JP2003004234A - 燃焼器支持装置 - Google Patents

燃焼器支持装置

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JP2003004234A
JP2003004234A JP2001187743A JP2001187743A JP2003004234A JP 2003004234 A JP2003004234 A JP 2003004234A JP 2001187743 A JP2001187743 A JP 2001187743A JP 2001187743 A JP2001187743 A JP 2001187743A JP 2003004234 A JP2003004234 A JP 2003004234A
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front plate
rear duct
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rivet
dimple
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JP2001187743A
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Inventor
Akihiro Suzuki
章弘 鈴木
Masaharu Yasuda
正治 安田
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はガスタービンの燃焼室を形成するア
ウタライナをロータ外周に設置、支持するための燃焼器
支持装置に関する。従来、アウタライナを構成する前部
プレートがリベットにより後部ダクトに結合されていた
ため、振動、熱伸びによりリベットが摩耗、破断する課
題があった。本発明は、従来装置のこの課題を解消でき
る燃焼器支持装置を提供する。 【解決手段】 本発明の燃焼器支持装置は、アウタライ
ナが静止部品に固定、支持された後部ダクトと後部ダク
ト下端部に上端部が当接する前部プレートとからなり、
前部プレート下端部が静止部材にボルト固定されると共
に、上端部にディンプルを設けたものにし、ボルトの締
め付けによる弾性力によりディンプルを後部ダクト内周
面に当接させるものとした。これにより、従来装置の機
能を損うことなく上述課題が解消され、また部品点数が
削減でき構造上の簡素化と相俟ってコスト低減を図れ
る。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ガスタービンエン
ジンの燃焼室をインナライナと共に形成する、前部プレ
ートおよび後部ダクトとからなるアウタライナの支持装
置に関する。 【0002】 【従来の技術】燃料と空気とを供給して高温、高圧の燃
焼ガスを発生させ、この燃焼ガスによりガスタービンを
駆動して動力を得るガスタービンエンジンにおいて、燃
焼室へ供給される燃料をロータの回転による遠心力を利
用して噴霧状にし、供給するようにした遠心噴霧方式の
ガスタービンエンジンが従来から使用されている。この
ような、ガスタービンエンジンに使用される燃焼器とし
ては、図2に示すようなものが使用されている。 【0003】図2に示すように、燃焼器1はガスタービ
ンエンジンの中心に設置されたロータ10の外周側全周
にわたって配置された、加工性を良くするため及び冷却
空気導入構造にするために、後部ダクト3と前部プレー
ト4(スワルプレート)とに分割されたアウタライナ
2、並びにアウタライナ2の内部に設置されたインナラ
イナ5で区画された環状区画内に燃焼室7を設置したも
のからなる。このようにして設置された燃焼室7内に
は、ロータ10の外周に設置された図示省略した燃料配
管により燃料マニホールド15を経由して供給され、ロ
ータ10外周面に配設された燃料噴射口11から、ロー
タ10の回転による遠心力で噴霧状にされた燃料12が
供給される。 【0004】一方、燃焼室7内にはアウタライナ2を形
成する前部プレート4に多数穿設された空気孔から、ケ
ーシング17とアウタライナ2の外周との間に導入さ
れ、分流版16により分流された燃焼用兼冷却用空気、
及びインナライナ5に多数穿設された空気孔からインナ
ライナ5内に導入された燃焼用兼冷却用空気がそれぞれ
供給される。これらの噴霧状の燃料12及び空気の混合
気に、アウタライナ2頂部に設置されたイグナイタカラ
ー13内のイグナイタ14により点火することにより、
燃焼室7内に高温の燃焼ガスが発生させるようにしてい
