JP2003006491A - 予約システム、サーバ、プログラム、記録媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の同業店舗の中から顧客の希望条件に適
合した店舗を効率的に検索、訪問予約でき、簡単な手続
で顧客から複数の同業者に対して質問や資料請求が可能
な予約システム、サーバ、プログラムおよび記憶媒体を
提供すること。 【解決手段】 予約システム１は、サーバ３と、双方向
通信可能なネットワーク５を介してサーバ３に接続され
た顧客側の端末７と店舗側の端末９を含む。サーバ３
は、会員データベース１５、店舗データベース１７、希
望条件データベース１９、質問回答データベース２１を
有する。サーバ３は、端末７から入力された希望条件情
報９０に適合する店舗を店舗データベース１７から検索
可能であり、店舗の訪問予約が可能であり、検索された
店舗に向けて希望条件情報９０を伝達可能である。端末
９は、端末７に向けて訪問勧誘情報を送信可能である。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、顧客が店舗を訪問
する際に用いられるのに好適な予約システム、サーバ、
プログラムおよび記憶媒体に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】顧客が何らかの希望要件を持って店舗を
訪問することがある。例えば、顧客が家の新築、増改
築、建替え等を考えている時には、工事に関する相談や
製品の見学等を希望して住宅メーカーのショールームを
訪問する。

【０００３】この際、顧客は各ショールームについて調
査を行い、場所や開店時間、見学可能な製品等の情報を
得る。希望の条件に適合するショールームが見つかれば
訪問予約を行い、その後訪問するのが一般的である。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】調査の方法としては、
インターネットを利用して各住宅メーカーのホームペー
ジを閲覧する方法が最近では多くなりつつある。しかし
ながらこれまで、各住宅メーカーのホームページは存在
していても、それらを統括したサイトは無かった。すな
わち、住宅設備業界のショールームの情報を一覧できる
ような手段は従来では無かった。そのため、顧客は複数
のサイトにアクセスして、希望の条件を満たすショール
ームを探さなければならず、不便であった。

【０００５】また、訪問予約に関しても必ずしも便利で
はなかった。ホームページ上でショールームの訪問予約
が可能なものもあるが、これは全メーカーではなく、一
部のメーカーである。顧客は自分の希望の条件に合うシ
ョールームを見つけて訪問予約をすることが必ずしも容
易ではなかった。

【０００６】従来ではこのようにショールームの検索、
訪問予約は主に顧客側からの行動によりなされてきた。
ショールーム側が顧客の希望条件に適合するショールー
ムを提示して、訪問勧誘活動を行うための手段が無かっ
た。

【０００７】また従来では、顧客は質問がある場合、メ
ーカー毎に質問する必要がある。そのため、顧客は何度
も同じ手続を繰り返さなければならず、煩雑であった。
顧客が資料を請求したい場合も同様で、各メーカーに対
して同じ手続を繰り返さなければならなかった。

【０００８】上記では店舗として住宅メーカーのショー
ルームを例示したが、これに限らずその他の種類の店舗
についても同様の問題が発生していた。

【０００９】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、複数の同業店舗の
中から顧客の希望条件に適合した店舗を効率的に検索で
き、かつ容易に訪問予約でき、さらに簡単な手続で顧客
から複数の同業者に対して質問や資料請求が可能な予約
システム、サーバ、プログラムおよび記憶媒体を提供す
ることにある。

【００１０】

【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために第１の発明は、通信機能を有する端末と、前記端
末とネットワークを介して接続されたサーバとを備えた
予約システムであって、前記サーバは、複数の同業店舗
に関する店舗情報を保持する店舗データベースと、前記
端末から入力された訪問希望条件に適合する店舗を前記
店舗データベースから検索する店舗検索手段と、店舗の
訪問を予約する予約手段と、を具備することを特徴とす
る予約システムである。

【００１１】第１の発明では、店舗検索手段により、複
数の同業店舗の中から訪問希望条件に適合する店舗を店
舗データベースから検索する。また、予約手段により、
条件に適合する店舗の訪問を予約する。

