JP2002543158A - インドール誘導体およびプロゲステロン剤を含有する避妊組成物 - Google Patents

インドール誘導体およびプロゲステロン剤を含有する避妊組成物

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JP2002543158A JP2000615051A JP2000615051A JP2002543158A JP 2002543158 A JP2002543158 A JP 2002543158A JP 2000615051 A JP2000615051 A JP 2000615051A JP 2000615051 A JP2000615051 A JP 2000615051A JP 2002543158 A JP2002543158 A JP 2002543158A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、プロゲスチン、エストロゲンもしくは双方と組み合わせの、一般構造(1)(ここでR1およびR2は単一置換基であることができるか、もしくは縮合されてスピロ環を形成することができる)を有するプロゲステロン受容体のアンタゴニストである置換インドリン誘導体化合物を利用する周期的併用療法およびレジメンに関する。これらの治療方法は、避妊、または二次的無月経、機能不全出血、子宮平滑筋腫、子宮内膜症;多嚢胞性卵巣症候群、子宮内膜、卵巣、乳房、結腸、前立腺の癌腫および腺腫の治療および/もしくは予防に、または副作用もしくは周期的月経出血の最小化に使用することができる。本発明の付加的用途は食物摂取の刺激を包含する。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の分野) 本発明は、プロゲスチン、エストロゲンもしくは双方との組み合わせのプロゲ
ステロン受容体のアンタゴニストである化合物の投与レジメンに関する。
【0002】 (発明の背景) 細胞内受容体(IR)は、「リガンド依存性転写因子」として知られる構造的
に関係する遺伝子調節物質の一分類を形成する(R.M.Evans、Scie
nce、240、889、1988)。プロゲステロン受容体(PR)、エスト
ロゲン受容体(ER)、アンドロゲン受容体(AR)、糖質コルチコイド受容体
(GR)および鉱質コルチコイド受容体(MR)を包含するステロイド受容体フ
ァミリーはIRファミリーの一サブセットである。
【0003】 PRの天然のホルモンもしくはリガンドはステロイド、プロゲステロンである
が、しかし、リガンドとしてもまた作用する酢酸メドロキシプロゲステロンもし
くはレボノルゲストレルのような合成化合物が作成されている。細胞を取り巻く
液体中にリガンドが存在すれば、それは受動拡散を介して膜を通過し、そしてI
Rに結合して受容体/リガンド複合体を創製する。この複合体は細胞のDNA中
に存在する特定の遺伝子プロモーターに結合する。DNAに結合されれば、複合
体は、その遺伝子によりコードされるmRNAおよびタンパク質の産生を調節す
る。
【0004】 IRに結合しかつ天然のホルモンの作用を模倣する化合物はアゴニストと称さ
れる一方、ホルモンの効果を阻害する化合物はアンタゴニストである。
【0005】 PRアンタゴニストは避妊で使用することができる。この情況において、それ
らは単独で(Ulmannら、Ann.N.Y.Acad.Sci.、261、
248、1995)、PRアゴニストと組み合わせで(Kekkonenら、F
ertility and Sterility、60、610、1993)も
しくはタモキシフェンのような部分的ERアンタゴニストと組み合わせで(第W
O 96/19997 A1号明細書、1996年7月4日)投与することがで
きる。
【0006】 PRアンタゴニストは、ホルモン依存性の乳癌(Horwitzら、Horm
.Cancer、283、出版:バークハウザー(Birkhaeuser)、
マサチューセッツ州ボストン、Vedeckis編)ならびに子宮および卵巣の
癌の治療にもまた有用であることができる。PRアンタゴニストは、類線維腫(
Murphyら、J.Clin.Endo.Metab.、76、513、19
93)および子宮内膜症(Kettelら、Fertility and St
erility、56、402、1991)のような非悪性の慢性の病状の治療
にもまた有用であることができる。
【0007】 PRアンタゴニストは、タモキシフェンのような部分的ERアンタゴニストと
組み合わせでの閉経後患者のホルモン置換療法でもまた有用であることができる
(米国特許第5,719,136号明細書)。
【0008】 ミフェプリストンおよびオナプリストンのようなPRアンタゴニストはホルモ
ン依存性の前立腺癌のモデルで有効であることが示されており、これは男性にお
けるこの病状の治療におけるそれらの有用性を示すかも知れない(Michna
ら、Ann.N.Y.Acad.Sci.、761、224、1995)。
【0009】 PRアンタゴニストジヒドロキノリンAが、Jonesら(米国特許第5,6
88,810号明細書)により記述されている。
【0010】
【化9】
【0011】 JonesらはPRリガンドとしてエノールエーテルB(米国特許第5,69
3,646号明細書)を記述した。
【0012】
【化10】
【0013】 JonesらはPRリガンドとして化合物C(米国特許第5,696,127
号明細書)を記述した。
【0014】
【化11】
【0015】 ZhiらはPRアンタゴニストとしてラクトンD、EおよびFを記述した(J
.Med.Chem.、41、291、1998)。
【0016】
【化12】
【0017】 ZhiらはPRアンタゴニストとしてエーテルGを記述した(J.Med.C
hem.、41、291、1998)。
【0018】
【化13】
【0019】 CombsらはPRのリガンドとしてアミドHを開示した(J.Med.Ch
em.、38、4880、1995)。
【0020】
【化14】
【0021】 PerlmanらはPRリガンドとしてビタミンD類似物Iを記述した(Te
t.Letters、35、2295、1994)。
【0022】
【化15】
【0023】 HamannらはPRアンタゴニストJを記述した(Ann.N.Y.Aca
d.Sci.、761、383、1995)。
【0024】
【化16】
【0025】 ChenらはPRアンタゴニストKを記述した(Chenら、POI−37、
16th Int.Cong.Het.Chem.、モンタナ、1997)。
【0026】
【化17】
【0027】 KurihariらはPRリガンドLを記述した(J.Antibiotic
s、50、360、1997)。
【0028】
【化18】
【0029】 Kuhlaらは強心活性を有するとしてオキシインドールMを開示した(第W
O 86/03749号明細書)。
【0030】
【化19】
【0031】 Weberは心血管系の適応症のためのオキシインドールNを教示している(
第WO 91/06545号明細書)。
【0032】
【化20】
【0033】 Fischerらは一般的構造Oを包含する化合物を作成するための製造法を
記述している(米国特許第5,453,516号明細書)。
【0034】
【化21】
【0035】 SinghらはPDE III阻害剤Pを記述した(J.Med.Chem.
、37、248、1994)。
【0036】
【化22】
【0037】 Andreaniらは細胞傷害性作用物質Qを記述した(Acta.Phar
n.Nord.、2、407、1990)。
【0038】
【化23】
【0039】 BinderらはCOX II阻害剤を製造するための中間体である構造Rを
記述した(第WO 97/13767号明細書)。
【0040】
【化24】
【0041】 Walshは中間体としてのオキシインドールSを記述した(米国特許第4,
440,785号明細書、米国特許第4,670,566号明細書)。
【0042】
【化25】
【0043】 Bohmらは心血管系作用物質としてオキシインドールTを特許請求している
(第WO 91/06545号明細書)。
【0044】
【化26】
【0045】 Bohmらは一般的構造Uを包含する(第WO 91/04974号明細書)
【0046】
【化27】
【0047】 日本国特許出願第63112584号明細書は、一般的構造V:
【0048】
【化28】
【0049】 を含有する。
【0050】 Boarらはアセチルコリンエステラーゼ阻害剤の製造のための中間体として
ジオキソランWを記述した(第WO 93/12085 A1号明細書)。
【0051】
【化29】
【0052】 Kendeらは、3,3−置換オキシインドール(例えばX)を製造するため
の方法論を記述し(Synth.Commun.、12、1、1982)これを
本発明で利用した。
【0053】
【化30】
【0054】 米国特許第5,521,166号明細書(Grubb)は、抗黄体ホルモンの
交替する存在および非存在下でプロゲスチンを投与する、抗黄体ホルモンおよび
プロゲスチンを含んで成る周期相の(cyclophasic)ホルモンレジメ
ンを教示する。該開示されるレジメンは、破綻出血を予防するための2から4日
の期間の間のエストロゲンの使用もまた提供する。
【0055】 (発明の記述) 本発明は、1種もしくはそれ以上のプロゲステロン剤と組み合わせの抗プロゲ
ステロン剤を利用する併用療法および投与レジメンを提供する。本発明は、さら
に、これらの抗黄体ホルモンおよびプロゲスチンと組み合わせでエチニルエスト
ラジオールのようなエストロゲンをさらに利用する治療方法および投与レジメン
を提供する。
【0056】 これらのレジメンおよび組み合わせ剤は、避妊を誘発するため、または、二次
的無月経、機能不全性(dysfunctional)出血、子宮平滑筋腫、子
宮内膜症;多嚢胞性卵巣症候群、子宮内膜、卵巣、乳房、結腸、前立腺の癌腫お
よび腺腫の治療および/もしくは予防のため、哺乳動物に投与することができる
。本発明の付加的用途は食物摂取の刺激を包含する。上述された病状もしくは疾
患の治療および/もしくは予防のための本明細書の用途は、有効用量の最小化ま
たは副作用もしくは周期的月経出血の最小化を見込むように、本発明の継続的投
与もしくは投与の周期的中断を包含する。
【0057】 避妊への本発明の使用は、エストロゲンもしくはプロゲスチンまたは双方と組
み合わせでの抗黄体ホルモンの出産年齢の女性への好ましくは経口での投与を包
含する。これらの投与レジメンは、好ましくは連続28日にわたり実施し、周期
の終末部分はプロゲスチン、エストロゲンもしくは抗黄体ホルモンの投与を含有
しない。
【0058】 これらの組み合わせ剤のプロゲスチンは、周期の最初の14〜21日の間、単
独でもしくはエストロゲンと組み合わせで投与することができ、プロゲスチンは
、プロゲステロン活性において1日あたり約35μgないし約150μgのレボ
ノルゲストレルに等しい、好ましくは活性において1日あたり約35μgから約
100μgまでのレボノルゲストレルに等しい投薬量範囲で投与する。その後、
抗黄体ホルモンは、第14と24日との間のいずれかの周期日に開始する1ない
し11日の期間の間、単独でもしくはエストロゲンと組み合わせで投与すること
ができる。これらの組み合わせ剤中の抗黄体ホルモンは、1日あたり約2μgか
ら約50μgまでの用量で投与してよく、また、エストロゲンは1日あたり約1
0μgから約35μgまでの用量で投与してよい。経口投与において、28個の
錠剤を含有する包装もしくはキットは、抗黄体ホルモンもしくはプロゲスチンま
たはエストロゲンが投与されない日のプラセボ錠剤を包含することができる。
【0059】 本発明の好ましい一態様において、本発明のプロゲスチンは、28日周期の最
初の18ないし21日の間、単独でもしくはエストロゲンと組み合わせで投与す
ることができ、次いで、1から7日までの間、単独でもしくはエストロゲンと組
み合わせで抗黄体ホルモンを投与する。
【0060】 本発明の組み合わせ剤および製剤で使用されるべきエストロゲンは、好ましく
はエチニルエストラジオールである。
【0061】 本発明で有用なプロゲステロン剤は、限定されるものでないがレボノルゲスト
レル、ノルゲストレル、デソゲストレル、3−ケトデソゲストレル、ノルエチン
ドロン、ゲストデン、酢酸ノルエチンドロン、ノルゲスチメート、オサテロン、
酢酸シプロテロン、トリメゲストン、ジエノゲスト、ドロスピレノン、ノメゲス
トロールもしくは(17−デアセチル)ノルゲスチメートを挙げることができる
。レボノルゲストレル、ゲストデンおよびトリメゲストンが、本発明の組み合わ
せ剤での使用に好ましいプロゲスチンである。
【0062】 28日周期にわたる本発明の経口で投与されるレジメンの例は、プロゲステロ
ン活性において約35から約100μgまでのレボノルゲストレルに等しい1日
用量の最初の21日間の単独でのプロゲステロン剤の投与を包含する。その後、
本発明の抗黄体ホルモン化合物を、第22日から第24日まで、約2から50m
gまでの1日用量で投与することができ、次いで、第25ないし28日の間は投
与しないかもしくはプラセボを投与する。各適切な有効成分の1日投薬量を、2
8日周期あたり合計で28の1日単位になる組み合わせられた単一の1日投薬量
単位に組み込むことが最も好ましい。
【0063】 別のレジメンにおいて、プロゲステロン剤は、約10から約35μgまでの1
日用量範囲のエチニルエストラジオールのようなエストロゲンとともに、プロゲ
ステロン活性において約35から約150μgまでのレボノルゲストレルに等し
い、好ましくは活性において約35から約100μgまでのレボノルゲストレル
に等しい1日用量で、最初の21日間共投与することができる。これの後に、第
22から第24日まで、約2から50mgまでの1日用量で投与される抗黄体ホ
ルモンが上述されたとおり続くことができ、次いで第25ないし28日の間は投
与しないかもしくはプラセボを投与する。
【0064】 本発明の範囲内のなお別のレジメンは、第1から21日までのプロゲステロン
剤(該プロゲステロン剤(好ましくはレボノルゲストレル)は、プロゲステロン
活性において約35から約100μgまでのレボノルゲストレルに等しい1日用
量で投与される)および約10から約35μgまでの1日用量範囲のエチニルエ
ストラジオールのようなエストロゲンの共投与を包含することができる。この後
に、第22ないし24日に、抗黄体ホルモン(2ないし50mg/日)および約
10から約35μgまでの1日用量のエチニルエストラジオールのようなエスト
ロゲンの共投与が続くことができる。第25から第28日まで、このレジメンの
後に投与なしかもしくはプラセボの投与が続くことができる。
【0065】 本発明は、本明細書に記述されるレジメンでの使用のため設計された製薬学的
製剤のキットもしくは包装もまた。これらのキットは、好ましくは1日あたり1
回の経口投与のための28日周期にわたる連日の経口投与のため好ましく設計さ
れ、そして28日周期の各日に服用されるべき単一の経口製剤もしくは経口製剤
の組み合わせ剤を示すように構成される。好ましくは、各キットは指定された各
日に服用されるべき経口錠剤を包含することができ、好ましくは1個の経口錠剤
は示された組み合わせられた1日投薬量のそれぞれを含有することができる。
【0066】 上述されたレジメンに従い、1種の28日キットは: a)プロゲステロン活性において約35ないし約150μgのレボノルゲストレ
ルに等しい、好ましくはプロゲステロン活性において約35ないし約100μg
のレボノルゲストレルに等しいプロゲステロン剤の14から21までの1日投薬
量単位の最初の相; b)本発明の抗黄体ホルモン化合物の1から11までの1日投薬量単位の第二相
(各1日投薬量単位は約2から50mgまでの1日投薬量の抗黄体ホルモン化合
物を含有する);および c)場合によっては、抗黄体ホルモン、プロゲスチンもしくはエストロゲンが投
与されない、周期の残存する日の間の経口でかつ製薬学的に許容できるプラセボ
の第三相 を含むことができる。
【0067】 本キットの好ましい一態様は: a)プロゲステロン活性において約35ないし約150μgのレボノルゲストレ
ルに等しい、好ましくはプロゲステロン活性において約35ないし約100μg
のレボノルゲストレルに等しいプロゲステロン剤の21の1日投薬量単位の最初
の相; b)本発明の抗黄体ホルモン化合物の第22ないし24日の間の3の1日投薬量
単位の第二相(各1日投薬量単位は約2から50mgまでの1日投薬量の抗黄体
ホルモン化合物を含有する);および c)場合によっては、第25ないし28日のそれぞれの経口でかつ製薬学的に許
容できるプラセボの4の1日単位の第三相 を含むことができる。
【0068】 本発明の別の28日周期の包装レジメンもしくはキットは: a)プロゲステロン活性において約35ないし約150μgのレボノルゲストレ
ルに等しい、好ましくは活性において約35から約100μgまでのレボノルゲ
ストレルに等しいプロゲステロン剤、およびエストロゲンとして約10から約3
5μgまでの1日用量範囲のエチニルエストラジオールの18から21までの1
日投薬量単位の第一相;ならびに b)約2から50mgまでの1日用量の本発明の抗黄体ホルモンの1から7まで
の1日投薬量単位の第二相;ならびに c)場合によっては、プロゲステロン剤、エストロゲンもしくは抗黄体ホルモン
が投与されない、28日周期中の残存する0〜9日のそれぞれの経口でかつ製薬
学的に許容できるプラセボ を含んで成る。
【0069】 上述されるキットの好ましい一態様は: a)プロゲステロン活性において約35ないし約150μgのレボノルゲストレ
ルに等しい、好ましくは活性において約35から約100μgまでのレボノルゲ
ストレルに等しいプロゲステロン剤、およびエストロゲンとして約10から約3
5μgまでの1日用量範囲のエチニルエストラジオールの21の1日投薬量単位
の第一相;ならびに b)約2から50mgまでの1日用量で投与される抗黄体ホルモンの第22ない
し24日の間の3の1日投薬量単位の第二相;ならびに c)場合によっては、第25ないし28日のそれぞれの経口でかつ製薬学的に許
容できるプラセボの4の1日用量単位の第三相 を含むことができる。
【0070】 本発明のさらなる28日の包装されたレジメンもしくはキットは: a)18から21までの1日投薬量単位の第一相(それぞれは、プロゲステロン
活性において約35ないし約150μgのレボノルゲストレルに等しい、好まし
くは活性において約35から約100μgまでのレボノルゲストレルに等しい1
日用量の本発明のプロゲステロン剤、および約10から約35μgまでの1日用
量範囲のエチニルエストラジオールを含有する); b)1から7までの1日用量単位の第二相(各1日用量単位は、2から50mg
までの濃度の本発明の抗黄体ホルモン;および約10から約35μgまでの濃度
のエチニルエストラジオールを含有する);ならびに c)場合によっては、プロゲステロン剤、エストロゲンもしくは抗黄体ホルモン
が投与されない、28日周期中の残存する0〜9日のそれぞれの経口でかつ製薬
学的に許容できるプラセボ を含んで成る。
【0071】 たった今記述された包装もしくはキットの好ましい一態様は: a)21の1日投薬量単位の第一相(それぞれは、プロゲステロン活性において
約35ないし約150μgのレボノルゲストレル、好ましくは約35から約10
0μgまでのレボノルゲストレルに等しい1日用量の本発明のプロゲステロン剤
、および約10から約35μgまでの1日用量範囲のエチニルエストラジオール
を含有する); b)第22ないし24日の間の3の1日用量単位の第二相(各用量単位は、2か
ら50mgまでの濃度の本発明の抗黄体ホルモン;および約10から約35μg
までの濃度のエチニルエストラジオールを含有する);ならびに c)場合によっては、第25ないし28日のそれぞれの経口でかつ製薬学的に許
容できるプラセボの4の1日単位の第三相 を含んで成る。
【0072】 たった今記述されたレジメンおよびキットのそれぞれにおいて、レジメンの各
製薬学的有効成分の1日投薬量が、それが投与される各特定の相において固定さ
れたままであることが好ましい。記述される1日用量単位は記述された順序で投
与されるべきであることもまた理解され、第一相の後に順序正しく第二および第
三相が続く。各レジメンの遵守を助長するのを助けるために、キットが周期の最
終日に処方されるプラセボを含有することもまた好ましい。各包装もしくはキッ
トは、当該技術分野で既知のラベルを付けられたブリスター包装もしくはダイヤ
ルディスペンサー包装のような、28日周期の各日の標識を有する製薬学的に許
容できる包装を含んで成ることがさらに好ましい。
【0073】 本開示において、抗プロゲステロン剤、抗黄体ホルモンおよびプロゲステロン
受容体アンタゴニストという用語は同義語であることが理解される。同様に、プ
ロゲスチン、プロゲステロン剤およびプロゲステロン受容体アゴニストは同一の
活性の化合物を指すことが理解される。
【0074】 これらの投薬レジメンは至適の治療応答を提供するよう調節することができる
。例えば、各成分の数個の分割された用量を1日に投与してよいか、または、用
量は治療の状況の緊急性により示されるとおり比例して増大もしくは減少してよ
い。本明細書の記述において、1日投薬量単位への言及は、企図される周期の各
日の経過にわたって投与される分割された単位もまた包含してよい。
【0075】 本明細書のキット、方法およびレジメンにおいて抗プロゲステロン剤として使
用することができる本発明の化合物は、式1:
【0076】
【化31】
【0077】 のもの; あるいはその製薬学的に許容できる塩 であり、 式中: R1およびR2は、H、アルキル、置換アルキル;OH;O(アルキル);O(置
換アルキル);OAc;アリール;場合によっては置換されるアリール;ヘテロ
アリール;場合によっては置換されるヘテロアリール;アルキルアリール;アル
キルヘテロアリール;1−プロピニル;もしくは3−プロピニルから独立に選ば
れるか: あるいは、R1およびR2は結合されて、以下すなわち−CH2(CH2nCH2
;−CH2CH2CMe2CH2CH2−;−O(CH2mCH2−;O(CH2p
;−CH2CH2OCH2CH2−;または−CH2CH2N(Hもしくはアルキル)
CH2CH2−の1つを含んで成る環を形成するか; あるいは、R1およびR2は、CMe2、C(シクロアルキル)、O、もしくはC
(シクロエーテル)への二重結合を含んで成り; nは0から5までの整数であり; mは1から4までの整数であり; pは1から4までの整数であり; R3はH、OH、NH2、C1ないしC6アルキル、置換C1ないしC6アルキル、C 3 ないしC6アルケニル、アルキニルもしくは置換アルキニルまたはCORAから
選択され; RAは、H、C1ないしC3アルキル、置換C1ないしC3アルキル、C1ないしC3
アルコキシ、置換C1ないしC3アルコキシ、C1ないしC3アミノアルキル、もし
くは置換C1ないしC3アミノアルキルから選択され; R4は、H、ハロゲン、CN、NH2、C1ないしC6アルキル、置換C1ないしC6 アルキル、C1ないしC6アルコキシ、置換C1ないしC6アルコキシ、C1ないし
6アミノアルキルもしくは置換C1ないしC6アミノアルキルから選択され; R5は基a)、b)もしくはc): a)R5は、下に示されるような置換基X、YおよびZを含有する三置換ベンゼ
ン環であり:
【0078】
【化32】
【0079】 ここで: Xはハロゲン、OH、CN、C1ないしC3アルキル、置換C1ないしC3アルキル
、C1ないしC3アルコキシ、置換C1ないしC3アルコキシ、C1ないしC3チオア
ルキル、置換C1ないしC3チオアルキル、S(O)アルキル、S(O)2アルキ
ル、C1ないしC3アミノアルキル、置換C1ないしC3アミノアルキル、NO2
1ないしC3パーフルオロアルキル、1ないし3個のヘテロ原子を含有する5も
しくは6員の複素環、CORB、OCORBまたはNRCCORBの群から選択され
; RBは、H、C1ないしC3アルキル、置換C1ないしC3アルキル、アリール、置
換アリール、C1ないしC3アルコキシ、置換C1ないしC3アルコキシ、C1ない
しC3アミノアルキルもしくは置換C1ないしC3アミノアルキルであり; RCはH、C1ないしC3アルキルもしくは置換C1ないしC3アルキルであり; YおよびZは、H、ハロゲン、CN、NO2、C1ないしC3アルコキシ、C1ない
しC3アルキルもしくはC1ないしC3チオアルキルから独立に選択されるか; あるいは b)R5は、O、S、SO、SO2もしくはNR6から選択される1、2もしくは
3個のヘテロ原子を含みかつH、ハロゲン、CN、NO2およびC1ないしC3
ルキル、C1ないしC3アルコキシ、C1ないしC3アミノアルキル、CORDもし
くはNRECORDの群からの1もしくは2個の独立の置換基を含有する5もしく
は6員の複素環であり; RDは、H、C1ないしC3アルキル、置換C1ないしC3アルキル、アリール、置
換アリール、C1ないしC3アルコキシ、置換C1ないしC3アルコキシ、C1ない
しC3アミノアルキルもしくは置換C1ないしC3アミノアルキルであり; REはH、C1ないしC3アルキルもしくは置換C1ないしC3アルキルであり; R6はHもしくはC1ないしC3アルキルであるか;あるいは c)R5はインドル−4−イル、インドル−7−イルもしくはベンゾ−2−チオ
フェン部分であり、該部分はハロゲン、低級アルキル、CN、NO2、低級アル
コキシもしくはCF3から選択される1から3個までの置換基により場合によっ
ては置換される、 から選択される。
【0080】 本発明の好ましい一組の化合物は、構造2、2a:
【0081】
【化33】
【0082】 またはその製薬学的に許容できる塩 により描かれ、 ここで: R5は下に示されるような置換基XおよびYを含有する二置換ベンゼン環であり
【0083】
【化34】
【0084】 Xは、ハロゲン、CN、C1ないしC3アルコキシ、C1ないしC3アルキル、NO 2 、C1ないしC3パーフルオロアルキル、1ないし3個のヘテロ原子を含有する
5員の複素環、もしくはC1ないしC3チオアルコキシの群から採られ; Yは、H、ハロゲン、CN、NO2、C1ないしC3アルコキシ、C1ないしC4
ルキルもしくはC1ないしC3チオアルキルの群から選択される、二置換ベンゼン
環の4’もしくは5’位の置換基である。
【0085】 本発明の別の好ましい群は、R5が下に示される構造をもつ5員環であり:
【0086】
【化35】
【0087】 UはO、SもしくはNR6であり、 R6はHもしくはC1ないしC3アルキル、C1ないしC4CO2アルキルであり、 X’は、ハロゲン、CN、NO2、C1ないしC3アルキルもしくはC1ないしC3
アルコキシの群から選択されるが;但し、X’がCNである場合、UはNR6
なく; Y’はH、F、CN、NO2もしくはC1ないしC4アルキルから選択される 式2および2aの化合物; またはその製薬学的に許容できる塩 を含んで成る。
【0088】 式2および2aの別の好ましい群は、R5が示される構造をもつ6員環であり
【0089】
【化36】
【0090】 ここで: X1はNもしくはCX2であり、 X2はハロゲン、CNもしくはNO2である もの; またはその製薬学的に許容できる塩 である。
【0091】 本発明の化合物は1個の非対称炭素原子を含有してよく、また、本発明の化合
物のいくつかは1個もしくはそれ以上の非対称中心を含有してよく、そして従っ
て光学異性体およびジアステレオマーを生じさせてよい。式1および2に立体化
学に関することなく示される一方、本発明は、こうした光学異性体およびジアス
テレオマー;ならびにラセミ化合物および分割された鏡像異性的に純粋なRおよ
びS立体異性体;ならびにRおよびS立体異性体の他の混合物ならびにそれらの
製薬学的に許容できる塩を包含する。
【0092】 「アルキル」という用語は、1ないし8個の炭素原子を有する直鎖および分枝
状鎖双方の飽和脂肪族炭化水素基を指すのに本明細書で使用し;「アルケニル」
は1もしくは2個の炭素−炭素二重結合をもちかつ2ないし8個の炭素原子を含
有する直鎖および分枝状鎖双方のアルキル基を包含することを意図し;「アルキ
ニル」基は、最低1もしくは2個の炭素−炭素三重結合をもちかつ2ないし8個
の炭素原子を含有する直鎖および分枝状鎖双方のアルキル基を包含することを意
図している。
【0093】 「置換アルキル」、「置換アルケニル」および「置換アルキニル」という用語
は、ハロゲン、CN、OH、NO2、アミノ、アリール、複素環、置換アリール
、置換複素環、アルコキシ、アリールオキシ、置換アルキルオキシ、アルキルカ
ルボニル、アルキルカルボキシ、アルキルアミノ、アリールチオを包含する群か
らの1個もしくはそれ以上の置換基を有する、たった今記述されたようなアルキ
ル、アルケニルおよびアルキニルを指す。これらの置換基はアルキル、アルケニ
ルもしくはアルキニル基のいずれの炭素に結合されてもよいが、但し、結合が安
定な化学的部分を構成する。
【0094】 「アリール」という用語は、縮合もしくは連結された環の最低一部分が共役芳
香族系を形成するようなものとしての一緒に縮合もしくは連結された単環もしく
は多芳香環であってよい芳香族系を指すのに本明細書で使用する。アリール基は
、限定されるものでないがフェニル、ナフチル、ビフェニル、アントリル、テト
ロヒドロナフチル、フェナントリルを挙げることができる。
【0095】 「置換アリール」という用語は、ハロゲン、CN、OH、NO2、アミノ、ア
ルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アリールオキ
シ、置換アルキルオキシ、アルキルカルボニル、アルキルカルボキシ、アルキル
アミノもしくはアリールチオを包含する群からの1ないし4個の置換基を有する
、たった今定義されたようなアリールを指す。
【0096】 「複素環」という用語は、飽和、部分的に不飽和もしくは不飽和でありかつ炭
素原子ならびにN、OおよびS原子を包含する群から選択される1から4個まで
のヘテロ原子より成る安定な4ないし7員の単環もしくは安定な多環複素環を記
述するのに本明細書で使用する。NおよびS原子は酸化されていてもよい。複素
環は、上で定義された複素環のいずれかが1個のアリール環に縮合されるいかな
る多環もまた包含する。複素環はいずれのヘテロ原子もしくは炭素原子で結合し
てもよいが、但し、結果として生じる構造は化学的に安定である。こうした複素
環基は、限定されるものでないがテトラヒドロフラン、ピペリジニル、ピペラジ
ニル、2−オキソピペリジニル、アゼピニル、ピロリジニル、イミダゾリル、ピ
リジル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、オキサゾリル、イソキサゾ
リル、モルホリニル、インドリル、キノリニル、チエニル、フリル、ベンゾフラ
ニル、ベンゾチエニル、チアモルホリニル、チアモルホリニルスルホキシドおよ
びイソキノリニルを挙げることができる。
【0097】 「置換複素環」という用語は、ハロゲン、CN、OH、NO2、アミノ、アル
キル、置換アルキル、シクロアルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニ
ル、アルコキシ、アリールオキシ、置換アルキルオキシ、アルキルカルボニル、
アルキルカルボキシ、アルキルアミノもしくはアリールチオを包含する群から選
択される1ないし4個の置換基を有する、たった今定義された複素環を記述する
のに本明細書で使用する。
【0098】 「チオアルキル」という用語は、Rが1ないし8個の炭素原子、好ましくは1
ないし6個の炭素原子を含有するアルキルもしくは置換アルキルであるSR基を
指すのに本明細書で使用する。「アルコキシ」という用語は、Rが1ないし8個
の炭素原子、好ましくは1ないし6個の炭素原子を含有するアルキルもしくは置
換アルキルであるOR基を指すのに本明細書で使用する。「アリールオキシ」と
いう用語は、Rが上で定義されたようなアリールもしくは置換アリールであるO
R基を指すのに本明細書で使用する。「アルキルカルボニル」という用語は、R
が1ないし8個の炭素原子、好ましくは1ないし6個の炭素原子を含有するアル
キルもしくは置換アルキルであるRCO基を指すのに本明細書で使用する。「ア
ルキルカルボキシ」という用語は、Rが1ないし8個の炭素原子、好ましくは1
ないし6個の炭素原子を含有するアルキルもしくは置換アルキルであるCOOR
基を指すのに本明細書で使用する。「アミノアルキル」という用語は、同一もし
くは異なるかのいずれかであってよい、1ないし8個の炭素原子、好ましくは1
ないし6個の炭素原子を含有するアルキルもしくは置換アルキル基および結合の
点が窒素原子上である二級および三級双方のアミンを指す。「ハロゲン」という
用語はCl、Br、FもしくはIを指す。
【0099】 本発明の抗プロゲステロン化合物は下述される方法に従って製造することがで
きる。
【0100】
【化37】
【0101】 スキーム1に従って、商業的に入手可能なオキシインドール5を、低温(約−
20℃)で窒素下に混合物、不活性溶媒(例えばTHF、ジエチルエーテル)中
の強有機金属塩基(例えばブチルリチウム、リチウムジイソプロピルアミド、カ
リウムヘキサメチルジシラジド)で処理する(Kendeら、Synth.Co
mmun.、12、1、1982)。その後、生じるジアニオンを過剰のアルキ
ルハロゲン化物(好ましくはヨウ化物)のような親電子体で処理する。生成物6
が位置3にスピロ環を含有するようなR1およびR2が結合されることになる場合
には、親電子体は二官能性(すなわち二ヨウ化物)であるはずである。6のその
後の臭素化は、酢酸ナトリウムの存在下、酢酸(ジクロロメタンのような有機補
助溶媒を必要とされるように添加してよい)中で臭素を用いて円滑に進行して、
アリール臭化物7を生じる。臭化物7を、不活性雰囲気(アルゴン、窒素)下、
室温で適する溶媒(例えばTHF、ジメトキシエタン、エタノール、トルエン)
中、パラジウム塩(例えばテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(
0))と反応させる。その後、混合物を、無水条件下、水もしくはフッ化物源(
フッ化セシウム)中、アリールホウ素酸(boronic acid)もしくは
ホウ素酸エステルおよび塩基(炭酸ナトリウム、トリエチルアミン、リン酸カリ
ウム)で処理する。その後、必要とされる生成物8を標準的手段により単離かつ
精製する。
【0102】 R1およびR2が異なる場合には、5のジアニオンを1等量の親電子体R1−X
(X=脱離基(例えばI))と反応させることにより、中間体6を製造する。そ
の後、結果として生じる一アルキル化された化合物を単離しかつR2−Xを使用
する反応条件に再度さらしてよいか、あるいはR2−Xでの第二のアルキル化の
ためその場で使用してよい。あるいは、所望の生成物8がR2=Hを含有するべ
きである場合には、単離された一アルキル化された中間体をしかしその後の段階
を利用する。
【0103】
【化38】
【0104】 ペンダントのアリール基Arをオキシインドールの平面(platform)
にカップリングするための他の方法論、例えばパラジウムもしくはニッケル触媒
の存在下でのアリールスタンナン、アリール亜鉛もしくはアリールマグネシウム
ハロゲン化物との化合物7の反応(スキーム2)もまた利用可能である。上述さ
れる必要とされるアリール金属種は標準的技術により形成する。
【0105】 スキーム3に従って、インドリン平面の3位に他の官能性を容易に設置するこ
とができる。好ましくは中性もしくは酸性条件下(例えば還流の無水ジオキサン
中二酸化セレン)での未置換インドリン9の酸化はイサチン10を生じる。化合
物10は、脱水条件下でのアルコールおよび酸触媒での処理によりさらに官能基
化(functionalize)してケタール11を提供することができる。
あるいは、適する条件(還流のトルエン中ピペリジン;もしくは還流のTHF中
TiCl4/Zn)下の第二のケトンとの10の反応はアルキリデン誘導体12
を生じる。グリニヤール試薬もしくは有機リチウムとのイサチン10の反応は三
級アルコール13(R=H)を生じる。その後、アルキル化もしくはアシル化処
置により、これらのアルコールをさらに官能基化してよい。
【0106】
【化39】
【0107】
【化40】
【0108】 無水溶媒(例えばTHF、Et2O)中での強塩基(水素化ナトリウムが好ま
しい、ナトリウムヘキサメチルジシラジド、水素化カリウム)での臭化物7の処
理、次いで、低温(−50ないし−20℃)でのn−ブチルリチウムおよびN,
N,N,N’−テトラメチルエチレンジアミン、次いで適する時間の期間の後ホ
ウ酸トリアルキル(ホウ酸トリメチルもしくはトリイソプロピル)との反応は、
酸性の作業後にホウ素酸14を生じる(スキーム4)。その後、化合物14を、
パラジウムに触媒される条件(テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウ
ム(0)、塩基(NaHCO3、Na2CO3、K2CO3、トリエチルアミン、C
sF)、溶媒(トルエン/EtOH/水、THF/水、ジメトキシエタン/水、
無水ジメトキシエタン))下で臭化アリール、ヨウ化アリール、トリフルオロメ
タンスルホン酸アリールもしくはフルオロスルホン酸アリールと反応させて、所
望の化合物8を提供することができる。
【0109】 代替の一戦略は、化合物7から有機亜鉛もしくはマグネシウム試薬を調製しそ
してそれをその場でパラジウムに触媒される条件下、臭化アリール、ヨウ化アリ
ール、トリフルオロメタンスルホン酸アリールもしくはフルオロスルホン酸アリ
ールと反応させて化合物8を生じることであるとみられる。こうした有機亜鉛も
しくはマグネシウム種は、強塩基(水素化ナトリウムが好ましい、ナトリウムヘ
キサメチルジシラジド、水素化カリウム)での無水溶媒(例えばTHF、Et2
O)中での臭化物7の処理、次いで低温(−50ないし−20℃)でのn−ブチ
ルリチウムおよびN,N,N’,N’−テトラメチルエチレンジアミンとの反応
、次いで適する時間の期間の後に無水塩化亜鉛もしくは臭化マグネシウムとの反
応により製造することができる。
【0110】 本発明の抗プロゲステロン化合物は、製薬学的にもしくは生理学的に許容でき
る酸もしくは塩基由来の塩の形態で使用することができる。これらの塩は、限定
されるものでないが塩酸、硫酸、硝酸、リン酸のような無機酸、および場合によ
り酢酸、シュウ酸、コハク酸およびマレイン酸のような有機酸との結果として生
じる塩を挙げることができる。他の塩は、エステル、カルバメートの形態、およ
びそうした形態で投与される場合にインビボで活性の部分に転化する他の慣習的
な「プロドラッグ」の形態の、ナトリウム、カリウム、カルシウムもしくはマグ
ネシウムのようなアルカリ金属もしくはアルカリ土類金属との塩を包含する。
【0111】 本明細書の化合物および組み合わせ剤を上述された利用に使用する場合、それ
らは1種もしくはそれ以上の製薬学的に許容できる担体もしくは賦形剤(例えば
溶媒、希釈剤など)と組み合わせてよく、そして、錠剤、カプセル剤、分散可能
な散剤、顆粒剤、もしくは例えば約0.05から5%までの懸濁化剤を含有する
懸濁剤、例えば約10から50%までの糖を含有するシロップ剤、および例えば
約20から50%までのエタノールを含有するエリキシル剤などのような形態で
経口で、または滅菌の注入可能な溶液もしくは等張の媒体中に約0.05から5
%までの懸濁化剤を含有する懸濁剤の形態で非経口で投与してよい。こうした製
薬学的製剤は、より通常は約5%と60重量%との間の担体と組み合わせで、例
えば約25から約90%までの有効成分を含有してよい。
【0112】 これらの有効成分は、経口で、ならびに静脈内、筋肉内もしくは皮下の経路に
より投与してよい。有効成分の性質および所望される特定の投与形態に適切であ
るように、固体の担体は、デンプン、乳糖、リン酸二カルシウム、微晶質セルロ
ース、ショ糖およびカオリンを包含する一方、液体担体は、滅菌水、ポリエチレ
ングリコール、非イオン性界面活性剤、ならびに、トウモロコシ油、ラッカセイ
油およびゴマ油のような可食油を包含する。矯味矯臭剤、着色剤、保存剤、およ
び抗酸化剤(例えばビタミンE、アスコルビン酸、BHTおよびBHA)のよう
な、製薬学的組成物の製造で通例に使用される補助物質を有利に包含してよい。
【0113】 製造および投与の容易さの観点から好ましい製薬学的組成物は、固体の組成物
、とりわけ錠剤および硬充填もしくは液体充填カプセル剤である。化合物の経口
投与が好ましい。
【0114】 これらの組み合わせ剤は非経口でもしくは腹腔内でもまた投与してよい。遊離
塩基もしくは薬理学的に許容できる塩としてのこれらの有効成分の溶液もしくは
懸濁剤は、ヒドロキシプロピルセルロースのような界面活性剤と適して混合され
て水中で製造することができる。分散剤もまた、グリセロール、液体ポリエチレ
ングリコールおよび油中のそれらの混合物中で製造することができる。通常の貯
蔵および使用条件下では、これらの製剤は微生物の成長を予防する保存剤を含有
する。
【0115】 注入可能な使用に適する製薬学的形態は、滅菌の水性溶液もしくは分散剤、お
よび滅菌の注入可能な溶液もしくは分散剤の即座の製造のための滅菌粉末を包含
する。全部の場合で、該形態は滅菌でなくてはならず、また、容易な注入可能性
が存在する程度まで流動性でなくてはならない。それは製造および貯蔵の条件下
で安定でなくてはならず、そして細菌および真菌のような微生物の汚染する作用
に対し保存されなければならない。担体は、溶媒、もしくは例えば水、エタノー
ル(例えばグリセロール、プロピレングリコールおよび液体ポリエチレングリコ
ール)、それらの適する混合物、ならびに植物油を含有する分散媒であることが
できる。
【0116】 本発明は、抗プロゲステロン化合物の以下の制限しない実施例によりさらに理
解することができる。 実施例1 5−(3−ニトロフェニル)−1,3−ジヒドロインドル−2−オン 5−(ブロモ)−1,3−ジヒドロインドル−2−オン。
【0117】 CHCl3(20cm3)中のオキシインドール(2.0g、15.0mmol
)および酢酸ナトリウム(2.1g、25.5mmol)の溶液を、CHCl3
(10cm3)中の臭素(2.4g、15.0mmol)で処理した。30分後
、混合物を室温(RT)に温まらせかつ1時間攪拌した。反応混合物をEtOA
c(500cm3)で希釈し、そして水中に注いだ。水層をEtOAcで抽出し
(2回)、合わせられた有機層を水、飽和炭酸水素ナトリウム溶液、塩水で洗浄
し、乾燥し(MgSO4)かつ蒸発させて、表題の化合物(3.1g、14.6
mmol、96%)を灰白色固形物として生じ、これをさらなる精製なしで使用
した:m.p.221−223℃;1H NMR(DMSO−d6)δ3.51(
s、2H)、6.76(d、1H、J=8.1Hz)、7.33(dd、1H、
J=8.1、1.7Hz)、7.37(s、1H)、10.49(br s、1
H);13C NMR(DMSO−d6)δ36.10(t)、111.21(d
)、113.16(s)、127.54(d)、128.3(s)、130.4
0(d)、143.34(s)、176.24(s);MS(EI)m/z 2
11、213(M)+
【0118】 5−ブロモ−2−インドリノン(1.08g、5.09mmol)およびテト
ラキストリフェニルホスフィンPd(0)(0.273g)を、エチレングリコ
ールジメチルエーテル(35mL)中、窒素雰囲気下で攪拌した。15分後、3
−ニトロフェニルホウ素酸(1.70g、10.2mmol)、次いで水(15
mL)中炭酸カリウム(4.24g、30.7mmol)を添加した。反応を一
夜還流に加熱し、室温に冷却し、そしてその後濾過した。飽和塩化アンモニウム
を添加した。水層を酢酸エチル(3×20mL)で抽出した。合わせられた有機
層をMgSO4で乾燥し、濾過しかつ溶媒を真空中で除去した。生成物をフラッ
シュシリカゲルクロマトグラフィー;溶出:3:2 ヘキサン;酢酸エチルによ
り精製して、5−(3−ニトロフェニル)−1,3−ジヒドロインドル−2−オ
ン(0.084g、65%)、mp=269℃を生じた;1H NMR(DMS
O)δ10.5(s、1H)、8.38−8.36(m、1H)8.17−8.
