JP2002544478A - 改善された有毒物センサ及びその製造方法 - Google Patents
改善された有毒物センサ及びその製造方法Info
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Abstract
Description
アを検出する検出器の製造及び使用に関する。
守るために、ますます頼られている。限られた空間で労働者の安全に向けられる
更なる注意によって、コンパクトな、携帯できる設備を使って、有毒な(たとえ
窒息性又は可燃物でなくても)ガス又は液体の成分を速く確認する必要性がある
。エレクトロニクスのますますの統合で、有毒なセンサの機器出力を得る能力は
、より単純になっている。しかし、精度及び敏感さを改善し、センサの出力指示
から導かれた不適当な結論を避けることのできるセンサを提供する必要は残って
いる。
の方法では、ガルヴァーニ電気のセルの測定電極は、調べられたガスと接触し、
測定された混合物の濃度と比例している電流を発生する。還元可能なガス(例え
ば、酸素、二酸化窒素、オゾン又は塩素)を測定する場合、陰極として作用する
測定電極で反応が起こり、その一方で酸化可能なガス(例えば、硫化水素、一酸
化炭素、水素)が、陽極として作用する測定電極で反応する。
ハウス(電位差滴定の)原理(DS−A−2009937)を使用する。ガラス
製のpH電極が使用され、pH電極及びリファレンス電極の間の測定電極及びそ
のポテンシャルが測定される。電位の違いは、反応NH3+H2O→NH4 ++
OH−による電解質のpHシフトを通じたアンモニアの存在に関連する測定値信
号としての役割を果たす。このプロセスは、信号がアンモニア濃度と対数的な関
係にあるという欠点に見舞われる。さらに、その平衡が固定されるまでの時間は
、とても遅い。更に、他のガス(例えば、SO2、HCl及びCO2)は、その
電解質のpH値を変え、その測定値を変えてしまうことがある。
供されているもの)は、電流滴定の原理に作用する。この型のセンサは、以下の
式による触媒作用の働く測定値電極の上へ、ガス透過性の膜を通り抜けているア
ンモニアの直接の変換に応答する: NH3→N2+6H++6e
フリーの有機的なゲル電解質と接触し、アンモニアを窒素に酸化させる電気触媒
と協力している。その電解質が水フリーの媒体であることは、直接の変換のため
に重要である。非常に効果的な触媒の1つの例は、プラチナブラックである。そ
の反応は、測定しているガスの中でアンモニアの濃度と比例している電流を引き
起こす。あいにく、アンモニアの窒素への酸化スピードは、高濃度では十分に速
くないし、アンモニア酸化の中間の副産物により測定電極が部分的にブロックさ
れ、この電極の一時的な被毒が起こり、アンモニア・ガスがそのセンサから取り
除かれなければ、測定信号が連続的に低下する。さらに、このセンサの選択性は
、あまり高くない。
て知られている。アンモニアは、ガス透過性の膜を通過して、溶ける酸化しない
試薬を含む電解質に入る。その試薬は、アンモニアとの反応を通して、電気化学
的に酸化可能な物質、好ましくは3(ヒドロキシメチル)−アミノメタン(「3
−HCl」)の塩酸塩のような有機アンモニウム塩に変わる。これは、アンモニ
ウム塩を二番目のステージの中でそのアンモニア自体の代わりにその測定電極の
上で酸化させられる3(ヒドロキシメチル)−アミノメタンに変える。非常に効
果的な触媒(ロジウム又は金)が、この手続きで新しく作り上げられたアミンの
酸化を生産するために使われなければならない。あいにく、測定しているガス(
例えば、CO又はアルコール)の中の副産物のような他の物質までも、測定され
てしまう。もう一つの不利は、バイアス−ポテンシャルが反応を引き起こすため
に必要であるということである。これは、温度に依存する長いウォーミングアッ
プ期間、そのセンサの測定している動作の等級を下げること及び有利なゼロ雑音
レベルを得る能力を悪くすることを引き起こす。この種類の手続きの中で、アン
モニアはその電解質に加えられた特別な物質(3−HCl)とともに化学反応す
