JP2002543157A - 3,3−置換インドリン誘導体を含有する避妊組成物およびそれらの使用 - Google Patents

3,3−置換インドリン誘導体を含有する避妊組成物およびそれらの使用

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JP2002543157A
JP2002543157A JP2000615050A JP2000615050A JP2002543157A JP 2002543157 A JP2002543157 A JP 2002543157A JP 2000615050 A JP2000615050 A JP 2000615050A JP 2000615050 A JP2000615050 A JP 2000615050A JP 2002543157 A JP2002543157 A JP 2002543157A
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Abstract

(57)【要約】 【化1】 本発明は、一般構造(I)[式中、R1およびR2は、H,OH;OAc;アルキルアリール;アルキルヘテロアリール;1−プロピニル;3−プロピニル;および場合によっては置換されるアルキル,O(アルキル);アリール;もしくはヘテロアリール基から互いに独立して選ばれるか;または、R1およびR2は、一緒になって、−CH2(CH2nCH2−(式中、n=0−5);−CH2CH2CMe2CH2CH2−;−O(CH2mCH2−(式中、m=1−4);O(CH2pO−(式中、p=1−4);−CH2CH2OCH2CH2−;−CH2CH2N(Hもしくはアルキル)CH2CH2−を含んでなる環を形成するか;または、R 1およびR2は共に、C(Me)2;C(シクロアルキル),OもしくはC(シクロエーテル)に対する二重結合を含み;R3は、H,OH,NH2,CORA;または場合によっては置換されるアルケニルもしくはアルキニル基であり;RA=H,または場合によっては置換されるアルキル、アルコキシもしくはアミノアルキル基;R4=H,ハロ,CN,NH2,または場合によっては置換されるアルキル、アルコキシもしくはアミノアルキル;R5は、場合によっては置換されるベンゼン環;5または6員の複素環式環;4または7−置換インドール、または置換ベンゾチオフェンから選ばれる]をもつプロゲステロン受容体の拮抗剤である置換インドリン誘導化合物、またはその製薬的に許容しうる塩を利用する周期的組み合わせ療法および処方に関する。これらの治療方法は、避妊のため、または二次的無月経、異機能出血、子宮平滑筋腫、子宮内膜症;多嚢胞性卵巣症候群、子宮内膜、卵巣、乳、結腸、前立腺のがん腫および腺がんの治療および/または予防、または副作用もしくは周期的月経出血の最小化のために利用されてもよい。本発明のさらなる用途は食物摂取の刺激を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の分野 本発明は、プロゲスチン、エストロゲンもしくは両方との組み合わせにおいて
、プロゲステロン受容体の拮抗剤である化合物を投与する処方に関する。
【0002】 発明の背景 細胞内受容体(IR)は、「リガンド依存性転写因子」として知られる構造的
に関連する遺伝子レギュレーターの1つの類を形成している(R.M.Evan
s,Science,240,889,1988)。ステロイド受容体ファミリ
ーは、プロゲステロン受容体(PR)、エストロゲン受容体(ER)、アンドロ
ゲン受容体(AR)、グルココルチコイド受容体(GR)およびミネラロコルチ
コイド受容体(MR)を含む、IRファミリーのサブセットである。
【0003】 PRに対する天然ホルモン、またはリガンドは、ステロイド・プロゲステロン
であるが、合成化合物、例えば酢酸メドロキシプロゲステロンもしくはレボノル
ゲストレルが作成されていて、これらはまたリガンドとして働く。リガンドが細
胞を取り巻く液中に存在すると、それは受動的拡散を介して膜を通過し、そして
IRに結合して受容体/リガンド複合体を生成する。この複合体は、細胞のDN
Aに存在する特異的な遺伝子プロモーターに結合する。DNAに結合されると、
複合体は、その遺伝子によってコードされているmRNAおよびタンパク質の産
生を調節する。
【0004】 IRに結合し、そして天然ホルモンの作用を模倣する化合物は作動剤と呼ばれ
、一方、ホルモンの効果を抑制する化合物は拮抗剤である。
【0005】 PR拮抗剤は避妊において使用することができる。これに関して、それらは単
独で(Ulmann,et al,Ann.N.Y.Acad.Sci.,26 ,248,1995)、PR作動剤と組み合わせて(Kekkonen,et
al,Fertility and Sterility,60,610,1
993)、または部分的ER拮抗剤、例えばタモキシフェンと組み合わせて(W
O96/19997,1996年7月4日公開)投与されてもよい。また、PR
拮抗剤は、ホルモン依存性乳がん(Horwitz,et al,Horm.C ancer ,283,pub:Birkhaeuser,Boston,Mas
s.,ed.Vedeckis)ならびに子宮および卵巣がんの治療のために有
用でもある。PR拮抗剤はまた、非悪性の慢性症状、例えば類繊維腫(Murp
hy,et al,J.Clin.Endo.Metab.,76,513,1
993)および子宮内膜症(Kettel,et al,Fertility and Sterility,56 ,402,1991)の治療のために有用で
あろう。またPR拮抗剤は、部分的ER拮抗剤、例えばタモキシフェンとの組み
合わせにおいて閉経期後の患者に対するホルモン代替療法において有用であろう
(米国特許第5,719,136号)。PR拮抗剤、例えばミフェプリストンお
よびオナプリストンは、ホルモン依存性前立腺がんのモデルにおいて効果的であ
ることが示されていて、男性におけるこの症状の治療においてそれらの有用性を
示唆しているかもしれない(Michna,et al,Ann.N.Y.Ac ad.Sci.761 ,224,1995)。
【0006】 Jonesら(米国特許第5.688,810号)は、PR拮抗剤ジヒドロキ
ノリンを記述している。
【0007】
【化6】
【0008】 Jonesらは、PRリガンドとしてのエノールエーテル(米国特許第5.
693,646号)を記述している。
【0009】
【化7】
【0010】 Jonesらは、PRリガンドとしての化合物(米国特許第5.696,1
27号)を記述している。
【0011】
【化8】
【0012】 Zhiらは、PR拮抗剤としてのラクトンおよびを記述している( .Med.Chem.,41 ,291,1998)。
【0013】
【化9】
【0014】 Zhiらは、PR拮抗剤としてのエーテルを記述している(J.Med.C hem.,41 ,291,1998)。
【0015】
【化10】
【0016】 Combsらは、PRに対するリガンドとしてのアミドを開示している( .Med.Chem.,38 ,4880,1995)。
【0017】
【化11】
【0018】 Perlmanらは、PRリガンドとしてのビタミンD同族体を記述してい
る(Tet.Letters,35,2295,1994)。
【0019】
【化12】
【0020】 Hamannらは、PR拮抗剤を記述している(Ann.N.Y.Acad .Sci.761 ,383,1995)。
【0021】
【化13】
【0022】 Chenらは、PR拮抗剤を記述している(Chen,et al,POI
−37,16th Int.Cong.Het.Chem.Montana,19
97)。
【0023】
【化14】
【0024】 Kurihariらは、PRリガンドを記述している(J.Antibio tics,50 ,360,1997)。
【0025】
【化15】
【0026】 Ellioti(Smith Kline Beecham)は、可能性のあ
るエンドテリン受容体拮抗剤としての総称的なインドリンを特許請求している
(WO 94/14434)。この特許は、インドリンを特許請求していないし
、そして適当な5−アリール置換、すなわちCNおよびNO2を欠いている。
【0027】
【化16】
【0028】 式中、R4=H,Ar,R11,OH,1−5Cアルコキシ(場合によってはO
H,OMeもしくはハロゲンによって置換されている)、−S(O)q11,N
(R62,XR11,ハロゲンもしくはNHCOR6;X=(CH2n,O,NR6 もしくはS(O)q;n=0−6;q=0−2;R6=Hもしくは1−4Cアルキ
ル;R11=1−8Cアルキル,2−8Cアルケニルもしくは2−8Cアルキニル
(すべて、場合によっては置換されている);Ar=(i)(a)もしくは(b
)の場合によっては置換されたフェニルもしくはベンゾ融合基;または(ii)
ナフチル、インドイル、ピリジル、チエニル、オキサゾリンジル、オキサゾリル
、チアゾリル、イソチアゾリル、ピラゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、イ
ミダゾリル、イミダゾリジニル、チアゾリジニル、イソオキサゾリル、オキサジ
アゾリル、チアジアゾリル、モルホリニル、ピペリジニル、ピロリルもしくはピ
リミジルであって、すべて、場合によっては1種以上のR1もしくはR2基によっ
て置換されている。
【0029】
【化17】
【0030】 米国特許第5,521,166号(Grubb)は、プロゲスチンが抗プロゲ
スチンの交互の存在および不在下で投与される場合の、抗プロゲスチンおよびプ
ロゲスチンを含んでなる循環相の(cyclophasic)ホルモン処方を教
示している。また、開示された処方は、ブレークスルー(breakthrou
gh)出血を防ぐために、期間2〜4日のエストロゲンの使用を考慮している。
【0031】 発明の記述 本発明は、1種以上の妊娠前期的(progestational)薬剤と組
み合わせて、抗妊娠前期的薬剤を利用する組み合わせ療法および投薬処方を提供
する。さらに本発明は、これらの抗プロゲスチンおよびプロゲスチンと組み合わ
せて、エストロゲン、例えばエチニルエストラジオールをさらに利用する治療方
法および投薬処方を提供する。
【0032】 これらの処方および組み合わせ物は、避妊の誘導するため、または二次的無月
経、異機能出血、子宮平滑筋腫、子宮内膜症;多嚢胞性卵巣症候群、子宮内膜、
卵巣、乳、結腸および前立腺のがん腫および腺がんの治療および/または予防の
ために、哺乳類に投与されてもよい。本発明のさらなる用途は、食物摂取の刺激
を含む。上記症状または疾患の治療および/または予防のための本明細書の用途
は、有効用量の最小化または副作用もしくは周期的月経出血の最小化を可能にす
るための本発明の連続投与または投与の間欠的中断を含む。
【0033】 避妊のための本発明の用途は、エストロゲンもしくはプロゲスチンもしくは両
方との組み合わせにおける抗プロゲスチンを、懐妊年令の女性に、好ましくは経
口的に投与することを含む。これらの投薬処方は、好ましくは、プロゲスチン、
エストロゲンもしくは抗プロゲスチンの無投与を含む周期の最終部分とともに、
連続28日にわたって実施される。
【0034】 これらの組み合わせ物のプロゲスチンは、単独でまたはエストロゲンと組み合
わせて、周期の最初の14〜24日間投与されてもよく、プロゲスチンは、妊娠
前期的活性において1日当たりレボノルゲストレル約35μg〜約150μgに
等しい、好ましくは活性において1日当たりレボノルゲストレル約35μg〜約
100μgに等しい用量範囲において投与される。次いで、抗プロゲスチンが、
単独でまたはエストロゲンと組み合わせて、14〜24日目の間のいかなる周期
の日にも開始して、期間1〜11日間投与されてもよい。これらの組み合わせ物
における抗プロゲスチンは、1日当たり約2μg〜約50μgの用量において投
