JP2002543362A - バーナーの供給管における酸化剤/燃料混合物の調節装置 - Google Patents
バーナーの供給管における酸化剤/燃料混合物の調節装置Info
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Abstract
Description
物の燃焼時の状態を検出する測定装置と、測定装置によって検出された状態に応
じて、組成変化手段を制御する回路とを備えた、バーナーの供給管(22)にお
ける酸化剤/燃料混合物の調節装置に関する。
るガスの品質に大きく依存するという問題点があった。この品質は、「Buderus
Heiztechnik GmbH:Handbuch der Heizungstechnik(加熱技術ハンドブック),Be
uth Verlag GmbH,Berlin,Vienna,Zurich,33rd Edition,1994」によれば、最大ウ
ォッベ指数(upper Wobbe index)W0によって特徴付けられ、これはLタイプ天
然ガスでは10.5〜13KWh/m3の範囲となり、Hタイプ天然ガスでは1
2.0〜15.7KWh/m3の範囲となる。一つのグループのガスだけでなく
両方のグループのガスを同時に用いて動作するバーナーを開発する努力もなされ
ている。ハイカロリーガスは酸化剤の必要性が高く、ローカロリーガスは低い。
以下において、酸化剤について述べられれているときは、一般に空気を意味する
が、特に酸素リッチの空気または全く異なる酸化剤を用いることができる。
のことは、空気過剰数(air excess number)の変動を招き、もって通常の場合
、好ましくない燃焼プロセスを招く。極端にハイカロリーのガスでは、可燃性ガ
ス混合物中の酸化剤を少量にすることができるが、それによって汚染物質生成が
増加し、反対にローカロリーガスの炎は過度に多量の酸化剤によって完全に吹き
消されてしまう。換言すればこのことは、効率の低さ及び単純な炎の消火によっ
て合法的に規定された排気規制値を超えてしまうおそれがあるために、バーナー
の動作範囲を制限する結果を招く。よって、可能なガスの品質または品質種類の
全てが低公害で安全に燃焼できるように、バーナーの調節を可能にするべきであ
る。
ン、ならびにメタン、高級炭化水素、水素、窒素、一酸化炭素、二酸化炭素およ
び空気を大量に含むガス混合物気体燃料の燃焼においても同様である。この場合
、燃料または空気若しくは酸化剤の量は、燃料の種類に適合させるべきである。
ガス、液化可燃性ガス及び油、特にディーゼル油、暖房用オイル、菜種油を含む
。多相燃料は、例えば気体相中で輸送される固形燃料粒子、不活性ガスを含む液
体燃料または煮沸燃料を含む。
技術が認められ、それに応じて空気比が制御されるようになっている。これは、
もちろん一定のカロリー値に応じて添加物を更に使用することによる燃料品質調
節の可能性を妨げるものではない。
傍で動作するように制御される。このようにすると、バーナーの動作範囲は広が
る。あらゆる場合において、主にバーナーの動作の測定に基づいた、要求される
空気または酸化剤の量の正確な制御のための複合的な過程は、バーナーのコスト
が可能な限り低く保持されたとしても技術的には実現することができない。
述べる。一つの可能性は、燃焼中のイオン流の測定に基づくものである。これに
関しては、M. Hears, R. Marker, Dr. R. Naumann, H. Nolte: "Optimierung vo
n Verbrennungsprozessen mittels eines Ionisations-Flammen-Managements" [
イオン炎管理による燃焼プロセスの最適化], Gas Warme International, 47 (19
98), Number 2; and "Signale aus der Flamme, Luftzahlerkennung aus dem Io