14(m、1H)、8.10−8.07(m、1H)、7.75−7.60(m
、3H)、6.95(d、1H、J=8.1Hz)、3.57(s、2H);I
R(KBr)3420、3190、1700cm-1;MS(EI)m/z 25
3(M−H)-;CHN、C14102Oの計算値:C、66.14;H、3.9
6;N、11.02;実測値:C、64.59;H、4.16;N、9.43。 実施例2 3−メチル−5−(3−ニトロフェニル)−1,3−ジヒドロインドル−2−オ
ン 5−ブロモ−3−メチルインドル−2−オン 窒素雰囲気下、酢酸(5cm3)中の臭素(0.96g、6.0mmol)を
、酢酸(10cm3)中の3−メチル−2−インドリノン(0.8749g、6
.0mmol)(Kendeら、Synth.Commun.、12、1、19
82)および酢酸ナトリウム(0.50g、6.0mmol)の溶液に一滴ずつ
添加した。反応を室温で3.5時間攪拌した。飽和炭酸ナトリウムを添加して反
応をクエンチした。水層をEtOAcで抽出し(3回)、乾燥し(MgSO4
、濾過しかつ蒸発させて、表題の化合物(1.26g、93%)、mp=119
−120℃を生じた;1H NMR(DMSO)δ1.32(d、3H、J=7
.66Hz)、3.45(q、1H、J=7.62Hz)、6.77(d、1H
、J=8.23Hz)、7.46(s、1H)、7.36−7.33(m、1H
)、10.4(s、1H);IR(KBr)3200、1725cm-1;MS(
EI)m/z 224/226(M−H)-;CHN、C98BrNOの計算値
:C、47.82;H、3.57;N、6.20;実測値:C、47.44;H
、3.42;N、6.04。
【0119】 5−ブロモ−3−メチル−1,3−ジヒドロインドル−2−オン(0.50g
、2.22mmol)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム
(0)(0.15g)を、ジメトキシエタン(18cm3)中、窒素雰囲気下で
攪拌した。15分後、3−ニトロフェニルホウ素酸(0.74g、4.45mm
ol)、次いで水(7cm3)中炭酸カリウム(1.86g、13.5mmol
)を添加した。反応を還流に8時間加熱し、そしてその後室温で一夜攪拌した。
飽和塩化アンモニウムを添加し;そして水層をEtOAcで抽出した(3回)。
合わせられた有機層を乾燥し(MgSO4)、濾過しかつ蒸発させた。残渣をカ
ラムクロマトグラフィー(SiO2、EtOAc:ヘキサン 1:2);溶出:
2:1 ヘキサン;酢酸エチルにより精製して、表題の化合物(0.30g、4
7%)、mp 200−203℃を生じた;1H NMR(DMSO−d6)δ1
.41(d、3H、J=7.61Hz)、3.50(q、1H、J=7.60H
z)、6.96(d、1H、J=8.08Hz)、7.62(d、1H、J=8
.06Hz)、7.75−7.70(m、2H)、8.18−8.10(m、2
H)、8.41−8.39(m、1H)、10.5(s、1H);IR(KBr
)3450、1700cm-1;MS(EI)m/z 267(M−H);CHN
、C151223+0.2C482の計算値:C、66.61;H、4.46
;N、9.83;実測値:C、66.26;H、4.59;N、10.06。 実施例3 5−(3−メトキシフェニル)−3,3−ジメチル−1,3−ジヒドロインドル
−2−オン 5−ブロモ−1,3−ジヒドロ−3,3−ジメチル−2H−インドル−2−オン 3,3−ジメチルインドル−2−オン(0.65g、4.03mmol)およ
び酢酸ナトリウム(0.33g、4.07mmol)を酢酸(5cm3)中で攪
拌し、その後酢酸(5cm3)中の臭素(0.66g、4.13mmol)を反
応混合物に一滴ずつ添加した。反応を50分間攪拌し、そしてその後水中に注い
だ。混合物を炭酸ナトリウムで塩基性化し、そしてその後酢酸エチルで抽出し(
3回)、乾燥し(MgSO4)、濾過し、そして表題の化合物(0.89g、9
2%)1H NMR(DMSO−d6)δ1.21(s、6H)、6.76(d、
1H、J=8.22Hz)、7.29(dd、1H、J=2.12Hz、8.2
3Hz)、7.49(d、1H、J=2.03Hz)、10.4(s、1H)に
蒸発させた。
【0120】 5−ブロモ−1,3−ジヒドロ−3,3−ジメチル−2H−インドル−2−オ
ン(0.33g、1.38mmol)およびテトラキス(トリフェニルホスフィ
ン)パラジウム(0)(0.094g)を、ジメトキシエタン(12cm3)中
、窒素雰囲気下で攪拌した。15分後、3−メトキシフェニルホウ素酸(0.4
2g、2.76mmol)、次いで水(5cm3)中炭酸カリウム(1.15g
、8.34mmol)を添加した。反応を還流に5時間加熱し、そしてその後室
温に冷却した。飽和水性塩化アンモニウムおよびEtOAcを添加し、そして混
合物を濾過した。水層をEtOAcで抽出し(2回)、そして合わせられた有機
層を乾燥し(MgSO4)、濾過しかつ蒸発させた。残渣をカラムクロマトグラ
フィー(SiO2、EtOAc:ヘキサン 1:3)により精製して表題の化合
物(0.11g、31%)、mp=157−158℃を生じた;1H NMR(
DMSO−d6)δ3.34(s、6H)、3.82(s、3H)、6.87−
6.93(m、2H)、7.20−7.15(m、2H)、7.37−7.32
(m、1H)、7.49−7.46(m、1H)、7.63(d、1H、J=1
.14Hz)、10.4(s、1H);MS(EI)m/z 266(M−H) - ;CHN、C1717NO2の計算値:C、76.38;H、6.41;N、5.
24;実測値:C、76.02;H、6.49;N、5.02。 実施例4 5−(3−クロロフェニル)−3,3−ジメチル−1,3−ジヒドロインドル−
2−オン 5−ブロモ−1,3−ジヒドロ−3,3−ジメチル−2H−インドル−2−オ
ン(0.98g、4.07mol)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン
)パラジウム(0)(0.239g)を、ジメトキシエタン(35cm3)中、
窒素雰囲気下に攪拌した。15分後、3−クロロフェニルホウ素酸(1.27g
、8.13mol)、次いで水(15cm3)中炭酸カリウム(3.40g、4
5mmol)を添加した。反応を還流に2時間加熱し、そしてその後室温で一夜
攪拌した。混合物を飽和塩化アンモニウムで希釈し、そしてEtOAcで抽出し
た(3回)。合わせられた有機層を乾燥し(MgSO4)、濾過しかつ蒸発させ
た。残渣をカラムクロマトグラフィー(SiO2、EtOAc:ヘキサン、1:
3)により精製して、表題の化合物(0.284g、25%)を生じた:mp
188−189℃;1H NMR(DMSO−d6)δ3.34(s、6H)、6
.93(d、1H、J=8.04Hz)、7.38−7.35(m、1H)、7
.53−7.43(m、2H)、7.61(d、1H、J=7.68Hz)、7
.70(s、2H)、10.40(s、1H);IR(KBr)3420、31
50、3050、1700cm-1;MS(EI)m/z 270(M−H)-
CHN、C1614ClNO+0.1C482の計算値:C、70.21;H、
5.32;N、4.99;実測値:C、70.3;H、5.44;N、4.93
。 実施例5 3,3−ジメチル−5−(3−ニトロフェニル)−1,3−ジヒドロインドル−
2−オン 5−ブロモ−1,3−ジヒドロ−3,3−ジメチル−2H−インドル−2−オ
ン(1.02g、4.26mmol)およびテトラキス(トリフェニルホスフィ
ン)パラジウム(0)(0.244g)を、ジメトキシエタン(35cm3)中
、窒素雰囲気下で攪拌した。15分後、3−ニトロフェニルホウ素酸(1.43
g、2.56mmol)、次いで水(15cm3)中炭酸カリウム(3.54g
、2.56mmol)を添加した。反応を還流に2時間加熱し、そしてその後室
温で一夜攪拌した。飽和塩化アンモニウムおよびEtOAcを添加し、そして混
合物を濾過した。水層を酢酸エチルで抽出し(2回)、そしてその後合わせられ
た有機層を乾燥し(Na2SO4)、濾過しかつ蒸発させた。残渣をカラムクロマ
トグラフィー(SiO2、EtOAc:ヘキサン、勾配溶出)により精製して、
表題の化合物(0.86g、67%)mp 234−235℃を生じた;1
NMR(DMSO−d6)δ3.33(s、6H)、6.98(d、1H、J=
8.06Hz)、7.61(dd、1H、J=1.85、8.03Hz)、7.
73(t、1H、J=7.98Hz)、7.81(d、1H、J=1.63Hz
)、8.11−8.18(m、2H)、8.42−8.43(m、1H)、10
.5(s、1H);MS(EI)m/z 281;CHN、C161423.0
.2H2Oの計算値:C、67.51;H、4.92;N、9.37;実測値:
C、67.48;H、5.17;N、9.48。 実施例6 5−(3−クロロフェニル)−3−エチル−1,3−ジヒドロインドル−2−オ
ン 3−エチルインドル−2−オン N2下の無水THF(400ml)中のオキシインドール(40g、0.3m
ol)の溶液を−25℃に冷却し、そしてn−ブチルリチウム(ヘキサン中2.
5M、240ml、0.6mol)で一滴ずつ処理した。生じる溶液に、N,N
,N’,N’−テトラメチルエチレンジアミン(90.4ml、0.6mol)
を添加した。30分後、ヨードエタン(48ml、0.6mol)を添加し、そ
して反応混合物をRTに温まらせかつ一夜攪拌した。反応混合物を水性NH4
l溶液中に注ぎ、EtOAcで抽出し(2回)、そして合わせられた有機層を希
HCl、水、塩水で洗浄し、乾燥し(MgSO4)かつ濃縮した。残余の油状物
をヘキサンとともに摩砕して粗生成物(24.5g、51%)を生じた。サンプ
ル(3g)をEtOAc/ヘキサンから再結晶して、表題の化合物(1.4g)
、m.p.100−101℃を得た;1H−NMR(DMSO−d6)δ0.76
(t、3H、J=7.5Hz)、1.8−2.0(m、2H)、3.38(t、
3H,J=5.7Hz)、6.8(dt、1H、J=7.69、0.45Hz)
、6.93(dt、1H、J=7.45、1.10Hz)、7.15(m、1H
)、7.22(m、1H)、10.3(s、1H);MS(ESI)m/z 2
70[M+H]。 5−ブロモ−3−エチルオキシインドール 酢酸(100ml)中の3−エチルオキシインドール(6.0g、40mmo
l)および酢酸ナトリウム(4g、48mmol)の溶液を臭素(6.4g、4
0mmol)で処理した。30分後、混合物を水で希釈し、そしてEtOAcで
抽出し(2回);合わせられた有機層を水、飽和炭酸水素ナトリウム溶液および
塩水で洗浄し、乾燥し(MgSO4)かつ蒸発させて粗生成物(9.2g、96
%)を生じた。サンプルをEtOAc/ヘキサンから再結晶して、表題の化合物
、m.p.130−132℃を得た;1H−NMR(DMSO−d6)δ0.74
(t、3H、J=7.5Hz)、1.8−2.0(m、2H)、3.45(t、
1H、J=5.5Hz)、6.76(d、1H、J=8.35Hz)、7.42
(m、1H)、10.43(s、1H);MS(−ESI)m/z 238/2
40(M−H)。
【0121】 ジメトキシエタン(160ml)、エタノール(40ml)および水(40m
l)中の5−ブロモ−3−エチルオキシインドール(3.5g、14.6mmo
l)、3−クロロフェニルホウ素酸(2.4g、15mmol)、炭酸カリウム
(4.5g、33mmol)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラ
ジウム(0)(0.87g、0.75mmol)の溶液を6時間まで還流に加熱
した。RTに冷却した後、混合物を水で希釈し、そしてEtOAcで抽出した(
3回)。合わせられた有機抽出物を水、その後塩水で洗浄し、乾燥し(MgSO 4 )かつ蒸発させた。残渣をカラムクロマトグラフィー(SiO2、EtOAc:
ヘキサン 1:3)により精製して、表題の化合物(0.46g、12%)、m
.p.118−120℃を生じた;1H−NMR(DMSO−d6)δ0.78(
t、3H、J=7.25Hz)、1.8−2.02(m、2H)、3.47(t
、1H、J=5.71Hz)、6.89(d、3H、J=8.1Hz)、7.3
5(m、1H)、7.44(t、1H、J=7.91Hz)、7.51(m、1
H)、7.58(m、2H)、7.67(t、1H、J=1.76Hz)、10
.5(s、1H);MS(−ESI)m/z 270(M−H)。 実施例7 5−(3−クロロフェニル)−3,3−ジエチル−1,3−ジヒドロインドル−
2−オン N2下の無水THF(200ml)中の3−エチルインドル−2−オン(16
g、0.1mol)の溶液を−25℃に冷却し、そしてn−ブチルリチウム(ヘ
キサン中2.5M、80ml、0.2mol)で一滴ずつ処理した。生じる溶液
に、N,N,N’,N’−テトラメチルエチレンジアミン(30ml、0.2m
ol)を添加した。30分後、ヨードエタン(8ml、0.1mol)を添加し
、そして反応混合物をRTに温まらせかつ一夜攪拌した。反応混合物を水性NH 4 Cl溶液中に注ぎ、EtOAcで抽出し(2回)、そして合わせられた有機層
を希HCl、水、塩水で洗浄し、乾燥し(MgSO4)かつ濃縮した。残余の油
状物をヘキサンとともに摩砕して、表題の生成物(9g、45%)、m.p.1
56−159℃を生じた;1H NMR(DMSO−d6)δ10.44(s、1
H)、7.70−7.69(t、1H)、7.62−7.59(m、1H)、7
.58(d、1H、J=1.7Hz)、7.53−7.50(m、1H)、7.
45−7.41(t、1H)、7.36−7.35(m、1H)、7.34−7
.33(m、1H)、6.91−6.89(d、1H J=8.2Hz)、1.
87−1.80(m、2H)、1.77−1.70(m、2H)、0.54−0
.50(t、6H);MS(+ESI)m/z 190(M+H)。 5−ブロモ−1,3−ジヒドロ−3,3−ジエチル−[2H]−インドル−2−
オン 酢酸(100ml)中の3,3−ジエチルインドル−2−オン(8g、40m
mol)および酢酸ナトリウム(4g、48mmol)の溶液を臭素(6.4g
、40mmol)で処理した。30分後、混合物を水で希釈し、そしてEtOA
cで抽出し(2回);合わせられた有機層を水、飽和炭酸水素ナトリウム溶液、
その後塩水で洗浄し、乾燥し(MgSO4)かつ蒸発させて、粗生成物(7.6
g、75%)を生じた。サンプルをEtOAc/ヘキサンから再結晶して、表題
の化合物、m.p.164−165℃を得た;1H−NMR(DMSO−d6)δ
10.45(s、1H)、7.41−7.40(d、1H、J=2.2Hz)、
7.34−7.31(m、1H)、6.78−6.76(d、1H、J=8.2
Hz)、1.78−1.65(m、4H)、0.50−0.46(m、6H);
MS(−ESI)m/z 266/268(M−H)。
【0122】 ジメトキシエタン(100ml)、エタノール(25ml)および水(25m
l)中の5−ブロモ−1,3−ジヒドロ−3,3−ジエチル−[2H]−インド
ル−2−オン(2.7g、10mmol)、3−クロロフェニルホウ素酸(1.
6g、10mmol)、炭酸カリウム(4g、30mmol)およびテトラキス
(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.5g、0.4mmol)の
溶液を還流に6時間加熱した。RTに冷却した後、混合物を水で希釈し、そして
EtOAcで抽出した(2回)。合わせられた有機抽出物を水、その後塩水で洗
浄し、乾燥し(MgSO4)かつ蒸発させた。残渣をカラムクロマトグラフィー
(SiO2、EtOAc:ヘキサン 1:3)により精製して、表題の化合物(
0.8g、27%)、m.p.195−197℃を生じた;1H−NMR(DM
SO−d6)δ7.70(t、1H、J=2Hz)、7.62−7.60(m、
1H)、7.58(d、1H、J=1.7Hz)、7.52(dd、1H、J=
8.1、2Hz)、7.43(t、1H、7.9Hz)、7.36−7.33(
m、1H)、6.90(d、1H、J=8.1Hz)、1.87−1.70(m
、4H)および0.52(t、6H、J=7.4Hz);MS(+APCI)m
/z 300/302(M−H) 実施例8 5−(3−クロロフェニル)−3−メトキシ−3−メチル−1,3−ジヒドロイ
ンドル−2−オン N2下の無水THF(50cm3)中の5−ブロモイサチン(5.0g、22m
mol)の溶液を0℃に冷却し、そして臭化メチルマグネシウム(ジエチルエー
テル中3M、14.7cm3、44mmol)で一滴ずつ処理し、そして混合物
を室温まで温まらせた。反応を飽和塩化アンモニウム溶液中に注ぎ、その後Et
OAc中に抽出した(3回)。その後、合わせられた有機層を水、塩水で洗浄し
、乾燥し(MgSO4)かつ蒸発させた。その後、残渣をカラムクロマトグラフ
ィー(SiO2、EtOAc:ヘキサン、勾配溶出)により精製して、5−ブロ
モ−3−ヒドロキシ−3−メチル−1,3−ジヒドロインドル−2−オン(1.
53g、6.32mmol、29%)を生じた:1H NMR(DMSO−d6
δ1.38(s、3H)、5.99(s、1H)、6.77(d、1H、J=1
.7Hz)、7.38(s、1H、br);MS((−)ESI)m/z 24
0/242(M)-
【0123】 5−ブロモ−3−ヒドロキシ−3−メチル−1,3−ジヒドロインドル−2−
オン(1.0g、4.1mmol)を、0℃に冷却された無水DMF(15cm 3 )に溶解し、そしてカリウムtert−ブトキシド(THF中1M、4.5c
3、4.5mmol)で処理した。15分後、メチル−p−トルエンスルホネ
ート(0.93g、5mmol)を添加し、そして混合物を室温まで温まらせた
。2時間後、混合物を飽和塩化アンモニウム溶液中に注ぎ、そしてEtOAcで
抽出し(2回)、その後、合わせられた有機層を、水、水酸化ナトリウム(1N
、2回)、水(3回)で洗浄し、乾燥し(MgSO4)かつ蒸発させた。その後
、残渣をカラムクロマトグラフィー(SiO2、EtOAc:ヘキサン、勾配溶
出)により精製して、5−ブロモ−3−メトキシ−3−メチル−1,3−ジヒド
ロインドル−2−オン(0.56g、2.2mmol、53%)を生じた:1
NMR(CDCl3)δ1.59(s、3H)、3.18(s、3H)、6.
73(d、1H、J=8.2Hz)、7.45(dd、1H、J=8.2、2H
z)、7.52(d、1H、J=2Hz);MS(EI)m/z 225(M) +
【0124】 5−ブロモ−3−メトキシ−3−メチル−1,3−ジヒドロインドル−2−オ
ン(0.52g、2.0mmol)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン
)パラジウム(0)(0.12g、0.1mmol)の溶液をジメトキシエタン
(22cm3)に溶解した。15分後、3−クロロフェニルホウ素酸(0.63
g、4.1mmol)および水(10cm3)中炭酸ナトリウム(1.0g)を
添加し、そして反応を還流下で加熱した。2時間後、混合物を冷却し、水中に注
ぎ、かつEtOAcで抽出し(2回)、合わせられた有機抽出物を水酸化ナトリ
ウム溶液(1N、2回)、水、塩水で洗浄し、乾燥し(MgSO4)かつ蒸発さ
せた。その後、残渣をカラムクロマトグラフィー(SiO2、EtOAc:ヘキ
サン、5:1)により精製して、5−(3−クロロフェニル)−3−メトキシ−
3−メチル−1,3−ジヒドロインドル−2−オン(0.17g、0.58mm
ol、29%)を生じた:1H NMR(CDCl3)δ1.65(s、3H)、
2.91(s、1H)、3.24(s、3H)、6.92(d、1H、J=8.
1Hz)、7.26−7.38(m、2H)、7.43−7.46(m、1H)
、7.52−7.55(m、1H)、7.62(d、1H、J=1.8Hz);
MS((+)APCI)m/z 288(M+H)+。 実施例9 5−(3−クロロフェニル)−3−メトキシ−3−プロプ−1−イニル−1,3
−ジヒドロインドル−2−オン 窒素雰囲気下の−10℃の無水THF(100cm3)中の5−ブロモイサチ
ン(2.5g、11mmol)の溶液に、臭化1−プロピニルマグネシウム(T
HF中0.5M、47cm3、23.5mmol)を添加した。1時間後、混合
物を飽和塩化アンモニウム中に注ぎ、そしてEtOAcで抽出し(3回)、塩水
で洗浄し、乾燥し(MgSO4)かつ蒸発させて、5−ブロモ−3−ヒドロキシ
−3−プロプ−1−イニル−1,3−ジヒドロインドル−2−オン(2.83g
、10.6mmol、97%)を生じ、これをさらなる精製なしで使用した:(
CDCl3)δ1.83(s、3H)、6.79(d、1H、J=8.0Hz)
、6.90(s、1H)、7.41−7.44(m、2H)、10.59(s、
1H);MS((−)ESI)m/z 264(M−H)-
【0125】 0℃の無水DMF(15cm3)中の5−ブロモ−3−ヒドロキシ−3−プロ
プ−1−イニル−1,3−ジヒドロインドル−2−オン(1.0g、3.75m
mol)の溶液に、カリウムtert−ブトキシド(THF中1M、4.1cm 3 、4.1mmol)を添加した。15分後、p−トルエンスルホン酸メチル(
0.85g、4.6mmol)を添加し、そして混合物を室温まで温まらせた。
16時間後、混合物を飽和塩化アンモニウム中に注ぎ、EtOAcで抽出し(3
回)、水、塩水で洗浄し、乾燥し(MgSO4)かつ蒸発させた。残渣をカラム
クロマトグラフィー(SiO2、EtOAc:ヘキサン 1:3)により精製し
て、5−ブロモ−3−メトキシ−3−プロプ−1−イニル−1,3−ジヒドロイ
ンドル−2−オン(0.62g、2.21mmol、59%)を生じた:(CD
Cl3)δとりわけ1.87(s、3H)、3.19(s、3H)、3.35(
s、1H)、6.72(d、1H、J=8.3Hz)、7.48(dd、1H、
J=8.3、2Hz)、7.63(d、1H、J=2Hz):MS(EI)m/
z 279(M)+
【0126】 5−ブロモ−3−メトキシ−3−プロプ−1−イニル−1,3−ジヒドロイン
ドル−2−オン(0.56g、2.0mmol)およびテトラキス(トリフェニ
ルホスフィン)パラジウム(0)(0.12g、0.10mmol)を、室温で
ジメトキシエタン(22cm3)中で攪拌した。15分後、3−クロロフェニル
ホウ素酸(0.63g、4.0mmol)および水(11cm3)中炭酸ナトリ
ウム(1.06g、10mmol)を添加し、そして混合物を還流下で加熱した
。16時間後、混合物を冷却し、水中に注ぎ、そしてEtOAcで抽出した(3
回)。合わせられた有機層を水酸化ナトリウム(1N、2回)、塩水で洗浄し、
乾燥し(MgSO4)かつ蒸発させた。残渣をカラムクロマトグラフィー(Si
2、EtOAc:ヘキサン、勾配溶出)にかけ、そして生成物をヘキサンとと
もに摩砕して、表題の化合物(0.095g、0.30mmol、15%)を固
形物として生じた:mp.>190℃(分解);(CDCl3)δ1.88(s
、3H)、3.25(s、3H)、3.30(s、1H)、6.91(d、1H
、J=8.1Hz)、7.29−7.39(m、2H)、7.44−7.47(
m、1H)、7.54−7.57(m、2H)、7.74(d、1H、J=1.
7Hz);MS(EI)m/z 311(M+)。 実施例10 5−(3−クロロフェニル)−1,3−ジヒドロインドル−2−オン ジメトキシエタン(10cm3)中の5−ブロモオキシインドール(0.5g
、2.4mmol)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(
0.14g、0.12mmol)の溶液をN2下で20分間攪拌した。その後、
この混合物に、3−クロロフェニルホウ素酸(0.44g、2.83mmol)
および水(4cm3)中炭酸ナトリウム(0.75g、7.1mmol)を添加
した。溶液を6時間還流にし、その後RTに冷却し、水中に注ぎかつEtOAc
で抽出した(3回)。合わせられた有機抽出物を水、塩水で洗浄し、乾燥し(M
gSO4)かつ蒸発させた。残渣をカラムクロマトグラフィー(SiO2、酢酸エ
チル:ヘキサン 1:3)により精製して、表題の化合物(0.49g、2.0
mmol、86%)を黄褐色固形物として生じた:m.p.169−171℃、 1 H NMR(THF−d8)δ3.45(s、2H)、6.85(d、1H、J
=8.1Hz)、7.25(d、J=8.0Hz、1H)、7.35(dd、J
=7.8、7.8Hz、1H)、7.43(d、J=8.1Hz、1H)、7.
49(d、J=7.8Hz、1H)、7.50(s、1H)、7.59(dd、
J=1.78、1.78Hz、1H)、9.5(br s、1H);13C NM
R(THF−d8)δ36.39(t)、109.80、123.97、125
.55、127.19(d)、127.68(s)、130.89(d)、13
3.73、135.29、144.23、145.09、176.45(s);
MS(EI)m/z 243、245(M)+;元素分析(C1410ClNO)
のC、H、N。 実施例11 5’−(3−クロロフェニル)スピロ[1,3−ジオキソラン−2,3’−[3
H]インドル]−2’(1’H)−オン 5−[3−クロロフェニル]−1H−インドール−2,3−ジオン ジオキサン(200cm3)中の5−(3−クロロフェニル)−1,3−ジヒ
ドロインドル−2−オン(10.0g、41mmol)の溶液およびSeO2
22.8g、205mmol)を2時間還流にし、その後RTに冷却し、そして
フロリジル上で濃縮した。フロリジルを洗浄し(アセトン:CHCl3 1:9
)、そして合わせられた有機抽出物を蒸発させた。残渣をカラムクロマトグラフ
ィー(SiO2、アセトン:CHCl3 1:8)により精製して、表題の化合物
(8g、31mmol、76%)を黄褐色固形物として生じた:m.p.256
−258℃、1H NMR(THF−d8)δ6.96(d、J=8.8Hz、1
H)、7.33(d、J=8.1Hz、1H)、7.4(dd、J=7.7、7
.7Hz、1H)、7.56(d、J=7.7Hz、1H)、7.68(dd、
J=1.84、1.84Hz、1H)、7.83−7.86(m、2H)、10
.05(br s、1H);13C NMR(DMSO−d6)δ113.30(
d)、119.08(s)、123.44、125.57、126.65、12
7.92、131.41(d)、133.88、134.47(s)、137.