る。この反応は測定電極で後にそれ自体を変形させる電気化学的な活発な種を生
産し、この電極はアンモニア濃度と比例した測定値信号を作る。
ともに化学反応する化学の種を使う類似した測定手続きが、知られている(アメ
リカ特許No.5,234,567)。化学の種は、ヨウ素又はNessler
s試薬のうちの1つ又はマンガン及び銀の硝酸塩の溶液である。好ましい化学の
試薬は、ヨウ素である。そのアンモニアは、そのセンサに拡散し容易に溶けてO
H−を生成する(反応1)。これは、ヨウ素イオンを作り上げている第二の反応
(反応2)に必要である。 NH3+H2O→NH4 ++OH− (1) 6OH−+3I2→5I+IO3+3H2O (2) 2I−→I2+2e (3)
じる。これは、その測定電極の高いポテンシャルで起こらなければならない。+
300mVの電位のバイアスは、リファレンス電極と測定電極との間で必要であ
る。これは、長いウォーミングアップ時間にそのセンサのゼロ指示を安定させる
ことを要求する。もう一つの不利は、また、非常に小さい副反応がヨウ素イオン
をヨウ素から作り上げることができる(反応4)ということである。 I2+3H2O→5I−+IO3 −+6H+ (4)
存性であり、再び大きい不利となっている。
に、電気化学的なセンサを提供することである。
・センサを提供することである。
間にわたって安定したままのセンサを提供することである。
及び湿気にもかかわらず安定したゼロノイズ・レベルを持つ、アンモニア及びそ
の派生物のためのセンサを提供することである。また、長い期間にわたって高い
アンモニア濃度を測定することができるこの型のセンサを提供することは、本発
明の目的である。
を必要とすることなくそうすることは、重要である。
サにより、ターゲット成分を測定するために提供される、そのセンサは、以下を
含む: 電解質(安定した酸化可能な金属イオンを含む電解質)を含んでいるハウジン
グ; 前記電解質、支持体層を含む測定電極及び前記ターゲット成分の存在下で前記
安定した酸化可能な金属イオンの酸化に触媒作用を起こすために効果的な触媒と
接触する測定電極; 及び 前記電解質と接触するカウンター電極。
。一般的に12で示されたセンサと、関連する外部回路装置を含み、外部回路装
置は、バッテリー14と、リファレンス電極28及び測定電極30の間に印加電
圧を適用する従来のバイアス電圧調整回路16とを含んでいる。出力装置22は
、センサ12の電流をモニターする。そのセンサは、アンモニア及び揮発性のア
ミンのようなガス及び液体のターゲット材料の濃度を測定するために使用される
。
圧を適用する。一般に、30によって示された感知又は測定電極は、32で接地
され、その電極は拡散バリア90のすぐそばに隣接して位置する。拡散バリアは
、好ましくは従来のテトラフルオロエチレン樹脂材料の多孔性の膜を含む。ここ
で見られるように、拡散バリアは、そのシステムのための応答時間及び測定精度
を改善するため、好ましくは測定電極30と緊密に接触している。
4を安定させている外部の電子電圧と協力して、測定電極30の電位を一定に保
持する電気のリファレンス点の役目を果たす。
媒は、穿孔されたテープ基板、好ましくはテトラフルオロエチレン樹脂材料にか
ぶせられる。好まれた電解質40で使用されるとき、ルテニウム触媒が測定電極
30のために最適の動作電位を提供するとわかった。
、電解質40に対して耐性を有する任意の材料で作り上げられたハウジング44
を含む。好ましくは、ハウジング44はABSプラスチック又はポリエステル材
料から造られる。ここで見られるように、50で一般に示した電極アセンブリに
よって、ハウジング44の内部の空洞はその最上部で封じられる。ハウジング4
4の空洞への入口は、底カバー52を除去することによって得られ、底カバー5
2は、電解質が加えられたあと、ハウジング44に密封シールされる。超音波溶
接又は他の従来のシーリング方法が予定され、結果として生ずる構造が水密であ
ることが一般に好ましい。
質であれば事実上なんでもよい。この発明のこの点で、電解質は、安定した酸化
可能な金属イオンを含む。ここで使われるように、語「安定した酸化可能な金属
