JP2003005583A - エンドレスベルト走行装置及び画像形成装置 - Google Patents

エンドレスベルト走行装置及び画像形成装置

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JP2003005583A
JP2003005583A JP2001183813A JP2001183813A JP2003005583A JP 2003005583 A JP2003005583 A JP 2003005583A JP 2001183813 A JP2001183813 A JP 2001183813A JP 2001183813 A JP2001183813 A JP 2001183813A JP 2003005583 A JP2003005583 A JP 2003005583A
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endless belt
belt
elastic body
shaped elastic
endless
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JP2001183813A
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English (en)
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Toshiyuki Kahata
利幸 加幡
Toshio Adachi
俊雄 安達
Katsunori Nagashima
勝法 長島
Shinji Nosho
伸二 納所
Michio Kimura
美知夫 木村
Akihiro Sugino
顕洋 杉野
Hideo Nakamori
英雄 中森
Toshimichi Serizawa
利道 芹澤
Kazuo Iwamura
一穂 岩村
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 寄り止めガイドの破損や変形が起らず、また
蛇行の生じないエンドレスベルト走行装置を提供する。 【解決手段】 エンドレスベルト内に複数のローラを挿
入し、そのローラの回転によりエンドレスベルトを走行
させるエンドレスベルト走行装置において、エンドレス
ベルトの両側縁内面に、帯状の弾性体を該ローラよりも
外側に接着層により固定し、かつ、該帯状の弾性体は該
ローラ側に、エンドレスベルト回転方向に対して10〜
80°の角度をもつ欠落部を有しており、しかもエンド
レスベルト回転方向を通る中心線に対して、線対称であ
ることを特徴とする。この装置は画像形成装置の感光体
ベルト、中間転写体、搬送ベルト等にも利用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンドレスベルト
走行装置及び画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、画像情報の高精度な再現性の要求
のため、より高精細でより高解像度の画像形成が強く求
められている。また、カラー化、画像形成の高速化、画
像形成装置の小型化、高耐久性化のニーズも高まってい
る。特に、電子写真複写、ファクシミリ、プリンタなど
に用いられる像担持体(以降、感光体について説明す
る)においては、画像形成の高速化、高耐久化の要求に
対して、感光体の周長を長くして、感光体の負荷を低減
させることが考えられるが、アルミドラムを支持体に用
いた感光体では、感光体の周長を長くすることは、感光
体の直径を大きくすることにつながり、画像形成装置の
小型化の要求と相反する結果になってしまっていた。こ
れに対して、エンドレスベルト感光体は、複数のローラ
を感光体内に挿入することで、形状を自由に変えること
ができ、画像形成装置内への感光体の配置の自由度が増
すため、画像形成装置の小型化に貢献することができ
る。
【0003】一般的にエンドレスベルト感光体は、導電
化した高分子フィルムや金属フィルムの基体上に感光層
を設けた構造であるが、特に金属フィルムの基体を用い
たエンドレスベルト感光体は、熱に対するエンドレスベ
ルトの伸縮が小さく、テンションに対する形状保持性が
高いため、画像形成の高速化のために、エンドレスベル
ト感光体の周速を早くしても、エンドレスベルト感光体
の変形等が起こることなく、高品質の画像形成が可能で
ある。
【0004】通常、画像形成装置におけるエンドレスベ
ルト感光体の走行は、エンドレスベルトは内側に複数の
ローラを挿入し、該ローラの回転により行われるが、ロ
ーラの真円度、真直度、平行度等の不均一性の問題か
ら、エンドレスベルトの幅方向に蛇行してしまう。エン
ドレスベルトの蛇行が激しいと、エンドレスベルトがロ
ーラ(駆動ローラ、従動ローラ)より脱落し、破損が生
じてしまう。エンドレスベルトの脱落、破損に至らなく
ても、蛇行は形成される画像品質を大きく低下させてし
まい、特にカラー画像形成のように、複数の画像形成を
合成して一つの画像を形成する場合には、色ずれ、画像
ムラが目立ちやすく、著しく画像品質を低下させる原因
となる。
【0005】エンドレスベルトの蛇行を防止するため、
エンドレスベルトの内側両縁部にホットメルト接着剤等
のガイドを直接接着して寄り止めガイドを設けたエンド
レスベルトが知られている(例えば特開昭59−230
950号)。しかしながら、ホットメルト接着剤を溶融
させてエンドレスベルトに塗布してから冷却する間にホ
ットメルト接着剤の変形が起りやすく、結果として蛇行
が起りやすくなる欠点を有していた。また、特定のゴム
硬度と厚さを持った柔軟性物質をエンドレスベルトの内
側両縁部に貼り付け、寄り止ガイドとしたエンドレスベ
ルトが知られている(特開平04−190280号)。
【0006】その他、貼り付けた寄り止めガイドの貼り
付け始点と終点に隙間を設け、その隙間が寄り止めガイ
ド長手方向に対して斜めであるエンドレスベルトが知ら
れている(特開平04−190280号)。このエンド
レスベルトは、例えば図9に示したように、寄り止めガ
イドの隙間を斜めにし、かつローラ側の寄り止めガイド
の隙間がエンドレスベルトの回転逆方向に傾斜していれ
ば蛇行を発生させることなく、耐久性にも優れるエンド
レスベルトとなりうる。しかし、ローラ側の寄り止めガ
イドの隙間がエンドレスベルト回転方向に傾斜している
と、寄り止めガイドの隙間の凸部と駆動ローラが繰り返
し衝突しやすくなるため、寄り止めガイドの破損や変
形、それに伴う蛇行の発生が起こりやすく、最悪の場合
には、エンドレスベルトが駆動ローラより脱落し、破損
が生じてしまうことがある。
【0007】前述の様に、エンドレスベルトの幅方向の
移動は、様々な理由により起こり、その移動する方向も
特定することは難しいため、寄り止めガイドはエンドレ
スベルトの内側両縁部に設けられるのが望ましいため、
図9のように、二本の寄り止めガイドは形状が異なるこ
ととなり、一つのエンドレスベルトを製造するために、
二種類の寄り止めガイドを用意、保管する必要がある。
このことは経済的に不利であるとともに、二種類の寄り
止めガイドを貼り付ける位置を間違える危険性が高い。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
技術に鑑み、寄り止めガイドの貼り付け間違いによるエ
ンドレスベルトの蛇行を防止するとともに、線速の早い
場合においても、経時の蛇行が発生することないエンド
レスベルト走行装置、及び、高品質の画像形成が可能な
エンドレス感光体を用いた画像形成装置を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、エンドレ
スベルト内に複数のローラを挿入し、該ローラの回転に
よりエンドレスベルトを走行させることを特徴とするエ
ンドレスベルト走行装置において、エンドレスベルトの
両側縁内面に、寄り止めガイドとして帯状の弾性体をロ
ーラよりも外側に接着層により固定し、かつ該帯状弾性
体がローラ側に、エンドレスベルト回転方向に対して1
0〜80°の角度をもつ欠落部を有し、しかもエンドレ
スベルト回転方向を通る中心線に対して線対称であるこ
と、即ち、二本の寄り止めガイドの形状を同一にするこ
とで、一種類の寄り止めガイドで、エンドレスベルトの
両側縁内面に寄り止めガイドを形成することに至った。
【0010】従って、本発明によれば、エンドレスベル
ト内に複数のローラを挿入し、そのローラの回転により
エンドレスベルトを走行させることを特徴とするエンド
レスベルト走行装置において、エンドレスベルトの両側
縁内面に、帯状の弾性体をローラよりも外側に接着層に
より固定し、かつ、該弾性体は該ローラ側に、エンドレ
スベルト回転方向に対して10〜80°の角度をもつ欠
落部を有し、しかもエンドレスベルト回転方向を通る中
心線に対して、線対称であることを特徴とするエンドレ
スベルト走行装置が提供される。
【0011】また、本発明によれば、感光体を前記エン
ドレスベルトによって形成した画像形成装置が提供され
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明をさらに詳細に説明
する。本発明のエンドレスベルト走行装置の概略を図1
に示した。本発明のエンドレスベルト走行装置は、エン
ドレスベルト内に複数のローラを挿入し、該ローラの回
転によりエンドレスベルトを走行可能なエンドレスベル
ト走行装置を作製することができる。図1ではローラを
3本としているが、ローラの数はエンドレスベルトのテ
ンション、エンドレスベルト走行装置の大きさ、形状を
所望のものとできれば複数であれば何本でも良い。ま
た、ローラの少なくとも1本は駆動ローラで、他は従動
ローラであってもよい。
【0013】本発明のエンドレスベルト走行装置におけ
る駆動ローラ付近のエンドレスベルト内面の一例を図2
に示す。エンドレスベルト内面には、寄り止めガイドを
形成する帯状の弾性体が接着層により固定されているの
であるが、その帯状弾性体は完全につながってなく、必
ず欠落部を有する。このとき、欠落部はエンドレスベル
トの駆動方向に対する角度(拡大図である図2(b)中
a°)が10〜80°、好ましくは20〜70°、より
好ましくは30〜60°である。エンドレスベルトの駆
動方向に対する欠落部の角度が10°以下では拡大図中
欠落部左側の駆動ローラ側弾性体が薄くなるため、その
部分の接着強度、機械的強度が不足し、蛇行が発生しや
すく好ましくない。エンドレスベルトの駆動方向に対す
る欠落部の角度が80°以上では、拡大図中欠落部右側
の駆動ローラ側弾性体が駆動ローラと衝突する頻度が高
くなるため、その部分の破損や変形、それに伴う蛇行の
発生が起こりやすくなるため、画像品質が著しく低下す
るだけではなく、最悪の場合、エンドレスベルトが駆動
ローラより脱落し、破損が生じてしまうことがあり好ま
しくない。
【0014】本発明のエンドレスベルト走行装置におけ
るエンドレスベルトの両側縁内面の帯状弾性体の形状
は、エンドレスベルト駆動方向を通る中心線に対して線
対称であり、一例として図3に示すような形態を有して
いるが、特にこれらに限定されるものではない。このよ
うな形態にすることにより、帯状弾性体の上下両方向か
ら見た欠落部の形状は同じとなるため、一種類の弾性体
をエンドレスベルトの両側縁内面二本の弾性体に用いる
ことができるため、経済的に有利であるばかりでなく、
帯状弾性体の固定時の間違いもなくなり大変好ましい。
【0015】本発明のエンドレスベルト走行装置におけ
るエンドレスベルトの両側縁内面の帯状弾性体の欠落部
の形状は前述の形状で良いが、加工が容易で、欠落部に
接する弾性体の接着強度、機械的強度を十分確保できる
V字型であることが好ましく、加工を容易にするため、
図4に示したように、V字型欠落部谷の形状を円弧とす
ることが好ましく、特に円弧の極率半径(図中R)を
0.1〜3.0mmとすることが好ましい。円弧の極率
半径が0.1mm以下では、円弧を有していない場合と
加工精度はほとんど変わらない。特に、帯状弾性体を打
ち抜きにより作製する場合などには、欠落部のV字型谷
の極率半径が0.1mm以下では帯状弾性体の破れ、変
形がおきやすくこのましくない。円弧の極率半径が3.