25(d)、141.51、150.99、160.15、184.83(s)
;MS(EI)m/z 256(M−H)+;元素分析(C148ClNO2−0
.1H2O)C、H、N。
【0127】 トルエン(30cm3)およびエチレングリコール(1.1cm3、19.4m
mol)中の5−[3−クロロフェニル]−1H−インドール−2,3−ジオン
(0.5g、1.9mmol)の溶液、ならびにpTsOH(0.04g、0.
2mmol)を、12時間、水の共沸除去を伴う還流にし、その後RTに冷却し
た。反応混合物をEtOAc(100cm3)で希釈し、そして水、飽和炭酸水
素ナトリウム溶液、塩水で洗浄し、乾燥し(MgSO4)かつ蒸発させて、油状
の残渣を生じた。残渣をカラムクロマトグラフィー(SiO2、CH2Cl2)に
より精製して、表題の化合物(0.47g、1.6mmol、80%)を黄褐色
固形物として生じた:m.p.159−161℃;1H NMR(DMSO−d6 )δ4.29−4.39(m、4H)、6.93(d、J=8.6Hz、1H)
、7.4(d、J=8.1Hz、1H)、7.46(dd、J=7.9、7.9
Hz、1H)、7.7(d、J=7.7Hz、1H)、7.68−7.71(m
、3H)、10.55(s、1H);13C NMR(DMSO−d6)δ65.
53(t)、110.89、123.25、124.81(d)、125.65
(s)、125.83、126.79、130.09、130.61(d)、1
32.96、133.64、141.53、14267、174.36(s);
MS(EI)m/z 301/303(M)+;元素分析(C1612ClNO3
のC、H、N。 実施例12 5’−(3−クロロフェニル)スピロ[1,3−ジオキサン−2,3’−[3H
]インドル]−2’(1’H)−オン 表題の化合物は実施例11の手順に従って調製した:m.p.242−244
℃;1H NMR(DMSO−d6)δ1.7(m、1H)、2.2(m、1H)
、3.95(m、2H)、4.78(t、2H)、6.9(d、J=7.9Hz
、1H)、7.39(d、J=7.9Hz、1H)、7.46(dd、J=7.
9、7.9Hz、1H)、7.59−7.68(m、3H)、10.59(br
s、1H);13C NMR(DMSO−d6)δ25.19、60.68(t
)、93.58(s)、110.94、122.93、125.29、126.
29、127.19(d)、128.65(s)、129.92、131.07
(d)、133.16、134.08、141.61、142.15、173.
29(s);MS(EI)m/z 315/317(M)+;元素分析(C171 4 ClNO3)のC、H、N。 実施例13 5’−(3−ニトロフェニル)スピロ[シクロペンタン−1,3’−[3H]イ
ンドル]−2’(1’H)−オン スピロ[シクロペンタン−1,3’−[3H]インドル]−2’(1’H)−オ
ン N2下の40(cm3)の無水THF中のオキシインドール(2.0g、15.
0mmol)の−25℃の溶液に、n−ブチルリチウム(ヘキサン中1.6M、
19.7cm3、31.5mmol)を一滴ずつ添加した。生じる乳状の溶液に
、N,N,N’,N’−テトラメチルエチレンジアミン(4.75cm3、31
.5mmol)を添加した。30分後、THF(3cm3)中の1,4−ジヨー
ドブタン(21.9g、70.6mmol)の溶液を添加し、そして反応混合物
をRTに温まらせかつ14時間攪拌した。反応混合物を水中に注ぎ、EtOAc
で抽出し(2回)、その後、合わせられた有機層を希HCl(pH1)、水(2
回)で洗浄し、乾燥し(MgSO4)かつ蒸発させた。残渣をカラムクロマトグ
ラフィー(SiO2、EtOAc:ヘキサン 1:4)により精製して、表題の
化合物(1.4g、7.5mmol、50%)を黄褐色固形物として生じた:1
H NMR(CDCl3)δ1.8−2.2(m、8H)、6.94(dd、J
=7.5、1.0Hz、1H)、7.01(dd、J7.5、1.0Hz、1H
)、7.14−7.25(m、2H)、9.30(br s、1H)。 5−ブロモスピロ[シクロペンタン−1,3’−[3H]インドル]−2’(1
’H)−オン 酢酸(10cm3)中のスピロ[シクロペンタン−1,3’−[3H]インド
ル]−2’(1’H)−オン(0.27g、1.4mmol)および酢酸ナトリ
ウム(0.12g、1.46mmol)の溶液を、酢酸(2cm3)中の臭素(
0.24g、1.51mmol)で処理した。30分後、混合物を飽和炭酸水素
ナトリウム溶液中に注ぎ、そしてEtOAcで抽出し(2回)、合わせられた有
機層を水、飽和炭酸水素ナトリウム溶液、水で洗浄し、乾燥し(MgSO4)か
つ蒸発させて、表題の化合物(0.37g、1.47mmol、96%)を灰白
色固形物として生じ、これをさらなる精製なしで使用した:1H NMR(CD
Cl3)δ1.8−2.27(m、8H)、6.79(d、J=8Hz、1H)
、7.30−7.39(m、2H)、8.63(br s、1H)。
【0128】 ジメトキシエタン(8cm3)中の5−ブロモスピロ[シクロペンタン−1,
3’−[3H]インドル]−2’(1’H)−オン(0.3g、1.1mmol
)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.07g
、0.06mmol)の溶液をN2下に20分間攪拌した。その後、この混合物
に、3−ニトロフェニルホウ素酸(0.23g、1.4mmol)および水(3
cm3)中炭酸ナトリウム(0.36g、3.4mmol)を添加した。溶液を
3時間還流にし、その後RTに冷却し、水中に注ぎ、そしてEtOAcで抽出し
た(3回)。合わせられた有機抽出物を水、塩水で洗浄し、乾燥し(MgSO4
)かつ蒸発させた。残渣をカラムクロマトグラフィー(SiO2、酢酸エチル:
ヘキサン 1:3)により精製して、表題の化合物(0.21g、0.68mm
ol、62%)を黄色固形物として生じた:m.p.238−240℃;1
NMR(DMSO−d6)δ1.89−1.99(m、8H)、6.96(d、
J=8.1Hz、1H)、7.58(dd、J=8.1、1.8Hz、1H)、
7.66(d、J=1.8Hz、1H)、7.71(dd、J=8.0、8.0
Hz、1H)、8.13(dd、J=7.0、1.0Hz、2H)、8.4(d
、J=1.8Hz、1H)、10.42(br s、1H);13C NMR(ジ
オキサン−d8)δ26.31、38.13(t)、53.85(s)、108
.9、121.15、121.33、126.23、129.38、132.1
1(d)、132.6、138.32、141.84、142.74、149.
14、182.68(s);MS(EI)m/z 308(M)+。 実施例14 3−(1’,2’−ジヒドロ−2’−オキソスピロ[シクロヘキサン−1,3’
−[3H]インドル−5’−イル)ベンズアルデヒド スピロ[シクロヘキサン−1,3’−[3H]インドル]−2’−(1’H)オ
ン 無水テトラヒドロフラン(800cm3)中のオキシインドール(25g、0
.19mol)の溶液を−20℃に冷却し、その後、n−ブチルリチウム(ヘキ
サン中2.5M、152cm3、0.38mol)をゆっくりと、次いでN,N
,N’,N’−テトラメチルエチレンジアミン(51cm3、0.38mol)
を添加した。15分後、1,5−ジヨードペンタン(174g、0.54mol
)をゆっくりと添加し、そして混合物を室温に温まらせた。16時間攪拌した後
、飽和水性塩化アンモニウム溶液(1L)およびEtOAc(1L)を添加した
。15分後、層を分離し、そして水層をEtOAcで抽出した(2回)。合わせ
られた有機層を塩酸(1N)で抽出し、その後塩水(500cm3)で洗浄し、
乾燥し(MgSO4)かつ濃縮して油状物を得た。油状物をヘキサン(200c
3)およびベンゼン(20cm3)とともに摩砕した。沈殿物を収集しかつ真空
中で乾燥して、表題の化合物(26.3g、69.6%)を無色結晶として得た
:mp 110−114℃;1H NMR(DMSO−d6)δ1.67(m、1
0H)、6.84(d、1H、J=8Hz)6.94(t、1H、J=8Hz)
、7.17(t、1H、J=8Hz)、7.44(d、1H、J=8Hz)、1
0.3(s、1H)。 5’−ブロモスピロ[シクロヘキサン−1,3’−[3H]インドル]−2’(
1’H)−オン 酢酸(300cm3)中のスピロ[シクロヘキサン−1,3’−[3H]イン
ドル]−2’(1’H)−オン(17.6g、0.09mol)の溶液に、攪拌
しながら、酢酸ナトリウム(8.0g、0.1mol)および臭素(14.6g
、0.091mol)を添加した。室温で30分後、反応混合物を水とEtOA
cとの間で分配した。水層をEtOAcで2回抽出した。合わせられた有機層を
水で洗浄し、乾燥し(MgSO4)かつ蒸発させ、そして残渣をヘキサンととも
に摩砕した。沈殿物を収集しかつ真空中で乾燥して、表題の化合物(16.5g
、67%)を灰白色結晶として得た:mp 196−199℃;1H NMR(
DMSO−d6)δ1.62(m、10H)、6.8(d、1H、J=6.8H
z)、7.36(d、1H、J=8.2、1.8Hz)、7.58(dd、1H
、J=8.2、1.8Hz)、10.44(s、1H)。
【0129】 ジメトキシエタン(20cm3)中の5’−ブロモスピロ[シクロヘキサン−
1,3’−[3H]インドル]−2’(1’H)−オン(1.00g、3.57
mmol)の溶液に、窒素下でテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウ
ム(0.20g、0.17mmol)を添加した。15分後、3−ホルミルフェ
ニルホウ素酸(1.00g、6.93g)、次いで水(10cm3)中炭酸カリ
ウム(2.90g、21mmol)を添加した。還流で20時間後、混合物を冷
却し、水中に注ぎ、そしてEtOAcで抽出した(3回)。合わせられた有機抽
出物を飽和塩水で洗浄し、乾燥し(MgSO4)かつ蒸発させた。残渣をカラム
クロマトグラフィー(SiO2、EtOAc:ヘキサン、勾配溶出)により精製
して、表題の化合物(0.66g、2.15mmol、60%)を白色固形物、 1 H NMR(CDCl3)δ1.65−1.85(m、6H)、1.86−2.
08(m、4H)、7.22(d、1H、J=8Hz)、7.48(dd、1H
、J=8、2Hz)、7.61(t、1H、J=8Hz)、7.66(d、1H
、J=2Hz)、7.81−7.88(m、2H)、8.06(t、1H、J=
2Hz)、8.30(s、1H、br)として生じた;MS((+)ESI)m
/z 306(M+H)+。 実施例15 3−(1’,2’−ジヒドロ−2’−オキソスピロ[シクロヘキサン−1,3’
−[3H]インドル−5’−イル)ベンズアルデヒドオキシム EtOH:H2O(10cm3、8:2)中の3−(1’,2’−ジヒドロ−2
’−オキソスピロシクロヘキサン−1,3’−[3H]インドル−5’−イル)
ベンズアルデヒド(0.59g、1.95mmol)の溶液に、ヒドロキシルア
ミン塩酸塩(0.17g、2.5mmol)および酢酸ナトリウム(0.20g
、2.5mmol)を添加した。20分後、混合物を濃縮し、水を添加し、そし
てEtOAcで抽出した(2回)。合わせられた有機層を飽和炭酸水素ナトリウ
ム溶液、水、飽和塩水で洗浄し、乾燥し(MgSO4)かつ蒸発させて、表題の
オキシム(0.63g、1.95mmol、100%)を生じ、これをさらなる
精製なしで使用した、1H NMR(CDCl3)δ1.60−1.84(m、6
H)、1.85−2.00(m、4H)、6.86(d、1H、J=8Hz)、
7.36(dd、1H、J=8、2Hz)、7.43−7.50(m、1H)、
7.57−7.67(m、2H)、7.85(s、1H、br)、8.25(s
、1H)、8.68(s、1H、br)、8.94(s、1H、br);MS(
(−)ESI)m/z 319(M−H)-。 実施例16 3−(1’,2’−ジヒドロ−2’−オキソスピロ[シクロヘキサン−1,3’
−[3H]インドル−5’−イル)ベンズアルデヒドメチルオキシムエーテル EtOH:水(5cm3、8:2)中の3−(1’,2’−ジヒドロ−2’−
オキソスピロ[シクロヘキサン−1,3’−[3H]インドル−5’−イル)ベ
ンズアルデヒド(0.24g、0.79mmol)および酢酸ナトリウム(0.
083g、1.00mmol)の溶液に、メトキシルアミン塩酸塩(0.083
g、1.00mmol)を添加した。30分後、沈殿物を濾過により単離し、そ
してEtOH:水(8:2、2回)で洗浄して、表題の化合物(0.027g、
0.08mmol、10%)を白色固形物として生じた:mp 198−200
(分解):1.58−2.07(m、10H)、4.00(s、3H)、6.9
8(d、1H、J=8Hz)、7.42−7.49(m、2H)、7.53−7
.58(m、2H)、7.64(d、1H、J=2Hz)、7.75(s、1H
)、8.07(s、1H、br)、8.15(s、1H);MS((+)−ES
I)m/z 335(M+H)+。 実施例17 3−(1’,2’−ジヒドロ−2’−オキソスピロ[シクロヘキサン−1,3’
−[3H]インドル−5’−イル)ピリジンカルボニトリル N2下の無水ジメトキシエタン(30cm3)中の3−ブロモピリジン−5−カ
ルボニトリル(2.79g、15.26mmol)、ヘキサメチル二スズ(5.
00g、15.26mmol)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パ
ラジウム(0)(0.20g、0.17mmol)の溶液を還流下で加熱した。
16時間後、混合物を濃縮し、そしてカラムクロマトグラフィー(SiO2、E
tOAc:ヘキサン 5:95)により精製して、3−シアノピリジン−5−ト
リメチルスタンナン(2.82g、10.55mmol、69%)を生じた:1
H NMR(CDCl3)δ0.40(s、9H)、8.01(m、1H)、8
.80(m、2H);MS((+)APCI)m/z 269(M+H)+
【0130】 無水トルエン(30cm3)中の5’−ブロモスピロ[シクロヘキサン−1,
3’−[3H]インドル]−2’(1’H)−オン(1.97g、7.05mm
ol)、3−シアノピリジン−5−トリメチルスタンナン(2.26g、8.4
6mmol)、塩化ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)(0.
33g、0.47mmol)および塩化リチウム(1.48g、35mmol)
の溶液を還流下で加熱した。16時間後、混合物を冷却し、EtOAcと水との
間で分配し、水層をEtOAcで再抽出し(2回)、合わせられた有機抽出物を
水で洗浄し、乾燥し(MgSO4)かつ蒸発させた。残渣をカラムクロマトグラ
フィー(SiO2、EtOAc:ヘキサン、1:2)にかけ、そしてその後調製
的LC(プライムスフィア(Primesphere)C18、10ミクロン、
50×250mm、MeCN:H2O 1:1、100cm3/分、RT 7.9
2分)によりさらに精製して、表題の化合物を白色結晶(0.56g、1.84
mmol、26%)として生じた:mp.232−234℃、1H NMR(C
DCl3)δ1.68−1.89(m、6H)、1.93−2.13(m、4H
)、7.12(d、1H、J=8Hz)、7.49(dd、1H、J=8、2H
z)、7.66(d、1H、2Hz)、8.15(t、1H、J=2Hz)、8
.39(s、1H、br)、8.89(d、1H、J=2Hz)、9.06(d
、1H、J=2Hz);MS((+)−ESI)m/z 304(M+H)+
元素分析、C19173OのCHN。 実施例18 5’−(ピリミジン−5−イル)スピロ[シクロヘキサン]−1,3’−[3H
]インドル−2’(1H)−オン 無水テトラヒドロフラン(200cm3)中の5’−ブロモスピロ[シクロヘ
キサン−1,3’−[3H]インドル]−2’−(1’H)−オン(11g、0
.04mol)の溶液に水素化ナトリウム(鉱物油中60%分散物、1.6g、
0.04mol)のを添加した。室温で30分攪拌した後、混合物を−78℃に
冷却し、そしてブチルリチウム(ヘキサン中1.7M、23.2cm3、0.0
4mol)をゆっくりと添加した。30分後、ホウ酸ジイソプロピル(25cm 3 、0.11mol)を添加し、そして混合物を室温に温まらせた。2時間後、
塩酸(1N、500cm3)および酢酸エチル(500cm3)。水層を酢酸エチ
ルで抽出し、その後、合わせられた有機層を水、塩水で洗浄し、乾燥し(MgS
4)かつ蒸発させた。残渣をヘキサンとともに摩砕しかつ沈殿物を真空中で乾
燥して、(2’−オキソ−2,3−ジヒドロスピロ[シクロヘキサン−1,3’
−[3H]インドル]−5’−イル)ホウ素酸(8.3g、86%)を灰白色固
形物として得、これをさらなる精製なしで使用した。酢酸エチルとともにさらに
摩砕したサンプルは以下の特性を有した:mp.255−260℃分解;1
NMR(DMSO−d6)δ1.50(m、2H)、1.73(m、8H)、6
.82(d、1H、J=7.72Hz)7.66(d、1H、J=7.72Hz
)7.91(s、3H、br)、10.36(s、1H);MS((−)ESI
)m/z 244[M−H]。
【0131】 トルエン(20cm3)中5−ブロモピリミジン(3.2g、20mmol)
、エタノール(10cm3)中2’−オキソ−2,3−ジヒドロスピロ[シクロ
ヘキサン−1,3’−[3H]インドル]−5’イル)ホウ素酸(0.49g、
2.2mmol)、水(10cm3)中炭酸カリウム(0.28g、2.0mm
ol)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.1
5g、0.13mol)の攪拌された混合物を一夜還流下かつ窒素雰囲気中で加
熱した。反応混合物を20mLの重炭酸ナトリウム溶液で処理し、そしてその後
酢酸エチル(2×50mL)で抽出した。合わせられた有機層を飽和塩水で洗浄
し、乾燥した(MgSO4)。エタノールからの再結晶は0.13gの純粋な生
成物、mp 227−228℃を生じた。IR(KBr)1700cm-1 1
−NMR(DMSO−d6)δ10.48(s、1H)、9.13(s、1H)
、9.11(s、2H)、7.86(s、1H)7.63(dd、1H;J=1
.5Hzおよび8.1Hz)、6.98(d、1H、J=8.1Hz)、6.9
8(d、1H、J=8.1)1.75(m、10)。MS(ESI)m/z 2
78(M−H)。C17173O、0.25.H2Oについて計算されたCHN。 実施例19 5−(3−クロロフェニル)スピロ[シクロヘキサン−1,3−[3H]インド
ル]−2(1H)−オン 実施例14の手順に従って調製された:mp.164−165℃、1H NM
R(CDCl3)δ1.60−1.78(m、6H)、1.81−1.99(m
、4H)、7.04(d、J=8.1Hz、1H)、7.22−7.47(m、
4H)、7.53(s、1H)、7.61(s、1H)、9.28(br s、
1H);13C−NMR(CDCl3)δ20.17、24.12、31.92(
t)、47.22(s)、109.21、121.94、124.06、125
.50、125.79、125.97、126.38、128.96(d)、1
32.88、133.59、135.60、139.14、142.17、18
2.89(s);MS(EI)m/z 310、312(M−H)+。元素分析
(C1918ClNO)C、H、N。 実施例20 5’−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)スピロ[シクロヘキサン−1,3
’−[3H]インドル]−2’(1’H)−オン 実施例18の手順に従って調製された:mp 188−189℃;1H−NM
R(CDCl3)δ7.97(s、1H)、7.57−7.54(m、2H)、
7.41−7.34(m、2H)、7.20(t、1H、J=8.7Hz)、9
.96(d、1H、J=8.1Hz)、2.04−1.65(m、10H);M
S((+)APCI)m/z 330[M+H]+。 実施例21 5’−(3−フルオロフェニル)スピロ[シクロヘキサン−1,3’−[3H]
インドル]−2’(1’H)−オン 実施例18の手順に従って調製された:mp 171−172℃;1H−NM
R(CDCl3)δ8.43(s、1H)、7.62(d、1H、J=1.8H
z)、7.42(dt、1H、J=6.2、2.0Hz)、7.39−7.37
(m、1H)、7.33(dt、1H、J=5.1、1.3Hz)、7.26(
dq、1H、J=5.9、2.1Hz)、7.05−6.99(m、2H)、2
.03−1.64(m、10H);MS((+)APCI)m/z 296[M
+H]+。 実施例22 5’−(3,5−ジフルオロフェニル)スピロ[シクロヘキサン−1,3’−[
3H]インドル]−2’(1’H)−オン 実施例18の手順に従って調製された:mp 180−183℃;1H−NM
R(CDCl3)δ8.35(s、1H)、7.59(d、1H、J=2.0H
z)、7.40(dd、1H、J=6.2、2.0Hz)、7.10−7.03
(m、2H)、6.99(d、1H、J=8.1Hz)、7.76(tt、1H
、J=4.3、2.3Hz)、2.05−1.62(m、10H);MS((+
)APCI)m/z 314[M+H]+。 実施例23 5−(3,4−ジフルオロフェニル)スピロ[シクロヘキサン−1,3−[3H
]インドル]−2(1H)−オン 実施例14の手順に従って調製された:m.p.187−189℃;1H−N
MR(DMSO−d6)δ1.5−2.0(m、10H)、6.9(d、J=8
.13Hz、1H)、7.40−7.51(m、3H)、7.66−7.76(
m、2H)、10.4(s、1H);MS(−ESI)m/z 312(M−H
-。 実施例24 5−[3−(メチルチオ)フェニル]スピロ[シクロヘキサン−1,3−[3H
]インドル]−2(1H)−オン 実施例18の手順に従って調製された:1H NMR(CDCl3)δ1.62
−2.06(m、10H)、2.54(s、3H)、6.96(d、J=8.0
Hz、1H)、7.2−7.5(m、5H)、7.62(s、1H)、7.75
(s、1H);13C NMR(DMSO−d6)δ16.37(q)、21.6
2、25.58、33.37(t)、48.67(s)、110.55、123
.56、124.36、125.68、126.94、129.64(d)、1
35.31、136.91、139.33、140.27、142.49、18
4.29(s);MS(EI)m/z 324(M+H)+;元素分析(C202 1 NOS−(0.1H2O))のC、H、N。 実施例25 5’−[3−(メチルスルフィニルフェニル]スピロ[シクロヘキサン−1,3
’−[3H]インドル]−2’(1’H)−オン メタノール(6cm3)中の5−[3−(メチルチオ)フェニル]スピロ[シ
クロヘキサン−1,3−[3H]インドル]−2(1H)−オン(0.15g、
0.46mmol)の溶液をNaIO4(0.11g、0.51mmol)で処
理した。反応を一夜RTで攪拌させた。メタノールを蒸発させ、そして残渣をE
tOAc(50cm3)およびH2Oに溶解した。EtOAc層を塩水で洗浄し、
乾燥し(MgSO4)かつ蒸発させた。残渣をカラムクロマトグラフィー(Si
2、CH2Cl2:メタノール、8:2)により精製して、表題の化合物(0.
11g、0.32mmol、70%)を白色固形物として生じた:m.p.19
0−191℃ 1H NMR(CDCl3)δ1.65−2.05(m、10H)
、2.80(s、3H)、7.02(dd、J=8.0、3.1Hz、1H)、
7.46(d、J=8.0Hz、1H)、7.52−7.75(m、4H)、7
.0(s、1H)、8.7(s、1H);13C NMR(DMSO−d6)δ2
1.59、25.54、33.44(t)、44.38(q)、48.46(s
)、110.53、12.05、123.31、127.08、129.94、
130.15(d)、134.17、137.2、140.73、143.27
、146.61、183.71(s);MS(EI)m/z 339(M)+
元素分析(C2021NO2S−(0.2H2O))のC、H、N。 実施例26 5−[3−(メチスルホニル)フェニル]スピロ[シクロヘキサン−1,3−[
3H]インドル]−2(1H)−オン CH2Cl2(2cm3)中の5−[3−(メチルチオ)フェニル]スピロ[シ
クロヘキサン−1,3−[3H]インドル]−2(1H)−オン(0.15g、
0.46mmol)の溶液を、RTでCH2Cl2(5cm3)中のmCPBA(
0.4g、2.3mmol)の溶液に添加した。反応を一夜攪拌させた。混合物
をCH2Cl2(50cm3)で希釈し、そして飽和重炭酸塩溶液、水、塩水で洗
浄し、乾燥し(MgSO4)かつ蒸発させた。残渣を結晶化して(ヘキサン−E
tOAc)表題の化合物(0.132g、0.8mmol、80%)を灰白色固
形物として生じた:m.p.240℃;1H NMR(CDCl3)δ1.55−
2.1(m、10H)、3.15(s、3H)、7.01(d、J=8.1Hz
、1H)、7.47(dd、J=8.1、1.5Hz、1H)、7.6−7.7
(m、2H)、7.82−7.97(m、3H)、8.12(s、1H);13
NMR(DMSO−d6)δ21.54、25.50、33.45(t)、4
4.97(q)、48.44(s)、110.60、123.28、125.9
2、127.20、128.52、130.31(d)、132.46、133
.65、137.34、140.70、141.53、143.25、183.
63(s);MS(EI)m/z 356(M+H)+;元素分析(C2021
3S−(0.2H2O))のC、H、N。 実施例27 5’−(3−クロロ−5−フルオロフェニル)スピロ[シクロヘキサン−1,3
’−[3H]インドル]−2’(1’H)−オン 実施例18の手順に従って調製された:mp 178−180℃;1H−NM
R(CDCl3)δ8.50(s、1H)、7.57(d、1H、J=1.8H
z)、7.39(dd、1H、J=6.2、1.9Hz)、7.33−7.32
(m、1H)、7.15(dq、1H、J=5.7、1.7、0.7Hz)、7
.06(dq、1H、J=4.2、1.9、0.4Hz)、7.00(d、1H
、J=8.1Hz)、2.05−1.64(m、10H);MS((−)ESI
)[M−H]-@m/z 328。 実施例28 5−(3−ブロモ−5−フルオロフェニル)スピロ[シクロヘキサン−1,3−
[3H]インドル]−2(1H)−オン 実施例18の手順に従って調製された:mp.194−196℃;1H NM
R(CDCl3)δ1.66−2.04(m、10H)、7.00(d、1H、
J=8.0Hz)、7.17−7.28(m、2H)、7.41(dd、1H、
J=8、1.8Hz)、7.49(t、1H、J=1.4Hz)、7.58(d
、1H、J=1.5Hz)および8.24(s、1H、br);MS((+)−
EI)m/z 373/375[M+]。 実施例29 5’−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)スピロ[シクロヘキサン−1,3
’−[3H]インドル]−2’(1’H)−オン 5’−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)スピロ[シクロヘキサン−1,3
’−[3H]インドル]−2’(1’H)−オン ジメトキシエタン(50mL)中の3−フルオロ−5−メトキシベンゼントリ
フルオロメタンスルホネート(1.6g、5.8mmol)およびテトラキス(
トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.33g、286mmol)の
溶液を、N2下で20分間攪拌した。その後、この混合物に臭化リチウム(1.
5g、172mmol)を添加した。この溶液をN2下で10分間攪拌した。そ
の後、この混合物に、(2’−オキソ−2,3−ジヒドロスピロ[シクロヘキサ
ン−1,3’−[3H]インドル]−5’−イル)ホウ素酸(1.3g、5.7
mmol)および蒸留水(5mL)中炭酸ナトリウム(1.2g、11.5mm
ol)を添加した。溶液を6時間還流にし、室温に冷却し、蒸留水中に注ぎ、そ
してEtOAcで抽出した(3回)。合わせられた有機抽出物を2N NaOH
、水、塩水で洗浄し、乾燥し(MgSO4)かつ蒸発させた。残渣をカラムクロ
マトグラフィー(SiO2、EtOAc:ヘキサン 2:5)により精製して、
表題の化合物(0.6g、32%)を灰白色固形物として生じた:mp 180
−182℃;1H−MMR(CDCl3)δ8.21(s、1H)、7.60(d
、1H、J=1.8Hz)、7.41(dd、1H、J=6.2、1.9Hz)
、6.97(d、1H、J=7.9Hz)、6.88−6.86(m、1H)、
6.84(t、1H、J=1.8Hz)、6.59(dt、1H、J=6.2、
2.2Hz)、3.86(s、3H)、2.00−1.62(m、10H);M
S((−ESI)[M−H]-@m/z 324。 実施例30 5’−(3−ニトロフェニル)スピロ[シクロヘキサン−1,3’−[3H]イ
ンドル]−2’(1’H)−オン 実施例14の手順に従って調製された:mp.196−198℃、1H NM
R(CDCl3)δ1.67−1.81(m、6H)、1.82−2.05(m
、4H)、7.04(d、1H、J=8Hz)、7.48(dd、1H、J=8
および1Hz)、7.59(d、1H、J=8Hz)、7.63−7.65(m
、1H)、7.87−7.90(m、1H)、8.16−8.20(m、1H)
、8.38(s、br、1H)、8.41(t、1H、J=2Hz);MS((
−)ESI)m/z 321(M−H)-。元素分析(C191823)のCH
N。 実施例31 3−(1,2−ジヒドロ−2−オキソスピロ[シクロヘキサン−1,3−[3H
]インドル]−5−イル)アニリン メタノール(150ml)中の5’−(3−ニトロフェニル)スピロ[シクロ
ヘキサン−1,3’−[3H]インドル]−2’(1’H)−オン(3.6g、
11mmol)の溶液を、40psiで、水素雰囲気下、10%炭上パラジウム
(1g)とともに振とうした。触媒を濾過分離し、そして溶液を濃縮して残渣を
得た。残渣をエーテルに溶解し、そしてエタノール性塩酸を添加した。そうして
得られた固形物をメタノール/エーテルから再結晶して、表題の化合物(1.7
g、47%)を得た:m.p.275−278℃;1H−NMR(DMSO−d6 )δ1.5−2.0(m、10H)、6.98(d、J=8.05Hz、1H)
、7.26(d、J=7.90Hz、1H)、7.45−7.62(m、4H)
、7.67(d、J=8.3Hz、1H)、9.0−11.0(s、2H、br
)、10.5(s、1H)、MS((+)APCI)m/z 293(M+H)
。 実施例32 5−(3−フルオロ−5−ニトロフェニル)スピロ[シクロヘキサン−1,3−
[3H]インドル]−2(1H)−オン 実施例18の手順に従って調製された:mp.191−193℃;1H NM
R(CDCl3)δ1.66−2.07(m、10H)、7.07(d、1H、
J=8Hz)、7.49(dd、1H、J=8、1.8Hz)、7.59−7.
64(m、2H)、7.89(dt、1H、J=8.1、2.1Hz)、8.2
5(s、1H)および8.54(s、1H);MS((+)−APCI)m/z
341[M+H]+。 実施例33 5’−(3−ヒドロキシフェニル)スピロ[シクロヘキサン−1,3’−[3H
]インドル]−2’(1’H)−オン 実施例18の手順に従って調製された:mp.213−216℃;1H NM
R(CDCl3)δ1.60−1.96(m、10H)、6.78−6.82(
m、1H)、6.94(d、1H、J=8Hz)、7.01−7.04(m、2
H)、7.23(t、1H、J=7.7Hz)、7.38(d、1H、J=8H
z)、7.61(s、1H)、8.91(s、1H)および9.73(s、1H
、br);MS((+)−APCI)m/z 294[M+H]+。 実施例34 4−(1,2−ジヒドロ−2−オキソスピロ[シクロヘキサン−1,3−[3H
]インドル]−5−イル)−2−チオフェンカルボニトリル 3−(トリメチルスタンニル)−2−チオフェンカルボニトリル ジメトキシエタン(5cm3)中の3−ブロモ−2−チオフェンカルボニトリ
ル(0.8g、4.3mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラ
ジウム(0)(0.25g、0.2mmol)およびヘキサメチル二スズ(1.
4g、4.3mmol)の溶液を還流下で14時間加熱し、その後RTに冷却し
た。反応混合物をフロリジル上に吸収させ、そしてカラムクロマトグラフィー(
SiO2、ジクロロメタン:ヘキサン 1:9)により精製して、表題の化合物
(1.04g、3.8mmol、90%)を透明な粘性の油状物として生じた: 1 H NMR(CDCl3)δ0.35(s、9H)、7.56(d、J=0.9
Hz、1H)、7.66(d、J=0.9Hz、1H)。
【0132】 ジメトキシエタン(8cm3)中の5’−ブロモスピロ[シクロヘキサン−1
,3’−[3H]インドル]−2’(1’H)−オン(0.53g、1.9mm
ol)、ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)(0.1
g、0.14mmol)およびトリフェニルアルシン(0.14g、0.47m
mol)の溶液をN2下で20分間攪拌した。その後、この混合物に3−(トリ
メチルスタンニル)−2−チオフェンカルボニトリル(0.64g、2.35m
mol)を添加した。溶液を32時間還流にした。室温に冷却した後、反応混合
物をフロリジル上に吸収し、そしてカラムクロマトグラフィー(SiO2、酢酸
エチル:ヘキサン 2:3)により精製して、表題の化合物(0.43g、1.
39mmol、74%)を灰白色固形物として生じた:1H NMR(CDCl3 )δ1.56−2.1(m、10H)、6.97(d、J=8.0Hz、1H)
、7.39(dd、J=8.03、1.45Hz、1H)、7.57(d、J=
1.45Hz、1H)、7.59(d、J=1.4Hz、1H)、7.84(d
、J=1.4Hz、1H)、8.32(br s、1H);13C−NMR(CD
Cl3)δ22.07、26.56、34.4(t)、48.13(s)、11
0.18(d)、111.3、114.75(s)、122.92、126.7
6(d)、128.44(s)、137.55(d)、138.11、142.
