JP2002544267A - 官能化オキサゾリジノン化合物の製造方法 - Google Patents

官能化オキサゾリジノン化合物の製造方法

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JP2002544267A
JP2002544267A JP2000618254A JP2000618254A JP2002544267A JP 2002544267 A JP2002544267 A JP 2002544267A JP 2000618254 A JP2000618254 A JP 2000618254A JP 2000618254 A JP2000618254 A JP 2000618254A JP 2002544267 A JP2002544267 A JP 2002544267A
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arylthio
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、構造式(1)を有し、式中(a)R1およびR2は、各々独立に水素、アルキル、アリールおよびヘテロ環から選択されるか、またはR1とR2は結合してシクロアルキル、アリールまたはヘテロ環の各環を形成し、(b)R3は1級および2級アルキル(−R6)、−SO−R4および−C(O)NH−R5から選択され、(c)R4はアリールで、(d)R5はアルキルまたはアリールである、ことを特徴とする官能化オキサゾリジノンを製造する方法であって、反応混合物中で行われる反応工程を含み、オキサゾリジノンがR6−Br、R6−I、R4−SOClおよびR5−NCOから選択される求電子剤と反応し、反応混合物が非プロトン性で非酸化性の溶媒およびアルミナ上のフッ化カリウムを含み、かつ反応混合物中に十分な量の強塩基が存在しないことを特徴とする方法に関する。本発明は、官能化オキサゾリジノン化合物のライブラリーおよびこのような方法を使用するそれらの調製にも関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の分野) 本発明は、一定の官能化オキサゾリジノン化合物の製造方法に関する。
【0002】 (発明の概要) 本発明は、次の構造式を有する化合物を製造する方法であって、
【0003】
【化3】
【0004】 前式において、 (a)R1およびR2は、各々独立に水素、アルキル、アリールまたはヘテロ
環から選択されるか、またはR1とR2は結合してシクロアルキル、アリールま
たはヘテロ環式環を形成し、 (b)R3は1級および2級アルキル(−R6)、−SO−R4および−C
(O)NH−R5から選択され、 (c)R4はアリールであり、および (d)R5はアルキルまたはアリールであり、 反応混合物中で行われる反応工程を含み、次の構造式を有するオキサゾリジノ
ンが、
【0005】
【化4】
【0006】 R6−Br、R6−I、R4−SOCl、およびR5−NCOから選択され
た求電子剤と反応し、反応混合物が非プロトン性で非酸化性の溶媒およびアルミ
ナ上のフッ化カリウムを含み、かつ反応混合物中に十分な量の強塩基が存在しな
い方法に関する。
【0007】 (発明の詳細な説明) 用語解説 本明細書で使用する場合、他に明記しない限り、「アルキル」とは、枝分かれ
、線状または環状、飽和または不飽和(しかし、芳香族ではない)、置換された
または未置換である炭化水素鎖を意味する。「アルキル」という用語を、単独で
、または他の語の一部として使用してもよく、後者の場合、「アルク(alk)
」に短縮してもよい(例えば、アルコキシやアルキルアシル)。好ましい線状ア
ルキルは、1個から約20個の炭素原子、より好ましくは1個から約10個の炭
素原子、更により好ましくは1個から約6個の炭素原子、更により好ましくは1
個から約4個の炭素原子を有し、最も好ましいものはメチルまたはエチルである
。好ましい環状および枝分かれアルキルは、3個から約20個の炭素原子、より
好ましくは3個から約10個の炭素原子、更により好ましくは3個から約7個の
炭素原子、更により好ましくは3個から約5個の炭素原子を有する。好ましい環
状アルキルは1個の炭化水素環を有するが、2個、3個またはもっと多数、ある
いは融合環またはスピロ環の炭化水素環を有してもよい。好ましいアルキルは不
飽和性で、1個から約3個の二重結合または三重結合、好ましくは二重結合を有
するが、より好ましくはモノ不飽和性で1個の二重結合を有する。更により好ま
しいアルキルは飽和性である。本明細書では、飽和アルキルを「アルカニル」と
称する。本明細書では、1個または複数の二重結合(三重結合はない)で不飽和
のアルキルのみを「アルケニル」と称する。本明細書では、1個または複数の三
重結合で不飽和のアルキルを「アルキニル」と称する。アルキルの好ましい置換
基は、ハロ、アルキル、アリール、ヘテロ環、ヒドロキシ、アルコキシ、アリー
ルオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アルキルアミノ、アリ