0mm以上では、欠落部側の帯状弾性体の厚みが小さく
なるため、帯状弾性体の接着強度、機械的強度が確保し
難く好ましくない。
【0016】本発明のエンドレスベルト走行装置におけ
るエンドレスベルトの両側縁内面の帯状弾性体の欠落部
のエンドレスガイド回転方向の形状と、エンドレスガイ
ド逆回転方向の形状は前述の条件を有していれば、同一
である必要はないが、寄り止めガイドである帯状弾性体
製造時の資源の有効活用の点、あるいは固定時の位置精
度を確認するためにも、同一形状であることが好まし
い。
【0017】本発明のエンドレスベルト走行装置におけ
るエンドレスベルトの両側縁内面の寄り止めガイドの帯
状弾性体の欠落部のエンドレスガイド回転方向の長さ
(図5のd)は0.05〜10.00mm、好ましくは
0.20〜8.00mm、さらに好ましくは0.50〜
6.00mmである。欠落部のエンドレスガイド回転方
向の長さが0.05mm以下では固定精度が悪い場合に
は、帯状弾性体が重なる部分ができる可能性があり、重
なった部分からの帯状弾性体のはく離が生じやすく、ま
た、重なった部分は、他の部分に比べてローラとの接触
面積が高くなるため、蛇行による画像低下を引き起こし
やすく好ましくない。欠落部のエンドレスガイド回転方
向の長さが10.00mm以上では、ローラの非接触部
分が欠落部で長すぎるため、欠落部で蛇行が発生しやす
く、画像低下を引き起こしやすく好ましくない。
【0018】寄り止めガイドである帯状弾性体を感光体
両側縁内面に固定する際に、寄り止めガイドの位置精度
をあげるため、どうしても寄り止めガイドを延伸しなが
ら固定することが多い。しかし、延伸の力が強いと、寄
り止めガイドは伸びた状態で固定されるため、寄り止め
ガイドの延びた部分では、エンドレスベルトの変形が生
じやすい。上記両側縁内面の寄り止めガイドの帯状弾性
体の欠落部のエンドレスガイド回転方向の長さを管理す
ることは、寄り止めガイドの伸びにともなうエンドレス
ベルトの変形を防止する意味でも重要である。
【0019】本発明のエンドレスベルト走行装置におけ
るエンドレスベルトの両側縁内面の帯状弾性体の幅(図
5のb)は、1.5〜20mm、好ましくは2〜10m
m、さらに好ましくは3〜6mmである。帯状弾性体の
幅が1.5mm以下では、帯状弾性体の接着強度が十分
でないため、帯状弾性体のはく離が生じやすく、寄り止
めガイドとしての機能を果たすことができない。帯状弾
性体の幅が10mm以上では、エンドレスベルト基体の
変形が生じやすく、また、エンドレスベルト基体もおお
きくしなければならず、好ましくない。
【0020】また、帯状弾性体の厚み(図5のc)は、
0.4〜1.5mm、好ましくは0.5〜1.2mm、
さらに好ましくは0.6〜1.0mmである。帯状弾性
体の厚みが0.4mm以下では、ローラが帯状弾性体を
乗り越える場合があり、エンドレスベルトの破損が生じ
やすく、帯状弾性体の厚みが1.5mm以上では、駆動
ローラ付近でのエンドレスベルト湾曲に対する応力が強
くなるため、エンドレスベルト基体の変形が激しくな
り、蛇行が発生しやすく好ましくない。
【0021】本発明のエンドレスベルト走行装置に用い
る寄り止めガイドである帯状弾性体を最終的な形状にす
るためには、弾性体シートを帯状にスリットしながら先
端と後端を加工し、本発明の形状にする方法、打ち抜き
による作製等が考えられるが、帯状弾性体は、延伸に対
する弾性体の伸びによる変形が生じやすいため、作製さ
れる寄り止めガイドの寸法精度を向上させる目的として
は、打ち抜きが簡便な装置で、寸法精度良く作製できる
ため、大変好ましい。
【0022】本発明のエンドレスベルト走行装置に用い
る寄り止めガイドである帯状弾性体の固定方法として
は、接着剤あるいは粘着剤を用いて固定することができ
るが、短時間で固定でき、外力に柔軟に対応できる粘着
剤を用いることが好ましい。粘着剤はエンドレスベルト
基体あるいは寄り止めガイドである帯状弾性体に予め接
着させても良いし、エンドレスベルト基体に寄り止めガ
イドである帯状弾性体を固定する際に、塗布あるいは挿
入しながら用いても良いが、生産性、必要部分のみの接
着層を設ける意味でも、予め寄り止めガイドである帯状
弾性体に接着層を設けておくことが好ましく、さらに好
ましくは、寄り止めガイドである帯状弾性体に接着層を
設けた後に、寄り止めガイドとして用いられる形状に加
工することが好ましい。
【0023】このようにして作製した寄り止めガイドで
ある帯状弾性体は、エンドレスベルト両側内面縁に固定
されるのであるが、シート状のエンドレスベルトに、寄
り止めガイドである帯状弾性体を固定した後、エンドレ
スベルトを円筒状に加工しても良いが、円筒状に加工さ
れたエンドレスベルト、特に継ぎ目のないシームレスベ
ルトの両側内面縁に寄り止めガイドである帯状弾性体を
貼り付けることが好ましい。このようにして作製したエ
ンドレスベルトは、エンドレスベルトの機械的強度に優
れるために、線速の早い状態での使用が可能となるた
め、感光体をエンドレスベルト状で構成した場合に、画
像形成の速度を速めることができ好ましい。さらに、シ
ームレスベルトは、画像形成開始の位置が限定されない
ため、より早く、高品質の画像形成が可能となる。
【0024】本発明のエンドレスベルト走行装置に用い
るエンドレスベルトの寄り止ガイドである帯状弾性体の
材質としては、適度なゴム弾性があり、また画像形成装
置内での環境による変質のないものであれば特に限定さ
れるものではないが、ポリウレタンゴム、ネオプレンゴ
ム、ウレタンゴム、クロロプレンゴム、ニトリルゴム、
ブチルゴム、シリコンゴム等の合成ゴムあるいは天然ゴ
ムの一種あるいは二種以上の混合物等のゴムを例示する
ことができ、中でも温湿度に対する安定性、耐磨耗性が
小さく、耐オゾン特性の優れるウレタンゴムが最も好ま
しい。
【0025】また、弾性体の機械的強度の向上を目的に
炭素体、ケイ酸カルシウム、炭酸カルシウム、ガラス繊
維等のフィラーの混合することもできる。フィラーの中
でもカーボンブラック等の炭素体の混入は弾性体の機械
的特性の向上のみならず、炭素体の潤滑効果によりロー
ラと寄り止めガイドとの摩擦力を低減させることができ
るため、ローラから加わる摩擦力等の力が小さくなり、
エンドレスガイドの蛇行は起り難く大変好ましい。フィ
ラーの含有量としては、特に制限はないが、弾性体全重
量の1〜50%、好ましくは3〜40%、特に好ましく
は5〜30%とすると良い。
【0026】本発明のエンドレスベルト走行装置に用い
るエンドレスベルトの寄り止ガイドである弾性体のゴム
硬度(JISA)は50〜90、好ましくは55〜8
5、さらに好ましくは60〜80である。弾性体のゴム
硬度が50以下では、軟らかすぎて外力に対する変形が
大きくなり蛇行の原因につながりやすく好ましくない。
弾性体のゴム硬度が90以上では、駆動ローラ上にある
部分で弾性体の反発力がおおきなるため、エンドレスベ
ルト基体と接着層の剥離あるいはエンドレスベルト基体
の変形が生じやすいため、蛇行が発生しやすくなる。
【0027】本発明のエンドレスベルト走行装置に用い
るエンドレスベルトの寄り止ガイドである帯状弾性体を
固定する接着層は、エンドレスベルト基体及び帯状弾性
体に対して十分な接着性を有し、画像形成装置内での環
境による変質のないものであれば、特に限定されるもの
ではないが、例えばアクリル系、天然ゴム系、合成ゴム
系、シリコーン系、熱硬化系接着剤が例示でき、中でも
接着性の面からアクリル系の接着剤が好ましい。また、
例えば反応硬化性のポリウレタンプライマー等を帯状弾
性体表面へ塗布、あるいは接着剤に混入し、接着層とす
ることにより、帯状弾性体と接着層との接着性は完全な
ものとなり大変好ましい。
【0028】図6には典型的なエンドレスベルト(シー
ムレスベルト基体)の寄り止めガイド付近の模式図を示
した。接着層はプライマーと接着剤から構成される。図
中、寄り止めガイドである帯状弾性体と接着剤との間に
プライマーを設けているが、帯状弾性体と接着剤の接着
性が十分であればプライマーは不要である。
【0029】本発明のエンドレスベルト走行装置は、画
