JP2003003793A - セグメントの連結構造 - Google Patents

セグメントの連結構造

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JP2003003793A JP2001188015A JP2001188015A JP2003003793A JP 2003003793 A JP2003003793 A JP 2003003793A JP 2001188015 A JP2001188015 A JP 2001188015A JP 2001188015 A JP2001188015 A JP 2001188015A JP 2003003793 A JP2003003793 A JP 2003003793A
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敦 香川
Kiyoshi Miya
清 宮
Takashi Kitaoka
隆司 北岡
Munetaka Ozeki
宗孝 大関
Hirohide Hashimoto
博英 橋本
Kazuhiro Kobayashi
一博 小林
Shinichiro Ota
真一郎 太田
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雅義 土屋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接合金具に押し込まれた連結金具の接合金具
に対する抜け方向へのずれを防止して、セグメント同士
の接合力を高めた状態を維持することが容易かつ短時間
の作業で可能になるセグメントの連結構造の提供。 【解決手段】 一方向に押し込まれることで接合金具7
の対向するもの同士を引き寄せ合う連結金具8の前記押
し込み方向における後側に当接して該連結金具8へ前記
押し込み方向の反力を付与する反力付与部材36が設け
られており、該反力付与部材36は、これが設けられる
セグメント1自体に反力をとる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、相互に複数連結
することにより掘削穴の軸方向に筒状壁体を構成するセ
グメントの連結構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】トンネルを構築する方法としては、掘削
穴の内面側にコンクリート製のセグメントを組み立てて
筒状壁体を構築する、いわゆるシールド工法が一般的で
ある。このシールド工法に用いられるセグメントとして
は平面長方形状で円弧版状のものが主流であり、これら
セグメント同士をボルトによって接合していた。このボ
ルトでセグメント同士を接合する構造としては、セグメ
ントの接合面の近傍に、セグメントの接合面同士を当接
させた際に、互いに連通する孔部を有する継手板を埋め
込んでおき、これら継手板の孔部へボルトを挿通させ、
このボルトへナットを締結させて接合させる構造が一般
的である。また、相互のセグメントにナット部材である
インサート金具を埋め込んでおき、隣接するセグメント
に貫通させたボルトを締結させて互いに接合させる構造
もある。
【0003】しかしながら、このような構造では、構築
現場にて継手の接合面に形成された孔部へボルトを挿通
させ、このボルトへナットを締結させたり、相互のセグ
メントに埋め込んだインサート金具へボルトを締結させ
るという極めて煩雑な作業を要するため組立時間の短縮
には限界があり、またロボットによる自動組み付けへの
適応が困難であった。さらには、二次覆工を省略する場
合にもボルト・ナットを取り付けるためにセグメントに
形成したボルトボックスの閉塞作業を行わなければなら
ず、施工の高速化、省力化を目指す上で新たな継手構造
の開発が急務となっているのが現状であった。
【0004】ここで、極めて容易にセグメント同士を接
合させることができる接合構造として、セグメントの接
合面の対向位置に、C型の接合金具を埋め込んでおき、
これらC型の接合金具の対に両端部が係合するI型の連
結金具を嵌め込むことにより、C型の接合金具同士をI
型の連結金具によって連結させ、セグメント同士を接合
面同士を接合させて連結させる構造が開発されている。
そして、このようなセグメントの連結構造において、接
合金具と連結金具とにテーパ面を形成しておき、連結金
具を対をなす接合金具に押し込むことで、対をなす接合
金具同士を近接させて、よりセグメント同士の接合力を
高めるようにすることが可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
セグメントの連結構造では、連結金具を対をなす接合金
具に押し込み、対をなす接合金具同士を近接させて、セ
グメント同士の接合力を高める際に、連結金具に反力を
付与する部材が、既設のセグメントに当接する構造にな
っているため、セグメントの反力付与部材が設けられる
接合溝部を端部まで貫通させる必要があった。その結
果、この接合溝部を介しての通水が発生する可能性があ
った。したがって、本発明の目的は、施工の高速化、省
力化を達成することができ、その上で止水性を向上する
ことができるセグメントの連結構造を提供することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1記載のセグメントの連結構造は、
両側の接合面にそれぞれ端部が内方に屈曲した係止片部
とされた一対の鉤形の係止部とこれら係止部の前記係止
片部に対し反対側同士を連結させる連結部とを有する接
合金具がそれぞれ二つ同一直線上に配置されたセグメン
トを、前記接合面同士を互いに突き合わせることで、前
記接合金具の対向するものからなる対を二対形成し、こ
れら接合金具の各対に、前記係止部同士の間に形成され
た係合空間内に配置されて前記係止片部と係合する係合
部が板状の連結中間部の両側部に設けられてなる連結金
具がそれぞれ接合されることで前記接合金具の対をなす
もの同士を連結させるセグメントの連結構造であって、
両連結金具は、それぞれ、一の押し込み方向に押し込ま
れることで前記接合金具の対向するもの同士を引き寄せ
合うものとされ、前記両連結金具には、前記押し込み方
向における後側に設けられて前記押し込み方向の反力を
付与する反力付与部材がそれぞれ設けられており、両反
力付与部材は、ともに、それぞれが設けられる前記セグ
メント自体に反力をとり、前記反力付与部材は、互いに
底部を反対側にして摺動自在に嵌合される一対の有底筒
状体と、嵌合状態のこれら有底筒状体内に内蔵されて底
部同士を離間させる方向に付勢するバネ部材とを具備す
ることを特徴としている。
【0007】これにより、両反力付与部材は、ともに、
それぞれが設けられるセグメント自体に反力をとること
になるため、セグメントの反力付与部材が設けられる接