与されてもよく、そしてエストロゲンは、1日当たり約10μg〜約35μgの
用量において投与されてもよい。経口投与では、28錠を含有する包装もしくは
キットは、抗プロゲスチンもしくはプロゲスチンもしくはエストロゲンが投与さ
れない日数における偽薬錠剤を含むであろう。
【0035】 本発明の好適な実施態様では、本発明のプロゲスチンが、28日周期の初期1
8〜21日間、単独またはエストロゲンと組み合わせて投与され、続いて抗プロ
ゲスチンが1〜7日間、単独またはエストロゲンと組み合わせて投与されてもよ
い。
【0036】 本発明の組み合わせ物および製剤において使用されるエストロゲンは、好まし
くはエチニルエストラジオールである。
【0037】 本発明により有用な妊娠前期的薬剤は、限定されるものではないが、レボノル
ゲストレル、ノルゲストレル、デソゲストレル、3−ケトデソゲストレル、ノル
エチンドロン、ゲストデン、酢酸ノルエチンドロン、ノルゲスチメート、オサテ
ロン、酢酸シプロテロン、トリメゲストン、ジエノゲスト、ドロスピレノン、ノ
メゲストロールもしくは(17−デアセチル)ノルゲスチメートを含む。本発明
の組み合わせ物における使用のために好適なプロゲスチンは、レボノルゲストレ
ル、ゲストデンおよびトリメゲストンである。
【0038】 28日周期にわたる本発明の経口投与処方の例は、妊娠前期的活性においてレ
ボノルゲストレル約35〜約100μgに等しい一日用量において最初の21日
間単独での妊娠前期的薬剤の投与を含む。次いで、本発明の抗プロゲスチン化合
物が、22日目から24日目まで約2〜50mgの一日用量において投与され、
続いて25〜28日目の間は無投与かまたは偽薬の投与が実施されてもよい。各
々の関連有効成分の一日用量が、組み合わされた単一の一日用量単位中に組み入
れられ、そして28日周期当たり28日分の単位を総合してあることが最適であ
る。
【0039】 その他の処方では、妊娠前期的薬剤が、妊娠前期的活性においてレボノルゲス
トレル約35〜約150μgに等しい、好ましくは活性においてレボノルゲスト
レル約35〜約100μgに等しい一日用量において、一日用量範囲約10〜約
35μgにけるエストロゲン、例えばエチニルエストラジオールとともに最初の
21日間同時投与されてもよい。これは、前記のように、22日目から24日目
まで約2〜50mgの一日用量において投与される抗プロゲスチン、その後25
〜28日目の間は無投与かまたは偽薬の投与が続いてもよい。
【0040】 本発明の範囲内のなおその他の処方は、妊娠前期的薬剤、すなわち妊娠前期的
活性においてレボノルゲストレル約35〜約100μgに等しい一日用量におい
て投与される妊娠前期的薬剤、好ましくはレボノルゲストレル、および一日用量
範囲約10〜約35μgにけるエストロゲン、例えばエチニルエストラジオール
、の1日目から21日目までの同時投与を含んでもよい。これは、22〜24日
目では、抗プロゲスチン(2〜50mg/日)および一日用量約10〜約35μ
gにけるエストロゲン、例えばエチニルエストラジオールの同時投与へと続く。
25日目から28日目まで、この処方は無投与かまたは偽薬の投与が続いてもよ
い。
【0041】 また本発明は、本明細書に記述される処方における使用のために設計された製
剤のキットもしくは包装を提供する。これらのキットは、好ましくは、28日周
期にわたる毎日の経口投与、好ましくは1日当たり1回の経口投与のために設計
され、そして28日周期の各日毎に摂取される単一経口製剤または経口製剤の組
み合わせ物を指定するように構成されている。好ましくは、各キットは。特定の
日毎に摂取されるべき経口錠剤を含み、好ましくは1個の経口錠剤は、各々組み
合わされた指示一日用量を含有するであろう。
【0042】 上記処方によれば、28日用キット1個は、 a)妊娠前期的活性においてレボノルゲストレル約35〜約150μgに等しい
、好ましくは妊娠前期的活性においてレボノルゲストレル約35〜約100μg
に等しい妊娠前期的薬剤の一日用量単位14〜21日分の第1相; b)各一日用量単位が約2〜50mgの一日用量における抗プロゲスチン化合物
を含有する本発明の抗プロゲスチン化合物の一日用量単位1〜11日分の第2相
;および c)場合によっては、抗プロゲスチン、プロゲスチンもしくはエストロゲンが投
与されない周期の残りの日数のための、経口的および製薬的に許容しうる偽薬の
第3相: を含んでもよい。
【0043】 このキットの好適な態様は、 a)妊娠前期的活性においてレボノルゲストレル約35〜約150μgに等しい
、好ましくは妊娠前期的活性においてレボノルゲストレル約35〜約100μg
に等しい妊娠前期的薬剤の一日用量単位21日分の第1相; b)各一日用量単位が約2〜50mgの一日用量における抗プロゲスチン化合物
を含有する本発明の抗プロゲスチン化合物の22〜24日目の間の一日用量単位
3日分の第2相;および c)場合によっては、各々25〜28日目の間のための経口的および製薬的に許
容しうる偽薬の一日用量単位4日分の第3相: を含んでもよい。
【0044】 その他の本発明の28日周期用包装処方またはキットは、 a)妊娠前期的活性においてレボノルゲストレル約35〜約150μgに等しい
、好ましくは活性においてレボノルゲストレル約35〜約100μgに等しい妊
娠前期的薬剤、およびエストロゲンとして、一日用量範囲約10〜約35μgに
おけるエチニルエストラジオール、の一日用量単位18〜21日分の第1相; b)約2〜50mgの一日用量における本発明の抗プロゲスチンの一日用量単位
1〜7日分の第2相;および c)場合によっては、妊娠前期的薬剤、エストロゲンもしくは抗プロゲスチンが
投与されない28日周期における残りの0〜9日の各々のための経口的および製
薬的に許容しうる偽薬: を含む。
【0045】 上記キットの好適な態様は、 a)妊娠前期的活性においてレボノルゲストレル約35〜約150μgに等しい
、好ましくは活性においてレボノルゲストレル約35〜約100μgに等しい妊
娠前期的薬剤、およびエストロゲンとして一日用量範囲約10〜約35μgにお
けるエチニルエストラジオール、の一日用量単位21日分の第1相;および b)約2〜50mgの一日用量において投与される抗プロゲスチンの22〜24
日目の間の一日用量単位3日分の第2相;および c)場合によっては、25〜28日目の各々のための経口的および製薬的に許容
しうる偽薬の一日用量単位4日分の第3相: を含んでもよい。
【0046】 さらなる本発明の28日用包装処方またはキットは、 a)妊娠前期的活性においてレボノルゲストレル約35〜約150μgに等しい
、好ましくは活性においてレボノルゲストレル約35〜約100μgに等しい一
日用量における本発明の妊娠前期的薬剤、および一日用量範囲約10〜約35μ
gにおけるエチニルエストラジオールを各々が含有する、一日用量単位18〜2
1日分の第1相; b)濃度2〜50mgにおける本発明の抗プロゲスチン、および濃度約10〜約
35μgにおけるエチニルエストラジオールを各々一日用量単位が含有する、一
日用量単位1〜7日分の第2相;および c)場合によっては、妊娠前期的薬剤、エストロゲンもしくは抗プロゲスチンが
投与されない28日周期における残りの0〜9日の各々のための経口的および製
薬的に許容しうる偽薬: を含む。
【0047】 直前に述べた包装もしくはキットの好適な態様は、 a)妊娠前期的活性においてレボノルゲストレル約35〜約150μg、好まし
くはレボノルゲストレル約35〜約100μgに等しい一日用量における本発明
の妊娠前期的薬剤、および一日用量範囲約10〜約35μgにおけるエチニルエ
ストラジオールを各々が含有する、一日用量単位21日分の第1相; b)濃度2〜50mgにおける本発明の抗プロゲスチン、および濃度約10〜約
35μgにおけるエチニルエストラジオールを各々一日用量単位が含有する、2
2〜24日目の間の一日用量単位3日分の第2相;および c)場合によっては、25〜28日目の各々のための経口的および製薬的に許容
しうる偽薬の一日用量単位4日分の第3相: を含む。
【0048】 直前に述べた処方およびキットの各々において、処方の各製薬的に活性な成分
の一日用量が、それが投与される各特定の相において固定されたままであること
が好適である。また、上記一日用量単位は、第1相に続いて第2および第3相の
順に、記述された順序において投与されねばならないと理解される。各処方に伴
う複雑さを容易にするために、キットが周期の最終日数のための前記偽薬を含有
することがまた好適である。各包装またはキットが、当該技術において既知の標
識されたブリスター包装またはダイアル式ディスペンサー包装のように、28日
周期の各日毎のための指標をもつ製薬的に許容しうる包装を含むことがさらに好
適である。
【0049】 本開示において、用語、抗妊娠前期的薬剤、抗プロゲスチンおよびプロゲステ
ロン受容体拮抗剤は同意語であると理解される。同様に、プロゲスチン、妊娠前
期的薬剤およびプロゲステロン受容体作動剤は、同じ活性の化合物を指すと理解
される。
【0050】 これらの投薬処方は、最適な治療応答を与えるように調整することができる。
例えば、各成分の数回の分割用量が毎日投与されてもよく、または用量が治療状
況の危急によって指示されるように比例的に増加または減少されてもよい。本明
細書の記述では、一日用量単位に対する言及は、また、考慮されている周期の日
毎の経過にわたって投与される分割された単位を含んでもよい。
【0051】 本明細書におけるキット、方法および処方において抗妊娠前期的薬剤として使
用できる本発明の化合物は、式I:
【0052】
【化18】
【0053】 [式中、R1およびR2は、H、アルキル、置換アルキル;OH;O(アルキル)
;O(置換アルキル);OAc;アリール;場合によっては置換されるアリール
;ヘテロアリール;場合によっては置換されるヘテロアリール;アルキルアリー
ル;アルキルヘテロアリール;1−プロピニルもしくは3−プロピニルから独立
して選ばれるか; または、R1およびR2は、一緒になって、次の1種:−CH2(CH2nCH2
;−CH2CH2CMe2CH2CH2−;−O(CH2mCH2−;O(CH2p
−;−CH2CH2OCH2CH2−;−CH2CH2N(Hもしくはアルキル)CH 2 CH2−を含んでなる環を形成し; nは、0〜5からの整数であり; mは、1〜4からの整数であり; pは、1〜4からの整数であり; または、R1およびR2は一緒に、=C(CH32;=C(C3−C6シクロアルキ
ル),=Oもしくは=C(シクロエーテル)に対する二重結合を含むが、この場
合シクロエーテルはテトラヒドロフラニルもしくはヘキサヒドロピラニルから選
ばれ; R3は、H,OH,NH2,C1−C6アルキル、置換C1−C6アルキル、C3−C6 アルケニル、アルキニルもしくは置換アルキニルまたはCORAであり; RAは、H,C1−C3アルキル、置換C1−C3アルキル、C1−C3アルコキシ、
置換C1−C3アルコキシ、C1−C3アミノアルキルもしくは置換C1−C3アミノ
アルキルであり; R4は、H,ハロゲン,CN,NH2,C1−C6アルキル、置換C1−C6アルキル
、C1−C6アルコキシ、置換C1−C6アルコキシ、C1−C6アミノアルキルもし
くは置換C1−C6アミノアルキルであり; R5は、群a),b)もしくはc): a)R5は、以下に示すような置換基X,YおよびZを含有する三置換ベンゼン
環:
【0054】
【化19】
【0055】 であって、 Xは、ハロゲン,OH,CN,C1−C3アルキル、置換C1−C3アルキル、C1
−C3アルコキシ、置換C1−C3アルコキシ、C1−C3チオアルキル、置換C1
3チオアルキル、S(O)アルキル、S(O)2アルキル、C1−C3アミノアル
キル、置換C1−C3アミノアルキル、NO2、C1−C3ペルフルオロアルキル、
