JP2002540694A - 非同期cdmaシステムにおけるハンドオフ制御 - Google Patents

非同期cdmaシステムにおけるハンドオフ制御

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JP2002540694A
JP2002540694A JP2000607435A JP2000607435A JP2002540694A JP 2002540694 A JP2002540694 A JP 2002540694A JP 2000607435 A JP2000607435 A JP 2000607435A JP 2000607435 A JP2000607435 A JP 2000607435A JP 2002540694 A JP2002540694 A JP 2002540694A
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 基地局が互いにそれぞれ時間整列させられていないCDMAシステムにおいて、ハンドオフプロセスがフレーム整列を許容してハンドオフを受け入れる。例えば、フレーム整列は選択されたセットの使用を通して達成でき、あるいは外部情報源を参照することなく遠隔ユニット整列でもよい。さらに、隣接リストは付加的なエントリを含むことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は一般的にワイヤレス通信に関係する。特に、この発明はワイヤレス
通信システムにおけるハンドオフ制御に関係する。
【0002】
【従来の技術】
図1は、地上のワイヤレス通信システム10の例示的な実施形態である。図1
は、3つの遠隔ユニット12A、12Bおよび12C、ならびに2つの基地局1
4を示す。実際は、典型的なワイヤレス通信システムはより多数の遠隔ユニット
と基地局を持つことができる。図1では、遠隔ユニット12Aは自動車に搭載さ
れた移動電話ユニットとして示されている。図1はまた、携帯用コンピュータ遠
隔ユニット12Bと、ワイヤレスローカルループあるいはメーター読取システム
で見出されるような固定位置遠隔ユニット12Cも示している。最も一般的な実
施形態では、遠隔ユニットはどのような型の通信ユニットであってもよい。例え
ば、遠隔ユニットはハンドヘルドパーソナル通信システムユニットや、パーソナ
ルデジタルアシスタントのような携帯用データユニット、あるいはメーター読取
装置のような固定位置のデータユニットとすることができる。図1は、基地局1
4から遠隔ユニット12へのフォワードリンク信号18と、遠隔ユニット12か
ら基地局14へのリバースリンク信号20を示している。
【0003】 コード分割多元接続(CDMA)を使用したワイヤレスシステム用の工業標準
規格が、(IS−95としてここに集約的に言及される)“デュアルモードワイ
ドバンドスペクトル拡散セルラシステムのための移動局−基地局互換性標準規格
”と題されるTIA/EIA暫定標準規格、TIA/EIA/IS−95、およ
びその一連のもので説明されており、これらの内容も参照によりここに組み込ま
れている。コード分割多元接続通信システムに関するさらなる情報は、“衛星あ
るいは地上の中継器を使用するスペクトル拡散多元接続通信システム”と題する
米国特許第4,901,307号に開示されており、この米国特許は本発明の譲
受人に譲渡され、その全体がここに参照により組み込まれている。
【0004】 IS−95において、各基地局は、その動作をシステム中の他の基地局と同期
させている。例えば、1つの実施形態では、IS−95基地局は、グローバルポ
ジショニング衛星(GPS)シグナリングのような世界時基準に動作を同期化さ
せている。同期時間基準に基づいて、所定の地理的領域にある各基地局には、共
通の疑似雑音(PN)パイロットシーケンスのシーケンスオフセットが割り当て
られる。例えば、IS−95によると、215チップを持ちそして26.66ミリ
秒(ms)毎に反復するPNシーケンスが、システム中の各基地局によってパイ
ロット信号として512PNシーケンスオフセットの1つで送信される。IS−
95動作によると、基地局は連続的にパイロット信号を送信し、このパイロット
信号は遠隔ユニットによって使用され、他の機能と同様に基地局を識別すること
ができる。
【0005】 ハンドオフとして知られているプロセスを通して1つの基地局から他の基地局
に、遠隔ユニットとの通信を渡すためのさまざまな方法が存在する。オリジナル
基地局のカバレッジ領域で動作している遠隔ユニットが、ターゲット基地局のカ
バレッジ領域に移動する場合、ハンドオフが必要となる。CDMAシステムで使
用されるハンドオフの1つの方法は“ソフト”ハンドオフと呼ばれる。ソフトハ
ンドオフを使用することによって、ターゲット基地局との通信が、オリジナル基
地局との通信の終了前に確立される。遠隔ユニットが2つの基地局と通信してい
るとき、遠隔ユニットと基地局の両者とも複数の受信信号から単一の信号を作り
出す。ソフトハンドオフの使用により、遠隔ユニットとエンドユーザ間の通信は
オリジナル基地局からターゲット基地局への結果として起こるハンドオフによっ
て中断されない。本発明の譲受人に譲渡され、ここに組み込まれている“CDM
Aセルラ通信システムにおける移動局アシストソフトハンドオフ”と題する米国
特許第5,267,261号が、ハンドオフプロセスの間に1つより多い基地局
を通しての遠隔ユニットとの通信を提供する方法とシステムを開示する。ハンド
オフに関するさらなる情報は、“CDMAセルラ電話システムにおける通信にお
いてソフトハンドオフを提供する方法およびシステム”と題する米国特許第5,
101,501号、“CDMAセルラ通信システムにおける移動局アシストソフ
トハンドオフ”と題する米国特許第5,640,414号、および“共通の基地
局のセクタ間でハンドオフを実行する方法および装置”と題する米国特許第5,
625,876号に開示されており、これらの特許のそれぞれは本発明の譲受人
に譲渡され、その全体がここに参照により組み込まれている。米国特許第5,6
25,876号の主題はいわゆる“ソフターハンドオフ”に関する。この文献の
目的のために、“ソフトハンドオフ”という用語は、“ソフトハンドオフ”と“
ソフターハンドオフ”を共に含むものとする。
【0006】 先に言及した特許に説明されているように、遠隔ユニットアシストソフトハン
ドオフは、遠隔ユニットによって測定された基地局のいくつかのセット、すなわ
ち、アクティブセット、隣接セット、候補セットおよび残りのセットのパイロッ
ト信号強度に基づいて動作する。アクティブセットは、アクティブ通信が確立さ
れている1組の基地局である。隣接セットは、アクティブ基地局を取り囲み、通
信を確立するのに十分なレベルのパイロット信号強度を高い確率で持つ基地局を
含む1組の基地局である。候補セットは、通信を確立するのに十分なレベルのパ
イロット信号強度を持つが、アクティブ通信が未だ確立されていない1組の基地
局である。残りのセットとは、他の3つのセットのどれにも入らない1組の基地
局である。
【0007】 遠隔ユニットはこれらのセットを使用して、ハンドオフプロセスを制御する。
多くのケースにおいてアクティブセットはハンドオフプロセスがさらに他の基地
局に関して始められる前に1つより多い基地局を含むが、この例では、われわれ
は通信が最初に確立されたとき、遠隔ユニットが第1の基地局を通して通信し、
そしてアクティブセットは第1の基地局のみを含むと仮定する。遠隔ユニットは
、アクティブセット、候補セット、隣接セットおよび残りのセットにおける基地
局のパイロット信号強度をモニタする。隣接セットあるいは残りのセット中の基
地局のパイロット信号強度が予め定められたしきい値レベルを超えるとき、基地
局が候補セットに加えられ、そして遠隔ユニットにおける隣接セットあるいは残
りのセットから取り除かれる。遠隔ユニットは、第1の基地局を通して、新しい
基地局を識別するパイロット強度測定オーバーヘッドメッセージを通信する。シ
ステム制御装置は、第1の基地局からパイロット強度測定オーバーヘッドメッセ
ージを受信し、そして新しい基地局と遠隔ユニットとの間の通信を確立すべきか
否かを決定する。システム制御装置がそうすべきであると決定した場合、システ
ム制御装置は、新しい基地局に対して遠隔ユニットについての識別情報と共にメ
ッセージを送り、遠隔ユニットとの通信を確立するためのコマンドを送る。
【0008】 ハンドオフメッセージがまた、第1の基地局を通して遠隔ユニットに送信され
る。ハンドオフメッセージは、第1の基地局および新しい基地局を含む新しいア
クティブセットを識別するオーバーヘッドメッセージである。ハンドオフメッセ
ージはまた、新しい基地局と共に遠隔ユニットによる使用のためにどのチャネル
が割り当てられたかを識別する。遠隔ユニットは新しい基地局が送信した信号を
サーチし、第1の基地局を通した通信を終了しないで、新しい基地局との通信が
確立される。このプロセスは、2つ以上の基地局がアクティブセットに入るよう
