JP2003002770A - 高熱伝導性複合材料及びその製造方法 - Google Patents

高熱伝導性複合材料及びその製造方法

Info

Publication number
JP2003002770A
JP2003002770A JP2001180968A JP2001180968A JP2003002770A JP 2003002770 A JP2003002770 A JP 2003002770A JP 2001180968 A JP2001180968 A JP 2001180968A JP 2001180968 A JP2001180968 A JP 2001180968A JP 2003002770 A JP2003002770 A JP 2003002770A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
composite material
sic
thermal conductivity
preform
high thermal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001180968A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3837474B2 (ja
Inventor
Kazuhisa Shobu
一久 菖蒲
Mitsuru Sakamoto
満 坂本
Tatsuo Tawara
竜夫 田原
Hisatoshi Hirai
寿敏 平井
Akira Kitahara
晃 北原
Tomio Sato
富雄 佐藤
Isamu Yamashita
勇 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Original Assignee
National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST filed Critical National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Priority to JP2001180968A priority Critical patent/JP3837474B2/ja
Priority to US10/100,925 priority patent/US20020192453A1/en
Priority to CN02105653A priority patent/CN1392219A/zh
Publication of JP2003002770A publication Critical patent/JP2003002770A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3837474B2 publication Critical patent/JP3837474B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacture Of Alloys Or Alloy Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子機器のヒートシンクやパッケージに最適
な、低熱膨張係数(4.5〜10×10−6/K)で高
熱伝導率(≧200W/mK)を具備したSiC−Cu
系高熱伝導性複合材料を、低コストで提供する。 【解決手段】 この複合材料は、骨格構造をなす多孔質
のSiCプリフォームを体積割合で20〜75%有し、
それにCuを溶浸させることにより構成され、上記両者
の界面に、反応防止層を有する構造を持つ。反応防止層
は、炭素、あるいはCr、Nb、Ta、Wの中から選ば
れる少なくとも一種の元素の炭化物からなる0.01〜
10ミクロンの薄膜により形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器、半導体
デバイス等のヒートシンク材料及びパッケージ材料とし
て最適な、低熱膨張性でかつ高い熱伝導性を有するSi
C−Cu系複合材料及びその製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】半導体素子の高集積化、高速化に伴い、
素子からの発熱量は増加している。素子の温度上昇は誤
作動や故障の原因ともなるので、放熱技術の開発には多
くの努力が費やされており、材料の面でも各種の高い熱
伝導性を有する材料の開発が進められてきた。しかし、
近年の熱放散材に対する要求はますます高まっており、
場合によっては250W/mKを越える高い熱伝導率が
要求されるなど、新しい材料の開発が求められている状
況にある。
【0003】このような材料は、他のデバイスと接合さ
れた状態で使われるので、熱伝導率が高いのみならず、
熱膨張により接合面で破断しないように、半導体素子や
パッケージと同程度の熱膨張係数を有するものでなけれ
ばならない。特に、半導体素子に使われるシリコンやG
aAsの熱膨張係数は、それぞれ、4.2×10−6
