JPH0249725A - 脳代謝賦活剤 - Google Patents

脳代謝賦活剤

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JPH0249725A
JPH0249725A JP10856089A JP10856089A JPH0249725A JP H0249725 A JPH0249725 A JP H0249725A JP 10856089 A JP10856089 A JP 10856089A JP 10856089 A JP10856089 A JP 10856089A JP H0249725 A JPH0249725 A JP H0249725A
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Mikio Takeda
武田 幹男
Masaru Inage
稲毛 勝
Hiroshi Wada
博 和田
Takashi Ochiai
喬 落合
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Tanabe Seiyaku Co Ltd
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Tanabe Seiyaku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、新規イミダゾリジノン誘導体を有効成分とし
てなる脳代謝賦活剤に関する。
(従来技術) 従来、ある種のイミダゾリジノン誘導体、例えば、l−
ピロリジノエチル−3−ピリジル−2−イミダゾリジノ
ン誘導体が胃運動亢進作用を、またl−アルキル−3−
ピリジル−2−イミダゾリジノン誘導体が除草活性を有
することが知られている(特開昭61−33172 、
同61−194082)。
(発明の構成及び効果) 本発明は次の一般式で示される新規イミダゾリジノン誘
導体又はその薬理的に許容しうる酸付加塩を有効成分と
してなる脳代謝賦活剤に関する。
(但し、Rは低級アルキル基及び低級アルコキシ基から
選ばれる置換基を有していてもよいピリジル基又はピリ
ミジニル基、環へはハロゲン原子、低級アルキル基、低
級アルコキシ基及びトリハロゲノ低級アルキル基から選
ばれる置換基を有していてもよいフェニル基、Qはメチ
レン基又は単結合、mは1〜4、nは0.1又は2を表
わす。)本発明の有効成分である化合物(1)又はその
薬理的に許容しうる酸付加塩は、優れた脳代謝賦活作用
を有し、脳代謝障害に起因する各種疾患の治療に用いる
ことができる。例えば、化合物(■)又はその薬理的に
許容しうる酸付加塩は後記実験例にみられるとおり、K
CN誘発脳アノキシア及び減圧低酸素脳ヒボキシア下で
の生存時間延長作用、脳虚血に対する保護作用、KCN
誘発脳エネルギー代謝障害改善作用を有し、脳代謝を顕
著に賦活化させることが出来る。従って、本発明にかか
る化合物(I)は脳代謝障害あるいは脳代謝異常にもと
づく諸症状、例えば、老人性痴呆、自発性低下、基本的
意欲低下、思考遅滞、注意力低下、しびれ惑、易疲労性
、情緒障害、うつ状態、言語障害等の治療・予防に用い
ることができる。
又、化合物(1)又はその薬理的に許容しうる塩は、ス
コポラミン誘発記憶障害改善作用、抗最大電撃痙中作用
、脳アセチルコリンヱステラーゼ(ACh E)活性阻
害作用及びGABA様作用もしくはGABA増強作用を
有し、抗痴呆薬あるいは記憶障害の治療薬として用いる
ことができる。更に、化合物(1)又はその薬理的に許
容しうる塩は、強制遊泳無動時間短縮作用、自発運動量
増加作用をも有するため、抗うつ剤として用いることも
できる。
また、本発明の有効成分である化合物(1)及びその塩
は毒性が低く、医薬として高い安全性を有する。例えば
、本発明にかかる(E)−1−シンナミル−3−(3−
ピリジル)−2−イミダゾリジノンの急性毒性(LD 
S。;雄性Std/ddYマウス、経口投与7日後の死
亡率から算出)は、1500 mg / kg以上であ
った。
本発明の有効成分であるイミダゾリジノン誘導体(+)
の例としては、一般式(1)においてRがピリジル基、
低級アルキル−ピリジル基又はピリミジニル基、環Aが
