JP2002541384A - 内燃機関を運転するための方法 - Google Patents

内燃機関を運転するための方法

Info

Publication number
JP2002541384A
JP2002541384A JP2000610964A JP2000610964A JP2002541384A JP 2002541384 A JP2002541384 A JP 2002541384A JP 2000610964 A JP2000610964 A JP 2000610964A JP 2000610964 A JP2000610964 A JP 2000610964A JP 2002541384 A JP2002541384 A JP 2002541384A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel
internal combustion
combustion engine
combustion chamber
pressure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000610964A
Other languages
English (en)
Inventor
ボーフム ハンスヨルク
ブーフホルツ ディーター
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Robert Bosch GmbH
Original Assignee
Robert Bosch GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Robert Bosch GmbH filed Critical Robert Bosch GmbH
Publication of JP2002541384A publication Critical patent/JP2002541384A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/30Controlling fuel injection
    • F02D41/3011Controlling fuel injection according to or using specific or several modes of combustion
    • F02D41/3017Controlling fuel injection according to or using specific or several modes of combustion characterised by the mode(s) being used
    • F02D41/3023Controlling fuel injection according to or using specific or several modes of combustion characterised by the mode(s) being used a mode being the stratified charge spark-ignited mode
    • F02D41/3029Controlling fuel injection according to or using specific or several modes of combustion characterised by the mode(s) being used a mode being the stratified charge spark-ignited mode further comprising a homogeneous charge spark-ignited mode
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D35/00Controlling engines, dependent on conditions exterior or interior to engines, not otherwise provided for
    • F02D35/02Controlling engines, dependent on conditions exterior or interior to engines, not otherwise provided for on interior conditions
    • F02D35/023Controlling engines, dependent on conditions exterior or interior to engines, not otherwise provided for on interior conditions by determining the cylinder pressure
    • F02D35/024Controlling engines, dependent on conditions exterior or interior to engines, not otherwise provided for on interior conditions by determining the cylinder pressure using an estimation
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/30Controlling fuel injection
    • F02D41/38Controlling fuel injection of the high pressure type
    • F02D41/40Controlling fuel injection of the high pressure type with means for controlling injection timing or duration
    • F02D41/401Controlling injection timing
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/30Controlling fuel injection
    • F02D41/38Controlling fuel injection of the high pressure type
    • F02D2041/389Controlling fuel injection of the high pressure type for injecting directly into the cylinder
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D2200/00Input parameters for engine control
    • F02D2200/02Input parameters for engine control the parameters being related to the engine
    • F02D2200/06Fuel or fuel supply system parameters
    • F02D2200/0602Fuel pressure
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/30Controlling fuel injection
    • F02D41/38Controlling fuel injection of the high pressure type
    • F02D41/3809Common rail control systems
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/40Engine management systems

