JP2002543471A - エッジ・フラグメントのタグ付けを使用してエッジ配置歪みを補正するサブミクロンic設計のための改善された方法および装置 - Google Patents

エッジ・フラグメントのタグ付けを使用してエッジ配置歪みを補正するサブミクロンic設計のための改善された方法および装置

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、サブミクロン集積回路を設計するための改善された方法および装置を有利に提供する。集積回路(IC)設計にタグ識別名が提供される。タグ識別名は、隣接する形状の近接によるエッジ配置歪みを有するIC設計において、エッジ・フラグメントの特性を定義したものである。タグ識別名によって定義された特性をエッジ・フラグメントが有する場合、そのエッジ・フラグメントにタグが付けられる。タグを有する各エッジ・フラグメントに対して任意の補助形状が導入される。タグを有するエッジ・フラグメントおよび対応する補助形状に対して、モデルベース光学補正およびプロセス補正(OPC)が実行される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の分野) 本発明は、集積回路(IC)設計の分野に関する。より詳細には、本発明は、
ディープ・サブミクロンのICを設計する技術分野に関する。
【0002】 (発明の背景) 集積回路(IC)が出現して以来、回路部品は益々小型化されている。ICは
、極めて小さいパッケージ中にパッケージされた数百万個の部品を含む。より小
型の集積化という新しい世代毎に、より多くの機能、つまりより多くの価値をI
Cから引き出すことができるが、高度に集積化されたこれらのICを確実に製造
するには、極めて重要な設計的挑戦が必要である。
【0003】 様々なIC製造プロセスについては、当分野の技術者には周知のことであろう
。例えば、殆どのICはシリコン・ウェハを有しており、トランジスタは、露光
および化学処理を繰返し適用することによって、一度に1層ずつシリコン中に生
成される。典型的なプロセスの単一繰返しは、通常、ウェハ上に酸化物層を成長
させることから始まり、次に、「フォトレジスト」または「レジスト」と呼ばれ
る感光性材料層が上記酸化物に載せられる。光源が、レチクルを通してレジスト
材上に画像を投射させるか、あるいは、コンタクト・マスク中の開口部を通して
光を当てるかのいずれかによってレジスト領域を露光する。以下、「マスク」と
いう用語を用いて、総称的にコンタクト・マスクすなわちレチクルを意味するも
のとする。
【0004】 化学処理によって、露光されたレジスト材がエッチングにより除去され、後に
レイアウトが残される。あるいは、露光されたレジスト材が硬化され、露光され
ていないレジスト材がエッチングにより除去されて、後にレイアウトを残す。別
の化学処理によって、レイアウトがレジスト材から酸化物層へ移され、その下に
あるシリコンを保護するための酸化物バリアが生成される。次に、保護されない
シリコンが、電子拡散すなわち注入など任意の様々な方法で処理され、例えば、
p型あるいはn型トランジスタ領域が生成される。
【0005】 酸化物の残りが除去され、次の層を開始するための新しい層が生成される。典
型的なICの場合、トランジスタ、コンタクト・パッド、伝送パス等を生成する
ために、露光および化学処理を16回から24回繰り返さなけれなばらない。
【0006】 製造のための挑戦は、臨界寸法(IC設計における様々な領域の様々な種類の
形状のエッジ間の最小距離)が、レジストを露光するために使用する光源の波長
に近づくか、あるいは波長を下回る場合も生じる傾向がある。通常、ディープ・
サブミクロンの範囲では、臨界寸法が光の波長に近いか、あるいは光の波長を下
回り、光近接歪みおよび化学処理の変動を含むいくつかの要因のため、製造信頼
性(歩留り率)が悪くなる。典型的な問題としては、局部パターン密度およびト
ポロジーによって決まる線端プルバックおよび線幅変化などがある。
【0007】 図1Aは、IC設計の1つの層に出現し得る、簡単な形状の例を示したもので
ある。設計用マスクの白い領域は光を通過させることができ、斜線領域を露光さ
れない状態として残す。図1Bは、ディープ・サブミクロンの臨界寸法(CD)
を有するシリコンの設計結果を示したものである。レジストを適切に露光するた
めの光が十分にマスクを通過していない箇所が多数存在し、形状を重複させてい
る。ディープ・サブミクロンICでは、特定のポイントで形状が重複するかしな
いかは、形状間の距離には全く無関係である。例えば、間隙110Aおよび間隙
120Aは、同一の幅CDを有している。しかし図1Bでは、対応する間隙11
0Bは重複していないが、対応する間隙120Bは重複している。マスク内にお
ける2つの間隙の幅が同一であっても、間隙120Bに近いエッジ付近ではエッ
ジ強度勾配が変化し、そのためにレジストに到達する光の強度が弱くなり、化学
処理を変動させている。図1Bに示すような近接歪みは、接続性の遮断や短絡に
よる動作速度の低下、あるいは動作の全面的な阻止の原因になることがある。
【0008】 当分野の技術者は、一般的に、設計におけるエッジの相対近接による製造歪み
を補償するための集積回路(IC)の設計変更を意味する光近接補正(optical p
roximity correction)、すなわちOPCという用語については周知のことであろ
う。しかし、本明細書において使用されているように、OPCは、エッジの相対
近接に基づくだけではなく、レジスト・エッチングおよび酸化物エッチングなど
の化学処理時にもたらされる歪みに基づく設計変更をも意味している。したがっ
て、本明細書において使用されているように、OPCは、光学補正およびプロセ
ス補正を意味し、かつ、露光から化学処理を通しての製造性を改善するためにな
される設計変更を含んでいる。
【0009】 IC設計の複雑化に伴い、手作業によるOPC(試行錯誤を通して、手作業で
補正値を入力する)は益々時間がかかり、費用有効性が益々小さくなっている。
ソフトウェアのモデル化、すなわちシミュレーションは、本明細書においてモデ
