JP2003004868A - 時 計 - Google Patents

時 計

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JP2003004868A
JP2003004868A JP2001186695A JP2001186695A JP2003004868A JP 2003004868 A JP2003004868 A JP 2003004868A JP 2001186695 A JP2001186695 A JP 2001186695A JP 2001186695 A JP2001186695 A JP 2001186695A JP 2003004868 A JP2003004868 A JP 2003004868A
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Taro Yamamoto
太朗 山本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】さまざまな外形形状を有する時計に使用でき、
品質の高い異なる2つの外装部品の係合が図れる構造を
有する時計を提供することにある。 【解決手段】図4のような旋回状部材を、図3のように
外装部品Aを外装部品Bとの間に収納し、係合および防
水性等のシールド効果を確保する構造を図れるようにす
る。また、旋回形状の核となる部材の材質に形状記憶合
金を用い、旋回形状の部材に潤滑皮膜を形成すること
で、品質の高い係合を得るようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2つの外装部品を
係合させ、かつ防水性等のシールド効果を確保させるた
め、棒状の部材を旋回状に成形した部品を有する構造を
持つ時計に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、胴と裏蓋とを係合させ、かつ防水
性等のシールド効果を確保させる構造には、主にスクリ
ュー構造とだぼ構造の2種類を使用してきた。
【0003】図7にはスクリュー構造の一例が示されて
いる。図7に示される時計は、時計のムーブメントの周
囲を覆う胴71と、ムーブメント77の底面を覆う裏蓋
72とを備えている。裏蓋72には、その側面から突出
するねじ山74が設けられている、また裏蓋72の底面
にはねじ締めを行う際に必要なスパナ溝75が設けられ
ている。一方、胴71には、裏蓋72の側面から突出し
たものを係止するねじ切り73、および防水性等のシー
ルド効果を確保するためのパッキンを挿入する溝76が
設けられている。裏蓋72の突出した部分の外周に弾力
性のあるパッキンを取り付け、胴71のねじ切り73と
裏蓋のねじ山74を接触させ、裏蓋72のスパナ溝75
に工具を押し当て裏蓋72を回転させることにより、ね
じは係合される。また、パッキンは胴71に設けられた
溝76に挿入、圧縮されて、防水性等のシールド効果を
確保する構造となっている。分解を行う際はスパナ溝7
5に工具を押し当て裏蓋72を回転させることにより胴
71と裏蓋72とを分解できる構造となっている。
【0004】図8にはだぼ構造の一例が示されている。
図8に示される時計は、時計のムーブメント88の周囲
を覆う胴81と、ムーブメント88の底面を覆う裏蓋8
2とを備えている。裏蓋82には、その側面から突出す
る顎84が設けられている、また周縁部分には切り欠き
85が設けられている、また防水性等のシールド効果を
確保するためのパッキンを挿入する溝86が設けられて
いる。一方胴81には、裏蓋82の側面から突出した顎
を係止する溝83が設けられている。
【0005】裏蓋82の溝86に弾力性のあるパッキン
を取り付け、胴81と裏蓋82を接触させ、裏蓋82の
底面から力を加えることにより、裏蓋82の顎84が変
形し、胴81に設けられた溝83に係合する。また、パ
ッキンは胴81の底面により圧縮されて、防水性等のシ
ールド効果を確保する構造となっている。分解を行う際
には、裏蓋82に設けられた切り欠き85に薄板状のこ
じあけと呼ばれる工具87を挿入しF方向に力を加える
と、G方向に力が伝わり、胴81と裏蓋82とを分解で
きる構造となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述のスクリュー構造
ではそのねじ締結構造から、安定性や防水性等のシール
ド効果が高く気密性が高い等の利点があり、ダイバーズ
ウォッチ等に用いられる。しかし、裏蓋が円形形状でな
くてはならないことや、そのねじ締結構造を確保する必
