JP2003004515A - センサユニット、センサ異常検出ユニット、並びに積載重量測定装置 - Google Patents

センサユニット、センサ異常検出ユニット、並びに積載重量測定装置

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JP2003004515A
JP2003004515A JP2001185003A JP2001185003A JP2003004515A JP 2003004515 A JP2003004515 A JP 2003004515A JP 2001185003 A JP2001185003 A JP 2001185003A JP 2001185003 A JP2001185003 A JP 2001185003A JP 2003004515 A JP2003004515 A JP 2003004515A
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Yoji Nakasaki
洋二 中崎
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Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 センサが発生する荷重信号の異常を容易に検
出することができるセンサユニットを提供する。 【解決手段】 車両に加わる荷重に応じて変化する荷重
信号を発生するセンサ11と、センサ11が発生した前
記荷重信号と該荷重信号が異常であるか否かを判定する
ために予め設けられた判定情報とを比較し、該判定結果
に基づいて前記荷重信号の異常を検出する異常検出手段
U1と、異常検出手段U1が前記異常を検出すると、当
該異常を警報する警報信号を発生する警報信号発生手段
U2と、を一体的にユニット本体として形成し、前記車
両に溶着されることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、センサユニット、
センサ異常検出ユニット、並びに積載重量測定装置に関
し、より詳細には、車両に溶着され、該車両に加わる荷
重に応じて変化する荷重信号を発生するセンサを有する
センサユニット、車両に溶接されて該車両に加わる荷重
に応じて変化する荷重信号を発生するセンサの故障を検
出するセンサ異常検出ユニット、並びに、センサ異常検
出ユニットを備えて前記センサが発生した前記荷重信号
に基づいた前記車両の積載重量を表示する積載重量測定
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、トラック等の大型車両におい
ては、過積載、偏荷重による横転等の交通事故や、車
両、路面の劣化の促進を防ぐ目的として、車両自体に積
載重量測定装置を搭載して荷重を測定している。この積
載重量測定装置では、車両の前後輪等に設けられたセン
シング素子等のセンサにより、その設置個所における荷
重を検知し、センサから出力される荷重に応じて変化す
る信号の値に基づいて荷重を測定している。
【0003】このセンサとしては、例えば、歪みを検出
する歪式ゲージセンサなどがあり、このようなセンサの
出力値を演算処理することで、測定物に応じた荷重が測
定され、その測定結果は表示部に表示される。また、こ
の荷重に基づいて過積載や偏荷重を検出すると、警報表
示、警報音等によって運転者に警報している。
【0004】この種の積載重量測定装置に用いられるセ
ンサは、一般にセンサの形状に対応して形成されたケー
ス部材に収容固定され、このケース部材に固定されたセ
ンサは、ケース部材の形状に対応して測定物に形成され
た収容凹部にケース部材とともに収容固定されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たケース部材の車軸等に対する固定は、レーザ溶接、電
気抵抗溶接等の各種溶接により行っているため、溶接ミ
ス、溶接不良等によって溶接部の強度が低下していた
り、車両の走行による振動等によって溶接部にクラック
が生じるとセンサの出力が異常となってしまい、正確な
荷重を測定することができない。例えば、実際は積載量
が過積載であるにも係わらず、出力の異常によって過積
載を検出することができないと、過積載を利用者に認識
させることができないため、過積載、偏荷重による横転
等の交通事故を防止することができない可能性があっ
た。そのため、現状では車両に溶着されたセンサを定期
的に点検することでしかセンサの異常を検出する方法は
なかった。ところが、センサは車軸や荷台フレームなど
といった箇所に溶着されているため、点検作業が困難で
あるという問題があった。
【0006】よって本発明は、上述した問題点に鑑み、
センサが発生する荷重信号の異常を容易に検出すること
ができるセンサユニット、センサ異常検出ユニット、並
びに積載重量測定装置を提供することを課題としてい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明によりなされた請求項1記載のセンサユニット
は、図1の第1基本構成図に示すように、車両に加わる
荷重に応じて変化する荷重信号を発生するセンサ11
と、前記センサ11が発生した前記荷重信号と該荷重信
号が異常であるか否かを判定するために予め設けられた
判定情報とを比較し、該判定結果に基づいて前記荷重信
号の異常を検出する異常検出手段U1と、前記異常検出
手段U1が前記異常を検出すると、当該異常を警報する
警報信号を発生する警報信号発生手段U2と、を一体的
にユニット本体として形成し、前記車両に溶着されるこ
とを特徴とする。
【0008】上記請求項1に記載した本発明のセンサユ
ニットによれば、ユニット本体が車両の車軸、荷台フレ
ーム等に溶着された後、センサ11が発生した荷重信号
の異常が異常検出手段U1によって検出されると、この
異常に応じた警報信号が警報信号発生手段U2にて発生
