JP2003000812A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

Info

Publication number
JP2003000812A
JP2003000812A JP2001188464A JP2001188464A JP2003000812A JP 2003000812 A JP2003000812 A JP 2003000812A JP 2001188464 A JP2001188464 A JP 2001188464A JP 2001188464 A JP2001188464 A JP 2001188464A JP 2003000812 A JP2003000812 A JP 2003000812A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
game
signal
ball
display
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001188464A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3937075B2 (ja
Inventor
Shoji Sato
昭治 佐藤
Tatsuya Tsuzuki
都築  達也
Hironori Hiramatsu
平松  裕規
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TAIYO ELECTRIC CO
Taiyo Elecs Co Ltd
Original Assignee
TAIYO ELECTRIC CO
Taiyo Elecs Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TAIYO ELECTRIC CO, Taiyo Elecs Co Ltd filed Critical TAIYO ELECTRIC CO
Priority to JP2001188464A priority Critical patent/JP3937075B2/ja
Publication of JP2003000812A publication Critical patent/JP2003000812A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3937075B2 publication Critical patent/JP3937075B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 組合せ式弾球遊技機等の遊技機において、そ
の遊技状態を遊技機外部で容易に特定し検査することが
可能な遊技機を提供する。 【解決手段】 図柄表示装置の制御を行う図柄表示装置
制御基板360に遊技情報出力手段が設けられている。
この遊技情報出力手段は、遊技情報出力回路部347、
変換回路部341、コネクタ342を含むため、第三者
検査機関等において、外部試験装置からの信号線をコネ
クタ等に簡便に接続させて容易に遊技機を検査(試験)
することが可能となり得る。また、組合せ表示により賞
態様を決定するアレンジボール遊技機において、組合せ
表示に係る情報(信号)を外部に出力可能としたため
に、遊技の勝ち負けを左右する要素について重点的に検
査(試験)することが可能となり得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、いわゆるフィーバ
ー機、羽根物、権利物又はアレンジボール等の弾球遊技
機や、スロットマシン等のコイン式遊技機などの遊技機
に関する。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機と通称される遊技機には組合
せ式弾球遊技機(アレンジボール遊技機)と呼ばれる機
種の一群がある。これは、例えば1ゲームで16個の遊
技球を発射することができ、遊技盤の流下経路上に設け
られた入球口や、盤面下部の前面側に1〜16までの数
字が記されたケース内の入球口に直接入る毎に、該ケー
スの該当数字部分が点灯し、これが1ゲーム内で予め定
められた組合せで点灯すれば、その組合せに応じた得点
が付与され、総得点に基づき相当数の遊技球やコイン等
の払出しが行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
組合せ式弾球遊技機においては、第三者検査機関による
遊技機検査が義務付けられており、その検査の結果、所
定の規格に適合する機種のみが製品として出荷すること
が許される。その検査内容は、例えば単位時間当りに発
射可能な遊技球数、得点成立に対して払い出される遊技
球又はコイン数、表示装置における表示態様等、多岐に
わたる。しかしながら、従来においては、組合せ式弾球
遊技機自体が第三者機関による検査の便宜を考慮しては
製造されていないため、その検査に手間がかかり、検査
を迅速に行えないという問題があった。
【0004】本発明の課題は、組合せ式弾球遊技機等の
遊技機において、その遊技状態を遊技機外部で容易に特
定し検査することが可能な遊技機を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】上記課題
を解決するために、本発明の遊技機は、所定数の遊技媒
体の発射を単位遊技とし、該単位遊技における複数の入
球領域への遊技媒体の入球に関連した識別情報(以下、
入球識別情報とも言う)を表示し、該入球識別情報の組
合せに基づき賞態様を決定する遊技機において、前記入
球識別情報を表示する識別情報表示手段と、遊技の制御
を司る遊技制御手段と、前記遊技制御手段の指令に基づ
き、前記識別情報の表示に関連する制御を行う表示制御
手段とを備え、前記表示制御手段には、前記入球識別情
報の表示に関連する表示関連情報を当該遊技機外部に出
力可能な表示関連情報出力手段が具備されていることを
特徴とする。
【0006】このような遊技機によれば、単位遊技にお
ける賞態様に関連する組合せ表示にかかる情報、例えば
各入球識別情報の表示の有無、該表示の点灯及び/又は
消灯の時期等の表示関連情報を、表示制御手段において
遊技機外部に出力可能となり、例えば第三者検査機関等
における遊技機検査を効率良く行うことが可能となり得
る。具体的には、例えば、遊技機と第三者検査機関にお
ける検査装置とを電気的に接続することにより該遊技機
検査を実施可能となり得る。したがって、第三者検査機
関では表示制御手段に対して特別な加工ないし改造等を
施す必要がなくなるため検査作業性が飛躍的に向上し、
遊技機検査に係る期間を短縮することができ、ひいては
新規遊技機の開発に係る期間をも短縮することができる
ようになる。また、表示関連情報の出力手段を遊技制御
手段に設けずに表示制御手段に設けたため、第三者検査
機関において表示関連情報の情報出力手段を容易に見つ
けることが可能となり検査効率が向上する。なお、遊技
機の開発或いは完成試験においては、この情報出力手段
からの検出信号を利用して、当該遊技機の表示に関する
情報を容易に取得することができ、したがって完成試験
等を効率良く行うことが可能となり得る。また、遊技店
に本発明の遊技機を設置した後は、該遊技店において営
業情報ないし遊技稼働情報等を容易に取得することが可
能となり得る。
【0007】また、上記課題を解決するために、本発明
の遊技機は、所定数の遊技媒体の発射を単位遊技とし、
該単位遊技における複数の入球領域への遊技媒体の入球
に関連した識別情報(以下、入球識別情報とも言う)を
表示し、該入球識別情報の組合せに基づき賞態様を決定
する遊技機において、前記入球識別情報を表示する識別
情報表示手段と、始動検知装置における遊技媒体の検知
に基づき、1ないし複数の識別情報(以下、始動識別情
報とも言う)を可変表示する可変表示手段と、遊技の制
御を司る遊技制御手段と、前記遊技制御手段の指令に基
づき、前記識別情報の表示に関連する制御を行う表示制
御手段とを備え、前記表示制御手段は、前記識別情報表
示手段及び/又は前記可変表示手段の作動を制御するも
のであって、該表示制御手段には、前記識別情報表示手
段及び/又は前記可変表示手段における識別情報の表示
に関連する表示関連情報を当該遊技機外部に出力可能な
表示関連情報出力手段が具備されていることを特徴とす
る。
【0008】この場合、上記同様第三者検査機関におけ
る検査効率が向上するとともに、可変表示手段における
表示関連情報も出力可能となり、第三者検査機関におい
て可変表示に関連する情報を容易に取得して該表示の検
査を行うことが可能となり得る。なお、当該遊技機に
は、前記可変表示手段において前記始動識別情報が特定
の表示態様で確定表示された場合に、遊技者にとって相
対的に有利な状態に変化する変動入球装置が備えられて
いるものとすることができる。
【0009】前記情報出力手段は、前記識別情報表示手
段における前記入球識別情報の各々を特定可能な態様
で、該入球識別情報の表示に関連する情報を当該遊技機
外部に出力可能とすることができる。この場合、入球識
別情報の各々が特定可能なため、入球識別情報の表示の
組合せを外部の検査装置が特定可能となり、単位遊技に
おいて獲得する賞態様を容易に検査することが可能とな
り得る。このように、本発明においては、特に、表示の
組合せ態様に関連する情報(表示組合せ関連情報)を外
部に出力するものとすれば、賞態様に関する情報を外部
に出力するのと等価となるため、単位遊技において獲得
し得る賞態様等を外部の検査装置等において特定可能と
なり得る。これにより検査効率が更に向上するととも
に、より詳細な遊技情報、表示情報を当該遊技機から取
得することが可能となり得る。
【0010】上記遊技制御手段は遊技制御を司る主制御
部と、上記表示制御手段は主制御部からの指令に基づき
動作する副制御部とすることができる。このように遊技
の制御を、主制御部と副制御部に分けて行うことで、組
合せ式弾球遊技機等における遊技制御を効率よく行うこ
とが可能となる。また、1つの制御部によって遊技制御
を行う場合に比して、1つの制御部にかかる制御負担が
軽減される。なお、主制御部が、上記指令を所定の時間
間隔をおいて出力し、副制御部が、その指令により任さ
れた範囲で制御態様を選択して遊技制御を成立させるも
のとすれば、主制御部の制御負担が一層軽減される。
【0011】また、前記主制御部及び/又は副制御部
は、電源部から電力の供給を受けて作動し、該電源部
は、少なくとも停電等の電源遮断時に前記主制御部及び
/又は副制御部におけるRAMデータを補償するバック
アップ電源部を含むものとすることができる。このよう
に、バックアップ電源部を電源部に具備させることで、
停電等の電源遮断時においても賞態様に関するデータ
(例えば賞球データや得点データ)、表示に関するデー
タ(例えば上記入球識別情報の表示データ及び始動識別
情報の表示データ)等が補償されるようになる。
【0012】次に、本発明の遊技機には以下のような態
様を付加することができる。すなわち、前記可変表示手
段(可変表示装置ともいう)において前記始動識別情報
(誘導識別情報又は誘導図柄ともいう)が特定の表示態
様で確定表示された場合に、遊技者にとって相対的に有
利な状態に変化する第1変動入球装置と、前記第1変動
入球装置へ入球した前記遊技媒体を、特定入球領域ある
いは非特定入球領域のいずれかに誘導可能な誘導装置
と、前記特定入球領域への遊技媒体の入球に基づき、前
記賞態様が通常状態よりも遊技者にとって相対的に有利
となる特別遊技状態を発生させる特別遊技発生装置と、
前記特別遊技状態中に、役物作動用検知装置における遊
技媒体の検知に基づき、遊技者にとって相対的に有利な
状態に変化する第2変動入球装置と、前記第2変動入球
装置への有効な入球に基づき、前記賞態様を遊技者にと
って相対的に有利とすることが可能な賞態様増加装置
と、を備えるものとすることができる。
【0013】可変表示装置における誘導識別情報の表示
態様に基づき第1変動入球装置が入球有利な状態とな
り、第1変動入球装置に入球した遊技媒体が特定入球領
域に入球すると特別遊技状態が発生する。ここで、遊技
媒体は特定入球領域へは誘導装置により誘導されるが、
その誘導装置は特定入球領域あるいは非特定入球領域の
いずれかに誘導可能とされているため、いずれの領域に
誘導されるかという不確定な要素により、遊技者に対し
て高い遊技興趣を付与することが可能となり得る。すな
わち、本発明の遊技機においては、特定入球領域あるい
は非特定入球領域のいずれに遊技媒体が入球するかは、
第1変動入球装置への遊技媒体の入球態様ないし誘導装
置への遊技媒体の入球態様によって異なるものとされて
いる。一方、本発明の遊技機は、遊技者に高い遊技興趣
を付与することが可能となり得るため、遊技店にとって
遊技機の稼働率を向上させることが可能となり得る。な
お、上記始動検知装置は、始動入球装置又は始動通過装
置に設けられた遊技媒体検知スイッチとすることがで
き、役物作動用検知装置も、役物作動用入球装置又は役
物作動用通過装置に設けられた遊技媒体検知スイッチと
することができる。このような構成を上記遊技制御手段
及び表示制御手段を備えた遊技機に付加することによ
り、遊技者に対して高い遊技興趣を付与しつつ、単位遊
技における識別情報の表示に係る制御を正確に行うこと
が可能となり遊技者に対して信頼の高い遊技機を提供す
ることが可能となり得る。
【0014】一方、上記遊技制御手段にも、遊技に関す
る情報(遊技情報)を当該遊技機外部に出力することが
可能な遊技制御側情報出力手段が備えられているものと
することができる。これにより、遊技制御手段から遊技
制御情報を含む遊技情報を取得して遊技の態様について
効率良く検査することが可能となり得る。遊技情報とし
ては、例えば出球率に関連する情報を取得することがで
きる。出球率は、全ての発射遊技媒体数(発射遊技球
数)に対する獲得された遊技媒体数(遊技球数)の割合
である。この場合、発射遊技球数検出手段からの検出情
報に基づいて発射遊技球数関連情報が遊技制御手段に送
信され、その発射遊技球数に関する情報が情報出力手段
から出力される。また、獲得された遊技球数に関する情
報は、遊技球の払出に関連する制御を行う賞球払出制御
手段から送信される賞球払出情報に基づき情報出力手段
から出力される。これら各情報を遊技制御手段から取得
して出球率について検査することが可能となり得る。
【0015】また、上記遊技制御手段に設けた遊技制御
情報出力手段から役物比率に関する情報を取得すること
ができる。この役物比率は、組合せ表示に関連して獲得
可能な賞態様(得点)のうち、上記第1変動入球装置、
特定入球領域、第2変動入球装置の少なくともいずれか
への入球に関連して得られる第1賞態様(第1得点)
と、その他の入球装置(例えば遊技領域下方に設けられ
た入球装置(例えば16連入球装置))への入球に関連
して得られる第2賞態様(第2得点)とについて、単位
遊技において得られた全賞態様(全得点)から第2賞態
様(第2得点)を引いた値を、全賞態様(全得点)で除
して算出されるものである。すなわち、所定条件の成立
に伴って入球有利となる役物への入球に関連して得られ
る役物対応賞態様(役物対応得点)と、それ以外の入球
領域への入球に関連して得られる普通対応賞態様(普通
対応得点)とについて、単位遊技において得られた全賞
態様(全得点)から普通対応賞態様(普通対応得点)を
引いた値を、全賞態様(全得点)で除して算出したもの
が役物比率である。この場合、上記第1変動入球装置、
特定入球領域、第2変動入球装置等の役物、若しくはそ
の他の入球装置(入球領域)への入球検知情報が遊技制
御手段に送信され、上記遊技制御情報出力手段から該入
球検知情報若しくは該入球検知情報に基づく役物比率に
関連する情報が外部に出力可能とされている。このよう
な情報を遊技制御手段から取得して役物比率について検
査することが可能となり得る。
【0016】次に、本発明の遊技機において各制御手段
にて受送信されるコマンド(作動指令信号)の態様につ
いて説明する。例えば、入球領域(16連入球口若しく
は普通入球口)のいずれかに入球があった場合に、その
入球検出信号(入球領域入球検出信号)が主制御部(遊
技制御手段)に送信され、該主制御部において、その入
球検出信号(入球領域入球検出信号)に基づいて各入球
領域(16連入球口若しくは普通入球口)に対応した図
柄表示コマンド(入球識別情報表示指令信号)が読み出
されるとともに、該図柄表示コマンド(入球識別情報表
示指令信号)が主制御部の出力回路部(コマンド送信手
段(作動指令信号送信手段))から図柄表示装置制御部
(表示制御手段)に送信されるものとすることができ
る。この場合、主制御部から図柄表示装置制御部へのコ
マンドの送信が簡便且つ確実に行われるようになる。具
体的には、入球領域への入球に関連する入球識別情報の
表示制御が確実に行えるようになり得る。
【0017】また、役物作動口(特定入球口若しくは得
点増加装置作動口)に入球があった場合に、その入球検
出信号(特定入球領域入球検出信号)が主制御部(遊技
制御手段)に送信され、該主制御部において、その入球
検出信号(特定入球領域入球検出信号)に基づいて役物
作動口(特定入球口)に対応した図柄表示コマンド(特
定入球識別情報表示指令信号(入球困難な入球口に対
応))が読み出されるとともに、該図柄表示コマンド
(特定入球識別情報表示指令信号(入球困難な入球口に
対応))が、主制御部の出力回路部(コマンド送信手段
(作動指令信号送信手段))から図柄表示装置制御部
(表示制御手段)に送信されるものとすることができ
る。この場合、主制御部から図柄表示装置制御部へのコ
マンドの送信が簡便且つ確実に行われるようになる。具
体的には、特定入球口等の特定入球領域への入球に関連
する特定入球識別情報の表示制御が確実に行えるように
なり得る。
【0018】次に、上記遊技制御手段(主制御部)の遊
技制御手段側遊技情報出力手段(試験信号端子)から検
査装置(試験装置)に出力可能な遊技制御手段側遊技情
報の出力態様について、本発明の遊技機として付加可能
なものを説明する。(遊技制御手段側遊技情報の出力態
様に関する第1の付加態様)当該遊技機の電源投入時に
おいて、最初の単位遊技において該電源投入から遊技の
結果が得られるまで、すなわち全ての遊技装置の作動が
終了するまで、該単位遊技の遊技中を示す遊技中信号が
遊技制御手段側遊技情報として外部(例えば検査装置)
に出力されるものとすることができる。さらに、単位遊
技において全ての遊技装置の作動が終了してから、次の
単位遊技開始までの間において、所定時間を遊技確認時
間として発射不可能な遊技状態を設けることができる。
この場合、電源投入時の最初の単位遊技以降、次回の単
位遊技からは、上記遊技確認時間の作動終了後から遊技
の結果が得られるまで、すなわち全ての遊技装置の作動
が終了するまで(遊技確認時間の作動が開始されるま
で)の間において、上記遊技中信号が遊技制御手段側遊
技情報として出力されるものとすることができる。これ
により、検査装置側において単位遊技の開始及び終了を
明確に把握することが可能となり、遊技中の有無、遊技
確認時間の有無等を把握することが可能となり得る。し
たがって、単位遊技が決まっている遊技機(例えば組合
せ弾球遊技機たるアレンジボール遊技機)において、正
確且つ迅速な検査(特に単位遊技の開始・終了等に関連
する検査)を行うことが可能となり得る。
【0019】(遊技制御手段側遊技情報の出力態様に関
する第2の付加態様)上記単位遊技において、上記入球
領域の入球に関連した識別情報(入球識別情報)の組合
せが、賞獲得(得点獲得)となる組合せとならなかった
場合、賞球信号は出力されないものとすることができ
る。一方、上記単位遊技において、上記入球識別情報の
組合せが賞獲得(得点獲得)となる組合せとなった場合
であって、上記賞態様増加装置が作動してない場合、上
記入球識別情報の組合せに対応する賞態様の賞球信号が
出力されるものとすることができる。また、上記入球識
別情報の組合せが賞獲得(得点獲得)となる組合せとな
った場合であって、上記特別遊技発生装置が作動してい
る状態においては、上記役物作動用検知装置における検
知情報により第2変動入球装置が開放され、該第2変動
入球装置における検知情報に基づき賞態様増加装置が作
動を開始する場合、該賞態様増加装置の作動に基づいて
賞態様増加装置作動信号が前記遊技制御手段側遊技情報
として出力され、さらに該賞態様増加装置の作動に基づ
く得点増加分の賞球信号が遊技制御手段側遊技情報とし
て出力されるものとすることができる。このような態様
により、検査装置側において賞態様に関連する情報を明
確に把握することが可能となり、例えば賞態様増加の有
無、その増加した賞態様について把握することが可能と
なり得る。したがって、単位遊技が決まっている遊技機
(例えば組合せ弾球遊技機たるアレンジボール遊技機)
において、正確且つ迅速な検査(特に賞態様に関する検
査)を行うことが可能となり得る。
【0020】(遊技制御手段側遊技情報の出力態様に関
する第3の付加態様)上記始動検知装置において遊技媒
体の検知があった場合、始動検知信号が遊技制御手段側
遊技情報として出力されるとともに、上記可変表示装置
の作動が開始され、前記始動検知装置における検知の無
効を示す信号が所定時間出力されるものとすることがで
きる。この場合、可変表示装置の作動中における前記始
動検知装置への遊技媒体の検知が無効とされるが、該無
効の有無を検査装置において確認することが可能となり
得る。
【0021】(遊技制御手段側遊技情報の出力態様に関
する第4の付加態様)上記可変表示装置において前記始
動識別情報(誘導識別情報)が特定の表示態様で確定表
示され、役物誘導装置が作動を開始し第1変動入球装置
が開放された場合、前記可変表示装置の作動終了後にお
いても、前記遊技制御手段側遊技情報として、前記始動
検知装置における検知の無効を示す信号が継続して出力
され、前記始動識別情報(誘導識別情報)が特定の表示
態様で確定表示された場合に、始動識別情報(誘導識別
情報)当り信号が出力されるとともに、役物誘導装置が
作動していることを示す役物誘導装置作動信号が出力さ
れ、第1変動入球装置が開放されていることを示す第1
変動入球装置開放信号が出力されるものとすることがで
きる。この場合、可変表示装置の始動識別情報(誘導識
別情報)が特定表示態様で確定表示され、役物誘導装置
が作動を開始し第1変動入球装置が開放される場合の遊
技態様について、各遊技装置等の作動開始タイミング等
を正確に検査装置において確認することが可能となり得
る。なお、役物誘導装置は前記第1変動入球装置を作動
させるための装置であって、前記遊技制御手段がその実
体を担う特別の装置とされている。
【0022】(遊技制御手段側遊技情報の出力態様に関
する第5の付加態様)前記役物誘導装置が作動を開始
し、前記第1変動入球装置に遊技媒体が検知され、役物
の作動が開始される場合、前記第1変動入球装置への遊
技媒体の検知情報に基づき、前記遊技制御手段側遊技情
報として前記始動検知装置の検知有効信号が出力される
ものとすることができる。また、同じく前記第1変動入
球装置への遊技媒体の検知情報に基づき、前記遊技制御
手段側遊技情報として前記第1変動入球装置入球信号が
出力され、役物に係る入球信号が出力されるものとする
ことができる。さらに、同じく前記第1変動入球装置へ
の遊技媒体の検知情報に基づき、前記遊技制御手段側遊
技情報として前記第1変動入球装置入球信号が出力さ
れ、前記役物の作動信号(役物作動信号)が出力される
ものとすることができる。この場合、役物作動信号は、
役物の作動が開始されてから作動が停止されるまで、す
なわち上記遊技の結果が得られるまで出力が継続される
ものとすることができる。なお、役物は、その作動に基
づき予め定められた複数の入球識別情報を識別情報表示
手段に表示するものであって、第1変動入球装置に再度
遊技媒体が検知されても前記表示された入球識別情報の
表示態様は変化しないものとされている。また、該役物
の作動は、上記遊技の結果が得られた場合に停止するも
のとされている。この場合、前記役物誘導装置が作動を
開始し、前記第1変動入球装置に遊技媒体が検知され、
役物の作動が開始される場合の一連の遊技態様につい
て、各遊技装置等の作動開始タイミング等を正確に検査
装置において確認することが可能となり得る。
【0023】(遊技制御手段側遊技情報の出力態様に関
する第6の付加態様)前記役物誘導装置の作動は、複数
回の単位遊技(例えば2回の単位遊技)に亘って継続可
能とされており、前記始動識別情報(誘導識別情報)が
特定の表示態様となって前記役物誘導装置が作動を開始
した単位遊技において、前記第1変動入球装置への遊技
媒体の検知(入球)がなく、その次の単位遊技において
前記第1変動入球装置に遊技媒体の検知(入球)があ
り、その検知(入球)に基づいて前記役物が作動する遊
技状態において、前記遊技制御手段側遊技情報として、
前記第1変動入球装置に遊技媒体の検知(入球)がある
まで(前記複数回の単位遊技に亘って)前記始動識別情
報(誘導識別情報)当り信号が出力されるとともに、前
記役物誘導装置作動信号、第1変動入球装置開放信号が
継続して出力されるものとすることができる。また、上
記同様の遊技状態において、前記遊技制御手段側遊技情
報として、始動検知装置における検知の無効を示す信号
(始動検知装置無効信号)が出力されるものとすること
ができる。また、上記同様の遊技状態において、前記第
1変動入球装置に入球があった場合は、前記遊技制御手
段側遊技情報としての前記始動識別情報(誘導識別情
報)当り信号、前記役物誘導装置作動信号、前記第1変
動入球装置開放信号の出力がOFFとなり、前記始動検
知装置における検知の有効を示す信号(始動検知装置有
効信号)が出力されるとともに、第1変動入球装置入球
信号、役物に係る入球信号、及び役物作動信号が出力さ
れるものとすることができる。なお、役物作動信号は、
役物の作動が開始されてから作動が停止されるまで、す
なわち2回目の単位遊技において、遊技の結果が得られ
るまで出力が継続されるものとされている。この場合、
役物誘導装置が作動を開始した単位遊技において第1変
動入球装置への遊技媒体の検知(入球)がなく、その次
の単位遊技において第1変動入球装置に遊技媒体の検知
(入球)があり、その検知(入球)に基づいて役物が作
動する遊技状態について、各遊技装置等の作動開始タイ
ミング等を正確に検査装置において確認することが可能
となり得る。
【0024】(遊技制御手段側遊技情報の出力態様に関
する第7の付加態様)前記役物誘導装置の作動開始から
作動停止までの間に、前記第1変動入球装置に遊技媒体
の検知(入球)がなかった場合、すなわち前記役物誘導
装置が作動を開始してから遊技の結果が所定回数だけ得
られるまでの間に、前記第1変動入球装置に遊技媒体の
検知(入球)がなかった場合において、前記所定回数の
遊技の結果が得られるまで前記遊技制御手段側遊技情報
としての前記始動識別情報(誘導識別情報)当り信号、
前記役物誘導装置作動信号、前記第1変動入球装置開放
信号が継続して出力され、前記始動検知装置における検
知の無効を示す信号(始動検知装置無効信号)が継続し
て出力されるものとすることができる。この場合、前記
役物誘導装置の作動開始から作動停止までの間に、前記
第1変動入球装置に遊技媒体の検知(入球)がなかった
場合の遊技状態について、各遊技装置等の作動開始タイ
ミング等を正確に検査装置において確認することが可能
となり得る。
【0025】(遊技制御手段側遊技情報の出力態様に関
する第8の付加態様)前記第1変動入球装置に対して遊
技媒体の入球があった場合において、前記特定入球領域
(誘導増加装置作動領域)に遊技媒体が検知されると
(入球又は通過すると)、前記特別遊技発生装置(誘導
増加装置作動信号)の作動が開始され、前記遊技制御手
段側遊技情報として誘導増加装置作動領域検知信号(通
過信号)、及び特別遊技発生装置作動信号(誘導増加装
置作動信号)が出力されるものとすることができる。さ
らに、前記遊技制御手段側遊技情報として、前記役物作
動用検知装置(役物誘導装置作動ゲート)への遊技媒体
の検知(通過)が有効である旨を示す信号(役物作動用
検知装置有効信号(役物誘導装置作動ゲート有効信
号))が遊技制御手段側遊技情報として出力されるもの
とすることができる。一方、前記第1変動入球装置に入
球した遊技媒体が非特定入球領域(排出口)を通過した
場合、非特定入球領域検知信号(排出口通過信号)が遊
技制御手段側遊技情報として出力されるものとすること
ができる。この場合、前記第1変動入球装置に対して遊
技媒体が入球した場合の遊技状態について、各遊技装置
等の作動開始タイミング等を正確に検査装置において確
認することが可能となり得る。
【0026】(遊技制御手段側遊技情報の出力態様に関
する第9の付加態様)前記特別遊技発生装置(誘導増加
装置)の作動開始から作動終了までの遊技状態であっ
て、特に、前記特別遊技発生装置(誘導増加装置)の作
動開始から所定回数の単位遊技が終了するまでの遊技状
態において、各単位遊技において前記役物作動用検知装
置(役物誘導装置作動ゲート)に遊技媒体が検知される
と(通過すると)、役物誘導装置が作動を開始し第2変
動入球装置が開放されるものとされており、前記役物作
動用検知装置(役物誘導装置作動ゲート)に遊技媒体が
検知されると(通過すると)、前記遊技制御手段側遊技
情報としての前記役物作動用検知装置有効信号(役物誘
導装置作動ゲート有効信号)がOFFとされるととも
に、前記役物作動用検知装置(役物誘導装置作動ゲー
ト)に係る検知信号(通過信号)、役物誘導装置作動信
号、第2変動入球装置開放信号が遊技制御手段側遊技情
報として出力されるものとすることができる。この場
合、特別遊技発生装置の作動中の単位遊技において、役
物作動用検知装置(役物誘導装置作動ゲート)に遊技媒
体が検知されて、役物誘導装置が作動を開始し第2変動
入球装置が開放される遊技状態について、各遊技装置等
の作動開始タイミング等を正確に検査装置において確認
することが可能となり得る。
【0027】(遊技制御手段側遊技情報の出力態様に関
する第10の付加態様)前記第2変動入球装置に遊技媒
体の検知(入球)があった場合、前記役物誘導装置の作
動が停止し第2変動入球装置が閉鎖されるとともに、第
2の役物が作動して、賞態様増加装置(得点増加装置)
の作動が開始される遊技状態において、前記第2変動入
球装置への遊技媒体の検知(入球)に基づいて、前記遊
