JP2003002157A - 乗員保護装置の電子セーフィングセンサの異常診断装置 - Google Patents

乗員保護装置の電子セーフィングセンサの異常診断装置

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JP2003002157A
JP2003002157A JP2001185338A JP2001185338A JP2003002157A JP 2003002157 A JP2003002157 A JP 2003002157A JP 2001185338 A JP2001185338 A JP 2001185338A JP 2001185338 A JP2001185338 A JP 2001185338A JP 2003002157 A JP2003002157 A JP 2003002157A
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electronic
sensor
electronic safing
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JP2001185338A
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Kimihisa Yoneda
公久 米田
Jun Nishii
純 西井
Seiji Akiyama
誠二 秋山
Hiromichi Fujishima
広道 藤島
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Denso Ten Ltd
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Denso Ten Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機械式と電子式のセーフィングセンサが並列
接続された乗員保護装置において、電子セーフィングセ
ンサの良否を診断する。 【解決手段】 複数の点火装置S1,S2により多段階
動作し、最初に点火される点火装置S1はSセンサ3の
オンにより動作可能となり、他の点火装置S2はSセン
サ3のオン後にオンする電子セーフィングセンサ7のオ
ンにより動作可能となる乗員保護装置において、電子セ
ーフィングセンサ8がオンしたことを検出した時に動作
して、Sセンサ3がオンしているか否かを検出し、電子
セーフィングセンサ8がオンした時にSセンサ3のオフ
状態を検出した場合に、電子セーフィングセンサ7を異
常と判定する電子セーフィングセンサの異常診断装置8
を設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は乗員保護装置の電子
セーフィングセンサの異常診断装置に関し、特に、電子
セーフィングを備えた乗員保護装置の電子セーフィング
センサの異常診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車の衝突時に乗員の安全を守
る乗員保護装置としては、シートベルトが一般的であっ
たが、近年、乗員保護補助装置(SRS)としてのエア
バッグを採用する自動車が増えつつある。そして、これ
までのSRSエアバッグは運転席並びに助手席の前方の
みに設置されることが多かったが、最近では、自動車の
左右の扉に内蔵されたSRSサイドエアバッグや、左右
の窓の上方の車体に内蔵されたSRSカーテンシールド
エアバッグを採用した自動車も見られる。また、自動車
の前面衝突時にエアバッグを膨らませると共に、シート
ベルトを瞬時に引き込むことで乗員の拘束効果を高める
シートベルトのプリテンショナ機構を採用する自動車も
増えている。
【0003】更には、SRSエアバッグの進化した形と
して、エアバッグを膨張させるインフレータに2組の点
火装置(スクイブ)とガス加熱剤を内蔵させ、衝撃が大
きい場合はインフレータの2つの点火装置を同時に電気
着火させ、衝撃が小さい場合には、一方の着火装置の点
火タイミングを遅らせて、緩やかな展開速度でエアバッ
グを膨らませるようにしたアドバンスト・エアバッグが
実用化されており、このアドバンスト・エアバッグを採
用する車種もある。
【0004】このようなSRSエアバッグでは、自動車
の真の衝突を判定するために2種類の加速度センサを設
けることが一般的であり、例えば、電気的なセンサに加
えて機械式のセーフィングセンサを設置しておき、両者
が共に作動した場合にエアバッグを膨張させるようにな
っていた。このような衝突判定用のセンサは、誤動作防
止のために定期的、或いは非定期的に動作診断をするこ
とが必要であるが、機械式のセーフィングセンサは自動
車に搭載後は作動を診断することができなかった。
【0005】このため、電気的なセンサに低加速度及び
高加速度に応じた信号を発生するものを使用し、電気的
なセンサが低加速度に応じた信号を発生している時に、
機械式のセーフィングセンサに信号発生がない場合をも
って機械式のセーフィングセンサの故障と判断する乗員
保護装置及び乗員保護装置用判断装置が提案されている
(特開平8−2367号公報参照)。
【0006】一方、機械式のセーフィングセンサはSR
Sエアバッグの点火装置への回路に直列に接続されてお
り、これまでのSRSエアバッグでは、衝突時にこの機
械式のセーフィングセンサがオンしているうちに点火装
置の点火が完了してエアバッグが膨張作動していたが、
前述のアドバンスト・SRSエアバッグのようにエアバ
ッグを多段階に点火させるシステムでは、機械式のセー
フィングセンサがオンしている時間内よりも、2段目以
降の点火装置の点火時期が遅くなる場合が発生し、この
ような場合は2段目以降の点火装置が点火動作せず、エ