ールアミノ、アミド、アルキルアミド、アリールアミド、ホルミル、アルキルア
シル、アリールアシル、カルボキシとそのアルキルエステルおよびアリールエス
テルおよびアミド、スルホ、アルキルスルホ、アリールスルホ、スルフィノ、ア
ルキルスルフィノ、アリールスルフィノ、ホスホ、アルキルホスホ、アリールホ
スホ、ホスフィノ、アルキルホスフィノ、アリールホスフィノ、ニトロおよびシ
アノを含む。シクロアルキルの置換基は、元のシクロアルキルと融合するか、ま
たはスピロ環を形成するシクロアルキル、アリールおよびヘテロ環の各環も含む
。また、未置換アルキルが好ましい。アルキルは、そのアルキルの「結合炭素」
で他の部分に結合する。本明細書で使用する場合、「1級アルキル」とは、その
アルキルの結合炭素がそれに結合する2個または3個の水素を有することを意味
し、「2級アルキル」とは、結合炭素がそれに結合する1個の水素を有すること
を意味し、「3級アルキル」とは、結合炭素がそれに結合する水素を有しないこ
とを意味する。
【0008】 本明細書で使用する場合、「ヘテロ原子」とは窒素、酸素または硫黄原子を意
味する。
【0009】 本明細書で使用する場合、「アルキレン」とは他の2つの部分を接続するアル
キルを意味し、「ヘテロアルキレン」とは接続鎖中に1個または複数のヘテロ原
子を有するアルキレンを意味する。
【0010】 本明細書で使用する場合、他に明記しない限り、「アリール」とは置換または
未置換の芳香族炭素環(または融合環)を意味する。「アリール」という用語を
、単独または他の語の一部(例えば、アリールオキシ、アリールアシルの中で)
として使用してよい。好ましいアリールは、1個または複数の芳香環中に6個か
ら約14個、好ましくは約10個までの炭素原子、および合計で約6個から約2
0個、好ましくは約12個までの炭素原子を有する。好ましいアリールはフェニ
ルまたはナフチルで、最も好ましいものはフェニル(Ph)である。アリールの
好ましい置換基は、ハロ、アルキル、アリール、ヘテロ環、ヒドロキシ、アルコ
キシ、アリールオキシ、チオ、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、アルキル
アミノ、アリールアミノ、アミド、アルキルアミド、アリールアミド、ホルミル
、アルキルアシル、アリールアシル、カルボキシとそのアルキルエステルおよび
アリールエステルおよびアミド、スルホ、アルキルスルホ、アリールスルホ、ス
ルフィノ、アルキルスルフィノ、アリールスルフィノ、ホスホ、アルキルホスホ
、アリールホスホ、ホスフィノ、アルキルホスフィノ、アリールホスフィノ、ニ
トロおよびシアノを含む。アリールの置換基は、1個または複数のアリール環と
融合するシクロアルキル環およびヘテロ環式環も含む。また、未置換アリールが
好ましい。
【0011】 本明細書で使用する場合、他に明記しない限り、「ヘテロ環」または「ヘテロ
環式の」とは、1個または複数の炭化水素環の中に1個または複数のヘテロ原子
を有する飽和、不飽和または芳香族の環状炭化水素環(または融合環)を意味す
る。好ましいヘテロ環は、1個または複数の環内に1個から約6個のヘテロ原子
、より好ましくは1個または複数の環内に1個または2個または3個のヘテロ原
子を有する。好ましいヘテロ環は、1個または複数の環内に3個から約14個、
好ましくは約10個までの炭素とヘテロ原子との和、より好ましくは1個または
複数の環内に3個から約7個、更により好ましくは5個または6個の炭素とヘテ
ロ原子との和を有し、かつ合計で3個から約20個の炭素とヘテロ原子との和、
より好ましくは3個から約10個、更により好ましくは5個または6個の炭素と
ヘテロ原子との和を有する。好ましいヘテロ環は1個の環を有するが、2個、3
個またはもっと多くの融合環を有してもよい。より好ましいヘテロ環式環は、環
内に5個または6個の炭素とヘテロ原子との和を有し、環ヘテロ原子は3個以下
で、その中の2個までがOとSである1個の環のヘテロ環である。更により好ま
しいものは、1個または2個の環原子がOまたはSで、他の原子がCであるか、
あるいは1個、2個または3個の環原子がNで、他の原子がCであるような5ま
たは6環原子ヘテロ環である。このような好ましい5または6環原子ヘテロ環は
、飽和であるか、1個または2個の二重結合を有する不飽和であるか、または芳
香族であるのが好ましい。このような好ましい5または6環原子ヘテロ環は、単
一環であるか、あるいは飽和性、1個の二重結合で不飽和性、または芳香族性(
フェニル)の3環原子から6環原子の炭化水素環と融合するか、あるいは他のそ
のような5または6環原子のヘテロ環と融合するのが好ましい。ヘテロ環は未置
換であるか、または置換されている。好ましいヘテロ環置換基は、アルキルの場
合と同じである。
【0012】 本明細書で使用する場合、「強塩基」とは無機水酸化物塩基、アルキルアルカ
リ金属(例えば、n−ブチルリチウム)、水素化アルカリ金属(例えば、水素化
ナトリウム)、アルコキシド塩(例えば、ナトリウムメトキシド)、アルカリ金
属アミド(例えば、リチウムジイソプロピルアミド)等を意味する。