技制御手段側遊技情報としての役物誘導装置作動信号、
第2変動入球装置開放信号の出力がOFFとなるととも
に、第2変動入球装置入球信号、前記賞態様増加装置
(得点増加装置)に係る入球口入球信号、前記第2の役
物に係る入球口入球信号が、前記遊技制御手段側遊技情
報として出力されるものとされている。また、前記第2
変動入球装置への遊技媒体の検知(入球)に基づいて、
得点増加装置作動信号及び役物作動信号(第2役物作動
信号)が出力され、該作動信号の出力は遊技の結果が得
られるまで継続されるものとすることができる。
【0028】なお、前記第2変動入球装置への遊技媒体
の検知(入球)がない場合は、役物誘導装置の作動、及
び該第2変動入球装置の開放は、当該単位遊技の遊技の
結果が得られるまで継続され、役物誘導装置作動信号、
及び第2変動入球装置開放信号が、前記遊技制御手段側
遊技情報として当該単位遊技の遊技の結果が得られるま
で継続して出力されるものとすることができる。ここ
で、第2の役物は、その作動に基づき所定数の入球識別
情報を識別情報表示手段に表示するものであって、第2
変動入球装置の入口に再度、遊技媒体の入球があった場
合においても、表示された入球識別情報の表示態様は変
化しないものとされている。この場合、特別遊技発生装
置の作動中の単位遊技において、役物作動用検知装置
(役物誘導装置作動ゲート)に遊技媒体が検知されて、
役物誘導装置が作動を開始し第2変動入球装置が開放さ
れた場合の遊技状態について、各遊技装置等の作動開始
タイミング等を正確に検査装置において確認することが
可能となり得る。
【0029】(遊技制御手段側遊技情報の出力態様に関
する第11の付加態様)前記役物誘導装置又は得点増加
装置の作動中に、遊技媒体が前記特定入球領域(誘導増
加装置作動領域)を通過した場合、前記特別遊技発生装
置(誘導増加装置)の作動が停止されるとともに、前記
遊技制御手段側遊技情報として、特定入球領域入球信号
(誘導増加装置作動領域通過信号)が出力され、特別遊
技発生装置作動信号(誘導増加装置作動信号)の出力が
OFFとされるものとすることができる。なお、遊技媒
体が前記特定入球領域(誘導増加装置作動領域)に検知
される前の役物作動用検知装置(役物誘導装置作動ゲー
ト)への遊技媒体の検知(通過)は有効であって、役物
誘導装置作動信号から役物作動信号に至る信号が出力可
能とされている。この場合、特別遊技発生装置の作動中
において、特定入球領域(誘導増加装置作動領域)に遊
技媒体が検知されて、特別遊技発生装置の作動が停止さ
れる場合の遊技状態について、各遊技装置等の作動開始
タイミング等を正確に検査装置において確認することが
可能となり得る。
【0030】続いて、上記表示制御手段の表示制御手段
側遊技情報出力手段(試験信号端子)から検査装置(試
験装置)に出力可能な表示関連情報等の遊技情報(以
下、単に表示関連情報とも言う)の出力態様について、
本発明の遊技機として付加可能なものを説明する。
【0031】(表示関連情報の出力態様に関する第1の
付加態様)前記可変表示装置は、複数の識別情報(誘導
識別情報)表示領域を含み、該複数の識別情報(誘導識
別情報)表示領域において前記識別情報(誘導識別情
報)を可変表示することが可能とされており、前記表示
制御手段において、前記可変表示装置における識別情報
(誘導識別情報)の可変表示態様を指定するための可変
表示態様指定信号と、前記複数の識別情報表示領域の各
々について確定表示する識別情報を指定するための識別
情報指定信号と、各識別情報表示領域において全ての識
別情報を確定表示させるための全識別情報可変停止指令
信号とを、この順で前記遊技制御手段からそれぞれ受信
した場合において、前記可変表示態様指定信号を受信し
てから前記全識別情報可変停止指令信号を受信するまで
の間、識別情報変動中信号が表示関連情報として出力さ
れるものとすることができる。また、前記全識別情報可
変停止指令信号を受信した場合、識別情報の確定を表す
識別情報確定信号が表示関連情報として出力されるとと
もに、前記複数の識別情報表示領域の各々について、確
定された各識別情報に関連する確定識別情報関連信号が
前記表示関連情報として出力されるものとされている。
この場合、可変表示装置における識別情報の表示態様に
ついて、正確に検査装置において確認することが可能と
なり得る。
【0032】(表示関連情報の出力態様に関する第2の
付加態様)前記表示制御手段において、前記遊技制御手
段から可変表示態様指定信号を受信し、識別情報指定信
号を受信する前に全識別情報可変停止指令信号を受信し
た場合、可変表示装置エラー信号が表示関連情報として
出力されるものとすることができる。なお、該エラー信
号は次の可変表示態様指定信号(新たな可変表示態様指
定信号)を受信するまで継続して出力されるものとする
ことができる。この場合、可変表示装置における表示制
御に関連するエラーについて、検査装置において確認す
ることが可能となり得る。
【0033】(表示関連情報の出力態様に関する第3の
付加態様)前記表示制御手段において、前記遊技制御手
段から前記可変表示態様指定信号、前記識別情報指定信
号を受信し、その受信から所定時間経過後、前記全識別
情報可変停止指令信号を受信しなかった場合、可変表示
装置エラー信号が表示関連情報として出力されるものと
することができる。なお、該エラー信号は次の可変表示
態様指定信号(新たな可変表示態様指定信号)を受信す
るまで継続して出力されるものとすることができる。こ
の場合も、可変表示装置における表示制御に関連するエ
ラーについて、検査装置において確認することが可能と
なり得る。
【0034】(表示関連情報の出力態様に関する第4の
付加態様)前記表示制御手段において、前記遊技制御手
段から前記可変表示態様指定信号を受信する前に、前記
識別情報指定信号を受信した場合、可変表示装置エラー
信号が表示関連情報として出力されるものとすることが
できる。なお、該エラー信号は次の可変表示態様指定信
号(新たな可変表示態様指定信号)を受信するまで継続
して出力されるものとすることができる。この場合も、
可変表示装置における表示制御に関連するエラーについ
て、検査装置において確認することが可能となり得る。
【0035】(表示関連情報の出力態様に関する第5の
付加態様)前記表示制御手段において、前記遊技制御手
段から前記可変表示態様指定信号を受信する前に、前記
全識別情報作動停止指令信号を受信した場合、可変表示
装置エラー信号が表示関連情報として出力されるものと
することができる。なお、該エラー信号は次の可変表示
態様指定信号(新たな可変表示態様指定信号)を受信す
るまで継続して出力されるものとすることができる。ま
た、エラー信号出力中において、前記全識別情報可変停
止指令信号を受信すると、前記識別情報指定信号が出力
され、エラー信号の出力が解除されるものとされてい
る。この場合も、可変表示装置における表示制御に関連
するエラーについて、検査装置において確認することが
可能となり得る。
【0036】次に、入球識別情報を表示する識別情報表
示手段の表示制御に関連する入球識別情報表示関連情報
の出力態様について、本発明の遊技機に付加可能な態様
を説明する。
【0037】(入球識別情報についての表示関連情報の
出力態様に関する第1の付加態様)前記表示制御手段に
おける入球識別情報の表示制御に関連する入球識別情報
表示制御信号として、入球識別情報表示指令信号、全識
別情報非表示指令信号がそれぞれ遊技制御手段から表示
制御手段に対して送信され、その指令信号に基づいて入
球識別情報の表示制御が行われるものとすることができ
る。この場合、入球識別情報の表示制御が迅速且つ正確
に行われるようになり得る。
【0038】前記表示制御手段において、前記遊技制御
手段から前記入球識別情報表示指令信号を受信すると、
前記表示関連情報として入球識別情報表示信号が出力さ
れ、前記全識別情報非表示指令信号を受信すると、前記
表示関連情報としての前記入球識別情報表示信号の出力
が解除されるものとすることができる。この場合、入球
識別情報表示手段における表示態様について、検査装置
において確認することが可能となり得る。
【0039】(入球識別情報についての表示関連情報の
出力態様に関する第2の付加態様)前記表示制御手段に
おいて、前記遊技制御手段からの前記入球識別情報表示
指令信号の一部が欠落した場合、すなわち単位遊技にお
ける発射上限値(例えば16個)の前記入球識別情報表
示指令信号を受信する前に、前記全識別情報非表示指令
信号を受信した場合、前記受信した入球識別情報表示指
令信号に対応する前記入球識別情報表示信号が表示関連
情報として出力されるとともに、前記全識別情報非表示
指令信号を受信すると前記入球識別情報表示信号の出力
が解除されるものとすることができる。さらに、発射上
限値(例えば16個)の前記入球識別情報表示指令信号
の受信前に前記全識別情報非表示指令信号を受信したた
め、入球識別情報表示手段エラー信号が表示関連情報と
して出力されるものとすることができる。なお、この入
球識別情報表示手段エラー信号は、次回の単位遊技にお
いて最初の入球識別情報表示指令信号を受信した場合に
出力解除されるものとされている。この場合、入球識別
情報表示手段における表示態様について、検査装置にお
いて確認することが可能となり得るとともに、入球識別
情報表示手段のエラー態様についても、検査装置におい
て正確に把握することが可能となり得る。
【0040】(入球識別情報についての表示関連情報の
出力態様に関する第3の付加態様)前記表示制御手段に
おいて、前記遊技制御手段からの前記入球識別情報表示
指令信号の全てが欠落した場合の、すなわち前記入球識
別情報表示指令信号を受信する前に前記全識別情報非表
示指令信号を受信した場合、入球識別情報表示手段エラ
ー信号が表示関連情報として出力される。なお、この入
球識別情報表示手段エラー信号は、次回の単位遊技にお
いて最初の前記入球識別情報表示指令信号を受信した場
合に出力解除されるものとされている。この場合、入球
識別情報表示手段のエラー態様について、検査装置にお
いて正確に把握することが可能となり得る。
【0041】(入球識別情報についての表示関連情報の
出力態様に関する第4の付加態様)前記表示制御手段に
おいて、前記遊技制御手段からの前記全識別情報非表示
指令信号が欠落した場合、すなわち、単位遊技において
前記入球識別情報表示指令信号の全てを受信し、前記全
識別情報非表示指令信号を受信する前に、当該単位遊技
が終了し次の単位遊技に進んだ場合、入球識別情報表示
手段エラー信号は出力されないものとすることができ
る。具体的には、前記入球識別情報表示指令信号の受信
に基づき前記入球識別情報表示信号が表示関連情報とし
て出力され、その単位遊技における前記全識別情報非表
示指令信号が欠落した場合であっても、入球識別情報表
示手段エラー信号は出力されず、次回以降の単位遊技に
おいて前記全識別情報非表示指令信号を受信した場合に
前記入球識別情報表示指令信号が出力解除されるものと
することができる。この場合、表示制御手段において遊
技制御手段からの指令信号に不備があった場合であって
も、エラー発生とは認識しない態様について検査装置に
おいて正確に把握することが可能となり得る。
【0042】(入球識別情報についての表示関連情報の
出力態様に関する第5の付加態様)前記表示制御手段に
おいて、前記遊技制御手段からの前記入球識別情報表示
指令信号の一部と前記全識別情報非表示指令信号とが欠
落した場合、前記受信した入球識別情報表示指令信号に
対応する前記入球識別情報表示信号が表示関連情報とし
て出力される一方、入球識別情報表示手段エラー信号は
出力されないもとすることができる。なお、次回以降の
単位遊技において前記全識別情報非表示指令信号を受信
した場合に前記入球識別情報表示指令信号が出力解除さ
れるものとすることができる。この場合、表示制御手段
において遊技制御手段からの指令信号に不備があった場
合であっても、エラー発生とは認識しない態様について
検査装置において正確に把握することが可能となり得
る。
【0043】なお、本明細書において、「入球装置」又
は「入球領域」等は、「通過装置」又は「通過領域」等
とすることが可能で、「各遊技装置への入球」は、「各
遊技装置への通過」とすることも可能で、さらには、
「各遊技装置における遊技媒体の検出ないし検知」とす
ることも可能である。
【0044】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に示す実施例を参照しつつ説明する。まず、組合せ式遊
技機としてのアレンジボール遊技機(単に遊技機とも言
う)1の構造を図1及び図2を参照して説明する。
【0045】遊技機1の前面部は、本体枠2と、中枠3
と、前面枠4と、上皿部5と、下皿部6と、施錠装置7
とから構成されている。本体枠2は、木製の板状体を略
長方形の額縁状に組立て固着したものである。中枠3
は、全体がプラスチック製で、枠体部(図示略)と下板
部(図示略)とを有し、本体枠2に対して開閉可能に軸
支されている。中枠3の右端中央には施錠装置7が設け
られ、施錠装置7は、正面視すると鍵穴を備えた略長方
形状を呈し、前面枠4を閉鎖した場合に施錠するための
ものである。
【0046】ここで枠体部は、上端から下方へ中枠3全
体の略2/3程度に略長方形の額縁状に形成され、上端
部には、前面枠4の略三角形状の枠飾りLED用レンズ
4c,4eに対応して、左側に賞球表示LED(図示
略)及び賞球表示LED基板4d(図5参照)が、右側
にストップ表示LED(図示略)及びストップ表示LE
D基板4f(図5参照)が配設されている。
【0047】また、下板部は、下端から上方へ中枠3全
体の略1/3程度を占め、左端には、上皿部5に形成さ
れたスピーカー面5aに対応すべく、遊技状態に応じた
効果音その他の音(音声)を発生させるスピーカー40
0a(図4参照)が配設され、略中央には、遊技球を発
射する発射装置ユニット8(図2参照)に対し、上皿部
5に貯留された遊技球を供給する球送り装置等(図示
略)が設けられている。
【0048】さらに、下板部の下方には、灰皿や玉抜き
レバー等を備えた下皿部6が設けられ、下皿部6の略中
央には、遊技機1の内部から遊技球を排出するための排
出口6aが開設され、右端に発射装置ユニット8(図2
参照)を操作する発射ハンドル9が設けられている。ま
た、この発射ハンドル9には、遊技者がタッチしている
ことを検出するタッチスイッチ9aが装着され、その近
傍には、遊技者が操作して発射停止を一時的に指令する
発射停止スイッチ9bが配置されている。
【0049】前面枠4は、全体がプラスチック製であ
り、遊技盤10を前方から視認するべく、遊技盤10に
形成された遊技領域11の形状に対応して上側が略円弧
状を呈し、全体が略弾丸形状に開設された開口部4aを
有している。そして、その裏面には、開口部4aに応じ
てガラス板等の透明板が嵌められた略長方形状の透明板
枠(図示略)が装着されている。また、この前面枠4
は、遊技機1の前面全体の約2/3のサイズを占め、中
枠3の左端に軸着され開閉可能に形成されている。さら
に、上端部には、枠飾りランプ用レンズ4bも設けら
れ、このレンズ4b内部には、開口部4a上端の円弧部
分に沿って、枠飾りランプ基板(遊技効果ランプ基板)
4g(図5参照)及び複数個の遊技効果ランプ(図示
略)が配設されている。
【0050】上皿部5は、前面枠4の下側で、中枠3の
左端に軸着され開閉可能に形成されている。皿外縁部5
bには、玉抜きボタンや遊技球の貸出・返却ボタン等が
配設されている。また、上皿部5には、遊技機1の内部
から遊技球を排出するための排出口5cが開設されてい
る。左端には、複数の長孔を有するスピーカー面5aが
形成され、その裏面には、音量スイッチ基板12(図4
参照)が設けられている。遊技機1の左端側には、プリ
ペイドカードユニット13(CRユニット)が装着され
ている。
【0051】また、上皿部5の奥(裏側)にはファール
球センサ197(図8及び図25参照)が設けられ、こ
れは発射装置ユニット8(図2参照)から発射された遊
技球が、遊技領域11まで達せず、外レール10c(図
25参照)から下皿部6に戻ってきた遊技球を検知する
ためのセンサである。さらに上皿部5の奥(裏側)には
槌先球検知スイッチ94(図8及び図25参照)及び球
送りカウントスイッチ95(図8及び図25参照)が設
けられ、これらは発射された遊技球又は上皿部5から発
射装置ユニット8(図2参照)に送られた遊技球をそれ
ぞれ検知するためのスイッチであり、該スイッチ94,
95からの検知情報及びファール球センサ197からの
検知情報により、遊技領域11に発射された発射球数
(有効発射球数)が16個とカウントされた場合には、
1ゲーム(単位遊技)の終了となる(詳細については後
述する)。
【0052】次に、前面部に形成される遊技盤10の表
面構造について説明する。遊技盤10は、略長方形の木
製の板状体であって中枠3に保持されるとともに、裏機
構盤102(図2参照)によりその背面側が覆われてい
る。遊技盤10には、遊技盤10の表面に設けられた外
レール10cと内レール10dとにより略円形状の遊技
領域11が形成され、遊技領域11内には、始動検知装
置としての誘導図柄作動ゲート16と、可変表示装置と
しての誘導図柄表示装置17と、第1変動入球装置とし
ての役物作動口(特定入球口)21と、遊技球を特定入
球領域としての誘導増加装置作動領域19aへ誘導可能
な誘導装置(誘導役物又は振分装置とも言う)20a
と、役物作動用検知装置としての役物誘導装置作動ゲー
ト26と、第2変動入球装置としての役物作動口(得点
増加装置作動口)23と、16個の入球領域が相互隣接
して配置された16連入球口24と、16連入球口24
の各入球領域に該当する識別情報を点灯表示する入球図
柄表示装置(識別情報表示装置)25と、多数の障害釘
(図示略)等が配設されている。
【0053】誘導図柄作動ゲート16は、遊技領域11
の中央から左半面側の上方に配置され、内部に誘導図柄
作動口入球(ゲート通過)検知スイッチ16d(図3参
照)を備えている。この入球検知スイッチ16dにおい
て遊技球が検知されると、誘導図柄表示装置17におい
て複数の図柄の可変表示が開始される。
【0054】誘導図柄表示装置17は、遊技領域11の
中央よりも左半面側で前記誘導図柄作動ゲート16の下
側に配置され、例えば3つの表示領域、すなわち左図柄
表示領域、中図柄表示領域、右図柄表示領域(図示略)
を備え、それぞれ複数の図柄を可変停止表示することが
可能とされている。誘導図柄表示装置17において、例
えば、図柄が「7、7、7」の3桁同一図柄で揃って停
止表示(確定表示)すると、役物誘導装置が作動し、役
物作動口(特定入球口)21が開放される。なお、役物
誘導装置は主制御部140(図3参照)を主体として構
成され、役物作動口(特定入球口)21又は役物作動口
(得点増加装置作動口)23の状態を変化させる特別の
装置を言う。
【0055】役物作動口(特定入球口)21は、遊技領
域11の中央上部に配置されており、一対の可動片21
a,21bを備え、この可動片21a,21bが左右に
作動(開放)することにより、遊技者にとって入球有利
な開放状態となる。また、内部に役物作動口入球検知ス
イッチ21c(図7参照)を備えており、この入球検知
スイッチ21cにおいて遊技球が検知されると、誘導増
加装置作動領域(特定入球領域)19aへの入球が有効
となる。なお、役物作動口(特定入球口)21に開閉板
を配設し、その開閉板の遊技領域11の前後方向への作
動(開放)に基づき、役物作動口(特定入球口)21を
開放状態とすることも可能である。
【0056】役物作動口(特定入球口)21に入球した
遊技球は、該役物作動口(特定入球口)21の下方に配
設されたセンター役物あるいは中央装置たる誘導装置
(振分装置)20aに誘導される。誘導装置20aは、
いわゆるクルーンと呼ばれる凹状の役物であって、底部
に3つの穴が形成され、このうち遊技盤10に向かって
手前側に形成された1つの穴が誘導増加装置作動領域
(特定入球領域)19aで、奥側に形成された2つの穴
が非作動領域(非特定入球領域:排出口とされている/
作動領域外領域)19bとされている。ここで、誘導増
加装置作動領域19aに遊技球が入球し、内部に設けら
れた誘導増加装置作動領域通過検知スイッチ19d(図
7参照)に検知されると、誘導増加装置が作動し、通常
状態よりも遊技者にとって相対的に有利な特別遊技状態
が発生する(特別遊技権利を取得するとも言う)。な
お、誘導増加装置とは、主制御部140(図3参照)を
主体として構成され、遊技状態を変化させる特別の装置
のことを言う。
【0057】役物誘導装置作動ゲート26は、遊技領域
11の中央から右半面側の上方に配置され、内部に役物
誘導装置作動ゲート通過検知スイッチ26a(図7参
照)を備えている。上記特別遊技状態の発生中に、該作
動ゲート通過検知スイッチ26aにおいて遊技球が検知
されると、役物作動口(得点増加装置作動口)23が開
放される。
【0058】役物作動口(得点増加装置作動口)23
は、遊技領域11の中央から右半面側であって上記役物
誘導装置作動ゲート26の下方に配置され、一対の可動
片23a,23bを備え、その可動片23a,23bが
遊技領域11の左右方向へ作動(開放)することに基づ
き、遊技者にとって入球有利な開放状態となる。また、
内部に役物作動口入球検知スイッチ23c(図7参照)
を備え、該入球検知スイッチ23cに遊技球が検知され
ると、入球図柄表示装置25の所定の識別情報(概ね入
球困難な入球領域に対応した識別情報)が点灯表示され
るとともに、得点増加装置(賞態様増加装置)が作動す
る。なお、遊技領域11の前後方向に開放可能な一枚の
開閉板を配設し、その開閉板の作動に基づき、役物作動
口(得点増加装置作動口)23を開放状態とすることも
可能である。
【0059】16連入球口24は、遊技領域11の最下
部に配置され、その前方側には、入球図柄表示装置(識
別情報表示装置)25が配設されている。16連入球口
24の内部には、それぞれ16連入球検知スイッチ25
a(図3参照)が設けられ、該検知スイッチ25aに遊
技球が検知されると、その入球領域に該当する入球図柄
表示装置25の識別情報(数字ランプ)が点灯表示され
る。なお、遊技機1においては、遊技球16個の発射を
単位遊技として、その16個において点灯表示された識
別情報の組合せに基づき賞態様が決定される。例えば、
4つの連続した数字ランプが連続して点灯表示されると
得点1が付与され、該1点につき16個の賞球又は相当
数の賞メダルが払い出される。また、ICカード等に得
点又は賞球数若しくは賞メダル数が蓄積されるものもあ
る。なお、入球図柄表示装置(識別情報表示装置)25
は、例えば7セグメントLED、ドットマトリクス又は
液晶(LCD)で構成することも可能で、この場合、上
記検知スイッチ25aに遊技球が検知されると、その入
球領域に該当する入球図柄表示装置(識別情報表示装
置)25の7セグメントLED、ドットマトリクス又は
液晶(LCD)の表示画面上において識別情報(数字)
が表示される。
【0060】次に、本実施例の遊技機1の裏面構造につ
いて図2を参照して説明する。前面枠4(図1参照)は
中枠3にあって、前面枠4の上下端の位置に設けられた
一対のヒンジ101により、開閉可能に支持されてい
る。裏機構盤102は中枠3にあって裏機構盤102の
上下端の位置に設けられた一対のヒンジ103により、
開閉可能に支持されている。遊技盤10(図1参照)は
中枠3の表面側に着脱可能に取り付けられている。上端
側にあるヒンジ101の配設位置からみて左側には、タ
ンク球切れ検知スイッチ104をタンク底部に備えた賞
球タンク105と、この賞球タンク105に接続される
タンクレール106とが取り付けられている。また、タ
ンクレール106の右側には、球抜きレバー107が設
けられ、その下流側には、補給球切れ検知スイッチ10
8が、さらに、その下流側には、賞球払出装置109が
配設されている。
【0061】続いて、遊技球の振り分け部110が賞球
払出装置109の下流側に設けられている。タンクレー
ル106の下側には、誘導図柄表示装置17(図1参
照)における表示盤(液晶表示盤又は7セグメントLE
D表示盤)を格納した蓋付きの裏ケース111が設けら
れ、この裏ケース111の下側には、後述する主制御部
140(図3参照)として、主制御基板340(図3参
照)を格納した主制御基板ケース112が設けられてい
る。主制御基板ケース112の左側には、発射制御部2
01a(図3参照)として発射装置制御基板201(図
3参照)を格納した発射装置制御基板ケース113、及
び発射制御集合中継基板116が設けられている。裏機
構盤102の左下方部には、上述した発射装置ユニット
8が、同じく右下方部には、賞球制御部(払出制御部)
150(図3参照)として、補給球詰まり、下皿部満タ
ン、主電源電圧異常、発射停止、主制御基板通信異常、
賞球モータ異常などを7セグメントLEDで表示する枠
状態表示器117を備えた賞球制御基板350(図3参
照)を格納した枠制御基板ケース(賞球制御基板ケー
ス)118が設けられている。
【0062】一方、裏機構盤102の右上端部には、ヒ
ューズボックス119、電源スイッチ120、電源ター
ミナル基板121及び大当り、発射装置制御、球切れ、
扉開放、賞球、球貸し用等の遊技機枠用外部接続端子を
備えた枠用外部端子基板122が設けられている。ま
た、外部からの電力の供給を受けるための電源ケーブル
123も枠用外部端子基板122の下側に配設されてい
る。賞球制御基板350(図3参照)を格納した枠制御
基板ケース118からは接続ケーブル124が上方へ延
出し、電源ケーブル125を備えたプリペイドカードユ
ニット(CRユニット)13に接続されている。また、
裏機構盤102の略中央下端部には、下皿部用球通路部
材126が設けられている。
【0063】次に、本実施例の遊技機1の電子制御装置
130について、図3を参照して説明する。まず、電子
制御装置130は、主制御部(遊技制御部)140と、
その主制御部140に接続された賞球制御部(払出制御
部)150、図柄表示装置制御部(図柄制御部)16
0、ランプ出力装置制御部(ランプ制御部)170及び
音声出力装置制御部(音声制御部)180を含んで構成
されている。主制御部140は、主制御基板340を備
え、主制御部140以外の上記4つの制御部150,1
60,170,180はそれぞれ副制御部として構成さ
れ、副制御基板たる賞球制御基板(払出制御基板)35
0、図柄表示装置制御基板360、ランプ出力装置制御
基板370、音声出力装置制御基板380を備えてい
る。
【0064】主制御基板340は、図14に示すCPU
401を含み、該CPU401はCPUコア480を備
え、ROM482に格納された制御プログラムにより、
RAM481をワークエリアとして遊技機1全体の作動
制御(すなわち、遊技の基本進行制御)を司る。また、
ROM482に記憶された当否判定プログラムにより、
CPU401が主体となって当否判断制御等を行う(当
否判定手段)。
【0065】図3に戻り、主制御部140は、各副制御
部150,160,170,180へ処理内容を指示す
る、指令信号たるコマンドデータを送信する。なお、主
制御部140から各副制御部150,160,170,
180へは、一方向形式でデータが伝送される。また、
各制御部140〜180には、主電源129と接続され
た電源受電基板128から電源ユニット127、さらに
は電源中継基板121を介して電源電圧が供給されてお
り、後述する電源立上げ時のシステムリセット信号が電
源中継基板121を介して全制御部に送信される。
【0066】また、主制御部140には16連スイッチ
中継基板31、中継基板200、誘導図柄作動口入球
(ゲート通過)検知スイッチ16d、枠用外部端子基板
122、枠中継基板200bが接続されている。16連
スイッチ中継基板31には16連入球検知スイッチ25
aが接続され、該16連入球検知スイッチ25aからの
検知信号が主制御部140に送信される。なお、主制御
部140には、遊技機外部の試験装置(検査装置)80
7に遊技情報(制御情報を含む)を出力するための情報
出力部が設けられている。具体的には、図20に示すよ
うに、主制御基板340には遊技情報出力回路部347
と変換回路部341と出力コネクタ342とが設けられ
ている。遊技情報出力回路部347から出力される遊技
情報は、変換回路部341にて試験装置807が読取り
可能な情報に変換され、その変換された遊技情報がコネ
クタ342を介して試験装置807に出力される。この
場合、試験装置807からのハーネスをコネクタ342
に接続するのみで、当該主制御部140の制御内容等を
試験装置807に出力可能とされている。
【0067】なお、図21に示すように、主制御基板3
40と試験装置807との間を中継する中継基板344
を当該遊技機1に設けることもできる。この場合、主制
御基板340のコネクタ343と、中継基板344のコ
ネクタ346とが接続され、中継基板344のコネクタ
345に試験装置807からのハーネスが接続される。
遊技情報は、主制御基板340の遊技情報出力回路部3
47からコネクタ343を介して、変換回路部としての
中継基板344に出力され、該中継基板344にて試験
装置807が読取り可能な情報に変換されるとともに、
該中継基板344から試験装置807に出力される。
【0068】図3に戻り、中継基板200には、図7に
示すように、役物作動口入球検知スイッチ21c、誘導
増加装置作動領域通過検知スイッチ19d、役物誘導装
置作動ゲート通過検知スイッチ26a、役物作動口ソレ
ノイド21d、役物作動口(得点増加装置作動口)入球
検知スイッチ23c、役物作動口(得点増加装置作動
口)ソレノイド23d、盤用外部端子基板32、誘導増
加装置非作動領域通過検知スイッチ19eが接続されて
いる。役物作動口ソレノイド21dは、役物作動口(特
定入球口)21の可動片21a,21b(図1参照)を
開閉するためのソレノイドである。役物作動口(得点増
加装置作動口)ソレノイド23dは、役物作動口(得点
増加装置作動口)23の可動片23a,23bを開放す
るためのソレノイドである。盤用外部端子基板32は、
各種検知スイッチデータ等を当該遊技機外部に出力する
ための端子基板である。
【0069】図3に戻り、枠用外部端子基板122に
は、賞球制御部(払出制御部)150、タンク球切れ検
知スイッチ104及びドアスイッチ202等が接続され
ている。枠中継基板200bには、図8に示した補給球