ルベースOPCと呼ばれている自動OPCの一形態の基本である。モデルベース
OPCでは製造歪みを予測し、エッジ・フラグメント(edge fragment)に操作す
ることによって設計段階で補償することができる。図2Aは、図1Aの設計に基
づいて補償された設計を示したものである。
【0010】 モデルベースOPCは、極めて計算集中型である。エッジ毎に、すなわちエッ
ジのフラグメント毎に、シミュレーションによってエッジ配置誤差が計算される
。誤差を補償するために、エッジ配置誤差に基づいて試行的にエッジ・フラグメ
ントを張り出させ、あるいは凹ませることができる。シミュレーションおよび調
整は、エッジ配置誤差が許容範囲内になるまで、エッジ・フラグメント毎に数回
繰り返さなければならない。図2Bは、補償されたマスクに基づくシリコンの設
計を示したものである。
【0011】 他の自動手法は、本明細書においてルール・ベースOPCと呼ばれている手法
である。ルール・ベース手法によれば、特定の形状が出現したときは、所定の修
正が必ず導入される。例えば、直角凸毎に、コーナ・エッジ・フラグメントを所
定距離だけ押し出すのに基本的に必要な「セリフ」を付加することができる。
【0012】 しかし、ルール・ベースOPCは、所定の変化を用いて特定の形状を変更する
ことにより製造設計の品質が改善される、という仮定の上に成り立っている。こ
の仮定は必ずしも真実ではない。例えば、図2Aにおいて、すべての直角凸エッ
ジ・フラグメントが押し出されているわけではなく、また、押し出されている直
角凸エッジ・フラグメントにおいても、すべて同一距離だけ押し出されているわ
けではない。
【0013】 図3Aは、光源の波長に近い、あるいは光源の波長未満の臨界寸法(CD)で
の製造において、しばしば歪みを生じる他の種類のIC設計形状を示したもので
ある。密にパックされたエッジは、エッジの強度勾配を変化させ、そのためにエ
ッジ配置が歪む。形状310Aは、密にパックされた領域から孤立した領域に延
長している。図3Bは、結果を示したものである。形状310Bの、延びた部分
に見られるような線幅の変化は、重大な問題を引き起こすことがある。
【0014】 Chenらに発行された米国特許第5,242,770号に考察されているよ
うに、レベリング・バーと呼ばれる補助形状を使用することによって線幅変化を
小さくすることができる。図4は、1組のレベリング・バー410を示したもの
である。レベリング・バーの幅Wは、形状としての幅が狭すぎるため、レベリン
グ・バーがレジスト中に再生されることはない。しかし、上記第‘770号特許
によれば、歪みが生じる形状の両側に、所定の間隔Dだけ隔てられたレベリング
・バーは、エッジ配置歪みを低減するはずである。その場合、ルール・ベース手
法を用いて、形状310Aのような形状の両側の所定距離Dの位置にレベリング
・バーを自動的に配置することができる。
【0015】 モデルベースOPCは、通常ルール・ベースOPCよりはるかに遅いが、極め
て正確であり、優れた歩留り率をもたらしている。ルール・ベースOPCは、モ
デルベースOPCほどには計算集中型でないため、モデルベースOPCより速度
が速い。その場合ルール・ベースOPCを使用するか、あるいはモデルベースO
PCを使用するかは、速度と精度の兼ね合いの問題である。
【0016】 したがって、ルール・ベースOPCおよびモデルベースOPCを、効率的な方
法で形状レベルで選択的に使用することができれば望ましいであろう。
【0017】 (発明の概要) 本発明は、サブミクロン集積回路を設計するための改善された方法および装置
を提供する。集積回路(IC)設計にタグ識別名が与えられる。タグ識別名は、
隣接する形状の近接によるエッジ配置歪みを有するIC設計において、エッジ・
フラグメントの特性を定義したものである。タグ識別名によって定義された特性
をエッジ・フラグメントが有する場合、そのエッジ・フラグメントにタグが付け
られる。タグを有する各エッジ・フラグメントに任意の補助形状が導入される。
タグを有するエッジ・フラグメントおよび対応する補助形状に対して、モデルベ
ースの光学補正およびプロセス補正(OPC)が実行される。
【0018】 本発明の例を添付の図面に示すが、添付の図面は、本発明の範囲を制限するも
のではない。図面中の同一参照符号は、類似の構成要素を表している。
【0019】 (詳細な説明) 本発明を十分に理解するために、以下の詳細説明の中で多数の特定の詳細が説
明されているが、本発明は、これらの特定の説明がなくても実施できること、示
されている実施形態に制限されないこと、および様々な代替実施形態の中で実施
できることについては、当分野の技術者には理解されよう。その他の実例では、
良く知られている方法、手順、構成要素および回路については、詳細に記述され
ていない。
【0020】 説明されている部品は、当分野の技術者にその働きの本質を伝えるために、当
分野の技術者に普通に使用されている用語を用いて表されている。また、説明さ
れている部品は、プログラム命令の実行を通して実行されるオペレーションの観
点から表されている。当分野の技術者には良く理解されるように、これらのオペ
レーションは、記憶、転送および結合することができ、あるいは、例えば電気部
品を介して操作することができる電気信号、磁気信号あるいは光信号の形を取る
ことが多い。
【0021】 様々なオペレーションが、本発明の理解に役立つ形で順次実行される多重分散
ステップとして記述されているが、記述されている順序を、その順序でこれらの
オペレーションが必ず実行される、すなわち順序依存型であることを暗に含むも
のと解釈してはならない。最後に、繰り返し使用されている「一実施形態では」
という語句は、同一の実施形態の場合もあるが、必ずしも同一の実施形態を指す
ものではない。
【0022】 本発明は、集積回路(IC)レイアウトを設計するための改善された方法およ
び装置を提供する。レイアウトは、エッジ・フラグメントの多角形から構成され
ている。特定の特性を有するエッジ・フラグメントを識別し、タグ付けすること
ができる。例えば、線端を形成するエッジ・フラグメント、あるいは凸コーナを