【００１２】本明細書における端末とは、一般的には通
信機能を備えたコンピュータ装置であるがこれに限定す
るものではない。端末は、ネットワークに接続可能な家
電装置や携帯端末装置、携帯電話装置でもよく、例え
ば、ウエッブテレビジョン、通信機能付ゲーム機器、携
帯電話、ＰＨＳ、ＰＤＡ（Ｐｅｒｓｏｎａｌ Ｄｉｇｉ
ｔａｌ Ａｓｓｉｓｔａｎｔ）等を含む。

【００１３】本明細書における店舗とは、物品やサービ
スの販売を行うものだけでなく、サービスを提供するも
の、例えばショールーム等を含む。

【００１４】第２の発明は、端末と、前記端末とネット
ワークを介して接続されたサーバとを備えた予約システ
ムであって、前記複数の端末は、顧客側端末と、複数の
店舗側端末とからなり、前記サーバは、複数の同業店舗
に関する店舗情報を保持する店舗データベースと、前記
顧客側端末から入力された訪問希望条件に適合する店舗
を前記店舗データベースから検索する店舗検索手段と、
検索された店舗に向けて前記訪問希望条件を伝達する条
件伝達手段と、を具備し、前記店舗側端末は、前記顧客
側端末に向けて訪問勧誘情報を送信する勧誘送信手段を
具備することを特徴とする予約システムである。

【００１５】第２の発明では、店舗検索手段により、複
数の同業店舗の中から訪問希望条件に適合する店舗を店
舗データベースから検索する。訪問希望条件とは例え
ば、日時、場所、希望相談内容等である。サーバは、条
件伝達手段により店舗に向けて訪問希望条件を伝達す
る。そして、店舗側端末は、顧客側端末に向けて訪問勧
誘情報を送信する。

【００１６】第３の発明は、通信機能を有する端末とネ
ットワークを介して接続されたサーバであって、複数の
同業店舗に関する店舗情報を保持する店舗データベース
と、前記端末から入力された訪問希望条件に適合する店
舗を前記店舗データベースから検索する店舗検索手段
と、店舗の訪問を予約する予約手段と、を具備すること
を特徴とするサーバである。

【００１７】第３の発明では、店舗検索手段により、複
数の同業店舗の中から訪問希望条件に適合する店舗を店
舗データベースから検索する。また、予約手段により、
条件に適合する店舗を予約する。

【００１８】第４の発明は、顧客側端末および複数の店
舗側端末からなる端末とネットワークを介して接続され
たサーバであって、複数の同業店舗に関する店舗情報を
保持する店舗データベースと、前記顧客側端末から入力
された訪問希望条件に適合する店舗を前記店舗データベ
ースから検索する店舗検索手段と、検索された店舗に向
けて前記訪問希望条件を伝達する条件伝達手段と、を具
備することを特徴とするサーバである。

【００１９】第４の発明では、店舗検索手段により、複
数の同業店舗の中から訪問希望条件に適合する店舗を店
舗データベースから検索する。また、条件伝達手段によ
り店舗に向けて訪問希望条件を伝達する。

【００２０】第５の発明は、コンピュータをして上記記
載のサーバとして機能せしめることを特徴とするコンピ
ュータプログラムである。このプログラムをネットワー
クを介して流通させることができる。

【００２１】第６の発明は、上記記載のコンピュータプ
ログラムが格納されたコンピュータ読み取り可能な記憶
媒体である。この記録媒体を流通させることができる。

【００２２】

【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を詳細に説明する。ここでは、住宅メーカーの
ショールームを訪問する際の予約システムを例にとり説
明する。図１は、本発明の実施の形態に係る予約システ
ム１の概略構成図である。予約システム１は、サーバ３
と、双方向通信可能なネットワーク５を介してサーバ３
に接続された複数の端末７、９とから主に構成されてい
る。

【００２３】端末７、９は、顧客側の端末７−１、７−
２、…と店舗側の端末９−１、９−２、…を含む。端末
７−１、７−２は、顧客１１−１、１１−２が操作する
端末である。端末９−１、９−２は、店舗１３−１、店
舗１３−２における端末である。なお、本実施の形態に
おいては、店舗は主にショールームを指すものとする。

