JP2003004875A - 商品管理用表示体 - Google Patents

商品管理用表示体

Info

Publication number
JP2003004875A
JP2003004875A JP2001232871A JP2001232871A JP2003004875A JP 2003004875 A JP2003004875 A JP 2003004875A JP 2001232871 A JP2001232871 A JP 2001232871A JP 2001232871 A JP2001232871 A JP 2001232871A JP 2003004875 A JP2003004875 A JP 2003004875A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
time
time indicator
color
display
display unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001232871A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuyoshi Ochiai
庸良 落合
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2001232871A priority Critical patent/JP2003004875A/ja
Publication of JP2003004875A publication Critical patent/JP2003004875A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement Of Unknown Time Intervals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で作成することが可能であるばか
りか、一瞥しただけで経時的な要素を含めて商品の管理
状態を正確に判断することができることは言うまでもな
く、光量が不充分な環境や目の不自由な者にも確認がで
きる。 【解決手段】 経時的に色彩が変化するタイムインジケ
ータを用いて、それぞれ異なる経過時間で色彩が変化す
るように調整した複数種類のタイムインジケータ部材3
a,3b,3c,3dを、色彩が変化するまでの経過時
間の長さの順に並べて表示具本体2の表面に配置した表
示部4を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば商品の賞味期
限や保存期限、或いは使用開始時期などを管理するため
に商品や商品の包装にラベルやタッグなどの形態で付設
される商品管理用表示体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、食品などの賞味期限や、薬品など
の有効期限のような商品管理が必要な商品には期限を示
す年月日の日付を表す数字などが印字されているのが一
般的である。
【0003】ところが、数字で示された賞味期限や、有
効期限などの表示は一見しただけでは確認することがで
きず、さらには暦と比べたりしなければならずきわめて
不便であり、また、読み誤ったりすることもあり、更
に、字の読めない子供や細かい字を判読しにくい老人な
どには適していない。
【0004】そこで、これらの商品管理を色彩の変化で
表示する目的で経時的に色彩などが変化する素材、いわ
ゆるタイムインジケータが開発されている。
【0005】このタイムインジケータとしては、特開昭
56−131684号公報、特開平11−316292
号公報、特開2000−292563号公報などに提示
されているように、揮発性有機物質と色素を組み合わせ
たもの、特開昭57−104884号公報、特開昭60
−12468号公報などに提示されているような可変色
素と酸やアルカリ性物質とを用いたもの、特開昭60−
9538号公報、特開昭60−109870号公報、特
開平11−14616号公報などに提示されているよう
に空気中の酸素や炭酸ガスなどの作用による色彩の変化
を用いたもの、特開平6−109870号公報、特開平
8−101285号公報、特開2000−32148号
公報なとに提示されているように染料インキを印刷して
その拡散作用を用いたものなど各種のものが従来から知
られている。
【0006】ところが、前記タイムインジケータは、素
材そのものの発明に関するものが殆どであり、商品に貼
着するようなラベルなどの具体例についてはあまり提示
されておらず、特開昭57−104884号公報、特開
昭60−124681号公報、特開平11−34658
1号公報、特開2000−321148号公報に具体例
が提示されているに過ぎない。