ハロゲン原子、低級アルキル基、低級アルコキシ基及び
トリハロゲノ低級アルキル基から選ばれる置換基を有し
ていてもよいフェニル基、Qが単結合である化合物があ
げられる。
この内、好ましい化合物は、一般式(+)において、R
がピリジル基、メチルピリジル基又はピリミジニル基、
環Aがフェニル基、クロロフェニル基、メチルフェニル
基、メトキシフェニル基又はトリフルオロメチルフェニ
ル基の化合物である。また、より好ましい化合物は、一
般式(1)において、Rが3−ピリジル基、4−ピリジ
ル基、El+−Pf−ルー2−ピリジル基又は2−ピリ
ミジニル基、原人がフェニル基、2−クロロフェニル基
3−クロロフェニルL4−10ロフェニル基2−メトキ
シフェニル基、3−メトキシフェニル基、2−メチルフ
ェニル基、3−メチルフェニル基、2−トリフルオロメ
チルフェニル基又は3トリフルオロメチルフエニル基の
化合物である。
なお、イミダゾリジノン誘導体において式:Cl1=C
11−で示される部分構造は、別に定めない限り、式 で示されるシス体(即ち、(Z)−配置)及びトランス
体(即ち、(E)−配置)のいずれをもあるいはそれら
の混合物をも意味するものとする。
本発明の有効成分であるイミダゾリジノンBM 導体は
、遊離塩基としても、またその酸付加塩としても使用す
ることができる。薬理的に許容しうる酸付加塩としては
、例えば塩酸、硫酸、臭化水素酸の如き無機酸との付加
塩1シユウ酸、メタンスルホン酸、酒石酸の如き有機酸
との付加塩;グリシン、リジン、アルギニン、アスパラ
ギン酸、グルタミン酸の如きアミノ酸との付加塩などが
あげられる。
イミダゾリジノン誘導体もしくはその酸付加塩を有効成
分とする脳代謝脳賦活剤は経口的にも非経口的(例えば
、静脈内、筋肉内、皮下)にも投与することができる。
イミダゾリジノン誘導体又はその酸付加塩の1日当たり
の投与量は、患者の年齢、体重、状態および疾患の種類
、症状などによっても異なるが、通常、1日当たりの投
与■は体重1 kg当たり約1〜100mg、好ましく
は約5〜50mgが適当である。また、投与に際しては
、イミダゾリジノン誘導体又はその酸付加塩を経口もし
くは非経口投与に適した医薬賦形剤とともに医薬製剤と
して使用するのが好ましい。適当な賦形剤としては、例
えばスターチ、ラフ1−−ス、リン酸カリウム、コーン
スターチ、アラビアゴム、ステアリン酸、その他既知医
薬賦形剤を適宜用いることができる。経口的に投与する
場合は、例えば錠剤、散剤、顆粒剤、カプセルの如き固
形剤であってもよく、溶液、懸濁液、乳剤の如き液剤で
あってもよい。 一方、非経口的に投与する場合には、
注射剤、原剤等として用いることができる。
尚、本発明の有効成分であるイミダゾリジノン誘導体は
、例えば、 一般式 (但し、環A、m及びnは前記と同一意味を有し、X′
は反応性残基を表わす。) で示される化合物(1)と一般式 (但し、記号は前記と同一意味を表す。)で示される化
合物(II[)又はその塩(例えば、鉱酸塩、有機酸塩
、アルカリ金属塩)とを脱酸剤(例えば、水素化アルカ
リ金属、アルカリ金属アルコキシド、KF−アルミナ等
)の存在下もしくは非存在下、冷却乃至加熱下で縮合し
、所望により、生成物をその酸付加塩とすることにより
製することができる。
上記反応に於いて、原料化合物(II)としては、例え
ば、反応性残基X1がハロゲン原子、低級アルキルスル
ホニルオキシ基、置換もしくは非置換フェニルスルホニ
ルオキシ基(フェニルスルホニルオキシKx、p  )
ルエンスルホニルオキシ基など)である化合物を好適に
用いることができる。
実験例1(抗最大電撃痙彎作用) (実験方法) Std/ddY系雄性マウス(1群:5匹)に検体を経
口投与し、その60分後に電気刺激装置(京都計測器型
、150MA )を用いて角膜通電(DC25mA、 
0.15秒間)を行い、強直伸展性厘彎発現の有無を観
察し、痙彎発現抑制例数を調べた。なお、検体は0.5
%カルボキシメチルセルロース(CMC)溶液に溶解又
は懸濁して投与した(以下の実験例で同じ)。
(結果) 下記本発明にかかる化合物はいずれも投与量100■/
kgで強直伸展性痙彎の発現を完全に抑制した。
注 :上記検体のうち、検体N19は(Z)−配置を有