【００２４】ここでは、サーバ３、端末７、９は、通信
機能を備えたコンピュータ装置を想定しているがこれに
限定するものではない。端末７、９は例えばネットワー
クに接続可能な家電装置や携帯端末装置、携帯電話装置
でもよい。

【００２５】サーバ３は、会員データベース１５、店舗
データベース１７、希望条件データベース１９、質問回
答データベース２１を有する。

【００２６】会員データベース１５は、会員となった顧
客の個人情報である会員情報３０を保持するデータベー
スである。図２に会員情報３０の項目例を示す。会員情
報３０は、氏名３１、フリガナ３３、性別３５、年齢３
７、住所３９、電話番号４１、ＦＡＸ４３、メールアド
レス４５、ＩＤ４７、パスワード４９、家族構成５１、
計画５３、施工住所５５、施工場所５７、施工時期５
９、施工業者６１、建物種別６１、築年数６５、その他
６７等の項目を有する。

【００２７】氏名３１は苗字と名である。フリガナ３３
は氏名の読み方であり、ひらがな、あるいは片仮名とす
る。性別３５は男、女いずれかである。年齢３７は満年
齢でもよく、あるいは何歳代のように概ねの年齢でもよ
い。住所３９は居住地の住所であり、郵便番号も含める
ことが好ましい。電話番号４１は自宅、または連絡先の
電話番号である。ＦＡＸ４３はＦＡＸ番号であり、場合
によっては省略可能である。

【００２８】メールアドレス４５は電子メールを送信す
る際に宛先となるアドレスである。ＩＤ４７は、各会員
を識別するために会員毎に割り当てられた文字列であ
る。数字やアルファベット等を組み合わせて用いること
が多い。パスワード４９は各会員を識別するための文字
列である。会員自身が所望の文字列を設定するようにし
てもよい。

【００２９】家族構成５１は例えば、夫婦、子供何人等
の構成を意味し、各人の年齢を含んでもよい。計画５３
は、新築、増改築、建替え等の工事の計画種別である。
施工住所５５は工事を行う場所の住所である。施工場所
５７は工事を行う空間であり、例えば改築を行う場合に
は、トイレ、洗面所、台所等である。施工時期５９は顧
客が予定する工事期間である。施工業者６１は施工を依
頼する業者の決定の有無、決定している場合にはその業
者名である。

【００３０】建物種別６３は工事対象の建物の種別であ
り、例えば木造、鉄筋コンクリート等である。築年数６
５は増改築の場合、その対象となる建物が建築されてか
らの年数である。その他６７は顧客の要望等、上記項目
以外の情報である。会員情報３０は、顧客側の端末７か
ら入力可能である。

【００３１】店舗データベース１７は、ここでは、住宅
メーカーのショールームの店舗情報７０を保持するデー
タベースである。このデータベースでは同業の複数の店
舗に関する情報が一括管理されている。図３に店舗情報
７０の項目例を示す。店舗情報７０は、店舗名７１、店
舗名（よみ）７３、住所７５、地図データ７７、開店日
時７９、休日８１、展示商品８３、展示面積８５、特長
８７等の項目を有する。

【００３２】店舗名７１は店舗やショールームの名称で
ある。店舗名（よみ）７３は店舗名の読み方であり、ひ
らがな、あるいは片仮名とする。住所７５は所在地の住
所である。地図データ７７は所在地とその近傍の地図で
あり、画像データである。なお、住所７５あるいは地図
データ７７にショールームへの行き方の交通情報を含ん
でもよい。

【００３３】開店日時７９はショールームの開店日、時
間帯である。休日８１はショールームの閉店日である。
展示商品８３は展示している商品情報である。展示面積
８５は展示商品の面積、または総展示面積としてもよ
い。特長８７は各ショールームの特長であり、例えば顧
客にアピールするためのセールスポイントであってもよ
い。店舗情報７０は、店舗側の端末９から入力可能であ
る。

