JP2003004579A - 密封性検査装置 - Google Patents

密封性検査装置

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JP2003004579A
JP2003004579A JP2001181942A JP2001181942A JP2003004579A JP 2003004579 A JP2003004579 A JP 2003004579A JP 2001181942 A JP2001181942 A JP 2001181942A JP 2001181942 A JP2001181942 A JP 2001181942A JP 2003004579 A JP2003004579 A JP 2003004579A
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治信 角沖
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    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

Abstract

(57)【要約】 【課題】短時間で確実に密封性の検査を行い得る密封性
検査装置を実現する。 【解決手段】缶体10の内部を減圧手段に接続する接続
手段50A、50B、52A、52Bと、減圧手段によ
る減圧によって缶体10内の圧力が減圧基準圧まで低下
したとき、減圧手段による減圧を停止して缶体10内の
減圧状態を保持する減圧保持手段52A、52Bと、減
圧保持期間の経過後、缶体10内の圧力と判定基準圧と
を比較し、当該缶体10内の圧力が判定基準圧以上のと
き、缶体10の密封性が不十分であると判定する密封性
判定手段25とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は密封性検査装置に関
し、例えばリチウムイオン蓄電池の外装の密封性検査装
置に適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、非水電解液二次電池においては、
負極用活物質として、リチウムやリチウムイオン合金、
炭素素材等のようなリチウムイオンのドープ及び脱ドー
プの可能な物質が用いられ、正極用活物質として、リチ
ウムコバルト複合酸化物のようなリチウム複合酸化物が
用いられている。
【0003】そして、非水電解液二次電池においては、
これら正極用活物質と負極用活物質とを反応させて電池
として機能するものであり、比較的高い電池電圧が得ら
れるとともに、比較的高いエネルギー密度を有し、充放
電のサイクル特性にも優れている等の多数の利点を有す
ることにより、近年、広く利用されている。
【0004】ところで非水電解液二次電池としては、図
4に示すように構成された角形のものがある。
【0005】図4に示すように、かかる角形の非水電解
液二次電池(以下、これを角形二次電池と呼ぶ)1にお
いては、帯状のアルミニウム箔等でなる正極用集電体の
両面に被膜状の正極用活物質層が形成されてなる正極2
と、帯状の銅箔等でなる負極用集電体の両面に被膜状の
負極用活物質層が形成されてなる負極3とを、帯状の微
多孔性ポリプロピレンフィルムでなる第1及び第2のセ
パレータ4及び5を介して互いに絶縁した状態で巻回し
た後、押しつぶすようにして偏平状に形成された偏平巻
回電極体6が、角形の負極缶7の内部に収納されてい
る。
【0006】また、角形二次電池1においては、正極2
の巻回開始部分に設けられた正極用活物質の未塗布領域
に正極リード8が溶接されるとともに、負極3の巻回終
了部分に設けられた負極用活物質の未塗布領域に負極リ
ード(図示せず)が溶接されている。
【0007】そして、角形二次電池1においては、負極
蓋9が負極缶7の開口部に一体に溶接されて気密封止さ
れ、当該負極缶7と負極蓋9とで外装体10を形成して
おり、当該負極蓋9に絶縁材11を介して設けられた正
極ピン12に正極リード8が電気的及び機械的に接続さ
れるとともに、負極蓋9と導通している負極缶7の内周
面に負極リードが電気的及び機械的に接続されている。
【0008】さらに、角形二次電池1においては、負極
蓋9に安全弁13及び電解液注入口14が設けられてお
