JP2003006644A - 掌紋照合システム - Google Patents

掌紋照合システム

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JP2003006644A JP2001183849A JP2001183849A JP2003006644A JP 2003006644 A JP2003006644 A JP 2003006644A JP 2001183849 A JP2001183849 A JP 2001183849A JP 2001183849 A JP2001183849 A JP 2001183849A JP 2003006644 A JP2003006644 A JP 2003006644A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 掌紋照合における照合時間の短縮および照合
精度の向上を実現する。 【解決手段】 上下方向修正手段21は、指部分を含む
掌紋画像(読み込み装置1により読み込まれた掌紋画
像)の上下方向を指部分の位置を考慮して認識し、当該
認識に基づいて当該掌紋画像の上下方向を照合時上下方
向に整合させるように修正する。中心位置修正手段22
は、指部分を含む掌紋画像の中心位置を指部分の位置を
考慮して認識し、当該認識に基づいて当該掌紋画像の中
心位置を照合時中心位置に整合させるように修正する。
照合手段(照合装置3および第2処理装置4によって実
現される手段)は、上下方向修正手段21および中心位
置修正手段22により上下方向および中心位置が修正さ
れた掌紋画像の照合を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、掌紋画像を読み込
んで掌紋の照合を行うコンピュータシステムにおける掌
紋照合システムに関する。
【0002】
【従来の技術】「掌紋照合」の技術は、現在広く使われ
ている「指紋照合」の応用技術であり、照合技術につい
ても指紋照合の技術がふんだんに利用されている。
【0003】一般的に、指紋照合システムや掌紋照合シ
ステムで利用されている照合方法の処理ステップは、以
下のa〜dの4つのステップにより形成されている。
【0004】a.照合対象の指紋/掌紋の上下方向の認
【0005】b.照合対象の指紋/掌紋の中心位置の特
【0006】c.特徴点の抽出
【0007】d.特徴点比較によるスコア(照合結果)
の算出
【0008】ここで、ステップaおよびステップbの処
理が正確に行われれば行われるほど、後のステップにお
ける照合処理(ステップcおよびステップdの処理)で
高い精度の照合結果を得られる効果を期待することがで
きる。
【0009】さて、掌紋照合システムでは、読み込み装
置(画像読み込み装置)から読み込まれた画像につい
て、処理装置および照合装置が使用され、掌紋照合が行
われる。
【0010】従来の掌紋照合システムでは、装置・照合
アルゴリズムの都合により、照合に用いられる画像は、
掌の指部分を除いた「手のひら部分」の画像だけであっ
た。このような指部分の画像を含まない掌紋画像には、
指紋画像と違い、上下方向の判定や中心位置(中心点)
の判別が困難であるという問題がある。ここで、上記の
ように、この2つ(上下方向の判定および中心位置の特
定)は、照合を行う上で非常に重要な要素であり、照合
時間や照合精度に大きな影響(照合時間の増大や照合精
度の低下)をもたらす。
【0011】従来の掌紋照合システムでは、上記のよう
な「指部分を含まない掌紋画像の上下方向および中心位
置の判定の困難性」に鑑み、通常は、この2つのパラメ
ータ(上下方向および中心位置)の決定を行うためにオ
ペレータの操作が必要となり、人間の手作業による上下
方向および中心位置の特定が行われていた。
【0012】すなわち、上下方向の判定には、オペレー
タが上下方向の判定を行い上下方向の指定を行う必要が
あった。
【0013】また、中心位置の特定に関しても、オペレ
ータが、「掌紋画像の切り出し指定」を行い、掌紋画像
