JP2003004185A - コネクタ組立体 - Google Patents

コネクタ組立体

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JP2003004185A JP2002092310A JP2002092310A JP2003004185A JP 2003004185 A JP2003004185 A JP 2003004185A JP 2002092310 A JP2002092310 A JP 2002092310A JP 2002092310 A JP2002092310 A JP 2002092310A JP 2003004185 A JP2003004185 A JP 2003004185A
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L2201/00Special arrangements for pipe couplings
    • F16L2201/10Indicators for correct coupling

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 雄要素と雌型ハウジング要素とを従来と同様
に保持手段によって回動自在に接続でき、接続された雄
要素と雌型ハウジング要素とが相対的に回動しないよう
に容易に廻り止めできるコネクタ組立体を提供する。 【解決手段】 雄要素10のストレート端部11に設け
られ環状突部13と係合し得る半径方向に延び係合部3
98aを備えた高摩擦材料からなる保持手段39がソケ
ット281に確保され、雌型ハウジング要素280と雄
要素10とは回動自在に接続することができる。保持手
段39を締結要素61により、ストレート端部11に対
して締結要素39が締付られる一方、締付けた締結要素
61がソケットに形成された規制要素に係合することに
よって、ソケットと締結要素61との相対的回動が規制
され、回動自在に接続された雄要素10と雌型ハウジン
グ要素280とは廻り止めされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、環状突部によって
形成された半径方向外方に広がる接合面を有する管状の
雄要素に選択的に係合、好ましくはスナップ係合するの
に適したコネクタの改良に関し、特に、実質的にロッキ
ング係合した後、雄要素と雌型ハウジング要素とを相対
的に容易に廻り止めすることができる新規なコネクタ組
立体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ロッキング係合するコネクタ、即
ち、クイックコネクタは、広範囲の用途で有用であるこ
とがしられている。例えば、特開平57-107493号、特公
平621668号、特開平5−263976号、特開平
6−221486号、特開平7−71673号、特開平
8−210576号、特表2000−509793号
等、実質的に同様に動作するクイックコネクタか数多く
知られている。
【0003】これらのクイックコネクタは、雄要素が金
属あるいは樹脂製のチューブからなり、かかるチューブ
の一端に形成された直円筒形のストレート端部の外周に
ビード等の環状突部が施されている。そして雌型ハウジ
ングの一端部に、雄要素のストレート端部と共に環状突
部を受容れる軸穴を備え、ストレート端部をこの軸穴内
に挿入した時に、軸穴内に装着された環状のシール部材
により、雄要素と雌型ハウジング間が流体密にシールさ
れると共に、軸穴の入口に確保された保持要素の係合部
に環状突部が係合あるいはスナップ係合することにより
雌型ハウジングから雄要素が外れないように接続され
る。
【0004】これらはしばしば、特に自動車の用途にお
ける、ガソリン等の流体搬送導管を連結するために使わ
れる。これらは、比較的低コストで製造でき、一般に受
入られてきた。そして、一般的に曲り部を有する金属や
樹脂チューブ等のチューブの一端に接続可能な環状突部
を有するストレート端部が形成され、雌型ハウジングの
一端にストレート端部が挿入接続され、雌型ハウジング
の一端にチューブを接続するべく用いられている。
【0005】かかる従来のコネクタの特徴は、チューブ
の一端が直円筒形のストレート端部に形成されているの
で、接続後にかかる直円筒形のストレート端部を備えた
雄要素と雌型ハウジングとは相対的に自由に回動させる
とができる一方、雌型ハウジングにストレート端部を備
えた曲り部を有するチューブを接続する場合、一般的に
雌型ハウジングと雄要素との相対的な位相角度が定めら
れいる。従って、雌型ハウジングにかかるチューブをラ
フに接続しても、定められた位相角度に両者を接続でき
る利点がある。
【0006】しかしながら、一般的に車体側に支持され
たチューブが曲り部を有するので、これらのクコネクタ
は、特に車体の振動等により、使用中に雄要素と雌型ハ
ウジングとが僅かに相対的な往復回動運動を繰り返すた
め、雄要素と雌型ハウジング間をシールするシール部材
が磨耗し、あるいは磨耗しなくとも、特に、0℃以下等
の低温下での使用において、シール部材が硬化してコネ
クタにおけるシール性を損なうという問題を有してい
た。このため雄要素及び/または雌型ハウジングを車体
に強く固定するための手段が必要であった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる問題点
に鑑み発明されたものであって、雄要素と雌型ハウジン
グ要素とを従来と同様に保持手段によって回動自在に接
続でき、接続された雄要素と雌型ハウジング要素とが相
対的に回動しないように容易に廻り止めできるコネクタ
組立体を提供することを第1の目的とし、他の目的とし
て、低温下でシール性を有利に確保できるコネクタ組立
体を提供することができる。さらに他の目的として、外
部からシール部への埃、汚水等の異物の侵入を抑制する
ことができ、シール性を高めることができるコネクタ組
立体を提供することができる。さらに、他の目的とし
て、新規なクィックコネクタ及び確認部材を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のコネクタ組立体は、一方の端に形成された
ストレート端部と該ストレート端部の外周上に、先端か
ら距離を隔てて形成された環状突部とを備えている管状
の雄要素と、一端開口から内方に挿入された該雄要素の
該ストレート端部と一緒に該環状突部を受入れるのに適
した軸穴を有するソケットを備えた雌型ハウジング要素
と、該雄要素の該ストレート端部に備えた該環状突部と
係合し得る半径方向に延び係合部を有する保持手段を備
え、該ソケットの該一端開口から接続位置まで挿入され
た該雄要素をその接続位置に保持するために該雄要素の
該環状突部と協働するための該ソケットに確保された保
持手段と、該ソケットの該軸穴に配設されると共に該接
続位置に挿入された該ストレート端部の外周上に配設さ
れる高摩擦要素と、実質的に前記高摩擦要素を締付ける
ための締結要素と、該締結要素により接続位置に挿入さ
れた前記雄要素の該ストレート端部に対して該高摩擦要
素が締付られた際に、該ストレート端部に対して締付け
た該締結要素及び/または締付けられた該高摩擦要素あ
るいは該保持手段のいずれかが回動不能に係合するため
の前記ソケットに形成された規制要素と、を備えた、実
質的に該雄要素と該雌型ハウジング要素との相対的回動
を阻止するための廻り止め手段と、を具備して構成され
たものである。
【0009】一般的に、管状の雄要素は、直円筒形のス
トレート端部11の外周上に、その先端から他方の端に
向って延びる導入端に隣接して環状突部を備えている一
方、雌型ハウジング要素はソケットの他端にストレート
端部の導入端を受容れると共に終端部で流路を形成する
ために段付き軸穴と一緒に形成された管状延長部がソケ
ットの他端に回動不能に同軸的に接続されている。そし
て雄要素のストレート端部がソケットの一端開口から接
続位置まで十分挿入され時に、管状延長部の入口部で流
体密にシールするために入口部の入口側部に、終端側部
よりも大きい軸穴を有し、該大きい軸穴に環状のシール
要素がその外周面を軸穴の内周面に係合せしめて装着さ
れる。
【0010】本発明は、管状の雄要素と選択的に係合、
より好ましくはスナップ係合するのに適したコネクタあ
るいはさらに将来発明され得るかかるコネクタに有利に
採用することができる新規なコネクタ組立体であって、
実質的に雄要素を雌型ハウジング要素に対して接続位置
まで挿入することで、保持手段で雄要素と雌型ハウジン
グ要素とを外れないように回動自在に接続でき、回動自
在に接続した雄要素と雌型ハウジング要素とを容易に廻
り止めすることができる新規なコネクタ組立体を提供す
ることにある。
【0011】
【作用】本発明が提供するコネクタ組立体は、前記雌型
ハウジング要素のソケットの開口端から雄要素のストレ
ート端部と共に環状突部を挿入した後、好ましくは挿入
した時に、保持手段により、雌型ハウジング要素と雄要
素とを回動自在に結合、好ましくはスナップ結合するこ
とができ、しかる後、実質的にソケットの軸穴且つ雄要
素のストレート端部の外周に配設さた高摩擦要素を締付
けるための締結要素により接続位置に挿入された前記雄
要素のストレート端部に対して高摩擦要素を締付けた時
に、雄要素が高摩擦要素を介して締結要素と相対的回動
が阻止されると共に、ストレート端部に対して締付けた
該締結要素及び/または締付けられた該高摩擦要素ある
いは保持手段のいずれかが雌型ハウジング要素に対して
回動しないように、これらいずれかと係合する規制要素
が前記ソケットに形成されているので、雄要素と雌型ハ
ウジング要素との相対的回動を阻止することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】管状の雄要素は、金属あるいは樹
脂製のチューブからなり、一方の端に形成された実質的
に断面円形のストレート端部と、ストレート端部の先端
から他方の端に向って延びる導入端に隣接して該ストレ
ート端部の外周上に形成された環状突部と、を備えてい
る。好ましくは、金属製のチューブの外周上に樹脂をコ
ーティングすることができる。
【0013】雌型ハウジングは、樹脂あるいは金属から
なり、少なくとも一端開口から前記雄要素のストレート
端部と共に環状突部を受入れるのに適した軸穴を有する
ソケットを一端に備えている。一般的には、雌型ハウジ
ングはソケットの他端に回動不能に同軸的に接続され管
状延長部を具備し、ソケットの一端開口から雄要素のス
トレート端部と共に環状突部が接続位置まで十分挿入さ
れた時に、管状延長部はその入口部で雄要素の導入端を
受入れると共に終端部で流路を形成するために段付き軸
穴と共に形成され、入口部の入口側に装着されたシール
要素で流体密にシールするために入口部の入口側部に、
終端側部よりも大きい軸穴を有している。また、一般的
にソケットと管状延長部との境に半径方向に延びる環状
の表面を形成するために、ソケットの軸穴は管状延長部
の段付き軸穴よりも大きい内径を有している。
【0014】ソケットと管状延長部とをそれぞれ個別に
成形し、これらを回動不能に接続して雌型ハウジングを
構成することができる。好ましくは、ソケットと管状延
長部とは一体に形成することができる。また、管状延長
部の中間に曲り部を設けることができる。環状のシール
要素は管状延長部の入口部の大きい軸穴の内周面に密接
して装着され、接続位置に挿入された雄要素の該導入端
の外周面と係合して導入端と管状延長部間を流体密にシ
ールする。
【0015】保持手段は、雄要素のストレート端部がソ
ケット部の一端開口から接続位置に挿入された後、好ま
しくは接続位置に挿入された時に、雄要素が雌型ハウジ
ングから外れないようにストレート端部に設けられた環
状突部と係合、好ましくはスナップ係合させるために、
半径方向内方に延びる係合部を備え、ソケットに確保さ
れる。好ましくは、ソケットとは別体にてソケットに取
外し可能に確保することができる。この場合、ソケット
と管状延長部との境に半径方向内方に延びる表面を備
え、実質的に保持手段がこの表面に当接することによ
り、保持手段を実質的にソケットに軸方向に移動不能に
確保することができる。また、ある具体例では、保持手
段はソケットと一体に形成することができる。
【0016】このように保持手段が雌型ハウジングのソ
ケットに確保されることによって、ストレート端部に形
成された環状突部と協働して接続位置に挿入された雄要
素を雌型ハウジングから外れないように保持することが
できる。保持手段の好ましい具体例では、少なくとも弾
性的に変形可能な変形可能部分と実質的に軸方向に変形
しない係合部とを備えている。また、保持手段の好まし
い具体例では雄要素のストレート端部が挿通可能に雌型
ハウジングのソケットに確保される。
【0017】高摩擦要素は、一般的にゴム、エラストマ
ー、皮等の高摩擦材料からなり、好ましくは、断面U字
形状またはC字形状または筒状に形成され、ソケットの
軸穴内に同心的に、雄要素のストレート端部が接続位置
まで挿入可能に配置される。また、高摩擦要素は雄要素
のストレート端部の外周に配設される。予め雄要素のス
トレート端部の外周面に係合、固着あるいはコーティン
グしても差支えない。かかる高摩擦要素は接続位置に挿
入された雄要素のストレート端部に形成された管状突部
よりも後方領域に配設することができる。他の具体例で
は、高摩擦要素は接続位置に挿入された管状突部よりも
前方領域に配設することもできる。
【0018】環状のシール要素は、管状延長部の前記大
きい軸穴の内周面に密接して装着され、接続位置に挿入
された雄要素の導入端の外周面と係合して導入端と管状
延長部間を流体密にシールする。環状のシール要素は、
高摩擦要素と同軸的に一体に形成することができる。好
ましい具体例では、保持手段と高摩擦要素とを同軸的ま
たは同心的に一体に形成し、シール要素をこれらと独立
分離して装着することができる。また、環状のシール要
素は、高摩擦要素及び保持手段と同軸的に一体に形成す
ることができる。また、他の好ましい具体例では、シー
ル要素、高摩擦要素及び保持手段をそれぞれ個別に形成
し、シール要素を管状延長部の該大きい軸穴の内周面に
密接して装着し、高摩擦要素及び保持手段をソケットに
適宜確保することができる。
【0019】廻り止め手段は、実質的に前記高摩擦要素
を締付けるための締結要素と、該締結要素により接続位
置に挿入された前記雄要素の該ストレート端部に対して
該高摩擦要素が締付られた際に、該ストレート端部に対