像形成装置における感光体として、また、中間転写ベル
ト、定着ベルト、搬送ベルト等の走行装置に用いること
ができ、例えばエンドレスベルトがシームレスベルトの
場合、線速が80mm/sec以上、好ましくは100
mm/sec以上、さらに好ましくは120mm/se
c以上での使用においても蛇行は発生せず、高解像度で
高品質の画像形成が可能となる。
【0030】本発明のエンドレスベルトは、感光体へ応
用した場合特に効果が高い。感光体の寿命は、感光体上
への画像形成が繰り返される回数で決ってしまうため、
感光体の長寿命化のためには感光体の表面積を向上させ
ることが有効であるため、通常のドラムではドラム径を
大きくすることになるが、ドラム径の大きな感光体を用
いると画像形成装置の小型化は難しくなる。一方、エン
ドレスベルト感光体は、複数のローラを感光体内に挿入
することで、形状を自由に変えることができ、画像形成
装置内への感光体の配置の自由度が増すため、感光体の
表面積が大きくなっても、画像形成装置の小型化に貢献
することができる。
【0031】本発明のエンドレスベルト走行装置を用い
る画像形成装置は単色、カラーいずれも優れた画像形成
を行うことができるが、特に、カラー画像形成において
は、より忠実な画像形成が求められるとともに、異なる
色のトナーを積層して、カラー画像を形成させるため、
極めて僅かな蛇行が発生しても色ずれとなり、問題とな
りやすいが、本発明の画像形成装置は、蛇行が発生する
ことなく極めて高画質の画像形成を行うことができる。
【0032】本発明の画像形成装置におけるカラー画像
形成方法としては、複数の色のトナー像を感光体上に形
成後、順次出力媒体(多くの場合紙)へ転写し画像形成
を行う方法、あるいは複数の色のトナー像を感光体上に
形成後、中間転写体上に各色のトナー像を順次積層し、
積層されたトナー像を出力媒体へ転写し画像形成を行う
方法のいずれも可能であるが、画像濃度が高い場合の画
像品質の向上、色ずれの防止、転写効率の向上、出力媒
体への柔軟な対応が可能な中間転写体を経由した画像形
成後、特に中間転写体として中間転写ベルトを経由した
画像形成が形成される画像品質が高く好ましい。特に、
中間転写ベルトが弾性を有していると、画像濃度が高い
状態でも転写効率は高く、いわゆる版画、ちり等の異常
画像の発生がなく好ましい。
【0033】本発明のエンドレスベルト走行装置を用い
る画像形成装置の解像度は、特に限定されるものではな
いが、1000dpi、好ましくは1200dpiの高
解像度においては、極めて僅かな蛇行が発生しても画像
品質を大きく落としてしまうが、本発明のエンドレスベ
ルト走行装置では、蛇行の発生はないため、高解像度の
画像形成が可能となる。
【0034】図8に、本発明の一実施例であるカラー画
像形成装置を示す。図8に於いて、1はベルト状像担持
体たる可撓性のベルト状感光体であり、該感光体ベルト
1は、回動ローラ2、3間に架設され、回動ローラ2の
回転駆動により図中矢印A方向(時計方向)に搬送され
る。図中4は、前記感光体ベルト1表面を均一に帯電す
る帯電手段たる帯電チャージャ、図中5は、静電像露光
手段たるレーザー書き込み系ユニットである。また、図
中6は、後述するイエロー、マゼンタ、シアン、黒の現
像剤(トナー)を有する4つの現像器を一体的に形成し
たカラー現像装置である。
【0035】更に、図中10は、中間転写体たる中間転
写ベルトであり、該中間転写ベルト10は回動ローラ1
1、12の間に架設され、回動ローラ11の回転駆動に
より図中矢印B方向(反時計方向)に搬送される。前記
感光体ベルト1と、中間転写ベルト10は、感光体ベル
ト1の回動ローラ3部で接触している。該接触部の中間
転写ベルト10側には、導電性を有するバイアスローラ
13が中間転写ベルト10の裏面に所定の条件で接触し
ている。帯電チャージャーは接触方式の帯電ローラのよ
うに感光体ベルト表面に接触して傷を付けることが無く
特にカラー画像形成装置において有利である。
【0036】ここで、本発明の実施例であるカラー画像
形成装置の画像形成動作について説明する。図8に於い
て、ベルト状の感光体(潜像担持体)1は帯電チャージ
ャ4により一様に帯電された後、レーザ光学装置5によ
り、画像情報に基づき走査露光されて表面に静電潜像が
形成される。ここで、露光する画像情報は所望のフルカ
ラー画像をイエロー、シアン、マゼンタの色情報に分解
した単色の画像情報であり、この情報により半導体レー
ザー(図示せず)で発生されたレーザービームLは、図
示を省略した光学装置により走査、及び光路調整された
ものである。
【0037】ここで形成された静電潜像は、後述するの
回転型反転現像方式の現像装置6によりレーザー露光部
が各々所定のイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの
一成分非磁性トナーで各々単色現像され、感光体ベルト
1上に各々の色画像が順次形成される。一成分非磁性ト
ナーを用いる事によりハイライト画像の階調性、ベタ部
の濃度均一性に優れたカラー画像を得ることが出来る。
【0038】更に、図中矢印A方向に回転する感光体ベ
ルト1上に形成された各単色画像像は、感光体ベルト1
と同期して図中矢印B方向に回転する中間転写ベルト1
0上に、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの単色
毎に、バイアスローラ13に印加された所定の転写バイ
アスにより順次重ね転写される。ここでは中間転写ベル
トの長さは感光体ベルトの大きさの倍になっており中間
転写ベルトの特定の位置は感光体の常に同位置に接触す
るように厳密に位置制御されている。また中間転写ベル
トには棒状のステアリン酸亜鉛(図示せず)を塗布する
よう構成されている。
【0039】中間転写ベルト10上に重ね合わされたイ
エロー、シアン、マゼンタ、ブラックの画像は、給紙台
(給紙カセット)17から給紙ローラ18、搬送ローラ
対19a、19b、レジストローラ対20a、20bを
経て転写部へ搬送された転写紙17a上に転写ローラ1
4により一括転写される。転写終了後、転写紙17aは
定着装置80により定着されて、フルカラー画像が完成
し、排紙ローラ対81a、81bを経て排紙スタック部
82にプリント画像を排出する。
【0040】なお、図中15は、感光体ベルト1に常時
当接し、感光体ベルト1上のトナーをクリーニングする
クリーニングブレード15aを含むクリーニング装置、
図中16は、中間転写ベルト10のクリーニング装置
で、該クリーニング装置16のクリーニングブレード1
6aは、画像形成動作中には中間転写ベルト10表面か
ら離間した位置に保持され、形成像が上述の転写紙17
a上に転写された後に中間転写ベルト10表面に当接さ
れる。
【0041】感光体ベルト1、帯電チャージャ4、中間
転写ベルト10、クリーニング装置15、16は、プロ
セスカートリッジ31として一体的に構成され、廃棄ト
ナー回収用器15cは、プロセスカートリッジ31に対
して交換可能に組み込まれる。プロセスカートリッジ3
1のレジストローラ20b側のケース外装部分は、用紙
搬送ガイドとしての機能も備えている。プロセスカート
リッジの形態を取ることにより電子写真装置の小型化、
電子写真ユニットとしての取り付け、取り外しなどが簡
便となる。
【0042】また、中間転写ベルト10上よりクリーニ
ングブレード16aによって掻き取られた廃棄トナー
は、クリーニング装置16内に設けられたオーガ16b
により、図面手前方向に搬送され、さらにプロセスカー
トリッジ31手前側面に設けられた、図示を省略した搬
送部により廃棄トナー回収用器15cに搬送される。所
定量以上の廃棄トナーが廃棄トナー回収用器15c内に
収容された時点でプロセスカートリッジ31に対し交換
することより、プロセスカートリッジ31の長寿命化が
図られる。
【0043】本発明のエンドレスベルトを感光体に用い
た場合、エンドレス感光体はエンドレスベルト状の基体
と感光層から形成され、基体と感光層の間には中間層を
設けることができる。また、感光層上には保護層を設け
ることもできる。