K、6.5×10−6/Kであり、またパッケージ材料
として良く用いられるAlの熱膨張係数は6.5
×10−6/Kであるので、当該材料は同程度の低い熱
膨張係数をも具備していなければならない。
【0004】従来、このような低熱膨張で高熱伝導が要
求される部位に良く用いられる材料にW−Cu複合材料
がある。この系では、それぞれが高い熱伝導率を有し、
Wは低い熱膨張係数(4.5×10−6/K)を有し、
しかも両者の反応、あるいは相互固溶は非常に少ないの
で、Wの含有量が高い組成で低い熱膨張係数と高熱伝導
率を具備する複合材料を得ることができる。しかし、熱
伝導率は高々200W/mK程度であり、前述の要求特
性を満たし得ない。
【0005】一方、近年、このような非常に高い熱伝導
率を有する材料として注目されている材料に、炭素繊維
−Cu複合材料がある。特に黒鉛化した高弾性炭素繊維
は繊維方向の熱伝導率が非常に高く、1000W/mK
を越えるといわれている。また、繊維方向では熱膨張係
数も非常に小さい。しかし、横方向の熱伝導率は非常に
低く、かつ、熱膨張係数も非常に大きいという欠点を有
する。このように特性に異方性があるので、例えば薄板
のヒートシンクを考えると、通常、厚み方向への高い熱
伝導と横方向の低い熱膨張が要求されるが、炭素繊維で
は繊維方向にのみ両者が満たされるので、3次元織りな
どの工夫が必要となる。この多次元織り炭素繊維材料は
ポーラスであるので、それにCuをその融点以上の温度
で加圧溶浸することによって、緻密な炭素繊維−Cu複
合材料を得ることができる。このようにして300W/
mKに近い熱伝導率と7×10−6/K程度の低い熱膨
張係数を等方的に兼ね備えた材料が得られることが報告
されている。しかし、当該材料は製造コストが非常に高
くなることは明らかである。
【0006】他方、近年利用が進んでいる材料に、Si
C−Al複合材料(例えば、特開平02−236244
号、特開平10−231175号)がある。同材料は、
低密度で低製造コストという大きな特徴を有し、かつ熱
伝導率も比較的に高く、熱膨張係数も低いが、その構成
要素のSiCとAlの熱伝導率が高々250W/mK程
度であるので、200W/mK以上の複合材料を得るの
は容易ではない。
【0007】このようなことからSiCと熱伝導率の高
いCuを組み合わせた複合材料が提案されている(例え
ば、特開平08−279569号)。しかし、SiCと
Cuはその製造時に反応し、Cuのケイ化物と炭素を生
じ、それによって熱伝導率は大幅に減じる。そのため、
例えば米国特許第6,110,577号においては、製
造に必要な温度をなるべく低温で、かつ速やかに複合化
を行い、反応を少なめにする方法、並びにそれにより得
られたSiC−Cu系複合材料が提案されている。しか
しながら、極少量でもCu中にSiが固溶すると、熱伝
導率が大幅に低下するため、同材料は構成要素のそもそ
もの高い熱伝導率を発揮し得ないものである。
【0008】このように、従来の材料は、近年の半導体
デバイス、電子機器の高速化、大規模化に対応できる低
い熱膨張係数と高い熱伝導率を低コストで提供できるも
のでないため、新しい材料の出現が求められている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の要求
を充たすためになされたものであり、従って、本発明の
目的は、高熱伝導性と低熱膨張係数を具備し、電子機器
や半導体デバイス用熱放散材料として適した低コストの
高熱伝導性複合材料を提供することにある。より具体的
には、本発明の目的は、既存パッケージ材料等に対応し
た低熱膨張係数(4.5〜10×10−6/K)を有
し、かつ高い熱伝導率(≧200W/mK)を具備した
複合材料を提供することにある。本発明の別の具体的な
目的は、SiC−Cu系複合材料における上記反応の問
題を解決し、低熱膨張係数、高熱伝導率の複合材料を低
コストに提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、SiC−
Cu系複合材料の上述した問題について鋭意検討を重ね
た結果、次の技術的事項を見出し、この知見に基づいて
本発明を完成するに至った。
【0011】すなわち、熱伝導率は散乱因子の量に大き
く依存するので、高熱伝導率を得るためには、SiCと
Cu間の反応を抑えるのみならず、各相の純度を極力高
く保つ必要がある。従って、製造時におけるSiCとC
uの反応を防止するための手段について考慮する必要が
ある。そして、当該手段について検討した結果、SiC
とCuの界面に薄い反応防止層を有する構造を複合材料
に持たせるのが有効であり、しかも、当該反応防止層を
構成する物質としては、SiC及びCuと反応せず、か
つ、両相への固溶量も少ない元素あるいは化合物を選択
しなければならず、これについて詳細な検討を進めた結
果、上記物質として、炭素、あるいはCr、Nb、T
a、Wの中から選ばれる少なくとも一種の元素の炭化物
が優れており、これによって、高熱伝導率化を達成し得
ることを見出した。なお、Reも有効であるが、価格が