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 特に自動車のための内燃機関(1)が記載されている。当該内燃機関は噴射弁(8)を有しており、該噴射弁(8)によって燃料が、圧縮行程の間の第1の運転モードと、吸気行程時の間の第2の運転モードとにおいて、ピストン(2)により仕切られた燃焼室(4)内へ直接に噴射可能である。さらに、内燃機関(1)が点火プラグ(9)を有しており、該点火プラグ(9)によって、燃焼室(4)内へ噴射された燃料が点火可能である。さらに制御装置(16)が設けられており、該制御装置(16)によって噴射弁(8)と点火プラグ(9)とが制御可能である。制御装置(16)により、当該内燃機関(1)のあらゆる運転状態において燃料の噴射が、燃料の点火の前に終了されるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 背景技術 本発明は、圧縮行程の間の第1の運転モードと吸気行程の間の第2の運転モー
ドとにおいて燃料を、ピストンにより仕切られた燃焼室内へ直接に噴射し、燃焼
室内へ噴射された燃料を点火して、特に自動車の内燃機関を運転するための方法
に関する。さらに、本発明は、特に自動車のための内燃機関であって、噴射弁が
設けられており、該噴射弁によって燃料が、圧縮行程の間の第1の運転モードと
、吸気行程の間の第2の運転モードとにおいて、ピストンにより仕切られた燃焼
室内へ直接に噴射可能であり、点火プラグが設けられており、該点火プラグによ
って、燃焼室内へ噴射された燃料が点火可能であり、さらに制御装置が設けられ
ており、該制御装置によって噴射弁と点火プラグとが制御可能である形式のもの
に関する。
【0002】 このような、内燃機関の燃焼室内へ燃料を直接噴射するためのシステムは一般
に公知である。この場合、第1の運転モードとして「成層燃焼運転」と、第2の
運転モードとして「均質燃焼運転」とが区別される。成層燃焼運転は特に比較的
小さな負荷において使用され、それに対して均質燃焼運転は、内燃機関に加えら
れる負荷が比較的大きい場合に使用される。
【0003】 成層燃焼運転では、内燃機関の圧縮行程の間、燃料が燃焼室内へ噴射され、し
かもこの場合、燃料は点火プラグ周辺へ噴射される。その結果、燃焼室内での燃
料の均一な分配はもはや行なわれ得ない。成層燃焼運転の利点は、内燃機関に加
えられる負荷が比較的小さな場合に極めて少ない燃料質量を用いて内燃機関を運
転することができることにある。しかし、比較的大きな負荷は成層燃焼運転によ
っては充足され得ない。このような比較的大きな負荷のために設定された均質燃
焼運転では、内燃機関の吸気行程の間に燃料が噴射されるので、燃焼室内での燃
料渦流形成、ひいては燃焼室内での燃料の分配を容易に行うことができる。この
限りでは、均質燃焼運転は、慣用の形式で燃料が吸気管内へ噴射されるタイプの
内燃機関の運転形式にほぼ相当している。
【0004】 両運転モード、つまり成層燃焼運転および均質燃焼運転においては、噴射され
るべき燃料の噴射角度および噴射時間が、制御装置によって多数のパラメータに
関連して、燃料節約、有害物質低減等に関して最適な値を目指して開ループ制御
および/または閉ループ制御される。このような開ループ制御(Steueru
ng)および/または閉ループ制御(Regelung)はこの場合、通常の運
転条件下では、噴射された燃料が点火されるときに噴射弁が閉じられていること
を保証する。
【0005】 しかし、このような通常の条件が、たとえば誤機能に基づいてもはや与えられ
なくなることが考えられる。すなわち、高圧ポンプが故障し、これにより燃料が
、電気的な燃料ポンプにより形成されたレール圧でしか噴射弁を介して燃焼室内
へ噴射され得なくなることが起こり得る。このような場合には、燃料の点火が行
われるときに噴射弁がまだ開かれているという危険が生じる。このことは噴射弁
の損傷を招いてしまう。