して締付けた該締結要素及び/または締付けられた該高
摩擦要素あるいは該保持手段が回動不能に係合するため
の前記ソケットに形成された規制要素と、を備えてい
る。
【0020】締結要素は、一般的にバネ弾性を有し、断
面U字形状またはC字形状または筒状に形成されたクリ
ップあるいはステップル並びに環状のクランプあるいは
バンドであり、ばね弾性を有する金属製あるいはプラス
チック製である。そして、最も好ましい具体例では、締
結要素により、接続位置に挿入された雄要素の管状突部
よりも後方のストレーと端部に対し前記高摩擦要素が締
付られている。好ましい具体例では、締結要素を開放位
置と締付け位置とを相互にスライド移動可能にソケット
に保持することができる。
【0021】前記ソケットに形成された規制要素として
は、好ましくは、ソケットの管壁を貫通して形成され
た、断面U字形状に形成された締結要素の脚部と係合す
る窓及び/または溝穴である。他の具体例として、ソケ
ットの管壁を貫通して形成された、環状に形成されたク
ランプあるいはバンドの自由端部と係合する切欠きであ
る。さらに他の具体例としてクリップのクロス部に形成
された一対の軸方向に延びる平行係合突条部と係合する
ソケット部221に形成された突出壁ある。
【0022】前記保持手段をソケットの一端開口側部に
確保する一方、廻り止め手段をソケットの他端側部に構
成することができる。他の実施例として、前記廻り止め
手段をソケットの一端開口側部に構成し、前記保持手段
をソケットの他端側部に確保することができる。好まし
い具体例では、締結要素により、接続位置に挿入された
前記雄要素のストレーと端部のうち前記導入端領域に対
し高摩擦要素を締付けるように構成することができる。
また、前記保持手段ををソケットの開口側部に確保する
ことにより、接続位置に挿入された前記雄要素のストレ
ーと端部のうち前記管状突部よりも前方領域に対し前記
高摩擦要素を締付けるように構成することができる。
【0023】最も好ましい具体例では、保持手段と高摩
擦要素が、接続位置に挿入されたストレート端部の外周
に同心的にソケットの軸穴に配設される。より好ましく
は、保持手段と高摩擦要素が一体的に形成されている。
好ましくは、高摩擦要素が保持手段の内周面に固着、よ
り好ましくは一体的に固着配置されている。そして、保
持手段が高摩擦要素を兼備えているかまたは高摩擦要素
が保持手段を兼備えている。さらに好ましい具体例では
保持手段がゴム等の高摩擦材料あるいは金属粒を含有さ
せた樹脂材料で形成されている。なお、保持手段と高摩
擦要素とを同軸的に並設あるいは隣接配置しても差支え
ない。
【0024】また、最も好ましい具体例では、締結要素
と保持手段が、接続位置に挿入されたストレート端部の
外周に同心的にソケットの軸穴に配設される。より好ま
しくは、締結要素と前記保持手段が一体的に形成されて
いる。好ましくは、高摩擦要素が締結要素の内周面に固
着、より好ましくは一体的に固着配置されている。そし
て、締結要素が保持手段を兼備えているかまたは保持手
段が締結要素を兼備えている。
【0025】また、最も好ましい具体例では、高摩擦要
素と保持手段と高摩擦要素が、接続位置に挿入されたス
トレート端部の外周に同心的に配設される。より好まし
くは、高摩擦要素と保持手段と高摩擦要素が一体的に形
成されている。好ましくは、高摩擦要素が締結要素また
は保持手段の内周面に固着、より好ましくは一体的に固
着配置されている。そして、締結要素が保持手段と高摩
擦要素とを兼備えているかまたは保持手段が締結要素と
高摩擦要素とを兼備えている。
【0026】
【実施例】図面を参照して本発明のコネクタ組立体を具
体的に説明する。図1〜図8に一具体例が示されてい
る。本発明のコネクタ組立体は、図1に示すように、管
状の雄要素10と選択的にスナップ係合するのに適する
と共に相対的に雄要素10を廻り止めするのに適したコ
ネクタ組立体1であって、管状の雄要素10と、雌型ハ
ウジング210と、雌型ハウジング210のソケット部
211内にに確保された保持手段部31と、高摩擦要素
41と、シール要素51と、廻り止め手段601とを備
えている。
【0027】管状の雄要素10は、一般的に薄肉金属チ
ューブあるいは樹脂チューブからなり、チューブ10の
一端に形成された直円筒形のストレート端部11の外周
上に、その先端11aから他方の端に向って延びる導入
端12に隣接して環状突部(ビード)13が施されてい
る。
【0028】雌型ハウジング210は管状の雄要素10
のストレート端部11と共に環状突部13を、一端開口
214から受入れるのに適した軸穴213を有するソケ
ット部211と、ソケット部211の他端にソケット部
211と一体に同軸的に接続された管状延長部212と
からなり、ソケット部211と管状延長部212とは樹
脂材料にて一体に型成形され、管状延長部212はその
入口部212aに雄要素10の導入端12を受入れ、シ
ールするのに適した段付き軸穴216a,216bが形
成されている。
【0029】ソケット部211は軸方向内方に延びる軸
穴213の軸方向中間部にその内周面に半径方向内方に
突出した環状のリブ211cが形成され、環状のリブ2
11cを境に一端開口214側に形成された大きい軸穴
部213aと他側に形成された小径軸穴部213bとを
備えている。
【0030】管状延長部212は、その入口部212a
で、雄要素10の導入端12の先端11a寄りの軸方向
に延びる部分を受入れると共に終端部212bで流路を
形成するために段付き軸穴216と共に形成され、雄要
素10の導入端12が接続位置に挿入された時に、管状
延長部10の入口部212aにおいて環状のシール要素
を介して、導入端12との間で、流体シールし得るよう
に、入口部212aの入口側部212cに、終端側部1
2dの軸穴216bの内径よりも大きい内径を有する軸
穴216aが形成されている。
【0031】雌型ハウジング要素210は、一端開口2
14から雄要素のストレート端部11と共に環状突部1
3を受容れるための受容室が、ソケット部211の軸穴
213と管状延長部212の大きい軸穴212aとで形
成され、この受容室にゴム材料にて一体に型成形された
スリーブ状の弾性体100が一端開口214から挿入装
着されている。
【0032】挿入装着されるスリーブ状の弾性体100
は、図4に示すように、周方向両端間に間隙を有する断
面CあるいはU字形状で、一端側から他方側に順次軸方
向に延びる保持手段部31及び高摩擦要素部41と、高
摩擦要素部41から他端に延びる環状のシール要素部5
1とを備えており、断面C形状の保持手段部31及び断
面U字形状の高摩擦要素部41は弾性的に一緒に縮径変
形させることができ、この弾性体100を雌型ハウジン
グ要素210の一端開口214から軸穴内方にに挿入で
き、弾性体100は雌型ハウジング要素210の受容室
に同心的に装着されている。
【0033】雌型ハウジング要素210の管状延長部2
12の入口に段差部212eが施されている一方、この
段差部212eに嵌合する円筒部41bが弾性体100
のシール要素部51と高摩擦要素部41間に施されてい
る。従って、弾性体100を雌型ハウジング要素210
の一端開口214から軸穴内方にに挿入した際に、この
段差部212eに弾性体100の円筒部41bが嵌着さ
れ、U形状の高摩擦要素部41はソケット部211の他
端側に位置する小径部211bの軸穴213b内にソケ
ット部211と同心的に嵌着保持され、環状のシール要
素部51はは管状延長部212の入口部212aの入口
側部212cの大きい軸穴216aに係合装着され、断
面C形状の保持手段部31は、弾性的に拡径及び縮径可
能にソケット部211の一端側に形成された大径部21
1aの環状溝213a内に、保持される。
【0034】弾性体100の一端に形成された保持手段
部31は、図4に示すように、弾性的に拡径及び縮径可
能な断面C字形状の筒状の変形可能部分311とこの筒
状の変形可能部分311の一端側に形成された半径方向
内方に突出した半径方向内方に延びる鍵状の係合突部3
12とを備え、係合突部312に形成された半径方向に
延びる係合面と高摩擦要素部41間に雄要素10の環状
突部13が収容される環状の係合溝311aが形成され
ている。また、他端に形成された環状のシール要素部5
1は、複数のOリグ状の環状のシール部51a,51
b,51cがそれぞれ円筒形の接続部によって同軸的に
連結された筒状に構成されている。
【0035】従って、図2に示すように、雄要素10の
ストレート端部12をソケット部211の一端開口21
4から挿入した時に、雄要素10の環状突部13により
係合突部312が保持手段部31の円筒状の変形可能部
分311と一緒に弾性的に拡径され、雄要素10の環状
突部13を環状の係合溝311a内に収容させることが
でき、係合突部312に環状突部13の背後に形成され
た半径方向外方に広がる接合面13aをスナップ係合さ
せことができと共に、ソケット部211の入口部212
aの入口側部212cの大きい軸穴216aに係合装着
された環状のシール要素部51の内周面に、接続位置に
挿入された雄要素10の導入端12における少なくとも
先端寄りの前方領域Eの外周面が係合して、導入端12
と管状延長部212の入口部212a間を流体密にシー
ルすることができる。
【0036】そして、流体通路216に流体圧が作用し
た際に、ソケット部211の一端開口214に形成され
た半径方向内方に延びる環状のフランジ217の半径方
向内方に延びる環状の表面(ストッパー表面)217a
に鍵状の係合部312の環状の凸テーパの外表面312
aが実質的に軸方向に移動不能に当接して、雄要素10
がソケット部211から外れないように強く保持するこ
とができる。
【0037】図7は図2のQ−Q線に沿った断面図であ
り、小径軸穴部213bを有するソケット部211は、
図7に示すように、ソケット部211の管壁に、比較的
大きな第1の窓218と、この第1の窓218の窓幅を
規定する周方向に対面する一対の軸方向に延びる平行切
断面218a,218bの一方の切断表面218aから
軸穴213bを横断して真直ぐ管壁を貫通した溝穴21
8cと、他方の切断表面218bから軸穴213bを横
断して第1の窓218寄りに管壁を貫通した第1の窓2
18よりも小さい第2の窓219が施されている。
【0038】この小径軸穴部213bに弾性体100の
高摩擦要素部41が、図1に示すように、配置されてい
る。そして、図4及び図7を参照すると、断面U字形状
の高摩擦要素部41は、雄要素10の導入端12の外径
よりも少し大きい内径を有する中央穴を有し、平坦な外
表面414aをもつ接続壁414と、接続壁414の両
端から直角に延びる一対の平行外表面412a,413
aをもつ側壁412,413とを備え、側壁412,4
13の対向する一対の自由端間に軸方向に延びる空間4
15が形成されている。また、平坦な外表面414aと
一方の平行外表面412aとの交差部及び他方の平行外
表面412bとの交差部は弧状表面416,417が施
され、他方の弧状表面417に係合凹部417aが形成
されている。また、側壁412,413の一対の自由端
部は、それぞれの平行外表面412a,413aから漸
次互いに接近するテーパ表面412b,413bが形成
されている。そして、このように形成された断面Uの字
形状あるいはC字形状の高摩擦要素部41がソケット部
211の小径部211bの軸穴213b内に、図7に示
すように、逆Uの字状に軸穴と同心的に配置されてい
る。
【0039】図1に示すように、ソケット部211の小
径軸穴部213bに逆Uの字に配置された高摩擦要素部
41に対して、断面U字状のクリップ51が第1の窓2
18上から、高摩擦要素部41の平らな頂部414aと
の間に間隙を設けて、高摩擦要素部41の外周に逆Uの
字に覆い重ねできるように、予め、クリップ51の開放
位置で、クリップ51がソケット部211の窓218の
それぞれの平行切断表面218a,218bと高摩擦要
素部41の外周表面間で仮止めされている(図7)。
【0040】クリップ61は1枚の金属製の板バネから
なり、図5に示すように、平らなクロス部位611の両
端から直角に延びる一対の平板状の平行脚部612,6
13を設けて形成されている。一方の長い平板状の脚部
612の自由端に外側に突出した波状の突出部614が
形成され、他方の短い平板状の脚部613の自由端に内
側に巻きまれたカール部615が形成されている。
【0041】即ち、クリップ61は、図7に示すよう
に、長い平板状の脚部612の自由端を一方の対向表面
218aと高摩擦要素部41の一方の平行外表面412
a間に差込む一方、短い平板状の脚部613の自由端に
形成されたカール部615を他方の対向表面218bと
高摩擦要素部41の他方の平行外表面412b側に形成
された係合凹部417a間に係合させることにより、ク
リップ61が開放位置に高摩擦要素部41が外れないよ
うに仮止めされている。
【0042】この様にクリップ61が仮止めされた開放
位置では、雌型ハウジング210に、雄要素10のスト
レート端部11及び環状突部13を雌型ハウジング21
0の一端開口214から接続位置まで挿入でき、雄要素
10が接続位置まで挿入された際に雌型ハウジング要素
210と雄要素10が回動自在にに接続され、しかる
後、図8に示すように、クリップ61を第1の窓218
の一対の対向表面218a,218bに沿って、締付け
位置に差込むと、長い平板状の脚部612の自由端が延
長溝218cを挿通して波状の突出部614を延長溝2
18cの外縁に係止できると共に、短い平板状の脚部6
13のカール部615を高摩擦要素部41の一方のテー
パ表面413bに強く係合させことができ、図3に示す
ように、上述した雄要素10の導入端12の前方領域E
よりも後方の後方領域に対して高摩擦要素41が締付ら
れ、実質的にクリップ61と高摩擦要素41と雄要素1
0が一体的に、所定の相対的回動位置に固着され、且
つ、このように、クリップ61により一体的に固着され
た高摩擦要素41と雄要素10とが、クリップ61の一
対の平板状の平行脚部612,613が雌型ハウジング
210のソケット部211の小径部211bの筒壁に形
成された一対の対向表面218a,218b及び延長溝
218cに当接して、雄要素10と雌型ハウジング要素
210との回動が規制され、雄要素10と雌型ハウジン
グ210との相対的な回動が阻止される。
【0043】ここで高摩擦要素41に対して付加され
た、断面U字状のクリップ61及び雄要素10に形成さ
れた一対の対向表面218a,218b及び延長溝21
8cとにより、本発明の要旨中の廻り止め手段601の