する。よって、センサ11にて発生する荷重信号に対す
る異常の検出に応じて警報信号を発生するので、センサ
11の異常、ユニット本体の溶接ミス、走行により生じ
る車軸等のクラック等によって荷重信号に異常が生じて
いることを警報信号の発生によって警報することができ
る。従って、センサ11にて発生する荷重信号が異常に
なると警報信号が発生するので、荷重信号の異常を容易
に検出することができる。
【0009】上記課題を解決するため本発明によりなさ
れた請求項2記載の積載重量測定装置は、図1の第1基
本構成図に示すように、前記請求項1に記載の前記セン
サユニット10が発生した前記荷重信号に基づいて、前
記車両の積載重量を測定する積載重量測定装置におい
て、前記警報信号発生手段U2が警報信号を発生する
と、該発生に対応する前記センサユニット10の前記異
常を警報する警報手段Wを備えることを特徴とする。
【0010】上記請求項2に記載した本発明の積載重量
測定装置によれば、センサユニット10が発生した荷重
信号に基づいて積載重量が測定される。そして、センサ
ユニット10の警報信号発生手段U2が警報信号を発生
すると、警報手段Wによってセンサユニット10の異常
が警報される。よって、センサユニット10が発生した
荷重信号が異常であることを、警報信号発生手段U2が
発生した警報信号によって検出すると、警報手段Wによ
って警報を行うので、利用者はセンサユニット10の異
常を速やかに認識することができる。従って、センサユ
ニット10の異常を警報することで、測定した積載重量
の正当性を判断することができるため、測定した積載重
量の精度を向上させることができる。また、荷重信号の
精度が向上することで、この荷重信号に基づいて判断す
る過積載、偏荷重も正確に判断することができるため、
過積載や偏荷重による交通事故を確実に防止すること可
能となり、安全性を向上させることができる。
【0011】上記課題を解決するためになされた請求項
3記載の発明は、図1の第1基本構成図に示すように、
請求項2に記載の積載重量測定装置において、複数の前
記センサユニット10からの前記荷重信号の入力が可能
な構成とし、前記警報手段Wは、複数の前記センサユニ
ット10の前記警報信号発生手段U2が警報信号を発生
すると、該警報信号に対応する前記センサユニット10
の識別が可能なように前記警報を行うことを特徴とす
る。
【0012】上記請求項3に記載した本発明の積載重量
測定装置によれば、複数のセンサユニット10から荷重
信号が入力される構成において、複数のセンサユニット
10の警報情報発生手段U2にて警報情報が発生する
と、この警報情報に対応するセンサユニット10毎の警
報を順次繰り返す、模式図上の対応する位置に警報表示
を行う等のように異常なセンサユニット10の識別可能
な警報が警報手段Wによって行われる。よって、複数の
センサユニット10から荷重信号が入力される積載重量
測定装置であっても、警報手段Wは異常な荷重信号を発
生したセンサユニット10の識別が可能なように警報を
行うため、利用者は異常となっているセンサユニット1
0を正確に認識することができる。従って、複数のセン
サユニット10の中から異常なセンサユニット10を特
定して警報するため、この警報に基づいて速やかに異常
なセンサユニット10の修理やその手配を行うことがで
きる。
【0013】上記課題を解決するため本発明によりなさ
れた請求項4記載のセンサ異常検出ユニットは、図2の
第2基本構成図に示すように、車両に溶着されたセンサ
11が発生した前記車両に加わる荷重に応じて変化する
荷重信号の異常を検出するセンサ異常検出ユニットであ
って、前記センサ11が発生した前記荷重信号が異常で
あるか否かを判定するための判定情報を記憶する判定情
報記憶手段Dと、前記センサ11が発生した前記荷重信
号と前記判定情報記憶手段Dが記憶している前記判定情
報とを比較し、該比較結果に基づいて前記センサ11の
異常を検出する異常検出手段U1と、前記異常検出手段
U1が異常を検出すると、前記センサ11の異常を示す
警報情報を生成する警報情報生成手段U3と、前記警報
情報生成手段U3が生成した警報情報を出力する警報情
報出力手段U4と、を備えることを特徴とする。
【0014】上記請求項4に記載した本発明のセンサ異
常検出ユニットによれば、判定情報記憶手段Dにはセン
サ11が発生した荷重信号が異常であるか否かを判定す
るための例えば所定範囲、所定閾値、判定条件等を示す
判定情報が記憶される。そして、センサ11が発生した
荷重信号と判定情報記憶手段Dが記憶している判定情報
とが比較され、この比較結果に基づいてセンサ11の異
常が異常検出手段U1によって検出される。そして、異
常検出手段U1によって異常が検出されると、センサ1
1の異常を示す警報情報が警報情報生成手段U3によっ
て生成され、この警報情報は警報情報出力手段U4によ
って例えば表示装置、通報装置等に出力される。よっ
て、荷重信号の異常を判定するための判定情報を記憶し
ておき、この判定情報に基づいて荷重信号の異常を検出
すると、警報情報を生成して出力するので、センサ11
の異常、センサ11の溶接ミス、走行により生じる車軸
等のクラック等によって荷重信号に異常が生じているこ
とを警報信号の発生によって警報することができる。従
って、センサ11にて発生する荷重信号が異常になると
警報信号が発生するので、荷重信号の異常を容易に検出
することができる。
【0015】上記課題を解決するためになされた請求項
5記載の発明は、図2の第2基本構成図に示すように、
請求項4に記載のセンサ異常検出ユニットにおいて、前
記異常検出手段U1は、複数の前記センサ11の異常を
検出する構成とし、前記警報情報生成手段U3は、前記
異常を検出した前記センサ11の識別が可能な前記警報
情報を生成することを特徴とする。
【0016】上記請求項5に記載した本発明のセンサ異
常検出ユニットによれば、複数のセンサ11に対する異