要があるため時計の直径や厚みが大きくなりがちであ
り、時計の外形の形状や大きさに制約がでるという問題
がある。
【0007】また、だぼ構造では、裏蓋の形状が円形だ
けでなく非円形形状にも適用できるため、さまざまな外
形形状を有するの時計に使用可能という利点があるが、
裏蓋部の突出した顎の成形が困難であり、形状にばらつ
きが生じ易いため、構造の安定性や防水性等のシールド
効果が低いという問題がある。また、分解作業の際に分
解用の工具がパッキンに触れ、パッキンを破断させてし
まう問題がある。
【0008】そこで、本発明の目的は、さまざまな外形
形状を有する時計に使用でき、品質の高い外装部品Aと
外装部品Bとの係合が図れる構造を有する時計を提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の時計は、外装部
品Aに第1凹部、前記外装部品Aに係合される外装部品
Bには第2凹部が設けられ、前記第1凹部と前記第2凹
部との間には棒状の部材を旋回状に成形した旋回状部材
が収納されるとともに、前記旋回状部材によって前記外
装部品Aと前記外装部品Bとの位置決めがなされること
を特徴とする。このような本発明では、前記外装部品A
および外装部品Bに前記旋回状部材を係合させることに
より、同時に防水性等のシールド効果が確保できるよう
にし、防水性等のシールド効果の確保のみを目的とした
弾力性のあるパッキンを使用する必要がなくなる。
【0010】これにより、前記パッキンを挿入する外装
部品Aもしくは外装部品Bの溝が不要となり、時計の厚
さ寸法および直径が大きくならず、薄型化および小径化
の両方が図れるようになる。
【0011】前述の時計において、前記旋回状部材は少
なくとも二回り以上の旋回形状を持ち、一回り毎の外径
に差があることが好ましい。
【0012】このようにすれば、少なくとも最も外径が
小さいものは外装部品B部溝と係合し、少なくとも最も
外径が大きいものが外装部品A部溝と係合することが可
能となり、係合の品質を良好なものにできる。
【0013】しかも前記条件を満たしていれば、同一形
状の前記旋回状部材で、様々な形状の外装部品Aおよび
外装部品Bに適用することが可能となり、旋回状部材の
製作の自動化が容易に図れるようになる。
【0014】また、前記旋回状部材は、外径の差が一回
り毎に徐々に変化をし、かつ円錐もしくは角錐の外周を
沿うように高さも徐々に変化している螺旋形状であるこ
とが好ましい。
【0015】このようにすれば、係合の際に生じる旋回
状部材の反発方向が一定となり、係合の品質が安定する
ことに加え、前記外装部品Aと外装部品Bとに反発力が
生まれ、防水性等のシールド効果を低下させる要因であ
る係合のガタツキが減少されるようになる。
【0016】さらに、前記旋回状部材は、断面形状が円
形の線材から形成されたことが好ましい。
【0017】このように線材から旋回状部材を形成すれ
ば、母材となる線材としてコイル状に巻かれた極めて長
いものが採用でき、このような線材を所定長さに切断加
工し、所定長さとなった線材を折り曲げ加工すること
で、旋回状部材を連続的に製作でき、旋回状部材の製作
の自動化が一層容易に図れるようになる。
【0018】このような時計において、前記外装部品A
部と外装部品B部の溝の位置関係は同一でなく、その溝
が合わさる部分が存在する範囲でズレがあることが好ま
しい。また、前記ズレは前記旋回状部材の高さの変化方
向と同一であることが好ましい。
【0019】このような同一でない位置関係をもつこと
により、前述の外装部品Aと外装部品Bとの反発力を向
上させることが可能となり、係合の品質の安定性と防水
性等のシールド効果の向上を図ることができる。
【0020】また、外装部品Aと外装部品Bの組み合わ
せとしては、胴と裏蓋、胴とガラス縁、胴と外部操作部
材、ガラスと胴、ガラスとガラス縁等が挙げられる。外
装操作部材としては、りゅうず、ボタン等が挙げられ
る。
【0021】ここで前述の時計において、前記旋回状部
材は形状を記憶できる機能を持つ材料からなることが好
ましい。そして、前記旋回状部材の内部に位置する前記
核部品は、Tiのもしくは少なくとも一種類のTiを含
む形状記憶合金製のものを採用するのが望ましい。
【0022】このような形状記憶合金製の核部品を採用
すれば、前記外装部品Aと外装部品Bに前記旋回状部材
を嵌め込めるように形状を塑性変形させても、加熱等に
より元の状態に戻るので係合の品質が劣化することはな
い。
【0023】しかも、保守作業や修理のための分解や組
立の際に、旋回状部材を塑性変形させても、簡単に元の