に付加的な基地局と続けることができる。
【0009】 遠隔ユニットが複数の基地局を通して通信しているとき、アクティブセット、
候補セット、隣接セットおよび残りのセットの基地局の信号強度をモニタし続け
る。アクティブセットの基地局に対応する信号強度が予め定められた時間期間に
対して予め定められたしきい値より下に落ちた場合、遠隔ユニットはオーバーヘ
ッドメッセージを発生し送信してそのイベントを報告する。システム制御装置は
、遠隔ユニットが通信している少なくとも1つの基地局を通してこのメッセージ
を受信する。このメッセージの受信に応答して、システム制御装置は弱い信号強
度を持つ基地局を通した通信を終了させることを決定できる。
【0010】 基地局を通した通信を終了させる決定を形成すると、システム制御装置は基地
局の新しいアクティブセットを識別するハンドオフメッセージを発生させる。新
しいアクティブセットは、それを通した通信を終了させるべき基地局を含まない
。それを通した通信が確立された基地局は、ハンドオフメッセージを新しいアク
ティブセットと共に遠隔ユニットに送る。遠隔ユニットはオーバーヘッドメッセ
ージを受信し、基地局をアクティブセットから取り除きそして、典型的には、そ
れを隣接セット中に入れる。したがって遠隔ユニット通信は、新しいアクティブ
セットの中で識別された基地局を通してだけルーティングされる。
【0011】 遠隔ユニットは、ソフトハンドオフプロセスの間中常に少なくとも1つの基地
局を通してエンドユーザと通信しているので、通信中の中断は遠隔ユニットとエ
ンドユーザ間で発生しない。ソフトハンドオフは、時分割多元接続(TDMA)
あるいは周波数変調(FM)のような他の多元接続技術を使用しているセルラ通
信システムで使用されている従来の“ブレークビフォーメイク”(ハードハンド
オフ)技術に優る固有の“メイクビフォーブレーク”通信で顕著な利点を提供す
る。
【0012】 先に着目したように、各基地局は基地局を取り囲む1組の隣接基地局と関連し
ている。隣接基地局のカバレッジ領域がアクティブ基地局のカバレッジ領域に近
く物理的に近接しているため、アクティブ基地局と通信している遠隔ユニットは
、システム中の他の基地局ではなく隣接基地局の1つに、よりハンドオフし易い
。基地局は隣接リスト識別メッセージを使用して、基地局が通信を確立した遠隔
ユニットに対する隣接基地局を識別する。隣接リスト識別メッセージは、隣接基
地局がパイロット信号を送信するPNシーケンスオフセットにしたがって隣接基
地局を識別する。
【0013】 パス遅延とマルチパスのため、2つの隣接基地局から遠隔ユニットに到着する
2つのパイロット信号間の相対時間オフセットは、典型的に公称PNシーケンス
オフセットに全く同一ではない。さらに、遅延とマルチパス環境は、基地局カバ
レッジ領域内の物体の相対移動により絶えず変化している。したがって、遠隔ユ
ニット内のサーチエレメントが、既知のタイミング条件に関連したPNシーケン
スオフセットの範囲に渡って隣接基地局のパイロット信号をサーチするために使
用される。
【0014】 サーチエレメントが実行する各サーチは、公称PNシーケンスオフセットおよ
び対応するサーチウィンドウを持つものとして特徴付けることができる。サーチ
ウィンドウは、公称PNシーケンスオフセットの周りの1組のPNシーケンスオ
フセットを指定する。一般的に、サーチウィンドウは遠隔ユニットがパイロット
信号を検出する可能性があるオフセットの範囲を構成する。処理される各オフセ
ットに対して、サーチエレメントが、パイロット信号を発生させるために使用さ
れるのと同じPNシーケンスを使用してアンテナサンプルを逆拡散することによ
って、そのオフセットでの相関エネルギを見つけだす。サーチエレメントは、時
間期間の間エネルギを累積し、累積されたエネルギを遠隔ユニット制御装置に報
告する。累積されたエネルギが一定のしきい値を超える場合、パイロット信号が
検出される。
【0015】 遠隔ユニットは隣接リストを使用して、ハンドオフ候補をサーチする空間を制
限する。例えば、サーチプロセスは非常にリソースを多用するので、可能性のあ
るPNシーケンスオフセットの全セットに渡ってサーチを行うことを避けるのが
有利である。隣接リストを使用することによって、遠隔ユニットは、有用な信号
パスに最も対応している可能性があるそれらのPNシーケンスオフセットにその
リソースを集中させることができる。
【0016】 IS−95動作は、各基地局のタイミングが他の基地局に関して同期を保って
いる限り実用的である。しかしながらあるシステムにおいては、システムの動作
を同期基準から切り離すことによって有利な点が達成される。例えば、地下鉄シ
ステムにおけるような地下に配置されたシステムでは、GPSを使用して世界時
同期信号を得るのは困難である。さらに、ある政治的環境では、システム動作を
他の政治的エンティティの制御下のシグナリングから切り離すことが望ましいと
して認められている。
【0017】 1つ以上の基地局がシステム中の他の基地局に関して非同期的に動作している
システムでは、世界時基準を使用しないで基地局間の相対時間オフセットを確立
することができないことから、基地局は、(相対PNシーケンスオフセットとし
て一般的に測定される)相対時間オフセットに基づいて他の基地局と識別するこ
とができない。したがって、ちょうど説明したハンドオフ制御システムは、非同
期動作に適応するように修正しなければならない。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、ハンドオフ制御メカニズムを非同期CDMAシステムで使用でき
るように発展させるという技術的要求がある。
【0019】
【課題を解決するための手段】
1つの実施形態では、ワイヤレス遠隔ユニットが複数の基地局と同時に通信す
ることが可能であるシステムにおいて、後続の基地局へのハンドオフが基地局の
選択されたセットの使用を通して制御される。例えば、第2の基地局とアクティ
ブ基地局間のフレーム同期が知られていない場合、第2の基地局が通信を確立す
るのに十分な信号強度を持つとき、遠隔ユニットは第2の基地局を識別するメッ
セージをネットワーク制御装置に送信する。ネットワーク制御装置は、第2の基
地局におけるリソースの利用可能性を決定する。リソースが利用可能な場合、基
地局は、第2の基地局を選択された基地局として識別するメッセージを第1の基
地局を経由して送る。これに応答して遠隔ユニットは、第2の基地局のフレーム
同期を決定するために第2の基地局からのオーバーヘッドチャネルをモニタする
。遠隔ユニットは、フレーム同期をネットワーク制御装置に送信する。ネットワ
ーク制御装置は第2の基地局にコマンドを送って、第2の基地局からの送信が第
1の基地局からの送信とほぼ同期化されて遠隔ユニットに到着するように、遠隔
ユニットへの信号の送信を開始させる。
【0020】 他の実施形態では、ワイヤレス通信システムにおける時間整列は、選択された
セットの往復メッセージを使用しないで遠隔ユニットによって達成される。例え
ば、遠隔ユニットは、第1のフレーム整列を持つ第1の基地局からフォワードリ
ンク送信を受信する。遠隔ユニットは、第2のフレーム整列を持つ第2の基地局
から第2のフォワードリンク送信を受信する。第2のフレーム整列は、フレーム
境界に関する情報を含むが、絶対フレーム数に関する情報は含まない。遠隔ユニ
ットは、第1のフレーム整列にしたがって第1のフォワードリンク送信と第2の
フォワードリンク送信を合成する。遠隔ユニットは、性能表示が予想された限界
内にあるか否かを決定する。性能表示が予想された限界内にない場合、遠隔ユニ
ットは、第2のフレーム整列を使用して第1のフォワードリンク送信と第2のフ
ォワードリンク送信を合成する。
【0021】 さらに他の実施形態では、合成隣接リストが、ハンドオフプロセスの間に使用
するために遠隔ユニットあるいはネットワーク制御装置によって生成される。例
えば、遠隔ユニットが決定した合成隣接リストの場合、遠隔ユニットは、1つ以
上のアクティブ基地局に対応する1つ以上の隣接リストを受信する。遠隔ユニッ
トは、アクティブ通信が確立された基地局に対応するエントリを1つ以上の隣接
リストから取り除く。遠隔ユニットは、隣接リスト中のエントリが共通のタイミ
ング基準に参照されるように、隣接リスト中の少なくとも1つのエントリの時間
オフセット基準を整列させる。隣接リストにおいて1つより多いエントリを持つ
各基地局に対して、遠隔ユニットは、基地局に対応する各エントリ中で指定され
るサーチウィンドウの共通部分に等しい合成サーチウィンドウを指定する単一の
合成エントリを決定する。
【0022】 またさらなる実施形態では、ハンドオフを容易にするために使用される隣接リ
ストが一連のエントリを含む。エントリは、基準基地局とPNオフセットを識別
する情報を含む。基準基地局のタイミングは、PNオフセットに対する基準タイ
ミングとして使用される。このエントリは、サーチが行なわれるべきウィンドウ
サイズをさらに含む。ウィンドウサイズは、基準基地局とエントリが対応する基