形成するエッジ・フラグメントなど、特に関心のある、すなわち懸念のあるすべ
てのエッジ・フラグメントにタグを付けることができる。いくつかの実施形態で
は、このタグ付けにより、タグを有するエッジ・フラグメントを様々な方法で制
御することができる。例えば、ユーザは、タグを有するエッジ・フラグメントに
様々な種類の光学補正およびプロセス補正(OPC)を適用することができる。
あるいは、ICレイアウト内のどのエッジに特定タグを有するかを観察すること
ができる。また、他のツールが利用できるように、タグを保管することもできる
【0023】 本発明を使用することにより、通常のモデルベースOPCあるいはルール・ベ
ースOPCに対して、特定の有利な性能を実現することができる。モデルベース
OPCは高水準の精度を提供し、優れた歩留り率に貢献しているが、速度が遅く
なりがちである。一方、ルール・ベースOPCは速度は速いが、精度に劣ること
がしばしばである。本発明によれば、有利な性能を実現することができる。例え
ば、タグを有するエッジ・フラグメントのみにOPCを選択的に適用することに
より、時間を著しく節約することが可能である。タグを有するエッジ・フラグメ
ントの種類に応じて、また、各エッジ・フラグメントに適用されるOPCの種類
に応じて、通常のモデルベースOPCと比較した場合の精度の低下を極めて小さ
くすることができ、あるいは同じ精度を維持することができる。他の実施形態で
は、線端エッジ・フラグメント用ハンマーヘッドモデルまたは密−孤立エッジ用
補助形状モデルなど、タグが付けられる特定の種類のエッジ・フラグメントのた
めの個別化モデルすなわち最適化モデルを利用することにより、速度および精度
を改善することができる。さらに他の実施形態では、ルール・ベースとモデルベ
ースを組み合わせた手法を用いることもできる。例えば、ルール・ベース手法を
まず試行し、必要に応じてのみモデルベース手法を使用することができる。本発
明のその他の利点およびアプリケーションについては、以下の特定実施形態の説
明および例から理解されよう。
【0024】 図5は、本発明の一実施形態の環境を示したものである。電子設計自動化(E
DA)ツール510は、タグ付け前置プロセッサ530およびタグ付けルーチン
550を含んでいる。タグ付け前置プロセッサ530は、以下で考察するように
、タグ付けに備えてICデータを均一化し、フラグメント化する。同じく以下で
考察するように、タグ付けルーチン550は、フラグメント化されたICデータ
に対して、1つまたは複数のタグ付けスクリプト580を実行する。
【0025】 図6は、図5に示すEDAツール510によって実行されるプロセスの一実施
形態の総合的な流れを示したものである。ステップ610で、EDAツール51
0は、ICデータ520を受け取る。ICデータ520は、GDSII(図形設
計システムII)フォーマットを含むいくつかのフォーマットのうちのいずれか
の形を取ることができる。図5に示すように、ICデータ520は、POLY1
などの多角形を含んでいる。各多角形は、1組の二次元頂点によって決められる
。各頂点対の間には、閉多角形を形成するための線分が含まれている。また、I
Cデータ520は、PATH1に示すような、多角形に対する様々な省略表現形
式が含まれている。各パスは、1組の二次元頂点と幅Wとによって決まる。幅W
の多角形が各頂点対の間の線分に沿って含まれている。その他の省略表現形式は
、例えば中心点と半径とによって決まる円、例えば線幅と向きによって決まるハ
ッチング領域等を含むことができる。
【0026】 図7にスキップすると、ここにIC設計データ520に持たせることができる
いくつかの形状が示されている。図示されている実施形態の場合、ICデータ5
20は、単層形状である層0からなる。代替実施形態では、ICデータが多数の
層を含むことができることは、当分野の技術者には認識されよう。省略表現形式
を用いて、パス701から706、および/またはコンタクト・パッド720を
区画することができる。
【0027】 図6に戻り、ステップ620で、タグ付け前置プロセッサ530はICデータ
520を予備処理し、フラグメント化されたICデータ540が生成される。任
意の数の技法を用いて予備処理ができるが、基本的には2つのステップが必要で
ある。第1のステップは、すべての形状を閉多角形すなわちループに変換するこ
とによってデータを均一化するステップである。つまり、すべての省略表現形式
が多角形表現形式に置換される。例えば、1つのパスが幅Wの頂点のストリング
からパスの輪郭を画く長く、かつ、狭い多角形を区画する1組の頂点へ変換され
る。
【0028】 第2の予備処理ステップは、フラグメント化ステップである。フラグメント化
には、エッジのより小さい部分、すなわちエッジ・フラグメントを生成するため
に、追加頂点を挿入することを含む。通常、頂点を追加すべき場所は、使用ルー
ルによって決められる。例えば、頂点は一般的に、頂点間の距離が最大エッジ・
フラグメント長以下になるように追加される。また、特定の種類の頂点の近傍に
頂点を追加することもできる。例えば、コーナ頂点の近傍に頂点を追加して、2
つの短いエッジ・フラグメントでコーナを構成することができる。
【0029】 より多くの頂点を追加するほど、より正確なエッジ配置補正を実行することが
できるが、より多くのOPC計算を実行しなければならない。つまり、エッジ・
フラグメントの細分性が増加すると、OPCの潜在的精度が向上する代わりに速
度が低下する。密にされた領域は、まばらな領域より、より複雑なエッジ配置補
正を必要とし、したがって、まばらな領域より、密な領域に対して、より多くの
頂点を追加しなければならない。
【0030】 次に図8を参照すると、フラグメント化された形状が示されている。図に示さ
れている実施形態では、コーナ頂点の両側に、特定の距離だけ隔てて頂点が追加
されている。また、すべてのエッジ・フラグメントが最大エッジ・フラグメント
長以下になるように、エッジに沿って一定の間隔で頂点が追加されている。ルー
プ835は、形状の周囲を区画しているため、正ループと呼ぶことができ、また