【００３４】希望条件データベース４１は、顧客がショ
ールームを訪問する際の顧客側の訪問希望条件を含む希
望条件情報９０を保持するデータベースである。図４に
希望条件情報９０の項目例を示す。希望条件情報９０は
氏名３１、ＩＤ４７、希望訪問日９１、希望訪問時間９
３、希望訪問場所９５、訪問目的９７、希望空間９９等
の項目を有する。

【００３５】希望訪問日９１は訪問を希望する日であ
る。希望訪問時間９３は訪問を希望する時間である。例
えばショールーム側がいくつかの時間帯を提示してお
き、その中から顧客が選択するようにしてもよい。希望
訪問場所９５は訪問を希望する場所である。地域や最寄
り駅を指定するようにしてもよい。希望条件を満たすシ
ョールームを検索する際にはこの場所にショールームが
所在することが必要になる。

【００３６】訪問目的９７は訪問する目的であり、例え
ば新築、増改築の種別や希望相談内容としてもよい。希
望空間９９は工事対象や相談対象となる空間である。希
望条件情報９０は、顧客側の端末７から入力可能であ
る。

【００３７】質問回答データベース２１は、顧客からの
質問とそれに対する回答の質問回答情報１００を保持す
るデータベースである。図５に質問回答情報１００の項
目例を示す。質問回答情報１００は質問者ＩＤ１０１、
質問内容１０３、回答者１０５、回答内容１０７等の項
目を有する。

【００３８】質問者ＩＤ１０１は質問した顧客のＩＤで
あり、ＩＤ４７と同等のものである。質問内容１０３は
質問の内容である。回答者１０５は質問に対して回答し
たメーカー、店舗、担当者等のいずれか、あるいはそれ
らの組み合わせとしてもよい。回答内容１０７は質問に
対する回答の内容である。

【００３９】上述の各情報に含まれる項目は例であり、
これに限定するものではない。上記項目が必ず必要とい
うわけではなく、また、上記以外の項目が含まれていて
もよい。

【００４０】サーバ３は、店舗検索エンジンを有する。
これにより、顧客側の端末７から入力された希望条件情
報９０に適合するショールームを店舗データベース１７
から検索可能である。さらにサーバ３には所定の予約ソ
フトが組み込まれており、ショールームの訪問予約が可
能である。また、端末７がサーバ３にアクセスし、所定
の操作を行うことにより、これらの店舗検索、訪問予約
を行うことができるよう構成されている。

【００４１】サーバ３は、検索されたショールームに向
けて希望条件情報９０を伝達可能である。伝達方法とし
ては、各ショールームに対して電子メールを送信しても
よく、あるいは各ショールームが閲覧可能なようにＷｅ
ｂ上のサイトに表示してもよい。

【００４２】また、サーバ３は、顧客側の端末７から入
力された質問事項や資料請求事項を受信可能である。サ
ーバ３は、これらの質問事項や資料請求事項を店舗側の
端末９に伝達可能である。この伝達方法としては、電子
メールによる送信、あるいはＷｅｂ上のサイトへの表示
としてもよい。

【００４３】さらにサーバ３は、会員情報３０や希望条
件情報９０等を分析する機能を有する。これらの情報を
分析して、例えば、どの季節に増改築が多いか、築何年
頃に増改築の多いか等を分析する。そして、分析結果を
店舗側の端末９に伝達する。

【００４４】店舗側の端末９は、端末７に向けて訪問勧
誘情報を送信可能である。また、端末９は、上記の質問
事項に対する回答、および上記資料請求事項に対応する
資料を送信可能である。

【００４５】次に、図６を参照しながら、本予約システ
ム１を用いて希望条件に合うショールームを検索し、訪
問するショールームを決定するまでの動作について説明
する。

【００４６】顧客１１は端末７により、ネットワーク５
を介してサーバ３にアクセスし、本システムが提供され
るサイトに入る。ここで、顧客１１は端末７から、会員
登録を行う（ステップ６０１）。このとき端末７に表示
される会員登録画面の一例を図１０に示す。

【００４７】図１０の会員登録画面では、会員の氏名３
１、フリガナ３３、性別３５、年齢３７、住所３９、電
話番号４１、ＦＡＸ４３、メールアドレス４５、計画５
３、施工住所５５、施工時期５９を入力するようになっ
ている。