合溝部を端部まで貫通させる必要がなくなる。また、反
力付与部材が、互いに摺動自在に嵌合される一対の有底
筒状体と、これら有底筒状体内に内蔵されて底部同士を
離間させる方向に付勢するバネ部材とを具備するもので
あるため、構造が簡素にできる。
【0008】本発明の請求項2記載のセグメントの連結
構造は、請求項1記載のものに関し、前記バネ部材は、
弾性力の異なる2種類のバネ部材からなることを特徴と
している。
【0009】このように、バネ部材が、弾性力の異なる
2種類のバネ部材からなるため、反力付与部材を連結金
具の押し込み方向に対し反対側に保持させるためのバネ
部材の付勢力を小さくすることが可能となり、反力付与
部材で連結金具の押し込み方向への反力を保持するため
のバネ部材の付勢力を大きくすることが可能となる。
【0010】本発明の請求項3記載のセグメントの連結
構造は、請求項1または2記載のものに関し、前記バネ
部材として重ね皿バネを用いることを特徴としている。
【0011】このように、バネ部材として重ね皿バネを
用いるため、簡素な構成で十分な付勢力を発生させるこ
とができる。
【0012】本発明の請求項4記載のセグメントの連結
構造は、両側の接合面にそれぞれ端部が内方に屈曲した
係止片部とされた一対の鉤形の係止部とこれら係止部の
前記係止片部に対し反対側同士を連結させる連結部とを
有する接合金具がそれぞれ二つ同一直線上に配置された
セグメントを、前記接合面同士を互いに突き合わせるこ
とで、前記接合金具の対向するものからなる対を二対形
成し、これら接合金具の各対に、前記係止部同士の間に
形成された係合空間内に配置されて前記係止片部と係合
する係合部が板状の連結中間部の両側部に設けられてな
る連結金具がそれぞれ接合されることで前記接合金具の
対をなすもの同士を連結させるセグメントの連結構造で
あって、両連結金具は、それぞれ、一の押し込み方向に
押し込まれることで前記接合金具の対向するもの同士を
引き寄せ合うものとされ、前記両連結金具には、前記押
し込み方向における後側に設けられて前記押し込み方向
の反力を付与する反力付与部材がそれぞれ設けられてお
り、両反力付与部材は、ともに、それぞれが設けられる
前記セグメント自体に反力をとり、前記反力付与部材
は、互いに締まりばめで嵌合される一対の部材を具備す
ることを特徴としている。
【0013】これにより、両反力付与部材は、ともに、
それぞれが設けられるセグメント自体に反力をとること
になるため、セグメントの反力付与部材が設けられる接
合溝部を端部まで貫通させる必要がなくなる。また、反
力付与部材は、互いに締まりばめで嵌合される一対の部
材を具備するため、さらに部品点数の少ない簡素な構成
とすることができる。
【0014】本発明の請求項5記載のセグメントの連結
構造は、請求項1乃至4のいずれか一項記載のものに関
し、前記接合面には、前記押し込み方向における中間所
定範囲においてのみ窪む接合溝部が形成されており、該
接合溝部に前記接合金具が設けられるとともに、前記両
反力付与部材は、ともに、前記接合溝部の端面に反力を
とることを特徴としている。
【0015】このように、接合面には、押し込み方向に
おける中間所定範囲においてのみ窪む接合溝部が形成さ
れており、両反力付与部材は、ともに、接合溝部の端面
に反力をとるため、反力付与部材の配設が容易となる。
【0016】本発明の請求項6記載のセグメントの連結
構造は、請求項1乃至5のいずれか一項記載のものに関
し、前記連結金具の前記押し込み方向における後側に、
前記反力付与部材を螺合させるネジが形成されているこ
とを特徴としている。
【0017】このように、連結金具の押し込み方向にお
ける後側に、前記反力付与部材を螺合させるネジが形成
されているため、連結金具にあらかじめ反力付与部材を
螺合させて取り付けておくことができる。
【0018】本発明の請求項7記載のセグメントの連結
構造は、請求項6記載のものに関し、前記連結金具は、
両側の前記係合部が互いに幅を異ならせており、幅広側
の前記係合部に、前記ネジが形成されていることを特徴
としている。
【0019】このように、連結金具には幅広側の係合部
にネジが形成されるため、ネジの形成により連結金具の
強度が落ちることを防止できる。
【0020】本発明の請求項8記載のセグメントの連結
構造は、請求項1乃至7のいずか一項記載のものに関
し、前記接合金具には、前記連結部の前記係合空間を形
成する底面に、前記押し込み方向における先方側が深く
なるように傾斜するテーパ面が設けられていることを特
徴としている。
【0021】このように、接合金具には、連結部の係合
空間を形成する底面に、押し込み方向における先方側が
深くなるように傾斜するテーパ面が設けられているた
め、連結金具を係合空間により深く挿入させることがで
きる。
【0022】本発明の請求項9記載のセグメントの連結
構造は、請求項1乃至8のいずか一項記載のものに関
し、前記接合金具には、前記一対の係止部のそれぞれの
前記係止片部の相互対向側かつ前記押し込み方向におけ
る手前側に、該手前側に位置するほど深くなるように傾
斜する面取部が形成されていることを特徴としている。
【0023】このように、接合金具には、一対の係止部
のそれぞれの係止片部の相互対向側かつ押し込み方向に
おける手前側に、該手前側に位置するほど深くなるよう
に傾斜する面取部が形成されているため、連結金具を係
止部の間に係合させる際の作業性を向上させることがで
きる。
【0024】本発明の請求項10記載のセグメントの連
結構造は、請求項1乃至9のいずか一項記載のものに関
し、前記接合金具は、前記接合面より深い位置にオフセ
ットされていることを特徴としている。
【0025】このように、接合金具は、接合面より深い
位置にオフセットされているため、接合面側に変形する
ことができ、その結果、対をなす接合金具に対して深く
連結金具を押し込んで、接合金具を変形させ、その復元
力で、対をなす接合金具および連結金具をより強固に連
結させることができる。
【0026】本発明の請求項11記載のセグメントの連
結構造は、請求項1乃至10のいずか一項記載のものに
関し、前記接合金具には、前記連結部の前記係合空間側
に、型枠固定用のメネジが形成されていることを特徴と
している。
【0027】このように、接合金具には、連結部の係合
空間側に、型枠固定用のメネジが形成されているため、
このメネジを用いて型枠に容易かつ確実に接合金具を型
枠に固定することができる。
【0028】本発明の請求項12記載のセグメントの連
結構造は、請求項1乃至11のいずか一項記載のものに
関し、前記接合金具には、前記接合面に直交する方向に
延在するリブが形成されていることを特徴としている。
【0029】このように、接合金具には、接合面に直交
する方向に延在するリブが形成されているため、強度を
大幅に向上させることができる。