ヘテロ原子1〜3個を含有する5または6員の複素環式環、CORB,OCORB もしくはNRCCORBから選ばれ; RBは、H,C1−C3アルキル、置換C1−C3アルキル、アリール、置換アリー
ル、C1−C3アルコキシ、置換C1−C3アルコキシ、C1−C3アミノアルキルも
しくは置換C1−C3アミノアルキルであり; RCは、H,C1−C3アルキルもしくは置換C1−C3アルキルであり; YおよびZは、H,ハロゲン、CN,NO2、C1−C3アルコキシ、C1−C3
ルキルもしくはC1−C3チオアルキルを含む群からの独立した置換基である; あるいは、 b)R5は、O,S,SO,SO2もしくはNR6を含む群からのヘテロ原子1,
2もしくは3個を含有し、そしてH,ハロゲン、CN,NO2およびC1−C3
ルキル、C1−C3アルコキシ、C1−C3アミノアルキル、CORDもしくはNRE CORDを含む群からの独立した置換基1もしくは2個を含有する5または6員
環であり; RDは、H,C1−C3アルキル、置換C1−C3アルキル、アリール、置換アリー
ル、C1−C3アルコキシ、置換C1−C3アルコキシ、C1−C3アミノアルキルも
しくは置換C1−C3アミノアルキルであり; REは、H,C1−C3アルキルもしくは置換C1−C3アルキルであり; R6は、HもしくはC1−C3アルキルである; あるいは c)R5は、インドール−4−イル、インドール−7−イルもしくはベンゾ−2
−チオフェン部分であって、部分は、ハロゲン、低級アルキル、CN,NO2
低級アルコキシもしくはCF3から選ばれる置換基1〜3個によって場合によっ
ては置換されていてもよい: から選ばれ; R6およびR7は、独立して、H,メチル、エチル、プロピル、ブチル、イソ−プ
ロピル、イソ−ブチル、シクロヘキシル、アリール、置換アリール、ヘテロアリ
ールもしくは置換ヘテロアリールから選ばれる] の化合物、またはその製薬的に許容しうる塩である。
【0056】 本発明の抗プロゲスチン化合物の好適なセットは、構造II
【0057】
【化20】
【0058】 [式中、 R5は、以下に示すような置換基XおよびYを含有する二置換ベンゼン環:
【0059】
【化21】
【0060】 であって、 Xは、ハロゲン,CN,C1−C3アルコキシ、C1−C3アルキル、NO2、C1
3ペルフルオロアルキル、ヘテロ原子1〜3個を含有する5員の複素環式環、
もしくはC1−C3チオアルコキシから選ばれ; Yは、H,ハロゲン、CN,NO2、C1−C3アルコキシ、C1−C4アルキルも
しくはC1−C3チオアルキルから選ばれる4’もしくは5’位における置換基で
あるか; あるいは R5は、構造:
【0061】
【化22】
【0062】 をもつ5員環であって、 Uは、O,SもしくはNR6であり、 R6は、HもしくはC1−C3アルキルもしくはC1−C4CO2アルキルであり; X’は、ハロゲン、CN,NO2、C1−C3アルキルもしくはC1−C3アルコキ
シから選ばれ; Y’は、群H,F、CN,NO2もしくはC1−C4アルキルから選ばれるか; あるいは R5は、構造:
【0063】
【化23】
【0064】 をもつ6員環であって、 X1は、NもしくはCX2であり; X2は、ハロゲン、CNもしくはNO2である] 、またはその製薬的に許容しうる塩によって表される。
【0065】 本発明の製剤および処方の抗プロゲスチン化合物は、不斉炭素原子を含有して
もよく、そして本発明の化合物のあるものは、1個以上の不斉中心をもつことが
でき、かくして、光学的異性体およびジアステレオマーを生じてもよい。式Iお
よびIIでは立体化学に関係なく示されるが、本発明は、そのような光学的異性
体およびジアステレオマー;ならびにラセミ体および分割された鏡像異性体的に
純粋なRおよびS立体異性体;ならびにRおよびS立体異性体の他の混合物、お
よびそれらの製薬的に許容しうる塩を包含する。
【0066】 用語「アルキル」は、炭素原子1〜8個、好ましくは炭素原子1〜6個をもつ
両直鎖および分枝鎖の飽和脂肪族炭化水素基を指すべく本明細書では使用される
;「アルケニル」は、炭素−炭素二重結合1もしくは2個をもち、炭素原子2〜
8個、好ましくは炭素原子2〜6個をもつ両直鎖および分枝鎖のアルキル基を含
むことを意味する;「アルキニル」基は、炭素−炭素三重結合少なくとも1もし
くは2個をもち、炭素原子2〜8個、好ましくは炭素原子2〜6個をもつ両直鎖
および分枝鎖のアルキル基を含むことを意味する。
【0067】 用語「置換アルキル」、「置換アルケニル」および「置換アルキニル」は、ハ
ロゲン,CN,OH,NO2、アミノ、アリール、複素環、置換アリール、置換
複素環、アルコキシ、アリールオキシ、置換アルキルオキシ、アルキルカルボニ
ル、アルキルカルボキシ、アルキルアミノ、アルキルチオを含む群からの置換基
1個以上をもつ、まさに前述のアルキル、アルケニルおよびアルキニルを指す。
これらの置換基は、結合が安定な化学部分を構成するならば、アルキル、アルケ
ニルもしくはアルキニル基のいずれの炭素に結合されていてもよい。
【0068】 用語「アリール」は、単環か、または縮合または結合された環の少なくとも1
部分が共役された芳香族系を形成するように一緒に縮合または結合された多重芳
香族環であってもよい芳香族系を指すべく本明細書では使用される。アリール基
は、限定されるものではないが、フェニル、ナフチル、ビフェニル、アントリル
、テトラヒドロナフチル、フェナントリルを含む。
【0069】 用語「置換アリール」は、ハロゲン,CN,OH,NO2、アミノ、アルキル
、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アリールオキシ、置
換アルキルオキシ、アルキルカルボニル、アルキルカルボキシ、アルキルアミノ
もしくはアルキルチオを含む群からの置換基1〜4個をもつ、直前に定義された
ようなアリールを指す。
【0070】 用語「複素環」は、飽和、部分的不飽和または不飽和であり、そして炭素原子
と、N,OおよびS原子を含む群から選ばれるヘテロ原子1〜4個からなる、安
定な4〜7員の単環式もしくは安定な多環式複素環式環を記述すべく本明細書で
は使用される。NおよびS原子は酸化されていてもよい。また、複素環式環は、
上記複素環式環のいずれかがアリール環に縮合されているいずれの多環式環も含
む。複素環式環は、得られる構造が化学的に安定であるならば、いずれのヘテロ
原子もしくは炭素原子に結合されていてもよい。そのような複素環式基は、例え
ばテトラヒドロフラン、ピペリジニル、ピペラジニル、2−オキソピペリジニル
、アゼピニル、ピロリジニル、イミダゾリル、ピリジル、ピラジニル、ピリミジ
ニル、ピリダジニル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、モルホリニル、インド
リル、キノリニル、チエニル、フリル、ベンゾフラニル、ベンゾチエニル、チア
モルホリニル、チアモルホリニルスルホキシドおよびイソキノリニルを含む。
【0071】 用語「置換複素環」は、ハロゲン,CN,OH,NO2、アミノ、アルキル、
置換アルキル、シクロアルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、ア
ルコキシ、アリールオキシ、置換アルキルオキシ、アルキルカルボニル、アルキ
ルカルボキシ、アルキルアミノもしくはアルキルチオを含む群から選ばれる置換
基1〜4個をもつ、まさに定義されたような複素環を記述すべく本明細書では使
用される。用語「チオアルキル」は、Rが炭素原子1〜8個を含有するアルキル
もしくは置換アルキルであるSR基を指すべく本明細書では使用される。用語「
アルコキシ」は、Rが炭素原子1〜8個を含有するアルキルもしくは置換アルキ
ルであるOR基を指す。用語「アリールオキシ」は、Rが先に定義されたような
アリールもしくは置換アリールであるOR基を指す。用語「アルキルカルボニル
」は、Rが炭素原子1〜8個、好ましくは炭素原子1〜6個を含有するアルキル
もしくは置換アルキルであるRCO基を指す。用語「アルキルカルボキシ」は、
Rが炭素原子1〜8個、好ましくは炭素原子1〜6個を含有するアルキルもしく
は置換アルキルであるCOOR基を示す。用語「アミノアルキル」は、両第2級
および第3級アミンを指し、この場合同じでも異なっていてもよい、炭素原子1
〜8個を含有するアルキルもしくは置換アルキルおよびその結合点は窒素原子上
にある。用語「ハロゲン」は、Cl,Br,FもしくはIを指す。
【0072】 本発明の抗妊娠前期的化合物は、製薬的または生理的に許容しうる酸もしくは
塩基から誘導される塩の形態で使用することができる。これらの塩は、限定され
るものではないが、次のような無機酸、例えば塩酸、硫酸、硝酸、リン酸、およ
び場合によっては有機酸、例えば酢酸、シュウ酸、コハク酸およびマレイン酸と
の塩を含む。他の塩は、エステル、カルバメートの形態、およびそのような形態
で投与された場合、イン・ビボで活性部分に変換する他の慣用の「プロ・ドラッ
グ」形態における、アルカリ金属もしくはアルカリ土類金属、例えばナトリウム
、カリウム、カルシウムもしくはマグネシウムとの塩を含む。
【0073】 これらの処方の活性化合物が上記利用のために使用される場合、それらは、1
種以上の製薬的に許容しうるキャリヤーもしくは添加物、例えば溶媒、希釈剤お
よびそれに類するものと組み合わされてもよく、そして錠剤、カプセル剤、分散
性散剤、顆粒剤、または例えば懸濁化剤約0.05〜5%を含有する懸濁剤、例
えば糖約10〜50%を含有するシロップ剤、および例えばエタノール約20〜
50%を含有するエリキシル剤、およびそれに類するような形態において経口的
に、あるいは等張性媒質中に懸濁化剤約0.05〜5%を含有する無菌注射用液
剤もしくは懸濁剤の形態において非経口的に投与されてもよい。そのような製薬
調製物は、例えば、キャリヤーとの組み合わせにおいて有効成分約25〜約90
重量%、より普通には約5〜60重量%を含有してもよい。
【0074】 本発明の薬理学的に活性な薬剤は、経口的に、ならびに静脈内、筋肉内もしく
は皮下経路によって投与されてもよい。有効成分の性質および所望される特定の
投与形態に適当であるように、固形キャリヤーは、澱粉、乳酸、リン酸二カルシ
ウム、微結晶セルロース、スクロースおよびカオリンを含み、一方、液状キャリ
ヤーは、無菌水、ポリエチレングリコール、非イオン性界面活性剤および食用油
、例えばコーン、ピーナッツおよびゴマ油を含む。製薬組成物の製造において通
常使用される補助剤は、有利には、例えば着香剤、着色剤、保存剤、および抗酸
化剤、例えばビタミンE、アスコルビン酸、BHTおよびBHAを含んでもよい
【0075】 製造および投与の容易さの観点から好適な製薬組成物は、固形組成物、特に錠
剤および硬、軟カプセル剤である。化合物の経口投与が好適である。
【0076】 また、これらの活性化合物は非経口的もしくは腹腔内に投与されてもよい。遊
離塩基もしくは薬理学的に許容しうる塩としてのこれらの活性化合物の液剤もし
くは懸濁剤は、ヒドロキシプロピルセルロースのような界面活性剤と適当に混合
された水において製造することができる。また、分散剤は、油中グリセロール、
液体ポリエチレングリコールおよびそれらの混合物において製造することができ
る。通常の貯蔵および使用条件下では、これらの調製物は、微生物の増殖を防ぐ
ために保存剤を含有する。
【0077】 注射用途に適当な剤形は、無菌水性液剤もしくは分散剤、および無菌注射用液
剤もしくは分散剤の即席調製のための無菌散剤を含む。すべての場合、剤形は無
菌でなければならず、そして容易に注射できる程度に流体でなければならない。
それは製造および貯蔵条件下で安定でなければならず、そして細菌およびカビの
ような微生物の汚染作用に対して保護されねばならない。キャリヤーは、例えば
水、エタノール(例えばグリセロール、プロピレングリコールおよび液体ポリエ
チレングリコール)、それらの適当な混合物および植物油を含有する溶媒もしく
