JP2003001240A - 廃液処理装置および廃液処理システム - Google Patents

廃液処理装置および廃液処理システム

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JP2003001240A
JP2003001240A JP2001193311A JP2001193311A JP2003001240A JP 2003001240 A JP2003001240 A JP 2003001240A JP 2001193311 A JP2001193311 A JP 2001193311A JP 2001193311 A JP2001193311 A JP 2001193311A JP 2003001240 A JP2003001240 A JP 2003001240A
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waste liquid
storage material
liquid treatment
solid
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Koichi Tokutake
孝一 徳武
Takami Miyasaka
隆美 宮坂
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Sakura Seiki Co Ltd
Chiyoda Manufacturing Corp
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Sakura Seiki Co Ltd
Chiyoda Manufacturing Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ランニングコストの低減を図りつつ効率よく
廃液の滅菌処理が行える廃液処理装置を提供する。 【解決手段】 病院または試験研究施設から排出される
廃液を滅菌処理する廃液処理装置30において、固体蓄
熱材42と液体蓄熱材44が充填されて成る蓄熱部36
と、蓄熱材42,44を加熱するヒータ38と、蓄熱部
36内を通過するように配設され、内部を流通する廃液
が滅菌温度に達するように廃液を加熱する伝熱管32と
を具備することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、病院や試験研究施
設等から排出される廃液を処理する廃液処理装置、およ
びそれを用いた廃液処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】病院や試験研究施設(以下、単に病院等
という場合がある)からは、生活排水、器具等の洗浄
水、糞便等の汚水、動物の汚水等を含めた様々な廃液が
排出されるが、このような廃液は病原菌によって汚染さ
れている可能性がきわめて高い。このため、廃液が二次
感染の原因とならないように、病院等からの廃水は充分
に滅菌処理する必要性がある。
【0003】従来の、病院等からの廃液を滅菌処理する
ための廃液処理システムについて図6に基づいて説明す
る。従来から知られている廃液処理システム10は、廃
液を一旦貯留する貯留槽11と、該貯留槽11と配管1
2によって接続されている圧力容器のキルタンク14
と、キルタンク14へ蒸気を供給する蒸気発生装置(図
示せず)とを具備している。
【0004】病院等から出た廃液は、一旦貯留槽11に
おいて貯留される。貯留槽11内の廃液は、ポンプ16
によって配管12を通してキルタンク14へ供給され
る。キルタンク14へ供給された廃液は、蒸気発生装置
から給蒸される水蒸気による高圧、高温、高湿下によっ
て滅菌処理される。滅菌処理された廃液は、排水管15
を通って排出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の廃液処理システ
ムにおいては、キルタンクへ蒸気発生装置で発生させた
水蒸気を供給して滅菌するようにしていたため、蒸気発
生装置を常に作動させてことが必要であった。このた
め、ランニングコストがかさんでおり、安価に滅菌処理
ができるシステムが望まれているという課題があった。
また、キルタンクと蒸気発生装置とが必要であったた
め、システム全体が大型化しており、システム全体の小
型化が望まれているという課題もあった。
【0006】そこで、本発明は上記課題を解決すべくな
され、その目的とするところは、ランニングコストの低