イオン」は与えられた酸化段階で標準の条件で残る金属イオンに言及する。本発
明に役立つ金属イオンは、例えばそのセンサの触媒の存在下でターゲット成分へ
の露出のような、該当する条件のより高い酸化段階に酸化させられることができ
、イオン伝導度を提供するために効果的であることが望ましい。使われる金属イ
オンは、安定的にMn+2として存在しMn+4に酸化させられるマンガンイオ
ンである。
た酸化可能な金属塩は、有機的又は水ベースの電解質に溶け、イオン伝導度を提
供するために効果的などんな塩でもよい。その電解質は、好ましくは二価のマン
ガン塩及び最も好ましくは二価のマンガン硝酸塩または二価のマンガン硫酸塩の
含水の溶液を含む。
は有機溶剤で薄められ、電解質が提供される。有機的な溶媒の場合、炭酸プロピ
レンやブチロラクトンが、溶媒として酸化可能な金属塩のために使われることが
できる。
電位のものを電気の電流を適用することによって一定にしておく。出力装置22
で示された正確に計った流れは、ターゲット材料、ここではアンモニア、特に気
体のアンモニア及び揮発性アミンの濃度に対する一次従属性を示す。本発明によ
って検出され及び正確に計ることができる揮発性のアミンは、メチルアミン及び
3−ブチルアミンを含む。
ルディング・リング58又は他の適当な材料(参照数字62によって示される)
を含む。測定電極30は、ホールディング・リング58の下に位置し、その底面
で3つのコレクト電極64の1つめと電気的接触にある。最初の絶縁体層又はセ
パレーター66は、適当な誘電性の材料でできており、好ましくはガラス製の繊
維フリースを含む。セパレーター66は、測定電極30及びリファレンス電極2
8の直接な電気的接触を防ぐ。
によって示される中心の穴68を備えた好ましくは環状の形を有している。二番
目のセパレーター72は、リファレンス電極28及び最も低い位置にあるカウン
ター電極18の直接な電気的接触を防ぐ。好ましくは、カウンター電極18は、
環状のリファレンス電極28と同じ一般の寸法及び形を持つ。それゆえに、カウ
ンター電極18は、中心の穴74を含んでおり、その寸法は指示線76によって
図示する。オプションの支持体ディスク82は、比較的薄い柔軟な電極及びその
上に配置されたセパレーター層のサポートを提供する。図2で見ることができる
ように、ハウジング44の上端76は支持体82を受けるポケット又は凹所78
を含む。ディスク形の支持体82は、それを通じて電解質40の通過を許すため
に中心の穴84を含む。
触媒層92でつながれる穿孔された支持体テープ90を含む。好ましくは、支持
体層90は、約0.1mmから約0.5mmの厚さ、約20%から約50%の気
孔サイズ及び約0.1μから約1μの気孔直径を持っている従来のボリエステル
繊維−テトラフルオロエチレン・テープを含む。それについて、触媒層92は、
金粉か、黒鉛粉か黒鉛フェルトを含むいろいろな材料及びその混合物から作り上
げられることができる。好ましくは、測定電極30は、金粉又は十分に分散させ
られた黒鉛粉とテトラフルオロエチレン分散液を混ぜ合わせ、湿った混合物を作
成し、多孔性の支持体テープ90に適用することによって準備される。その触媒
は、好ましくは5〜10mg/cm2の率で適用される。
され、テープと触媒層との間の微細で強い緊密なボンドを得るために焼結される
。金の粉及び黒鉛粉の方が好ましいが、他の材料も、二価のマンガンの四価のマ
ンガンへの酸化のための触媒として選ばれることができる。代わりの測定電極触
媒の例は、イリジウム及びルテニウムを含む。
として、触媒層又は多孔性の支持体の賦活のような特別な追加の処理が必要でな
いことがわかった。
は環状の形を持ち、測定電極30の形に似ている構造を採用している。好ましく
は、リファレンス電極28が、テープ支持体96を含み、その材料は好ましくは
テトラフルオロエチレン樹脂である。触媒、好ましくはルテニウム・ブラックの
触媒は、テトラフルオロエチレンとの湿った混合物として作り上げられる。それ
後、この混合物は、穿孔されたテープ支持体96に適用され、乾いてもよい。好
ましくは、支持体層96及び触媒層98は、一緒にプレスされ、その2つの間の