【0030】本発明の請求項13記載のセグメントの連
結構造は、請求項1乃至12のいずれか一項記載のもの
に関し、前記両連結金具は、互いに近接する方向に押し
込まれることで前記接合金具の対向するもの同士を引き
寄せ合うものとされ、前記両連結金具の相反する側にそ
れぞれ前記反力付与部材が設けられていることを特徴と
している。
【0031】このように、両連結金具は、互いに近接す
る方向に押し込まれることで前記接合金具の対向するも
の同士を引き寄せ合うものとされ、両連結金具の相反す
る側にそれぞれ反力付与部材が設けられているため、両
反力付与部材をバランスよく配置することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
のセグメントの接合構造を図1〜図13によって説明す
る。図において、符号1は、セグメントである。このセ
グメント1は、平面視長方形状かつ側面視円弧版状に形
成されたコンクリート製のものであり、これらセグメン
ト1の周方向における端部の接合面2を互いに接合させ
ることにより、掘削穴内にて筒状壁体を構成するリング
が構築されるようになっている。そして、このリングを
掘削穴の軸方向へ互いに接合させることにより、筒状壁
体が構築されるようになっている。
【0033】これらセグメント1の両側の接合面2は、
ともに、図1および図3に示すような形状をなしてい
る。すなわち、接合面2のセグメント1の軸線に沿う方
向における両側の所定距離離間した各中間所定範囲に、
セグメント1の軸線に平行に延在する断面矩形状の一対
の接合溝部3が、各中間所定範囲においてのみ窪むよう
に(すなわちセグメント1の軸線に沿う方向における端
部に抜けないように)形成されている。これら一対の接
合溝部3は、セグメント1の軸線に平行な同一直線上に
互いに所定距離離間して形成されている。ここで、両接
合溝部3は、セグメント1の厚さ方向(半径方向)にお
ける中央位置に形成されている。
【0034】そして、これら接合溝部3には、接合溝部
3内でセグメント1の軸線方向において互いに近接する
ようにC型の接合金具7がそれぞれ設けられており、一
のセグメント1および他のセグメント1を掘削穴の軸線
方向および半径方向における位置を合わせて接合面2同
士を互いに突き合わせることで、接合金具7の対向する
ものからなる対を二対形成し、これら接合金具7の各対
に、それぞれI型の連結金具8を接合させることで接合
金具7の対をなすもの同士を連結させる。
【0035】図5〜図7にも示すように、接合金具7
は、端部に係止片部10を有する鉤形に形成された一対
の係止部11が互いに対向するよう設けられたもので、
一対の係止部11の係止片部10に対し反対側同士が連
結部12で連結されることにより、側面視C型形状をな
している。これら係止部11および連結部12によって
形成された係止片部10よりも連結部12側の空間は、
連結金具8の係合部13が係合する係合空間14とされ
ている。
【0036】また、係止片部10の内面からなる係止面
15は、連結金具8の挿入方向イへ向かって係合空間1
4を狭めるテーパ面とされている。つまり、セグメント
1の接合面2同士を突き合わせた状態にて、互いに対向
する接合金具7の対の係止面15同士が、連結金具8の
挿入方向(図5におけるイ)の奥方へ向かって次第に離
間するテーパ面とされている。
【0037】この接合金具7には、連結金具8の挿入方
向に沿って複数具体的には三カ所の突起部17が配列さ
れており、これら突起部17には、ミリネジからなるア
ンカー筋連結メネジ部18がそれぞれ形成されている。
そして、これらアンカー筋連結メネジ部18には、それ
ぞれアンカー筋19が、係止部11に対し反対側に延在
する状態でねじ込まれて連結されている。これらアンカ
ー筋19の端部には、アンカー筋19の軸線と略直交す
る支圧板20が一体成形されている。
【0038】また、この接合金具7には、アンカー筋1
9との連結位置に、連結金具8の挿入方向イと交差する
方向に、複数のリブ21が形成されている。
【0039】そして、このような接合金具7が、一対、
互いの連結金具8の挿入方向を互いに近接する逆向きに
するようにして各接合溝部3に、掘削穴すなわちセグメ
ント1の軸線に平行な同一直線上に位置し、かつそれぞ
れ接合溝部3の他の接合溝部3側に位置するように埋設
されている。ここで、セグメント1の軸線に平行な同一
直線上に配置された各接合溝部3において、それぞれ他
の接合金具7側に向けて連結金具8が挿入されるよう
に、言い換えれば、係止片部10の内面からなる係止面
15が、他の接合金具7側に近接するほど係合空間14
を狭めるように接合金具7が配置されている。
【0040】セグメント1同士で接合金具7を連結させ
る連結金具8は、図8にも示すように、断面I字型に形
成されたもので、板状の連結中間部31の両側部が前述
したように接合金具7の係合空間14内に嵌合する係合
部13とされている。連結中間部31は、接合金具7を
構成する係止部11の係止片部10同士の隙間よりも薄
く形成されて挿通可能とされており、係合部13は、係
止片部10同士の隙間よりも厚く形成されている。
【0041】このような連結金具8は、図3に示すよう
に、セグメント1を接合面2同士で互いに突き合わせる
ことで接合金具7の対向するものからなる対を二対形成
し、これら接合金具7の各対に、それぞれ接合されるこ
とになる。
【0042】ここで、この接合時に接合金具7の係止片
部10の係止面15と当接して係合する連結金具8の係
合部13に形成された係合面32は、接合金具7の係止
面15と同様、一端側に至るほど、係合部13の幅を狭
め対向する係合面32同士が次第に離間するテーパ面と
されている。この連結金具8は、係合部13の幅が狭い
側から接合金具7に挿入されることになり、同一直線上
に配置された接合金具7の各対に対し、逆向きにそれぞ
れ挿入されることになる。そして、これらの連結金具8
は、互いに近接する方向に移動することで、テーパ面か
らなる両係合面32がテーパ面からなる対向する接合金
具7の両係止面15に乗り上げ、接合金具7の対向する
もの同士をそれぞれ引き寄せ合うことになる。
【0043】そして、この第1の実施の形態における各
接合溝部3には、接合金具7に挿入された状態で一方向
に押し込まれることで接合金具7の対向するもの同士を
引き寄せ合う連結金具8の前記押し込み方向における後
側に一端側が当接し、他端側が接合溝部3の接合金具7
に対向する端面35に当接するように配置されて各連結
金具8へ前記押し込み方向の反力を付与する反力付与部
材36が設けられている。ここで、反力付与部材36
は、該反力付与部材36が設けられるセグメント1自体
の接合溝部3の接合金具7に対向する端面35に当接す
ることで、該反力付与部材36が設けられるセグメント
1自体に反力をとるようになっている。