高い点に問題を有する。
【0012】一方、熱膨張係数については、SiCの強
固な骨格構造を有する組織とすることで、所期の低熱膨
張係数(4.5〜10×10−6/K)を達成すること
ができる。
【0013】このような知見に基づいて得られた本発明
の高熱伝導性複合材料は、骨格構造をなす多孔質のSi
Cプリフォームを体積割合で20〜75%有し、それに
Cuを溶浸させることにより構成され、上記両者の界面
に、SiC及びCuと反応せず、かつ、両相への固溶量
も少ない元素あるいは化合物の薄い反応防止層を形成し
たことを特徴とするものである。本発明の好ましい実施
形態においては、上記反応防止層として、炭素、あるい
はCr、Nb、Ta、Wの中から選ばれる少なくとも一
種の元素の炭化物からなる0.01〜10ミクロンの薄
膜が形成される。また、上記高熱伝導性複合材料は、熱
膨張係数が4.5〜10×10−6/Kで、熱伝導率が
200W/mK以上であることが望まれる。
【0014】一方、上記目的を達成するための本発明の
高熱伝導性複合材料の製造方法は、骨格構造をなす多孔
質のSiCプリフォームの内外表面に、SiC及びCu
と反応せず、かつ、両相への固溶量も少ない元素あるい
は化合物の薄い反応防止層をコーティングしたうえで、
該プリフォームにCuを加圧溶浸させることを特徴とす
るものである。上記構成を有する高熱伝導性複合材料及
びその製造方法によれば、既存パッケージ材料等に対応
した低熱膨張係数(4.5〜10×10−6/K)と高
熱伝導性(≧200W/mK)とを具備し、電子機器や
半導体デバイス用熱放散材料として適した複合材料を低
コストで得ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明に係るSiC−Cu系の高
熱伝導性複合材料は、SiCプリフォームの作成、反応
防止層のコーティング、Cuの加圧溶浸という過程を経
て製造されるものである。
【0016】上記SiCプリフォームは、市販の高純度
のSiC原料粉末を用い、通常よく行われる金型成形な
どの成型法により成形して得ることができる。あるい
は、その後、若干の焼結固化、若しくは表面のシリカ除
去のために、2000℃以下の高温で仮焼処理したもの
を用いても良い。しかし、高熱伝導率を得るためには、
なるべく高純度で結晶性の良いSiCより構成されるプ
リフォームとすべきである。このようなSiCプリフォ
ームは、市販の原料粉を用いて成形体を作成した後、2
200℃以上で高温保持するところの、いわゆる再結晶
法により作成することができる。その場合、例えば、S
iCの40ミクロン以上の粗粉と5ミクロン以下の微粉
を混合したものを用いると、微粉が優先的に昇華再結晶
するので、Cuの加圧溶浸に適した比較的粗い空隙構造
を有し、かつ、低熱膨張係数をもたらす連続した強固な
SiCの骨格構造を有するものを得ることができる。
【0017】他のプリフォームの好適な作成法として
は、高純度のSiとCの等モル比の混合粉末を1400
℃以上で加熱し、SiCを生成させる反応焼結法があ
る。この場合、炭素源としては高純度炭素粉とともに、
フェノール樹脂やピッチ等の熱処理により炭素を生成す
るものを用いた方が、成形性やプリフォーム密度の高い
ものが得られる点で望ましい。また、炭素源として炭素
繊維を用いることもでき、その場合、連結したSiCに
よる優れたプリフォームが得られる。
【0018】プリフォームの相対密度としては、SiC
の骨格構造にも依るが、低熱膨張係数と高熱伝導率を得
るためには、体積割合で20〜75%でなければなら
ず、より望ましくは30〜70%が良い。SiCプリフ
ォームが体積割合で20%以下である場合には、熱膨張
係数が10×10−6/K以下とすることが出来ず、ま
たその体積割合が75%を超えると高い熱伝導率を得る
ことが困難となる。
【0019】次に、このようにして得られたSiCプリ
フォームの外部及び内部の表面、すなわち、当該プリフ
ォームとそれに溶浸させるCuとの間の界面に、反応防
止層をコーティングする。反応防止層としては、炭素、
あるいはCr、Nb、Ta、Wの中から選ばれる少なく
とも一種の元素の炭化物が適している。反応防止層とし
て炭素を用いる場合は、メタンなどの熱分解による方法
が容易である。すなわち、ポーラスな当該SiCプリフ
ォームを減圧(5kPa程度)したメタン気流中に置
き、1400℃程度に加熱すると、1時間ほどで1ミク
ロン程度の薄い炭素が均一にコーティングできる。
【0020】炭素の薄膜コーティングは、フェノール樹
脂などの熱分解に依っても良い。例えば、フェノール樹
脂をアルコールに溶解し、それにSiCプリフォームを
十分浸漬したのち、取り出し、乾燥させ、それを不活性
雰囲気中、500℃程度で炭素化することで、緻密な薄
膜コーティングを得ることができる。薄膜の膜厚につい
ては10ミクロン程度以下に抑えた方が良い。これは、
当該コーティング層は一般に熱伝導率が低いので、反応
防止のために必要な最低限の厚みとした方が良いからで
ある。下限については理論的には0.01ミクロン程度
有れば十分であるが、作成の容易さと膜厚の均一性の問