nisationstrom: Neue Molichkeiten fur die Kesseltechnik" [炎からの信号、
イオン流からの空気比の検出:ボイラーエンジニアリングの新たな可能性], Ruh
rgas Forum, Number 7, Essen, 1998という論文において言及されている。
の構成部品である。使用される測定プロセスは、炎の中のガス−空気混合物の分
子およびその高温での反応生成物が電気伝導性のあるイオンに分離する物理的作
用に基づくものである。バーナーとイオン電極との間に電圧が加われば、炎が燃
えている間は電極電流が流れる。
に関する更なる情報、中でも燃焼温度および従って間接的に空気比に関する情報
を含んでいる。較正によって、イオン流の最大値により特徴付けられる化学量論
的な動作に関する基準が作られる。化学量論のそれより傾いた動作点は、この基
準値に比例して成立し、制御の基準が形成される。
づくものであり、これは例えば自動車工学と同様になされる。これを行うには、
いわゆるラムダプローブが使用される。これは、例えば企業Gasmodul (ハネウエ
ル)の製造物情報:“ボイラーコントロールMCBA1400およびGMS10O2センサ”に
説明されている。ラムダプローブは、固体電解質により相互に接続された実質的
に2本の電極からなるものである。固体電解質は、ここで酸化剤として用いられ
る酸素のイオンを導くことができる。電気的に直流の電圧が印加されると電気化
学的ポンピング作用が形成され、その結果、酸素イオンは固体電解質を通過する
ルートをとる。酸素イオンの選択的なポンピングによって、ネルンスト電圧を発
生する濃度勾配が生み出される。電位差を設定点に到達させるのに必要とされる
時間間隔は、周囲の部分的な酸化剤の圧力の測定に従って用いられる。
を用いるものである。炎から放射され且つ混合物の組成に依存する放射光は、光
プローブによって検出され、光ファイバーを介して光電子増倍管に送られる。そ
して光電子増倍管の信号が可変のガス供給量制御に用いることができる。そのよ
うな制御システムの一つは、例えば「"Neuss Regelsystem fur Vormischbrenner
, Lichtleiter-Messtechnik erfasst Flammensignale," [予備混合バーナーの新
しい制御システム、光ファイバー測定技術が炎の信号を検出], Ruhrgas Forum,
Edition 4, Essen, December 1992.」という論文に説明されている。
、密度、ならびに標準状態における音速および動作状態における音速の測定によ
って、燃料により輸送される熱量に関しては結論が導き出されている。
で反応される。可燃性ガスの組成は関数関係により放出された熱量から決定され
る。このようにして送られる測定値は、ガス流のウォッベ指数をガスの供給によ
って一定に保持するために若しくはガス流量の適切に変化させるために、プロセ
スを制御するための信号として用いることができる。これらのプロセスは、ガス
供給者によってガスの品質のチェック又は制御のために用いられ、或いはバーナ
ー調節のための更に大きな産業プラントにおいて用いられる。
ならびに測定装置から送られる信号に応じて混合物を制御する組成変化手段をな
す回路によってオープンループ及びクローズドループの制御を伴うものである。
この場合、制御は燃料品質の変動に対し燃焼プロセスを適合させる目的で実行さ
れる。
限っては、イオン流測定またはラムダプローブを介して燃焼中またはその後に測
定値を決定するものが技術的に優位を占めている。したがって、燃焼開始前のガ
ス品質の変化に対応することは不可能である。
であり、バーナーシステムの熱負荷のイオン流測定に関しては、化学量論的ポイ
ントに近づくにつれて汚染物質の発生が著しくなるという結果を伴うことである
。
必要になるため誤測定が起きる。よって、連続的な調節を達成するのは技術的に
極めて困難である。例えば、動作における出力段数が限られるという制限がある
。
トを考慮すると、加熱設備のためのガス組成の熱量決定は推奨できない。