【0044】本発明のエンドレス感光体の基体として
は、十分な機械的強度と、導電性を有しているものであ
れば、特に限定されるものではないが、アルミニウム、
ニッケル、クロム、ニクロム、銅、金、銀、白金などの
金属あるいは合金、酸化スズ、酸化インジウム等の金属
酸化物をポリエステル、ポリイミド等の樹脂フィルム上
に積層したものあるいはアルミニウム、ニッケル、クロ
ム、ニクロム、銅、金、銀、白金などの金属フィルムあ
るいは合金フィルムを例示することができ、特に耐久性
の面から金属ホイルが好ましく、中での加工性、機械的
特性、化学的安定性、経済性の面からニッケルを主成分
とする金属フィルムが好ましい。また特に、特開昭52
−36016号公報、特開平3−219259号公報、
特開昭63−127250号公報、特開昭63−127
249号公報に開示されている電鋳メッキにより作製さ
れるニッケルシームレスベルトは、つなぎ目がないこと
から、感光体上の画像形成を行う場所を限定することな
くできる自由に画像形成ができるため、画像形成装置の
小型化が図れ、画像形成のスピードを向上させることが
でき好ましい。
【0045】エンドレス感光体の線速が80mm/se
c以上で用いる場合には、ニッケルシームレスベルトの
ビッカース硬度は400〜650、好ましくは450〜
600、及びニッケルの純度を98%以上、好ましくは
99%以上とすることが感光体の耐久性の面で好まし
い。ニッケルシームレスベルトのビッカース硬度が40
0以下では、感光体の駆動ローラ付近での弧状への変形
に対する復元力が小さいため、スジ状画像の異常画像を
発生しやすく、ビッカース硬度が650以上では、感光
体が硬く、変形そのものがしずらいため、駆動ローラへ
の負荷が大きくなるとともに、感光体両端部が恒久的な
変形しやすく好ましくない。ニッケルの純度が98%以
下では、ニッケルシームレスベルトの機械的強度、化学
的安定性が低下しやすく、スジ、ポチ等の異常画像を発
生しやすい。
【0046】本発明のエンドレス感光体は基本的には基
体と感光層から構成され、基体と感光層の間には下引層
を設けることができる。感光層は、電荷発生層と電荷輸
送層を順次積層した積層型あるいは電荷発生剤と電荷輸
送剤を混合して用いる単層型何れの場合も用いることが
できる。さらに、保護層を設けることもできる。下引き
層は、接着性を向上する、モアレなどを防止する、上層
の塗工性を改良する、残留電位を低減するなどの目的で
設けられる。
【0047】下引き層は一般に樹脂を主成分とするが、
これらの樹脂はその上の感光層が溶剤を用いて塗布する
ことを考えると、一般の有機溶剤に対して耐溶解性の高
い樹脂であることが望ましい。このような樹脂として
は、ポリビニルアルコール、カゼイン、ポリアクリル酸
ナトリウム等の水溶性樹脂、共重合ナイロン、メトキシ
メチル化ナイロン、等のアルコール可溶性樹脂、ポリウ
レタン、メラミン樹脂、アルキッド−メラミン樹脂、エ
ポキシ樹脂等、三次元網目構造を形成する硬化型樹脂な
どが挙げられる。また、酸化チタン、シリカ、アルミ
ナ、酸化ジルコニウム、酸化スズ、酸化インジウム等で
例示できる金属酸化物、あるいは金属硫化物、金属窒化
物などの微粉末を加えてもよい。これらの下引き層は、
適当な溶媒、塗工法を用いて形成することができる。
【0048】更に本発明の下引き層として、シランカッ
プリング剤、チタンカップリング剤、クロムカップリン
グ剤等を使用して、例えばゾル−ゲル法等により形成し
た金属酸化物層も有用である。この他に、本発明の下引
き層には 酸化アルミニウム、水酸化アルミニウムを陽
極酸化にて設けたものや、ポリパラキシリレン(パリレ
ン)等の有機物や、SnO2、TiO2、ITO、CeO
2等の無機物を真空薄膜作製法にて設けたものも良好に
使用できる。下引き層の膜厚は0.1〜5μmが適当で
ある。
【0049】電荷発生層は、電荷発生物質を主成分とす
る層で、必要に応じてバインダー樹脂を用いることもあ
る。電荷発生物質としては、無機系材料と有機系材料を
用いることができる。無機系材料には、結晶セレン、ア
モルファス・セレン、セレン−テルル、セレン−テルル
−ハロゲン、セレン−ヒ素化合物等が挙げられる。一
方、有機系材料としては、公知の材料を用いることが出
来る。例えば、金属フタロシアニン、無金属フタロシア
ニンなどのフタロシアニン系顔料、アズレニウム塩顔
料、スクエアリック酸メチン顔料、カルバゾール骨格を
有するアゾ顔料、トリフェニルアミン骨格を有するアゾ
顔料、ジフェニルアミン骨格を有するアゾ顔料、ジベン
ゾチオフェン骨格を有するアゾ顔料、フルオレノン骨格
を有するアゾ顔料、オキサジアゾール骨格を有するアゾ
顔料、ビススチルベン骨格を有するアゾ顔料、ジスチリ
ルオキサジアゾール骨格を有するアゾ顔料、ジスチリル
カルバゾール骨格を有するアゾ顔料、ペリレン系顔料、
アントラキノン系または多環キノン系顔料、キノンイミ
ン系顔料、ジフェニルメタン及びトリフェニルメタン系
顔料、ベンゾキノン及びナフトキノン系顔料、シアニン
及びアゾメチン系顔料、インジゴイド系顔料、ビスベン
ズイミダゾール系顔料などが挙げられる。これらの電荷
発生物質は、単独または2種以上の混合物として用いる
ことが出来る。
【0050】電荷発生層に必要に応じて用いられるバイ
ンダー樹脂としては、ポリアミド、ポリウレタン、エポ
キシ樹脂、ポリケトン、ポリカーボネート、シリコーン
樹脂、アクリル樹脂、ポリビニルブチラール、ポリビニ
ルホルマール、ポリビニルケトン、ポリスチレン、ポリ
−N−ビニルカルバゾール、ポリアクリルアミドなどが
用いられる。これらのバインダー樹脂は、単独または2
種以上の混合物として用いることが出来る。また、必要
に応じて電荷輸送物質を添加してもよい。また、電荷発
生層のバインダー樹脂として上述のバインダー樹脂の他
に、高分子電荷輸送物質が良好に用いられる。
【0051】電荷発生層を形成する方法には、真空薄膜
作製法と溶液分散系からのキャスティング法とが大きく
挙げられる。前者の方法には、真空蒸着法、グロー放電
重合法、イオンプレーティング法、スパッタリング法、
反応性スパッタリング法、CVD法等が用いられ、上述
した無機系材料、有機系材料が良好に形成できる。ま
た、後述のキャスティング法によって電荷発生層35を
設けるには、上述した無機系もしくは有機系電荷発生物
質を必要ならばバインダー樹脂と共にテトラヒドロフラ
ン、シクロヘキサノン、ジオキサン、ジクロロエタン、
ブタノン等の溶媒を用いてボールミル、アトライター、
サンドミル等により分散し、分散液を適度に希釈して塗
布することにより、形成できる。塗布は、浸漬塗工法や
スプレーコート、ビードコート法などを用いて行なうこ
とができる。
【0052】以上のようにして設けられる電荷発生層の
膜厚は、0.01〜5μm程度が適当であり、好ましく
は0.05〜2μmである。
【0053】電荷輸送層は帯電電荷を保持させ、かつ露
光により電荷発生層で発生分離した電荷を移動させて保
持していた帯電電荷と結合させることを目的とする層で
ある。また電荷輸送層は帯電電荷を保持させる目的達成
のために電気抵抗が高いことが要求され、また保持して
いた帯電電荷で高い表面電位を得る目的を達成するため
には、誘電率が小さくかつ電荷移動性が良いことが要求
される。
【0054】これらの要件を満足させるための電荷輸送
層は、電荷輸送物質及びバインダー樹脂より構成され
る。これらを適当な溶剤に溶解ないし分散し、これを塗
布、乾燥することにより形成できる。溶剤としては、テ
トラヒドロフラン、ジオキサン、トルエン、ジクロロメ
タン、モノクロロベンゼン、ジクロロエタン、シクロヘ
キサノン、メチルエチルケトン、アセトンなどが用いら
れる。必要により電荷輸送物質及びバインダー樹脂以外
に、可塑剤、酸化防止剤、レベリング剤等を適量添加す
ることもできる。
【0055】電荷輸送物質としては、正孔輸送物質と電
子輸送物質とがある。電子輸送物質としては、たとえば
クロルアニル、ブロムアニル、テトラシアノエチレン、
テトラシアノキノジメタン、2,4,7−トリニトロ−
9−フルオレノン、2,4,5,7−テトラニトロ−9
