さ
せ、移動した枠内の時刻(t−1)の画像と、時刻tの
ブロックiの画像との相関度に関係した評価値を計算
し、(b)該識別IDがIDkである時刻(t−1)の
ブロックkをその動きベクトルVkで移動させたとき
の、時刻tの画像フレーム中の対応する該ブロックjの
枠を、−Vk移動させ、移動した枠内の時刻(t−1)
の画像と、該時刻tのブロックjの画像との該相関度に
関係した評価値を計算し、(c)ステップ(a)と
(b)で算出された評価値の大小関係に基づいて、該時
刻tのブロックiがIDjであるかIDkであるかを決
定する。
【0021】この構成によれば、ブロック毎の動きベク
トルを用いているので、異なる速度の複数の移動体を含
む時刻tの1つのクラスタに含まれるブロックに複数の
識別IDのいずれかを付与することが可能となり、これ
により1つのクラスタを異なるIDのクラスタに分割す
ることが可能になる。すなわち、従来では追跡できなか
った移動体を追跡することが可能となり、衝突事故や交
通違反などのより正確な検出に寄与するところが大き
い。
【0022】例えば、上記ステップ(a)の評価値は、
上記時刻tのブロックiの識別IDがIDjであると仮
定したときの時刻(t−1)の対応するブロックmの動
きベクトルVCm(t−1)と、時刻(t−1)のブロ
ックmと隣接する、識別IDがIDjであるブロックの
動きベクトルVBp(t−1)、p=1〜Naとの差の
絶対値|VCm(t−1)−VBp(t−1)|に関す
る量(例えば|VCm(t−1)−VBp(t−1)|
r、r>1)のpについての総和を含み、上記ステップ
(b)の評価値は、該時刻tのブロックiの識別IDが
IDkであると仮定したときの時刻(t−1)の対応す
るブロックnの動きベクトルVCn(t−1)と、時刻
(t−1)のブロックnと隣接する、識別IDがIDk
であるブロックの動きベクトルVBq(t−1)、q=
1〜Nbとの差の絶対値|VCn(t−1)−VBq
(t−1)|に関する量のqについての総和を含む。
【0023】この構成によれば、ほぼ同一の画素値が分
布しているために時刻(t−1)の動きベクトルの誤差
が大きくても、ブロック識別IDの付与をより正確に行
うことが可能となり、結果として、衝突事故や交通違反
などのより正確な検出に寄与する。
【0024】本発明の他の目的、構成及び効果は以下の
説明から明らかになる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。複数の図中の対応する同一又は類似
の構成要素には、同一又は類似の符号を付している。
【0026】図1は、交差点及びこれに配置された本発
明の一実施形態の移動体異常事象検出装置の概略を示
す。
【0027】この装置は、交差点を撮像して画像信号を
出力する電子カメラ10と、その画像を処理して移動体
間衝突事故及び故障移動体を自動検出する移動体異常事
象検出装置20とを備えている。
【0028】図2は、この移動体異常事象検出装置20
の機能ブロック図である。移動体異常事象検出装置20
の構成要素のうち、記憶部以外はコンピュータによるソ
フトウェア又は専用のハードウェアで構成することもが
きる。
【0029】電子カメラ10で撮影された時系列画像
は、例えば12フレーム/秒のレートで、画像メモリ2
1に格納される。
【0030】背景画像生成部22は、記憶部と処理部と
を備え、処理部は、画像メモリ21をアクセスし、例え
ば過去10分間の全フレームの対応するピクセルについ
て画素値のヒストグラムを作成し、その最頻値(モー
ド)をそのピクセルの画素値とする画像を、移動体が存
在しない背景画像として生成し、これを該記憶部に格納
する。背景画像は、この処理が定期的に行われて更新さ
れる。
【0031】ID生成/消滅部23には、図4に示す如
く画像フレーム内の、交差点への4つの入口及び交差点
からの4つの出口にそれぞれ配置されるスリットEN1
〜EN4及びEX1〜EX4の位置及びサイズのデータ
が予め設定されている。ID生成/消滅部23は、画像
メモリ21から入口スリットEN1〜EN4内の画像デ
ータを読み込み、これら入口スリット内に移動体が存在
するかどうかをブロック単位で判定する。図4中のメッ
シュの升目はブロックであり、1ブロックは例えば8×
8画素であり、1フレームが480×640画素の場
合、1フレームは60×80ブロックに分割される。あ
るブロックに移動体が存在するかどうかは、このブロッ
ク内の各ピクセルと背景画像の対応するピクセルとの差
の絶対値の総和が所定値以上であるかどうかにより判定
する。この判定は、移動体追跡部25においても行われ
る。
【0032】ID生成/消滅部23は、ブロック内に移
動体が存在すると判定すると、このブロックに新たなク
ラスタ識別符号IDを付与する。ID生成/消滅部23
は、ID付与済ブロックと隣接しているブロックに移動
体が存在すると判定すると、この隣接ブロックに付与済
ブロックと同一のIDを付与する。このID付与済ブロ
ックは入口スリットに隣接しているブロックも含まれ
る。例えば図4中の入口スリットEN1内のブロックに
はID=1が付与され、入口スリットEN4内の移動体
存在ブロックにはID=5が付与される。
【0033】IDの付与は、オブジェクトマップ記憶部
24内の対応するブロックに対して行われる。オブジェ
クトマップ記憶部24は、上述の場合60×80ブロッ
クの各々について、処理容易化のための情報(オブジェ
クトマップ)を記憶するためのものであり、この情報に
は、IDが付与されているかどうかのフラグ、IDが付
与されている場合にはその番号と後述のブロック動きベ
クトルとが含まれる。なお、該フラグを用いずに、ID
=0のときのIDが付与されていないと判定してもよ
い。また、IDの最上位ビットをフラグとしてもよい。
【0034】入口スリットを通過したクラスタに対して
は、移動体追跡部25により移動方向のブロックに対す
るIDの付与及び移動と反対方向のブロックに対するI
Dの消滅、すなわちクラスタの追跡処理が行われる。移
動体追跡部25は、後述のように、時刻(t−1)のオ
ブジェクトマップ及びフレーム画像と、時刻tのフレー
ム画像とに基づいて時刻tのオブジェクトマップを生成
する。
【0035】移動体追跡部25による追跡処理は、各ク
ラスタについて出口スリット内まで行われる。
【0036】ID生成/消滅部23はさらに、オブジェ
クトマップ記憶部24の内容に基づき出口スリットEX
1〜EX4内のブロックにIDが付与されているかどう
かを調べ、付与されていれば、出口スリットをクラスタ
が通過したときにそのIDを消滅させる。例えば図4中
の出口スリットEX1内のブロックにIDが付されてい
る状態から、IDが付されない状態に変化したときに、