をオペレータの手作業により3部分(指の付け根の四指
球部,親指の付け根の母指球部,およびそこを除いた小
指の付け根の小指球部)に分割し、その上で照合を行っ
ていた。
【0014】このような「人間(オペレータ)の手作
業」による場合には、ある程度のシステム知識や業務ノ
ウハウがオペレータに要求され、作業を行うオペレータ
により照合結果が変わってくるおそれがある。また、照
合対象の全掌紋について毎件、当該作業(上下方向の指
定や掌紋画像の切り出しの指定等)を行わなければなら
ず、その手間は計り知れないものがあった。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の掌紋照
合システムでは、指部分の画像が照合に利用されないの
で、以下のaおよびbに示すような問題点があった。
【0016】a.掌紋画像の上下方向の判定や中心位置
の特定が困難であり、オペレータによる操作(手作業)
が必要になるため、照合に多大な労力や長大な時間が必
要となる。
【0017】b.「上下方向の指定」や「掌紋画像の切
り出し指定」等を行うオペレータの知識・能力により照
合結果が変わり、ある程度のシステム知識や業務ノウハ
ウを持つオペレータでないと照合精度の高さを維持する
ことが困難であり、照合精度の低下を引き起こす原因と
なる。
【0018】本発明の目的は、上述の点に鑑み、掌紋照
合を行う際に入力される掌紋画像に指部分を含めた掌全
体の画像を利用することにより、照合時間の短縮および
照合精度の向上を実現することができる掌紋照合システ
ムを提供することにある。
【0019】なお、本発明の掌紋照合システムに対する
従来技術に関する特許公報としては、掌紋の照合を含む
技術を考察している点で本発明と類似している「特開平
08−028109号公報」および「特開平10−04
0012号公報」が存在する。
【0020】上記の特開平08−028109号公報に
記載された技術(「紋様検出把手並びに紋様検出押板お
よびこれらを用いた解錠装置」)は、指紋や掌紋の検出
および照合を行って電気錠の解錠を制御する技術であ
り、「掌紋の照合を行う際に掌紋の位置(上下方向や中
心位置)のチェック・修正を行い、しかもその際の手順
を詳細に明示すること」を特徴とする本発明とは本質的
に相違している。
【0021】また、上記の特開平10−040012号
公報に記載された技術(「仮想ポインティング・デバイ
スの生成指示方法、コンピュータ・システム及び装
置」)は、指や掌を使用して仮想ポインティング・デバ
イスを生成するための技術であり、「掌紋の照合を行う
際に掌紋の位置のチェック・修正を行い、しかもその際
の手順を詳細に明示すること」を特徴とする本発明とは
本質的に相違している。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明の掌紋照合システ
ムは、掌紋画像を読み込んで掌紋の照合を行うコンピュ
ータシステムにおいて、指部分を含む掌紋画像の上下方
向を指部分の位置を考慮して認識し、当該認識に基づい
て当該掌紋画像の上下方向を照合時上下方向に整合させ
るように修正する上下方向修正手段と、指部分を含む掌
紋画像の中心位置を指部分の位置を考慮して認識し、当
該認識に基づいて当該掌紋画像の中心位置を照合時中心
位置に整合させるように修正する中心位置修正手段と、
前記上下方向修正手段および前記中心位置修正手段によ
り上下方向および中心位置が修正された掌紋画像の照合
を行う照合手段とを有する。
【0023】ここで、上記の掌紋照合システムにおける
上下方向修正手段は、「各指先端点の位置座標を特定
し、各指先端点について他指間距離合計値を求め、各他
指間距離合計値の中で一番大きな値を持つものに対応す
る指先端点を親指の指先端点であると特定し、親指を除
いた各指の指先端点の間を結ぶ線の直線近似を行い、当
該直線の傾きに基づき読み込んだ掌紋画像の傾きを判断
して当該掌紋画像の上下方向を認識し、以上の認識を考
慮に入れて自動的に当該掌紋画像の上下方向を修正する
