JP2002541777A - 原発性hiv−1分離株のgp140断片の発現 - Google Patents
原発性hiv−1分離株のgp140断片の発現Info
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Abstract
Description
性ヒト免疫不全ウイルス・タイプ1(HIV-1)分離株のエンベロープ遺伝子、gp
140の細胞外断片の発現に関する。
9/256,194号の、一部継続出願である。
結果引き起こされる疾患である。現在、HIV感染からヒト集団を保護すること
ができる有効なワクチンはなく、したがって、効き目のあるHIVワクチンとそ
れを投与するためのプロトコルの開発が緊急に必要である。以前は、化学療法に
よって徹底的に不活性化されたHIV-1粒子、HIV-1のエンベロープ遺伝子(g
p140)全体をコード化するワクシニアベクター、および精製された組換え遺伝
子gp120が、候補HIVワクチンとして評価されていた。不活性化されたHIV
-1ウイルス製剤によって、T細胞で媒介される遅延型過敏症(DTH)反応が人
体に引き起こされ、ワクシニア/gp160およびgp120組換えワクチン候補に
よってウイルス中和抗体が生じるが、これらの免疫原の中で、効き目のあるヒト
HIVワクチンであることを示すものはない(参考文献1、この明細書全体を通し
、本発明が関係する現況技術についてより十分に述べるために、括弧内の様々な
参考文献を参照する。各引用に関する完全な書誌情報を、本明細書の終わりに提
供する。これにより、これらの参考文献の開示を参照により本発明の開示に組み
入れる。)。HIVワクチン技術に対する本発明者の関心は、免疫原性で費用効果
の高いHIV-1 DNAワクチンを開発することであり、それらを単独でまたは
他の形態のHIV-1ワクチン候補と共に使用することによって、HIV-1に対し
てより有効な免疫反応が生じることになると考えることである。
および米国特許第5,639,854号であってそれらの開示が参照により本明細
書に組み込まれている上記特許には、とりわけHIV-1のコアタンパク質、p2
4EのT細胞エピトープの同定および特徴付けが記載されている。さらに、本願
の譲受人に譲渡された付与済みの米国特許第5,749,769号および第5,7
95,955号であってそれらの開示が参照により組み込まれている上記特許に
は、HIV-1のエンベロープまたはコアタンパク質の異なるB細胞エピトープの
アミノ酸配列に結合したp24Eを含む免疫原性合成HIV-1キメラペプチドを
構築する際に、T細胞エピトープを使用することが記載されている。
の免疫原の設計および構築に力が注がれている。この明細書では、本発明者は原
発性HIV-1分離株、HIV-1(BX08)に発現した細胞外エンベロープ断片、
gp140に関心を向けたが、その理由は、このタンパク質がマウスとヒトの両方
の主要組織適合複合体(MHC)クラス1対立遺伝子に拘束されたモチーフに富ん
でいるからである。
て、クラス1結合能力を有するペプチドが発生し、その結果、ウイルス感染した
細胞を殺すことが可能なHIV-1特異CTLを誘発させて、感染を制限すること
が可能になる。
CMVプロモーターの制御下でgp140を発現するプラスミドが、異なるH-2d クラス1遺伝子産物に拘束されたgp140タンパク質の複数のエピトープに対す
るCTL応答を引き起こす際にBALB/cマウスで免疫原性であったということ
を、本発明者が見出したことである。また、セムリキ森林熱ウイルス(SFV)ベ
クターをベースとするプラスミド、すなわちpMP83、pMP84、およびpM
P88も、CMVプロモーターの制御下でgp140遺伝子を必要とし、同様に免
疫原性であることがわかった。
プロモーターの制御下で、原発性HIV-1分離株のgp140の細胞外断片をコー
ド化する遺伝子、好ましくはBX08を含むベクターが提供され、それによって
細胞傷害性T細胞応答が引き起こされる。
ベクターは、好ましくは図1に示すように、プラスミドpCMV.gp140.BX
08の明らかにされた特徴を有するプラスミドベクターでよい。ベクターは、好
ましくはプラスミドpMP88、pMP84、またはpMP83の明らかにされた
特徴を有するプラスミドベクターでもよい。
供される免疫原性組成物を宿主に投与することによって宿主内でHIV-1に細胞
傷害性T細胞応答を発生させる方法を含む。このような免疫原性組成物は、適切
な担体を用いて筋肉内免疫化用に処方することができ、または金の粒子を用いて
遺伝子ガンデリバリー(gene gun delivery)用に処方することができる。
原として使用するときのベクターにも及び、宿主内でHIV-1に細胞傷害性T細
胞応答を発生させるための免疫原を製造する際の、ベクターの使用法にも及ぶ。
するために、組換えDNAの技術を使用して構築される。DNAベースの免疫原
を用いたワクチン接種に関する独自の特徴とは、破壊された細胞全体および処方
されたサブユニット免疫原の使用を必要とする他の形態のワクチン接種であって
研究が行われたケース(参考文献2)の大部分でMHCクラス2拘束型免疫調節応
答を引き起こし易い傾向があるワクチン接種に比べ、このDNAベースの免疫原
の細胞内産物はいったん細胞内に送達されるとMHCクラス1拘束型細胞傷害性
T細胞を誘発するのに好ましいものになることである。したがって本明細書では
、ウイルスやある特定の腫瘍などの細胞内生物体に対する細胞エフェクター応答
の誘発を最適化するために、DNA技術を使用して、ワクチン接種を目的とした
裸のDNA免疫原を構築することが好都合である。DNAワクチンがもたらすそ
の他の利点には、(i)それらの産生が容易であること、および(ii)広い温度範囲
にわたって安定であることが含まれる。
般的なモデルは、未変性タンパク質分子の一次配列からのそれぞれのMHCクラ
ス1分子に関する結合モチーフの確認を含んでいた(参考文献3〜5を参照)。し
たがって、H-2Dd遺伝子産物のペプチド結合溝に結合し入り込むのに最も好都
合なモチーフは、通常、8〜10個のアミノ酸の長さであることが提案されてい
る。大部分のケースでは、これらのペプチドはアミノ(N-)末端に近い2位およ
び3位にグリシンおよびプロリン(GP)といったアンカー残基を含有し、カルボ
キシ(C-)末端にロイシンまたはフェニルアラニンといったアンカー残基を含有
することがわかっており、これらは膜結合H-2Dd分子のペプチド結合溝のそれ
ぞれの「ポケット」との相互作用に役立つものである。H-2dハプロタイプのそ
の他のクラス1対立遺伝子Kdに限定されるモチーフは、2位にチロシンを含有