ID=3を消滅させる。消滅IDは、次の生成IDとし
て用いることができる。
【0037】観測量検出部26は、オブジェクトマップ
記憶部24の内容に基づいて各クラスタの平均動きベク
トルをそのクラスタの動きベクトルとして求め、各クラ
スタ間について、相対動きベクトルV及び相対位置ベク
トルを求め、さらにクラスタ間の最短距離dを求め、こ
れらに基づいて以下のような観測量を求める。観測量検
出部26はこの観測量を観測系列記憶部27に格納し
て、クラスタ間毎に観測系列を生成する。
【0038】観測量として、相対動きベクトルに関する
ものを量子化した第1スカラーと、相対位置ベクトルを
量子化した第2スカラーとを考える。最初に、第1スカ
ラーとその時系列について説明する。
【0039】例えば、図5(A)に示す移動体移動体M
1の動きベクトルV1と移動体移動体M2の動きベクト
ルV2の相対動きベクトルVは図5(B)に示す如くな
る。図5(A)に示すように移動体M1とM2の間の最
短距離をdとし、ベクトルV/Dを考える。ここに、D
=d+εであり、εはd=0のときD>0を保証するた
めの定数である。衝突時にはV=0、すなわちV/D=
0となるが、その前後で|V/D|が大きな値になるの
で、V/Dの時系列から衝突を判断し易くなる。移動体
M1とM2の相対的な多くの状態を簡単に分類するため
に、図6に示すようにベクトルV/Dを量子化しかつス
カラー化する。すなわち、ベクトルV/Dの始点を中心
として図6に示すように領域を分割し、各領域をスカラ
ーで表し、ベクトルV/Dをその終点が属する領域のス
カラーに量子化する。
【0040】例えばV/D=vの時系列がv0→v1→
v2である場合、{v0,v1,v2}と表記し、これを
{0,1,2}と量子化する。量子化された観測量の時系
列を観測系列と称す。図10に示す衝突事故時の時刻t
=4〜9における観測系列は{1,2,3,0,8,7}と
なる。この量子化により、ある衝突パターンと類似の衝
突パターンは同一観測系列となるので、様々な衝突事故
を容易に認識可能になる。また、量子化により観測系列
が簡単な数値列になるので、その後の認識処理が簡単に
なる。
【0041】衝突事故であるかどうかの判断は、観測系
列と衝突事故の参照系列(例えば実際に生じた衝突事故
の観測系列)との類似度が所定値を越えるかどうかで行
う。上記量子化により必要な参照系列の数を少なくする
ことができるが、さらにこれを少なくするために、静止
座標系を回転させれば相対動作の時系列パターンが同一
になる場合は観測系列も同一になるようにする。このた
め、例えば上記{v0,v1,v2}については、時系列
の最初のベクトルv0の基準方向、例えば図6のX軸に
対する角度θを求め、次に、v0,v1及びv2の各ベ
クトルを−θ回転させる。図5(C)はV/Dが時系列
の最初のベクトルである場合の該回転を示す。この回転
により、移動体M1に対する移動体M2の相対ベクトル
V/Dの観測量と、移動体M2に対する移動体M1の相
対ベクトル−V/Dの観測量とは同一になる。
【0042】互いに離れた移動体移動体M1及びM2が
接近してすれ違った後、互いに離れる場合は、図8
(A)、図8(B)、図9(A)及び図9(B)のいず
れかであり、点線は移動体の経路を示す。これらの場合
の観測系列はそれぞれ、例えば次のようになる。 図8(A):{1,1,2,2,3,1,1,1,1,
1,1} 図8(B):{1,1,1,1,1,1,1,1,1,
1,1} 図9(A):{1,1,2,2,3,1,1,1,1,
1,1} 図9(B):{1,1,2,2,3,1,1,1,1,
1,1} これらの観測系列から明らかなように、図8(A)、図
9(A)及び図9(B)の観測系列からこれらの相対動
作を識別することができない。そこで、これらの相対動
作を識別可能にするために、移動体M1に対する移動体
M2の相対位置ベクトルを図7に示すように量子化して
第2スカラーとする。すなわち、相対位置ベクトルP1
2の始点を中心とし、移動体M1の動きベクトルV1の
方向を基準方向とし、図7に点線で示すように領域を分
割し、各領域をスカラーで表し、相対位置ベクトルP1
2をその終点が属する領域のスカラーに量子化する。
【0043】図8(A)に示すように互いに反対方向に
進んでいる移動体M1とM2とがすれ違う場合、時刻t
の相対位置ベクトルP12をP12(t)で表すと、移
動体M1に対する移動体M2の相対位置ベクトルの時系
列P12(t−1)、P12(t)、P12(t+1)
は、{20,80,60}と量子化される。
【0044】第1スカラーを1桁の数値とし、第2スカ
ラーを2桁の数値かつ下位を0としたのは、両者を容易
に合成可能にするためである。例えば第1スカラーが7
で第2スカラーが20である場合、両者の和である26
を観測量とする。第1スカラーと、移動体M2を基準に
した第2スカラーとの和を観測量とすると、図8
(A)、図8(B)、図9(A)及び図9(B)の観測
系列はそれぞれ次のようになる。 図8(A):{21,21,82,82,83,81,
81,81,81,61,61} 図8(B):{21,21,41,41,41,41,
41,41,41,61,61} 図9(A):{61,61,42,42,43,41,
41,41,41,21,21} 図9(B):{21,21,42,42,43,41,
41,41,41,61,61} 第1スカラーと、移動体M1を基準にした第2スカラー
との和を観測量とすると、図8(A)、図8(B)、図
9(A)及び図9(B)の観測系列はそれぞれ次のよう
になる。 図8(A):{21,21,82,82,83,81,
81,81,81,61,61} 図8(B):{21,21,41,41,41,41,
41,41,41,61,61} 図9(A):{21,21,82,82,83,81,
81,81,81,61,61} 図9(B):{61,61,82,82,83,81,
81,81,81,21,21} 図7中に矢印付直線で示すように第2スカラーが、20
→80→60のように変化する場合をPAS0、20→
40→60のように変化する場合をPAS1、60→4
0→20のように変化する場合をPAS2、60→80
→20のように変化する場合をPAS3と分類する。ま
た、移動体M1から見た移動体M2の相対位置ベクトル
の変化がPASkであり、移動体M2から見た移動体M
1の相対位置の変化がPASmである場合、この変化を
PASkmで表す。
【0045】図8(A)及び(B)のいずれの場合も、
移動体M1から見た移動体M2の相対位置ベクトルの変
化と移動体M2から移動体M1を見た装置位置ベクトル
の変化は同一であり、それぞれPAS00及びPAS1
1と分類される。これに対し、図9(A)及び(B)の