地局間の同期の相対クラスに関する情報を潜在的に伝える。例えば、ウィンドウ
サイズは、エントリに対応する基地局が基準基地局とフレーム同期されているか
否かに関する情報を伝えることができる。
【0023】 本発明の特徴、目的および利点は、同様な参照記号が全体を通して対応したも
のを識別している図面を考慮すると、以下に記載されている詳細な説明からさら
に明らかになるであろう。
【0024】
【発明の実施の形態】
非同期コード分割多元接続(CDMA)においては、世界時基準は基地局の動
作を同期化させるために使用されない。ある場合には、基地局のグループが単一
の基準に同期化される。例えば、単一のビルディング内に配置された1組の基地
局は、共通のタイミング源に同期化させることができる。それに、基地局内のセ
クタは典型的に共通のタイミング源に同期化される。しかしながら、システム内
の他の基地局との間の相対タイミングは知られていないか、あるいは純粋には同
期がとれているとはいえない。
【0025】 図2は、非同期システムにおける1組の基地局を示すブロック図である。図2
は、40A、40Bおよび40Cとラベルが付されたセクタを持つマルチセクタ
基地局を示す。この文献では、基地局という用語は単一セクタ基地局、マルチセ
クタ基地局の1つのセクタ、あるいはマルチセクタ基地局に言及するために使用
する。この用語を使用して、この場合われわれは基地局40A−40Cが共通の
マルチセクタ基地局のセクタであることおよび互いに関して純粋に同期するよう
に共通の時間基準から動作することを仮定する。
【0026】 図2に示されたシステムはまた、基地局42、44および46を含む。基地局
42、44および46は、基地局40A−40Cよりもいくぶん精密でない程度
に同期化されている。システムはまた、基地局48と50を含む。基地局48と
50は、基地局40A−40Cと基地局42−46に関してだけでなく、互いに
関しても非同期的に動作する。基地局はネットワーク制御装置60によって制御
される。基地局42−50はそれぞれ地理的に特有なPNシーケンスが割り当て
られ、このPNシーケンスにより、他の信号だけでなくパイロット信号を発生さ
せる。PNシーケンスの1サイクルはフレームといわれる。(示されていない)
論理接続は、各基地局40−50をネットワーク制御装置60に結合する。ソフ
トハンドオフの間中、ネットワーク制御装置60は、アクティブ基地局を経由し
て遠隔ユニットから受信した信号を合成する。基地局およびネットワーク制御装
置の動作に関する付加的な情報は、“スペクトル拡散多元接続通信システムのた
めのセルサイト復調アーキテクチャ”と題する米国特許第5,654,979号
および“複数の信号を受信することが可能なシステムにおける復調エレメント割
り当て”と題する米国特許第5,490,165号に開示されており、これらの
米国特許は本発明の譲受人に譲渡され、その全体がここに参照により組み込まれ
ている。
【0027】 ネットワーク制御装置60により実行されるタスクのもう1つは、システム中
で動作している(遠隔ユニット52のような)遠隔ユニットのための隣接リスト
を発生させることである。隣接リストの1つの目的は、遠隔ユニットが基地局に
よって送信されたパイロット信号を見つけようと試みるサーチ空間を制限するこ
とである。隣接リスト情報は、遠隔ユニット特定チャネルあるいは放送チャネル
を通して1つ以上の基地局を経由してネットワーク制御装置60から遠隔ユニッ
トに送信できる。
【0028】 先に着目したように、IS−95システムにおいては、各基地局は、共通のP
Nシーケンスの特有なPNシーケンスオフセットが割り当てられている。したが
って、IS−95システムでは、隣接リストは相対PNオフセットにしたがって
隣接基地局を識別する。しかしながら、非同期システムでは、ある基地局の相対
時間オフセットは知られておらず、したがって相対PNオフセットによって基地
局を識別できない。
【0029】 この理由のために、図2に示された非同期システムでは、複数のPNシーケン
スを使用してシステム中のいくつかの基地局を識別する。相対PNオフセットを
使用して、純粋に互いに同期化されている基地局間を識別することができる。例
えば、図2において、基地局40A−40Cはそれぞれ、共通のPNシーケンス
の3つの異なるPNオフセットの特有な1つが割り当てられる。基地局42−4
6および基地局48と50はそれぞれ特有なPNシーケンスが割り当てられる。
複数のPNシーケンスを使用する場合、サーチ空間を制限するために隣接リスト
を使用することがますます重大になる。その理由は、タイムリーな方法で可能性
のあるすべてのオフセットにおいて複数のPNシーケンスに渡ってサーチするこ
とは非実用的だからである。それに、PNシーケンスの全期間をサーチしなけれ
ばならないから、サーチウィンドウのサイズを制限するためにPNシーケンスの
長さを制限することが有利である。しかしながら、各PNチップの持続時間が固
定されたままであり、そしてPNシーケンスの長さが制限される場合、PNシー
ケンスはより頻繁に反復する。例えば、より長い期間も使用できるが、システム
で使用されるPNシーケンスの期間を約10ミリ秒にあるいはより短く制限する
ことが有利でありうる。
【0030】 図2に関して先に着目したように、同期基地局および非同期基地局が共存する
システムでは、いくつかのクラスの同期を使用できる。例えば、GPSタイミン
グあるいは何らかの他の信頼性のあるタイミング源が利用できる場合、ほぼ完全
な同期化が達成できる。一般には精度が落ちるが、タイミングは基地局とネット
ワーク制御装置を接続する迂回中継を通しても伝えることができる。他のタイミ
ング基準には、テレビジョンとラジオシグナリングおよび遠隔ユニットからの往
復遅延報告が含まれるがそれらに制限されない。あるケースでは、(GPSタイ
ミングのような)タイミング基準に以前は結合されていた基地局が、タイミング
基準への接続を失い、それ自身の内部タイミング源に基づいて動作を開始する。
そのようなケースでは、他の基地局との同期の程度は時間がたつと徐々に低下し
、結局非同期になる。これらの理由や他の理由で、システム内の基地局は、いく
つかのクラスの同期の1つを持つものとして分類できる。
【0031】 図2では、基地局40A−40Cは、互いに関して純粋に同期しているとして
分類できる。純粋に同期しているとは、例えば、約3PNチップの持続期間より
小さいような適度に小さな不確実性を持つとして知られている基地局タイミング
に関連する。基地局42、44および46の相対タイミングがより大きなウィン
ドウの範囲内で決定できるだけである場合、それらはフレーム同期として分類で
きる。それで、例えば、基地局42−46の相対タイミングが、互いに関してP
Nシーケンスの持続時間のプラスあるいはマイナス半分(すなわち、1フレーム
の長さの持続時間の半分)の範囲内で決定できる場合、それらはフレーム同期と
考えられる。
【0032】 基地局48と50は非同期として分類することができ、これは、これらの基地
局の相対タイミングが他のどの基地局に関しても知られていないということを意
味している。さらに、われわれは、基地局40A−40Cに対する基地局42−
46のタイミング関係もまた知られていないと仮定する。
【0033】 表Iは、図2に示されている各基地局間の相対同期状態を要約している。
【0034】
【表1】
【0035】 表Iと先のテキストは3つの異なる同期クラスに言及しているが、純粋同期と
非同期の間の多数の中間的な同期クラスを指定できることに留意すべきである。
例えば、基地局Xが基地局Yに時間期間T1以内に同期化され、基地局Xが基地
局Zに時間期間T2以内に同期化される場合、基地局Yと基地局Zが時間期間T
1+T2以内に同期化され、したがって、いくつかのクラスの同期が定義できる
【0036】 遠隔ユニットが基地局40Bとアクティブ通信リンクを確立した場合、基地局
40Aと40Cだけでなく基地局48も隣接リストのメンバーである可能性があ
る。基地局40A−40Cが互いに関して純粋に同期しているとしても、基地局
48との基地局40Bの相対同期は知られていないことに留意すべきである。し
たがって、基地局40Bは基地局48に関して非同期である。
【0037】 サーチ空間を制限できる1つの方法は、隣接基地局の相対同期クラスに関して
である。例えば、遠隔ユニットが基地局40Aとの通信を確立している場合、基
地局40Bと40Cは隣接セットのメンバーである可能性が非常に高い。基地局
40A−40Cが互いに関して純粋に同期していることが分かっていると、サー
チ空間は、従来技術と同様な方法で相対公称PNシーケンスオフセットを取り囲
む比較的小さなサーチウィンドウに制限できる。
【0038】 遠隔ユニットが基地局44とアクティブ通信リンクを確立する場合、基地局4
2と46は隣接セット中にある可能性がある。これらの基地局の各々は異なるP
Nシーケンスを使用することから、1つの例では、サーチウィンドウが全PNシ
ーケンスの各々可能性のあるオフセットに渡って広がる。しかしながら、これら