て酸化剤/燃料比を調節するための、改良された、またコストが適当な限度内に
抑えられた装置を発明することにある。
粘度(または粘度の関数)を介して検出する測定装置を備えた装置を用いること
によって解決される。前述の装置において、この測定器具は流通方向において組
成変化手段の上流側に配置され、検出された粘度の関数に応じて手段を制御する
回路によって酸化剤/燃料混合物の組成を制御する。あるいは前述の装置におい
て、この測定装置は組成変化手段の下流側に配置され、手段を制御する回路を用
いて酸化剤/燃料混合物の組成を制御する。
りもまず予測できないことである。当業者であれば、イオン流測定若しくはラム
ダプローブによる公知のプロセスを、特殊な構造にするか又は改善された制御の
ための他のパラメータの測定によって最適化することを想到するであろう。しか
し本発明では、特にバーナーの上流の組成を測定するという、完全に異なるアプ
ローチが採られる。この点に関して一つ知られているプロセスは発熱量の熱量測
定であるが、確実にエネルギーのロスを伴い、またバーナーの制御に対しては現
在までに使われたことがない。
量は、バーナーの制御においては現在まで考慮されたことがない。おそらく、後
により詳しく説明する粘度と発熱量との相関が、専門家の間でも少ししか知られ
ていなかったためであろう。
が確かめられた。すなわち、本発明において請求された装置は、炎の点火前に於
いても、変化した燃料の特性にバーナーを適合させるために使用することができ
る。このようにして、点火プロセスを容易にすることができる。特に低カロリー
ガスにおいて発生する点火の困難性は、通常の場合、バーナーの構成の最適化の
ための複合的な測定によってのみ解消することができる。さらに、これによって
始動時の排気を意図的に低レベルに制御することができる。
め、連続的な動作が可能である。したがって、そのようなある種の装置を伴って
動作するバーナーは、異なる段階の加熱のためにオン・オフが必要ではない。つ
まり、従来の燃焼においてバーナーの排気物質に対して重大に寄与する点火プロ
セスを回避することができる。これは同様に環境保護の改善に対しても寄与する
。
燃焼が可能であることが非常に重要であり、さらにこれはバーナーのランニング
コストに有益な効果がある。保全周期、例えば燃料残留物の除去は、略完全な燃
焼の結果として少なくなる。
タイプの燃料のバーナー制御に対しても用いることができる。さらに、測定装置
の配置によって決まるこの装置は、組成変化手段の上流側及び下流側のいずれに
おいても、オープンループまたはクローズドループで使用することができる。オ
ープンループ制御は、酸化剤の供給のない純粋な燃料混合物において粘度を検出
するときに、ウォッベ指数をより良く決定できることが判明しているため好まし
い。
ると、これには、多様な種類の天然ガスの燃料特性および組成が流体の動的粘度
の関数として非常に正確に定めることができるという発見が開示されている。こ
の開示においては、このプロセスが、輸送された燃料量の請求のための適当な計
測を発明するためにのみ推奨されている。しかし、そのプロセスはそこでは特に
評判が良くならず、特に熱量測定手法は請求のための使用まで至らなかった。
明できる。
ぐに分かるほどに、気体燃料の燃料品質の重要な値であり、次の式で定義される
。
は空気の標準的な密度(273.15 K 及び 1013.25 hPa)である。ウォッベ指数最
小値Wuは、同様に定義され、有効出力H0に替えて発熱量Huが用いられる。
物理的規則性(ハーゲン・ポアズイユの法則)を基本として決定される。
、すなわち層流及び完全な乱流の間の遷移領域におけるパイプの階層に依存する
、更に幾分複合的な関数を使用することが可能である。
するものを使用することにより成立する。しかしその場合、等式(2)から逸脱し
た他の関数関係を定めならない。等式(2)よりも複合的に表される、多相流体に
対する有効粘度と圧力降下との関係もまた用いることができる。
Δpを知らねばならない。バーナー制御のためには、一方では小さい毛細管を用