、ループ840は、形状内に開口部を区画しているため、負ループと呼ぶことが
できる。
【0031】 もう一度図6に戻ると、総合的な流れには、さらに、タグ付けスクリプト58
0を受け取るステップ630、タグ付けスクリプト580に従ってエッジ・フラ
グメントにタグを付けるステップ640、タグを有するエッジ・フラグメントに
対して、タグ付けスクリプト580に従って機能を実行するステップ650、お
よび、修正ICデータ560を出力するステップ660が含まれている。タグ付
けルーチン550によって実行される、タグ付けステップ640および機能実行
ステップ650の一実施形態について、図9に照らしてさらに詳細に考察する。
修正ICデータ560は様々な形を取ることができ、様々な目的に使用される。
図示されている実施形態の場合、以下で考察するように、修正ICデータ560
は、OPC補償ICデータ565およびいくつかの追加層からなる継続タグ57
0を含んでいる。
【0032】 図9は、図6のステップ640および650の一実施形態をさらに詳細に示し
たものである。ステップ910で、タグ付けルーチン550は、タグ付けスクリ
プト580から第1のタグ識別名を検索する。タグ識別名は、エッジ・フラグメ
ントに対する1組の特性を定義したもので、例えば、垂直エッジ・フラグメント
、水平エッジ・フラグメント、特定の長さを有するエッジ・フラグメント、すべ
てのエッジ・フラグメント、特定層上のすべてのエッジ・フラグメント、および
特定角度のエッジ・フラグメント等のタグ識別名がある。また、タグ識別名は、
周囲のエッジ・フラグメントとの関係に基づいてエッジ・フラグメントを定義す
ることもできる。例えば、凸コーナ、凹コーナあるいは線端を形成するエッジ・
フラグメント、コーナまたは線端エッジ・フラグメントに隣接するエッジ・フラ
グメント、他のエッジ・フラグメントと共に特定の角度を形成するエッジ・フラ
グメント、一連のユーザ定義によるエッジ・フラグメント長、コーナ角度および
/または間隔におけるエッジ・フラグメント、1つまたは複数の特定種類のエッ
ジ・フラグメントを含む正ループまたは負ループを包含するエッジ・フラグメン
ト、および、特定の領域を有する正ループまたは負ループを包含するエッジ・フ
ラグメント等に対するタグ識別名がある。さらに、タグ識別名は、特定のエッジ
配置誤差を有するエッジ・フラグメントを定義することもできる。実際に、あら
ゆる特性をタグ識別名にすることができる。その場合、タグ識別名を作成するこ
とにより、特に関心のある、すなわち懸念のある事実上すべての種類のエッジ・
フラグメントを定義することができる。
【0033】 ステップ920で、フラグメント化ICデータからエッジ・フラグメントが検
索され、ステップ925で、エッジ・フラグメントが、タグ識別名によって定義
された特性と比較される。タグ識別名によって定義された特性をエッジ・フラグ
メントが有している場合、ステップ930で、その特性に応じてエッジ・フラグ
メントにタグが付けられる。一実施形態では、タグを有するエッジ・フラグメン
トを、タグ識別名に従ってラベル付けされたエッジ・フラグメントとして考える
ことができる。例えば、コーナ・タグ識別名を用いてタグ付けされているエッジ
・フラグメントの各々は、コーナ・エッジ・フラグメントとして本質的にラベル
付けされている。
【0034】 ステップ940で、タグ付けルーチン550は、タグ識別名と比較するエッジ
・フラグメントが他に存在しているかどうかチェックする。エッジ・フラグメン
トがさらに存在している場合、ステップ950で次のエッジ・フラグメントが検
索され、プロセスは、ループのステップ925に戻る。タグ識別名と比較するエ
ッジ・フラグメントがフラグメント化ICデータ中に存在しない場合は、タグ付
けルーチン550はステップ960で、タグを有するエッジ・フラグメントに対
して、もしあればタグ付けスクリプトによって定義された機能を実行する。
【0035】 機能には、タグを有する1組のエッジ・フラグメントに対して、ルール・ベー
スOPCまたはモデルベースOPC、あるいはその組合せを実行する機能を持た
せることができる。その他の機能には、タグを有する1組のエッジ・フラグメン
トと、予めタグが付けられている他の1組のエッジ・フラグメントとを組み合わ
せて、新しいタグ付きエッジ・フラグメントの組を決める機能が含まれている。
例えば、凸コーナ・タグ識別名のタグを有する1組のエッジ・フラグメントを、
隣接凸コーナタグ識別名のタグを有する1組のエッジ・フラグメントに追加する
ことができる。他の例としては、1組のすべてのエッジ・フラグメントから水平
エッジ・フラグメントを除去して、1組の非水平エッジ・フラグメントを新しく
生成することができる。
【0036】 別法としては、ステップ960において、タグを有するエッジ・フラグメント
に何等機能を実行させないことも可能である。つまり、どの様に使用するかは別
として、単に将来用としてエッジ・フラグメントにタグを付けることができる。
【0037】 図9のステップ970において、タグ識別名がタグ付けスクリプト中にさらに
存在する場合、次のタグ識別名がステップ980で検索され、プロセスは、ルー
プのステップ920に戻る。エッジ・フラグメントは、複数のタグ識別名に従っ
てタグ付けすることができる。例えば、あるエッジ・フラグメントに対して、線
端の一部であり、かつ、水平であるものとしてタグ付けすることができる。タグ
識別名が存在しない場合、プロセスは終了する。
【0038】 他の実施形態では、図9に示すプロセスは、一度にICレイアウトの一つのウ
ィンドウで操作する。つまり、次のタグ識別名に移行する前に、フラグメント化
ICデータ中のすべてのエッジ・フラグメントにタグ識別名を適用するのではな
く、ICデータはウィンドウすなわち格子に分割される。次のウィンドウに移行
する前に、すべてのタグ識別名が、ウィンドウ内のすべてのエッジ・フラグメン
トに適用される。
【0039】 任意の数の追加手法を用いて、タグ識別名をエッジ・フラグメントに適用する
ことができる。例えば、エッジ・フラグメントを選択することからプロセスを開
