JP2003001369A - ベントナイト被覆砂及びその使用方法 - Google Patents

ベントナイト被覆砂及びその使用方法

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JP2003001369A
JP2003001369A JP2001179411A JP2001179411A JP2003001369A JP 2003001369 A JP2003001369 A JP 2003001369A JP 2001179411 A JP2001179411 A JP 2001179411A JP 2001179411 A JP2001179411 A JP 2001179411A JP 2003001369 A JP2003001369 A JP 2003001369A
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sand
bentonite
coated
pocket
skin
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JP2001179411A
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Kuniyasu Mori
邦保 森
Ryoji Kanayama
良治 金山
Kazuo Sugimoto
和男 杉本
Yasunori Yoshida
恭典 吉田
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Sintokogio Ltd
Original Assignee
Sintokogio Ltd
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Priority to KR1020020002246A priority patent/KR100824100B1/ko
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Abstract

(57)【要約】 【課題】比較的短時間混練処理しただけで肌砂若しくは
ポケットサンドを用途とする所定の鋳型造型用生砂にす
る。 【解決手段】再生砂および/または新砂をもとに、ベン
トナイトで予め被覆すると同時に乾燥し、あるいは被覆
後に乾燥して成るベントナイト被覆砂を混練処理し、肌
砂若しくはポケットサンドとして使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、再生砂および/ま
たは新砂(以下「再生砂等」という)をベントナイトで
予め被覆し、これを混練処理後、鋳肌接面部若しくは島
部に用いる肌砂あるいはポケットサンド用ベントナイト
被覆砂及びその使用方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般の生砂型造型では、種々の鋳造欠陥
を防ぐため、鋳肌に接する部分の生砂型性状、とりわ
け、表面安定性、耐火性、圧縮強度、粒度等に留意がな
される。また、島部についてもほぼ同様の生砂型性状が
必要となる。このことから、鋳肌接面部若しくは島部に
用いる肌砂あるいはポケットサンドとして、通常の鋳型
造型用生砂の他に、特殊砂が使用される場合がある。前
記特殊砂には、人工ムライト砂、ジルコン砂、クロマイ
ト砂、オリビン砂等があるが、主な特徴として、熱膨張
が小さく、耐火性に優れるため、焼着欠陥を防止できる
といった点があげられる。そして、肌砂若しくはポケッ
トサンドに用いられる特殊砂は、一般の鋳型造型用生砂
とは別ラインにて混練処理がなされる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような特
殊砂は一般の鋳型造型用生砂と比較し高価である。ま
た、肌砂若しくはポケットサンドに使用する砂は、ライ
ンで循環使用する生砂とは異なり、通常、ベントナイト
が全く付着していない再生砂若しくは新砂にベントナイ
トを加えて混練処理し得られるが、ベントナイトで所要
状態に被覆することが極めて困難であった。しかも所要
の生砂型性状を得るためには、比較的長時間の混練処理
が必要となるなどの問題があった。
【0004】本発明は上記の事情に鑑みて成なされたも
ので、その目的は、比較的短時間混練処理しただけで、
肌砂若しくはポケットサンドとして使用することのでき
る、所定の生砂性状を持ったベントナイト被覆砂及びそ
の製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するのための手段】上記の目的を達成する
ために本発明における肌砂若しくはポケットサンド用ベ
ントナイト被覆砂は、再生砂および/または新砂をベン
トナイトで被覆すると同時に乾燥し、又は、再生砂およ
び/または新砂をベントナイトで被覆後に乾燥し、これ
を混練処理後、肌砂若しくはポケットサンドとして使用
することを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明において、肌砂若しくはポ
ケットサンドは、砂をベントナイトで被覆して成るベン
トナイト被覆砂を混練処理したものであって、前記ベン
トナイト被覆砂は、再生砂および/または新砂と、粉状
ベントナイトと、重量がこの粉状ベントナイトの等量以
上である水とを慣用の混合機で混合し、その後、この混
合物を乾燥して製造するものであり、4〜8%のベント
ナイトと2%以下の水分を有する。ここで、乾燥工程は
被覆と同時にあるいは被覆後に行なうものである。な
お、前記等量以上は、水の割合があまりに過剰である場
合、逆に混合および乾燥工程が困難となることから、粉
状ベントナイトの重量に対し1〜3倍の範囲にあること
が好ましい。また、いわゆる再生砂とは、生砂、中子
砂、自硬性砂など各種鋳物砂を再生処理して、その砂粒
子の表面から粘結剤等の不純物を剥離した砂をいう。
【0007】
【実施例1】オーストラリア産の天然硅砂の新砂に、米
国産の粉状Na系ベントナイトを投入し、容器が加熱可能
であるアジテータ型のミキサーで約1分間撹拌する。そ
の後、この混合物に重量が前記ベントナイトの等量以上
である水を少量ずつ添加し、混合するとともに、ミキサ
ーの容器を加熱して温度を100℃付近まで上げ、前記
天然硅砂と前記ベントナイトとの混合物を乾燥した。こ
れにより、ベントナイト量が6%、水分量が2%のベン
トナイト被覆砂を得た。次いで、このベントナイト被覆
砂に、水を所要量添加して、慣用の生砂混練機であるシ
ンプソン型のローラ混練機により混練を開始した。さら
に、混練の立ち上がり時に採取した複数の混練砂を対象
に、抗圧力試験を実施した。一方、所要量の前記天然硅
砂に、粉状ベントナイト、水分を所要量添加、前記生砂
混練機に投入し同様の操作および試験を実施したとこ
ろ、前記ベントナイト被膜砂を混練した場合に、より迅
速な混練の立ち上がりと高い抗圧力が得られた。ライン
回収砂を裏砂として使用し、前記ベントナイト被覆砂を
混練し得られた混練砂を、造型の際に肌砂及びポケット
サンドとして使用したところ良好な結果が得られた(図
1参照)。
【実施例2】実際のラインにおいてスクリーンによりラ
イン外へ排出された生砂塊を、ローラタイプの砂再生機
にかけてその砂表面の付着物を剥離し再生砂を製造し
た。その後、この再生砂を、上述した実施例1における
天然硅砂の新砂の代替に用いて、同様の操作および比較
を行なったところ、良好な結果が得られた。
【実施例3】ジルコン砂の新砂を、上述した実施例1に
おける天然硅砂の新砂の代替に用いて、同様の操作およ
び比較をおこなったところ、良好な結果が得られた。
【0008】
【発明の効果】上記の説明から明らかなように、本発明
におけるベントナイト被覆砂は、再生砂および/または
新砂をベントナイトで被覆すると同時に乾燥し、あるい
は被覆後に乾燥し、ベントナイト被覆砂を混練処理後、
肌砂若しくはポケットサンドとして使用することから、
比較的短時間混練処理しただけで所定の生砂型性状が得
られるなどの優れた実用的効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を表す概要図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 恭典 愛知県豊川市穂ノ原3−1 新東工業株式 会社豊川製作所内 Fターム(参考) 4E092 AA01 BA10