【0013】 本明細書で使用する場合、「十分量」とは、本発明方法を測定し得るように起
こすに足りる特定の物質の量を意味する。
【0014】 本明細書で使用する場合、「非プロトン性で非酸化性の溶媒」とは、十分で測
定し得るプロトン濃度をもたらすために解離することがなく、十分な酸化性電位
を有しない溶媒を意味する。プロトン性溶媒は、例えば水、メタノール、エタノ
ール、ジメチルホルムアミド等を含む。酸化性溶媒は、例えばジメチルスルホキ
シド等を含む。
【0015】 本明細書で使用する場合、化合物の「コンビナトリアルライブラリー」とは、
関連する化合物を得るために、関連する反応剤の混合物またはその個々の反応剤
を使用して、実質的に同じ方法によって実質的に同時に作られる、例えば反応ブ
ロック中の別々のウェル中にある関連化合物の混合物または個別化合物の一群を
意味する。
【0016】 発明の方法 本発明方法は、個別にまたはライブラリーとして官能化オキサゾリジノンを調
製するために、固体支持試薬の使用を必要とする。オキサゾリジノンは一群とし
て、抗うつ、抗ヒスタミン、抗カビ、降圧、抗菌の各活性を含む広範囲の生物活
性を有することが示された。文献を少し調べただけで、官能化オキサゾリジノン
を調製する最も一般的な方法が、強塩基(すなわちn−BuLi、NaHなど)
の使用および水性処理を必要とすることが明らかである。オキサゾリジノンのコ
ンビナトリアルライブラリーの調製は、好ましくはこれらの工程を共に回避する
本方法によって大いに簡略化される。オキサゾリジノンの2位の官能化は、適当
な求電子剤の存在下、塩基としてアルミナ上のフッ化カリウム(KF/Al )を使用して実現される。
【0017】 単一の化合物の調製だけでなく、本発明方法は、固体支持体上の試薬(アルミ
ナ上のKF)の利用によるコンビナトリアルライブラリーの調製に有用である。
従来の溶液相化学と樹脂結合技術との中間に位置するこの手法は、両分野の幾つ
かの利点を共有している。固相合成の場合のように、過剰の支持体結合試薬を使
用することによって反応を完結させ、次いでその試薬をろ過して除去することに
より、面倒な後処理を避けることができる。しかし、樹脂系の化学と異なり、目
標の化合物は固体支持体に共有結合しておらず、したがって反応の監視および分
析を標準的方法(薄層クロマトグラフィ、溶液H NMR等)で実現すること
ができる。最後に、ろ過および溶媒除去によって生成物が単離され、固相合成調
製で必要な開裂工程を必要としない。
【0018】 本発明の方法は、次式の構造を有する官能化オキサゾリジノンの調製に関する
【0019】
【化5】
【0020】 構造(1)において、R1およびR2は、各々独立に水素、アルキル、アリー
ルおよびヘテロ環から選択されるか、またはR1とR2は結合して(R1/R2
)シクロアルキル、アリールまたはヘテロ環式環を形成する。好ましいR1およ
びR2は、水素、アルキルおよびアリールから独立に選択される。好ましいアル
キルR1とR2、およびR1、R2、R1/R2のいずれかである非芳香環は、
未置換であるか、または、好ましくはフルオロ、クロロ、アルキル、アリール、
ヘテロ環、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルチオ、アリールチオ、ホルミ
ル、アルキルアシル、アリールアシル、アルキルおよびアリールエステル、スル
ホ、アルキルスルホ、アリールスルホ、スルフィノ、アルキルスルフィノ、アリ
ールスルフィノ、ホスホ、アルキルホスホ、アリールホスホ、ホスフィノ、アル
キルホスフィノ、アリールホスフィノ、ニトロおよびシアノで置換され、より好
ましくはアルキル、アリール、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルチオ、ア
リールチオ、アルキルおよびアリールエステルで置換される。好ましいアリール
および芳香族ヘテロ環R1、R2およびR1/R2は、未置換であるか、または
、好ましくはハロ、アルキル、アリール、ヘテロ環、アルコキシ、アリールオキ
シ、アルキルチオ、アリールチオ、ホルミル、アルキルアシル、アリールアシル
、アルキルおよびアリールエステル、スルホ、アルキルスルホ、アリールスルホ
、スルフィノ、アルキルスルフィノ、アリールスルフィノ、ホスホ、アルキルホ
スホ、アリールホスホ、ホスフィノ、アルキルホスフィノ、アリールホスフィノ
、ニトロ、およびシアノで置換され、より好ましくはハロ、アルキル、アルコキ
シ、アリールオキシ、アルキルチオ、アリールチオ、アルキルおよびアリールエ
ステルおよびニトロで置換される。
【0021】 構造(1)において、R3は1級および2級アルキル(R6)、SO−R4
および−C(O)NH−R5から選択される。R4はアリールである。R5はア
ルキルまたはアリールである。
【0022】 R6は、好ましくは1個から約12個の炭素原子、より好ましくは1個から約
8個の炭素原子、更により好ましくは1個から約4個の炭素原子を有する1級ま
たは2級アルキルである。このようなアルキルR6は未置換であるか、または置
換されており、そのような置換基は、好ましくはフルオロ、クロロ、アルキル、