【0007】しかしながら、特開昭57−104884
号公報、特開昭60−124681号公報、特開平11
−346581号公報に提示されている商品管理用の表
示具は、色彩が経時的に変化するタイムインジケータそ
のものを商品の表面に配置して並べて配置した変化する
前と変化した後との色彩を示したカラーチャート(色見
本)を隣に並べて表示したものであり、確認の際にはタ
イムインジケータの色とカラーチャートの色とを一々比
較しなければならず、一見して商品の状況が判別できな
いのできわめて不便であるばかりか、別途にカラーチャ
ートを商品の包装にタイムインジケータに並べて配置し
なければならず、製造上ならびに経済性に問題がある。
更に、これらの具体例では色彩の変化の前後は確認する
ことができるが、経時的な変化を知ることができない、
という問題もある。
【0008】また、タイムインジケータを用いたシール
やラベルが特開2000−321148号公報に提示さ
れているが、シールやラベルに印刷されたマークが期間
の経過の前後で異なる色彩に変化したり、タイムインジ
ケータの下に印刷しておいた文字を露出させるものであ
り、経時的な変化を示すものではない。
【0009】更に、期限の経時的変化を表示可能とした
タイムインジケータを用いたシールやラベルが特開平1
1−34658号公報に提示されているが、これは、色
の変化や過程を距離や面積で表示するものであり、たと
えば化学変化を起こして色彩が変化する化学物質からな
るタイムインジケータの一カ所から反応を開始させて次
第に全体に行き渡る過程を色彩の変化として表示させる
ものである。
【0010】この手段は理論的には可能であるが、実際
には、前記化学反応は自然な反応に委ねるものであっ
て、一カ所から開始した反応の広がり方向並びに反応の
移行速度は不規則であり、連続して行われる化学反応の
進行する距離や面積を以て経時的変化を正確に把握する
ことは困難である。また、期限管理を正確に行うために
は化学物質(タイムインジケータ)を反応制御膜で区切
って多数の面を作成するなどきわめて複雑な構造にしな
ければならず、また、経時的変化を確認するためには安
全期間を示す安全期間カラーチャート、注意期間カラー
チャート並びに期限切れカラーチャートなどを示すカラ
ーチャートを並設しなければならないという問題もあ
る。
【0011】更に、前記従来の公報に提示されているタ
イムインジケータはいずれも色彩を基としたものであ
り、一定量の光が存在する環境でなければ正確に判断す
ることが困難である。そのため、比較的暗いところや目
の不自由な者において確認することはできない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記従来のタ
イムインジケータを用いた商品管理用表示具が有する問
題点を解消すべくなされたものであって、簡単な構成で
作成することが可能であるばかりか、一瞥しただけで経
時的な要素を含めて商品の管理状態を正確に判断するこ
とができることは言うまでもなく、更には、光量が不充
分な環境や目の不自由な者にも確認が可能な商品管理用
表示具を提供することを課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明は、経時的に色彩が変化するタイムインジケ
ータを用いて、それぞれ異なる経過時間で色彩が変化す
るように調整した複数種類のタイムインジケータ部材
を、色彩が変化するまでの経過時間の長さの順に並べて
表示具本体の表面に配置した表示部を有することを特徴
とする。
【0014】異なる経過時間で色彩が変化するように調
整した複数種類のタイムインジケータ部材を、色彩が変
化するまでの経過時間の長さの順に並べて表示具本体の
表面に配置することにより、例えば全てのタイムインジ
ケータ部材が変色したときを最終期限とすれば、きわめ
て確認しやすく、また、変化の過程が順次色彩の変化の
度合いで明確に示されるので経時的な変化も明確に把握
することができる。
【0015】また、経時的に色彩が出現するタイムイン
ジケータを用いて、それぞれ異なる経過時間で色彩が出
現するように調整した複数種類のタイムインジケータ部
材を順次、表面に配置した表示部を有する場合、並びに
経時的に色彩が消失するタイムインジケータを用いて、
それぞれ異なる経過時間で色彩が消失するように調整し
た複数種類のタイムインジケータ部材を順次、表面に配
置した表示部を有する場合も同様である。
【0016】更に、前記表面の素地が前記表面に配置さ
れた複数種類のタイムインジケータ部材の最終時の色彩
と同一の色彩により形成した場合には、最終期限におけ
るタイムインジケータ部材の色彩を容易に確認すること
ができるばかりか別途にカラーチャートを並設する必要
もない。
【0017】、更にまた、前記表面に配置された複数種