(掌紋画像の上下方向と照合時上下方向とを一致させる
ように読み込んだ掌紋画像の回転を行う)処理」を行う
ように構成することが考えられる。
【0024】また、上記の掌紋照合システムにおける中
心位置修正手段は、「掌紋画像における指間の付け根部
分の座標を認識し、中心位置のY軸方向の平行移動とし
て親指−人差し指間の付け根部分がY軸上にくるように
掌紋画像を平行移動し、当該平行移動後の人差し指−中
指間の付け根部分と中指−薬指間の付け根部分との中心
点の位置座標を認識し、中心位置のX軸方向の平行移動
として人差し指−中指間の付け根部分と中指−薬指間の
付け根部分との中心点のX座標が0になるように掌紋画
像を平行移動する処理」を行うように構成することが考
えられる。
【0025】なお、本発明の掌紋照合システムは、上下
方向修正手段および中心位置修正手段により上下方向お
よび中心位置が修正された掌紋画像の照合を行う照合手
段が存在し、掌紋画像を読み込んで掌紋の照合を行うコ
ンピュータシステムにおける処理装置(例えば、後述す
る図1中の第1処理装置2)を、指部分を含む掌紋画像
の上下方向を指部分の位置を考慮して認識し、当該認識
に基づいて当該掌紋画像の上下方向を照合時上下方向に
整合させるように修正する前記上下方向修正手段,およ
び指部分を含む掌紋画像の中心位置を指部分の位置を考
慮して認識し、当該認識に基づいて当該掌紋画像の中心
位置を照合時中心位置に整合させるように修正する前記
中心位置修正手段として機能するプログラムとして実現
することも可能である。
【0026】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して詳細に説明する。
【0027】(1) 第1の実施の形態
【0028】図1は、本発明の第1の実施の形態に係る
掌紋照合システムの構成を示すブロック図である。
【0029】図1を参照すると、本実施の形態に係る掌
紋照合システムは、照合対象の掌紋の画像(掌紋画像)
を読み込む読み込み装置(画像読み込み装置)1と、画
像処理や読み込み装置1の制御等の処理を行う第1処理
装置2と、掌紋の照合を行う照合装置3と、照合装置3
を制御する第2処理装置4と、第1処理装置2と第2処
理装置4とを接続するネットワーク5(HUB(ハブ)
等の装置を含む)とを含んで構成されている。
【0030】第1処理装置2は、指部分を含む掌紋画像
の上下方向を指部分の位置を考慮して認識し、当該認識
に基づいて当該掌紋画像の上下方向を照合時上下方向
(実際に掌紋照合を行う際における上下方向)に整合さ
せるように修正する上下方向修正手段21と、指部分を
含む掌紋画像の中心位置を指部分の位置を考慮して認識
し、当該認識に基づいて当該掌紋画像の中心位置を照合
時中心位置(実際に掌紋照合を行う際における中心位
置)に整合させるように修正する中心位置修正手段22
とを含んで構成されている。
【0031】なお、照合装置3および第2処理装置4に
よって、上下方向修正手段21および中心位置修正手段
22により上下方向および中心位置が修正された掌紋画
像の照合を行う照合手段が実現される。
【0032】読み込み装置1は、以下のa〜dに示すよ
うな構成・特性を有している。
【0033】a.第1処理装置2に接続されており、制
御(コントロール)を第1処理装置2から受けることも
可能である。
【0034】b.指部分を含む掌の全体画像を読み込め
るだけの解像度と大きさとを有している。
【0035】c.本実施の形態では、連続処理への対処
を考えて、オートフィーダを用いて連続的に掌紋画像が
読み込める装置を想定している。
【0036】d.第1処理装置2としてはコンピュータ
・ワークステーションを考えているので、インタフェー
スはSCSI(Small Computer Sys
tems Interface)インタフェースを想定
している。
【0037】第1処理装置2は、以下のa〜cに示すよ
うな構成・特性を有している。
【0038】a.読み込み装置1の制御が可能であり、