切れ検知スイッチ108、賞球計数センサ198、下受
け皿満タンスイッチ199、ファール球センサ197、
球送りカウントスイッチ95、槌先球検知スイッチ9
4、球貸し計数センサ192等が接続されている。な
お、補給球切れ検知スイッチ108はタンクレール10
6(図2参照)と賞球払出装置109(図2参照)間の
球切れを検知するためのスイッチ、賞球計数センサ19
8は払い出された賞球数を計数するためのセンサ、下受
け皿満タンスイッチ199は下皿部6(図1参照)の下
受け皿が満タンになったことを検知するためのスイッ
チ、ファール球センサ197は発射装置ユニット8(図
2参照)から発射された遊技球が、遊技領域11(図1
参照)まで達せず、外レール10c(図25参照)から
下皿部6(図25参照)に戻ってきた遊技球を検知する
ためのセンサである。また、球送りカウントスイッチ9
5は球送りソレノイド91(図16参照)により上皿部
5から発射装置ユニット8(図2参照)の発射位置(発
射モータ93の槌先位置に該当する(図25参照))に
送られた遊技球をカウントするためのスイッチ、槌先球
検知スイッチ94は上記発射位置にある遊技球を検知す
るためのスイッチ、球貸し計数センサ192はCRユニ
ット(プリペイドカードユニット)13を利用して貸し
出された球数を計数するためのセンサである。
【0070】賞球制御部(払出制御部)150は、主制
御部140と同様のCPU601(図14参照)を含ん
で構成され、メモリクリアスイッチ基板191、CRユ
ニット(プリペイドカードユニット)13、賞球流路切
替ソレノイド194、CR操作基板195、賞球モータ
センサ基板196、発射装置制御基板201等が接続さ
れている。メモリクリアスイッチ基板191は、電源投
入時に残存している各種データを全てクリアするための
スイッチ基板であって、賞球流路切替ソレノイド194
は賞球払出装置109における球貸しと賞球払出しの流
路を切り替えるためのソレノイドである。また、CR操
作基板195はCRユニット(プリペイドカードユニッ
ト)13との間で、球貸し、カード残り数等の信号を入
出力するための基板で、賞球モータセンサ基板196は
賞球払出しに係る賞球モータ297の動作状態を検知す
るためのセンサ基板である。
【0071】発射装置制御基板201には、図16に示
すように、球送りソレノイド中継基板92、発射モータ
93、発射停止スイッチ9b、発射ハンドル9が接続さ
れている。球送りソレノイド中継基板92には球送りソ
レノイド91が接続され、上皿部5(図1参照)に貯留
された遊技球を1個ずつ発射位置に送り込むためのもの
である。発射モータ93は、発射位置に送り込まれた遊
技球を遊技領域11(図1参照)に打ち込むための発射
ハンマを稼働させるモータである。
【0072】図3に戻り、図柄表示装置制御部160
は、演算回路構成要素(図示略)として、CPUと、R
AMと、ROMと、入出力ポートと、VDP(ビデオデ
ィスプレイプロセッサ)とを含み、それら演算回路構成
要素はバスにより相互に接続して構成され、入出力ポー
トにおいて主制御部140に接続されている。図柄表示
装置制御部160には、図6に示すように、表示盤を備
える誘導図柄表示装置基板17dが接続され、CPUは
ROMに格納された制御プログラムにより、RAMをワ
ークエリアとして誘導図柄表示装置(表示盤)17の作
動制御(すなわち、誘導図柄の表示に関連する制御)を
行っている。また、図柄表示装置制御基板160には、
入球図柄の表示盤を備える入球図柄表示装置基板25d
が接続され、入球図柄表示装置25の作動制御(すなわ
ち、入球図柄の表示制御)が行われる。また、図3に示
すように、図柄表示装置制御基板360には遊技機外部
の試験装置(検査装置)807に表示関連情報(表示制
御情報を含む)を出力するための情報出力部が設けられ
ている。具体的には、図22に示すように、図柄表示装
置制御基板360には遊技情報出力回路部367と変換
回路部361と出力コネクタ362とが設けられてい
る。遊技情報出力回路部367から出力される表示関連
情報等の遊技情報は、変換回路部361にて試験装置8
07が読取り可能な情報に変換され、その変換された表
示関連情報がコネクタ362を介して試験装置807に
出力される。この場合、試験装置807からのハーネス
をコネクタ362に接続するのみで、当該図柄表示装置
制御部160の制御内容等を試験装置807に出力可能
とされている。
【0073】ここで、図23に示すように、図柄表示装
置制御基板360と試験装置807との間を中継する中
継基板364を当該遊技機1に設けることもできる。こ
の場合、図柄表示装置制御基板360のコネクタ363
と、中継基板364のコネクタ366とが接続され、中
継基板364のコネクタ365に試験装置807からの
ハーネスが接続される。表示関連情報等の遊技情報は、
図柄表示装置制御基板360の遊技情報出力回路部36
7からコネクタ363を介して、変換回路部としての中
継基板364に出力され、該中継基板364にて試験装
置807が読取り可能な情報に変換されるとともに、該
中継基板364から試験装置807に出力される。
【0074】なお、図24に示すように、図柄表示装置
制御部を誘導図柄表示装置制御部160aと入球図柄表
示装置制御部160bとに分け、それぞれが誘導図柄表
示装置17、入球図柄表示装置25を制御するものとす
ることもできる。この場合、試験装置807をそれぞれ
の制御部160a,160bに接続し、それぞれ表示制
御信号等を含む表示関連情報等の遊技情報を試験装置8
07に出力可能とすることができる。
【0075】図3に戻り、ランプ出力装置制御部170
は、図柄表示装置制御部160と同様の演算回路構成要
素(CPU,ROM,RAM,入出力ポート等)を含ん
で構成され、入出力ポートにおいて主制御部140に接
続されている。ランプ出力装置制御部170には、図5
に示すように、電飾中継基板171a、各種LED基
板、得点表示灯基板29a等が接続されている。電飾中
継基板171aには、遊技効果ランプ基板4g、賞球表
示LED基板4d等が接続され、さらに賞球表示LED
基板4dには、ストップ表示LED基板4f等が接続さ
れ、得点表示灯基板29aには、得点表示装置29(図
1参照)が接続されている。これらのランプ等はゲーム
の進行に対応して点灯・消灯又は点滅し、遊技効果を高
めている。
【0076】図3に戻り、音声出力装置制御部180
は、図柄表示装置制御部160と同様の演算回路構成要
素(CPU,ROM,RAM,入出力ポート等)及びサ
ウンドジェネレータ(図示略)を含んで構成され、入出
力ポートにおいて主制御部140に接続されている。音
声出力装置制御部180には、図4に示すように、音声
中継基板203が接続され、該音声中継基板203に接
続された音量スイッチ基板12は、図示しない音量スイ
ッチの操作に伴い、出力音量の設定を行うもので、スピ
ーカー400aから遊技の進行に対応して各種サウン
ド、音声等が出力される。
【0077】さらに、遊技効果ランプ基板4g等の各種
ランプや音声出力装置制御基板380に搭載されたサウ
ンドジェネレータは、図柄表示装置制御部160の制御
による図柄の可変・停止表示態様、リーチ発生の有無、
リーチ表示態様、特別遊技態様、及び遊技モード等に応
じてその態様は制御される。その制御指令の指令信号
は、ランプ出力装置制御部170あるいは音声出力装置
制御部180を作動指令対象とする指令信号として、主
制御部140から一方向に送信される。
【0078】なお、上述した図柄表示装置制御部16
0、ランプ出力装置制御部170及び音声出力装置制御
部180は、主制御部140や賞球払出制御部150と
同様の回路部から構成されるものとすることもできる。
すなわち、図14に示したような内部にROM、RAM
が内蔵されたCPUを用いることもできる。また、これ
ら賞球払出制御部150、図柄表示装置制御部160、
ランプ出力装置制御部170及び音声出力装置制御部1
80は副制御部として、主制御部140からの作動指令
信号に基づき各種遊技装置の制御を行っている。
【0079】次に、図3に示した電子制御装置130に
おける電源供給経路について説明する。図18は、電子
制御装置130(図3参照)の電源部における基板接続
レイアウトの一例を示す回路図である。電子制御装置1
30(図3参照)は、電源受電基板128において電源
ケーブル501により交流電圧(AC24V)を受電す
る。この交流電圧は、電源受電基板128内にてコネク
タ413とコネクタ414とに分配される。コネクタ4
13には、変圧供給用ケーブル503が接続され、交流
電圧が電源ユニット127に供給される。また、コネク
タ414には、交流電圧供給用ケーブル514が接続さ
れ、交流電圧(賞球モータ297駆動用)が賞球制御基
板350(図3参照)に供給される。なお、電源受電基
板128には、過電流保護のため受電電圧を遮断する電
源ヒューズ416と、プリペイドカードユニット(CR
ユニット)13(図1参照)へのAC24Vの供給を遮
断するヒューズ417が取り付けられている。
【0080】電源受電基板128からの交流電圧は、コ
ネクタ413から変圧供給用ケーブル503により、電
圧変換部(図示略)を備えた電源ユニット127に分配
される。電源ユニット127には、変圧供給用ケーブル
503が接続される入力コネクタ421が形成される一
方、各変換電圧の出力端子(1,2,3,6)、接地端
子(4,5)及びバックアップ端子(7,8)を含んだ
出力コネクタ422が設けられている。なお、図18に
示す出力コネクタ422では24Vの出力端子を1個の
み描いているが、実際はDC用と脈流用との2つの24
V端子が形成されている。また、バックアップ端子は8
番端子がDC5V用の電圧変換部(図示略)の接地端子
と共通結線され、7番端子との間にまたがるように蓄電
手段(バックアップ用電力供給手段)としてのコンデン
サ423が接続されて、DC5Vのバックアップ電圧が
該7番端子から出力されるようになっている。
【0081】電源ユニット127の出力コネクタ422
は、ケーブル504により電源中継基板121の入力コ
ネクタ433に接続され、電源ユニット127にて変換
・生成された各種電源電圧が供給されるようになってい
る。そして、電源中継基板121には、遊技機1の各種
遊技装置の作動を司る複数の制御基板、ここでは主制御
基板340、賞球制御基板350、図柄表示装置制御基
板360、ランプ出力装置制御基板370、音声出力装
置制御基板380及び発射装置制御基板201を接続す
るために、各基板にて使用される電源電圧の出力端子を
一まとめとした基板側コネクタ434が、各基板に対応
して設けられており、各端子に入力コネクタ433から
の電源電圧及びバックアップ電圧が分配されるようにな
っている。なお、図面上では便宜上、一つのコネクタ4
34を示したが、実際は各制御基板にそれぞれ対応し
て、電源中継基板121にはコネクタが複数設けられて
いる。また、バックアップ電圧は、本実施例の場合、遊
技球の流通に直接的に関連する主制御基板340及び賞
球制御基板350に供給される。
【0082】ここで、基板側コネクタ434は全て予備
端子部を有さない構成となっており、対応する基板に向
かう配線が、形成された全ての端子部に接続されてい
る。具体的には、基板側コネクタ434は、各電源電圧
の出力端子及び接地端子のみ、又は各電源電圧の出力端
子、接地端子及びバックアップ電源用端子のみを含むも
のとされている。電源系統の設計変更等に柔軟に対応す
るためには、新たな電源電圧端子の増設を容易とするた
めに、予備端子部を形成しておくと便利な場合もある
が、上記のように予備端子部を敢えて形成せず、全ての
端子を過不足なく使用し尽くす構成とすることで、予備
端子を利用した不正操作を効果的に防止することができ
る利点が生ずる。
【0083】次に、図19は、上述の電源ユニット12
7について電源監視モジュール553を含む内部構成の
一例を示す回路図である。まず、電源受電基板128か
らの出力電圧は、電源ユニット127内の定電圧回路部
552にてDC5V等に整流・平滑化されて、例えば賞
球制御部150(主制御部140)の電源端子VCCに入
力される一方、補助電源回路(蓄電手段)556を介し
てバックアップ端子に接続されている。この補助電源回
路556は、停電等による電源受電基板128からの電
力供給の遮断等により、定電圧回路部552からの電力
供給が途絶えるか、あるいは出力電圧が所定値以下に降
下した場合に、RAM681,481を備えたCPU6
01,401(図14参照)に必要な作動電圧を確保す
るためのものである。ここでは、出力電圧維持用の蓄電
手段、具体的にはコンデンサ557が補助電源回路55
6の主体をなしている。なお、定電圧回路部552から
電源端子VCCへの途上にはコンデンサ557bが設けら
れ、電源供給の遮断時等に、このコンデンサ557bに
より補助電源回路556からのバックアップ電圧が供給
されるまでの間の電圧供給が補償される。また、コンデ
ンサ557bの容量は、後述するバックアップ処理が完
了するまでの間は少なくとも、RAM681,481を
含むCPU601,401(図14参照)の作動を確保
できる程度に設定されていることが望ましい。
【0084】コンデンサ557は、定電圧回路部552
からVCCへの電力供給線に対して並列に接続されてお
り、常時はダイオード558を経て定電圧回路部552
から電力供給を受けることにより充電状態を維持してい
る。そして、電力供給が途絶えた場合は、コンデンサ5
57がダイオード558により逆流防止されつつ放電
し、RAM681,481を含むCPU601,401
(図14参照)に作動電圧を供給する。なお、コンデン
サ557の容量は、電断時のバックアップ処理から復帰
処理に至る一連の処理が完了するまでの間は少なくと
も、RAM681,481の作動を確保できる程度に設
定されていることが望ましい。また、補助電源回路55
6は、コンデンサ557に代えて電池(この場合、一次
電池、二次電池のいずれでもよい)557aを用いて構
成してもよい。
【0085】一方、定電圧回路部552からの出力電圧
VXは、異常検出手段(ここでは、電源遮断検出手段)
として機能するコンパレータ569に分岐入力され、こ
こで電圧監視基準信号567の電圧レベルVSと比較さ
れる。VSは、定電圧回路部552の所定の端子からの
出力電圧(例えば12V)で、例えばCPU601,4
01(図14参照)の安定した作動が不能となる下限の
電圧レベルに対応して設定することができる。常時はV
X>VSであり、コンパレータ569の出力は第一状態
(ここではLレベル)となっているが、停電等によりV
X<VSになると、コンパレータ169の出力は前記した
第一状態と異なる第二状態(ここではHレベル)とな
る。
【0086】そして、このコンパレータ569の出力
は、電源遮断信号(異常検出信号)の出力手段であるA
NDゲート570(異常確定情報生成手段)の一方の端
子に入力される。そして、ANDゲート570の他方の
端子には、電源遮断信号発生用基準信号568が入力さ
れている。この電源遮断信号発生用基準信号568は、
前記したコンパレータ569の第二状態に対応する電圧
レベルVYを有する(ここでは便宜的にVS=VYとして
いる)。従って、コンパレータ569の出力が前記した
第二状態になった場合にのみ、ANDゲート570は電
源遮断信号VKを出力し(ここではLレベル)、これが
CPU601,401(図14参照)の割込端子に入力
される。
【0087】コンパレータ569及びANDゲート57
0の作動電圧は、定電圧回路部552(出力:+12
V)により供給されている。なお、ANDゲート570
の作動電圧は+5Vなので、分圧抵抗570a、570
bからなる調整部570c(DC−DCコンバータ等で
あってもよい)により電圧調整されている。また、前記
した電圧監視基準信号567及び電源遮断信号発生用基
準信号568も定電圧回路552により作られる(電圧
レベルは分圧抵抗563、564からなる調整部560
により調整されている)。なお、停電時には定電圧回路
552からの電力供給も途絶えるので、ダイオード56
2とコンデンサ561を有する、補助電源回路556と
同様の構成の基準信号用補助電源回路559が設けられ
ている。
【0088】本実施態様においては、停電等の電断発生
時には、上記蓄電手段からの補助電力の供給により、R
AM681,481(図14参照)内に遊技態様を成立
させるための遊技媒体情報が記憶・保持(バックアッ
プ)されることとなる。例えば、異常発生時にCPU6
01,401(図14参照)がNMI割込み信号を受け
ると、CPU601,401(図14参照)のレジスタ
に書き込まれている遊技態様を成立させるための制御プ
ログラム情報が、該CPU601,401(図14参
照)の制御に基づいてRAM681,481(図14参
照)に移管され、該制御プログラム情報が記憶・保持
(バックアップ)される。また、異常発生時のRAM6
81,481(図14参照)に記憶されている遊技情報
も、該RAM681,481に記憶・保持される。
【0089】なお、電源受電基板128からのAC24
V等、その他の電圧レベル値を監視し、該電圧レベルが
所定値よりも低下した場合に、上記バックアップ電圧を
供給する構成とすることも可能である。これら監視する
電圧値、電断信号(NMI割込み信号)を変化させるタ
イミングは、バックアップの対象とする制御部に応じて
種々変更することが可能である。例えば、上述の賞球モ
ータ297(図3参照)に対して余分な払出しを防止す
るためには、該モータ297の駆動電圧を参照して決定
することが可能である。また、払出しに要する時間を考
慮して、電断信号及びシステムリセット信号を変化させ
るタイミングを決定することが可能である。
【0090】図18に示した電源ユニット127の変形
例について説明する。図26に示した電源ユニット42
0においては、入力交流電圧(AC24V)は以下の手
順にて変換出力される。なお、電源ユニット420に
は、入出力コネクタ421,422としてCN1〜CN
4が設けられている。まず、電源受電基板410から入
力される交流電圧は、例えばダイオード等の整流回路素
子を備えた整流回路760aにおいて整流される(例え
ば上記ダイオードブリッジ574等による全波整流)。
整流された電圧は、脈流(24V)として例えばコネク
タCN2の10番端子から副制御基板(賞球制御基板3
50、図柄制御基板360、ランプ制御基板370、音
声制御基板380)に出力することが可能である。な
お、この脈流電圧は、供給先の各制御基板において種々
の目的に応じて平滑化することが可能で、コンデンサ又
は三端子レギュレータ等により平滑化可能である。例え
ば、抵抗フィラメントを含む発光装置、例えばランプ制
御基板においてランプ類の点灯駆動用に使用する場合に
は、そのまま脈流電圧を用いることが可能で、発射制御
基板において発射装置用トルクモータの駆動用に使用す
る場合には、該発射制御基板において脈流を平滑化し
て、安定な直流電圧を用いることが可能である。
【0091】また、電源受電基板410から入力され、
整流回路760bにおいて整流された電圧は、上記と同
様の三端子レギュレータを備えた降圧型チョッパレギュ
レータIC763にて変圧・安定化された後、再び整流
回路素子及び平滑化回路素子を含む整流・平滑化部(平
滑フィルタ)764において整流・平滑化され、DC1
2V−Aとして出力される。なお、このDC12V−A
は、例えばコネクタCN2の8番端子から電源中継基板
121(図18参照)を介して、図柄制御基板360、
ランプ制御基板370、音声制御基板380に出力され
るものとされている。
【0092】また、電源受電基板410から入力され、
整流回路760cにおいて整流された電圧は、さらに整
流された後、DC32Vとして例えばコネクタCN2の
9番端子から副制御基板(賞球制御基板350、図柄制
御基板360、ランプ制御基板370、音声制御基板3
80)に、またコネクタCN4の4番端子から主制御基
板340に出力される。同じく整流回路760cにおい
て整流された電圧は、一方で上記と同様の三端子レギュ
レータを備えた2出力チョッパレギュレータIC765
にて変圧・安定化された後、再び整流回路素子及び平滑
化回路素子を含む整流・平滑化部(平滑フィルタ)76
4において整流・平滑化され、DC12V−B及びDC
5Vとして例えばコネクタCN2の7番及び4番、5番
端子から副制御基板(賞球制御基板350、図柄制御基
板360、ランプ制御基板370、音声制御基板38
0)に、またコネクタCN4の3番及び2番端子から主
制御基板340に出力される。なお、このDC12V−
Bは、主制御基板340、枠制御基板350、発射制御
基板201に出力されるものとされており、DC5Vは
主制御基板340及び副制御基板(賞球制御基板35
0、図柄制御基板360、ランプ制御基板370、音声
制御基板380)に出力されるものとされている。な
お、DC5Vの出力は、電源遮断時において、内蔵RA
M481及び681(図14参照)の内容をバックアッ
プするための電圧供給を補償するために、電気二重層コ
ンデンサ等を含むバックアップ回路769を介してCN
2の3番端子に出力されている。
【0093】次に、電源受電基板410から入力され、
整流回路760cにおいて整流された電圧は、電断検知
回路771に出力される。この電断検知回路771は、
電源電圧の監視を行う回路であって、出力される電源電
圧が一定値以下となった場合に、電断信号を出力する回
路部である。この電断信号は、出力バッファ772から
フィルタ773を介して、コネクタCN3の2番端子か
ら主制御基板340及び賞球制御基板350に出力され
る。主制御基板340及び賞球制御基板350に電断信
号が入力されると、該主制御基板340及び賞球制御基
板350はバックアップ処理を行うものとされている。
【0094】また、電断検知回路771はメモリクリア
信号を出力する。このメモリクリア信号は、電源投入時
に主制御基板340及び賞球制御基板350のRAM4
81及び681(図14参照)の内容を消去(クリア)
するための信号である。具体的には、電源投入時のみに
有効とされるメモリクリアスイッチ(電源ユニット42
0に設けられている(図示略))を人為的に押しなが
ら、電源を投入することによりメモリクリア信号が生成
され、CN3の1番端子から主制御基板340及び賞球
制御基板350に出力される。
【0095】一方、電断検知回路771は副制御基板
(賞球制御基板350、図柄制御基板360、ランプ制
御基板370、音声制御基板380)用のシステムリセ
ット信号を出力する。すなわち、本実施例においては、
主制御基板用のシステムリセット信号は主基板電源制御
部870にて生成され、該主制御部用のシステムリセッ
ト信号と副制御基板(賞球制御基板350、図柄制御基
板360、ランプ制御基板370、音声制御基板38
0)用のシステムリセット信号が異なる回路部にて生成
されるとともに、異なるコネクタ及び信号線を介して出
力される。この副制御基板(賞球制御基板350、図柄
制御基板360、ランプ制御基板370、音声制御基板
380)用のシステムリセット信号は、電源投入時に各
副制御基板350〜380にコネクタCN3の3番端子
から出力されて、該副制御基板350〜380にて初期
化が行われる。その後、主制御基板用のシステムリセッ
ト信号が、主基板電源制御部870から出力されて主制
御基板340の初期化が行われる。
【0096】次に、主制御基板(主基板)340への電
源電圧の出力は、各副制御基板(賞球制御基板350、
図柄制御基板360、ランプ制御基板370、音声制御
基板380)への電源電圧の出力が行われた後に行われ
るものとされている。このような出力制御は、具体的に
は、図26に示す主基板電源制御部(主制御基板電源制
御部)870により行われている。この主基板電源制御
部870は、主制御基板340への電源電圧の出力を制
御するものであって、各副制御基板(賞球制御基板35
0、図柄制御基板360、ランプ制御基板370、音声
制御基板380)からの信号に基づいて主制御基板34
0に対して電源電圧を供給するものとされている。すな
わち、各副制御基板(賞球制御基板350、図柄制御基
板360、ランプ制御基板370、音声制御基板38
0)に電源電圧が供給され、該副制御基板(賞球制御基
板350、図柄制御基板360、ランプ制御基板37
0、音声制御基板380)における制御(作動)が開始
された場合に当該副制御基板(賞球制御基板350、図
柄制御基板360、ランプ制御基板370、音声制御基
板380)から出力される作動生起信号(起動信号)が
主基板電源制御部870に入力された場合に、主制御基
板340に対して電源電圧を供給するものとされてい
る。副制御基板(賞球制御基板350、図柄制御基板3
60、ランプ制御基板370、音声制御基板380)に
おいては、電源電圧が供給されて、その制御が開始され
た場合に作動生起信号を出力する作動生起信号出力手段
(各副制御部のCPU)が設けられ、該作動生起信号出
力手段にて出力された作動生起信号は、中継基板121
(図18参照)を介して電源ユニット420のコネクタ
CN4の5〜8番端子に入力される。なお、該作動生起
信号は電源ユニット420に直接入力されるものとする
ことも可能である。
【0097】主基板電源制御部870は、図27に示す
ように、ANDゲート(論理回路)871と、リレー
(継電器)872を備えている。コネクタCN4の5〜
8番端子(図27参照)に入力された各副制御基板(賞
球制御基板350、図柄制御基板360、ランプ制御基
板370、音声制御基板380)からの作動生起信号
は、ANDゲート(論理回路)871に入力され、全て
の入力がHレベルとなった場合に、ANDゲート(論理
回路)871からHレベル信号がリレー872に対して
出力されて、リレー872が作動する。リレー872の
作動により、主基板電源制御部870に供給され得る各
電源電圧(5V,12V−B,32V)が通電され、こ
れに基づいてリセットIC873にてシステムリセット
信号が生成されるとともに、該システムリセット信号が
主制御基板340に出力されて主制御基板340の制御
が初期化される。さらに各電源電圧(5V,12V−
B,32V)が主制御基板340に出力され、該主制御
基板340の制御(作動)が開始される。
【0098】また、主基板電源制御部870としては、
図28に示すようにCPU877を主体として構成し、
該CPUが副制御基板(賞球制御基板350、図柄制御
基板360、ランプ制御基板370、音声制御基板38
0)からの作動生起信号に基づき、主制御基板340へ
の電源電圧を出力する構成とすることも可能である。す
なわち、各副制御基板(賞球制御基板350、図柄制御
基板360、ランプ制御基板370、音声制御基板38
0)からの作動生起信号は、I/Oポート875及びデ
コード回路876を介してCPU877に入力され、該
入力に基づいてCPU877は、リレー872に作動指
令信号を出力するものとすることができる。
【0099】このような図27及び図28に示した主基
板電源制御部870を設けることにより、副制御基板
(賞球制御基板350、図柄制御基板360、ランプ制
御基板370、音声制御基板380)における制御の起
動が主制御基板340の制御の起動よりも早くなり、主
制御基板340からの制御信号を取りこぼす等の不具合
が生じ難くなり得る。なお、本実施例においては、主制
御部140の制御が開始されると、後述する動作開始許
可信号(図29参照)が賞球制御部150に送信される
ものとされている。
【0100】次に、遊技機1の動作について、主制御部
140のCPU401が実行する処理を中心にして説明
する。遊技機1が起動されると、CPU401は初期設
定処理を実行し、その後はタイマリセットされる毎に
(本実施例の場合、リセット周期は2.048ms)、
図9に示されるメインジョブを繰り返し実行する。
【0101】図9に示すように、メインジョブにおいて
は、CPU401はスタートスイッチチェックジョブ
(S100)として、発射ハンドル9(図16参照)に
付属しているスタート/ストップスイッチがスタート状
態にされているか否か、ゲーム開始フラグがセットされ
ているか否か、入球領域に設けられた各種入球検知スイ
ッチ25a,23c,21c(図3及び図7参照)のカ
ウント値が16個未満か否かの判定を行う。
【0102】次にゲーム開始ジョブ(S200)では、
図10に示すように、CPU401はS201において
ゲーム終了フラグは「1」か否かを判断し、肯定判断な
らば、S202においてゲーム終了フラグを0クリアす
るとともに、ゲームの開始に必要な各種のフラグやタイ
マーに対して確認、設定あるいはクリア等の処理を行
い、否定判断のときにはリターンする。なお、ゲーム終
了フラグは前述の初期設定でセットされ、その後はS1
000の遊技終了ジョブ(図9参照)においてセットさ
れる。
【0103】図9に戻り、続く発射ジョブ(S300)
では、CPU401は設定時間や発射ハンドル9(図1
6参照)の操作状態を確認し、確認結果に基づいて発射
装置ユニット8(図2参照)の発射モータ93(図16
参照)のON/OFF制御を実行する。そして、発射ジ
ョブ(S300)に続いて、発射数カウントジョブ(S
400)が実行され、この発射数カウントジョブ(S4
00)では、球送りカウントスイッチ95,槌先球検知
スイッチ94(図8参照)の検知情報、ファール球セン
サ197(図8参照)の信号に基づくファール球などの
それぞれの確認及び発射回数カウンタの更新が行われ
る。なお、主制御部140(図3参照)に設けられた発
射回数カウンタには、球送りカウントスイッチ95(図
8参照)によってカウントされた発射球数とファール球
センサ197(図8参照)にて検出されたファール球と
の差、すなわち有効発射球数が書き込まれる。また、槌
先球検知スイッチ94(図8参照)にて発射位置におけ
る遊技球の有無が検出される。
【0104】続いて、発射数カウントジョブにて更新さ
れる発射回数カウンタを参照してS450の発射制御ジ
ョブが行われる。具体的には図31に示すように、例え
ば1回のゲームにおいて、有効発射球数が上限値16未
満の場合(S451:YES)は、S452に進んで主
制御部140は球送りソレノイド91(図16参照)を
作動させるべく、制御信号を賞球制御部150(図3参
照)を介して発射制御部201aに送信する。若しくは
S451にて否定判断された場合、S453にて槌先球
検知スイッチ94(図8参照)の検知の有無を確認し、