【００４８】必要に応じて、その他の項目も登録するよ
うにしてもよい。サーバ３は、このようにして登録され
た会員情報３０を会員データベース１５に保存する（ス
テップ６０２）。

【００４９】会員登録後は、各会員を識別するために会
員毎にＩＤとパスワードを設定することが好ましい。そ
して、会員が本システムの運営されているサイトにアク
セスするときはこのＩＤとパスワードの入力を必要とす
ることが好ましい。

【００５０】ショールーム側では端末９により、ネット
ワーク５を介してサーバ３にアクセスし、店舗情報７０
を入力し、店舗登録を行う（ステップ６０３）。なお、
この店舗登録はオフラインで行ってもよい。サーバ３
は、登録された店舗情報７０を店舗データベース１７に
保存する（ステップ６０４）。

【００５１】ここで、参加費用として本システムに登録
する店舗から課金を徴収するようにしてもよい。

【００５２】次に顧客１１は、サイト上にて訪問希望条
件を登録する（ステップ６０５）。このとき端末７に表
示される予約・登録画面の一例を図１１に示す。

【００５３】図１１の予約・登録画面では、会員の氏名
３１、性別３５、年齢３７、建物種別６３、家族構成５
１、施工場所５７、その他６７、築年数６５、希望訪問
場所９５、希望訪問日９１、希望訪問時間９３を入力す
るようになっている。ここでは希望訪問時間９３は、設
定された時間帯から選択するようになっている。

【００５４】サーバ３は、このようにして登録された希
望条件情報９０や会員情報３０の一部を希望条件データ
ベース１９に保存する（ステップ６０６）。次に、サー
バ３は登録された希望訪問場所９５、希望訪問日９１、
希望訪問時間９３等の希望条件に適合するショールーム
を検索する（ステップ６０７）。

【００５５】サーバ３は、検索後、条件に適合するショ
ールームのみにステップ６０５で登録された情報を伝達
する（ステップ６０８）。伝達方法としては、各ショー
ルームに対して電子メールを送信してもよく、あるいは
各ショールームが閲覧可能なようにＷｅｂ上のサイトに
表示してもよい。

【００５６】このとき希望条件に該当した端末９に表示
される画面の一例を図１２に示す。図１２は新宿エリア
のＡメーカーのショールームの端末で表示される画面で
ある。画面ではこのショールームが該当する条件を登録
した３人の顧客のリストが表示される。リストには顧客
の氏名３１、希望訪問日９１、希望訪問時間９３、希望
空間９９が表示される。

【００５７】ここで、リスト中の顧客の一人を選択して
図１２の画面上の詳細ボタン１２０１をクリックする
と、顧客や顧客の希望の詳細内容、例えばステップ６０
５で登録された情報を見ることができるよう構成されて
いる。

【００５８】このとき端末９に表示される詳細画面の一
例を図１３に示す。図１３は新宿エリアのＡメーカーの
ショールームが大日本太郎という会員を選択した場合の
例である。図１３では一部の表示を省略して図示してい
る。実際には図１３の「その他アンケート情報表示」部
に詳細情報を表示する。

【００５９】ショールーム側はその情報により、顧客の
希望内容を把握できるので事前に準備することが可能に
なる。また、顧客の個人的な情報から顧客のイメージを
把握でき、重要顧客かどうか判断して応対にあたること
ができる。

【００６０】さらに図１３の画面では「コメントフォー
ム」を用いて顧客に勧誘情報を容易に送信できるよう構
成されている。「コメントフォーム」にはメーカー名、
ショールーム名、および所定の勧誘文書が記載されてい
る。「コメントフォーム」は編集可能であり、ショール
ーム側が会員の希望に応じた内容を盛り込むことができ
る。

【００６１】ショールーム側は「コメントフォーム」の
内容を確認後、この勧誘文書を会員に送信する（ステッ
プ６０９）。ここでは図１３の送信ボタン１３０１をク
リックすることにより、送信が実行されるよう構成され
ている。送信方法としては、直接顧客に電子メールを送
信してもよく、あるいはサーバ３に送信して会員が閲覧
できるようＷｅｂ上のサイトに表示してもよい。