り、当該電解液注入口14を介して注入された非水電解
液(図示せず)が負極缶7の内部に充填されて第1及び
第2のセパレータ4及び5に含浸されている。なお、電
解液注入口14は電解液充填後、封止材15によって封
止される。
【0009】これにより角形二次電池1においては、内
部の正極2及び負極3(すなわち正極用活物質及び)の
放電反応によって生じる電池電圧を正極ピン12及び負
極蓋9(又は負極缶7)を介して外部に出力し得るよう
になされている。
【0010】ここで、角形二次電池1の製造工程におい
ては、その内部に充填された電解液の漏洩を防止するた
め、密封性検査装置による外装体10の密封性検査が行
われる。
【0011】かかる密封性検査装置においては、負極蓋
9を溶接した後、電解液充填工程の前で、真空ポンプに
接続された吸引ノズルを電解液注入口14に当接した
後、真空ポンプと検査ノズルとの間に設けられた制御バ
ルブを「吸引」位置にすることにより外装体10内部の
空気を真空ポンプで吸引して減圧する。
【0012】そして密封性検査装置においては、圧力セ
ンサによって外装体10の内部圧力(負圧)を測定し、
当該内部圧力に基づいて外装体10の密封性を判定す
る。
【0013】図5は密封性検査装置による密封性検査の
タイミングチャートを示し、時点T1において制御バル
ブが開かれ、外装体10内部の減圧が開始される。
【0014】そして密封性検査装置は、所定の減圧時間
経過後(ここでは1.2秒)の時点T2における外装体
10の内部圧力Pと、所定の判定基準圧PL とを比較
し、当該内部圧力Pが判定基準圧PL 以上のとき、外装
体10の密封性が不十分で空気漏れ(リーク)が生じて
いるとして、この外装体10を不良品と判定する。
【0015】その後密封性検査装置は、制御バルブを所
定時間(ここでは0.1秒)開放することにより外気を
外装体10内部に導入して大気圧に戻し、次の外装体1
0の密封性検査を開始する。
【0016】これにより密封性検査装置においては、
1.3秒に1個の割合で外装体10の密封性検査を行い
得るようになされている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】このようにかかる構成
の密封性検査装置においては、外装体10内部の空気を
真空ポンプで連続吸引して減圧し、このときの内部圧力
Pの減圧到達圧に基づいて外装体10の密封性を判定す
る。
【0018】このため、かかる構成の密封性検査装置に
おいては、負極蓋が浮いた状態での溶接(以下、これを
蓋浮き溶接と呼ぶ)によって生じる漏洩のような比較的
大きな漏洩しか検出できず、溶接不良等による微細な孔
空きで生じる微量の漏洩を検出し得ないという問題があ
った。
【0019】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、短時間で確実に密封性の検査を行い得る密封性検査
装置を提案しようとするものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、缶体の内部を減圧手段に接続する
接続手段と、減圧手段による減圧によって缶体内の圧力
が減圧基準圧まで低下したとき、減圧手段による減圧を
停止して缶体内の減圧状態を保持する減圧保持手段と、
所定の減圧保持期間の経過後、缶体内の圧力と判定基準
圧とを比較し、当該缶体内の圧力が判定基準圧以上のと
き、当該缶体の密封性が不十分であると判定する密封性
判定手段とを設けた。
【0021】減圧保持期間経過後の缶体内圧力に基づい
て密封性を判定することにより、微細な孔空き等による
微量の漏洩を検出することができる。
【0022】また、複数の接続手段と、接続手段に接続
された缶体内の圧力が減圧基準圧まで低下する毎に順次
次の接続手段を減圧手段に接続する接続切換手段とを設
けたことにより、複数の缶体の密封性検査を平行して実
施することができ、全体として密封性検査の所要時間を
短縮することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施の形態を詳述する。
【0024】(1)密封性検査装置の全体構成 図4との共通部分に同一符号を付して示す図1におい
て、20は全体として本発明による密封性検査装置を示