することが報告され、C末端ではイソロイシン、バリン、またはロイシンである
可能性があった。ヒトMHCクラス1分子、HLA-A0201から単離された
ペプチドの研究によれば、大部分のケースにおいて、アンカー残基は2位でロイ
シンまたはメチオニンであり、C末端ではバリンまたはロイシンであることが、
同様に明らかになった。
ために、CTL誘発免疫原としてHIV-1(BX08)gp140が適切かどうかを
予測アルゴリズムによって評価した。結合モチーフのアミノ酸配列と、それらを
表すペプチドの名称を、以下の表1に示す。このようなペプチドは新規であり、
本明細書で特許請求する。異なるH-2d拘束型クラス1対立遺伝子、すなわちD d およびKdに対して結合モチーフが存在することにより、原発性分離株BX08
のHIV-1のgp140を発現させて以下の実施例で記述するように構築されたプ
ラスミド、pCMV.gp140.BX08、pMP83、pMP84、およびpMP8
8の免疫原性をH-2dハプロタイプの近交系マウス系統BALB/cで研究するこ
とが可能になる。プラスミドpCMV.gp140.BX08の要素および拘束部位
を、図1に示す。プラスミドpMP83、pMP84、およびpMP88の構築に
ついて、以下の実施例5で述べる。プラスミドpCMV.gp140.BX08、pM
P83、pMP84、およびpMP88のgp140オープン・リーディング・フレ
ームのヌクレオチド配列(配列番号1)および推論されるアミノ酸配列(配列番号
2)を図2に示すが、これらは独自の配列と考えられ、それらの補体と共に本明
細書で特許請求する。
いくつかの結合モチーフの位置は、プラズミドが、適切な免疫化レジメンの下で
、対象であるヒトのこのクラス1分子についてこれらのエピトープを対象とする
CTL応答を引き起こす可能性があることを、暗に示していた。
で研究した。筋肉内経路を使用して1回の用量あたり100.0μgでプラスミド
を注射した3種類の研究結果を図3に示す。ペプチド、すなわちCLP-501
およびCLP-504(配列番号3,5)をそれぞれ含有するDdおよびKd拘束型モ
チーフを用いて個々にパルス化した照射型自家LPSブラストによりプラスミド
免疫化動物の脾臓細胞をin vitroで再刺激すると、CTLが発生し、それぞれ
のペプチドと共に存在するP815標的を死滅させることがわかった(図3Aお
よび図3B)。表1に、ペプチドのアミノ酸配列を示す。エフェクタと標的(E:
T)の比が同じであるときの応答の大きさを比較することにより、CLP-501
ペプチドに対するDd-拘束型応答は免疫優性であり、CLP-504ペプチドに
対するKd-拘束型応答は亜優性であることが明らかになった。エフェクターの増
大につながるin vitro再刺激は特異的であったが、その理由は、照射されたL
PSブラストのみ(ペプチドで処理していないもの)を同じ数だけ追加しても、試
験が行われる特異標的のいずれも死滅させることが可能な集団培養では、エフェ
クターが全く発生しないからである。gp140を挿入していないpCMVベクタ
ーを注射したマウス対照群だけが、CTLの2つの副集団のいずれも発生させな
いということが発見され、したがってプラスミドpCMV.gp140.BX08は
確かに免疫原性であることが確認された。
elivery)された場合、同様に免疫原性であることがわかった。図4に示す結果に
よれば、プラスミド0.7μgの用量で2回注射をして上述のin vitro再刺激と
同じ条件を使用した場合、CLP-501およびCLP-504を認識するCTL
が検出されたが(図4Aおよび4B)、ベクターpCMVが与えられた動物群のみ
にエフェクター応答が生じなかったことが示されている(図4C)。
に調査を行ったが、この場合上述の手順に従って、DNAを3つの異なる用量レ
ベルで、すなわち1.0μg、10.0μg、および100.0μgをBALB/cマウ
スに筋肉送達し、pCMV.gp140.BX08と比較した。得られた結果を以下
の表IIおよび表IIIに記載する。CTLの活性化は、pCMV.gp140.BX08
の場合よりも著しく低い用量のアルファウイルスベクターで実現される。
分野における多くの適用例を有することが、当業者に明らかに理解される。その
ような用法の別の非限定的な考察を、以下にさらに提示する。
チドを投与するために、注射可能なものとして、生理学的に許容される溶液また
はエマルジョンに調製することができる。以下により詳細に述べるように、DN
Aベクターは、核酸リポソームとして(例えばWO93/24640に記載されて
いる)レシチンリポソームや当技術分野で知られているその他のリポソームなど
のリポソームに関連付けられる可能性があり、またはDNAベクターはアジュバ
ントに関連付けられる可能性がある。
Aなどのポリアニオンと相互に作用し、その結果、ポリヌクレオチドを最大10
0%捕捉するリポソーム/核酸複合体になる。さらに、ポリカチオン性複合体は
細胞膜と融合し、その結果、リソソーム区画の分解酵素をバイパスするポリヌク
レオチドの細胞内送達が得られる。公開されたPCT出願WO94/27435
は、カチオン性脂質およびポリヌクレオチドを含む遺伝子免疫化用の組成物につ
いて記述している。
など、核酸の細胞取込みを助ける薬剤は、ベクターと共に使用することが有利で
あると考えられる。
セルとして処方することもできる。このため米国特許第5,151,264号は、
Bio Vecteurs Supra Moleculaires(BVSM)と呼ばれているリン脂質/
糖脂質/多糖類の性質の特定の担体について記述している。粒状の担体は、その
複数層の1つが生物学的に活性である様々な分子を輸送しようとするものである
。
ルリンペットヘモシニアンとブドウ球菌エンテロトキシンBを50:50でポリ(
DL-ラクチド-コ-グリコライド)にカプセル化することについて記述している。
カプセル化用のその他のポリマーは、ポリ(グリコライド)やポリ(DL-ラクチド
-コ-グリコライド)、コポリオキサレート、ポリカプロラクトン、ポリ(ラクチド
-コ-カプロラクトン)、ポリ(エステルアミド)、ポリオルトエステル、ポリ(8-
ヒドロキシ酪酸)、ポリ無水物などが提案されている。
スフェアおよび抗原を含む送達賦形剤について記述している。マイクロスフェア
は、デンプン、ゼラチン、デキストラン、コラーゲン、またはアルブミンのもの
である。この送達賦形剤は、特に鼻粘膜全体にわたってワクチンを取り込もうと
するものである。送達賦形剤は、追加として吸収エンハンサーを含有することが
できる。
ーを、免疫系の細胞を含む選択された細胞に送達することができる。
参考文献6)は、ウシ成長ホルモン(BGH)をコード化するDNAで被覆された