一例が構成され、一対の対向表面218a,218b及
び延長溝218cが本発明の要旨中の廻り止め手段60
1における規制要素の一例を構成している。
【0044】このように、本発明のコネクタ組立体1
は、雄要素10の導入端12がソケット部211の開口
端214から挿入された時に、保持手段により雄要素1
0と雌型ハウジング要素210とが回動可能にロッキン
グ係合し、ロッキング係合した後、図8に示すように、
廻り止め手段601により雄要素10と雌型ハウジング
210とが相対的に回動しないように、廻り止めでき
る。
【0045】高摩擦要素41を締付けているクリップ5
1は、開放位置と締付け位置とを往復可能にソケット部
211に係合されており、従って、第2の窓219を介
してこのクリップ51を開放位置へ押し上げ操作でき、
クリップ51を締付け位置から開放位置に強制的に移動
させることができ、しかる後、この種のクィックコネク
タに用いられる周知のリリース具を用いて、雄要素10
と雌部材21との接続を解除することができる。
【0046】本発明の他の独自の作用効果は、クリップ
61により高摩擦要素41と雄要素10が一体的に固着
されているので、雄要素10のストレート端部11の外
周面を通して外部から埃、雨水等の異物がシール要素5
1の内周面とのシール部に侵入するのを抑制するこてが
できると共に、シール要素部51と高摩擦要素部41間
に円筒部41bが施され、この円筒部41bが雌部材2
1の段差212eに嵌着されているので、雌部材21の
第1の端部211の入口部212aの軸穴213bの内
周面を通して外部から埃、雨水等の異物がシール要素5
1の外周面とのシール部に侵入するのを抑制することが
できる。
【0047】このコネクタ組立体は、図6に示すように
な、樹脂材料で形成された確認部材71が、図1に示す
ように、アーム部712が断面C形状の保持手段部31
に形成された軸方向の間隙31cを通して、リング部7
11が保持手段部31の係合溝312a内に保持手段部
31と同心的に且つ軸方向に摺動可能に装着されてい
る。この確認部材71は、リング部711とこのリング
部711からやや斜め外方に延びるアーム部712とア
ーム部712の自由端にアーム部712の外表面よりも
突出している円弧状部713とを備えている。
【0048】アーム部712の自由端部の外表面に、円
弧状部713と協働して、雌部材21の一端開口24に
形成された半径方向内方に延びる環状のリップ(フラン
ジ)217にアーム部712のバネ弾性によって弾発的
に嵌入する凹部714を形成するために案内傾斜面をも
つ係合突起715が施されている。図1では、雄要素1
0のストレート端部12がまだ挿入されていないので、
確認部材71のリング部711が保持手段部31の係合
溝312aの係止部に隣接して配置され、アーム部71
2の自由端部に形成されたアーム部712の外表面に形
成されている係合突起715は雌部材21の一端開口2
4よりも軸方向外方に配置されている。そして、円弧状
部713と環状のリップ217との間に十分な間隙が形
成されている。
【0049】しかる後、図2に示すように、雄要素10
のストレート端部11が接続位置に挿入された時、リン
グ部711が環状突部13に押されて軸方向内方に移動
すると共に、係合突起715に案内されて、アーム部7
12が一旦半径方向内方に変移した後、凹部714が一
端開口214に形成された環状のリップ217の内側に
スナップ入りし、円弧状部713が環状のリップ217
に近接すると共に、円弧状部713の外周面が環状のリ
ップ217の外周面と面一に整合する。
【0050】従って、ストレート端部11を挿入する
際、環状突部13が保持手段部31の係合溝312aに
スナップ入りしていない場合は、円弧状部713の外周
面が環状のリップ217の外周面よりも半径方向内方に
変移しているので、雄要素10と雌型ハウジング210
とが確実に接続されていないことを目で見て確認するこ
とができる。
【0051】図9に、図1のコネクタ組立体1のため
の、環状のシール要素部、高摩擦要素部及び保持手段部
が一体に型成形された第2の他の形態のスリーブ状の弾
性体200が示されている。この弾性体200は、保持
手段部31´の半径方向内方に延びる鍵状の係合突部3
12´と、断面C字形状の筒状部311´の外周部と、
中間に形成された断面U字形状の高摩擦要素部42の外
周部とが、ポリアミド樹脂等の樹脂材料にて一体に成形
された樹脂部200aが施されている。このように保持
手段部31´外周及び半径方向に延びる係合突部312
´に樹脂部200aを設けることにより、クリップ51
を第1の窓218の対向表面218a,218bに沿っ
て容易に挿入できると共に且つ係合突部312´を雄要
素10の環状突部13を強く係合させることができる。
【0052】図10に、図1のコネクタ組立体1のため
の、第3の他の形態のスリーブ状の弾性体300が示さ
れている。この弾性体300は高摩擦要素部43の外周
に樹脂層43aが施され、且つ保持手段部31"及び高
摩擦要素部43が環状のシール要素部51とが周方向両
端間に間隙のない筒状に形成されている。このように、
保持手段部31"を間隙のない筒状に形成することによ
り、保持手段部31"の係合突部312"に樹脂材料を採
用すると係合作動が困難であり、また、上述した確認部
材71を採用できない。かわりに、雄要素10のストレ
ート端部11の外周面を通して外部から埃、汚水等の異
物がシール要素51の内周面とのシール部に侵入するの
を確実に防止することができる。
【0053】上記実施例では、シール要素部51が、保
持手段部31及び高摩擦要素部41と一体に形成されて
いるが、他の形態として、保持手段部31と高摩擦要素
部41とを一体に形成する一方、シール要素部をこれら
と分離独立して装着することができる。
【0054】図11は、本発明に基づく他の形態のコネ
クタ組立体2が示されている。このコネクタ組立体2
は、図に示すように、前述した雄要素10が雌型ハウジ
ング220の一端開口224から軸方向に挿入され、保
持手段32により、雄要素10が雌型ハウジング220
から外れないように接続される。しかる後、雄要素10
と雌型ハウジング220との相対的な回動を阻止するた
めに、予め独立分離した断面略U字状のクリップ62が
用意される。
【0055】雌型ハウジング220は、本質的に円形の
軸穴223を有するソケット部221と、このソケット
部221の他端に一体に接続された管状延長部222と
で構成され、ソケット部221の外輪は、図12及び図
13に示すように、略正四角形に形成され、管状延長部
222は実質的に円筒形に形成されている。
【0056】管状延長部222は、その入口部222a
で雄要素10の導入端12を受容れると共にその終端部
222bで流路を形成するために段付き軸穴225と一
緒に形成され、雄要素10の導入端12が接続位置に挿
入された時に、管状延長部222の入口部222aで流
体シールするために、入口部222aの入口側に、終端
側の軸穴225bの内径よりも大きい内径を有する大き
い軸穴225aが形成されている。そして、大きい軸穴
225aには、独立したOリング52、52が装着さ
れ、Oリング52、52は入口部222の入口に圧入さ
れたブッシュ56により大きい軸穴225a内に保持さ
れている。
【0057】ソケット部221は、図11、図12及び
図14を参照すると、外郭が略四角形で、それぞれの壁
は、四隅からコの字に突出し、径対称に突出した軸方向
に延びる一方の一対の突出平行壁226,227と、こ
の仮想径と直交する径と径対称に突出した軸方向に延び
る他方の一対の突出平行壁228,229とで管壁が機
構成され、管状延長部292との境に半径方向に延びる
環状の表面を形成するために、延長部222の入口部2
22aの大きい軸穴225aよりも大きい軸穴223を
有し、、一端開口224から一様に内方に延びている。
そして、一端開口224に隣接した一端側領域221a
に、後述する廻り止め手段602が構成され、この一端
側領域221aの他方側に隣接した他側領域221b
に、接続位置に挿入された雄要素10をソケット部22
1から外れないように保持するための保持手段32が構
成されている。
【0058】ソケット部291は、図12は図11のS
−S線に沿った断面図であり、図に示すように、外郭が
略四角形で、四つの壁は四隅からコの字に突出し、径対
称に突出した軸方向に延びる一方の一対の突出平行壁2
26,227と、この仮想径と直交する径と径対称に突
出した軸方向に延びる他方の一対の突出平行壁228,
229とで管壁が構成され、ソケット部221の一端領
域221aには、開口端部226aに隣接して横断孔2
30が、後述する分離独立した樹脂製のクリップ62を
取外し可能に装着できるように、軸穴223を横断する
と共に、軸方向に延びる一方の一対の突出平行壁22
6,227をその開口端部の突出平行壁226aと他側
領域の突出平行壁226bを残して軸直角に分断形成さ
れている。
【0059】図12を参照すると、ソケット部221の
一方側領域221aに形成された第2の対向する一対の
突出平行壁228,229の内面にそれぞれ、一端開口
224から軸方向に延設された対向する切欠き凹部22
8a,229aが形成されていて、弾性的に湾曲された
高摩擦要素44の一対の自由端部をそれぞれ一対の切欠
き凹部228a,229aに係合させつつ、一端開口2
24から断面U字形状に湾曲された高摩擦要素44を第
1の横断孔230内まで挿入させ、第1の横断孔230
内にゴム、皮、繊維等からなる平板状の高摩擦要素44
が、図に示すように、予め、雄要素10の管状突部13
が挿通可能に、断面U字あるいはC字形状に弾性的に湾
曲され、実質的に一端側領域221aの軸穴223a内
に同心的に保形装着されている。
【0060】図14は図11のT−T線に沿った断面図
であり、図に示すように、ソケット部221の他側領域
221bにおいて、断面略菱形状の樹脂製の保持手段3
2を弾性的に拡径変形可能に保持るために、それぞれの
一方の突出平行壁226,227に対応する凹部226
c,227cを軸穴223に直交して設け、ソケット部
221の他側領域221bに凹部226c,227cを
有する軸穴223bが形成されている。また、保持手段
32を着脱するための第2の横断孔228b,229b
が他方の一対の突出平行壁228,229に、軸穴22
3bを軸直角に横断して切欠き凹部226c,227c
と直交するように施されている。
【0061】断面略菱形状の保持手段32は、図14に
示すように、雄要素10のストレート端部11の外周
に、径方向に対向する略長方形の厚肉になした一対の係
合部322,322と、これら係合部322、322を
互いに環状に結合する変形可能なV字状のウェブ32
1,321と、ウェブ321,321の頂部を覆う押し
圧部323,323とで構成され、この断面略菱形の独
立した保持手段32は、実質的にウェブの変形可能部分
により、弾発的に縮径させることにより、第2の横断孔
228a,229aに沿わせて軸穴223b内へ押込ま
れ、一対の係合部322,322が軸穴223b中央に
達した時に、ウェブ321,321の復元力によって、
一対の係合部322,322はそれぞれ一対の切欠き凹
部226c,227c内に嵌り込む一方、押し圧部32
3,323はそれぞれ第2の横断孔228b,229b
の軸方向に対面するに半径方向に延びる一対の対向スト
ッパー面間で軸方向に移動不能且つ押し圧可能に保持さ
れる。
【0062】略長方形の一対の係合部322,322は
内方に向って径が小さくなる案内テーパー面322a,
322aを有し、雄要素10のストレート端部11を挿
入した時に、環状突部13が案内テーパー面322a,
322aに当接して、V字状のウェブ321,321が
拡径変形すると共に一対の係合部322,322が一対
の切欠き凹部226c,227cに沿って実質的に拡径
し、環状突部13が一対の係合部322,322とスナ
ップ係合し、雄要素10と雌型ハウジング要素220と
を相対的に回動自在に接続することができる。
【0063】従って、雄要素10のストレート端部11
を一端開口224から挿入しつつ、雄要素10の環状突
部13を、U字あるいはC字形状に、第1の横断孔23
0内に保形された高摩擦要素44の内周を挿通させ、断
面略菱形状の保持手段32の一対の係合部322,32
2にスナップ係合させ、雄要素10と雌型ハウジング要
素220とを回動自在に接続することができる。
【0064】しかる後、第1の横断孔230の外周上か
らこの第1の横断孔230に沿わせて矢印方向に挿入し
得るように、分離独立した樹脂製のクリップ62が別に
用意される。この分離独立した樹脂製のクリップ62
は、図12に示すように、一対の平行脚部621,62
2と、この一対の平行脚部621,622の根元間を接
続するクロス部623とを備えており、雄要素10と雌
型ハウジング要素220とを接続した後、第1の横断孔
230に沿わせて、その平行脚部621,622の先端
から矢印で示すように、クリップ62を軸直角に方向に
押し込むことにより、U字あるいはC字形状に折り曲げ
られた高摩擦要素44の両端部を、平行脚部621,6
22の自由端部621a,622a間で挟持しつつ、平
行脚部621,622の中間位置に形成された対面する
円弧状凹部621b,622bを、図13に示すよう
に、雄要素10のストレート端部11と同心的な締付け
位置まで移動でき、挿入された雄部材10の環状突部1
3よりも後方に位置するストレート端部11の後方領域
の外周面に高摩擦要素44の外周面に摩擦係合させると
と共に、クリップ62のクロス部623の内面に形成さ
れた円弧状突部623aを高摩擦要素44の外周面に押
当てて、実質的に高摩擦要素44をストレート端部11
の外周面に固着させることができる。
【0065】この時、円弧状のクロス部623の幅方向
両端に、一対の平行脚部621,622よりも外側に間
隙を隔てて突設させた一対の軸方向に延びる平行係合突
条部623b,623cのそれぞれの軸方向両端部を6
23d、623eをそれぞれ、ソケット部221に形成
された軸方向に延びる突出壁226のうち、第1の横断
孔230の軸方向の両端に隣接した近接係合部分226
a、226bに係合させることができ、クリップ62が
雌型ハウジング220に対して回動不能に保持され、実
質的に雄要素10と雌型ハウジング220とを相対的に
廻り止めすることができる。ここで、高摩擦要素44の
外周に配置されたクリップ(締結要素)62と、ソケッ
ト部221に形成された突出壁226の近接係合部分