アリール、ヘテロ環、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルチオ、アリールチ
オ、ホルミル、アルキルアシル、アリールアシル、アルキルおよびアリールエス
テル、スルホ、アルキルスルホ、アリールスルホ、スルフィノ、アルキルスルフ
ィノ、アリールスルフィノ、ホスホ、アルキルホスホ、アリールホスホ、ホスフ
ィノ、アルキルホスフィノ、アリールホスフィノ、ニトロおよびシアノから選択
され、より好ましくはアルキル、アリール、アルコキシ、アリールオキシ、アル
キルチオ、アリールチオ、アルキルおよびアリールエステル、アルキルホスホ、
アリールホスホ、およびシアノから選択される。
【0023】 R4はアリール、好ましくはフェニルである。このようなアリールR4は未置
換であるか、または置換されており、そのような置換基は、好ましくはハロ、ア
ルキル、アリール、ヘテロ環、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルチオ、ア
リールチオ、ホルミル、アルキルアシル、アリールアシル、アルキルおよびアリ
ールエステル、スルホ、アルキルスルホ、アリールスルホ、スルフィノ、アルキ
ルスルフィノ、アリールスルフィノ、ホスホ、アルキルホスホ、アリールホスホ
、ホスフィノ、アルキルホスフィノ、アリールホスフィノ、ニトロ、およびシア
ノから選択され、より好ましくはハロ、アルキル、アルコキシ、アリールオキシ
、アルキルチオ、アリールチオ、アルキルおよびアリールエステル、アルキルア
シル、およびアリールアシルから選択される。
【0024】 R5がアルキルのとき、好ましくは1個から約12個の炭素原子、より好まし
くは1個から約8個の炭素原子、更により好ましくは1個から約4個の炭素原子
を有する1級、2級または3級のアルキルである。このようなアルキルR5は未
置換であるか、または置換されており、そのような置換基は、好ましくはハロ、
アルキル、アリール、ヘテロ環、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルチオ、
アリールチオ、ホルミル、アルキルアシル、アリールアシル、アルキルおよびア
リールエステル、スルホ、アルキルスルホ、アリールスルホ、スルフィノ、アル
キルスルフィノ、アリールスルフィノ、ホスホ、アルキルホスホ、アリールホス
ホ、ホスフィノ、アルキルホスフィノ、アリールホスフィノ、ニトロ、およびシ
アノから選択され、より好ましくはアルキル、アリール、アルコキシ、アリール
オキシ、アルキルチオ、アリールチオ、アルキルおよびアリールエステルから選
択される。
【0025】 R5がアリールのとき、アリールがフェニルであるのが好ましい。このような
アリールR5は未置換であるか、または置換されており、そのような置換基は、
好ましくはハロ、アルキル、アリール、ヘテロ環、アルコキシ、アリールオキシ
、アルキルチオ、アリールチオ、ホルミル、アルキルアシル、アリールアシル、
アルキルおよびアリールエステル、スルホ、アルキルスルホ、アリールスルホ、
スルフィノ、アルキルスルフィノ、アリールスルフィノ、ホスホ、アルキルホス
ホ、アリールホスホ、ホスフィノ、アルキルホスフィノ、アリールホスフィノ、
ニトロ、およびシアノから選択され、そのような置換基は、好ましくはハロ、ア
ルキル、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルチオ、アリールチオ、アルキル
およびアリールエステル、およびニトロから選択される。
【0026】 本発明の方法は、次の構造式を有するオキサゾリジノンが、
【0027】
【化6】
【0028】 R6−Br、R6−I、R4−SOCl、およびR5−NCOから選択され
た求電子剤と反応する反応工程を含む。R1、R2、R4、R5およびR6は前
記に定義したとおりである。
【0029】 上記の反応工程は、非プロトン性で非酸化性の溶媒を含む反応混合物中で実行
される。好ましい溶媒は、ジクロロメタン、ジクロロエタン、クロロホルム、酢
酸エチル、1,4−ジオキサン、テトラヒドロフラン、ジメトキシエタンおよび
アセトニトリルから選択される。求電子剤R6−BrまたはR6−Iが反応剤の
とき、より好ましい溶媒は、アセトニトリル、1,4−ジオキサン、テトラヒド
ロフラン、ジメトキシエタンおよび酢酸エチルから選択される。求電子剤R4−
SOClが反応剤のとき、より好ましい溶媒はジクロロメタンおよびジクロロ
エタンである。反応剤R5−NCOが使用されるとき、より好ましい溶媒は、ジ
クロロメタン、クロロホルム、酢酸エチルおよび1,4−ジオキサンから選択さ
れる。
【0030】 反応混合物はアルミナ上のフッ化カリウムを含む。アルミナ上のフッ化カリウ
ム(KF/Al)は、普通約10%から約60%のKF、好ましくは約4
0%のKFである。反応工程中に存在するKF/Alの量は、好ましくは
化合物(2)の1当量当たり約6当量から約15当量、より好ましくは化合物(
2)の1当量当たり約10当量から約12当量である。
【0031】 上記の反応工程において、化合物(2)と反応する電子剤の量は、普通約0.