る。 【0005】また、燃焼室7内において発生した高温の
燃焼ガスは、後部ダクト3の頂部にイグナイタカラー1
3に隣接して設けられた冷却筒18から燃焼室7へ導入
される冷却空気により希釈され、図示省略したガスター
ビンブレードへ供給されて動力を発生させる。また、燃
焼室7内においては、高温の燃焼ガスが発生するので、
アウタライナ2の前部プレート4と後部ダクト3の両者
に隙間を設けてリベット8による結合をし、この隙間6
より冷却空気9を導入している。 【0006】後部ダクト3は他の静止部品へ固定支持さ
れているが、前部プレート4は上端部にて、このリベッ
ト8で後部ダクト3に支持されており、前部プレート4
の下端部は拘束されていない。また、前部プレート4は
後部ダクト3との相対的な熱伸び吸収のため、リベット
挿入穴寸法の範囲において自由に移動できる構造にされ
ている。このため、エンジン運転中に前部プレート4に
は後部ダクト3に対し相対的に微少振動19が発生す
る。 【0007】なお、図2において、ラビリンスシール2
0はケーシング17とアウタライナ2の外周面との間に
導入された燃焼用兼冷却用空気の外部への流出を低減す
るためのものである。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】従来のガスタービンエ
ンジンに使用される燃焼器1は、上述のように構成され
ているため、運転中に生じる前部プレート4の相対的な
微少振動により、後部ダクト3と前部プレート4とを結
合しているリベット8の摩耗・破断する可能性の課題が
ある。 【0009】 【課題を解決するための手段】このため、本発明の燃焼
器支持装置は、次の手段とした。 【0010】ガスタービンエンジンの燃焼室をインナラ
イナと共に形成するアウタライナが、ガスタービンケー
シング内の静止部品に固定、支持された後部ダクトと、
後部ダクトの下端部に上端部が当接して支持される前部
プレートとにより形成され、前部プレートの下端部がア
ウタライナ内周部に設置されている静止部品にボルト固
定されるとともに、ボルト締め付けによる前部プレート
の弾性力により軸方向に発生する押圧力により、前部プ
レートの上端部を後部ダクトの下端部へ常時当接させる
ことができると共に、後部ダクトと前部プレートとの間
に隙間を形成するディンプルが形成されているものとし
た。 【0011】これにより、従来後部ダクトの下端部と前
部プレートの上端部を結合していた、運転時の振動によ
って摩耗、破断する虞のあるリベットを廃止しても、前
部プレートの上端部と後部ダクトの下端部との当接が、
下端部をアウタライナ内周部の静止部品にボルト固定し
た前部プレートの弾性力により維持され、ガスタービン
エンジンの運転による熱伸び発生時においては、ディン
プルが後部ダクトの内周面を滑って、前部プレートと後
部ダクトとの間に形成している隙間を保持して相対移動
をさせることができる。 【0012】従って、アウタライナを冷却する冷却空気
のアウタライナ内周への導入が確保され、従来装置の機
能を損うことがなく、また、リベットの廃止により破断
したリベットによる後流側に配置されているタービンブ
レード等の破損を防止することができる。また、リベッ
トを廃止したことにより、部品点数を縮小できるととも
に、構造も簡素化され、コストを低減することができ
る。 【0013】 【発明の実施の形態】以下、本発明の燃焼器支持装置の
実施の一形態を図面に基づき説明する。図1は、本発明
の燃焼器支持装置の実施の第一形態を示す断面図であ
る。なお、図2に示した部材と同一若しくは類似の部材
には同一符号を付して、説明は省略する。 【0014】図1に示すように、本実施の形態の燃焼器
支持装置における、アウタライナ21を構成する後部ダ
クト3は、上述した従来のアウタライナ2を構成してい
る後部ダクト3と同様に、ケーシング内上部の静止部品
に固定されているが、後部ダクト3と共にアウタライナ
21を構成する前部プレート22の下端部は、燃料マニ
ホールド15、分流板16およびラビリンスシール20
を一体に連結するボルト26によってケーシング17に
固定されている。 【0015】また、前部プレート22の上端部には、後
部ダクト3側に突出させたディンプル23が周方向に等
ピッチにして形成されて、ボルトの締め付けにより前部
プレート22に発生させるようにした弾性力による押圧
力28で、後部ダクト3の内面側にディンプル23を押
し付けることにより、リベット8を設けることなく、前
部プレート22の上端部を後部ダクト3で支持するよう
にしている。 【0016】また、ディンプル23が形成されてない前