いずれの場合も、移動体M1から見た移動体M2の相対
位置ベクトルの変化と移動体M2から見た移動体M1の
相対値ベクトルの変化は異なり、それぞれPAS20及
びPAS13と分類される。
【0046】このように、第2スカラーも用いて移動体
の相対動作を分類することにより、第1スカラーのみで
は区別して認識することができなかったものが認識可能
となり、状態をより正確に把握することが可能となる。
【0047】例えば、オブジェクトマップ上のクラスタ
数が3で、IDが1、2及び3であり、ID=iとID
=jのクラスタ間の観測系列をOSi,jで表すと、図2
の観測系列記憶部27には観測系列OS1,2、OS2,1、
OS2,3、OS3,1及びOS1,3が格納されている。OS
i,jとOSj,iが格納されているのは、第2スカラーの時
系列に着目して上記PASkmの分類を可能にするため
である。観測系列記憶部27には、各観測系列は、所定
個数、例えば24個の観測量からなり、時刻が1進む毎
に最も古い観測量を削除し新しい観測量を付加する。
【0048】分類部28は、観測系列記憶部27に格納
されている各クラスタ間の観測系列を読み出し、予め定
められた衝突事故及びその他の参照系列との類似度を算
出し、これらを分類結果として判定部29に供給する。
この観測系列は、上記第1スカラーと第2スカラーとの
組み合わせの観測量の時系列であり、参照系列も同様で
ある。なお、観測系列の第1スカラーに着目して、予め
定められた衝突事故の参照系列との類似度を算出し、第
2スカラーに着目して、予め定められた上記PASkm
の各々の参照系列との類似度を算出し、これらを分類結
果として判定部29に供給してもよい。
【0049】公知のパターン類似度計算には、隠れマル
コフモデル(HMM)法やパターンマッチング法などが
あり、これらのいずれかを利用することができる。例え
ば、上記特開2001−148019号公報に開示され
ているように、具体的な衝突事故の観測系列を学習系列
としてパラメータを決定したHMMにより、観測系列が
生ずる確率を類似度として計算する。
【0050】ここで、図11及び図12を参照して移動
体の衝突事故及び故障の検出について説明する。
【0051】図11において、移動体M1とM2の間に
図10に示すような衝突シーケンスが生じ又はこれに類
似した非衝突シーケンスが生じ、最終的に移動体M1と
M2とが停止しているとする。このシーケンスは、移動
体M3が右折待ちの時にその後方から移動体M4が近づ
いたために移動体M3が少し前に移動して停止した場合
と類似している。路面に対し低カメラアングルで移動体
を撮像した場合には、実際には移動体間が離れていても
重なって見えるために、画像上では衝突と分類される場
合がある。
【0052】しかし、移動体M3及びM4は、右折待ち
のために停止が許可されている領域に存在する。これに
対し、移動体M1及びM2は、停止が禁止されている領
域に存在しているので、移動体M1とM2の間に衝突が
生じた可能性が高い。この場合、救急車などが交差点に
接近しているために移動体M1とM2が停止している可
能性もある。そこで、停止している移動体M1又はM2
の横を通り過ぎる移動体があれば、移動体M1とM2の
衝突の可能性はさらに高くなる。
【0053】このようなことから、(1)移動体M1と
M2の相対動作が衝突と分類され、(2)移動体M1又
はM2が停止禁止領域内に停止しており、(3)他の車
が交差点で移動している場合には、移動体M1とM2が
衝突であると判定する。
【0054】また、図12に示すように、移動体M1が
他の車と衝突していないが、移動体M1が停止禁止領域
内に停止している場合には、移動体M1が故障している
可能性が高い。この場合、交差点で他の移動体が移動し
てれば、移動体M1が故障している可能性はさらに高く
なる。そこで、上記(1)が否定判定され、上記(2)
及び(3)が肯定判定された場合には、移動体が故障し
ていると判定する。
【0055】図3は、図2の判定部29の処理を示すフ
ローチャートである。
【0056】(S1)判定部29は、分類部28から1
つのクラスタ間についての衝突類似度CSを読み込む。
【0057】(S2〜S4)この衝突類似度CSが設定
値CS0より大きければ、フラグFをセットし、そうで
なければフラグFをリセットする。
【0058】(S5)観測系列記憶部27から、ステッ
プS1で読み込んだクラスタ間について、観測系列を読
み込み、最も新しい時点から所定数の観測量の第1スカ
ラーがすべて0である場合、すなわち、相対動きベクト
ルV=0の状態が所定時間を超えている場合、次に、オ
ブジェクトマップ記憶部24を参照してそのIDを有す
るクラスタに属する全てのブロックの動きベクトルが0
であるかどうかを調べ、0であればこの移動体が停止し
ていると判定する。停止していなければステップS1へ
戻って他の1つのクラスタ間について全ての分類結果を
読み込み、そうでなければステップS6へ進む。
【0059】(S6)この停止しているクラスタが、停
止禁止領域記憶部30に予め格納されている停止禁止領
域内に存在するかどうかを調べ、存在すればステップS
7へ進み、そうでなければステップS1へ戻る。
【0060】(S7)分類部28の分類結果に、他のク
ラスタとの間について上記PAS00、PAS11、P
AS20又はPAS13のいずれかの参照系列との類似
度が設定値を越えていれば、交差点内で移動している移
動体が存在すると判定してステップS8へ進み、そうで
なけれなステップS1へ戻る。
【0061】(S8〜S10)F=1であれば事故と判
定し、F=0であれば移動体故障であると判定し、その
結果を出力し、ステップS1へ戻る。
【0062】このような処理により、移動体の衝突事故
及び故障を高確率で自動検出することができる。
【0063】次に、図2の移動体追跡部25において、
時刻(t−1)のオブジェクトマップ及びフレーム画像
と、時刻tのフレーム画像とに基づいて時刻tのオブジ
ェクトマップを生成する方法を詳説する。
【0064】1台のカメラで広い領域を撮像して移動体
を追跡するために、路面に対し低カメラアングルで移動
体を正面から撮像した場合、図13(A)〜(C)に示
すように移動体同士の画像上での重なりが頻繁に生ず
る。
【0065】図14及び図15はそれぞれ、図13
(A)及び(B)の拡大画像を示す。点線は、画像をブ
ロックに分割するものである。図14において、重なっ
た移動体M1とM2は、図2のオブジェクトマップ記憶
部24において1つのクラスタC12に対応しており、
移動体M1とM2とが識別されていないとする。これに
対し、クラスタC3は1つの移動体M3に対応してい
る。
【0066】時刻tでの第i行第j列のブロックをB
(t:i,j)で表す。図14に示すように、ブロック