し、架台21の上面に、搬送部22、水平シリンダ23
及び垂直シリンダ24が取り付けられている。また、架
台21の内部には、当該密封性検査装置1全体の動作を
制御する制御部25が収納されている。
【0025】搬送部22は、2個の角形二次電池1を載
置した搬送体26を、負極蓋溶接装置(図示せず)から
架台21上の検査位置に搬送する。この角形二次電池1
は、負極蓋溶接装置によって負極蓋9が負極缶7に溶接
されて外装体10を形成している。
【0026】水平シリンダ23のピストンには可動保持
体27が取り付けられており、制御部25の制御によっ
て当該可動保持体27を矢印a方向に前進及びその逆方
向に後退させ得るようになされている。
【0027】この可動保持体27における矢印a方向の
端部には、角形二次電池1の外形形状に対応した凹状の
第1及び第2の電池保持部27A及び27Bが並設され
ており、水平シリンダ23を前進させることにより、当
該第1及び第2の電池保持部27A及び27Bと、架台
21に設けられた固定保持体28との間でそれぞれ第1
の角形二次電池1A及び第2の角形二次電池1Bを挟持
して検査位置で保持し得るようになされている。
【0028】一方、垂直シリンダ24のピストンには可
動体29が取り付けられており、制御部25の制御によ
って当該可動体29を矢印b方向に下降及びその逆方向
に上昇させ得るようになされている。この可動体29の
下端には第1及び第2の吸引ノズル50A及び50Bが
配設されており、垂直シリンダ24を下降させることに
より、検査位置で保持された第1及び第2の角形二次電
池1A及び1Bの電解液注入口14に、第1及び第2の
吸引ノズル50A及び50Bをそれぞれ当接させ得るよ
うになされている。
【0029】また第1及び第2の吸引ノズル50A及び
50Bには、それぞれ第1及び第2の制御バルブ52A
及び52Bを介して減圧手段としての真空ポンプ(図示
せず)が接続されている。
【0030】第1及び第2の制御バルブ52A及び52
Bにおいては、真空ポンプと吸引ノズルとを導通し外装
体10内部を真空ポンプで吸引して減圧する「吸引」位
置、真空ポンプと吸引ノズルとの導通を遮断して外装体
10内部の減圧状態を保持する「減圧保持」位置、及び
吸引ノズルを外部に導通して外装体10内部の減圧状態
を解除する「開放」位置の3つの状態を選択し得るよう
になされている。
【0031】ここで、図2に示すように、第1及び第2
の吸引ノズル50A及び50Bの先端にはOリング51
が取り付けられており、第1及び第2の吸引ノズル50
A及び50Bと負極蓋9との間隙を密封して外装体10
内部を確実に減圧し得るようになされている。
【0032】さらに、第1及び第2の吸引ノズル50A
及び50Bには、それぞれ第1及び第2の圧力センサ5
3A及び53Bが取り付けられており、外装体10の内
部圧力をそれぞれ検知し得るようになされている。
【0033】(2)密封性検査処理 次に、密封性検査装置20による密封性検査処理を説明
する。
【0034】制御部25は、搬送体26が架台21上の
検査位置に到達したことを位置センサ(図示せず)によ
って検知すると、これに応じて水平シリンダ23を前進
させ、電池保持部27A及び27Bと固定保持体28と
で第1及び第2の角形二次電池1A及び1Bを検査位置
に保持する。
【0035】次に制御部25は垂直シリンダ24を下降
させ、第1及び第2の吸引ノズル50A及び50Bをそ
れぞれ第1及び第2の角形二次電池1A及び1Bの電解
液注入口14に当接させる。
【0036】そして制御部25は図3に示すように、ま
ず時点T1 において、接続手段としての第1の制御バル
ブ52Aを「吸引」位置に制御し、第1の角形二次電池
1Aの外装体10内部の減圧を開始する。
【0037】ここで、接続切換手段としての制御部25
は、第1の圧力センサ53Aを介して第1の角形二次電
池1Aの外装体10の内部圧力P1 を監視しており、当
該内部圧力P1 が所定の減圧基準圧Poff まで低下する
と(時点T2 )、減圧保持手段としての第1の制御バル
ブ52Aを「減圧保持」位置に制御して外装体10内部
の減圧保持を開始するとともに、接続手段としての第2
の制御バルブ52Bを「吸引」位置に制御し第2の角形
二次電池1Bの外装体10内部の減圧を開始する。