状態に戻り、再度使用することが可能となるので時計の
分解および組立を何度も繰り返しても、旋回状部材の消
耗が少なくなる。
【0024】さらに、前述のような時計において、前記
旋回状部材の外周部には自己潤滑性材料からなる被膜が
形成されていることが望ましい。
【0025】このようにすれば、自己潤滑性からなる被
膜により、前記外装部品Aおよび外装部品Bの分解や組
立の作業がスムーズに行えるようになるうえ、耐摩耗性
が向上するので旋回状部材の耐久性が向上されるまた、
前述のような時計において、前記外装部品Aと外装部品
Bとの隙間に分解用の工具の挿入を容易にするために、
前記外装部品Aまたは前記外装部品Bの少なくとも一方
の周縁部に切り欠き部が形成されていることが好まし
い。
【0026】このようにすれば、外装部品Aおよび外装
部品Bとの隙間に、こじあけと呼ばれる薄板状の分解用
工具の先端を容易に差し込めるようになるので、この点
からも分解作業が容易に行えるようになる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を図
面に基づいて説明する。図1および図2には、本実施形
態に係る時計1が示されている、図1および図2におい
て、時計1は一般的に使用される時計となっている。こ
の時計1には、時刻を表示するための表示部として、円
形の文字板2と、時針21、分針22、および秒針23
と、これらの指針21〜23を駆動する図示しないムー
ブメントと、このムーブメントを内部に収納するケース
4と、装着用のバンド5と、時刻合わせ等を行う為のり
ゅうず6とが設けられている、
【0028】ここで、文字板2には、1時から12時ま
での各時刻を示すインデックス24が設けられている。
【0029】ここで、装着用のバンド5はケース4とば
ね棒等のジョイント部材により取り付けられている。
【0030】ケース4は、図2に示されるように、文字
板2の周縁を囲む環状の胴41、ガラス縁42と、文字
板2の裏側を覆う裏蓋43と、文字板2の表側を覆うガ
ラス44とを備えたものとなっている。
【0031】ここで、ケース4の環状のガラス縁42に
は、表側からガラス44が嵌め込まれ、接着剤45で固
定されている。
【0032】ここで、ケース4の形状はその基本形状が
円形なものだけでなく、楕円形状、角形状等、非円形形
状のものであっても良い。
【0033】一方、図3のD部に示されるように、胴4
1の裏側の裏蓋43には、胴41の内周面に沿って形成
された突条部46が設けられている。この突条部46の
外周面には図4に示されるように、断面形状が円形の線
材から形成された旋回状部材8が係合される第1凹部4
7が全周設けられている。また、胴41の内周面にも同
様に旋回状部材8が係合される第2凹部48が全周設け
られている。第1凹部47および第2凹部48はNCの
切削等により成形する。これにより、裏蓋43を旋回状
部材8の内周部を一時的に裏蓋43の第1凹部47に係
合させ、旋回状部材8の外周部を胴41の第2凹部48
に滑り込ませるように、胴41に圧入すると、胴41の
第2凹部48と裏蓋43の第1凹部47に旋回状部材8
が圧縮された状態で取付けられるようになっている。
【0034】旋回状部材8は図5および図6に示される
ように、NBR等の弾性体82で覆った、ステンレスス
チール等のヤング率の高い核部材81からなる線材を折
り曲げ加工することにより、外径および高さがが徐々に
変化する旋回形状に形成される。核部材81にNBR等
の樹脂を射出成形して流し込み、核部材81を弾性体8
2で覆い、それを所定の長さに切断し折り曲げ加工する
ことにより、使用する。核部材81の切断長さは、使用
される製品毎に、適切な長さに切断する。
【0035】また、分解時に、胴41および裏蓋43の
隙間に分解用の工具が容易に挿入できるように、裏蓋の
周縁部分には、切り欠き部9が部分的に形成されてい
る。これにより、裏蓋43は分解用の工具により取り外
しが可能となっている。
【0036】また、旋回状部材8は、円の平面形状を有
するものに限らず、楕円形の平面形状を有するものでも
よく、旋回状部材8の具体的な形状は、実施にあたり適
宜設定できるが、胴に設けられた凹部および裏蓋に設け
られた凹部の両方にまたがって配置可能な形状のものが
好ましい。
【0037】また、旋回状部材8の核部材81の形状は
断面が単一円形のものに限らず、図6のbに示されるよ
うに、三本の部材を縒り合わせた形状を有するものでも
よく、核部材81の具体的な形状は、実施にあたり適宜
設定できるが、均一でバランスの良い断面形状のものが
好ましい。