B(t−1:11,13)及びB(t−1:14,1
3)の動きベクトルをそれぞれV2及びV3で表す。動
きベクトルV2及びV3の先端はいずれもブロックB
(t−1:18,11)内に存在している。図15に示
す時刻tの画像中の枠SB2及びSB3はそれぞれ、図
14の画像中のブロックB(t−1:11,13)及び
B(t−1:14,13)をそれぞれ動きベクトルV1
及びV2移動させた領域に対応している。
【0067】次に、動きベクトルV2及びV3の先端が
ブロックB(18,11)の中心に一致するように動き
ベクトルV2及びV3を平行移動させ、動きベクトルV
2及びV3の方向を逆にし、図16に示すように、ハッ
チングが施されたブロックB(t−1:18,11)を
−V2及び−V3移動させた枠SBR2及びSBR3を
求める。枠SBR2及びSBR3内の画像はそれぞれ、
図17のブロックB(t:18,11)内の画像が図1
6の時刻(t−1)のクラスタC12及びC3に属して
いた仮定したときの推定画像である。クラスタC12及
びC3のIDをそれぞれID12及びID3とする。
【0068】図16中の枠SBR2内の画像と図17中
のブロックB(t:18,11)内の画像との相関度に
関係した評価値UDを次式で計算し、この値をUD(I
D12)とする。
【0069】 UD=Σ|SP(t−1:i,j)−BP(t:i,j)| (1) ここにSP(t−1:i,j)及びBP(t:i,j)
はそれぞれ、図16の枠SBR2内及び図17のブロッ
クB(t:18,11)内の第i行第j列のピクセルの
値であり、Σはi=1〜8及びj=1〜8についての総
和(ブロック内全画素についての総和)を意味してい
る。評価値UDの値が小さいほど相関度が高い。
【0070】同様に図16中の枠SBR3内の画像と図
17中のブロックB(t:18,11)内の画像との相
関度に関係した評価値UDを計算し、この値をUD(I
D3)とする。
【0071】図16と図17の場合には、UD(ID
3)<UD(ID12)となり、ブロックB(t:1
8,11)にID3を付与する。
【0072】このように、ブロック毎の動きベクトルを
用いることにより、複数の移動体を含む時刻tのクラス
タC123に含まれるブロックに異なるIDを付与する
ことができ、これにより1つのクラスタC123を異な
るIDのクラスタに分割することが可能になる。
【0073】図15のクラスタC123に属するブロッ
クB(t:18,11)に対応するクラスタC12内の
ブロックB(t−1:11,13)及びクラスタC3内
のB(t−1:14,13)の見つけ方は次の通りであ
る。すなわち、ブロックB(t−1:i,j)の中心か
らブロックB(t−1:18,11)の中心までのベク
トルをV(18−i,11−j)、ブロックB(t−
1:i,j)の動きベクトルをV(t−1:i,j)と
表記すると、 |V(18−i,11−j)−V(t−1:i,j)|
<ΔV を満たすV(t−1:i,j)をもつブロックB(t−
1:i,j)を見つければよい。ここにΔVは定数であ
り、例えばブロックの1辺の画素数の3倍の値である。
ブロックB(t:18,11)に対応するクラスタC1
2内のブロックが複数有り、又は、ブロックB(t:1
8,11)に対応するクラスタクラスタC3内のブロッ
クが複数有る場合には、その各々についての評価値を求
め、最も小さい評価値に対応したIDをブロックB
(t:18,11)に付与する。
【0074】図15のクラスタC123に属する他のブ
ロックについても上記同様である。
【0075】ブロックB(t:18,11)にID3を
付与する上記の場合、このブロックの動きベクトルはほ
ぼ動きベクトルV3であると推定できる。ブロックB
(t:18,11)の動きベクトルをより正確に求める
ために、枠SBR3を、この位置を中心として所定範囲
内で1画素ずつシフトさせ、このシフト毎に該評価値を
求め、評価値が最小(相関度が最大)になったときの枠
SBR3の中心からブロックB(t:18,11)の中
心へ向かうベクトルを、ブロックB(t:18,11)
の動きベクトルと決定する。時刻tでのブロックの動き
ベクトルは、このブロックにIDを付与する毎に、この
ようなブロックマッチングで決定される。
【0076】類似度をより正確に見積もるために、以下
のような量も考慮する。
【0077】図16中の枠SBR3の一部はクラスタC
3からはみ出しており、その面積が広いほど、図17の
ブロックB(t:18,11)のIDがID3である確
率が低いと考えられる。そこで、ブロックB(t:1
8,11)のIDがID3であると仮定し、枠SBR3
内の、クラスタC3に属する画素数S(t−1)を求
め、図16中の枠SBR3内の画像と図17中のブロッ
クB(t:18,11)内の画像との相関度に関係した
評価値USを次式で計算し、この値をUS(ID3)と
する。
【0078】 US=(S(t−1)−64)2 (2) 評価値UDの値が小さいほど相関度が高い。同様にブロ
ックB(t:18,11)のIDがID12であると仮
定し、枠SBR2内の、クラスタC12に属する画素数
Sを求めて評価値USを計算し、この値をUS(ID1
2)とする。図16と図17の場合には、US(ID1
2)=0であり、US(ID3)>US(ID12)で
ある。
【0079】上式(1)と(2)の一次結合U=αUD
+βUSを評価関数とし、評価値Uが小さいほど類似度
が高いと判定する。ここにα及びβは正の定数であり、
類似度の評価がより正確になるように経験的に定められ
る。
【0080】図17の時刻tにおける各ブロックにつ
き、上記同様にしてID12を付与するかID3を付与
するかを決定する。評価値の差の絶対値|U(ID1
2)−U(ID3)|が所定値以下の場合には誤判定さ
れる確率が大きいので、IDを付与しないで残してお
き、時刻tの画像について次の量を考慮する。例えば、
図17のブロックB(t:18,11)のIDが未定で
これがID3であると仮定した場合、ブロックB(t:
18,11)に隣接した8個のブロックについて、ID
3が付与されている個数N(t)を求め、評価値UNを
次式で計算し、この値をUN(ID3)とする。
【0081】 UN=(N(t)−8)2 (3) 評価値UNの値が小さいほど相関度が高い。同様に図1
7中のブロックB(t:18,11)がID12である
と仮定した場合、ブロックB(t:18,11)に隣接
した8個のブロックについて、ID12が付与されてい
る個数Nを求め、評価値UNを計算し、この値をUN
(ID12)とする。
【0082】また、ほぼ同一の画素値が分布しているた
めにブロックマッチングで求めた時刻(t−1)の動き
ベクトルの誤差が大きく、このため上式(1)〜(3)