金の極小の弾丸をマウスの皮膚に導入し、それによって、マウス中に抗BGH抗
体を産生することを開示しており、一方、Furth他(参考文献7)は、ジェット式
注射器を使用して、生きている動物の皮膚、筋肉、脂肪、および乳房組織をトラ
ンスフェクションできることを示した。
ィングする核酸を含有するある特定のベクター、ならびに前駆アルファウイルス
ベクターを、ブダペスト条約に基づいてこの出願を提出する前に、10801
University Boulevard、Manassas、Virginia 20110-2209、US
Aに位置するAmerica Type Culture Collection(ATCC)に寄託した
。寄託したベクターのサンプルは、米国特許出願に基づいて特許を付与すること
によって一般に入手できるようになり、かつ寄託菌に課されまたは加えられた全
ての制約が取り除かれることになる。さらに、寄託機関は、生存しているサンプ
ルを分配することができない場合に寄託菌を取り替えることになる。寄託された
実施形態は本発明の単なる例示を意図するものであるので、本明細書に記述され
特許請求される本発明の範囲は、寄託された生体物質によって限定されない。本
出願に記載される均等なまたは類似の抗原をコード化する核酸を含有する任意の
均等なまたは類似のベクターは、本発明の範囲内に含まれる。
ることによって、より完全な理解を得ることができる。これらの実施例は、単な
る例示を目的として記述し、本発明を限定しようとするものではない。状況が手
段を提示しまたは提供することができるので、均等物の形態および置換したもの
の変更が企図される。本明細書では特定の用語を使用したが、そのような用語は
説明を目的とするものであり、限定目的とするものではない。
培養、CTLアッセイ、およびその他の試験手順の方法は科学文献に詳細に報告
されており、当業者の範囲内に十分に包含される。
する。
ントを含有し、その構成要素を図1に示す。プラスミドのgp140オープン・リ
ーディング・フレームのヌクレオチド(配列番号1)および導き出されたアミノ酸
配列(配列番号2)を図2に示す。
0.BX08の骨格であり、AmpRをKanR遺伝子に代え、f1およびLacZ領域
の欠失によって修飾した。所望の修飾を実現するため、AmpR、fl由来物、Lac
Zを含有するpBluescript SKのAhdl(nukureochido2,041)とSacl(ヌク
レオチド759)の間の配列を、欠失させた。KanR遺伝子を含有するプラスミド
pUC-4K(Pharmacia)からの1.2kb Pstl断片は、そのトランスクリプシ
ョンに対して反時計回りの方向にpBluescript SKのAhdl部位に鈍端連結さ
れた。ヒトサイトメガロウイルスのすぐ上流の遺伝子プロモーター、エンハンサ
ー、およびイントロンA配列(CMV)を含有する1.6kb Sspl/Pstl DNA
断面は、CMVプロモーターからの転写が時計回りの方向に進むように、KanR
遺伝子のその他の端部に連結された。翻訳開始配列と、ヒト組織プラスミノーゲ
ン活性体シグナルペプチド(TPA)をコード化する配列とを含有する合成オリゴ
ヌクレオチドセグメントを使用して、CMVプロモーターと、原発性分離株HI
V-1BX08のgp140をコード化する配列を結合した。gp140配列は、ア
ミノ酸33と、gp41の膜内外ドメインの前で終わる666との間のエンベロー
プタンパク質の一部をコード化する(図2参照)。翻訳終止コドンは、gp140コ
ーディング配列の端部に配置した。gp140コーディング領域の次には、pRC/
CMV(Invitrogen)からPCR増幅させたウシ成長ホルモン(BGH)ポリアデニ
ル化シグナル配列を含有する0.2kb断片がある。SV40ポリアデニル化シグ
ナルからの残遺80bpDNAセグメントは、DNA操作が原因となって、pBlue
script SKのBGHポリA配列とSacl部位の間に残ったが、これはこのプラ
スミドでは作用しない。
ピテント細胞に導入した(GibcoBRL)。正確な分子クローンを、制限および配
列決定によって同定し、それらのgp140の発現を一時トランスフェクションで
試験し、その後、ウェスタン・ブロット分析にかけた。
を使用して調製した。マウスの筋肉内免疫化では、100μgのpCMV.gp14
0.BX08を100μlのPBSに溶かしたものを、4週間間隔で前脛骨筋に注
射した。遺伝子ガン免疫化(gene gun immunization)は、Helios Gene Gu
n System(Biorad)を用いて行った。カートリッジは、製造業者の忠告に従っ
て準備した。具体的には、各カートリッジに0.7μgのDNAと0.5gの金が入
るように作製した。免疫化は、各動物に対し、2個のカートリッジを剃毛した腹
部領域上に装着し、4週間間隔で実施した。
の標準のプロトコルに従ってABI 430A自動化ペプチド合成器で実行した
。このペプチドは、チオクレソール、アニソール、および硫化メチルの存在下、
液体フッ化水素を用いた処理によって固体支持体から切断された。未処理の産物
をトリフルオロ酢酸(TFA)で抽出し、ジエチルエーテルで沈澱させた。
ッセイを行うための、in vitro細胞培養プロトコルについて例示する。
施例1で述べたように調製し処方したプラスミド、pCMV.gp140.BX08
を注射したBALB/cマウスの脾臓を、最終追加免疫注射の10〜11日後に取
り出した。3.0×107個の脾臓細胞を、37℃で5時間試験ペプチドでパルス
化しかつ3000radで照射された1.3×107個の自家LPSブラストと共に
、25cm2組織培養フラスコ内の10.0mlの完全培地(10.0%の56℃熱不
活性化ウシ血清と、培地1ml当たりペニシリンGナトリウム120.0単位と、
培地1ml当たり硫酸ストレプトマイシン120.0μgと、培地1ml当たりLグ
ルタミン0.35mgが補われたRPMI 1640)で共存培養した。これらの培
養を、CO2インキュベータ内に何日か37℃で保持し、次いで応答細胞を、以
下の標準のin vitro 4時間CTLアッセイでペプチドパルス化P815標的
細胞に対して試験をした。
1640培地で1回洗浄した。3〜5×106個のP815細胞を、26℃の水
浴内で、指定されたペプチド100μgで一晩インキュベートすることにより、
陽性標的を生成した。次いで標的細胞を、同じ試験のペプチド25.0μgの存在
下、この標的細胞1×106個当たり250.0uCiの51Crにより26℃で60
〜75分間標識した。完全培地で2回洗浄して過剰な51Crを除去した後、底部
がV字形の96個のウェルを有する組織培養プレートの1つのウェル当たり2.