−フルオレノン、2,4,5,7−テトラニトロキサン
トン、2,4,8−トリニトロチオキサントン、2,
6,8−トリニトロ−4H−インデノ〔1,2−b〕チ
オフェン−4オン、1,3,7−トリニトロジベンゾチ
オフェン−5,5−ジオキサイドなどの電子受容性物質
が挙げられる。これらの電子輸送物質は、単独または2
種以上の混合物として用いることが出来る。
【0056】正孔輸送物質としては、以下に表わされる
電子供与性物質が挙げられ、良好に用いられる。たとえ
ば、オキサゾール誘導体、オキサジアゾール誘導体、イ
ミダゾール誘導体、トリフェニルアミン誘導体、9−
(p−ジエチルアミノスチリルアントラセン)、1,1
−ビス−(4−ジベンジルアミノフェニル)プロパン、
スチリルアントラセン、スチリルピラゾリン、フェニル
ヒドラゾン類、α−フェニルスチルベン誘導体、チアゾ
ール誘導体、トリアゾール誘導体、フェナジン誘導体、
アクリジン誘導体、ベンゾフラン誘導体、ベンズイミダ
ゾール誘導体、チオフェン誘導体などが挙げられる。こ
れらの正孔輸送物質は、単独または2種以上の混合物と
して用いることが出来る。
【0057】また、電荷輸送層は高分子電荷輸送物質で
構成されていてもよく、その高分子電荷輸送物質は、以
下のような構造を有するものが好ましい。
【0058】(a)カルバゾール環を有する重合体 例えば、ポリ−N−ビニルカルバゾール、特開昭50−
82056号公報、特開昭54−9632号公報、特開
昭54−11737号公報、特開平4−175337号
公報、特開平4−183719号公報、特開平6−23
4841号公報に記載の化合物等が例示される。
【0059】(b)ヒドラゾン構造を有する重合体 例えば、特開昭57−78402号公報、特開昭61−
20953号公報、特開昭61−296358号公報、
特開平1−134456号公報、特開平1−17916
4号公報、特開平3−180851号公報、特開平3−
180852号公報、特開平3−50555号公報、特
開平5−310904号公報、特開平6−234840
号公報に記載の化合物等が例示される。
【0060】(c)ポリシリレン重合体 例えば、特開昭63−285552号公報、特開平1−
88461、特開平4−264130、特開平4−26
4131、特開平4−264132、特開平4−264
133、特開平4−289867に記載の化合物等が例
示される。
【0061】(d)トリアリールアミン構造を有する重
合体 例えば、N,N−ビス(4−メチルフェニル)−4−ア
ミノポリスチレン、特開平1−134457号公報、特
開平2−282264号公報、特開平2−304456
号公報、特開平4−133065号公報、特開平4−1
33066号公報、特開平5−40350号公報、特開
平5−202135号公報に記載の化合物等が例示され
る。
【0062】(e)その他の重合体 例えば、ニトロピレンのホルムアルデヒド縮重合体、特
開昭51−73888号公報、特開昭56−15074
9号公報、特開平6−234836号公報、特開平6−
234837号公報に記載の化合物等が例示される。
【0063】本発明に使用される電子供与性基を有する
重合体は、上記重合体だけでなく、公知単量体の共重合
体や、ブロック重合体、グラフト重合体、スターポリマ
ーや、また、例えば特開平3−109406号公報に開
示されているような電子供与性基を有する架橋重合体等
を用いることも可能である。
【0064】また、本発明に用いられる高分子電荷輸送
物質として更に有用なトリアリールアミン構造を有する
ポリカーボネート、ポリウレタン、ポリエステル、ポリ
エーテルとしては以下に記載の化合物が例示される。例
えば、特開昭64−1728号公報、特開昭64−13
061号公報、特開昭64−19049号公報、特開平
4−11627号公報、特開平4−225014号公
報、特開平4−230767号公報、特開平4−320
420号公報、特開平5−232727号公報、特開平
7−56374号公報、特開平9−127713号公
報、特開平9−222740号公報、特開平9−265
197号公報、特開平9−211877号公報、特開平
9−304956号公報等がある。
【0065】また、電荷輸送層に併用できるバインダー
樹脂としては、ポリカーボネート(ビスフェノールAタ
イプ、ビスフェノールZタイプ)、ポリエステル、メタ
クリル樹脂、アクリル樹脂、ポリエチレン、塩化ビニ
ル、酢酸ビニル、ポリスチレン、フェノール樹脂、エポ
キシ樹脂、ポリウレタン、ポリ塩化ビニリデン、アルキ
ッド樹脂、シリコン樹脂、ポリビニルカルバゾール、ポ
リビニルブチラール、ポリビニルホルマール、ポリアク
リレート、ポリアクリルアミド、フェノキシ樹脂などが
用いられる。これらのバインダーは、単独または2種以
上の混合物として用いることが出来る。感光体ベルトと
しては感光層のクラック等からビスフェノールAタイプ
のポリカーボネートが好ましい。
【0066】電荷輸送層の膜厚は、5〜100μm程度
が適当である。
【0067】酸化防止剤としては、例えば以下のものが
使用される。 a.(モノフェノール系化合物) 2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾール、ブチル化ヒ
ドロキシアニソール、2,6−ジ−t−ブチル−4−エ
チルフェノール、ステアリル−β−(3,5−ジ−t−
ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、3
−t−ブチル−4−ヒドロキシニソールなど。
【0068】b.(ビスフェノール系化合物) 2,2’−メチレン−ビス−(4−メチル−6−t−ブ
チルフェノール)、2,2’−メチレン−ビス−(4−
エチル−6−t−ブチルフェノール)、4,4’−チオ
ビス−(3−メチル−6−t−ブチルフェノール)、
4,4’−ブチリデンビス−(3−メチル−6−t−ブ
チルフェノール)など。高分子フェノール系化合物1,
1,3−トリス−(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−
t−ブチルフェニル)ブタン、1,3,5−トリメチル
−2,4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−
ヒドロキシベンジル)ベンゼン、テトラキス−[メチレ
ン−3−(3’,5’−ジ−t−ブチル−4’−ヒドロ
キシフェニル)プロピオネート]メタン、ビス[3,
3’−ビス(4’−ヒドロキシ−3’−t−ブチルフェ
ニル)ブチリックアシッド]グリコールエステル、トコ
フェノール類など。
【0069】c.(パラフェニレンジアミン類) N−フェニル−N’−イソプロピル−p−フェニレンジ
アミン、N,N’−ジ−sec−ブチル−p−フェニレ
ンジアミン、N−フェニル−N−sec−ブチル−p−
フェニレンジアミン、N,N’−ジ−イソプロピル−p
−フェニレンジアミン、N,N’−ジメチル−N,N’
−ジ−t−ブチル−p−フェニレンジアミンなど。
【0070】d.(ハイドロキノン類) 2,5−ジ−t−オクチルハイドロキノン、2,6−ジ
ドデシルハイドロキノン、2−ドデシルハイドロキノ
ン、2−ドデシル−5−クロロハイドロキノン、2−t
−オクチル−5−メチルハイドロキノン、2−(2−オ
クタデセニル)−5−メチルハイドロキノンなど。
【0071】e.(有機硫黄化合物類) ジラウリル−3,3’−チオジプロピオネート、ジステ
アリル−3,3’−チオジプロピオネート、ジテトラデ
シル−3,3’−チオジプロピオネートなど。
【0072】f.(有機燐化合物類) トリフェニルホスフィン、トリ(ノニルフェニル)ホス
フィン、トリ(ジノニルフェニル)ホスフィン、トリク
レジルホスフィン、トリ(2,4−ジブチルフェノキ
シ)ホスフィンなど。
【0073】可塑剤としては、ジブチルフタレート、ジ
オクチルフタレートなどの一般的な樹脂の可塑剤として
使用されているものがそのまま使用でき、その使用量は
結着樹脂100重量部に対して0〜30重量部程度が適
当である。
【0074】電荷輸送層中にレベリング剤を添加しても
かまわない。レベリング剤としては、ジメチルシリコー