【0038】また、旋回状部材8の核部材としては、ス
テンレススチール製のものに限らず、表面がメッキされ
た鋼鉄製のもの、黄銅線、ピアノ線、あるいは、Tiの
もしくは少なくとも一種類のTiを含む形状記憶合金製
のものでもよく、ヤング率の高い部材から形成されてい
ればよい。
【0039】また、図2のB部およびC部に示されるよ
うに、胴44とガラス縁42、胴44とりゅうず6との
係合においても前述の旋回状部材8を使用して、同様の
構造がとれるようになっている。
【0040】前述のような本第1実施形態によれば、次
のような効果が得られる。すなわち、胴41と裏蓋43
との間に旋回状部材8を介装し、旋回状部材8が胴41
に設けられた第2凹部48および裏蓋43に設けられた
第1凹部47に係合するようにし同時に防水性等のシー
ルド効果を持たせるようにしたので、パッキン収納スペ
ースと胴と裏蓋の係合部が同一のスペースで行えるよう
になる。
【0041】これにより、時計1の厚さ寸法および直径
が大きくならず、薄型化および小径化の両方を実現でき
る。
【0042】さらに、旋回状部材8は三巻きの旋回形状
かつ一回り毎の外径に差を持つように形成し、かつ旋回
状部材の最小外径部83が裏蓋43に設けられた第1凹
部47の最小外径より小さく、また旋回状部材の最大外
径部85が胴41に設けられた第2凹部48の最大外径
より大きく形成したので、胴41と裏蓋43との係合の
品質を向上できる。
【0043】また、旋回状部材8は円錐の外周を沿うよ
うに高さも徐々に変化するように、すなわち最大外径部
85から最小外径部83へ高さが上がるように形成した
ので、胴41と裏蓋43との係合の際に生じる旋回状部
材8の反発方向が一定となり、係合の品質が安定するこ
とに加え、防水性、防塵性等のシールド効果を低下させ
る要因である係合のガタツキが減少される。
【0044】さらに、旋回状部材8は断面形状が円形の
線材から形成したので、母材となる線材としてコイル状
に巻かれた極めて長いものが採用でき、このような線材
を所定長さに切断加工し、所定長さとなった線材を折り
曲げ加工することで、旋回状部材を連続的に製作でき、
旋回状部材の製作の自動化が容易に図ることができる。
そして、製品サイズに応じて環状パッキンを製造してい
た従来方法に対し、部品の共通化も図れて部品製造コス
トが安くなり、その在庫管理も容易になる。
【0045】さらに、胴41に設けられた第2凹部48
と裏蓋43に設けられた第1凹部47の位置関係は同一
ではなく、その凹部が合わせられる部分が存在する範囲
でズレがあるように形成し、かつ旋回状部材8の高さの
変化方向と同一になるように形成したので、胴41と裏
蓋43との係合の際に生じる旋回状部材8の反発方向が
安定し、さらに係合の品質の安定およびガタツキが減少
される。
【0046】また、胴41に設けられた第2凹部48お
よび裏蓋43に設けられた第1凹部47には凹部の上面
もしくは下面に斜面を形成したので、旋回状部材8の係
合する位置が安定し、さらなる係合の品質の安定および
ガタツキが減少され、かつ旋回状部材8を裏蓋43に設
けられた第1凹部47に嵌め込んだ状態で、裏蓋43を
胴41に押し付ければ、旋回状部材8が変形して第2凹
部48上面に設けられた斜面に沿って第2凹部48に嵌
まり込み、裏蓋43を簡単に胴41に取り付けでき、時
計1の組立作業を容易に行うことができる。また、胴4
1および裏蓋43の隙間に分解用の工具を差し込み、こ
の状態で工具をこじれば、旋回状部材8が変形して、第
1凹部47の下面に設けられた斜面に沿って第1凹部4
7から外れ、旋回状部材8が開放されるので、裏蓋43
を胴41から簡単に取り外せるうえ、裏蓋43の周縁部
分に切り欠き部9を形成したので、胴41および裏蓋4
3の隙間に、分解用の工具の先端を容易に差し込めるよ
うになり、分解作業を容易に行うことができる。
【0047】さらに、旋回状部材8の外周にシリコンか
らなる潤滑被膜を形成したので、胴41および裏蓋43
の分解や組立の作業がスムーズに行えるようになるう
え、耐摩耗性が向上するので旋回状部材8の耐久性が向
上される。
【0048】以上、本発明について好適な実施形態を挙
げて説明したが、本発明は、この実施形態に限られるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種
々の改良並びに設計の変更が可能である。
【0049】例えば旋回状部材としては、形状記憶合金
製の核部材を採用すれば、旋回状部材を胴に設けられた
凹部もしくは裏蓋に設けられた凹部のみに収納される形
状に塑性変形させても、加熱等により元の状態に戻るの