常が異常検出手段U1によって検出されると、この異常
を検出したセンサ11の識別が可能な警報情報が警報情
報生成手段U3によって生成される。よって、複数のセ
ンサ11の異常を検出しても、異常なセンサ11の識別
が可能なように警報情報が生成されるため、この警報情
報に基づいた警報を行うことで、利用者は異常となって
いるセンサ11を正確に認識することができる。従っ
て、複数のセンサ11の中から異常なセンサ11を警報
情報によって特定することができるため、速やかに異常
なセンサ11の修理やその手配を行うことができる。
【0017】上記課題を解決するため本発明によりなさ
れた請求項6記載の積載重量測定装置は、図2の第2基
本構成図に示すように、前記請求項4又は5に記載の前
記センサ異常検出ユニットUを備え、前記センサ11が
発生した前記荷重信号に基づいて前記車両の積載重量を
測定する積載重量測定装置において、前記警報情報出力
手段U4が出力する前記警報情報に基づいた警報を行う
警報手段Wをさらに備えることを特徴とする。
【0018】上記請求項6に記載した本発明の積載重量
測定装置によれば、センサ11が発生した荷重信号に基
づいて積載重量が測定される。そして、センサ異常検出
ユニットUの警報情報出力手段U4が警報情報を出力す
ると、警報手段Wによって警報情報に基づいた警報が行
われる。また、警報情報が複数のセンサ11を示してい
ると、その複数の異常なセンサ11に対応する警報が行
われる。よって、センサ11が発生する荷重信号が異常
であることを、警報情報出力手段U4が出力した警報情
報によって検出すると、この警報情報に基づいた警報を
警報手段Wによって行うので、利用者はセンサ11の異
常を速やかに認識することができる。また、異常なセン
サ11が複数存在していると、そのセンサ11全てに対
応する警報が行われるので、利用者は異常となっている
センサ11を正確に認識することができる。従って、セ
ンサ11の異常を警報することで、測定した積載重量の
正当性を判断することができるため、測定した積載重量
の精度を向上させることができる。また、荷重信号の精
度が向上することで、この荷重信号に基づいて判断する
過積載、偏荷重も正確に判断することができるため、過
積載や偏荷重による交通事故を確実に防止すること可能
となり、安全性を向上させることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るセンサユニッ
ト、センサ異常検出ユニット、並びに積載重量測定装置
の一実施の形態を、図3〜図10の図面を参照して説明
する。
【0020】ここで、図3は本発明に係るセンサユニッ
ト及び積載重量測定装置の概略構成を示す構成図であ
り、図4は図3のセンサユニットのシステム構成図であ
り、図5は図3のセンサユニットの概観を示す斜視図で
あり、図6は図3の積載重量測定装置のシステム構成を
示すブロック図であり、図7は積載重量測定装置の正面
図の一例を示す図であり、図8は積載重量測定装置にお
ける異常警報の一例を説明するための図であり、図9は
図6のCPUが行う第1の実施の形態における処理概要
の一例を示すフローチャートであり、図10は図6のC
PUが行う第2の実施の形態における処理概要の一例を
示すフローチャートである。
【0021】[第1の実施の形態]図2に示すように、
車両100の車軸のタイヤ近傍には、その車両100に
加わる荷重に応じた周波数信号である荷重信号を出力す
るセンサユニット10をレーザ溶接、電気抵抗溶接等の
各種溶接によって溶着している。各センサユニット10
は、前輪左側が1ch、前輪右側が2ch、後輪左側が
3ch、後輪右側が4chとして、車両100の運転席
や荷台等に設けられる積載重量測定装置20に接続して
いる。そして、積載重量測定装置20はそれぞれのセン
サユニット10から入力される荷重信号に基づいて積載
重量を算出し、この積載重量を表示部に表示している。
【0022】なお、本実施の形態では、四輪の車両10
0を前提としているので、4つのセンサユニット10を
積載重量調整装置20に接続する場合について説明する
が、本発明はこれに限定するものではなく、車両が六輪
の場合はセンサユニット10が6つというように、種々
異なる実施の形態とすることができる。また、センサユ
ニット10の取付位置も車軸に限定するものではなく、
荷重に応じた歪み量を測定可能な部材であれば、例え
ば、荷台フレームなどの他の部材に溶着するようにして
も差し支えない。
【0023】センサユニット10は、図4に示すよう
に、車軸などの歪み量に応じた荷重信号を出力する歪み
式等のセンサ11と、このセンサ11が出力する荷重信
号が異常であるか否かを判定し、異常であるときに警報
信号を発生する異常検出部12と、センサ11が出力す
る正常な荷重信号の増幅、補正等を行う調整部13と、
調整部13が調整した荷重信号を電圧/周波数変換部
(以下、V/F変換部という)14と、V/F変換部1
4にて周波数に変換した荷重信号を送信する積載重量測
定装置20に接続される装置用コネクタ15と、を有し
て構成している。
【0024】異常検出部12には、CPU、DSP、A
SIC等を用いることが可能であり、異常検出部12
は、センサ11から入力される荷重信号が異常であるか
否かを判定するために予め設けられた判定情報を満足し
ているか否かを判定する。例えば、荷重信号が周波数信
号である場合、判定情報として所定の周波数範囲(設計
上の正常範囲、実測に基づいた範囲等)を予め設定し、
荷重信号がこの周波数範囲から逸脱しているときに異常
であると判定する。
【0025】荷重信号が正常であると判定した場合は、
荷重信号を調整部13に出力する。一方、荷重信号が異
常であると判定した場合は、警報信号をV/F変換部1
4に出力する。よって、異常検出部12が特許請求の範
囲に記載の異常検出手段及び警報信号発生手段として機
能している。