は分散媒である。
【0078】 本発明の化合物は、以下に具体的に説明されるスキームにおいて概説される操
作によって製造することができる: 典型的には、本発明の抗プロゲスチン化合物は、適当なカップリング反応によ
って、スキーム1に示されるような同一目標を目指す方式において製造される。
例えば、ハロゲン化アリールとアリールボロン酸とのパラジウム媒介のカップリ
ングが、所望の二アリール置換標的を与える。ハロゲン化アリール−アリールボ
ロン酸組み合わせの選択が実験的に確立された。
【0079】
【化24】
【0080】 スキーム2において概説されるように、本発明の化合物の「右側」は、Let
cher,R.M.et al.,J.Chem.Soc.Perkin Tr ans.,1 :939−944,1993に記述されている操作にしたがって製
造されてもよい。
【0081】
【化25】
【0082】 例として、右側のテンプレート、は、適当に置換されたフェニルヒドラジン
と適当なケトンを縮合させて対応するヒドラゾンを生成することによって製造さ
れる。この物質は、還流する酢酸中でイミンへと環化され、次いで所望のインド
リン テンプレートに還元される。実施例1−7および10−20は、適当な
ケトンを用いるこの経路によって製造された。
【0083】 あるいは、右側のテンプレートはスキーム3に概説されるように製造されても
よい。市販のオキシインドールが適当な塩基および対応するハロゲン化アルキル
を用いることによってC−3においてジアルキル化されて3,3−ジアルキル−
オキシインドールもしくはスピロ環式オキシインドールを生成する。これら
のオキシインドールが、次いで、標準条件下で臭素化され、そしてカルボニル基
がハロゲン化物媒介の還元によって所望のメチレンに還元される。アリールカッ
プリングおよび2位のカルボニルの還元の時期は実験的に確立される。
【0084】
【化26】
【0085】 右側のテンプレートが、適当なパラジウム(0)触媒を用いて適当なアリール
ボロン酸とカップリングされる、スキーム4。例えば、化合物10は、適当な置
換アリールボロン酸と標準のSuzuki条件下でカップリングされて化合物 を生成する。
【0086】
【化27】
【0087】 本発明の化合物は安定な半固体であり、そして酸との処理によってそれらの対
応する塩に都合よく転化される。実施例1、化合物11(R1=R2=R3=Me
)は、ジオキサン中HClと処理された場合、白色固体としてのHCl塩(実施
例2)を生成する。ラセミ体インドリンは、Chiral HPLCによってそ
れらの鏡像異性体に分割されて>98%EEにおける個々の鏡像異性体を生成す
ることができる。
【0088】 本発明は、次に示す限定されることのない実施例によってさらに理解されるで
あろう。
【0089】 実施例1 2,3,3−トリメチル−5−(3−ニトロ−フェニル)− 2,3−ジヒドロ−1H−インドール 5−ブロモ−2,3,3−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インドール この化合物は、Letcher,R.M.et al.,J.Chem.So c.Perkin Trans.,1 :939−944,1993の操作によっ
て製造された。
【0090】 ベンゼン20ml中4−ブロモ−フェニルヒドラジン塩酸塩(2.59g,1
1.6mmol)および3−メチル−2−ブタノン(1.0g,11.6mmo
l)の溶液に、酢酸(触媒量)を添加し、そして得られる溶液を、14時間H2
Oを共沸除去しながら還流した。反応混合液を室温まで冷却し、そして濃縮した
。得られる半固形物を酢酸中に抽出し、そして12時間還流した。反応混合液を
室温まで冷却し、そして濃縮した。半固形残渣をエーテル中に抽出し、そしてK 2 CO3により中和した。エーテル層を乾燥し、濃縮した。得られる固形イミンを
THF−MeOH(6:1)に溶解し、0℃まで冷却し、そしてホウ水素化ナト
リウム(0.5g,13.2mmol)を添加した。溶液を放置して室温まで温
め、そして0.5時間撹拌した。反応混合液を15%HCl水溶液に注入し、次
いでK2CO3により塩基性にした。有機層を分離し、食塩水で洗浄し、乾燥(N
2SO4)し、そして濃縮した。粗生成物をカラムクロマトグラフィー(SiO 2 ,ヘキサン−酢酸エチル9:1)によって精製した。生成物を橙色液体として
単離した(2.1g,75%):1H-NMR(CDCl3)δ1.03(s,3H),1.15(d,J=6.6
Hz,3H),1.25(s,3H),3.50(q,J=6.6Hz,1H),3.70(br.s,1H),6.45(d,J=
8.7Hz,1H),7.09(m,2H);13C-NMR(CDCl3)δ15.10,22.25,26.11(q),43.72(s
),65.47(d),110.32(s),110.70,125.47,129.75(d),141.48,148.33(s);MS
(EI)m/z240,242(M+H)+
【0091】 ジメトキシエタン(10ml)中5−ブロモ−2,3,3−トリメチル−2,
3−ジヒドロ−1H−インドール(0.5g,2.1mmol)およびテトラキ
ス−(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0.14g,0.12mmol)
の溶液を、N2真空(4x)下で環化し、次いでN2下で0.5時間撹拌した。次
いで、この混合液に3−ニトロフェニルボロン酸(0.42g,2.5mmol
)、続いて水5ml中Na2CO3(0.36g,3.4mmol)溶液を添加し
、N2真空(3x)下で環化した。溶液を6時間還流させ、次いで室温まで冷却
し、水に注入し、そしてEtOAcで抽出した。合わせた有機抽出液を、水、食
塩水で洗浄し、乾燥(Na2SO4)し、そして蒸発した。残渣をカラムクロマト
グラフィー(SiO2,塩化メチレン:ヘキサン1:3)によって精製して、表
題の化合物(0.48g,82%)を橙色半固形物として得た:1H-NMR(CDCl3)
δ1.12(s,3H),1.21(d,J=6.6Hz,3H),1.35(s,3H),3.60(q,J=6.6Hz,1H)
,3.9(br s,1H),6.69(d,J=7.9Hz,1H),7.28-7.29(m,2H),7.32(d,J=1.9
Hz,1H),7.53(dd,J=7.9,7.9Hz,1H),7.85(ddd,J=7.9,2.0,2.0Hz,1H)
,8.07(ddd,J=7.9,2.0,2.0Hz,1H),8.08(d,J=7.9Hz,1H),8.39(dd,J=
2.0,2.0Hz,1H);13C-NMR(CDCl3)δ15.27,22.54,26.39(q),43.53(s),65.5
7(d),109.48,120.67,121.04,121.10,126.58(d),129.15(s),129.53,132
.35(d),140.18,143.64,148.78,150.11(s);MS(EI)m/z283(M+H)+
【0092】 実施例2 2,3,3−トリメチル−5−(3−ニトロ−フェニル)− 2,3−ジヒドロ−1H−インドール塩酸塩 室温における1:1エーテル:ジオキサン20ml中2,3,3−トリメチル
−5−(3−ニトロ−フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール(0.
8g,2.79mmol)溶液を、4MHCl/ジオキサン溶液1.5mlによ
り処理した。得られる固形物を濾過によって単離し、ヘキサンで洗浄して、表題
の化合物(0.81g,90%)を茶褐色固形物として得た:m.p.240−
241°:1H-NMR(CDCl3)δ1.37(s,3H),1.51(s,3H),4.01(d,J=6.5Hz,1H)
,7.51(s,1H),7.59(d,J=7.3Hz,1H),7.7(dd,J=7.9,7.9Hz,1H),7.8(d
,J=7.9Hz,1H),7.89(d,J=7.7Hz,1H),8.3(dd,J=7.9,1.8Hz,1H),8.4
2(s,1H),11.9(br s.2H);13C-NMR(CDCl3)δ;MS(EI)m/z283(M+H)+
【0093】 実施例3 (2−RまたはS)−2,3,3−トリメチル−5−(3−ニトロ−フェニル )−2,3−ジヒドロ−1H−インドール および 実施例4 (2−SまたはR)−2,3,3−トリメチル−5−(3−ニトロ−フェニル )−2,3−ジヒドロ−1H−インドール 実施例2において製造されたようなラセミ体2,3,3−トリメチル−5−(
3−ニトロ−フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドールのサンプル(2
5mg)を、キラル調製用HPLC[カラム:Chiralcel OD,4.
6X250mm,無勾配,5:95IPA:ヘキサン,流速=1ml/min;
注入容量=5μl;保持時間:,9.2分および,10.39分]によって
分離して、橙色半固形物として鏡像異性体およびを得た。キラル分析用HP
LCは、鏡像異性体が>99%EEをもつことを示した。実施例3および4は、
ラセミ化合物、実施例1と同一の分光データをもつ:1H-NMR(CDCl3)δ1.12(s,3
H),1.21(d,J=6.6Hz,3H),1.35(s,3H),3.60(q,J=6.6Hz,1H),3.9(br s
,1H),6.69(d,J=7.9Hz,1H),7.28-7.29(m,2H),7.32(d,J=1.9Hz,1H),7
.53(dd,J=7.9,7.9Hz,1H),7.85(ddd,J=7.9,2.0,2.0Hz,1H),8.07(ddd
,J=7.9,2.0,2.0Hz,1H),8.08(d,J=7.9Hz,1H),8.39(dd,J=2.0,2.0Hz
,1H);MS(EI)m/z283(M+H)+
【0094】 実施例5 2,3,3−ジエチル−2−メチル−5−(3−ニトロ−フェニル)− 2,3−ジヒドロ−1H−インドール 5−ブロモ−3,3−ジエチル−2−メチル−2,3−ジヒドロ−1H−イン ドール この化合物は、4−ブロモ−フェニルヒドラジン塩酸塩(5.9g,26.3
mmol)および3−エチル−2−ペンタノン(3.0g,26.3mmol)
を用いて実施例1の操作によって製造された。副題の化合物(4.5g)を黄色
味オイルとして収率65%において得た:1H-NMR(CDCl3)δ0.81(t,J=7.4Hz,3
H),0.83(t,J=7.4Hz,3H),1.18(d,J=6.5Hz,3H),1.42(dq,J=14.0,7.4H
z,1H),1.66(dq,J=14.0,7.4Hz,3H),3.73(q,J=6.5Hz,1H),6.47(d,J=
8.2Hz,1H),7.02(d,J=2Hz,1H),7.09(dd,J=8.2,2.0Hz,1H);13C-NMR(CD
Cl3)δ10.46,10.66,17.70(q),26.5,29.67(t),52.25(s),64.80(d),111.64
(s),112.41,129.07,131.58(d),139.57,151.04(s);MS(EI)m/z268,270(M+H
)+
【0095】 実施例1に示された標準のカップリング条件を用いて、表題の化合物を、3−
ニトロフェニルボロン酸(0.09g,0.54mmol)および水2ml中炭
酸ナトリウム(0.15g,4.95mmol)とともに、ジメトキシエタン(
4ml)中5−ブロモ−3,3−ジエチル−2−メチル−2,3−ジヒドロ−1
H−インドール(0.13g,0.45mmol)、テトラキス−(トリフェニ
ルホスフィン)パラジウム(0.05g,0.04mmol)から製造した。表
題の化合物(0.09g,65%)を赤褐色ガラスとして得た:1H-NMR(CDCl3)
δ0.86(dt,J=4.0,4.0Hz,3H),0.88(dt,J=4.0,4.0Hz,3H),1.24(d,J=6.