読み込み装置1により読み込まれた画像の処理を行うこ
とができるコンピュータ・ワークステーションによって
実現される。本実施の形態では、PC(Persona
l Computer)/AT(Advanced T
echnology)互換のパーソナルコンピュータが
用いられるものとする。
【0039】b.読み込み装置1とのインタフェース用
にSCSIインタフェースを持ち、第2処理装置4との
接続のためにネットワークインタフェースを装備してい
る。
【0040】c.文字を入力するためのキーボード入力
装置,指示・操作を行うためのマウス装置,および画面
を表示するためのモニタ装置等を付属している。
【0041】照合装置3は、ネットワーク5および第2
処理装置4を介して第1処理装置2より掌紋画像を受け
取ることによって当該掌紋画像の照合を行う。本実施の
形態では、照合装置3は第2処理装置4に接続されてお
り、当該第2処理装置4によって動作制御が行われる。
【0042】第2処理装置4は、UNIX(登録商標)
サーバによって実現され、照合装置3による照合処理の
制御を行う。
【0043】照合装置3と第2処理装置4(UNIXサ
ーバ)とはSCSIインタフェースで接続されており、
照合装置3および第2処理装置4にはともにSCSIの
インタフェース手段が用意されている。また、第2処理
装置4には、ネットワーク5を介して第1処理装置2と
の通信を行うためのネットワークインタフェースが装備
されている。
【0044】なお、本発明の掌紋照合システムを実現す
るためのコンピュータシステムのハードウェア構成は、
図1に示すような構成に限定されるものでないことはい
うまでもない。
【0045】図2は、本実施の形態に係る掌紋照合シス
テムの処理を示す流れ図である。この処理は、掌紋画像
読み取りステップ201と、掌紋画像送信ステップ20
2と、上下方向・中心位置判定および修正ステップ20
3と、特徴点抽出ステップ204と、特徴点情報送信ス
テップ205と、特徴点情報送信・照合指示ステップ2
06と、掌紋照合ステップ207と、照合結果送信ステ
ップ208と、照合結果出力ステップ209とからな
る。
【0046】図3は、図2中の上下方向・中心位置判定
および修正ステップ203の詳細な処理を示す流れ図で
ある。この処理は、指先端点座標認識ステップ301
と、他指間距離合計値算出ステップ302と、親指特定
ステップ303と、指先端点直線近似ステップ304
と、掌紋画像傾き判断ステップ305と、掌紋画像上下
方向修正ステップ306と、指間付け根部分座標認識ス
テップ307と、掌紋画像中心位置Y軸方向平行移動ス
テップ308と、人指し指−中指間付け根部分・中指−
薬指間付け根部分中心点座標認識ステップ309と、掌
紋画像中心位置X軸方向平行移動ステップ310とから
なる。
【0047】図4〜図8は、本実施の形態に係る掌紋照
合システムの具体的な動作を説明するための図である。
【0048】次に、図1〜図8を参照して、上記のよう
に構成された本実施の形態に係る掌紋照合システムの全
体の動作について詳細に説明する。
【0049】本実施の形態に係る掌紋照合システムによ
る掌紋照合の大まかな処理の流れは、以下の通りである
(図2参照)。
【0050】読み込み装置1は、照合処理の対象となる
掌紋画像を読み取り(ステップ201)、当該掌紋画像
を第1処理装置2に送信する(ステップ202)。
【0051】第1処理装置2は、当該掌紋画像の画像処
理を行い、後述する「上下方向・中心位置判定および修
正処理」を行う(ステップ203)。
【0052】さらに、第1処理装置2は、当該掌紋画像
の特徴点の抽出を行い(ステップ204)、ネットワー
ク5を介して第2処理装置4に当該特徴点を示す情報
(特徴点情報)を送信する(ステップ205)。
【0053】第2処理装置4は、照合装置3に当該特徴
点情報を送信し、照合を行わせるように指示する(ステ
ップ206)。
【0054】照合装置3は、第2処理装置4による制御
に基づいて当該掌紋画像についての掌紋照合を行い、そ