(規制要素)226a、226bとで本発明の要旨中の
廻り止め手段602の一例を構成している。
【0066】このように第1の横断孔230内に押込ま
れたクリップ62は強制的に逆方向に引抜くことがで
き、しかる後、菱形形状の保持手段32の押し圧部32
3,323を求心方向に押し圧すると、保持手段32の
一対の係合部322,322が一対の切欠き凹部226
b,227bに沿って実質的に拡径することができ、雄
要素10と雌型ハウジング220の接続を解除すること
ができる。
【0067】この実施例では、クリップ62と高摩擦要
素44が独立分離してるが、他の形態の廻り止め手段と
して、ゴム等の高摩擦要素が、このクリップ62の平行
脚部621,622の中間位置に形成された対面する円
弧状凹部621b,622bの内周面に予めを一体的に
接着されていても差支えない(図示せず)。
【0068】図15には、さらに本発明に基づく他の形
態のコネクタ組立体3が示されている。このコネクタ組
立体3は、一端開口234から雄要素10のストレート
端部11に形成された環状突部13を受入れるのに適し
た円形の大径軸穴233を有するソケット部231と、
このソケット部231の他端に一体に接続された管状延
長部232とで構成された雌型ハウジング230を備
え、ソケット部231と管状延長部232はソケット部
231との境に半径方向に延びる環状の表面を形成する
ために入口にフランジ部232cを有し、ソケット部2
31はこのフランジ部232cからストレートに一端に
向かって延びる円筒壁を有している。
【0069】そして、この実施例の第1の特徴は、ソケ
ット部231の一端開口側部231aに保持手段33が
ソケット232と一体に型成形され、一端開口224か
ら接続位置まで十分挿入された雄要素10のストレート
端部11に形成された環状突部13をこの保持手段33
にスナップ係合させて、雄要素10がソケット部211
から外れないように保持される。
【0070】管状延長部232は、その入口部232a
で雄要素10のストレート端部11の前方領域E(図
1)を受け入れると共にその終端部232bで流路を形
成するために段付き軸穴235と共に形成され、雄要素
10の導入端12が接続位置まで挿入された時に、管状
延長部232の入口領域232aで流体シールするため
に、入口部232の入口側部に、終端側部の軸穴235
bの内径よりも大きい内径を有する軸穴235aが形成
されている。そして、大きい軸穴235aには、独立し
たOリング53,53が装着されている。
【0071】ソケット部231の開口端234に隣接し
た一端開口側部231aに保持手段303を形成するた
めに、一端開口側部231aの円筒壁の同一円上に2個
のコの字状のカット部33a,33bが施されている
(図16も参照)一方、一端開口側部231aに隣接し
た他端側部231bに廻り止め手段603を構成するた
めに、他端側部231bは一端開口側部231aの円筒
壁と管状延長部232のフランジ部232c間を接続す
る後述する一対の対象円筒壁部分で形成された断面円弧
の一対の平行接続壁630a,630bで形成されてい
る。
【0072】一端開口側部231aにかかるコの字状の
カット部33a,33bを施こすことにより、対向する
一対の円弧壁部330a,330bからそれぞれ同一周
方向に延びる円弧状のアーム部331,332が形成さ
れ、円弧状のアーム部331,332のそれぞれの自由
端部に半径方向内方に突出した係合爪部331a、33
2aを設けて係合手段33,33が構成されている。従
って、雄要素10のストレート端部11をソケット部2
21の一端開口224から挿入した時に、ストレート端
部11に形成された環状突部13が係合爪331a、3
32aに当接してアーム部331,332が半径方向外
方に弾性的に変形させ、雄要素10の環状突部13を係
合爪331a,332aにスナップ係合させることがで
き、雄要素10と雌型ハウジング230とを接続するが
できる。そして、流路に流体圧が作用した際に、円弧状
のアーム部331,332がカット部33a,33bを
介して半径方向に延びる筒壁のカット表面に当接して、
雄要素10がソケット部221から外れるのを阻止する
ことができる。
【0073】図18は図15のV−V線に沿った断面図
であり、図に示すように、ソケット部221の他端側部
231bは、一対の平行接続壁630a,630bを形
成するために、断面円弧の一対の平行接続壁630a,
630bを残してそれぞれの周方向両端に他端側部23
1bの軸穴233を横断した実質的に平行な一対の平行
切欠き窓63a,63bが形成され、図19に示すよう
に、他方の平行接続壁630bの内周面に軸方向に延び
る係合溝638が形成されており、円弧形状の底部45
1から下方に突出した係合突起451aを有するエラス
トマー等の高摩擦材料からなる断面Uの字形状あるいは
断面Cの字形状の高摩擦要素45が、平行切欠き窓63
a,63bを通じて一対の平行接続壁630a,630
b間に挿入嵌着されている。
【0074】さらに詳しくは、断面Uの字形状あるいは
断面Cの字形状の高摩擦要素45に形成された係合突起
451aをソケット231の他端側部231bに形成さ
れた係合溝638に嵌合させることにより、高摩擦要素
45は一対の平行接続壁630a,630b間に回動不
能に挿入嵌着され、図17に示す、バネ弾性を有するU
字形状のステップル(締結要素)63の略平行に延びる
2つの脚部631,632が、図18及び図19に示す
ように、一方の平行接続壁630aを跨いで高摩擦要素
45の外周をを覆うように平行切欠き窓63a,63b
に挿通して、次に説明する開放位置(図19)にステッ
プル(締結要素)63が締付け位置(図18)にスライ
ド移動可能且つ回動不能に装着されている。
【0075】この断面Uの字形状の高摩擦要素45は、
図19に示すように、実質的に雄部材10の導入端12
の外径よりも大きい内径を有する中央穴45aを備え、
円弧状の底部451の両端から実質的に平行に延びる平
行脚452,453を備え、平行脚452,453の自
由端に円弧部452a,453aを有し、円弧部452
a,453aがそれぞれ、ソケット231の他端側部2
31bに形成された一対の平行接続壁630a,630
bのそれぞれの内周面間に弾発的に係合し、高摩擦要素
45は実質的に他端側部231bの軸穴233内に同心
的に回動不能に保持され、保持された高摩擦要素45の
中央穴45aに雄部材10の導入端12が挿入可能に構
成されている。
【0076】U字形状のステップル(締結要素)63
は、図17に示すように、一対の略平行な脚部631,
632はバネ要素633により基端631a,632a
で互いに接続され、バネ要素633は脚部631,63
2の自由端631b,632bをそれぞれ弾性的に広げ
ることができ、対向する一対の略平行な脚部631,6
32の中央部に対面する一対の円弧状凹部634,63
5が形成され、円弧状凹部634,635と基端631
a,632a間にそれぞれ耳状の締付け部631c,6
32cが形成されている。そして自由端631b,63
2bにそれぞれ対面する一対の平らな係合面636,6
37とこの係合面636,637から突出した係止突起
部636a,637aが形成されている。
【0077】そして、このU字形状の締結要素63は、
図19に示すように、予め、他端側部231bの軸穴2
33内に同心的に回動不能に保持された高摩擦要素45
の外周に、脚部631,632を平行切欠き窓63a,
63bを挿通させ、締結要素63の一対の略平行な脚部
631,632が弾性的に拡開した開放位置に保持され
る。即ち、ソケット部231の他端側部231bに形成
された一対の断面円弧の平行接続壁630a,630b
の弦長さFは、締結要素63の一対の平行な脚部63
1,632の自由端631b,632b間の間隙よりも
大きく且つ耳状の締付け部631c,632c間の間隙
よりも少し小さく設定されている。従って、締結要素6
3は、開放位置にある時、図19に示すように、締結要
素63の一対の平行な脚部631,632を他方の平行
接続壁630bの両側面に沿わせて拡開し、てその自由
端631b,632bに形成されたそれぞれの平らな係
合面636,637を他方の平行接続壁630bの両側
面にそれぞれ係合させると共に係止突起部636a,6
37aを円周部分630bの外周面の両端にスナップ係
合させることができ、締結要素63を一旦開放位置に保
持することができる。そして、かかる開放位置にある
時、締結要素63の一対の平行な脚部631,632の
それぞれの中央部に形成された対面する一対の円弧凹部
634,635は他端側部231bの軸穴233同心的
になるように施され、一対の平行な脚部631,632
は雄要素10の導入端12が容易に一対のこの円弧凹部
634,635間を介して高摩擦要素46の中央穴45
aを挿通できるように構成されてい。
【0078】従って、雄要素10の雄要素10の導入端
12が高摩擦要素46の中央穴45aを挿通して、雄要
素10の環状突部13が直交する高摩擦要素46の一端
側の側面に当接するまでストレート端部11を十分挿入
させた時に、環状突部13が一端開口側部231aの円
筒壁と一対の断面円弧の平行接続壁630a,630b
間に形成された一端開口側部231aの他端に形成され
た円筒壁部内に収容されと同時に、係合爪331a,3
32aとスナップ係合し、雄要素10を雌型ハウジング
230から外れないように、雄要素10と雌型ハウジン
グ230とが回動自在に接続される。
【0079】このように、雄要素10と雌型ハウジング
230とを接続させた後、矢印で示すように、締結要素
63を開放位置からさらに軸直角に押込むことにより、
図18に示すように、脚部631,632の自由端63
1b,632bが雌部材24の他方の円周部分630b
を通過し、締結要素63が開放位置から締付け位置に移
動して、脚部631,632がバネ要素633によって
閉まる方向に弾性的に復元し、耳状の締付け部631
c,632c及び一対の円弧状凹部634,635の一
部がそれぞれソケット231の他端側部231bの軸穴
233内に突入して、断面Uの字形状の高摩擦要素45
の平行脚452,453及びその自由端に形成された円
弧部452a,453aを、雄要素10の導入端12に
対して締付けでき、雄要素10と締結要素63とを高摩
擦要素45を介して一体的に固着できると共に一対の平
行接続壁630a,630bで締結要素63の回動が規
制され、実質的に締結要素63に固着された雄要素10
と雌型ハウジング230とが相対的に廻り止めされる。
ここで、ソケット部221の他端側部231bに形成さ
れた「一対の平行接続壁630a,630b」と高摩擦要
素45の平行脚452,453及びその自由端に形成さ
れた円弧部452a,453aを、雄要素10の導入端
12に対して締付ける「締結要素63」とで、本発明の要
旨中の「廻り止め手段」が構成されている。従って、「一
対の平行接続壁630a,630b」が本発明の要旨中
の「規制手段」の一例を構成している。
【0080】本発明は、上述したように、ステッ゜ル
(締結要素)63を開放位置から締付け位置にスライド
させて押込むことにより、雌型ハウジング250に回動
自在にスナップ結合された雄要素10を雌型ハウジング
250に対してワンタッチで回動不能に廻り止めするこ
とができる一方、雌型ハウジング250にスナップ結合
された雄要素10を取り外すためには、先ず、締付け位
置に配置された締結要素63を開放位置に引き戻すこと
ができ、しかる後、図示されていない公知の押込み式の
リリース具によって、保持手段(高摩擦要素)39を強
制的に拡径変形させることにより、容易に雄要素10を
雌型ハウジング250から取り外すことができる。
【0081】なお、この実施例では、締結要素63と摩
擦要素45とが互いに独立した要素で構成されいるが、
図20に示すように、樹脂からなるステップル部63A
と、ステップル部63Aの対向する一対の脚631a,
632aの中央部に形成された対面する一対の円弧状凹
部634a,635aの内周面に、一対の円弧状凹部6
34a,635aと同心的に一対の円弧状凹部46a,
46aを有するエラストマーからなる摩擦要素部46、
46とを一体的に固着させて構成することができる。従
って、この場合、ステップル部63Aは上記したステッ
プル63と同様に、ソケット部221の他端側部231
bに軸穴233と共に対向する一対の平行接続壁630
a,630bのそれぞれの周方向両端を横断して形成さ
れた実質的に平行な一対の平行切欠き窓63a,63b
を通じて開放位置に装着され、ステップル部63Aの一
対の略平行な脚631a,632aが拡開され、雄部材
10の導入端12はエラストマーからなる摩擦要素部4
6、46の対面する円弧状凹部46a,46a間に挿通
可能に構成されと共にステップル部63Aを締付け位置
に回動不能にスライド移動させることができ、実質的に
締結要素63に固着された雄要素10と雌型ハウジング
230とがかかる廻り止め手段604により相対的に廻
り止めされる。また、このように、高摩擦要素が締結要
素と一体に形成されている他の異なる形態として、例え
ば、ステップル63aを樹脂材料に金属粒を含んだ高摩
擦材料で一体に型成形することができ、高摩擦要素と締
結要素とを高摩擦要素を兼備えた締結要素として一部品
で構成することができる。さらに、高摩擦要素が締結要
素と一体に形成されている他の異なる形態として、高摩
擦要素46、46をステップル63と同一樹脂材料で一
体に型成形し、高摩擦要素として、高摩擦要素46、4
6の対面する一対の対向表面に高摩擦要素として、鋭利
な凹凸を形成することにより構成することができる(図
示せず)。
【0082】図21には、さらに本発明に基づく他の形
態のコネクタ組立体4が示されている。このコネクタ組
立体4は、雌型ハウジング240のソケット部241の
他端側部241bは、コネクタ組立体3に採用された廻
り止め手段603、と実質的に同一の廻り止め手段60
3(便宜上同一符号を付した)が構成されいる一方、ソ
ケット部241の開口端側部241aに、コネクタ組立
体3で説明した保持手段33とは異なる形態の保持手段
34が取出し可能に確保されたものである。即ち、この
実施例の雌型ハウジング240のソケット部241の他
端側部241bに、コネクタ組立体3で説明した、平行
切欠き窓63a,63bと実質的に同一の平行切欠き窓
が施され、一対の平行切欠き窓を通じて軸穴243に、
コネクタ組立体3で説明した断面U字形状の高摩擦要素
45と実質的に同一の断面U字形状の高摩擦要素45が