親密なボンドを作り上げるために焼結される。リファレンス電極をプレスするこ
と及びその焼結は、測定電極に対するほどは重大でなく、他の従来の電極構造テ
クニックによって代替することができる。
0の下部表面と接触するために自由に上昇の方向に移動できることがわかる。電
解質はディスク層82の中心の穴84を通して移動し、セパレーター層66、7
2は、その電解質が容易に浸透するように造られる。それゆえに、電解質は、カ
ウンター、リファレンス又は測定電極30と出会うためには、最終的なセパレー
ター層66を通り抜けて、電極18及び28の中心の穴74及び68を通して移
動する。
れ子にされた構造を、それに、ハウジング44のその凹所又はポケット表面78
に対して各種組合せの層のスタックをプレスしている圧縮力を適用することによ
って維持する。Oリング62は、電極組立部品の端縁のために、環境のシールを
提供し、さらに、圧縮力が適用されると、下の層の損害を防ぐために、圧力によ
って容易に変形可能であり、従って、センサ12を構成するために必要な技術及
び注意は大幅に減ることとなった。
料(流体又はガス)を持ってくるためにどんな適当な構造にも適合することがで
きる。図2及び3に関して、測定電極30の支持体テープ90は、センサ12の
有効な作用のために共に協力するいくつかの機能を果たす。言及されたように、
測定電極30の上面がターゲット材料と接触する。好ましくは、電極30の上面
は図3の中で示された支持体テープ90を含み、この支持体テープはターゲット
・ガスの浸透性を有するように構成され、その下方への通過とその下にある触媒
層92との接触を許している。好ましくは、言及されたように、触媒層92はプ
レスされ、焼結され及び支持体テープ90に親密に接着される。穿孔された支持
体テープ90は、コリメーターとしてある程度まで作用し、その経路は、触媒層
92と親密に接触する点であるそれらの下端で、物理的に終了する。この構造は
、その触媒の要求された反応性に寄与すると思われ、それに加え、ターゲット・
ガスのために最適に短い輸送長さを提供する。本発明の重要な特徴は、単一の親
密に接着された構造を作り上げるために測定電極触媒につながれた拡散バリアで
ある。拡散バリアは、ターゲット・ガスの流れをその検出電極の触媒に制限し、
好ましくはその触媒のすぐそばに位置し、その触媒に届いているターゲット・ガ
スの全てが、充分にその電解質とともに化学反応することができ、OH−イオン
の増加を引き起こし、測定電極触媒でのMn2+の酸化が起こるようにする。こ
れらの特徴は、一つにはそのセンサの出力電流信号及びターゲット・ガスの部分
的な圧力の関係にとって重要であると思われる。
を参照)は、電解質と接触し、電解質はハウジング44の空洞から移動すること
ができる。この結果、触媒層92の底部分を、電解質が通過し、電解質、触媒及
びターゲット・ガスの三相の境界と、改善された敏感さ及び応答時間の電気化学
的な反応のサイトとを作り上げる。電気化学的な反応は、この場合以下の電気化
学的な反応が起こる前に、前駆体の化学的反応が起こる間接的なプロセスである
。
れた一次従属性と、周囲温度の変動があっても、ターゲット・ガスがない場合に
非常に安定したゼロノイズ・レベルと、を有する測定値電流(出力装置22によ
って示された)を生じる。さらに、本発明のセンサが、長い期間にわたって高い
ターゲット・ガス濃度を測定することができるとわかった。
電極触媒層に位置した三相の境界に輸送される。これは、式NH3+H2O→N
H4 ++OH−に従って、OH−濃度の即時の増加をもたらす。触媒層の活動で
、二価のマンガンの四価のマンガンへの電気化学的な酸化がもたらされる。この
酸化反応、Mn2++2H2O→MnO2+4H++2eは、OH−イオンと中
和して水を生成する式中のH+イオンによって可能となる。この結果、本発明の
原理に記載の造られた商用のセンサが、0乃至100ppmの間で変動している
アンモニア濃度のために、30乃至60秒間のアンモニア取得の反応時間で、線
形の信号を出力するという、改善されたパフォーマンスを示すとわかった。典型