の一次結合U=αUD+βUS評価値の差の絶対値|U
(ID12)−U(ID3)|が所定値以下になる場合
も考えられるので、さらに、ブロックB(t:18,1
1)に対応するブロックB(t−1:14,13)及び
B(t−1:11,13)の各々の周囲のブロックの動
きベクトルに着目することにより、類似度の評価をより
正確化する。すなわち、ブロックB(t:18,11)
がID3であると仮定して求められた、時刻(t−1)
の対応するブロックB(t−1:14,13)の動きベ
クトルVC(t−1)=V3と、このブロックB(t−
1:14,13)に隣接した8個のブロックのうちID
がID3であるNX=NX3個のブロック(図16中の
小黒点付ブロック)の動きベクトルVBi(t−1)、
i=1〜NXについて、評価値UVを次式で計算し、こ
の値をUV(ID3)とする。
【0083】 UV=Σ|VC(t−1)−VBi(t−1)|2/NX (4) ここにΣはi=1〜NXについての総和を意味する。評
価値UVの値が小さいほど相関度が高い。同様に、ブロ
ックB(t:18,11)がID12であると仮定して
求められた、時刻(t−1)の対応するブロックB(t
−1:11,13)の動きベクトルVC=V2と、この
ブロックB(t−1:11,13)に隣接した8個のブ
ロックのうちIDがID12であるNX=NX12個の
ブロック(図16中の×印付ブロック)の動きベクトル
VBj(t−1)、j=1〜NXについて、評価値UV
を計算し、この値をUV(ID12)とする。
【0084】上式(1)〜(4)の一次結合 U=αUD+βUS+γUN+δUV (5) を評価関数とし、評価値Uが小さいほど類似度が高いと
判定する。ここにγ及びδも正の定数であり、類似度の
評価がより正確になるように経験的に定められる。
【0085】このようにして、図8のクラスタC123
内のブロック毎にIDがID12であるかID3である
かが決定されるとともにその動きベクトルが決定され
る。すなわち、時刻tでのオブジェクトマップが決定さ
れ、図17に示すように、移動体M2が移動体M1とM
3の両方に重なっていても、異なるIDをもつクラスタ
に分割することができる。
【0086】同様にして、時刻tのフレーム画像とオブ
ジェクトマップとから、時刻(t+1)でのオブジェク
トマップが得られる。時刻tでC12とC3とが識別さ
れていることと、時刻(t+1)のフレーム画像で移動
体M1がM2から分離していることから、図19に示す
ように、時刻(t+1)では移動体M1〜M3に対応し
たC1〜C3が識別される。
【0087】なお、式(5)を用いる場合、計算時間短
縮のためにβ、γ及びδのうち、1つ以上を0にしても
よい。
【0088】また、時刻tのオブジェクトマップ作成前
に、時刻(t−1)のオブジェクトマップXをワークエ
リアにコピーしてオブジェクトマップYとし、オブジェ
クトマップX上でIDがIDαである各ブロックiの動
きベクトルViを、オブジェクトマップY上の該ブロッ
クiに対応したブロック及びこれに隣接したID=ID
αの全てのブロックの動きベクトルVj、j=1〜pを
平均化したベクトル(ΣVj)/pで置き換えてもよ
い。このようにすれば、ブロック内のテクスチャが隣接
ブロックのそれと類似しているために動きベクトルの誤
差が大きい場合、この誤差が低減される。ワークエリア
へのコピーは、平均化ベクトルを一意的に定めるためで
ある。
【0089】次に、上記のようにして求めた時刻tのオ
ブジェクトマップを初期条件とし、上式(5)の評価関
数を用いてこのオブジェクトマップをより正確化する方
法について説明する。この方法自体は、評価関数Uを除
き上記公報に開示されているものと同一であるので、そ
の概略を説明する。
【0090】図18のクラスタC12及びC3内のブロ
ックをBKi、i=1〜nで表す。ブロックBKiのI
Dが変数IDiであるとし、そのUをU(BKi,ID
i)で表す。変数IDiはID12又はID3である。
i=1〜nについての評価値Uの総和UT、 UT=ΣU(BKi,IDi) が最小になるように、ID1〜IDnを決定する。ID
1〜IDnの初期値は、上述のようにして求められた時
刻tのオブジェクトマップにより与えられる。
【0091】なお、本発明には外にも種々の変形例が含
まれる。
【0092】例えば、衝突事故や事故車両を自動検出す
る図2の装置は判定部29に特徴があり、観測量検出部
26で検出する観測量は上記第1スカラーのみであって
もよい。また、第1スカラーと第2スカラーを含む観測
量を用いた構成は、衝突事故や事故車両の判定以外を行
う装置、例えば移動体動作を自動的に分類して統計をと
る装置に用いることができる。さらに、上記評価関数U
を用いた移動体追跡部25での処理方法は、各種移動体
追跡装置に適用可能である。
【0093】本発明には、以下の付記が含まれる。
【0094】(付記1)時系列画像を処理して画像中の
移動体の異常事象を検出する移動体異常事象検出方法に
おいて、(a)第1移動体に対する第2移動体の相対動
作の特徴量を観測量として検出し、該観測量の時系列を
観測系列として記憶し、(b)該観測系列の、予め定め
られた衝突観測系列に対する類似度を算出し、(c)該
類似度が設定値より大きい場合、該第1移動体又は該第
2移動体が、予め定められた停止禁止領域に停止してい
るかどうかに基づいて、衝突事故であるかどうかを判定
する、ことを特徴とする移動体異常事象検出方法。
(1) (付記2)上記ステップ(c)では、上記類似度が設定
値より大きい場合、上記第1移動体又は上記第2移動体
が、予め定められた停止禁止領域に停止しており、且
つ、他の移動体が移動しているとき、衝突事故であると
判定する、ことを特徴とする付記1記載の移動体異常事
象検出方法。(2) (付記3)(d)上記類似度が上記設定値より小さい場
合、上記第1移動体又は上記第2移動体が、予め定めら
れた停止禁止領域に停止しているかどうかに基づいて、
停止している移動体が故障であるかどうかを判定する、
ステップをさらに有することを特徴とする付記1又は2
記載の移動体異常事象検出方法。(3) (付記4)上記ステップ(d)では、上記類似度が設定
値より小さい場合、上記第1移動体又は上記第2移動体
が、予め定められた停止禁止領域に停止しており、且
つ、他の移動体が移動しているとき、停止している移動
体が故障であると判定する、ことを特徴とする付記3記
載の移動体異常事象検出方法。(4) (付記5)時系列画像が格納される画像記憶部と、格納
された該時系列画像を処理して画像中の移動体の異常事
象を検出する画像処理部と、を有する移動体異常事象検
出装置において、該画像処理部は、第1移動体に対する
第2移動体の相対動作の特徴量を観測量として検出する
観測量検出部と、該観測量の時系列を観測系列として記