71、144.49、182.13(s);MS(EI)m/z 307(M−
H)+;元素分析(C18162OS)のC、H、N。 実施例35 5−(2’−オキソ−2’,3’−ジヒドロスピロ[シクロヘキサン−1,3’
−[3H]インドル]−5’イル−2−チオフェンカルボニトリル 5−ブロモ−2−チオフェンカルボニトリル。5−ブロモ−2−チオフェンカ
ルボキシアルデヒド(96.0g、500mmol)、ヒドロキシルアミン塩酸
塩(111.9g、500mmol)、ピリジン(500mL)およびエタノー
ル(500mL)の混合物を窒素下で2時間還流で加熱した。反応混合物を周囲
温度に冷却しかつ真空中で濃縮して油状物を生じた。粗生成物を氷水とともに2
回摩砕し、そして得られた固形物をフィルター上に収集した。アセトニトリル(
1.4L)中の上の固形物の一部分(44.31g、215mmol)、酢酸銅
(II)一水和物(4.2g、21mmol)の混合物を還流で3時間加熱した
。溶媒を真空中で除去し、そして残渣を酢酸エチルに溶解した。溶液を5%水性
硫酸(2×30mL)、水(2×30mL)、塩水(20mL)で洗浄しかつ乾
燥した(MgSO4)。溶媒を真空中で除去し、そして残渣を最小量のクロロホ
ルム(1L)に溶解しかつ結晶化させた。得られた結晶をフィルター上に収集し
、かつ、濾液を濃縮し、そしてクロマトグラフィー(シリカゲル、クロロホルム
)により精製して、表題の化合物を灰白色固形物(合わせられて31.5g、5
8%)として生じた。:IR(薄膜)cm-12200;1H−NMR(CDCl3 )δ7.39−7.38(d、1H、J=4.1Hz)、7.10(d、1H、
J=4.0Hz);MS(EI)m/z 187(M+、98%)189(M+
100%)。
【0133】 表題の化合物は、5−ブロモ−2−チオフェンカルボニトリルおよび(2’−
オキソ−2’,3’−ジヒドロスピロ[シクロヘキサン−1,3’−[3H]イ
ンドル]−5’−イル)ホウ素酸を使用して、実施例18の手順に従って調製し
た:mp.225−228℃;1H NMR(DMSO−d6)δ1.63(m、
8H)、1.90(m、2H)6.91(d、1H、J=8.13Hz)、7.
55(dd、1H、J=8.13、1.76Hz)、7.60(d、1H、J=
4.17Hz)、7.75(d、1H、J=1.76Hz)、7.93(d、1
H、J=4.17Hz)、10.51(s、1H);MS((+)APCI)m
/z 309[M+H]+。 実施例36 4−メチル−5−(2’−オキソ−2’,3’−ジヒドロスピロ[シクロヘキサ
ン−1,3’−[3H]インドル−5’−イル)−2−チオフェンカルボニトリ
ル 実施例18の手順に従って調製された:m.p.200−203℃;1H N
MR(DMSO−d6)δ1.63(m、8H)、1.87(m、2H)、2.
27(s、3H)、6.95(d、1H、J=8.13Hz)、7.34(dd
、1H、J=8.13、1.98Hz)7.54(d、1H、J=1.98Hz
)、7.82(s、1H)10.50(s、1H);MS((+)APCI)m
/z 323[M+H]+。 実施例37 4−エチル−5−(2’−オキソ−2’,3’−ジヒドロスピロ[シクロヘキサ
ン−1,3’−[3H]インドル]−5’−イル)−2−チオフェンカルボニト
リル 実施例18の手順に従って調製された:mp 214−217℃。1H NM
R(DMSO−d6)δ10.55(s、1H)、7.95(s、1H)、7.
51(s、1H)、7.33−7.30(m、1H)、6.98−6.96(d
、2H、J=8.0Hz)、2.67−2.62(m、2H)、1.89−1.
86(m、2H)、1.69−1.55(m、8H)、1.20−1.15(t
、3H);MS((+)APCI)m/z 337[M+H]+。元素分析、C2 0202OS.1/2H2Oの計算値:C、69.54;H、6.13;N、8
.11。実測値:C、69.51;H、6.06;N、7.57。 実施例38 5−(1’,2’−ジヒドロ−2’−オキソスピロ[シクロヘキサン−1,3’
−[3H]インドル]−5’−イル)チオフェン−3−カルボニトリル 実施例18の手順に従って調製された:m.p.188−190℃;1H−N
MR(DMSO−d6)δ1.5−2.0(m、10H)、6.89(d、J=
7.91Hz、1H)、7.49(dd、J=7.91、1.98Hz、1H)
、7.75(d、J=1.76Hz、1H)、7.86(d、J=1.32Hz
、1H)、8.44(d、J=1.32Hz、1H);MS(−ESI)m/z
307(M−H)。 実施例39 2−(1’,2’−ジヒドロ−2’−オキソスピロ[シクロヘキサン−1,3’
−[3H]インドル]−5’−イル)チオフェン−2−カルボニトリル 実施例18の手順に従って調製された:m.p.207−9℃;1H−NMR
(DMSO−d6)δ1.4−2.0(m、10H)、7.0(d、J=8.1
3Hz、1H)、7.48(d、J=5.27Hz、1H)、7.54(dd、
J=8.13Hz、1.98Hz、1H)、7.71(d、J=5.49Hz、
1H)、7.85(d、J=1.76Hz、1H)、10.6(s、1H);M
S(−ESI)m/z 307(M−H)。 実施例40 5−(1’,2’−ジヒドロ−2’−オキソスピロ[シクロヘキサン−1,3’
−[3H]インドル]−5’−イル)−3−フランカルボニトリル 実施例18の手順に従って調製された:m.p.243−245℃。1H−N
MR(DMSO−d6)δ10.48(s、1H)、8.62(d、1H、J=
0.7Hz)、7.76(d、1H、J=1.5Hz)、7.58−7.55(
dd、1H)、7.33(d、1H、J=0.7Hz)、6.92−6.90(
d、1H、J=8.1Hz)、1.87−1.83(m、2H)、1.73−1
.53(m、8H)。MS((+)EI)m/z 292(M+)。 実施例41 5−(5−クロロ−2−チエニル)スピロ[シクロヘキサン−1,3−[3H]
インドル]−2(1H)−オン 実施例18の手順に従って調製された:m.p.191−192℃;1H N
MR(CDCl3)δ1.6−2.1(m、10H)、6.85−6.95(m
、2H)、6.98(d、J=4.0Hz、1H)、7.36(dd、J=7.
5、1.6Hz、1H)、7.53(d、J=0.9Hz、1H)、7.80(
br s、1H)、;13C−NMR(THF−d8)δ21.35、25.33
、33.12(t)、48.32(s)、110.40、121.66、121
.96、125.44、127.25(d)、128.17、128.43、1
36.92、140.20、143.43、183.72(s);MS(EI)
m/z 318(M+H)+。 実施例42 5−(5−アセチル−2−チエニル)スピロ[シクロヘキサン−1,3−[3H
]インドル]−2(1H)−オン 実施例18の手順に従って調製された:m.p.195−196℃、1H N
MR(CDCl3)δ1.6−2.1(m、10H)、2.58(s、3H)、
6.95(d、J=8.1Hz、1H)、7.25(d、J=4.0Hz、1H
)、7.54(dd、J=8.1、1.7Hz、1H)、7.66(d、J=4
.0Hz、1H)、7.7(d、J=1.7Hz、1H)、7.9(br s、
1H)、;13C NMR(CDCl3)δ22.24、26.19(t)、27
.59(q)、33.99(t)、49.02(s)、111.39、123.
45、124.12、127.02(d)、128.59(s)、134.79
(d)、137.92、142.23、143.41、154.47、184.
51、191.76(s);MS(EI)m/z 326(M+H)+。 実施例43 5−(2’−オキソ−2’,3’−ジヒドロスピロ[シクロヘキサン−1,3’
−[3H]インドル]−5’イル−2−ニトロチオフェン 実施例11の手順に従って調製された:mp.242℃(分解);1H NM
R(DMSO−d6)δ1.62−1.67(m、6H)、1.90−1.99
(m、2H)、6.94(d、1H、J=8.1Hz)、7.64(d、1H、
J=4.5Hz)、7.67(dd、1H、J=8.2、1.8Hz)、7.8
6(d、1H、J=1.5Hz)、8.15(d、1H、J=4.5Hz)、1
0.62(s、1H);MS(EI)m/z 328(M)-。 実施例44 5’−(5−ニトロ−1H−ピロル−2−イル)スピロ[シクロヘキサン−1,
3’−[3H]インドル]−2’(1’H)−オン 2−(1’,2’−ジヒドロ−2’−オキソスピロ[シクロヘキサン−1,3’
−[3H]インドル]−5’−イル)−1H−ピロール−1−カルボン酸ter
t−ブチルエステル 窒素雰囲気下の1,2−DME(100mL)中の5’−ブロモスピロ[シク
ロヘキサン−1,3’−インドリン]−2’−オン(3.4g、12mmol)
の溶液に、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(70mg
、5mol%)を添加した。15分後、2−ボロノ−1H−ピロール−1−カル
ボン酸1−tert−ブチルエステル(1.3等量、3.31g、15.6mm
ol)および水(5mL)中K2CO3(2.3等量、3.83g、27.6mm
ol)の溶液を連続的に添加した。溶液を80℃に3時間加熱し、そして冷却さ
せた。反応混合物を水(200mL)中に注ぎ、そしてEtOAc(2×100
mL)で抽出した。有機層を合わせ、塩水(150mL)で洗浄し、そしてMg
SO4で乾燥した。溶液を濾過し、真空中で濃縮し、そして残渣をシリカゲルで
のフラッシュカラムクロマトグラフィー(30% EtOAc/ヘキサンで溶出
する)により精製して、副題を付けられた化合物:(3.4g、76%)を白色
粉末、mp 177℃として生じた。1H NMR(CDCl3;300MHz)
δ1.38(s、9H)、1.59−1.93(m、10H)、6.18(m、
1H)、6.23(「t」、1H、3Hz)、6.91(d、1H、J=8Hz
)、7.21(d、1H、J=8Hz)、7.34(m、1H)、7.44(s
、1H)、8.33(br s、1H、D2Oex)。MS((+)−APCI
)m/z 367[(M+H)+]。元素分析、C222623の計算値:C、
72.11;H、7.15;N、7.64。実測値:C、71.7;H、7.1
6;N、7.5。 2−(1’,2’−ジヒドロ−2’−オキソスピロ[シクロヘキサン−1,3’
−[3H]インドル]−5’−イル)−5−ニトロ−1H−ピロール−1−カル
ボン酸tert−ブチルカルバメート 室温のMeCN(5mL)中の2−(1’,2’−ジヒドロ−2’−オキソス
ピロ[シクロヘキサン−1,3’−[3H]インドル]−5’−イル)−1H−
ピロール−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(72mg、0.2mmo
l)の溶液に硝酸銀(1.05等量、35mg、0.2mmol)を添加した。
5分後、MeCN(5mL)中の塩化アセチル(1.0等量、15mg、0.2
mmol)を添加し、そして溶液を16時間攪拌させた。ジクロロメタン(10
mL)を添加し、そしてセライトを通して溶液を濾過し、そして水、飽和NaH
CO3、水および塩水(それぞれの10mL)で連続的に洗浄した。溶液をMg
SO4で乾燥し、濾過しかつ真空中で濃縮した。残渣をシリカゲルでのフラッシ
ュカラムクロマトグラフィー(40% EtOAc/ヘキサンで溶出する)によ
り精製して、副題を付けられた化合物(56mg、70%)を黄色油状物として
生じ、これをアセトン/ヘキサンから結晶化した、mp 163℃(分解)。
【0134】 2−(1’,2’−ジヒドロ−2’−オキソスピロ[シクロヘキサン−1,3
’−[3H]インドル]−5’−イル)−5−ニトロ−1H−ピロール−1−カ
ルボン酸tert−ブチルエステル(0.31g、0.85mmol)を、ゴム
隔壁で栓をされかつ窒素入口および気体の流出を可能にする針を装備された5m
L丸底フラスコに入れた。フラスコを油浴中に入れかつ200℃に加熱した際に
、窒素の活発な流れを維持した。この温度で5分後、フラスコを油浴から取り出
し、そして冷却させた。黒色の残渣をアセトンでより大きなフラスコ中に洗浄し
、そして少量のシリカゲル上に吸着させた。シリカゲルでのフラッシュカラムク
ロマトグラフィー(40% EtOAc/ヘキサンで溶出する)による精製は、
表題のカルバメート(0.20g、85%)を黄色油状物として生じ、これをア
セトン/ヘキサンから結晶化した、mp 278℃(分解)。1H NMR(D
MSO−d6;300MHz)δ1.55−1.87(m、10H)、6.80
(d、1H、J=4Hz)、6.91(d、1H、J=8Hz)、7.27(d
、1H、J=4Hz)、7.77(dd、1H、J=8、1Hz)、8.04(
d、1H、J=1Hz)、10.51(s、1H)、13.21(br s、1
H)。MS((+)−APCI)m/z 312[(M+H)+]。元素分析、C 171733の計算値:C、65.58;H、5.5;N、13.5。実測値:
C、65.57;H、5.54;N、13.44。 実施例45 5’−(5−ニトロ−1−メチルピロル−2−イル)スピロ[シクロヘキサン−
1,3’−[3H]インドル]−2’(1’H)−オン 5’−(1−メチルピロル−2−イル)スピロ[シクロヘキサン−1,3’−[
3H]インドル]−2’(1’H)−オン 室温のDMF(2mL)中の5’−(1H−ピロル−2−イル)スピロ[シク
ロヘキサン−1,3’−[3H]インドル]−2’(1’H)−オン(0.46
g、1.7mmol)および炭酸カリウム(5等量、1.18g、8.6mmo
l)の混合物を、DMF(1mL)中のヨードメタン(3等量、0.32g、5
.1mmol)の溶液で処理した。溶液を室温で16時間攪拌し、その後水(1
0mL)中に注いだ。EtOAc(15mL)を添加し、層を分離し、そして水
層をEtOAc(2×100mL)で抽出した。有機層を合わせ、塩水(15m
L)で洗浄し、そしてMgSO4で乾燥した。溶液を濾過し、真空中で濃縮し、
そして残渣をシリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィー(40% E
tOAc/ヘキサンで溶出する)により精製して、副題を付けられた化合物(0
.44g、76%)を白色粉末、mp 148−9℃として生じた。1H NM
R(DMSO−d6;400MHz)δ1.50−1.62(m、3H)、1.
62−1.82(m、5H)、1.83−1.94(m、2H)、3.11(s
、3H)、6.08(m、1H)、6.42(m、1H)、6.79(m、1H
)、6.97(d、1H、J=8.1Hz)、7.51(dd、1H、J=8.
1、1.8Hz)、7.70(d、1H、J=1.7Hz)、11.20(br
s、1H)。元素分析、C182021の計算値:C、77.11;H、7.
19;N、9.98。実測値:C、76.44;H、7.21;N、9.96。
【0135】 室温のアセトニトリル(10mL)中の5’−(1−メチルピロル−2−イル
)スピロ[シクロヘキサン−1,3’−[3H]インドル]−2’(1’H)−
オン(0.36g、1.3mmol)および硝酸銀(1.1等量、0.24g、
1.4mmol)の混合物を塩化アセチル(1.1等量、0.1mL、1.4m
mol)で処理した。混合物をこの温度で1時間攪拌し、そしてその後ジクロロ
メタン(30mL)を添加し、そしてセライトを通して混合物を濾過した。有機
層を水(20mL)、飽和水性NaHCO3(20mL)および塩水(20mL
)で連続的に洗浄した。溶液をMgSO4で乾燥し、濾過しかつ真空中で濃縮し
た。残渣をシリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィー(40% Et
OAc/ヘキサンで溶出する)により精製して、表題の化合物(21mg、5%
)を黄色粉末、mp 210℃として生じた。1H NMR(DMSO−d6;3
00MHz)δ1.55−1.97(m、10H)、3.15(s、3H)、6
.77(dd、1H、J=4.2、2.3Hz)、7.05(d、1H、J=8
.2Hz)、7.21(dd、1H、J=4.2、2.3Hz)、7.83(d
d、1H、J=1.8、8.2Hz)、8.0(d、1H、J=1.8Hz)、
13.0(br s、1H)。MS((+)−APCI)m/z 326[(M
+H)+]。元素分析、C181933の計算値:C、65.45;H、5.8
9;N、12.91。実測値:C、64.66;H、5.76;N、12.52
。 実施例46 5’−(1H−インドル−4−イル)スピロ[シクロヘキサン−1,3’−[3
H]インドル]−2’(1’H)−オン 実施例18の手順に従って調製された:mp 211−213℃;1H−NM
R(CDCl3)δ8.32(s、1H)、7.84(s、1H)、7.81(
d、1H、J=1.8Hz)、7.55(dd、1H、J=6.2、1.8Hz
)、7.40(dt、1H、J=6.2、1.0Hz)、7.29−7.28(
m、1H)、7.27(t、1H、J=3.1Hz)、7.18(dd、1H、
J=6.4、0.9Hz)、7.00(dd、1H、J=7.5、0.4Hz)
、6.72−6.71(m、1H)、2.00−1.59(m、10H);MS
((+)APCI)[M+H]+@m/z 317。 実施例47 3−(1’,2’−ジヒドロ−2’−オキソスピロ[シクロヘキサン−1,3’
−[3H]インドル−5’−イル)ベンゾニトリル クロロホルム(10cm3)中の3−(1’,2’−ジヒドロ−2’−オキソ
スピロ[シクロヘキサン−1,3’−[3H]インドル−5’−イル)ベンズア
ルデヒドオキシム(0.48g、1.49mmol)の溶液を二酸化セレン(0
.38g、3.50mmol)で処理し、そして還流下に加熱した。16時間後
、混合物を濃縮し、そして残渣をカラムクロマトグラフィー(SiO2、EtO
Ac:ヘキサン 1:4)により精製し、そして生成物をEtOAc−ヘキサン
から再結晶して、表題の化合物(0.161g、0.53mmol、35%)を
白色固形物として生じた:mp.190−191℃;1H NMR(CDCl3
δ1.59−1.87(m、6H)、1.88−2.09(m、4H)、7.0
3(d、1H、J=8Hz)、7.42(dd、1H、J=8、2Hz)、7.
54(t、1H、J=8Hz)、7.58−7.65(m、2H)、7.78(
dt、1H、J=7、2Hz)、7.83(m、1H)、8.26(s、1H、
br);MS((+)ESI)m/z 303(M+H)+。 実施例48 3−(1,2−ジヒドロ−2−オキソスピロ[シクロヘキサン−1,3−[3H
]インドル]−5−イル)−5−フルオロベンゾニトリル −78℃のジエチルエーテル(100cm3)中の3,5−ジブロモフルオロ
ベンゼンの溶液に、n−ブチルリチウム(2.5M、8cm3、20mmol)
を一滴ずつ添加した。30分後、混合物をジエチルエーテル(10cm3)中の
DMF(20cm3)で処理し、そして攪拌を−78℃で継続した。30分後、
混合物を希HCl水性でクエンチし、分離し、そして水層をEtOAcで抽出し
た。合わせられた有機層を合わせ、水、塩水で洗浄し、乾燥し(MgSO4)か
つ蒸発させて、3−フルオロ−5−ブロモベンズアルデヒド(4.0g、19.
7mmol、100%)を油状物として生じた:1H NMR(CDCl3)δと
りわけ7.50−7.53(m、2H)、7.82(s、1H)および9.93
(m、1H);MS(EI)m/z 202、204[M+]。
【0136】 エタノール:水(8:2、50cm3)中の最後に引用された化合物(4.0
g、19.7mmol)の溶液に酢酸ナトリウム(1.72g、21mmol)
およびヒドロキシルアミン塩酸塩(1.45g、21mmol)を添加し、そし
て混合物を還流下で加熱した。30分後、混合物を冷却し、蒸発させ、そして残
渣を水とEtOAcとの間で分配した。水層をEtOAcで再抽出し、そして合
わせられた有機層を水、飽和炭酸水素ナトリウム溶液、塩水で洗浄し、乾燥し(
MgSO4)かつ蒸発させて3−フルオロ−5−ブロモベンズアルデヒドオキシ
ム(3.76g、17.24mmol、87%)を生じ、これをさらなる精製な
しで使用した:1H NMR(CDCl3)δ7.24−7.27(m、2H)、
7.50(s、1H)、7.68(s、1H)および8.04(s、1H);M
S(EI)m/z 217[M+]。
【0137】 上のオキシム(3.76g、17.24mmol)および酢酸銅(II)(3
70mg)を窒素下にアセトニトリル(100cm3)に溶解しかつ還流下で加
熱した。5時間後、混合物を蒸発させ、残渣をEtOAc中に取り、硫酸(1N
)、水、塩水で洗浄し、乾燥し(MgSO4)かつ蒸発させて3−フルオロ−5
−ブロモベンゾニトリル(3.08g、15.39mmol、89%)を生じ、
これをさらなる精製なしで使用した。
【0138】 上の臭化物(3.0g、15mmol)およびテトラキス(トリフェニルホス
フィン)パラジウム(0)(0.86g、0.75mmol)を窒素下でジメト
キシエタン(130cm3)に溶解した。15分後、水(40cm3)に溶解され
た(2’−オキソ−2,3−ジヒドロスピロ[シクロヘキサン−1,3’−[3
H]インドル]−5’−イル)ホウ素酸(2.82g、11.5mmol)およ
び炭酸ナトリウム(3.1g、29.3mmol)を添加し、そして混合物を還
流下に加熱した。8時間後、混合物を冷却し、水中に注ぎ、そしてEtOAcで
抽出した(3回)。その後、合わせられた有機層を水で洗浄し、乾燥し(MgS
4)かつ蒸発させた。その後、残渣をカラムクロマトグラフィー(EtOAc
:ヘキサン、勾配溶出)により精製し、そして生成物をメタノールから再結晶し
て、3−(1,2−ジヒドロ−2−オキソスピロ[シクロヘキサン−1,3−[
3H]インドル]−5−イル)−5−フルオロベンゾニトリル(1.78g、5
.55mmol、48%)を生じた:mp 199−205℃;1H NMR(
CDCl3)δ1.64−2.03(m、10H)、7.03(d、1H、J=
8Hz)、7.31(dt、1H、J=7.7および1.6Hz)、7.41(
dd、1H、J=8、1.7Hz)、7.49(dt、1H、J=9.6、2H
z)、7.58(d、1H、J=2Hz)、7.64(s、1H)ならびに8.
37(s、1H):MS(EI)m/z 320[M+]。 実施例49 3−(1,2−ジヒドロ−2−オキソスピロ[シクロヘキサン−1,3−[3H
]インドル]−5−イル)−4−フルオロベンゾニトリル 実施例18の手順に従って調製された:m.p.205−206℃。1H N
MR(DMSO−d6)δ10.47(s、1H)、8.08−8.06(dd
、1H)、7.89−7.85(m、1H)、7.65(s、1H)、7.54
−7.49(m、1H)、7.43−7.40(tt、1H)、6.95−6.
93(d、1H、J=7.9Hz)、1.97−1.83(m、2H)、1.6
9−1.55(m、8H);MS(EI)m/z 320(M+) 実施例50 3−(1’−ジエトキシメチル−1’,2’−ジヒドロ−2’−オキソスピロ[
シクロヘキサン−1,3’−[3H]インドル]−5’−イル)−5−フルオロ
ベンゾニトリル オルトギ酸トリエチル(2mL、12mmol)中の3−(1’,2’−ジヒ
ドロ−2’−オキソスピロ[シクロヘキサン−1,3’−[3H]インドル]−
5’−イル)−5−フルオロベンゾニトリル(1.0等量、0.27g、0.8
4mmol)の溶液を150℃に1時間加熱した。反応混合物を冷却させ、過剰
のオルトギ酸トリエチルを真空中で除去し、そして残渣をシリカゲルでのフラッ
シュカラムクロマトグラフィー(10% EtOAc/ヘキサンで溶出する)に
より精製して、表題の化合物(0.2g、56%)を白色粉末、mp 146℃
として生じた。1H NMR(DMSO−d6;400MHz)δ1.13(t、
6H、J=7Hz)、1.60−1.96(m、10H)、3.48(m、2H
)、3.66(m、2H)、6.17(s、1H)、7.35(d、1H、J=
8.3Hz)、7.68(dd、1H、J=2.0、8.3Hz)、7.77(
ddd、1H、J=1.3、2.4Hz)、7.89(d、1H、J=2.0H
z)、7.92(dt、1H、J=2.4、10.5Hz)8.08(dd、1
H、J=1.3、2.9Hz)。MS((+)−EI)m/z 422[M+
。元素分析、C2527FN23の計算値:C、71.07;H、6.44;N、
6.63。実測値:C、70.75;H、6.48;N、6.52。 実施例51 3−(7’−ブロモ−1’,2’−ジヒドロ−2’−オキソスピロ[シクロヘキ
サン−1,3’−[3H]インドル]−5’−イル)−5−フルオロベンゾニト
リル 室温の氷酢酸(3mL)中の3−(1’,2’−ジヒドロ−2’−オキソスピ
ロ[シクロヘキサン−1,3’−[3H]インドル]−5’−イル)−5−フル
オロベンゾニトリル(0.40g、1.23mmol)および酢酸カリウム(0
.13g、1.3mmol)の混合物を、氷酢酸(3mL)中の臭素(1.05
等量、0.21g、1.3mmol)の溶液で処理した。1時間攪拌した後、混
合物を氷(20g)上に注いだ。層を分離し、そして水層をジクロロメタン(2
×10mL)で抽出した。有機層を合わせ、10%水性チオ硫酸ナトリウム(2
0mL)、水(2×10mL)、飽和重炭酸ナトリウム(10mL)および塩水
(15mL)で連続的に洗浄し、そしてMgSO4で乾燥した。溶液を濾過し、
真空中で濃縮し、そして残渣をシリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフ
ィー(30% EtOAc/ヘキサンで溶出する)により精製して、表題の化合
物(0.21g、43%)を油状物として生じ、これは10% EtOAc/ヘ
キサンの添加に際して結晶化した、mp 217℃。1H NMR(CDCl3
300MHz)δ1.56−2.04(m、10H)、7.33(dddd、1
H、J=1.25、2.3、3.6および9.0Hz)、7.45(m、1H)
、7.47(m、2H)、7.54(m、1H)、7.60(m、1H)。MS
((−)−ESI)m/z 399[M-]。元素分析、C2016BrFN21
の計算値:C、60.17;H、4.04;N、7.02。実測値:C、60.
03;H、4.08;N、6.83。 実施例52 3−(7’−ニトロ−1’,2’−ジヒドロ−2’−オキソスピロ[シクロヘキ
サン−1,3’−[3H]インドル]−5’−イル)−5−フルオロベンゾニト
リル トリフルオロ酢酸(5mL)中の3−(1’,2’−ジヒドロ−2’−オキソ
スピロ[シクロヘキサン−1,3’−[3H]インドル]−5’−イル)−5−
フルオロベンゾニトリル(0.19g、0.6mmol)および硝酸銀(0.1
1g、0.6mmol)の混合物を室温で1時間攪拌し、そしてその後氷(20
g)上に注いだ。エーテル(15mL)を添加し、層を分離しそして水層をエー
テル(3×10mL)で抽出した。有機層を合わせ、そして水(2×20mL)
、飽和水性NaHCO3(20mL)および塩水(15mL)で連続的に洗浄し
かつMgSO4で乾燥した。溶液を濾過し、真空中で濃縮し、そして残渣をシリ
カゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィー(20% EtOAc/ヘキサ
ンで溶出する)により精製して、表題の化合物(0.2g、94%)を白色粉末
、mp 196℃として生じた。1H NMR(DMSO−d6;400MHz)
δ1.46−1.58(m、1H)、1.62−1.77(m、5H)、1.8
3(m、2H)、1.92−2.20(m、2H)、7.85(dddd、1H
、J=1.3、2.4、3.7および8.6Hz)、8.12(dddd、1H
、J=1.8、2.4、4.2および10.5Hz)、8.23(m、2H)、
8.36(d、1H、J=2.0Hz)、11.17(bs、1H)。MS((
−)−APCI)m/z 365[M-]。元素分析、C2016FN33の計算
値:C、65.75;H、4.41;N、11.5。実測値:C、65.4;H
、4.54;N、11.3。 実施例53 3−(7’−アミノ−1’,2’−ジヒドロ−2’−オキソスピロ[シクロヘキ
サン−1,3’−[3H]インドル]−5’−イル)−5−フルオロベンゾニト
リル 室温の氷酢酸(4mL)中の3−(7’−ニトロ−1’,2’−ジヒドロ−2
’−オキソスピロ[シクロヘキサン−1,3’−[3H]インドル]−5’−イ
ル)−5−フルオロベンゾニトリル(1.0等量、0.16g、0.4mmol
)の溶液に、塩酸(2mL)中の塩化スズ(II)二水和物(0.25g、1.
1mmol)の溶液を添加した。黄色の混合物を30分間沸騰させ、その点で黄
色が消失した。室温に冷却した後、1N HCl(10mL)およびエーテル(
20mL)を添加した。層を分離し、そして水層をエーテル(2×20mL)で
抽出した。有機層を合わせ、水(2×20mL)、飽和水性NaHCO3(20
mL)および塩水(20mL)で連続的に洗浄した。溶液をMgSO4で乾燥し
、濾過しかつ真空中で濃縮した。残渣をシリカゲルでのフラッシュカラムクロマ
トグラフィー(40% EtOAc/ヘキサンで溶出する)により精製して、表
題の化合物(70mg、50%)を油状物として生じ、これは10% EtOA
c/ヘキサンの添加に際して結晶化した、mp 241−3℃。1H NMR(
DMSO−d6;400MHz)δ1.50−1.75(m、8H)、1.82
−1.95(m、2H)、4.98(s、2H)、6.90(d、1H、J=1
.8Hz)、7.09(d、1H、J=1.5Hz)、7.75(m、2H)、
7.90(「s」、1H)、9.96(bs、1H)。MS((+)−APCI
)m/z 336[(M+H)+]。元素分析、C2018FN3Oの計算値:C、
71.63;H、5.41;N、12.28。実測値:C、71.16;H、5
.58;N、12.18。 実施例54 5−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)スピロ[シクロヘキサン−1,3−
[3H]インドル]−2(1H)−オン 実施例18の手順に従って調製された:mp.239−242℃;1H NM
R(CDCl3)δ1.64−1.82(m、6H)、1.88−2.04(m
、2H)、7.00(d、1H、J=8Hz)、7.29−7.31(m、1H
)、7.36(dd、1H、J=8.8、2Hz)、7.54(d、1H、J=
1.5Hz)、7.73−7.78(m、2H)および8.19(s、1H、b
r);MS((+)−APCI)m/z 321[M+H]+。 実施例55 5’−(3−クロロフェニル)スピロ[4,4−ジメチルシクロヘキサン−1’
,3’−[3H]インドル]−2’(1’H)−オン 無水THF(60cm3)中の無水3,3−ジメチルグルタル酸の溶液を、3
0分にわたって窒素下、0℃で無水THF(300cm3)中の水素化アルミニ
ウムリチウムに添加した。その後、混合物を徐々に還流までした。3時間後、混
合物を冷却し、水(3.3cm3)、水酸化ナトリウム溶液(15%、3.3c
3)および水(9.9cm3)で処理した。その後、混合物を濾過し、沈殿物を
EtOAcで抽出し(3回)、そして合わせられた有機物を蒸発させて、3,3
−ジメチル−1,5−ペンタンジオール(定量的収量)を生じた;1H NMR
(CDCl3)δ0.95(s、6H)、1.57(t、4H、J=6.3Hz
)、3.75(t、4H、J=6.3Hz)。
【0139】 無水ピリジン(180cm3)中の3,3−ジメチル−1,5−ペンタンジオ
ール(8.4g、63.5mmol)の溶液を窒素下で0℃に冷却し、そして無
水ピリジン(100cm3)中の塩化p−トルエンスルホニル(26.7g、1
40mmol)の溶液で5時間にわたって処理した。その後、混合物を室温まで
温まらせた。16時間後、混合物を氷/水中に注ぎ、かつEtOAcで抽出した
(3回)。合わせられた有機物を希HCl(30%)、飽和炭酸水素ナトリウム
、塩水で洗浄し、乾燥し(MgSO4)かつ蒸発させて、1,5−ビス−(3,
3−ジメチルペンタン)−p−トルエンスルホネート(19.8g、45mmo
l)を生じ、これをさらなる精製なしで使用した:1H NMR(CDCl3)δ
とりわけ0.85(s、6H)、1.56(t、4H、J=7.0Hz)、2.
45(s、6H)、4.02(t、4H、J=7.0Hz)、7.35(d、4
H、J=8.0Hz)、7.77(d、4H、J=8.0Hz);MS((+)
APCI)m/z 441(M+H)+
【0140】 1,5−ビス−(3,3−ジメチルペンタン)−p−トルエンスルホネート(
53.0g、120mmol)およびヨウ化ナトリウム(72.0g、480m
mol)の溶液を、攪拌しながら無水アセトン(500cm3)に溶解した。還
流で16時間後、混合物を冷却し、水中に注ぎ、そしてジエチルエーテルで抽出
した(3回)。合わせられた有機抽出物を水で洗浄し、乾燥し(MgSO4)か
つ蒸発させて、3,3−ジメチル−1,5−ジヨードペンタン(41.3g、1
17mmol)を黄色油状物として生じ、これをさらなる精製なしで使用した: 1 H NMR(CDCl3)δとりわけ0.90(s、6H)、1.87−1.9
1(m、4H)、3.09−3.15(m、4H)。
【0141】 窒素下で無水THF(50cm3)に溶解されたオキシインドール(2.0g
、15mmol)の溶液を−60℃に冷却し、そして、n−ブチルリチウム(ヘ
キサン中2.5M、15cm3、37.5mmol)、次いでN,N,N’,N
’−テトラメチルエチレンジアミン(5.66g、37.5mmol)で処理し
た。20分後、無水THF(10cm3)中の3,3−ジメチル−1,5−ジヨ
ードペンタン(15.8g、45mmol)を添加し、そして混合物を室温まで
温まらせた。16時間後、混合物を水中に注ぎ、EtOAcで抽出し(3回)、
水、希HCl(10%)、水、塩水で洗浄し、乾燥し(MgSO4)かつ蒸発さ
せた。その後、残渣をカラムクロマトグラフィー(SiO2、EtOAc:ヘキ
サン、1;6)にかけて、スピロ[4,4−ジメチルシクロヘキサン−1’,3
’−[3H]インドル]−2’(1’H)−オン(0.37g、1.62mmo
l、11%)を生じた:1H NMR(CDCl3)δ1.08(s、3H)、1
.10(s、3H)、1.23−1.30(m、2H)、1.54−1.68(
m、4H)、1.94−2.04(m、2H)、6.94(d、1H、J=7.
7Hz)、7.01(t、1H、J=7.6Hz)、7.20(t、1H、J=
7.7Hz)、7.42(d、1H、J=7.4Hz)、8.76(s、1H、
br);MS(EI)m/z 229(M)+
【0142】 酢酸(5cm3)中の最後に引用された化合物(0.37g、1.62mmo
l)および酢酸ナトリウム(0.14g、1.7mmol)の溶液に、酢酸(2
cm3)中の臭素(0.27g、1.7mmol)を添加した。30分後、混合
物を水酸化ナトリウム溶液(2N)中に注ぎ、そしてジクロロメタンで抽出した
(2回)。有機抽出物を水で洗浄し、乾燥し(MgSO4)かつ蒸発させて、5
’−ブロモスピロ[4,4−ジメチルシクロヘキサン−1’,3’−[3H]イ
ンドル]−2’(1’H)−オン(0.435g、1.41mmol、87%)
を生じ、これをさらなる精製なしに使用した:1H NMR(CDCl3)δ1.