6Hz,3H),1.5(dq,J=14.1,7.3Hz,1H),1.66-1.84(m,3H),3.81(q,J=6.6H
z,1H),6.69(d,J=8.0Hz,1H),7.20(d,J=1.9Hz,1H),7.32(dd,J=8.0,1
.9Hz,1H),7.53(dd,J=8.0,8.0Hz,1H),7.85(dd,J=7.9,1.1Hz,1H),8.0
9(dd,J=7.9,1.1Hz,1H),8.4(dd,J=1.9Hz,1H);13C-NMR(CDCl3)δ8.99,9
.14,16.24(q),24.87,28.14(t),50.30(s),63.31(d),109.56,120.80,121.
22,123.19,126.76(d),128.64(s),129.67,132.55(d),136.5,143.92,148.
95,151.07(s);MS(EI)m/z310(M)+
【0096】 実施例6 4a−メチル−6−(3−ニトロ−フェニル)−2,3,4,4a,9,9a− ヘキサヒドロ−1H−カルバゾール 6−ブロモ−4a−メチル−2,3,4,4a,9,9a−ヘキサヒドロ−1 H−カルバゾール この化合物は、4−ブロモ−フェニルヒドラジン塩酸塩(2.0g,8.95
mmol)および2−メチルシクロヘキサノン(1.0g,8.95mmol)
を用いて実施例1の操作によって製造された。副題の化合物(1.5g,65%
)を黄色オイルとして得た:1H-NMR(CDCl3)δ1.26(s,3H),1.38-1.46(m,4H),
1.56-1.68(m,4H),3.4(t,J=4.4Hz,1H),3.6(br s,1H),6.53(d,J=8Hz,1
H),7.08(d,J=2.0Hz,1H),7.09(dd,J=8.0,2.0Hz,1H);13C-NMR(CDCl3
21.45,21.87(t),23.96(q),27.92,35.32(t),43.56(s),66.65(d),110.73(s
),111.88,125.25,129.99(d),142.17,149.03(s);MS(EI)m/z268,270(M+H)+
【0097】 実施例1に示された標準のカップリング条件を用いて、表題の化合物を、3−
ニトロフェニルボロン酸(1.2g,7.2mmol)および水10ml中炭酸
ナトリウム(1.9g,18mmol)とともに、ジメトキシエタン(30ml
)中6−ブロモ−4a−メチル−2,3,4,4a,9,9a−ヘキサヒドロ−
1H−カルバゾール(1.6g,6.0mmol)、テトラキス−(トリフェニ
ルホスフィン)パラジウム(0.4g,0.35mmol)を用いて製造した。
純粋な生成物(1.2g,70%)を橙色泡状物として得た:1H-NMR(CDCl3)δ1
.36(s,3H),1.44-1.74(m,8H),3.49(t,J=4.4Hz,1H),3.83(br s,1H),6.7
5(d,J=8.0Hz,1H),7.26(d,J=1.9Hz,1H),7.32(dd,J=8.0,1.9Hz,1H),
7.53(dd,J=8.0,8.0Hz,1H),7.86(d,J=7.8Hz,1H),8.08(dd,J=8.0,2.0
Hz,1H),8.39(dd,J=2.0,2.0Hz,1H);13C-NMR(CDCl3)δ21.27,21.71(t),2
3.87(q),27.76,35.29(t),43.06(s),66.46(d),110.41,120.57,120.83,12
1.24,126.55(d),129.26(s),129.68,132,55(d),140.66,143.86,148.95,1
50.51(s);MS(EI)m/z309(M+H)+
【0098】 実施例7 1,2−ジヒドロ−2−メチル−5−(3−ニトロ−フェニル) スピロ[シクロヘキサン−1,3−[3H]インドール] 5−ブロモ−1,2−ジヒドロ−2−メチルスピロ[シクロヘキサン−1,3 −[3H]インドール ] 実施例1に示された条件を用いて、副題の化合物を、4−ブロモ−フェニルヒ
ドラジンHCl(3.5g,15.7mmol)およびシクロヘキシルメチルケ
トン(2.0g,15.7mmol)から製造した。純粋な物質(3.0g,6
8%)をオイルとして得た:1H-NMR(CDCl3)δ1.09(d,J=6.5Hz,3H),1.25-1.7
3(m,10H),3.45(br s,1H),3.71(q,J=6.5Hz,1H),6.47(d,J=8.2Hz,1H)
,7.09(dd,J=8.2,2.0Hz,1H),7.19(d,J=2.0Hz,1H);13C-NMR(CDCl3)δ17
.22(q),23.19,23.44,26.16,30.17,36.70(t),47.99(s),62.34(d),110.08
(s),111.07,126.83,130.08(d),139.98,148.49(s);MS(EI)m/z280,282(M+H
)+
【0099】 実施例1に示された標準のカップリング条件を用いて、表題の化合物を、3−
ニトロフェニルボロン酸(0.33g,1.98mmol)および水5ml中炭
酸ナトリウム(0.53g,4.95mmol)とともに、ジメトキシエタン(
5ml)中5−ブロモ−1,2−ジヒドロ−2−メチルスピロ[シクロヘキサン
−1,3−[3H]インドール](0.5g,1.65mmol)、テトラキス
(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0.08g,0.07mmol)から
製造した。純物質(0.35g,55%)を橙褐色半固形物として得た:1H-NMR
(CDCl3)δ1.16(d,J=6.4Hz,3H),1.38-1.83(m,10H),3.7(br s,1H),3.8(q
,J=6.4Hz,1H),6.69(d,J=8.0Hz,1H),7.31(dd,J=8.0,1.8Hz,1H),7.5
3(dd,J=8.0,8.0Hz,1H),7.86(d,J=7.3Hz,1H),8.09(d,J=8.0Hz,1H),
8.39(dd,J=1.9,1.9Hz,1H);13C-NMR(CDCl3)δ17.45(q),23.32,23.70,26.
21,30.31,37.07(t),47.77(s),62.11(d),109.81,120.78,121.23,122.40
,126.92(d),128.96(s),129.66,132.51(d),138.63,143.92,148.94,150.1
(s);MS(EI)m/z322(M)+
【0100】 実施例8 3,3−ジメチル−5−(3−ニトロ−フェニル)− 2,3−ジヒドロ−1H−インドール(WAY−160655) 3,3−ジメチル−1,3−ジヒドロ−2H−インドール−2−オン この化合物は、A.Kende,Synth.Commun.,1:12(1
982)によって記述された一般的方法を用いて製造された。粗物質をカラムク
ロマトグラフィー(SiO2,塩化メチレン:ヘキサン1:3)によって精製し
て、副題の化合物を得たが、これは報告された分光データと一致していた。
【0101】 上記オキシインドール(0.65g,4.03mmol)および酢酸ナトリウ
ム(0.334g,4.07mmol)を酢酸(5.0ml)中で撹拌した。酢
酸(5.0ml)中臭素(0.66g,0.00413mol)を、反応混合液
に滴下した。反応液を50分間撹拌し、次いで水(10ml)中に注入した。混
合液を炭酸ナトリウムで塩基性にして、酢酸エチルで抽出し、乾燥(MgSO4
)し、濾過し、そして蒸発して5−ブロモ−1,3−ジヒドロ−3,3−ジメチ
ル−2H−インドール−2−オン(0.89g,92%)を得た:1H-NMR(DMSO-
d6)1.21(s,6H),6.76(d,J=8.22Hz,1H),7.29(dd,J=2.1,8.2Hz,1H),7.4
9(d,J=2.0Hz,1H),10.4(s,1H)。
【0102】 0℃におけるTHF20ml中5−ブロモ−1,3−ジヒドロ−3,3−ジメ
チル−2H−インドール−2−オン(0.9g,3.7mmol)溶液に、ボラ
ン−メチルスルフィド錯体(THF中2M、38ml,75mmol)を添加し
た。反応混合液を室温まで加温し、次いで4時間還流させた。混合液を室温まで
冷却し、そしてH2O/CH2Cl2中に注入し、そして5%NaHCO3により洗
浄した。有機層を食塩水で洗浄し、乾燥(Na2SO4)し、そして濃縮した。粗
生成物をMeOH中に抽出し、トリメチルアミンN−オキシド(2.0g,26
.6mmol)を添加し、そして溶液を2時間還流させた。反応混合液を冷却し
、濃縮し、そして粗残渣をカラムクロマトグラフィー(SiO2,塩化メチレン
)によって精製して、5−ブロモ−3,3−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1H
−インドール(0.074g,87%)を黄色オイルとして得た:1H-NMR(CDCl3 )δ1.29(s,6H),3.30(s,2H),3.5(br s,1H),6.49(d,J=8.8Hz,1H),7.08-
7.12(m,2H);13C-NMR(CDCl3)δ27.69(q),42.21(s),62.01(d),110.38(s),11
1.09,125.46,130.09(d),141.03,149.52(s);MS(EI)m/z225,227(M)+
【0103】 実施例1に示された標準のカップリング条件を用いて、表題の化合物を、3−
ニトロフェニルボロン酸(0.22g,1.3mmol)および水5ml中炭酸
ナトリウム(0.35g,3.3mmol)とともに、ジメトキシエタン(5m
l)中5−ブロモ−3,3−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インドール(
0.25g,1.1mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジ
ウム(0.08g,0.07mmol)から製造した。表題の化合物(0.17
g,60%)を褐色半固形物として得た:1H-NMR(CDCl3)δ1.38(s,3H),3.40(s
,2H),6.72(d,J=8.0Hz,1H),7.29-7.34(m,2H),7.54(dd,J=8.0,8.0Hz,
1H),7.86(d,J=7.8Hz,1H),8.09(dd,J=8.0,1.5Hz,1H),8.40(dd,J=2.0
,2.0Hz,1H);13C-NMR(CDCl3)δ27.89(q),41.93(s),62.05(d),109.78,120.