いることにより装置の要求スペースを小さく保つために、他方では流れの入口作
用を低く保つために、体積流量は少なくするべきである。これらは、体積流量が
大きいと非常に重大になり、大きな測定誤差をもたらす。さらに、小さい毛細管
を用いるとコストを抑えることにもなる。非常に少ない体積流量の測定は極めて
困難である。したがって、一定の非常に少ない体積流量を可能な限り利用可能な
ように作らなければならない。これは特に、マイクロポンプ、特に半導体マイク
ロポンプの手段による本発明のある形態により発生させることができる。圧力損
失は公知の手法(圧電式)によって計測できる。さらに、動的粘度ηの決定のた
めに、温度及び動的粘度の相関も考慮することができる。本発明において好適に
使用される、装備された粘度センサの動作形態について次に説明する。
送を行う。ガス温度を考慮した場合、粘度と対応する、したがってウォッベ指数
または他の品質値、特に最低でも空気を要求する加熱出力及び発熱量と対応する
、電気信号が定められる。選択的に、VおよびΔpの測定、またはΔpの制御調節
及びVの測定もまた行うことができる。もし定量ポンプの電力損失が将来的に低
くなり、圧力損失がポンプの電力消費量に基づいて決定できる程度になるならば
、特別な圧力信号の測定又は規定は省略することができる。本発明は理論的考察
を用い、ガス組成が変化したとき、仮に乱流の抑制により燃料の体積流量が燃料
の比重の平方根に対して反比例するようであれば、次式を適用する。
小値)と標準動作λ1における一次空気比(primary air ratio)との比に対して
いくらか比例するように変化する。ここに、 ρ1,2 可燃性ガス密度、及び Lmin1,2 最小空気必要量。
には、次式を適用する。
で使用あされるならば、次の単純な関係を適用する。
よび必要な空気量を定めるのには十分である。あらゆるケースにおいて、現に普
及している状態は、先に検討した理想的な状態からは概ねはずれており、一般に
は単純な関係は予測できず、正確に計測された特性を信頼するべきである。
合物の少なくとも一部の量の温度を検出するための少なくとも一つの測定部を備
えるという本発明の一つの特徴によればさらに改善できる。温度測定に基づくと
、発熱量及び従ってウォッベ指数は更に良く検出することができる。しかし、そ
の測定された温度は、一連の特性に基づいて、ウォッベ指数又は発熱量だけでな
く、要求される空気のより良い決定のための付加的なパラメータとして導入する
こともできる。
一つの有利な特徴によって高められる。
ラメータは調節のために用いられる。これは装置を不必要に複雑にする。このた
め、既に上述したように、装置によるオープンループ制御はクローズドループ制
御よりも好ましい。
て提案された測定装置は、チューブ全体の圧力降下と体積流量と及び必要に応じ
て更に温度との関係に基づいて動的粘度を決定することができる管粘度計である
。特にそのような一つの測定装置は、きわめて簡素で複雑な粘度決定がより少な
いという利点を有する。
乱流と層流との間の遷移領域に存在するように、チューブの寸法が選択されたも
のが提供される。
クローズドループ制御を非常に簡単に決定できるという利点を有する。反対に、
実質的に乱流の場合、各装置に対して粘度をより良く決定するために、それらの
各々について一連の特性を決定する。これは、本発明において請求された装置の
製造プロセス及び製造コストを増加させるであろう。
若しくは屈曲したものであろうと、あらゆるチューブを使用できる。実際にはあ
らゆる横断面が可能である。特に、本発明の二つの好ましい特徴、すなわち(1
)チューブが直線状であること、及び(2)チューブはその長さ全体にわたり均
一な形状、特に円形横断面を有することによって、コストを著しく低減すること
ができる。
において僅かなガスのみが測定に使用されるとともに圧力上昇が可能な限り高く
なり、それによって毛細管に対する遷移が発生すると、とりわけ有利である。こ
れは、チューブの直径が0.2mmよりも小さく与えられた本発明の一つの好ま