の照合結果(スコア値等)を第2処理装置4に返信する
(ステップ207)。
【0055】第2処理装置4は、ネットワーク5を介し
て、第1処理装置2に当該照合結果を送信する(ステッ
プ208)。
【0056】第1処理装置2は、自己のモニタ装置のデ
ィスプレイに当該照合結果を表示する(ステップ20
9)。なお、照合結果の出力態様は、「モニタ装置のデ
ィスプレイへの表示」に限定されるものではなく、プリ
ンタへの印字等の他の出力態様も考えられる。
【0057】次に、第1処理装置2による「上下方向・
中心位置判定および修正処理」(図2のステップ203
参照)における詳細な動作について説明する(図3参
照)。ちなみに、この処理が、本発明と従来の技術との
大きな相違点に該当する。なお、ここでは、図4〜図8
に示す具体例を適宜参照しながら説明する。
【0058】第1処理装置2内の上下方向修正手段21
は、読み込み装置1より照合対象の掌紋画像を受け取っ
た後に、画像処理により、当該掌紋画像における指の先
端部分(指先端点)の位置座標を特定(認識)する(ス
テップ301)。
【0059】例えば、図4に示すような掌紋画像の場合
には、指先端点の位置座標を、それぞれ順番に、A1
(X1,Y1),A2(X2,Y2),A3(X3,Y
3),A4(X4,Y4),およびA5(X5,Y5)
と認識する。
【0060】上下方向修正手段21は、それらの位置座
標を用いて、以下のa〜dに示すようにして、掌紋画像
の上下方向(傾き)の認識および修正(掌紋画像の上下
方向と照合時上下方向(実際に掌紋照合を行う際におけ
る上下方向)とを一致させること)を行う。
【0061】a.各指先端点について、他の指先端点と
の距離を求め、得られた各距離の値の総和(他指間距離
合計値)を求める(ステップ302)。
【0062】例えば、図4に示す場合には、各指先端点
A1〜A5について、他の各指先端点との距離を求め、
得られた距離の値を全て足しあわせて、各指先端点A1
〜A5に対する他指間距離合計値C1〜C5を求める。
【0063】すなわち、図4において、指先端点A1に
ついて、他の各指先端点A2〜A5との距離を求め、得
られた距離を全て足しあわせて得られた値を指先端点A
1に対する他指間距離合計値C1とする。同様に、指先
端点A2と他の各指先端点A1,A3〜A5との距離の
合計値を指先端点A2に対する他指間距離合計値C2と
し、指先端点A3と他の各指先端点A1,A2,A4,
A5との距離の合計値を指先端点A3に対する他指間距
離合計値C3とし、指先端点A4と他の各指先端点A1
〜A3,A5との距離の合計値を指先端点A4に対する
他指間距離合計値C4とし、指先端点A5と他の各指先
端点A1〜A4との距離の合計値を指先端点A5に対す
る他指間距離合計値C5とする。
【0064】b.上記のaで得られた各他指間距離合計
値の中で一番大きな値を持つものに対応する指先端点を
検出し、その指先端点が親指の指先端点であると特定す
る(ステップ303)。
【0065】例えば、図4に示す場合には、C1〜C5
の中で一番大きな値を持つもの(ここではC1が該当す
る)に対応する指先端点である点A1を検出し、その点
A1が親指の指先端点であると特定する。
【0066】c.続いて、最小二乗法を用いて、親指を
除いた各指の指先端点の間を結ぶ線の直線近似を行う
(ステップ304)。なお、この「直線近似」の方法
は、最小二乗法以外の方法でもかまわないことはいうま
でもない。
【0067】例えば、図4に示す場合には、親指の指先
端点A1を除いた各指先端点A2〜A5を結ぶ線の直線
近似を行い、図5に示すように、これにより求められた
直線を「Y=aX+b」とする。
【0068】d.上記のcで求められた直線の傾きに基
づき、掌紋画像の傾きを判断し、当該掌紋画像の上下方
向を認識する(ステップ305)。
【0069】図5に示す場合には、求められた直線が
「Y=aX+b」であるので、各指先端点A2〜A5を
結ぶ線を近似した直線の傾きは「a」であると判断し、