し、検体魚1〜8.10〜18は(E)−配置を有する
実験例2(抗KCN誘発脳アノキシア作用)(実験方法
) Std/ddY系雄性マウス(1群;5匹)に検体を経
口投与した。検体投与60分後にKCN2.4■/ k
gを尾静脈内投与し、マウスの生存時間を測定した。な
お、コントロール群には検体溶液の代わりに0.5%の
CMC溶液を投与した。
(結果) 0.5%のCMC溶液投与群は5匹全例死亡したが、実
験例1記載の検体No、  1〜9及び下記本発明にか
かる化合物100■/kg投与群では、各群とも金側生
存し、有意な脳アノキシア保護作用を示した。
注 検体Fh21〜24は(E)−配置を有し、検体N
[L25は(2E、4E)−配置を有する。
実験例3(自発運動量増加作用) (実験方法) S td/ddY系雄性マウス(1群:10〜12匹)
に検体を経口投与した。検体投与55分後にアポモルヒ
ネ0.03〜0.1■/ kgを皮下投与し、その5分
後から15分間の自発運動量をANIMBX(Fara
d社製)を用い測定した。
(結果) 本発明にかかる化合物(E)−1−シンナミル−3−(
6−メチル−2−ピリジル)−2−イミダゾリジノン及
び(E)−1−シンナミル−3−(3−ピリジル)−2
−イミダゾリジノンはコントロール群(CMC溶液投与
群)に比べ、それぞれ1ON/kg及び45■/ kg
以上で有意に自発運動量を増加させた。
実験例4(強制遊泳無動時間短縮作用)(実験方法) S td/ddY系雄性マウス(1群:10匹)に検体
を経口投与し、投与60分後に25℃の水を深さ16c
owまで入れた21用ビーカー内で、1匹ずつ6分間遊
泳させ無動状態(マウスがもがき運動をやめ水面上に首
を出して浮かんでいる状態)の時間を測定した。
(結果) 本発明にかかる化合物(E)−1−シンナミル−3−(
6−メチル−2−ピリジル)−2−イミダゾリジノンは
コントロール群(CMC溶液投与群)に比べ、投与!2
■/ kg以上で有意に無動時間を短縮させた。
実験例5 (実験方法) (A   ’      ”   ヒボキシアStd/
ddY系雄性マウス(1群:10匹)に検体を経口投与
し、投与60分後にマウスを1匹ずつ容積約12のガラ
ス密閉容器に入れ、減圧ポンプにて約5秒間で165 
a+m11gに減圧して生存時間を測定した。生存時間
は減圧開始から心拍動を除(体動が完全に停止するまで
とした。
B      に   る Std/ddY系雄性マウス(1群:15〜20匹)に
検体を腹腔的投与した。投与30分後に断頭を行い、あ
えぎ(gasping)持続時間を測定した。
(C)スコボーミン輸      誂 明暗2室の学習箱を使用し、Std/ddY系雄性マウ
スが習性により暗室へ移動した時foot 5hock
を与えて獲得試行を行った。試行直後に検体を経口投与
し、その24時間後に明室から暗室へ移動するまでの時
間(反応潜時)を測定した。なお、健忘症モデル群には
獲得試行の30分前にスポコラミンを1■/ kg皮下
投与した。
(D)GABAJ 微小電極を一1star系雄性ラットの小脳プルキニエ
単一細胞の細胞外に刺入し、検体の電気泳動的及び全身
的投与により、自発性発火及びGAB^に対する作用を
調べた。
(EACh「 wtstar系雄性ラットの脳粗シナブトソーム分画を
酵素材料とし、アセチルチオコリンを基質に使用し、反
応産物チオコリンの生成速度を指標としてACh E活
性を測定し、検体の50%阻害濃度(tCS。)を求め
た。なお、上記の各実験において、コントロール群には
検体溶液に代えて0.5%CMC溶液を投与した。
(結果) 検体として本発明にかかる(E)−1−シンナミル−3
−(3−ピリジル)−2−イミダゾリジノンを用いた場
合の結果は下記の通りである。
実験例6 (KCN誘発脳エネルギー代謝障害改善作用
) (実験方法) Std/ddY系雄性マウス(1群:6匹)に検体とし
て([り−1−シンナミル−3−(3−ピリジル)−2
−イミダゾリジノンを腹腔内投与した。投与30分後に
KCN2.4■/kgを5秒間で静脈内投与し、その6
0秒後に全身を凍結して脳エネルギー代謝関連物質を定
量した。なお、正常コントロール群(KCN非投与)及
びKCNコントロール群には、検体溶液の代わりに0.