【0044】この反力付与部材36は、図9に示すよう
に、底部37と円筒部38とを有する形状に鋼管等で作
製される外側の有底円筒体39と、底部40と円筒部4
1とを有する形状に鋼管等で作製される内側の有底円筒
体42と有しており、これらは、互いに底部37,40
を反対側にして摺動自在に嵌合されることになる。ま
た、反力付与部材36は、嵌合状態のこれら有底筒状体
39,42内に内蔵される、弾性力の異なる2種類のコ
イルスプリングからなるバネ部材43,44と、これら
バネ部材43,44同士の間に介装される移動自在の仕
切板45とを有しており、バネ部材43,44は、有底
筒状体39,42をそれぞれの底部37,40同士を離
間させる方向に付勢する。
【0045】次に、セグメント1同士を接合する場合に
ついて図10〜図12によって説明する。なお、以下の
説明においては、掘削穴の軸線方向において、地盤を掘
削するシールドマシンが設けられている側を切り羽側と
称し、逆側すなわち掘削穴の坑口が配置されている側を
坑口側と称す。
【0046】ここでは、掘削穴内にてすでにセグメント
1で環状に構築された既設リング47の切り羽側にセグ
メント1(1A)を設置し、このセグメント1(1A)
に次のセグメント1(1B)を周方向に接合させる場合
について説明する。
【0047】図10に示すように、セグメント1(1
A)に対し以下の処理を行う。すなわち、すでに設置さ
れたセグメント1(1A)における次のセグメント1
(1B)を接合させる接合面2(2A)に形成された坑
口側(既設リング47側)の接合溝部3(3a)の坑口
側の接合金具7(7a)よりも坑口側の部分に、坑口側
の連結金具8(8a)を挿入し、該坑口側の連結金具8
(8a)を切り羽側に移動させる。
【0048】その結果、該坑口側の連結金具8(8a)
の一方の係合部13が坑口側の接合金具7(7a)の係
合空間14に挿入されるとともに他方の係合部13が坑
口側の接合金具7(7a)から突出することになる。こ
れにより、坑口側の接合金具7(7a)に坑口側の連結
金具8(8a)が先付けされる。すなわち、セグメント
1(1A)においては、坑口側の接合金具7(7a)が
先付け側の接合金具となるのである。そして、この状態
で、接合溝部3(3a)内に、連結金具8(8a)の押
し込み方向における後側に一端側が当接し、他端側が接
合溝部3(3a)の接合金具7(7a)に対向する端面
35(35a)に当接するようにして反力付与部材36
(36a)を配置する。ここで、反力付与部材36(3
6a)をこのように接合溝部3(3a)内に配置する際
には、反力付与部材36(36a)は、弾性力の弱い一
方のバネ部材43が縮長する範囲内で縮められるように
なっており、これにより、容易に、かつ脱落しないよう
に確実に反力付与部材36(36a)を取り付けること
が可能となっている。
【0049】他方、図10に示すように、セグメント1
(1B)に対し以下の処理を行う。すなわち、セグメン
ト1(1A)と軸線方向を合わせ、セグメント1(1
A)の接合面2(2A)に対し該接合面2(2A)に接
合させられる接合面2(2B)を対向させた接合直前状
態の次のセグメント1(1B)について、接合面2(2
B)に形成された切り羽側の接合溝部3(3b)の切り
羽側の接合金具7(7b)よりも切り羽側の部分に、切
り羽側の連結金具8(8b)を挿入し、該切り羽側の連
結金具8(8b)を坑口側に移動させる。
【0050】その結果、該切り羽側の連結金具8(8
b)の一方の係合部13が切り羽側の接合金具7(7
b)の係合空間14に挿入されるとともに他方の係合部
13が切り羽側の接合金具7(7b)から突出すること
になる。これにより、切り羽側の接合金具7(7b)に
切り羽側の連結金具8(8b)が先付けされる。すなわ
ち、セグメント1(1B)においては、切り羽側の接合
金具7(7b)が先付け側の接合金具となるのである。
そして、この状態で、接合溝部3(3b)内に、連結金
具8(8b)の押し込み方向における後側に一端側が当
接し、他端側が接合溝部3(3b)の接合金具7(7
b)に対向する端面35(35b)に当接するようにし
て反力付与部材36(36b)を配置する。ここで、反
力付与部材36(36b)をこのように接合溝部3(3
b)内に配置する際には、反力付与部材36(36b)
は、弾性力の弱い一方のバネ部材43が縮長する範囲内
で縮められるようになっており、これにより、容易に、
かつ脱落しないように確実に反力付与部材36(36
b)を取り付けることが可能となっている。
【0051】以上のようにして準備が整えられたセグメ
ント1(1A)とセグメント1(1B)とを以下のよう
に接合させる。すなわち、図11に示すように、セグメ
ント1(1A)の切り羽側の接合溝部3(3b)の切り
羽側の接合金具7(7b)よりも切り羽側の部分に、セ
グメント1(1B)の切り羽側の連結金具8(8b)を
挿入させ、かつセグメント1(1B)の坑口側の接合溝
部3(3a)の坑口側の接合金具7(7a)よりも坑口
側の部分に、セグメント1(1A)の坑口側の連結金具
8(8a)を挿入させつつ、セグメント1(1A)とセ
グメント1(1B)とを接合面2(2A,2B)同士突
き合わせる。
【0052】次に、この状態で、セグメント1(1B)
を坑口側に移動させる。すると、図12に示すように、
セグメント1(1B)にセットされていた切り羽側の連
結金具8(8b)が、セグメント1(1B)と一体に移
動してセグメント1(1A)の切り羽側の接合金具7
(7b)に入り込むとともに、セグメント1(1A)に
セットされていた坑口側の連結金具8(8a)が、セグ
メント1(1B)の坑口側の接合金具7(7a)に入り
込むことになる。そして、セグメント1(1B)を既設
リング47に当接するまで移動させると、坑口側の接合
金具7(7a)同士および切り羽側の接合金具7(7
b)同士がそれぞれの位置を合わせた状態になるととも
に、坑口側の連結金具8(8a)が、反力付与部材36
(36a)の主に強い付勢力のバネ部材44の付勢力で
反力を付与されながら、坑口側の接合金具7(7a)の
対に同時に押し込まれた状態となるとともに、切り羽側
の連結金具8(8b)が、反力付与部材36(36b)
の主に強い付勢力のバネ部材44の付勢力で反力を付与
されながら、切り羽側の接合金具7(7b)の対に同時
に押し込まれた状態となる。
【0053】このように、坑口側の連結金具8(8a)
が、反力付与部材36(36a)で反力を付与されなが
ら、坑口側の接合金具7(7a)の対に同時に押し込ま
れることで、その係合部13が坑口側の接合金具7(7
a)の係合空間14内に嵌合して、坑口側の接合金具7
(7a)の対を連結させるとともに、接合金具7のテー
パ面からなる係止面15に連結金具8のテーパ面からな
る係合面32が係合することで、坑口側の接続金具7
(7a)同士を引き寄せ合うことになる。