題から、実際上必要な膜厚は0.1〜3ミクロン程度と
考えられる。
【0021】一方、上記炭化物のコーティングは、通常
のCVD(気相反応)法を用いることができる。例え
ば、Cr等の金属塩化物の蒸気と炭化水素の気相反応に
より、炭化物の薄膜を生成することができる。
【0022】次に、このようにして得られた反応防止層
を有する多孔質のSiCプリフォームに、金属基複合材
料の製造に従来から一般的に利用されている加圧溶浸法
により、高温でCuの融液を加圧溶浸させ、目的の複合
材料を得る。なお、反応防止層として炭素膜を用い、例
えばCrを0.3原子%以下添加したCuを溶浸するこ
とで、炭素とCrの反応により濡れを改善させ、良好な
接合を得ることができる。この場合、膜厚にも依存する
が、界面には、C及びクロム炭化物により構成される反
応防止層ができる。
【0023】
【発明の効果】このようにして得られる本発明の複合材
料は、低熱膨張係数、高熱伝導率を有し、しかも、比較
的に低コストで製造でき、主として電子機器や半導体デ
バイスにおけるヒートシンク材料やパッケージ材料とし
て最適なものである。
【0024】
【実施例】次に、実施例により本発明を更に詳細に説明
するが、本発明はこれらの例によって何ら限定されるも
のではない。
【0025】[実施例1]平均粒径40ミクロンのSi
C粉末と平均粒径2ミクロンのSiC粉末を7:3の割
合で混合したものを、ボールミルを用いてよく混合し
た。この混合粉末を金型を用いて成形し、1気圧のアル
ゴン中、2200℃において1時間焼結し、70%程度
の相対密度を有するSiCプリフォームを得た。
【0026】次に、同プリフォームを電気炉中に設置
し、5kPaの減圧メタン気流中で、1400℃におい
て1時間保持し、反応防止層としての炭素のコーティン
グを行った。コーティングは1ミクロン程の厚みで、プ
リフォーム内部まで一様にコーティングされていた。
【0027】この炭素をコーティングしたSiCプリフ
ォームを黒鉛型内に設置し、4MPaの一軸加圧下で、
1200℃で融解したCuを加圧溶浸し、複合材料を得
た。得られた複合材料は、連結したSiCの骨格を70
体積%程度含み、残部がマトリックスとしての30体積
%程度のCuよりなり、両者の界面は一様な厚みの炭素
薄膜を有する構造を持っていた。両相の元素分析の結
果、SiCとCuの間の反応は炭素薄膜コーティングに
より効果的に防止されていることがわかった。そして、
レーザーフラッシュ法による熱伝導率の測定を行った結
果、200W/mK以上の高い熱伝導率を有することが
わかった。また、室温から500℃までの熱膨張を測定
した結果、6×10−6/K程度の低い熱膨張係数を有
することがわかった。
【0028】[比較例1]実施例1と同様な方法ではあ
るが、界面に炭素をコーティングせずに作成したSiC
プリフォームに、同じ条件下でCuを加圧溶浸し、複合
材料を得た。得られた複合材料では、SiCとCuの反
応が顕著に起こっており、測定された熱伝導率も100
W/mK以下の低いものであった。
【0029】[実施例2]平均粒径40ミクロンのSi
C粉末を30重量部、平均粒径10ミクロンのSi粉末
を49重量部、平均粒径6ミクロンの炭素粉末を11重
量部の割合で混合したものを、ボールミルを用いてよく
混合した。この混合粉末を金型を用いて成形し、1気圧
のアルゴン中、1600℃において1時間焼結し、50
%程度の相対密度を有するSiCプリフォームを得た。
【0030】次に、フェノール樹脂をエチルアルコール
に溶かし、10%の溶液を調整した。同溶液に、SiC
プリフォームを浸漬した後、取り出して十分乾燥し、電
気炉にてアルゴン中、室温から1000℃まで1時間か
けて昇温する事により、樹脂を炭素化した。得られたS
iCプリフォームは3ミクロン程の炭素でコーティング
されていた。
【0031】この炭素をコーティングしたSiCプリフ
ォームを黒鉛型に設置し、実施例1と同様な条件下でC
uを加圧溶浸し、複合材料を得た。但し、この場合、C
rを0.3原子%溶解したCuを溶浸材として用いた。
【0032】得られた複合材料は、連結したSiCの骨
格構造と残部がCuよりなり、両者の界面は炭素と若干
のCrより構成される構造を持つものであった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田原 竜夫 佐賀県鳥栖市宿町字野々下807番地1 独 立行政法人産業技術総合研究所九州センタ ー内 (72)発明者 平井 寿敏 佐賀県鳥栖市宿町字野々下807番地1 独 立行政法人産業技術総合研究所九州センタ ー内 (72)発明者 北原 晃 佐賀県鳥栖市宿町字野々下807番地1 独 立行政法人産業技術総合研究所九州センタ ー内 (72)発明者 佐藤 富雄 佐賀県鳥栖市宿町字野々下807番地1 独 立行政法人産業技術総合研究所九州センタ ー内 (72)発明者 山下 勇 佐賀県鳥栖市宿町字野々下807番地1 独 立行政法人産業技術総合研究所九州センタ ー内 Fターム(参考) 4K020 AA22 AC04 BA01 BA02 BB26