【0006】 本発明の課題は、内燃機関の問題のない運転が可能となるような、内燃機関を
運転するための方法を提供することである。
【0007】 この課題を解決するために本発明の方法では、冒頭で述べた方法において、内
燃機関のあらゆる運転状態において燃料の噴射を、燃料の点火の前に終了させる
ようにした。
【0008】 さらに、上記課題を解決するために本発明の内燃機関の構成では、冒頭で述べ
た形式の内燃機関において、当該内燃機関のあらゆる運転状態において燃料の噴
射が、燃料の点火の前に終了するようにした。
【0009】 こうして、燃料が点火プラグによって点火されるときには、いかなる場合でも
噴射弁が閉じられていることが保証される。これによって、噴射弁の早期コーク
ス化が確実に阻止される。これにより、噴射弁の機能性および寿命は著しく高め
られる。
【0010】 噴射したい燃料に加えられた圧力を求める、本発明による方法の有利な改良形
では、燃焼室内に存在する圧力が求められ、内燃機関のあらゆる運転状態におい
て、燃焼室内の圧力が、燃料に加えられた圧力よりも大きくなる前に、または燃
焼室内の圧力が、燃料に加えられた圧力よりも大きくなるやいなや、燃料の噴射
が終了される。
【0011】 遅くとも、燃焼室内の圧力が、燃料に加えられた圧力よりも大きくなった時点
で、噴射弁は閉じられる。こうして、燃料・空気混合物が燃焼室から噴射弁内へ
吹き戻され得なくなることが達成される。これによって、燃料調整システムの機
能性が得られ、内燃機関の故障等が回避される。
【0012】 前記両中断角度のうち、時間的に、より早期の角度位置に位置する方の中断角
度を、クランクシャフトの実際の回転角と比較し、そしてクランクシャフトの実
際の回転角が、選択された、より早期の角度位置に位置する方の中断角度に等し
くなるか、または該中断角度よりも大きくなるやいなや、開かれている噴射弁を
閉じると特に有利である。こうして、いかなる場合でも、噴射された燃料が燃焼
室内で点火される場合または燃焼室圧が、燃料に作用する圧力よりも大きくなっ
た場合に、噴射弁が開かれていないことが保証される。
【0013】 本発明の有利な実施態様は、本発明による方法を、特に等しい時間間隔または
等しい角度間隔を置いて連続的に繰り返すことにより特徴付けされている。これ
によって、当該方法が内燃機関のあらゆる運転状態とは全く無関係に実施される
ことが保証されるので、いかなる運転状態においても、噴射弁の損傷が行われな
いことが保証されている。
【0014】 本発明による方法が、特に自動車の内燃機関の制御装置に用いられる電気的な
制御媒体の形で実現されることが特に重要となる。この場合、この電気的な記憶
媒体には、計算装置、特にマイクロプロセッサで実行可能であって、かつ本発明
による方法を実施するために適しているプログラムが記憶されている。すなわち
、この場合には、本発明が、電気的な記憶媒体に記憶されたプログラムによって
実現されるので、このようなプログラムを備えた記憶媒体も、上記方法と同様に
本発明の対象を成すものであり、この場合、上記方法を実施するために当該プロ
グラムが適している。
【0015】 本発明のその他の特徴、使用可能性および利点は、以下に図面につき説明する
本発明の実施例から明らかである。この場合、説明する全ての特徴または図示さ
れた全ての特徴は、その特許請求の範囲における包括または引用とは無関係に、
あるいは明細書中もしくは図面中での定義もしくは描写とは無関係に、それ自体
の形でまたは任意に組み合わされた形で本発明の対象を成している。
【0016】 図1には、内燃機関1が示されている。この内燃機関1では、ピストン2がシ
リンダ3内で往復運動可能である。シリンダ3は燃焼室4を備えており、この燃
焼室4には、弁5を介して吸気管6と排気管7とが接続されている。さらに、燃
焼室4には、信号TIによって制御可能となる噴射弁8と、信号ZWによって制
