JP2003000789A

JP2003000789A - グリップ補助手袋および補助ベルト

Info

Publication number: JP2003000789A
Application number: JP2001187954A
Authority: JP
Inventors: Katsuya Seo; 克也瀬尾
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2001-06-21
Filing date: 2001-06-21
Publication date: 2003-01-07

Abstract

(57)【要約】【課題】ゴルフクラブをスイングする際に、小指３と薬
指１１、中指１３などをしっかりと握った感覚を与え続
けてグリップが緩まないように補助し、ひいてはスイン
グフォームの矯正トレーニングを可能にする。【解決手段】ゴルフ用の手袋１の例えば小指３の部分に
ベルト５の一端を固着し、この一端部にマジックテープ
（登録商標）の雄部７または雌部を設け、ベルトの他端
にマジックテープの雌部９または雄部を設ける。また、
このベルトは、手袋とは別体としてもよい。ベルトを、
例えば小指と薬指に巻きつけ、マジックテープで締結す
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、ゴルフクラブを
スイングする際に、グリップが緩まないように補助し、
ひいてはスイングフォームの矯正トレーニングに寄与で
きるグリップ補助手袋および補助ベルトに関する。

【０００２】

【従来の技術】ゴルフのプレーでクラブをスイングし、
ボールの飛距離を伸ばし真っ直ぐに飛ばす理想的なフォ
ームのためには、クラブを握ったグリップが緩まないよ
うにしなければならない。そして、緩まないためには、
小指と薬指、中指などをしっかりと握る必要があること
は、ゴルフプレーの解説で一般的に言われているポイン
トである。しかし、理想的なフォームのために実現しな
ければならないポイントは、たくさんあり、一振りのス
イングの最中にすべてを実現することはなかなか困難で
ある。たくさんのポイントのうちいくつかは守れても、
他は守れないということが続いてしまう。小指と薬指、
中指などをしっかりと握るというポイントも、コーチか
らスイングの最中に声をかけてもらったりすると、比較
的に守りやすい。しかし、声を聞いて理解してその指に
力を入れるまでには時間がかかり、間に合わないことも
しばしばである。スイングの最中に、小指に触ってもら
ったりできれば、守りやすいが、固くて重いクラブを振
り回すこともあり、危険で実現できない。このため従来
は、くり返してスイングの練習をし、スイングの後で、
小指と薬指、中指などをしっかりと握るというポイント
を守れていたかどうか想い出して反省し、守れていなけ
れば次のスイングで再び同じことをくり返すしかなかっ
た。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように、理想的なフォームのために実現しなければな
らないポイントはたくさんあり、一振りのスイングの最
中にすべてを実現することはなかなか困難で、小指と薬
指、中指などをしっかりと握るべきであるということ
も、すぐに忘れてしまう。また、しっかり握るという感
覚をいつも覚えているということは難しく、すぐに無意
識になってグリップが緩んでしまうものであった。

【０００４】この発明は、以上の課題を解決するために
なされたもので、ゴルフクラブをスイングする際に、小
指と薬指、中指などをしっかりと握った感覚を与え続け
てグリップが緩まないように補助し、ひいてはスイング
フォームの矯正トレーニングに寄与できるグリップ補助
手袋および補助ベルトを提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、第１の発明は、ゴルフ用の手袋に、小指と薬指、
あるいは小指と薬指と中指を縛るためのベルトを設けた
ことを特徴とするグリップ補助手袋である。

【０００６】第２の発明は、更に、前記ベルトは、一端
が小指、薬指、または中指の部分に固着され、前記一端
または他端に締結手段が設けられたことを特徴とするグ
リップ補助手袋である。

【０００７】第３の発明は、更に、前記締結手段は、前
記ベルトの一端に設けられたマジックテープの雄部また
は雌部、および前記ベルトの他端に設けられたマジック
テープの雌部または雄部であることを特徴とするグリッ
プ補助手袋である。

【０００８】第４の発明は、更に、前記締結手段は、前
記ベルトの一端に設けられ前記ベルトの他端が折り返さ
れて締結される金属製またはプラスチック製の締結具で
あることを特徴とするグリップ補助手袋である。

【０００９】第５の発明は、ゴルフ用の手袋に、小指と
薬指、あるいは小指と薬指と中指を縛るため、各指の対
向する部分にマジックテープの雌部と雄部を設けたこと
を特徴とするグリップ補助手袋である。

【００１０】第６の発明は、ゴルフ用の手袋の上から使
用され、小指と薬指、あるいは小指と薬指と中指を縛る
ためのベルトであって、一端または他端に締結手段が設
けられたことを特徴とするグリップ補助ベルトである。

【００１１】第７の発明は、更に、前記締結手段は、前
記ベルトの一端に小指、薬指、または中指が入れられる
ように湾曲させ先端を固定して形成されたループ部分
と、このループ部に設けられたマジックテープの雄部ま
たは雌部と、前記ベルトの他端に設けられたマジックテ
ープの雌部または雄部であることを特徴とするグリップ
補助ベルトである。

【００１２】第８の発明は、更に、前記締結手段は、前
記ベルトの一端に設けられ前記ベルトの他端が折り返さ
れる金属製またはプラスチック製の締結具と、折り返さ
れ接触する部分に設けられたマジックテープの雌部およ
び雄部であることを特徴とするグリップ補助手袋であ
る。

【００１３】

【発明の実施の形態】この発明の第一実施形態を、図１
に示す。同図（Ａ）に示すように、この実施形態のグリ
ップ補助手袋１は、小指３の部分の表面であって、手の
甲側において、ベルト５が設けられている。このベルト
５は一端が、小指３の部分に縫いつけ、あるいは接着な
どの手段で固着され、さらにマジックテープの雌部９が
設けられる。ベルト５の他端には、マジックテープの雄
部７が設けられる。これらの雄部７と雌部９は、ベルト
５を例えば小指３と薬指１１に巻きつけたときに、互い
に対向して接触するように、ベルト５の反対側の面に設
けられる。

【００１４】（使い方）同図は、右利きの人が使用する
手袋である。つまり、ゴルフクラブを握る利き手（この
場合は右手）と反対側の手（この場合は左手）に、この
実施形態の手袋１をはめる。そして、同図（Ａ）の上か
ら見た同図（Ｃ）において、ベルト５を時計回り方向
に、例えば小指３と薬指１１に巻きつける。そして、マ
ジックテープの雄部７を雌部９に強く接触させて、締結
する（同図（Ｂ）（Ｄ））。これにより、小指３と薬指
１１が縛られることになる。

【００１５】（実施形態の効果）小指３と薬指１１をし
っかりと縛ることができるので、スイングの最中に、グ
リップをしっかりと握るべきであるということを、ベル
ト５の触覚により覚えていることができる。また、しっ
かり握ったときの感覚をいつも味わうことができる。こ
れらにより、すぐに無意識になってグリップが緩んでし
まうのを避けられる。

【００１６】このために、コーチからスイングの最中に
声をかけてもらったりする必要がない。のみならず、声
を聞いて理解してその指に力を入れるまでにかかる時間
に比べ、ベルト５の触覚により直接的な理解が得られ
る。

【００１７】これにより、グリップをしっかりと握る習
慣が容易に身に付き、ボールへの強いインパクトが得ら
れ、ボールの飛距離を伸ばし、さらには真っ直ぐに飛ば
す理想的なフォームが可能になる。

【００１８】（他の実施形態）以上の実施形態において
は、縛るのは小指３と薬指１１の２本であったが、他の
実施形態では、小指３、薬指１１、中指１３の３本を縛
るもの（同図（Ｄ））であってもよい。この場合、はじ
めからベルト５を長めにし、マジックテープの雄部７と
雌部９も長めにし、２本でも３本でも選択的に縛ること
を可能にできる。

【００１９】また、以上の実施形態においては、ベルト
５は一端が手袋１に固着されるものであったが、第２実
施形態の図２に示すように、手袋１に着脱可能にするこ
ともできる。すなわち、例えば手袋１の小指３、薬指１
１、中指１３の背側にベルトを通すベルト通し１５を形
成し（同図（Ａ））てもよい。着脱可能にすることで、
使用しないときにはベルト５が邪魔にならずに済む。

【００２０】また、以上の実施形態においては、締結手
段は、マジックテープであったが、この第２実施形態の
ように、ベルト５の一端に設けられベルト５の他端が折
り返されて締結される金属製またはプラスチック製の締
結具１７であってもよい（同図（Ａ））。

【００２１】この第２実施形態においては、ベルト５の
他端を小指３の外側から小指のベルト通し１５、薬指１
１のベルト通し１５、中指１３のベルト通し１５の順に
通し、指の腹側を回って、小指３の外側において、締結
具１７に通し折り返して、締結する（同図（Ｂ））。

【００２２】また、以上の実施形態においては、手袋１
にベルト５を設けて指を縛るものであったが、他の実施
形態においては、マジックテープを直接に指の部分に設
けて縛るものであってもよい。すなわち、第３実施形態
を示す例えば図３のように、手袋の小指３、薬指１１、
中指１３の対向する部分にマジックテープの雌部９と雄
部７を設ける。縛る必要があるショットの際には、小指
３、薬指１１、中指１３を強くくっつけあって、マジッ
クテープを機能させ締結をおこなわせる。これにより、
その他の実施形態のようにはベルトが邪魔にならずに済
む。

【００２３】また、以上の実施形態においては、手袋１
にベルト５を設けて指を縛るものであったが、他の実施
形態においては、手袋１とは別体にのベルト５によって
指を縛るものとしてもよい。別体にとすることで、安価
に供給できる。

【００２４】例えば、第４実施形態の図４に示すよう
に、ゴルフ用の手袋１の上からベルト５を使用する。こ
のベルト５には、一端に小指３、薬指１１、または中指
１３が入れられるように湾曲させ先端を固定したループ
部分１９が形成される（同図（Ｃ））。このループ部１
９にはマジックテープの雌部９が設けられる。ベルト５
の他端には、マジックテープの雄部７が設けられる。こ
れらの雄部７と雌部９は、ベルト５を例えば小指３と薬
指１１に巻きつけたときに、互いに対向して接触するよ
うに、ベルト５の反対側の面に設けられる。

【００２５】使用する際には、ループ部分１９に例えば
薬指１１を入れ（同図（Ａ））、指先から見てベルト５
を例えば時計回り方向に、小指と薬指に巻きつける。そ
して、マジックテープの雄部７を雌部９に強く接触させ
て、締結する（同図（Ｂ、Ｄ））。これにより、小指３
と薬指１１が縛られることになる。

【００２６】また、別体にのベルト５にする場合に、図
５に示すように、ループ部分を設けないことも可能であ
る。

【００２７】また、この場合には、締結をマジックテー
プのみでおこなうことも可能であるが、同図に示すよう
に、金属製またはプラスチック製の締結具２１を併用す
る（同図（Ｂ）（Ｃ））ことで、締結力を強化できる。
つまり、ベルト５の一端に締結具２１を設け、ベルト５
の他端が折り返されるようにする。折り返され接触する
部分には、マジックテープの雌部９および雄部７を設け
る。これら雌部９と雄部７は、折り返しがおこなわれる
部分をはさんで、ベルト５の同じ側に設けられる（同図
（Ｂ））。折り返しがおこなわれる部分２３は、小指３
と薬指１１（同図（Ａ））のみならず、選択的に更に中
指１３も縛れるように、長めに形成される。

【００２８】なお、以上の各実施形態において、同一あ
るいは類似する部分については同一の符号を付した。

【００２９】

【発明の効果】以上説明したように、第１、第２、第
３、第４、第５、第６、第７または第８の発明によれ
ば、ゴルフクラブをスイングする際に、ベルトで小指と
薬指、中指などをしっかりと縛ることで、スイングの最
中にしっかりと握るべきであるということを覚えている
ことができ、また、しっかり握ったときの感覚をいつも
味わうことができ、すぐに無意識になってグリップが緩
んでしまうのを避けられる。これにより、スイングフォ
ームの矯正トレーニングに寄与できる。