該槌先球検知スイッチ94(図8参照)にて遊技球が検
知された場合には、S454に進み発射モータ93(図
16参照)のみを作動させるべく、制御信号を同様に発
射制御部201aに送信する。なお、上記球送りソレノ
イド91と発射モータ93の作動はそれぞれ別途制御信
号を送信して行われるものとされているが、球送りソレ
ノイド91と発射モータ93とを逐次的に作動させるシ
ーケンス信号(逐次信号)を発射制御部201aに送信
することで、それぞれの装置を同一シーケンスで逐次的
に作動させることも可能である。なお、槌先球検知スイ
ッチ94(図8参照)にて遊技球の検知が無い場合(S
453:NO)は、各種入球検知スイッチ25a,23
c,21c(図3及び図7参照)のカウント値が16個
未満か否かの判定が行われ、16個あった場合は当該単
位遊技における発射制御が終了される。
【0105】図9に戻り、続いて当否判定用の乱数カウ
ンタのカウント値を更新する乱数更新ジョブ(S50
0)が行われる。これは、誘導図柄表示装置17におけ
る図柄の当否判定を乱数によって行うための乱数更新ジ
ョブであって、図11に示すように、乱数処理として実
行される乱数更新ジョブ(S500)では、CPU40
1は、S501においてRAM481(図14参照)の
設定エリアに設けられている乱数の値を1インクリメン
トさせ、続くS502において1インクリメントされた
乱数の値が50以上か否かを判断する。ここで、乱数の
値が50以上との肯定判断がなされると、S503で乱
数の値を0クリアする処理がなされる。この後、乱数の
値が50未満との否定判断がなされたときには、リター
ンする。このように更新される乱数値を所定のタイミン
グ(誘導図柄作動ゲート16での通過検知時)で取得
し、予め定められた当否決定値と比較して上記当否判定
を行っている(当否判定ジョブ)。
【0106】図9に戻り、続いて遊技ジョブ(S60
0)が実行される。この遊技ジョブ(S600)のサブ
ルーチンとして図12に示される図柄表示ジョブ(S6
10)が行われる。この図柄表示ジョブ(S610)で
は、CPU401は、S611において役物作動口入球
検知スイッチ21c(図7参照)、役物作動口(得点増
加装置作動口)入球検知スイッチ23c(図7参照)、
16連入球検知スイッチ25a(図3参照)等の遊技領
域に設けられた各入球領域の入球検知スイッチをスキャ
ンする。これらからの検知信号があれば(S612:Y
ES)、S613において入球図柄表示装置25に入球
した入球領域に対応する数字のランプを点灯表示させ
る。入球図柄表示装置25において、例えば4つの連続
した数字ランプが組合せ点灯表示すれば得点成立とな
り、所定数の遊技球やコイン等が払い出される。
【0107】また、遊技ジョブ(S600)のサブルー
チンとして図17に示す誘導図柄表示ジョブ(S62
0)が別途行われる。なお、誘導図柄作動ゲート16へ
の入球(すなわち誘導図柄作動口入球(ゲート通過)検
知スイッチ16dにおける検知)に基づき、上記当否判
定ジョブが行われ、さらには、外れないし当りの図柄決
定用乱数及びリーチ態様決定用乱数の取得が行われ、そ
の結果がRAM482(図14参照)に記憶される。ま
ず、S621において、誘導図柄作動ゲート16への遊
技球の通過に基づき、誘導図柄表示装置17において各
図柄(この場合3桁の誘導図柄とする)の可変表示を開
始させる。次いで、S622において、上記当否判定ジ
ョブで得られた当否結果を参照し、当り判定(「1」)
の場合は(S623:YES)、S632に進み、上記
乱数により決定されたリーチ態様決定用値を読み出し、
さらにS633に進み、同様に乱数により決定された大
当り番号を読み出し、S631に進んで、例えば左図柄
及び中図柄を同一図柄に揃えて所定のリーチ表示態様を
経た後に、右図柄を左図柄及び中図柄と同一図柄に揃え
て停止表示させ確定させる。
【0108】一方、外れリーチ判定(「2」)の場合は
(S624:YES)、S628に進み、上記乱数によ
り決定された外れリーチ図柄番号と、外れ右図柄番号と
を読み出す。そして、S629において、読み出した外
れリーチ図柄番号と外れ右図柄番号とを比較し、それら
の差異に基づき外れリーチ態様を決定する(S63
0)。具体的には、S629において、それらの番号の
差(すなわち、例えば左図柄と右図柄との差)を算出
し、その差に基づいてRAM481(図14参照)に予
め記憶されている外れリーチ態様メモリから外れリーチ
態様データを読み出す。例えば、差が「−1」の場合
(すなわち、例えば右図柄が左図柄の1つ前の図柄とな
る場合)、複数種類(例えば3種類)の外れリーチの中
から1種が選択され(例えば、所定の乱数取得により選
択することができる)、読み出される。その後、例え
ば、左図柄及び中図柄を同一図柄に揃えて所定のリーチ
表示態様を経た後に、右図柄を他の図柄とは異なる図柄
(他の図柄の1つ前の図柄)で停止表示させ確定させ
る。
【0109】また、通常外れ判定(「3」)の場合は
(S625)、S626に進み、上記乱数により決定さ
れた外れ各図柄番号を読み出し、S627に進んで、各
誘導図柄を、相互にずれたタイミングで停止表示させ確
定させる。なお、通常外れ判定の場合も、1つの図柄の
み可変表示時間を遅らせる等、表示態様を種々の態様に
変化させることも可能である。
【0110】このような誘導図柄表示ジョブ(S62
0)にて決定された表示態様は、対応するコマンドデー
タ(指令信号)として主制御部140から図柄表示装置
制御部160へ所定の時間間隔をおいて出力され、図柄
表示装置制御部160は、そのコマンドデータに基づい
て任された範囲で制御態様を選択して表示制御を行う。
なお、上記図柄表示装置制御部160に上記コマンドデ
ータに対応して複数の表示パターンからなる表示パター
ン群を記憶させておき、指令信号として送信されたコマ
ンドデータに対応する表示パターンを表示パターン群の
中から選択して(乱数取得等により選択することができ
る)、誘導図柄表示装置17における表示制御を、図柄
表示装置制御部160において行うものとすることがで
きる。
【0111】図9に戻り、続いてインターバルタイマセ
ットジョブ(S700)が実行される。図15に示すよ
うに、このインターバルタイマセットジョブ(S70
0)では、CPU401(図14参照)はS701にお
いてゲーム中か否かを判断し、ゲーム中であれば肯定判
断となり、S702において各種入球検知スイッチ25
a,23c,21c(図3及び図7参照)のカウント値
が16個未満か否かの判定を行う。否定判断であれば、
続くS703において、インターバルタイマ(遊技確認
時間)のカウント値は「0」か否かを判断し、肯定判断
であれば、続くS704においてインターバルフラグを
「1」にセットする。なお、S701,S703におい
て否定判断、S702において肯定判断であれば、リタ
ーンする。例えば設定球である16個目の最後の遊技球
が発射されたことを球送りカウントスイッチ95及び槌
先球検知スイッチ94(図8参照)によって検知してか
ら一定時間経過後(例えば、5秒)に、設定球である1
6個目の最後の遊技球が遊技領域に設けられた各種入球
領域に入球したことを各種入球検知スイッチ25a,2
3c,21c(図3及び図7参照)からの検知信号によ
って検知してから一定時間経過後(例えば、2秒)にお
いて、所定の時期を開始時間と設定し、その開始時間か
ら次のゲームが開始されるまでの間がインターバル期間
として定められる。
【0112】図9に戻り、続いて得点演算ジョブ(S8
00)が実行される。図13に示すように、得点演算ジ
ョブ(S800)では、CPU401はS801におい
て、1ゲーム中に入球図柄表示装置25における得点成
立に係る組合せ表示が成立しているか否かを判断し、肯
定判断であればS802に進んでその組合せに対する得
点を加算する。続くS803において、得点増加装置が
作動しているか否かを判断し、肯定判断であればS80
2で加算された得点を倍増し、否定判断であればリター
ンする。なお、S801において否定判断された場合に
はS803にスキップするが、S803へのスキップを
省略してリターンに抜けるものとしてもよい。
【0113】図9に戻り、S900では払出ジョブが実
行され、得点演算ジョブ(S800)でセットされた得
点データに基づいて、賞球払出のためのデータ取得等が
行われる。そして1ゲームが終了したときに、得点表示
装置29(図1参照)に1ゲームにおいて成立した得点
を払出スコアとして表示し、そのゲームの得点1点につ
き16個の遊技球が賞球として払出され、入球図柄表示
装置25は消灯される。ただし、得点の上限は10点
で、10点を超える分は賞球払出の対象とされない。
【0114】最後に実行される遊技終了ジョブ(S10
00)では、CPU401はインターバルフラグが
「1」にセットされているか否かを判断し、否定判断で
あれば、16個の有効発射球数が発射された後の調整時
間を経過したか否かを判断する。調整時間を経過してい
れば、インターバルフラグを「1」にセットし、次いで
インターバルタイマをカウントアップすれば、ゲーム終
了(単位遊技終了)フラグを「1」にセットしてリター
ンする。
【0115】次に、遊技機1の遊技態様について、主に
図2を参照して説明する。まず、普通遊技状態の遊技態
様について説明する。遊技球が誘導図柄作動ゲート16
を通過すると誘導図柄表示装置17が作動する。誘導図
柄表示装置17に予め定められた図柄の組合せが確定表
示されると、役物誘導装置(主制御部140)が作動し
て、役物作動口(特定入球口)21の可動片21a,2
1bが開放される。開放作動中に役物作動口(特定入球
口)21に遊技球が入球した場合、若しくは所定回数
(例えば2回)の単位遊技が経過した後に開放を終了す
る。なお、役物作動口(特定入球口)21に遊技球が入
球すると、入球図柄表示装置25の5番、8番が点灯表
示される。この5番、8番は、16連入球口24の入球
困難な入球口に対応している。
【0116】役物作動口(特定入球口)21に入球した
遊技球は、誘導増加装置作動領域19a、誘導増加装置
非作動領域19b,19bのいずれかに誘導される。こ
こで、遊技球が誘導増加装置作動領域19aに入球し、
誘導増加装置作動領域通過検知スイッチ19d(図7参
照)に検知されると、誘導増加装置(主制御部140)
が作動し、特別遊技状態が発生する。この誘導増加装置
は、最高14回の単位遊技(14ゲーム)まで継続して
作動するものとされている。なお、各単位遊技において
獲得された得点は、入球図柄表示装置25の下方に設け
られた得点表示装置29(図1参照)にて表示される。
【0117】以上が普通遊技状態にかかる遊技態様であ
って、誘導図柄作動ゲート16、誘導図柄表示装置1
7、役物作動口(特定入球口)21、誘導装置20a、
誘導増加装置作動領域19aは第1の遊技態様用(特別
遊技発生用)の遊技装置群として機能している。
【0118】次に、特別遊技状態の遊技態様について説
明する。上記誘導増加装置の作動中、すなわち特別遊技
状態中に、遊技球が役物誘導装置作動ゲート26を通過
すると、役物誘導装置(主制御部140)が作動して、
役物作動口(得点増加装置作動口)23が所定時間開放
される。該役物作動口23へ遊技球が入球するか、当該
開放したときの単位遊技が終了した場合に開放動作を終
了するものとされている。役物作動口(得点増加装置作
動口)23に遊技球が入球すると、入球図柄表示装置2
5の8番、9番、12番、13番が点灯表示されるとと
もに、そのゲーム(単位遊技)中に獲得した得点が2倍
となる。この8番、9番、12番、13番は、16連入
球口24の入球困難な入球口に対応している。この特別
遊技状態は、14回の単位遊技を上限として繰り返し行
われ、該単位遊技が14回目に達するか、誘導増加装置
作動領域19aに遊技球が入球するかのいずれかによっ
て終了となる。以上が特別遊技状態にかかる遊技態様で
あって、役物誘導装置作動ゲート26、役物作動口(得
点増加装置作動口)23は第2の遊技態様(特別遊技状
態)用の遊技装置群として機能している。なお、特別遊
技状態が継続する上限を抽選によって選択するものとす
ることもできる。例えば、誘導増加装置作動回数判定図
柄表示装置を遊技領域11に配設し、誘導増加装置作動
領域19aに遊技球が入球した後に該回数判定図柄表示
装置にて確定表示された図柄に基づき、上記特別遊技状
態の最高継続回数を決定するものとすることができる。
【0119】次に、本実施例の遊技機1には、単位遊技
において発射可能な遊技球数(発射上限球数:例えば1
6個)の発射が行われた後、次の単位遊技に進む前に所
定時間のインターバル時間が設けられている(例えば2
秒)。インターバル時間の開始契機としては、例えば1
6個の遊技球の発射後、全ての遊技装置が作動を終了し
てからとすることができる(インターバル機能)。この
場合、16個の遊技球が発射されてから遊技の終了まで
のインターバル時間において、該インターバル時間経過
中である旨をランプ(LED等含む)や音声等のインタ
ーバル告知手段にて遊技者に対して知らせることが可能
である。このようなインターバル告知手段としては遊技
機前面に別個に表示装置を設けることや、誘導図柄表示
装置(可変表示装置)17を用いて告知を行うことも可
能である。
【0120】また、誘導図柄表示装置(可変表示装置)
17の作動契機は、誘導図柄作動ゲート(始動検知装
置)16へ遊技球が通過したことによるが、その通過検
知時に、当該ゲームにおいて発射若しくは発射とみなさ
れた遊技球の数(発射球数)に基づいて、誘導図柄表示
装置(可変表示装置)17に表示される変動パターン
(可変表示パターン)が選択されるものとされている。
変動パターン(可変表示パターン)としては、例えば図
柄等が変動(可変)表示を開始してから確定表示するま
での変動表示時間(可変表示時間)が異なる幾つかのパ
ターンを含むものとすることができる。例えば、図32
に示す変動パターン選択ジョブのように、S951にお
いて誘導図柄作動ゲート(始動検知装置)16で遊技球
の通過を検知すると、S952で当該単位遊技(1ゲー
ム)にて発射若しくは発射とみなされた発射球数を確認
する。具体的には発射球数が所定数(例えば10個)以
上か否かを確認し、所定数未満の場合はS954におい
て変動時間の相対的に長い変動パターンを選択する。一
方、発射球数が所定数以上の場合は変動時間の相対的に
短い変動パターンを選択するものとされている。このよ
うに選択された変動パターンに基づいて誘導図柄表示装
置(可変表示装置)17における変動表示(可変表示)
が行われる。なお、上記変動パターン選択ジョブは主制
御部140が主体となって行うものであるが、図柄表示
装置制御部160が主体となって行うものとすることも
可能である。また、変動パターンについて、変動時間に
応じてさらに複数の変動パターンを予め記憶しておき、
それぞれ発射球数に応じて選択されるものとすることが
可能である。なお、上記発射若しくは発射とみなされた
発射球数とは、球送りカウントスイッチ95(図8参
照)にて計数された送り球の数から、ファール球センサ
197(図8参照)にて検知された遊技球(ファール
球)の数を差し引いたものを言う。
【0121】また、遊技機1にはエラー検出機能が具備
されている。例えば、1回の単位遊技において、発射上
限球数16個の遊技球が発射されてから一定時間(例え
ば各入球装置(入球口)への入球確認時間として約5秒
以上)が経過した後に、発射された全ての遊技球が入球
装置(入球口)に入らなかった場合に、球掛かりエラー
処理を行うものとされている。なお、発射上限球数16
個の遊技球の発射は、球送りカウントスイッチ95(図
8参照)とファール球センサ197(図8参照)により
カウントされる有効発射球数が16個となり、且つ槌先
球検知スイッチ94にて所定時間(例えば戻り球確認時
間として約2秒以上)が経過した後に該槌先球検知スイ
ッチ94にて遊技球が検知されない場合を、発射上限球
数16個の遊技球の発射が完了したものとすることがで
きる。このようなエラー機能は、障害釘等により遊技球
が遊技領域11において引っ掛かっている可能性を示唆
するものである。この場合のエラー処理は、遊技機1の
前面部に設けられた表示装置(エラー用表示装置を用い
たり、可変表示装置等を用いたりすることができる)に
エラー報知を行うものとすることができ、この場合、特
に16から実際に入球した数を差し引くことにより、引
っ掛かった遊技球数を算出することができ、該遊技球数
を表示装置にて表示することも可能である。なお、エラ
ー解除については、例えば遊技店の店員等により引っ掛
かった遊技球をいずれかの入球装置(入球口)に入球す
ることにより行われるものとすることができる。なお、
エラー処理(エラー検出を含む)は各種スイッチ及び入
球検知機構等を参照して主制御部140が主体となって
行うものとされている。
【0122】その他のエラー検出機能としては、例えば
発射された遊技球の無効条件が設定されている。具体的
には、遊技領域11に発射された遊技球数は、槌先球検
知スイッチ94を参照しつつ、球送りカウントスイッチ
95(図8参照)とファール球センサ197(図8参
照)との検知結果から差を算出することで計数可能であ
って、該発射された遊技球数よりも多くの遊技球数が1
回の単位遊技において入球装置(入球口)に入球した場
合(各入球領域の入球検知スイッチに検知された場合)
に、その入球を無効とするとともに、エラー処理を行
う。具体的には、当該エラーが生じた場合に各入球装置
(入球口)の各種スイッチ及び入球検知機構を無効とす
るとともに、エラー用表示装置等によりエラー表示を行
うものとすることができる。
【0123】上記実施例の遊技機の賞態様として、遊技
球(賞球)の払出し制御態様について説明する。当該実
施例の遊技機においては、賞態様(得点)があった時点
で遊技球の払出しが行われるものとされている。遊技球
の払出しを行った後に役物作動口(得点増加装置作動
口)23への有効な入球が検知され、得点増加装置が作
動した場合は、その作動時点において得点増加装置の作
動による増加分の遊技球を払い出すものとされている。
なお、この得点増加装置の作動による増加分の遊技球の
払出しは、当該作動した単位遊技の16個目の発射が終
了した場合、又は16個目の入球が検知された場合、若
しくは当該作動した単位遊技の次の単位遊技が開始され
た場合に行うこともでき、さらには全ての遊技装置の作
動終了が確認された場合に払出しを行うことも可能であ
る。また、上記インターバル時間が終了した後に遊技球
を払い出すことも可能であり、上記全ての遊技装置の作
動が終了した後の所定時間(遊技確認時間)経過後に遊
技球を払い出すことも可能である。
【0124】次に、発射装置制御基板201(図16参
照)に接続された発射モータ93は、発射位置に送り込
まれた遊技球を遊技領域11(図1参照)に打ち込むた
めの発射ハンマを稼働させるモータであって、該モータ
93の作動を検知し外部出力させることができる。例え
ば、発射装置が作動中であることを検知する発射モータ
検知スイッチを発射装置ユニット8(図2参照)に設
け、該検知信号を主制御部140(図3参照)に送るこ
とで発射装置が作動しているか否かを判断することが可
能となり得る。また、発射モータ検知スイッチからの検
知信号を主制御部140の試験端子342,343(図
20及び21参照)から試験装置807(図3及び2
0,21参照)に出力させて、発射タイミングすなわち
遊技の開始タイミングを判断することが可能となる。し
たがって、16球の発射を単位として遊技の賞態様が決
定されるアレンジボール遊技機に関して、第三者検査機
関による的確且つ迅速な試験を行うことが可能となり得
る。
【0125】以下、主制御部140から払出制御部15
0に送信される制御信号の内容について図面を参照しつ
つ説明する。送信側制御部としての主制御部140から
送信される信号として図29(主制御部140から賞球
制御部150に送信される制御信号の一例を示す図)に
示すように、例えば発射停止解除信号、発射停止信号、
ハンマ作動信号(打撃装置特別作動信号)があり、これ
ら信号は受信側制御部としての賞球制御部150に送信
され、該賞球制御部150から発射制御部201aに所
定のタイミングで送信されるものとされている。そし
て、これら賞球制御部150又は発射制御部201aに
おいて予め定められた時期に上記各信号が受信できなか
った場合に、エラー検出を行うものとすることができ
る。ここで、発射停止解除信号は、16個の遊技球が各
入球検知スイッチ25a,21c,23c(図3及び図
7参照)にて検知され、遊技領域に設けられた誘導図柄
表示装置17等の遊技装置の作動が終了した場合に送信
されるものとされ、発射停止信号は、球送りカウントス
イッチ95(図8参照)にて16個の遊技球が計数され
た場合に送信されるものとされている。また、ハンマ作
動信号は、16個の遊技球が発射された後に槌先球検知
スイッチ94(図8参照)にて遊技球が検知された場合
に送信されるものとされている。このような各信号(発
射制御信号)がそれぞれの送信時期と異なる不正確なタ
イミングで送信された場合にエラー検出するものとされ
ている。
【0126】上記のような発射制御信号の送信タイミン
グに関連するエラー検出の具体例を図30を参照しつつ
説明する。例えば、発射停止解除信号を賞球制御部15
0で受信した後に、発射停止信号を受信する前にハンマ
作動信号を受信した場合にエラーを検出するものとされ
ている(図30上段)。この場合、16個の遊技球の
発射が終了する前に賞球制御部150にてハンマ作動信
号を受信したためにエラーとなる。すなわち、16個の
発射が終了したにも拘らず槌先球検知スイッチ94(図
8参照)にて遊技球が検知された場合に該遊技球のみを
発射するために送信されるハンマ作動信号が、16個の
発射が終了していない場合に送信されたことによるエラ
ーである。この場合のエラー処理としては、該エラーを
主制御部140で検知し、当該遊技機に設けられたラン
プ、音声、表示等のエラー報知手段(例えば誘導図柄表
示装置17を使用可能)にてエラー報知し、当該遊技機
を作動させるための電源を遮断させた後、電源を復帰さ
せることより行うことが可能である。
【0127】また、賞球制御部150が発射停止解除信
号を受信する前に、発射停止信号又はハンマ作動信号を
受信した場合にエラーを検出するものとすることができ
る(図30)。この場合、発射の停止が解除される前
に、すなわち発射が許される前に発射停止信号又はハン
マ作動信号が送信されたためにエラーとなる。具体的に
は、発射停止信号又はハンマ作動信号を受信してから所
定時間経過後、発射停止解除信号が受信されない場合に
エラー処理を行うものとすることができる。この場合の
エラー処理としては、該エラーを賞球制御部150で検
知し、当該遊技機に設けられたランプ、音声、表示等の
エラー報知手段(例えば誘導図柄表示装置17を使用可
能)にてエラー報知し、当該遊技機を作動させるための
電源を遮断させた後、電源を復帰させ発射停止解除信号
を主制御部140から賞球制御部150に送信すること
より行うことが可能である。
【0128】また、発射停止解除信号を受信し、発射停
止信号を受信した後に、ファール球スイッチ197(図
8参照)にて検知された遊技球数よりも多くの数の遊技
球が球送りカウントスイッチ95にて計数された場合に
エラーを検知するものとすることができる。この場合、
ファール球(発射した遊技球のうち、遊技領域に到達せ
ずに外レール10c(図25参照)から下皿部6に戻っ
てきた遊技球)よりも多くの遊技球を発射可能となる
(すなわち1ゲームにおいて16個よりも多くの遊技球
が発射可能となる)ためにエラーとなる。この場合のエ
ラー処理としては、該エラーを主制御部140で検知
し、当該遊技機に設けられたランプ、音声、表示等のエ
ラー報知手段(例えば誘導図柄表示装置17を使用可
能)にてエラー報知し、当該遊技機を作動させるための
電源を遮断させた後、電源を復帰させることより行うこ
とが可能である。
【0129】次に、主制御部140から賞球制御部15
0に送信される制御信号のうち、賞球に関する信号につ
いて説明する。図29に示すように、本実施例において
は、賞球の制御内容は10種類あり、賞球の払出しは1
6球の払出しを単位としてその整数倍(10倍まで)が
払い出されるものとされている。その10種類の払出し
の処理プログラムは、該整数倍の払出数毎に払出制御コ
マンド(60h01h〜60h0Ah)と対応付けて払
出処理プログラム記憶手段(主制御部140のROM4
82(図14参照))に予め記憶されている。例えば賞
態様があった場合は、主制御部140は該賞態様に応じ
て払出制御コマンド(60h01h〜60h0Ah)の
いずれかを賞球制御部150に送信し、賞球制御部15
0は送信された払出制御コマンドに対応する処理プログ
ラムを上記払出処理プログラム記憶手段から読み出し、
遊技球の払出しに関連する制御を行うものとされてい
る。
【0130】このように、本実施例の遊技機1において
は、発射制御内容及び払出制御内容を含む制御プログラ
ムが、制御コマンド(発射制御コマンド及び払出制御コ
マンド)と対応付けられて主制御部140に予め記憶さ
れており、主制御部140は所定のタイミングで制御コ
マンドを賞球制御部150に送信するものとされてい
る。さらに、発射制御コマンドは賞球制御部150から
発射制御部201aに送信されて、該発射制御部201
aは発射装置を各種態様にて作動させるものとされてい
る。
【0131】また、本実施例の遊技機1においては、図
29に示すように動作開始許可コマンドが、主制御部1
40から賞球制御部150に送信されるものとされてい
る。例えば、電源入力時又は電断復旧時には、賞球制御
部150に電源電圧が出力されるものとされており、主
制御部140に電源電圧が出力される前(すなわち主制
御部140の作動開始前)に賞球制御部150が電断前
の記憶状態等により作動を開始してしまう場合があり、
この場合、賞球払出しの管理が主制御部140側ででき
なくなってしまう場合がある。そこで、例えば主制御部
140の起動後に主制御部140から賞球制御部150
に上記動作開始許可コマンドを送信するものとすること
により、賞球制御部150側では、該動作開始許可信号
を待って賞球払出しに関連する制御を行うことが可能と
なる。したがって、主制御部140において賞球払出し
の管理を確実に行うことが可能となり、一層正確な遊技
機の作動制御を行うことが可能となり得る。
【0132】次に、主制御部140から図柄表示装置制
御部160に送信されるコマンドについて説明する。図
33は、入球図柄表示装置25の表示に関連するコマン
ドの一例を示す説明図である。なお、本実施例において
は16連入球口24及び役物作動口21,23に遊技球
が入球すると、その入球口及び役物作動口に対応して予
め定められた入球図柄が表示されるものとされている。
【0133】図33に示すように、入球図柄表示装置2
5の各入球図柄1〜16を表示させるための、識別情報
表示コマンドとしての図柄1〜16表示コマンドは、各
入球図柄1〜16毎にコマンド記憶手段としての主制御
部140のRAM481(図14参照)に記憶されてい
る。例えば、16連入球口24のいずれかに入球がある
と、その入球検出信号が主制御部140に送信され、該
主制御部140においてその入球検出信号に基づいて各
入球口1〜16に対応した図柄1〜16表示コマンド
(入球識別情報表示指令信号)が読み出され、さらに該
図柄1〜16表示コマンドが主制御部140の出力回路
部(コマンド送信手段)から図柄表示装置制御部160
に送信される。また役物作動口21に入球があると、上
記同様に入球検出信号に基づいて図柄5表示コマンド及
び図柄8表示コマンド(特定入球識別情報表示指令信号
(入球困難な入球口に対応))が主制御部140から図
柄表示装置制御部160に送信され、さらに役物作動口
(得点増加装置作動口)23に入球があると、同様に入
球検出信号に基づいて図柄8,9,12,13表示コマ
ンド(入球困難な入球口に対応)が主制御部140から
図柄表示装置制御部160に送信される。
【0134】このように、入球領域(16連入球口24
又は役物作動口21,23)毎に予め表示される入球図
柄が定められており、コマンド読出手段及び識別情報表
示コマンド送信手段としての主制御部140は、入球領
域における入球検知に基づいて該入球のあった入球領域
に対応した入球図柄を表示させるための図柄表示コマン
ドをRAM481(図14参照)から読み出し、読み出
した図柄表示コマンドを図柄表示装置制御部160に送
信するものとされている。なお、この場合、送信禁止制
御手段としての主制御部140により1ゲームにおいて
一度送信した図柄表示コマンドは、当該ゲーム中に再び
送信することが禁止されており、1ゲームの終了時すな
わち上記全ての遊技装置の作動が終了した後の所定時間
(遊技確認時間)経過後に、全入球図柄を消灯させるた
めの全識別情報表示解除コマンドとしての全図柄消灯
(非表示)コマンドが主制御部140から図柄表示装置
制御部160に送信されるものとされている。
【0135】次に、図33に示すように、電断復帰コマ
ンドが主制御部140から図柄表示装置制御部160に
送信されるものとされている。これは、停電発生等によ
る電断時において、電源を復旧する場合に、電源復帰を
示す電源復帰コマンドが主制御部140から図柄表示装
置制御部160に送信されるものである。例えば、この
ような電源復帰コマンドが備えられていない場合、電断
復帰後の当該ゲームにおいて受信する図柄表示コマンド
が16個に満たない等の不具合が生じエラー発生として
認識してしまう場合が生じ得る。そこで、本実施例の電
源復帰コマンドはこれを解決するものであって、電源復
帰コマンドの受信により図柄表示装置制御部160は、
電源復帰に係るゲームであることを認識可能となり、当
該電源復帰のゲームにおける図柄表示コマンドの不足に
基づくエラー発生処理を行わないエラー放置処理を行う
ものとされている。
【0136】図33に示したような図柄表示コマンドが
設定された場合のコマンド送受信に関連するエラー態様
について図34を参照しつつ説明する。図34は1ゲー
ムの遊技開始から遊技終了までに主制御部140から送
信されたコマンドが図柄表示装置制御部160にて受信
されたか否かを示す説明図であって、図中○はコマンド
が受信されたこと、△はコマンドの一部が受信されたこ
と、×は異常受信若しくはコマンドの全てが受信されな
かったことを示す。