憶する観測系列記憶部と、予め定められた停止禁止領域
が格納される停止禁止領域記憶部と、該観測系列の、予
め定められた衝突観測系列に対する類似度を算出する類
似度算出部と、該類似度が設定値より大きい場合、該第
1移動体又は該第2移動体が、該停止禁止領域に停止し
ているかどうかに基づいて、衝突事故であるかどうかを
判定し、その結果を出力する判定部と、を有することを
特徴とする移動体異常事象検出装置。(5) (付記6)上記判定部は、上記類似度が設定値より大き
い場合、上記第1移動体又は上記第2移動体が、予め定
められた停止禁止領域に停止しており、且つ、他の移動
体が移動しているとき、衝突事故であると判定すること
を特徴とする付記5記載の移動体異常事象検出装置。
【0095】(付記7)上記判定部は、上記類似度が上
記設定値より小さい場合、上記第1移動体又は上記第2
移動体が、予め定められた停止禁止領域に停止している
かどうかに基づいて、停止している移動体が故障である
かどうかを判定し、その結果を出力することを特徴とす
る付記5又は6記載の移動体異常事象検出装置。
【0096】(付記8)上記判定部は、上記類似度が設
定値より小さい場合、上記第1移動体又は上記第2移動
体が、予め定められた停止禁止領域に停止しており、且
つ、他の移動体が移動しているとき、停止している移動
体が故障であると判定することを特徴とする付記7記載
の移動体異常事象検出装置。
【0097】(付記9)時系列画像を処理して画像中の
移動体間の動作を分類する移動体間動作分類方法におい
て、(a)第1移動体に対する第2移動体の相対動作の
特徴量を観測量として検出し、該観測量の時系列を観測
系列として記憶し、(b)該観測系列の参照系列に対す
る類似度を算出し、(c)該類似度の値に応じて該第1
移動体に対する該第2移動体の動作を分類し、該観測量
は、該第1移動体に対する該第2移動体の相対速度ベク
トルVと両者間の距離dに関する量を量子化した第1ス
カラーと、該第1移動体に対する該第2移動体の相対位
置ベクトルを量子化した第2スカラーとを含むことを特
徴とする移動体間動作分類方法。(6) (付記10)上記第1スカラーは、V・f(d)を量子
化したものであり、ここにf(d)は距離dの単調減少
関数であることを特徴とする付記9記載の移動体間動作
分類方法。
【0098】(付記11)上記f(d)はk/(d+
ε)であり、ε及びkは正の定数であることを特徴とす
る付記10記載の移動体間動作分類方法。
【0099】(付記12)上記類似度は、隠れマルコフ
モデルに基づき算出された、上記観測系列が生ずる確率
であり、上記参照系列はモデルパラメータを定めるため
の学習系列であることを特徴とする付記9乃至11のい
ずれか1つに記載の移動体間動作分類方法。
【0100】(付記13)時系列画像が格納される画像
記憶部と、格納された該時系列画像を処理して画像中の
移動体間の動作を分類する画像処理部と、を有する移動
体間動作分類装置において、該画像処理部は、第1移動
体に対する第2移動体の相対動作の特徴量を観測量とし
て検出する観測量検出部と、該観測量の時系列を観測系
列として記憶する観測系列記憶部と、該観測系列の参照
系列に対する類似度を算出する類似度算出部と、該類似
度の値に応じて該第1移動体に対する該第2移動体の動
作を分類する分類部とを有し、該観測量は、該第1移動
体に対する該第2移動体の相対速度ベクトルVと両者間
の距離Dに関する量を量子化した第1スカラーと、該第
1移動体に対する該第2移動体の相対位置ベクトルを量
子化した第2スカラーとを含むことを特徴とする移動体
間動作分類装置。(7) (付記14)上記第1スカラーは、V・f(d)を量子
化したものであり、ここにf(d)は距離dの単調減少
関数であることを特徴とする付記13記載の移動体間動
作分類装置。
【0101】(付記15)上記f(d)はk/(d+
ε)であり、ε及びkは正の定数であることを特徴とす
る付記14記載の移動体間動作分類装置。
【0102】(付記16)上記類似度は、隠れマルコフ
モデルに基づき算出された、上記観測系列が生ずる確率
であり、上記参照系列はモデルパラメータを定めるため
の学習系列であることを特徴とする付記13乃至15の
いずれか1つに記載の移動体間動作分類装置。
【0103】(付記17)時系列画像の各々を、複数画
素を含むブロックに分割して処理する移動体識別方法で
あって、時刻(t−1)のフレーム画像に含まれている
複数の移動体の識別IDが、ブロック単位で付与されて
いるとともにブロック単位で移動体の動きベクトルが求
められている場合に、時刻tのフレーム画像に含まれて
いる複数の移動体のIDを、ブロック単位で付与すると
ともにブロック単位で移動体の動きベクトルを求める移
動体識別方法において、(a)該識別IDがIDjであ
る時刻(t−1)のブロックjをその動きベクトルVj
で移動させたときの、時刻tの画像フレーム中の対応す
るブロックiの枠を、−Vj移動させ、移動した枠内の
時刻(t−1)の画像と、時刻tのブロックiの画像と
の相関度に関係した評価値を計算し、(b)該識別ID
がIDkである時刻(t−1)のブロックkをその動き
ベクトルVkで移動させたときの、時刻tの画像フレー
ム中の対応する該ブロックjの枠を、−Vk移動させ、
移動した枠内の時刻(t−1)の画像と、該時刻tのブ
ロックjの画像との該相関度に関係した評価値を計算
し、(c)ステップ(a)と(b)で算出された評価値
の大小関係に基づいて、該時刻tのブロックiがIDj
であるかIDkであるかを決定する、ことを特徴とする
移動体識別方法。(8) (付記18)上記ステップ(a)の評価値は、上記時刻
tのブロックiの識別IDがIDjであると仮定したと
きの時刻(t−1)の対応するブロックmの動きベクト
ルVCm(t−1)と、時刻(t−1)のブロックmと
隣接する、識別IDがIDjであるブロックの動きベク
トルVBp(t−1)、p=1〜Naとの差の絶対値|
VCm(t−1)−VBp(t−1)|に関する量のp
についての総和を含み、上記ステップ(b)の評価値
は、該時刻tのブロックiの識別IDがIDkであると
仮定したときの時刻(t−1)の対応するブロックnの
動きベクトルVCn(t−1)と、時刻(t−1)のブ
ロックnと隣接する、識別IDがIDkであるブロック
の動きベクトルVBq(t−1)、q=1〜Nbとの差
の絶対値|VCn(t−1)−VBq(t−1)|に関
する量のqについての総和を含む、ことを特徴とする付
記17記載の移動体識別方法。(9) (付記19)上記時刻tのフレーム画像に対する処理の
前に、上記時刻(t−1)のフレーム画像において、識
別IDが付与されている各ブロックの動きベクトルを、
該ブロック及びこのブロックと同一IDが付与され且つ