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 再生砂および/または新砂をベントナ
    イトで被覆すると同時に乾燥し、又は、再生砂および/
    または新砂をベントナイトで被覆後に乾燥し、これらに
    より得たベントナイト被覆砂を混練処理後、肌砂若しく
    はポケットサンドとして使用することを特徴とする、肌
    砂若しくはポケットサンド用ベントナイト被覆砂。
  2. 【請求項2】 再生砂および/または新砂をベントナ
    イトで被覆すると同時に乾燥、又は、再生砂および/ま
    たは新砂をベントナイトで被覆後に乾燥、する工程を具
    備することより製造したベントナイト被覆砂を、混練処
    理し、生砂型造型時に肌砂若しくはポケットサンドとし
    て使用することを特徴とする肌砂若しくはポケットサン
    ド用ベントナイト被覆砂の使用方法。
  3. 【請求項3】 前記ベントナイト被覆砂が、再生砂お
    よび/または新砂と、粉状ベントナイトと、重量がこの
    粉状ベントナイト等量以上である水とを混合し、その
    後、この混合物を乾燥して製造することを特徴とする請
    求項2に記載の肌砂若しくはポケットサンド用ベントナ
    イト被覆砂の使用方法。
  4. 【請求項4】 前記混合物の乾燥工程に熱を付加する
    こと、あるいは熱を付加するとともに減圧処理を施すこ
    とを特徴とする請求項3に記載の肌砂若しくはポケット
    サンド用ベントナイト被覆砂の使用方法。
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US10/043,172 US6591891B2 (en) 2001-01-15 2002-01-14 Method for making sand covered with bentonite, the sand, and a method for recycling molding sand for a mold using the sand covered by bentonite
KR1020020002246A KR100824100B1 (ko) 2001-01-15 2002-01-15 벤토나이트로 피복된 모래를 제조하는 방법, 이러한 모래,및 벤토나이트에 의해 피복된 모래를 사용하여 주형용주물사를 재순환시키는 방법
CNB021020140A CN1263565C (zh) 2001-01-15 2002-01-15 膨润土包覆砂的制造方法及其使用方法
BR0200086-5A BR0200086A (pt) 2001-01-15 2002-01-15 Método para fabricar areia coberta com bentonita, areia, e método para reciclar areia de moldagem para um molde que utiliza a areia coberta por bentonita

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPH11207432A (ja) * 1998-01-26 1999-08-03 Gun Ei Chem Ind Co Ltd 鋳型造型用組成物及び鋳型造型方法
JP2001334347A (ja) * 2000-05-26 2001-12-04 Sintokogio Ltd 回収砂の処理方法およびその補給砂

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