的に、商用のセンサは、80〜160nA/ppmの出力信号を出力する。
滴定によって作用する。その電解質に導入された好ましい試薬は、酸素または電
気化学的反応の何れによっても、アンモニアが存在しなければ酸化させられるこ
とができない物質を含む。本発明で用いられる試薬は、その電解質のpH値が増
加した場合のみ、アンモニアの存在下で酸化するものでもよい。言及されたよう
に、好ましい試薬は、水性溶媒又は、炭酸プロピレンのような有機溶媒に、二価
のマンガン塩を含むものである。この結果、電気化学的な反応は、空気中の酸素
存在下における二価のマンガン塩の化学的酸化より速い速度で起こる。より高い
濃度における、好ましくは硝酸塩、硫酸塩又は塩化物としての二価のマンガン塩
の使用は、水溶性の電解質からの水の蒸発を抑制するとともに、二価のマンガン
が消費される長い期間にわたって、アンモニア濃度の高いレベルでも測定する十
分な能力を提供する。
ーボン・フェルトの多孔性の層で作り上げられることができる。測定されたアン
モニア又はその派生物は、その電極への多孔性の膜を通して拡散され、測定電極
触媒の中で閉じ込められた電解質(水溶性又は有機的な)の中で溶かされる、式
NH3+H2O→NH4 ++OH−に従ってOH−イオンの増加を引き起こす。
アレンJ.Baroによって導かれたように、二価のマンガン塩の酸化のための
標準電位のpH依存は、式Mn2++2H2O→MnO2+4H++2e(E0 =1.23V)によって与えられる。
孔性の測定電極で起こっている四価のマンガンの身に起こる。空気中の酸素によ
る、二価のマンガンの理論上の非常に遅い酸化は、もし起こるとしても、取るに
足らないレベルである。好ましくは貴金属触媒の薄く分配された層を含むリファ
レンス電極によって、測定電極の電位は、固定される。水へのアンモニアの親和
性が二価のマンガンイオンへのアンモニアの親和性より大きいので、マンガン−
ヘキサミン[Mn(NH3)6]++錯塩が作られることはありそうもなく、電
解質にはアンモニア・イオンの痕跡だけが残る。[Mn(NH3)6]++イオ
ンの生成は非常に高いNH4 −イオン濃度を必要とするため、二価のマンガンは
、その電解質のpHシフトによって酸化することができる。好都合なことに、二
価のマンガン塩は非常に低いpHバッファ容量を示し、これによりアンモニアの
存在下でpHシフトを可能にする。
費し水にすることによって、測定電極30における反応との帳尻を合わせている
。 O2+2H2O+4e→4OH−
30、ルテニウム触媒構造のリファレンス電極28及び黒鉛層構造のカウンター
電極18で使用される。リング58(図2を参照)を持つ中心のガス開口94は
、中心の直径で7ミリメートルに造られる。電解質は、マンガン硝酸塩の40%
水溶液から作られる。およそ0.5mlがハウジング44のキャビティーの中で
満たされ、満たされていないキャビティーの小さい部分を、そのセンサに拡散さ
れるかもしれないすべてのH2Oガスを収容できるようにし、含水の電解質が、
高い湿気レベルによって周囲の雰囲気の中で薄められるようにした。電解質でい
っぱいになった後に、ハウジング44の底は、底カバー52の超音波溶接で密封
して封じられる。そのハウジングは、ABSプラスチックから造られる。測定電
極とリファレンス電極の電位差をゼロに合わせ、50nA未満の零電流測定が数
分の待機時間にわたって行なわれた。それから、そのセンサは、100ppmの
空中アンモニアにさらされ、22において信号を測定し、60秒以内で13.5
マイクロアンペアまで増加した。その応答時間は、最終的な敏感さの90%まで
上がるのに、30秒未満であった。そのセンサがフレッシュな空中にさらされる
とすぐに、22で測定している信号は60秒以内で最初のゼロレベルに落ちた。
100ppmアンモニアの注入が、何度か繰り返された結果、正確にほとんど同
じ値になった。そのセンサが、300ppmのCO、1000ppmのH2、1
200ppmのメタノール、500ppmのCO2にさらされたとき、実質的に
は、クロス感度は認められなかった。