【0038】同様に制御部25は第2の圧力センサ53
Aを介して第2の角形二次電池1Bの外装体10の内部
圧力P2 を監視しており、当該内部圧力P2 が減圧基準
圧Poff まで低下すると(時点T3 )、減圧保持手段と
しての第2の制御バルブ52Bを「減圧保持」位置に制
御して外装体10内部の減圧保持を開始する。
【0039】この減圧保持状態において、外装体10の
内部圧力は、吸引ノズルと負極蓋9との接触部や外装体
10の溶接部等からのリークによって徐々に上昇する。
【0040】そして密封性判定手段としての制御部25
は、時点T2 から所定の減圧保持期間Tkeep(ここでは
1.8秒)が経過した時点T4 において内部圧力P1 と
判定基準圧PL とを比較し、内部圧力P1 が判定基準圧
PL 以上である場合、外装体10の密封性が不十分でリ
ークが生じているとして、第1の角形二次電池1Aを不
良品と判定する。
【0041】そして制御部25は、第1の制御バルブ5
2Aを所定時間(ここでは0.1秒)「開放」位置に制
御して外装体10の内部圧力P1 を大気圧に戻す。
【0042】同様に密封性判定手段としての制御部25
は、時点T2 から所定の減圧保持期間Tkeepが経過した
時点T6 において内部圧力P2 と判定基準圧PL とを比
較し、内部圧力P2 が判定基準圧PL 以上である場合、
外装体10の密封性が不十分でリークが生じているとし
て、第2の角形二次電池1Bを不良品と判定する。
【0043】そして制御部25は、判定結果を次工程の
不良品排出装置(図示せず)に通知するとともに、水平
シリンダ23を後退して第1及び第2の角形二次電池1
A及び1Bの保持を解除して不良品排出装置に搬送し、
その後、前工程から供給される新たな角形二次電池1の
検査を行う。
【0044】(3)動作及び効果 以上の構成において、密封性検査装置20の制御部25
は、検査位置に搬送体26が到達すると、水平シリンダ
23を前進させて第1及び第2の角形二次電池1A及び
1Bを検査位置で保持する。
【0045】続いて制御部25は垂直シリンダ24を下
降させ、第1及び第2の吸引ノズル50A及び50Bを
それぞれ第1及び第2の角形二次電池1A及び1Bの電
解液注入口14に当接させる。
【0046】そして制御部25は、まず第1の制御バル
ブ52Aを「吸引」位置に制御して第1の角形二次電池
1Aの減圧を開始する。
【0047】さらに制御部25は、第1の角形二次電池
1Aの内部圧力P1 が減圧基準圧Poff まで低下する
と、第1の制御バルブ52Aを「減圧保持」位置に制御
して減圧保持を開始するとともに、第2の制御バルブ5
2Bを「吸引」位置に制御して第2の角形二次電池1B
の減圧を開始する。
【0048】そして制御部25は、第2の角形二次電池
1Bの内部圧力P2 が減圧基準圧Poff まで低下する
と、第2の制御バルブ52Bを「減圧保持」位置に制御
して減圧保持を開始する。
【0049】さらに制御部25は、第1及び第2の角形
二次電池1A及び1Bそれぞれについて、減圧保持期間
Tkeepの経過後に内部圧力P1 、P2 と判定基準圧PL
とを比較し、内部圧力P1 、P2 が判定基準圧PL 以上
のとき、外装体10の密封性が不十分でリークが生じて
いるとして不良品と判定する。
【0050】実際上密封性検査装置20においては、減
圧開始(時点T1 及びT2 )から減圧基準圧Poff 到達
(時点T2 及び)までに約0.5秒かかる。従って密封
性検査装置20において2個の角形二次電池1を検査す
るのに要する時間は、(T1〜T2 )+(T2 〜T3 )
+(T3 〜T6 )+(T6 〜T7 )=0.5+0.5+
1.8+0.1=2.9秒となる。これにより電池1個
あたりのタクトタイムは2.9÷2≒1.5秒となる。
【0051】このように密封性検査装置20において
は、2個の電池を平行して検査するこにより、1.8秒
間の減圧保持期間Tkeepを設けたにもかかわらず、従来
例(電池1個あたりのタクトタイムは1.3秒)に比し
てタクトタイムの増加を最小限に抑えることができる。
【0052】以上の構成によれば、角形二次電池1A及
び1Bの外装体10の内部圧力P1、P2 を減圧基準圧
Poff まで減圧した後、減圧状態を減圧保持期間Tkeep
の期間保持し、当該減圧保持期間Tkeepの経過後の時点