御可能となる点火プラグ9とが対応配置されている。排気管7は排ガス再循環管
路10と、信号AGRによって制御可能となる排ガス再循環弁(EGRバルブ)
11とを介して吸気管6に接続されていてよい。
【0017】 吸気管6は空気質量センサ12を備えていてよく、排気管7はOセンサもし
くは酸素センサ13を備えていてよい。空気質量センサ12は、吸気管6に供給
された新空気の酸素質量を測定し、測定結果に関連して信号LMを発生させる。
酸素センサ13は排気管7内の排ガスの酸素含量を測定し、測定結果に関連して
信号λを発生させる。
【0018】 内燃機関1の第1の運転モードである成層燃焼運転では、ピストン2により生
ぜしめられる圧縮行程の間に燃料が噴射弁8によって燃焼室4内へ噴射され、こ
の場合、燃料は局所的には点火プラグ9の周辺へ、時間的にはピストン2の上死
点の直前に噴射される。次いで、点火プラグ9によって燃料が点火されるので、
ピストン2は次の作業行程で、点火された燃料の膨張によって駆動される。
【0019】 内燃機関1の第2の運転モードである均質燃焼運転では、ピストン2により生
ぜしめられる吸気行程の間に燃料が噴射弁8によって燃焼室4内へ噴射される。
それと同時に吸い込まれた空気によって、噴射された燃料には渦流が付与され、
これによって燃料は燃焼室4内にほぼ均一に分配される。その後に、燃料・空気
混合物は圧縮行程の間に圧縮され、次いで点火プラグ9によって点火される。点
火された燃料の膨張によって、ピストン2が駆動される。
【0020】 成層燃焼運転ならびに均質燃焼運転においては、駆動されるピストン2によっ
てクランクシャフト14が回転運動させられ、この回転運動により最終的には自
動車のホイールが駆動される。クランクシャフト14には回転数センサ15が対
応配置されており、この回転数センサ15はクランクシャフト14の回転運動に
関連して信号Nを発生させる。
【0021】 燃料は成層燃焼運転および均質燃焼運転において、高い圧力下に噴射弁8を介
して燃焼室4内へ噴射される。この目的のためには、電気的な燃料ポンプと、高
圧ポンプとが設けられており、この場合、高圧ポンプは内燃機関1または電動モ
ータによって駆動され得る。電気的な燃料ポンプは、少なくとも3バールの「レ
ール圧」EKPを形成し、高圧ポンプは約100バールの「レール圧」HDを形
成する。
【0022】 成層燃焼運転および均質燃焼運転において噴射弁8によって燃焼室4内へ噴射
された燃料質量は、制御装置16によって、特に小さな燃料消費量および/また
は僅かな有害物質発生を目指して開制御されかつ/または閉制御される。この目
的のためには、制御装置16がマイクロプロセッサを備えており、このマイクロ
プロセッサは記憶媒体、特にリードオンリメモリに、上記の閉制御および/また
は閉制御を実施するために適しているプログラムを記憶している。
【0023】 制御装置16は、内燃機関1の、各センサによって測定された運転量を表す複
数の入力信号によって負荷されている。たとえば、制御装置16は空気質量セン
サ12と、酸素センサ13と、回転数センサ15とに接続されている。さらに、
制御装置16はアクセルペダルセンサ17にも接続されており、このアクセルペ
ダルセンサ17は、運転者によって操作可能となるアクセルペダルの位置を表す
信号FPを発生させる。制御装置16は複数の出力信号を発生させ、これらの出
力信号によって種々のアクチュエータを介して、内燃機関の特性に対して、所望
の開制御および/または閉制御に対応した影響を与えることができる。たとえば
、制御装置16は噴射弁8と点火プラグ9と排ガス再循環弁11とに接続されて
いて、これらの構成部分の制御のために必要となる信号TI,ZW,AGRを発
生させる。
【0024】 信号TIを用いて、燃焼室4内へ噴射されるべき燃料の噴射が制御される。こ
の噴射は、噴射が開始する際の噴射角度と、噴射の時間的な長さを規定する噴射
時間とから構成されている。噴射角度および噴射時間は、均質燃焼運転において