【0026】調整部13にはASIC、DSP等を用い
ることが可能であり、この調整部13は、センサ11か
ら入力された荷重信号をデジタル荷重信号に変換するA
/D変換部、デジタル荷重信号を補正する補正部、デジ
タル荷重信号を増幅する増幅部、デジタル荷重信号をア
ナログの荷重信号に変換するD/A変換部などを有して
構成している。
【0027】図5に示すようにセンサユニット10は、
センサ11が固定された金属性のベースアッシー16
に、センサ11を保護するように金属性の保護カバー1
7にて覆うように一体的に組み付けて、ユニット本体を
形成している。そして、ベースアッシー16の両端は溶
着部となっており、この両端は組み付けたときに保護カ
バー17から突出するように形成している。そして、ベ
ースアッシー16と保護カバー17を組み付けると、ベ
ースアッシー16の両端の各々を車軸の溶着位置Pに配
置して溶着することで、センサユニット10を車軸に取
り付けている。
【0028】また、センサユニット10の保護カバー1
7からは、コルゲートチューブ18が突出しており、こ
のコルゲートチューブ18の内部を、装置用コネクタ1
5が先端に取り付けられた各ケーブルが導通されてい
る。そして、装置用コネクタ15は積載重量測定装置2
0に接続される。
【0029】積載重量測定装置20の構成を示す図6に
おいて、21は読み出し専用のメモリ(ROM)を示
し、ROM21にはプログラムや固定データ等が格納さ
れている。22は中央演算処理装置(CPU)を示し、
CPU22はROM21に予め格納された制御プログラ
ムに従って動作している。
【0030】23は電気的消去/書き換え可能な読み出
し専用のメモリ(EEPROM)を示し、このEEPR
OM23には測定した積載重量が過積載であるか否かを
判定するための過積載判定情報、積載重量が偏荷重であ
るか否かを判定するための偏荷重判定情報等が格納され
ている。24は読み出し書き込み自在のメモリ(RA
M)を示し、RAM24はCPU22の処理の過程で利
用する各種のデータを格納するデータエリアと処理の際
に使用するワークエリア等を有する。
【0031】積載重量測定装置20のCPU22には、
インタフェース部25を接続している。インタフェース
部25には、上述した荷重に応じた荷重信号を出力する
センサユニット10(例えば、4本)と、無線装置90
とを接続している。そして、CPU12には、各センサ
ユニット10からの荷重信号、警報信号等が入力され
る。また、積載重量測定装置20は、無線装置90を介
して例えば遠隔地の管理センタ等との無線によるデータ
の送受信を可能としている。
【0032】積載重量測定装置20はさらに、操作部2
6と表示部27を有して構成しており、この操作部26
及び表示部27はそれぞれCPU22に接続している。
そして、操作部26及び表示部27は、図7に示すよう
に、装置本体の正面に配置され、利用者の操作部26の
操作によって発生した入力データはCPU22に入力さ
れ、かつ、CPU22からの指示に応じて表示部27は
利用者に積載重量や警報等の各種表示を行っている。
【0033】操作部26は、表示切替等の指令入力用の
複数の各種キースイッチ26aを有する。なお、他のタ
イプの指令入力装置や音声入力装置を用いても差し支え
ない。また、表示部27は、積載重量を表示する積載重
量表示エリア27a、過積載を警報する過積載警報エリ
ア27b、偏荷重を警報する偏荷重警報エリア27c、
荷重信号の異常を警報する異常警報エリア27d等の各
種エリアを有する。そして、表示部27には、例えば、
周知のバックライト付カラーLCD、7セグLED、警
告灯等の表示装置を用いることができる。
【0034】本発明に係る異常警報エリア27dは、セ
ンサユニット10からの荷重信号が異常であることを認
識すると、例えば、「車軸点検 1ch」をそのエリア
に表示することで、利用者に1chのセンサユニット1
0に対する点検が必要であることを認識させることがで
きる。このように表示部27にて異常警報を行っている
ことから、本実施の形態では表示部27が特許請求の範
囲に記載の警報手段に相当する。
【0035】また、例えば、1chと3chというよう
に、複数のセンサユニット10の異常を検出した場合
は、図8に示すように、まず、異常警報エリア27dに
「車軸点検 1ch」という警報画面を表示し、所定時
間が経過すると、「車軸点検3ch」に警報画面を切り
替えて表示する。このようにchを所定時間毎に切り替
えて表示することで、少ない表示エリアに異常なセンサ
ユニット10の全てを表示することができるため、利用
者は容易に異常センサユニット10を認識することがで
きる。なお、表示形態としては、車両の模式図を表示
し、その模式図上のセンサ位置に対応する位置を点灯さ
せるなど種々異なる実施の形態とすることができる。
【0036】次に、図9のフローチャートを参照して、
第1の実施の形態における積載重量測定装置20のCP
U22が行う本発明に係る動作概要を説明する。
【0037】CPU22は起動されると、ステップS1
1において、初期処理が実行されることで、RAM24
のデータエリア、ワークエリア等に初期値が設定され、
その後、ステップS12に進む。
【0038】ステップS12において、1ch〜4ch
の各センサユニット10から警報信号が入力されている
か否かが判定される。警報信号が入力されていないと判
定された場合は(ステップS12でN)、ステップS1
3において、1ch〜4chの各センサユニット10か
らの荷重信号がRAM24に取り込まれ、その後ステッ
プS14に進む。
【0039】ステップS14において、取り込んだ荷重
信号に基づいて車両に加わる積載重量がRAM24に算
出され、その後ステップS15において、表示部27に
積載重量を表示させるための重量表示データが生成さ
れ、この重量表示データが表示部27に出力されること
で、表示部27の積載重量表示エリア27aに積載重量