【0054】また、切り羽側の連結金具8(8b)が、
反力付与部材36(36b)で反力を付与されながら、
切り羽側の接合金具7(7b)の対に同時に押し込まれ
ることで、その係合部13が切り羽側の接合金具7(7
b)の係合空間14内に嵌合して、切り羽側の接合金具
7(7b)の対を連結させるとともに、接合金具7のテ
ーパ面からなる係止面15に連結金具8のテーパ面から
なる係合面32が係合することで、切り羽側の接続金具
7(7b)同士を引き寄せ合うことになる。
【0055】以上のようにしてセグメント1(1A)と
セグメント1(1B)とを接合させる。ここで、セグメ
ント1(1A)においては、切り羽側の接合金具7(7
b)が連結金具8が後付けされる後付け側の接合金具と
なるのである。セグメント1(1B)においては、坑口
側の接合金具7(7a)が連結金具8が後付けされる後
付け側の接合金具となるのである。
【0056】上記第1の実施の形態によれば、反力付与
部材36が、セグメント1の接合面2同士を突き合わせ
ることで形成される接合金具7の各対に押し込まれた各
連結金具8のそれぞれの押し込み方向における後側に当
接して各連結金具8へ前記押し込み方向の反力を付与す
ることになるため、両連結金具8が押し込み方向に対し
反対側に移動することがない。したがって、接合金具7
に押し込まれた両連結金具8の接合金具7に対する抜け
方向へのずれを防止して、セグメント1同士の接合力を
高めた状態を維持することが容易かつ短時間の作業で可
能になる。
【0057】しかも、両反力付与部材36(36a,3
6b)が、ともに、それぞれが設けられるセグメント1
(1A,1B)自体に反力をとることになるため、反力
付与部材36(36a,36b)が設けられる接合溝部
3(3a,3b)を端部まで貫通させる必要がなくな
る。したがって、接合溝部3(3a,3b)を介しての
通水がなくなるため止水性を向上させることができる。
加えて、セグメント1の端部の強度を向上させることが
できるため、既設セグメント1への当接時における衝撃
でセグメント1の端部に欠けを生じることがなく、この
点からも止水性を向上させることができる。加えて、両
連結金具8(8a,8b)の相反する側にそれぞれ反力
付与部材36(36a,36b)が設けられているた
め、両反力付与部材36(36a,36b)がをバラン
スよく配置することができる。さらに、接合面2には、
押し込み方向における中間所定範囲においてのみ窪む接
合溝部3(3a,3b)が形成されており、両反力付与
部材36(36a,36b)は、ともに、接合溝部3
(3a,3b)の端面35に反力をとるため、反力付与
部材36(36a,36b)の配設が容易となる。
【0058】また、反力付与部材36は、互いに底部3
7,40を反対側にして摺動自在に嵌合される一対の有
底筒状体39,42と、嵌合状態のこれら有底筒状体3
9,42内に内蔵されて底部37,40同士を離間させ
る方向に付勢するバネ部材43,44とを具備するもの
であるため、構造が簡素にできる。
【0059】さらに、反力付与部材36には、弾性力の
異なる2種類のバネ部材43,44が内蔵されているた
め、反力付与部材36を連結金具8の押し込み方向に対
し反対側に保持させるためのバネ部材43の付勢力を小
さくすることが可能となり、反力付与部材36で連結金
具8の押し込み方向への反力を保持するためのバネ部材
44の付勢力を大きくすることが可能となる。したがっ
て、反力付与部材36の配置を容易にでき、しかも十分
な反力を発生させることができる。
【0060】なお、以上の実施の形態を以下のように変
更することも可能である。バネ部材43,44の少なく
ともいずれか一方としてコイルスプリングではなく皿バ
ネを複数付勢力発生方向に重ね合わせた重ね皿バネを用
いる。このように、バネ部材として重ね皿バネを用いれ
ば、簡素な構成で十分な付勢力を発生させることができ
る。
【0061】加えて、反力付与部材36をバネ部材43
の付勢力で接合溝部3内に保持させるのではなく、接合
溝部3に係合されるクリップで保持させるようにしても
よい。この場合、クリップは、連結金具8とこれに挿入
された接合金具7との隙間に一部挿入させることで接合
溝部3に保持されたり、連結金具8の接合金具7の挿入
方向における後部側に係止されることで接合溝部3に保
持されたりすることが可能である。
【0062】さらに、反力付与部材36として、図13
に示すように、鋼管等からなる外径d0の筒状体(部
材)50と、鋼管等からなる内径Di1の筒状体(部材)
51とを互いに締まりばめ(Di1<d0)で嵌合させたも
のを用いることも可能である。このように構成すれば、
さらに部品点数の少ない簡素な構成とすることができ
る。この場合、図13に示すように、筒状体51の嵌合
側に対し反対側の内径Di2をd0<Di2としたり、あるい
は筒状体51を全長にわたって同径としたりすることも
可能である。
【0063】また、反力付与部材36として、鉛丸棒等
の軟質材料を用いることも可能である。
【0064】加えて、セグメント1同士の接合前に予め
連結金具8が取り付けられる接合金具7の係止面15お
よびこれに係合する連結金具8の係合面32のみ、テー
パ面ではなく、連結金具8の挿入方向に沿った形状とす
ることも可能である。
【0065】次に、本発明の第2の実施の形態のセグメ
ントの接合構造を図14〜図21によって、第1の実施
の形態との相違部分を中心に以下に説明する。なお、第
1の実施の形態と同様の部分には同一の符号を付しその
説明は略す。
【0066】第2の実施の形態は、第1の実施の形態に
対し、連結金具8、接合金具7および反力付与部材36
が主に相違している。
【0067】第2の実施の形態の連結金具8は、図14
〜図16に示すように、板状の連結中間部31の両側部
に形成された係合部13が、係合部13同士を結ぶ方向
の幅を互いに異ならせており、図15および図16に示
すように、幅広側の係合部13(13α)の押し込み方
向における後側には、反力付与部材36を螺合させるメ
ネジ(ネジ)50が形成されている。
【0068】反力付与部材36は、アルミニウム等の金
属材料からなるもので、図17に示すように、厚肉の大
径部51と薄肉の小径部52とが交互に配置された円筒
形状をなしており、一端側にオネジ53が形成されてい
る。そして、このオネジ53において、反力付与部材3
6は連結金具8のメネジ50に螺合されて固定される。
この反力付与部材36は、小径部52が変形することで
反力を調整する。
【0069】図18および図19に示すように、連結金
具8の幅広側の係合部13(13α)を係合させる接合
金具7(7α)には、連結部12の係合空間14を形成
する底面12aに、連結金具8の挿入方向(押し込み方
向。図18および図19におけるイ)における先方側が
深くなるように傾斜するテーパ面55が設けられてい