ンオイル、メチルフェニルシリコーンオイル等のシリコ
ーンオイル類や、測鎖にパーフルオロアルキル基を有す
るポリマーあるいはオリゴマーが使用され、その使用量
は、バインダー樹脂100重量部に対して、0〜1重量
部が適当である。
【0075】保護層は結着樹脂中に金属、又は金属酸化
物の微粒子を分散した層である。結着樹脂としては可
視、赤外光に対して透明で電気絶縁性、機械的強度、接
着性に優れた物が望ましい。保護層の結着樹脂としては
ABS樹脂、ACS樹脂、オレフィン−ビニルモノマー
共重合体、塩素化ポリエーテル、アリル樹脂、フェノー
ル樹脂、ポリアセタール、ポリアミド、ポリアミドイミ
ド、ポリアクリレート、ポリアリルスルホン、ポリブチ
レン、ポリブチレンテレフタレート、ポリカーボネー
ト、ポリエーテルスルホン、ポリエチレン、ポリエチレ
ンテレフタレート、ポリイミド、アクリル樹脂、ポリメ
チルベンテン、ポリプロピレン、ポリフェニレンオキシ
ド、ポリスルホン、ポリスチレン、AS樹脂、ブタジエ
ン−スチレン共重合体、ポリウレタン、ポリ塩化ビニ
ル、ポリ塩化ビニリデン、エポキシ樹脂等の樹脂が挙げ
られる。金属酸化物としては酸化チタン、酸化錫、チタ
ン酸カリウム、TiO、TiN、酸化亜鉛、酸化インジ
ウム、酸化アンチモン等が挙げられる。保護層にはその
他、耐摩耗性を向上する目的でポリテトラフルオロエチ
レンのような弗素樹脂、シリコーン樹脂、及びこれらの
樹脂に酸化アルミニウム、酸化チタン等の無機材料を分
散したもの等を添加することができる。保護層の形成法
としては通常の塗布法が採用される。
【0076】なお保護層の厚さは0.1〜10μm程度
が適当である。
【0077】また、本発明のエンドレスベルトが中間転
写ベルトとした場合、中間転写ベルトは導電性支持体と
して、アルミニウム、鉄、銅及びステンレス等の金属や
合金ベルト、カーボンや金属粒子等を分散した導電性樹
脂ベルト上にアクリロニトリル−ブタジエンゴム(NB
R)、スチレンブタジエンゴム、ブタジエンゴム、エチ
レンプロピレンゴム、クロロプレンゴム、クロロスルホ
ン化ポリエチレン、塩素化ポリエチレン、アクリロニト
リルブタジエンゴム、アクリルゴム、フッ素ゴム、ウレ
タンゴム等に導電材としてカーボン(ケッチェンブラッ
ク)、グラファイト、カーボン繊維、金属粉、導電性金
属酸化物、有機金属酸化物、有機金属化合物、有機金属
塩、導電性高分子等を分散して体積抵抗率を制御した弾
性層、PFA、FEP等のフッ素樹脂をコーティングし
た表面離型層から形成されるタイプ、及び基材として、
ポリエチレン(高密度、中密度、低密度、直鎖状低密
度)、プロピレンエチレンブロックまたはランダム共重
合体、ゴムまたはラテックス成分として例えばエチレン
・プロピレン共重合体ゴム、スチレン・ブタジエンゴ
ム、スチレン・ブタジエン・スチレンブロック共重合体
または、その水素添加誘導体、ポリブタジエン、ポリイ
ソブチレン、ポリアミド、ポリアミドイミド、ポリアセ
タール、ポリアリレート、ポリカーボネート、ポリフェ
ニレンエーテル、変性ポリフェニレンエーテル、ポリイ
ミド、液晶性ポリエステル、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリスルフォン、ポリエテールスルフォン、ポリフ
ェニレンサルファイド、ポリビスアミドトリアゾール、
ポリブチレンテレフタレート、ポリエーテルイミド、ポ
リエーテルエーテルケトン、アクリル、ポリフッ化ビニ
リデン、ポリフッ化ビニル、エチレンテトラフロロエチ
レン共重合体、ポリクロロトリフルオロエチレン、テト
ラフルオロエチレンヘキサフルオロプロピレン共重合
体、テトラフルオロエチレンパーフルオロアルキルビニ
ルエーテル共重合体、ポリテトラフルオロエチレン、フ
ッ素ゴム、アクリル酸アルキルエステル共重合体、ポリ
エステルエステル共重合体、ポリエーテルエステル共重
合体、ポリエーテルアミド共重合体、オレフィン共重合
体、ポリウレタン共重合体、の1種またはこれらの混合
物からなるもの、特にポリフッ化ビニリデン、ポリフッ
化ビニル、エチレンテトラフロロエチレン共重合体、ポ
リクロロトリフルオロエチレン、テトラフルオロエチレ
ンヘキサフルオロプロピレン共重合体、テトラフルオロ
エチレンパーフルオロアルキルビニルエーテル共重合
体、ポリテトラフルオロエチレン等のフッ素樹脂やフッ
素ゴムに導電性フィラーを加え、電気抵抗を調整したタ
イプが用いられる。
【0078】中間転写ベルトの抵抗値は106Ω・cm
〜1010Ω・cm(1kV印加時)が好ましい。
【0079】弾性層、離型層を有する中間転写ベルトに
おいて弾性層の厚みは、転写ニップの形成、回転による
色ズレ、材料コスト等の面で0.5〜5mmが望まし
く、また、離型層の膜厚は、下層の弾性層の柔軟性を感
光体表面に伝えるために薄くすることが好ましく、具体
的には50〜200μmが望ましい。
【0080】また、中間転写ベルト表面に転写紙への画
像転写性を向上させるためステアリン酸亜鉛を塗布しベ
ルト表面の摩擦係数を転写紙より低くさせる事によりト
ナー像の転写性が向上する。転写紙の摩擦係数はその種
類にもよるが通常は0.35〜0.7程度であるのに対
し、中間転写ベルト表面にステアリン酸亜鉛を塗布する
事により中間転写ベルトの摩擦係数は0.15〜0.3
に維持することが出来る。
【0081】本発明のエンドレスベルトを転写紙搬送ベ
ルトとして用いるときは、アルミニウム、鉄、銅及びス
テンレス等の金属や合金、カーボンや金属粒子等を分散
した導電性樹脂ベルト、ニッケル、ステンレス等の金属
ベルトを用いることができる。また転写紙搬送ベルトは
電圧を印加するよう構成され、転写紙が転写紙搬送ベル
トに静電的に吸着されトナー画像の乱れ、転写紙の横ズ
レ、しわ等の発生を低減することが出来る。
【0082】本発明のエンドレスベルトを定着ベルトと
して用いる場合は、ポリイミド、ポリアミド、ポリエス
テル等の耐熱性の樹脂フィルム、金属フィルム等を用い
ることができる。
【0083】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明をより具体的に説
明する。
【0084】(実施例1)厚さ0.8mm、ゴム硬度7
4.0のウレタンゴムシートの両面を研磨機で研磨し、
厚さ0.7mmのウレタンゴムシートを作製した。この
ウレタンゴムシートの片面に、プライマーとして反応硬
化性のウレタン−塩化ビニル共重合プライマーを乾燥後
の膜厚が約5μmになるように塗布し、80℃〜100
℃で5分間乾燥した。ポリエステルフィルム上にアクリ
レート系粘着剤粘着剤に5重量%の硬化剤を添加した粘
着剤を乾燥後の厚さが約30μmになるように塗布し、
80℃〜100℃で5分間乾燥、さらに剥離紙を粘着剤
の上に貼り付け、粘着シートを作製した。ウレタンゴム
シートのプライマーが塗布された側に、粘着シートをポ
リエステルフィルムをはく離しながら貼り付け、全体に
圧力をかけて粘着剤をウレタンゴムシートに固定した。
【0085】図7のように、幅4mm、長さ285mm
で線対称の形状になるよう、剥離紙ごとトムソン刃を有
する打ち抜き機で打ち抜き寄り止めガイドを作製した。
図7における寄り止めガイド左側の凸部及び右側の凹部
の形状を同じにし、寄り止めガイド左側の凸部の角度を
70°とした。即ち、エンドレスベルト内面に寄り止め
ガイドを固定した場合、寄り止めガイドの欠落部はエン
ドレスベルト回転方向に対して55°の角度をもつこと
になる。
【0086】下記組成の混合物をボールミルポットに取
りφ10mmアルミナボールを使用し72時間ボールミ
リングした。 酸化チタン(CR−60:石原産業製) 50.0重量部 アルキッド樹脂(ベッコライトM6401−50 大日本インキ化学工業製) 15.0重量部 メラミン樹脂(スーパーベッカミンL−121−60 大日本インキ化学工業製) 10.0重量部 メチルエチルケトン(関東化学製) 31.7重量部 このミリング液にシクロヘキサノン(関東化学製)10
5.0重量部を加えさらに2時間ボールミリングして下
引き層用塗布液を作製した。この塗布液を周長290.