9当量から約1.5当量、より好ましくは約1.0当量である。
【0032】 上記の反応工程は、好ましくは約0℃から約95℃の温度、より好ましくは約
20℃から約80℃の温度、更により好ましくは約室温(約25℃)で実行され
る。上記の反応工程は、好ましくは約5時間から約72時間、より好ましくは約
10時間から約36時間、更により好ましくは約24時間の期間実行される。
【0033】 上記の反応工程は、反応混合物中に十分な量の強塩基を存在させずに、好まし
くは約0.15当量未満の強塩基で、より好ましくは約0.01当量未満で、更
により好ましくは反応混合物中に全く強塩基がない状態で実行するのが好ましい
【0034】 (実施例) 以下の実施例は、本発明方法に関する追加の情報を提供する。これらの実施例
は、本発明を例示するだけであって、その範囲を制限するものではない。
【0035】 実施例1
【0036】
【化7】
【0037】 オキサゾリジノンのアルキル化:4−ベンジル−2−オキサゾリジノン150
mg(0.85mmol)とKF/Al(40質量%)1.5gをジメト
キシエタン(DME)15.0ml中に溶解/懸濁し、臭化ベンジル(Bn)1
45mg(101μl、0.85mmol)を添加する。次いで反応物を室温で
24時間激しく撹拌し、ろ過し、溶媒を除去することによって、生成物を得る。
【0038】 実施例2
【0039】
【化8】
【0040】 オキサゾリジノンのスルホニル化:4−メチル−5−フェニル−2−オキサゾ
リジノン150mg(0.85mmol)とKF/Al(40質量%)1
.5gをジクロロメタン15.0ml中に溶解/懸濁し、p−塩化トリルスルホ
ニル(pTSCl)161.4mg(0.85mmol)を添加する。次いで反
応物を室温で24時間激しく撹拌し、ろ過し、溶媒を除去することによって、生
成物を得る。
【0041】 実施例3
【0042】
【化9】
【0043】 オキサゾリジノンのイソシアネートとの縮合:4−メチル−5−フェニル−2
−オキサゾリジノン150mg(0.85mmol)とKF/Al(40
質量%)1.5gをクロロホルム15.0ml中に溶解/懸濁し、フェニルイソ
シアネート(PhNCO)101mg(92μl、0.85mmol)を添加す
る。次いで反応物を室温で24時間激しく撹拌し、ろ過し、溶媒を除去すること
によって、生成物を得る。
【0044】 実施例4 アルキル化ライブラリー:4種のオキサゾリジノンを0.6Mの濃度にDME
中に各々溶解し、次いで等量ずつ混合することによって、オキサゾリジノンの全
濃度が0.6Mで、個々のオキサゾリジノン濃度が0.15Mである溶液を調製
した。次いでこの溶液をKF/Al(40質量%)258mgを含有する
32個のバイアルに分配し、DME2.16mlで希釈する。合計32種のハロ
ゲン化アルキルを用いて、ハロゲン化アルキル溶液(DME中0.3M)0.5
6mlを各容器に添加する。次に反応物を密封し、激しく撹拌しながら75〜8
0℃に加熱する。24時間後、反応物を冷却し、32個のバイアル中にろ過し、
溶媒を除去することによって、油(各バイアルに4種のアルキル化オキサゾリジ
ノン)を得る。
【0045】 実施例5 スルホン化ライブラリー:底が密封されたロビン(Robbin)の反応ブロ
ックに1ウェル当たりKF/Al100mgを装荷する。次いで、8種の
オキサゾリジノンおよび12種の塩化スルホニルを各々0.1Mおよび0.15
Mでジクロロエタン中に溶解する。次に、各オキサゾリジノンをプレートの1行
(A〜H行)に分配し、1ウェル当たり0.57mlずつ添加する。次に、1列
につき塩化スルホニル1種、1ウェル当たり0.38mlずつ、塩化スルホニル
を各列(1〜12列)に分配する。次いで反応ブロックを密封し、室温で24時
間振とうする。次いで各溶液を96個のバイアル中にろ過し、溶媒を除去するこ
とによって、生成物のライブラリーを得る。
【0046】 実施例6 ウレアライブラリー:底が密封されたロビンの反応ブロックに1ウェル当たり
KF/Al100mgを装荷する。次いで、8種のオキサゾリジノンおよ
び12種のイソシアネートを、各々0.1Mおよび0.15MでCHCl:E
tOAc1:1混合物の中に溶解する。次に、各オキサゾリジノンをプレートの
1行(A〜H行)に分配し、1ウェル当たり0.57mlずつ添加する。次に、
1列につきイソシアネート1種、1ウェル当たり0.38mlずつ、イソシアネ
ートを各列(1〜12列)に分配する。次いで反応ブロックを密封し、室温で2
4時間振とうした後、1:1CHCl:EtOAc0.15mlを追加し、更
にポリアミンスカベンジャー樹脂(4.53mmol/g、トリス(2−アミノ
エチル)アミン、ポリマーブレンド、Aldrich製品番号47210−7)
10mgを添加する。反応ブロックを再び密封し、室温で24時間振とう後、各
溶液を96個のバイアル中にろ過し、溶媒を除去することによって、生成物のラ
イブラリーを得る。
【0047】 本発明の特定の実施形態について説明してきたが、本発明の精神および範囲か
ら逸脱することなく、本発明の様々な変更および改変をなし得ることは、当分野
の技術者には明白であろう。添付の特許請求の範囲は、本発明の範囲内に入るこ