が表示され、その後ステップS16に進む。
【0040】ステップS16において、EEPROM2
3の過積載判定情報と測定した積載重量に基づいて、過
積載であるか否かが判定される。過積載であると判定さ
れた場合は(ステップS16でY)、ステップS17に
おいて、表示部27に過積載警報を実行させるための過
積載警報要求が表示部27に出力されることで、表示部
27の過積載警報エリア27bにて過積載に対する警報
が行われ、その後ステップS19に進む。
【0041】一方、ステップS16で過積載ではないと
判定された場合は(ステップS16でN)、過積載に対
する警報を中止させるための過積載中止要求が表示部2
7に出力されることで、表示部27の過積載警報エリア
27bにて行われている過積載警報が中止され、その後
ステップS19に進む。
【0042】ステップS19において、取り込んだ荷重
信号に基づいて車両の前方重量、前後重量比、左方重
量、左右重量比がRAM24にそれぞれ算出され、この
前後重量比と左右重量比とEEPROM23の偏荷重判
定情報とに基づいて危険な偏荷重が発生しているか否か
が判定される。
【0043】偏荷重であると判定された場合は(ステッ
プS19でY)、ステップS20において、表示部27
に偏荷重警報を実行させるための偏荷重警報要求が表示
部27に出力されることで、表示部27の偏荷重警報エ
リア27cにて偏荷重に対する警報が行われ、その後ス
テップS24に進む。一方、偏荷重ではないと判定され
た場合は(ステップS19でN)、ステップS21にお
いて、偏荷重に対する警報を中止させるための偏荷重中
止要求が表示部27に出力されることで、表示部27の
偏荷重警報エリア27cにて行われている偏荷重載警報
が中止され、その後ステップS24に進む。
【0044】また、ステップS12で警報信号が入力さ
れていると判定された場合は(ステップS12でY)、
ステップS22において、入力された警報信号に基づい
て図7に示す異常警報エリア27dにおける警報を指示
するための警報情報がRAM24に生成され、その後ス
テップS23において、生成された警報情報が表示部2
7に出力されることで、表示部27の異常警報エリア2
7dにて異常となったセンサユニット10を示す警報が
行われ、その後ステップS24に進む。
【0045】ステップS24において、操作部26の所
定操作等による終了トリガがあったか否かが判定され
る。終了トリガはなかったと判定された場合は(ステッ
プS24でN)、ステップS12に戻り、一連の処理が
実行される。一方、終了トリガがあったと判定された場
合は(ステップS24でY)、処理を終了する。
【0046】次に、上述した構成による第1の実施の形
態の動作(作用)の一例について説明する。
【0047】センサユニット10の各々にて発生する車
両に加わる荷重に応じて変化する荷重信号は、積載重量
測定装置20に取り込まれる。そして、取り込んだ荷重
信号に基づいて積載重量が測定され、この積載重量は表
示部27の積載重量表示エリア27aに表示される。こ
のとき、過積載、偏荷重が検出されると、過積載警報エ
リア27b、偏荷重警報エリア27cのそれぞれにて警
報が行われる。
【0048】また、車両の車軸、荷台フレーム等に溶着
されたそれぞれのセンサユニット10において、センサ
11が発生した荷重信号の異常が異常検出部(異常検出
手段)12によって検出されると、この異常に応じた警
報信号が異常検出部(警報信号発生手段)12にて発生
する。そして、この警報信号の発生を積載重量表示装置
10にて検出されると、表示部27の異常警報エリア2
7dにて、異常警報が行われる。例えば、1chと3c
hのセンサユニット10で警報信号が発生すると、図7
に示すように、異常警報エリア27dに「車検点検 1
ch」と表示され、その後所定時間が経過すると、「車
軸点検 3ch」と表示され、荷重信号が正常となるま
で所定時間毎にそれらの表示を切り替えて警報が行われ
る。
【0049】以上説明したように、センサユニット10
では、センサ11にて発生する荷重信号に対する異常の
検出に応じて警報信号を発生するので、センサ11の異
常、ユニット本体の溶接ミス、走行により生じる車軸等
のクラック等によって荷重信号に異常が生じていること
を警報信号の発生によって警報することができる。従っ
て、センサ11にて発生する荷重信号が異常になると警
報信号が発生するので、荷重信号の異常を容易に検出す
ることができる。
【0050】また、積載重量測定装置20では、センサ
ユニット10が発生した荷重信号が異常であることを、
センサユニット10が発生した警報信号によって検出す
ると、表示部(警報手段)27によって警報を行うの
で、利用者はセンサユニット10の異常を速やかに認識
することができる。従って、センサユニット10の異常
を警報することで、測定した積載重量の正当性を判断す
ることができるため、測定した積載重量の精度を向上さ
せることができる。また、荷重信号の精度が向上するこ
とで、この荷重信号に基づいて判断する過積載、偏荷重
も正確に判断することができるため、過積載や偏荷重に
よる交通事故を確実に防止すること可能となり、安全性
を向上させることができる。
【0051】さらに、複数のセンサユニット10から荷
重信号が入力される積載重量測定装置20であっても、
表示部(警報手段)27は異常な荷重信号を発生したセ
ンサユニット10の識別が可能なように警報を行うた
め、利用者は異常となっているセンサユニット10を正
確に認識することができる。従って、複数のセンサユニ
ット10の中から異常なセンサユニット10を特定して
警報するため、この警報に基づいて速やかに異常なセン
サユニット10の修理やその手配を行うことができる。
【0052】[第2の実施の形態]上述した第1の実施
の形態では、センサユニット10にてセンサ11の荷重
信号の異常を検出する場合について説明したが、第2の
実施の形態では、センサ異常検出ユニットを上述した積