アバッグの膨張が完了しない場合が発生するおそれがあ
った。
【0007】そこで、本出願人は、このアドバンスト・
SRSエアバッグにおける前述の問題点の対応策とし
て、機械式のセーフィングセンサに並列に新たに電子ス
イッチ回路(以後電子セーフィングセンサという)を追
加し、機械式のセーフィングセンサがオンした場合に電
子セーフィングセンサがオンし、機械式のセーフィング
センサがオフした後もこの電子セーフィングセンサが所
定時間だけオン状態を継続するようにして、2段目以降
の点火装置の点火動作が確実に行われるようにするシス
テムを提案した。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、本出願
人が提案した新たな電子セーフィングセンサは、電子部
品でスイッチ回路が構成されているので、所定時期毎に
正しく動作するか否かを診断することが望ましいが、こ
れまでそのような診断方法が確立されておらず、この新
たな電子セーフィングセンサの診断に特開平8−236
7号公報に記載の乗員保護装置用判断装置を使用するこ
ともできなかった。
【0009】そこで、本発明は、アドバンスト・SRS
エアバッグのようなエアバッグを多段階で膨張させる乗
員保護装置のように、機械式のセーフィングセンサに並
列に接続され、機械式のセーフィングセンサがオフした
後もオン状態を継続させることができる電子セーフィン
グセンサを備えた乗員保護装置において、電子セーフィ
ングセンサの良否を診断することができる乗員保護装置
の電子セーフィングセンサの異常診断装置を提供するこ
とを目的としている。
【0010】また、本発明は、SRSエアバッグやプリ
テンショナへの電源回路に単に電子セーフィングセンサ
を設けた乗員保護装置においても、電子セーフィングセ
ンサの異常を診断できる装置を提供することも目的とし
ている。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成する本発
明の乗員保護装置の電子セーフィングセンサの異常診断
装置の種々の形態が以下に示される。第1の形態は、複
数の点火装置により多段階動作し、最初に点火される点
火装置は機械式のセーフィングセンサのオンにより動作
可能となり、他の点火装置は機械式のセーフィングセン
サのオンの後にオンする電子セーフィングセンサのオン
により動作可能となる乗員保護装置における電子セーフ
ィングセンサの異常診断装置である。第1の形態の異常
診断装置の構成には更に以下の3つの構成が考えられ
る。
【0012】(1) 電子セーフィングセンサがオンしたこ
とを検出した時に動作して、機械式のセーフィングセン
サがオンしているか否かを検出するセーフィングセンサ
の動作検出手段と、セーフィングセンサの動作検出手段
が機械式のセーフィングセンサのオフ状態を検出した場
合に、電子セーフィングセンサを異常と判定する電子セ
ーフィングセンサの異常判定手段とを備える構成。
【0013】(2) 点火装置が衝撃を感知した制御回路か
らの動作信号によって動作するように構成されており、
電子セーフィングセンサがオンしたことを検出した時に
動作して、機械式のセーフィングセンサがオンしている
か否かを検出するセーフィングセンサの動作検出手段
と、電子セーフィングセンサがオンしたことを検出した
時に動作して、最初に点火される点火装置に動作信号が
来ているか否かを検出する動作信号検出手段、及び、セ
ーフィングセンサの動作検出手段が機械式のセーフィン
グセンサのオフ状態を検出し、かつ、動作信号検出手段
が最初に点火される点火装置への動作信号がないことを
検出した時に、電子セーフィングセンサを異常と判定す
る電子セーフィングセンサの異常判定手段とを備える構
成。
【0014】(3) 電子セーフィングセンサがオンしたこ
とを検出した時に動作して、点火装置に電流が流れた履
歴を検出する点火装置の電流履歴検出手段と、点火装置
の電流履歴検出手段が点火装置に電流が流れた履歴がな
いことを検出した時に、電子セーフィングセンサを異常
と判定する電子セーフィングセンサの異常判定手段とを
備える構成。
【0015】第2の形態は、入力されたオン信号が継続
されている間出力することができる電子セーフィングセ
ンサを備え、この電子セーフィングセンサのオンにより
点火装置が動作可能となる乗員保護装置における電子セ
ーフィングセンサの異常診断装置である。第2の形態の
異常診断装置の構成には更に以下の4つの構成が考えら
れる。
【0016】(1) 電子セーフィングセンサに対して要求
信号を出力する要求信号発生手段と、電子セーフィング
センサの入出力を監視する電子セーフィングセンサの入
出力監視手段、及び、要求信号が入力された時に、セー
フィングセンサがこの要求信号に応じたオンオフ特性と
異なるオンオフ特性を示す時に、電子セーフィングセン
サを異常と判定する電子セーフィングセンサの異常判定
手段とを備える構成。
【0017】(2) 電子セーフィングセンサに対して要求
信号を出力する要求信号発生手段と、電子セーフィング
センサの出力を監視する電子セーフィングセンサの出力
監視手段、及び、要求信号発生手段が電子セーフィング
センサに対して所定時間オンを継続するオン信号を入力
し、電子セーフィングセンサの出力監視手段がこのオン
信号に応じた電子セーフィングセンサのオン特性と異な
るオン特性を検出した時に、電子セーフィングセンサを
異常と判定する電子セーフィングセンサの異常判定手段
とを備える構成。
【0018】(3) 電子セーフィングセンサが完全にオン
せず、かつ、電子セーフィングセンサを流れる電流によ
り点火装置がオンしないような微弱な電流を発生する微
弱電流発生手段と、電子セーフィングセンサの出力を監
視する電子セーフィングセンサの出力監視手段、及び、
微弱電流を電子セーフィングセンサに入力した状態で、
電子セーフィングセンサの出力にこの微弱電流に応じた