のような全ての改変を包含するものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA ,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ, PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,S K,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG ,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の構造式を有し、 【化1】 (a)R1およびR2は、各々独立に水素、アルキル、アリールおよびヘテロ
    環から成る群から選択されるか、またはR1とR2は結合してシクロアルキル、
    アリールまたはヘテロ環式環を形成し、 (b)R3は1級および2級アルキル(−R6)、−SO−R4および−C
    (O)NH−R5から成る群から選択され、 (c)R4はアリールで、 (d)R5はアルキルまたはアリールである ことを特徴とする官能化オキサゾリジノンを製造する方法であって、 前記方法が、反応混合物中で行われる反応工程を含み、次の構造式を有するオキ
    サゾリジノンが、 【化2】 R6−Br、R6−I、R4−SOClおよびR5−NCOから成る群から
    選択された求電子剤と反応し、反応混合物が非プロトン性で非酸化性の溶媒およ
    びアルミナ上のフッ化カリウムを含み、かつ反応混合物中に十分な量の強塩基が
    存在しないことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 (a)R1およびR2が、各々独立に水素、1個から12個
    の炭素原子を有するアルキル、1個または複数の環内に6個から14個の炭素原
    子を有するアリール、および1個または複数の環内に3個から14個の炭素とヘ
    テロ原子との和を有するヘテロ環から成る群から選択されるか、またはR1とR
    2が結合する(R1/R2)ことによって、環内に3個から12個の炭素原子を
    有するシクロアルキル、1個または複数の環内に6個から14個の炭素原子を有
    するアリールまたは1個または複数の環内に3個から14個の炭素とヘテロ原子
    との和を有するヘテロ環を形成し、任意の非芳香族性R1、R2またはR1/R
    2が未置換であるか、または置換されており、そのような置換基がフルオロ、ク
    ロロ、アルキル、アリール、ヘテロ環、アルコキシ、アリールオキシ、アルキル
    チオ、アリールチオ、ホルミル、アルキルアシル、アリールアシル、アルキルお
    よびアリールエステル、スルホ、アルキルスルホ、アリールスルホ、スルフィノ
    、アルキルスルフィノ、アリールスルフィノ、ホスホ、アルキルホスホ、アリー
    ルホスホ、ホスフィノ、アルキルホスフィノ、アリールホスフィノ、ニトロ、お
    よびシアノから成る群から選択され、任意の芳香族性R1、R2またはR1/R
    2が未置換であるか、または置換されており、そのような置換基がハロ、アルキ
    ル、アリール、ヘテロ環、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルチオ、アリー
    ルチオ、ホルミル、アルキルアシル、アリールアシル、アルキルおよびアリール
    エステル、スルホ、アルキルスルホ、アリールスルホ、スルフィノ、アルキルス
    ルフィノ、アリールスルフィノ、ホスホ、アルキルホスホ、アリールホスホ、ホ
    スフィノ、アルキルホスフィノ、アリールホスフィノ、ニトロ、およびシアノか
    ら成る群から選択されること、 (b)R6が1個から12個の炭素原子を有する1級または2級のアルキルで
    あって、R6が未置換であるか、または置換されており、そのような置換基がフ
    ルオロ、クロロ、アルキル、アリール、ヘテロ環、アルコキシ、アリールオキシ
    、アルキルチオ、アリールチオ、ホルミル、アルキルアシル、アリールアシル、
    アルキルおよびアリールエステル、スルホ、アルキルスルホ、アリールスルホ、
    スルフィノ、アルキルスルフィノ、アリールスルフィノ、ホスホ、アルキルホス
    ホ、アリールホスホ、ホスフィノ、アルキルホスフィノ、アリールホスフィノ、
    ニトロ、およびシアノから成る群から選択されること、 (c)R4が1個または複数の環内に6個から14個の炭素原子を有するアリ
    ールであって、R4が未置換であるか、または置換されており、そのような置換
    基がハロ、アルキル、アリール、ヘテロ環、アルコキシ、アリールオキシ、アル
    キルチオ、アリールチオ、ホルミル、アルキルアシル、アリールアシル、アルキ
    ルおよびアリールエステル、スルホ、アルキルスルホ、アリールスルホ、スルフ
    ィノ、アルキルスルフィノ、アリールスルフィノ、ホスホ、アルキルホスホ、ア
    リールホスホ、ホスフィノ、アルキルホスフィノ、アリールホスフィノ、ニトロ
    、およびシアノから成る群から選択されること、および (d)R5が1個から12個の炭素原子を有するアルキルまたは6個から14
    個の炭素原子を有するアリールであって、アルキルR5が未置換であるか、また