載重量測定装置20に適用した場合について図10を参
照して説明する。
【0053】第2の実施の形態における基本構成は、図
3に示す上述した第1の実施の形態における基本構成と
同一であり、積載重量測定装置20に複数(例えば、4
個)のセンサユニット10をそれぞれ接続している。よ
って、上述した第1の実施の形態と同一の構成には同じ
符号を付して詳細な説明は省略し、異なる部分のみ説明
する。
【0054】第2と第1との実施の形態における基本構
成で異なる点は、第2の実施の形態では図4に示すセン
サユニット10における異常検出部12が構成から排除
される点と、積載重量測定装置20のROM21に記憶
しているプログラムによってCPU22をセンサ11の
異常を検出する異常検出手段として機能させる点であ
る。また、センサ11が発生した荷重信号が異常である
か否かを判定するための判定情報を記憶する判定情報記
憶手段として、EEPROM23を機能させている。な
お、判定情報記憶手段としては、ROM21等の他の記
憶媒体で実現させても差し支えない。
【0055】なお、センサ11が発生した荷重信号が異
常であるか否かを判定するための判定情報としては、例
えば、荷重信号が周波数信号である場合、実測値に応じ
た正当な範囲、設計上での正常範囲等の周波数範囲、判
定閾値、判定条件等が設定され、荷重信号がこの周波数
範囲から逸脱しているときに異常であると判定する。
【0056】次に、図10のフローチャートを参照し
て、第2の実施の形態における積載重量測定装置20の
CPU22が行う本発明に係る動作概要を説明する。
【0057】CPU22は起動されると、ステップS3
1において、初期処理が実行されることで、RAM24
のデータエリア、ワークエリア等に初期値が設定され、
その後、ステップS32において、1ch〜4chの各
センサユニット10からの荷重信号がRAM24に取り
込まれ、その後ステップS33に進む。
【0058】ステップS33において、取り込んだ各荷
重信号とEEPROM23の判定情報とに基づいて、荷
重信号が異常であるか否かが判定される。荷重信号が異
常ではないと判定された場合は(ステップS33で
N)、ステップS34において、取り込んだ荷重信号に
基づいて車両に加わる積載重量がRAM24に算出さ
れ、その後ステップS35において、表示部27に積載
重量を表示させるための重量表示データが生成され、こ
の重量表示データが表示部27に出力されることで、表
示部27の積載重量表示エリア27aに積載重量が表示
され、その後ステップS36に進む。
【0059】ステップS36において、EEPROM2
3の過積載判定情報と測定した積載重量に基づいて、過
積載であるか否かが判定される。過積載であると判定さ
れた場合は(ステップS36でY)、ステップS37に
おいて、表示部27に過積載警報を実行させるための過
積載警報要求が表示部27に出力されることで、表示部
27の過積載警報エリア27bにて過積載に対する警報
が行われ、その後ステップS39に進む。
【0060】一方、ステップS36で過積載ではないと
判定された場合は(ステップS36でN)、過積載に対
する警報を中止させるための過積載中止要求が表示部2
7に出力されることで、表示部27の過積載警報エリア
27bにて行われている過積載警報が中止され、その後
ステップS39に進む。
【0061】ステップS39において、取り込んだ荷重
信号に基づいて車両の前方重量、前後重量比、左方重
量、左右重量比がRAM24にそれぞれ算出され、この
前後重量比と左右重量比とEEPROM23の偏荷重判
定情報とに基づいて危険な偏荷重が発生しているか否か
が判定される。
【0062】偏荷重であると判定された場合は(ステッ
プS39でY)、ステップS40において、表示部27
に偏荷重警報を実行させるための偏荷重警報要求が表示
部27に出力されることで、表示部27の偏荷重警報エ
リア27cにて偏荷重に対する警報が行われ、その後ス
テップS45に進む。一方、偏荷重ではないと判定され
た場合は(ステップS39でN)、ステップS41にお
いて、偏荷重に対する警報を中止させるための偏荷重中
止要求が表示部27に出力されることで、表示部27の
偏荷重警報エリア27cにて行われている偏荷重載警報
が中止され、その後ステップS45に進む。
【0063】また、ステップS33で荷重信号は異常で
あると判定された場合は(ステップS33でY)、ステ
ップS42において、検出した異常な荷重信号に対応す
るセンサユニット10が特定され、ステップS43にお
いて、この特定したセンサユニット10に対した異常警
報を表示部27に指示するための警報情報がRAM24
に生成され、その後ステップS44において、生成され
た警報情報が表示部27に出力されることで、表示部2
7の異常警報エリア27dにて異常となったセンサユニ
ット10を示す警報が行われ、その後ステップS45に
進む。
【0064】ステップS45において、操作部26の所
定操作等による終了トリガがあったか否かが判定され
る。終了トリガはなかったと判定された場合は(ステッ
プS45でN)、ステップS32に戻り、一連の処理が
実行される。一方、終了トリガがあったと判定された場
合は(ステップS45でY)、処理を終了する。
【0065】以上の説明からも明らかなように、第2の
実施の形態では、ステップS33にて荷重信号の異常を
検出していることから、ステップS33が異常検出手段
に相当する。また、ステップS43で警報情報を生成
し、ステップS44で警報情報を出力していることか
ら、ステップS43が警報情報生成手段、ステップS4
4が警報情報出力手段としてそれぞれ相当する。
【0066】よって、第2の実施の形態では、CPU2
2が特許請求の範囲に記載の異常検出手段、警報情報生
成手段、並びに、警報情報出力手段としてそれぞれ機能
している。
【0067】次に、上述した構成による第2の実施の形