の基地局はフレーム同期であることから、以下に詳細に説明するようにハンドオ
フのプロセスはある程度は簡単になる。
【0039】 遠隔ユニットが基地局48とアクティブ通信リンクを確立した場合、基地局4
0A−40Cは隣接リスト上にある可能性がある。基地局48は基地局40A−
40Cに対して非同期的に動作するので、サーチウィンドウは、基地局40A−
40Cによって使用される共通PNシーケンス全体のそれぞれ可能性のあるオフ
セットに渡って拡大しなければならない。さらに、遠隔ユニットが基地局48と
アクティブ通信リンクを確立している場合、基地局42−46は隣接セットにリ
ストアップされている可能性がある。もう一度説明すると、基地局48は基地局
42−46に対して非同期に動作することから、これらの基地局で使用される3
つすべてのPNシーケンスを、全PNシーケンスのそれぞれ可能性のあるオフセ
ットに渡ってサーチしなければならない。以下でさらに詳細に説明するように、
基地局48は他の基地局とフレーム同期でさえしていないので、付加的なハンド
オフ手順がハンドオフプロセスに組み込まれる。
【0040】 サーチ空間情報を遠隔ユニットに通信するために、非同期システムにおけるネ
ットワーク制御装置60によって発生された隣接リストメッセージには、IS−
95隣接リストメッセージ中に含まれていたものに加えて付加的な情報が含まれ
ている。そのような情報を隣接リストメッセージに組み込むことができる1つの
方法は、隣接リストで指定された各PNシーケンスと関連したサーチウィンドウ
パラメータ中で相対同期情報を潜在的に伝えることである。例えば、同期の相対
クラスを明確に指定するよりはむしろ、サーチウィンドウ指定が、制限されたP
Nサーチウィンドウ、全PN期間、あるいは無限大を指定できる。アクティブ基
地局と隣接セットのメンバーが純粋に同期している場合、IS−95システムと
ほぼ同じ方法でPN期間全体の一部を指定するサーチウィンドウが指定できる。
アクティブ基地局と隣接セットのメンバーが互いに関してフレーム同期である場
合、隣接リストメッセージは、サーチウィンドウがPN期間全体を含むことを指
定できる。アクティブ通信が確立されている基地局が隣接セットのメンバーであ
る基地局に関して非同期である場合、サーチウィンドウは無限大にセットできる
。このようにして、遠隔ユニットは遠隔ユニットと純粋に同期している基地局、
遠隔ユニットとフレーム同期している基地局、および遠隔ユニットと非同期であ
る基地局を識別することができる。純粋同期とフレーム同期との間の中間の同期
分類を持つシステムでは、同期の相対クラスに基づいて、さまざまなサーチウィ
ンドウサイズを使用できる。他の実施形態では、隣接基地局の相対同期クラスを
隣接リストメッセージ中で明確に指定できる。
【0041】 先に着目したように、隣接リストを使用して基地局間のソフトハンドオフを促
進する。遠隔ユニットが2つ以上の基地局とソフトハンドオフを確立した後、ア
クティブ基地局の各々と関連した隣接リストが、以下で十分に説明するようにネ
ットワーク制御装置によってあるいは遠隔ユニットよって1つのリストに合成さ
れる。IS−95同期システムでは、合成された隣接リストは、各アクティブ基
地局と関連した隣接リストの合成を単純に行うことによって発生させることがで
きる。したがって、全体的な合成隣接リストは、各アクティブ基地局と関連した
個々の隣接リストから生成される。IS−95によると、合成隣接リストは、各
アクティブ基地局と関連した各隣接リストの各メンバーの相対PNシーケンスオ
フセットを単に指定する。
【0042】 非同期システムでは、単一のタイミング基準がなく、有効な合成隣接リストの
発生はエントリの単純な合成を行うことによって達成できない。例えば、先に着
目したように、遠隔ユニットが基地局48とで確立されたアクティブ通信リンク
を持つ場合、基地局40A−40Cの相対分類は非同期である。しかしながら、
遠隔ユニットが基地局48と40B間のソフトハンドオフに入る場合、基地局4
8と基地局40A、および40Cとの間の相対的同期を決定できる。その理由は
、基地局40A−40Cが純粋に同期しているからである。したがって、遠隔ユ
ニットが基地局40Bとのソフトハンドオフに入るとき、基地局40A−40C
によって使用される全PNシーケンスの期間をサーチすることはもはや必要ない
。その理由は、公称相対PNシーケンスオフセットが知られているからである。
したがって、サーチ空間をさらに制限するためにこの情報を利用すると有利であ
る。
【0043】 サーチ空間を制限できる1つの方法は、各アクティブ基地局のための同期情報
を含む別個の隣接リストを遠隔ユニットに送信することである。したがって、遠
隔ユニットは、特定の基地局に対応するいくつかのエントリを受信するかもしれ
ない。遠隔ユニットは、特定の基地局に対するサーチ空間としてその基地局のた
めに指定される1組のサーチウィンドウの共通部分を使用する。
【0044】 サーチ空間を制限できるもう1つの方法は、ソフトハンドオフ中の遠隔ユニッ
ト用のカスタム合成隣接リストを決定するために、ネットワーク制御装置が各ア
クティブ基地局と関連した隣接リストを合成することができるようにすることで
ある。例えば、ネットワーク制御装置はアクティブ基地局が分かっており、アク
ティブ基地局の1つをタイミング基準として指定できる。ネットワーク制御装置
はそれから、遠隔ユニットに利用可能な同期情報を使用して最小の可能性のある
サーチウィンドウを決定できる。ネットワーク制御装置はそれから、同期の相対
クラスを使用して個々の隣接リストを合成する。遠隔ユニットは、サーチ空間を
決定するための基準として指定された基地局のタイミングを使用する。
【0045】 さらにもう1つの実施形態では、これらの2つのアプローチが結合される。ネ
ットワーク制御装置はカスタマイズされた隣接リストを生成し、それを遠隔ユニ
ットに送信する。遠隔ユニットはさらに、自らが持つタイミング情報に基づいて
ネットワーク制御装置発生リストをカスタマイズする。例えば、遠隔ユニットは
さらに、隣接リストの2つの基地局間の既知の相対タイミングに基づいて隣接リ
ストをさらに修正する。これら3つすべての実施形態は以下の例に関してより明
確に理解される。
【0046】 IS−95Bによると、隣接リストは、隣接基地局によって使用されるPNシ
ーケンスオフセットを指定する。非同期システムでは、隣接リストはまた、基地
局により使用されるPNコードを指定しなければならない。IS−95Bによる
と、PNシーケンスオフセットは64のPNチップの分解能で指定される。非同
期システムでは、より細かいかあるいはより粗い分解能を使用できる。
【0047】 IS−95Bによると、隣接基地局によって使用されるPNシーケンスオフセ
ットを指定することに加えて、隣接リストはサーチウィンドウサイズも指定でき
る。サーチウィンドウのサイズは、アクティブ基地局および隣接基地局のカバレ
ッジ領域の予想された物理的サイズに基づいて変更できる。完全な同期システム
においてさえ、同期基地局の相対PNシーケンスオフセットにおけるある不確実
性が、基地局と遠隔ユニット間の知られていない伝搬遅延のために予想されるこ
とに留意すべきである。
【0048】 非同期システムでは、付加的な情報を含むように隣接リストを修正することが
できる。例えば、先に着目したように、サーチウィンドウの範囲は、無限大ある
いはPN期間全体を含むように指定できる。さらに、隣接リストはサーチウィン
ドウが指定される基準を指定する。例えば、遠隔ユニットが、隣接基地局とある
程度同期化されているアクティブセット中の基地局を持つ場合、隣接リストは、
アクティブ基地局によって受信される信号のタイミングに関してPNシーケンス
オフセットを指定できる。
【0049】 したがって、非同期システムでは、隣接リストエントリは以下の表IIにリス
トアップされた(他のエントリとの間の)情報を含む。
【0050】
【表2】
【0051】 それで、例えば、図2の遠隔ユニット52が基地局40Bとで確立されたアク
ティブ通信リンクを持つと仮定する。隣接リストには、他の情報の中で、表II
Iに与えられる情報が含まれるかも知れない。
【0052】
【表3】
【0053】 表III中の情報は、PNコード#3を使用するサーチを実行し、PNオフセ
ット459を取り囲む128PNシーケンスオフセットをサーチし、すなわち別
の言い方をすると、基地局40Bからの信号に対して395から523までのP
Nシーケンスオフセットをサーチすることによって、基地局40Aからのパイロ
ット信号を見つけだせそうであるということを遠隔ユニット52に知らせる。同
様に、PNコード#3を使用するサーチを実行し、PNオフセット873を取り
囲む128PNシーケンスオフセットをサーチし、すなわち別の言い方をすると
、基地局40Bからの信号に対して809から937までのPNシーケンスオフ
セットをサーチすることによって、基地局40Cからのパイロット信号を見つけ
だせそうであるということを遠隔ユニット52に知らせる。さらに、遠隔ユニッ