当該掌紋画像は「a」だけ傾いている画像であると認識
する。
【0070】上下方向修正手段21は、以上のことを考
慮に入れ、自動的に当該掌紋画像の上下方向(傾き)を
修正する(読み込んだ掌紋画像の上下方向と照合時上下
方向とを一致させるように掌紋画像の回転を行う)(ス
テップ306)。
【0071】例えば、図5に示す場合には、掌紋画像を
角度「a」だけ回転させて、図6に示すように掌紋画像
の上下方向(傾き)を修正する。
【0072】ここで、図6に示すように、回転後の各指
先端点の位置座標を、それぞれA1’(X1’,Y
1’),A2’(X2’,Y2’),A3’(X3’,
Y3’),A4’(X4’,Y4’),およびA5’
(X5’,Y5’)とする。
【0073】次に、第1処理装置2内の中心位置修正手
段22は、以下のa〜dに示すようにして、掌紋画像の
中心点(中心位置)を照合時中心位置(実際に掌紋照合
を行う際における中心位置、すなわちXY座標の原点)
に移動(修正)する。
【0074】a.ステップ306における回転後の掌紋
画像における指間の付け根部分の位置座標(親指−人差
し指間,人差し指−中指間,中指−薬指間,および薬指
−小指間の付け根部分の座標)を認識する(ステップ3
07)。
【0075】例えば、図6に示す場合には、回転後の掌
紋画像における指の付け根部分の位置座標を、それぞれ
親指−人差し指間,人差し指−中指間,中指−薬指間,
および薬指−小指間の順に、B1(X6,Y6),B2
(X7,Y7),B3(X8,Y8),およびB4(X
9,Y9)と認識する。
【0076】b.中心位置のY軸方向の平行移動とし
て、親指−人差し指間の付け根部分がY軸上にくるよう
に掌紋画像を平行移動する(ステップ308)。
【0077】例えば、図6に示す場合には、親指−人差
し指間の付け根部分B1(X6,Y6)が、図7に示す
ようにB1’(X6,0)となるように、掌紋画像の中
心位置を平行移動する。なお、移動後の人差し指−中指
間,中指−薬指間,および薬指−小指間の付け根部分の
座標を、B2’(X7,Y7’),B3’(X8,Y
8’),およびB4’(X9,Y9’)とする。
【0078】c.ステップ308における移動後の人差
し指−中指間の付け根部分と中指−薬指間の付け根部分
との中心点の座標を認識する(ステップ309)。
【0079】図7に示す場合には、点B2’と点B3’
との中心点を点D(X10,Y10)とし、その座標を
認識する。
【0080】d.中心位置のX軸方向の平行移動とし
て、人差し指−中指間の付け根部分と中指−薬指間の付
け根部分との中心点のX座標が0になるように、掌紋画
像の中心位置を平行移動する(ステップ310)。
【0081】図7に示す場合には、図8に示すように、
点DのX座標が0になるように、掌紋画像のX座標を−
X10だけ平行移動する(移動後の人差し指−中指間の
付け根部分と中指−薬指間の付け根部分との中心点は点
D’(0,Y10)となる)。
【0082】なお、ステップ305の処理とステップ3
06の処理との間に(上下方向(傾き)を認識してから
掌紋画像を回転させるまでの間に)、あらかじめ、掌紋
画像を図5における「−b」だけY軸方向に平行移動さ
せることもできる。図4および図5に示す場合には、そ
の際の移動後の各指先端点の位置座標は、A1’’(X
1,Y1−b),A2’’(X2,Y2−b),A
3’’(X3,Y3−b),A4’’(X4,Y4−
b),およびA5’’(X5,Y5−b)となる。
【0083】(2) 第2の実施の形態
【0084】図9は、本発明の第2の実施の形態に係る
掌紋照合システムの構成を示すブロック図である。
【0085】図9を参照すると、本発明の第2の実施の
形態に係る掌紋照合システムは、図1に示した第1の実
施の形態に係る掌紋照合システムに対して、掌紋照合処
理用プログラム900を備える点が異なっている。
【0086】掌紋照合処理用プログラム900は、第1
処理装置2に読み込まれ、当該第1処理装置2の動作を
上下方向修正手段21および中心位置修正手段22とし