87,121.02,121.23,126.87(d),129.19(s),129.69,132.52(d),139.64,143
.75,148.94,151.17(s);MS(EI)m/z268(M)+
【0104】 実施例9 5’−(3−クロロフェニル)−1’,2’−ジヒドロスピロ [シクロヘキサン−1,3’−[3H]インドール] スピロ[シクロヘキサン−1,3’−[3H]インドール]−2’−(1’H) オン 無水THF800ml中オキシインドール(25g,190mmol)溶液を
−20℃まで冷却し、n−ブチルリチウム(ヘキサン中2.5M、152ml,
0.38mmol)を徐々に添加し、続いてN,N,N’,N’−テトラメチレ
ンジアミン(51ml,0.38mol)を添加した。15分後、1,5−ジヨ
ードペンタン(174g,0.54mol)を徐々に添加し、そして混合液を室
温まで加温させた。16時間撹拌後、飽和塩化アンモニウム水溶液(1L)およ
び酢酸エチル(1L)を添加した。15分後、層を分離し、水層を酢酸エチルで
抽出した。合わせた有機層を塩酸(1N,500ml)で抽出し、続いて食塩水
で洗浄し、乾燥(MgSO4)し、そして濃縮してオイルを得た。このオイルを
ヘキサン(200ml)およびベンゼン(20ml)で粉砕した。沈殿物を回収
し、真空乾燥して、スピロ[シクロヘキサン−1,3’−[3H]インドール]
−2’−(1’H)オン(26.3g,69.6%)を無色結晶として得た: mp110−114°;1H-NMR(DMSO-d6)δ1.67(m,10H),6.84(d,1H,J=8Hz)
,6.94(t,1H,J=8Hz),7.17(t,1H,J=8Hz),7.44(d,1H,J=8Hz),10.3(s
,1H)。
【0105】 酢酸(300ml)中上記オキシインドール(17.6g,90.0mmol
)溶液に、酢酸ナトリウム(8.0g,100.0mmol)および臭素(14
.6g,91.0mmol)を撹拌しながら添加した。室温で30分後、反応混
合液を、水および酢酸エチル間で分配した。水層を酢酸エチルで抽出した。合わ
せた有機層を水で洗浄し、乾燥(MgSO4)し、そして蒸発した。残渣をヘキ
サンで粉砕した。沈殿物を回収し、そして真空乾燥して、5−ブロモ−スピロ[
シクロヘキサン−1,3’−[3H]インドール]−2’(1’H)−オン(1
6.5g,67%)をオフホワイト結晶として得た:mp196−199°;1 H-NMR(DMSO-d6)δ1.62(m,10H),6.8(d,1H,J=6.8Hz),7.36(d,1H,J=8.2
,1.8Hz),7.58(dd,1H,J=8.2,1.8Hz),10.44(s,1H)。
【0106】 実施例1に示された標準のカップリング条件を用いて、表題の化合物を、上記
ブロモ−オキシインドール(0.32g,1.14mmol)、テトラキス(ト
リフェニルホスフィン)パラジウム(0.08g,0.07mmol)および3
−クロロフェニルボロン酸(0.21g,1.37mmol)、および水(3m
l)中炭酸ナトリウム(0.36g,3.4mmol)から製造した。5−(3
−クロロフェニル)−スピロ[シクロヘキサン−1,3−[3H]インドール]
−2(1H)−オン(0.28g,80%)を黄色固形物として得た:m.p.
164−165°;1H-NMR(CDCl3)δ1.60-1.78(m,6H),1.81-1.99(m,4H),7.0
4(d,J=8.1Hz,1H),7.22-7.47(m,4H),7.53(s,1H),7.61(s,1H),9.28(br
s,1H);13C-NMR(CDCl3)δ20.17,24.12,31.92(t),47.22(s),109.21,121.94
,124.06,125.50,125.79,125.97,126.38,128.96(d),132.88,133.59,135
.60,139.14,142.17,182.89(s);MS(EI)m/z310,312(M-H)+
【0107】 0℃におけるTHF20ml中5−(3−クロロフェニル)−スピロ[シクロ
ヘキサン−1,3−[3H]インドール]−2(1H)−オン(0.42g,1
.4mmol)溶液に、ボラン−ジメチルスルフィド錯体(THF中2M、14
ml,28mmol)を添加した。反応混合液を室温まで加温し、次いで4時間
還流させた。混合液を室温まで冷却し、そしてCH2Cl2を含むH2O中に注入
し、そして5%NaHCO3により洗浄した。有機層を食塩水で洗浄し、Na2
4で乾燥し、そして濃縮した。粗生成物をMeOH中に抽出し、そしてトリメ
チルアミンN−オキシド(1.0g,9.0mmol)を添加した。溶液を2時
間還流させ、混合液を冷却し、濃縮し、そして粗残渣をカラムクロマトグラフィ
ー(SiO2,塩化メチレン)によって精製して、表題の化合物(0.25g,
63%)を黄色オイルとして得た:1H-NMR(CDCl3)δ1.3-1.55(m,3H),1.6-1.85
(m,7H),3.1(br s,1H),3.5(s,2H),6.6(d,J=8.0Hz,1H),7.18-7.32(m,4
H),7.4(dd,J=7.7,1.5Hz,1H),7.5(s,1H);13C-NMR(CDCl3)δ23.65,26.24
,37.00(t),46.58(s),57.49(t),109.95,121.82,125.07,126.36,126.98,
127.08,130.29(d),130.64,134.91,139.65,144.29,151.09(s);MS(EI)m/z2
98,300(M+H)+
【0108】 実施例10 3−(2’,3’,3’−トリメチル−2’,3−ジヒドロ− 1H−インドール−5’−イル)ベンゾニトリル ジメトキシエタン(50ml)中5−ブロモ−2,3,3−トリメチル−2,
3−ジヒドロ−1H−インドール(2.03g,8.45mmol)の溶液に、
窒素下でテトラキス−(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0.47g,0
.4mmol)を添加した。室温で20分後、3−ホルミルフェニルボロン酸(
2.36g,16.4mmol)および水(25ml)中炭酸カリウム(6.8
0g,55mmol)を添加し、そして混合液を還流下で加熱した。2時間後、
混合液を冷却し、食塩水に注入し、そしてEtOAc(x2)で抽出した。合わ
せた有機抽出液を食塩水で洗浄し、乾燥(MgSO4)し、そして蒸発した。次
いで、残渣をカラムクロマトグラフィー(SiO2,EtOAc:ヘキサン1:
8)にかけて、3−(2,3,3’−トリメチル−2’,3−ジヒドロ−1H−
インドール−5’−イル)ベンズアルデヒド(0.96g,3.62mmol,
43%)をやや不純な固形物として得たが、これはさらなる精製なしに使用され
た:1H-NMR(CDCl3)δ1.11(s,3H),1.22(d,3H,J=6.5Hz),1.35(s,3H),3.59
(dd,1H,J=13.7Hz),6.69(d,1H,J=1Hz),7.25(s,1H),7.32(s,1H),7.55
(t,1H,J=7.6Hz),7.80(d,1H,J=1Hz),7.82(d,1H,J=1Hz),8.05(s,1H)
,10.07(s,1H)。
【0109】 MeCN/H2O(20ml,95:5)中上記化合物(0.96g,3.6
2mmol)溶液に、ヒドロキシルアミン塩酸塩(0.82g,7.25mmo
l)を添加した。1時間後、混合液を飽和炭酸水素ナトリウムに注入し、そして
EtOAc(x2)で抽出した。合わせた有機抽出液を水で洗浄し、乾燥(Mg
SO4)し、そして蒸発した。次いで、残渣をジクロロメタン(20ml)に溶
解し、そして塩化チオニル(0.53ml,7.25mmol)とともに処理し
た。16時間後、混合液を飽和炭酸水素ナトリウムで反応停止させ、そして濃縮
し、水およびEtOAc間に分配し、そしてEtOAcで再抽出した。合わせた
有機抽出液を食塩水で洗浄し、乾燥(MgSO4)し、そして蒸発した。カラム
クロマトグラフィー(EtOAc:ヘキサン1:8)による精製により黄色オイ
ル(0.31g)を得て、これをメタノール(5ml)に溶解し、そしてエーテ
ル性塩化水素(1M,1.3ml,1.3mmol)により処理し、そして蒸発
した。次いで、MeOH/Et2Oからの再結晶化により、表題の化合物(0.
20g,0.60mmol,18%)を得た:mp>235℃(分解),1H-NMR
(CDCl3)δ1.57(s,3H),1.36(d,3H,J=6.7Hz),1.40(s,3H),3.72-3.76(m,1
H),7.30(d,1H,J=8Hz),7.67(t,2H,J=7Hz),7.79-7.84(m,2H),8.03(d,
1H,J=8Hz),(8.2,s,1H);MS(EI)m/z262(M)+
【0110】 実施例11−薬理学 本発明の化合物の生物活性は、下記のイン・ビトロおよびイン・ビボアッセイ
において評価された。イン・ビトロの効力は、範囲0.01nM〜10,000
nMにおいて、そしてイン・ビボの効力は、範囲1μg/kg〜100mg/k
gにおいて存在する。
【0111】 イン・ビトロの生物学は、(1)競合的放射リガンド結合:放射リガンドとし
てのプロゲステロンとヒトのプロゲステロン受容体とのA形成を用いる;(2)
同時トランスフェクションアッセイ、これは作動剤EC50および拮抗剤IC5
0値として表される機能活性を示す;および(3)T47D細胞増殖、これはま
た、作動剤および拮抗剤のデータを与えるさらなる機能性アッセイである。
【0112】 1.hPR結合アッセイ− このアッセイは、Pathirana,C.;Stein,R.B.;Ber
ger,T.S.;Fenical,W.;Ianiro,T.;Mais,D
.E.;Torres,A.;Glodman,M.E.Nonsteroid
al human Progesterone receptor modul
ators from the marine alga cymoplia
barbata,J.Steroid Biochem.Mol.Biol.,
1992,41,733−738にしたがって実施される。
【0113】 2.CV−1細胞におけるPRE−ルシフェラーゼアッセイ 本アッセイの目的は、ヒトPRおよびPRE−ルシフェラーゼプラスミドを同
時にトランスフェクションされたCV−1細胞においてPRE−ルシフェラーゼ
リポーター活性に及ぼす化合物の効果に基づく、化合物の妊娠前期的(prog
estational)または抗妊娠前期的(antiprogestatio
nal)効力を決定することである。アッセイに使用される材料方法は次のとお
りである: a.培地:増殖培地は次のとおりである:10%(v/v)胎児ウシ血清(熱
失活)、0.1mM MEM非必須アミノ酸、100U/mlペニシリン、10
0mg/mlストレプトマイシン、および2mMGlutaMax(GIBCO
,BRL)を含有するDMEM(BioWhittaker)。実験培地は次の
とおりである:10%(v/v)木炭除去された胎児ウシ血清(熱失活)、0.