る。この接合金具7(7α)には、係合空間14に対し
反対側となる上下面に接合面2に直交する方向に延在す
るリブ56が形成されている。加えて、接合金具7(7
α)には、連結部12の係合空間14側の底面12aに
複数のメネジ57が形成されている。この接合金具7
(7α)は、図示は略すが、セグメント1のプレキャス
ト時に接合面2を形成する型枠に、メネジ57に螺合さ
れるボルト等で固定されることになる。なお、この接合
金具7(7α)は、第1の実施の形態と同様に施工され
る際に、連結金具8が先付けされる先付け側の接合金具
とされる。
【0070】図20および図21に示すように、連結金
具8の幅狭側の係合部13(13β)を係合させる接合
金具7(7β)には、一対の係止部11のそれぞれの係
止片部10の相互対向側かつ連結金具8の挿入方向(押
し込み方向/図20および図21におけるイ)における
手前側となる位置に、該手前側に位置するほど深くなる
ように傾斜する面取部60が形成されている。この接合
金具7(7β)にも、係合空間14に対し反対側となる
上下面に接合面2に直交する方向に延在するリブ56が
形成されている。加えて、連結部12の係合空間14側
に、接合面2を形成する型枠への固定用の複数のメネジ
57も形成されている。なお、この接合金具7(7β)
は、第1の実施の形態と同様に施工される際に、連結金
具8が後付けされる後付け側の接合金具とされる。
【0071】さらに、図14に示すように、両接合金具
7は、接合面2より深い位置にオフセットされており、
その結果、接合面2同士を接合させた場合に、接合金具
7同士の間に隙間が形成されることになる。
【0072】上記第2の実施の形態によれば、連結金具
8の挿入方向における後側に、反力付与部材36を螺合
させるメネジ50が形成されているため、連結金具8に
あらかじめ反力付与部材36を螺合させて取り付けてお
くことができる。したがって、連結金具8の配置時に同
時に反力付与部材36を配置することができるため、配
置作業が簡略化できるとともに、反力付与部材36のセ
グメント1からの脱落も防止できる。
【0073】また、連結金具8には幅広側の係合部13
(13α)にメネジ50が形成されるため、該メネジ5
0の形成により連結金具8の強度が落ちることを防止す
ることができる。
【0074】さらに、接合金具7(7α)には、連結部
12の係合空間14を形成する底面12aに、連結金具
8の挿入方向における先方側が深くなるように傾斜する
テーパ面55が設けられているため、連結金具8を係合
空間14により深く挿入させることができる。したがっ
て、第1の実施の形態で述べたように、連結金具8を一
方の接合金具7(7α)に先付けする接合手順を踏んで
施工する場合に、良好に先付けしておくことができる。
【0075】加えて、接合金具7(7β)には、一対の
係止部11のそれぞれの係止片部10の相互対向側かつ
連結金具8の挿入方向における手前側に、該手前側に位
置するほど深くなるように傾斜する面取部60が形成さ
れているため、連結金具8を係止部11の間に係合させ
る際の作業性を向上させることができる。
【0076】また、接合金具7は、接合面2より深い位
置にオフセットされているため、接合面2側に変形する
ことができ、その結果、対をなす接合金具7に対して深
く連結金具8を押し込んで、接合金具7を変形させ、そ
の復元力で、対をなす接合金具7および連結金具8をよ
り強固に連結させることができる。
【0077】加えて、接合金具7には、連結部12の係
合空間14側に、型枠固定用のメネジ57が形成されて
いるため、このメネジ57を用いて型枠に容易かつ確実
に接合金具7を型枠に固定することができる。
【0078】さらに、接合金具7には、接合面2に直交
する方向に延在するリブ56が形成されているため、強
度を大幅に向上させることができる。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
記載のセグメントの連結構造によれば、両反力付与部材
が、ともに、それぞれが設けられるセグメント自体に反
力をとることになるため、セグメントの反力付与部材が
設けられる接合溝部を端部まで貫通させる必要がなくな
る。
【0080】したがって、接合溝部を介しての通水がな
くなるため止水性を向上させることができる。加えて、
セグメントの端部の強度を向上させることができるた
め、既設セグメントへの当接時における衝撃でセグメン
トの端部に欠けを生じることがなく、この点からも止水
性を向上させることができる。
【0081】しかも、反力付与部材が、互いに摺動自在
に嵌合される一対の有底筒状体と、これら有底筒状体内
に内蔵されて底部同士を離間させる方向に付勢するバネ
部材とを具備するものであるため、構造が簡素にでき
る。
【0082】本発明の請求項2記載のセグメントの連結
構造によれば、バネ部材が、弾性力の異なる2種類のバ
ネ部材からなるため、反力付与部材を連結金具の押し込
み方向に対し反対側に保持させるためのバネ部材の付勢
力を小さくすることが可能となり、反力付与部材で連結
金具の押し込み方向への反力を保持するためのバネ部材
の付勢力を大きくすることが可能となる。したがって、
反力付与部材の配置を容易にでき、しかも十分な反力を
発生させることができる。
【0083】本発明の請求項3記載のセグメントの連結
構造によれば、バネ部材として重ね皿バネを用いるた
め、簡素な構成で十分な付勢力を発生させることができ
る。
【0084】本発明の請求項4記載のセグメントの連結
構造によれば、両反力付与部材が、ともに、それぞれが
設けられるセグメント自体に反力をとることになるた
め、セグメントの反力付与部材が設けられる接合溝部を
端部まで貫通させる必要がなくなる。
【0085】したがって、接合溝部を介しての通水がな
くなるため止水性を向上させることができる。加えて、
セグメントの端部の強度を向上させることができるた
め、既設セグメントへの当接時における衝撃でセグメン
トの端部に欠けを生じることがなく、この点からも止水
性を向上させることができる。
【0086】しかも、反力付与部材は、互いに締まりば
めで嵌合される一対の部材を具備するため、さらに部品
点数の少ない簡素な構成とすることができる。
【0087】本発明の請求項5記載のセグメントの連結
構造によれば、接合面には、押し込み方向における中間
所定範囲においてのみ窪む接合溝部が形成されており、
両反力付与部材は、ともに、接合溝部の端面に反力をと
るため、反力付与部材の配設が容易となる。
【0088】本発明の請求項6記載のセグメントの連結
構造によれば、連結金具の押し込み方向における後側
に、前記反力付与部材を螺合させるネジが形成されてい
るため、連結金具にあらかじめ反力付与部材を螺合させ
て取り付けておくことができる。したがって、連結金具