このブロックに隣接するブロックの動きベクトルを平均
化したもので置き換えることを特徴とする付記17記載
の移動体識別方法。
【0104】(付記20)時系列画像が格納される画像
記憶部と、格納された該時系列画像の各々を、複数画素
を含むブロックに分割して処理し、時刻(t−1)のフ
レーム画像に含まれている複数の移動体の識別IDが、
ブロック単位で付与されているとともにブロック単位で
移動体の動きベクトルが求められている場合に、時刻t
のフレーム画像に含まれている複数の移動体のIDを、
ブロック単位で付与するとともにブロック単位で移動体
の動きベクトルを求める画像処理部と、を有する移動体
識別装置において、該画像処理部は、(a)該識別ID
がIDjである時刻(t−1)のブロックjをその動き
ベクトルVjで移動させたときの、時刻tの画像フレー
ム中の対応するブロックiの枠を、−Vj移動させ、移
動した枠内の時刻(t−1)の画像と、時刻tのブロッ
クiの画像との相関度に関係した評価値を計算し、
(b)該識別IDがIDkである時刻(t−1)のブロ
ックkをその動きベクトルVkで移動させたときの、時
刻tの画像フレーム中の対応する該ブロックjの枠を、
−Vk移動させ、移動した枠内の時刻(t−1)の画像
と、該時刻tのブロックjの画像との該相関度に関係し
た評価値を計算し、(c)ステップ(a)と(b)で算
出された評価値の大小関係に基づいて、該時刻tのブロ
ックiがIDjであるかIDkであるかを決定する、こ
とを特徴とする移動体識別装置。(10) (付記21)上記処理(a)の評価値は、上記時刻tの
ブロックiの識別IDがIDjであると仮定したときの
動きベクトルと、該時刻tでのブロックiと隣接するブ
ロックの動きベクトルとの差の絶対値に関する量の値を
含み、上記処理(b)の評価値は、該時刻tのブロック
iの識別IDがIDkであると仮定したときの動きベク
トルと、該時刻tでのブロックiと隣接するブロックの
動きベクトルとの差の絶対値に関する量の値を含む、こ
とを特徴とする付記20記載の移動体識別装置。
【図面の簡単な説明】
【図1】交差点及びこれに配置された本発明の一実施形
態の装置の概略を示す図である。
【図2】図1中の移動体異常事象検出装置の機能ブロッ
ク図である。
【図3】図2の判定部の処理を示すフローチャートであ
る。
【図4】交差点への4つの入口及び交差点からの4つの
出口に設定されたスリット及びブロックに付された移動
体のIDを示す説明図である。
【図5】図1中の観測量検出部での処理を説明するベク
トル図である。
【図6】ベクトルV/Dの量子化説明図である。
【図7】相対位置ベクトルの量子化及び時系列分類の説
明図である。
【図8】(A)及び(B)はいずれも互いにすれ違う移
動体間動作の分類説明図である。
【図9】(A)及び(B)はいずれも互いにすれ違う移
動体間動作の分類説明図である。
【図10】衝突事故時の時系列パターン説明図である。
【図11】交差点での移動体衝突事故判定説明図であ
る。
【図12】交差点での移動体故障判定説明図である。
【図13】移動体同士の画像上での重なりが頻繁に生ず
る場合の説明図である。
【図14】オブジェクトマップ作成説明図である。
【図15】オブジェクトマップ作成説明図である。
【図16】オブジェクトマップ作成説明図である。
【図17】オブジェクトマップ作成説明図である。
【図18】オブジェクトマップ作成説明図である。
【図19】オブジェクトマップ作成説明図である。
【符号の説明】 10 カメラ 20 画像処理装置 21 画像メモリ 22 背景画像生成部 23 ID生成/消滅部 24 オブジェクトマップ記憶部 25 移動体追跡部 26 観測量検出部 27 観測系列記憶部 28 分類部 29 判定部 30 停止禁止領域記憶部
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/18 H04N 7/18 K (72)発明者 上條 俊介 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 坂内 正夫 神奈川県横浜市青葉区美しが丘2−56−7 (72)発明者 池内 克史 神奈川県横浜市青葉区つつじが丘5−22− 303 Fターム(参考) 5B057 AA16 CA08 CA12 CA16 CG06 DA08 DB02 DC30 DC34 DC36 5C054 AA01 CC02 CH01 EA01 FC13 FC16 HA00 5H180 AA01 CC04 EE02 EE15 5L096 AA06 BA04 EA23 FA34 FA54 HA04 JA03 JA11 JA18

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時系列画像を処理して画像中の移動体の
    異常事象を検出する移動体異常事象検出方法において、 (a)第1移動体に対する第2移動体の相対動作の特徴
    量を観測量として検出し、該観測量の時系列を観測系列
    として記憶し、 (b)該観測系列の、予め定められた衝突観測系列に対
    する類似度を算出し、 (c)該類似度が設定値より大きい場合、該第1移動体
    又は該第2移動体が、予め定められた停止禁止領域に停
    止しているかどうかに基づいて、衝突事故であるかどう
    かを判定する、 ことを特徴とする移動体異常事象検出方法。
  2. 【請求項2】 上記ステップ(c)では、上記類似度が
    設定値より大きい場合、上記第1移動体又は上記第2移
    動体が、予め定められた停止禁止領域に停止しており、
    且つ、他の移動体が移動しているとき、衝突事故である
    と判定する、 ことを特徴とする請求項1記載の移動体異常事象検出方
    法。
  3. 【請求項3】 (d)上記類似度が上記設定値より小さ
    い場合、上記第1移動体又は上記第2移動体が、予め定
    められた停止禁止領域に停止しているかどうかに基づい
    て、停止している移動体が故障であるかどうかを判定す
    る、 ステップをさらに有することを特徴とする請求項1又は
    2記載の移動体異常事象検出方法。
  4. 【請求項4】 上記ステップ(d)では、上記類似度が
    設定値より小さい場合、上記第1移動体又は上記第2移
    動体が、予め定められた停止禁止領域に停止しており、
    且つ、他の移動体が移動しているとき、停止している移
    動体が故障であると判定する、 ことを特徴とする請求項3記載の移動体異常事象検出方
    法。
  5. 【請求項5】 時系列画像が格納される画像記憶部と、 格納された該時系列画像を処理して画像中の移動体の異