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】骨格構造をなす多孔質のSiCプリフォー
    ムを体積割合で20〜75%有し、それにCuを溶浸さ
    せることにより構成され、 上記両者の界面に、SiC及びCuと反応せず、かつ、
    両相への固溶量も少ない元素あるいは化合物の薄い反応
    防止層を形成したことを特徴とする高熱伝導性複合材
    料。
  2. 【請求項2】反応防止層を、炭素、あるいはCr、N
    b、Ta、Wの中から選ばれる少なくとも一種の元素の
    炭化物からなる0.01〜10ミクロンの薄膜により形
    成したことを特徴とする請求項1に記載の高熱伝導性複
    合材料。
  3. 【請求項3】熱膨張係数が4.5〜10×10−6/K
    で、熱伝導率が200W/mK以上である請求項1また
    は2に記載の高熱伝導性複合材料。
  4. 【請求項4】骨格構造をなす多孔質のSiCプリフォー
    ムの内外表面に、SiC及びCuと反応せず、かつ、両
    相への固溶量も少ない元素あるいは化合物の薄い反応防
    止層をコーティングしたうえで、該プリフォームにCu
    を加圧溶浸させることを特徴とする高熱伝導性複合材料
    の製造方法。
JP2001180968A 2001-06-15 2001-06-15 高熱伝導性複合材料及びその製造方法 Expired - Lifetime JP3837474B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001180968A JP3837474B2 (ja) 2001-06-15 2001-06-15 高熱伝導性複合材料及びその製造方法
US10/100,925 US20020192453A1 (en) 2001-06-15 2002-03-20 Composite material having a high thermal conductivity and method for manufacturing the composite material
CN02105653A CN1392219A (zh) 2001-06-15 2002-03-20 高热导性复合材料及其制备方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001180968A JP3837474B2 (ja) 2001-06-15 2001-06-15 高熱伝導性複合材料及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003002770A true JP2003002770A (ja) 2003-01-08
JP3837474B2 JP3837474B2 (ja) 2006-10-25