始し、次のエッジ・フラグメントに移行する前に、すべてのタグ識別名をそのエ
ッジ・フラグメントに適用することができる。
【0040】 図7および図10から12は、本発明の実施例を示したものである。既に考察
したように、図7は、IC設計データ520に持たせることができるいくつかの
形状を示している。ICの製造に使用される光源の波長に近い臨界寸法(IC設
計における様々な領域の様々な種類の形状のエッジ間の最小距離)を有するIC
設計では、隣接するエッジの近接により、製造されるICのエッジ配置が歪むこ
とがある。図10は、光源の波長に近い臨界寸法、または光源の波長未満の臨界
寸法を有する図7のIC設計に基づいて製造されたICの一実施形態を示したも
のである。パス701から705は、最小許容間隔0.3μmで分離されており
、したがって、密にパックされていると言える。密にパックされた領域から孤立
した領域に延び出ているパス1003は、間隔が密の領域では細く、孤立した領
域では太くなっている。同様に、一方のエッジが沿って密にパックされ、かつ、
他方のエッジが隔離されているパス1001および1005は、パス1002お
よび1004より太くなっている。
【0041】 図7の隔離されたパス706も、歪んだICを製造することになる。図10に
おいて、対応する隔離パス1006は、意図したよりも太く、かつ、短くなって
いる。つまり、隔離されたエッジのため、意図した線幅より太くなっているばか
りでなく、パス1006の端部は、意図したパスの終わりに達していない。これ
は線端プルバックと呼ばれ、接続性が遮断されることになる。パス1006はパ
ス1003の先端部分と同様、エッジ・フラグメントが隔離されているため、太
くなっている。
【0042】 形状720は、いくつかのコンタクト・パッドを含んでいる。コンタクト・パ
ッド720群の外側エッジは隔離されており、その近傍に存在するエッジはない
が、内部エッジのいくつかはその間隔が密であり、直ぐ近傍にいくつかのエッジ
が存在している。パス701から706の場合と同様、コンタクト・パッド72
0内の隣接するエッジの近接によりエッジ強度勾配が変化し、エッジ配置が歪む
ことになる。図10では、IC設計におけるエッジが極めて接近し、隣接パッド
のエッジが3つ以上ある部分で、コンタクト・パッド1020が重複している。
【0043】 形状730は、頂点が5個の多角形735と頂点が4個の多角形740との実
際に2つの多角形である。ここでも、形状730内の近接したエッジ、特にコー
ナ付近、特に多角形735が多角形740に近接する部分のエッジ配置を歪ませ
ることになる。図10では、形状1030は、多角形735が多角形740に近
接している部分で接続性が遮断されている。
【0044】 ユーザは、設計全体にモデルベースOPCまたはルール・ベースOPCを適用
する代わりに、1つまたは複数のタグ付けスクリプトをIC設計に適用して、補
正の必要が有ると思われるエッジ・フラグメントを選択的に識別することができ
る。図11は、図7に示すいくつかの形状に適用することができるタグ付けスク
リプトの一部を示したものである。タグ付けスクリプトは、必要なエッジ・フラ
グメントにのみタグが付けられるまで、タグ識別名を用いて、タグを有する1組
のエッジ・フラグメントを絞っている。例えば、パス703のエッジ配置歪みに
対して、IC設計におけるすべてのエッジ・フラグメントに対してOPCを実行
する必要はない。代わりに、他のパスを越えて延長しているパス703の垂直エ
ッジ・フラグメントに対して、OPCを選択的に実行することができる。
【0045】 図11において、まず、IC設計は、それまでに作成されたすべてのタグが消
去され、次に、新しいタグ「pathFrag」が作成される。図に示す実施形
態では、パス幅Wは0.25μmであり、パス701から705間の最小間隔は
0.3μmである。したがって、内側エッジの間が0.25μmの間隔で分離さ
れたすべてのエッジ・フラグメントは、パスエッジ・フラグメントである、と仮
定しても差し支えないと思われる。この仮定に基づいて、ライン1112で、パ
ス701から706のすべての垂直エッジ・フラグメントが識別され、タグが付
けられる。
【0046】 パスの残りのエッジ・フラグメントにタグを付けるために、ライン1113で
、予めpathFragのタグを有するエッジ・フラグメントを含むすべてのル
ープ内のすべてのエッジ・フラグメントにタグが付けられる。したがって、ライ
ン1113で、パス701から706を包含するすべてのエッジ・フラグメント
に、「path」のタグが付けられる。
【0047】 パス703に焦点を絞るための次のステップは、パス706を除外することで
ある。パス706は隔離されている。パス706とその周辺のエッジ・フラグメ
ントとの間隔は、最小間隔より大きくなっている。したがって、ライン1114
で、予め「path」のタグが付けられ、かつ、最大0.4μmの間隔で外側エ
ッジ間が分離されているエッジ・フラグメントのみに、「densePathE
dge」(密パスエッジ)のタグが付けられる。パス706は0.4μmを超え
て分離されているためこのステップはパス706を除外する。
【0048】 ライン1114では、パス701から706の密にパックされた垂直エッジ・
フラグメントしかタグ付けされないため、ライン1115で、予め「dense
PathEdge」のタグを有するエッジ・フラグメントを含むすべてのループ
内のすべてのエッジ・フラグメントにマークを付けることによって、パス701
から705を包含するすべてのエッジ・フラグメントに、「densePath
」(密パス)のタグが付けられる。
【0049】 ライン1116で、パス701から705の線端エッジ・フラグメントが除外
され、垂直エッジ・フラグメントのみが残される。これらの垂直エッジ・フラグ
メントに、「densePathNoEnds」(密パス端無し)のタグが付け
られる。ライン1117で、予めdensePathNoEndsのタグが付け
られ、かつ、最も近くにあるエッジ・フラグメントから1.0μmを超えて分離
されているエッジ・フラグメントのみにタグを付けることによって、パス701