    は置換されており、そのような置換基がハロ、アルキル、アリール、ヘテロ環、
    アルコキシ、アリールオキシ、アルキルチオ、アリールチオ、ホルミル、アルキ
    ルアシル、アリールアシル、アルキルおよびアリールエステル、スルホ、アルキ
    ルスルホ、アリールスルホ、スルフィノ、アルキルスルフィノ、アリールスルフ
    ィノ、ホスホ、アルキルホスホ、アリールホスホ、ホスフィノ、アルキルホスフ
    ィノ、アリールホスフィノ、ニトロ、およびシアノから成る群から選択され、ア
    リールR5が未置換であるか、または置換されており、そのような置換基がハロ
    、アルキル、アリール、ヘテロ環、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルチオ
    、アリールチオ、ホルミル、アルキルアシル、アリールアシル、アルキルおよび
    アリールエステル、スルホ、アルキルスルホ、アリールスルホ、スルフィノ、ア
    ルキルスルフィノ、アリールスルフィノ、ホスホ、アルキルホスホ、アリールホ
    スホ、ホスフィノ、アルキルホスフィノ、アリールホスフィノ、ニトロ、および
    シアノから成る群から選択されること を特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 (a)反応工程が、ジクロロメタン、ジクロロエタン、クロ
    ロホルム、酢酸エチル、1,4−ジオキサン、テトラヒドロフラン、ジメトキシ
    エタンおよびアセトニトリルから成る群から選択される溶媒中で実行されること
    、 (b)反応工程中に存在するアルミナ上のフッ化カリウムの量が、オキサゾリ
    ジノンの1当量当たり6当量から15当量であること、 (c)反応工程が、0℃から95℃の温度で5時間から72時間の期間実行さ
    れること、および (d)反応混合物中の強塩基の量が、オキサゾリジノンの1当量当たり0.1
    5当量未満であること を特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 求電子剤がR6−BrまたはR6−Iであって、R3がR6
    であることを特徴とする請求項2に記載の方法。
  5. 【請求項5】 (a)R1およびR2が、各々独立に水素、1個から8個の
    炭素原子を有するアルキル、および1個または複数の環内に6個から10個の炭
    素原子を有するアリールから成る群から選択されるか、またはR1/R2が3個
    から8個の炭素原子を有するシクロアルキル、または1個または複数の環内に6
    個から10個の炭素原子を有するアリールであり、任意の非芳香族性R1、R2
    またはR1/R2が未置換であるか、または置換されており、そのような置換基
    がアルキル、アリール、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルチオ、アリール
    チオ、アルキルおよびアリールエステルから成る群から選択され;任意の芳香族
    性R1、R2またはR1/R2が未置換であるか、または置換されており、その
    ような置換基がハロ、アルキル、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルチオ、
    アリールチオ、アルキルおよびアリールエステル、およびニトロから成る群から
    選択されること、および (b)R6が1個から8個の炭素原子を有し;R6が未置換であるか、または
    置換されており、そのような置換基がアルキル、アリール、アルコキシ、アリー
    ルオキシ、アルキルチオ、アリールチオ、アルキルおよびアリールエステル、ア
    ルキルホスホ、アリールホスホ、およびシアノから成る群から選択されること を特徴とする請求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 (a)反応工程が、アセトニトリル、1,4−ジオキサン、
    テトラヒドロフラン、ジメトキシエタンおよび酢酸エチルから成る群から選択さ
    れる溶媒中で実行されること、 (b)反応工程中に存在するアルミナ上のフッ化カリウムの量が、オキサゾリ
    ジノンの1当量当たり6当量から15当量であること、 (c)反応工程が、0℃から95℃の温度で5時間から72時間の期間実行さ
    れること、および (d)反応混合物中の強塩基の量が、オキサゾリジノンの1当量当たり0.1
    5当量未満であること を特徴とする請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 求電子剤がR4−SOClであって、R3が−SO−R
    4であることを特徴とする請求項2に記載の方法。
  8. 【請求項8】 (a)R1およびR2が、各々独立に水素、1個から8個の
    炭素原子を有するアルキル、および1個または複数の環内に6個から10個の炭
    素原子を有するアリールから成る群から選択されるか、またはR1/R2が3個
    から8個の炭素原子を有するシクロアルキル、または1個または複数の環内に6
    個から10個の炭素原子を有するアリールであり、任意の非芳香族性R1、R2