類のタイムインジケータ部材の経時方向が表示されてい
る場合には途中の経時的変化の様子がより確認しやす
い。
【0018】加えて、経時的に体積が変化するタイムイ
ンジケータを用いて、それぞれ異なる経過時間で体積が
変化するように調整した複数種類のタイムインジケータ
部材を順次、表面に配置した表示部を有する場合や、経
時的に硬さが変化するタイムインジケータを用いて、一
定の経過時間で硬さが変化するように調整したタイムイ
ンジケータ部材を表面に配置した表示部を有する場合、
更には、それぞれ異なる経過時間で硬さが変化するよう
に調整した複数種類のタイムインジケータ部材を順次、
表面に配置した表示部を有する場合には、光量が不充分
な環境や目の不自由な者にも確認が可能である。
【0019】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態について
図面を参照して詳細に説明する。
【0020】図1は色彩の変化に基づくタイムインジケ
ータを利用した本発明の好ましい実施の形態を示すもの
であり、表示具1はたとえば全体が細長矩形状で裏面に
粘着層を形成して適宜の厚さを有するラベルである表示
具本体2の表面に経時的に色彩が変化するタイムインジ
ケータを塗布、被覆、印刷などの従来タイムインジケー
タの付設手段によりそれぞれ同形の呈する4種類のタイ
ムインジケータ部材3a,3b,3c,3dが並んで形
成される表示部4が配置されている。
【0021】本実施の形態におけるタイムインジケータ
としては従来周知の経時的に色彩が変化する各種のもの
を用いることができるが、たとえば生鮮食品、保存食
品、薬品などのように使用する商品や管理期間更には使
用環境を勘案して最適のものを適宜選択して使用するこ
とができる。
【0022】また、タイムインジケータを用いて形成さ
れる各タイムインジケータ部材3a,3b,3c,3d
は、それぞれ異なる経過時間で色彩が変化するように調
整されている。具体的には、例えばタイムインジケータ
が酸やアルカリ性物質などと色素との化学反応によって
色彩が変化するようなものである場合には、各タイムイ
ンジケータ部材3a,3b,3c,3dについての色彩
変化速度の度合いに応じて異なる量の触媒や負触媒を加
え、あるいはタイムインジケータが空気中の酸素や炭酸
ガスなどの作用により色彩が変化する場合には被覆シー
ルに形成する通気孔を異なる面積にしたり、マイクロカ
プセルの場合にはカプセルの厚みなどの調整を加え、微
生物による場合には微生物の数や繁殖環境を調整して各
タイムインジケータ部材3a,3b,3c,3dにおけ
る一定の時間経過後の色彩の変化が順次変化するように
調整する。このようにして形成される本実施の形態は、
例えばタイムインジケータが空気中の酸素や炭酸ガスな
どの作用により色彩が変化する場合には反応が進行しな
いように気密シートなどを表面に被覆して通気孔を塞い
でおき、タイムインジケータ光などにより反応が進行す
る場合には遮光シートで表面を被覆しておいたり、遮光
性の包装に収納して使用段階まで保管し、また、例えば
タイムインジケータが低温で反応しない場合には冷凍庫
などに保管してもよく、いずれにしても表示具1を使用
の段階までタイムインジケータの反応を抑制する環境に
おいておく必要がある。
【0023】次に本実施の形態の使用例を説明すると、
図1(1)は表示具1の使用前の状態を示すものであ
り、表示部4を形成する各タイムインジケータ部材3
a,3b,3c,3d(例えば色素として酸により変色
するpH指示薬を含む)は全て黄橙色を呈している。
【0024】このとき、前述の如く、表示具1はタイム
インジケータの反応が抑制された状態にある。従って、
例えば気密シートや遮光シートなどの反応抑制シートで
被覆してある場合には商品に表示具1を付すとき、或い
は商品に表示具1を付した時に前記シートを剥がしてタ
イムインジケータの反応を開始させ、つまり、時間の計
測を開始する。そして、時間が経過すると、図1(2)
に示すように、酸化速度の速いタイムインジケータ部材
3aから次第に赤色に変色してくる。
【0025】そこで、各タイムインジケータ部材3a,
3b,3c,3dについての経過時間に対する色彩の変
化量をあらかじめ所定の間隔で設定しておくことによ
り、各タイムインジケータ部材3a,3b,3c,3d
の変色の度合いを一瞥することにより、つまり、時間の
経過に伴って黄橙色であった各タイムインジケータ部材
3a,3b,3c,3dがタイムインジケータ部材3a
からタイムインジケータ部材3dに向かって順次赤色に
変化していく過程を視覚により確認することで進行時間
或いは残存時間を距離や面積ではなく位置的に把握する
ことができる。
【0026】従って、始点から終点までを連続して反応
させることにより変色した距離や面積で途中の期間を確