5%CMC溶液を投与した、また、脳エネルギー代謝障
害改善作用は、正常コントロール群の脳エネルギー関連
物質、乳酸/ピルビン酸比及びエネルギー貯蓄を100
とした場合の比率(%)で表した。
(結果) (注) *:4例から算出 上記結果から明らかな通り、([)−1−シンナミル−
3−(3−ピリジル)−2−イミダゾリジノンは投与量
25■/kg以上でクレアチン−P、ATP、グルコー
ス、グリコーゲン及びエネルギー貯蓄の減少を抑制し、
また乳酸/ピルビン酸比の上昇を抑制した。
製造例1 (1)3−アミノピリジン150gのトルエン100(
ld溶液に、水冷下、2−クロロエチルイソシアネー)
176gを滴下する。室温で5時間撹拌したのち、析出
結晶を濾取することにより、N−(2−クロロエチル)
−N’ −(3−ピリジル)ウレア318gを得る。
M、P、136〜138℃ (2)N−(2−クロロエチル) −N’ −(3−ピ
リジル)ウレア)50g、テトラヒドロフラン500m
j及びジメチルポルJ1アミド500 mlの混液に、
水冷下、水素化ナトリウム(60%油状分11に物)3
1.6gを加える。水冷下に10分間、室温で2時間攪
拌後、酢酸10rn1を加え、溶媒を留去する。残香に
飽和食塩水及びクロロホルムを加えて不溶物をろ別する
。クロロホルム層を洗浄、乾燥後溶媒を留去し、残香を
クロロホルム−ヘキサンから再結晶することにより、1
−(3−ピリジル)−2−イミダゾリジノン10F1.
5gを得る。
M、P、   161〜163℃ (3)l−(3−ピリジル)−2−イミダゾリジノン1
50gのN、N−ジメチルホルムアミド1500IR1
溶液に、水素化ナトリウム(60%油状分散物)40g
を加える。混合物を室温で10分間撹拌した後、水冷下
で塩化シンナミル(トラを加えクロロホルムで抽出する
。洗浄、乾燥後、クロロホルムを留去し、残香にイソプ
ロピルエーテルを加え析出結晶をろ取し、エタノールか
ら再結晶することにより無色プリズム晶の(E)−f−
シンナミル−3−(3−ピリジル)−2−イミダゾリジ
ノン238.1gを得る。収率:92゜7% M、  
P、 114.5〜116°C塩酸塩(結晶多形); M、  P、  1813〜190℃(メタノール−イ
ソプロパツールから再結晶)、及び 206〜209℃ (メタノール−イソプロパツールか
ら再結晶) 臭化水素酸塩: M、P、  180〜199℃(イソプロパツールから
再結晶) 硫酸塩: M、P、195〜198℃ (エタノール−メタノール
から再結晶) メタンスルポン酸塩: M、P、1.55〜156℃ (イソプロパツールから再結晶) 製造例2〜41 製造例1−(2)で得た1−(3−ピリジル)−2−イ
ミダゾリジノンとシンナミル化合物(11)とを製造例
1− (3)と同様に処理することにより下記第1表記
載の化合物を得る。
尚、下記第1表記載の化合物のうち、製造例16の化合
物は(Z)−配置(即ち、シス配置)を有し、それ以外
はすべて(E)−配置(即ち、トランス配置)を有する
第  1  表 製造例18〜27 (1)アミノピリジン化合物(IV)及び2−クロロエ
チルイソシアネート(v)を製造例1−(1)と同様に
処理することにより、下記第2表記載の化合物を得る。
第2表 (2)上記で得た化合物を製造例1−(2)と同様に処
理することにより、下記第3表記載の化合物を得る。
第3表 (3)上記で得たイミダゾリジノン化合物(III )
とシンナミル化合物(11)を製造例1−(3)と同様
に処理して下記第4表記載の化合物を得る。
尚、下記第4表記載の化合物はすべて(E)−配置(即
ち、トランス配置)を有する。
第4表 (そのl: l・1(製造例28−44)又は■=2(製造例45ン
n−1) 製造例28〜4日 製造例1−(1)、製造例1B−(2)、19−(2)
及び24−(2)で得たイミダゾリジノン化合物(II
I)と化合物(11)を製造例1−(3)と同様に処理
することにより、下記第5表記載の化合物を得る。
第5表 (X’−塩素原子又はP トルエンスルホニルオキシ基) 注:上記表記載化合物の内、製造例48の化合物は(2
E、4E)−配置を有する。
注:上記表記載化合物のうち、製造例44の化合物は(
Z)−配置(即ち、シス配置)を有し、それ以外はすべ
て(E)−配置(即ち、トランス配置)を有する。