08(s、3H)、1.49−1.64(m、4H)、1.69−1.74(m
、2H)、1.89−1.98(m、2H)、6.77(d、1H、J=8.2
Hz)、7.33(dd、1H、J=8.2、1.8Hz)、7.48(d、1
H、J=1.7Hz)、7.71(s、1H、br);MS((+)APCI)
m/z 308(M+H)+
【0143】 最後に引用された化合物(0.56g、1.81mmol)およびテトラキス
(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.1g、0.08mmol)
を窒素下にジメトキシエタン(20cm3)に溶解した。20分後、3−クロロ
フェニルホウ素酸(0.57g、3.64mmol)および炭酸ナトリウム(0
.97g、9.15mmol)を添加し、そして混合物を還流下で加熱した。1
6時間後、混合物を冷却し、水中に注ぎかつEtOAcで抽出した(2回)。合
わせられた有機層を水酸化ナトリウム(2N)、水、塩水で洗浄し、乾燥し(M
gSO4)かつ蒸発させた。その後、残渣をカラムクロマトグラフィー(SiO2 、EtOAc:ヘキサン、1:5)にかけて、表題の化合物を生じ、これをヘキ
サンとともに摩砕して固形物(0.26g、0.77mmol、43%)を生じ
た:mp.184−185℃;1H NMR(CDCl3)δ1.11(s、6H
)、1.57−1.80(m、6H)、1.45−2.03(m、2H)、6.
98(d、1H、J=8.0Hz)、7.29−7.44(m、4H)、5.5
2−7.55(m、2H)、8.12(s、1H、br);MS((+)APC
I)m/z 340(M+H)+。 実施例56 5’−(3−ニトロフェニル)スピロ[4,4−ジメチルシクロヘキサン−1’
,3’−[3H]インドル]−2’(1’H)−オン ジメトキシエタン(15cm3)中の5’−ブロモスピロ[4,4−ジメチル
シクロヘキサン−1’,3’−[3H]インドル]−2’(1’H)−オン(0
.29g、0.95mmol)の溶液に、テトラキス(トリフェニルホスフィン
)パラジウム(0)(0.053g、0.046mmol)を添加した。20分
後、3−ニトロフェニルホウ素酸(0.32g、1.9mmol)および水(7
.5cm3)中炭酸ナトリウム(0.5g、4.75mmol)そして混合物を
還流下で加熱した。16時間後、混合物を冷却し、水中に注ぎかつEtOAcで
抽出した(2回)。合わせられた有機層を水酸化ナトリウム溶液(2N)、水、
塩水で洗浄し、乾燥し(MgSO4)かつ蒸発させた。その後、残渣をカラムク
ロマトグラフィー(SiO2、EtOAc:ヘキサン、勾配溶出)にかけ、その
後、生成物をヘキサンとともに摩砕して、表題の化合物(0.12g、0.35
mmol、37%)を黄色固形物として生じた:mp.230−231℃;1
NMR(CDCl3)δ1.18−1.24(m、6H)、1.57−1.8
6(m、6H)、1.94−2.03(m、2H)、7.03(d、1H、J=
8.0Hz)、7.48(d、1H、J=8.0Hz)、7.59−7.64(
m、2H)、7.87(d、1H、J=7.7Hz)、8.06(s、1H、b
r)、8.19(d、1H、J=7.7Hz)、8.40(s、1H);MS(
(+)APCI)m/z 351(M+H)+。 実施例57 2,3,5,6−テトラヒドロ−5−(3−ニトロフェニル)スピロ[3H−イ
ンドール−3,4−[4H]ピラン]−2(1H)−オン N2下のアセトン中のヨウ化ナトリウム(64g、0.43mol)の溶液に
2−ブロモエチルエーテル(20g、0.086mol)を添加し、白色固形物
を沈殿させた。16時間後、混合物を濾過し、そして濾液を濃縮した。残渣にジ
クロロメタンを添加し、それを濾過し、ケーキをジクロロメタンでさらに洗浄し
、合わせられた有機層を乾燥し(MgSO4)かつ蒸発させて、2−ヨードエチ
ルエーテル(26.61g、0.0816mol、95%)を無色油状物として
生じた:1H NMR(CDCl3)δ3.26(t、2H、J=7Hz)、3.
78(t、2H、J=7Hz)。
【0144】 N2下の無水THF中のオキシインドール(5.00g、37.5mmol)
の溶液を−20℃に冷却した。n−ブチルリチウム(ヘキサン中2.5M、30
cm3、75.1mmol)を一滴ずつ、次いでN,N,N’,N’−テトラメ
チルエチレンジアミン(11.4cm3)を添加した。20分後、無水THF(
20cm3)中の2−ヨードエチルエーテル(36g、112mmol)の溶液
をゆっくりと添加した。混合物を室温に温まらせ、その後、16時間後に還流に
した。5時間後、混合物を冷却し、その後水中に注ぎ、EtOAcで抽出し(2
回)、合わせられた有機層を希HCl(pH1)、水(2回)で洗浄し、乾燥し
(MgSO4)かつ蒸発させた。残渣をカラムクロマトグラフィー(SiO2、ア
セトン:ヘキサン 1:5)により精製して、表題の化合物(0.78g、3.
82mmol、10%)を白色固形物として生じた:1H NMR(CDCl3
δ1.84−1.95(m、4H)、3.91−3.96(m、2H)、4.2
1−4.27(m、2H)、6.89−6.92(m、1H)、7.06(t、
1H、J=7、1Hz)、7.22(t、1H、J=7、1Hz)、7.35−
7.38(m、1H)。
【0145】 酢酸(10cm3)中の上の生成物(0.78g、3.82mmol)および
酢酸ナトリウム(0.32g、4.02mmol)の溶液を酢酸(2cm3)中
の臭素(0.64g、4.02mmol)で処理した。30分後、混合物を飽和
炭酸水素ナトリウム溶液中に注ぎかつEtOAcで抽出し(2回)、水、飽和炭
酸水素ナトリウム溶液、水で洗浄し、乾燥し(MgSO4)かつ蒸発させて、表
題の化合物(0.59g、2mmol、54%)を灰白色固形物として生じ、こ
れをさらなる精製なしで使用した:1H NMR(CDCl3)δ1.83−2.
00(m、4H)、3.91−4.03(m、2H)、4.22−4.32(m
、2H)、6.86(d、1H、J=7Hz)、7.38−7.45(m、1H
)、7.52(d、1H、J=1Hz)、8.36(s、1H、br);MS(
(+)ESI)m/z 282(M+H)+
【0146】 ジメトキシエタン(16cm3)中の上の生成物(0.58g、2.04mm
ol)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0.11g、
0.09mmol)の溶液をN2下で20分間攪拌した。その後、この混合物に
3−ニトロフェニルホウ素酸(0.63g、4.06mmol)および水(7c
3)中炭酸カリウム(1.68g)を添加した。還流で3時間後、混合物を冷
却し、水中に注ぎかつEtOAcで抽出した(3回)。合わせられた有機抽出物
を水、塩水で洗浄し、乾燥し(MgSO4)かつ蒸発させた。その後、残渣をカ
ラムクロマトグラフィー(SiO2、EtOAc:ヘキサン、1:2)にかけて
、表題の化合物(0.19g、0.58mmol、28%)を提供した。調製的
LC(プライムスフィア(Primesphere)C18、10ミクロン、5
0×250mm、MeCN:H2O 46:54、100cm3/分、RT 7.
57分)によりさらに精製したサンプルは、以下の特性を有した:mp>250
℃、1H NMR(アセトン−d6)δ1.78−1.88(m、2H)、1.9
2−2.01(m、2H)、3.85−3.94(m、2H)、4.12−4.
23(2H)、7.08−7.13(m、1H)、7.62−7.69(m、1
H)、7.70−7.79(m、1H)、7.92−7.97(m、1H)、8
.13−8.23(m、2H)、8.45−8.51(m、1H)、9.55(
s、1H、br);MS(EI)m/z 341(M)+。 実施例58 5’−(5−クロロ−3−メチルベンゾ[b]チエン−2−イル)スピロ[シク
ロヘキサン−1,3’−[3H]インドル]−2’(1’H)−オン ジメトキシエタン(8cm3)中の2−ブロモ−5−クロロ−3−メチルベン
ゾ[b]チオフェン(0.28g、1.1mmol)およびテトラキス(トリフ
ェニルホスフィン)パラジウム(0.13g、0.1mmol)の溶液をN2
で20分間攪拌した。その後、この混合物に、(2’−オキソ−2,3−ジヒド
ロスピロ[シクロヘキサン−1,3’−[3H]インドル]−5’−イル)ホウ
素酸(0.32g、1.3mmol)および水(4cm3)中炭酸ナトリウム(
0.35g、3.3mmol)を添加した。溶液を12時間還流にし、その後R
Tに冷却し、水中に注ぎ、そしてEtOAcで抽出した(3×50cm3)。合
わせられた有機抽出物を水、塩水で洗浄し、乾燥し(MgSO4)かつ蒸発させ
た。残渣をカラムクロマトグラフィー(SiO2、CH2Cl2)により精製して
、表題の化合物(0.18g、0.47mmol、45%)を白色固形物として
生じた:m.p.256−258℃、1H NMR(DMSO−d6)δ1.47
−1.97(m、10H)、2.42(s、3H)、6.99(d、J=8.0
Hz、1H)、7.39(d、J=1.6Hz、1H)、7.42(d、J=1
.2Hz、1H)、7.6(s、1H)、7.85(d、J=1.9Hz、1H
)、7.99(d、J=8.5Hz、1H)、10.53(s、1H);13
NMR(DMSO−d6)δ12.84(q)、20.96、25.08、32
.88(t)、47.23(s)、109.98、121.99、124.25
、124.71、125.01(d)、126.47、126.59、129.
17、130.01、136.51、140.42、141.79、142.7
6、181.74(s);MS(EI)m/z 380(M−H)+。 実施例59 5−(3−フルオロ−4−ニトロフェニル)スピロ[シクロヘキサン−1,3−
[3H]インドル]−2(1H)−オン 表題の化合物は、実施例18に記述されたとおり(0.7g、16%)、(2
’−オキソ−2,3−ジヒドロスピロ[シクロヘキサン−1,3’−[3H]イ
ンドル]−5’−イル)ホウ素酸(3.2g、12.5mmol)および4−ブ
ロモ−2−フルオロニトロベンゼン(3g、13.6mmol)から黄色固形物
として調製した:mp.213−215℃;1H NMR(DMSO−d6)δ1
.5−1.8(m、8H)、1.8−2.0(m、2H)、6.96(d、1H
、J=8.13Hz)、7.68(dd、1H、J=8.13、1.76Hz)
、7.74(dd、1H、J=8.68、1.76Hz)、7.86(d、1H
、J=1.98Hz)、7.92(dd、1H、J=13.4、1.76Hz)
、8.18(t、1H、J=8.46Hz)および10.52(s、1H);M
S(EI)m/z=340(M+)。 実施例60 4−(1,2−ジヒドロ−2−オキソスピロ[シクロヘキサン−1,3−[3H
]インドル]−5−イル)−2−フランカルボニトリル エチレングリコールジメチルエーテル(20cm3)中の3−ブロモ−5−シ
アノフラン(0.75g、4.4mmol)およびテトラキス(トリフェニルホ
スフィン)パラジウム(0)(0.4g)の溶液をN2下に20分間攪拌した。
その後、この混合物に、(スピロ[シクロヘキサン−1,3’−[3H]インド
ル]−2’(1’H)−オン−5−イル)ホウ素酸(1.6g、6.5mmol
)および水(5cm3)中酢酸ナトリウム(1.4g、13.1mmol)を添
加した。溶液を18時間還流にし、そしてその後室温に冷却し、2N NaOH
中に注ぎかつEtOAcで抽出した(3回)。合わせられた抽出物を水、塩水で
洗浄し、乾燥し(MgSO4)かつ蒸発させた。残渣をカラムクロマトグラフィ
ー(SiO2、EtOAc、ヘキサン)により精製して、表題の化合物(0.4
5g、36%)を灰白色固形物として生じた。mp:240−242℃;1
NMR(DMSO−d6)δ10.4(s、1H)、8.5(s、1H)、8.
2(s、1H)、7.7(s、1H)、7.5(dd、1H、J=1.5 6.
5Hz)、6.9(d、1H、J=8.0Hz)、2.0−1.6(m、10H
);MS(EI)M+@m/z 292。 実施例61 5−[4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]スピロ[シクロヘ
キサン−1,3−[3H]インドル]−2(1H)−オン 表題の化合物は、実施例18に記述されたように、(2’−オキソ−2,3−
ジヒドロスピロ[シクロヘキサン−1,3’−[3H]インドル]−5’−イル
)ホウ素酸(2.5g、10mmol)および5−ブロモ−2−フルオロトリフ
ルオロメチルベンゼン(2g、8mmol)から調製して、表題の化合物(0.
87g、30%)を固形物として生じた:mp.222℃;1H NMR(DM
SO−d6)δ1.5−1.8(m、8H)、1.8−2.0(m、2H)、6
.92(d、1H、J=8.13Hz)、7.51(dd、1H、J=8.13
、1.76Hz)、7.55(dd、1H、J=10.54、9.01Hz)7
.72(d、1H、J=1.76Hz)、7.90(dd、1H、J=7.03
、2.20Hz)、7.98(m、1H)および10.39(s、1H);MS
(EI)m/z 363(M+)。 実施例62 5−[4−フルオロ−3−ニトロフェニル]スピロ[シクロヘキサン−1,3−
[3H]インドル]−2(1H)−オン 表題の化合物は、実施例18に記述されたように、(2’−オキソ−2,3−
ジヒドロスピロ[シクロヘキサン−1,3’−[3H]インドル]−5’−イル
)ホウ素酸(2.8g、11mmol)および5−ブロモ−2−フルオロニトロ
ベンゼン(2.7g、12.2mmol)から調製して、表題の化合物(2.5
g、66%)を固形物として生じた:mp.243−245℃;1H NMR(
DMSO−d6)δ1.8−2.0(m、2H)、1.5−1.8(m、8H)
、6.94(d、1H、J=8.13Hz)、7.55(dd、1H、J=8.
01、1.87Hz)、7.63(dd、J=10.98、8.79Hz)、8
.07(m、1H)、8.30(dd、1H、J=7.14、2.53Hz)お
よび10.43(s、1H);MS(ESI(負イオン))m/z 339(M
−H)-。 実施例63 5’−(4−シアノ−3−フルオロフェニル)スピロ[シクロヘキサン−1,3
’−[3H]インドル]−2’(1’H)−オン エチレングリコールジメチルエーテル(15cm3)中の4−シアノ−3−フ
ルオロブロモベンゼン(0.76g、3.8mmol)およびテトラキス(トリ
フェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.3g)の溶液をN2下に20分間
攪拌した。その後、この混合物に、(スピロ[シクロヘキサン−1,3’−[3
H]インドル]−2’(1’H)−オン−5−イル)ホウ素酸(1.4g、5.
7mmol)および水(5cm3)中酢酸ナトリウム(1.2g、11.4mm
ol)を添加した。溶液を18時間還流にし、そしてその後室温に冷却し、2N
NaOH中に注ぎかつEtOAcで抽出した(3回)。合わせられた抽出物を
水、塩水で洗浄し、乾燥し(MgSO4)かつ蒸発させた。残渣をカラムクロマ
トグラフィー(SiO2、EtOAc、ヘキサン)により精製して、表題の化合
物(0.45g、37%)を灰白色固形物として生じた。mp:258−260
℃;1H NMR(DMSO−d6)δ8.8(s、1H)、7.7−7.6(m
、2H)、7.5(td、2H、J=0.9、1.5、5.7Hz)、7.4(
dd、1H、J=1.5、8.8Hz)、7.0(d、1H、J=8.1Hz)
、2.0−1.6(m、10H);MS(−)APCI[M−H]-@m/z
319。 実施例64 2−フルオロ−4−(1’,2’−ジヒドロ−2’−オキソスピロ[シクロヘキ
サン−1,3’−[3H]インドル−5’−イル)ベンズアルデヒドオキシム エチレングリコールジメチルエーテル(10cm3)中の3−フルオロ−4−
ブロモベンズアルデヒドオキシム(0.5g、2.2mmol)およびテトラキ
ス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.2g)の溶液をN2下で
20分間攪拌した。その後、この混合物に、(スピロ[シクロヘキサン−1,3
’−[3H]インドル]−2’(1’H)−オン−5−イル)ホウ素酸(0.8
g、3.3mmol)および水(5cm3)中酢酸ナトリウム(0.7g、6.
5mmol)を添加した。溶液を18時間還流にし、そしてその後室温に冷却し
、2N NaOH中に注ぎかつEtOAcで抽出した(3回)。合わせられた抽
出物を水、塩水で洗浄し、乾燥し(MgSO4)かつ蒸発させた。残渣をカラム
クロマトグラフィー(SiO2、EtOAc、ヘキサン)により精製して、表題
の化合物(0.25g、34%)を灰白色固形物として生じた。mp:240−
242℃;1H NMR(DMSO−d6)δ11.6(s、1H)、10.4(
s、1H)、8.2(s、1H)、7.8−7.7(m、2H)、7.6−7.
5(m、3H)、6.9(d、1H、J=8.1Hz)、2.0−1.6(m、
10H);MS(EI)M+@m/z 338。 実施例65 5−(2’−オキソ−2’,3’−ジヒドロスピロ[シクロペンタン−1,3’
−[3H]インドル]−5’イル−2−ニトロチオフェン エチレングリコールジメチルエーテル(20cm3)中の2−ブロモ−5−ニ
トロチオフェン(0.6g、2.9mmol)およびテトラキス(トリフェニル
ホスフィン)パラジウム(0)(0.2g)の溶液をN2下で20分間攪拌した
。その後、この混合物に、(スピロ[シクロペンタン−1,3’−[3H]イン
ドル]−2’(1’H)−オン−5−イル)ホウ素酸(1.0g、4.3mmo
l)および水(5cm3)中酢酸ナトリウム(1.0g、10.0mmol)を
添加した。溶液を18時間還流にし、そしてその後室温に冷却し、2N NaO
H中に注ぎかつEtOAcで抽出した(3回)。合わせられた抽出物を水、塩水
で洗浄し、乾燥し(MgSO4)かつ蒸発させた。残渣をカラムクロマトグラフ
ィー(SiO2、EtOAc、ヘキサン)により精製して、表題の化合物(0.
87g、96%)を黄色固形物として生じた。mp:264−266℃;1
NMR(DMSO−d6)δ10.6(s、1H)、8.1(d、1H、J=4
.5Hz)、7.7(d、1H、J=1.8Hz)7.6(m、2H)、6.9
(d、1H、J=8.1Hz)、2.0−1.9(m、8H);MS(EI)M + @m/z 314。 実施例66 5−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−3,3−ジメチル−1,3−ジヒ
ドロインドル−2−オン ジメトキシエタン(10cm3)中の5−ブロモ−3,3−ジメチル−1,3
−ジヒドロインドル−2−オン(0.35g、1.46mmol)およびテトラ
キス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0.13g、0.11mmol)
の溶液をN2下で20分間攪拌した。その後、この混合物に、3−クロロ−4−
フルオロベンゼンホウ素酸(0.26g、1.49mmol)および水(5cm 3 )中炭酸カリウム(0.62g、4.5mmol)を添加した。溶液を16時
間還流にし、その後RTに冷却し、飽和塩化アンモニウム中に注ぎかつEtOA
cで抽出した(3回)。合わせられた有機抽出物を乾燥し(MgSO4)かつ蒸
発させた。残渣をカラムクロマトグラフィー(SiO2、酢酸エチル:ヘキサン
1:3)により精製して、表題の化合物(0.124g、0.43mmol、
30%)を白色固形物として生じた:m.p.206.5−207.8℃、1
NMR(DMSO−d6)δ1.3(s、6H)、6.93(d、J=8.1
Hz、1H)、7.45(dd、J=8.9、8.9Hz、1H)、7.5(d
d、J=8.1、1.8Hz、1H)、7.6(ddd、J=8.9、7.1、
2.2Hz、1H)、7.7(d、J=1.8Hz、1H)、7.8(dd、J
=7.1、2.2Hz、1H)、10.5(s、1H);MS(EI)m/z
289/291(M)+。 実施例67 3−(3,3−ジメチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドル−5
−イル)ベンゾニトリル (2’−オキソ−[2,3−ジヒドロ−3,3−ジメチル−1,3’−[3H]
インドル]−5’−イル)ホウ素酸 無水テトラヒドロフラン(60cm3)中の5’−ブロモ−3,3−ジメチル
−[1,3’−[3H]インドル]−2’−(1’H)−オン(3.5g、14
.6mmol)の溶液に、水素化ナトリウム(鉱物油中60%分散物、0.59
g、14.6mmol)のを添加した。室温で30分攪拌した後、混合物を−7
8℃に冷却し、そしてn−ブチルリチウム(ヘキサン中2.5M、5.9cm3
、14.6mmol)をゆっくりと添加した。30分後、ホウ酸トリイソプロピ
ル(9cm3、38.9mmol)を添加し、そして混合物を室温に温まらせた
。8時間後、塩酸(1N、200cm3)および酢酸エチル(200cm3)を添
加し、そして混合物を20分間攪拌した。水層を酢酸エチルで抽出し、その後、
合わせられた有機層を水、塩水で洗浄し、乾燥し(Na2SO4)かつ蒸発させた
。残渣をヘキサンとともに摩砕し、そして沈殿物を真空中で乾燥して、(2’−
オキソ−[2,3−ジヒドロ−3,3−ジメチル−1,3’−[3H]インドル
]−5’−イル)ホウ素酸(1.8g、8.8mmol、60%)を黄白色固形
物として得、これをさらなる精製なしに使用した。1H NMR(DMSO−d6 )δ1.23(s、6H)、6.81(d、J=7.8Hz、1H)7.63(
d、J=7.8Hz、1H)7.66(s、1H)、7.84(s、2H)8.
69(s、1H)。
【0147】 ジメトキシエタン(10cm3)中の3−ブロモベンゾニトリル(0.30g
、1.65mmol)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム
(0.13g、0.11mmol)の溶液をN2下で20分間攪拌した。その後
、この混合物に、(2’−オキソ−[2,3−ジヒドロ−3,3−ジメチル−1
,3’−[3H]インドル]−5’−イル)ホウ素酸(0.41g、2.0mm
ol)および水(5cm3)中炭酸カリウム(0.86g、6.2mmol)を
添加した。溶液を16時間還流にし、その後RTに冷却し、飽和塩化アンモニウ
ム中に注ぎかつEtOAcで抽出した(3回)。合わせられた有機抽出物を乾燥
し(MgSO4)かつ蒸発させた。残渣をカラムクロマトグラフィー(SiO2
酢酸エチル:ヘキサン 1:2.5)により精製して、表題の化合物(0.22
g、0.68mmol、51%)を白色固形物として生じた:m.p.200.
2−202.0℃、1H NMR(DMSO−d6)δ1.32(s、6H)、6
.96(d、J=8.1Hz、1H)、7.58(dd、J=8.1、1.8、
1H)、7.63(dd、J=7.8、7.8Hz、1H)、7.75−7.7
8(m、2H)、7.98(d、J=8.0Hz、1H)、8.15(s、1H
)、10.49(s、1H);MS(EI)m/z 263(M+H)+。 実施例68 2−フルオロ−3−(1’,2’−ジヒドロ−2’−オキソスピロ[シクロヘキ
サン−1,3’−[3H]インドル−5’−イル)ベンズアルデヒドオキシム 窒素下の無水メタノール(5ml)中の3−ブロモ−2−フルオロ安息香酸(
0.219g、1mmol)の溶液をオルトギ酸トリメチル(0.22ml、2
mmol)およびp−トルエンスルホン酸(触媒量)で処理し、そしてその後還
流下で加熱した。16時間後、混合物を蒸発させ、そして残渣を水とEt2Oと
の間で分配した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム溶液、水、塩水で洗浄し、乾
燥し(MgSO4)かつ蒸発させて、3−ブロモ−2−フルオロ安息香酸メチル
(0.195g、0.84mmol、84%)を生じた:1H NMR(CDC
3)δ7.90−7.85(m、1H)、7.71−7.65(m、1H)、
7.10(dt、1H、J=8.0、1.0Hz)および3.94(s、3H)
:MS(EI)232(M+)。
【0148】 窒素下、−78℃の無水トルエン(80ml)中の最後に引用された化合物(
3.077g、13.2mmol)の溶液を、トルエン中水素化ジイソブチルア
ルミニウム(1M、15.7ml、15.7mmol)で処理した。−78℃で
1時間後、混合物を水性HCl(3M、16ml)でクエンチした。混合物をR
Tに加温し、EtOAc/H2Oの間で分配し、水層をEtOAcで再抽出し、
そして合わせられた有機層を水で洗浄し、乾燥し(MgSO4)かつ蒸発させて
、3−ブロモ−2−フルオロベンズアルデヒド(2.63g、12.9mmol
、98%)を生じ、これをさらなる精製なしで使用した:1H NMR(CDC
3)δ10.35(s、1H)、7.82(m、2H)、7.18(t、7.
8Hz)。
【0149】 最後に引用された化合物(2.63g、12.9mmol)、ヒドロキシルア
ミン塩酸塩(1.0g、14mmol)および酢酸カリウム(1.37g、14
mmol)の混合物をエタノール/H2O(60ml、8:2)中に入れ、そし
て混合物を還流下で加熱した。30分後、混合物を冷却し、蒸発させ、そしてE
tOAcと水との間で分配した。有機層を塩水で洗浄し、乾燥し(MgSO4
かつ蒸発させて、3−ブロモ−2−フルオロベンズアルドキシムを生じ、これを
さらなる特徴づけなしに使用した。
【0150】 表題の化合物は、実施例18に記述されたように、3−ブロモ−2−フルオロ
ベンズアルドキシム(0.40g、1.83mmol)および(スピロ[シクロ
ヘキサン−1,3’−[3H]インドル]−2’(1’H)−オン−5−イル)
ホウ素酸から調製して、生成物(0.094g、0.27mmol、15%収率
)を白色固形物として生じた:mp.213−217℃;1H NMR(CDC
3)δ10.95(s、1H)、9.65(s、1H)、8.41(s、1H
)、7.76(t、1H、J=7.1Hz)、7.59(s、1H)、7.43
−7.33(m、3H)、7.19(t、1H、J=7.7Hz)、6.98(
d、1H、J=8Hz)および1.91−1.60(m、10H);MS((+
)ESI)m/z=339[M+H]+。 実施例69 5−(3,3−ジメチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドル−5
−イル)−4−メチルチオフェン−2−カルボニトリル 5−ブロモ−4−メチル−2−チオフェンカルボキシアルデヒド。無水THF
(400mL)中のジエチルアミン(28g、0.383mol)の溶液に、−
40℃、窒素下でヘキサン中のn−BuLi(2.5M、153mL、0.38
3mol)の溶液を添加した。添加後、溶液を−40℃で窒素下に30分間攪拌
し、−78℃に冷却し、そして無水THF(450mL)中の2−ブロモ−3−
メチルチオフェン(45g、0.254mol)の溶液で一滴ずつ処理した。反
応溶液を−78℃で30分間攪拌し、そして無水DMF(100mL)で処理し
た。混合物を周囲温度に温まらせ、そして1N水性塩酸塩溶液(1L)でクエン
チした。溶液を酢酸エチル(3×450mL)で抽出した。抽出物を水、塩水で
洗浄しかつ乾燥した(MgSO4)。真空中での溶媒の除去後に、副題を付けら
れた化合物を白色固形物(46g、88.3%)として得た。生成物のサンプル
をヘキサンから結晶化した:mp 63−65℃;IR(KBr)1654cm -11H−NMR(CDCl3)δ9.75(s、1H)、7.45(s、1H)
、2.26(s、3H);MS(EI)m/z 204/206(M+)。元素
分析、C65BrOSの計算値:C、35.14;H、2.46。実測値:C、
35.00;H、2.44。
【0151】 5−ブロモ−4−メチル−2−チオフェンカルボニトリル。実施例35の手順
を使用して、5−ブロモ−4−メチル−2−チオフェンカルボキシアルデヒドか
ら調製された。白色固形物:mp 40−42℃;IR(KBr)2200cm -11H−NMR(CDCl3)δ7.29(s、1H)、2.21(s、3H)
。MS(EI)m/z 201/203(M+、98%/100%);元素分析
、C64BrNSの計算値:C、35.66;H、1.99;N、6.93。実
測値:C、36.00;H、2.14;N、6.76。
【0152】 (2’−オキソ−[2,3−ジヒドロ−3,3−ジメチル−1,3’−[3H
]インドル]−5’−イル)ホウ素酸(357mg、1.7mmol)および5
−ブロモ−4−メチルチオフェン−2−カルボニトリル(295mg、1.5m
mol)を使用して、実施例18の手順に従って調製されて、表題の化合物(2
27mg、0.8mmol、55%)を白色固形物として生じた:mp.192
.3−193℃、1H NMR(DMSO−d6)δ1.29(s、6H)、2.
29(s、3H)、6.97(d、J=8.0Hz、1H)、7.34(dd、
J=8.0、1.8Hz、1H)、7.49(d、J=1.7Hz、1H)、7
.84(s、1H)、10.57(s、1H);MS(EI)m/z 282(
M)+。 実施例70 5−(3−クロロ−5−フルオロフェニル)−3,3−ジメチル−1,3−ジヒ
ドロインドル−2−オン (2’−オキソ−[2,3−ジヒドロ−3,3−ジメチル−1,3’−[3H
]インドル]−5’−イル)ホウ素酸(345mg、1.7mmol)および1
−ブロモ−3−クロロ−5−フルオロベンゼン(295mg、1.4mmol)
を使用するために実施例18の手順に従って調製されて、表題の化合物(245
mg、0.85mmol、60%)を白色固形物として生じた:mp.205.
9−206.8℃。1H NMR(DMSO−d6)δ1.31(s、6H)、6
.93(d、J=8.1Hz)、7.35(d、J=8.6Hz、1H)、7.
5−7.6(m、2H)、7.6(s、1H)、7.78(d、J=1.4Hz
、1H)、10.49(s、1H);MS(EI)m/z 290(M+H)+
。 実施例71 5−(3−フルオロ−5−ニトロフェニル)−3,3−ジメチル−1,3−ジヒ
ドロインドル−2−オン (2’−オキソ−[2,3−ジヒドロ−3,3−ジメチル−1,3’−[3H
]インドル]−5’−イル)ホウ素酸(272mg、1.3mmol)および1
−フルオロ−3−ヨード−5−ニトロベンゼン(299mg、1.1mmol)
を使用して、実施例18の手順に従って調製されて、表題の化合物(192mg
、0.64mmol、57%)を黄色固形物として生じた:mp.231.2−
232.7℃、1H NMR(DMSO−d6)δ1.33(s、6H)、6.9
7(d、J=8.1Hz、1H)、7.67(dd、J=8.1、1.7Hz、
1H)、7.88(d、J=1.6Hz、1H)、8.0−8.1(m、2H)
、8.32(s、1H)、10.55(s、1H);MS(ESI)m/z 3
01(M+H)+。 実施例72 4−(3,3−ジメチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドル−5
−イル)フラン−2−カルボニトリル (2’−オキソ−[2,3−ジヒドロ−3,3−ジメチル−1,3’−[3H
]インドル]−5’−イル)ホウ素酸(354mg、1.7mmol)および4
−ブロモフラン−2−カルボニトリル(200mg、1.2mmol)を使用し
て、実施例18の手順に従って調製されて、表題の化合物(76mg、0.3m
mol、26%)を白色固形物として生じた:mp.199.6−201.4℃
1H NMR(DMSO−d6)δ1.28(s、6H)、6.89(d、J=
8.0Hz、1H)、7.48(dd、J=8.0、1.8Hz、1H)、7.
65(d、J=1.5Hz、1H)、8.1(s、1H)、8.5(s、1H)
、10.46(s、1H);MS(ESI)m/z 251(M−H)-。 実施例73 4−メチル−5−(2’−オキソ−2’,3’−ジヒドロスピロ[シクロペンタ
ン−1,3’−[3H]インドル−5’−イル)−2−チオフェンカルボニトリ
ル (スピロ[シクロペンタン−1,3’−[3H]インドル]−2’(1’H)−
オン−5−イル)ホウ素酸 N2下の無水THF(300cm3)中の5−ブロモスピロ[シクロペンタン−
1,3’−[3H]インドル]−2’(1’H)−オン(13.1g、53mm
ol)の溶液に水素化ナトリウム(鉱物油中60%、2.1g、53mmol)
を添加した。30分後、反応混合物を−78℃に冷却し、そしてブチルリチウム
(ヘキサン中2.5M、22cm3、53mmol)をゆっくりと添加した。3
0分後、ホウ酸トリスイソプロピル(34cm3、146mmol)を添加し、
そして反応混合物をゆっくりと室温にしかつ14時間攪拌した。反応混合物を1
N HCl中に注ぎ、そしてEtOAcで抽出した(3回)。有機層を収集し、
そして1N HCl、水で洗浄し、乾燥し(MgSO4)かつ蒸発させて、副題
を付けられた化合物(7.8g、64%)を黄褐色固形物として生じ、これをさ
らなる精製なしで使用した。1H NMR(DMSO−d6)δ10.3(s、1
H)、7.9(s、1H)、7.7−7.6(m、2H)、6.8(d、1H、
J=7.7Hz)、3.4(s、1H)、2.0−1.7(m、8H);MS(
FI−POS)m/z@231。
【0153】 エチレングリコールジメチルエーテル(20cm3)中の2−ブロモ−5−シ
アノ−3−メチルチオフェン(0.63g、3.1mmol)およびテトラキス
(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.2g)の溶液をN2下で2
0分間攪拌した。この混合物に、(スピロ[シクロペンタン−1,3’−[3H
]インドル]−2’(1’H)−オン−5−イル)ホウ素酸(1.0g、4.7
mmol)および水(5cm3)中炭酸ナトリウム(1.0g、9.4mmol
)を添加した。溶液を18時間還流にし、そしてその後室温に冷却し、2N N
aOH中に注ぎ、かつEtOAcで抽出した(3回)。合わせられた抽出物を水
、塩水で洗浄し、乾燥し(MgSO4)かつ蒸発させた。残渣をカラムクロマト
グラフィー(SiO2、EtOAc、ヘキサン)により精製して、表題の化合物
(0.6g、62%)を淡黄色固形物として生じた。mp:135−136℃; 1 H NMR(DMSO−d6)δ10.5(s、1H)、7.8(s、1H)、
7.4−7.3(m、2H)、7.0(d、1H、J=8.0Hz)、2.3(
s、3H)、2.0−1.8(m、8H);MS[M−H]-=307。 実施例74 5’−(4−シアノ−3−フルオロフェニル)スピロ[シクロペンタン−1,3
’−[3H]インドル]−2’(1’H)−オン エチレングリコールジメチルエーテル(20cm3)中の4−シアノ−3−フ
ルオロブロモベンゼン(0.63g、3.1mmol)およびテトラキス(トリ
フェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.2g)の溶液をN2下で20分間
攪拌した。その後、この混合物に、(スピロ[シクロペンタン−1,3’−[3
H]インドル]−2’(1’H)−オン−5−イル)ホウ素酸(1.0g、4.