5×103個の標的と異なる数の応答細胞とを、37℃のCO2インキュベータ
内で4時間インキュベートした。次いで各マイクロアッセイ培養からの上澄みの
半分の量を除去し、放射活性を計数した。結果は、以下の方程式を使用して計算
された%で表した。
の、cpmを単位とする自発溶解)を(標的細胞単独の、cpmを単位とする全溶解-
標的細胞単独の、cpmを単位とする自発溶解)で割った商×100。
遺伝子ガンデリバリー(gene gun delivery)を使用して得られた結果を図4A、
4B、および4Cに示す。
pMP88の構成について例示する。
を、拘束型エンドヌクレアーゼNbeIおよびBamHIで消化して、HIV-1gp1
40配列を放出した。NbeI/BamHI断片をゲル精製し、以下のアニールされた
オリゴヌクレオチドから作製した合成オリゴヌクレオチドリンカーに連結した。
AAG AGA GGG CTC TGC TGT GTG CTG CTG
CTG TGT GGA GCA GTC TTC GTT TCG G-3′(
配列番号16) オリゴ2-TPA-2 5′-CTA GTC GAA ACG AAG ACT GCT CCA
CAC AGC AGC AGC ACA CAG CAG AGC CCT
CTC TTC ATT GCA TCC ATG GTG GAT CCG
GA-3′(配列番号17) この連結により、TPAシグナル配列が回復した。得られた断片をBamHIで
拘束し、得られたBamHI断片をゲル精製した。BamHI断片のヌクレオチド配
列を図5に示す(配列番号15)。
BamHI拘束型プラスミドpMP42、pMP74、およびpMP76に連結して
、プラスミドpMP88、pMP84、およびpMP83をそれぞれ作製した。
れかつその開示を参照により本明細書に組み込むWO99/25858(1038
-864)に記載されており、ATCCに寄託した(203461)。pMP42の
構成を、WO99/25858の図2Aおよび2Bに示す。
れかつその開示を参照により本明細書に組み込むWO99/25859(1038
-862)に記載されており、ATCCに寄託した(203462)。pMP76の
構成を、WO99/25859の図8A〜8Dに示す。
ウサギβ-グロブリンイントロンII挿入が不足していること以外、pMP76と同
一である。このプラスミドは、WO99/25859の図8A〜8Dに示される
スキームに適切な修飾を行うことによって構築することができる。
、pMP84、およびpMP83を、実施例1で述べたように調製したプラスミド
pCMV.gp140.BX08とのBALB/cマウスにおける免疫原性比較研究で
使用したが、この場合、pCMV.gp140.BX08を使用したマウスの筋肉内
免疫化のための実施例1の手順のアウトラインと、実施例3のCTLアッセイと
に従い、陰性対照としては未修飾のpMP76およびpCMVを使用した。得られ
た結果を以下の表IIに示す。
アッセイで同様の結果が示された。予想通り、HIV-1 BX08からのgp14
0を含有しない負の対照ベクターは、CTLアッセイで特異的な溶解を示さなか
った。3種のアルファウイルスレプリコン、pMP83、pMP84、およびpM
88の全ては、ベクターpCMV.gp140.BX08で見られたような特異的な
溶解を示した。2つのタイプのベクターの相違点は、同じ応答を引き起こすのに
必要な核酸を免疫化する量であった。アルファウイルスベクターpMP83およ
びpMP88の用量が1μgであるとき、100μgという非常に高い用量のpCM
V.gp140.BX08と同等の応答を示した。
認し、その結果を表IIIに示す。このアッセイは、CTLの活性化を示す脾臓細
胞から分泌されたIFN-γを測定するものとして周知である。この場合でも、ア
ルファウイルスベクターは、pCMV.gp140.BX08ベクターよりも約10
0分の1程度に低い用量で同等の活性化を示した。これらの結果全体は、原発性
分離株BX08からgp140配列を発現する核酸ベクターでの免疫化によってM
HCクラス1拘束型細胞傷害性T細胞が発生し、使用されるアルファウイルス発
現系は、より低い用量で約100倍も効果的であったことを示している。
1分離株BX08のgp140タンパク質を発現する新規なプラスミドを提供し、
かつ動物にMHCクラス1拘束型細胞傷害性T細胞を発生させる。本発明の範囲
内で修正を加えることが可能である。
フレームのヌクレオチド(配列番号1)および推論されるアミノ酸配列(配列番号
2)を示す図である。
ことによって引き起こされる、エフェクター応答を示す図である。
バリー(gene gun delivery)することによって引き起こされる、エフェクター応
答を示す図である。
gp140ヌクレオチド配列を含有するBamHI断片(配列番号15)のヌクレオチ
ド配列を示す図である。
的配列と、 (b)配列番号2を有するgp140タンパク質をコード化するヌクレオチド配列
またはその相補的配列と、 (c)配列番号15を有するヌクレオチド配列またはその相補的配列と からなる群から選択されたヌクレオチド配列を有する核酸分子。
的配列と、 (b)配列番号2を有するgp140タンパク質をコード化するヌクレオチド配列
またはその相補的配列と、 (c)配列番号15を有するヌクレオチド配列またはその相補的配列と からなる群から選択されたヌクレオチド配列を有する核酸分子。
性ヒト免疫不全ウイルス・タイプ1(HIV-1)分離株のエンベロープ遺伝子、gp
140の細胞外断片の発現に関する。
9/256,194号の、一部継続出願である。
結果引き起こされる疾患である。現在、HIV感染からヒト集団を保護すること
ができる有効なワクチンはなく、したがって、効き目のあるHIVワクチンとそ
れを投与するためのプロトコルの開発が緊急に必要である。以前は、化学療法に
よって徹底的に不活性化されたHIV-1粒子、HIV-1のエンベロープ遺伝子(g
p140)全体をコード化するワクシニアベクター、および精製された組換え遺伝
子gp120が、候補HIVワクチンとして評価されていた。不活性化されたHIV
-1ウイルス製剤によって、T細胞で媒介される遅延型過敏症(DTH)反応が人
体に引き起こされ、ワクシニア/gp160およびgp120組換えワクチン候補に