出力が得られない時に、電子セーフィングセンサを異常
と判定する電子セーフィングセンサの異常判定手段とを
備える構成。
【0019】(4) 電子セーフィングセンサをオンさせる
回路を、同一プロセスで形成したチェック用のトランジ
スタと主トランジスタを並列接続して構成し、チェック
用のトランジスタは、これをオンさせた時に電子セーフ
ィングセンサを流れる電流により点火装置がオンしない
ような微弱な電流を流すように構成し、更に、電子セー
フィングセンサの出力を監視する電子セーフィングセン
サの出力監視手段を設け、チェック用のトランジスタを
オンさせた時に、電子セーフィングセンサの出力に微弱
電流が出力されなければ、電子セーフィングセンサを異
常と判定する電子セーフィングセンサの異常判定手段と
を備える構成。
【0020】なお、第2の形態の乗員保護装置の電子セ
ーフィングセンサの異常診断装置であって、点火装置の
前段と後段に、制御回路からの点火信号でオンオフされ
る電子スイッチがそれぞれ設けられているものでは、電
子セーフィングセンサの異常診断時に、電子スイッチは
その少なくとも一方をオフにしておく電子スイッチ遮断
手段を設けることができる。
【0021】本発明の乗員保護装置の電子セーフィング
センサの異常診断方法によれば、アドバンスト・SRS
エアバッグのようなエアバッグを多段階で膨張させる乗
員保護装置のように、機械式のセーフィングセンサに並
列に接続され、機械式のセーフィングセンサがオフした
後もオン状態を継続させることができる電子セーフィン
グセンサを備えた乗員保護装置において、電子セーフィ
ングセンサの良否を診断することができる。また、SR
Sエアバッグやプリテンショナへの電源回路に単に電子
セーフィングセンサを設けた乗員保護装置においても、
電子セーフィングセンサの異常を診断することができ
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下添付図面を用いて本発明の実
施形態を具体的な実施例に基づいて詳細に説明する。図
1(a) は自動車に搭載される乗員保護装置1の点火回路
1Cの一例を示す回路図であり、多段動作エアバッグ2
が採用された場合の回路図である。乗員保護装置1には
SRSエアバッグのほか、前面衝突時にシートベルトを
瞬時に引き込むためのプリテンショナ等が設けられてお
り、図に示す符号S1〜Smはこれらのインフレータ
(図示せず)を動作させる点火装置(スクイブ)であ
る。各点火装置S1〜Smにはその電源側と接地側にそ
れぞれトランジスタQi,Qi+1(iは1からn−1
の整数)が直列に接続されており、2つのトランジスタ
が共にオンしないと動作しないようになっている。各点
火装置S1〜Smはこれらのトランジスタを介して機械
式のセーフィングセンサ(以後Sセンサと略記)3に接
続されており、Sセンサ3がオンすると電源4に接続す
る。このSセンサ3は電気的な誤動作で乗員保護装置1
が動作してしまわないようにするためのものであり、重
りと接点が当たるような構造や、衝突の衝撃で移動した
磁石によってリードスイッチがオンするような構造が一
般に採用されている。
【0023】各トランジスタQ1〜Qnのベースはマイ
クロコンピュータ5に接続しており、マイクロコンピュ
ータ5からのオン信号M1〜Mnによってオンするよう
になっている。マイクロコンピュータ5は自動車の所定
箇所に搭載された衝撃感知センサ(Gセンサ)6からの
衝撃感知信号により、点火装置S1〜Smのうちの点火
が必要なものに対してトランジスタのオン信号を出力す
る。
【0024】そして、多段動作エアバッグ2に対して
は、マイクロコンピュータ5は、衝撃が大きい場合に点
火装置S1,S2を同時点火させるようにオン信号M1
〜M4を出力し、衝撃が小さい場合には緩やかな展開速
度でエアバッグを膨らませるために、点火装置S1は直
ちに点火させるようにオン信号M1,M2を出力し、点
火装置S2には遅れてオン信号M3,M4を出力する。
【0025】図1(b) は図1(a) の乗員保護装置1にお
いて、衝撃が小さい衝突の場合に、点火装置S1,S
2,およびSmにトランジスタのオン信号が出力された
場合の波形と、Sセンサ3の出力波形の一例を示すもの
である。前述のように、この状態では、点火装置S2の
トランジスタQ3,Q4へのオン信号M3,M4は、点
火装置S1のトランジスタQ1,Q2へのオン信号M
1,M2に比べて遅れて出力されている。
【0026】このように、Sセンサ3の出力が点火装置
S2のトランジスタQ3,Q4へのオン信号M3,M4
が出力されるまでハイレベル状態であれば問題はない。
ところが、何らかの原因でSセンサ3の出力が破線で示
すように、点火装置S2のトランジスタQ3,Q4への
オン信号M3,M4が出力される前にローレベルに変化
してしまうと、多段動作エアバッグ2が十分に膨張しな
いおそれがあった。
【0027】図2は本出願人が既に提案した多段動作エ
アバッグ2を含む乗員保護装置1の改良された点火回路
1Nの構成を示すものであり、図1(a) の点火回路1C
の要部のみを示している。この点火回路1Nには、電子
セーフィングセンサ7と、この電子セーフィングセンサ
7の正常、異常を判定する本発明の異常診断装置8が追
加されている。なお、図2の点火回路1Nにおいて、図
1(a) の点火回路1Cと同じ構成部材には同じ符号を付
してその説明を省略する。
【0028】図2に示す点火回路1Nが図1(a) の点火
回路1Cと異なる点は、多段動作エアバッグ2の後から
点火する点火装置S2のトランジスタQ3のコレクタ
が、電子セーフィングセンサ7を介して電源4に接続さ
れている点と、この電子セーフィングセンサ7の異常診
断装置8が設けられている点、及び、トランジスタQ2
とアース間に電流測定用の抵抗Rが挿入されている点で
ある。