ト52は、PNコード#9、#11と#2をそれぞれ使用してサーチし、すべて
のPNシーケンスオフセットに渡ってサーチすることによって、基地局44、4
6および48からのパイロット信号を見つける可能性がある。
【0054】 実際には、ウィンドウサイズとPNシーケンスオフセットを1PNチップの分
解能で指定する代わりに、より粗い分解能が使用できることに留意すべきである
。より粗い指定を使用して、隣接リストエントリを指定するために必要なビット
数を減少させることができる。例えば、1と32,768との間の任意の数に、
すなわち32,769の可能性がある値の指定を要求し、16ビットの情報を要
求する無限大にウィンドウサイズを指定できるようにするというよりはむしろ、
1組の可能性のあるウィンドウサイズに制限することができる。例えば、ウィン
ドウサイズは、32、54、126、256、512、1024、32768の
PNチップの1つ、すなわち3ビットだけで指定できる無限大の1つとすること
ができる。
【0055】 複数のアクティブ基地局からの隣接リストをどのように合成できるかを図示す
るために、基地局44に対する隣接リストが以下の表IVで指定されると仮定す
る。
【表4】
【0056】 このケースにおいて、基地局48と40Bは基地局46に対して非同期である
。基地局44は、伝搬遅延不確実性による受信タイミング不確実性プラス不完全
な同期化による不確実性が2048チップであるような基地局46との同期レベ
ルを持つ。基地局42は、伝搬遅延不確実性による受信タイミング不確実性プラ
ス不完全な同期化による不確実性が256チップであるような基地局44との同
期レベルを持つ。一般に、小さなウィンドウサイズはより高い程度の同期化を示
唆するが、同期情報は隣接リストメッセージ中で明確に伝えられない。
【0057】 遠隔ユニットが、基地局40Bと44との間でソフトハンドオフにあるケース
を考える。1つの実施形態では、図3のフローチャートに示すように、ブロック
120においてネットワーク制御装置は合成された隣接リストを生成させ、これ
は基地局40Bと44を経由して遠隔ユニットに伝えられる。例えば、表Vは合
成された隣接リストを示す。
【表5】
【0058】 ブロック122では、遠隔ユニットは、表VI中に示すようにアクティブ基地
局40Bおよび44に対応するエントリを取り除く。他の実施形態では、アクテ
ィブ基地局に対応するエントリは隣接リストに残るが、サーチプロセスから単に
除かれる。
【表6】
【0059】 ブロック124では、遠隔ユニットは基地局40Bのようなアクティブ基地局
の1つにタイミング基準を整列させる。遠隔ユニットで受信される2つのアクテ
ィブ基地局から受信された信号の相対タイミングは、遠隔ユニットによって容易
に決定されることに留意すべきである。例えば、このケースにおいて、われわれ
は基地局40Bから受信された信号が、基地局44から受信された信号から22
00PNチップだけオフセットされて測定されることを仮定し、したがって基地
局44に関して指定されたPNシーケンスオフセットに2200PNチップを加
算する。結果として得られるエントリを表VIIに示す。
【表7】
【0060】 ブロック126では、表の中で指定された値における何らかのオーバーラップ
が取り除かれる。その結果が表VIIIに示されている。値のオーバーラップは
共通の基地局エントリに対応するサーチウィンドウの共通部分をとることによっ
て決定できる。
【表8】
【0061】 表VIIIの例では、基地局46と48に対する結果として生じるウィンドウ
オーバーラップ領域は合成前の最小ウィンドウサイズに等しい。このことはいつ
もそういうことではない。例えば、表VIIIに示されていない例では、共通の
アクティブ基地局に関する共通の隣接基地局に対応する2つのエントリに対して
、第1のエントリが3093を中心とする128PNチップサーチウィンドウ(
すなわち、等価的に3029から3157までのサーチウィンドウ)を指定し、
第2のエントリが4096を中心とする2048PNチップサーチウィンドウ(
すなわち、等価的に3072から5120までのサーチウィンドウ)を指定する
場合、われわれは3072から3157までの共通の範囲を得る。1つのエント
リが2回より多く隣接リストに現れるケースでは、共通の基地局に対応するすべ
てのサーチウィンドウエントリの共通部分を取ることによって共通の、連続的な
サーチウィンドウを決定できる。1つの実施形態では、サーチウィンドウの共通
部分が、ある小さな量だけ増加されあるいは減少される。他の実施形態において
は、共通部分が1組の標準的なサーチウィンドウ範囲に適合させるために切り上
げあるいは切り下げられる。
【0062】 ブロック124と126は明確にする目的のために別個の動作として先に示さ
れているが、実際の実施形態では、ブロック124と126のアクティビティは
、表VI中で与えられる情報を明確に生成させることなく単一のステップで実行
できる。さらに、合成隣接リストを生成させるとき、遠隔ユニットあるいはネッ
トワーク制御装置は、利用可能な情報を使用してサーチ空間を有効に制限する限
り、何らかの特定の形態で明確なリストを生成させる必要はない。
【0063】 図3に関連して今説明したシナリオでは、隣接リストは、遠隔ユニットにおい
て部分的に合成される。これと同じタイプの合成は、アクティブ基地局からの信
号間の相対タイミングオフセットが遠隔ユニットからネットワーク制御装置に報
告されるのであれば、ネットワーク制御装置中で生じさせることができる。相対
タイミングオフセットがネットワーク制御装置に報告されないとしても、何らか
のレベルの合成を行うことができる。例えば、1つのエントリが特定の基地局に
対して無限のサーチウィンドウを指定し、もう1つのエントリがより小さなウィ
ンドウを指定する場合、より小さなウィンドウが常に使用できる。ネットワーク
制御装置における隣接リスト合成は、空中で伝えられる情報の減少となり、これ
はシステム容量にとって有利である。しかしながら、ネットワーク制御装置でリ
ストを合成すると、要求される迂回中継シグナリングも増加させることが ある。
【0064】 フォワードリンクで遠隔ユニットに伝えられる各データフレームは、一連のシ
ンボルで構成される。遠隔ユニットが2つの基地局間でソフトハンドオフにある
とき、遠隔ユニットはシンボル毎ベースで各基地局から受信された信号を合成す
る。複数の基地局からの信号の合成は、参照される発行特許で詳細に説明されて
いる。各基地局からの情報が遠隔ユニットで異なる時間に受信される場合、最も
遅く到着する情報が受信されるまで、より早く到着する情報をバッファしなけれ
ばならない。バッファされるデータ量を制限することが、構成を容易にすること
と累積的な遅延を制限することの両方のために有利である。
【0065】 2つの基地局が互いに関して非同期である場合、遠隔ユニットが隣接基地局の
パイロット信号を検出するとき、遠隔ユニットはPNシーケンスの持続時間内だ
けで2つの基地局間の相対時間オフセットを検出できる。遠隔ユニットは基地局
間の絶対タイミング差を識別することができない。別の方法で言うと、2つの非
同期基地局間の相対タイミングオフセットがPNシーケンスの期間より大きい場
合、遠隔ユニットは2つの基地局間のタイミングオフセットのモジュロ部分だけ
を検出する。例えば、PNシーケンスが10ミリ秒毎に反復し、隣接基地局とア
クティブ基地局間の時間オフセットが14ミリ秒である場合、遠隔ユニットは2
つの基地局間の4ミリ秒のオフセットのみを検出する。遠隔ユニットがこれらの
2つの基地局間でソフトハンドオフに入り、新しいアクティブ基地局から送信さ
れた情報が4ミリ秒だけ元のアクティブ基地局によって送信された情報からオフ
セットされている場合、平均して、遠隔ユニットは、対応する情報が基地局から
最大の遅延で受信される前に、時間的に進んでいる基地局からの10ミリ秒分の
データをバッファする。2つの基地局間のタイミングが104ミリ秒だけオフセ
ットされている場合、100ミリ秒のデータを遠隔ユニットでバッファしなけれ
ばならないことを除いて、同じタイプの結果が起こる。2つの基地局が互いに関
して非同期であるとき、このような比較的に大きなタイミングエラーが予想され
る。先に着目したように、このような遅延はシステム中で望ましくなく、遠隔ユ
ニットのバッファリング要求を増加させる。以下で説明する動作によると、この
ようなバッファリングは、信号がほぼ同時に到着するように基地局からの送信を
整列させることによって避けられる。さらに遠隔ユニットがどのシンボルを互い
に合成するかを決定することができる前にフレームタイミングの曖昧さを除かな
ければならない。
【0066】 いったんフレーム整列が確立されると、アクティブ基地局から送信されるフォ
ワードリンク信号のタイミングはより微細に調整されるので、信号がシンボルレ
ベルに整列されて遠隔ユニットに到着する。マルチパスと可変パス遅延のために
、フォワードリンク信号が全く同じ時間に遠隔ユニットに到着することはほとん
どない。しかしながら、IS−95中で説明されているような時間整列技術を使