よってウイルス中和抗体が生じるが、これらの免疫原の中で、効き目のあるヒト
HIVワクチンであることを示すものはない(参考文献1、この明細書全体を通し
、本発明が関係する現況技術についてより十分に述べるために、括弧内の様々な
参考文献を参照する。各引用に関する完全な書誌情報を、本明細書の終わりに提
供する。これにより、これらの参考文献の開示を参照により本発明の開示に組み
入れる。)。HIVワクチン技術に対する本発明者の関心は、免疫原性で費用効果
の高いHIV-1 DNAワクチンを開発することであり、それらを単独でまたは
他の形態のHIV-1ワクチン候補と共に使用することによって、HIV-1に対し
てより有効な免疫反応が生じることになると考えることである。
および米国特許第5,639,854号であってそれらの開示が参照により本明細
書に組み込まれている上記特許には、とりわけHIV-1のコアタンパク質、p2
4EのT細胞エピトープの同定および特徴付けが記載されている。さらに、本願
の譲受人に譲渡された付与済みの米国特許第5,749,769号および第5,7
95,955号であってそれらの開示が参照により組み込まれている上記特許に
は、HIV-1のエンベロープまたはコアタンパク質の異なるB細胞エピトープの
アミノ酸配列に結合したp24Eを含む免疫原性合成HIV-1キメラペプチドを
構築する際に、T細胞エピトープを使用することが記載されている。
の免疫原の設計および構築に力が注がれている。この明細書では、本発明者は原
発性HIV-1分離株、HIV-1(BX08)に発現した細胞外エンベロープ断片、
gp140に関心を向けたが、その理由は、このタンパク質がマウスとヒトの両方
の主要組織適合複合体(MHC)クラス1対立遺伝子に拘束されたモチーフに富ん
でいるからである。
て、クラス1結合能力を有するペプチドが発生し、その結果、ウイルス感染した
細胞を殺すことが可能なHIV-1特異CTLを誘発させて、感染を制限すること
が可能になる。
CMVプロモーターの制御下でgp140を発現するプラスミドが、異なるH-2d クラス1遺伝子産物に拘束されたgp140タンパク質の複数のエピトープに対す
るCTL応答を引き起こす際にBALB/cマウスで免疫原性であったということ
を、本発明者が見出したことである。また、セムリキ森林熱ウイルス(SFV)ベ
クターをベースとするプラスミド、すなわちpMP83、pMP84、およびpM
P88も、CMVプロモーターの制御下でgp140遺伝子を必要とし、同様に免
疫原性であることがわかった。
プロモーターの制御下で、原発性HIV-1分離株のgp140の細胞外断片をコー
ド化する遺伝子、好ましくはBX08を含むベクターが提供され、それによって
細胞傷害性T細胞応答が引き起こされる。
ベクターは、好ましくは図1に示すように、プラスミドpCMV.gp140.BX
08の明らかにされた特徴を有するプラスミドベクターでよい。ベクターは、好
ましくはプラスミドpMP88、pMP84、またはpMP83の明らかにされた
特徴を有するプラスミドベクターでもよい。
供される免疫原性組成物を宿主に投与することによって宿主内でHIV-1に細胞
傷害性T細胞応答を発生させる方法を含む。このような免疫原性組成物は、適切
な担体を用いて筋肉内免疫化用に処方することができ、または金の粒子を用いて
遺伝子ガンデリバリー(gene gun delivery)用に処方することができる。
原として使用するときのベクターにも及び、宿主内でHIV-1に細胞傷害性T細
胞応答を発生させるための免疫原を製造する際の、ベクターの使用法にも及ぶ。
するために、組換えDNAの技術を使用して構築される。DNAベースの免疫原
を用いたワクチン接種に関する独自の特徴とは、破壊された細胞全体および処方
されたサブユニット免疫原の使用を必要とする他の形態のワクチン接種であって
研究が行われたケース(参考文献2)の大部分でMHCクラス2拘束型免疫調節応
答を引き起こし易い傾向があるワクチン接種に比べ、このDNAベースの免疫原
の細胞内産物はいったん細胞内に送達されるとMHCクラス1拘束型細胞傷害性
T細胞を誘発するのに好ましいものになることである。したがって本明細書では
、ウイルスやある特定の腫瘍などの細胞内生物体に対する細胞エフェクター応答
の誘発を最適化するために、DNA技術を使用して、ワクチン接種を目的とした
裸のDNA免疫原を構築することが好都合である。DNAワクチンがもたらすそ
の他の利点には、(i)それらの産生が容易であること、および(ii)広い温度範囲
にわたって安定であることが含まれる。
般的なモデルは、未変性タンパク質分子の一次配列からのそれぞれのMHCクラ
ス1分子に関する結合モチーフの確認を含んでいた(参考文献3〜5を参照)。し
たがって、H-2Dd遺伝子産物のペプチド結合溝に結合し入り込むのに最も好都
合なモチーフは、通常、8〜10個のアミノ酸の長さであることが提案されてい
る。大部分のケースでは、これらのペプチドはアミノ(N-)末端に近い2位およ
び3位にグリシンおよびプロリン(GP)といったアンカー残基を含有し、カルボ
キシ(C-)末端にロイシンまたはフェニルアラニンといったアンカー残基を含有
することがわかっており、これらは膜結合H-2Dd分子のペプチド結合溝のそれ
ぞれの「ポケット」との相互作用に役立つものである。H-2dハプロタイプのそ
の他のクラス1対立遺伝子Kdに限定されるモチーフは、2位にチロシンを含有
することが報告され、C末端ではイソロイシン、バリン、またはロイシンである
可能性があった。ヒトMHCクラス1分子、HLA-A0201から単離された
ペプチドの研究によれば、大部分のケースにおいて、アンカー残基は2位でロイ
シンまたはメチオニンであり、C末端ではバリンまたはロイシンであることが、
同様に明らかになった。
ために、CTL誘発免疫原としてHIV-1(BX08)gp140が適切かどうかを
予測アルゴリズムによって評価した。結合モチーフのアミノ酸配列と、それらを
表すペプチドの名称を、以下の表1に示す。このようなペプチドは新規であり、
本明細書で特許請求する。異なるH-2d拘束型クラス1対立遺伝子、すなわちD d およびKdに対して結合モチーフが存在することにより、原発性分離株BX08
のHIV-1のgp140を発現させて以下の実施例で記述するように構築されたプ