【0029】電子セーフィングセンサ7は、トランジス
タQ3の電源4への接続をオンオフするトランジスタQ
0と、制御回路を備えたラッチ回路9とから構成され
る。ラッチ回路9はその入力がSセンサ3の電源側でな
い端子に接続され、出力がトランジスタQ0のベースに
接続されている。ラッチ回路9の制御回路には入力端子
Eがある。
【0030】また、Sセンサ3とラッチ回路9の接続点
A、トランジスタQ2と抵抗Rの接続点B、トランジス
タQ0とトランジスタQ3との接続点C、及び、点火装
置S1とトランジスタQ2との接続点Dが電子セーフィ
ングセンサの異常診断装置8に接続されており、A点〜
D点の電圧が電子セーフィングセンサの異常診断装置8
に入力されるようになっている。また、電子セーフィン
グセンサの異常診断装置8は、後述する電子セーフィン
グセンサへの動作要求信号を出力し、これが端子Eに入
力され電子セーフィングセンサ7への異常診断が行われ
るようになっている。
【0031】図3は図2に示す改良された点火回路1T
において、衝撃が小さい衝突の場合に、点火装置S1,
S2,およびSmにトランジスタのオン信号が出力され
た場合の波形と、Sセンサ3の出力波形、及び電子セー
フィングセンサ7のラッチ回路9の出力波形の一例を示
すものである。図1(b) で説明したのと同様に、この状
態では、点火装置S2のトランジスタQ3,Q4へのオ
ン信号M3,M4は、点火装置S1のトランジスタQ
1,Q2へのオン信号M1,M2に比べて遅れて出力さ
れている。
【0032】ここでは、何らかの原因でSセンサ3の出
力が、点火装置S2のトランジスタQ3,Q4へのオン
信号M3,M4が出力される前にローレベルに変化して
しまう場合を考える。この場合、図1(a) の回路では多
段動作エアバッグ2が十分に膨張しなかったが、図2の
点火回路1Nでは、Sセンサ3がオンしてその出力がハ
イレベルになると、しばらくして電子セーフィングセン
サ7のラッチ回路9の出力がハイレベルになる。この結
果、トランジスタQ0がオンしてトランジスタQ3が電
源4に接続された状態となる、即ち、電子セーフィング
センサ7がオンした状態となる。
【0033】Sセンサ3がオンしてから電子セーフィン
グセンサ7がオンするまでの時間は適宜設定できる。従
って、図3にはラッチ回路9の出力がSセンサ3の出力
がハイレベルになってからしばらくして電子セーフィン
グセンサ7のラッチ回路9の出力がハイレベルになる例
が記載されているが、Sセンサ3のオンにより電子セー
フィングセンサ7を直ちにオンさせることもできる。そ
うすれば、点火装置S1とS2の同時点火も可能とな
る。また、ラッチ回路9の電圧の保持時間も適宜設定で
きる。よって、ラッチ回路9の電圧保持時間は、多段動
作エアバッグ2において、第1段目のインフレータの点
火から最終段のインフレータが点火されるまでの時間差
よりも長く設定しておけば良い。
【0034】以上のことから、図2に示される点火回路
1Tでは、Sセンサ3の出力が点火装置S2のトランジ
スタQ3,Q4へのオン信号M3,M4が出力される前
にローレベルとなっても、Sセンサ3が一旦ハイレベル
になると、この状態がラッチ回路9によって所定時間保
持され、その時間だけトランジスタQ0がオンするの
で、オン信号M3,M4によってトランジスタQ3,Q
4がオンすると、点火装置S2に電源4から通電が行わ
れて点火が行われる。
【0035】ここで、以上のように構成された乗員保護
装置1の点火回路1Tにおいて、本発明の異常診断装置
8が行う電子セーフィングセンサ7の異常検出の手順を
説明する。電子セーフィングセンサ7の異常検出は、電
子セーフィングセンサ7がオンした時に行うものであ
る。なお、この電子セーフィングセンサの異常診断装置
8は、マイクロコンピュータ5の中に組み込んで設ける
こともできる。
【0036】以下に本発明の異常診断装置8の構成及び
動作について第1から第7の実施例により詳細に説明す
る。第1の実施例の異常診断装置8は、電子セーフィン
グセンサ8がオンしたことを検出した時に動作して、S
センサ3がオンしているか否かを検出するセーフィング
センサの動作検出手段と、このセーフィングセンサの動
作検出手段がSセンサ3のオフ状態を検出した場合に、
電子セーフィングセンサ7を異常と判定する電子セーフ
ィングセンサの異常判定手段とを備えている。これらの
手段により、第1の実施例の異常診断装置8は、図4に
示すフローチャートの手順で電子セーフィングセンサ8
が正常か異常かを判定する。
【0037】図4の手順では、まず、ステップ401に
おいて、図2の接続点C(以後C点と記載)の電位がハ
イレベルHか否かを判定する。C点の電位がローレベル
Lである場合はこのルーチンを終了する。一方、C点の
電位がハイレベルHである場合は、ステップ402にお
いて接続点A(以後A点と記載)の電位がハイレベルH
か否かを判定する。A点の電位がハイレベルHの場合
は、実際に衝撃によってSセンサ3がオンしている状態
であるので、ステップ403で電子セーフィングセンサ
7が正常と判定してこのルーチンを終了する。一方、A
点の電位がローレベルLの場合は、Sセンサ3はオフ状
態であり、衝撃がSセンサ3に加わっていない状態であ
るので、ステップ404で電子セーフィングセンサ7が
異常と判定してこのルーチンを終了する。
【0038】第2の実施例の異常診断装置8は、電子セ
ーフィングセンサ7がオンしたことを検出した時に動作
して、Sセンサ3がオンしているか否かを検出するセー
フィングセンサの動作検出手段と、電子セーフィングセ
ンサ7がオンしたことを検出した時に動作して、最初に
点火される点火装置S1のトランジスタQ1,Q2にオ
ン信号が来ているか否かを検出する動作信号検出手段、
及び、セーフィングセンサの動作検出手段がSセンサ3
のオフ状態を検出し、かつ、動作信号検出手段が最初に