から705の密にパックされた垂直エッジ・フラグメントが除外される。この場
合、パス701および705の外側エッジと、パス703の孤立された垂直エッ
ジのみに、「isoFragOnDensePath」のタグが付けられる。
【0050】 ライン1118では、予めisoFragOnDensePathのタグが付
けられ、かつ、最も近くにある外側エッジまで、内側から1.0μmを超えて分
離されているエッジ・フラグメントのみにタグを付けることによって、パス70
1および705の外側エッジが除外される。例えば、isoFragOnDen
sePathのタグが付けられているパス701のエッジ・フラグメントは、パ
ス701の左側エッジである。パス701の左側エッジの内側からの測定は、パ
ス702に向かって右側への測定を意味している。この場合、最も近くの外側エ
ッジは、パス702の左側エッジである。パス701の左側エッジとパス702
の左側エッジとの間の距離は、1.0μm未満である。パス705についても同
様である。したがって、残される、「isoDenseFrag」(隔離密フラ
グ)のタグを有するエッジ・フラグメントは、他のパスを越えて延長しているパ
ス703の垂直エッジ・フラグメントのみである。
【0051】 ライン1119および1120では、隔離−密パス用に最適化されたモデルが
、該当するエッジ断面に選択的に適用される。モデルはIC設計をシミュレート
し、タグを有するエッジ・フラグメントに対してのみ、エッジ配置誤差を計算す
ることができる。エッジ配置誤差が大き過ぎる場合、モデルは、タグを有する各
エッジ・フラグメントに対して、エッジ配置誤差が許容範囲内になるまでエッジ
・フラグメントを張り出させ、あるいは凹ませることができる。
【0052】 別法としては、最適化モデルを用いて、補助形状などの任意の形状、任意のサ
イズ、および、タグを有する各エッジ・フラグメントから任意の距離のダミー形
状を導入することができる。例えば、一実施形態では、ダミー形状は、ユーザ定
義の任意の長さ、幅および距離を有するユーザ定義長方形である。次に、モデル
ベースOPCを用いて、タグを有するそれぞれのエッジ・フラグメントから、ダ
ミー形状に対する許容可能な長さ、幅および距離を決定し、それによりエッジ配
置誤差を小さくして許容範囲内に収めることができる。
【0053】 例えば、補助形状1210の一実施形態を図12に示す。既に考察した米国特
許第5,242,770号に記載されているレベリング・バーとは異なり、補助
形状は、ルール・ベース手法におけるような、パスから所定の距離に単純に位置
付けされるものではない。代わりに、補助形状を位置付けする必要のあるエッジ
・フラグメントに対してのみ、モデルベースOPCが選択的に適用され、シミュ
レーションの結果に基づいて補助形状の幅が決定される。補正する線幅の変化に
対して、モデルを最適化することができる。例えば、汎用モデルベースOPC手
法の場合におけるような、エッジ・フラグメントを張り出させ、あるいは凹ませ
る第1の試行に代わって、線幅変化に対して最適化されたモデルにより、補助形
状を直接処理することができる。より複雑なIC設計では、補助形状の距離およ
び幅は、隣接するエッジに応じて、エッジ・フラグメント毎に変化する。
【0054】 図11に戻る。タグ付けスクリプトのライン1111から1120は、殆どす
べての種類のエッジ・フラグメントを、IC設計において隔離することができる
ことを立証している。当然、その多くははるかに直接的であるが、任意の数の手
法をタグ付けスクリプトに取り入れ、パス703の該当するエッジ・フラグメン
トを隔離することができる。さらに、構文の様々な個所を変更し、タグ付けスク
リプトの1つまたは複数のラインを組み合わせることができる。
【0055】 タグ付けスクリプトのライン1121から1124において、パス706の端
部のエッジ・フラグメントが隔離され、最適化モデルが適用されて、図12に示
すようなハンマーヘッド1220および1230が追加される。例えば、最適化
ハンマーヘッドモデルにはルール・ベース手法を用いることができ、線端エッジ
・フラグメントを特定の量だけ単純にバイアスすることができる。より正確なモ
デルの場合、エッジ配置誤差を計算し、モデルベースOPCを適用する必要があ
るか否かを決定することもできる。ハンマーヘッドは、線の長さを意図した長さ
に近づけるために、線端プルバックを補償することを意図したものである。
【0056】 同様のタグ付けスクリプトを作成し、パス701、705および706の隔離
エッジに、OPCを選択的に適用することもできる。図12に示すように、モデ
ルベースOPCを用いることにより、補助形状1215および1225が得られ
る。また、隔離されていない、かつ、密にパックされていないエッジ・フラグメ
ントに補助形状を適用することもできる。例えば、より複雑なIC設計では、密
にパックされていない場合でも、隣接するエッジ配置と干渉するのに十分な近さ
に形状が接近することがある。
【0057】 同様に、コンタクト・パッド720および形状730内の、補正の必要が有る
と思われるエッジ・フラグメントのみに、OPCを選択的に適用することができ
る。例えば、コンタクト・パッド720内の密にパックされ、かつ、隔離された
エッジ・フラグメントに、臨界寸法内の周辺エッジ・フラグメントの数に基づい
てタグを付けることができる。形状730の場合は、コーナ・エッジ・フラグメ
ントにタグを付けることができる。次に、ルール・ベースOPCまたはモデルベ
ースOPC、あるいはそれら2つの組合せを、タグを有するエッジに適用するこ
とができる。例えば、図12に示すように、形状1250内のコーナ1251部
分では、コーナ・エッジ・フラグメントが張り出されている。コーナ1251部
分の歪みを補正するためには、所定の外向きバイアスで十分である。しかし、コ
ーナ1252部分のエッジ・フラグメントは凹まされており、所定の外向きバイ
アスでは歪みが補正されるどころか、歪みがさらに大きくなり、図10の形状1
030に示す接続性の遮断が拡大されることになる。この場合、コーナ1252
にルール・ベース外向きバイアスが最初に適用されると、コーナ・エッジ・フラ