認する場合の従来例のように距離や面積を比較・確認す
るための複数種類のカラーチャートを必要としない。ま
た、各タイムインジケータ部材3a,3b,3c,3d
は互いに独立して色彩が変化するので各タイムインジケ
ータ部材3a,3b,3c,3dの設定時間が経過する
とそれぞれ確実に終点の色である赤色に変色するので現
在の状況をきわめて明確に確認することができる。
【0027】そして、図1(3)に示したように各タイ
ムインジケータ部材3a,3b,3c,3dが全て赤色
に変色した時期を管理期間の終わりとして確認すること
ができる。
【0028】このとき、本実施の形態では、各タイムイ
ンジケータ部材3a,3b,3c,3dはそれぞれ異な
る時間に応じて色彩が変化するように調整してあり、少
なくとも最後のタイムインジケータ部材3dが変色した
時にはそれ以前に変色するタイムインジケータ部材3a
は完全に変色しているはずである。従って、4つのタイ
ムインジケータ部材3a,3b,3c,3dが同一の色
彩になった時が終点であり、特別に終点の色を示すカラ
ーチャートを並設する必要がない。
【0029】尚、図2に示すように表示具1を構成する
表示具本体2を前記変色後の色彩を有する素材で形成す
る場合には各タイムインジケータ部材3a,3b,3
c,3dの変色具合を別途にカラーチャートを設けるこ
となしに、更に明確に確認することができ、安価である
とともに外観上も美麗である。
【0030】また、図3に示すように、タイムインジケ
ータ部材3a,3b,3c,3dの色彩の変化の時間的
変化、つまり、経時方向が表示されている場合には途中
の経時的変化の様子がより確認しやすい。
【0031】図4並びに図5は、色彩の変化に基づくタ
イムインジケータを利用した本発明の異なる実施の形態
を示すものであり、全体の構成は前記図1に示した実施
の形態とほぼ同様であるが、図4に示したものは、経時
的に色彩が出現するタイムインジケータを用いてタイム
インジケータ部材3a,3b,3c,3dを作成した点
が異なり、最初無色であったタイムインジケータ部材3
a,3b,3c,3dが時間の経過とともに順次着色さ
れていくものであり、図5に示したものは経時的に色彩
が消失するタイムインジケータを用いてタイムインジケ
ータ部材3a,3b,3c,3dを作成した点が異な
り、最初有色であったタイムインジケータ部材3a,3
b,3c,3dが時間の経過とともに順次無色になる。
【0032】これらの実施例は、色彩が変化するのでは
なく、色彩が出現したり消失するものであり、色彩が変
化するものに比べて色の変化の確認が容易且つ正確であ
る利点を有する。加えて、利用できるタイムインジケー
タの種類も多く使用目的に応じて幅広い選択が可能であ
る。
【0033】図6は、経時的に体積が変化するタイムイ
ンジケータを用いた本発明の実施の形態を示すものであ
り、全体の構成は前記色彩が変化するタイムインジケー
タを利用した場合とほぼ同様であるが、各タイムインジ
ケータ部材3a,3b,3c,3dとして経時的に体積
が変化するタイムインジケータを用いたものである。
【0034】これらのタイムインジケータ部材3a,3
b,3c,3dは最終的には一定量のガスを発生する
が、経時的には異なる量のガスを発生するように調整可
能な例えば酸と反応して炭酸ガスを発生するような粒度
の異なる炭酸カルシウムのようなタイムインジケータ5
a,5b,5c,5dが例えば図6(1)に示すように
一定の伸縮性を有する軟質合成樹脂シートからなる被膜
6で被われて形成されている。
【0035】従って、図6(2)に示すようにタイムイ
ンジケータ部材3a,3b,3c,3dが順次膨れてい
き、図6(3)に示すように全てのタイムインジケータ
部材3a,3b,3c,3dが同様に膨れたときを終点
とするものであり、視覚だけでなく、指先の触覚により
膨れ具合を確認することができるので光量が充分でない
環境や目の不自由な者にとっても容易に確認することが
できる。
【0036】図7は、例えば、セメントのように経時的
に硬さが変化するタイムインジケータを用いた本発明の
実施の形態の一例を示すものであり、一定の経過時間で
硬さが変化するように調整したタイムインジケータ5
が、例えばラベル状の表示具表面2の表面に軟質合成樹
脂シートからなる被膜6で被われて形成された1つのタ
イムインジケータ部材3が配置されている。
【0037】本実施の形態では例えばタイムインジケー
タ5が次第に硬化して順次、軟らかがなくなり完全に固
化したときに期限が到達するように硬化速度を調節して
おく。そのため、指で触ったときに、まだ軟らかい場合
には期限前であり、硬くなったら期限がきたことを視覚
によらずに触覚を用いて感知することができる。
【0038】従って、商品を比較的暗いところに保存し
てある場合などに便利であり、殊に目の不自由な者にと