7mmol)および水(5cm3)中炭酸ナトリウム(1.0g、9.4mmo
l)を添加した。溶液を18時間還流にし、そしてその後室温に冷却し、2N
NaOH中に注ぎ、かつEtOAcで抽出した(3回)。合わせられた抽出物を
水、塩水で洗浄し、乾燥し(MgSO4)かつ蒸発させた。残渣をカラムクロマ
トグラフィー(SiO2、EtOAc、ヘキサン)により精製して、表題の化合
物(0.35g、36%)を黄色固形物として生じた。mp:235℃で分解; 1 H NMR(DMSO−d6)δ10.5(s、1H)、7.9(t、1H、J
=7.6Hz)、7.9(dd、1H、J=1.4、10.2Hz)、7.3(
td、2H、J=1.6、6.5Hz)、7.6(dd、1H、J=1.9、6
.3Hz)、6.9(d、1H、J=8.1Hz)、2.0−1.9(m、8H
);MS[M−H]-=305。 実施例75 5’−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)スピロ[シクロペンタン−1,3
’−[3H]インドル]−2’(1’H)−オン エチレングリコールジメチルエーテル(20cm3)中の3−シアノ−4−フ
ルオロブロモベンゼン(0.63g、3.1mmol)およびテトラキス(トリ
フェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.2g)の溶液をN2下で20分間
攪拌した。その後、この混合物に、(スピロ[シクロペンタン−1,3’−[3
H]インドル]−2’(1’H)−オン−5−イル)ホウ素酸(1.0g、4.
7mmol)および水(5cm3)中酢酸ナトリウム(1.0g、9.4mmo
l)を添加した。溶液を18時間還流にし、そしてその後室温に冷却し、2N
NaOH中に注ぎ、かつEtOAcで抽出した(3回)。合わせられた抽出物を
水、塩水で洗浄し、乾燥し(MgSO4)かつ蒸発させた。残渣をカラムクロマ
トグラフィー(SiO2、EtOAc、ヘキサン)により精製して、表題の化合
物(0.10g、10%)を白色結晶として生じた。mp:264−266℃; 1 H NMR(DMSO−d6)δ10.4(s、1H)、8.3(dd、1H、
J=2.4、3.7Hz)、8.1−8.0(m、1H)、7.6−7.5(m
、2H)、7.5(dd、1H、J=1.9、6.3Hz)、6.9(d、1H
、J=8.1Hz)、2.0−1.9(m、8H);MS[M−H]-=305
。 実施例76 5’−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)スピロ[シクロペンタン−1,3
’−[3H]インドル]−2’(1’H)−オン エチレングリコールジメチルエーテル(20cm3)中の3−クロロ−4−フ
ルオロブロモベンゼン(0.4cm3、0.66g、3.1mmol)およびテ
トラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.2g)の溶液をN 2 下で20分間攪拌した。その後、この混合物に、(スピロ[シクロペンタン−
1,3’−[3H]インドル]−2’(1’H)−オン−5−イル)ホウ素酸(
1.0g、4.7mmol)および水(5cm3)中炭酸ナトリウム(1.0g
、9.4mmol)を添加した。溶液を18時間還流にし、そしてその後室温に
冷却し、2N NaOH中に注ぎ、かつEtOAcで抽出した(3回)。合わせ
られた抽出物を水、塩水で洗浄し、乾燥し(MgSO4)かつ蒸発させた。残渣
をカラムクロマトグラフィー(SiO2、EtOAc、ヘキサン)により精製し
て、表題の化合物(0.65g、66%)を淡黄色固形物として生じた。mp:
202−204℃;1H NMR(DMSO−d6)δ10.4(s、1H)、7
.9(dd、1H、J=2.3、4.9Hz)、7.7−7.6(m、1H)、
7.6(d、1H、J=1.5Hz)、7.5(s、1H)、7.4(d、1H
、J=1.8Hz)、6.9(d、1H、J=8.0Hz)、2.0−1.9(
m、8H);MS[M−H]-=314。 実施例77 5’−(3−シアノフェニル)スピロ[シクロペンタン−1,3’−[3H]イ
ンドル]−2’(1’H)−オン エチレングリコールジメチルエーテル(20cm3)中の3−ブロモベンゾニ
トリル(0.5g、2.6mmol)およびテトラキス(トリフェニルホスフィ
ン)パラジウム(0)(0.2g)の溶液をN2下で20分間攪拌した。その後
、この混合物に、(スピロ[シクロペンタン−1,3’−[3H]インドル]−
2’(1’H)−オン−5−イル)ホウ素酸(0.9g、3.9mmol)およ
び水(5cm3)中炭酸ナトリウム(0.8g、7.8mmol)を添加した。
溶液を18時間還流にし、そしてその後室温に冷却し、2N NaOH中に注ぎ
、かつEtOAcで抽出した(3回)。合わせられた抽出物を水、塩水で洗浄し
、乾燥し(MgSO4)かつ蒸発させた。残渣をカラムクロマトグラフィー(S
iO2、EtOAc、ヘキサン)により精製して、表題の化合物(0.30g、
40%)を灰白色固形物として生じた。mp:217−219℃;1H NMR
(DMSO−d6)δ10.4(s、1H)、8.2(s、1H)、8.0(d
、1H、J=8.1Hz)、7.8(d、1H、J=7.7Hz)、7.6(m
、2H)、7.5(dd、1H、J=1.8、6.3Hz)、6.9(d、1H
、J=8.1Hz)、2.0−1.9(m、8H);MS[M−H]-=287
。 実施例78 5−(1,2−ジヒドロ−2−オキソスピロ[シクロペンタン−1,3−[3H
]インドル]−5−イル)−2−チオフェンカルボニトリル エチレングリコールジメチルエーテル(20cm3)中の2−ブロモ−5−シ
アノチオフェン(0.5g、2.6mmol)およびテトラキス(トリフェニル
ホスフィン)パラジウム(0)(0.2g)の溶液をN2下で20分間攪拌した
。その後、この混合物に、(スピロ[シクロペンタン−1,3’−[3H]イン
ドル]−2’(1’H)−オン−5−イル)ホウ素酸(0.9g、3.9mmo
l)および水(5cm3)中炭酸ナトリウム(0.8g、7.8mmol)を添
加した。溶液を18時間還流にし、そしてその後室温に冷却し、2N NaOH
中に注ぎ、かつEtOAcで抽出した(3回)。合わせられた抽出物を水、塩水
で洗浄し、乾燥し(MgSO4)かつ蒸発させた。残渣をカラムクロマトグラフ
ィー(SiO2、EtOAc、ヘキサン)により精製して、表題の化合物(0.
3g、40%)を黄色固形物として生じた。mp:248℃;1H NMR(D
MSO−d6)δ10.4(s、1H)、8.5(d、1H、J=1.4Hz)
、8.3(d、1H、J=1.4Hz)、7.6(s、1H)、7.5(dd、
1H、J=1.7、6.4Hz)、6.9(d、1H、J=8.1Hz)、2.
0−1.8(m、8H);MS[M−H]-=293。 実施例79 5−(3,3−ジメチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドル−5
−イル)フラン−2−カルボニトリル エチレングリコールジメチルエーテル(20cm3)中の5−シアノ−2−ブ
ロモフラン(0.5g、2.6mmol)およびテトラキス(トリフェニルホス
フィン)パラジウム(0)(0.2g)の溶液をN2下で20分間攪拌した。そ
の後、この混合物に、(スピロ[シクロペンタン−1,3’−[3H]インドル
]−2’(1’H)−オン−5−イル)ホウ素酸(0.9g、3.9mmol)
および水(5cm3)中炭酸ナトリウム(0.8g、7.8mmol)を添加し
た。溶液を18時間還流にし、そしてその後室温に冷却し、2N NaOH中に
注ぎ、かつEtOAcで抽出した(3回)。合わせられた抽出物を水、塩水で洗
浄し、乾燥し(MgSO4)かつ蒸発させた。残渣をカラムクロマトグラフィー
(SiO2、EtOAc、ヘキサン)により精製して、表題の化合物(0.35
g、49%)を灰白色固形物として生じた。mp:193−194℃;1H N
MR(DMSO−d6)δ10.6(s、1H)、7.7(d、2H、J=3.
3Hz)、7.6(dd、1H、J=1.6,6.6Hz)、7.1(d、1H
、J=3.8Hz)、6.9(d、1H、J=8.1Hz)、2.0−1.8(
m、8H);MS[M−H]-=277。 実施例80 5’−(3−シアノ−5−フルオロフェニル)スピロ[シクロペンタン−1,3
’−[3H]インドル]−2’(1’H)−オン エチレングリコールジメチルエーテル(20cm3)中の3−シアノ−5−フ
ルオロブロモベンゼン(0.5g、2.6mmol)およびテトラキス(トリフ
ェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.2g)の溶液をN2下で20分間攪
拌した。その後、この混合物に、(スピロ[シクロペンタン−1,3’−[3H
]インドル]−2’(1’H)−オン−5−イル)ホウ素酸(0.9g、3.9
mmol)および水(5cm3)中炭酸ナトリウム(0.8g、7.8mmol
)を添加した。溶液を18時間還流にし、そしてその後室温に冷却し、2N N
aOH中に注ぎ、かつEtOAcで抽出した(3回)。合わせられた抽出物を水
、塩水で洗浄し、乾燥し(MgSO4)かつ蒸発させた。残渣をカラムクロマト
グラフィー(SiO2、EtOAc、ヘキサン)により精製して、表題の化合物
(0.35g、44%)を白色針状物として生じた。mp:235−237℃; 1 H NMR(DMSO−d6)δ10.5(s、1H)、8.1(s、1H)、
8.0(dt、1H、J=1.7、2.0、7.0Hz)、7.8−7.7(m
、2H)、7.6(dd、1H、J=1.8、6.4Hz)、6.9(d、1H
、J=8.1Hz)、2.0−1.9(m、8H);MS(EI)M+@m/z
306。 実施例81 3−(1’,2’−ジヒドロ−2’−オキソスピロ[シクロヘキサン−1,3’
−[3H]インドル−5’−イル)フェニルアセトニトリル 実施例18の手順に従って、3−ブロモフェニルアセトニトリルおよび2’−
オキソ−2’,3,−ジヒドロスピロ[シクロヘキサン−1,3’−[3H]イ
ンドル]−5’−イル)ホウ素酸から調製されて、表題の化合物を白色粉末とし
て生じた;mp.190−193℃;1H−NMR(DMSO−d6)δ10.4
2(s、1H)、7.67(d、1H、J=1.39Hz)、7.58(d、2
H、J=6.87Hz)、7.46(m、2H)、7.31(d、1H、J=7
.6Hz)、6.94(d、1H、J=8.05)4.10(s、2H)2.0
4−1.50(m、10H);MS m/z 316(M+)。元素分析、C212022 0.2H2Oの計算値:C、78.82、H、6.42、N、8.
75。実測値:C、78.73、H、6.44、N、8.52。 実施例82 3−(3,3−ジメチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドル−5
−イル)−5−フルオロベンゾニトリル 実施例18の手順に従って、(2’−オキソ[2,3−ジヒドロ−3,3−ジ
メチル−1,3’−[3H]インドル]−5’−イル)ホウ素酸(640mg、
3.1mmol)および5−ブロモ−3−シアノフルオロベンゼン(423mg
、21.2mmol)を使用して調製されて、表題の化合物(261mg、0.
93mmol、44%)を黄色固形物として生じた:mp.231.2−232
.3℃、1H NMR(DMSO−d6)δ1.32(s、6H)、6.95(d
、J=8.0Hz、1H)、7.64(dd、J=8.1、1.8Hz、1H)
、7.76(d、J=8.4Hz、1H)、7.85(d、J=1.6Hz、1
H)、7.93(d、J=8.6Hz、1H)、8.07(s、1H)、10.
52(s、1H);MS(EI)m/z 280(M)+。 実施例83 3,3−ジメチル−5−(5−ニトロチオフェン−2−イル)−1,3−ジヒド
ロインドル−2−オン、 実施例18の手順に従って、(2’−オキソ[2,3−ジヒドロ−3,3−ジ
メチル−1,3’−[3H]インドル]−5’−イル)ホウ素酸(384mg、
1.9mmol)および2−ブロモ−5−ニトロチオフェン(300mg、1.
4mmol)を使用して調製されて、表題の化合物(270mg、0.9mmo
l、65%)を黄褐色固形物として生じた:mp.223−225℃、1H N
MR(CDCl3)δ1.5(s、6H)、6.99(d、J=8.1Hz、1
H)、7.18(d、J=4.3Hz、1H)、7.44(d、J=1.7Hz
、1H)、7.51(dd、J=8.1、1.9Hz、1H)、7.91(d、
J=4.3Hz、1H)、8.07(br s、1H);MS(EI)m/z
288(M)+。 実施例84 2−(3,3−ジメチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドル−5
−イル)−ピロール−1−カルボン酸tert−ブチルエステル 実施例18の手順に従って、5’−ブロモ−3,3−ジメチル−[1,3’−
[3H]インドル]−2’−(1’H)−オン(1.24g、5.2mmol)
およびN−BOC−ピロール−2−ホウ素酸(1.5g、5.93mmol)を
使用して調製されて、表題の化合物(506mg、1.5mmol、30%)を
灰白色固形物として生じた:mp.168.4−170.2℃、1H NMR(
DMSO−d6)δ1.26(s、6H)、1.28(s、9H)、6.1(d
d、J=3.2、1.8Hz、1H)、6.2(dd、J=3.2、3.2Hz
、1H)、6.8(d、J=7.9Hz、1H)、7.1(dd、J=7.9、
1.6Hz、1H)、7.2(d、J=1.6Hz、1H)、7.3(dd、J
=3.2、1.8Hz、1H)、10.4(s、1H);MS(APCI)m/
z 327(M+H)+。 実施例85 2−(3,3−ジメチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドル−5
−イル)−2−ニトロピロール −15℃のアセトニトリル(無水、40mL)中の2−(3,3−ジメチル−
2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドル−5−イル)ピロール−1−カ
ルボン酸tert−ブチルエステル(0.90g、2.8mmol)の溶液に、
硝酸銀(0.49g、2.9mmol)、次いで塩化アセチル(0.21mL、
2.95mmol)を添加した。反応を室温に温まらせかつ16時間攪拌した。
反応混合物にジクロロメタン(250mL)を添加し;セライトを通して濾過し
、そして水、飽和重炭酸ナトリウム、水、その後塩水で洗浄し、硫酸マグネシウ
ムで乾燥し、濾過しかつ真空中で濃縮した。シリカゲルでのフラッシュカラムク
ロマトグラフィー(2:3 酢酸エチル/ヘキサン)を介する精製は、2−(3
,3−ジメチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドル−5−イル)
−2−ニトロピロール−1−カルボン酸tert−ブチルエステルを黄色固形物
として生じた:1H NMR(CDCl3)δ1.43(s、6H)、1.48(
s、9H)、6.3(d、J=4.1Hz、1H)、7.0(d、J=8.0H
z、1H)、7.2(d、J=4.1Hz、1H)、7.34(d、J=1.7
Hz、1H)、7.4(dd、J=8.0、1.7Hz、1H)、8.2(s、
1H)。
【0154】 2−(3,3−ジメチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドル−
5−イル)−2−ニトロピロール−1−カルボン酸tert−ブチルエステルを
、窒素下で50mL丸底フラスコに入れた。フラスコを油浴中に入れかつ160
℃に加熱した際に、窒素の活発な流れを維持した。この温度で10分後、フラス
コを油浴から取り出し、そして冷却させた。黒色残渣をアセトンでより大きいフ
ラスコ中に洗浄し、そして少量のフロリジル上に吸着させた。エーテル/ヘキサ
ンから摩砕して帯緑黄色固形物、mp 293.9−294.2℃(分解)を提
供した、表題の化合物(76mg、15%)を生じるためのシリカゲルでのフラ
ッシュカラムクロマトグラフィー(1:2 EtOAc:ヘキサン)による精製
1H NMR(DMSO−d6)δ1.3(s、6H)、6.77(d、J=4
.3Hz、1H)、6.91(d、J=8.1Hz、1H)、7.26(d、J
=4.3Hz、1H)、7.78(dd、J=8.1、1.8Hz、1H)、7
.96(d、J=1.8Hz、1H)、10.55(s、1H)、13.12(
s、1H);MS(ESI)m/z 270(M−H)-。 実施例86 5−(3,3−ジメチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドル−5
−イル)チオフェン−2−カルボニトリル 実施例18の手順に従って、(2’−オキソ−[2,3−ジヒドロ−3,3−
ジメチル−1,3’−[3H]インドル]−5’−イル)ホウ素酸(570mg
、2.8mmol)および5−ブロモチオフェン−2−カルボニトリル(350
mg、1.9mmol)を使用して調製されて、表題の化合物(299mg、1
.1mmol、60%)を灰白色固形物として生じた:mp.255−256℃
1H NMR(CDCl3)δ1H NMR(CDCl3)δ1.46(s、6H
)、6.97(d、J=8.1Hz、1H)、7.21(d、J=3.9Hz、
1H)、7.39(d、J=1.3Hz、1H)、7.47(dd、J=8.1
、1.8Hz、1H)、7.58(d、J=3.9Hz、1H)、8.14(s
、1H);MS(EI)m/z 268(M)+。 実施例87 3−(3,3−ジメチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドル−5
−イル)−2−フルオロベンゾニトリル 実施例18の手順に従って、(2’−オキソ−[2,3−ジヒドロ−3,3−
ジメチル−1,3’−[3H]インドル]−5’−イル)ホウ素酸(300mg
、1.5mmol)および4−ブロモ−2−フルオロベンゾニトリル(240m
g、1.2mmol)を使用して調製されて、表題の化合物(185mg、0.
66mmol、55%)を灰白色固形物として生じた:mp.270−272℃
1H NMR(DMSO−d6)δ1.31(s、6H)、6.96(d、J=
8.1Hz、1H)、7.67(dd、J=8.1、1.8Hz、1H)、7.
74(dd、J=8.2、1.5Hz、1H)、7.85(s、1H)、7.8
9(d、J=1.3Hz、1H)、7.96(dd、J=7.5、7.5、1H
)、10.56(s、1H);MS(ESI)m/z 279(M−H)-。 実施例88−薬理学 本発明の化合物の生物学的活性を、下述されるインビトロおよびインビボアッ
セイで評価した。インビトロの効力は範囲0.01nM〜10,000nMに、
また、インビボの効力は範囲1μg/kgないし100mg/kgに存する。 A.インビトロの生物学 インビトロの生物学を、(1)競争的放射リガンド結合:放射リガンドとして
のプロゲステロンとともにA形態のヒトプロゲステロン受容体を使用する;(2
)コトランスフェクションアッセイ(アゴニストのEC50およびアンタゴニス
トのIC50値として表される機能の活性を提供する);(3)T47D細胞増
殖(アゴニストおよびアンタゴニストのデータもまた提供するさらなる機能アッ
セイである);ならびに(4)T47D細胞アルカリホスファターゼアッセイ(
アゴニストおよびアンタゴニストのデータもまた提供するさらなる機能アッセイ
である)により測定する。 1.hPR結合アッセイ−本アッセイは:Pathirana,C.;Stei
n,R.B.;Berger,T.S.;Fenical,W.;Ianiro
,T.;Mais,D.E.;Torres,A.;Glodman,M.E.
,Nonsteroidal human progesterone rec
eptor modulators from the marine alg
a cymoplia barbata、J.Steroid Biochem
.Mol.Biol.、1992、41、733−738に従って実施する。 2.CV−1細胞におけるPRE−ルシフェラーゼアッセイ 本アッセイの目的は、ヒトPRおよびPRE−ルシフェラーゼプラスミドでコ
トランスフェクションされたCV−1細胞におけるPRE−ルシフェラーゼレポ
ーター活性に対するその影響に基づき、化合物のプロゲステロンもしくは抗プロ
ゲステロン効力を測定することである。該アッセイで使用される材料および方法
は以下のとおりである。 a.培地:成長培地は以下のとおりであった:10%(v/v)ウシ胎児血清(
熱不活性化された)、0.1mM MEM非必須アミノ酸、100U/mlペニ
シリン、100mg/mlストレプトマイシンおよび2mMグルタマックス(G
lutaMax)(ギブコ(GIBCO)、BRL)を含有するDMEM(バイ
オウィッタカー(BioWhittaker))。実験培地は以下のとおりであ
った:10%(v/v)炭でストリップされたウシ胎児血清(熱不活性化された
)、0.1mM MEM非必須アミノ酸、100U/mlペニシリン、100m
g/mlストレプトマイシンおよび2mMグルタマックス(GlutaMax)
(ギブコ(GIBCO)、BRL)を含有するフェノールレッドを含まないDM
EM(バイオウィッタカー(BioWhittaker))。 b.細胞培養、トランスフェクション、処理およびルシフェラーゼアッセイ ストックCV−1細胞は成長培地中で維持する。1.2×107個の細胞、2
50ml中5mgのSphIおよびBamHI部位に挿入されたhPR−Bを含
むpLEMプラスミド、10mgのルシフェラーゼ配列の上流に2個のPREを
含むpGL3プラスミドならびに担体DNAとして50mgの超音波処理された
仔ウシ胸腺DNAを使用して、コトランスフェクションを行う。バイオラッド(
Biorad)ジーンパルサー(Gene Pulser)II中で260Vお
よび1,000mFで電気穿孔法を実施する。電気穿孔後、細胞を成長培地に再
懸濁し、そして200μl中に細胞40,000個/ウェルで96穴プレート中
でプレート培養する。一夜インキュベーション後に培地を実験培地に変更する。
その後、実験培地中の参照もしくは試験化合物で細胞を処理する。化合物は3n
Mのプロゲステロンの存在下に抗プロゲステロン活性について試験する。処理の
24時間後に培地を廃棄し、細胞をD−PBS(ギブコ(GIBCO)、BRL
)で3回洗浄する。50μlの細胞溶解緩衝液(プロメガ(Promega)、
ウィスコンシン州マディソン)を各ウェルに添加し、そしてタイタープレート振
とう機(ラブ ライン インストゥルメント インク(Lab Line In
strument,Inc.))中でプレートを15分間振とうする。プロメガ
(Promega)からのルシフェラーゼ試薬を使用してルシフェラーゼ活性を
測定する。 c.結果の解析: 各処理は最低4個の複製物より成る。アゴニストおよびアンタゴニスト双方の
様式の分散分析および非直線用量応答曲線の適合(fitting)に、対数変
換されたデータを使用する。フーバー(Huber)の重みづけを使用して、ア
ウトライヤーの効果の重みを下げる(downweight)。再変換された値
からEC50もしくはIC50値を計算する。一元分散分析および非直線応答解析の
双方に、JMPソフトウェア(SAS インスティテュート インク(SAS
Institute,Inc.))を使用する。 d.参照化合物: プロゲステロンおよびトリメゲストンが参照プロゲスチンであり、また、RU
486が参照抗黄体ホルモンである。全部の参照化合物は完全な用量応答曲線中
で実験し、そしてEC50もしくはIC50値を計算する。
【0155】
【表1】
【0156】
【表2】
【0157】 プロゲステロン活性:ベヒクル対照に比較してPRE−ルシフェラーゼ活性を
有意に(p<0.05)増大させる化合物を活性とみなす。
【0158】 抗プロゲステロン活性:3nMのプロゲステロンに誘導されたPRE−ルシフ
ェラーゼ活性を有意に(p<0.05)減少させる化合物 EC50:SEを伴う、PRE−ルシフェラーゼ活性の最大の半分の増大を生じ
る化合物の濃度(デフォルト−nM)。
【0159】 IC50:SEを伴う、3nMのプロゲステロンに誘導されたPRE−ルシフェ
ラーゼ活性の最大の半分の減少を生じる化合物の濃度(デフォルト−nM)。 3.T47D細胞増殖アッセイ 本アッセイの目的は、T47D細胞での細胞増殖アッセイを使用することによ
るプロゲステロンおよび抗プロゲステロン効力の測定である。T47D細胞中の
DNA合成に対する化合物の影響を測定する。本アッセイで使用される材料およ
び方法は以下のとおりである。 a.成長培地:10%(v/v)ウシ胎児血清(熱不活性化されない)、100
U/mlペニシリン、100mg/mlストレプトマイシンおよび2mMグルタ
マックス(GlutaMax)(ギブコ(GIBCO)、BRL)を補充された
DMEM:F12(1:1)(ギブコ(GIBCO)、BRL)。 b.処理培地:0.5%炭でストリップされたウシ胎児血清、100U/mlペ
ニシリン、200mg/mlストレプトマイシンおよび2mMグルタマックス(
GlutaMax)(ギブコ(GIBCO)、BRL)を補充された、フェノー
ルレッドを含まない最小必須培地(MEM)(#51200−038ギブコ(G
IBCO)、BRL)。 c.細胞培養 ストックT47D細胞は成長培地中で維持する。BrdU取込みアッセイには
、細胞を成長培地中、細胞10,000個/ウェルで96穴プレート(ファルコ
ン(Falcon)、ベクトン ディッキンソン ラブウェア(Becton
Dickinson Labware))中でプレート培養する。一夜インキュ
ベーション後、培地を処理培地に変更し、そして細胞を処理前に追加の24時間
培養する。ストック化合物を適切なベヒクル(100%エタノールもしくは50
%エタノール/50%DMSO)に溶解し、その後処理培地で希釈し、そして細
胞に添加する。プロゲスチンおよび抗黄体ホルモン参照化合物は完全な用量応答
曲線中で実験する。ベヒクルの最終濃度は0.1%である。対照ウェル中では、
細胞はベヒクルのみを受領する。抗黄体ホルモンは、0.03nMトリメゲスト
ン(参照プロゲスチンアゴニスト)の存在下で試験する。処理の24時間後に培
地を廃棄し、そして細胞を処理培地中10mMのBrdU(アマーシャム ライ
フ サイエンス(Amersham Life Science)、イリノイ州
アーリントンハイツ)で4時間標識する。 d.細胞増殖アッセイ BrdU標識の終了時に培地を除去し、そして、製造元の説明書に従い、細胞
増殖ELISAキット(#RPN 250、アマーシャム ライフ サイエンス
(Amersham Life Science))を使用してBrdUの取込
みを測定する。簡潔には、固定剤を含有するエタノール中で細胞を30分間固定
し、次いでブロッキング緩衝液中で30分間インキュベートしてバックグラウン
ドを低下させる。ペルオキシダーゼ標識抗BrdU抗体をウェルに添加しかつ6
0分間インキュベートする。細胞をPBSで3回すすぎ、そして試験された化合
物の効力に依存して10〜20分間、3,3’5,5’−テトラメチルベンジジ
ン(TMB)基質とともにインキュベートする。その後、各ウェルに25μlの
1M硫酸を添加して着色反応を停止し、そして5分以内にプレートリーダー中で
450nmの光学密度を読み取る。 e.結果の解析: 平方根変換されたデータを、アゴニストおよびアンタゴニスト双方の様式の分
散分析および非直線用量応答曲線の適合に使用する。フーバー(Huber)の
重みづけを使用して、アウトライヤーの効果の重みを下げる。再変換された値か
らEC50もしくはIC50値を計算する。単独用量および用量応答の双方の研究で
の一元分散分析および非直線用量応答解析の双方に、JMPソフトウェア(SA
S インスティテュート インク(SAS Institute,Inc.))
を使用する。 f.参照化合物: トリメゲストンおよび酢酸メドロキシプロゲステロン(MPA)が参照プロゲ
スチンであり、また、RU486が参照抗黄体ホルモンである。全部の参照化合
物は完全な用量応答曲線中で実験し、そしてEC50もしくはIC50値を計算する
【0160】
【表3】
【0161】
【表4】
【0162】 EC50:SEを伴う、BrdU取込みの最大の半分の増大を生じる化合物の濃度
;IC50:SEを伴う、0.1トリメゲストンに誘導されるBrdU取込みの最
大の半分の減少を生じる化合物の濃度 4.T47D細胞アルカリホスファターゼアッセイ 本アッセイの目的は、T47D細胞中のアルカリホスファターゼ活性に対する
化合物の影響を測定することにより、プロゲスチンもしくは抗黄体ホルモンを同
定することである。本アッセイで使用される材料および方法は以下のとおりであ
る。 a.培養培地:5%(v/v)炭でストリップされたウシ胎児血清(熱不活性化
されない)、100U/mlペニシリン、100μg/mlストレプトマイシン
および2mMグルタマックス(GlutaMax)(ギブコ(GIBCO)、B
RL)を補充されたDMEM:F12(1:1)(ギブコ(GIBCO)、BR
L)。 b.アルカリホスファターゼアッセイ緩衝液: I.0.2%トリトン(Triton)X−100を含有する0.1Mトリス−
HCl、pH9.8 II.4mM p−ニトロフェニルホスフェート(シグマ(Sigma))を含
有する0.1Mトリス−HCl、pH9.8 c.細胞培養および処理: 凍結されたT47D細胞を37℃の水浴中で融解し、そして培養培地で細胞2
80,000個/mlに希釈した。96穴プレート(ファルコン(Falcon
)、ベクトン ディッキンソン ラブウェア(Becton Dickinso
n Labware))の各ウェルに180μlの希釈された細胞懸濁液を添加
した。その後、培養培地で希釈された20μlの参照もしくは試験化合物を各ウ
ェルに添加した。プロゲスチンアンタゴニスト活性について試験する場合、参照
抗黄体ホルモンもしくは試験化合物を1nMのプロゲステロンの存在下で添加し
た。細胞は、5%CO2/加湿雰囲気中、37℃で24時間インキュベートした
。 d.アルカリホスファターゼ酵素アッセイ: 処理の終了時に培地をプレートから除去し、そして50μlのアッセイ緩衝液
Iを各ウェルに添加した。プレートをタイタープレート振とう機中で15分間振
とうした。その後、150μlのアッセイ緩衝液IIを各ウェルに添加した。4
05nmの試験波長で30分間、光学密度測定値を5分間隔でとった。 e.結果の解析:用量応答データの解析 参照および試験化合物について、用量応答曲線を用量(X軸)対酵素反応の速
度(傾き)(Y軸)について作成する。アゴニストおよびアンタゴニスト双方の
様式の分散分析および非直線用量応答曲線の適合に、平方根変換されたデータを
使用する。フーバー(Huber)の重みづけを使用して、アウトライヤーの効
果の重みを下げる。再変換された値からEC50もしくはIC50値を計算する。単
独用量および用量応答の双方の研究での一元分散分析および非直線用量応答解析
の双方に、JMPソフトウェア(SAS インスティテュート インク(SAS
Institute,Inc.))を使用する。 f.参照化合物: プロゲステロンおよびトリメゲストンが参照プロゲスチンであり、また、RU
486が参照抗黄体ホルモンである。全部の参照化合物は完全な用量応答曲線中
で実験し、そしてEC50もしくはIC50値を計算する。
【0163】
【表5】
【0164】
【表6】
【0165】 B.インビボの生物学 一次のインビボアッセイは、アゴニストおよびアンタゴニスト双方のプロゲス
テロン効果を測定するのに使用することができるラット脱落膜化(decidu
alization)モデルである。二次的インビボアッセイはラット排卵阻害
モデルであり、これは開発中でありそしてこれゆえにプロトコルが入手不可能で
ある。 1.ラット脱落膜化アッセイ 本手順の目的は、ラット子宮脱落膜化に対するプ
ロゲスチンおよび抗黄体ホルモンの影響を評価しそして多様な試験化合物の相対
的効力を比較するために使用する。本アッセイで使用される材料および方法は以
下のとおりである。 a.方法:試験化合物は100%エタノールに溶解し、そしてトウモロコシ油(
ベヒクル)と混合する。その後、混合物を加熱(〜80℃)してエタノールを蒸
発させることにより、油(マゾラ[Mazola](商標))中の試験化合物の
ストック溶液を調製する。試験化合物は、その後、動物の処理に先立ち、100
%トウモロコシ油もしくはトウモロコシ油中10%エタノールで希釈する。これ
ら2種のベヒクルを比較した場合に脱落膜応答の差異は見出されなかった。 b.動物(RACUCプロトコル#5002) 卵巣摘出された成熟雌性シュプラグ−ドーレイ(Sprague−Dawle
y)ラット(〜60日齢および230g)を、外科手術後にタコニック(Tac
onic)(ニューヨーク州タコニックファームズ)から得る。卵巣摘出術は、
循環する性ステロイドを減少させるため処理の最低10日前に実施する。動物は
12時間の明/暗周期下で収容し、そして標準的なラットの食べ物および水を随
意に与える。 c.処理 ラットは処理前に体重を測定しかつ4もしくは5匹の群に無作為に割り当てる
。0.2mlのベヒクル中の試験化合物を、0.5mlを使用して頸のうなじ中
の皮下注入もしくは胃管栄養法により投与する。動物は1日1回7日間処理する
。抗黄体ホルモンを試験するために、動物には処理の最初の3日の間、試験化合
物およびEC50用量のプロゲステロン(5.6mg/kg)を与える。脱落膜刺
激後、4日後の剖検まで、動物はプロゲステロンを受領し続ける。 d.投薬 用量は群の平均体重1kgあたりのmgに基づいて調製する。全部の試験に、
ベヒクルを受領する対照群を包含する。半対数の増大を伴う用量(例えば、0.