用すると、数シンボルのオーダーのタイミングをほとんどのシステム中で達成で
きる。
【0067】 非同期基地局のフレーム同期は、遠隔ユニットが2つの非同期基地局間のソフ
トハンドオフに入る前に決定できる。基地局のフレーム同期は、基地局から送信
される放送チャネルのようなオーバーヘッドチャネルに基づいて遠隔ユニットに
よって決定できる。図4は、2つの非同期基地局間のソフトハンドオフに入るプ
ロセスを示すフローチャートである。図4において、われわれは、遠隔ユニット
が基地局Aと通信を確立していること、そして基地局Aと基地局Bが互いに関し
て非同期であることを仮定する。
【0068】 ブロック100では、遠隔ユニットは基地局Bからの増大するパイロット信号
レベルを検出する。このような検出は、先に指定された隣接リスト中で指定され
たサーチ空間に渡ってサーチすることから生じる。ブロック102において遠隔
ユニットは、候補基地局として基地局Bを識別するメッセージを送信する。ブロ
ック104では、ネットワーク制御装置は、基地局Aを経由してメッセージを受
信する。ネットワーク制御装置は、遠隔ユニットの要求に応えるために基地局B
中でリソースが利用可能か否かを決定する。このようなリソースが利用可能な場
合、ネットワーク制御装置は、基地局Aを経由してメッセージを送ることによっ
て、遠隔ユニットに命令して基地局Bを選択されたセットを加えさせる。選択さ
れたセットは、候補セットから昇格されたものではあるがそれについてフレーム
同期情報が利用可能でない基地局に対応したエントリを含む。
【0069】 ブロック106では、遠隔ユニットはメッセージを受信し、基地局Bに対応す
るエントリを選択されたセットに加える。遠隔ユニットはそれから、現在のフレ
ーム整列が知られていない場合に現在のフレーム整列を決定するために基地局B
からのオーバーヘッドチャネルをモニタする。オーバーヘッドチャネルは典型的
に放送チャネルであり、これは基地局とシステムの情報を基地局のカバレッジ領
域内の遠隔ユニットに伝える。
【0070】 ブロック108では、遠隔ユニットは、基地局Bの相対フレーム同期を識別す
るメッセージを送信する。ブロック110では、ネットワーク制御装置はメッセ
ージを受信し、基地局Bに命令してフレーム同期情報にしたがって信号を遠隔ユ
ニットに送信し始めさせるので、基地局Aからの信号と基地局Bからの信号がフ
レーム同期化されて遠隔ユニットに到着する。ネットワーク制御装置はまた、基
地局Bに命令して信号を送信した遠隔ユニットをサーチさせる。ブロック112
では、ネットワーク制御装置は、基地局Aに命令して基地局Bをアクティブセッ
トのメンバーとして指定するメッセージを遠隔ユニットに対して送信させる。ブ
ロック114では、遠隔ユニットはメッセージを受信し、基地局B送信信号を捕
捉し、基地局AとBによって送信された信号のダイバーシティ合成を開始する。
【0071】 基地局の新しいセットすなわち選択されたセットがブロック104で生成され
ていることに留意すべきである。選択されたセットは、相対フレーム同期情報を
受信するとアクティブセットに加えられる基地局を指定する。放送チャネルをモ
ニタするために、貴重な遠隔ユニットリソースをそのタスクに費やさなければな
らない。したがって、遠隔ユニットリソースを有効に使用するために、候補基地
局がアクティブ基地局となるために利用可能なリソースを持つことをネットワー
ク制御装置が決定しない限り、放送チャネルをモニタすることを避けるのが有利
である。この理由のために、1つの実施形態では、フレーム同期情報が隣接セッ
トのすべてのメンバーに対して収集されない場合に有利である。
【0072】 他の実施形態では、選択されたセットを使用しないで隣接リスト上のエントリ
に対応するフレーム同期情報が収集される。例えば、遠隔ユニットは、1つの基
地局が候補セットの1つのメンバーになるちょうど前あるいは少し後にフレーム
同期情報を決定できる。代わりに、遠隔ユニットは、候補セットに対する適格性
を決定するために使用されるしきい値より小さなしきい値を超える信号強度を持
つ隣接リスト中のエントリのフレーム同期情報を決定できる。
【0073】 図4に示される選択されたセットの動作は、1つ以上のアクティブ基地局に対
して純粋に同期あるいはフレーム同期している基地局のために実行する必要はな
い。図4に示されるプロセスは、後続の基地局がアクティブ基地局のどれかに対
して非同期である場合、第3の、第4のあるいはより大きい数の基地局に対して
実現してもよい。純粋に同期あるいはフレーム同期の付加的な基地局が遠隔ユニ
ットによって検出される場合、この付加的な基地局は、選択されたセットのメン
バーになる中間のステップなしで候補セットからアクティブセットのメンバーに
直接的になることができる。
【0074】 あるシステムでは、フレーム分のシンボルがネットワーク制御装置から各アク
ティブ基地局に同時に伝えられる。したがって、1つの基地局は、基地局をネッ
トワーク制御装置に接続する迂回中継と関連した相対伝搬遅延の変動にほぼ等し
い正確さでいつフレームを送信すべきかを決定できる。このような相対遅延がフ
レーム持続時間より小さい場合、基地局は、ネットワーク制御装置からのフレー
ムの到着時間に基づいて粗いタイミングを、そして遠隔ユニットから受信したフ
ィードバックに基づいてより正確なタイミングを得ることができる。
【0075】 相対遅延が1つのフレームの持続時間より大きい場合でさえ、遠隔ユニットは
、一番低いエラーレートを発生させるフレームオフセットを見つけ出すまで、さ
まざまなフレームオフセットで複数の基地局からのシンボルを合成しようと試み
ることができる。いったん相対同期が決定されると、1つの実施形態では、遠隔
ユニットは基地局に報告し、基地局は将来の送信を整列させることができる。こ
のタイプの動作は、遠隔ユニットにおける付加的なバッファリングの必要性を多
少とも解消しないが、以下で説明するように遠隔ユニットが付加的な基地局信号
をモニタしてフレーム数を決定する必要性をなくす。さらに、いったんフレーム
同期が確立されると、この方法は過度の遅延をなくす。
【0076】 今言及した動作とともにここに開示された他の実施形態にしたがった動作とも
に使用するのに適切な遠隔ユニット52のブロック図が図5に示されている。こ
の図を参照すると、遠隔ユニット52はアンテナ158を経由してフォワードリ
ンク信号を受信することがわかる。無線周波数(RF)およびアナログ受信機1
60はフォワードリンク信号を受信し、その信号をよく知られた技術にしたがっ
てデジタルサンプルに変換する。デジタルサンプルは、一連の復調エレメント1
62A−162Nに分配される。復調エレメント162A−162Nと復調器の
構造および動作に関する情報は一般的に、“スペクトル拡散多元接続通信システ
ムのための移動復調器アーキテクチャ”と題する米国特許第5,764,687
号および“CDMAセルラ電話システムにおけるダイバーシティ受信機”と題す
る米国特許第5,109,390号中で見出すことができ、この両特許は本発明
の譲受人に譲渡され、参照によりここに組み込まれている。各復調エレメント1
62A−162Nは、アクティブ基地局のどれか1つからのフォワードリンク信
号インスタンスに割り当てることができる。復調エレメント162A−162N
の出力は、それぞれ可変遅延ユニット164A−164Nに結合される。可変遅
延ユニット164A−164Nは復調エレメント162A−162Nのそれぞれ
の出力を時間整列させるように機能するので、これらの出力を合成することがで
きる。可変遅延ユニット164A−164Nは、データ記憶ユニットとして具体
化できる。各パス中に挿入される遅延量は、遠隔ユニット制御装置168によっ
て決定される。
【0077】 可変遅延ユニット164A−164Nの出力は、レート決定および合成器ブロ
ック166に結合される。レート決定および合成器ブロック166は、“通信受
信機において送信可変データのデータレートを決定するための方法および装置”
と題する米国特許第5,566,206号中で開示されているもののようなよく
知られた合成技術にしたがって動作することができ、この米国特許は本発明の譲
受人に譲渡され、参照によりここに組み込まれている。レート決定および合成器
ブロック166の出力は、ボコーダあるいはモデムのような(示されていない)
さらなる信号処理ユニットにだけでなく遠隔ユニット制御装置168に結合され
る。1つの実施形態では、可変遅延ユニット164A−164Nは、先に参照し
た特許中で説明しているように復調エレメント162A−162Nによってアク
セスされるサーキュラバッファとして具体化される。
【0078】 遠隔ユニット制御装置168はまた、レート決定および合成器ブロック166
の出力に結合される。フォワードリンク送信で伝えられる情報がネットワーク制
御装置からのメッセージを伝える場合、遠隔ユニット制御装置168は、レート
決定および合成器ブロック166の出力からそれらのメッセージを抽出し、それ