っても期限の終わりを確実に確認することができる。
【0039】また、本実施の形態のように完全に硬化し
たとき、或いは始めに硬くて次第に軟らかくなり完全に
硬さがとれときを終点とすることにより、1つのタイム
インジケータ部材3だけを設ければよく、比較の硬度見
本などを設ける必要がないが、付けた場合には更に確実
に終点の確認が可能である。
【0039】また、図8は経時的に硬さが変化するタイ
ムインジケータを用いた本発明の異なる実施の形態を示
すものであり、図7に示した表示具1に示したタイムイ
ンジケータ部材3と同様の構成を有する例えば4つのタ
イムインジケータ部材3a,3b,3c,3dが表示具
本体2の表面に配置されている。
【0040】前記各タイムインジケータ部材3a,3
b,3c,3dは、最終的には一定量の硬さに達する
が、異なる硬化速度を有して調整可能である例えばセメ
ント、有機系接着剤などのようなもののようなタイムイ
ンジケータ5a,5b,5c,5dが例えば図8(1)
に示すように軟質合成樹脂シートからなる被膜6で被わ
れて形成されている。
【0041】従って、時間の経過とともにタイムインジ
ケータ部材3a,3b,3c,3dが順次硬くなってい
き、全てのタイムインジケータ部材3a,3b,3c,
3dが硬化の度合いを経時的に判断して終点を確認する
ことができる。
【0042】尚、本実施例では経時的に硬くなるタイム
インジケータを用いてタイムインジケータ部材3a,3
b,3c,3dを形成したが、逆に、例えば、水分の蒸
発や吸収などによりはじめに硬かったものが次第に柔ら
かくなるタイムインジケータを用いてもよい。
【0043】また、図9に示すように、タイムインジケ
ータ部材3a,3b,3c,3d自体を経時方向を触覚
で確認するようにすることにより、より確実に終点を確
認することができる。
【0044】更に、これらの体積や硬さの変化を利用し
た触覚による実施の形態と前記色彩の変化を利用した視
覚による実施の形態を組み合わせてもよいことは言うま
でもない。
【0045】
【発明の効果】以上のように本発明は、簡単な構成で作
成することが可能であるばかりか、一瞥しただけで経時
的な要素を含めて商品の管理状態を正確に判断すること
ができることは言うまでもなく、更には、光量が不充分
な環境や目の不自由な者にも確認が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】色彩の変化に基づくタイムインジケータを利用
した本発明の実施の形態を示す説明図
【図2】図1に示した実施の形態において一部が異なる
実施の形態の正面図
【図3】図1に示した実施の形態において一部が異なる
実施の形態の正面図
【図4】色彩の変化に基づくタイムインジケータを利用
した本発明の異なる実施の形態を示す説明図
【図5】色彩の変化に基づくタイムインジケータを利用
した本発明の更に異なる実施の形態を示す説明図
【図6】体積の変化に基づくタイムインジケータを利用
した本発明の更に異なる実施の形態を示す説明図
【図7】硬さの変化に基づくタイムインジケータを利用
した本発明の実施の形態を示す説明図
【図8】硬さの変化に基づくタイムインジケータを利用
した本発明の更に異なる実施の形態を示す説明図
【符号の説明】 1 表示具、2 表示具本体、3a,3b,3c,3d
タイムインジケータ部材、4 表示体、5a,5b,
5c,5d タイムインジケータ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年9月14日(2001.9.1
4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】色彩の変化に基づくタイムインジケータを利用
した本発明の実施の形態を示す説明図
【図2】図に示した実施の形態において一部が異なる実
施の形態の正面図
【図3】図に示した実施の形態において一部が異なる実
施の形態の正面図
【図4】色彩の変化に基づくタイムインジケータを利用
した本発明の異なる実施の形態を示す説明図
【図5】色彩の変化に基づくタイムインジケータを利用
した本発明の更に異なる実施の形態を示す説明図
【図6】体積の変化に基づくタイムインジケータを利用
した本発明の実施の形態を示す説明図
【図7】硬さの変化に基づくタイムインジケータを利用
した本発明の実施の形態を示す説明図
【図8】硬さの変化に基づくタイムインジケータを利用
した本発明の異なる実施の形態を示す説明図
【図9】硬さの変化に基づくタイムインジケータを利用
した本発明の更に異なる実施の形態を示す説明図
【符号の説明】 1 表示具、表示具本体、3a,3b,3c,3d タ
イムインジケータ部材、4 表示体、5a,5b,5
c,5d タイムインジケータ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 経時的に色彩が変化するタイムインジケ