3mm、厚さ30μmのニッケルシームレスベルト(ビ
ッカース硬度480〜510、純度99.2%以上)上
にスプレー塗布し、135゜Cで25分間乾燥して、膜
厚6.5μmの下引き層を形成した。
【0087】続いて下記の化1で表わされる(リコー
製)の電荷発生物質1.5重量部、下記の化2で表わさ
れる(リコー製)の電荷発生物質1.5重量部、ポリビ
ニルブチーラール樹脂1.0部(エスレックBLS;積
水化学製)、シクロヘキサノン(関東化学製)80.0
重量部からなる混合物をボールミルポットに取り、φ1
0mm瑪瑙ボールを使用し時間ボールミリングした後、
さらにシクロヘキサノン78.4重量部とメチルエチル
ケトン237.6重量部を加え電荷発生層塗布液を調整
した。この塗布液をスプレー塗布により下引層上に塗布
後130℃で20分間乾燥し、厚さ0.12μmの電荷
発生層を形成した。
【0088】次に下記組成の電荷輸送層塗工液を調整
し、この塗布液をスプレー浸積塗布により電荷発生層上
にスプレー塗布し、140℃で30分間乾燥し、厚さ2
5μmの電荷輸送層を形成した。 下記の化3で表わされる荷輸送物質(リコー製) 7重量部 ポリカーボネート樹脂(C−1400、帝人化成製) 10重量部 シリコーンオイル(KF−50、信越化学製) 0.002重量部 テトラヒドロフラン(関東化学製) 841.5重量部 シクロヘキサノン(関東化学製) 841.5重量部 3−t−ブチル−4−ヒドロキシアニソール (東京化成製) 0.04重量部
【0089】
【化1】
【化2】
【化3】
【0090】この感光体ベルトを幅367mmに切断し
た。感光体基体の端部から5mmの両側縁内面に前記寄
り止ガイドを剥離紙を剥しながら貼り付け固定した。寄
り止ガイド貼り付けた後の欠落部のエンドレスガイド回
転方向の長さは両側とも2.4mmであった。作製した
感光体を感光体の線速が96mm/sec、書込み画像
の解像度が600dpiの画像形成装置(IPSiO
Color 5000(リコー製))に搭載し、1cm
画の格子状カラー画像の画像形成を行った。印字10枚
目、2000枚目、5000枚目、10000枚目、3
0000枚目について画像を評価したが、30000枚
目においても色ずれは全く感じられなかった。
【0091】(実施例2)寄り止めガイド図7の左凸部
を極率半径1mm及び、右凹部の極率半径を1mmとし
てトムソン刃による打ち抜きを行った。寄り止めガイド
を500本作製したが、全ての寄り止めガイドで外観上
問題はなかった。(なお、実施例1の形状の寄り止めガ
イドを500本作製したところ、11本の寄り止めガイ
ドの図7の右側の凹部に破れが生じ、その寄り止めガイ
ドは全て廃棄処分となった。) 作製した寄り止めガイドを用いる以外は実施例1と同様
に感光体を作製した。寄り止ガイド貼り付けた後の欠落
部のエンドレスガイド回転方向の長さは両側とも2.6
mmであった。作製した感光体を用いる以外は、実施例
1と同様にして画像形成装置を作製し、画像形成試験を
行った。画像形成30000枚目においても色ずれは全
く感じられなかった。
【0092】(実施例3)実施例1において、カーボン
ブラックを1重量%混合した厚さ1.1mm、ゴム硬度
62.1のウレタンゴムシートを用いる以外は実施例1
と同様に感光体を作製した。寄り止ガイド貼り付けた後
の欠落部のエンドレスガイド回転方向の長さは両側とも
0.7mmであった。作製した感光体を用いる以外は、
実施例1と同様にして画像形成装置を作製し、画像形成
試験を行った。画像形成30000枚目においても色ず
れは全く感じられなかった。
【0093】(実施例4)実施例1において、カーボン
ブラックを8重量%混合した厚さ0.7mm、ゴム硬度
70.5のウレタンゴムシートを用い、寄り止めガイド
の長さを286mmとする以外は実施例1と同様に感光
体を作製した。寄り止ガイド貼り付けた後の欠落部のエ
ンドレスガイド回転方向の長さは両側とも1.9mmで
あった。作製した感光体を用い、実施例1と同様にして
画像形成装置を作製し、画像形成試験を行った。画像形
成30000枚目においても色ずれは全く感じられなか
った。
【0094】(実施例5)実施例4において、寄り止め
ガイド凸部の角度を90°、寄り止めガイド凹部の角度
を90°(即ち、エンドレスベルト内面に寄り止めガイ
ドを固定した場合、寄り止めガイドの欠落部はエンドレ
スベルト回転方向に対して45°の角度をもつことにな
る。)とし、凸部を極率半径0.6mmとする以外は実
施例4と同様に、感光体を作製した。この感光体を用い
る以外は、実施例4と同様に画像形成装置を作製し、画
像形成試験を行った。画像形成30000枚目において
も色ずれは全く感じられなかった。
【0095】(実施例6)実施例5において、寄り止め
ガイド凹部を極率半径0.6mmとする以外は実施例5
と同様に、感光体を作製した。この感光体を用いる以外
は、実施例4と同様に画像形成装置を作製し、画像形成
試験を行った。画像形成30000枚目においても色ず
れは全く感じられなかった。
【0096】(実施例7)実施例6において、線速を1
50mm/secとする以外は実施例6と同様に画像形
成装置を作製し、画像形成試験を行った。画像形成30
000枚目においても色ずれは全く感じられなかった。
【0097】(実施例8)実施例6において、画像形成
装置を改造して感光体の線速を160mm/secとす
る以外は実施例6と同様の画像形成試験を行った。画像
形成30000枚目までは色ずれは全く感じられなかっ
た。
【0098】(実施例9)実施例8において、書込み画
像の解像度を1200dpiに改造する以外は、実施例
8と同様に画像形成装置を作製し、実施例8と同様の画
像形成試験を行った。画像形成30000枚目までは色
ずれは全く感じられなかった。アニメセル画をコピーし
たところ、凝視しなければほとんど判別不能であるが、
画像濃度の高い部分の周辺を拡大鏡で拡大すると、画像
の一部がかけている部分が一部存在した。
【0099】(実施例10)ポリフッ化ビニリデン(P
VDF)100重量部に対してカーボンブラック18重
量部、分散剤3重量部、トルエン400重量部を均一に
分散させた分散液に円筒形の型を浸け10mm/sec
で静かに引き上げ室温にて乾燥をさせ75μmのPVD
Fの均一な膜を形成した。75μmの膜が形成されてい
る型を繰り返し上記条件で溶液に円筒形の型を浸け10
mm/secで静かに引き上げ室温乾燥させ150μm
のPVDFベルトを形成した。これに、ポリウレタンプ
レポリマー100重量部、硬化剤(イソシアネート)3
重量部、カーボンブラック20重量部、分散剤3重量
部、MEK500重量部を均一分散させた分散液に上記
150μmPVDFが形成されている円筒形型を浸け、
30mm/secで引き上げを行い自然乾燥を行った。
乾燥後繰り返しを行い狙いの150μmのウレタンポリ
マー層を形成させた。さらに表層用にポリウレタンプレ
ポリマー100重量部、硬化剤(イソシアネート)3重
量部、PTFE微粉末粉体50重量部、分散剤4重量
部、MEK500重量部を均一分散させた。上記150
μmのウレタンプレポリマーが形成されている円筒形型
を浸け30mm/secで引き上げを行い自然乾燥を行
った。乾燥後繰り返しを行い5μmのPTFEが均一に
分散されたウレタンポリマーの表層を形成させた。室温
で乾燥後130℃,2時間の架橋を行い、樹脂層;15
0μm,弾性層;150μm,表層;5μmの3層構成
転写ベルトを得た。この弾性中間転写ベルトを用いる以
外は実施例9と同様にして画像形成装置を作製し、実施
例9で用いたアニメセル画をコピーしたところ、画像濃
度の高い部分の周辺を拡大鏡で拡大しても、画像欠陥が
全く見つからず、極めて高画質の画像が得られた。
【0100】(比較例1)実施例8において、寄り止め
ガイド端部が図9(b)の形状のように45°の角度に
カットされたものを用いる以外は実施例8と同様にして
感光体を作製した。この感光体の内面は、図9(a)の
下側の寄り止めガイドが、上側の寄り止めガイドと同一
形状になっている。作製した感光体を用いる以外は実施
例8と同様に画像形成装置を作製し、画像形成試験を行
った。画像形成68枚目に、寄り止めガイドの剥離が生
じ、画像形成不能となった。
【0101】
【発明の効果】(1)請求項1〜3においては、寄り止
めガイドである二本の弾性体を相互に用いることができ
るため、寄り止めガイドの固定間違いの発生することな
く、かつ蛇行の発生しない高画質の画像形成が可能なエ
ンドレスベルト走行装置を提供することができる。 (2)請求項4においては、寄り止めガイドである弾性
体作製時の破れ等を発生することなく、寸法精度の高い
寄り止めガイドを作製することができるため、蛇行の発
生しない高画質の画像形成が可能なエンドレスベルト走
行装置を提供することができる。 (3)請求項5においては、寄り止めガイドである弾性
体材料の有効活用ができるばかりでなく、エンドレスベ
ルト固定時の位置精度の管理を容易に行うことができる
ので、高画質の画像形成が可能なエンドレスベルト走行
装置を提供できる。 (4)請求項6においては、容易に寄り止めガイドの固
定を行うことができ、蛇行の発生しないエンドレスベル