製造例49〜52 (1)アミン化合物(!■)及び2−クロロエチルイソ
シアネート(Vl)を製造例1−(1)と同様に処理す
ることにより、下記第6表記載の化合物を得る。
第6表 (但し、 X’=CN) (2)上記(1)で得た化合物を製造例1−(2)〜(
3)と同様に処理することにより、下記第7表記載の化
合物を得る。尚、下記第7表記載の化合物はすべて(I
E)−配置(即ら、トランス配置)を有する。
第7表 製造例53〜60 (1)ペンジルトリフェニルフォスホニウムクロリド4
gのテトラヒドロフラン懸濁液に冷却下n−ブチルリチ
ウムの1.6Mヘキサン溶液7゜07−を加える。室温
で攪拌後、2−ヒドロキシテトラヒドロフラン1gを加
え、室温で更に撹拌する。次いで還流した後不溶物をろ
去し、溶媒を留去する。残渣をシリカゲルカラムクロマ
トで精製することにより、(E)−5−フェニル−4−
ペンテン−1−オール1.2gを無色油状物として得る
MS (m/e)  :162(M′″)、144(M
−I(ffio)また、対応するトリフェニルフォスホ
ニウム化合物を上記と同様に処理して下記第8表記載の
化合物を得る。
第  8  表 (2)上記(1)で得た(E)−5−フェニル−4−ペ
ンテン−1−オール1.6gをピリジンに溶解し、バラ
トルエンスルホニルクロリド2゜0gを加える。冷却下
攪拌後、水を加えてさらに攪拌し、エーテルを加える。
混合物を洗浄後、有機相を乾燥し、減圧上溶媒を留去す
る。残渣をシリカゲルカラムクロマトで精製することに
より、(E)−5−フェニル−1−p−トルエンスルホ
ニルオキシ−4−ペンテン2.6gを油状物として得る
また製造例5l−(1)〜57−(1)で得た生成物を
上記と同様にして下記第9表記載の化合物を得る。
第 表 (V l1l) (但し、 =p−トルエンスルホニル 上記 で得た化合物を製造例1 −(3)と 同様に処理することにより下記第1 θ表の化合物 を得る。
第 表 実施例69 (1)N−(3−ピリジルメチル)エチレンジアミン1
.6gをテトラヒドロフラン30−にとかし、0℃でカ
ルボニルジイミダゾール1.49gを加える。混合物を
0℃で30分間、次いで室温で4時間攪拌する。溶媒を
留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマト(溶媒:クロ
ロホルム−メタノール−15:1)で精製しイソプロパ
ノ−ルーヘキサンから再結晶を行うことにより、1−(
3−ピリジルメチル)−2−イミダゾリジノン1.43
gを得る。M、P、   58〜86℃(2)本品及び
塩化シンナミル(トランス体)を実施例1−(3)と同
様に処理することにより(E)−1−シンナミル−3−
(3−ピリジルメチル)−2−イミダゾリジノンを得る
収率65%。
(シュウ酸塩) M、P、   105〜115℃(分解)(イソプロパ
ノ−ルーイソプロビルエーテルから再結晶) 実施例70 (1)N−(4−ピリジルメチル)−エチレンジアミン
を実施例96−(1)と同様に処理することにより、1
−(4−ピリジルメチル)−2−イミダゾリジノンを得
る。
M、P、   153〜155℃ (イソプロパノ−ルーイソプロビルエーテルから再結晶
) (2)本品及び塩化シンナミル(トランス体)を実施例
1− (3)と同様に処理することにより(E)−1−
シンナミル−3−(4−ピリジルメチル)−2−イミダ
ゾリジノンを得る。
収率69.8% 塩酸塩: M、P、150〜152℃ (イソプロパノ−ルーイソプロビルエーテルから再結晶
) 実施例71 (1)フェニルアセチレン11.2gのテトラヒドロフ
ラン溶液に冷却下n−ブチルリチウムの1.6M−ヘキ
サン溶M78.8−を滴下する。
次いで10〜20℃で1−プロモー4−(2−テトラヒ
ドロピラニルオキシ)ブタン26.3gのへキサメチル
ホスホラミド溶液を滴下する。同温度で撹拌後、反応液
を氷水に注ぎヘキサンで抽出する。有機層を水洗、乾j
ス後溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトで
精製することにより、l−フェニル−〇−(2−テトラ
ヒドロピラニルオキシ)−1−ヘキシン16 、 5 
g ヲ油状物として得る。
(2)本品10.8g及びリチウムアルミニウムヒドリ