減を図りつつ効率よく廃液の滅菌処理が行える廃液処理
装置、さらに全体の小型化が図れる廃液処理システムを
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明にかか
る廃液処理装置によれば、病院または試験研究施設から
排出される廃液を滅菌処理する廃液処理装置において、
固体蓄熱材と液体蓄熱材が充填されて成る蓄熱部と、該
蓄熱部を加熱するヒータと、前記蓄熱部内を通過するよ
うに配設され、内部を流通する廃液が滅菌温度に達する
ように廃液を加熱する伝熱管とを具備することを特徴と
している。この構成を採用することによって、安価な深
夜電力を用いて蓄熱しておいた蓄熱部内の熱によって廃
液を滅菌可能であるので、滅菌処理のランニングコスト
低減を図ることができる。
【0008】また、前記伝熱管は、内側管と外側管とが
摺接して設けられた二重管構造に形成され、前記内側管
は蓄熱部内から脱着可能に設けられていることを特徴と
すると、内側管を取り外してこの内側管内の清掃を容易
に行なうことができるので、加熱効率が低下しないよう
に維持することができる。
【0009】また、本発明は、前記蓄熱部内の固体蓄熱
材が、粒径の異なる固体蓄熱材から成り、前記蓄熱部内
には、大粒径の固体蓄熱材の間隙に小粒径の固体蓄熱材
が入り込むように形成されていると共に、固体蓄熱材の
間隙に液体蓄熱材が充填されていることを特徴とする。
この構成によれば、蓄熱部内の単位面積当たりの固体蓄
熱材と液体蓄熱材との充填密度を大きく取ることがで
き、蓄熱部内に蓄熱される熱量も大きくすることができ
る。このため、なるべく少ない電力で大きな熱量を蓄積
可能であって、ランニングコストの低減をさらに図るこ
とができる。
【0010】さらに、前記蓄熱部内の固体蓄熱材が、マ
グネシア、マグタイト、シリカ及びアルミナから選ばれ
た一種又は二種以上の粒体であることを特徴とすると、
熱量の蓄熱効果を高め、少ない電力で大きな熱量を蓄熱
可能であって、ランニングコストの低減をさらに図るこ
とができる。なお、前記蓄熱部内の液体蓄熱材が、硝酸
塩であることによっても、さらに熱量の蓄熱効果を高
め、少ない電力で大きな熱量を蓄熱可能である。
【0011】本発明にかかる廃液処理システムによれ
ば、廃液を貯留する貯留槽と、請求項1,請求項2、請
求項3、請求項4または請求項5記載の廃液処理装置
と、前記貯留槽と前記廃液処理装置の伝熱管の一端との
間に配設された供給管と、前記廃液処理装置の伝熱管の
他端に接続された排出管とを具備することを特徴として
いる。この構成を採用することによって、少ない電力で
大きな熱量を蓄積可能な廃液処理装置を用いるので滅菌
処理のランニングコスト低減を図ることができる。ま
た、廃液処理装置内を廃液を通過させるだけで廃液の処
理ができるのでシステム全体の小型化をも図ることがで
きる。なお、前記廃液処理装置は、前記貯留槽に対して
複数台設けられていることを特徴としてもよい。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の好適な実施の形態を添付
図面に基づいて詳細に説明する。図1は、廃液を処理す
る廃液処理システムの全体構成を示す配管系統図であ
る。まず図1に基づいてシステム全体の構成から説明す
る。本システム20は、病院等から排出される廃液を滅
菌処理するシステムであって、病院等から出される生活
排水、糞尿等の汚水、手術室や器具の洗浄後の排水等様
々な廃液をまとめて貯留する貯留槽21、貯留槽21に
接続されて廃液を滅菌処理する廃液処理装置30を備え
ている。
【0013】貯留槽21から廃液処理装置30へは廃液
を供給するための供給管22が配設されている。供給管
22の途中には、廃液処理装置30へ廃液を送り込むた
めのポンプ24が設けられている。供給管22は、廃液
処理装置30の伝熱管32の一端部に接続される。ま
た、廃液処理装置30の伝熱管32の他端部には、滅菌
処理された廃液を排出する排出管26が接続されてい
る。排出管26は、通常の下水道管等に接続され、滅菌
処理後の廃液を放流する。
【0014】次に、図2に基づいて廃液処理装置につい
て説明する。廃液処理装置30は、固体蓄熱材と液体蓄
熱材とが混合されて構成されている蓄熱材が充填されて
いる蓄熱部36と、蓄熱材を加熱する電気ヒータ38
と、廃液が内部を流通する伝熱管32とを備えている。
伝熱管32は、廃液処理装置30に対して蛇行して形成
された蛇行流路として構成されている。伝熱管32の曲