装着され、接続位置まで十分挿入された雄要素10の導
入端12に対して締付けできる実質的に同一のステップ
ル63(便宜上同一符号を付した)が開放位置と締付け
位置とをスライド移動できるように構成されている(図
18及び図19も参照)。
【0083】この実施例は、上述したコネクタ組立体3
において、ソケット部241の開口端側部241aに、
コネクタ組立体3とは異なる形態の保持手段34を取出
し可能に保持したものであって、図21に示すように、
一端開口244に半径方向内方に延びる環状のフランジ
257が形成され、ソケット部241の軸穴243の内
径よりも僅かに小さい外径を有するスリーブ状の保持手
段34が、予め他端側部241bに形成された一対の平
行切欠き窓を通じて挿入され、開口端側部241aの軸
穴243内に取出し可能に装着保持され、しかる後、上
記実施例と同様に、ソケット部241の他端側部241
bの軸穴243内に断面Uの字形状の高摩擦要素45が
平行切欠き窓を通じて挿入装着されることにより、保持
手段34が、高摩擦要素45と環状のフランジ257間
に実質的に軸方向に移動不能に装着されている。
【0084】この保持手段34はステンレスバネ鋼等の
金属の薄肉板からなり、図21及び図22に示すよう
に、弾性的に楕円に変形可能な円筒形の本体341の他
端側に、本体341の一端円筒部341aから半径方向
内方に斜めに延びる3個の係合爪342を周方向に間隔
を隔てて本体341と一体に設け、これら3個の係合爪
342は、ソケット部241の一端開口側から内方に向
かって漸次小径になるように装着されている。
【0085】周方向に間隔を隔てて設けられ互いの係合
爪342間には、本体341の他端部分として軸方向に
係合爪342よりも長いスカート部343が形成され、
スカート部343の終端が゜、ソケット部241の他端
側部241bの軸穴243内に挿入装着された高摩擦要
素45の軸方向一端端面に当接している。従って、雄要
素10のストレート端部12を雌部材21の一端開口2
54から挿入した時に、係合爪342が弾性的に半径方
向斜め外方に変形して、雄要素10の環状突部13を係
合爪342の先端と高摩擦要素45の軸方向一端端面間
にスナップ入りさせることができ、半径方向内方に延び
る係合爪342を環状突部13の半径方向外方に広がる
接合面13aとロッキング係合させことができる。な
お、上記実施例では雌型ハウジング240のソケット部
241と管状延長部242とが樹脂材料で一体に型成形
されているが、金属パイプから一体に形成することがで
きる。
【0086】さらに、図24は、さらに本発明に基づく
他の形態のコネクタ組立体5が示されている。このコネ
クタ組立体4は、雌型ハウジング250のソケット部2
51の他端側部251bは、前述したコネクタ組立体3
に採用された廻り止め手段603、と実質的に同一の廻
り止め手段603(便宜上同一符号を付した)が構成さ
れいる一方、ソケット部251の開口端側部251a
に、コネクタ組立体3で説明した保持手段33とはさら
に異なる形態の保持手段35がソケット部251と一体
に確保されたものである。
【0087】即ち、図24及び図25から理解できるよ
うに、ソケット部251の開口端側部251aにコネク
タ組立体3とは異なる形態の保持手段35を構成するた
めに、雌型ハウジング要素250の開口端254に隣接
して開口端側部251aが、本質的に円形から楕円形に
弾性的に変形できるリング部351施され、このリング
部351は、図15に開示された軸方向に延びる一対の
平行接続壁630a,630bと同様に、このリング部
351と管状延長部252のフランジ部252c間を接
続する一対の対象円筒壁部分で形成された断面円弧の一
対の平行接続壁630a,630b(便宜上、図15に
示された一対の平行接続壁と同一符号を付した)によっ
て接続されている。そして、保持手段35はかかる変形
できるリング部351とリング部351の内周面に内方
に向って漸次小径となるテーパ面352a、353aを
有する半径方向内方に突出した一対の係合突部352,
353とを備えて構成されている。
【0088】また、雌型ハウジング要素250はポリケ
トン等のような比較的軟質の樹脂材料で一体に型成形さ
れ、一対の係合突部352,353が、かかる一対のビ
ームの延長線上に位置してリング部351の内周面に設
けられているので、雄要素10のストレート端部12と
一緒に環状突部12を雌型ハウジング要素250のソケ
ット部251の一端開口254から挿入した時に、環状
突部12が一対の係合突部352,353に当接して、
リング部351を容易に楕円形に変形させることがで
き、雄要素10の環状突部13を係合突部352と断面
Uの字形状の高摩擦要素46間にスナップ入りさせ、雌
型ハウジング要素250と雄要素10とを容易に回動自
在に接続することができ。なお、図25は、実質的に図
24のW−W線に沿った側面図である。
【0089】ソケット部251の他端側部251bに
は、前述したコネクタ組立体3に採用された、平行な一
対の平行切欠き窓63a,63bを通じて軸穴243
(253)に装着された断面U字形状の高摩擦要素46
と、平行切欠き窓63a,63bを通じて開放位置と締
付け位間を移動できるステップル(締結要素)63とを
備えた廻り止め手段603と同様に作動する、実質的に
同一の廻り止め手段603が採用されている。この一対
の平行切欠き窓63a,63bは、前述したように、一
対の平行接続壁630a,630bを形成するために、
軸穴253と共に対向する一対の軸方向に延びる平行接
続壁630a,630bのそれぞれの周方向両端を横断
して形成されている。(図19参照)。従って、雌型ハ
ウジング要素250と雄要素10とを容易に回動自在に
接続した後、前述したコネクタ組立体4と同様に、コネ
クタ組立体4締結要素63を締付け位置に移動させるこ
とにより、雄要素10と雌型ハウジング要素250とを
相対的に廻り止めするこができる。
【0090】このように、このコネクタ組立体6の独自
の特徴は、雌型ハウジング要素250ののソケット部2
51に確保された保持手段305のリング部351が円
形から楕円形に弾性的に変形できる点にあり、廻り止め
手段603を構成するためにソケット部251の他端側
部251bに形成された平行接続壁630a,630b
が接続部354a,354bと共に実質的に弾性的に撓
むビームの役割を兼ね備えている。
【0091】また、この雌型ハウジング要素250は、
締結要素63を開放位置に移動した後、リリース具を用
いることなくリング部351を楕円形に変形操作して、
雄要素10と雌型ハウジング要素250とを分離すると
ができる。
【0092】図26は、本発明に基づくさらに他の形態
のコネクタ組立体6が示されている。雌型ハウジング2
60は、一端開口264から雄要素10のストレート端
部11共に環状突部13を受入れるのに適した第1の段
付き軸穴216を有する筒状のソケット本体261と、
このソケット本体261の他端に同軸的に回動不能に接
続された管状延長部262とで構成され、管状延長部2
62は一端側の入口部265で雄要素10の導入端12
を受容れると共に終端部266で流路を形成するために
第1の段付き軸穴216よりも小さい内径を有する段付
き軸穴268と共に形成され、ソケット261の一端開
口264から雄要素が挿入された時に、入口部265で
流体シールするために入口部265の入口側部265a
に、終端側部265bよりも大きい軸穴268aを有
し、大きい軸穴268a内にOリング55等の環状のシ
ール要素が実質的に移動不能に装着されている。
【0093】筒状のソケット本体261は段付き軸穴2
63を有し、軟質ナイロン12等、比較的軟質の樹脂で
射出成形され、その一端側と他端側との境に、半径方向
内方に突出した環状のリブ211cを有し、一端側の軸
穴263aは他端側の軸穴263bより大きい内径を有
している。そして、一端側に接続位置まで十分挿入され
た雄要素10がソケット本体261から外れるのを阻止
するための保持装置(保持手段)36がソケット本体2
61と一体に形成され、他端側に、接続された雄要素1
0と筒状のソケット本体261とが相対的に回動するの
を阻止するための廻り止め手段604を構成するための
円筒部600が形成されている。
【0094】図26、図28を参照すると、管状延長部
262は、一端側の入口部265の入口に、ソケット本
体261の円筒部600の他端部611の外周面が嵌合
する嵌合穴を有する大径部267が施され,嵌合穴に嵌
入された円筒部600の他端部611の外周面に形成さ
れた複数の係合突起611aが、大径部267の周壁に
形成された複数の係合穴267aに係合し、管状延長部
262とソケット本体261とは同軸的に回動不能に接
続されている。
【0095】円筒部600の一端に内周面から半径方向
内方に突出した環状のリブ211cを有し、円筒部60
0の他端から軸穴263bに円筒形の高摩擦要素47が
環状のリブ211cに当接するまでが挿入装着され、さ
らに高摩擦要素47の他端に隣接してブッシュ66が圧
入され、高摩擦要素47が軸穴263b内に予め位置決
め固着され、管状延長部262とソケット本体261と
が同軸的に接続された際に、ブッシュ66の他端に形成
された突出部が管状延長部262の入口部265の大き
い軸穴268aの一端に嵌着し、Oリング55を大きい
軸穴268a内に保持している。
【0096】詳しくは、円筒形の高摩擦要素47は、雄
要素10の導入端12の外径よりも少し大きい内径の貫
通穴を有し、平坦な外周面の一端に環状の凹溝471が
施されいて、この環状の凹溝471内に、図29に示す
ように、予め差込保持具81により拡径状態に保持され
た環状のクランプ64が嵌装されている。
【0097】このように拡径状態に保持された環状のク
ランプ64を嵌装した高摩擦要素47が、ソケット26
1の円筒部600の軸穴263b内に、他端から内方リ
ブ部261cに当接するまで挿入できるように、円筒部
600の筒壁にその他端から内方リブ部261cまで軸
方向に切欠かれた段付き切欠き612がて形成されてい
る(図26及び図27参照)。この段付きの切欠き61
2の切欠き幅は、段付き切欠き612を通じて挿入され
たクランプ64の一対の操作部642a,643aが、
差込保持具81を取除いた時に開くことができるよう
に、内方リブ部側の切欠き612aが他端側切欠き61
2bよりも大きい(図26)。
【0098】図26及び図27を参照すると、保持手段
36は、ソケット本体261の開口端264に隣接リン
グ部361と、リング部361の内周面から半径方向斜
め内方に延びる一対の係合フィンガー部362,362
と、リング部361と円筒部600と間を接続している
ソケット本体261の円周部分で形成された軸方向に延
びる対向する一対のアーム部363,363と、で構成
され、リング部361は一対のアーム部363,363
の可撓性に基づいて、円形から楕円に変形することがで
き、開口端264から雄要素10の導入端12を挿入
際、環状突部13がる一対の係合フィンガー部362,
362を押し広げるのと相俟って、環状突部13をフィ
ンガー部362,362とリング部361間の収容空間
にスナップ入りさせ、雄要素10とソケット本体261
とが外れないように回動自在に接続することができ
る。。
【0099】コネクタ組立体7は、雄要素10の導入端
12と共に環状突部13がソケット部261の開口端2
64から挿入された時に、保持装置(保持手段)306
の一対の係合フィンガー(係合部)362,362が環
状突部13とスナップ係合して雄要素10と雌型ハウジ
ング260とが回動可能に接続されると共に、雄要素1
0の導入端12の前方領域がシール要素55の内周に係
合して導入端12と管状延長部262の入口部265a
間が流体密にシールされ、且つ、導入端12の後方領域
が高摩擦要素47の貫通穴に挿嵌される。
【0100】しかる後、拡径状態に保持された環状のク
ランプ64の差込保持具81を取外した時に、図30に
示すように、クランプ64が縮径して、高摩擦要素46
を雄要素10の導入端12に対して圧縮でき、高摩擦要
素46を介して雄要素10と締結要素64とを一体的に
固着できる。そして、クランプ64の開いた一対の自由
端部642.643が内方リブ部側の切欠き612aの
それぞれの周方向の端縁に当接係合し、締結要素64の
回動が規制され、実質的に締結要素64に固着された雄
要素10と雌部材21とが相対的に廻り止めされる。
【0101】クランプ64は、図30から理解できるよ
うに、環状に形成された本体641の一対の自由端部6
42.643をオーバラップさせ、両者642.643
の終端が周方向に間隔を隔てて半径方向外方に突出した
一対の操作部642a,643aに形成されている。従
って、一対の操作部642a,643aを互いに接近さ
せることにより、本体641を強制的に拡径することが
でき、図26および図29に示すように、互いに接近さ
せた一対の操作部642a,643a.643に差込保
持具81を差し込むことによりクランプ64の本体64
1を拡径状態に保持するこてができる。
【0102】図31は、本発明に基づくさらに他の形態
のコネクタ組立体7が示されている。雌型ハウジング2
70は、一端開口274から、前述した管状の雄要素1
0のストレート端部11と共に環状突部13を受入れる
のに適した軸穴273を有する筒状のソケット部271
と、ソケット部271の他端にソケット部271と一体
に同軸的に接続された管状延長部272とからなり、ソ
ケット部271と管状延長部272とは樹脂材料にて一
体に型成形されている。
【0103】管状延長部212は、雄要素10の導入端
12が接続位置に挿入された時に、管状延長部10の入
口部272aにおいて、雄要素10の導入端12を受入
れ、終端部272bで流路を形成するために段付き軸穴
276と共に形成され、流体シールし得るように、入口
部272aの入口側部272cに、終端側部272dの
軸穴276bの内径よりも大きい内径を有する軸穴27
6aが形成されている。
【0104】この実施例の第1の特徴は、高摩擦要素部
48とシール要素部56がゴム等の弾性材料にてスリー
ブ状の弾性体400に一体成形され、このスリーブ状の
弾性体400がソケット部271の一端開口274から
挿入され、シール要素部56が管状延長部212の入口
部272aの大きい軸穴276a内に装着され、高摩擦
要素部48がソケット部271の他端側領域271bの
軸穴273内に装着されている。そして、このスリーブ
状の弾性体400は、次に説明するソケット部271の