1mM MEM非必須アミノ酸、100U/mlペニシリン、100mg/ml
ストレプトマイシン、および2mMGlutaMax(GIBCO,BRL)を
含有するDMEM(BioWhittaker)、フェノールレッド不含。
【0114】 b.細胞培養、トランスフェクション、処理およびルシフェラーゼアッセイ 保存CV−1細胞は増殖培地において維持される。同時トランスフェクション
は、250ml中1.2x107細胞、SphIおよびBamHI部位に挿入さ
れたhPR−BをもつpLEMプラスミド5mg、ルシフェラーゼ配列の上流に
2つのPREをもつpGL3プラスミド10mg、およびキャリヤーDNAとし
ての音波処理された子ウシ胸腺DNA50mgを用いて実施される。エレクトロ
ポーレーションは、Biorad Gene PulserIIにおいて260
Vおよび1,000mFで実施される。エレクトロポーレーションの後、細胞は
増殖培地に再懸濁され、そして96穴プレートにおいて200μl中40,00
0細胞/ウエルにおいてプレート添加される。一夜培養に続いて、培地は実験培
地に置換される。次いで、細胞は実験培地において参照もしくは試験化合物によ
り処理される。化合物は、3nMプロゲステロンの存在下で抗妊娠前期的活性に
ついて試験される。処理24時間後、培地が廃棄され、細胞はD−PBS(GI
BCO,BRL)により3回洗浄される。細胞溶解バッファー(Promega
,Madison,WI)50μlが各ウエルに添加され、そしてプレートはT
iter Plate Shaker(Lab Line Instrumen
t,Inc.)において15分間振盪される。ルシフェラーゼ活性はProme
ga製ルシフェラーゼ試薬を用いて測定される。
【0115】 c.結果の解析: 各処理は少なくとも4並列からなる。Log変換データが、両作動剤および拮
抗剤モードについて変動および非直線性用量応答曲線適合の解析のために使用さ
れる。Huberウエイティング(weighting)がアウトライアー(o
utlier)の効果をダウンウエイト(downweight)するために使
用される。EC50もしくはIC50値は再変換された値から算出される。JMPソ
フトウエア(SAS Institute,Inc.)が、変動の一元解析およ
び非直線性応答解析の両方について使用される。
【0116】 d.参照化合物: プロゲステロンおよびトリメゲストンが参照プロゲスチンであり、そしてRU
486が参照抗プロゲスチンである。全参照化合物は、完全用量−応答曲線にお
いて用いられ、そしてEC50もしくはIC50値が算出される。
【0117】
【表1】
【0118】
【表2】
【0119】 妊娠前期的活性:媒質対照と比較して有意に(p<0.05)PRE−ルシフ
ェラーゼ活性を増加する化合物が活性があると見なされる。
【0120】 抗妊娠前期的活性:3nMプロゲステロンに誘導されたPRE−ルシフェラー
ゼ活性を有意に(p<0.05)減少する化合物。
【0121】 EC50:SEを含む、PRE−ルシフェラーゼ活性(デフォルト−nM)にお
ける半最大の増加を与える化合物濃度。
【0122】 IC50:SEを含む、3nMプロゲステロンに誘導させるPRE−ルシフェラ
ーゼ活性(デフォルト−nM)における半最大の減少を与える化合物濃度。
【0123】 3.T47D細胞増殖アッセイ このアッセイの目的は、T47D細胞における細胞増殖アッセイを用いること
による妊娠前期的および抗妊娠前期的効力の決定である。T47D細胞における
化合物のDNA合成への効果が測定される。このアッセイにおいて使用される材
料および方法は次のとおりである。
【0124】 a.増殖培地:10%(v/v)胎児ウシ血清(熱失活なし)、100U/m
lペニシリン、100mg/mlストレプトマイシン、および2mMGluta
Max(GIBCO,BRL)を補足されたDMEM:F12(1:1)(GI
BCO,BRL)。
【0125】 b.処理培地:0.5%木炭除去された胎児ウシ血清、100U/mlペニシ
リン、200mg/mlストレプトマイシン、および2mMGlutaMax(
GIBCO,BRL)を補足されたフェノールレッド不含最小必須培地(MEM
)(#51200−038GIBCO,BRL)。
【0126】 c.細胞培養 保存T47D細胞は増殖培地において維持される。BrdU取り込みアッセイ
のために、細胞は、96穴プレート(Falcon,Becton Dicki
nson Labware)において増殖培地中10,000細胞/ウエルでプ
レート添加される。一夜培養後、培地は処理培地に置換され、細胞は処理前にさ
らに24時間培養される。保存化合物が適当な媒質(100%エタノールもしく
は50%エタノール/50%DMSO)に溶解され、続いて処理培地によって希
釈され、そして細胞に添加される。プロゲスチンおよび抗プロゲスチン参照化合
物が完全用量−応答曲線において試験される。媒質の最終濃度は0.1%である
。対照ウエルでは、細胞は媒質のみを受け入れられる。抗プロゲスチンは、0.
03nMトリメゲストン、参照プロゲスチン作動剤の存在下で試験される。処理
24時間後、培地が廃棄され、細胞は処理培地において4時間、10mMBrd
U(Amersham Life Science,Arlington He
ights,IL)により標識される。
【0127】 d.細胞増殖アッセイ BrdU標識の終了時点で培地が廃棄され、そしてBrdU取り込みが細胞増
殖ELISAキット(#RPN250,Amersham Life Scie
nce)を用いて製造者の指示にしたがって測定される。簡単には、細胞はエタ
ノール含有固定液中で30分間固定され、そしてバックグラウンドを減少させる
ために30分間ブロッキングバッファーにおいてインキュベートされる。ペルオ
キシダーゼ−標識抗BrdU抗体がウエルに添加され、そして60分間インキュ
ベートされる。細胞はPBSで3回洗浄され、そして試験化合物の効力に応じて
10−20分間3,3’,5,5’−テトラメチルベンジジン(TMB)基質と
ともにインキュベートされる。次いで、1M硫酸25μlが各ウエルに添加され
て発色反応を停止させ、そして光学濃度が5分以内に450nmでプレートリー
ダーにおいて読み取られる。
【0128】 e.結果の解析: 平方根変換データが、両作動剤および拮抗剤モードについて変動および非直線
性用量応答曲線適合の解析のために使用される。Huberウエイティング(w
eighting)がアウトライアー(outlier)の効果をダウンウエイ
トするために使用される。EC50もしくはIC50値は再変換された値から算出さ
れる。JMPソフトウエア(SAS Institute,Inc.)が、両単
一用量および用量応答研究において変動の一元解析および非直線性応答解析の両
方に使用される。
【0129】 f.参照化合物: トリメゲストンおよび酢酸メドロキシプロゲステロン(MPA)が参照プロゲ
スチンであり、そしてRU486が参照抗プロゲスチンである。全参照化合物は
、完全用量−応答曲線において用いられ、そしてEC50もしくはIC50値が算出
される。
【0130】
【表3】
【0131】
【表4】
【0132】 EC50:SEを含む、BrdU取り込みにおいて半最大の増加を与える化合物
濃度; IC50:SEを含む、0.1トリメゲストンに誘導されるBrdU取り込みに
おいて半最大の減少を与える化合物濃度。
【0133】 すべての上記公表された文献は、引用によって本明細書中に組み入れられてい
る。本発明の種々の修飾および変更が上記明細書に含まれることは、当業者にと
って明白であると思われる。本発明の方法、説明、装置に対するそのような修飾
および変更は、ここに添付される特許請求の範囲に包含されると考えられる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 15/18 A61P 15/18 // C07D 209/08 C07D 209/08 209/86 209/86 C07M 7:00 C07M 7:00 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT,AU, AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,C N,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DZ,EE ,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,HR, HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,K P,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU ,LV,MA,MD,MG,MK,MN,MW,MX, NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,S G,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ ,UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 ジ,リン アメリカ合衆国カリフオルニア州92129サ ンデイエゴ・ローンロード7794 (72)発明者 ジヨーンズ,トツド・ケイ アメリカ合衆国カリフオルニア州92075ソ ラナビーチ・マービユードライブ546 (72)発明者 テグリー,クリストフアー・エム アメリカ合衆国カリフオルニア州91360サ ウザンドオークス・サンダーヘツドストリ ート478 (72)発明者 ウルリヒ,ジヨン・ダブリユー アメリカ合衆国ペンシルベニア州19341エ クストン・ミステイオータムドライブ317 (72)発明者 フエンサム,アンドリユー アメリカ合衆国ペンシルベニア州19087ウ エイン・トレフアニーレーン779 (72)発明者 ブローベル,ジエイ・イー アメリカ合衆国ニユージヤージイ州08648 ローレンスビル・ローズツリーレーン15 (72)発明者 エドワーズ,ジエイムズ・ピー アメリカ合衆国カリフオルニア州92129サ ンデイエゴ・ヘスビーコート8723 Fターム(参考) 4C086 AA01 AA02 AA03 BC12 BC13 DA09 DA10 MA01 MA04 NA14 ZA86 ZC03 4C204 CB03 DB03 DB05 EB10 FB01 GB10 GB19

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a)妊娠前期的活性においてレボノルゲストレル約35〜約
    100μgに等しい妊娠前期的薬剤の一日用量単位14〜24日分の第1相; b)式I: 【化1】 [式中、R1およびR2は、H、アルキル、置換アルキル;OH;O(アルキル)
    ;O(置換アルキル);OAc;アリール;場合によっては置換されるアリール
    ;ヘテロアリール;場合によっては置換されるヘテロアリール;アルキルアリー
    ル;アルキルヘテロアリール;1−プロピニルもしくは3−プロピニルから独立
    して選ばれるか; または、R1およびR2は、一緒になって、−CH2(CH2nCH2−;−CH2
    CH2CMe2CH2CH2−;−O(CH2mCH2−;O(CH2pO−;−C
    2CH2OCH2CH2−;−CH2CH2N(アルキル)CH2CH2−もしくは−
    CH2CH2NHCH2CH2−を含んでなる環を形成し; nは、0〜5からの整数であり; mは、1〜4からの整数であり; pは、1〜4からの整数であり; または、R1およびR2は一緒に、=C(CH32;=C(C3−C6シクロアルキ
    ル),=Oもしくは=C(シクロエーテル)に対する二重結合を含むが、この場
    合シクロエーテルはテトラヒドロフラニルもしくはヘキサヒドロピラニルから選
    ばれ; R3は、H,OH,NH2,C1−C6アルキル、置換C1−C6アルキル、C3−C6 アルケニル、アルキニルもしくは置換アルキニルまたはCORAであり; RAは、H,C1−C3アルキル、置換C1−C3アルキル、C1−C3アルコキシ、
    置換C1−C3アルコキシ、C1−C3アミノアルキルもしくは置換C1−C3アミノ
    アルキルであり; R4は、H,ハロゲン,CN,NH2,C1−C6アルキル、置換C1−C6アルキル
    、C1−C6アルコキシ、置換C1−C6アルコキシ、C1−C6アミノアルキルもし
    くは置換C1−C6アミノアルキルであり; R5は、群a),b)もしくはc): a)R5は、式: 【化2】 のベンゼン環であって、 Xは、ハロゲン,OH,CN,C1−C3アルキル、置換C1−C3アルキル、C1
    −C3アルコキシ、置換C1−C3アルコキシ、C1−C3チオアルキル、置換C1
    3チオアルキル、S(O)アルキル、S(O)2アルキル、C1−C3アミノアル
    キル、置換C1−C3アミノアルキル、NO2、C1−C3ペルフルオロアルキル、
    ヘテロ原子1〜3個を含有する5または6員の複素環式環、CORB,OCORB もしくはNRCCORBから選ばれ; RBは、H,C1−C3アルキル、置換C1−C3アルキル、アリール、置換アリー
    ル、C1−C3アルコキシ、置換C1−C3アルコキシ、C1−C3アミノアルキルも
    しくは置換C1−C3アミノアルキルであり; RCは、H,C1−C3アルキルもしくは置換C1−C3アルキルであり; YおよびZは、H,ハロゲン、CN,NO2、C1−C3アルコキシ、C1−C3
    ルキルもしくはC1−C3チオアルキルから独立して選ばれる; あるいは、 b)R5は、O,S,SO,SO2もしくはNR6を含む群からのヘテロ原子1,
    2もしくは3個を含有し、そしてH,ハロゲン、CN,NO2およびC1−C3