ラスミド、pCMV.gp140.BX08、pMP83、pMP84、およびpMP8
8の免疫原性をH-2dハプロタイプの近交系マウス系統BALB/cで研究するこ
とが可能になる。プラスミドpCMV.gp140.BX08の要素および拘束部位
を、図1に示す。プラスミドpMP83、pMP84、およびpMP88の構築に
ついて、以下の実施例5で述べる。プラスミドpCMV.gp140.BX08、pM
P83、pMP84、およびpMP88のgp140オープン・リーディング・フレ
ームのヌクレオチド配列(配列番号1)および推論されるアミノ酸配列(配列番号
2)を図2に示すが、これらは独自の配列と考えられ、それらの補体と共に本明
細書で特許請求する。
いくつかの結合モチーフの位置は、プラズミドが、適切な免疫化レジメンの下で
、対象であるヒトのこのクラス1分子についてこれらのエピトープを対象とする
CTL応答を引き起こす可能性があることを、暗に示していた。
で研究した。筋肉内経路を使用して1回の用量あたり100.0μgでプラスミド
を注射した3種類の研究結果を図3に示す。ペプチド、すなわちCLP-501
およびCLP-504(配列番号3,5)をそれぞれ含有するDdおよびKd拘束型モ
チーフを用いて個々にパルス化した照射型自家LPSブラストによりプラスミド
免疫化動物の脾臓細胞をin vitroで再刺激すると、CTLが発生し、それぞれ
のペプチドと共に存在するP815標的を死滅させることがわかった(図3Aお
よび図3B)。表1に、ペプチドのアミノ酸配列を示す。エフェクタと標的(E:
T)の比が同じであるときの応答の大きさを比較することにより、CLP-501
ペプチドに対するDd-拘束型応答は免疫優性であり、CLP-504ペプチドに
対するKd-拘束型応答は亜優性であることが明らかになった。エフェクターの増
大につながるin vitro再刺激は特異的であったが、その理由は、照射されたL
PSブラストのみ(ペプチドで処理していないもの)を同じ数だけ追加しても、試
験が行われる特異標的のいずれも死滅させることが可能な集団培養では、エフェ
クターが全く発生しないからである。gp140を挿入していないpCMVベクタ
ーを注射したマウス対照群だけが、CTLの2つの副集団のいずれも発生させな
いということが発見され、したがってプラスミドpCMV.gp140.BX08は
確かに免疫原性であることが確認された。
elivery)された場合、同様に免疫原性であることがわかった。図4に示す結果に
よれば、プラスミド0.7μgの用量で2回注射をして上述のin vitro再刺激と
同じ条件を使用した場合、CLP-501およびCLP-504を認識するCTL
が検出されたが(図4Aおよび4B)、ベクターpCMVが与えられた動物群のみ
にエフェクター応答が生じなかったことが示されている(図4C)。
に調査を行ったが、この場合上述の手順に従って、DNAを3つの異なる用量レ
ベルで、すなわち1.0μg、10.0μg、および100.0μgをBALB/cマウ
スに筋肉送達し、pCMV.gp140.BX08と比較した。得られた結果を以下
の表IIおよび表IIIに記載する。CTLの活性化は、pCMV.gp140.BX08
の場合よりも著しく低い用量のアルファウイルスベクターで実現される。
分野における多くの適用例を有することが、当業者に明らかに理解される。その
ような用法の別の非限定的な考察を、以下にさらに提示する。
チドを投与するために、注射可能なものとして、生理学的に許容される溶液また
はエマルジョンに調製することができる。以下により詳細に述べるように、DN
Aベクターは、核酸リポソームとして(例えばWO93/24640に記載されて
いる)レシチンリポソームや当技術分野で知られているその他のリポソームなど
のリポソームに関連付けられる可能性があり、またはDNAベクターはアジュバ
ントに関連付けられる可能性がある。
Aなどのポリアニオンと相互に作用し、その結果、ポリヌクレオチドを最大10
0%捕捉するリポソーム/核酸複合体になる。さらに、ポリカチオン性複合体は
細胞膜と融合し、その結果、リソソーム区画の分解酵素をバイパスするポリヌク
レオチドの細胞内送達が得られる。公開されたPCT出願WO94/27435
は、カチオン性脂質およびポリヌクレオチドを含む遺伝子免疫化用の組成物につ
いて記述している。
など、核酸の細胞取込みを助ける薬剤は、ベクターと共に使用することが有利で
あると考えられる。
セルとして処方することもできる。このため米国特許第5,151,264号は、
Bio Vecteurs Supra Moleculaires(BVSM)と呼ばれているリン脂質/
糖脂質/多糖類の性質の特定の担体について記述している。粒状の担体は、その
複数層の1つが生物学的に活性である様々な分子を輸送しようとするものである
。
ルリンペットヘモシニアンとブドウ球菌エンテロトキシンBを50:50でポリ(
DL-ラクチド-コ-グリコライド)にカプセル化することについて記述している。
カプセル化用のその他のポリマーは、ポリ(グリコライド)やポリ(DL-ラクチド
-コ-グリコライド)、コポリオキサレート、ポリカプロラクトン、ポリ(ラクチド
-コ-カプロラクトン)、ポリ(エステルアミド)、ポリオルトエステル、ポリ(8-
ヒドロキシ酪酸)、ポリ無水物などが提案されている。
スフェアおよび抗原を含む送達賦形剤について記述している。マイクロスフェア
は、デンプン、ゼラチン、デキストラン、コラーゲン、またはアルブミンのもの
である。この送達賦形剤は、特に鼻粘膜全体にわたってワクチンを取り込もうと
するものである。送達賦形剤は、追加として吸収エンハンサーを含有することが
できる。
ーを、免疫系の細胞を含む選択された細胞に送達することができる。
参考文献6)は、ウシ成長ホルモン(BGH)をコード化するDNAで被覆された
金の極小の弾丸をマウスの皮膚に導入し、それによって、マウス中に抗BGH抗
体を産生することを開示しており、一方、Furth他(参考文献7)は、ジェット式
注射器を使用して、生きている動物の皮膚、筋肉、脂肪、および乳房組織をトラ
ンスフェクションできることを示した。
ィングする核酸を含有するある特定のベクター、ならびに前駆アルファウイルス