【0137】例えば、図柄表示コマンドの全てを受信し
ている場合は、全図柄消灯(非表示)コマンドを受信す
るか否かに拘らず、エラーと認識せず正常動作を行うも
のとされている。また、図柄表示コマンドの一部のみを
受信した場合も、全図柄消灯(非表示)コマンドを受信
するか否かに拘らず、エラーと認識せず正常動作を行う
ものとされている。なお、図柄表示コマンドの一部を受
信し、全図柄消灯(非表示)コマンドを受信した場合で
あって、受信した図柄表示コマンドの数が1ゲームにお
ける上限値である16個未満の場合のみ、エラーと認識
し図35に示すようにランプ、音声、表示等の報知手段
によるエラー報知(異常報知)によりエラー処理が行わ
れ、一旦作動電源を断った後、又は次回のゲームを正常
に終了した場合にエラー処理が解除されるものとされて
いる。一方、図柄表示コマンドを受信せず、全図柄消灯
(非表示)コマンドを受信した場合には、エラーと認識
され、図35に示すようにランプ、音声、表示等の報知
手段によるエラー報知(異常報知)によりエラー処理が
行われ、一旦作動電源を断った後、又は次回のゲームを
正常に終了した場合にエラー処理が解除されるものとさ
れている。
【0138】次に、図36は、入球図柄表示装置25の
表示に関連するコマンドの一変形例を示す説明図であ
る。この図36に示す例の場合、各入球領域(16連入
球口24の各入球口1〜16及び役物作動口21,2
3)に対応して、図柄1〜16表示コマンド及び役物1
表示コマンド(役物作動口21に対応)、役物2表示コ
マンド(役物作動口23に対応)が、コマンド記憶手段
としての主制御部140のRAM481(図14参照)
に記憶されている。すなわち、入球図柄表示装置25の
各入球図柄1〜16を表示させるための図柄表示コマン
ドが、各入球領域に対応してコマンド記憶手段としての
主制御部140のRAM481(図14参照)に記憶さ
れている。
【0139】例えば、16連入球口24のいずれかに入
球があると、その入球検知信号が主制御部140に送信
され、該主制御部140において該入球検知信号に基づ
いて各入球口1〜16に対応した図柄1〜16表示コマ
ンドがRAM481(図14参照)から読み出され、さ
らに該図柄1〜16表示コマンドが主制御部140の出
力回路部(コマンド送信手段)から図柄表示装置制御部
160に送信される。また役物作動口21に入球がある
と、上記同様に入球検知信号に基づいて、図柄5及び図
柄8を表示するための役物1表示コマンドが主制御部1
40から図柄表示装置制御部160に送信される。さら
に役物作動口23に入球があると、上記同様に入球検知
信号に基づいて、図柄8,9,12,13を表示するた
めの役物2表示コマンドが主制御部140から図柄表示
装置制御部160に送信される。
【0140】このように、入球領域(16連入球口24
又は役物作動口21,23)毎に入球表示のための図柄
表示コマンドが予め記憶されており、主制御部140
は、入球領域における入球検知に基づいて該入球のあっ
た入球領域に対応した図柄表示コマンドをRAM481
(図14参照)から読み出し、読み出した図柄表示コマ
ンドを図柄表示装置制御部160に送信するものとされ
ている。なお、この場合、識別情報表示コマンド送信手
段としての主制御部140により1ゲームにおいて図柄
表示コマンドは入球検知毎に逐一送信されるものとされ
ており、つまり、当該ゲーム中に一度送信した表示コマ
ンドについても再び送信されるものとされている。ま
た、1ゲームの開始時に、該ゲームの開始を指示するた
めの遊技開始コマンドが主制御部140から図柄表示装
置制御部160に送信されるものとされており、さらに
1ゲームの終了時すなわち上記全ての遊技装置の作動が
終了した後の所定時間(遊技確認時間)経過後に、全入
球図柄を消灯させるための全図柄消灯(非表示)コマン
ドが主制御部140から図柄表示装置制御部160に送
信されるものとされている。
【0141】なお、この場合、図37に示すように入球
数情報送信手段としての主制御部140から図柄表示装
置制御部160に入球数を示す入球数コマンドが送信可
能とされている。これは、例えば停電等の電源断発生時
等に、該発生時の入球領域への全入球数を図柄表示装置
制御部160に指示するためのものであり、主制御部1
40には、1ゲームにおいて入球領域(16連入球口2
4又は役物作動口21,23)への遊技球の入球数を計
数するカウンタと、1ゲームにおいて送信した図柄表示
コマンドを記憶する送信済図柄表示コマンド記憶手段
(RAM481(図14参照))とが備えられている。
したがって、停電等の電断が検知された場合には主制御
部140は電断エラー処理を行うとともに、電源復旧時
には電源断時に表示されていた入球図柄の図柄表示コマ
ンドを送信するとともに、前記カウンタを参照して入球
数コマンドを送信するものとされている。
【0142】このような図柄表示コマンドを採用するこ
とで、図柄表示装置制御部160において、受信した図
柄表示コマンド数により入球領域(16連入球口24又
は役物作動口21,23)に入球した遊技球の入球数を
確認することが可能となる。遊技開始コマンド受信後か
ら図柄表示コマンドを受信する毎に、当該図柄表示装置
制御部160に設けられたカウンタに入球数を「1」加
算し、計16個の入球検知により図柄表示コマンドを正
常に受信したことを確認可能となり得る。
【0143】次に、図36に示したような図柄表示コマ
ンドが設定された場合のコマンド送受信に関連するエラ
ー態様について図38及び図39を参照しつつ説明す
る。図38は1ゲームの遊技開始から遊技終了までに主
制御部140から送信されたコマンドが図柄表示装置制
御部160にて受信されたか否かを示す説明図であっ
て、図中○はコマンドが受信されたこと(特に図柄表示
コマンドについては上限値16のコマンドが受信された
こと)、△はコマンドの一部が受信されたこと、×は異
常受信若しくはコマンドの全てが受信されなかったこと
を示す。また、図38及び図39に示した番号〜
は、図39のエラー処理と図38に示したエラー事例と
を対応付けるものである。
【0144】例えば、図38のに示すように、遊技開
始コマンドを受信し、全ての図柄表示コマンド、全図柄
消灯(非表示)コマンドをこの順で受信した場合は正常
動作を行う。図38のに示すように、遊技開始コマン
ドを受信していない、又は図柄表示コマンドを受信して
いない若しくは図柄表示コマンドを一部しか受信してい
ない場合に、全図柄消灯(非表示)コマンドを受信した
場合には、エラー発生と認識するものとされている。こ
の場合、図39のに示すように、ランプ、音声、表示
等の報知手段によるエラー報知(異常報知)によりエラ
ー処理が行われ、一旦作動電源を断った後、又は次回の
ゲームを正常に終了した場合にエラー処理が解除される
ものとされている。
【0145】また、図38のに示すように、遊技開始
コマンドを受信し、且つ図柄表示コマンドを受信若しく
は図柄表示コマンドを一部受信した場合であって、全図
柄消灯(非表示)コマンドを受信する前に次回のゲーム
の遊技開始コマンド又は図柄表示コマンドを一部でも受
信した場合に、エラー発生と認識するものとされてい
る。この場合、図39のに示すように、ランプ、音
声、表示等の報知手段によるエラー報知(異常報知)に
よりエラー処理が行われ、一旦作動電源を断った後、又
は次回のゲームを正常に終了した場合にエラー処理が解
除されるものとされている。
【0146】図38のに示すように、遊技開始コマン
ドを受信し、図柄表示コマンド及び/又は全図柄消灯
(非表示)コマンドを受信する前に次回のゲームの遊技
開始コマンドを受信した場合には、エラー発生と認識す
るものとされている。この場合、図39のに示すよう
に、ランプ、音声、表示等の報知手段によるエラー報知
(異常報知)によりエラー処理が行われ、一旦作動電源
を断った後、又は当該ゲーム若しくは次回のゲームを正
常に終了した場合にエラー処理が解除されるものとされ
ている。
【0147】図38のに示すように、遊技開始コマン
ドを受信する前に、図柄表示コマンド若しくはその一
部、及び/又は全図柄消灯(非表示)コマンドを受信し
た場合には、エラー発生と認識するものとされている。
この場合、図39のに示すように、ランプ、音声、表
示等の報知手段によるエラー報知(異常報知)によりエ
ラー処理が行われ、一旦作動電源を断った後、又は遊技
開始コマンドを正常に受信した場合にエラー処理が解除
されるものとされている。なお、図38のに示すよう
に、遊技開始コマンド、図柄表示コマンド、全図柄消灯
(非表示)コマンドのいずれも受信していない場合には
エラー発生の認識はされないものとされている。
【0148】このように、主制御部140のRAM48
1において、入球図柄を表示させるための図柄表示コマ
ンドが各入球図柄と対応付けして記憶されているため、
入球図柄表示に関連する制御を単純化することが可能と
なる。また、入球領域(16連入球口24又は役物作動
口21,23)と対応させて図柄表示コマンドを記憶さ
せておくことで、入球のあった入球領域(16連入球口
24又は役物作動口21,23)に対応する図柄表示コ
マンドを正確に読み出すことが可能となり得る。
【0149】次に、本実施例の遊技機1の第三者検査機
関等にて行われる試験内容について説明する。図20〜
図23に示したように、主制御部140及び図柄表示装
置制御部160には遊技情報を外部に出力するために、
遊技情報出力回路部347,367、変換回路部34
1,361(344,364)、コネクタ342,36
2(343,345,346,363,365,36
6)等を含む遊技情報出力手段がそれぞれ設けられてい
る。まず、第三者検査機関等における検査内容の一例と
して、主制御部140の主制御部側遊技情報出力手段か
ら出力される、発射された遊技球数(発射遊技球数)及
び獲得された遊技球数(賞球数)に関連する情報、すな
わち発射遊技球数関連情報及び賞球数関連情報に基づい
て出球率が算出される。例えば、第三者検査機関等にお
いては、上記主制御部側遊技情報出力手段のコネクタ3
42(図20参照)を介して検査装置等を接続し、該検
査装置にて、該遊技情報出力手段から取得した賞球数関
連情報を、同じく遊技情報出力手段から取得した発射遊
技球数関連情報で除することにより出球率が算出され
る。
【0150】また、第三者検査機関等における検査内容
の異なる例として、主制御部140の主制御部側遊技情
報出力手段から出力される、得点増加装置作動情報、2
つの役物作動口入球情報、16連入球口入球情報等に基
づいて役物比率が算出される。ここで、得点増加装置作
動情報は得点増加装置作動口入球検知スイッチ23c
(図7参照)の検知情報に基づいて、役物作動口入球情
報は役物作動口入球検知スイッチ21c(図7参照)及
び役物作動口入球検知スイッチ23c(図7参照)から
の検知情報に基づいて、16連入球口入球情報は16連
入球検知スイッチ25a(図3参照)からの検知情報に
基づいて、それぞれ主制御部140から出力される。例
えば、第三者検査機関等において上記主制御部側遊技情
報出力手段のコネクタ342(図20参照)を介して検
査装置等を接続し、該検査装置にて、遊技情報出力手段
から取得した情報に基づき、1ゲームにおいて獲得した
総得点Aが算出されるとともに、16連入球情報から1
6連入球口への入球のみに基づく得点B(得点増加装置
の作動により増加した得点を除く)が算出され、Aから
Bを引いた値CをBで除することにより役物比率が算出
される。
【0151】第三者検査機関等における検査内容の異な
る例として、主制御部140の主制御部側遊技情報出力
手段から出力される、誘導増加装置作動領域通過情報及
び役物作動口入球情報に基づいて、誘導増加装置作動領
域19a(図1参照)の通過率が算出される。ここで、
誘導増加装置作動領域通過情報は誘導増加装置作動領域
通過検知スイッチ19d(図7参照)の検知情報に基づ
いて、役物作動口入球情報は役物作動口入球検知スイッ
チ21c(図7参照)からの検知情報に基づいて、それ
ぞれ主制御部140から出力される。例えば、第三者検
査機関等においては、上記主制御部側遊技情報出力手段
にコネクタ342(図20参照)を介して検査装置等を
接続し、該検査装置にて、遊技情報出力手段から取得し
た役物作動口入球情報から該役物作動口21(図1参
照)に入球した入球数Dが算出され、同じく遊技情報出
力手段から取得した誘導増加装置作動領域通過検知情報
から該誘導増加装置作動領域19a(図1参照)を通過
した通過球数Eが算出されるとともに、通過球数Eを入
球数Dで除することにより誘導増加装置作動領域19a
(図1参照)の通過率が算出される。
【0152】また、本実施例の遊技機1において役物及
び装置等の作動が連続する場合の取り扱いについて説明
する。例えば、図40に示すように、誘導図柄作動ゲー
ト16(図1参照)の機能無効終了時に新たな遊技球が
誘導図柄作動ゲート16(図1参照)を通過した場合、
1回の誘導図柄作動ゲート16の機能無効開始までは所
定時間の待ち時間(1.5ms)が設けられているもの
とすることができる。この場合、ゲート通過の回数に関
連する情報を確実に取得することが可能となり得る。
【0153】以下、主制御部140の主制御部側遊技情
報出力手段(試験信号端子)から出力される主制御遊技
情報の出力タイミングについて説明する。なお、各種遊
技装置については特に断り書きのない限り図1を参照す
ることとする。図41は、主制御遊技情報としての遊技
中信号の出力タイミングチャートである。図41(a)
に示すように、電源投入時においては、最初の1ゲーム
において電源投入から遊技の結果が得られるまで、すな
わち遊技確認時間の作動が開始されるまでの間におい
て、1回のゲームの遊技中を示す遊技中信号が遊技情報
として外部(例えば遊技機検査装置)に出力される。そ
して、図41(b)に示すように、次回のゲームから
は、遊技確認時間の作動終了後から遊技の結果が得られ
るまで(遊技確認時間の作動が開始されるまで)の間に
おいて、上記遊技中信号が出力されるものとされてい
る。これにより、検査装置側において1ゲームの開始及
び終了を明確に把握することが可能となり、遊技中の有
無、遊技確認時間の有無等を把握することが可能となり
得る。
【0154】図42〜図44は、主制御遊技情報として
の賞球信号の出力タイミングチャートである。まず、図
42に示すように、入賞図柄(入球図柄)の組合せが得
点獲得となる組合せとならなかった場合、賞球信号は出
力されないものとされている。また、各入賞図柄(入球
図柄)1〜16信号は、上記遊技中信号の出力がOFF
となるまで継続して出力されるものとされている。
【0155】次に、図43は、入賞図柄(入球図柄)の
組合せが得点獲得となる組合せとなった場合であって、
得点増加装置(主制御部140)が作動しない場合の賞
球信号の出力タイミングチャートである。本実施例は、
入賞図柄(入球図柄)13,14,15,16の組合せ
により1点を獲得した場合の例であって、該得点を獲得
した場合に賞球信号が出力されるものとされている。図
44は、入賞図柄(入球図柄)の組合せが得点獲得とな
る組合せとなった場合であって、得点増加装置(主制御
部140)が作動する場合の賞球信号の出力タイミング
チャートである。本実施例の場合、誘導増加装置(主制
御部140)が作動している状態であって、役物誘導装
置(主制御部140)の作動により役物作動口23(図
面においては役物作動口2と記載)が開放され、該役物
作動口23に入球が感知された場合には、役物2が作動
し得点増加装置(主制御部140)が作動を開始する。
このような遊技状態においては、得点増加装置作動信号
が出力され、例えば入賞図柄(入球図柄)13〜16に
より1点獲得のように得点の獲得があった場合には、得
点増加装置の作動により1得点が増加され、その増加分
の賞球信号が出力される。
【0156】次に、図45は、誘導図柄作動ゲート16
の通過から誘導図柄表示装置17の停止までの主制御遊
技情報の出力タイミングチャートである。ここでは、誘
導図柄作動ゲート16において遊技球の通過があった場
合、該誘導図柄に係るゲート通過信号が主制御遊技情報
として出力されるとともに、誘導図柄表示装置17の作
動が開始され、誘導図柄に係るゲート有効信号の出力が
OFFとなって、すなわち誘導図柄作動ゲート16にお
ける通過検知の無効を示す信号が出力されるものとされ
ている。
【0157】図46は、誘導図柄表示装置17において
役物誘導装置が作動することとなる図柄の組合せが確定
表示された場合の主制御遊技情報の出力タイミングチャ
ートである。この場合、遊技状態に示すように、確定し
た図柄の組合せを例えば当り態様としての3桁同一図柄
で確定表示された場合に、役物誘導装置が作動を開始
し、役物作動口(特定入球口)21が開放される。この
ような役物誘導装置が作動することとなる図柄の組合せ
が確定表示される場合の遊技状態においては、誘導図柄
表示装置17の作動停止後も、主制御遊技情報として、
誘導図柄に係るゲート有効信号は継続して出力されず
(誘導図柄作動ゲート16における通過検知の無効を示
す信号が継続して出力され)、また、誘導図柄表示装置
17において誘導図柄が確定表示された場合に、誘導図
柄当り信号が出力され、役物誘導装置作動信号が出力さ
れるとともに、役物作動口21の開放信号が出力され
る。
【0158】図47〜図49は、役物誘導装置の作動開
始から作動停止までの主制御遊技情報の出力タイミング
チャートである。まず、図47は、役物誘導装置が作動
を開始したゲームで役物作動口(特定入球口)21に遊
技球が入球した場合のタイミングチャートである。遊技
状態として、役物作動口(特定入球口)21が開放し遊
技球が該役物作動口(特定入球口21)に入球した場
合、役物1の作動が開始される。なお、役物1は、その
作動に基づき予め定められた2〜4の数の入賞図柄(入
球図柄)を入球図柄表示装置25に表示するものであっ
て、役物作動口(特定入球口)21の入口に再度、遊技
球が入球しても表示された入賞図柄(入球図柄)は変化
しないものとされている。また、該役物1の作動は、遊
技の結果が得られた場合に停止するものとされている。
このような役物1が作動する場合の遊技状態において
は、役物作動口(特定入球口)21への遊技球の入球に
より誘導図柄に係るゲート有効信号が出力される。ま
た、同じく役物作動口(特定入球口)21への遊技球の
入球により、役物作動口入球信号が出力され、役物に係
る入球口入球信号が出力されるとともに、特定入球口入
球信号が出力されて上記役物1の作動信号が出力され
る。なお、役物作動信号は、役物1の作動が開始されて
から作動が停止されるまで、すなわち遊技の結果が得ら
れるまで出力が継続されるものとされている。
【0159】図48は、役物誘導装置が作動を開始した
ゲーム(遊技)の次のゲーム(遊技)で役物作動口(特
定入球口)21に遊技球が入球した場合、すなわち役物
誘導装置が作動を開始してから2ゲーム目(2回の遊
技)で役物作動口(特定入球口)21に遊技球が入球し
た場合のタイミングチャートである。本実施例において
は、役物誘導装置の作動は2回のゲームに亘って継続可
能とされており、例えば誘導図柄が当り表示となって役
物誘導装置が作動を開始したゲームにおいて役物作動口
21への入球がなく、その次のゲームにおいて役物作動
口21に入球があった場合には、その入球に基づいて上
記役物1が作動することとなる。このような遊技状態に
おいては、役物作動口21に入球があるまで、具体的に
は2回のゲーム(遊技)に亘って誘導図柄当り信号、役
物誘導装置作動信号、役物作動口開放信号が継続して出
力され、また、誘導図柄に係るゲート有効信号の出力が
OFFとされる。役物作動口21に入球があった場合、
これら誘導図柄当り信号、役物誘導装置作動信号、役物
作動口開放信号の出力がOFFとなり、誘導図柄に係る
ゲート有効信号が出力されるとともに、役物作動口入球
信号、役物に係る入球口入球信号、特定入球口入球信
号、役物作動信号が出力される。なお、この場合も、役
物作動信号は、役物1の作動が開始されてから作動が停
止されるまで、すなわち2回目の遊技の結果が得られる
まで出力が継続されるものとされている。
【0160】図49は、役物誘導装置の作動開始から作
動停止までの間に役物作動口21に遊技球が入球しなか
った場合、すなわち役物誘導装置が作動を開始してから
遊技の結果が2回得られるまでの間に(2回のゲームが
経過する間に)、役物作動口21に遊技球が入球しなか
った場合の主制御遊技情報の出力タイミングチャートで
ある。この場合、2回目のゲームの遊技の結果が得られ
るまで誘導図柄当り信号、役物誘導装置作動信号、役物
作動口開放信号が継続して出力され、また、誘導図柄に
係るゲート有効信号の出力OFF状態が継続される。な
お、誘導図柄に係るゲート有効信号は、2回目のゲーム
の遊技の結果が得られた後に出力されるものとされてい
る。
【0161】図50及び図51は、特定入球口21への
入球から誘導増加装置作動領域19aの通過又は排出口
19bの通過までの主制御遊技情報の出力タイミングチ
ャートである。図50に示すように、役物1の作動中、
誘導増加装置作動領域19aに遊技球が通過すると、誘
導増加装置(主制御部140)の作動が開始される。こ
のような遊技状態においては、誘導増加装置作動領域1
9aへの遊技球の通過があった場合に、誘導増加装置作
動領域通過信号、誘導増加装置作動信号が主制御遊技情
報として出力される。さらに役物誘導装置に係るゲート
有効信号、すなわち役物誘導装置作動ゲート26への遊
技球の通過が有効である旨を示す信号が主制御情報とし
て出力される。一方、図51に示すように、特定入球口
21に入球した遊技球が排出口19bを通過した場合、
排出口通過信号が主制御遊技情報として出力されるもの
とされている。
【0162】図52〜図54は、誘導増加装置(主制御
部140)の作動開始から作動終了までの主制御遊技情
報の出力タイミングチャートである。図52は、誘導増
加装置(主制御部140)の作動が開始から14回目の
ゲーム(遊技)が終了するまでの遊技状態と、主制御遊
技情報として出力される信号について示したタイミング
チャートである。まず、遊技状態として各ゲーム(遊
技)において役物誘導装置作動ゲート26を遊技球が通
過すると、役物誘導装置(主制御部140)が作動を開
始し、役物作動口(得点増加装置)23が開放される。
そして、役物作動口(得点増加装置)23に遊技球が感
知されると、役物誘導装置(主制御部140)の作動が
停止し、役物作動口(得点増加装置)23が閉鎖される
とともに、役物2が作動して、得点増加装置(主制御部
140)の作動が開始される。なお、役物作動口(得点
増加装置)23にて遊技球感知がない場合は、役物誘導
装置(主制御部140)の作動、及び役物作動口(得点
増加装置)23の開放は、当該ゲーム(遊技)の結果が
得られるまで継続されるものとされている。また、役物
2及び得点増加装置(主制御部140)の作動は当該ゲ
ーム(遊技)の結果が得られるまで継続されるものとさ
れている。ここで、役物2は、その作動に基づき予め定
められた2〜4の数の入賞図柄(入球図柄)を入球図柄
表示装置25に表示するものであって、役物作動口(得
点増加装置)23の入口に再度、遊技球が入球しても表
示された入賞図柄(入球図柄)は変化しないものとされ
ている。
【0163】上記のような図52に示した遊技状態にお
いては、役物誘導装置作動ゲート26に遊技球が通過す
ると、役物誘導装置に係るゲート有効信号の出力がOF
Fとされるとともに、役物誘導装置に係る通過信号、役
物誘導装置作動信号、役物作動口開放信号が主制御遊技
情報として出力される。そして、役物作動口(得点増加
装置)23に遊技球が感知されると、役物誘導装置作動
信号、役物作動口開放信号の出力がOFFとなり、役物
作動口入球信号、得点増加装置に係る入球口入球信号、
役物に係る入球口入球信号が出力される。また、得点増
加装置作動信号及び役物作動信号が出力され、遊技の結
果が得られるまで該作動信号の出力は継続される。
【0164】図53は、役物誘導装置(主制御部14
0)又は得点増加装置(主制御部140)の作動中に新
たな遊技球が誘導増加装置作動領域19aを通過した場
合の、主制御遊技情報の出力タイミングチャートであ
る。誘導増加装置(主制御部140)の作動中であっ
て、役物誘導装置(主制御部140)又は得点増加装置
(主制御部140)の作動中に、新たな遊技球が誘導増
加装置作動領域19aを通過すると、誘導増加装置(主
制御部140)の作動が停止され、いわゆるパンク状態
が発生する。例えばm回目のゲームで新たな遊技球が誘
導増加装置作動領域19aを通過すると、誘導増加装置
(主制御部140)が作動すべきであった残りの(14
−m)回の遊技において誘導増加装置(主制御部14
0)が作動しないものとなる。なお、m回目のゲームに
おいて、新たな遊技球が誘導増加装置作動領域19aを
通過する前の役物誘導装置作動ゲート26への遊技球の
通過は有効であって、該通過により役物誘導装置(主制
御部140)が作動するものとされている。
【0165】このような遊技状態においては、誘導増加
装置(主制御部140)の作動中であって、役物誘導装
置(主制御部140)又は得点増加装置(主制御部14
0)の作動中に、新たな遊技球が誘導増加装置作動領域
19aを通過すると、主制御遊技情報としては、誘導増
加装置作動領域通過信号が出力され、誘導増加装置作動
信号の出力がOFFとされる。なお、新たな遊技球が誘
導増加装置作動領域19aを通過する前の役物誘導装置
作動ゲート26への遊技球の通過は有効であって、役物
誘導装置作動信号から役物作動信号に至る信号が出力可
能とされている。
【0166】図54は、役物誘導装置(主制御部14
0)又は得点増加装置(主制御部140)の未作動中に
新たな遊技球が誘導増加装置作動領域19aを通過した
場合の、主制御遊技情報の出力タイミングチャートであ
る。誘導増加装置(主制御部140)の作動中であっ
て、役物誘導装置(主制御部140)又は得点増加装置
(主制御部140)の未作動中に、新たな遊技球が誘導
増加装置作動領域19aを通過すると、誘導増加装置
(主制御部140)の作動が停止され、いわゆるパンク
状態が発生する。例えばm回目のゲームで新たな遊技球
が誘導増加装置作動領域19aを通過すると、誘導増加
装置(主制御部140)が作動すべきであった残りの
(14−m)回の遊技において誘導増加装置(主制御部
140)が作動しないものとなる。このような遊技状態
においては、誘導増加装置(主制御部140)の作動中
であって、役物誘導装置(主制御部140)又は得点増
加装置(主制御部140)の作動中に、新たな遊技球が
誘導増加装置作動領域19aを通過すると、主制御遊技
情報としては、誘導増加装置作動領域通過信号が出力さ
れ、誘導増加装置作動信号の出力がOFFとされる。
【0167】以下、図柄表示装置制御部160の図柄表
示装置制御部側遊技情報出力手段(試験信号端子)から
出力される表示関連情報等の遊技情報(以下、単に表示
関連情報とも言う)の出力タイミングについて説明す
る。なお、各種遊技装置については特に断り書きのない
限り図1を参照することとする。
【0168】まず、誘導図柄表示装置17の表示制御に
関連するコマンド、及びそのコマンドに基づく表示関連
情報の出力タイミングについて説明する。誘導図柄表示
装置17における誘導図柄の表示制御に関連するコマン
ドとして、変動パターン指定コマンド、左図柄指定コマ
ンド、中図柄指定コマンド、右図柄指定コマンド、全図
柄停止コマンドがそれぞれ順に主制御部140から図柄
表示装置制御部160に対して送信され、そのコマンド
に基づいて誘導図柄が所定の変動態様を経て確定表示さ
れるものとされている。
【0169】図55は、図柄表示装置制御基板360に
おいて、主基板(主制御基板)340から変動パターン
指定コマンド、左図柄指定コマンド、中図柄指定コマン
ド、右図柄指定コマンド、全図柄停止コマンドを、この
順で正常にそれぞれ受信した場合の表示関連情報の出力
タイミングチャートである。変動パターン指定コマンド
を受信してから全図柄停止コマンドを受信するまでの
間、1桁目(左図柄)、2桁目(中図柄)、3桁目(右
図柄)図柄変動中信号及び図柄変動中信号が表示関連情
報として出力される。また、全図柄停止コマンドを受信
した場合、図柄確定信号が出力されるとともに、1桁目
(左図柄)、2桁目(中図柄)、3桁目(右図柄)の各
図柄の確定図柄データが出力されるものとされている。
【0170】図56は、図柄表示装置制御基板360に
おいて、主基板(主制御基板)340から変動パターン
指定コマンドを受信し、各図柄指定コマンドを受信する
前に全図柄停止コマンドを受信した場合の表示関連情報
の出力タイミングチャートである。この場合、全図柄停
止コマンドを受信すると図柄表示装置エラー信号が出力
され、このエラー信号は次の変動パターン指定コマンド
を受信するまで継続して出力されるものとされている。
なお、この場合の1桁目(左図柄)、2桁目(中図
柄)、3桁目(右図柄)の各図柄データは表示図柄デー
タ、又は表示図柄の確定していない不定データとされて
いる。
【0171】図57は、図柄表示装置制御基板360に
おいて、主基板(主制御基板)340から変動パターン
指定コマンド、左図柄指定コマンド、中図柄指定コマン
ド、右図柄指定コマンドを受信し、その後、全図柄停止
コマンドを受信しなかった場合の表示関連情報の出力タ
イミングチャートである。本実施例においては、全図柄
停止コマンドは、変動パターン指定コマンドを受信して
から所定時間の経過後に受信するものとされており、す
なわち図柄の変動開始から停止までの時間が予め定めら
れている。そしてその変動パターン指定コマンドを受信
してから所定時間経過した場合に、すなわち停止までの
時間が経過した場合に、全図柄停止コマンドを受信しな
かった場合、図柄表示装置エラー信号が表示制御関連情
報として出力されるものとされている。なお、図柄表示
装置エラー信号は、次の変動パターン指定コマンドを受
信した場合に出力が解除されるものとされている。
【0172】図58は、図柄表示装置制御基板360に
おいて、主基板(主制御基板)340からの変動パター
ン指定コマンドが欠落した場合であって、変動パターン
指定コマンドを受信する前に、図柄指定コマンド(例え
ば左図柄指定コマンド)を受信した場合の表示関連情報
の出力タイミングチャートである。このように、変動パ
ターン指定コマンドが欠落した場合であって左図柄指定
コマンドを受信した場合、図柄表示装置エラー信号が表