    ルキル、C1−C3アルコキシ、C1−C3アミノアルキル、CORDもしくはNRE CORDを含む群からの独立した置換基1もしくは2個を含有する5または6員
    環であり; RDは、H,C1−C3アルキル、置換C1−C3アルキル、アリール、置換アリー
    ル、C1−C3アルコキシ、置換C1−C3アルコキシ、C1−C3アミノアルキルも
    しくは置換C1−C3アミノアルキルであり; REは、H,C1−C3アルキルもしくは置換C1−C3アルキルであり; R6は、HもしくはC1−C3アルキルである; あるいは c)R5は、インドール−4−イル、インドール−7−イルもしくはベンゾ−2
    −チオフェン部分であって、部分は、ハロゲン、低級アルキル、CN,NO2
    低級アルコキシもしくはCF3から選ばれる置換基1〜3個によって場合によっ
    ては置換されていてもよい: から選ばれ; R6およびR7は、独立して、H,メチル、エチル、プロピル、ブチル、イソ−プ
    ロピル、イソ−ブチル、シクロヘキシル、アリール、置換アリール、ヘテロアリ
    ールもしくは置換ヘテロアリールから選ばれる] の抗プロゲスチン化合物、またはその製薬的に許容しうる塩、 の一日用量約2〜50mgにおける一日用量単位1〜11日分の第2相;および
    c)場合によっては、抗プロゲスチン、プロゲスチンもしくはエストロゲンが投
    与されない連続28日の残りの日数のための経口的および製薬的に許容しうる偽
    薬の一日用量単位の第3相: であり、第1、第2および第3相の総一日用量単位が28に等しい連続28日間
    、懐妊年令の女性に投与することを含む避妊の方法。
  2. 【請求項2】 妊娠前期的薬剤がレボノルゲストレルであり、そして抗プロ
    ゲスチン化合物が構造: 【化3】 [式中、 Xは、ハロゲン,CN,C1−C3アルコキシ、C1−C3アルキル、NO2、C1
    3ペルフルオロアルキル、ヘテロ原子1〜3個を含有する5員の複素環式環、
    もしくはC1−C3チオアルコキシから選ばれ; Yは、H,ハロゲン、CN,NO2、C1−C3アルコキシ、C1−C4アルキルも
    しくはC1−C3チオアルキルから選ばれる4’もしくは5’位における置換基で
    ある] をもつ化合物、またはその製薬的に許容しうる塩である請求項1の方法。
  3. 【請求項3】 妊娠前期的薬剤がレボノルゲストレルであり、そして抗プロ
    ゲスチン化合物が構造: 【化4】 [式中、 Uは、O,SもしくはNR6であり、 R6は、HもしくはC1−C3アルキルもしくはC1−C4CO2アルキルであり; X’は、ハロゲン、CN,NO2、C1−C3アルキルもしくはC1−C3アルコキ
    シから選ばれ; Y’は、群H,F、CN,NO2もしくはC1−C4アルキルから選ばれる] をもつ化合物、またはその製薬的に許容しうる塩である請求項1の方法。
  4. 【請求項4】 妊娠前期的薬剤がレボノルゲストレルであり、そして抗プロ
    ゲスチン化合物が構造: 【化5】 [式中、 X1は、NもしくはCX2であり; X2は、ハロゲン、CNもしくはNO2である] をもつ化合物、またはその製薬的に許容しうる塩である請求項1の方法。
  5. 【請求項5】 抗プロゲスチン化合物が2,3,3−トリメチル−5−(3
    −ニトロ−フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドールまたはその製薬的
    に許容しうる塩である請求項1の方法。
  6. 【請求項6】 抗プロゲスチン化合物が2,3,3−トリメチル−5−(3
    −ニトロ−フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール塩酸塩またはその
    製薬的に許容しうる塩である請求項1の方法。
  7. 【請求項7】 抗プロゲスチン化合物が(2−R)−2,3,3−トリメチ
    ル−5−(3−ニトロ−フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドールまた
    はその製薬的に許容しうる塩である請求項1の方法。
  8. 【請求項8】 抗プロゲスチン化合物が(2−S)−2,3,3−トリメチ
    ル−5−(3−ニトロ−フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドールまた
    はその製薬的に許容しうる塩である請求項1の方法。
  9. 【請求項9】 抗プロゲスチン化合物が2,3,3−ジエチル−2−メチル
    −5−(3−ニトロ−フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドールまたは
    その製薬的に許容しうる塩である請求項1の方法。
  10. 【請求項10】 抗プロゲスチン化合物が4a−メチル−6−(3−ニトロ
    −フェニル)−2,3,4,4a,9,9a−ヘキサヒドロ−1H−カルバゾー
    ルまたはその製薬的に許容しうる塩である請求項1の方法。
  11. 【請求項11】 抗プロゲスチン化合物が1,2−ジヒドロ−2−メチル−
    5−(3−ニトロ−フェニル)スピロ[シクロヘキサン−1,3−[3H]イン
    ドール]またはその製薬的に許容しうる塩である請求項1の方法。
  12. 【請求項12】 抗プロゲスチン化合物が3,3−ジメチル−5−(3−ニ
    トロ−フェニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドールまたはその製薬的に許
    容しうる塩である請求項1の方法。
  13. 【請求項13】 抗プロゲスチン化合物が5’−(3−クロロフェニル)−
    1’,2’−ジヒドロスピロ[シクロヘキサン−1,3’−[3H]インドール
    ]またはその製薬的に許容しうる塩である請求項1の方法。
  14. 【請求項14】 抗プロゲスチン化合物が3−(2’,3’,3’−トリメ
    チル−2’,3−ジヒドロ−1H−インドール−5’−イル)ベンゾニトリルま
    たはその製薬的に許容しうる塩である請求項1の方法。
  15. 【請求項15】 妊娠前期的薬剤が、レボノルゲストレル、ノルゲストレル
    、デソゲストレル、3−ケトデソゲストレル、ノルエチンドロン、ゲストデン、
    酢酸ノルエチンドロン、ノルゲスチメート、オサテロン、酢酸シプロテロン、ト
    リメゲストン、ジエノゲスト、ドロスピレノン、ノメゲストロールもしくは(1
    7−デアセチル)ノルゲスチメートの群から選ばれる請求項1の方法。
  16. 【請求項16】 a)妊娠前期的活性においてレボノルゲストレル約35〜
    約100μgに等しい妊娠前期的薬剤の一日用量単位21日分の第1相; b)各一日用量単位が一日用量約2〜50mgにおける請求項1の抗プロゲスチ
    ン化合物を含有する抗プロゲスチン化合物の一日用量単位3日分の第2相;およ
    び c)場合によっては、第1相および第2相に続く28日周期の各日数において投
    与されるべき経口的および製薬的に許容しうる偽薬の一日用量単位4日分: の28日周期にわたって連続的に懐妊年令の女性に投与することを含む請求項1
    の方法。
  17. 【請求項17】 a)妊娠前期的活性においてレボノルゲストレル約35〜
    約150μgに等しい妊娠前期的薬剤、および一日用量範囲約10〜約35μg
    におけるエチニルエストラジオール、の一日用量単位18〜21日分の第1相;
    および b)一日用量約2〜50mgにおける請求項1の抗プロゲスチンの一日用量単位
    1〜7日分の第2相;および c)場合によっては、連続28日の各残りの日数のための経口的および製薬的に
    許容しうる偽薬: の連続28日間にわたって懐妊年令の女性に投与することを含む避妊方法。
  18. 【請求項18】 a)妊娠前期的活性においてレボノルゲストレル約35〜
    約100μgに等しい妊娠前期的薬剤、および一日用量範囲約10〜約35μg
    におけるエチニルエストラジオール、の一日用量単位21日分の第1相;および
    b)一日用量約2〜50mgにおける請求項1の抗プロゲスチンの一日用量単位
    3日分の第2相;および c)場合によっては、経口的および製薬的に許容しうる偽薬の一日用量単位4日
    分の第3相: の連続28日間にわたって懐妊年令の女性に投与することを含む請求項17の避
    妊方法。
  19. 【請求項19】 a)妊娠前期的活性においてレボノルゲストレル約35〜
    約150μgに等しい一日用量における妊娠前期的薬剤、および一日用量範囲約
    10〜約35μgにおけるエチニルエストラジオールを含有する一日用量単位1
    8〜21日分の第1相; b)各一日用量単位が濃度2〜50mgにおける請求項1の抗プロゲスチン、お
    よび濃度約10〜約35μgにおけるエチニルエストラジオールを含有する一日
    用量単位1〜7日分の第2相;および c)場合によっては、経口的および製薬的に許容しうる偽薬の一日用量単位の第
    3相: であり、そして総一日用量単位が28である、連続28日間にわたって懐妊年令
    の女性に投与することを含む避妊方法。
  20. 【請求項20】 a)各一日用量単位が妊娠前期的活性においてレボノルゲ
    ストレル約35〜約100μgに等しい一日用量における妊娠前期的薬剤、およ
    び一日用量範囲約10〜約35μgにおけるエチニルエストラジオールを含有す
    る一日用量単位21日分の第1相; b)各一日用量単位が濃度2〜50mgにおける請求項1の抗プロゲスチン、お
    よび濃度約10〜約35μgにおけるエチニルエストラジオールを含有する一日
    用量3日分の第2相;および c)場合によっては、経口的および製薬的に許容しうる偽薬の一日用量単位4日
    分の第3相: の連続28日間にわたって懐妊年令の女性に投与することを含む請求項19の避
    妊方法。
  21. 【請求項21】 a)妊娠前期的活性においてレボノルゲストレル約35〜
    約150μgに等しい妊娠前期的薬剤の一日用量単位14〜21日分の第1相; b)各一日用量単位が一日用量約2〜50mgにおける請求項1の抗プロゲスチ
    ンを含有する、抗プロゲスチン化合物の一日用量単位1〜11日分の第2相;お
    よび c)経口的および製薬的に許容しうる偽薬の一日用量単位の第3相: を含み、第1相、第2相および第3相における一日用量単位の総数が28に等し
    い、毎日の経口投与のために適合された製薬的に有用なキット。
  22. 【請求項22】 a)妊娠前期的活性においてレボノルゲストレル約35〜
    約150μgに等しい妊娠前期的薬剤の一日用量単位21日分の第1相; b)各一日用量単位が一日用量約2〜50mgにおける請求項1の抗プロゲスチ
    ンを含有する、抗プロゲスチン化合物の一日用量単位3日分の第2相;および c)経口的および製薬的に許容しうる偽薬の一日用量単位4日分の第3相: を含む、請求項21の毎日の経口投与のために適合された製薬的に有用なキット
  23. 【請求項23】 a)妊娠前期的活性においてレボノルゲストレル約35〜
    約150μgに等しい妊娠前期的薬剤、および一日用量範囲約10〜約35μg
    におけるエチニルエストラジオールの一日用量単位18〜21日分の第1相; b)一日用量約2〜50mgにおける請求項1の抗プロゲスチンの一日用量単位
    1〜7日分の第2相;および c)経口的および製薬的に許容しうる偽薬の一日用量単位0〜9日分の第3相: を含み、第1相、第2相および第3相における一日用量単位の総数が28に等し
    い、毎日の経口投与のために適合された製薬的に有用なキット。
  24. 【請求項24】 a)妊娠前期的活性においてレボノルゲストレル約35〜
    約150μgに等しい妊娠前期的薬剤、および一日用量範囲約10〜約35μg
    におけるエチニルエストラジオールの一日用量単位21日分の第1相; b)一日用量約2〜50mgにおいて投与される請求項1の抗プロゲスチンの一
    日用量単位3日分の第2相;および c)経口的および製薬的に許容しうる偽薬の一日用量単位4日分の第3相: を含む、請求項23の毎日の経口投与のために適合された製薬的に有用なキット
  25. 【請求項25】 a)各一日用量単位が妊娠前期的活性においてレボノルゲ
    ストレル約35〜約150μgに等しい一日用量における妊娠前期的薬剤、およ
    び一日用量範囲約10〜約35μgにおけるエチニルエストラジオールを含有す
    る、一日用量単位18〜21日分の第1相; b)各一日用量単位が濃度2〜50mgにおける請求項1の抗プロゲスチン、お
    よび濃度約10〜約35μgにおけるエチニルエストラジオールを含有する、一
    日用量単位1〜7日分の第2相;および c)経口的および製薬的に許容しうる偽薬の一日用量単位0〜9日分の第3相: を含み、第1相、第2相および第3相における一日用量単位の総数が28に等し
    い、毎日の経口投与のために適合された製薬的に有用なキット。
  26. 【請求項26】 a)各々が妊娠前期的活性においてレボノルゲストレル約
    35〜約150μgに等しい一日用量における本発明の妊娠前期的薬剤、および
    一日用量範囲約10〜約35μgにおけるエチニルエストラジオールを含有する
    、一日用量単位21日分の第1相; b)各一日用量単位が濃度2〜50mgにおける請求項1の抗プロゲスチン、お
    よび濃度約10〜約35μgにおけるエチニルエストラジオールを含有する、一
    日用量単位3日分の第2相;および c)経口的および製薬的に許容しうる偽薬の一日用量単位4日分の第3相: を含む、請求項25の毎日の経口投与のために適合された製薬的に有用なキット
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