ベクターを、ブダペスト条約に基づいてこの出願を提出する前に、10801
University Boulevard、Manassas、Virginia 20110-2209、US
Aに位置するAmerica Type Culture Collection(ATCC)に寄託した
。寄託したベクターのサンプルは、米国特許出願に基づいて特許を付与すること
によって一般に入手できるようになり、かつ寄託菌に課されまたは加えられた全
ての制約が取り除かれることになる。さらに、寄託機関は、生存しているサンプ
ルを分配することができない場合に寄託菌を取り替えることになる。寄託された
実施形態は本発明の単なる例示を意図するものであるので、本明細書に記述され
特許請求される本発明の範囲は、寄託された生体物質によって限定されない。本
出願に記載される均等なまたは類似の抗原をコード化する核酸を含有する任意の
均等なまたは類似のベクターは、本発明の範囲内に含まれる。
ることによって、より完全な理解を得ることができる。これらの実施例は、単な
る例示を目的として記述し、本発明を限定しようとするものではない。状況が手
段を提示しまたは提供することができるので、均等物の形態および置換したもの
の変更が企図される。本明細書では特定の用語を使用したが、そのような用語は
説明を目的とするものであり、限定目的とするものではない。
培養、CTLアッセイ、およびその他の試験手順の方法は科学文献に詳細に報告
されており、当業者の範囲内に十分に包含される。
する。
ントを含有し、その構成要素を図1に示す。プラスミドのgp140オープン・リ
ーディング・フレームのヌクレオチド(配列番号1)および導き出されたアミノ酸
配列(配列番号2)を図2に示す。
0.BX08の骨格であり、AmpRをKanR遺伝子に代え、f1およびLacZ領域
の欠失によって修飾した。所望の修飾を実現するため、AmpR、fl由来物、Lac
Zを含有するpBluescript SKのAhdl(nukureochido2,041)とSacl(ヌク
レオチド759)の間の配列を、欠失させた。KanR遺伝子を含有するプラスミド
pUC-4K(Pharmacia)からの1.2kb Pstl断片は、そのトランスクリプシ
ョンに対して反時計回りの方向にpBluescript SKのAhdl部位に鈍端連結さ
れた。ヒトサイトメガロウイルスのすぐ上流の遺伝子プロモーター、エンハンサ
ー、およびイントロンA配列(CMV)を含有する1.6kb Sspl/Pstl DNA
断面は、CMVプロモーターからの転写が時計回りの方向に進むように、KanR
遺伝子のその他の端部に連結された。翻訳開始配列と、ヒト組織プラスミノーゲ
ン活性体シグナルペプチド(TPA)をコード化する配列とを含有する合成オリゴ
ヌクレオチドセグメントを使用して、CMVプロモーターと、原発性分離株HI
V-1BX08のgp140をコード化する配列を結合した。gp140配列は、ア
ミノ酸33と、gp41の膜内外ドメインの前で終わる666との間のエンベロー
プタンパク質の一部をコード化する(図2参照)。翻訳終止コドンは、gp140コ
ーディング配列の端部に配置した。gp140コーディング領域の次には、pRC/
CMV(Invitrogen)からPCR増幅させたウシ成長ホルモン(BGH)ポリアデニ
ル化シグナル配列を含有する0.2kb断片がある。SV40ポリアデニル化シグ
ナルからの残遺80bpDNAセグメントは、DNA操作が原因となって、pBlue
script SKのBGHポリA配列とSacl部位の間に残ったが、これはこのプラ
スミドでは作用しない。
ピテント細胞に導入した(GibcoBRL)。正確な分子クローンを、制限および配
列決定によって同定し、それらのgp140の発現を一時トランスフェクションで
試験し、その後、ウェスタン・ブロット分析にかけた。
を使用して調製した。マウスの筋肉内免疫化では、100μgのpCMV.gp14
0.BX08を100μlのPBSに溶かしたものを、4週間間隔で前脛骨筋に注
射した。遺伝子ガン免疫化(gene gun immunization)は、Helios Gene Gu
n System(Biorad)を用いて行った。カートリッジは、製造業者の忠告に従っ
て準備した。具体的には、各カートリッジに0.7μgのDNAと0.5gの金が入
るように作製した。免疫化は、各動物に対し、2個のカートリッジを剃毛した腹
部領域上に装着し、4週間間隔で実施した。
の標準のプロトコルに従ってABI 430A自動化ペプチド合成器で実行した
。このペプチドは、チオクレソール、アニソール、および硫化メチルの存在下、
液体フッ化水素を用いた処理によって固体支持体から切断された。未処理の産物
をトリフルオロ酢酸(TFA)で抽出し、ジエチルエーテルで沈澱させた。
ッセイを行うための、in vitro細胞培養プロトコルについて例示する。
施例1で述べたように調製し処方したプラスミド、pCMV.gp140.BX08
を注射したBALB/cマウスの脾臓を、最終追加免疫注射の10〜11日後に取
り出した。3.0×107個の脾臓細胞を、37℃で5時間試験ペプチドでパルス
化しかつ3000radで照射された1.3×107個の自家LPSブラストと共に
、25cm2組織培養フラスコ内の10.0mlの完全培地(10.0%の56℃熱不
活性化ウシ血清と、培地1ml当たりペニシリンGナトリウム120.0単位と、
培地1ml当たり硫酸ストレプトマイシン120.0μgと、培地1ml当たりLグ
ルタミン0.35mgが補われたRPMI 1640)で共存培養した。これらの培
養を、CO2インキュベータ内に何日か37℃で保持し、次いで応答細胞を、以
下の標準のin vitro 4時間CTLアッセイでペプチドパルス化P815標的
細胞に対して試験をした。
1640培地で1回洗浄した。3〜5×106個のP815細胞を、26℃の水
浴内で、指定されたペプチド100μgで一晩インキュベートすることにより、
陽性標的を生成した。次いで標的細胞を、同じ試験のペプチド25.0μgの存在
下、この標的細胞1×106個当たり250.0uCiの51Crにより26℃で60
〜75分間標識した。完全培地で2回洗浄して過剰な51Crを除去した後、底部
がV字形の96個のウェルを有する組織培養プレートの1つのウェル当たり2.