    またはR1/R2が未置換であるか、または置換されており、そのような置換基
    がアルキル、アリール、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルチオ、アリール
    チオ、アルキルおよびアリールエステルから成る群から選択され;任意の芳香族
    性R1、R2またはR1/R2が未置換であるか、または置換されており、その
    ような置換基がハロ、アルキル、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルチオ、
    アリールチオ、アルキルおよびアリールエステル、およびニトロから成る群から
    選択されること、および (b)R4が6個から10個の炭素原子を有し、R4が未置換であるか、また
    は置換されており、そのような置換基がハロ、アルキル、アルコキシ、アリール
    オキシ、アルキルチオ、アリールチオ、アルキルおよびアリールエステル、アル
    キルアシルおよびアリールアシルから成る群から選択されること を特徴とする請求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 (a)反応工程が、ジクロロメタンまたはジクロロエタンの
    溶媒中で実行されること、 (b)反応工程中に存在するアルミナ上のフッ化カリウムの量が、オキサゾリ
    ジノンの1当量当たり6当量から15当量であること、 (c)反応工程が、0℃から95℃の温度で5時間から72時間の期間実行さ
    れること、および (d)反応混合物中の強塩基の量が、オキサゾリジノンの1当量当たり0.1
    5当量未満であること を特徴とする請求項8に記載の方法。
  10. 【請求項10】 求電子剤がR5−NCOであって、R3が−C(O)NH
    −R5であることを特徴とする請求項2に記載の方法。
  11. 【請求項11】 (a)R1およびR2が、各々独立に水素、1個から8個
    の炭素原子を有するアルキル、および1個または複数の環内に6個から10個の
    炭素原子を有するアリールから成る群から選択されるか、またはR1/R2が3
    個から8個の炭素原子を有するシクロアルキル、または1個または複数の環内に
    6個から10個の炭素原子を有するアリールであり、任意の非芳香族性R1、R
    2またはR1/R2が未置換であるか、または置換されており、そのような置換
    基がアルキル、アリール、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルチオ、アリー
    ルチオ、アルキルおよびアリールエステルから成る群から選択され;任意の芳香
    族性R1、R2またはR1/R2が未置換であるか、または置換されており、そ
    のような置換基がハロ、アルキル、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルチオ
    、アリールチオ、アルキルおよびアリールエステル、およびニトロから成る群か
    ら選択されること、および (b)R5が1個から8個の炭素原子を有するアルキルまたは6個から10個
    の炭素原子を有するアリールであって、アルキルR5が未置換であるか、または
    置換されており、そのような置換基がアルキル、アリール、アルコキシ、アリー
    ルオキシ、アルキルチオ、アリールチオ、アルキルおよびアリールエステルから
    成る群から選択され、アリールR5が未置換であるか、または置換されており、
    そのような置換基がハロ、アルキル、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルチ
    オ、アリールチオ、アルキルおよびアリールエステル、およびニトロから成る群
    から選択されること を特徴とする請求項10に記載の方法。
  12. 【請求項12】 (a)反応工程が、ジクロロメタン、クロロホルム、酢酸
    エチルおよび1,4−ジオキサンから成る群から選択される溶媒中で実行される
    こと、 (b)反応工程中に存在するアルミナ上のフッ化カリウムの量が、オキサゾリ
    ジノンの1当量当たり6当量から15当量であること、 (c)反応工程が、0℃から95℃の温度で5時間から72時間の期間実行さ
    れること、および (d)反応混合物中の強塩基の量が、オキサゾリジノンの1当量当たり0.1
    5当量未満であること を特徴とする請求項11に記載の方法。
  13. 【請求項13】 反応工程が室温で24時間の間実行されることを特徴とす
    る請求項1から12までのいずれかに記載の方法。
  14. 【請求項14】 全てのアリールがフェニルであって、反応混合物中の強塩
    基の量が、オキサゾリジノンの1当量当たり0.01当量未満であることを特徴
    とする請求項1から13までのいずれかに記載の方法。
  15. 【請求項15】 請求項1から14までのいずれかに記載の方法によって調
    製される官能化オキサゾリジノン化合物のコンビナトリアルライブラリー。
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