しい特徴としてみなされる。とりわけこの寸法は、本発明の前述の特徴と組み合
わさると、圧力降下または流速に基づく粘度検出が特に良好となる。
における流速を測定することによって、明確に粘度を決定することができる。さ
らに、粘度を決定するための公知の流れに関する等式を通じて、流れの状態及び
圧力降下のあらゆる組み合わせを用いることが可能である。
分的なチューブ片の範囲における圧力降下は、流速を実質的に一定に保持した状
態で、測定技術によって検出できるため好ましい。
入口において秩序が乱れる結果を無くすために、一つの有利な発展としてチュー
ブ入口が円形であるものを提案する。
ルズ数を考慮したものであると、特に有利となる。
処理の観点からは特に簡素となる。体積流量が一定に保持されると、粘度は圧力
測定に基づいて、また必要に応じて付加的な温度測定に基づく温度の考慮による
著しく変化する温度によって容易に決定できる。これは、主にポンプが、特に本
発明の一つの好ましい形態によるこの制御可能なポンプによって体積流量が一定
に調整されるように制御されたときに、容易に行うことができる。
の圧力降下を考慮して調整されることである。この場合、粘度は実質的にポンプ
の制御にのみ基づいて定めることのできる体積流量によって決定する。要求され
る測定精度に一致させるために、測定値は温度の測定を加えることによって更に
改善できる。ポンプは、特に定量ポンプ、回転式または振動式ポジティブ置換ポ
ンプ(positive- displacement pumps)及び回転式または振動式置換コンプレッ
サとすることができる。本発明の好ましい発展形態では、しかしマイクロポンプ
が備えられる。このポンプは微小な機械部品であり、経済的かつ簡素な構造のも
のである。特に、それは少ない輸送量に起因する気泡に対する耐久性もある。そ
のようなポンプの一つは、例えば“A self-priming and bubble-tolerant piezo
electric silicon micro pump for liquids and gases(液体またはガスのため
の自給及び気泡耐久性圧電シリコンマイクロポンプ)” Micro Electro Mechani
cal Systems MEMS, Jan. 25-29, 1999, Germany, by R. Lineman et alという論
文に説明されている。
28)の少なくとも一部のパーツ、特に圧力及び温度センサが共通の基板に統合
される点で、及び/又はチューブ全体の圧力降下がポンプの電力消費量に基づい
て決定できる点で、特にコンパクトで且つ複雑さの少ないものとなる。
力の測定に用いることによって省略できる。
い粘度に対して容易に修正するようにして復元できる。
の調節が作動し、かつ必要に応じて燃焼中に酸化剤/燃料混合物の組成を連続的
に制御するバーナー制御を備える。よって、連続的なバーナー作動の細かな利点
ならびに特に低公害な点火が容易に達成される。
値においては、バーナー制御が点火の前に及び/又は点火中に作動していれば事
足りる。さらにその場合には、連続的な作動制御は省略することができる。
たは一定の測定インターバルにおいて制御を作動させることを推奨する。この場
合、連続作動が好ましい。
されていると特に有利である。この利点は、装置が上述のように統合された固体
素子として作られるときにもたらされる。
囲環境に分散させることもできる。しかしこれによって、たとえ少ない体積流量
しか伴わないマイクロポンプを使用したとしても不必要に環境が汚染される。
に無影響にすることを可能とする、一部の混合物をバーナーの供給ラインに返送
するための手段、特にバーナーのファンを備えることにより、本発明は好ましく
改良される。
くして、一部の混合物の初期圧力を大きく変化させずに保持することが簡単に可
能であり、測定処理における不正確さを容易に回避することが可能である。
る。粘度センサはこの基準ガスを用いて較正を行うことができる。
とにより、さらに理解できるであろう。
。これは、標準状態における空気の比重に対するガスの比重の比の平方根に基づ