の配置時に同時に反力付与部材を配置することができる
ため、配置作業が簡略化できるとともに、反力付与部材
のセグメントからの脱落も防止できる。
【0089】本発明の請求項7記載のセグメントの連結
構造によれば、連結金具には幅広側の係合部にネジが形
成されるため、ネジの形成により連結金具の強度が落ち
ることを防止できる。
【0090】本発明の請求項8記載のセグメントの連結
構造によれば、接合金具には、連結部の係合空間を形成
する底面に、押し込み方向における先方側が深くなるよ
うに傾斜するテーパ面が設けられているため、連結金具
を係合空間により深く挿入させることができる。したが
って、連結金具を一方の接合金具に先付けする接合手順
を踏んで施工する場合に、良好に先付けしておくことが
できる。
【0091】本発明の請求項9記載のセグメントの連結
構造によれば、接合金具には、一対の係止部のそれぞれ
の係止片部の相互対向側かつ押し込み方向における手前
側に、該手前側に位置するほど深くなるように傾斜する
面取部が形成されているため、連結金具を係止部の間に
係合させる際の作業性を向上させることができる。
【0092】本発明の請求項10記載のセグメントの連
結構造によれば、接合金具は、接合面より深い位置にオ
フセットされているため、接合面側に変形することがで
き、その結果、対をなす接合金具に対して深く連結金具
を押し込んで、接合金具を変形させ、その復元力で、対
をなす接合金具および連結金具をより強固に連結させる
ことができる。
【0093】本発明の請求項11記載のセグメントの連
結構造によれば、接合金具には、連結部の係合空間側
に、型枠固定用のメネジが形成されているため、このメ
ネジを用いて型枠に容易かつ確実に接合金具を型枠に固
定することができる。
【0094】本発明の請求項12記載のセグメントの連
結構造によれば、接合金具には、接合面に直交する方向
に延在するリブが形成されているため、強度を大幅に向
上させることができる。
【0095】本発明の請求項13記載のセグメントの連
結構造によれば、両連結金具は、互いに近接する方向に
押し込まれることで前記接合金具の対向するもの同士を
引き寄せ合うものとされ、両連結金具の相反する側にそ
れぞれ反力付与部材が設けられているため、両反力付与
部材をバランスよく配置することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態のセグメント同士
の一の接合カ所の分解斜視図である。
【図2】 本発明の第1の実施の形態のセグメント同士
の一の接合カ所の斜視図である。
【図3】 本発明の第1の実施の形態のセグメント同士
の一の接合カ所の平断面図である。
【図4】 本発明の第1の実施の形態のセグメント同士
の一の接合カ所の側断面図である。
【図5】 本発明の第1の実施の形態のセグメントの接
合に用いられる接合金具の平面図である。
【図6】 本発明の第1の実施の形態のセグメントの接
合に用いられる接合金具の側面図である。
【図7】 本発明の第1の実施の形態のセグメントの接
合に用いられる接合金具の裏面図であってアンカー筋を
除いたものである。
【図8】 本発明の第1の実施の形態のセグメントの接
合に用いられる連結金具の斜視図である。
【図9】 本発明の第1の実施の形態のセグメントの接
合に用いられる反力付与部材の断面図である。
【図10】 本発明の第1の実施の形態のセグメント同
士の接合手順を説明するセグメント同士の接合箇所の断
面図である。
【図11】 本発明の第1の実施の形態のセグメント同
士の接合手順を説明するセグメント同士の接合箇所の断
面図である。
【図12】 本発明の第1の実施の形態のセグメント同
士の接合手順を説明するセグメント同士の接合箇所の部
分拡大断面図である。
【図13】 本発明の第1の実施の形態のセグメントの
接合に用いられる反力付与部材の他の例の断面図であっ
て、(a)は分解状態を、(b)は接合状態をそれぞれ
示している。
【図14】 本発明の第2の実施の形態のセグメント同
士の接合箇所の縦断面図である。
【図15】 本発明の第2の実施の形態のセグメント同
士の接合箇所の横断面図である。
【図16】 本発明の第2の実施の形態のセグメントの
接合に用いられる連結金具の側面図である。
【図17】 本発明の第2の実施の形態のセグメントの
接合に用いられる反力付与部材の側面図である。
【図18】 本発明の第2の実施の形態のセグメントの
接合に用いられる一の接合金具の平断面図である。
【図19】 本発明の第2の実施の形態のセグメントの
接合に用いられる一の接合金具の正面図である。
【図20】 本発明の第2の実施の形態のセグメントの
接合に用いられる他の接合金具の平断面図である。
【図21】 本発明の第2の実施の形態のセグメントの
接合に用いられる他の接合金具の正面図である。
【符号の説明】
1 セグメント 2 接合面 3 接合溝部 7 接合金具 8 連結金具 10 係止片部 11 係止部 12 連結部 12a 底面 13 係合部 14 係合空間 35 端面 36 反力付与部材 37,40 底部 39,42 有底円筒体 43,44 バネ部材 50 メネジ(ネジ) 55 テーパ面 56 リブ 57 メネジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金井 誠 東京都港区港南二丁目15番2号 株式会社 大林組東京本社内 (72)発明者 福本 勝司 東京都港区港南二丁目15番2号 株式会社 大林組東京本社内 (72)発明者 中山 正夫 東京都港区港南二丁目15番2号 株式会社 大林組東京本社内 (72)発明者 横溝 文行 東京都港区港南二丁目15番2号 株式会社 大林組東京本社内 (72)発明者 香川 敦 東京都港区港南二丁目15番2号 株式会社 大林組東京本社内 (72)発明者 宮 清 東京都港区港南二丁目15番2号 株式会社 大林組東京本社内 (72)発明者 北岡 隆司 東京都港区港南二丁目15番2号 株式会社 大林組東京本社内 (72)発明者 大関 宗孝 東京都千代田区有楽町一丁目12番1号 石 川島建材工業株式会社内 (72)発明者 橋本 博英 東京都千代田区有楽町一丁目12番1号 石 川島建材工業株式会社内 (72)発明者 小林 一博 東京都千代田区有楽町一丁目12番1号 石 川島建材工業株式会社内 (72)発明者 太田 真一郎 東京都千代田区有楽町一丁目12番1号 石 川島建材工業株式会社内 (72)発明者 土屋 雅義 大阪府大阪市浪速区敷津東一丁目2番47号 株式会社クボタ内 (72)発明者 辻本 和則 大阪府大阪市浪速区敷津東一丁目2番47号 株式会社クボタ内 Fターム(参考) 2D055 BB01 CA01 GC02 GC04 GD05 KA00 LA02 LA12

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両側の接合面にそれぞれ端部が内方に屈