らに応答する。例えば、遠隔ユニット制御装置168は、アクティブセット、選
択されたセットおよび隣接セットに関するフォワードリンク送信から情報を抽出
する。先に与えられた実施形態では、フォワードリンク送信が選択されたセット
を指定するメッセージを含む場合、遠隔ユニット制御装置168は、復調エレメ
ント162A−162Nの少なくともいくつかにコマンドを送って、指定された
基地局からのオーバーヘッドチャネルを復調させる。遠隔ユニット制御装置16
8は、レート決定および合成器ブロック166の出力からフレーム同期情報を抽
出し、指定された基地局のフレーム同期を決定する。1つの実施形態では、遠隔
ユニットは、ターゲット基地局から受信したフレームシリアル番号をネットワー
ク制御装置に単に送り、ネットワーク制御装置はよく知られた技術にしたがって
実際のフレーム同期を決定する。
【0079】 遠隔ユニット制御装置168はメモリユニット170にも結合され、このメモ
リユニット170は情報を記憶するために使用できる。さらに、遠隔ユニット制
御装置168は送信機172に結合され、この送信機172はボコーダやモデム
のような(示されていない)さらなる信号処理ユニットから送信用のデジタルデ
ータを受信する。送信機172はリバースリンクでの送信のための信号を生成さ
せる。遠隔ユニット制御装置168はまた、送信機172を経由してネットワー
ク制御装置に送信するためのメッセージを生成させる。例えば、遠隔ユニット制
御装置168は、2つのアクティブ基地局から受信した信号間の相対遅延をネッ
トワーク制御装置に知らせるメッセージか、あるいは選択されたセット中の基地
局のフレーム同期情報に関するメッセージを生成させることができる。
【0080】 RFおよびアナログ受信機160の出力はまた、パイロット強度測定回路15
6に結合される。1つの実施形態では、パイロット強度測定回路156は、米国
特許第5,764,687号のような先に参照された特許中で説明されたような
1組のサーチングエレメントあるいはサーチャフロントエンドから構成される。
パイロット強度測定回路156の出力は、遠隔ユニット制御装置168に結合さ
れる。さらに、遠隔ユニット制御装置168は、パイロット強度測定回路156
の動作を制御する。例えば、遠隔ユニット制御装置168は、PNシーケンス、
PNシーケンスオフセット、ウィンドウサイズを選択し、これに対してパイロッ
ト強度測定回路156が基地局からのパイロット信号をサーチする。先に説明し
たように、1つの実施形態では、遠隔ユニット制御装置168は、隣接リスト中
の情報にしたがってパイロット強度測定回路156内でサーチングリソースを割
り当てる。
【0081】 図6は、選択されたセットが生成されない先に言及した代替フレーム整列プロ
セスを詳細に説明するフローチャートである。図6によると、候補基地局に対応
するエントリは、他のアクティブ基地局に対して基地局のフレーム整列が知られ
ていないとしてもアクティブセットに直接的に移動される。図6に図示されたフ
レーム整列プロセスは遠隔ユニットによりアシストされ、基地局あるいはネット
ワーク制御装置から明確に受信された情報を参照することなく遠隔ユニットがフ
レーム整列を決定する。したがって、図6の実施形態は、遠隔ユニットと基地局
との間の情報の送信に関連した往復遅延を避け、この往復遅延は選択されたセッ
トの使用により被るものである。
【0082】 ブロック140では、遠隔ユニットは、Xの時間整列を有する第1の基地局か
らフォワードリンク信号を受信して復調する。第1の基地局が唯一のアクティブ
基地局である場合、第1の基地局の時間整列は遠隔ユニットに対するタイミング
基準であると仮定でき、この場合Xが便利なように0にセットされる。
【0083】 ブロック142では、遠隔ユニットは、Yの時間整列を持つ第2の基地局から
フォワードリンク信号を受信して復調する。第2の基地局が新しく加えられたア
クティブ基地局である場合、Yは典型的にある正のあるいは負の非ゼロ値であり
、これは第1の基地局のPNシーケンスタイミングを第2の基地局のPNシーケ
ンスタイミングと比較した結果のモジュロである。したがって、時間整列Yはフ
レーム境界のタイミングを指定するが、第2の基地局の絶対フレームタイミング
は指定しない。したがって、典型的な実施形態では、Xの値が0である場合、Y
の絶対値はPNシーケンス期間より小さい。
【0084】 ブロック146において、1つの信号インスタンスに対応する復調データは、
信号のタイミングがフレームオフセットZを使用してフレーム境界に対して整列
されるまで(例えば可変遅延ユニット164の1つによって)記憶される。しか
しながら、絶対フレーム整列はまだ知られていないことから、フレームオフセッ
トZは整数個のフレームだけ互いにオフセットされているフレーム境界上の信号
を整列するかもしれないということに留意すべきである。例えば、1つの実施形
態では、Zの値は最初ゼロであり、信号の相対オフセットはXとYとの間の差で
あると仮定する。
【0085】 ブロック148では、信号は、例えばレート決定および合成器ブロック166
によって合成される。フレーム境界が互いにオフセットされているとき、シンボ
ルによって伝えられる情報は一般的に異なり、したがって任意のエネルギの付加
によって受信機性能を低下させるということに留意すべきである。フレーム境界
が整列されているとき、シンボルによって伝えられる情報は同じであり、したが
って第1の基地局からの信号だけを復調することと比較して、受信機に利用可能
なエネルギを増加させ、受信機の性能を向上させる。先に参照された米国特許第
5,566,206号中で教示されたもののようなよく知られた技術によると、
レート決定および合成器ブロック166は、受信信号に対するエラーレートある
いは他の性能インジケータを決定する。ブロック150では、性能インジケータ
が許容可能な限界内にある場合、フレーム整列が適切で、プロセスが終了すると
仮定する。例えば、許容可能な限界は、合成が開始される前と後のエラーレート
を比較することによって決定できる。性能インジケータが許容可能な限界内にな
い場合、フローはブロック152に続く。
【0086】 1つの実施形態では、数フレームオフセット仮定がテストされ、その結果が先
に参照された米国特許第5,566,206号中で説明されたのと類似した方法
で比較される。この発明に直接的に適用できるこの特許中で説明された1つの実
施形態では、2つ以上の性能インジケータが複数のレート仮定から比較され、最
も可能性がある送信データレートが決定される。この発明によると、一連のフレ
ーム整列仮定に対してデータを収集することができ、その結果を比較して、最も
可能性がある正しいフレーム整列を決定することができる。
【0087】 ブロック152では、可変遅延ユニット164によって挿入された遅延がPN
シーケンス期間のある整数倍だけ以前の値からオフセットされる。このプロセス
は、許容可能な性能表示が生成されるまで、異なるフレームオフセットを使用し
て反復する。例えば、1つの実施形態では、nの値がn=0,1,−1,2,−
2,3などのように、正と負の値間で交互に変わる線形式でインクリメントされ
る。さらに、このプロセスは、ブロック140で再び開始し、後続のアクティブ
基地局のタイミングを整列するために、より多くのあるいは異なる基地局がアク
ティブセットに加えられるとき、付加的な基地局に対して反復することができる
【0088】 いくつかのクラスの同期が使用されるシステムを参照して先に原理を説明した
が、これらの原理は、すべての基地局が同じクラスの同期を持つシステムに一般
的に適用することができる。さらに、個々のPNシーケンスが“特有”であると
して言及したが、これらのシーケンスは、異なる周波数で動作している基地局に
おいて、あるいは基地局信号がどの遠隔ユニットによっても同時には検出可能で
ありえないように、(十分な地理的距離によって一般的に明示される)十分なパ
ス損失によって分離されている基地局において再使用することができる。
【0089】 先に説明した技術は、ハード“ブレークビフォーメイク”ハンドオフの制御に
も適用できる。IS−95における基地局は間断なくパイロット信号を送信する
が、この発明の教示はパイロット信号が間欠的に送信されるシステムに直接的に
適用可能である。隣接基地局に関して先に示した実施形態は、残りのセット基地
局であると考えられる基地局に直接的に適用することができる。例えば、1つの
実施形態では、残りのセット基地局が隣接セット内に含まれるが、遠隔ユニット
のサーチ能力のより小さな部分に割り当てられる。
【0090】 この発明にしたがって動作する遠隔ユニットは、特定用途向け集積回路(AS
IC)中で、ディスクリート論理構成部品で、マイクロプロセッサで実行される
ソフトウェアで、あるいはファームウェアで実現される実施形態を含むことがで
きる。同様に、この発明にしたがって動作する基地局あるいはネットワーク制御
装置は、特定用途向け集積回路(ASIC)中で、ディスクリート論理構成部品
で、マイクロプロセッサで実行されるソフトウェアで、あるいはファームウェア