1、0.3、1.0、3.0mg/kg...)を使用して、用量応答曲線の決
定を実施する。 e.脱落膜誘導 3回目の注入後およそ24時間に、平滑の21G針で対子宮間膜管腔(ant
imesometrial luminal)上皮を引っ掻くことにより、子宮
角の一方で脱落膜化を誘導する。反対側の角は引っ掻かず、そして刺激されない
対照として作用する。最後の処理のおよそ24時間後にラットをCO2窒息によ
り殺し、そして体重を測定する。子宮を取り出しかつ脂肪を摘み取る。脱落膜化
(D角)および対照(C角)の子宮角の重量を別個に測定する。 f.結果の解析: 脱落膜化された子宮角の重量の増大をD角/C角により計算し、そして対数変
換を使用して分散の正規性および均一性を最大にする。フーバー(Huber)
のM推定値を使用して、用量応答曲線の適合および一元分散分析の双方の、中心
から離れたところにある変換された観察結果の重みを下げる。一元ANOVAお
よび非直線用量応答解析の双方に、JMPソフトウェア(SAS インスティテ
ュート インク(SAS Institute,Inc.))を使用する。 g.参照化合物: 全部のプロゲスチン参照化合物を完全な用量応答曲線中で実験し、そして子宮
湿重量のEC50を計算した。
【0166】
【表7】
【0167】
【表8】
【0168】
【表9】
【0169】 濃度:アッセイにおける化合物濃度(デフォルト−mg/kg体重) 投与経路:化合物が動物に投与される経路 体重:平均全動物体重(デフォルト−kg) D角:脱落膜化子宮角の湿重量(デフォルト−mg) C角:対照子宮角の湿重量(デフォルト−mg) 脱落膜応答:[(D−C)/C]×100% プロゲステロン活性:ベヒクル対照に比較して有意に(p<0.05)脱落膜化
を誘導する化合物を活性とみなす 抗プロゲステロン活性:EC50のプロゲステロンに誘導される脱落膜化を有意に
(p<0.05)減少させる化合物 子宮重量のEC50:脱落膜応答の最大の半分の増大を生じる化合物の濃度(デフ
ォルト−mg/kg) 子宮重量のIC50:EC50のプロゲステロンに誘導される脱落膜応答の最大の半
分の減少を生じる化合物の濃度(デフォルト−mg/kg)
【0170】
【表10】
【0171】 実施例89 4−(1,2−ジヒドロ−2−オキソスピロ[シクロヘキサン−1,3−[3H
]インドル]−5−イル)−2−フルオロベンゼンアセトニトリル 実施例18の手順に従って、4−ブロモ−2−フルオロフェニルアセトニトリ
ルおよび(2’−オキソ−2’,3’−ジヒドロスピロ[シクロヘキサン−1,
3’−[3H]インドル]−5’−イル)ホウ素酸から調製されて、表題の化合
物を白色固形物として生じた;mp.180−183℃;1H−NMR(DMS
O−d6)δ10.4(s、1H)、7.7(s、1H)、7.6−7.7(m
、4H)6.9(d、1H、J=8.1Hz)、4.1(s、2H)、1.9(
m、2H)、1.7−1.6(m、8H)。MS(APCI(−))m/z 3
33[M−H]-。元素分析、C2119FN2O.0.5H2Oの計算値:C、7
3.49、H、5.87、N、8.20。実測値:C、73.55、H、5.5
0、N、7.36。 実施例90 5−(3−フルオロ−4−メトキシフェニル)スピロ[シクロヘキサン−1,3
−[3H]インドル]−2(1H)−オン 実施例18の手順に従って、4−ブロモ−2−フルオロアニソールおよび(2
’−オキソ−2’,3’−ジヒドロスピロ[シクロヘキサン−1,3’−[3H
]インドル]−5’−イル)ホウ素酸から調製されて、表題の化合物を白色固形
物、mp.178−180℃として生じた;1H−NMR(DMSO−d6)δ1
0.4(s、1H)、7.65(d、1H、J=1.1Hz)、7.5−7.4
(m、3H)、7.2(t、1H、J=8.9Hz)、6.9(d、1H、J=
8Hz)、3.9(s、3H)、1.9(m、2H)1.7−1.6(m、8H
);MS(APCI(−))m/z 324[M−H]-;元素分析、C2020
FNO2の計算値:C、73.83、H、6.20、N、4.30。実測値:C
、73.55、H、6.23、N、4.40。 実施例91 5−(3−クロロフェニル)スピロ[シクロブタン−1,3−[3H]インドー
ル]−2(1H)−オン 5−ブロモスピロ[シクロブタン−1,3−[3H]インドル]−2(1H)
−オン。氷酢酸(10mL)中のスピロ[シクロブタン−1,3’−[3H]イ
ンドル]−2’(1’H)−オン(J.Med.Chem.1987、824−
9)(1.0g、6mmol)の攪拌された溶液に、室温で、氷酢酸(6mL)
中の臭素(0.30mL、6mmol)の溶液を一滴ずつ添加した。10分間攪
拌した後に無水酢酸ナトリウム(0.47g、6mmol)を添加し、そして溶
液を真空中で濃縮した。残渣をエチルエーテル(50mL)に溶解し、そして水
(50mL)、水性飽和重炭酸ナトリウム溶液(50mL)、水(50mL)お
よび塩水(30mL)で連続的に洗浄した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥し
、濾過しかつ真空中で濃縮した。エチルエーテルからの結晶化は、生成物を白色
のふわふわした固形物(1.1g、73%)、mp 235−7℃として生じた
1H NMR(DMSO−d6、300MHz)δ2.15−2.41(m、6
H)、6.74(d、1H、J=8.2Hz)、7.33(dd、1H、J=2
、8.2Hz)、7.75(d、1H、J=2Hz)、10.36(bs、1H
);MS(EI)m/z 251[M+];元素分析、C1110BrNOの計算
値:C、52.41;H、4.00;N、5.56。実測値:C、51.98;
H、4.24;N、5.42。
【0172】 窒素雰囲気下のエチレングリコールジメチルエーテル(50mL)中の5−ブ
ロモスピロ[シクロブタン−1,3−[3H]インドル]−2(1H)−オン(
0.6g、2mmol)の溶液に、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラ
ジウム(0)(140mg、0.1mmol)を添加した。溶液に、3−クロロ
フェニルホウ素酸(0.48g、3mmol)および水(5mL)中炭酸カリウ
ム(0.76g、5mmol)を連続的に添加した。混合物を80℃に3時間加
熱し、そして冷却させた。反応混合物を水(100mL)中に注ぎ、そして酢酸
エチル(3×100mL)で抽出した。有機層を合わせ、塩水(50mL)で洗
浄し、そして硫酸マグネシウムで乾燥した。溶液を濾過し、真空中で濃縮し、そ
して残渣をHPLC(ゾルバックス(Zorbax)PRO、C18、10μ、
15A、50×250mm;35%水/65%AcCN;254nm;周囲温度
)により精製して、表題の化合物(200mg、35%)を白色粉末、mp 1
99.5−201℃として生じた。1H NMR(DMSO−d6、300MHz
)δ2.21−2.28(m、2H)、2.40−2.45(m、4H)、6.
87(d、1H、J=8.1Hz)、7.37(「d」、1H)、7.44−7
.52(m、2H)、7.65(bd、1H、J=7.8Hz)、7.76(b
s、1H)、7.92(bs、1H)、10.35(s、1H)。MS(EI)
m/z 283[M+]。元素分析、C1714ClNOの計算値:C、71.9
6;H、4.97;N、4.94。実測値:C、70.75;H、5.07;N
、4.68。 実施例92 5−(3−クロロフェニル)スピロ[シクロプロパン−1,3−[3H]インド
ール]−2(1H)−オン −20℃のテトラヒドロフラン(25mL、無水)中の5−(3−クロロフェ
ニル)−1,3−ジヒドロインドル−2−オン(1.2g、5mmol)に、n
−ブチルリチウム(ヘキサン中2.5M溶液、3.93mL、9.8mmol)
をゆっくりと、次いでN,N,N’,N’−テトラメチルエチレンジアミン(1
.48mL、9.8mmol)を添加した。15分後、1,2−ジブロモエタン
(1.27mL、15mmol)をゆっくりと添加し、そして混合物を室温に達
せさせた。5日後、飽和水性塩化アンモニウム溶液(50mL)および酢酸エチ
ル(50mL)を添加した。層を分離し、そして水層を酢酸エチル(2×25m
L)で抽出した。有機層を合わせ、1N HCl(25mL)および塩水(25
mL)で洗浄しかつ硫酸マグネシウムで乾燥した。溶液を濾過しかつ真空中で濃
縮した。残渣をシリカゲルのパッドでのフラッシュカラムクロマトグラフィー(
40%酢酸エチル/ヘキサン)により精製して、生成物(40mg)を白色結晶
、mp 212−214℃として生じた;1H NMR(CDCl3、300MH
z)δ1.59−1.63(m、2H)、1.80−1.84(m、2H)、7
.00−7.03(m、2H)、7.28−7.42(m、4H)、7.51(
「t」、1H)、7.85(bs、1H)。MS(EI)m/z 269[M+
]。元素分析、C1612ClNOの計算値:C、71.25;H、4.48;N
、5.19。実測値:C、70.78;H、4.88;N、5.10。 実施例93 2−ニトロ−5−(1,2−ジヒドロ−2−オキソスピロ[シクロブタン−1,
3−[3H]インドル]−5−イル)−1H−ピロール−1−カルボン酸ter
t−ブチルエステル 1−t−ブトキシカルボニルピロール−2−ホウ素酸。−78℃のTHF(無
水、250mL)中のピロールカルボン酸1−tert−ブチル(アルドリッチ
(Aldrich)、25g、0.15mol、1.0等量)にLDA(ヘプタ
ン/THF/エチルベンゼン中2M溶液、82mL、1.1等量)を添加した。
−78℃で30分間攪拌した後にホウ酸トリメチル(85mL、0.750mo
l、5.0等量)を添加した。−78℃で1時間攪拌した後にドライアイス浴を
除去し、そして反応を一夜室温にさせた。HCl(0.25N、200mL)を
反応に添加し、そしてTHFを真空中で除去した。水層をエチルエーテル(3×
300mL)抽出した。合わせられたエーテル層を水(2×200mL)、その
後塩水(200mL)で洗浄しかつ硫酸マグネシウムで乾燥した。溶液を濾過し
かつ真空中で濃縮した。ロータリー上で生成物が結晶化し始めた場合にフラスコ
を取り出し、そして静置させた。結晶を濾過しかつ氷冷エチルエーテルで洗浄し
て、生成物(14g、44%)を白色固形物として生じた。冷エーテルからの濾
液の数回の結晶化はさらなる生成物(4.5g、14%)を与えた。
【0173】 5−(1,2−ジヒドロ−2−オキソスピロ[シクロブタン−1,3−[3H
]インドル]−5−イル)−1H−ピロール−1−カルボン酸tert−ブチル
エステル。窒素雰囲気下のエチレングリコールジメチルエーテル(50mL)中
の5−ブロモスピロ[シクロブタン−1,3−[3H]インドル]−2(1H)
−オン(WAY−163202)(0.6g、2.4mmol)の溶液に、テト
ラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(140mg、0.1mm
ol)を添加した。溶液に、1−t−ブトキシカルボニルピロール−2−ホウ素
酸(0.65g、3.1mmol)および水(5mL)中炭酸カリウム(0.7
5g、5.4mmol)を連続的に添加した。混合物を80℃に3時間加熱し、
そして冷却させた。反応混合物を水(100mL)中に注ぎ、そして酢酸エチル
(3×100mL)で抽出した。有機層を合わせ、塩水(50mL)で洗浄し、
そして硫酸マグネシウムで乾燥した。溶液を濾過し、真空中で濃縮し、そして残
渣をフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物(0.7g、
86%)を黄褐色粉末、mp 163−165℃として生じた。1H NMR(
DMSO−d6、400MHz)δ1.3(s、9H)、2.16−2.49(
m、6H)、6.19(dd、1H、J=1.8、3.2Hz)、6.24(t
、1H、J=3.3Hz)、6.76(d、1H、J=8.1Hz)、7.09
(dd、1H、J=1.8、8.0Hz)、7.30(dd、1H、J=1.8
、3.3)、7.48(d、1H、J=1.8Hz)、10.24(s、1H)
。MS(APCI)m/z 339[M+H]+。元素分析、C202223
計算値:C、70.99;H、6.55;N、8.28。実測値:C、69.5
1;H、6.38;N、7.69。
【0174】 −20℃のアセトニトリル(50mL)およびジクロロメタン(5mL)中の
5−(1,2−ジヒドロ−2−オキソスピロ[シクロブタン−1,3−[3H]
インドル]−5−イル)−1H−ピロール−1−カルボン酸tert−ブチルエ
ステル(0.97g、2.9mmol)の溶液に硝酸銀(0.51g、3.0m
mol)を添加した。20分後、アセトニトリル(3mL)中の塩化アセチル(
0.20mL、2.9mmol)を添加し、そして溶液を室温にさせた。24時
間後、反応混合物をジクロロメタン(100mL)で希釈しそしてセライトを通
して濾過した。濾液を水(100mL)中に注ぎかつ層を分離した。有機層を塩
水(50mL)で洗浄しかつ硫酸マグネシウムで乾燥した。溶液を濾過し、真空
中で濃縮し、そして残渣をシリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィー
(40%酢酸エチル/ヘキサン)により精製して、表題の化合物(415mg、
37%)を黄色粉末、mp 265℃(分解)として生じた。1H NMR(D
MSO−d6;400MHz)δ1.45(s、9H)、2.17−2.48(
m、6H)、6.60(d、1H、J=4.2Hz)、6.90(d、1H、J
=8.1Hz)、7.35(dd、1H、J=2.0、8.1Hz)、7.46
(d、1H、J=4.2Hz)、7.70(「d」、1H、J=1.8Hz)、
10.50(s、1H)。MS(ESI)m/z 382[M−H]-。元素分
析、C202135の計算値:C、62.65;H、5.52;N、10.96
。実測値:C、62.58;H、5.60;N、10.91。 実施例94 ニトロ−5−(1,2−ジヒドロ−2−オキソスピロ[シクロペンタン−1,3
−[3H]インドル]−5−イル)−1H−ピロール−1−カルボン酸tert
−ブチルエステル −20℃のアセトニトリル(50mL)およびジクロロメタン(5mL)中の
5−(1,2−ジヒドロ−2−オキソスピロ[シクロペンタン−1,3−[3H
]インドル]−5−イル)−1H−ピロール−1−カルボン酸tert−ブチル
エステル(1.5g、4.0mmol)の溶液に硝酸銀(0.76g、4.5m
mol)を添加した。20分後、アセトニトリル(3mL)中の塩化アセチル(
0.30mL、4.0mmol)を添加し、そして溶液を室温にさせた。24時
間後、反応混合物をジクロロメタン(100mL)で希釈しそしてセライトを通
して濾過した。濾液を水(100mL)中に注ぎかつ層を分離した。有機層を塩
水(50mL)で洗浄しかつ硫酸マグネシウムで乾燥した。溶液を濾過し、真空
中で濃縮し、そして残渣をシリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィー
(40%酢酸エチル/ヘキサン)により精製して、表題の化合物(650mg、
41%)を黄色粉末、mp 150−153℃として生じた。1H NMR(D
MSO−d6;400MHz)δ1.42(s、9H)、1.77−2.00(
m、8H)、6.55(d、1H、J=4.2Hz)、6.93(d、1H、J
=8.0Hz)、7.33(dd、1H、J=1.7、8.0Hz)、7.37
(「d」、1H、J=1.7Hz)、7.43(d、1H、J=4.2Hz)、
10.53(s、1H)。MS((−)APCI)m/z 396[M−H]-
。元素分析、C212335の計算値:C、63.47;H、5.83;N、1
0.57。実測値:C、62.95;H、5.52;N、10.32。 実施例95 5−(5−ニトロ−1H−ピロル−2−イル)スピロ[シクロブタン−1,3−
[3H]インドル]−2(1H)−オン 2−ニトロ−5−(1,2−ジヒドロ−2−オキソスピロ[シクロブタン−1
,3−[3H]インドル]−5−イル)−1H−ピロール−1−カルボン酸te
rt−ブチルエステル(350mg、0.91mmol)を、ゴム隔壁で栓をつ
けられかつ窒素入口および気体の流出を可能にする針を装備された25mL丸底
フラスコに入れた。フラスコを油浴中に入れかつ150℃に加熱した際に、窒素
の活発な流れを維持した。この温度で20分後にフラスコを油浴から取り出し、
そして冷却させた。残渣をアセトンに溶解し、そしてシリカゲルのパッドでのフ
ラッシュカラムクロマトグラフィー(40%酢酸エチル/ヘキサン)により精製
した。HPLCによるさらなる精製は、表題の化合物(100mg、39%)を
明黄色粉末、mp 250℃(分解)として生じた;1H NMR(DMSO−
6、400MHz)δ2.18−2.48(m、6H)、6.77(dd、1
H、J=2.4、4.4Hz)、6.83(d、1H、J=8.1Hz)、7.
25(dd、1H、J=2.4、4.3Hz)、7.73(dd、1H、J=2
.0、8.1Hz)、8.23(「d」、1H、J=1.8Hz)、10.41
(bs、1H)、13.13(s、1H);MS(ESI)m/z 282[M
−H]。元素分析、C151333の計算値:C、63.60;H、4.63;
N、14.83。実測値:C、62.59;H、4.58;N、14.28。 実施例96 5−(5−ニトロ−1H−ピロル−2−イル)スピロ[シクロペンタン−1,3
−[3H]インドル]−2(1H)−オン 2−ニトロ−5−(1,2−ジヒドロ−2−オキソスピロ[シクロペンタン−
1,3−[3H]インドル]−5−イル)−1H−ピロール−1−カルボン酸t
ert−ブチルエステル(580mg、1.5mmol)を、ゴム隔壁で栓をつ
けられかつ窒素入口および気体の流出を可能にする針を装備された25mL丸底
フラスコに入れた。フラスコを油浴中に入れかつ150℃に加熱した際に、窒素
の活発な流れを維持した。この温度で20分後にフラスコを油浴から取り出し、
そして冷却させた。残渣をアセトンに溶解し、そしてシリカゲルのパッドでのフ
ラッシュカラムクロマトグラフィー(40%酢酸エチル/ヘキサン)により精製
した。HPLCによるさらなる精製は、表題の化合物(300mg、67%)を
黄色粉末、mp 275℃(分解)として生じた。1H NMR(DMSO−d6 、400MHz)δ1.78−2.07(m、8H)、6.77(dd、1H、
J=2.4、4.2Hz)、6.86(d、1H、J=8.2Hz)、7.24
(dd、1H、J=2.4、4.2Hz)、7.71(dd、1H、J=1.8
、8.2Hz)、7.87(「d」、1H、J=1.8Hz)、10.47(b
s、1H)、13.12(s、1H)。MS(ESI)m/z 296[M−H
-。元素分析、C161533の計算値:C、64.64;H、5.09;N
、14.13。実測値:C、63.82;H、5.20;N、13.73。 実施例97 5−(1,2−ジヒドロ−2−オキソスピロ[シクロペンタン−1,3−[3H
]インドル]−5−イル)−1H−ピロール−1−カルボン酸tert−ブチル
エステル エチレングリコールジメチルエーテル(50mL)中の5’−ブロモスピロ[
シクロペンタン−1,3’−[3H]インドル]−2’(1H)−オン(2.0
g、7.5mmol)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム
(0)(430mg、0.3mmol)の溶液を窒素流下で15分間攪拌した。
溶液に、1−t−ブトキシカルボニルピロール−2−ホウ素酸(2.1g、9.
7mmol)および水(10mL)中炭酸カリウム(2.4g、17mmol)
を連続的に添加した。混合物を80℃に3時間加熱しそして冷却させた。反応混
合物を水(50mL)中に注ぎ、そして酢酸エチル(3×50mL)で抽出した
。有機層を合わせ、塩水(30mL)で洗浄しかつ硫酸マグネシウムで乾燥した
。溶液を濾過しかつ真空中で濃縮した。20%酢酸エチル/ヘキサンからの結晶
化は、生成物(2.2g、83%)を白色粉末、mp 179−180.5℃と
して生じた。1H NMR(DMSO−d6、400MHz)δ1.30(s、9
H)、1.75−1.98(m、8H)、6.16(dd、1H、J=1.8、
3.3Hz)、6.22(「t」、1H、J=3.3、3.3Hz)、6.79
(d、1H、J=7.9Hz)、7.08(dd、1H、J=1.8、7.9H
z)、7.14(「d」、1H、J=1.5Hz)、7.28(dd、J=1.
9、3.3Hz)、10.30(s、1H);MS(EI)m/z 352[M + ];元素分析、C212423の計算値:C、71.57;H、6.86;N
、7.95。実測値:C、71.08;H、6.83;N、7.74。
【0175】 THF(無水、25mL)中の5−(1,2−ジヒドロ−2−オキソスピロ[
シクロペンタン−1,3−[3H]インドル]−5−イル)−1H−ピロール−
1−カルボン酸tert−ブチルエステル(WAY―163755)(2.2g
、6.0mmol)の溶液に、−78℃でクロロスルホニルイソシアナート(0
.63mL、7.0mmol)を添加した。90分後、ジメチルホルムアミド(
11mL、140mmol)を添加し、そして反応を室温に温まらせた。反応混
合物を水(50mL)中に注ぎ、そして酢酸エチル(2×50mL)で抽出した
。有機層を合わせ、塩水(50mL)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、濾
過しかつ真空中で濃縮した。シリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィ
ー(30%酢酸エチル/ヘキサン)を介する精製で、表題の化合物(1.7g、
75%)を白色結晶、mp 167−9℃として生じた;1H NMR(DMS
O−d6、400MHz)δ1.34(s、9H)、1.75−1.98(m、
8H)、6.39(d、1H、J=3.7Hz)、6.84(d、1H、J=7
.9Hz)、7.17(dd、1H、J=1.8、7.9Hz)、7.28(「
t」、2H)、10.41(s、1H);MS(ESI)m/z 376[M−
H]-。元素分析、C222333の計算値:C、70.01;H、6.14;
N、11.13。実測値:C、69.67;H、6.38;N、11.04。 実施例98 5−(1,2−ジヒドロ−2−オキソスピロ[シクロヘキサン−1,3−[3H
]インドル]−5−イル)−4−プロピル−2−チオフェンカルボニトリル 表題の化合物は、実施例69に類似の様式で、一夜還流で加熱された5−ブロ
モ−4−n−プロピルチオフェン−2−カルボニトリル(1.17g、5mmo
l)、(1,2−ジヒドロ−2−オキソスピロ[シクロヘキサン−1,3−[3
H]インドル)−5−ホウ素酸(1.24g、5mmol)、テトラキス(トリ
フェニルホスフィン)パラジウム、炭酸カリウム(2.75g、21mmol)
、水(10mL)およびジメトキシエタン(50mL)から調製して、表題の化
合物(0.7g、40%)を生じた:m.p.168−171℃;1H NMR
(DMSO−d6)δ10.56(s、1H)、7.93(s、1H)7.52
−7.51(d、1H、J=1.5Hz)、7.33−7.29(dd、1H、
J=1.6Hz)、7.00−6.96(d、1H、J=8.0Hz)、2.6
2−2.57(t、2H)、1.86(m、2H)、1.70−1.56(m、
11H)、0.88−0.84(t、H);MS m/z(APCI(+))3
51[M+H]+。IR(KBr)1620、1700、2200cm-1;元素
分析、C21222OS・1/2H2Oの計算値:C、70.2;H、6.39;
N、7.79。実測値C、70.67;H、6.34;N、7.62。 実施例99 5−(1,2−ジヒドロ−2−オキソスピロ[シクロヘキサン−1,3−[3H
]インドル]−5−イル)−4−n−ブチル−2−チオフェンカルボニトリル。
【0176】 表題の化合物は、実施例69に類似の様式で、5時間還流で加熱された5−ブ
ロモ−4−n−ブチルチオフェンカルボニトリル1(1.24g、5.1mmo
l)、(1,2−ジヒドロ−2−オキソスピロ[シクロヘキサン−1,3−[3
H]インドル)−5−ホウ素酸(1.24g、5.05mmol)、テトラキス
(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0.25g)、炭酸カリウム(2.7
5g、21mmol)、水(10mL)およびジメトキシエタン(50mL)か
ら調製して、表題の化合物(1g、54%)、m.p.130−132℃を生じ
た。1H NMR(DMSO−d6)δ10.56(s、1H)、7.92(s、
1H)、7.52−7.51(d、1H、J=1.2Hz)、7.32−7.2
9(dd、1H、J=1.5Hz)、6.98−6.96(d、1H、J=8.
0Hz)、2.64−2.59(t、2H)、1.99−1.86(m、2H)
、1.70−1.50(m、11H)、1.32−1.22(m、2H)、0.
86−0.82(t、3H);MS(APCI(+))m/z 365[M+H
+;IR(KBr)1620、1700;2200cm-1;元素分析、C222 42OS・1/4H2Oの計算値。C、71.61;H、6.69;N、7.5
9。実測値:C、71.13;H、6.61;N、6.91。 実施例100 5−(3−クロロフェニル)−4−メチルスピロ[シクロヘキサン−1,3−[
3H]インドル]−2(1H)−オン N2下の無水THF(100mL)の中の4−メチル−2−オキシインドール
(3.0g、20.2mmol)(Tett、1966、22、10、3337
−43)の−25℃の溶液に、N,N,N’,N’−テトラメチルエチレンジア
ミン(8.0mL、51.0mmol)を添加し、次いでn−ブチルリチウム(
ヘキサン中10.0M、5.1mL、51.0mmol)を一滴ずつ添加する。
30分後、3(mL)のTHF中の1,5−ジイオペンタンの溶液(9.2mL
、61.0mmol)を添加し、そして反応混合物をRTに加温しかつ14時間
攪拌させた。反応混合物を水中に注ぎ、EtOAcで抽出し(2回)、合わせら
れた有機層を希HCl(pH1)、水(2回)で洗浄し、乾燥し(MgSO4
かつ蒸発させた。残渣をカラムクロマトグラフィー(SiO2、酢酸エチル:ヘ
キサン 1:4)により精製して、生成物(3.2g、15mmol、74%)
を黄褐色固形物として生じた:1H NMR(CDCl3)δ1.2−1.45(
m、1H)、1.55−1.75(m、4H)、1.85−1.95(d、J=
13Hz、1H)、2.05−2.35(m、4H)、2.47(s、3H)、
6.72(dd、J=8.1、1.0Hz、1H)、6.95(dd、J=8.
1、8.0Hz、1H)、7.32(dd、J=8.0、1.0Hz、1H)、
8.6(br s、1H)。
【0177】 5−ブロモ−4−メチルスピロ[シクロヘキサン−1,3−[3H]インドル
]−2(1H)−オン。酢酸ナトリウム(0.28g、3.4mmol)を含む
CHCl3(10mL)中の上のオキシインドール(0.44g、2.0mmo
l)の溶液を0℃に冷却し、そしてCHCl3(4mL)中の臭素(0.11m
L、2.0mmol)で処理する。30分後、混合物をRTに加温し、そして追
加の1時間攪拌する。反応混合物を飽和炭酸水素ナトリウム溶液中に注ぎ、そし
てEtOAcで抽出し(2回)、合わせられた有機層を水、飽和炭酸水素ナトリ
ウム溶液、水で洗浄し、乾燥し(MgSO4)かつ蒸発させて灰白色固形物を生
じ、これをカラムクロマトグラフィー(SiO2、酢酸エチル:ヘキサン 2:
4)により精製して(0.2g、0.7mmol、35%)の生成物を生じた: 1 H NMR(CDCl3)δ1.2−1.45(m、1H)、1.55−1.7
5(m、4H)、1.85−1.95(d、J=13Hz、1H)、2.05−
2.35(m、4H)、2.47(s、3H)、6.62(d、J=8.0Hz
、1H)、7.4(d、J=8.0Hz、1H)、8.47(br s、1H)
【0178】 5−(3−クロロフェニル)−4−メチルスピロ[シクロヘキサン−1,3−
[3H]インドル]−2(1H)−オン。ジメトキシエタン(10mL)中の上
の5−ブロモ−4−メチルオキシインドール(0.1g、0.34mmol)お
よびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0.05g、0.04
mmol)の溶液をN2下に20分間攪拌した。その後、この混合物に、3−ク
ロロフェニルホウ素酸(0.065g、0.41mmol)および水(3mL)
中炭酸ナトリウム(0.1g、1.0mmol)を添加した。溶液を6時間還流
にし、その後RTに冷却し、水中に注ぎかつEtOAcで抽出した(3回)。合
わせられた有機抽出物を水、塩水で洗浄し、乾燥し(MgSO4)かつ蒸発させ
た。残渣をカラムクロマトグラフィー(SiO2、酢酸エチル:ヘキサン 1:
3)により精製して、副題を付けられた化合物(0.077g、0.2mmol
、70%)を黄色固形物として生じた:m.p.164−165℃;1H NM
R(CDCl3)δ1.25−1.4(m、1H)、1.6−1.7(m、3H
)、1.78(d、J=12.0Hz、2H)、1.9(d、J=13.0Hz
、1H)、2.1−2.35(m、3H)、2.49(s、3H)、6.75(
d、J=7.9Hz、1H)、7.1(d、J=7.9Hz、1H)、7.15
−7.18(m、1H)、7.26−7.35(m、3H)、7.88(br
s、1H);13C−NMR(CDCl3) 16.71(q)、20.7、25
.5、29.9(t)、48.5(s)、107.1、127.0、128.0
、129.4、129.5、130(d)、132.2、133.0、134.
0、136.6、140.1、144、182.6(s);MS(EI)m/z
326、(M+H)+w/1 Cl。 実施例101 5−(1,2−ジヒドロ−2−オキソスピロ[シクロヘキサン−1,3−[3H
]インドル]−5−イル)−1H−3−ニトロピロール−2−カルボニトリル 0℃のTFA(5mL)中の2−シアノ−5−(4,4−ジメチル−2−オキ
ソ−1,4−ジヒドロ−2H−3,1−ベンゾキサジン−6−イル)−1H−ピ
ロール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.11g、2.6mmol)の溶
液に硝酸銀(1.1等量、49mg、2.86mmol)を添加した。5分後、
反応を氷上に注ぎ、DCM(5mL)を添加し、そして層を分離した。水層をD
CM(3×5mL)で抽出し、そして合わせられた有機層を塩水で洗浄し、Mg
SO4で乾燥しかつ真空中で濃縮した。残渣を、40%酢酸エチル/ヘキサンで
溶出するシリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィーにより、白色固形
物としての5−(1,2−ジヒドロ−2−オキソスピロ[シクロヘキサン−1,
3−[3H]インドル]−5−イル)−1H−3−ニトロピロール−2−カルボ
ニトリル(20mg、21%)に精製した。1H NMR(400MHz、d6
DMSO)δ1.4−1.9(10H、m)、6.94(d、1H、J=8.1
Hz)、7.47(dd、1H、J=8.1、1.75Hz)、7.73(s、
1H)、7.75(d、1H、J=1.75Hz)、10.6(s、1H)、1
3.4(s、1H)。m/z(ES)335(M−H)-。元素分析、C1816
43の計算値、C、64.3、H、4.79、N、16.7。実測値、C、6
2.2、H、5.20、N、15.1。 実施例102 5−(2−ニトロ−1H−ピロル−3−イル)スピロ[シクロヘキサン−1,3
−[3H]インドル]−2(1H)−オン。
【0179】 J.Med.Chem.1983、26、p.800に記述される手順に従っ
て、無水コハク酸(2.0g、20mmol)およびスピロ[シクロヘキサン−
1,3−[3H]インドル]−2(1H)−オン(4.03g、20mmol)
が、4−オキソ−4−(1,2−ジヒドロ−2−オキソスピロ[シクロヘキサン
−1,3−[3H]インドル]−5−イル)ブタン酸(100%)を生じた。1
H NMR(d6−DMSO、300MHz)δ1.5−2.0(m、10H)
、2.56(t、1H、J=6Hz)、3.20(t、1H、J=6Hz)、6
.95(d、1H、J=8.1Hz)、7.91(d、1H、J=8.1Hz)
、8.0(s、1H)、10.7(s、1H)、12.1(s、1H)。MS(
EI)m/z 300(M−H)-
【0180】 J.Org.Chem.1984、p.3840に記述される手順に従って、
4−オキソ−4−(1,2−ジヒドロ−2−オキソスピロ[シクロヘキサン−1
,3−[3H]インドル]−5−イル)ブタン酸(5.64g、18mmol)
および硝酸タリウムが、ジメチル−2−(1,2−ジヒドロ−2−オキソスピロ
[シクロヘキサン−1,3−[3H]インドル]−5−イル)スクシネート(7
.95g、18mmol)を白色粉末(71%)として生じた。1H NMR(
6−DMSO、300MHz)δ1.44−1.84(m、1H)、2.68
(dd、1H、J=4.97、16.9Hz)、3.06(dd、1H、J=1
6.9、10.5Hz)、3.5(s、6H)、4.03(dd、1H、J=4
.9、10.5Hz)、6.78(d、1H、J=7.9Hz)、7.07(d
、1H、J=7.9Hz)、7.39(s、1H)、10.31(s、1H)。
MS(EI)m/z 346(M+H)+
【0181】 THF(30mL)中のジメチル−2−(1,2−ジヒドロ−2−オキソスピ
ロ[シクロヘキサン−1,3−[3H]インドル]−5−イル)スクシネート(
2.0g、6.0mmol)の溶液にLiBH4(2.5等量、0.33g、1
5mmol)を添加した。溶液を1.5時間還流し、冷却しそして1N HCl
の慎重な添加によりクエンチした。水層をDCM(3×10mL)で抽出し、そ
して合わせられた有機層を塩水で洗浄し、MgSO4で乾燥し、そして5% M
eOH/酢酸エチルで溶出するシリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフ
ィーにより精製して、2−(1,2−ジヒドロ−2−オキソスピロ[シクロヘキ
サン−1,3−[3H]インドル]−5−イル)ブタン−1,4−ジオール(7
8g、47%)のを白色固形物として生じた。1H NMR(300MHz、d6 −DMSO)δ1.53−1.60(m、1H)、1.72(m、2H)、1.
93(m、7H)、2.69(m、1H)、3.26(m、2H)、3.46(
t、2H、J=5.8Hz)、4.35(t、1H、J=5.2Hz)、4.5
5(t、1H、J=5.2Hz)、6.70(d、1H、J=7.8Hz)、6
.94(d、1H、J=7.8Hz)、7.03(s、1H)、10.2(s、
1H)。m/z(ES)276(M+H)+。元素分析、C1621NO3の計算値
、C、96.79、H、7.69、N、5.09。実測値、C、70.02、H
、7.64、N、5.02。
【0182】 −78℃のDCM(40mL)中の塩化オキザリル(4等量、1.0mL、1
1mmol)をDMSO(8等量、1.62mL、22mmol)で処理した。
2分後、DMSO:DCM(1:3、5mL)中の2−(1,2−ジヒドロ−2
−オキソスピロ[シクロヘキサン−1,3−[3H]インドル]−5−イル)ブ
タン−1,4−ジオール(1等量、0.78g、2.9mmol)の溶液を添加
し、次いで15分後、トリエチルアミン(18等量、7.2mL、52mmol
)を添加した。溶液を冷却浴から取り出し、そして室温に達せさせた。セライト
を通して溶液を濾過し、真空中で濃縮しそしてMeOH(10mL)に再溶解し
た。大過剰の酢酸アンモニウムを添加し、そして溶液を60℃に1時間加熱し、
その後冷蔵庫中で16時間保存した。溶液をDCMと水との間で分配した。層を
分離し、そして水層をDCM(3×10mL)で抽出し、そして合わせられた有
機層を塩水で洗浄し、MgSO4で乾燥し、そして60%酢酸エチル/ヘキサン
で溶出するシリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して
、5−(1H−ピロル−3−イル)スピロ[シクロヘキサン−1,3−[3H]
インドル]−2(1H)−オン(0.12g、19%)を白色固形物として生じ
た。1H NMR(300MHz、d6−DMSO)δ1.79−1.83(m、
2H)、1.95(m、6H)、6.37(s、1H)、6.73(m、2H)
、7.13(s、1H)、7.29(d、1H、J=8Hz)、10.17(s
、1H)、10.83(s、1H)。m/z(ES)253(M+H)+
【0183】 −40℃のDCM:MeCN(1:1、5mL)中の与えられた5−(1H−
ピロル−3−イル)スピロ[シクロヘキサン−1,3−[3H]インドル]−2
(1H)−オン(45mg、0.17mmol)の溶液に、硝酸銀(1.1等量
、32mg、0.19mmol)およびMeCN(0.5mL)中塩化アセチル
(1.1等量、.01mL、0.19mmol)の溶液を連続的に添加した。1
時間後、冷却浴を除去し、そして反応を16時間攪拌させた。DCM(20mL
)を添加し、そしてセライトを通して懸濁物を濾過し、飽和水性NaHCO3
よび塩水で連続的に洗浄し、MgSO4で乾燥しかつ真空中で濃縮した。40%
酢酸エチル/ヘキサンで溶出するシリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラ
フィーにより残渣を精製して、5−(2−ニトロ−1H−ピロル−3−イル)ス
ピロ[シクロヘキサン−1,3−[3H]インドル]−2(1H)−オン(20
mg、40%)を黄色粉末として生じた。1H NMR(300MHz、d6−D
MSO)δ1.63−1.95(m、10J)、6.44(t、1H、J=2.