    曲した係止片部とされた一対の鉤形の係止部とこれら係
    止部の前記係止片部に対し反対側同士を連結させる連結
    部とを有する接合金具がそれぞれ二つ同一直線上に配置
    されたセグメントを、前記接合面同士を互いに突き合わ
    せることで、前記接合金具の対向するものからなる対を
    二対形成し、これら接合金具の各対に、前記係止部同士
    の間に形成された係合空間内に配置されて前記係止片部
    と係合する係合部が板状の連結中間部の両側部に設けら
    れてなる連結金具がそれぞれ接合されることで前記接合
    金具の対をなすもの同士を連結させるセグメントの連結
    構造であって、 両連結金具は、それぞれ、一の押し込み方向に押し込ま
    れることで前記接合金具の対向するもの同士を引き寄せ
    合うものとされ、 前記両連結金具には、前記押し込み方向における後側に
    設けられて前記押し込み方向の反力を付与する反力付与
    部材がそれぞれ設けられており、 両反力付与部材は、ともに、それぞれが設けられる前記
    セグメント自体に反力をとり、 前記反力付与部材は、互いに底部を反対側にして摺動自
    在に嵌合される一対の有底筒状体と、嵌合状態のこれら
    有底筒状体内に内蔵されて底部同士を離間させる方向に
    付勢するバネ部材とを具備することを特徴とするセグメ
    ントの連結構造。
  2. 【請求項2】 前記バネ部材は、弾性力の異なる2種類
    のバネ部材からなることを特徴とする請求項1記載のセ
    グメントの連結構造。
  3. 【請求項3】 前記バネ部材として重ね皿バネを用いる
    ことを特徴とする請求項1または2記載のセグメントの
    連結構造。
  4. 【請求項4】 両側の接合面にそれぞれ端部が内方に屈
    曲した係止片部とされた一対の鉤形の係止部とこれら係
    止部の前記係止片部に対し反対側同士を連結させる連結
    部とを有する接合金具がそれぞれ二つ同一直線上に配置
    されたセグメントを、前記接合面同士を互いに突き合わ
    せることで、前記接合金具の対向するものからなる対を
    二対形成し、これら接合金具の各対に、前記係止部同士
    の間に形成された係合空間内に配置されて前記係止片部
    と係合する係合部が板状の連結中間部の両側部に設けら
    れてなる連結金具がそれぞれ接合されることで前記接合
    金具の対をなすもの同士を連結させるセグメントの連結
    構造であって、 両連結金具は、それぞれ、一の押し込み方向に押し込ま
    れることで前記接合金具の対向するもの同士を引き寄せ
    合うものとされ、 前記両連結金具には、前記押し込み方向における後側に
    設けられて前記押し込み方向の反力を付与する反力付与
    部材がそれぞれ設けられており、 両反力付与部材は、ともに、それぞれが設けられる前記
    セグメント自体に反力をとり、 前記反力付与部材は、互いに締まりばめで嵌合される一
    対の部材を具備することを特徴とするセグメントの連結
    構造。
  5. 【請求項5】 前記接合面には、前記押し込み方向にお
    ける中間所定範囲においてのみ窪む接合溝部が形成され
    ており、該接合溝部に前記接合金具が設けられるととも
    に、 前記両反力付与部材は、ともに、前記接合溝部の端面に
    反力をとることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか
    一項記載のセグメントの連結構造。
  6. 【請求項6】 前記連結金具の前記押し込み方向におけ
    る後側に、前記反力付与部材を螺合させるネジが形成さ
    れていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一
    項記載のセグメントの連結構造。
  7. 【請求項7】 前記連結金具は、両側の前記係合部が互
    いに幅を異ならせており、幅広側の前記係合部に、前記
    ネジが形成されていることを特徴とする請求項6記載の
    セグメントの連結構造。
  8. 【請求項8】 前記接合金具には、前記連結部の前記係
    合空間を形成する底面に、前記押し込み方向における先
    方側が深くなるように傾斜するテーパ面が設けられてい
    ることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項記載
    のセグメントの連結構造。
  9. 【請求項9】 前記接合金具には、前記一対の係止部の
    それぞれの前記係止片部の相互対向側かつ前記押し込み
    方向における手前側に、該手前側に位置するほど深くな
    るように傾斜する面取部が形成されていることを特徴と
    する請求項1乃至8のいずれか一項記載のセグメントの
    連結構造。
  10. 【請求項10】 前記接合金具は、前記接合面より深い
    位置にオフセットされていることを特徴とする請求項1
    乃至9のいずれか一項記載のセグメントの連結構造。
  11. 【請求項11】 前記接合金具には、前記連結部の前記
    係合空間側に、型枠固定用のメネジが形成されているこ
    とを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項記載の
    セグメントの連結構造。
  12. 【請求項12】 前記接合金具には、前記接合面に直交
    する方向に延在するリブが形成されていることを特徴と
    する請求項1乃至11のいずれか一項記載のセグメント
    の連結構造。
  13. 【請求項13】 前記両連結金具は、互いに近接する方
    向に押し込まれることで前記接合金具の対向するもの同
    士を引き寄せ合うものとされ、 前記両連結金具の相反する側にそれぞれ前記反力付与部
    材が設けられていることを特徴とする請求項1乃至12
    のいずれか一項記載のセグメントの連結構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009013650A (ja) * 2007-07-04 2009-01-22 Ohbayashi Corp セグメントの継手金具
JP2012097515A (ja) * 2010-11-04 2012-05-24 Ohbayashi Corp プレキャスト部材の連結構造
CN106522986A (zh) * 2016-10-28 2017-03-22 上海隧道工程有限公司 隧道管片拼装用的预紧装置及其施工方法

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