て制御する。掌紋照合処理用プログラム900の制御に
よる第1処理装置2の動作(上下方向修正手段21およ
び中心位置修正手段22の動作)は、第1の実施の形態
における上下方向修正手段21および中心位置修正手段
22の動作と全く同様になるので、その詳しい説明を割
愛する。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
照合に使用する画像に指部分を含めた掌全体の画像を利
用することにより、指部分を含めることによって掌紋画
像の上下方向に明らかな特徴の違いが出てくることを用
いて、掌紋画像の上下方向の特定を画像処理において自
動的に行うことが可能になる。
【0088】また、掌紋画像に指部分が含まれることに
より、指部分の位置関係を考慮することによって、正確
な掌紋の中心位置の特定を画像処理において自動的に正
確に行うことが可能になる。
【0089】すなわち、本発明の掌紋照合システムで
は、掌紋画像の傾き(上下方向)の修正や中心位置の修
正(移動)を確実かつ容易に行うことが可能になり、掌
紋照合におけるオペレータによる介入を少なくすること
ができ(掌紋照合の完全自動化も実現することができ
る)、照合精度の向上(「掌紋照合」における品質のば
らつきがなくなること等)や照合時間の短縮を図ること
ができるという効果が生じる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る掌紋照合シス
テムの構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す掌紋照合システムの処理を示す流れ
図である。
【図3】図2中の上下方向・中心位置判定および修正ス
テップの詳細な処理を示す流れ図である。
【図4】図1に示す掌紋照合システムの具体的な動作を
説明するための図である。
【図5】図1に示す掌紋照合システムの具体的な動作を
説明するための図である。
【図6】図1に示す掌紋照合システムの具体的な動作を
説明するための図である。
【図7】図1に示す掌紋照合システムの具体的な動作を
説明するための図である。
【図8】図1に示す掌紋照合システムの具体的な動作を
説明するための図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係る掌紋照合シス
テムの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 読み込み装置 2 第1処理装置 3 照合装置 4 第2処理装置 5 ネットワーク 21 上下方向修正手段 22 中心位置修正手段 900 掌紋照合処理用プログラム

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 掌紋画像を読み込んで掌紋の照合を行う
    コンピュータシステムにおいて、指部分を含む掌紋画像
    の上下方向を指部分の位置を考慮して認識し、当該認識
    に基づいて当該掌紋画像の上下方向を照合時上下方向に
    整合させるように修正する上下方向修正手段と、指部分
    を含む掌紋画像の中心位置を指部分の位置を考慮して認
    識し、当該認識に基づいて当該掌紋画像の中心位置を照
    合時中心位置に整合させるように修正する中心位置修正
    手段と、前記上下方向修正手段および前記中心位置修正
    手段により上下方向および中心位置が修正された掌紋画
    像の照合を行う照合手段とを有することを特徴とする掌
    紋照合システム。
  2. 【請求項2】 上下方向修正手段が、「各指先端点の位
    置座標を特定し、各指先端点について他指間距離合計値
    を求め、各他指間距離合計値の中で一番大きな値を持つ
    ものに対応する指先端点を親指の指先端点であると特定
    し、親指を除いた各指の指先端点の間を結ぶ線の直線近
    似を行い、当該直線の傾きに基づき読み込んだ掌紋画像
    の傾きを判断して当該掌紋画像の上下方向を認識し、以