示関連情報として出力される。なお、図柄表示装置エラ
ー信号は、次の変動パターン指定コマンドを受信した場
合に出力が解除されるものとされている。また、左図柄
停止コマンドを受信した後に全図柄停止コマンドを受信
すると、図柄確定信号が出力されるものとされている。
この場合、1桁目(左図柄)、2桁目(中図柄)、3桁
目(右図柄)の図柄データは表示図柄データ、又は表示
図柄の確定していない不定データとされている。
【0173】図59は、図柄表示装置制御基板360に
おいて、主基板(主制御基板)340からの変動パター
ン指定コマンドが欠落した場合であって、変動パターン
指定コマンドを受信する前に、全図柄停止コマンドを受
信した場合の表示関連情報の出力タイミングチャートで
ある。このように、変動パターン指定コマンドが欠落し
た場合であって全図柄停止コマンドを受信した場合、図
柄表示装置エラー信号が表示関連情報として出力され
る。なお、図柄表示装置エラー信号は、次の変動パター
ン指定コマンドを受信した場合に出力が解除されるもの
とされている。また、全図柄停止コマンドを受信する
と、図柄確定信号が出力されるものとされており、1桁
目(左図柄)、2桁目(中図柄)、3桁目(右図柄)の
図柄データは表示図柄データ、又は表示図柄の確定して
いない不定データとされている。
【0174】図60は、図柄表示装置制御基板360に
おいて、主基板(主制御基板)340から変動パターン
指定コマンドと全図柄停止コマンドとが欠落した場合の
表示関連情報の出力タイミングチャートである。例え
ば、変動パターン指定コマンドが欠落した場合であって
左図柄指定コマンドを受信した場合には、図柄表示装置
エラー信号が出力されるものとされている。また、この
場合、全図柄停止コマンドも欠落するため、図柄確定信
号、1桁目(左図柄)、2桁目(中図柄)、3桁目(右
図柄)の図柄データも出力されないものとされている。
なお、図柄表示装置エラー信号は、次の変動パターン指
定コマンドを受信した場合に出力が解除されるものとさ
れている。
【0175】次に、入賞図柄表示装置(入球図柄表示装
置)25の表示制御に関連するコマンド、及びそのコマ
ンドに基づく表示関連情報の出力タイミングについて説
明する。入球図柄表示装置17における入賞図柄(入球
図柄)の表示制御に関連するコマンドとして、入賞図柄
表示コマンド(入球図柄表示コマンド)、全図柄消灯
(非表示)コマンドがそれぞれ主制御部140から図柄
表示装置制御部160に対して送信され、そのコマンド
に基づいて入賞図柄(入球図柄)が表示されるものとさ
れている。
【0176】図61は、図柄表示装置制御基板360に
おいて、主基板(主制御基板)340から入賞図柄(入
球図柄)1〜16表示コマンド及び全図柄消灯(非表
示)コマンドを正常に受信した場合の表示関連情報の出
力タイミングチャートである。この場合、各入賞図柄
(入球図柄)1〜16表示コマンドを受信すると、入賞
図柄(入球図柄)1〜16信号が表示関連情報として出
力され、全図柄消灯(非表示)コマンドを受信すると該
入賞図柄(入球図柄)1〜16信号の出力が解除され
る。
【0177】図62は、図柄表示装置制御基板360に
おいて、主基板(主制御基板)340からの入賞図柄
(入球図柄)1〜16表示コマンドの一部が欠落した場
合の、例えば16個目の入賞図柄(入球図柄)1〜16
表示コマンドを受信する前に全図柄消灯(非表示)コマ
ンドを受信した場合の表示関連情報の出力タイミングチ
ャートである。この場合、まず入賞図柄(入球図柄)1
〜16表示コマンドの受信に基づき入賞図柄(入球図
柄)1〜16信号が表示関連情報として出力されるとと
もに、全図柄消灯(非表示)コマンドを受信すると入賞
図柄(入球図柄)1〜16信号の出力を解除する。さら
に、16個目の入賞図柄(入球図柄)1〜16表示コマ
ンドの受信前に全図柄消灯(非表示)コマンドを受信し
たため、図柄表示装置エラー信号が表示関連情報として
出力される。なお、この図柄表示装置エラー信号は、次
回の遊技(ゲーム)の最初の入賞図柄(入球図柄)1〜
16表示コマンドを受信した場合に出力解除されるもの
とされている。
【0178】図63は、図柄表示装置制御基板360に
おいて、主基板(主制御基板)340からの入賞図柄
(入球図柄)1〜16表示コマンドの全てが欠落した場
合の、すなわち入賞図柄(入球図柄)1〜16表示コマ
ンドを受信する前に全図柄消灯(非表示)コマンドを受
信した場合の表示関連情報の出力タイミングチャートで
ある。この場合、入賞図柄(入球図柄)1〜16表示コ
マンドの受信前に全図柄消灯(非表示)コマンドを受信
したため、図柄表示装置エラー信号が表示関連情報とし
て出力される。なお、この図柄表示装置エラー信号は、
次回の遊技(ゲーム)の最初の入賞図柄(入球図柄)1
〜16表示コマンドを受信した場合に出力解除されるも
のとされている。
【0179】図64は、図柄表示装置制御基板360に
おいて、主基板(主制御基板)340からの全図柄消灯
(非表示)コマンドが欠落した場合の表示関連情報の出
力タイミングチャートである。この場合、まず入賞図柄
(入球図柄)1〜16表示コマンドの受信に基づき入賞
図柄(入球図柄)1〜16信号が表示関連情報として出
力されるが、その後の全図柄消灯(非表示)コマンドが
欠落した場合であってもエラー信号は出力されず、最終
的に、例えば次回のゲーム(遊技)における全図柄消灯
(非表示)コマンドを受信した場合に上記入賞図柄(入
球図柄)1〜16信号が出力解除されるものとされてい
る。
【0180】図65は、図柄表示装置制御基板360に
おいて、主基板(主制御基板)340からの入賞図柄表
示コマンドの一部と全図柄消灯(非表示)コマンドが欠
落した場合の表示関連情報の出力タイミングチャートで
ある。この場合、まず入賞図柄(入球図柄)1〜16表
示コマンドの受信に基づき入賞図柄(入球図柄)1〜1
6信号が表示関連情報として出力されるが、入賞図柄
(入球図柄)1〜16表示コマンドの一部、さらには全
図柄消灯(非表示)コマンドを欠落した場合であっても
エラー信号は出力されず、最終的に、例えば次回のゲー
ム(遊技)における全図柄消灯(非表示)コマンドを受
信した場合に上記入賞図柄(入球図柄)1〜16信号が
出力解除されるものとされている。
【0181】以上のように、本実施例の遊技機1におい
ては、図20〜図23に示した主制御基板340、図柄
表示装置制御基板360に設けられた遊技情報出力回路
部347,367、変換回路部341,361(34
4,364)、コネクタ342,362(343,34
5,346,363,365,366)等を含む試験信
号端子としての遊技情報出力部(主制御部側遊技情報出
力手段、図柄表示装置側遊技情報出力手段)から、主制
御遊技情報、表示関連遊技情報等の遊技情報が各タイミ
ングで遊技機検査装置(試験装置)807等の外部に出
力可能とされている。
【0182】次に、主制御部140の主制御基板340
に設けられた主制御側遊技情報出力手段(主制御側試験
信号端子)から出力可能な信号について図66〜図74
を参照して説明する。ここで、各図面において、「接続
信号」における「未接続」は各信号名に対応する信号が
試験装置807(図20〜図23参照)と接続されてお
らず、該試験装置807(図20〜図23参照)に対し
て該信号名に対応する信号が出力できない状況であるこ
とを意味し、接続信号名が記されているものは該信号が
試験装置807(図20〜図23参照)に出力可能な状
況であることを意味している。また、「対応スイッチ」
は、各信号名に対応する信号の出力契機となり得るスイ
ッチ(センサ)の例示であって、例えば「入球口1」と
は入球口1に設けられたスイッチ(センサ)を意味する
ものである。なお、この試験装置807(図20〜図2
3参照)に対する接続状況、対応スイッチの設定は、あ
くまでも設定状況の一例であって、該設定状況の変更に
より各信号がそれぞれ「接続」、「未接続」のいずれか
にそれぞれ割り当てられ、さらに対応スイッチも異なる
場合があるものとされている。また、「信号名」におけ
る「予備」とは予備的に設けられた試験信号端子のピン
のことを言い、上記設定状況の変更により該予備のピン
にも新たな信号が割り当てられる場合もあり得るものと
されている。
【0183】図66は、主制御基板340の第1試験信
号端子(第1主制御側遊技情報出力手段)の遊技機側ピ
ン番号(1)に対応する信号の一覧表である。該第1試
験信号端子の遊技機側ピン番号(1)においては、発射
球信号1,2、賞球信号1〜3、遊技中信号、入球口1
〜18入球信号(16連入球口以外の入球口に対応する
ものも含む)、得点増加装置に係る入球口1,2入球信
号、役物作動口1,2入球信号、GND、及び予備用に
対応したピンがそれぞれ設けられている。本実施例の場
合、特に賞球信号1,2、遊技中信号、入球口1〜18
入球信号、得点増加装置に係る入球口1入球信号、役物
作動口1,2入球信号、GNDに対応したピンは接続信
号として実際に出力される信号とされている。また、遊
技中信号以外についてはそれぞれ、賞球計数センサ、入
球口1〜18、役物作動口(得点増加装置)、役物作動
口(特定入球口)等に設けられたスイッチ(検知装置)
に対応しており、該センサ、スイッチ(検知装置)から
の信号に基づいて各遊技情報たる信号が出力されるもの
とされている。
【0184】図67は、主制御基板340の第1試験信
号端子(第1主制御側遊技情報出力手段)の遊技機側ピ
ン番号(2)に対応する信号の一覧表である。該第1試
験信号端子の遊技機側ピン番号(2)においては、特定
入球口入球信号1,2、誘導増加装置作動領域通過信
号、誘導増加装置作動領域通過信号予備1、排出口通過
信号、誘導図柄に係るゲート1,2通過信号、誘導図柄
に係る入球口1,2入球信号、役物誘導装置に係るゲー
ト1,2通過信号、役物誘導装置に係る入球口1,2入
球信号、役物に係る入球口1,2入球信号、役物1,2
作動信号、得点増加装置1,2作動信号、誘導増加装置
作動信号、誘導増加装置作動信号予備、役物作動口1開
放信号、役物誘導装置1作動信号、役物作動口2開放信
号、役物誘導装置2作動信号、誘導図柄に係るゲート有
効信号、役物誘導装置に係るゲート有効信号、誘導図柄
1当り信号、誘導図柄1当り信号予備、遊技機エラー状
態信号、遊技機エラー状態信号予備、GND、及び予備
用に対応したピンがそれぞれ設けられている。本実施例
の場合、特に特定入球口入球信号1、誘導増加装置作動
領域通過信号、排出口通過信号、誘導図柄に係るゲート
1通過信号、役物誘導装置に係るゲート1通過信号、役
物に係る入球口1,2入球信号、役物1,2作動信号、
得点増加装置1作動信号、誘導増加装置作動信号、役物
作動口1開放信号、役物誘導装置1作動信号、役物作動
口2開放信号、役物誘導装置2作動信号、誘導図柄に係
るゲート有効信号、役物誘導装置に係るゲート有効信
号、誘導図柄1当り信号、遊技機エラー状態信号に対応
したピンは接続信号として実際に出力される信号とされ
ている。また、通過ないし入球信号は、役物作動口(特
定入球口)、誘導増加装置作動領域、排出口、誘導図柄
作動ゲート、役物誘導装置作動ゲート、役物作動口(得
点増加装置)等に設けられたスイッチ(検知装置)に対
応しており、該センサ、スイッチ(検知装置)からの信
号に基づいて各遊技情報たる通過・入球信号が出力され
るものとされている。
【0185】図68は、主制御基板340の第2試験信
号端子(第2主制御側遊技情報出力手段)の遊技機側ピ
ン番号(1)に対応する信号の一覧表である。該第2試
験信号端子の遊技機側ピン番号(1)においては、特定
入球口入球信号3、得点増加装置に係る入球口3入球信
号、得点増加装置に係るゲート1,2,3通過信号、役
物誘導装置に係るゲート3通過信号、役物誘導装置に係
る入球口3入球信号、役物に係るゲート1,2,3通過
信号、役物に係る入球口3入球信号、誘導図柄に係る入
球口3入球信号、誘導図柄に係るゲート3通過信号、ゲ
ート通過信号1〜3、ゲート通過信号予備、特定入球口
入球信号予備1〜3、役物作動口1,2入球信号予備、
役物誘導装置に係るゲート通過信号予備1,2、役物誘
導装置に係る入球口入球信号予備1,2、GND、及び
予備用に対応した出力用ピンがそれぞれ設けられてい
る。なお、これらピンは本実施例では未接続とされ、各
信号は出力されないものとされている。
【0186】図69は、主制御基板340の第2試験信
号端子(第2主制御側遊技情報出力手段)の遊技機側ピ
ン番号(2)に対応する信号の一覧表である。該第2試
験信号端子の遊技機側ピン番号(2)においては、得点
増加装置に係るゲート通過信号予備1,2、得点増加装
置に係る入球口入球信号予備1,2、役物に係るゲート
通過信号予備1,2、役物に係る入球口入球信号予備
1,2、誘導図柄に係るゲート通過信号予備1,2、誘
導図柄に係る入球口入球信号予備1,2、役物作動信号
予備1,2、得点増加装置3作動信号、得点増加装置1
〜3作動信号予備、役物作動口1開放信号予備、役物誘
導装置1作動信号予備、役物作動口2開放信号予備、役
物誘導装置2作動信号、誘導図柄2当り信号、誘導図柄
当り2信号予備、GND、及び予備用に対応した出力用
ピンがそれぞれ設けられている。なお、これらピンは本
実施例では未接続とされ、各信号は出力されないものと
されている。
【0187】図70は、主制御基板340の第3試験信
号端子(第3主制御側遊技情報出力手段)の遊技機側ピ
ン番号(1)に対応する信号の一覧表である。該第2試
験信号端子の遊技機側ピン番号(1)においては、誘導
図柄に係るゲート4〜9通過信号、誘導図柄に係る入球
口4〜9入球信号、役物に係るゲート4〜9通過信号、
役物に係る入球口4〜9入球信号、得点増加装置に係る
ゲート4〜9通過信号、GND、及び予備用に対応した
出力用ピンがそれぞれ設けられている。なお、これらピ
ンは本実施例では未接続とされ、各信号は出力されない
ものとされている。
【0188】図71は、主制御基板340の第3試験信
号端子(第3主制御側遊技情報出力手段)の遊技機側ピ
ン番号(2)に対応する信号の一覧表である。該第2試
験信号端子の遊技機側ピン番号(2)においては、得点
増加装置に係る入球口4〜9入球信号、役物誘導装置に
係るゲート4〜9通過信号、役物誘導装置に係る入球口
4〜9入球信号、GND、及び予備用に対応した出力用
ピンがそれぞれ設けられている。なお、これらピンは本
実施例では未接続とされ、各信号は出力されないものと
されている。
【0189】図72は、主制御基板340の第4試験信
号端子(第4主制御側遊技情報出力手段)の遊技機側ピ
ン番号(1)に対応する信号の一覧表である。該第2試
験信号端子の遊技機側ピン番号(1)においては、遊技
媒体としてメダルを使用可能とした場合のためにメダル
投入信号、メダル投入信号予備、メダル獲得信号1〜
3、誘導増加装置作動判定図柄高確率状態信号、誘導図
柄1高確率状態信号、役物作動口1開放延長状態信号、
誘導図柄2高確率状態信号、役物作動口2開放延長状態
信号、誘導図柄3高確率状態信号、役物作動口3開放延
長状態信号、遊技状態信号予備1〜5、誘導図柄3当り
信号、誘導図柄3当り信号予備、役物3作動信号、役物
作動口3開放信号、役物誘導装置3作動信号、役物作動
信号予備3、役物作動口3開放信号予備、役物誘導装置
3作動信号予備、役物作動口3入球信号、役物作動口3
入球信号予備、GND、及び予備用に対応した出力用ピ
ンがそれぞれ設けられている。なお、これらピンは本実
施例では未接続とされ、各信号は出力されないものとさ
れている。
【0190】図73は、主制御基板340の第4試験信
号端子(第4主制御側遊技情報出力手段)の遊技機側ピ
ン番号(2)に対応する信号の一覧表である。該第2試
験信号端子の遊技機側ピン番号(2)においては、全て
の出力ピンが予備用としてそれぞれ設けられており、こ
れらピンは未接続とされている。
【0191】図74は、主制御基板340の第5試験信
号端子(第5主制御側遊技情報出力手段)の遊技機側ピ
ン番号(1)に対応する信号の一覧表である。該第2試
験信号端子の遊技機側ピン番号(1)においては、入賞
図柄(入球図柄)1〜16、入賞図柄(入球図柄)予備
1〜3、GND、及び予備用に対応した出力用ピンがそ
れぞれ設けられている。なお、これらピンは本実施例で
は未接続とされ、各信号は出力されないものとされてお
り、これら入賞図柄(入球図柄)に関する信号は図柄表
示装置制御基板360から出力されるものとされてい
る。
【0192】なお、主制御基板340の第5試験信号端
子(第5主制御側遊技情報出力手段)の遊技機側ピン番
号(2)は、図73と同様に、全てが予備用としてそれ
ぞれ設けられており、これらピンがそれぞれ未接続とさ
れている。
【0193】次に、図柄表示装置制御部160の図柄制
御基板340に設けられた図柄表示装置制御側遊技情報
出力手段(図柄表示装置制御側試験信号端子)から出力
可能な信号について図75〜図77を参照して説明す
る。ここで、各図面において、「接続信号」における
「未接続」は各信号名に対応する信号が試験装置807
(図20〜図23参照)と接続されておらず、該試験装
置807(図20〜図23参照)に対して該信号名に対
応する信号が出力できない状況であることを意味し、接
続信号名が記されているものは該信号が試験装置807
(図20〜図23参照)に出力可能な状況であることを
意味している。また、「対応図柄」は、各信号名に対応
する信号に関連する図柄の例示であって、例えば図75
の「1桁目図柄変動中信号」とは誘導図柄表示装置17
の誘導図柄左に関連する信号であることを意味するもの
である。なお、この試験装置807(図20〜図23参
照)に対する接続状況、対応図柄の設定は、あくまでも
設定状況の一例であって、該設定状況の変更により各信
号がそれぞれ「接続」、「未接続」のいずれかにそれぞ
れ割り当てられ、さらに対応図柄も変更することが可能
である。また、「信号名」における「予備」とは予備的
に設けられた試験信号端子のピンのことを言い、上記設
定状況の変更により該予備のピンにも新たな信号が割り
当てられる場合もあり得るものとされている。
【0194】図75は、図柄表示装置制御基板360の
誘導図柄用試験信号端子(図柄表示装置制御側誘導図柄
用遊技情報出力手段)の遊技機側ピン番号(1)に対応
する信号の一覧表である。この場合、該誘導図柄用試験
信号端子の遊技機側ピン番号(1)においては、図柄変
動中信号、図柄変動中信号予備、図柄確定信号、図柄確
定信号予備、図柄表示装置エラー信号、図柄表示装置エ
ラー信号予備、1桁目〜16桁目図柄変動中信号、GN
D、及び予備用に対応したピンがそれぞれ設けられてい
る。本実施例の場合、図柄変動中信号、図柄確定信号、
誘導図柄表示装置エラー信号、1桁目〜3桁目図柄変動
中信号に対応したピンは接続信号として実際に出力され
る信号とされている。なお、1桁目、2桁目、3桁目図
柄変動中信号は誘導図柄の左図柄、中図柄、右図柄に対
応した信号とされている。
【0195】図76は、図柄表示装置制御基板360の
誘導図柄データ用信号端子(図柄表示装置制御側誘導図
柄データ用遊技情報出力手段)の遊技機側ピン番号
(1)に対応する信号の一覧表である。この場合、該誘
導図柄データ用信号端子の遊技機側ピン番号(1)にお
いては、1桁目図柄データbit0〜bit5、1桁目
図柄色データbit0,bit1、2桁目図柄データb
it0〜bit5、2桁目図柄色データbit0,bi
t1、3桁目図柄データbit0〜bit5、3桁目図
柄色データbit0,bit1、4桁目図柄データbi
t0〜bit5、4桁目図柄色データbit0,bit
1、及びGNDに対応したピンがそれぞれ設けられてい
る。本実施例の場合、1〜3桁目図柄データbit0〜
bit5、1〜3桁目図柄色データbit0,bit1
に対応したピンは接続信号として実際に出力される信号
とされている。なお、1桁目、2桁目、3桁目図柄変動
中信号は誘導図柄の左図柄、中図柄、右図柄に対応した
信号とされている。
【0196】図77は、図柄表示装置制御基板360の
入賞図柄(入球図柄)用試験信号端子(図柄表示装置制
御側入賞図柄用遊技情報出力手段)の遊技機側ピン番号
(1)に対応する信号の一覧表である。この場合、該入
賞図柄(入球図柄)用試験信号端子の遊技機側ピン番号
(1)においては、入賞図柄(入球図柄)1〜16、入
賞図柄(入球図柄)予備1〜3、入賞図柄(入球図柄)
表示装置エラー信号、入賞図柄(入球図柄)表示装置エ
ラー信号予備、GND、及び予備用に対応したピンがそ
れぞれ設けられている。本実施例の場合、入賞図柄(入
球図柄)1〜16、入賞図柄(入球図柄)表示装置エラ
ー信号に対応したピンは接続信号として実際に出力され
る信号とされている。なお、入賞図柄(入球図柄)1〜
16は入賞図柄1〜16に対応した信号とされている。
【0197】このように、本実施例の遊技機1において
は、主制御基板340及び/又は図柄表示装置制御基板
360に遊技情報出力手段(試験信号端子)が設けられ
ている。この遊技情報出力手段は、図20〜図23に示
したように、遊技情報出力回路部347,367、変換
回路部341,361(344,364)、コネクタ3
42,362(343,345,346,363,36
5,366)を含むため、第三者検査機関等において、
外部試験装置からの信号線をコネクタ等に簡便に接続さ
せて容易に遊技機を検査(試験)することが可能となり
得る。また、上記のような組合せ表示により賞態様を決
定するアレンジボール遊技機において、組合せ表示に係
る情報(信号)を外部に出力可能としたために、遊技の
勝ち負けを左右する要素について重点的に検査(試験)
することが可能となり得る。
【0198】以上、本発明の実施の形態を説明したが、
本発明はこれに限定されるものではなく、また、各請求
項に記載した範囲を逸脱しない限り、各請求項の記載文
言に限定されず、当業者がそれらから容易に置き換えら
れる範囲にも及び、かつ、当業者の通常有する知識に基
づく改良を適宜付加することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例たる遊技機の正面図。
【図2】図1の遊技機の裏面図。
【図3】図1の遊技機の電子制御装置の一例を示すブロ
ック図。
【図4】音声出力装置制御基板に接続される各種遊技装
置を示すブロック図。
【図5】ランプ出力装置制御基板に接続される各種遊技
装置を示すブロック図。
【図6】図柄表示装置制御基板に接続される各種遊技装
置を示すブロック図。
【図7】中継基板に接続される各種遊技装置を示すブロ
ック図。
【図8】枠中継基板に接続される各種遊技装置を示すブ
ロック図。
【図9】図3の電子制御装置におけるメインジョブの流
れを示すフローチャート。
【図10】ゲーム開始ジョブの流れを示すフローチャー
ト。
【図11】乱数更新ジョブの流れを示すフローチャー
ト。
【図12】図柄表示ジョブの流れを示すフローチャー
ト。
【図13】得点演算ジョブの流れを示すフローチャー
ト。
【図14】主制御部及び賞球制御部のCPUの構成を示
すブロック図。
【図15】インターバルタイマセットジョブの流れを示
すフローチャート。
【図16】発射装置制御基板に接続される各種遊技装置
を示すブロック図。
【図17】誘導図柄表示ジョブの流れを示すフローチャ
ート。
【図18】電子制御装置の電源部における基板接続レイ
アウトの一例を示す回路図。
【図19】電源監視回路の一例を示す回路図。
【図20】主制御部と外部試験装置との接続状態の一例
を示すブロック図。
【図21】図20の変形例を示すブロック図。
【図22】図柄表示装置制御部と外部試験装置との接続
状態の一例を示すブロック図。
【図23】図22の変形例を示すブロック図。
【図24】図柄表示装置制御部を細分化した場合の一例
を示す説明図。
【図25】図1の遊技機の上皿部内部の構成を示す正面
模式図及びその部分透視図。
【図26】電源ユニットの一変形例を示すブロック図。
【図27】主基板電源制御部の構成の一例を示すブロッ
ク図。
【図28】主基板電源制御部の構成の一変形例を示すブ
ロック図。
【図29】主制御部から賞球制御部に送信されるコマン
ド内容の一例を示す図。
【図30】図1の遊技機に発生する発射制御エラーの一
例を示す図。
【図31】発射制御ジョブの流れを示すフローチャー
ト。
【図32】変動パターン選択ジョブの流れの一例を示す
フローチャート。
【図33】入球図柄表示装置の表示に関連するコマンド
の一例を示す説明図。
【図34】図30の図柄表示コマンドを採用した場合の
エラー態様の一例を示す説明図。
【図35】図34のエラーに対するエラー処理の一例を
示す説明図。
【図36】入球図柄表示装置の表示に関連するコマンド
の一変形例を示す説明図。
【図37】入球数コマンドの一例を示す説明図。
【図38】図36の図柄表示コマンドを採用した場合の
エラー態様の一例を示す説明図。
【図39】図38のエラーに対するエラー処理の一例を
示す説明図。
【図40】誘導図柄作動ゲートの機能無効が連続する場
合のタイミングチャート。
【図41】遊技中信号の扱いについて、その出力タイミ
ングの一例を示すタイミングチャート。
【図42】1回の遊技における遊技情報の出力タイミン
グの一例を示すタイミングチャート。
【図43】1回の遊技における遊技情報の出力タイミン
グの一例を示すタイミングチャート。
【図44】1回の遊技における遊技情報の出力タイミン
グの一例を示すタイミングチャート。
【図45】誘導図柄作動ゲート通過から誘導図柄表示装
置の作動停止までの遊技情報の出力タイミングの一例を
示すタイミングチャート。
【図46】誘導図柄作動ゲート通過から誘導図柄表示装
置の作動停止までの遊技情報の出力タイミングの一例を
示すタイミングチャート。
【図47】役物誘導装置の作動開始から作動停止までの
遊技情報の出力タイミングの一例を示すタイミングチャ
ート。
【図48】役物誘導装置の作動開始から作動停止までの
遊技情報の出力タイミングの一例を示すタイミングチャ
ート。
【図49】役物誘導装置の作動開始から作動停止までの
遊技情報の出力タイミングの一例を示すタイミングチャ
ート。
【図50】特定入球口入球から誘導増加装置作動領域通
過又は排出口通過までの遊技情報の出力タイミングの一
例を示すタイミングチャート。
【図51】特定入球口入球から誘導増加装置作動領域通
過又は排出口通過までの遊技情報の出力タイミングの一
例を示すタイミングチャート。
【図52】誘導増加装置の作動開始から作動停止までの
遊技情報の出力タイミングの一例を示すタイミングチャ
ート。
【図53】誘導増加装置の作動開始から作動停止までの
遊技情報の出力タイミングの一例を示すタイミングチャ
ート。
【図54】誘導増加装置の作動開始から作動停止までの
遊技情報の出力タイミングの一例を示すタイミングチャ
ート。
【図55】図柄表示装置制御部における遊技情報の出力
タイミングの一例を示すタイミングチャート。
【図56】図柄表示装置制御部において図柄指定コマン
ドが欠落した場合の遊技情報の出力タイミングの一例を
示すタイミングチャート。
【図57】図柄表示装置制御部において図柄停止コマン
ドが欠落した場合の遊技情報の出力タイミングの一例を
示すタイミングチャート。
【図58】図柄表示装置制御部において変動パターン指
定コマンドが欠落した場合の遊技情報の出力タイミング
の一例を示すタイミングチャート。
【図59】図柄表示装置制御部において変動パターン指
定コマンドが欠落した場合の遊技情報の出力タイミング
の一例を示すタイミングチャート。
【図60】図柄表示装置制御部において変動パターン指
定コマンドと全図柄停止コマンドが欠落した場合の遊技
情報の出力タイミングの一例を示すタイミングチャー
ト。
【図61】図柄表示装置制御部における遊技情報の出力
タイミングの一例を示すタイミングチャート。
【図62】図柄表示装置制御部において入賞図柄表示コ
マンドの一部が欠落した場合の遊技情報の出力タイミン
グの一例を示すタイミングチャート。
【図63】図柄表示装置制御部において入賞図柄表示コ
マンドの全てが欠落した場合の遊技情報の出力タイミン
グの一例を示すタイミングチャート。
【図64】図柄表示装置制御部において全図柄消灯(非
表示)コマンドが欠落した場合の遊技情報の出力タイミ
ングの一例を示すタイミングチャート。
【図65】図柄表示装置制御部において入賞図柄表示コ
マンドの一部と全図柄消灯(非表示)コマンドが欠落し
た場合の遊技情報の出力タイミングの一例を示すタイミ
ングチャート。
【図66】主制御部から外部に出力可能な遊技情報の一
例を示す説明図。
【図67】主制御部から外部に出力可能な遊技情報の一
例を示す説明図。
【図68】主制御部から外部に出力可能な遊技情報の一
例を示す説明図。
【図69】主制御部から外部に出力可能な遊技情報の一
例を示す説明図。
【図70】主制御部から外部に出力可能な遊技情報の一
例を示す説明図。
【図71】主制御部から外部に出力可能な遊技情報の一
例を示す説明図。
【図72】主制御部から外部に出力可能な遊技情報の一
例を示す説明図。
【図73】主制御部から外部に出力可能な遊技情報の一
例を示す説明図。
【図74】主制御部から外部に出力可能な遊技情報の一
例を示す説明図。
【図75】図柄表示装置制御部から外部に出力可能な遊
技情報の一例を示す説明図。
【図76】図柄表示装置制御部から外部に出力可能な遊
技情報の一例を示す説明図。
【図77】図柄表示装置制御部から外部に出力可能な遊
技情報の一例を示す説明図。
【符号の説明】
1 アレンジボール遊技機(遊技機) 17 誘導図柄表示装置(可変表示手段) 24 16連入球口(入球領域、普通入球領域) 25 入球図柄表示装置(識別情報表示手段) 140 主制御部(遊技制御手段) 150 賞球制御部(払出制御手段) 160 図柄表示装置制御部(表示制御手段) 340 主制御基板(遊技制御基板) 341,344 変換回路部(主制御側遊技情報出力手
段) 342,343,345,346 コネクタ(主制御側
遊技情報出力手段) 347 遊技情報出力回路部(主制御側遊技情報出力手
段) 360 図柄表示装置制御基板(表示制御基板) 361,364 変換回路部(表示制御側遊技情報出力
手段) 362,363,365,366 コネクタ(表示制御
側遊技情報出力手段) 367 遊技情報出力回路部(表示制御側遊技情報出力
手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平松 裕規 愛知県名古屋市西区見寄町125番地 タイ ヨーエレック株式会社内 Fターム(参考) 2C088 AA66 BC15 DA21 EA05