く加熱出力として定義される。図1に示されるように、ウォッベ指数と動的粘度
との間には関数関係が経験則として存在する。
ための種々の燃料の個別の測定点が加えられている。いくつかの燃料は、ヨーロ
ッパの国々の加熱技術の分野において受け入れられる指定レーベルである。
のがあり、これは異なる燃料において±10%の範囲に実質的に維持されている
。
プロットしたものである。さらにそこには、示されている。温度とは実質的に無
関係の適度の許容範囲内のウォッベ指数と粘度との関数関係が示されている。し
かし、同時に作用する温度を考慮した粘度の良好な決定によって、動的粘度に基
づく供給発熱量に関するバーナーの制御が著しく改善される。
供給することができる)の要求もまた増加する。図2から明らかなように、種々
の燃料に関する動的粘度(パスカル秒)が必要空気量に対してプロットされてお
り、僅かな偏差しか伴わない、必要空気量と動的粘度との相応に単純な関係が同
様に存在している。図2は、測定される動的粘度の10%の限度内において適切
な必要空気量を最も望ましく設定できることを示している。特に、図3に見られ
るように、現行燃料の発熱量と動的粘度とにおいて同様の関係が存在する。
プの可燃性ガスの燃焼制御が、最適なバーナー動作に対して理想的に適したもの
となることを明らかにしている。
いる。さらに、そのようなある種のセンサは管粘度計として知られている。この
粘度センサ2は、主に測定対象の僅かな使用燃料にのみ注意を集中させる。この
ため、燃料がマイクロポンプ6によって供給される毛細管がチューブとして使用
される。
かし図5及び図6に示されるように、それは燃料に対して再びまた送られる。
積流量は、挿入される毛細管4において適切に大きな圧力増加が発生し、十分な
正確さで粘度を決定できるように選択される。毛細管4の入口及び出口に、圧力
差を決定するための圧力センサ14が備え付けられる。さらに、特にガスの圧力
降下および更に温度の2つをより正確な粘度決定のために利用できるように、圧
力センサ14は温度センサを備える。
価のための電子機器に送られる。この評価電子機器は、圧力差および温度の信号
をデジタル値に変換する2つのアナログ/デジタルコンバータから実質的に構成
される。評価電子機器は、プロセッサーユニットをさらに備えており、これがデ
ジタル値を読み込んで、変換値から粘度のデータ値を算出する。特に、プログラ
ムの実行はプロセッサーに対して与えられる。プロセッサーはデータ値を変換す
る。データ値は、適切な酸化剤/燃料混合物を生み出すための空気又は燃料の追
加量制御における特性を用い、粘度のためにかくして決定される。
あると特に容易に形成される。さらに、流れは層流と乱流との間に存在させるこ
ともできるが、渦または類似にものの分離に起因する不正確な結果を少なくする
ため、乱流領域における動作を推奨する。
される。特に、チューブの直径は2mmよりも小さく、特に0.2mmよりも小
さくするのが、実用例に対しては好適である。
の両方、圧力及び温度センサが単一の基板上に実装されることがありうる。これ
らの部品は半導体工学における一般的なプロセスによって製造することができ、
さらにアナログ/デジタルコンバータ及びプロセッサーを有する評価電子機器に
ついても同一の基板に統合し、実質的にあらゆるバーナー制御に使用できる全体
が著しく小さい部品とすることが可能である。
づく例に表されている。
空気供給が調整される。
における設置への対応においては、例えばライン8及び10は、バルブ及び基準
ガス(例えば周囲の空気)により制御されるバーナーから切り離し、粘度センサ
を経由するように備え付けられる。したがって、圧力センサ、ポンプ等により変
化する機械的耐久性についても、バーナー制御における長いインターバルでの適
切な動作でさえも容易に可能となるように考慮されなければならない。
度に基づいて適切に混合された酸化剤/燃料混合物は供給管22を介してバーナ
ーに供給される。
空気の一部として供給される。両例の共通点は、燃料が供給ライン20から供給