一端開口側領域271bに取外し可能に確保さた独立し
た保持要素37により、ソケット部271の他端側領域
271bの軸穴273内及び管状延長部212の入口部
272aの大きい軸穴276a内に保持されている。
【0105】筒状のソケット部271の一端開口側領域
271aの軸穴273内に独立した保持要素37が着脱
可能に確保され、前述した雄要素10のストレート端部
11が挿入された時に、保持手段37に施された半径方
向内方に延びる係合爪373,373にストレート端部
11に形成された環状突部13とスナップ係合して、雄
要素10がソケット部271から外れないように回動自
在に接続される一方、接続された雄要素10とソケット
部271が相対的に回動しないように、一端開口側領域
271aに隣接している他端側領域271bの軸穴27
3内に配置され高摩擦要素部48の外周にクランプ65
が配置され、後述する廻り止め手段605が構成されて
いる。
【0106】他端に形成されたリング部371と、リン
グ部371から一端に向って軸方向に延びる対向する一
対の開口372a付き平行アーム部372と、一対の平
行アーム部372の一端で接続され一端からそれぞれ弾
性変形可能に開口372a内に他端に向って傾斜し、内
方に突出した係合爪373,273とを備えた保持手段
37が構成され、ソケット231の一端開口274に近
接して一端側領域231aの筒壁に形成された一対の対
向窓277,277と開口端との間の周壁部277a,
277aにそれぞれの係合爪373,373の外表面に
形成された凹部273a,273aを弾発的に係合さ
せ、取外し可能に保持されている。ここで、保持要素3
7と周壁部277a,277aとで、本発明の要旨中の
保持手段37が構成されている。
【0107】クランプ65は、図33から理解できるよ
うに、自由状態において、環状溝481の径よりも小さ
い内径を有する環状に形成された本体651の一対の自
由端部652.653の一方の自由端部652に窓65
4を施こし、この窓654に他方の自由端653を挿通
させて、両者652.653をオーバラップさせ、両者
652.653の終端が周方向に間隔を隔てて半径方向
外方に突出した一対の操作部657,658に形成され
ている。
【0108】一方の自由端部652に形成された窓65
4は、一方の操作部657の立上がり基部まで延出し、
延出段付き立上り窓部654aが形成されている。延出
段付き立上り窓部654aに挿通された他方の自由端部
653は他方の操作部658の立上がり基部の手前に両
側に突出した第1の係合突起653aが施されるとと共
に他方の自由端部653の基部に両側に突出した第2の
係合突起653bが施され、且つ窓654に挿通された
この他方の自由端部653は一方の自由端部652より
も大きい径を有し、段付き立上り窓部654aに弾発的
に係合しているので、一方の操作部657に対して他方
の自由端部653を半径方向内方に移動させることによ
り、他方の自由端部653が段付き立上り窓部654a
を挿通して周方向に移動可能となり、強制的に他方の操
作部658を一方の操作部657に接近させて、本体部
651を拡径でき、図32に示すように、延出段付き立
上り窓部654aに第1の係合突起653aを挿通させ
た後、他方の自由端部653を強制的に拡径させること
により、延出段付き立上り窓部654aに第1の係合突
起653aを係合でき、本体部651を差込保持具なし
で予め拡径状態に維持することができる一方、一方の操
作部657に対して他方の自由端部653を半径方向内
方に押込むことにより、延出段付き立上り窓部654a
と第1の係合突起653bとの係合が解除され、クラン
プ65は、図33に示すように縮径する様に作用するの
で、第2の係合突起653bを延出段付き立上り窓部6
54aに係合するまで縮径でき、クランプ65を締付け
状態に維持することができる。
【0109】図32に示すように、拡径状態に維持され
た他の形態のクランプ65の本体651が、高摩擦要素
部48の一端側外周面に形成された環状溝481内にル
ーズに装着され、一対の操作部657,658が高摩擦
要素部48の外周面から外方に突出している。従って、
かかる高摩擦要素部48をソケット部271の他端側領
域271bまで挿入でき、且つ、保持手段307によ
り、雄要素10と雌要素270とが接続された後、段付
き立上り窓部654aと第1の係合突起653bとの係
合を解除し、クランプ65を縮径状態に復元することに
より、挿入された雄要素10の導入端に対して高摩擦要
素部48を締付けることができるように、一対の操作部
657,658が挿通でき、他端側領域271bで一対
の操作部657,658が互いに離れて周方向に間隔を
広げることができる段付き切欠278が、窓277と9
0度位相して、ソケット部271の開口端から他端側領
域271bまでソケット部271の筒壁を軸方向に切欠
いて施されている。従って、この段付き切欠278の幅
は他端側領域271bの切欠き部278b方が開口側領
域271aの切欠き部271aよりも大きい幅に形成さ
れている。ここで、高摩擦要素48に付加されたクラン
プ65と他端側領域271bに形成された切欠き部27
8bにより、本願発明の要旨中の廻り止め手段の他の一
例が構成されている。
【0110】この実施例では、クランプ65の一対の操
作部657,658が操作し易いように比較的長く突出
いるが、他の実施例として、一対の操作部の長さを短く
することにより、ソケット部271の筒壁を切欠く変わ
りに、他端側領域271bの切欠き部278bに代わる
窓を設け、開口側領域271aの切欠き部271aの代
わりに開口側領域271aの内周面に開口端から窓まで
軸方向に延びる溝を設けて、クランプ65を他端側領域
271bに、ロック手段を解除可能に装着することがで
きる。
【0111】次に、本発明の最も好ましい形態のコネク
タ組立体の具体例を図34〜図38に基づいて説明す
る。本発明の最も好ましい形態のコネクタ組立体8は、
図34に示すように、雌型ハウジング280と管状の雄
要素10とを備え、雌型ハウジング280の一端側に予
め保持された保持手段39により、図35に示すよう
に、雌型ハウジング280と雄要素10とをスナップ結
合することができる。さらに、本発明のコネクタ組立体
8は図に示すように、、雌型ハウジング280と雄要素
10とをスナップ結合した後、雌型ハウジング280と
管状の雄要素10との相対的回動を阻止するための廻り
止め手段609を備えている。特にこの実施例では、廻
り止め手段609の構成部分として、雄要素10と保持
手段39間の回動を阻止できるように、保持手段39が
高摩擦要素を兼ね備えている。以下、詳細に説明する。
【0112】管状の雄要素10は、実質的に前述したも
のと実質的に同一の機能及び同一形態の形状を有してお
れば足りるので、前例と同一符号を付して説明する。即
ち、雄要素10は、一般的に薄肉金属チューブあるいは
樹脂チューブからなり、チューブ10の一端に形成され
た直円筒形のストレート端部11の外周上に、その先端
11aから他方の端に向って延びる導入端12に隣接し
て環状突部(ビード)13が施されている。
【0113】雌型ハウジング280は、図34に示すよ
うに、その一端開口284から管状の雄要素10のスト
レート端部11と共に環状突部13を受入れるのに適し
た内方に延びる内表面で形成された軸穴281aを有す
るソケット部281と、他端にソケット部281と同軸
的に一体に接続された管状延長部282とを備え、ソケ
ット部281と管状延長部282とは樹脂材料にて一体
に型成形され、管状延長部282の入口部286に雄要
素10の導入端12を受入れ、シールするのに適した段
付き軸穴286a,286bが形成されている。
【0114】ソケット部281の内表面には、一端開口
284に隣接して半径方向内方に延びる鍔284aが形
成され、この鍔284aと、鍔284aから軸方向に距
離を隔ててソケット部281と管状延長部282との境
を規定する半径方向に延びる環状の対向表面285とで
区画された環状凹部281bが形成され、この環状凹部
281bに、後述する高摩擦要素を兼備えた断面略C字
形状の保持手段39が同心的に収容されると共に、実質
的に図5で説明したものと同様の断面U字状のクリップ
61(便宜上、図5に示されたクリップと同一符号を付
す)が廻り止め手段609の構成部分として、後述する
締付け位置に移行可能に、図に示す開放位置に、予め保
持手段39と一緒にソケット部281に組立保持され
る。
【0115】管状延長部282には、その入口部286
で、環状のシール部材53,53を介して、雄要素10
の導入端12の先端11a寄りの領域を受入れると共に
終端部287で流路287cを形成するために、入口部
286は入口側の軸穴286aと終端側の軸穴286b
とを有し、この段付き軸穴286a,286bと一緒に
形成されている。そして、入口側の軸穴286aが終端
側の軸穴286bよりも大きい内径に形成され、大きい
軸穴286aの内周面にOリング53,53が装着さ
れ、図35に示すように、雄要素10の導入端12が接
続位置に挿入された時に、管状延長部10の入口部28
6において環状のシール部材53,53を介して、雄要
素10の導入端12と雌型ハウジング280の管状延長
部282間が流体密にシールされる。
【0116】図35は、ソケット部281の一端開口2
84から雄要素10のストレート端部11を内方に挿入
することにより、雌型ハウジング280に雄要素10を
スナップ結合させた状態を示す長手方向断面図であり、
図36は図35のA−A線に沿った断面図であって、上
記した断面略C形状の保持手段39は、図34及び図3
6から理解できるように、径方向に弾性的に縮径変形及
び拡径変形可能で、軸方向には変形不能に、天然ゴム等
のゴム材料にて形成され、径方向に縮径変形させること
により、雌型ハウジング要素280の一端開口284か
らソケット部281に形成された環状凹部281b内に
高摩擦材料からなる保持手段39が半径方向に拡径変形
可能且つ実質的に軸方向に移動不能にソケット281に
確保されている。
【0117】環状凹部281b内に保持された断面C字
形状の保持手段39は、図36に示すように、雄要素1
0のストレート端部11の外径よりも少し大きい内径を
有する中央穴を有し、平坦な頂面391aをもつ接続壁
391と、接続壁391の両端から略直角に延びる一対
の平行外表面392a,393aをもつ側壁392,3
93とを備え、これらの対向する一対の自由端部392
b,393b間に軸方向に延びる空間394が形成され
ている。また、平坦な頂面391aと一方の平行外表面
392aとの交差部及び他方の平行外表面393aとの
交差部は弧状表面395,396が施されている。ま
た、中央穴内周面に、保持手段39が拡径及び縮径し易
いように、これら交差部に切欠凹部き39a,39bが
施されている。
【0118】さらに、一方の側壁392には、その平行
外表面392aから突出した突出部399を有し、突出
部399に平行外表面392aと平行に延びる貫通孔3
99aが施され、且つ、保持手段部39は、図34から
理解できるように、径方向に弾性的に変形するための周
方向部分と、軸方向両端に軸方向に変形しない軸方向部
分として、一方の端面397と他方の端面398とを備
え、一方の端面397に他方に向かって漸次小径になる
凹テーパー面397aが施され、他方の端面398に半
径方向に伸びる係合部を有する環状溝398bが施され
ている。
【0119】また、雌型ハウジング280は環状凹部2
81bを有するソケット部281の管壁に、図36に示
すように、比較的大きな第1の窓281cと、この第1
の窓281cの窓幅を規定する周方向に距離を隔てて対
面する一対の軸方向に延びる一対の平行切断面281
f,281gの一方の切断表面281fから環状凹部2
81bを横断して真直ぐ管壁を貫通した溝穴281d
と、他方の切断面281gから環状凹部281bを横断
して第1の窓281c寄りに管壁を貫通した第2の窓2
81eが施されている。なお、溝穴281dは軸方向に
細長いスリット状に形成され、第2の窓281eは第1
の窓281cよりも少し小さく形成されている。
【0120】そして、クロス部位611の両端から直角
に延びる一対の平板状の平行脚部612,613を設け
て形成された断面U字状のクリップ61(前記図5で説
明したものと実質的に同一形状に形成されているので、
便宜上図5に示したクリップ61と同一符号を付した)
は、ソケット部281の外方からクリップ61の平板状
の平行脚部612,613のそれぞれの自由端をそれぞ
れ第1の窓281cの一対の平行切断面281f,28
1gに係合させ且つ長い平板状の脚部612の自由端を
保持手段部39の平行外表面393aに設けた前記突出
部399の貫通孔399aに挿通係合させることによ
り、予め、図35及び図36に示すように、半径方向外
方から締付け位置に軸直角に移行可能に、軸方向には移
動不能にソケット部281の第1の窓281cの開放位
置に予め保持される。
【0121】しかる後、ソケット部281の一端開口2
84から雄要素10のストレート端部11を相対的に内
方に挿入することにより、環状突部13が保持手段(高
摩擦要素)39の一方の端面397に形成された凹テー
パー面397aに当接して、保持手段(高摩擦要素)3
9をその側壁392,393大きく拡径変形でき、図3
5に示すように、環状突部13を保持手段(高摩擦要
素)39の一方の端面397から中央穴を通過させ、図
37に示すように、他方の端面898に形成された環状
溝398aにスナップ入りさせ、雌型ハウジング280
から雄要素10が外れないように環状突部13を環状溝
398aに形成された半径方向に延びる表面に係合で
き、雌型ハウジング280と雄要素10とを保持手段
(高摩擦要素)39を介して回動自在にスナップ結合さ
せることができる。なお、図37は図35のA−A線に
沿った断面において、雄要素に形成された環状突部が保
持手段(高摩擦要素)を通過する状態を示す断面図であ
る。
【0122】なお、図5に示す1枚の金属製の薄板バネ
からなるクリップ61は、平らなクロス部位611の両
端から直角に延びる一対の平板状の平行脚部612,6
13を設けて形成され、一方の長い平板状の脚部612
の自由端に外側に突出した波状の突出部614が形成さ
れ、他方の短い平板状の脚部613の自由端に内側に巻
きまれたカール部615が形成されている。
【0123】次に、ソケット部281の第1の窓281
cの開放位置に予め保持されたクリップ61の脚部61
2,613をソケット部281の管壁と、保持手段(高