で、胴に設けられた凹部もしくは裏蓋に設けられた凹部
のみに収納される形状にし、この形状の旋回状部材を胴
に設けられた凹部もしくは裏蓋に設けられた凹部に収納
し、この状態で裏蓋を胴に取り付けた跡、加熱等により
旋回状部材を元の状態に戻せば、旋回状部材が胴に設け
られた凹部および裏蓋に設けられた凹部の両方にまたが
り、胴と裏蓋との係合構造が自動的に形成されるように
なり、時計の組立作業を一層容易に行うことができる。
【0050】しかも、保守作業や修理のための分解や組
立の際に、旋回状部材を塑性変形させても、簡単に元の
状態に戻り、再度使用することが可能となるので、時計
の分解および組立を何度繰り返しても、旋回状部材の消
耗を少なくできる。なお、本発明の時計は、腕時計や懐
中時計などの携帯時計、置き時計などその種類は問わな
い。また、旋回状部材の核部材を、耐磁シールドに用い
てもよい。
【0051】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、さまざま
な外形形状を有するの時計に使用でき、外装部品Aと外
装部品Bとの係合において、高いシールド効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態を示す平面図である。
【図2】 本発明の実施形態を示す断面図である。
【図3】 本発明の実施形態を示す詳細な断面図であ
る。
【図4】 図3に示すA部の拡大図である。
【図5】 本発明の実施形態の旋回状部材を示す斜視図
である。
【図6】 本発明の実施形態の旋回状部材を示す断面図
である。
【図7】 従来のスクリュー構造を示す断面図である。
【図8】 従来のだぼ構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1 時計 2 表示部としての文字板 4 ケース 5 バンド 6 りゅうず 8 旋回状部材 9 切り欠き部 47 第1凹部 48 第2凹部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外装部品Aに第1凹部、前記外装部品A
    に係合される外装部品Bには第2凹部が設けられ、前記
    第1凹部と前記第2凹部との間には棒状の部材を旋回状
    に成形した旋回状部材が収納されるとともに、前記旋回
    状部材によって前記外装部品Aと前記外装部品Bとの位
    置決めがなされることを特徴とする時計。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記旋回状部材は形
    状を記憶できる機能を持つ材料からなることを特徴とす
    る時計。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、前記旋回状
    部材は、断面形状が円形の線材から形成されたことを特
    徴とする時計。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかにおいて、前記
    外装部品Aと外装部品Bとの隙間に分解用の工具の挿入
    を容易にするために、前記外装部品Aまたは前記外装部
    品Bの少なくとも一方の周縁部に切り欠き部が形成され
    ていることを特徴とする時計。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかにおいて、前記
    旋回状部材の外周部には自己潤滑性材料からなる被膜が
    形成されていることを特徴とする時計。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008125954A (ja) * 2006-11-24 2008-06-05 Misuzu Seiko Kk リサイクル傘の下ろくろ
KR102256417B1 (ko) * 2019-12-10 2021-05-26 코마도 쏘시에떼 아노님 풋들을 갖는 비전도성 재료로 제조된 다이얼

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008125954A (ja) * 2006-11-24 2008-06-05 Misuzu Seiko Kk リサイクル傘の下ろくろ
KR102256417B1 (ko) * 2019-12-10 2021-05-26 코마도 쏘시에떼 아노님 풋들을 갖는 비전도성 재료로 제조된 다이얼

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