【００６２】なお、希望条件に適合するショールームが
複数ある場合は、最も早くサーバ３にアクセスしたショ
ールームにのみ訪問希望の顧客がいることを伝達する。
あるいは条件に適合する全てのショールームに伝達する
ようにしてもよい。この場合、各ショールーム側は顧客
に対して魅力的な勧誘情報を競って提示することが予想
されるので、サービス性の向上が期待できる。

【００６３】顧客側の端末７では、ショールームからの
勧誘情報を受信する。そして、その情報に基づき訪問す
るショールームを決定する（ステップ６１０）。複数の
ショールームから勧誘情報を受信した場合には、顧客は
それらを比較して最も好ましいショールームを選択する
ことができる。

【００６４】以上述べたように、顧客は訪問希望条件を
登録するだけで、条件に適合したショールームから勧誘
情報を得ることができる。ショールームの検索はサーバ
が行うので、従来顧客が行っていた各メーカーにアクセ
スして各ショールームの内容を調査するという煩雑な作
業が不要である。顧客は受信した勧誘情報に基づき訪問
するショールームを選択するだけでよく、訪問するショ
ールームを容易に決定することができる。

【００６５】ショールーム側は店舗情報を登録するだけ
で、訪問希望の顧客の存在を容易に知ることができる。
よって、勧誘の機会を増やすことができ、ショールーム
側からの積極的な勧誘活動が可能となる。また、条件に
適合した顧客の情報のみ伝達されるので、効率的であ
る。さらに顧客の希望内容を予め把握できるので、それ
に応じた準備を事前にすることができる。例えば、顧客
が見たい商品の在庫確認を事前にしておき、商品が在庫
切れの場合は訪問までに取り寄せておく。そして、訪問
時に顧客が希望する商品を提示して、効果的な営業活動
を行うことが可能になる。

【００６６】次に、図７を参照しながら、本予約システ
ム１を用いて顧客が希望条件に合うショールームを訪問
予約するまでの動作について説明する。ここで、図７の
ステップ７０１〜７０４までの動作についてはそれぞれ
図６のステップ６０１〜６０４の動作と同じなので、説
明を省略する。

【００６７】顧客１１は、サイト上にて訪問希望条件を
入力する（ステップ７０５）。このとき端末７に表示さ
れる予約・登録画面は図１１に示すようなものが考えら
れる。

【００６８】次に顧客１１は端末７を介してサーバ３に
より入力した希望条件に適合するショールームを検索す
る（ステップ７０６）。検索の結果、条件に該当するシ
ョールームの一覧が端末７に表示される（ステップ７０
７）。顧客はその検索結果から訪問するショールームを
決定する（ステップ７０８）。そして、顧客は端末７を
介してサーバ３の訪問予約手段により訪問するショール
ーム訪問予約をする（ステップ７０９）。

【００６９】サーバ３は予約の入ったショールームに対
して予約情報を伝達する。伝達方法としては、各ショー
ルームに対して電子メールを送信してもよく、あるいは
各ショールームが閲覧可能なようにＷｅｂ上のサイトに
表示してもよい。

【００７０】ショールーム側の端末９では予約情報を受
信する（ステップ７１０）。予約情報には顧客がステッ
プ７０５で入力した希望条件が含まれる。ショールーム
側は予約情報により、顧客のイメージや顧客の希望内容
を把握して、事前に準備を行う。

【００７１】以上述べたように、顧客は訪問希望条件を
入力して、複数メーカーの多数のショールームの中か
ら、条件に適合するショールームを検索することができ
る。従来行っていた顧客が各メーカーにアクセスして各
ショールームの内容を調査するという煩雑な手間が不要
である。顧客は検索結果の一覧から容易に訪問するショ
ールームを決定して予約をすることができる。

【００７２】ショールーム側は店舗情報を登録するだけ
で、条件に適合した顧客からの訪問予約を受け付けるこ
とができる。容易に訪問予約できるので従来よりも多数
の顧客からの訪問を期待できる。また、顧客の希望内容
を予め把握できるので、それに応じた準備を事前にする
ことができる。よって、訪問時には効果的な営業活動を
行うことが可能である。