は、このために必要となる計算時間に基づき、それぞれ吸気行程の前に制御装置
16によって算出される。制御装置16はこの計算の土台として、当該時点、つ
まり吸気行程の前に生ぜしめられている内燃機関の運転状態を考慮する。
【0025】 通常の条件下では、噴射角度および噴射時間は、噴射された燃料が点火プラグ
9によって点火される前に噴射弁8が既に再び閉じられているように制御装置1
6によって求められる。また、噴射角度および噴射時間は、燃焼室4内の圧力が
ピストン2による圧縮に基づき、燃料が噴射弁8を介して燃焼室4内へ噴射され
たときの圧力よりも大きくなったときに噴射弁8がやはり既に閉じられているよ
うに制御装置16によって求められる。
【0026】 しかし、このような通常の条件が、たとえば誤機能に基づき、もはや与えられ
ていないことが起こる恐れがある。すなわち、高圧ポンプが故障し、その結果、
燃料が、電気的な燃料ポンプにより形成されたレール圧EKPによってしか噴射
弁8を介して燃焼室4内へ噴射され得なくなることが起こり得る。このような場
合には、制御装置16が噴射時間を自動的に延長させてしまうので、燃料の点火
が行われるときに噴射弁8がまだ開かれているという危険が生じる。このことは
噴射弁8の損傷を招いてしまう。
【0027】 このような事例を確実に阻止するためには、以下に図2につき説明する方法が
、内燃機関1の全ての運転状態において制御装置16によって実施される。
【0028】 多数の入力変数もしくは入力量20に関連して、燃焼室圧力モデル21によっ
て内燃機関1の燃焼室4内の圧力が、クランクシャフト14の回転角に関連して
求められる。入力変数もしくは入力量20は、吸気管6内の圧力、内燃機関1の
回転数N、噴射されるべき燃料質量、吸い込まれた空気の温度、内燃機関1の温
度および/または内燃機関1の別の運転量であってよい。
【0029】 択一的にまたは補足的に、燃焼室4にセンサを対応配置することが可能であり
、このセンサを用いてクランクシャフト14の回転角に関連して燃焼室4内の圧
力が測定可能となる。
【0030】 別のセンサを用いて、燃料が噴射弁8によって燃焼室4内へ噴射される際の圧
力が測定される。このためには、たとえば圧力センサが、蓄圧器、つまりコモン
レールに対応配置されていてよい。この場合、コモンレールを介して内燃機関1
の複数の噴射弁8が互いに接続されている。その場合、結果として、レール圧2
2が提供される。
【0031】 図2のブロック23では、燃焼室圧力モデル21により求められた燃焼室圧力
がレール圧22に等しくなるときのクランクシャフト14の回転角W_pが求め
られる。この回転角W_pには、ブロック24でセーフティマージン、つまり安
全余裕度D_W_pが加算されるので、噴射中断のための第1の中断角度(Ab
bruchwinkel)が次のようにして得られる: W1=W_p+D_W_p 制御装置16によって、既に説明したように内燃機関1の別の運転量から点火
進角ZWが求められる。この点火進角ZWはブロック25に引き取られ、その後
にブロック26で安全余裕度D_ZWが加算される。この安全余裕度D_ZWを
用いて、点火された燃料の有限燃焼速度(endliche Brennges
chwindigkeit)を考慮することができる。特にこれにより、火炎面
が噴射弁8に到達し、ひいては開かれた状態の噴射弁8の損傷を招いてしまうま
で、有限燃焼速度に基づき、依然として有限の時間が提供されていることを考慮
することができる。これによって、第2の中断角度として: W2=ZW+D_ZW が得られる。
【0032】 ブロック27により、両中断角度W1,W2のうち、時間的に見て、より早期
の角度位置に位置する方の中断角度が選択される。この、より早期の角度位置に
位置する方の中断角度は、ブロック28によって中断角度W_ABBとして伝送
される。
【0033】 ブロック29では、クランクシャフト14の実際の回転角KW_aktが中断