    ータを用いて、それぞれ異なる経過時間で色彩が変化す
    るように調整した複数種類のタイムインジケータ部材
    を、色彩が変化するまでの経過時間の長さの順に並べて
    表示具本体の表面に配置した表示部を有することを特徴
    とする商品管理用表示体。
  2. 【請求項2】 経時的に色彩が出現するタイムインジケ
    ータを用いて、それぞれ異なる経過時間で色彩が出現す
    るように調整した複数種類のタイムインジケータ部材を
    順次、表面に配置した表示部を有することを特徴とする
    商品管理用表示体。
  3. 【請求項3】 経時的に色彩が消失するタイムインジケ
    ータを用いて、それぞれ異なる経過時間で色彩が消失す
    るように調整した複数種類のタイムインジケータ部材を
    順次、表面に配置した表示部を有することを特徴とする
    商品管理用表示体。
  4. 【請求項4】 前記表面の素地が前記表面に配置された
    複数種類のタイムインジケータ部材の最終時の色彩と同
    一の色彩により形成されている請求項1,2,3または
    4記載の商品管理用表示体。
  5. 【請求項5】 前記表面に配置された複数種類のタイム
    インジケータ部材の経時方向が表示されている請求項
    1,2,3または4記載の商品管理用表示体。
  6. 【請求項6】 経時的に体積が変化するタイムインジケ
    ータを用いて、それぞれ異なる経過時間で体積が変化す
    るように調整した複数種類のタイムインジケータ部材を
    順次、表面に配置した表示部を有することを特徴とする
    商品管理用表示体。
  7. 【請求項7】 経時的に硬さが変化するタイムインジケ
    ータを用いて、一定の経過時間で硬さが変化するように
    調整したタイムインジケータ部材を表面に配置した表示
    部を有することを特徴とする商品管理用表示体。
  8. 【請求項8】 経時的に硬さが変化するタイムインジケ
    ータを用いて、それぞれ異なる経過時間で硬さが変化す
    るように調整した複数種類のタイムインジケータ部材を
    順次、表面に配置した表示部を有することを特徴とする
    商品管理用表示体。
JP2001232871A 2001-06-26 2001-06-26 商品管理用表示体 Pending JP2003004875A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001232871A JP2003004875A (ja) 2001-06-26 2001-06-26 商品管理用表示体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001232871A JP2003004875A (ja) 2001-06-26 2001-06-26 商品管理用表示体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003004875A true JP2003004875A (ja) 2003-01-08

Family

ID=19064719

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001232871A Pending JP2003004875A (ja) 2001-06-26 2001-06-26 商品管理用表示体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003004875A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005334621A (ja) * 2004-04-30 2005-12-08 Izumi Sumitani 医薬品タイムインジケーター
JP2009526231A (ja) * 2006-02-08 2009-07-16 ベクトン・ディキンソン・アンド・カンパニー 改良されたサンプル捕集及び保管装置、及びそれに関連する方法
US8973293B2 (en) 2010-11-19 2015-03-10 Becton, Dickinson And Company Specimen container label for automated clinical laboratory processing systems
KR101608019B1 (ko) 2015-01-06 2016-03-31 인하대학교 산학협력단 갈변 효과를 이용한 시간 경과 온도 감지 캡슐

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005334621A (ja) * 2004-04-30 2005-12-08 Izumi Sumitani 医薬品タイムインジケーター