点火される点火装置S1のトランジスタQ1,Q2への
オン信号がないことを検出した時に、電子セーフィング
センサ7を異常と判定する電子セーフィングセンサの異
常判定手段とを備えている。これらの手段により、第2
の実施例の異常診断装置8は、図5に示すフローチャー
トの手順で電子セーフィングセンサ8が正常か異常かを
判定する。
【0039】図5の手順では、まず、ステップ501に
おいて、図2のC点の電位がハイレベルHか否かを判定
する。C点の電位がローレベルLである場合はこのルー
チンを終了する。一方、C点の電位がハイレベルHであ
る場合はステップ502に進み、点火装置S1のトラン
ジスタQ1,Q2へのオン信号があるか否かを、信号M
1,M2がハイレベルHか否かで検出する。そして、信
号M1,M2がハイレベルHの場合は、実際に点火装置
S1が動作させられる状態であるので、ステップ503
で電子セーフィングセンサ7が正常と判定してこのルー
チンを終了する。一方、信号M1,M2がローレベルL
場合は、点火装置S1は動作していない状態であるの
で、ステップ504に進んで電子セーフィングセンサ7
が異常と判定してこのルーチンを終了する。
【0040】第3の実施例の異常診断装置8は、電子セ
ーフィングセンサ7がオンしたことを検出した時に動作
して、点火装置S1に電流が流れた履歴を検出する点火
装置の電流履歴検出手段と、点火装置の電流履歴検出手
段が点火装置S1に電流が流れた履歴がないことを検出
した時に、電子セーフィングセンサ7を異常と判定する
電子セーフィングセンサの異常判定手段とを備えてい
る。これらの手段により、第3の実施例の異常診断装置
8は、図6に示すフローチャートの手順で電子セーフィ
ングセンサ8が正常か異常かを判定する。
【0041】図6の手順では、まず、ステップ601に
おいて、図2のC点の電位がハイレベルHか否かを判定
する。C点の電位がローレベルLである場合はこのルー
チンを終了する。一方、C点の電位がハイレベルHであ
る場合はステップ602に進み、抵抗Rに電流が流れた
履歴があるか否かを接続点B(以後B点と記載)の過去
の電圧の記録値を調べることによって検出する。この実
施例では抵抗Rには電圧値から電流値を導くことができ
る基準抵抗を使用している。
【0042】そして、B点の電圧変化の記録値から抵抗
Rに電流が流れた履歴がある場合には、点火装置S1が
オンされたことがある状態であるので、ステップ603
で電子セーフィングセンサ7が正常と判定してこのルー
チンを終了する。一方、B点の電圧変化の記録値から抵
抗Rに電流が流れた履歴がない場合には、点火装置S1
は動作していないので、ステップ604に進んで電子セ
ーフィングセンサ7が異常と判定してこのルーチンを終
了する。
【0043】なお、図2の回路では電流履歴検出手段が
点火装置S1に電流が流れた履歴を抵抗Rに電流が流れ
たか否かで検出しているが、電流が流れたか否かの検出
は抵抗R以外の部材を用いても良いことは言うまでもな
い。また、第1から第3の実施例では電子セーフィング
センサの異常診断は、電子セーフィングセンサの監視を
常時行っておき、電子セーフィングセンサがオンした際
に異常診断を行う。
【0044】第4の実施例の異常診断装置8は、電子セ
ーフィングセンサ7に対して要求信号を出力する要求信
号発生手段と、電子セーフィングセンサ7の入出力を監
視する電子セーフィングセンサの入出力監視手段、及
び、要求信号が入力された時に、電子セーフィングセン
サ7がこの要求信号に応じたオンオフ特性と異なるオン
オフ特性を示す時に、電子セーフィングセンサ7を異常
と判定する電子セーフィングセンサの異常判定手段とを
備えている。これらの手段により、第1の実施例の異常
診断装置8は、図7(a) に示すフローチャートの手順で
電子セーフィングセンサ8が正常か異常かを判定する。
【0045】図7(a) の手順では、まず、ステップ70
1において、図2の電子セーフィングセンサの異常診断
装置8から図7(b) に示すような要求信号を出力し、こ
れを電子セーフィングセンサ7に入力する。実際にはこ
の要求信号はE点に入力される。そして、続くステップ
702において、C点の電位を監視し、ステップ703
において、トランジスタQ0がこの要求信号によってオ
ンオフしたか否かを検出する。
【0046】トランジスタQ0が要求信号によってオン
オフした場合は、図7(b) に示すような時刻T1でオ
ン、時刻T2でオフ、というオンオフ波形がC点におい
て観測される。よって、図7(b) に示すようなオンオフ
波形がC点において観測された場合はステップ704に
進んで電子セーフィングセンサ7が正常と判定してこの
ルーチンを終了する。一方、図7(b) に示すようなオン
オフ波形がC点において観測されない場合は、ステップ
705で電子セーフィングセンサ7が異常と判定してこ
のルーチンを終了する。
【0047】第5の実施例の異常診断装置8は、電子セ
ーフィングセンサに対して要求信号を出力する要求信号
発生手段と、電子セーフィングセンサの出力を監視する
電子セーフィングセンサの出力監視手段、及び、要求信
号発生手段が電子セーフィングセンサに対して所定時間
オンを継続するオン信号を入力し、電子セーフィングセ
ンサの出力監視手段がこのオン信号に応じた電子セーフ
ィングセンサのオン特性と異なるオン特性を検出した時
に、電子セーフィングセンサを異常と判定する電子セー
フィングセンサの異常判定手段とを備えている。これら
の手段により、第5の実施例の異常診断装置8は、図8
に示すフローチャートの手順で電子セーフィングセンサ
8が正常か異常かを判定する。
【0048】図8(a) の手順では、まず、ステップ80
1において、図2の電子セーフィングセンサの異常診断
装置8から図8(b) に示すような要求信号を出力し、こ
れを電子セーフィングセンサ7に入力する。実際にはこ