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定数の遊技媒体の発射を単位遊技と
    し、該単位遊技における複数の入球領域への遊技媒体の
    入球に関連した識別情報(以下、入球識別情報とも言
    う)を表示し、該入球識別情報の組合せに基づき賞態様
    を決定する遊技機において、 前記入球識別情報を表示する識別情報表示手段と、 遊技の制御を司る遊技制御手段と、 前記遊技制御手段の指令に基づき、前記識別情報の表示
    に関連する制御を行う表示制御手段とを備え、 前記表示制御手段には、前記入球識別情報の表示に関連
    する表示関連情報を当該遊技機外部に出力可能な表示関
    連情報出力手段が具備されていることを特徴とする遊技
    機。
  2. 【請求項2】 所定数の遊技媒体の発射を単位遊技と
    し、該単位遊技における複数の入球領域への遊技媒体の
    入球に関連した識別情報(以下、入球識別情報とも言
    う)を表示し、該入球識別情報の組合せに基づき賞態様
    を決定する遊技機において、 前記入球識別情報を表示する識別情報表示手段と、 始動検知装置における遊技媒体の検知に基づき、1ない
    し複数の識別情報(以下、始動識別情報とも言う)を可
    変表示する可変表示手段と、 遊技の制御を司る遊技制御手段と、 前記遊技制御手段の指令に基づき、前記識別情報の表示
    に関連する制御を行う表示制御手段とを備え、 前記表示制御手段は、前記識別情報表示手段及び/又は
    前記可変表示手段の作動を制御するものであって、該表
    示制御手段には、前記識別情報表示手段及び/又は前記
    可変表示手段における識別情報の表示に関連する表示関
    連情報を当該遊技機外部に出力可能な表示関連情報出力
    手段が具備されていることを特徴とする遊技機。
  3. 【請求項3】 前記情報出力手段は、前記入球識別情報
    の表示の有無についての情報を当該遊技機外部に出力可
    能であることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技
    機。
  4. 【請求項4】 前記情報出力手段は、前記識別情報表示
    手段における前記入球識別情報の各々を特定可能な態様
    で、該入球識別情報の表示に関連する情報を当該遊技機
    外部に出力可能であることを特徴とする請求項1ないし
    3のいずれかに記載の遊技機。
JP2001188464A 2001-06-21 2001-06-21 組合せ式弾球遊技機 Expired - Fee Related JP3937075B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001188464A JP3937075B2 (ja) 2001-06-21 2001-06-21 組合せ式弾球遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001188464A JP3937075B2 (ja) 2001-06-21 2001-06-21 組合せ式弾球遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003000812A true JP2003000812A (ja) 2003-01-07
JP3937075B2 JP3937075B2 (ja) 2007-06-27