ンター電極18のために使用されていたものと類似した構造から成るものである
。リファレンス電極28は実施例1と同じものであった。使用された電解質は、
水の中で20重量パーセントの二価のマンガン硫酸塩の溶液を提供する。再び、
0.5ミリリットルが、ハウジング・キャビティーに加えられ、その後底カバー
52がABSハウジングに超音波で溶接された。85nAの零電流が、2、3分
後に観察された。そのセンサを100ppmの空中アンモニアにさらすと、60
秒の期間待った後、15.4マイクロアンペアの測定信号が出力22で観察され
た。アンモニア/空気の混合気を除去し、センサをフレッシュな空中にさらすと
、出力値は、60秒以内でオリジナルのレベルに落ちた。そのセンサの周期的な
露出を繰り返したところ、同じ測定感度が観察された。
再び、1つの3電極センサが使用された。3番目の実施例では、電解質溶液は、
10%の二価のマンガン硝酸塩の炭酸プロピレン溶液0.5mlから作られた。
その電解質のゲル構造を作り上げるために、150μmの粒子サイズをもつポリ
メタクリル酸メチル粉0.1gが、加えられた。底カバー52の中のハウジング
44は、ポリセレフタレートで作られた。38nAの零電流レベルは、2時間の
待っている期間にわたって観察された。そのセンサを100ppmのアンモニア
を空中に含んでいるガス・サンプルへ露出すると、22で測定している信号は、
9.5マイクロアンペアであることが観察された。繰り返されたテストにおいて
、実施例3のセンサは、アンモニア・ターゲット材料を運んでいる空気の湿気の
突然の変化による目に見える零電流シフトを示した。
揮発性アミンのようなアンモニア派生物の制御のために、また液体中のアンモニ
アの定量のために、改善されたセンサを提供する。そのセンサは、異例の選択性
及びとても安定したゼロノイズ・レベルを、変動している周囲温度の中でも示す
ことができる。それに加えて、そのセンサは電位のバイアスなしで動き、希望す
る場合、リファレンス電極及びその連合した外部の回路は省略されることができ
る。それに加えて、本発明の原理に記載のセンサは、長い期間にわたってより高
いアンモニア濃度を測定する。
ックを用いてゲル化しても良い。しかし、セパレーター層がゲル材料に容易にし
みとおることは、重要である。
環境の中のガスのフェーズや、アンモニア及びその派生物を測定することにもは
、容易に使用されることができる。液体のサンプルの唯一の手続きは、このサン
プルのpHをpH>9に増やすために例えばNaOHをそのサンプルに加えるこ
とである。これは、NH3をNH4 +イオンから作り上げるために必要である。
さらに、その触媒のための支持体層が拡散バリアの機能を果たすことはむしろ好
まれるけれども、本発明を応用して触媒から拡散バリアとの間隔をあけることも
可能である。また、いくつかの拡散バリアが触媒層に関連して使用されることは
、近接させ又は間隔をあけられた配置のどちらにおいても、可能である。
唯一の形式を代表をするつもりでない。状況に応じて手段が示唆又は提示される
ことができ、形状及び材料の配合比における変化は、等価物への置換と同様に予
想される。特定の語が使用されたけれども、それらは一般的な及び記述的な感覚
だけの意味において及び制限の目的以外のために意味され、発明の範囲は請求項
によって詳細に描写される。
によって示される中心の穴68を備えた好ましくは環状の形を有している。二番
目のセパレーター72は、リファレンス電極28及び最も低い位置にあるカウン
ター電極18の直接な電気的接触を防ぐ。好ましくは、カウンター電極18は、
環状のリファレンス電極28と同じ一般の寸法及び形を持つ。それゆえに、カウ
ンター電極18は、中心の穴74を含んでおり、その寸法は指示線77によって
図示する。オプションの支持体ディスク82は、比較的薄い柔軟な電極及びその
上に配置されたセパレーター層のサポートを提供する。図2で見ることができる
ように、ハウジング44の上端76は支持体82を受けるポケット又は凹所78
を含む。ディスク形の支持体82は、それを通じて電解質40の通過を許すため
に中心の穴84を含む。
Claims (17)