摩擦要素)39のそれぞれの側壁392,393との間
の間隙に、保持手段(高摩擦要素)39の一対の平行外
表面392a,393aに沿わせて、クリップ61を矢
印方向に押込んだ時、図38に示すように、クリップ6
1の長い脚部612の自由端が環状凹部281bを横断
して溝穴281dを挿通してその波状の突出部614が
溝穴281dに弾性的に係合すると同時に短い脚部61
3の自由端に形成されたカール部615が保持手段(高
摩擦要素)39の他方の側壁393の外表面393aに
弾性的に係合することができ、且つクロス部位611を
保持手段(高摩擦要素)39の頂面391a上に重ね合
わせて圧接できる。
【0124】その結果、溝穴281dに挿通され長い脚
部612によって、クリップ61はソケット部281に
対して回動不能に保持される一方、短い脚部613の自
由端に形成されたカール部615によって、保持手段
(高摩擦要素)39を弾性的に縮径変形させ、スナップ
結合された雄要素10のストレート端部11の後方領域
に対して保持手段(高摩擦要素)39を回動しないよう
に締付けることができる。従って、ソケット部281の
管壁に形成された第1の窓281c及び溝穴281dを
通じて回動不能に規制されたクリップ61によって、雄
要素10は保持手段(高摩擦要素)39と一緒にソケッ
ト部281に対して回動不能に保持される。ここで、ソ
ケット部281の管壁に形成された第1の窓281c及
び溝穴281dが本発明の要旨中の「規制要素」の一例を
構成している。
【0125】上記のように、クリップ61を矢印方向に
押込むことにより、雌型ハウジング280に回動自在に
スナップ結合された雄要素10を雌型ハウジング280
に対してワンタッチで回動不能に保持することができる
一方、雌型ハウジング280にスナップ結合された雄要
素10を取り外すためには、先ず、雌型ハウジング28
0のソケット部281の管壁に形成された第2の窓28
1eを通じて、親指をクリップ61のカール部615に
押し当てクリップ61を雌型ハウジング280のソケッ
ト部281の開放位置に押戻すことができる。しかる
後、図示されていない公知の押込み式のリリース具によ
って、保持手段(高摩擦要素)39を強制的に拡径変形
させることにより、容易に雄要素10を雌型ハウジング
280から取り外すことができる。
【0126】この実施例によれば、保持手段39自身が
ゴム等の高摩擦材料で一体に形成されているので、かか
る廻り止め付きコネクタの軸方向長さを、保持手段と高
摩擦要素とが同軸的に並設されたコネクタ組立体よりも
短くでき、特に自動車のエンジン室のような、限られた
狭い空間において有利に管を廻り止め接続することがで
きる。
【0127】なお、この実施例では、スナップ結合され
た雄要素10のストレート端部11に対して保持手段
(高摩擦要素)39をクリップ61によって締付けた
時、保持手段(高摩擦要素)39の一対の自由端部39
2b,393b間に形成された軸方向に延びる空間39
4は未だ隙間394aとして残っているが、好ましく
は、保持手段(高摩擦要素)39に形成された空間39
4を予め小さく設計しておけば、保持手段(高摩擦要
素)39をクリップ61によって締付けた時に保持手段
(高摩擦要素)39に形成された隙間394aをなくす
ることは可能であり、この場合、外部から雄要素のスト
レート端部11の外周面を通して埃、雨水等の異物がシ
ール要素53,53の内周面とストレート端部11の外
周面とのシール部に侵入するのをさらに抑制するこてが
でき、かかるコネクタ組立体8のシール性を高めること
ができる。
【0128】かかる実施例の特有の特徴は、この実施例
に限定されるものではない。高摩擦材料にて形成された
高摩擦要素を兼備えた保持手段39に代えて、例えば、
限定されるものではないが図39〜図41に示すよう
に、C形形状の外周部をナイロン等の熱可塑性プラスチ
ックで保持手段38を構成し、かかる保持手段38の内
周面に、保持手段38と同心的にゴムあるいはエラスト
マー製の比較的厚肉な高摩擦要素49を接着、係合ある
いは一体的に固着させて高摩擦要素を兼備えた保持手段
を構成すこともできる。
【0129】詳しくは、C形形状の保持手段38は、軸
方向に延びる外周筒壁部381と、外周筒壁381の一
端から内方に向かって傾斜した凹テーパー面382aを
有する周方向に複数に分割された一端側端壁382と、
他端に環状の溝383aを形成する複数に分割された他
端側端壁383とを備えている。そして外周筒壁部38
1内周面に沿って高摩擦要素49が保持手段38と一体
的に射出成形されている。なお、この実施例に示された
高摩擦要素49は保持手段38の内周面全体に固着され
ているが、締め付けるための要部にのみを保持手段39
の内周面に高摩擦要素として固着しても差支えない。
【0130】このように、保持手段と高摩擦要素とを同
心的に配置してコネクタ組立体を構成することにより、
上述した高摩擦要素を兼備えた保持手段38と同様に、
かかるコネクタ組立体(廻り止め付きコネクタ)の軸方
向長さを、保持手段と高摩擦要素が同軸的に並設された
コネクタよりも短くでき、特に自動車のエンジン室等、
限られた狭い空間でのかかる廻り止め付きコネクタによ
る配管接続が有利となる。
【0131】また、本発明は、本発明の趣旨を逸脱しな
い範囲において、前述した実施例を適宜組合せて実施す
ることができる。例えば、上記した実施例(図34〜図
38)と同様にコネクタ組立体の軸方向長さをコンパク
トにするために、前述した図11〜図14で説明した実
施例とこの実施例(図34〜図43)とを組合すことに
より、図42に示すコネクタ組立体9を構成することが
できる。
【0132】即ち、コネクタ組立体の軸方向長さをコン
パクトにするために、図42に示すコネクタ組立体9
は、図11中に開示された断面略菱形状の保持手段32
を取り去る一方、図34〜図38中に開示されたクリッ
プ61と同様に図11〜図14で示した同一の形状のク
リップ62(便宜上、図11〜図14中のクリップと同
一符号を付した)が保持手段を兼えるように雌型ハウジ
ング290に変更を加えて構成したものである。
【0133】詳しくは、図42は、雌型ハウジング29
0のソケット部291の一端開口294から雄要素10
のストレート端部11を内方に挿入した状態を示す長手
方向断面図であり、雌型ハウジング290は、その一端
開口294から管状の雄要素10のストレート端部11
と共に環状突部13を受入れるのに適した軸穴291a
を有するソケット部291と、他端に同軸的に一体に接
続された管状延長部292とを備え、ソケット部291
と管状延長部292とは樹脂材料にて一体に型成形さ
れ、管状延長部292の入口部296に雄要素10の導
入端12を受入れ、シールするのに適した段付き軸穴2
86a,286bが形成され、入口側の大きい径の軸穴
286aにシール用Oリング53,53が装着されてい
る。
【0134】図43は図42のB−B線に沿った断面図
であり、ソケット部291は、図43に示すように、外
郭が略四角形で、詳しくは,四つの壁は四隅からコの字
に突出し、径対称に突出した軸方向に延びる一方の一対
の突出平行壁296,297と、この仮想径と直交する
径と径対称に突出した軸方向に延びる他方の一対の突出
平行壁298,299とで管壁が構成され、管状延長部
292との境に半径方向に延びる環状の表面295を形
成するために、管状延長部292に形成された大きい径
の軸穴296aよりも大きい軸穴291a有している。
この軸穴291aは、断面一様で一端開口294から環
状の表面295まで延びている。そして、後述する断面
Uの字状のクリップ62を軸直角に移行可能に装着する
ための横断孔293が、軸穴291aを横断すると共に
一方の一対の突出平行壁がそれぞれ一端開口294に隣
接した開口端部294aと環状の表面295に隣接する
環状突部受入部分295aを残して一方の一対の突出平
行壁296,297を分断して形成されている。
【0135】従って、ソケット部291に形成された横
断孔293は、それぞれ軸方向に間隔を隔てて対面する
一対の軸方向平行対向面と、径方向に間隔を隔てて対面
する一対の径方向平行対向面によって区画される。そし
て、このように区画された横断孔293と直角に交差す
る軸穴291a内に、図11〜図14中開示された高摩
擦要素と実質的に同一の高摩擦要素44(便宜上、図1
1〜図14中のクリップと同一符号を付した)が、図1
1〜図14中の高摩擦要素44と同様に、雄要素10の
管状突部13が挿通可能にU字状に湾曲され、予め同心
的に装着される。
【0136】しかる後、先ず一端開口294から雄要素
10のストレート端部11を内方にストレート端部11
に形成された環状突部13が環状の表面295に当接す
るまで挿入する。この時、環状突部受入部分295aの
軸穴291a内に環状突部13を収容することができ
る。このように、雄要素10のストレート端部11に形
成された環状突部13を環状の表面295に当接するま
て゜雄要素10を挿入した際、ストレート端部11の導
入端12は、管状延長部292の大きい径軸穴286a
に装着されたOリング53,53の内周面に弾性的に係
合すると共に小さい径の軸穴286で支持される。従っ
て、図42に示すように、雄要素10を環状突部13が
環状の表面295に当接まで挿入すると、Oリング5
3,53の弾性性的係合により雄要素10を雌型ハウジ
ング290との接続位置に軽く仮止めすることができ
る。
【0137】次に、このように区画された横断孔293
の内に断面略U字状のクリップ62の円弧状のクロス部
623の両端から直角に延びる一対の平行脚部621,
622を、図43及び図44に示すように、外方から横
断孔293のそれぞれの平行対向面に沿わせてクリップ
62を矢印方向(軸直角)に押込み、接続位置に挿入さ
れた雄要素10のストレート端部11に形成された環状
突部13を外方に外れない様に回動自在係合することが
てきると共に予め装着されたU字状に湾曲せしめて予め
横断孔293に位置する軸穴291a内に同心的に装着
され高摩擦要素44の両端部の外周面を、平行脚部62
1,622の自由端部621a,622a間で挟持しつ
つ、平行脚部621,622の中間位置に形成された対
面する円弧状凹部621b,622bを、図44に示す
ように、雄要素10のストレート端部11と同心的な締
付け位置まで移動することができる。なお、図43は図
42のB−B線に沿った断面図であり、図44は図42
のB−B線に沿った断面図におけるクリップ62を雄要
素10のストレート端部11に対して高摩擦要素44を
締付けた状態を示す断面図である。
【0138】その結果、接続位置まで雄要素10を挿入
した後、クリップ62を締付け位置に押込むことによ
り、環状突部を受入部分295a内に収容された環状突
部13をクリップ62の平行脚部621,622の中間
位置に形成された対面する円弧状凹部621b,622
bのそれぞれの半径方向に延びる縁部で係合させ、雄要
素10は雌型ハウジング290のソケット部291から
外れないように、実質的に軸方向に移動不能に接続され
ると共に、雌型ハウジング290に対して回動不能に係
合したクリップ62の平行脚部621,622によっ
て、雄要素10のストレート端部11の後方領域が高摩
擦要素44を介して回動しないように弾性的に締付けら
れ、雄要素10と雌型ハウジング290は相対的に回動
不能に廻り止めされる。
【0139】また、締結要素が保持手段を兼備えている
場合、かかる締結要素は雌型ハウジングの開口端から雄
要素が接続位置まで十分挿入されて確実に接続されてい
ることを確認できる確認要素としても機能する。即ち、
雄要素10が接続位置まで十分挿入されていない場合
は、雄要素10が外れないように、締結要素に形成され
た半径方向に延びる係合部を環状突部13の背後に形成
された半径方向外方に広がる接合面と係合させることが
できないからである。
【0140】この実施例によれば、上述したように、断
面略U字状のクリップ62が高摩擦要素を締付けるため
の締結要素と雄要素がソケットから外れないように保持
するための保持手段とを兼備えているため、図11の実
施例に開示された保持手段(保持手段32及び保持手段
32を収容する他側領域221b)が不用となるので、
その分雌型ハウジング要素の軸方向長さを短くすること
ができる。
【0141】なお、この実施例では、締結要素と保持手
段とを兼備えた断面略U字状のクリップ62と高摩擦要
素とが独立分離しているが、図20に示すステップル部
63Aと同様に、クリップ62の平行脚部621,62
2の中間位置に形成された対面する円弧状凹部621
b,622bの内周面にそれぞれ摩擦要素部を一体的に
固着させて構成することもできる。
【0142】また、上記実施例では、クリップ62は、
開放位置にソケット291に保持することができない
が、例えば米国特許第5,730,481号に記載され
たクイックコネクタに開示されたクリップを組入れるこ
とにより、クリップを開放位置と締付け位置とをスライ
ド移動できるようにソケットに保持することも可能であ
る。
【0143】また、図示されていないが、予め高摩擦要
素は、雄要素10のストレート端部11の外周面に係
合、固着あるいはコーティングしておくことができる。
高摩擦要素は、締結要素で締付けた際に、高摩擦要素を
介して雄要素10の回動を阻止するためにストレート端
部11の外周面上に施されてあれば足りることは明白で
ある。
【0144】本発明は、上述したように各種の実施例を
適宜組合せて実施できることは勿論のこと、本発明の趣
旨を逸脱しない範囲において従来のクイックコネクタ及
び新規なクイックコネクタに本発明の趣旨を組入れて、
さらに多くの形態で本発明のコネクタ組立体を実施する
ことができると共に、本発明の趣旨を逸脱しない範囲に
おいて、適宜変更を加えてさらに他の多くのコネクタ組
立体を構成することができる。
【0145】
【発明の効果】本発明によれば、雄要素と雌型ハウジン
グとを相対的に回動自在に容易に接続することができ、
しかる後、雄要素と雌型ハウジングとを相対的に回動さ
せて定められた相対位置に雄要素と雌型ハウジングとを
廻り止めすることがてきる新規なコネクタ組立体を提供
することができる。また、本発明の接コネクタ組立体
は、特に雄要素と雌型ハウジングとの廻り止め操作が極
めて容易であり、且つ締結要素により高摩擦要素と雄要
素が固着されているので、雄要素のストレート端部の外
周面を通して外部から埃、雨水等の異物がシール要素の
内周面とストレート端部の外周面間のシール部に侵入す