グメントに対するエッジ配置誤差を計算しても、ルール・ベースの失敗をカバー
することはできない。このような場合は、モデルベースOPCを限定的に応用す
ることによってのみ、ルール・ベースの失敗を補正することができる。
【0058】 任意の数の代替タグ付けスクリプトが可能である。代替タグ付けスクリプトを
用いて、IC設計すなわち領域におけるすべてのエッジ・フラグメントのエッジ
配置誤差を計算し、エッジ配置誤差が許容可能範囲外であれば、そのエッジ・フ
ラグメントにタグを付けることができる。タグを有するエッジ・フラグメントに
対し、最適OPCを選択的に適用して、IC設計全体を許容範囲内に収めること
ができる。
【0059】 複数の層の形状をIC設計データに持たせることができる。異なる層に渡って
重複する形状もエッジ配置歪みの原因になる。この場合、タグ付けスクリプトに
よって、層間で重複するエッジ・フラグメントを識別し、対応するOPCを適用
することができる。
【0060】 また、タグ付けスクリプトを用いて、特に複雑な領域、あるいは、許容不可エ
ッジ配置誤差を有するエッジを数多く含む領域を識別することもできる。ユーザ
が手動OPCを実行できるように、あるいは、フラグが立てられた領域全体に自
動モデルベースOPCを適用できるように、これらの領域にフラグを立てること
ができる。
【0061】 さらに、タグ付けスクリプトを用いて、手動で入力された補正または補助形状
、あるいは、既存の補正または補助形状を識別することもできる。例えば、エッ
ジの線分および特性の特定シーケンスに基づいて線端上のハンマーヘッドを識別
し、タグを付けることができる。この場合、タグを有するハンマーヘッドエッジ
・フラグメントに対する自動OPCを不能にし、補正が重複しないようにするこ
とができる。あるいは、既存の補正にタグを振って除去することにより、自動O
PCを新規に開始させることができる。
【0062】 他のタグ付けスクリプトを用いて、継続タグとしてタグを保管することができ
る。例えば、1組のエッジ・フラグメント中の各エッジ・フラグメントの座標マ
ーカを、IC設計データの他の層中に保管することにより、他のEDAツールが
迅速にその1組のタグ付きエッジ・フラグメントを識別することができる。例え
ば、図5に関連して考察したように、修正ICデータ560は、複数の層からな
る継続タグ570を含むことができる。継続タグは、対応するエッジ・フラグメ
ントと重複する座標と共に保管することができる。各種のタグ用として個別の層
を使用することができる。
【0063】 例えば、図13は、層0上の線端を示したものである。層1上のボックスは、
層0上のどのエッジ・フラグメントに線端エッジ・フラグメントとしてのタグが
付けられているかを示している。ユーザは、ICデータ表示装置の中で層0と層
1を重畳させ、タグを有するエッジ・フラグメントをボックスでマークすること
ができる。
【0064】 タグを有するエッジ・フラグメントを便利に視覚化するだけでなく、継続タグ
を個別の層上に保管することにより、特定のタグを有するエッジ・フラグメント
の数の計数を容易にしている。例えば、層上のタグの数を自動的に計数し、その
数をヒストグラムで表すことができる。図14は、隔離−密エッジ・フラグメン
トおよび線端エッジ・フラグメントに対するヒストグラムの一実施形態を示した
ものである。例えば、このヒストグラムを用いて、特定の種類のエッジ・フラグ
メントの数の関数として、IC設計に要するOPC処理時間を予測することがで
きる。
【0065】 図15は、コンピュータ・システムの広範囲に渡るカテゴリを表すことを意図
したものである。図15では、プロセッサ1510は、1つまたは複数のマイク
ロプロセッサを含んでいる。プロセッサ1510は、高速バス1570で一時記
憶装置1560に結合されている。高速バス1570は、バス・ブリッジ158
0で入出力バス1550に結合されている。固定記憶装置1520、および、表
示装置1540、キーボード1530およびマウス1590を含む入出力装置も
同様に入出力バス1550に結合されている。特定の実施形態では、1つまたは
複数の構成要素を取り除き、あるいは結合し、および/または再配列することが
できる。それだけでは無いが、他のバスを結合する他のバス・ブリッジ、1つま
たは複数のディスク駆動装置、ネットワーク・インタフェース、追加音声/ビデ
オ・インタフェース、追加記憶装置、追加処理装置等を始めとするいくつかの追
加構成要素をバス1550および/または1570のいずれかに結合することも
できる。
【0066】 図5に示すようなEDAツール510は、例えば、固定記憶装置1520ある
いは一時記憶装置1560に記憶されている一連の機械可読命令すなわちファン
クション・コールとして、プロセッサ1510によって実行することができる。
あるいは、図16に示すように、EDAツール510の機能を表す機械実行可能
命令1620を、CD ROM、ディジタル・ビデオ・ディスクすなわち汎用デ
ィスク(DVD)、あるいは、フロッピ・ディスクまたはテープのよな磁気記憶
媒体など、流通記憶媒体1610に記憶させることもできる。ローカルすなわち
遠隔サーバから上記命令をダウンロードすることもできる。
【0067】 別法としては、本発明は、任意の数の追加ハードウェア・マシン内で実施する
ことができる。例えば、EDAツール510の機能の一部またはすべてを、1つ
または複数のASIC(特定用途向け集積回路)に付与し、個別構成要素として
、あるいは、1つまたは複数の他の構成要素と組み合わせて、図15に示すシス
テム1500に挿入することができる。
【0068】 以上、ICを設計するための改善された方法および装置について説明したが、
前述の説明を読んだ当分野の技術者には、本発明の様々な変更および改変につい
て理解されよう。説明用として示し、記述した特定実施形態が、本発明を制限す
るものとして考慮されることを意図したものではないことを理解されなければな
らない。したがって、特定実施形態の詳細の参照は、特許請求の範囲を制限する