    上の認識を考慮に入れて自動的に当該掌紋画像の上下方
    向を修正する処理」を行うことを特徴とする請求項1記
    載の掌紋照合システム。
  3. 【請求項3】 中心位置修正手段が、「掌紋画像におけ
    る指間の付け根部分の座標を認識し、中心位置のY軸方
    向の平行移動として親指−人差し指間の付け根部分がY
    軸上にくるように掌紋画像を平行移動し、当該平行移動
    後の人差し指−中指間の付け根部分と中指−薬指間の付
    け根部分との中心点の位置座標を認識し、中心位置のX
    軸方向の平行移動として人差し指−中指間の付け根部分
    と中指−薬指間の付け根部分との中心点のX座標が0に
    なるように掌紋画像を平行移動する処理」を行うことを
    特徴とする請求項1または請求項2記載の掌紋照合シス
    テム。
  4. 【請求項4】 掌紋画像の上下方向の修正を行う前提と
    なる「親指を除いた各指の指先端点の間を結ぶ線の直線
    近似」を最小二乗法を用いて行う上下方向修正手段を有
    することを特徴とする請求項2または請求項3記載の掌
    紋照合システム。
  5. 【請求項5】 照合対象の掌紋画像を読み込む読み込み
    装置と、上下方向修正手段および中心位置修正手段を備
    えることによって前記読み込み装置により読み込まれた
    掌紋画像の上下方向および中心位置を修正し、当該掌紋
    画像の特徴点を抽出し、照合手段による照合結果を出力
    する第1処理装置と、照合手段を実現するための照合装
    置および第2処理装置とを含むコンピュータシステムに
    おいて実現されることを特徴とする請求項1,請求項
    2,請求項3,または請求項4記載の掌紋照合システ
    ム。
  6. 【請求項6】 上下方向修正手段および中心位置修正手
    段により上下方向および中心位置が修正された掌紋画像
    の照合を行う照合手段が存在し、掌紋画像を読み込んで
    掌紋の照合を行うコンピュータシステムにおける処理装
    置を、指部分を含む掌紋画像の上下方向を指部分の位置
    を考慮して認識し、当該認識に基づいて当該掌紋画像の
    上下方向を照合時上下方向に整合させるように修正する
    前記上下方向修正手段,および指部分を含む掌紋画像の
    中心位置を指部分の位置を考慮して認識し、当該認識に
    基づいて当該掌紋画像の中心位置を照合時中心位置に整
    合させるように修正する前記中心位置修正手段として機
    能させるためのプログラム。
  7. 【請求項7】 上下方向修正手段が、「各指先端点の位
    置座標を特定し、各指先端点について他指間距離合計値
    を求め、各他指間距離合計値の中で一番大きな値を持つ
    ものに対応する指先端点を親指の指先端点であると特定
    し、親指を除いた各指の指先端点の間を結ぶ線の直線近
    似を行い、当該直線の傾きに基づき読み込んだ掌紋画像
    の傾きを判断して当該掌紋画像の上下方向を認識し、以
    上の認識を考慮に入れて自動的に当該掌紋画像の上下方
    向を修正する処理」を行うことを特徴とする請求項6記
    載のプログラム。
  8. 【請求項8】 中心位置修正手段が、「掌紋画像におけ
    る指間の付け根部分の座標を認識し、中心位置のY軸方
    向の平行移動として親指−人差し指間の付け根部分がY
    軸上にくるように掌紋画像を平行移動し、当該平行移動
    後の人差し指−中指間の付け根部分と中指−薬指間の付
    け根部分との中心点の位置座標を認識し、中心位置のX
    軸方向の平行移動として人差し指−中指間の付け根部分
    と中指−薬指間の付け根部分との中心点のX座標が0に
    なるように掌紋画像を平行移動する処理」を行うことを
    特徴とする請求項6または請求項7記載のプログラム。
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