ライン26を介して前述の粘度センサ2に供給され、そして測定された燃料の総
量がライン27を介して主燃料流に再び供給されることである。供給位置は、実
際的には動作に対して臨界的ではない。しかし、ライン27が図5及び図6に基
づく具体例に示されるように燃料ライン20に戻るようになっておらず、空気を
供給するためのファン12に戻るようになっていると、測定および調節は極端に
臨界的でなくなることは確かめられている。
28に対して送られる。制御手段28は、ガスのタイプの検出による付加機能の
実装だけでなく一般的なバーナー制御の全てのタスクの実行のためにも使用され
る。ライン30を用いて電気信号は、燃料供給が一般的な態様で制御されるガス
ユニット32に転送される。さらに、電気ガスユニットもまたデータ、特に夏季
及び冬季動作のための手動設定をライン30を介して制御手段28に転送する。
ガスユニット32は電気式および空気圧式の双方で作ることができる。空気圧式
の組み合わせの場合、追加のアクチュエータが必要である。
のライン34が図5及び図6に示されている。具体例では、酸化剤/燃料混合物
の更に良い調節が可能となるように、空気温度の信号がこのライン34によって
送信される。もちろん、周囲空気に関する他の物理的値を測定し、調節に用いる
こともできる。例えば、そのような一つの制御手段において、空気圧または大気
の湿度が他の一連の特性を介して適切な信号の形態を与えることができるならば
、さらにそれらを考慮することができる。
、バーナーの能力が調節されたときに、かくして形成された酸化剤燃料混合物が
バーナーに対する供給管22を通る前に、ファン12によって一定の空気がさら
に追加される。反対に図6においては、空気を供給するファン12の後方に、空
気量を調整するアクチュエータ36が存在する。加えてファン12は、制御ライ
ン38を介して制御手段28によって輸送量を決定するために制御される。
述べる。毛細管4を介しての一定の圧力差に関し、マイクロポンプ6の始動によ
り粘度センサ2における圧力を一定に保つことが特に可能である。マイクロポン
プ6を調節するための制御された変化、特にポンプの振動数は体積流量のために
直接に測定される。したがって、体積流量、温度および圧力は制御に用いること
ができる。
ても、特別な温度の測定は必要ないことが分かっている。図5及び図6の具体例
において制御される空気と燃料との混合比に加えて、供給燃料の発熱量に応じた
バーナーの制御のために他のガスを追加することができる。しかし、これらの変
形の可能性の全てにおいて、各々の応用のために必要となるのと同程度の正確さ
で粘度センサ2に基づいて粘度が決定される点は共通している。動的粘度または
その複合関数の信号は、バーナーの供給管22における酸化剤/燃料混合物を、
適切な加熱又は更に低排気のための制御に使用される。
くしてそれは点火段階において使用することができ、この段階で可能な限り少な
い汚染物質の排気が達成でき、そして点火プロセスは容易になる。
正反対の、バーナーの調節態様にある。これは、参照されるイオン流が能力の変
化を伴って変化するため、特にイオン流測定手段によって酸化剤/燃料混合物の
組成を制御するには技術的な困難性を伴う。
焼によって多くの従来のバーナーと比べて保全間隔は長くなるという利点がもた
らされる。これは、バーナーは高出力で非常に短時間で動作しさえすればよいか
らである。
に少なくなり、そして特に低カロリーガスにおいては、適切な酸化剤/燃料混合
物の組成によって、全体としてより高い燃焼効率が達成され、加熱コストもまた
低減される。
すグラフである。
すグラフである。
すグラフである。
を使用するための具体例を示す図である。
を使用するための他の具体例を示す図である。
Claims (21)
- 【請求項1】酸化剤/燃料混合物の組成を変化させる手段(32,12)と
、 酸化剤/燃料混合物の状態を検出する測定装置(2)と、 測定装置によって検出された状態に応じて、組成変化手段(32,12)を制