角度W_ABBに等しいか、または中断角度W_ABBよりも遅いかどうかがチ
ェックされる。クランクシャフト14の実際の回転角KW_aktが中断角度W
_ABBに等しくないか、または中断角度W_ABBよりも遅くない場合には、
ブロック30によってクランクシャフト14の新しい実際の回転角KW_akt
が読み込まれ、その後にブロック29の比較が繰り返される。ブロック29,3
0のこのようなループは、ブロック29で実際の回転角KW_aktが中断角度
W_ABBに等しくなるか、または中断角度W_ABBよりも大きくなるまで行
われる。次いで、当該方法はブロック31に進められる。
【0034】 ブロック32では、1つまたは複数の噴射弁8の状態が質問される。このこと
は、センサを用いるか、または制御装置16を用いても行うことができる。この
状態は次いでブロック32からブロック31へ伝送される。
【0035】 ブロック31では、噴射弁8が開かれているかどうかが質問される。噴射弁8
が開かれている場合には、ブロック33によって噴射弁8が直ちに閉じられる。
その後に、当該方法はブロック34で終了される。それに対して、噴射弁8が開
かれていない場合には、当該方法は直ちにブロック34で終了される。
【0036】 既に述べたように、上記方法は内燃機関1のいかなる運転状態でも、もしくは
あらゆる運転状態で実施される。上記方法は内燃機関1の運転状態とは無関係で
ある。このことは、たとえば上記方法が所定の時間間隔を置いて、内燃機関1の
運転状態を考慮することなしに実施されることにより達成され得る。すなわち、
上記方法はあらゆる運転状態において連続的に繰り返される。個々の実施サイク
ルの間の時間間隔は、特にほぼ等しく設定されている。等しい時間間隔の代わり
に、たとえばクランクシャフト14の等しい角度間隔が規定されていてもよい。
【0037】 燃焼室4内への燃料噴射を燃料点火の前に終了させる前記方法は、有利には意
図的に接続・遮断され得る(オンオフ切換)。これによって、制御装置16にお
ける計算時間を節約することができる。また、これによって、当該方法が遮断さ
れた状態で燃料の噴射を内燃機関1の作業行程(膨張行程)時に行うこともでき
る。この噴射によって、たとえば触媒を加熱することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 自動車の、本発明による内燃機関の1実施例を示すブロック回路図である。
【図2】 図1に示した内燃機関を運転するための本発明による方法の1実施例を示すブ
ロック回路図である。
【符号の説明】
1 内燃機関、 2 ピストン、 3 シリンダ、 4 燃焼室、 5 弁、
6 吸気管、 7 排気管、 8 噴射弁、 9 点火プラグ、 10 排ガ
ス再循環管路、 11 排ガス再循環弁、 12 空気質量センサ、 13 酸
素センサ、 14 クランクシャフト、 15 回転数センサ、 16 制御装
置、 17 アクセルペダルセンサ、 20 入力量、 21 燃焼室圧力モデ
ル、 22 レール圧、 23,24,25,26,27,28,29,30,
31,32,33,34 ブロック
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成13年4月20日(2001.4.20)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 45/00 368 F02D 45/00 368S Fターム(参考) 3G084 AA00 AA04 BA13 BA15 BA17 EA11 EB06 EB11 FA00 FA07 FA10 FA33 FA35 FA38 3G301 HA01 HA04 HA13 HA16 JA15 LA00 LB04 MA19 MA20 NA08 NC01 ND01 ND45 PA01Z PB08Z PC01Z PD03A PD03Z PE01Z PF03Z