線部32a(蛇行させるために曲線状にアールがついて
いる部分)は、廃液処理装置30の外部に突出して設け
られている。また、蓄熱部36の外周面は、断熱材40
によって覆われており、蓄熱部36からの放熱を防止す
るようにしている。
【0015】図3に、蓄熱部における蓄熱材の充填の状
態を示す。本図では大粒径の固体蓄熱材42aと小粒径
の固体蓄熱材42bとから構成される2種類の粒径の固
体蓄熱材42と、液体蓄熱材44とが充填されている。
大粒径の固体蓄熱材42aの間隙には小粒径の固体蓄熱
材42bが入り込んで充填され、固体蓄熱材42の間隙
には液体蓄熱材44が充填されている。
【0016】図4は、固体蓄熱材が3種類の粒径である
場合の、蓄熱部における蓄熱材の充填の様子を示す。こ
の固体蓄熱材42は、大粒径の固体蓄熱材42aと、小
粒径の固体蓄熱材42bと、中間の粒径の中粒径の固体
蓄熱材42cとから構成されている。大粒径の固体蓄熱
材42aの間隙に中粒径の固体蓄熱材42cが入り込ん
で充填され、大粒径の固体蓄熱材42aと中粒径の固体
蓄熱材42cとの間隙に小粒径の固体蓄熱材42bが入
り込んで充填されている。さらに、各粒径の固体蓄熱材
42同士の間には、液体蓄熱材44が充填されている。
【0017】廃液処理装置の具体例について説明する。
固体蓄熱材42としては、マグネシア、マグタイト、シ
リカおよびアルミナから選ばれた一種又は二種以上の粒
体を好適に用いることができる。液体蓄熱材44として
は硝酸塩を好適に用いることができる。硝酸塩は室温で
は固体であるが、142℃以上では溶融して液体とな
る。
【0018】さらに本実施形態において具体的には、固
体蓄熱材として粒径7mm〜10mmの大粒径マグネシ
アおよび粒径1mm以下の小粒径マグネシアから成るマ
グネシアと、液体蓄熱材として硝酸塩を充填して蓄熱部
36を形成した。蓄熱部36を形成する蓄熱材の組成の
一例としては、大粒径マグネシア55%、小粒径マグネ
シア25%、硝酸塩20%である。また、断熱材40と
しては、主成分が酸化ケイ素と酸化チタンから成る微細
多孔構造の物を用いる。
【0019】また、電気ヒータ38に夜間10時間ほど
通電すると、蓄熱部36は500℃程度の高温に加熱さ
れる。したがって伝熱管32内を通過する廃液は水分が
500℃程度に過熱されて(Super Heat)過熱水蒸気に
なる。このように、廃液は過熱水蒸気の状態になり、病
原菌等が滅菌される。
【0020】夜間に10時間ほど電気ヒータ38へ通電
した場合には、廃液が500℃以上の温度の過熱水蒸気
になって滅菌処理することを4時間以上連続して行なう
ことができる。さらに、4時間以上経過して過熱水蒸気
の温度が500℃以下となっても、廃液を過熱水蒸気に
過熱することはできる。具体的には、連続して8時間程
度までは廃液を過熱して過熱水蒸気とすることができる
ので、連続して8時間は過熱による滅菌処理が行えるこ
ととなる。
【0021】ただし、廃液処理装置としては、廃液を過
熱水蒸気とするまで高温にする必要はなく、滅菌温度で
ある120℃程度にまで加熱可能であれば充分である。
かかる場合には、廃液が滅菌温度を維持しつつ滅菌が完
了する程度の所定時間、伝熱管32内を流通しなければ
ならない。そこで、このように所定の滅菌時間が必要な
場合には、廃液が所定時間以上伝熱管32内に滞在する
ように蛇行を細かく行なって伝熱管32の距離を長くす
る必要がある。
【0022】次に伝熱管の構造について説明する。図5
には、廃液処理装置の伝熱管の構造を詳細に示してい
る。伝熱管32は、廃液処理装置30内を通過する直線
部分と、廃液処理装置30の外部にあって直線部分を連
結するためにカーブを有する曲線部32aとから成る。
直線部分と曲線部32aとは着脱自在に設けられてい
る。伝熱管32の直線部分は、内側管33と外側管35
とから構成される二重管構造に形成されている。外側管
35は、内側管33を収容可能であって且つ外側管35
と内側管33とは接触状態を維持しつつ動かすことがで
きる程度の径となるように形成されている。すなわち、
伝熱間32は二重管であっても、外側管35には内側管
33が常に接触しているので、蓄熱材の高温は内側管3
3内を通過する廃液に確実に伝達されうる。
【0023】外側管35の廃液処理装置の外部へ突出し
た部分である外端部には、曲線部32a、供給管22ま
たは排出管26を接続するためのフランジ37が形成さ
れている。そして曲線部32a、供給管22および排出
管26の端部にもフランジ39が形成されている。ここ