における内部圧力P1 、P2に基づいて密封性の判定を
行うようにしたことにより、蓋浮き溶接による漏洩のよ
うな比較的大きな漏洩に加え、溶接不良等による微細な
孔空きで生じる微量の漏洩をも検出することができる。
【0053】また吸引ノズルを2個設け、第1の角形二
次電池1A及び第2の角形二次電池1Bの減圧を順次行
うとともに、平行して減圧保持を行うようにしたことに
より、角形二次電池1個当たりの検査時間を短縮するこ
とができる。
【0054】(4)他の実施の形態 なお上述の実施の形態においては、角形の非水電解液二
次電池1の外装体10の密封性を検査する密封性検査装
置20に本発明を適用した場合についての述べたが、本
発明はこれに限らず、丸型やコイン型等の様々な外形の
二次電池や一次電池の外装体、あるいは電池以外の種々
の缶体の密封性を検査する密封性検査装置に適用しても
良い。
【0055】また上述の実施の形態においては、2個の
角形二次電池1を平行して密封性検査を行うようにした
が、本発明はこれに限らず、3個以上の角形二次電池1
を平行して密封性検査を行うようにしてもよい。
【0056】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、缶体内の
圧力を減圧基準圧まで減圧した後、所定の減圧保持期間
の間減圧状態を保持し、当該減圧保持期間の経過後の缶
体内圧力に基づいて密封性を判定することにより、微細
な孔空き等による微量の漏洩を検出し得る密封性検査装
置を実現することができる。
【0057】また、複数の接続手段と、接続手段に接続
された缶体内の圧力が減圧基準圧まで低下する毎に順次
次の接続手段を減圧手段に接続する接続切換手段とを設
けたことにより、複数の缶体の密封性検査を平行して実
施することができ、密封性検査の所要時間を短縮するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による密封性検査装置の
全体構成を示す略線的斜視図である。
【図2】検査ノズルの断面構造を示す略線図である。
【図3】本発明による密封性検査装置のタイミングチャ
ートである。
【図4】非水電解液角形二次電池の構造を示す略線的斜
視図である。
【図5】密封性検査装置のタイミングチャートである。
【符号の説明】
1……非水電解液角形二次電池、2……正極、3……負
極、4、5……セパレータ、6……偏平巻回電極体、7
……負極缶、8……正極リード、9……負極蓋、10…
…外装体、11……絶縁材、12……正極ピン、13…
…安全弁、14……電解液注入口、15……封止材、2
0……密封性検査装置、21……架台、22……搬送
部、23……水平シリンダ、24……垂直シリンダ、2
5……制御部、26……搬送体、27……可動保持体、
28……固定保持体、29……可動体、50A、50B
……吸引ノズル、52A、52B……制御バルブ、53
A、53B……圧力センサ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】缶体の密封性を検査する密封性検査装置に
    おいて、 上記缶体の内部を所定の減圧手段に接続する接続手段
    と、 上記減圧手段による減圧によって上記缶体内の圧力が所
    定の減圧基準圧まで低下したとき、上記減圧手段による
    減圧を停止して上記缶体内の減圧状態を保持する減圧保
    持手段と、 所定の減圧保持期間の経過後、上記缶体内の圧力と所定
    の判定基準圧とを比較し、当該缶体内の圧力が上記判定
    基準圧以上のとき、当該缶体の密封性が不十分であると
    判定する密封性判定手段とを具えることを特徴とする密
    封性検査装置。
  2. 【請求項2】複数の上記接続手段と、 上記接続手段に接続された上記缶体内の圧力が上記減圧
    基準圧まで低下する毎に、順次次の上記接続手段を上記
    減圧手段に接続する接続切換手段とを具えることを特徴
    とする請求項1に記載の密封性検査装置。
  3. 【請求項3】上記缶体は角形の非水電解液二次電池の外
    装体であることを特徴とする請求項1に記載の密封性検
    査装置。
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