JP2009526231A (ja) * 2006-02-08 2009-07-16 ベクトン・ディキンソン・アンド・カンパニー 改良されたサンプル捕集及び保管装置、及びそれに関連する方法
US8630016B2 (en) 2006-02-08 2014-01-14 Becton, Dickinson And Company Label processor and method relating thereto
US9724690B2 (en) 2006-02-08 2017-08-08 Becton, Dickinson And Company Blood collection device, method, and system for using the same
US8973293B2 (en) 2010-11-19 2015-03-10 Becton, Dickinson And Company Specimen container label for automated clinical laboratory processing systems
US9604217B2 (en) 2010-11-19 2017-03-28 Becton, Dickinson And Company Specimen container label for automated clinical laboratory processing systems
KR101608019B1 (ko) 2015-01-06 2016-03-31 인하대학교 산학협력단 갈변 효과를 이용한 시간 경과 온도 감지 캡슐

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5633836A (en) Accelerated development time-delayed message system
US7388814B2 (en) Three-dimensional dye migration time indicator
US5602804A (en) Long term rapid color changing time indicator
US5699326A (en) Time indicator
US5446705A (en) Time indicator having discrete adhesive
US7514262B2 (en) Plural intrinsic expiration initiation application indicators
US10076466B2 (en) Timed sequence indicators
US5633835A (en) Long term rapid color changing time indicator
EP1210653B1 (en) A migrating dye indicator wherein the image produced has reduced blurring
US20100300348A1 (en) Medication regimen communicator apparatus and method
US20060059603A1 (en) Gloves with a visual indicator to remind change
JP2011530085A6 (ja) 金属のエッチングに基づくモニタリングシステム
JP2011530085A (ja) 金属のエッチングに基づくモニタリングシステム
CN107615027A (zh) 用于可激活质量标签的热致变色墨水标记
JP2008510987A (ja) 温度感知製品の指示装置
JP2003004875A (ja) 商品管理用表示体
US8999477B2 (en) Universal medicine bottle attachment
CN112652230A (zh) 一种不可逆的感温计时标签
EP0580580B1 (en) Patterned indicators
EP2352975B1 (en) Packaging material for a pharmaceutical product
ES2277837T3 (es) Metodo para rotular un sistema terapeutico percutaneo adhesivo laminar, a base de polimero.
JP2006106455A (ja) バーコード付ラベル
JP2525117Y2 (ja) タイムインジケーター
JPH0722695Y2 (ja) 分割表示ラベル
RU2414756C2 (ru) Этикетка-индикатор