ト走行装置を提供できる。 (5)請求項7〜8においては、蛇行の発生しないエン
ドレスベルト走行装置を提供できる。 (6)請求項9においては、寸法精度の良い寄り止めガ
イドを製造することができるため、蛇行の発生しないエ
ンドレスベルト走行装置を提供できる。 (7)請求項10においては、線速の早い状態において
も、蛇行の発生しないエンドレスベルト走行装置を提供
できる。
【0102】(8)請求項11においては、画像形成速
度が速い状態でも高品質の画像形成が可能なエンドレス
ベルト走行装置を提供することができる。 (9)請求項12においては、高品質の画像形成が可能
な画像形成装置用エンドレスベルトを提供できる。 (10)請求項13においては、高品質の画像形成が可
能な画像形成装置を提供できる。 (11)請求項14においては、高品質のカラー画像形
成が可能な画像形成装置を提供できる。 (12)請求項15においては、転写効率が高く、色ず
れ、版画、ちり等の異常画像のない高画質のカラー画像
形成が可能な画像形成装置を提供できる。 (13)請求項16においては、高解像度で、高品質の
画像形成が可能な画像形成装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエンドレスベルト走行装置の概略図で
ある。
【図2】(a)は本発明のエンドレスベルトの内側面縁
部に設けられた帯状弾性体を表わした図、(b)はその
帯状弾性体の欠落部の拡大図である。
【図3】(a)(b)(c)(d)は帯状弾性体の欠落
部の形状の図例を表わした図である。
【図4】帯状弾性体の欠落部のV字形谷にRをもたせる
ことの説明図である。
【図5】帯状弾性体の幅、長さ、厚みを説明するための
図である。
【図6】エンドレスベルトの寄り止めガイド付近の模式
図である。
【図7】実施例で用いた帯状弾性体の寸法を示した図で
ある。
【図8】カラー画像形状装置の一例の概略図である。
【図9】(a)は従来のエンドレスベルトの内側両縁部
に設けられた寄り止めガイドの形状を表わした図、
(b)はその一部拡大図である。
【符号の説明】
1 感光体ベルト 2、3 回動ローラ 4 帯電チャージャ 5 レーザー書き込み系ユニット(レーザ光学装置) 6 カラー現像装置 10 中間転写ベルト 11、12 回動ローラ 13 バイアスローラ 14 転写ローラ 15、16 クリーニング装置 17 給紙台 18 給紙ローラ 19a、19b 搬送ローラ 20a、20b レジストローラ 31 プロセスカートリッジ 80 定着装置 81a、81b 排紙ローラ 82 排紙スタック部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 15/01 114 G03G 15/01 114A 114B 15/16 103 15/16 103 (72)発明者 長島 勝法 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 納所 伸二 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 木村 美知夫 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 杉野 顕洋 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 中森 英雄 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 芹澤 利道 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 岩村 一穂 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2H030 AD05 BB02 BB42 BB44 BB71 2H035 CA05 CB06 CF00 2H068 AA55 CA46 2H200 FA16 GA24 GA34 JB07 JB15 JB39 JB40 JC05 JC13 3F049 AA02 BA02 BA14 DA02 DA03 DA04 LA01 LB03

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンドレスベルト内に複数のローラを挿
    入し、そのローラの回転によりエンドレスベルトを走行
    させるエンドレスベルト走行装置において、エンドレス
    ベルトの両側縁内面に、帯状の弾性体を該ローラよりも
    外側に接着層により固定し、かつ、該帯状の弾性体は該
    ローラ側に、エンドレスベルト回転方向に対して10〜
    80°の角度をもつ欠落部を有しており、しかもエンド
    レスベルト回転方向を通る中心線に対して、線対称であ
    ることを特徴とするエンドレスベルト走行装置。
  2. 【請求項2】 請求項1項記載のエンドレスベルト走行
    装置において、エンドレスベルトの両側縁内面に固定し
    た二つの帯状弾性体が同一形状であることを特徴とする
    エンドレスベルト走行装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のエンドレスベル
    ト走行装置において、該帯状弾性体の欠落部がV字型で
    あることを特徴とするエンドレスベルト走行装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のエンドレスベルト走行装
    置において、該帯状弾性体のV字型欠落の部谷の形状が
    極率半径0.1〜3.0mmの円弧であることを特徴と
    するエンドレスベルト走行装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載のエンド
    レスベルト走行装置において、該帯状弾性体の欠落部の
    エンドレスガイド回転方向の形状と、該帯状弾性体の欠
    落部のエンドレスガイド逆回転方向の形状とが同一であ
    ることを特徴とするエンドレスベルト走行装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載のエンド
    レスベルト走行装置において、該帯状弾性体の欠落部の
    エンドレスガイド回転方向の長さが0.05〜10.0
    0mmであることを特徴とするエンドレスベルト走行装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6記載のエンドレスベルト走
    行装置において、該帯状弾性体の幅が1.5〜20mm
    であることを特徴とするエンドレスベルト走行装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかに記載のエンド
    レスベルト走行装置において、該帯状弾性体の厚みが
    0.4〜1.5mmであることを特徴とするエンドレス
    ベルト走行装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれかに記載のエンド
    レスベルト走行装置において、該帯状弾性体が打ち抜き
    により製造されたことを特徴とするエンドレスベルト走
    行装置。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれかに記載のエン
    ドレスベルト走行装置において、円筒状のエンドレスベ
    ルト基体両側内面縁に、該帯状弾性体を貼り付けて作製
    したことを特徴とするエンドレスベルト走行装置。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10のいずれかに記載のエ
    ンドレスベルト走行装置において、エンドレスベルト感
    光体の線速が80mm/sec以上であることを特徴と
    するエンドレスベルト走行装置。
  12. 【請求項12】 請求項1〜11のいずれかに記載のエ
    ンドレスベルト走行装置用エンドレスベルト。
  13. 【請求項13】 請求項1〜11のいずれかに記載のエ
    ンドレスベルト走行装置を用いた画像形成装置。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の画像形成装置が、カ
    ラー画像を形成可能であることを特徴とする画像形成装
    置。
  15. 【請求項15】 請求項13記載の画像形成装置が、感
    光体上に各色のトナー画像を形成後、弾性を有する中間
    転写ベルト上に各色のトナーを転写し、出力媒体に中間
    転写ベルト上に積層されたトナーを二次転写することに
    より、画像形成を行うことを特徴とする画像形成装置。
  16. 【請求項16】 請求項13〜15のいずれかに記載の
    画像形成装置において、感光体への書き込み画像の解像
    度が1000dpi以上であることを特徴とする画像形
    成装置。
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