Family

ID=19027561

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001188464A Expired - Fee Related JP3937075B2 (ja) 2001-06-21 2001-06-21 組合せ式弾球遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3937075B2 (ja)

Cited By (40)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003010403A (ja) * 2001-06-29 2003-01-14 Fuji Shoji:Kk 組み合わせ遊技機
JP2003299856A (ja) * 2002-04-10 2003-10-21 Aruze Corp 遊技機及び遊技機の検査ユニット
JP2005111087A (ja) * 2003-10-09 2005-04-28 Aruze Corp 遊技機
JP2008029460A (ja) * 2006-07-27 2008-02-14 Kyoraku Sangyo Kk 遊技情報収集装置
JP2008029464A (ja) * 2006-07-27 2008-02-14 Kyoraku Sangyo Kk 遊技情報収集装置
JP2008029461A (ja) * 2006-07-27 2008-02-14 Kyoraku Sangyo Kk 遊技情報収集装置
JP2009022809A (ja) * 2002-03-29 2009-02-05 Taiyo Elec Co Ltd 組合せ式遊技機
KR100964901B1 (ko) 2003-07-04 2010-06-23 주식회사 포스코 전기로 수냉 케이블용 피복호스 회전장치
JP2017159016A (ja) * 2016-12-29 2017-09-14 株式会社三洋物産 遊技機
JP2017192702A (ja) * 2016-12-28 2017-10-26 株式会社三洋物産 遊技機
JP2017192701A (ja) * 2016-12-28 2017-10-26 株式会社三洋物産 遊技機
JP2017192705A (ja) * 2016-12-28 2017-10-26 株式会社三洋物産 遊技機
JP2017192703A (ja) * 2016-12-28 2017-10-26 株式会社三洋物産 遊技機
JP2017192465A (ja) * 2016-04-18 2017-10-26 株式会社三洋物産 遊技機
JP2017192463A (ja) * 2016-04-18 2017-10-26 株式会社三洋物産 遊技機
JP2017192706A (ja) * 2016-12-28 2017-10-26 株式会社三洋物産 遊技機
JP2017192467A (ja) * 2016-04-18 2017-10-26 株式会社三洋物産 遊技機
JP2017192466A (ja) * 2016-04-18 2017-10-26 株式会社三洋物産 遊技機
JP2017192468A (ja) * 2016-04-18 2017-10-26 株式会社三洋物産 遊技機
JP2017192469A (ja) * 2016-04-18 2017-10-26 株式会社三洋物産 遊技機
JP2017192699A (ja) * 2016-12-28 2017-10-26 株式会社三洋物産 遊技機
JP2017192461A (ja) * 2016-04-18 2017-10-26 株式会社三洋物産 遊技機
JP2017192464A (ja) * 2016-04-18 2017-10-26 株式会社三洋物産 遊技機
JP2017192462A (ja) * 2016-04-18 2017-10-26 株式会社三洋物産 遊技機
JP2017192700A (ja) * 2016-12-28 2017-10-26 株式会社三洋物産 遊技機
JP2017192459A (ja) * 2016-04-18 2017-10-26 株式会社三洋物産 遊技機
JP2017192704A (ja) * 2016-12-28 2017-10-26 株式会社三洋物産 遊技機
JP2017192460A (ja) * 2016-04-18 2017-10-26 株式会社三洋物産 遊技機
JP2017202131A (ja) * 2016-05-12 2017-11-16 株式会社三洋物産 遊技機
JP2018023717A (ja) * 2016-06-30 2018-02-15 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機
JP2018192352A (ja) * 2016-03-09 2018-12-06 株式会社三洋物産 遊技機
JP2019111452A (ja) * 2019-04-23 2019-07-11 株式会社三洋物産 遊技機
JP2020114564A (ja) * 2020-05-11 2020-07-30 株式会社三洋物産 遊技機
JP2021121390A (ja) * 2016-12-28 2021-08-26 株式会社三洋物産 遊技機
JP2021121389A (ja) * 2016-12-28 2021-08-26 株式会社三洋物産 遊技機
JP2021164701A (ja) * 2016-12-28 2021-10-14 株式会社三洋物産 遊技機
JP2022079761A (ja) * 2020-05-07 2022-05-26 株式会社三洋物産 遊技機
JP2022079760A (ja) * 2020-05-07 2022-05-26 株式会社三洋物産 遊技機
JP2022145938A (ja) * 2017-07-03 2022-10-04 株式会社三洋物産 遊技機
JP2022145939A (ja) * 2017-07-03 2022-10-04 株式会社三洋物産 遊技機

Cited By (42)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003010403A (ja) * 2001-06-29 2003-01-14 Fuji Shoji:Kk 組み合わせ遊技機
JP2009022809A (ja) * 2002-03-29 2009-02-05 Taiyo Elec Co Ltd 組合せ式遊技機
JP2003299856A (ja) * 2002-04-10 2003-10-21 Aruze Corp 遊技機及び遊技機の検査ユニット
KR100964901B1 (ko) 2003-07-04 2010-06-23 주식회사 포스코 전기로 수냉 케이블용 피복호스 회전장치
JP2005111087A (ja) * 2003-10-09 2005-04-28 Aruze Corp 遊技機
JP2008029461A (ja) * 2006-07-27 2008-02-14 Kyoraku Sangyo Kk 遊技情報収集装置
JP2008029460A (ja) * 2006-07-27 2008-02-14 Kyoraku Sangyo Kk 遊技情報収集装置
JP2008029464A (ja) * 2006-07-27 2008-02-14 Kyoraku Sangyo Kk 遊技情報収集装置
JP2018192352A (ja) * 2016-03-09 2018-12-06 株式会社三洋物産 遊技機
JP2017192463A (ja) * 2016-04-18 2017-10-26 株式会社三洋物産 遊技機
JP2017192460A (ja) * 2016-04-18 2017-10-26 株式会社三洋物産 遊技機
JP2017192465A (ja) * 2016-04-18 2017-10-26 株式会社三洋物産 遊技機
JP2017192464A (ja) * 2016-04-18 2017-10-26 株式会社三洋物産 遊技機
JP2017192459A (ja) * 2016-04-18 2017-10-26 株式会社三洋物産 遊技機
JP2017192467A (ja) * 2016-04-18 2017-10-26 株式会社三洋物産 遊技機
JP2017192466A (ja) * 2016-04-18 2017-10-26 株式会社三洋物産 遊技機
JP2017192468A (ja) * 2016-04-18 2017-10-26 株式会社三洋物産 遊技機
JP2017192469A (ja) * 2016-04-18 2017-10-26 株式会社三洋物産 遊技機
JP2017192462A (ja) * 2016-04-18 2017-10-26 株式会社三洋物産 遊技機
JP2017192461A (ja) * 2016-04-18 2017-10-26 株式会社三洋物産 遊技機
JP2017202131A (ja) * 2016-05-12 2017-11-16 株式会社三洋物産 遊技機
JP2018023717A (ja) * 2016-06-30 2018-02-15 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機
JP2017192701A (ja) * 2016-12-28 2017-10-26 株式会社三洋物産 遊技機
JP2021164701A (ja) * 2016-12-28 2021-10-14 株式会社三洋物産 遊技機
JP2017192700A (ja) * 2016-12-28 2017-10-26 株式会社三洋物産 遊技機
JP2017192706A (ja) * 2016-12-28 2017-10-26 株式会社三洋物産 遊技機
JP2017192704A (ja) * 2016-12-28 2017-10-26 株式会社三洋物産 遊技機
JP2017192703A (ja) * 2016-12-28 2017-10-26 株式会社三洋物産 遊技機
JP2017192705A (ja) * 2016-12-28 2017-10-26 株式会社三洋物産 遊技機
JP2017192702A (ja) * 2016-12-28 2017-10-26 株式会社三洋物産 遊技機
JP2017192699A (ja) * 2016-12-28 2017-10-26 株式会社三洋物産 遊技機
JP2021121389A (ja) * 2016-12-28 2021-08-26 株式会社三洋物産 遊技機
JP2021121390A (ja) * 2016-12-28 2021-08-26 株式会社三洋物産 遊技機
JP2017159016A (ja) * 2016-12-29 2017-09-14 株式会社三洋物産 遊技機
JP2022145938A (ja) * 2017-07-03 2022-10-04 株式会社三洋物産 遊技機
JP2022145939A (ja) * 2017-07-03 2022-10-04 株式会社三洋物産 遊技機
JP2019111452A (ja) * 2019-04-23 2019-07-11 株式会社三洋物産 遊技機
JP2022079761A (ja) * 2020-05-07 2022-05-26 株式会社三洋物産 遊技機
JP2022079760A (ja) * 2020-05-07 2022-05-26 株式会社三洋物産 遊技機
JP7318760B2 (ja) 2020-05-07 2023-08-01 株式会社三洋物産 遊技機
JP7318761B2 (ja) 2020-05-07 2023-08-01 株式会社三洋物産 遊技機
JP2020114564A (ja) * 2020-05-11 2020-07-30 株式会社三洋物産 遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP3937075B2 (ja) 2007-06-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003000812A (ja) 遊技機
JP4414990B2 (ja) 遊技機
JP2001129177A (ja) 遊技機
JP2013202220A (ja) 遊技機
JP2001029634A (ja) 遊技機
JP2017196220A (ja) 遊技機
JP3985938B2 (ja) 遊技機
JP4371277B2 (ja) 遊技機
JP2001137522A (ja) 弾球遊技機
JP3988824B2 (ja) 遊技機
JP3882887B2 (ja) 遊技機
JP4670023B2 (ja) 遊技機
JP2009095498A (ja) 回胴式遊技機
JP3893557B2 (ja) 遊技機
JP3496676B2 (ja) 遊技機
JP3929018B2 (ja) 遊技機
JP2003010404A (ja) 遊技機
JP3929019B2 (ja) 遊技機
JP3929016B2 (ja) 遊技機
JP2013017801A (ja) 回胴式遊技機
JP4457360B2 (ja) 遊技機
JP2009089789A (ja) 回胴式遊技機
JP2002346063A (ja) 遊技機
JP6704639B2 (ja) 遊技機
JP4375573B2 (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061024

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061219

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070226

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070309

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130406

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130406

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130406

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130406

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140406

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees