JP2003000520A - 食器洗浄機 - Google Patents
食器洗浄機Info
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Abstract
させて取り外すときに、収納保持した捕集物をこぼし難
いものとしながらも、他物との接当を回避し易いものと
して、便利に使用できる食器洗浄機を提供することにあ
る。 【解決手段】循環又は排水される洗浄水に濾過作用し且
つ捕集物の収納保持のために下向きに突出する膨出状に
形成された膨出部14を備えるフィルター4が、洗浄槽
2の底面部に、上方側に移動させて取り外しできるよう
に装着された食器洗浄機であって、前記フィルターの前
記膨出部14が、一端側の深さを他端側の深さよりも深
くするように形成されている。
Description
る洗浄水に濾過作用し且つ捕集物の収納保持のために下
向きに突出する膨出状に形成された膨出部を備えるフィ
ルターが、洗浄槽の底面部に、上方側に移動させて取り
外しできるように装着された食器洗浄機に関する。
象物の洗浄のために循環される洗浄水や、洗浄の後で排
水される洗浄水をフィルターにて濾過作用して、洗い落
とされた汚れや残滓等の洗浄物を洗浄水から除去するこ
とにより、洗浄や排水を良好に行えるようにしたもので
ある。つまり、食器洗浄機は、一般に、洗浄ポンプ、洗
浄ノズル、排水ポンプ等を備えて、洗浄槽に供給されて
貯留されている洗浄水を、洗浄ポンプにより、洗浄ノズ
ルから洗浄槽に載置されている洗浄対象物に噴出させる
形態で循環させて、洗浄させることが行われ、そして、
洗浄後の洗浄水を排水ポンプにより、洗浄槽外に排水す
ることが行われるのであり、そのような洗浄水の循環
や、洗浄水の排水のときに、フィルターが洗浄水を濾過
作用することになり、そのような濾過作用により洗浄水
から除去された洗浄物がフィルターにて捕集されること
になる。そして、フィルターは、洗浄の後など適当なと
きに、洗浄槽の底面部から上方に移動させて取り外され
て、その捕集物の排除や湯水による洗浄が行われること
になる。
ようなフィルター4は、捕集物の収納保持のために下向
きに突出する膨出状に形成される膨出部14が、一端側
の深さと他端側の深さとが同じ深さで、しかも大きな深
さとなるように形成されていた。なお、図中15は、取
っ手部である。
その膨出部が一端側の深さと他端側の深さとが同じ深さ
で、しかも大きな深さとなるように形成されていたた
め、フィルターを洗浄槽の底面部から上方に移動させて
取り外すときにおいて、洗浄ノズル等の他物との接当を
回避するために傾けることがあっても、捕集物をこぼし
難いものであるものの、そのように傾けた状態において
も、上方からの投影面積が膨出部のために大きくなるも
のであり、誤って他物と接当させる等、扱い難い問題が
あった。ちなみに、一般に、洗浄槽内には、洗浄対象物
を収納保持するかご状の載置体が、フィルターの上方を
覆う状態で設けられることになるが、傾けた状態におい
ても、フィルターの上方からの投影面積が大きいと、か
ご状の載置体にフィルターを上下に挿通させるための開
口を備えさせることが、洗浄対象物の収納保持を適切に
行わせる必要上できないものとなり、フィルターを上方
に移動させて取り外すときには、予めかご状の載置体を
取り外しておかねばならない不便もあった。なお、図6
の(ロ)に示すように、フィルター4の膨出部14を浅
く形成することが考えられるが、この場合、フィルター
4を傾けたときに捕集物がこぼれ易いものとなり、実用
し難いものであった。本発明は、上記実情に鑑みてなさ
れたものであって、フィルターを洗浄槽の底面部から上
方側に移動させて取り外すときに、収納保持した捕集物
をこぼし難いものとしながらも、他物との接当を回避し
易いものとして、便利に使用できる食器洗浄機を提供す
ることを目的とする。
請求項1に記載の発明は、循環又は排水される洗浄水に
濾過作用し且つ捕集物の収納保持のために下向きに突出
する膨出状に形成された膨出部を備えるフィルターが、
洗浄槽の底面部に、上方側に移動させて取り外しできる
ように装着された食器洗浄機であって、前記フィルター
の前記膨出部が、一端側の深さを他端側の深さよりも深
くするように形成されている点を特徴とする。
部から上方側に移させて取り外すときに、膨出部の深さ
が深い側を下位とする状態でフィルターを傾斜姿勢にす
ると、従来のものと比べて上方からの投影面積が小さく
なり、他物との接当を回避し易くなる。また、膨出部の
深さが深い方を下位となるように持つことによって、膨
出部の捕集物が傾斜姿勢の下位側へ移動していっても、
膨出部の深い部分で保護されることによって、こぼれ落
ちることが抑制されるようになる。
上方側に移動させて取り外すことを、収納保持した捕集
物をこぼさずに、他物との接当を回避しながら行えるも
のとなって、一層便利に使用できる食器洗浄機を得るに
至った。
発明は、前記膨出部が、その深さを一端側から他端側に
向けて漸次浅くするように形成されている点を特徴とす
る。
ないようにすることができる。
ら上方側に移動させて取り外すときに、膨出部が他物と
引掛りにくいようにして、フィルターの扱いが一層容易
にできるようになる。
発明は、前記フィルターにおける前記膨出部の深さが浅
くなる側の周縁部に、上方に突出する状態で取っ手部が
設けられている点を特徴とする。
取っ手部が、膨出部の深さが浅い側の周縁部に、上方に
突出する状態で設けられているから、この取っ手部を持
つことにより、膨出部の深さが深くなる側が下位側とな
るような傾斜姿勢でフィルターを保持できるものとな
る。
上方側に移動させて取り外すときに、取っ手部を持つこ
とにより、誤って膨出部の深さが浅い側が下位になる状
態でフィルターを保持することを回避しながら、膨出部
の深さが深い側が下位になる状態で、フィルターを確実
に保持できるようになる。
発明は、前記洗浄槽における底部に、洗浄対象物を収納
保持するかご状の載置体が、その底面部に装着された前
記フィルターの上方を覆う状態で設けられ、前記フィル
ターが、前記かご状の載置体を上下方向に挿通させて、
取り外し並びに装着できるように構成されている点を特
徴とする。
設けられたかご状の載置体を取り外すことなく、洗浄槽
の底面部から洗浄槽の上面部の開口部に向けての移動が
できるようになる。また、フィルターを傾斜姿勢にして
移動させることができるので、載置体に大きな開口部を
設ける必要がない。
ルターが収納保持した捕集物をこぼさずに、フィルター
を洗浄槽の底面部から上方側に移動させて取り外すこと
ができるようになる。
の形態を図面に基づいて説明する。 〔実施例〕この食器洗浄機は、図1、2に示されている
ように、前面部が開口された本体部1と、その本体部1
に対して収納移動可能で、且つ、本体部1から引き出し
移動可能な洗浄槽2と、洗浄槽2を本体部1に収納した
状態で洗浄槽2の上面部を閉塞し、且つ、洗浄槽2を本
体部1から引き出した状態で洗浄槽2の上面部を開口さ
せる内蓋部3と、食器洗浄機の運転を制御する制御装置
などから構成されている。そして、洗浄槽2の底部下方
には、洗浄ポンプ5や排水ポンプ(図示せず)などが設
けられ、洗浄槽2の内部には、洗浄ノズル6が配置さ
れ、それら洗浄ポンプ5や洗浄ノズル6などが洗浄槽2
に一体的に組み付けられている。また、洗浄槽2の底部
には、食器などの洗浄対象物を収納保持するかご状の載
置体としての洗浄かご8が、上方に取り外し自在に収納
されている。
部1に対して収納移動および本体部1から引き出し移動
させるための左右一対のスライド機構9が設けられ、こ
のスライド機構9によって、洗浄槽2が水平姿勢または
ほぼ水平姿勢の維持した状態で、本体部1に対して収納
移動したり、本体部1から引き出し移動されるように構
成されている。前記洗浄槽2の前面部には、本体部1を
開閉する扉10が設けられ、その扉10には、洗浄槽2
を本体部1から引き出すための把手部11が設けられ、
洗浄槽2を本体部1に収納すると扉10にて本体部1の
前面部を閉塞するように構成されている。そして、洗浄
槽2を本体部1から引き出した状態で、食器などを洗浄
かご8に収納したり取り出し可能とし、洗浄槽2を本体
部1に収納した状態で、洗浄ポンプ5や洗浄ノズル6な
どを作動させて、洗浄やすすぎを行う洗浄運転や、洗浄
水を排水ポンプにて排水する排水運転などの各運転を行
うように構成されている。
により形成される密閉状の洗浄空間Kの底部に洗浄かご
8を装着し、その洗浄かご8の下方側に設けられた洗浄