態の動作(作用)の一例について説明する。
【0068】センサユニット10の各々にて発生する車
両に加わる荷重に応じて変化する荷重信号は、積載重量
測定装置20に取り込まれる。そして、積載重量測定装
置20は、EEPROM(判定情報記憶手段)が記憶し
ている判定情報に基づいて、取り込んだ荷重信号が異常
であるか否かが判定される。そして、荷重信号が正常で
あると判定されると(ステップS33でN)、この荷重
信号に基づいて積載重量が測定され、この積載重量は表
示部27の積載重量表示エリア27aに表示される。こ
のとき、過積載、偏荷重が検出されると、過積載警報エ
リア27b、偏荷重警報エリア27cのそれぞれにて警
報が行われる。
【0069】また、荷重信号の異常が検出されると(ス
テップS33でY)、異常な荷重信号を発生したセンサ
11が特定され、その異常なセンサ11に対する警報情
報が生成されて表示部3に出力されると、表示部27の
異常警報エリア27dにて、第1の実施の形態と同様に
異常警報が行われる。
【0070】以上説明したように、積載重量測定装置2
0は、荷重信号の異常を判定するための判定情報を記憶
しておき、この判定情報に基づいて荷重信号の異常を検
出すると、警報情報を生成して出力するので、センサ1
1の異常、センサ11の溶接ミス、走行により生じる車
軸等のクラック等によって荷重信号に異常が生じている
ことを警報信号の発生によって警報することができる。
従って、センサ11にて発生する荷重信号が異常になる
と警報信号が発生するので、荷重信号の異常を容易に検
出することができる。
【0071】また、複数のセンサ11の異常を検出して
も、異常なセンサ11の識別が可能なように警報情報が
生成されるため、この警報情報に基づいた警報を行うこ
とで、利用者は異常となっているセンサ11を正確に認
識することができる。従って、複数のセンサ11の中か
ら異常なセンサ11を警報情報によって特定することが
できるため、速やかに異常なセンサ11の修理やその手
配を行うことができる。
【0072】なお、上述した第2の実施の形態では、セ
ンサ異常検出ユニットを積載重量測定装置に組み込んだ
場合について説明したが、本発明はこれに限定するもの
ではなく、センサ異常検出ユニットをセンサユニット1
0と積載重量測定装置20との間に介在させる等の他の
実施の形態としても差し支えない。
【0073】また、上述した第1及び第2の実施の形態
では、表示部27によって荷重信号の異常に対する警報
表示を行う場合について説明したが、本発明はこれに限
定するものではなく、音声入力装置を用いて音声による
警報や、無線装置90を介して警報情報を管理センタ等
に送信する通報等のように種々異なる実施の形態とする
ことができる。特に、警報情報を管理センタ等に送信す
れば、この警報情報に基づいてセンサユニットのメンテ
ナンスの手配を迅速に行うことができる。
【0074】さらに、上述した第1及び第2の実施の形
態では、センサユニット10が調整部13、V/F変換
部14を有する場合について説明しているが、本発明は
これに限定するものではなく、センサ11が発生する荷
重信号を直接CPU22に入力させるなど種々異なる実
施の形態とすることができる。特に、第2の実施の形態
では、積載重量測定装置20にて荷重信号の異常を検出
するようにしているので、第1の実施の形態におけるセ
ンサユニット10の構成に異常検出部12が不要となる
ため、センサユニット10の構成を簡単化することがで
きる。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載した
本発明のセンサユニットによれば、センサにて発生する
荷重信号に対する異常の検出に応じて警報信号を発生す
るので、センサの異常、ユニット本体の溶接ミス、走行
により生じる車軸等のクラック等によって荷重信号に異
常が生じていることを警報信号の発生によって警報する
ことができる。従って、センサにて発生する荷重信号が
異常になると警報信号が発生するので、荷重信号の異常
を容易に検出することができるという効果を奏する。
【0076】以上説明したように請求項2に記載した積
載重量測定装置によれば、センサユニットが発生した荷
重信号が異常であることを、警報信号発生手段が発生し
た警報信号によって検出すると、警報手段によって警報
を行うので、利用者はセンサユニットの異常を速やかに
認識することができる。従って、センサユニットの異常
を警報することで、測定した積載重量の正当性を判断す
ることができるため、測定した積載重量の精度を向上さ
せることができる。また、荷重信号の精度が向上するこ
とで、この荷重信号に基づいて判断する過積載、偏荷重
も正確に判断することができるため、過積載や偏荷重に
よる交通事故を確実に防止すること可能となり、安全性
を向上させることができるという効果を奏する。
【0077】請求項3に記載の発明によれば、請求項2
に記載の発明の効果に加え、複数のセンサユニットから
荷重信号が入力される積載重量測定装置であっても、警
報手段は異常な荷重信号を発生したセンサユニットの識
別が可能なように警報を行うため、利用者は異常となっ
ているセンサユニットを正確に認識することができる。
従って、複数のセンサユニットの中から異常なセンサユ
ニットを特定して警報するため、この警報に基づいて速
やかに異常なセンサユニットの修理やその手配を行うこ
とができるという効果を奏する。
【0078】以上説明したように請求項4に記載したセ
ンサ異常検出ユニットによれば、荷重信号の異常を判定
するための判定情報を記憶しておき、この判定情報に基
づいて荷重信号の異常を検出すると、警報情報を生成し
て出力するので、センサの異常、センサの溶接ミス、走
行により生じる車軸等のクラック等によって荷重信号に
異常が生じていることを警報信号の発生によって警報す
ることができる。従って、センサにて発生する荷重信号
が異常になると警報信号が発生するので、荷重信号の異