御する回路(28)とを備え、 測定装置は、燃焼前に酸化剤/燃料混合物の少なくとも一部の混合物の状態を
粘度またはその関数を介して検出するように構成するとともに、 測定装置は、流通方向において組成変化手段(32,12)の上流側に配置し
、手段(32,12)を制御する回路を用いて、検出された粘度の関数に応じて
組成を制御するように構成するか;あるいは組成変化手段(32,12)の下流
側に配置し、手段(32,12)を制御する回路手段を用いて酸化剤/燃料混合
物の組成を制御するように構成した、 ことを特徴とするバーナーの供給管(22)における酸化剤/燃料混合物の調
節装置。 - 【請求項2】酸化剤/燃料混合物の少なくとも一部の量の温度を検出するた
めの少なくとも一つの測定部(14)を備えた、請求項1記載の装置。 - 【請求項3】測定装置は、燃料単独の粘度またはその関数を検出するもので
ある、請求項1または2記載の装置。 - 【請求項4】測定装置(2)は、チューブ(4)全体における圧力降下と体
積流量と及び必要に応じて温度との関係に基づいて動的粘度を測定できる管粘度
計である、請求項1〜3のいずれか一つに記載の装置。 - 【請求項5】チューブ(4)の寸法は、流れが実質的に層状をなすか、或い
は少なくとも乱流と層流との遷移領域に存在するように選択された、請求項4記
載の装置。 - 【請求項6】チューブ(4)が直線状のものとされた、請求項4または5記
載の装置。 - 【請求項7】チューブは、その長さ全体にわたり均一な形状、特に円形横断
面を有するものとされた、請求項4〜6のいずれか1項に記載の装置。 - 【請求項8】チューブの直径が0.2mmより小さいものとされた、請求項
4〜7のいずれか1項に記載の装置。 - 【請求項9】チューブ(4)全体またはチューブ(4)の範囲内の少なくと
も一部における圧力降下を測定処理を用いて検出できるものとされた、請求項4
〜8のいずれか1項に記載の装置。 - 【請求項10】チューブの入口が円形をなしている、請求項4〜9のいずれ
か1項に記載の装置。 - 【請求項11】チューブ(4)のレイノルズ数が1000より小さいものと
された、請求項4〜10のいずれか1項に記載の装置。 - 【請求項12】チューブ(4)内の体積流量を調節する制御可能なポンプ(
6)を備えた、請求項4〜11のいずれか1項に記載の装置。 - 【請求項13】体積流量が、特に制御可能なポンプ(6)によって一定に調
整されるものとされた、請求項4〜12のいずれか1項に記載の装置。 - 【請求項14】チューブ4全体の圧力降下が、ポンプ(6)の調節によって
調整されるものとされた、請求項4〜12のいずれか1項に記載の装置。 - 【請求項15】ポンプ(6)がマイクロポンプ、特に半導体ポンプとされた
、請求項12〜14のいずれか1項記載の装置。 - 【請求項16】半導体ポンプ及び回路(28)の少なくとも一部、また特に
圧力及び温度センサが、共通の基板上に統合された、請求項15記載の装置。 - 【請求項17】チューブ(4)全体の圧力降下が、ポンプの電力消費量に基
づいて測定される、請求項12〜16のいずれか1項に記載の装置。 - 【請求項18】点火以前においても酸化剤/燃料混合物の調節が作動し、か
つ必要に応じて燃焼中に酸化剤/燃料混合物の組成を連続的に制御できる、バー
ナー制御(28)を特徴とする、請求項1〜17のいずれか1項に記載の装置。 - 【請求項19】バーナーの供給ラインに一部の混合物を返送するための手段
(32,12)、特にバーナーのファン(12)を備え、これが、測定された一
部の混合物の初期圧力を実質的に無影響にすることを可能とする、請求項1〜1
8のいずれか1項に記載の装置。 - 【請求項20】バーナーのガスユニット(32)部分であり、この部分に統
合されている、請求項1〜19のいずれか1項に記載の装置。 - 【請求項21】基準ガスを測定装置に供給できるようになっている、請求項
1〜20のいずれか1項に記載の装置。
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