ノズル6に形成された多数の噴出孔7から洗浄用やすす
ぎ用の洗浄水を噴出させて、洗浄かご8に収納保持され
た洗浄対象物の洗浄やすすぎを行う洗浄運転を実行する
ように構成されている。また、洗浄運転のあとでは、洗
浄水を機外に排出する排水運転を実行するように構成さ
れている。
内に供給する洗浄水供給路や、洗浄槽2内の洗浄水を機
外に排出するため排水路が、洗浄槽2に接続されてお
り、洗浄運転における洗浄水の供給が、洗浄水供給路を
用いて行われ、排水運転における洗浄水の排水が、排水
路を用いて行われるようになっている。
れた洗浄水としての水が貯溜され、洗浄槽2の最深部と
なって洗浄水としての水が貯溜されるように構成された
凹み部12が設けられている。この凹み部12の上面部
の開口部には、図2に示すように、フィルター4が装着
されている。さらに、凹み部12には、洗浄槽2内に貯
溜される洗浄水を機外に排出する前述の排水路と、洗浄
槽2内に貯溜される洗浄水を洗浄ノズル6にまで搬送す
る搬送路が接続される状態で備えられている。
記洗浄ポンプ5の作動により、洗浄槽2内に貯溜されて
いる洗浄水を、凹み部12から噴出ノズル6に向けて搬
送することになる。つまり、洗浄運転のときには、洗浄
水が循環されるようになっている。
る状態で設けられ、上述の如く、その排水ポンプを作動
させて、洗浄水を機外に排出させるようになっている。
ように、循環又は排水される洗浄水に濾過作用し且つ捕
集物を収納保持のために下向きに突出する膨出状に形成
された膨出部14を備えている。つまり、フィルター4
は、前記凹み部12の周縁に沿った形状のフィルター周
縁部13と、その内側に形成された前記膨出部14と、
フィルター周縁部13に上方に突出する状態で設けられ
た取っ手部15によって構成されている。また、フィル
ター4は、図2に示すように、凹み部12の上面開口部
の周縁部16に載置支持されて、洗浄空間Kの洗浄ノズ
ル6や洗浄かご8に対して、その設置空間を干渉するこ
とがないように、上方側に移動させて取り外しできるよ
うに装着されている。
残滓を捕集する濾過作用を奏する網目状のもので構成さ
れており、その深さを一端側から他端側に向けて漸次浅
くするように、且つ、底部が滑らかな曲面となるように
形成されており、取っ手部15は、膨出部14の深さが
浅くなる側のフィルター周縁部13に、上方に突出する
状態で設けられている。
を覆う状態で設けられた洗浄かご8を上下方向に挿通さ
せて、取り外し並びに装着できるように構成されてい
る。さらに、フィルター4を傾斜姿勢にして、フィルタ
ー4の上方からの投影面積を小さくすることによって、
他物との接当を回避することが容易となり、膨出部の深
さが深い側が下位となるように持つことによって、膨出
部14の捕集物が傾斜姿勢の下位側へ移動していって
も、膨出部14からこぼれ落ちにくくなっている。従っ
て、フィルター4は、図5に示すように、洗浄かご8を
取り外すことなく、フィルター4を洗浄槽2の底面部か
ら上方側へ移動させて取り外し、洗浄槽2の上面部の開
口部に向けての移動が容易に行えるようになっている。
ちなみに、図5に示したフィルター4の取り外し作業手
順について、説明する。最初に、洗浄槽2の底面部に装
着されたフィルター4を上方に略水平に持ち上げ、洗浄
かご8を挿通させるときには、フィルター4を傾斜姿勢
にし、取っ手部が上位側となるようにフィルター4の一
方側を持ち上げる状態にする。そして、そのままの傾斜
姿勢を維持しながら、洗浄かご8を挿通させ、洗浄槽2
の上面の開口部に向けて移動させていくこととなる。
洗浄動作やすすぎ動作によって洗い落とされた汚れや残
滓が、洗浄水とともに、凹み部12に貯溜されることに
なる。この貯溜されている洗浄水は、洗浄運転のときに
は循環され、洗浄運転が終了すると、排水されることに
なる。この循環または排水される洗浄水に対して、前記
フィルター4が濾過作用することとなり、洗い落とされ
た汚れや残滓が、捕集物として回収保持される。そし
て、この捕集物を除去するために、フィルター4を、洗
浄かご8を取り外すことなく、洗浄槽2の底面部から上
方側に移動させて取り外すことによって、容易に捕集物
を除去できるものとなっている。
収納移動が可能な引き出し式の食器洗浄機であったが、
洗浄槽が前面に開口部を持った据え置き式の食器洗浄機