常を容易に検出することができるという効果を奏する。
【0079】請求項5に記載の発明によれば、請求項4
に記載の発明の効果に加え、複数のセンサの異常を検出
しても、異常なセンサの識別が可能なように警報情報が
生成されるため、この警報情報に基づいた警報を行うこ
とで、利用者は異常となっているセンサを正確に認識す
ることができる。従って、複数のセンサの中から異常な
センサを警報情報によって特定することができるため、
速やかに異常なセンサの修理やその手配を行うことがで
きるという効果を奏する。
【0080】以上説明したように請求項6に記載した積
載重量測定装置によれば、センサが発生する荷重信号が
異常であることを、警報情報出力手段が出力した警報情
報によって検出すると、この警報情報に基づいた警報を
警報手段によって行うので、利用者はセンサの異常を速
やかに認識することができる。また、異常なセンサが複
数存在していると、そのセンサ全てに対応する警報が行
われるので、利用者は異常となっているセンサを正確に
認識することができる。従って、センサの異常を警報す
ることで、測定した積載重量の正当性を判断することが
できるため、測定した積載重量の精度を向上させること
ができる。また、荷重信号の精度が向上することで、こ
の荷重信号に基づいて判断する過積載、偏荷重も正確に
判断することができるため、過積載や偏荷重による交通
事故を確実に防止すること可能となり、安全性を向上さ
せることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の積載重量測定装置の第1基本構成を示
す図である。
【図2】本発明の積載重量測定装置の第2基本構成を示
す図である。
【図3】本発明に係るセンサユニット及び積載重量測定
装置の概略構成を示す構成図である。
【図4】図3のセンサユニットのシステム構成図であ
る。
【図5】図3のセンサユニットの概観を示す斜視図であ
る。
【図6】図3の積載重量測定装置のシステム構成を示す
ブロック図である。
【図7】積載重量測定装置の正面図の一例を示す図であ
る。
【図8】積載重量測定装置における異常警報の一例を説
明するための図である。
【図9】図6のCPUが行う第1の実施の形態における
処理概要の一例を示すフローチャートである。
【図10】図6のCPUが行う第2の実施の形態におけ
る処理概要の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 センサユニット 11 センサ 20 積載重量測定装置 U1 異常検出手段(異常検出部、CPU) U2 警報信号発生手段(異常検出部) U3 警報情報生成手段(CPU) U4 警報情報出力手段(CPU) W 警報手段(表示部の異常警報エリア)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に加わる荷重に応じて変化する荷重
    信号を発生するセンサと、 前記センサが発生した前記荷重信号と該荷重信号が異常
    であるか否かを判定するために予め設けられた判定情報
    とを比較し、該判定結果に基づいて前記荷重信号の異常
    を検出する異常検出手段と、 前記異常検出手段が前記異常を検出すると、当該異常を
    警報する警報信号を発生する警報信号発生手段と、 を一体的にユニット本体として形成し、前記車両に溶着
    されることを特徴とするセンサユニット。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載の前記センサユニッ
    トが発生した前記荷重信号に基づいて、前記車両の積載
    重量を測定する積載重量測定装置において、 前記警報信号発生手段が警報信号を発生すると、該発生
    に対応する前記センサユニットの前記異常を警報する警
    報手段を備えることを特徴とする積載重量測定装置。
  3. 【請求項3】 複数の前記センサユニットからの前記荷
    重信号の入力が可能な構成とし、 前記警報手段Wは、複数の前記センサユニットの前記警
    報信号発生手段が警報信号を発生すると、該警報信号に
    対応する前記センサユニットの識別が可能なように前記
    警報を行うことを特徴とする請求項2に記載の積載重量
    測定装置。
  4. 【請求項4】 車両に溶着されたセンサが発生した前記
    車両に加わる荷重に応じて変化する荷重信号の異常を検
    出するセンサ異常検出ユニットであって、 前記センサが発生した前記荷重信号が異常であるか否か
    を判定するための判定情報を記憶する判定情報記憶手段
    と、 前記センサが発生した前記荷重信号と前記判定情報記憶
    手段が記憶している前記判定情報とを比較し、該比較結
    果に基づいて前記センサの異常を検出する異常検出手段
    と、 前記異常検出手段が異常を検出すると、前記センサの異
    常を示す警報情報を生成する警報情報生成手段と、 前記警報情報生成手段が生成した警報情報を出力する警
    報情報出力手段と、 を備えることを特徴とするセンサ異常検出ユニット。
  5. 【請求項5】 前記異常検出手段は、複数の前記センサ
    の異常を検出する構成とし、 前記警報情報生成手段は、前記異常を検出した前記セン
    サの識別が可能な前記警報情報を生成することを特徴と
    する請求項4に記載のセンサ異常検出ユニット。
  6. 【請求項6】 前記請求項4又は5に記載の前記センサ
    異常検出ユニットを備え、前記センサが発生した前記荷
    重信号に基づいて前記車両の積載重量を測定する積載重
    量測定装置において、 前記警報情報出力手段が出力する前記警報情報に基づい
    た警報を行う警報手段をさらに備えることを特徴とする
    積載重量測定装置。
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