に示す内側管33の廃液処理装置の外部へ突出した部分
である外端部には、外側管35から抜き取ることができ
るようにフランジは形成されていない。ただし、内側管
33の外端部のうちの一方にはフランジが形成されてい
てもよい。フランジが形成されている側から、外側管3
5から抜き取るようにすればフランジは邪魔にならない
からである。
【0024】内側管33の長さは外側管35の長さより
も若干長くなるように形成されている。内側管33の外
側管35よりも突出した部分には、突出した部分の長さ
と同じ厚みを有するスペーサ45がはめ込まれている。
伝熱管32と供給管22との接続、伝熱管32の直線部
分と曲線部分32aとの接続、および伝熱管32と排出
管26との間の接続は、それぞれ外側管35のフランジ
37と内側管33に嵌めこまれたスペーサ45とフラン
ジ39とを密着させてボルト等で締付けられることで行
なわれる。なお、内側管33にもフランジが形成されて
いる場合には、外側管35と内側管33と曲線部32a
や供給管22の各フランジが密着させられてボルト等で
締付けられて固定される。
【0025】伝熱管32は、上述したような構造となっ
ているので、直線部分から曲線部32aを取り外し、内
側管33を接触状態を維持しつつ外側管35から抜き取
ることができる。このため、内側管33内壁面の清掃を
廃液処理装置30から取り外した状態で行なうことがで
き、清掃を確実に行なうことができる。また、内側管3
3の汚れがあまりにひどい場合には、内側管33を新し
いものに交換することもできる。なお、伝熱管32の曲
線部32aは、二重管ではなくてもよい。曲線部32a
は廃液処理装置30からすぐに取り外すことができるか
らである。
【0026】本実施形態においては、伝熱管を二重管構
造に形成したものについて説明してきたが、二重管にし
なくともよい。すなわち、二重管とする理由は伝熱管の
内壁面の清掃を確実に行なう点にあるので、清掃が確実
にできるようであれば二重管にしておかなくともよいの
である。
【0027】なお、廃液を過熱により滅菌をした場合に
は、このまま排水させることはできないので、過熱水蒸
気と化した廃液を冷却する必要がある。冷却器としては
排出管26の周囲に冷却水を配置するような構成が考え
られる。かかる場合には、冷却水もかなりの高温に加熱
されるので、この冷却水を暖房等に使用することも可能
となる。
【0028】以上本発明につき好適な実施例を挙げて種
々説明したが、本発明はこの実施例に限定されるもので
はなく、発明の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を
施し得るのはもちろんである。
【0029】
【発明の効果】本発明に係る廃液処理装置によれば、病
院または試験研究施設から排出される廃液を滅菌処理す
る廃液処理装置において、固体蓄熱材と液体蓄熱材が充
填されて成る蓄熱部と、蓄熱部を加熱するヒータと、蓄
熱部内を通過するように配設され、内部を流通する廃液
が滅菌温度に達するように廃液を加熱する伝熱管とを具
備するので、安価な深夜電力を用いて蓄熱しておいた蓄
熱部内の熱によって廃液を滅菌可能であるので、滅菌処
理のランニングコスト低減を図ることができる。
【0030】また、伝熱管は、内側管と外側管とが摺接
して設けられた二重管構造に形成され、内側管は蓄熱部
内から脱着可能に設けられていることを特徴とすると、
内側管を取り外してこの内側管内の清掃を容易に行なう
ことができるので、加熱効率が低下しないように維持す
ることができる。
【0031】さらに、蓄熱部内の固体蓄熱材が、粒径の
異なる固体蓄熱材から成り、蓄熱部内には、大粒径の固
体蓄熱材の間隙に小粒径の固体蓄熱材が入り込むように
形成されていると共に、固体蓄熱材の間隙に液体蓄熱材
が充填されているので、蓄熱部内の単位面積当たりの固
体蓄熱材と液体蓄熱材との充填密度を大きく取ることが
でき、蓄熱部内に蓄熱される熱量も大きくすることがで
きる。このため、なるべく少ない電力で大きな熱量を蓄
積可能であって、ランニングコストの低減をさらに図る
ことができる。
【0032】さらに、蓄熱部内の固体蓄熱材が、マグネ
シア、マグタイト、シリカ及びアルミナから選ばれた一
種又は二種以上の粒体であることを特徴とすると、熱量
の蓄熱効果を高め、少ない電力で大きな熱量を蓄熱可能
であって、ランニングコストの低減をさらに図ることが
できる。なお、蓄熱部内の液体蓄熱材が、硝酸塩である
ことによっても、さらに熱量の蓄熱効果を高め、少ない
電力で大きな熱量を蓄熱可能である。