であってもよい。
ら多端側に向けて漸次浅くするように形成されたもので
あったが、これに限定されるものでない。例えば、楕円
球体の一部によって形成されたものでもよい。あるい
は、階段状に深さに変化を与えたものでも良い。
断面図
Claims (4)
- 【請求項1】 循環又は排水される洗浄水に濾過作用し
且つ捕集物の収納保持のために下向きに突出する膨出状
に形成された膨出部を備えるフィルターが、洗浄槽の底
面部に、上方側に移動させて取り外しできるように装着
された食器洗浄機であって、 前記フィルターの前記膨出部が、一端側の深さを他端側
の深さよりも深くするように形成されている食器洗浄
機。 - 【請求項2】 前記膨出部が、その深さを一端側から他
端側に向けて漸次浅くするように形成されている請求項
1記載の食器洗浄機。 - 【請求項3】 前記フィルターにおける前記膨出部の深
さが浅くなる側の周縁部に、上方に突出する状態で取っ
手部が設けられている請求項1又は2記載の食器洗浄
機。 - 【請求項4】 前記洗浄槽における底部に、洗浄対象物
を収納保持するかご状の載置体が、その底面部に装着さ
れた前記フィルターの上方を覆う状態で設けられ、 前記フィルターが、前記かご状の載置体を上下方向に挿
通させて、取り外し並びに装着できるように構成されて
いる請求項1〜3のいずれか1項に記載の食器洗浄機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001192787A JP4648579B2 (ja) | 2001-06-26 | 2001-06-26 | 食器洗浄機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001192787A JP4648579B2 (ja) | 2001-06-26 | 2001-06-26 | 食器洗浄機 |
Publications (2)
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---|---|
JP2003000520A true JP2003000520A (ja) | 2003-01-07 |
JP4648579B2 JP4648579B2 (ja) | 2011-03-09 |
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
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Country | Link |
---|---|
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018196493A (ja) * | 2017-05-23 | 2018-12-13 | リンナイ株式会社 | 食器洗浄機 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH01101470A (ja) * | 1987-10-15 | 1989-04-19 | Tanaka Kikinzoku Kogyo Kk | 接触抵抗測定方法 |
JPH05115412A (ja) * | 1991-10-28 | 1993-05-14 | Mitsubishi Electric Corp | 食器洗浄機用フイルタ装置 |
JPH09117404A (ja) * | 1995-10-27 | 1997-05-06 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 食器洗い機 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01101470U (ja) * | 1987-12-26 | 1989-07-07 |
-
2001
- 2001-06-26 JP JP2001192787A patent/JP4648579B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|---|---|---|
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