ド3.35gのテトラヒドロフラン−ジグライム溶液を
加熱し、内温が120℃になるまでテ!・ラヒドロフラ
ンを留去する。同温で1時間加熱還流後、氷冷し、氷を
加えて酢酸エチルで抽出する。有機層を洗浄、乾燥後、
溶媒を留去し、残渣をメタノールに溶解する。パラトル
エンスルホン酸1.1gを加えて1時間撹拌後、トリエ
チルアミンを加えてメタノールを留去する。残渣をシリ
カゲルカラムクロマトで精製することにより(E)−6
−フェニル−5−ヘキセン−1−オール6.47gを油
状物として得る。
(3)本品4.4gをピリジンにとかし、p−トルエン
スルホニルクロリド7.1 gunえる。
冷却下攪拌後、水を加えて更に攪拌し、エーテルを加え
る。混合物を洗浄後、有機層を乾燥し、減圧下に溶媒を
留去する。残渣をシリカゲルカラムクロマトで精製する
ことにより、(E)−1−フェニル−6−p−)ルエン
スルホニルオキシー1ヘキセン5.8gを油状物として
得る。
MS (m/a)  : 330 (M” )(4)本
品及び1−(4−ピリジル)−2−イミダゾリジノンを
製造例1−(3)と同様に処理することにより、(E)
−1−(6−フェニル−5ヘキセニル)−3−(4−ピ
リジル)−2−イミダゾリジノンを得る。収率:64.
2%M、9.105〜107℃(イソプロピルエーテル
から再結晶)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (但し、Rは低級アルキル基及び低級アルコキシ基から
    選ばれる置換基を有していてもよいピリジル基またはピ
    リミジニル基、環Aはハロゲン原子、低級アルキル基、
    低級アルコキシ基及びトリハロゲノ低級アルキル基から
    選ばれる置換基を有していてもよいフェニル基、Qはメ
    チレン基又は単結合、mは1〜4、nは0、1又は2を
    表す。)で示されるイミダゾリジノン誘導体又はその薬
    理的に許容しうる酸付加塩を有効成分としてなる脳代謝
    賦活剤。 2、Rがピリジル基、低級アルキル−ピリジル基又はピ
    リミジニル基、Qが単結合である請求項1記載の脳代謝
    賦活剤。 3、Rがピリジル基、メチルピリジル基又はピリミジニ
    ル基、環Aがフェニル基、クロロフェニル基、メチルフ
    ェニル基、メトキシフェニル基又はトリフルオロメチル
    フェニル基である請求項2記載の脳代謝賦活剤。 4、Rが3−ピリジル基、4−ピリジル基、6−メチル
    −2−ピリジル基又は2−ピリミジニル基、環Aがフェ
    ニル基、2−クロロフェニル基、3−クロロフェニル基
    、4−クロロフェニル基、2−メチルフェニル基、3−
    メチルフェニル基、2−メトキシフェニル基、3−メト
    キシフェニル基、2−トリフルオロメチルフェニル基又
    は3−トリフルオロメチルフェニル基である請求項3記
    載の脳代謝賦活剤。 5、環Aがフェニル基、2−クロロフェニル基、3−ク
    ロロフェニル基、4−クロロフェニル基又は3−メチル
    フェニル基、nが1である請求項4記載の脳代謝賦活剤
    。 6、Rが3−ピリジル基又は4−ピリジル基、環Aがフ
    ェニル基、nが0である請求項4記載の脳代謝賦活剤。 7、Rが4−ピリジル基、環Aがフェニル基、nが2で
    ある請求項4記載の脳代謝賦活剤。 8、(E)−1−シンナミル−3−(3−ピリジル)−
    2−イミダゾリジノン又はその薬理的に許容しうる酸付
    加塩を有効成分としてなる脳代謝賦活剤。 9、(E)−1−シンナミル−3−(6−メチル−2−
    ピリジル)−2−イミダゾリジノン又はその薬理的に許
    容しうる酸付加塩を有効成分としてなる脳代謝賦活剤。 10、老人性痴呆、自発性低下、意欲低下、思考遅滞、
    注意力低下、しびれ感、易疲労性、情緒障害及び/又は
    言語障害の治療・予防剤である請求項1〜9記載の脳代
    謝賦活剤。 11、痴呆症及び/又は記憶障害の治療・予防剤である
    請求項1〜9記載の脳代謝賦活剤。 12、うつ病の治療・予防剤である請求項1〜9記載の
    脳代謝賦活剤。
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