【0033】本発明にかかる廃液処理システムによれ
ば、廃液を貯留する貯留槽と、請求項1,請求項2、請
求項3、請求項4または請求項5記載の廃液処理装置
と、貯留槽と廃液処理装置の伝熱管の一端との間に配設
された供給管と、廃液処理装置の伝熱管の他端に接続さ
れた排出管とを具備するので、少ない電力で大きな熱量
を蓄積可能な廃液処理装置を用いるので滅菌処理のラン
ニングコスト低減を図ることができる。また、廃液処理
装置内を廃液を通過させるだけで廃液の処理ができるの
でシステム全体の小型化をも図ることができる。なお、
廃液処理装置は、貯留槽に対して複数台設けられている
ことを特徴としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る廃液処理システムの構成を示す配
管系統図である。
【図2】本発明に係る廃液処理装置の構造を示す断面図
である。
【図3】蓄熱材の充填の様子を示す説明図である。
【図4】蓄熱材の充填の様子を示す説明図である。
【図5】廃液処理装置の伝熱管の接続構造を示す断面図
である。
【図6】従来の廃液処理システムの構成を示す配管系統
図である。
【符号の説明】
20 廃液処理システム 21 処理槽 22 供給管 24 ポンプ 26 排出管 30 廃液処理装置 32 伝熱管 36 蓄熱部 37,39 フランジ 38 電気ヒータ 40 断熱材 42 固体蓄熱材 44 液体蓄熱材 45 スペーサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮坂 隆美 長野県更埴市大字鋳物師屋75番地5 株式 会社千代田製作所内 Fターム(参考) 4D034 AA11 CA01 CA06

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 病院または試験研究施設から排出される
    廃液を滅菌処理する廃液処理装置において、 固体蓄熱材と液体蓄熱材が充填されて成る蓄熱部と、 該蓄熱材を加熱するヒータと、 前記蓄熱部内を通過するように配設され、内部を流通す
    る廃液が滅菌温度に達するように廃液を加熱する伝熱管
    とを具備することを特徴とする廃液処理装置。
  2. 【請求項2】 前記伝熱管は、内側管と外側管とが摺接
    して設けられた二重管構造に形成され、 前記内側管は蓄熱部内から脱着可能に設けられているこ
    とを特徴とする請求項1記載の廃液処理装置。
  3. 【請求項3】 前記蓄熱部内の固体蓄熱材が、粒径の異
    なる固体蓄熱材から成り、前記蓄熱部内には、大粒径の
    固体蓄熱材の間隙に小粒径の固体蓄熱材が入り込むよう
    に形成されていると共に、固体蓄熱材の間隙に液体蓄熱
    材が充填されていることを特徴とする請求項1または2
    記載の廃液処理装置。
  4. 【請求項4】 前記蓄熱部内の固体蓄熱材が、マグネシ
    ア、マグタイト、シリカ及びアルミナから選ばれた一種
    又は二種以上の粒体であることを特徴とする請求項1,
    2または3記載の廃液処理装置。
  5. 【請求項5】 前記蓄熱部内の液体蓄熱材が、硝酸塩で
    あることを特徴とする請求項1,2,3または4記載の
    廃液処理装置。
  6. 【請求項6】 廃液を貯留する貯留槽と、 請求項1,請求項2、請求項3、請求項4または請求項
    5記載の廃液処理装置と、 前記貯留槽と前記廃液処理装置の伝熱管の一端との間に
    配設された供給管と、 前記廃液処理装置の伝熱管の他端に接続された排出管と
    を具備することを特徴とする廃液処理システム。
  7. 【請求項7】 前記廃液処理装置は、前記貯留槽に対し
    て複数台設けられていることを特徴とする請求項6記載
    の廃液処理システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017103304A1 (es) * 2015-12-17 2017-06-22 Heribert Schneider Proceso de tratamiento de líquidos peligrosos para su vertido
CN111829047A (zh) * 2020-06-30 2020-10-27 云南电网有限责任公司电力科学研究院 双水箱固体显热蓄热供热系统及需求响应调控方法

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