- 【請求項1】 ガス又は水溶性のサンプル中のターゲット成分を測定するために効果的なセン
サであって、 電解質を含んでいるハウジングと、前記電解質と接触する測定電極と、前記電
解質と接触するカウンター電極とを備え、 前記電解質は安定した酸化可能な金属イオンを含み、 前記測定電極は、支持体層と、前記ターゲット成分の存在下で前記安定した酸
化可能な金属イオンの酸化に触媒作用を起こすために効果的な触媒と、を含んだ
、センサ。 - 【請求項2】 請求項1に記載のセンサであって、安定した酸化可能な金属イオンがMn+2 であるセンサ。
- 【請求項3】 請求項2に記載のセンサであって、 安定した酸化可能な金属イオンがMn+2であり、 前記触媒は、Mn+2のMn+4への酸化に触媒作用を有する、センサ。
- 【請求項4】 請求項3に記載のセンサであって、安定した酸化可能な金属塩が、二価のマン
ガン硝酸塩、二価のマンガン硫酸塩、二価のマンガン塩化物及びこれらの混合物
から成る群から選んだ、センサ。 - 【請求項5】 請求項1に記載のセンサであって、支持体層がテトラフルオロエチレン樹脂で
ある、センサ。 - 【請求項6】 請求項1に記載のセンサであって、前記触媒が金粉、黒鉛粉又は黒鉛フェルト
から成っている群及びその混合物から選ばれた、センサ。 - 【請求項7】 請求項1に記載のセンサであって、その触媒が支持体層に接着される、センサ
。 - 【請求項8】 請求項1に記載のセンサであって、ターゲット成分がアンモニア又は揮発性の
アミンである、センサ。 - 【請求項9】 請求項1に記載のセンサであって、カウンター電極が酸素を水に還元する、セ
ンサ。 - 【請求項10】 ガス又は液体の環境におけるアンモニア又は揮発性のアミンの検出の電流滴定
に用いる電気化学的検出器において、 周囲の空気又は周囲の液体にさらされた触媒作用のある測定電極を備え、電解
質チャンバーを通してカウンター電極とリファレンス電極とで導通し、 電解質チャンバーが電解質を含み、 その電解質が、固定化されゲル化された有機的な電解質であり、 その電解質がこのゲルに溶ける非酸化性の塩を含み、 アンモニアの存在による測定電極での電気化学的な酸化プロセスによって、こ
の塩のカチオンがより高い酸化レベルに変わることができる、検出器。 - 【請求項11】 請求項10に記載の電気化学的な検出器において、その塩が有機的なゲル電解
質の中のマンガン2+塩である、検出器。 - 【請求項12】 請求項11に記載の電気化学的な検出器において、その塩が二価のマンガン硝
酸塩である、検出器。 - 【請求項13】 請求項10に記載の電気化学的な検出器において、電解質がさらに炭酸プロピ
レンを含む、検出器。 - 【請求項14】 請求項10に記載の電気化学的な検出器において、そのゲルが炭酸プロピレン
、そのマンガン2+塩及び重合体としてのポリメタクリル酸メチルを含む、検出
器。 - 【請求項15】 請求項10に記載の電気化学的な検出器において、測定電極及び/又はカウン
ター電極がカーボン・クロス又はカーボン・フリースから成る、検出器。 - 【請求項16】 請求項10に記載の電気化学的な検出器において、リファレンス電極が、ルテ
ニウム粉と、PTFEのような疎水性バインダーと、の混合物を含む検出器。 - 【請求項17】 流体のターゲット成分のセンサであって、電気化学的なセルを備え、 このセルは、 ハウジングと; そのハウジングの中の電解質と; 前記電解質と接触するハウジングの中のカウンター電極と; 前記電解質と接触するハウジングの中の測定電極と; を含み、 前記測定電極は、: 前記ターゲット成分と接触する支持体層と、; 前記電解質と接触する触媒層と、 を備え、 前記触媒層が、支持体層に支持され、 反応物を生成して、反応に又は一部を電解質に提供し、 ターゲット成分と接触して、前記触媒層の中で、ターゲット成分の濃度に関
係がある電荷移動を生じ; 及び 前記支持体層は、触媒層と親密に接触する拡散バリア及び前記電解質を透過し
ないバリアを含んでいる、センサ。
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