【００７３】次に、図８を参照しながら、本予約システ
ム１を用いて質問・回答を行う場合の動作について説明
する。ここで、図８のステップ８０１〜８０４までの動
作についてはそれぞれ図６のステップ６０１〜６０４の
動作と同じなので、説明を省略する。

【００７４】顧客１１は、端末７から質問事項を入力す
る（ステップ８０５）。サーバ３はこの質問事項を質問
回答データベース２１に保存する（ステップ８０６）。

【００７５】サーバ３は質問事項をＷｅｂ上のサイトに
表示する（ステップ８０７）。ショールーム側は端末９
によりこのサイトにアクセスし、質問事項を閲覧し（ス
テップ８０８）、質問の回答をサーバ３へ送信する（ス
テップ８０９）。

【００７６】サーバ３ではこの回答を質問回答データベ
ース２１に保存する（ステップ８１０）。サーバ３は質
問した顧客に宛てて回答を伝達する。そして、顧客は回
答を受信する（ステップ８１１）。

【００７７】ここでの伝達は質問した顧客に対して直接
電子メールを送信してもよい。あるいは、質問した顧
客、および質問していない会員が閲覧可能なようにＷｅ
ｂ上のサイトに表示してもよい。あるいは、ショールー
ム側からサーバ３を介さずに直接会員へ電子メール等の
方法で回答を送信するようにしてもよい。

【００７８】以上述べたように、顧客は質問事項を一度
入力するだけで複数のショールームから回答をもらうこ
とができる。従来のような顧客が複数のメーカーに質問
するという煩雑な手間が不要である。

【００７９】ショールーム側は顧客の質問に回答するこ
とにより、顧客に自分のショールームを印象づけること
ができる。また、回答の中に自社製品の宣伝、推奨の内
容をを入れることができる。これより、従来に比べ宣伝
の機会を増やすことができる。

【００８０】次に、図９を参照しながら、本予約システ
ム１を用いて資料請求を行う場合の動作について説明す
る。ここで、図９のステップ９０１〜９０４までの動作
についてはそれぞれ図６のステップ６０１〜６０４の動
作と同じなので、説明を省略する。

【００８１】次に顧客１１は、端末７から資料請求事項
を入力する（ステップ９０５）。サーバ３はこの資料請
求事項をＷｅｂ上のサイトに表示する（ステップ９０
６）。ショールーム側は端末９によりこのサイトにアク
セスし、資料請求事項を閲覧し（ステップ９０７）、資
料を顧客へ送信する（ステップ９０８）。資料の内容に
よっては顧客へ郵送する。

【００８２】以上述べたように、顧客は資料請求事項を
一度入力するだけで複数のショールームから資料をもら
うことができる。従来のような顧客が複数のメーカーに
資料請求するという煩雑な手間が不要である。

【００８３】ショールーム側は資料を送付することによ
り、顧客に自分のショールームを印象づけ、営業活動を
行うことができる。これより、従来に比べ営業活動の機
会を増やすことができる。

【００８４】なお、ここでは、住宅メーカーのショール
ームを訪問する際の予約システムを例にとり説明した
が、本発明はこれに限定するものではない。複数の同業
店舗が存在する場合に関して本発明は適用可能である。
例えば、店舗として、結婚式場、美容院、整体医院、歯
医者等、様々なものが考えられる。

【００８５】

【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明によ
れば、複数の同業店舗の中から顧客の希望条件に適合し
た店舗を効率的に検索でき、かつ容易に訪問予約でき、
さらに簡単な手続で顧客から複数の同業者に対して質問
や資料請求が可能な予約システム、サーバ、プログラム
および記憶媒体を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】予約システムの概略構成図