ことを意図したものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1A】 非補償IC設計を示す図である。
【図1B】 非補償IC設計を示す他の図である。
【図2A】 補償IC設計を示す図である。
【図2B】 補償IC設計を示す他の図である。
【図3A】 隔離され、密にパックされたエッジによる線幅変化を示す図である。
【図3B】 隔離され、密にパックされたエッジによる線幅変化を示す他の図である。
【図4】 線幅変化を小さくするための補助形状を示す図である。
【図5】 本発明による一実施形態のための環境を示す図である。
【図6】 本発明による一実施形態のタグ付けプロセスを示す図である。
【図7】 IC設計の一実施形態におけるいくつかの形状を示す図である。
【図8】 フラグメント化された形状の一実施形態を示す図である。
【図9】 タグ付けスクリプトを実行するためのプロセスの一実施形態を示す図である。
【図10】 シリコン中の非補償形状の一実施形態を示す図である。
【図11】 タグ付けスクリプト一実施形態を示す図である。
【図12】 補償形状の一実施形態を示す図である。
【図13】 継続タグの一実施形態を示す図である。
【図14】 タグのヒストグラムの一実施形態を示す図である。
【図15】 コンピュータ・システムの一実施形態を示す図である。
【図16】 機械可読記憶媒体の一実施形態を示す図である。
【手続補正書】
【提出日】平成13年8月7日(2001.8.7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正の内容】
【図4】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,DZ,EE,ES ,FI,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU, ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,K R,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV ,MA,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO, NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,S I,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA ,UG,UZ,VN,YU,ZA,ZW

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つまたは複数の隣接する形状の近接によるエッジ配置歪み
    を有するIC設計において、エッジ・フラグメントの特性を定義するための第1
    のタグ識別名を集積回路(IC)設計に与えるステップと、 第1のエッジ・フラグメントが前記第1のタグ識別名によって定義された特性
    を有している場合、前記第1のエッジ・フラグメントに第1のタグを付けるステ
    ップと、 前記第1のタグを有する各エッジ・フラグメントに対応する任意の補助形状を
    導入するステップと、 前記第1のタグを有する各エッジ・フラグメントと、前記対応する任意の補助
    形状とに対して、モデルベース光学補正およびプロセス補正(OPC)を実行す
    るステップと を含む方法。
  2. 【請求項2】 さらに、 IC設計を記述する複数の幾何学データを、閉ループを画定する複数組の頂点
    に均一化するステップを含む請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 さらに、 使用ルールに従って複数の幾何学データに頂点を追加することによって、IC
    設計を記述する前記複数の幾何学データをフラグメント化するステップを含む請
    求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 1つまたは複数の隣接する形状の近接によるエッジ配置歪み
    を有するIC設計において、エッジ・フラグメントの特性を定義するための第1
    のタグ識別名を集積回路(IC)設計に与え、 第1のエッジ・フラグメントが前記第1のタグ識別名によって定義された特性
    を有している場合、前記第1のエッジ・フラグメントに第1のタグを付け、 前記第1のタグを有する各エッジ・フラグメントに対応する任意の補助形状を
    導入し、 前記第1のタグを有する各エッジ・フラグメントと、前記対応する任意の補助
    形状とに対して、モデルベース光学補正およびプロセス補正(OPC)を実行す
    る 複数の命令を記憶する記憶媒体を備えた製造品。
  5. 【請求項5】 前記機械によって前記複数の命令が実行されると、さらに、 IC設計を記述する複数の幾何学データを、閉ループを決める複数組の頂点に
    均一化する請求項4に記載の製造品。
  6. 【請求項6】 さらに、 使用ルールに従って複数の幾何学データに頂点を追加することによって、IC
    設計を記述する前記複数の幾何学データをフラグメント化する請求項4に記載の
    製造品。
  7. 【請求項7】 1つまたは複数の隣接する形状の近接によるエッジ配置歪み
    を有するIC設計において、エッジ・フラグメントの特性を定義するための第1
    のタグ識別名を集積回路(IC)設計に与える第1の回路と、 第1のエッジ・フラグメントが前記第1のタグ識別名によって定義された特性
    を有している場合、前記第1のエッジ・フラグメントに第1のタグを付ける第2
    の回路と、 前記第1のタグを有する各エッジ・フラグメントに対応する任意の補助形状を
    導入する第3の回路と、 前記第1のタグを有する各エッジ・フラグメントと、前記対応する任意の補助
    形状とに対して、モデルベース光学補正およびプロセス補正(OPC)を実行す
    る第4の回路と を備える装置。
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