の要求信号はE点に入力される。そして、続くステップ
802において、C点の電位を監視し、ステップ803
において、トランジスタQ0がこの要求信号によってラ
ッチ回路9に設定された所定の保持時間だけオンしたか
否かを検出する。
【0049】トランジスタQ0が要求信号によってラッ
チ回路9に設定された所定の保持時間だけオンした場合
は、図8(b) に示すような時刻T1から時刻2までハイ
レベルHとなるオン波形がC点において観測される。よ
って、図8(b) に示すようなオン波形がC点において観
測された場合はステップ804に進んで電子セーフィン
グセンサ7が正常と判定してこのルーチンを終了する。
一方、図8(b) に示すようなオン波形がC点において観
測されない場合は、ステップ805で電子セーフィング
センサ7が異常と判定してこのルーチンを終了する。
【0050】第6の実施例の異常診断装置8は、電子セ
ーフィングセンサ7が完全にオンせず、かつ、電子セー
フィングセンサ7を流れる電流により点火装置S2がオ
ンしないような微弱な電流を発生する微弱電流発生手段
と、電子セーフィングセンサ7の出力を監視する電子セ
ーフィングセンサの出力監視手段、及び、微弱電流を電
子セーフィングセンサに入力した状態で、電子セーフィ
ングセンサ7の出力にこの微弱電流に応じた出力が得ら
れない時に、電子セーフィングセンサ7を異常と判定す
る電子セーフィングセンサの異常判定手段とを備えてい
る。なお、ここでの微弱電流発生手段は電子セーフィン
グ側にあっても良い。これらの手段により、第6の実施
例の異常診断装置8は、図9に示すフローチャートの手
順で電子セーフィングセンサ8が正常か異常かを判定す
る。
【0051】図9の手順では、まず、ステップ901に
おいて、図2の電子セーフィングセンサの異常診断装置
8から要求信号を出力し、これを電子セーフィングセン
サ7に入力する。実際にはこの要求信号はE点に入力さ
れる。この要求信号は、例えば微弱電流とすることがで
きる。そして、続くステップ902において、C点の電
位を監視し、ステップ903において、トランジスタQ
0がこの要求信号によって完全にオンしない状態(不完
全にオンした状態)になったか否かを検出する。要求信
号が微弱電流の場合は、C点に弱電流が流れたか否かで
検出することができるので、以後この例で説明する。
【0052】トランジスタQ0が微弱電流によって不完
全にオンしてC点に微弱電流が流れた場合はステップ9
04に進んで電子セーフィングセンサ7が正常と判定し
てこのルーチンを終了する。一方、トランジスタQ0が
微弱電流によって不完全にオンせず、C点に電流が流れ
ない場合はステップ905に進み、電子セーフィングセ
ンサ7が異常と判定してこのルーチンを終了する。
【0053】第7の実施例の異常診断装置8は、電子セ
ーフィングセンサ7をオンさせる回路であるトランジス
タQ0に、同一プロセスで形成したチェック用のトラン
ジスタを並列接続したものである(図示省略)。チェッ
ク用のトランジスタは、これをオンさせた時に流れる電
流により点火装置がオンしないような微弱な電流を流す
ように構成し、更に、電子セーフィングセンサ7の出力
電圧をC点電圧によって監視する電子セーフィングセン
サの出力監視手段を設ける。
【0054】そして、この第7の実施例では、チェック
用のトランジスタをオンさせた時に、電子セーフィング
センサ7の出力に微弱電流が出力されたことがC点にお
いて出力監視手段によって確認されれば、同一プロセス
によって形成されたトランジスタQ0にプロセス上の問
題がなく、トランジスタQ0は正常で電子セーフィング
センサ7が正常であると判定する。一方、チェック用の
トランジスタをオンさせた時に、電子セーフィングセン
サ7の出力に微弱電流が出力されないことがC点におい
て出力監視手段によって確認されれば、同一プロセスに
よって形成されたトランジスタQ0にプロセス上の問題
があり、トランジスタQ0が異常であるので電子セーフ
ィングセンサ7も異常であると判定する。
【0055】なお、第4から第7の実施例の電子セーフ
ィングセンサの異常診断装置8では、電子セーフィング
センサ7の異常診断時に、点火装置S2に接続されたト
ランジスタQ3,Q4はその少なくとも一方をオフにし
ておいても良い。また、以上説明した第4から第7の実
施例の乗員保護装置の電子セーフィングセンサの異常診
断装置は、多段動作エアバッグ2が設けられた点火回路
1Tにおける電子セーフィングセンサ7の正常、異常を
判定しているが、以上説明した第4から第7の実施例の
乗員保護装置の電子セーフィングセンサの異常診断装置
は、多段動作エアバッグ2が設けられていない乗員保護
装置における点火回路において、電子セーフィングセン
サが用いられた場合の電子セーフィングセンサの正常、
異常を判定する場合にも応用できる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の乗員保護
装置の電子セーフィングセンサの異常診断装置によれ
ば、アドバンスト・SRSエアバッグのようなエアバッ
グを多段階で膨張させる乗員保護装置のように、機械式
のセーフィングセンサに並列に接続され、機械式のセー
フィングセンサがオフした後もオン状態を継続させるこ
とができる電子セーフィングセンサを備えた乗員保護装
置において、電子セーフィングセンサの良否を診断する
ことができるという効果がある。また、SRSエアバッ
グやプリテンショナへの電源回路に単に電子セーフィン
グセンサを設けた乗員保護装置においても、電子セーフ
ィングセンサの異常を診断することができるというな効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) は自動車に搭載される乗員保護装置に多段
動作エアバッグが採用された場合の点火回路の一例を示