【図２】会員データベースの情報例

【図３】店舗データベースの情報例

【図４】希望条件データベースの情報例

【図５】質問回答データベースの情報例

【図６】店舗を検索する動作を示すフローチャート

【図７】店舗を予約する動作を示すフローチャート

【図８】質問回答の動作を示すフローチャート

【図９】資料請求の動作を示すフローチャート

【図１０】会員登録画面の表示例を示す図

【図１１】ショールーム予約画面の表示例を示す図

【図１２】端末９に表示される画面の表示例を示す図

【図１３】端末９に表示される画面の表示例を示す図

【符号の説明】

１---------予約システム ３---------サーバ ５---------ネットワーク ７、９---------端末 １１---------顧客 １３---------店舗 １５---------会員データベース １７---------店舗データベース １９---------希望条件データベース ２１---------質問回答データベース

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 通信機能を有する端末と、前記端末とネ
   ットワークを介して接続されたサーバとを備えた予約シ
   ステムであって、 前記サーバは、 複数の同業店舗に関する店舗情報を保持する店舗データ
   ベースと、 前記端末から入力された訪問希望条件に適合する店舗を
   前記店舗データベースから検索する店舗検索手段と、 店舗の訪問を予約する予約手段と、 を具備することを特徴とする予約システム。
2. 【請求項２】 端末と、前記端末とネットワークを介し
   て接続されたサーバとを備えた予約システムであって、 前記複数の端末は、顧客側端末と、複数の店舗側端末と
   からなり、 前記サーバは、 複数の同業店舗に関する店舗情報を保持する店舗データ
   ベースと、 前記顧客側端末から入力された訪問希望条件に適合する
   店舗を前記店舗データベースから検索する店舗検索手段
   と、 検索された店舗に向けて前記訪問希望条件を伝達する条
   件伝達手段と、 を具備し、 前記店舗側端末は、 前記顧客側端末に向けて訪問勧誘情報を送信する勧誘送
   信手段を具備することを特徴とする予約システム。
3. 【請求項３】 前記サーバは、 前記顧客側端末から入力された質問事項を受信する質問
   受信手段と、 前記質問事項を前記複数の店舗側端末に伝達する質問伝
   達手段と、 を具備し、 前記店舗側端末は、 前記質問事項の回答を送信する回答送信手段を具備する
   ことを特徴とする請求項２に記載の予約システム。
4. 【請求項４】 前記サーバは、 前記顧客側端末から入力された資料請求事項を受信する
   資料請求受信手段と、 前記資料請求事項を前記複数の店舗側端末に伝達する資
   料請求伝達手段と、 を具備し、 前記店舗側端末は、 前記資料請求事項に対応する資料を送信する資料送信手
   段を具備することを特徴とする請求項２または３に記載
   の予約システム。
5. 【請求項５】 通信機能を有する端末とネットワークを
   介して接続されたサーバであって、 複数の同業店舗に関する店舗情報を保持する店舗データ
   ベースと、 前記端末から入力された訪問希望条件に適合する店舗を
   前記店舗データベースから検索する店舗検索手段と、 店舗の訪問を予約する予約手段と、 を具備することを特徴とするサーバ。
6. 【請求項６】 顧客側端末および複数の店舗側端末から
   なる端末とネットワークを介して接続されたサーバであ
   って、 複数の同業店舗に関する店舗情報を保持する店舗データ
   ベースと、 前記顧客側端末から入力された訪問希望条件に適合する
   店舗を前記店舗データベースから検索する店舗検索手段
   と、 検索された店舗に向けて前記訪問希望条件を伝達する条
   件伝達手段と、 を具備することを特徴とするサーバ。
7. 【請求項７】 前記顧客側端末から入力された質問事項
   を受信する質問受信手段と、 前記質問事項を前記複数の店舗側端末に伝達する質問伝
   達手段と、 を具備することを特徴とする請求項６に記載のサーバ。
8. 【請求項８】 前記顧客側端末から入力された資料請求
   事項を受信する資料請求受信手段と、 前記資料請求事項を前記複数の店舗側端末に伝達する資
   料請求伝達手段と、 を具備することを特徴とする請求項６または７に記載の
   サーバ。
9. 【請求項９】 コンピュータをして請求項５から８のい
   ずれか１項に記載のサーバとして機能せしめることを特
   徴とするプログラム。
10. 【請求項１０】 請求項９に記載のプログラムが格納さ
    れたコンピュータ読み取り可能な記録媒体。