    常事象を検出する画像処理部と、 を有する移動体異常事象検出装置において、該画像処理
    部は、 第1移動体に対する第2移動体の相対動作の特徴量を観
    測量として検出する観測量検出部と、 該観測量の時系列を観測系列として記憶する観測系列記
    憶部と、 予め定められた停止禁止領域が格納される停止禁止領域
    記憶部と、 該観測系列の、予め定められた衝突観測系列に対する類
    似度を算出する類似度算出部と、 該類似度が設定値より大きい場合、該第1移動体又は該
    第2移動体が、該停止禁止領域に停止しているかどうか
    に基づいて、衝突事故であるかどうかを判定し、その結
    果を出力する判定部と、 を有することを特徴とする移動体異常事象検出装置。
  6. 【請求項6】 時系列画像を処理して画像中の移動体間
    の動作を分類する移動体間動作分類方法において、 (a)第1移動体に対する第2移動体の相対動作の特徴
    量を観測量として検出し、該観測量の時系列を観測系列
    として記憶し、 (b)該観測系列の参照系列に対する類似度を算出し、 (c)該類似度の値に応じて該第1移動体に対する該第
    2移動体の動作を分類し、 該観測量は、該第1移動体に対する該第2移動体の相対
    速度ベクトルVと両者間の距離dに関する量を量子化し
    た第1スカラーと、該第1移動体に対する該第2移動体
    の相対位置ベクトルを量子化した第2スカラーとを含む
    ことを特徴とする移動体間動作分類方法。
  7. 【請求項7】 時系列画像が格納される画像記憶部と、 格納された該時系列画像を処理して画像中の移動体間の
    動作を分類する画像処理部と、 を有する移動体間動作分類装置において、該画像処理部
    は、 第1移動体に対する第2移動体の相対動作の特徴量を観
    測量として検出する観測量検出部と、 該観測量の時系列を観測系列として記憶する観測系列記
    憶部と、 該観測系列の参照系列に対する類似度を算出する類似度
    算出部と、 該類似度の値に応じて該第1移動体に対する該第2移動
    体の動作を分類する分類部とを有し、 該観測量は、該第1移動体に対する該第2移動体の相対
    速度ベクトルVと両者間の距離Dに関する量を量子化し
    た第1スカラーと、該第1移動体に対する該第2移動体
    の相対位置ベクトルを量子化した第2スカラーとを含む
    ことを特徴とする移動体間動作分類装置。
  8. 【請求項8】 時系列画像の各々を、複数画素を含むブ
    ロックに分割して処理する移動体識別方法であって、時
    刻(t−1)のフレーム画像に含まれている複数の移動
    体の識別IDが、ブロック単位で付与されているととも
    にブロック単位で移動体の動きベクトルが求められてい
    る場合に、時刻tのフレーム画像に含まれている複数の
    移動体のIDを、ブロック単位で付与するとともにブロ
    ック単位で移動体の動きベクトルを求める移動体識別方
    法において、 (a)該識別IDがIDjである時刻(t−1)のブロ
    ックjをその動きベクトルVjで移動させたときの、時
    刻tの画像フレーム中の対応するブロックiの枠を、−
    Vj移動させ、移動した枠内の時刻(t−1)の画像
    と、時刻tのブロックiの画像との相関度に関係した評
    価値を計算し、 (b)該識別IDがIDkである時刻(t−1)のブロ
    ックkをその動きベクトルVkで移動させたときの、時
    刻tの画像フレーム中の対応する該ブロックjの枠を、
    −Vk移動させ、移動した枠内の時刻(t−1)の画像
    と、該時刻tのブロックjの画像との該相関度に関係し
    た評価値を計算し、 (c)ステップ(a)と(b)で算出された評価値の大
    小関係に基づいて、該時刻tのブロックiがIDjであ
    るかIDkであるかを決定する、 ことを特徴とする移動体識別方法。
  9. 【請求項9】 上記ステップ(a)の評価値は、上記時
    刻tのブロックiの識別IDがIDjであると仮定した
    ときの時刻(t−1)の対応するブロックmの動きベク
    トルVCm(t−1)と、時刻(t−1)のブロックm
    と隣接する、識別IDがIDjであるブロックの動きベ
    クトルVBp(t−1)、p=1〜Naとの差の絶対値
    |VCm(t−1)−VBp(t−1)|に関する量の
    pについての総和を含み、 上記ステップ(b)の評価値は、該時刻tのブロックi
    の識別IDがIDkであると仮定したときの時刻(t−
    1)の対応するブロックnの動きベクトルVCn(t−
    1)と、時刻(t−1)のブロックnと隣接する、識別
    IDがIDkであるブロックの動きベクトルVBq(t
    −1)、q=1〜Nbとの差の絶対値|VCn(t−
    1)−VBq(t−1)|に関する量のqについての総
    和を含む、 ことを特徴とする請求項8記載の移動体識別方法。
  10. 【請求項10】 時系列画像が格納される画像記憶部
    と、 格納された該時系列画像の各々を、複数画素を含むブロ
    ックに分割して処理し、時刻(t−1)のフレーム画像
    に含まれている複数の移動体の識別IDが、ブロック単
    位で付与されているとともにブロック単位で移動体の動
    きベクトルが求められている場合に、時刻tのフレーム
    画像に含まれている複数の移動体のIDを、ブロック単
    位で付与するとともにブロック単位で移動体の動きベク
    トルを求める画像処理部と、 を有する移動体識別装置において、該画像処理部は、 (a)該識別IDがIDjである時刻(t−1)のブロ
    ックjをその動きベクトルVjで移動させたときの、時
    刻tの画像フレーム中の対応するブロックiの枠を、−
    Vj移動させ、移動した枠内の時刻(t−1)の画像
    と、時刻tのブロックiの画像との相関度に関係した評
    価値を計算し、 (b)該識別IDがIDkである時刻(t−1)のブロ
    ックkをその動きベクトルVkで移動させたときの、時
    刻tの画像フレーム中の対応する該ブロックjの枠を、
    −Vk移動させ、移動した枠内の時刻(t−1)の画像
    と、該時刻tのブロックjの画像との該相関度に関係し
    た評価値を計算し、 (c)ステップ(a)と(b)で算出された評価値の大
    小関係に基づいて、該時刻tのブロックiがIDjであ
    るかIDkであるかを決定する、 ことを特徴とする移動体識別装置。
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