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮行程の間の第1の運転モードと吸気行程の間の第2の運
    転モードとにおいて燃料を、ピストン(2)により仕切られた燃焼室(4)内へ
    直接に噴射し、燃焼室(4)内へ噴射された燃料を点火して、特に自動車の内燃
    機関を運転するための方法において、内燃機関のあらゆる運転状態において燃料
    の噴射を、燃料の点火の前に終了させることを特徴とする、内燃機関を運転する
    ための方法。
  2. 【請求項2】 点火進角(ZW)と安全余裕度(D_ZW)とから構成され
    る、噴射中断のための中断角度(W2)を求める、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 噴射されるべき燃料に加えられた圧力を求め、燃焼室(4)
    内に存在する圧力を求め、内燃機関(1)のあらゆる運転状態において、燃焼室
    (4)内の圧力が、燃料に加えられた圧力よりも大きくなる前に、または燃焼室
    (4)内の圧力が、燃料に加えられた圧力よりも大きくなるやいなや、燃料の噴
    射を終了させる、請求項1または2記載の方法。
  4. 【請求項4】 燃焼室(4)内の圧力(21)がレール圧(22)に等しく
    なるか、またはレール圧(22)よりも大きくなるときのクランクシャフト(1
    4)の回転角(W_p)と、安全余裕度(D_W_p)とから構成される、噴射
    中断のための中断角度(W1)を求める、請求項3記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記両中断角度(W1,W2)のうち、より早期の角度位置
    に位置する方の中断角度を、クランクシャフト(14)の実際の回転角(KW_
    akt)と比較する(29)、請求項2または4記載の方法。
  6. 【請求項6】 クランクシャフト(14)の実際の回転角(KW_akt)
    が、選択された、より早期の角度位置に位置する方の中断角度(W_ABB)に
    等しくなるか、または該中断角度(W_ABB)よりも大きくなるやいなや、開
    かれている噴射弁(8)を閉じる(33)、請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】 当該方法を、特に等しい時間間隔または等しい角度間隔を置
    いて連続的に繰り返す、請求項1から6までのいずれか1項記載の方法。
  8. 【請求項8】 特に自動車の内燃機関(1)の制御装置(16)に用いられ
    る電気的な制御媒体、特にリードオンリメモリにおいて、当該制御媒体に、計算
    装置、特にマイクロプロセッサで実行可能であって、かつ請求項1から7までの
    いずれか1項記載の方法を実施するために適しているプログラムが記憶されてい
    ることを特徴とする、電気的な制御媒体。
  9. 【請求項9】 特に自動車のための内燃機関(1)であって、噴射弁(8)
    が設けられており、該噴射弁(8)によって燃料が、圧縮行程の間の第1の運転
    モードと、吸気行程時の間の第2の運転モードとにおいて、ピストン(2)によ
    り仕切られた燃焼室(4)内へ直接に噴射可能であり、点火プラグ(9)が設け
    られており、該点火プラグ(9)によって、燃焼室(4)内へ噴射された燃料が
    点火可能であり、さらに制御装置(16)が設けられており、該制御装置(16
    )によって噴射弁(8)と点火プラグ(9)とが制御可能である形式のものにお
    いて、当該内燃機関(1)のあらゆる運転状態において燃料の噴射が、燃料の点
    火の前に終了するようになっていることを特徴とする内燃機関。
  10. 【請求項10】 噴射されるべき燃料に加えられた圧力を測定するための圧
    力センサが設けられており、制御装置(16)によって、燃焼室(4)内に存在
    する圧力が検出可能であり、当該内燃機関(1)のあらゆる運転状態において、
    燃焼室(4)の圧力が、燃料に加えられた圧力よりも大きくなる前に、または燃
    焼室(4)の圧力が、燃料に加えられた圧力よりも大きくなるやいなや、燃料の
    噴射が終了するようになっている、請求項9記載の内燃機関。
JP2000610964A 1999-04-13 2000-04-12 内燃機関を運転するための方法 Pending JP2002541384A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19916525.4 1999-04-13
DE19916525A DE19916525A1 (de) 1999-04-13 1999-04-13 Verfahren zum Betreiben einer Brennkraftmaschine
PCT/DE2000/001146 WO2000061934A1 (de) 1999-04-13 2000-04-12 Verfahren zum betreiben einer brennkraftmaschine