部プレート22の上端部外面側と、後部ダクト3の下端
部内面側との間には、従来装置における、リベット8に
より前部プレート4上端部を後部ダクト3下端部で支持
するようにした時と同様に、ディンプル23と後部ダク
ト3内周面との当接により、隙間6が形成され、ケーシ
ング17とアウタライナ2の外周面との間に導入された
燃焼用兼冷却用空気がアウタライナ21の内周面に沿っ
て流れる様にして、後部ダクト3を内周面側から冷却し
ながら燃焼室7に導入されるようにしている。 【0017】これにより、後部ダクト3は従来と同様の
支持方法で、前部プレート22はケーシング17にボル
ト固定し、ボルト26の締め付けで前部プレート22に
発生させた弾性力により、後部ダクト3に押し付けて支
持するようにしたことにより、リベット8を廃止するこ
とができる。さらに、従来リベット8の結合により保た
れていた空気通路用の隙間6は、前部プレート22のデ
ィンプル23の後部ダクト3への当接により、従来と同
様の隙間6を保つことができる。 【0018】このように、従来装置では前部プレート4
を後部ダクト3で支持するように設けられていた、リベ
ット8が廃止できることにより、リベット8の摩耗・破
断の可能性が無くなると共に、部品点数縮小による構造
の簡素化、コストの削減が可能になる。また、従来装置
と同様に、常時後部ダクト3と前部プレート22との間
に隙間6が形成され、相対移動することにより、アウタ
ライナ21の冷却効果が従来装置と同様に得られると共
に、燃焼ガス発生に伴うアウタライナ21の熱伸び吸収
もディンプル23の後部ダクト3内周面上の接触移動に
より吸収可能となる。 【0019】 【発明の効果】以上説明したように、本発明の燃焼器支
持装置は、ガスタービンエンジンの燃焼室を形成するア
ウタライナが、ケーシンク内静止部品に固定、支持され
た後部ダクトと後部ダクトの下端部に上端部が接合して
支持される前部プレートとで形成されるとともに、前部
プレートがその弾性力で後部ダクトの下端部へ常時接合
するディンプルを上端部に形成したものとした。 【0020】これにより、摩耗、破断の虞のあるリベッ
トを廃止しても前部プレートの上端部と後部ダクトの下
端部との接合が、前部プレートの弾性力で維持され、熱
伸び発生時には、ディンプルが後部ダクト面上を滑って
前部プレートと後部ダクトとの間の隙間を保持して相対
移動でき、冷却空気のアウタライナ内周への導入が確保
でき、アウタライナの冷却および熱伸び吸収が従来装置
と同様にできる。 【0021】また、リベットの廃止により、部品点数の
縮小、構造の簡素化が図れ、コストを低減できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の燃焼器支持装置の実施の第1形態を示
す縦断面図、 【図2】従来の燃焼器支持装置を示す縦断面図である。 【符号の説明】 1 燃焼器 2 アウタライナ 3 後部ダクト 4 前部プレート 5 インナライナ 6 隙間 7 燃焼室 8 リベット 9 冷却空気 10 ロータ 11 燃料噴射口 12 燃料 13 イグナイタカラー 14 イグナイタ 15 燃料マニホールド 16 分流板 17 ケーシング 18 冷却筒 19 微小振動 20 ラビリンスシール 21 アウタライナ 22 前部プレート 23 ディンプル 26 ボルト 28 押圧力
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安田 正治 愛知県小牧市大字東田中1200番地 三菱重 工業株式会社名古屋誘導推進システム製作 所内

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 ガスタービンエンジンの燃焼室を形成す
    るアウタライナを支持する燃焼器支持装置において、ア
    ウタライナが静止部品に固定された後部ダクトと前記後
    部ダクトの下端部に当接する前部プレートとからなり、
    前記前部プレートの下端部がアウタライナ内周部に設置
    された静止部品にボルト固定されるとともに、前記前部
    プレートの上端部に弾性力により前記後部ダクトの下端
    部と当接するディンプルが形成されていることを特徴と
    する燃焼器支持装置。
JP2001187743A 2001-06-21 2001-06-21 燃焼器支持装置 Withdrawn JP2003004234A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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