69Hz)、6.97(d、1H、J=8.1Hz)、7.22(t、1H、J
=2.9Hz)、7.44(dd、1H、J=8.1、1.7Hz)、7.79
(d、1H、J=1.4Hz)、9.39(s、1H)、11.85(s、1H
)。m/z 310(M−H)-。 実施例103 5−(4−クロロフェニル)スピロ[シクロヘキサン−1,3−[3H]インド
ル]−2(1H)−オン 表題の化合物は、実施例18の方法に従って、CAT−817819(1.9
g、7.8mmol)および4−ブロモクロロベンゼン(1.0g、5.2mm
ol)から調製して、生成物(0.68g、42%)を灰白色固形物として生じ
た:mp.226−229℃;1H NMR(DMSO−d6)δ10.41(b
r s、1H)、7.68−7.63(m、3H)、7.49−7.46(m、
3H)、6.93(d、1H、J=8.0Hz)、1.99−1.82(m、2
H)、1.76−1.51(m、8H);MS(EI)m/z 311/313
[M]+;C1918ClONはC、73.19;H、5.82;N、4.49を
必要とする;実測値C、73.13;H、5.68;N、4.40。 実施例104 5−(2−クロロフェニル)スピロ[シクロヘキサン−1,3−[3H]インド
ル]−2(1H)−オン 表題の化合物は、実施例18の方法に従って、CAT−817819(1.9
g、7.8mmol)および2−ブロモクロロベンゼン(1.0g、5.2mm
ol)から調製して、表題の化合物(0.68g、42%)を灰白色固形物とし
て生じた:mp.174−175℃;1H NMR(DMSO−d6)δ10.4
3(br s、1H)、7.56−7.52(m、2H)、7.43−7.33
(m、3H)、7.25(dd、1H、J=8.0および1.7Hz)、6.9
3(d、1H、J=8.0Hz)、1.92−1.79(m、2H)ならびに1
.77−1.43(m、8H);MS(EI)m/z 311/313[M]+
;元素分析、C1918ClONの計算値:C、73.19;H、5.82;N、
4.49;実測値C、73.10;H、5.86;N、4.30。 実施例105 5−(1,2−ジヒドロ−2−オキソスピロ[シクロペンタン−1,3−[3H
]インドル]−5−イル)−2−フランカルボニトリル 表題の化合物は、実施例18の方法に従って、CAT−830083(0.9
g、3.9mmol)および5−シアノフランカルボニトリル(0.5g、2.
6mmol)から調製して、表題の化合物(0.35、49%)を灰白色固形物
として生じた:mp.193−194℃;1H NMR(DMSO−d6)δ10
.55(br s、1H)、7.69−7.63(m、3H)、7.15(d、
1H、J=3.8Hz)、6.92(d、1H、J=8.1Hz)、2.00−
1.83(m、8H);MS(ESI(−))m/z 277[M−H]-。元
素分析、C171422の計算値:C、73.73;H、5.07;N、10.
07;実測値C、73.01;H、4.98;N、9.69。
【0184】 本明細で引用される全部の刊行物は本明細書に引用により本明細書に組み込ま
れる。本発明はとりわけ好ましい態様に関して記述したが、本発明の技術思想か
ら離れることなく改変を行うことができることが認識されるであろう。こうした
改変は、付属として付けられる請求の範囲の範囲内にあることを意図している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // C07D 209/34 C07D 209/34 209/96 209/96 401/04 401/04 405/04 405/04 409/04 409/04 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT,AU, AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,C N,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DZ,EE ,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,HR, HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,K P,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU ,LV,MA,MD,MG,MK,MN,MW,MX, NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,S G,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ ,UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 ジ,リン アメリカ合衆国カリフオルニア州92129サ ンデイエゴ・ローンロード7794 (72)発明者 ジヨーンズ,トツド・ケイ アメリカ合衆国カリフオルニア州92075ソ ラナビーチ・マービユードライブ546 (72)発明者 テグリー,クリストフアー・エム アメリカ合衆国カリフオルニア州91360サ ウザンドオークス・サンダーヘツドストリ ート478 (72)発明者 フエンサム,アンドリユー アメリカ合衆国ペンシルベニア州19087ウ エイン・トレフアニーレーン779 (72)発明者 ミラー,ロリ・エル アメリカ合衆国ペンシルベニア州19087ウ エイン・メドウブルツクロード72 (72)発明者 ウルリヒ,ジヨン・ダブリユー アメリカ合衆国ペンシルベニア州19341エ クストン・ミステイオータムドライブ317 (72)発明者 ベンダー,レインホルド・エイチ・ダブリ ユー アメリカ合衆国ペンシルベニア州19481バ リーフオージ・オークウツドレーン101 (72)発明者 ツアング,プエン アメリカ合衆国ペンシルベニア州19403オ ードウボン・オリオールコート7004 (72)発明者 ブローベル,ジエイ・イー アメリカ合衆国ニユージヤージイ州08648 ローレンスビル・ローズツリーレーン15 (72)発明者 エドワーズ,ジエイムズ・ピー アメリカ合衆国カリフオルニア州92129サ ンデイエゴ・ヘスビーコート8723 Fターム(参考) 4C063 AA01 BB01 CC08 CC12 CC75 CC92 DD04 DD08 EE01 4C086 AA01 AA02 AA03 BC10 BC13 BC17 GA02 GA04 GA07 GA08 MA01 MA04 NA14 ZA86 4C204 BB01 CB03 CB27 CB28 DB01 DB30 EB01 EB02 EB03 FB01 FB03 GB11 GB13 GB14

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出産年齢の女性に、連続28日間: a)プロゲステロン活性において約35ないし約100μgのレボノルゲストレ
    ルに等しいプロゲステロン剤の14から24までの1日投薬量単位の第一相; b)式1: 【化1】 (式中: R1およびR2は、H、アルキル、置換アルキル;OH;O(アルキル);O(置
    換アルキル);OAc;アリール;場合によっては置換されるアリール;ヘテロ
    アリール;場合によっては置換されるヘテロアリール;アルキルアリール;アル
    キルヘテロアリール;1−プロピニル;もしくは3−プロピニルから独立に選ば
    れるか: あるいは、R1およびR2は結合されて、以下すなわち−CH2(CH2nCH2
    ;−CH2CH2CMe2CH2CH2−;−O(CH2mCH2−;O(CH2p
    ;−CH2CH2OCH2CH2−;または−CH2CH2N(Hもしくはアルキル)
    CH2CH2−の1つを含んで成る環を形成するか; あるいは、R1およびR2は、CMe2、C(シクロアルキル)、O、もしくはC
    (シクロエーテル)への二重結合を含んで成り; nは0から5までの整数であり; mは1から4までの整数であり; pは1から4までの整数であり; R3はH、OH、NH2、C1ないしC6アルキル、置換C1ないしC6アルキル、C 3 ないしC6アルケニル、アルキニルもしくは置換アルキニルまたはCORAから
    選択され; RAは、H、C1ないしC3アルキル、置換C1ないしC3アルキル、C1ないしC3
    アルコキシ、置換C1ないしC3アルコキシ、C1ないしC3アミノアルキル、もし
    くは置換C1ないしC3アミノアルキルから選択され; R4は、H、ハロゲン、CN、NH2、C1ないしC6アルキル、置換C1ないしC6 アルキル、C1ないしC6アルコキシ、置換C1ないしC6アルコキシ、C1ないし
    6アミノアルキルもしくは置換C1ないしC6アミノアルキルから選択され; R5は基a)、b)もしくはc): a)R5は、下に示されるような置換基X、YおよびZを含有する三置換ベンゼ
    ン環であり: 【化2】 ここで: Xはハロゲン、OH、CN、C1ないしC3アルキル、置換C1ないしC3アルキル
    、C1ないしC3アルコキシ、置換C1ないしC3アルコキシ、C1ないしC3チオア
    ルキル、置換C1ないしC3チオアルキル、S(O)アルキル、S(O)2アルキ
    ル、C1ないしC3アミノアルキル、置換C1ないしC3アミノアルキル、NO2
    1ないしC3パーフルオロアルキル、1ないし3個のヘテロ原子を含有する5も
    しくは6員の複素環、CORB、OCORBまたはNRCCORBの群から選択され
    ; RBは、H、C1ないしC3アルキル、置換C1ないしC3アルキル、アリール、置
    換アリール、C1ないしC3アルコキシ、置換C1ないしC3アルコキシ、C1ない
    しC3アミノアルキルもしくは置換C1ないしC3アミノアルキルであり; RCはH、C1ないしC3アルキルもしくは置換C1ないしC3アルキルであり; YおよびZは、H、ハロゲン、CN、NO2、C1ないしC3アルコキシ、C1ない
    しC3アルキルもしくはC1ないしC3チオアルキルから独立に選択されるか; あるいは b)R5は、O、S、SO、SO2もしくはNR6から選択される1、2もしくは
    3個のヘテロ原子を含みかつH、ハロゲン、CN、NO2およびC1ないしC3
    ルキル、C1ないしC3アルコキシ、C1ないしC3アミノアルキル、CORDもし
    くはNRECORDの群からの1もしくは2個の独立の置換基を含有する5もしく
    は6員の複素環であり; RDは、H、C1ないしC3アルキル、置換C1ないしC3アルキル、アリール、置
    換アリール、C1ないしC3アルコキシ、置換C1ないしC3アルコキシ、C1ない
    しC3アミノアルキルもしくは置換C1ないしC3アミノアルキルであり; REはH、C1ないしC3アルキルもしくは置換C1ないしC3アルキルであり; R6はHもしくはC1ないしC3アルキルであるか;あるいは c)R5はインドル−4−イル、インドル−7−イルもしくはベンゾ−2−チオ
    フェン部分であり、該部分はハロゲン、低級アルキル、CN、NO2、低級アル
    コキシもしくはCF3から選択される1から3個までの置換基により場合によっ
    ては置換される、 から選択される) の抗黄体ホルモン化合物;あるいはその製薬学的に許容できる塩の約2から50
    mgまでの1日投薬量の1から11までの1日投薬量単位の第二相;ならびに c)場合によっては、抗黄体ホルモン、プロゲスチンもしくはエストロゲンが投
    与されない連続28日の残存する日の間の経口でかつ製薬学的に許容できるプラ
    セボの1日投薬量単位の第三相であって;ここで第一、第二および第三相の総1
    日投薬量単位が28に等しい、 を投与することを含んで成る避妊方法。
  2. 【請求項2】 プロゲステロン剤がレボノルゲストレルでありかつ抗黄体ホ
    ルモン化合物が構造: 【化3】 (ここで: R5は下に示されるような置換基XおよびYを含有する二置換ベンゼン環であり
    : 【化4】 Xは、ハロゲン、CN、C1ないしC3アルコキシ、C1ないしC3アルキル、NO 2 、C1ないしC3パーフルオロアルキル、1ないし3個のヘテロ原子を含有する
    5員の複素環、もしくはC1ないしC3チオアルコキシの群から採られ;ならびに
    Yは、H、ハロゲン、CN、NO2、C1ないしC3アルコキシ、C1ないしC4
    ルキルもしくはC1ないしC3チオアルキルの群から選択される、二置換ベンゼン
    環の4’もしくは5’位の置換基である); またはその製薬学的に許容できる塩 を有する、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 プロゲステロン剤がレボノルゲストレルでありかつ抗黄体ホ
    ルモン化合物が構造: 【化5】 (ここで、R5は、構造: 【化6】 をもつ5員環であり UはO、SもしくはNR6であり、 R6はHもしくはC1ないしC3アルキル、C1ないしC4CO2アルキルであり、 X’は、ハロゲン、CN、NO2、C1ないしC3アルキルもしくはC1ないしC3
    アルコキシの群から選択されるが;但し、X’がCNである場合、UはNR6
    なく; Y’はH、F、CN、NO2もしくはC1ないしC4アルキルから選択される);
    またはその製薬学的に許容できる塩 を有する、請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 プロゲステロン剤がレボノルゲストレルでありかつ抗黄体ホ
    ルモンが構造: 【化7】 (ここで: R5は示される構造をもつ6員環であり 【化8】 ここで: X1はNもしくはCX2であり、 X2はハロゲン、CNもしくはNO2である) を有する化合物; またはその製薬学的に許容できる塩 である、請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 抗黄体ホルモンが: i)5−(3−ニトロフェニル)−1,3−ジヒドロインドル−2−オン; ii)3−メチル−5−(3−ニトロフェニル)−1,3−ジヒドロインドル−
    2−オン; iii)5−(3−メトキシフェニル)−3,3−ジメチル−1,3−ジヒドロ
    インドル−2−オン; iv)5−(3−クロロフェニル)−3,3−ジメチル−1,3−ジヒドロイン
    ドル−2−オン; v)3,3−ジメチル−5−(3−ニトロフェニル)−1,3−ジヒドロインド
    ル−2−オン; vi)5−(3−クロロフェニル)−3−エチル−1,3−ジヒドロインドル−
    2−オン; vii)5−(3−クロロフェニル)−3,3−ジエチル−1,3−ジヒドロイ
    ンドル−2−3,3−ジエチルインドル−2−オン; vii)5−(3−クロロフェニル)−3−メトキシ−3−メチル−1,3−ジ
    ヒドロインドル−2−オン; viii)5−(3−クロロフェニル)−3−メトキシ−3−プロプ−1−イニ
    ル−1,3−ジヒドロインドル−2−オン;もしくは ix)5−(3−クロロフェニル)−1,3−ジヒドロインドル−2−オン; またはその製薬学的に許容できる塩 の群から選択される、請求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】 抗黄体ホルモンが: i)3−(1’,2’−ジヒドロ−2’−オキソスピロ[シクロヘキサン−1,
    3’−[3H]インドル−5’−イル)ベンズアルデヒド; ii)3−(1’,2’−ジヒドロ−2’−オキソスピロ[シクロヘキサン−1
    ,3’−[3H]インドル−5’−イル)ベンズアルデヒドオキシム; iii)3−(1’,2’−ジヒドロ−2’−オキソスピロ[シクロヘキサン−
    1,3’−[3H]インドル−5’−イル)ベンズアルデヒドメチルオキシムエ
    ーテル; iv)3−(1’,2’−ジヒドロ−2’−オキソスピロ[シクロヘキサン−1
    ,3’−[3H]インドル−5’−イル]ピリジンカルボニトリル; v)3−(1,2−ジヒドロ−2−オキソスピロ[シクロヘキシアン−1,3−
    [3H]インドル]−5−イル)アニリン; vi)4−(1,2−ジヒドロ−2−オキソスピロ[シクロヘキサン−1,3−
    [3H]インドル]−5−イル)−2−チオフェンカルボニトリル; vii)5−(1’,2’−ジヒドロ−2’−オキソスピロ[シクロヘキサン−
    1,3’−[3H]インドル]−5’−イル)チオフェン−3−カルボニトリル
    ; viii)2−(1’,2’−ジヒドロ−2’−オキソスピロ[シクロヘキサン
    −1,3’−[3H]インドル]−5’−イル)チオフェン−2−カルボニトリ
    ル;もしくは ix)5−(1’,2’−ジヒドロ−2’−オキソスピロ[シクロヘキサン−1
    ,3’−[3H]インドル]−5’−イル)−3−フランカルボニトリル; またはその製薬学的に許容できる塩 の群から選択される、請求項1記載の方法。
  7. 【請求項7】 抗黄体ホルモンが: i)3−(1’,2’−ジヒドロ−2’−オキソスピロ[シクロヘキサン−1,
    3’−[3H]インドル−5’−イル)ベンゾニトリル; ii)3−(1,2−ジヒドロ−2−オキソスピロ[シクロヘキサン−1,3−
    [3H]インドル]−5−イル)−5−フルオロベンゾニトリル; iii)3−(1,2−ジヒドロ−2−オキソスピロ[シクロヘキサン−1,3
    −[3H]インドル]−5−イル)−4−フルオロベンゾニトリル; iv)3−(1’−ジエトキシメチル−1’,2’−ジヒドロ−2’−オキソス
    ピロ[シクロヘキサン−1,3’−[3H]インドル]−5’−イル)−5−フ
    ルオロベンゾニトリル; v)3−(7’−ブロモ−1’,2’−ジヒドロ−2’−オキソスピロ[シクロ
    ヘキサン−1,3’−[3H]インドル]−5’−イル)−5−フルオロベンゾ
    ニトリル; vi)3−(7’−ニトロ−1’,2’−ジヒドロ−2’−オキソスピロ[シク
    ロヘキサン−1,3’−[3H]インドル]−5’−イル)−5−フルオロベン
    ゾニトリル; vii)3−(7’−アミノ−1’,2’−ジヒドロ−2’−オキソスピロ[シ
    クロヘキサン−1,3’−[3H]インドル]−5’−イル)−5−フルオロベ
    ンゾニトリル; viii)4−(1,2−ジヒドロ−2−オキソスピロ[シクロヘキサン−1,
    3−[3H]インドル]−5−イル)−2−フランカルボニトリル; ix)2−フルオロ−4−(1’,2’−ジヒドロ−2’−オキソスピロ[シク
    ロヘキサン−1,3’−[3H]インドル−5’−イル)ベンズアルデヒドオキ
    シム;もしくは x)3−(1’,2’−ジヒドロ−2’−オキソスピロ[シクロヘキサン−1,
    3’−[3H]インドル−5’−イル)フェニルアセトニトリル; またはその製薬学的に許容できる塩 の群から選択される、請求項1記載の方法。
  8. 【請求項8】 抗黄体ホルモンが: i)5−(3−クロロフェニル)スピロ[シクロヘキサン−1,3−[3H]イ
    ンドル]−2(1H)−オン; ii)5’−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)スピロ[シクロヘキサン−
    1,3’−[3H]インドル]−2’(1’H)−オン; iii)5’−(3−フルオロフェニル)スピロ[シクロヘキサン−1,3’−
    [3H]インドル]−2’(1’H)−オン; iv)5’−(3,5−ジフルオロフェニル)スピロ[シクロヘキサン−1,3
    ’−[3H]インドル]−2’(1’H)−オン; v)5−(3,4−ジフルオロフェニル)スピロ[シクロヘキサン−1,3−[
    3H]インドル]−2(1H)−オン; vi)5−[3−(メチルチオ)フェニル]スピロ[シクロヘキサン−1,3−
    [3H]インドル]−2(1H)−オン; vii)5’−[3−(メチスルフィニルフェニル]スピロ[シクロヘキサン−
    1,3’−[3H]インドル]−2’(1’H)−オン; viii)5−[3−(メチスルホニル)フェニル]スピロ[シクロヘキサン−
    1,3−[3H]インドル]−2(1H)−オン; ix)5’−(3−クロロ−5−フルオロフェニル)スピロ[シクロヘキサン−
    1,3’−[3H]インドル]−2’(1’H)−オン; x)5’−(5−ニトロ−1H−ピロル−2−イル)スピロ[シクロヘキサン−
    1,3’−[3H]インドル]−2’(1’H)−オン;もしくは xi)5−(3−フルオロ−4−ニトロフェニル)スピロ[シクロヘキサン−1
    ,3−[3H]インドル]−2(1H)−オン; またはその製薬学的に許容できる塩 の群から選択される、請求項1記載の方法。
  9. 【請求項9】 抗黄体ホルモンが: i)5−(3−ブロモ−5−フルオロフェニル)スピロ[シクロヘキサン−1,
    3−[3H]インドル]−2(1H)−オン; ii)5’−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)スピロ[シクロヘキサン−
    1,3’−[3H]インドル]−2’(1’H)−オン; iii)5’−(3−ニトロフェニル)スピロ[シクロヘキサン−1,3’−[
    3H]インドル]−2’(1’H)−オン; iv)5−(3−フルオロ−5−ニトロフェニル)スピロ[シクロヘキサン−1
    ,3−[3H]インドル]−2(1H)−オン; v)5’−(3−ヒドロキシフェニル)スピロ[シクロヘキサン−1,3’−[
    3H]インドル]−2’(1’H)−オン; vi)5−[4−フルオロ−3−ニトロフェニル]スピロ[シクロヘキサン−1
    ,3−[3H]インドル]−2(1H)−オン; vii)5−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)スピロ[シクロヘキサン−
    1,3−[3H]インドル]−2(1H)−オン; viii)5’−(4−シアノ−3−フルオロフェニル)スピロ[シクロヘキサ
    ン−1,3’−[3H]インドル]−2’(1’H)−オン; ix)2,3,5,6−テトラヒドロ−5−(3−ニトロフェニル)スピロ[3
    H−インドール−3,4−[4H]ピラン]−2(1H)−オン; x)5’−(ピリミジン−5−イル)スピロ[シクロヘキサン]−1,3’−[
    3H]インドル−2’(1H)−オン; xi)5’−(1H−インドル−4−イル)スピロ[シクロヘキサン−1,3’
    −[3H]インドル]−2’(1’H)−オン; xii)5−(5−クロロ−2−チエニル)スピロ[シクロヘキサン−1,3−
    [3H]インドル]−2(1H)−オン; xiii)5−(5−アセチル−2−チエニル)スピロ[シクロヘキサン−1,
    3−[3H]インドル]−2(1H)−オン;もしくは xiv)5’−(5−ニトロ−1−メチルピロル−2−イル)スピロ[シクロヘ
    キサン−1,3’−[3H]インドル]−2’(1’H)−オン; またはその製薬学的に許容できる塩 の群から選択される、請求項1記載の方法。
  10. 【請求項10】 抗黄体ホルモンが: i)5−(2’−オキソ−2’,3’−ジヒドロスピロ[シクロヘキサン−1,
    3’−[3H]インドル]−5’イル−2−チオフェンカルボニトリル; ii)4−メチル−5−(2’−オキソ−2’,3’−ジヒドロスピロ[シクロ
    ヘキサン−1,3’−[3H]インドル−5’−イル)−2−チオフェンカルボ
    ニトリル; iii)4−エチル−5−(2’−オキソ−2’,3’−ジヒドロスピロ[シク
    ロヘキサン−1,3’−[3H]インドル]−5’−イル)−2−チオフェンカ
    ルボニトリル; iv)5−(2’−オキソ−2’,3’−ジヒドロスピロ[シクロヘキサン−1
    ,3’−[3H]インドル]−5’イル−2−ニトロチオフェン; v)5’−(3−クロロフェニル)スピロ[4,4−ジメチルシクロヘキサン−
    1’,3’−[3H]インドル]−2’(1’H)−オン; vi)5’−(3−ニトロフェニル)スピロ[4,4−ジメチルシクロヘキサン
    −1’,3’−[3H]インドル]−2’(1’H)−オン; vii)2−フルオロ−3−(1’,2’−ジヒドロ−2’−オキソスピロ[シ
    クロヘキサン−1,3’−[3H]インドル−5’−イル)ベンズアルデヒドオ
    キシム; viii)5’−(5−クロロ−3−メチルベンゾ[b]チエン−2−イル)ス
    ピロ[シクロヘキサン−1,3’−[3H]インドル]−2’(1’H)−オン
    ;もしくは ix)5−[4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]スピロ[シ
    クロヘキサン−1,3−[3H]インドル]−2(1H)−オン; またはその製薬学的に許容できる塩 の群から選択される、請求項1記載の方法。
  11. 【請求項11】 抗黄体ホルモンが: i)5’−(4−シアノ−3−フルオロフェニル)スピロ[シクロペンタン−1
    ,3’−[3H]インドル]−2’(1’H)−オン; ii)5’−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)スピロ[シクロペンタン−
    1,3’−[3H]インドル]−2’(1’H)−オン; iii)5’−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)スピロ[シクロペンタン
    −1,3’−[3H]インドル]−2’(1’H)−オン; iv)5’−(3−シアノフェニル)スピロ[シクロペンタン−1,3’−[3
    H]インドル]−2’(1’H)−オン; v)4−(1,2−ジヒドロ−2−オキソスピロ[シクロペンタン−1,3−[
    3H]インドル]−5−イル)−2−チオフェンカルボニトリル; vi)5’−(3−シアノ−5−フルオロフェニル)スピロ[シクロペンタン−
    1,3’−[3H]インドル]−2’(1’H)−オン; vii)4−メチル−5−(2’−オキソ−2’,3’−ジヒドロスピロ[シク
    ロペンタン−1,3’−[3H]インドル−5’−イル)−2−チオフェンカル
    ボニトリル; viii)5−(2’−オキソ−2’,3’−ジヒドロスピロ[シクロペンタン
    −1,3’−[3H]インドル]−5’イル−2−ニトロチオフェン;もしくは
    ix)5’−(3−ニトロフェニル)スピロ[シクロペンタン−1,3’−[3
    H]インドル]−2’(1’H)−オン; またはその製薬学的に許容できる塩 の群から選択される、請求項1記載の方法。
  12. 【請求項12】 抗黄体ホルモンが: i)5−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−3,3−ジメチル−1,3−
    ジヒドロインドル−2−オン; ii)3−(3,3−ジメチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インド
    ル−5−イル)ベンゾニトリル; iii)5−(3,3−ジメチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イン
    ドル−5−イル)−4−メチルチオフェン−2−カルボニトリル; iv)5−(3−クロロ−5−フルオロフェニル)−3,3−ジメチル−1,3
    −ジヒドロインドル−2−オン; v)5−(3−フルオロ−5−ニトロフェニル)−3,3−ジメチル−1,3−
    ジヒドロインドル−2−オン; vi)4−(3,3−ジメチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インド
    ル−5−イル)フラン−2−カルボニトリル; vii)5−(3,3−ジメチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イン
    ドル−5−イル)フラン−2−カルボニトリル; viii)3−(3,3−ジメチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イ
    インドル−5−イル)−5−フルオロベンゾニトリル; ix)2−(3,3−ジメチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インド
    ル−5−イル)−2−ニトロピロール; x)5−(3,3−ジメチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インドル
    −5−イル)チオフェン−2−カルボニトリル; xi)3−(3,3−ジメチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−インド
    ル−5−イル)−2−フルオロベンゾニトリル; xii)2−(3,3−ジメチル−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イン
    ドル−5−イル)ピロール−1−カルボン酸tert−ブチルエステル;もしく
    は xiii)3,3−ジメチル−5−(5−ニトロチオフェン−2−イル)−1,
    3−ジヒドロインドル−2−オン; xiv)5’−(3−クロロフェニル)スピロ[1,3−ジオキソラン−2,3
    ’−[3H]インドル]−2’(1’H)−オン;または xv)5’−(3−クロロフェニル)スピロ[1,3−ジオキサン−2,3’−
    [3H]インドル]−2’(1’H)−オン; あるいはその製薬学的に許容できる塩 の群から選択される、請求項1記載の方法。
  13. 【請求項13】 プロゲステロン剤が、レボノルゲストレル、ノルゲストレ
    ル、デソゲストレル、3−ケトデソゲストレル、ノルエチンドロン、ゲストデン
    、酢酸ノルエチンドロン、ノルゲスチメート、オサテロン、酢酸シプロテロン、
    トリメゲストン、ジエノゲスト、ドロスピレノン、ノメゲストロールもしくは(
    17−デアセチル)ノルゲスチメートの群から選択される、請求項1記載の方法
  14. 【請求項14】 出産年齢の女性に、連続して28日周期にわたって: a)プロゲステロン活性において約35ないし約100μgのレボノルゲストレ
    ルに等しいプロゲステロン剤の21の1日投薬量単位の第一相; b)請求項1記載の抗黄体ホルモン化合物の3の1日投薬量単位の第二相(各1
    日投薬量単位は約2から50mgまでの1日投薬量の抗黄体ホルモン化合物を含
    有する);および c)場合によっては、第一相および第二相の後の28日周期の各日に投与される
    べき経口でかつ製薬学的に許容できるプラセボの4の1日投薬量単位 を投与することを含んで成る、請求項1記載の方法。
  15. 【請求項15】 出産年齢の女性に、連続28日の期間にわたって: a)プロゲステロン活性において約35ないし約100μgのレボノルゲストレ
    ルに等しいプロゲステロン剤、および約10から約35μgまでの1日用量範囲
    のエチニルエストラジオールの18から21までの1日投薬量単位の第一相;な
    らびに b)約2から50mgまでの1日用量の請求項1記載の抗黄体ホルモンの1から
    7までの1日投薬量単位の第二相;ならびに c)場合によっては、連続28日の各残存する日の間の経口でかつ製薬学的に許
    容できるプラセボ を投与することを含んで成る避妊方法。
  16. 【請求項16】 出産年齢の女性に、連続28日の期間にわたって: a)プロゲステロン活性において約35ないし約100μgのレボノルゲストレ
    ルに等しいプロゲステロン剤、および約10から約35μgまでの1日用量範囲
    のエチニルエストラジオールの21の1日投薬量単位の第一相;ならびに b)約2から50mgまでの1日用量の請求項1記載の抗黄体ホルモンの3の1
    日投薬量単位の第二相;ならびに c)場合によっては、経口でかつ製薬学的に許容できるプラセボの4の1日投薬
    量単位の第三相 を投与することを含んで成る、請求項15記載の避妊方法。
  17. 【請求項17】 出産年齢の女性に、連続28日の期間にわたって: a)プロゲステロン活性において約35から約150μgまでのレボノルゲスト
    レルに等しい1日用量のプロゲステロン剤、および約10から約35μgまでの
    1日用量範囲のエチニルエストラジオールを含有する18から21までの1日投
    薬量単位の第一相 b)1から7までの1日用量単位の第二相(各1日用量単位は、2から50mg
    までの濃度の請求項1記載の抗黄体ホルモンおよび約10から約35μgまでの
    濃度のエチニルエストラジオールを含有する);ならびに c)場合によっては、経口でかつ製薬学的に許容できるプラセボの1日投薬量単
    位の第三相(1日投薬量単位の合計が28である) を投与することを含んで成る避妊方法。
  18. 【請求項18】 出産年齢の女性に、連続28日の期間にわたって: a)21の1日投薬量単位の第一相(各1日投薬量単位は、プロゲステロン活性
    において約35ないし約100μgのレボノルゲストレルに等しい1日用量のプ
    ロゲステロン剤、および約10から約35μgまでの1日用量範囲のエチニルエ
    ストラジオールを含有する); b)3の1日用量の第二相(各1日用量単位は、2から50mgまでの濃度の請
    求項1記載の抗黄体ホルモン;および約10から約35μgまでの濃度のエチニ
    ルエストラジオールを含有する);ならびに c)場合によっては、経口でかつ製薬学的に許容できるプラセボの4の1日投薬
    量単位の第三相 を投与することを含んで成る、請求項17記載の避妊方法。
  19. 【請求項19】 a)プロゲステロン活性において約35ないし約150μ
    gのレボノルゲストレルに等しいプロゲステロン剤の14から21までの1日投
    薬量単位の第一相; b)請求項1記載の抗黄体ホルモン化合物の1から11までの1日投薬量単位の
    第二相(各1日投薬量単位は約2から50mgまでの1日投薬量の抗黄体ホルモ
    ン化合物を含有する);ならびに c)経口でかつ製薬学的に許容できるプラセボの1日投薬量単位の第三相 を含んで成り; 第一相、第二相および第三相の1日投薬量単位の総数が28に等しい、 連日の経口投与に適合された製薬学的に有用なキット。
  20. 【請求項20】 a)プロゲステロン活性において約35ないし約150μ
    gのレボノルゲストレルに等しいプロゲステロン剤の21の1日投薬量単位の第
    一相; b)請求項1記載の抗黄体ホルモン化合物の3の1日投薬量単位の第二相(各1
    日投薬量単位は約2から50mgまでの1日投薬量の抗黄体ホルモン化合物を含
    有する);ならびに c)経口でかつ製薬学的に許容できるプラセボの4の1日投薬量単位の第三相 を含んで成る、請求項19記載の連日の経口投与に適合された製薬学的に有用な
    キット。
  21. 【請求項21】 a)プロゲステロン活性において約35ないし約150μ
    gのレボノルゲストレルに等しいプロゲステロン剤、および約10から約35μ
    gまでの1日用量範囲のエチニルエストラジオールの18から21までの1日投
    薬量単位の第一相;ならびに b)約2から50mgまでの1日用量の請求項1記載の抗黄体ホルモンの1から
    7までの1日投薬量単位の第二相;ならびに c)経口でかつ製薬学的に許容できるプラセボの0から9までの1日投薬量単位
    の第三相 を含んで成り、 第一相、第二相および第三相の1日投薬量単位の総数が28に等しい、 連日の経口投与に適合された製薬学的に有用なキット。
  22. 【請求項22】 a)プロゲステロン活性において約35ないし約150μ
    gのレボノルゲストレルに等しいプロゲステロン剤、および約10から約35μ
    gまでの1日用量範囲のエチニルエストラジオールの21の1日投薬量単位の第
    一相;ならびに b)約2から50mgまでの1日用量で投与される請求項1記載の抗黄体ホルモ
    ンの3の1日投薬量単位の第二相;ならびに c)経口でかつ製薬学的に許容できるプラセボの4の1日投薬量単位の第三相 を含んで成る、請求項21記載の連日の経口投与に適合された製薬学的に有用な
    キット。
  23. 【請求項23】 a)18から21までの1日投薬量単位の第一相(各1日
    投薬量単位は、プロゲステロン活性において約35から約150μgまでのレボ
    ノルゲストレルに等しい1日用量のプロゲステロン剤、および約10から約35
    μgまでの1日用量範囲のエチニルエストラジオールを含んで成る) b)1から7までの1日用量単位の第二相(各1日用量単位は、2から50mg
    までの濃度の請求項1記載の抗黄体ホルモン;および約10から約35μgまで
    の濃度のエチニルエストラジオールを含有する);ならびに c)経口でかつ製薬学的に許容できるプラセボの0から9までの1日投薬量単位
    の第三相 を含んで成り、 第一相、第二相および第三相の1日投薬量単位の総数が28に等しい、 連日の経口投与に適合された製薬学的に有用なキット。
  24. 【請求項24】 a)21の1日投薬量単位の第一相(それぞれは、プロゲ
    ステロン活性において約35ないし約150μgのレボノルゲストレルに等しい
    1日用量の本発明のプロゲステロン剤、および約10から約35μgまでの1日
    用量範囲のエチニルエストラジオールを含有する) b)3の1日用量単位の第二相(各1日用量単位は、2から50mgまでの濃度
    の請求項1記載の抗黄体ホルモン;および約10から約35μgまでの濃度のエ
    チニルエストラジオールを含有する);ならびに c)経口でかつ製薬学的に許容できるプラセボの4の1日投薬量単位の第三相 を含んで成る、請求項21記載の連日の経口投与に適合された製薬学的に有用な
    キット。
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