5×103個の標的と異なる数の応答細胞とを、37℃のCO2インキュベータ
内で4時間インキュベートした。次いで各マイクロアッセイ培養からの上澄みの
半分の量を除去し、放射活性を計数した。結果は、以下の方程式を使用して計算
された%で表した。
の、cpmを単位とする自発溶解)を(標的細胞単独の、cpmを単位とする全溶解-
標的細胞単独の、cpmを単位とする自発溶解)で割った商×100。
遺伝子ガンデリバリー(gene gun delivery)を使用して得られた結果を図4A、
4B、および4Cに示す。
pMP88の構成について例示する。
を、拘束型エンドヌクレアーゼNbeIおよびBamHIで消化して、HIV-1gp1
40配列を放出した。NbeI/BamHI断片をゲル精製し、以下のアニールされた
オリゴヌクレオチドから作製した合成オリゴヌクレオチドリンカーに連結した。
AAG AGA GGG CTC TGC TGT GTG CTG CTG
CTG TGT GGA GCA GTC TTC GTT TCG G-3′(
配列番号16) オリゴ2-TPA-2 5′-CTA GTC GAA ACG AAG ACT GCT CCA
CAC AGC AGC AGC ACA CAG CAG AGC CCT
CTC TTC ATT GCA TCC ATG GTG GAT CCG
GA-3′(配列番号17) この連結により、TPAシグナル配列が回復した。得られた断片をBamHIで
拘束し、得られたBamHI断片をゲル精製した。BamHI断片のヌクレオチド配
列を図5に示す(配列番号15)。
BamHI拘束型プラスミドpMP42、pMP74、およびpMP76に連結して
、プラスミドpMP88、pMP84、およびpMP83をそれぞれ作製した。
れかつその開示を参照により本明細書に組み込むWO99/25858(1038
-864)に記載されており、ATCCに寄託した(203461)。pMP42の
構成を、WO99/25858の図2Aおよび2Bに示す。
れかつその開示を参照により本明細書に組み込むWO99/25859(1038
-862)に記載されており、ATCCに寄託した(203462)。pMP76の
構成を、WO99/25859の図8A〜8Dに示す。
ウサギβ-グロブリンイントロンII挿入が不足していること以外、pMP76と同
一である。このプラスミドは、WO99/25859の図8A〜8Dに示される
スキームに適切な修飾を行うことによって構築することができる。
、pMP84、およびpMP83を、実施例1で述べたように調製したプラスミド
pCMV.gp140.BX08とのBALB/cマウスにおける免疫原性比較研究で
使用したが、この場合、pCMV.gp140.BX08を使用したマウスの筋肉内
免疫化のための実施例1の手順のアウトラインと、実施例3のCTLアッセイと
に従い、陰性対照としては未修飾のpMP76およびpCMVを使用した。得られ
た結果を以下の表IIに示す。
アッセイで同様の結果が示された。予想通り、HIV-1 BX08からのgp14
0を含有しない負の対照ベクターは、CTLアッセイで特異的な溶解を示さなか
った。3種のアルファウイルスレプリコン、pMP83、pMP84、およびpM
88の全ては、ベクターpCMV.gp140.BX08で見られたような特異的な
溶解を示した。2つのタイプのベクターの相違点は、同じ応答を引き起こすのに
必要な核酸を免疫化する量であった。アルファウイルスベクターpMP83およ
びpMP88の用量が1μgであるとき、100μgという非常に高い用量のpCM
V.gp140.BX08と同等の応答を示した。
認し、その結果を表IIIに示す。このアッセイは、CTLの活性化を示す脾臓細
胞から分泌されたIFN-γを測定するものとして周知である。この場合でも、ア
ルファウイルスベクターは、pCMV.gp140.BX08ベクターよりも約10
0分の1程度に低い用量で同等の活性化を示した。これらの結果全体は、原発性
分離株BX08からgp140配列を発現する核酸ベクターでの免疫化によってM
HCクラス1拘束型細胞傷害性T細胞が発生し、使用されるアルファウイルス発
現系は、より低い用量で約100倍も効果的であったことを示している。
1分離株BX08のgp140タンパク質を発現する新規なプラスミドを提供し、
かつ動物にMHCクラス1拘束型細胞傷害性T細胞を発生させる。本発明の範囲
内で修正を加えることが可能である。
Claims (19)
- 【請求項1】 宿主生物体内に遺伝子産物を発現させるためのプロモーター
の制御下で、原発性HIV-1分離株のgp140の細胞外断片をコード化する遺伝
子を含むベクター。 - 【請求項2】 前記原発性HIV-1分離株がBX08である請求項1に記載
のベクター。 - 【請求項3】 プロモーターがサイトメガロウイルスプロモーターである請
求項2に記載のベクター。 - 【請求項4】 図1に示すpCMV.gp140.BX08(ATCC No.20
3839)の明らかにされた特徴を有する請求項1に記載のベクター。 - 【請求項5】 pMP83、pMP84、またはpMP88の明らかにされた
特徴を有する請求項1に記載のベクター。 - 【請求項6】 宿主生物体内に遺伝子産物を発現させるためのプロモーター
の制御下で原発性HIV-1分離株のgp140の細胞外断片をコード化する遺伝子
を含むベクターを含む免疫原性組成物。 - 【請求項7】 前記原発性HIV-1分離株がBX08である請求項6に記載
の免疫原性組成物。 - 【請求項8】 プロモーターがサイトメガロウイルスプロモーターである請
求項6に記載の免疫原性組成物。 - 【請求項9】 ベクターがpCMV.gp140.BX08である請求項6に記
載の免疫原性組成物。 - 【請求項10】 ベクターがpMP83、pMP84、またはpMP88であ
る請求項6に記載の免疫原性組成物。 - 【請求項11】 医薬品として許容される液体担体を用いて筋肉内免疫化用
に処方された請求項6に記載の免疫原性組成物。 - 【請求項12】 金の粒子を用いて遺伝子ガンデリバリー(gene gun delive
ry)用に処方された請求項6に記載の免疫原性組成物。 - 【請求項13】 宿主内のHIV-1に細胞傷害性T細胞応答を発生させる方
法であって、請求項6の免疫原性組成物を宿主に投与することを含む方法。 - 【請求項14】 宿主内のHIV-1に細胞傷害性T細胞応答を発生させるた
めの免疫原として使用するときの請求項1に記載のベクター。 - 【請求項15】 宿主内のHIV-1に細胞傷害性T細胞応答を発生させるた
めの免疫原の製造における請求項1に記載のベクターの使用法。 - 【請求項16】 表Iに示す配列番号3〜14を有する群から選択されるア
ミノ酸配列を有するペプチド。 - 【請求項17】 配列番号3を有する請求項16に記載のペプチド。
- 【請求項18】 配列番号5を有する請求項16に記載のペプチド。
- 【請求項19】 (a)配列番号1を有するヌクレオチド配列またはその相補
的配列と、 (b)配列番号2を有するgp140タンパク質をコード化するヌクレオチド配列
またはその相補的配列と、 (c)配列番号15を有するヌクレオチド配列またはその相補的配列と を有する群から選択されたヌクレオチド配列を有する核酸分子。
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