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002541384A true JP2002541384A (ja) 2002-12-03

Family

ID=7904320

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000610964A Pending JP2002541384A (ja) 1999-04-13 2000-04-12 内燃機関を運転するための方法

Country Status (6)

Country Link
US (1) US6662776B1 (ja)
EP (1) EP1169561B1 (ja)
JP (1) JP2002541384A (ja)
DE (2) DE19916525A1 (ja)
ES (1) ES2223525T3 (ja)
WO (1) WO2000061934A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017002764A (ja) * 2015-06-08 2017-01-05 日立オートモティブシステムズ株式会社 アルコール・ガソリン混合燃料のエンジン制御装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10240311A1 (de) * 2002-08-31 2004-03-11 Robert Bosch Gmbh Verfahren zum Betreiben einer Brennkraftmaschine

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5778857A (en) * 1995-10-02 1998-07-14 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Engine control system and method
DE19612150A1 (de) 1996-03-27 1997-10-02 Bosch Gmbh Robert Steuereinrichtung für eine Benzin-Brennkraftmaschine mit Direkteinspritzung
JP3514049B2 (ja) * 1996-09-10 2004-03-31 日産自動車株式会社 直噴式ガソリン内燃機関における燃料噴射制御装置
JP3090073B2 (ja) 1996-12-19 2000-09-18 トヨタ自動車株式会社 筒内噴射式内燃機関の燃料噴射制御装置
JP3500888B2 (ja) * 1997-02-12 2004-02-23 日産自動車株式会社 筒内直接噴射式火花点火内燃機関の燃料噴射制御装置
DE19746119A1 (de) 1997-10-18 1999-04-22 Bosch Gmbh Robert Verfahren zum Starten einer Brennkraftmaschine
DE19751887A1 (de) * 1997-11-22 1999-07-29 Bosch Gmbh Robert Verfahren zum Betreiben einer Brennkraftmaschine insbesondere eines Kraftfahrzeugs
DE19813381A1 (de) * 1998-03-26 1999-10-07 Bosch Gmbh Robert Verfahren zum Betreiben einer Brennkraftmaschine insbesondere eines Kraftfahrzeugs
DE19824915C1 (de) * 1998-06-04 1999-02-18 Daimler Benz Ag Verfahren zum Wechseln der Betriebsart einer direkt-einspritzenden Otto-Brennkraftmaschine
US6209526B1 (en) * 1999-10-18 2001-04-03 Ford Global Technologies, Inc. Direct injection engine system

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017002764A (ja) * 2015-06-08 2017-01-05 日立オートモティブシステムズ株式会社 アルコール・ガソリン混合燃料のエンジン制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
US6662776B1 (en) 2003-12-16
ES2223525T3 (es) 2005-03-01
WO2000061934A1 (de) 2000-10-19
EP1169561B1 (de) 2004-06-30
DE19916525A1 (de) 2000-10-19
EP1169561A1 (de) 2002-01-09
DE50006963D1 (de) 2004-08-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4427593B2 (ja) 内燃機関のスタート方法及び内燃機関
KR100731702B1 (ko) 엔진을 시동하기 위한 방법
US5924405A (en) Apparatus and method for injecting fuel in cylinder injection type engines
JP4163884B2 (ja) 多気筒直接噴射型内燃機関のスタータ無し始動方法
JP4550284B2 (ja) 内燃機関の作動方法
KR20010080229A (ko) 엔진의 제어장치 및 제어방법
US6202624B1 (en) System for operating an internal combustion engine with direct injection, specially in a motor vehicle
JP2003506608A (ja) 内燃機関の動作のための方法
KR100626995B1 (ko) 내연기관의 시동 방법 및 자동차용 내연기관
US6439190B1 (en) Method for operating an internal combustion engine, especially of an automobile
KR100616269B1 (ko) 자동차 내연기관의 작동 방법
US9856801B2 (en) Control device of vehicle
US6505602B1 (en) Method of operating an internal combustion engine
US6725836B1 (en) Method of operating an internal combustion engine
US7013862B2 (en) Method for operating an internal combustion engine
JP2005090498A (ja) 多気筒式内燃機関を始動させるための方法並びに内燃機関
US6625974B1 (en) Method for operating an internal combustion engine
JP2002541384A (ja) 内燃機関を運転するための方法
JP4475686B2 (ja) とくに自動車の内燃機関の運転方法
US6814049B2 (en) Method of operating a direct fuel injected internal combustion engine
EP1176300A2 (en) System, method and computer program for controlling fuel injection in a diesel engine
JP2003120388A (ja) 内燃機関の運転方法、コンピュータプログラム、制御装置および内燃機関
JP2000248978A (ja) 内燃機関
JP4071952B2 (ja) 内燃機関をスタートさせるための方法及び内燃機関の制御機器のためのコンピュータプログラム
JP2001164966A (ja) 内燃機関を運転する方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070411

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090213

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20090508

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20090515

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090730

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100129