Family

ID=19021303

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001180968A Expired - Lifetime JP3837474B2 (ja) 2001-06-15 2001-06-15 高熱伝導性複合材料及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3837474B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111235421A (zh) * 2020-01-16 2020-06-05 长安大学 一种采用无压浸渗制备高体积分数SiC颗粒增强Cu基复合材料的方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102478654B1 (ko) 2017-07-11 2022-12-16 한국재료연구원 계면 물질을 포함하는 복합재료 및 이의 제조방법

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111235421A (zh) * 2020-01-16 2020-06-05 长安大学 一种采用无压浸渗制备高体积分数SiC颗粒增强Cu基复合材料的方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3837474B2 (ja) 2006-10-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5275625B2 (ja) ホウ素を含むダイヤモンドと銅複合材料から成るヒートシンク
US8043703B2 (en) Thermally conductive graphite reinforced alloys
US7282265B2 (en) Composite material having high thermal conductivity and low thermal expansion coefficient, and heat-dissipating substrate, and their production methods
US6186768B1 (en) Metal matrix composite (MMC) body
JP4880447B2 (ja) 高熱伝導率のヒートシンク
CN104962771B (zh) 定向多孔SiC与金刚石增强的Al基复合材料的制备方法
KR20140113364A (ko) 치밀질 복합 재료, 그 제법 및 반도체 제조 장치용 부재
JP4304921B2 (ja) 高熱伝導性放熱材料及びその製造方法
WO2000027776A1 (en) Carbon-based metal composite material, method for preparation thereof and use thereof
JP5340864B2 (ja) SiC/Al系複合材料及びその製法
US20020192453A1 (en) Composite material having a high thermal conductivity and method for manufacturing the composite material
JP4113971B2 (ja) 低膨張材料及びその製造方法
JPH0852835A (ja) 電子部品またはプリント回路の基板として特にエレクトロニクスにおいて使用可能な熱伝達エレメント及びその製造方法
WO2014207776A1 (en) Method for producing aluminum matrix composites through pressureless infiltration
Xiao et al. Realization of high thermal conductivity and tunable thermal expansion in the ScF3@ Cu core-shell composites
JP2003002770A (ja) 高熱伝導性複合材料及びその製造方法
JP5048266B2 (ja) 放熱基板とその製造方法
JP2003213351A (ja) 高熱伝導性複合材料及びその製造方法
JP4907777B2 (ja) 金属−セラミックス複合材料
JP2006232569A (ja) SiC/Si複合材料及びその製造方法
JP2000007456A (ja) 高熱伝導性セラミックス金属複合材料
JP4233133B2 (ja) 炭化珪素質複合体とそれを用いた放熱部品
JP2002294358A (ja) 熱伝導性複合材料
JPH09153666A (ja) チップ搭載用基板及びその製造方法
CN112851395B (zh) 定向层状多孔SiC材料及其原位合成方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050601

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051213

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20060209

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20060209

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060213

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20060209

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060425

R155 Notification before disposition of declining of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R155

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3837474

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term