す回路図、(b) は(a) の各点火装置への点火信号の一例
とその問題点を示す波形図である。
【図2】多段動作エアバッグを含む乗員保護装置の改良
された点火回路と、追加された電子セーフィングセンサ
の異常診断装置の配置を示す回路図である。
【図3】図2に示す改良された点火回路への点火信号波
形を示す波形図である。
【図4】本発明の第1の実施例の乗員保護装置の電子セ
ーフィングセンサの異常診断装置の動作を示すフローチ
ャートである。
【図5】本発明の第2の実施例の乗員保護装置の電子セ
ーフィングセンサの異常診断装置の動作を示すフローチ
ャートである。
【図6】本発明の第3の実施例の乗員保護装置の電子セ
ーフィングセンサの異常診断装置の動作を示すフローチ
ャートである。
【図7】(a) は本発明の第4の実施例の乗員保護装置の
電子セーフィングセンサの異常診断装置の動作を示すフ
ローチャート、(b) は乗員保護装置が正常な時の電子セ
ーフィングセンサの動作を示す波形図である。
【図8】(a) は本発明の第5の実施例の乗員保護装置の
電子セーフィングセンサの異常診断装置の動作を示すフ
ローチャート、(b) は乗員保護装置が正常な時の電子セ
ーフィングセンサの動作を示す波形図である。
【図9】本発明の第6の実施例の乗員保護装置の電子セ
ーフィングセンサの異常診断装置の動作を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1…乗員保護装置 1C,1T…点火回路 2…多段動作エアバッグ 3…機械式のセーフィングセンサ(Sセンサ) 4…電源 5…マイクロコンピュータ 6…その他の衝撃検出センサ(Gセンサ) 7…電子セーフィングセンサ 8…本発明の異常診断装置 9…ラッチ回路 Q0〜Qn…トランジスタ S1〜Sn…点火装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 秋山 誠二 兵庫県神戸市兵庫区御所通1丁目2番28号 富士通テン株式会社内 (72)発明者 藤島 広道 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 Fターム(参考) 3D054 DD28 EE47 FF16

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の点火装置により多段階動作し、最
    初に点火される点火装置は機械式のセーフィングセンサ
    のオンにより動作可能となり、他の点火装置は前記機械
    式のセーフィングセンサのオンの後にオンする電子セー
    フィングセンサのオンにより動作可能となる乗員保護装
    置における電子セーフィングセンサの異常診断装置であ
    って、 前記電子セーフィングセンサがオンしたことを検出した
    時に動作して、前記機械式のセーフィングセンサがオン
    しているか否かを検出するセーフィングセンサの動作検
    出手段と、 前記セーフィングセンサの動作検出手段が前記機械式の
    セーフィングセンサのオフ状態を検出した場合に、前記
    電子セーフィングセンサを異常と判定する電子セーフィ
    ングセンサの異常判定手段とを備えることを特徴とする
    乗員保護装置の電子セーフィングセンサの異常診断装
    置。
  2. 【請求項2】 複数の点火装置により多段階動作し、最
    初に点火される点火装置は機械式のセーフィングセンサ
    のオンにより動作可能となり、他の点火装置は前記機械
    式のセーフィングセンサのオンの後にオンする電子セー
    フィングセンサのオンにより動作可能となり、前記点火
    装置は衝撃を感知した制御回路からの動作信号によって
    動作するように構成された乗員保護装置における電子セ
    ーフィングセンサの異常診断装置であって、 前記電子セーフィングセンサがオンしたことを検出した
    時に動作して、前記機械式のセーフィングセンサがオン
    しているか否かを検出するセーフィングセンサの動作検
    出手段と、 前記電子セーフィングセンサがオンしたことを検出した
    時に動作して、前記最初に点火される点火装置に動作信
    号が来ているか否かを検出する動作信号検出手段と、 前記セーフィングセンサの動作検出手段が前記機械式の
    セーフィングセンサのオフ状態を検出し、かつ、前記動
    作信号検出手段が前記最初に点火される点火装置への動
    作信号がないことを検出した時に、前記電子セーフィン
    グセンサを異常と判定する電子セーフィングセンサの異
    常判定手段とを備えることを特徴とする乗員保護装置の
    電子セーフィングセンサの異常診断装置。
  3. 【請求項3】 複数の点火装置により多段階動作し、最
    初に点火される点火装置は機械式のセーフィングセンサ
    のオンにより動作可能となり、他の点火装置は前記機械
    式のセーフィングセンサのオンの後にオンする電子セー
    フィングセンサのオンにより動作可能となる乗員保護装
    置における電子セーフィングセンサの異常診断装置であ
    って、 前記電子セーフィングセンサがオンしたことを検出した
    時に動作して、前記点火装置に電流が流れた履歴を検出
    する点火装置の電流履歴検出手段と、 前記点火装置の電流履歴検出手段が前記点火装置に電流
    が流れた履歴がないことを検出した時に、前記電子セー
    フィングセンサを異常と判定する電子セーフィングセン
    サの異常判定手段とを備えることを特徴とする乗員保護
    装置の電子セーフィングセンサの異常診断装置。
  4. 【請求項4】 入力されたオン信号が継続されている間
    出力することができる電子セーフィングセンサを備え、
    この電子セーフィングセンサのオンにより点火装置が動