るのを抑制するこてができると共に、さらには高摩擦要
素の外周面で雌型ハウジング要素部の軸穴をシールする
ことも可能であり、軸穴の内周面を通して外部から埃、
雨水等の異物がシール要素の外周面とのシール部に侵入
するのを抑制することも可能となる。また、締結要素が
保持手段を兼備えている場合、かかる締結要素は雌型ハ
ウジングの開口端から雄要素が接続位置まで十分挿入さ
れて確実に接続されていることを確認できる確認要素と
しても機能する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づくコネクタ組立体の雄要素と雌型
ハウジング要素とを接続する前の状態を示す長手方向断
面図である。
【図2】図1の雄要素と雌型ハウジング要素とを接続し
た状態を示す断面図である。
【図3】図1の雄要素と雌型ハウジングとを図2に示す
ように接続した後、廻り止め手段により、雄要素と雌型
ハウジングとを廻り止めした状態を示す長手方向断面図
である。
【図4】図1中のスリーブ状の弾性体の斜視図である。
【図5】図1中のクリップの弾性体の斜視図である。
【図6】図1中の確認部材の斜視図である。
【図7】図2のQ−Q線に沿った断面図である。
【図8】図3のR−R線に沿った断面図である。
【図9】図1のコネクタ組立体1のための、第2の他の
形態のスリーブ状の弾性体の長手方向断面図である。
【図10】図1のコネクタ組立体1のための、第3の他
の形態のスリーブ状の弾性体の長手方向断面図である。
【図11】本発明に基づく他の形態のコネクタ組立体に
おいて、雄要素と雌型ハウジング要素とを接続した状態
を示す長手方向断面図である。
【図12】図11のS−S線に沿った断面図である。
【図13】図11中のクリップを締付け位置に押し込ん
だ状態を示す図11のS−S線に沿った断面図である。
【図14】図11のT−T線に沿った断面図である。
【図15】さらに本発明に基づく他の形態のコネクタ組
立体において、雄要素と雌型ハウジング要素とを接続す
ると共に廻り止めした状態を示す長手方向断面図であ
る。
【図16】図15のU−U線に沿った断面図である。
【図17】図15中のクリップの正面図である。
【図18】図15のV−V線に沿った断面図である。
【図19】締結要素が開放位置にある、図15のV−V
線に沿った断面図である。
【図20】図15に開示されたコネクタ組立体に採用さ
れた廻り止め手段とは異なる形態の廻り止め手段に採用
された高摩擦要素を説明するための断面図である。
【図21】さらに本発明に基づく他の形態のコネクタ組
立体の雄要素と雌型ハウジング要素とを接続した状態を
示す長手方向の下半分を断面で示す正面である。
【図22】図21中の保持手段の断面図である。
【図23】図22の左側面図である。
【図24】さらに本発明に基づく他の形態のコネクタ組
立体の雄要素と雌型ハウジング要素とを接続した状態を
示す長手方向断面図である。
【図25】図24のW−W線に沿った断面図である。
【図26】さらに本発明に基づく他の形態のコネクタ組
立体を説明するための長手方向一部切欠き断面図であ
る。
【図27】図26のX−X線に沿った側面図である。
【図28】図26のY−Y線に沿った側面図である。
【図29】図26のZ−Z線に沿った側面図である。
【図30】クランプが縮径して、雄要素の導入端に対し
て高摩擦要素を締付けた状態を示す図29に係わる断面
図である。
【図31】さらに本発明に基づく他の形態のコネクタ組
立体の雌型ハウジング要素とこれに設けられた保持手段
及び廻り止め手段を説明するための長手方向の上半分を
断面で示す正面図である。
【図32】図31中のクランプを拡径維持した状態を説
明する斜視図である。
【図33】図31中のクランプの縮径状態を説明する斜
視図である。
【図34】本発明に基づく最も好ましい形態のコネクタ
組立体において、雄要素と雌型ハウジング要素とを接続
する前の状態を示す長手方向断面図である。
【図35】図34の雄要素と雌型ハウジング要素とを接
続した状態を示す長手方向断面図である。
【図36】図35のA−A線に沿った断面図である。
【図37】図35のA−A線に沿った断面において、雄
要素に形成された環状突部が保持手段(高摩擦要素)を
通過する状態を示す断面図である。
【図38】図35のA−A線に沿った断面において、ク
リップを開放位置から締付け位置に移行することによ
り、保持手段(高摩擦要素)をストレート端部に対して
締付け、雄要素と雌型ハウジングとを廻り止めした状態
を示す断面図である。
【図39】図34中の高摩擦要素を兼備えた保持手段に
代わる保持手段と高摩擦要素とが同心的に配置された形
態の長手方向断面図である。
【図40】図39の左側面図である。
【図41】図39の中央部の縦断面図である。
【図42】本発明に基づく図34に示したコネクタ組立
体と同様の作用効果を有する類似した本発明に係わるコ
ネクタ組立体において、雄要素と雌型ハウジング要素と
を接続する前の状態を示す長手方向断面図である。
【図43】図42のB−B線に沿った断面図である。
【図44】図42のB−B線に沿った断面において、ク
リップを外方から締付け位置に移行することにより、保
持手段(高摩擦要素)ストレート端部に対して締付け、
雄要素と雌型ハウジングとを廻り止めした状態を示す断
面図である。
【符号の説明】
1,2,3,4,5,6,7,8,9 コネクタ組立
体 10 雄要素 11 ストレート端部 12 導入端 13 管状突部 31,31´,31",32,33,34,35,3
6,37, 保持手段 39,38 高摩擦要素を兼備えた保持手段 41,42,43,44,45,46,47,48,4
9 高摩擦要素 61,63,63a,64,65 締結要素 62 保持手段を兼備えた締結要素 210,220,230,240,250,260,2
70,280,290 雌型ハウジング要素 211,221,231,241,251,261,2
71,281,291 ソケット 211a,221a,231a,241a,251a,
261a,271a 一端開口側部(一端側領域) 211b,221b,231b,241b,251b,
261b,271b 他端側部(他端側領域) 212,222,232,242,252,262,2
72,282,292, 管状延長部 212a,222a,232a,242a,252a,
262a,272a,286,296 入口部 216,255,235,268,276 段付き穴 216a,255a,235a,268a,276a,
286a,296a 大きい軸穴 601,602,603,604,605 廻り止め
手段

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の端に形成されたストレート端部
    と、該ストレート端部の外周上に、先端から距離を隔て
    て形成された環状突部と、を備えている管状の雄要素
    と;一端開口から内方に挿入された該雄要素の該ストレ
    ート端部と一緒に該環状突部を受入れるのに適した軸穴
    を有するソケットを備えた雌型ハウジング要素と;該雄
    要素の該ストレート端部に備えた該環状突部と係合し得
    る半径方向に延び係合部を有する保持手段を備え、該ソ
    ケットの該一端開口から接続位置まで挿入された該雄要
    素をその接続位置に保持するために該雄要素の該環状突
    部と協働するための、該ソケットに確保された保持手段
    と;該ソケットの該軸穴に配設されると共に該接続位置
    に挿入された該ストレート端部の外周に配設される高摩
    擦要素と;実質的に前記高摩擦要素を締付けるための締
    結要素と、該締結要素により接続位置に挿入された前記
    雄要素の該ストレート端部に対して該高摩擦要素が締付
    られた際に、該ストレート端部に対して締付けた該締結
    要素及び/または締付けられた該高摩擦要素あるいは該
    保持手段のいずれかが回動不能に係合するための前記ソ
    ケットに形成された規制要素と、を備えた、実質的に該
    雄要素と該雌型ハウジング要素との相対的回動を阻止す
    るための廻り止め手段と;を具備していることを特徴と
    するコネクタ組立体。
  2. 【請求項2】 一方の端に形成された直円筒形のストレ
    ート端部と、該ストレート端部の外周上に、ストレート
    端部の先端から他方の端に向って延びる導入端に隣接し
    て該ストレート端部の外周上に形成された環状突部とを
    備えている管状の雄要素と;一端開口から前記雄要素の
    該ストレート端部と共に前記環状突部を受入れるのに適
    した軸穴を有するソケットと、該ソケットの他端に回動
    不能に接続され、一端側の入口部で前記雄要素の該導入
    端を受容れると共に終端部で流路を形成するために段付
    き軸穴と同軸的に一緒に形成され、該ソケットの該一端
    開口から該雄要素が挿入された時に、該入口部で流体シ
    ールするために該入口部の入口側部に、終端側部よりも
    大きい大径軸穴を有する管状本体と、を備えた雌型ハウ
    ジング要素と;前記管状本体の該大径軸穴の内周面に密
    接して装着され、該接続位置に挿入された該雄要素の該
    導入端の外周面と係合して該導入端と該管状本体間を流
    体密にシールする環状のシール要素と;該雄要素の該ス
    トレート端部に備えた該環状突部と係合し得る半径方向
    に延び係合部を有する保持手段を備え、該ソケットの該
    一端開口から接続位置まで挿入された該雄要素をその接
    続位置に保持するために該雄要素の該環状突部と協働す
    るための、該ソケットに確保された保持手段と;該ソケ
    ットの該軸穴に配設されると共に、接続位置に挿入され
    た前記ストレート端部の外周上に配設される高摩擦要素
    と;実質的に前記高摩擦要素を締付けるための締結要素
    と、該締結要素により接続位置に挿入された前記雄要素
    の該ストレート端部に対して該高摩擦要素が締付られた
    際に、該ストレート端部に対して締付けた該締結要素及
    び/または締付けられた該高摩擦要素あるいは該保持手
    段のいずれかが回動不能に係合するための前記ソケット
    に形成された規制要素と、を備えた、実質的に該雄要素
    と該雌型ハウジング要素との相対的回動を阻止するため
    の廻り止め手段と;を具備していることを特徴とするコ
    ネクタ組立体。
  3. 【請求項3】 前記保持手段と前記高摩擦要素が同心的
    に配設されていることを特徴とする請求項1または請求
    項2に記載のコネクタ組立体。
  4. 【請求項4】 前記保持手段と前記高摩擦要素が同軸的
    に並設されていることを特徴とする請求項1または請求
    項2に記載のコネクタ組立体。
  5. 【請求項5】 前記保持手段と前記高摩擦要素が一体的
    に形成されていることを特徴とする請求項1または請求
    項2または請求項3または請求項4に記載のコネクタ組
    立体。
  6. 【請求項6】 前記保持手段が前記高摩擦要素を兼備え
    ているかまたは前記高摩擦要素が前記保持手段を兼備え
    ていることを特徴とする請求項1または請求項2または
    請求項3または請求項5に記載のコネクタ組立体。
  7. 【請求項7】 前記締結要素と前記保持手段が同心的に
    配設されていることを特徴とする請求項1または請求項
    2に記載のコネクタ組立体。
  8. 【請求項8】 前記締結要素と前記保持手段が一体的に
    形成されていることを特徴とする請求項1または請求項
    2または請求項3に記載のコネクタ組立体。
  9. 【請求項9】 前記締結要素が前記保持手段を兼備えて
    いるかまたは前記保持手段が前記締結要素を兼備えてい
    ることを特徴とする請求項1または請求項2または請求
    項7または請求項8に記載のコネクタ組立体。
  10. 【請求項10】 前記高摩擦要素と前記保持手段と前記
    高摩擦要素が同心的に配設されていることを特徴とする
    請求項1または請求項2に記載のコネクタ組立体。
  11. 【請求項11】 前記高摩擦要素と前記保持手段と前記
    高摩擦要素が同心的に一体的に形成されていることを特
    徴とする請求項1または請求項2または請求項10に記
    載のコネクタ組立体。
  12. 【請求項12】 前記締結要素が前記保持手段及び前記
    高摩擦要素を兼備えているかまたは前記保持手段が前記
    締結要素を兼備えていることを特徴とする請求項1また
    は請求項2または請求項10または請求項11に記載の
    コネクタ組立体。
  13. 【請求項13】 前記保持手段と前記高摩擦要素が同軸
    的に並設されていることを特徴とする請求項1または請
    求項2に記載のコネクタ組立体。
  14. 【請求項14】 前記高摩擦要素が断面U字形状または
    C字形状または筒状に形成されていることを特徴とする
    請求項1または請求項2に記載のコネクタ組立体。
  15. 【請求項15】 前記締結要素がU字形状あるいは環状
    に形成されていることを特徴とする請求項1または請求
    項2に記載のコネクタ組立体。
  16. 【請求項16】 前記高摩擦要素が前記雄要素の該スト
    レート端部の外周面に係合あるいは固着あるいはコーテ
    ィングされていることを特徴とする請求項1または請求
    項2に記載のコネクタ組立体。
  17. 【請求項17】 前記保持手段部と前記高摩擦要素部が
    一体に形成されている一方、前記シール要素部をこれら
    と独立分離して装着されていることを特徴とする請求項
    1または請求項2に記載のコネクタ組立体。
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DE102006019257B4 (de) * 2006-04-26 2010-08-05 A. Raymond Et Cie Fluidleitungskupplung
WO2016169706A1 (de) * 2015-04-21 2016-10-27 Voss Automotive Gmbh Steckverbindung für fluid-leitungen mit einem halteteil und einer sekundärverriegelung
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