【００３０】また、第１、第２、第３、または第４の発
明によれば、手袋にベルトが設けられることから、手袋
をすればベルトで容易に指を縛ることができる。

【００３１】また、第２、第３、または第４の発明によ
れば、締結手段により、指を容易にしっかりと縛ること
ができる。

【００３２】また、第３、または第４の発明によれば、
締結手段をマジックテープとすることにより、ワンタッ
チで指を容易にしっかりと縛ることができる。

【００３３】また、第５の発明によれば、手袋にベルト
を設けず直接にマジックテープを設けることで、シンプ
ルで、ベルトが邪魔にならずに済む。

【００３４】また、第６、第７、第８の発明によれば、
手袋とは別体のベルトの締結手段で安価に容易に指を縛
ることができる。

【００３５】また、第７、第８の発明によれば、締結手
段をマジックテープとすることにより、ワンタッチで指
を容易にしっかりと縛ることができる。

【００３６】

【図面の簡単な説明】

【図１】（Ａ）この発明の第１実施形態を示す図（Ｂ）（Ａ）の作用を示す図（Ｃ）（Ａ）の要部断面図（Ｄ）（Ｂ）の要部断面図（Ｅ）（Ｄ）の変形例を示す図である。

【図２】（Ａ）この発明の第２実施形態を示す図（Ｂ）（Ａ）の要部拡大図である。

【図３】（Ａ）この発明の第３実施形態を示す図（Ｂ）（Ａ）の要部断面図である。

【図４】（Ａ）この発明の第４実施形態を示す図（Ｂ）（Ａ）の作用を示す図（Ｃ）（Ａ）のベルトのみを拡大する図（Ｄ）（Ｂ）の要部断面図である。

【図５】（Ａ）この発明の第５実施形態を示す図（Ｂ）（Ａ）のベルトのみを拡大する図（Ｃ）（Ａ）の要部断面図である。

【符号の説明】

１手袋３小指５ベルト７マジックテープの雄部９マジックテープの雌部１１薬指１３中指１５ベルト通し１７締結具１９ループ部分２１締結具２３折り返しがおこなわれる部分

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】ゴルフ用の手袋に、小指と薬指、あるいは
小指と薬指と中指を縛るためのベルトを設けたことを特
徴とするグリップ補助手袋。
【請求項２】前記ベルトは、一端が小指、薬指、または
中指の部分に固着され、前記一端または他端に締結手段
が設けられたことを特徴とする請求項１に記載のグリッ
プ補助手袋。
【請求項３】前記締結手段は、前記ベルトの一端に設け
られたマジックテープの雄部または雌部、および前記ベ
ルトの他端に設けられたマジックテープの雌部または雄
部であることを特徴とする請求項２に記載のグリップ補
助手袋。
【請求項４】前記締結手段は、前記ベルトの一端に設け
られ前記ベルトの他端が折り返されて締結される金属製
またはプラスチック製の締結具であることを特徴とする
請求項３に記載のグリップ補助手袋。
【請求項５】ゴルフ用の手袋に、小指と薬指、あるいは
小指と薬指と中指を縛るため、各指の対向する部分にマ
ジックテープの雌部と雄部を設けたことを特徴とするグ
リップ補助手袋。
【請求項６】ゴルフ用の手袋の上から使用され、小指と
薬指、あるいは小指と薬指と中指を縛るためのベルトで
あって、一端または他端に締結手段が設けられたことを
特徴とするグリップ補助ベルト。
【請求項７】前記締結手段は、前記ベルトの一端に小
指、薬指、または中指が入れられるように湾曲させ先端
を固定して形成されたループ部分と、このループ部に設
けられたマジックテープの雄部または雌部と、前記ベル
トの他端に設けられたマジックテープの雌部または雄部
であることを特徴とする請求項６に記載のグリップ補助
ベルト。
【請求項８】前記締結手段は、前記ベルトの一端に設け
られ前記ベルトの他端が折り返される金属製またはプラ
スチック製の締結具と、折り返され接触する部分に設け
られたマジックテープの雌部および雄部であることを特
徴とする請求項６に記載のグリップ補助手袋。