    作可能となる乗員保護装置における電子セーフィングセ
    ンサの異常診断装置であって、 前記電子セーフィングセンサに対して要求信号を出力す
    る要求信号発生手段と、 前記電子セーフィングセンサの入出力を監視する電子セ
    ーフィングセンサの入出力監視手段と、 前記要求信号が入力された時に、前記電子セーフィング
    センサがこの要求信号に応じたオンオフ特性と異なるオ
    ンオフ特性を示す時に、前記電子セーフィングセンサを
    異常と判定する電子セーフィングセンサの異常判定手段
    とを備えることを特徴とする乗員保護装置の電子セーフ
    ィングセンサの異常診断装置。
  5. 【請求項5】 入力されたオン信号が継続されている間
    出力することができる電子セーフィングセンサを備え、
    この電子セーフィングセンサのオンにより点火装置が動
    作可能となる乗員保護装置における電子セーフィングセ
    ンサの異常診断装置であって、 前記電子セーフィングセンサに対して要求信号を出力す
    る要求信号発生手段と、 前記電子セーフィングセンサの出力を監視する電子セー
    フィングセンサの出力監視手段と、 前記要求信号発生手段が電子セーフィングセンサに対し
    て所定時間オンを継続するオン信号を入力し、前記電子
    セーフィングセンサの出力監視手段がこのオン信号に応
    じた前記電子セーフィングセンサのオン特性と異なるオ
    ン特性を検出した時に、前記電子セーフィングセンサを
    異常と判定する電子セーフィングセンサの異常判定手段
    とを備えることを特徴とする乗員保護装置の電子セーフ
    ィングセンサの異常診断装置。
  6. 【請求項6】 入力されたオン信号が継続されている間
    出力することができる電子セーフィングセンサを備え、
    この電子セーフィングセンサのオンにより点火装置が動
    作可能となる乗員保護装置における電子セーフィングセ
    ンサの異常診断装置であって、 前記電子セーフィングセンサが完全にオンせず、かつ、
    前記電子セーフィングセンサを流れる電流により前記点
    火装置がオンしないような微弱な電流を発生する微弱電
    流発生手段と、 前記電子セーフィングセンサの出力を監視する電子セー
    フィングセンサの出力監視手段と、 前記微弱電流を電子セーフィングセンサに入力した時
    に、前記電子セーフィングセンサの出力にこの微弱電流
    に応じた出力が得られない時に、前記電子セーフィング
    センサを異常と判定する電子セーフィングセンサの異常
    判定手段とを備えることを特徴とする乗員保護装置の電
    子セーフィングセンサの異常診断装置。
  7. 【請求項7】 請求項4から6の何れか1項に記載の乗
    員保護装置の電子セーフィングセンサの異常診断装置で
    あって、前記点火装置の前段と後段に、前記制御回路か
    らの点火信号でオンオフされる電子スイッチがそれぞれ
    設けられているものにおいて、前記電子セーフィングセ
    ンサの異常診断時に、前記電子スイッチはその少なくと
    も一方をオフにしておく電子スイッチ遮断手段を備える
    ことを特徴とする乗員保護装置の電子セーフィングセン
    サの異常診断装置。
  8. 【請求項8】 入力されたオン信号が継続されている間
    出力することができる電子セーフィングセンサを備え、
    この電子セーフィングセンサのオンにより点火装置が動
    作可能となる乗員保護装置における電子セーフィングセ
    ンサの異常診断装置であって、 前記電子セーフィングセンサをオンさせる回路を、同一
    プロセスで形成したチェック用のトランジスタと主トラ
    ンジスタを並列接続して構成し、 前記チェック用のトランジスタは、これをオンさせた時
    に前記電子セーフィングセンサを流れる電流により前記
    点火装置がオンしないような微弱な電流を流すように構
    成し、 更に、前記電子セーフィングセンサの出力を監視する電
    子セーフィングセンサの出力監視手段を設け、 前記チェック用のトランジスタをオンさせた時に、前記
    電子セーフィングセンサの出力に微弱電流が出力されな
    ければ、前記電子セーフィングセンサを異常と判定する
    電子セーフィングセンサの異常判定手段を設けたことを
    特徴とする乗員保護装置の電子セーフィングセンサの異
    常診断装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008534344A (ja) * 2005-03-23 2008-08-28 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 保護システム
DE102007008091B4 (de) * 2006-03-03 2008-10-16 Denso Corp., Kariya-shi Fahrzeuginsassen-Schutzvorrichtung

Cited By (3)

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DE102007008091B4 (de) * 2006-03-03 2008-10-16 Denso Corp., Kariya-shi Fahrzeuginsassen-Schutzvorrichtung
US7899595B2 (en) 2006-03-03 2011-03-01 Denso Corporation Vehicle occupant protection apparatus

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