で実現される実施形態を含むことができる。
【0091】 本発明は、その精神あるいは本質的な特性から逸脱することなく他の特定の形
態で具体化してもよい。説明した実施形態は、すべての観点で例示のためだけに
提示したものであり、限定のために提示したものでないと考えるべきであり、し
たがって、本発明の範囲は上述の説明よりむしろ特許請求の範囲にしたがって示
される。特許請求の範囲の意味と均等範囲内に入るすべての変更は、本発明の範
囲に包含されるべきものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、典型的な現代のワイヤレス通信システムを示しているブロック図であ
る。
【図2】 図2は、非同期システムにおける1組の基地局を示しているブロック図である
【図3】 図3は、隣接リスト合成を図示するフローチャートである。
【図4】 図4は、非同期基地局を含むシステムにおける選択されたセットの使用を図示
するフローチャートである。
【図5】 図5は、遠隔ユニットのブロック図である。
【図6】 図6は、遠隔ユニットアシストのフレーム整列を図示するフローチャートであ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT,AU, AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,C N,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DZ,EE ,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,HR, HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,K P,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU ,LV,MA,MD,MG,MK,MN,MW,MX, NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,S G,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ ,UA,UG,UZ,VN,YU,ZA,ZW

Claims (47)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の基地局との確立された通信リンクを有するワイヤレス
    遠隔ユニットのためのハンドオフ制御方法において、 通信を確立するために十分な信号強度を有する第2の基地局を識別するメッセ
    ージをネットワーク制御装置に送信し、 選択された基地局として前記第2の基地局を識別するメッセージを前記第1の
    基地局を経由して前記ネットワーク制御装置から受信し、 前記第2の基地局のフレーム同期を決定するために前記第2の基地局からのオ
    ーバーヘッドチャネルをモニタし、 フレーム同期を前記ネットワーク制御装置に送信するステップを含むハンドオ
    フ制御方法。
  2. 【請求項2】 アクティブ基地局として前記第2の基地局を識別するメッセ
    ージを前記第1の基地局を経由して前記ネットワーク制御装置から受信するステ
    ップをさらに含む請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記第1の基地局と前記第2の基地局が互いに関して非同期
    である請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記第1および前記第2の基地局により送信された信号をダ
    イバーシティ合成するステップをさらに含む請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記第2の基地局が選択される隣接リストを含むメッセージ
    を前記第1の基地局を経由して前記ネットワーク制御装置から受信するステップ
    をさらに含む請求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記隣接リストが一連のエントリを含み、各エントリが通信
    を確立するのに十分な信号強度を高い確率で有する基地局に対応し、前記エント
    リが基準基地局およびPNオフセットを識別する情報を含み、前記基準基地局の
    タイミングが前記PNオフセットの基準タイミングとして使用される請求項5記
    載の方法。
  7. 【請求項7】 前記エントリは、サーチが実行されるべきウィンドウサイズ
    をさらに含む請求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記基準基地局と前記エントリが対応する前記基地局との間
    の同期の相対クラスに関する情報を前記ウィンドウサイズが潜在的に伝える請求
    項7記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記エントリに対応する前記基地局が前記基準基地局とフレ
    ーム同期化されているか否かに関する情報を前記ウィンドウサイズが伝える請求
    項7記載の方法。
  10. 【請求項10】 第1の基地局との確立された通信リンクを有するワイヤレ
    ス遠隔ユニットにおけるハンドオフ制御装置において、 通信を確立するために十分な信号強度を有する第2の基地局を識別するメッセ
    ージをネットワーク制御装置に送信する手段と、 選択された基地局として前記第2の基地局を識別するメッセージを前記第1の
    基地局を経由して前記ネットワーク制御装置から受信する手段と、 前記第2の基地局のフレーム同期を決定するために前記第2の基地局からのオ
    ーバーヘッドチャネルをモニタする手段と、 前記フレーム同期を前記ネットワーク制御装置に送信する手段とを具備するハ
    ンドオフ制御装置。
  11. 【請求項11】 第1の基地局との確立された通信リンクを有するワイヤレ
    ス遠隔ユニットのハンドオフ制御方法において、 通信を確立するのに十分な信号強度を有する第2の基地局を識別するメッセー
    ジを前記遠隔ユニットから受信し、 選択された基地局として前記第2の基地局を識別するメッセージを前記第1の
    基地局を経由して前記遠隔ユニットに送信し、 前記第2の基地局のフレーム同期を識別するメッセージを受信し、 前記第1の基地局からの送信と前記第2の基地局からの送信がほぼ同期化され
    て前記遠隔ユニットに到着するように、前記第2の基地局を経由する前記遠隔ユ
    ニットとの通信を確立するステップを含むハンドオフ制御方法。
  12. 【請求項12】 アクティブ基地局として前記第2の基地局を識別するメッ
    セージを前記第1の基地局を経由して前記遠隔ユニットに送信するステップをさ
    らに含む請求項11記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記第1の基地局と前記第2の基地局が互いに関して非同
    期である請求項11記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記第1および前記第2の基地局を経由して前記遠隔ユニ
    ットから受信した信号をダイバーシティ合成するステップをさらに含む請求項1
    1記載の方法。
  15. 【請求項15】 選択された基地局として前記第2の基地局を識別するメッ
    セージを送信する前記ステップが、前記遠隔ユニットとの通信をサポートするた
    めにリソースが前記第2の基地局で利用可能である場合に限って実行される請求
    項11記載の方法。
  16. 【請求項16】 第1の基地局との確立された通信リンクを有するワイヤレ
    ス遠隔ユニットにおいて、 通信を確立するために十分な信号強度を有する第2の基地局を識別するメッセ
    ージを前記遠隔ユニットから受信する手段と、 選択された基地局として前記第2の基地局を識別するメッセージを前記第1の
    基地局を経由して前記遠隔ユニットに送信する手段と、 前記第2の基地局のフレーム同期を識別するメッセージを受信する手段と、 前記第1の基地局からの送信と前記第2の基地局からの送信がほぼ同期化され
    て前記遠隔ユニットに到着するように、前記第2の基地局を経由する前記遠隔ユ
    ニットとの通信を確立する手段とを具備するワイヤレス遠隔ユニット。
  17. 【請求項17】 遠隔ユニットが少なくとも1つの基地局を経由して他のユ
    ーザと通信し、システム内の複数の基地局中の少なくとも2つ以上の基地局のそ
    れぞれが特有のパイロット信号を送信する通信システムにおける遠隔ユニットト
    ランシーバにおいて、 1組の隣接基地局から受信したパイロット信号の強度を測定するパイロット信
    号測定回路と、 前記1組の隣接基地局中のターゲット基地局の測定されたパイロット信号が第
    1の予め定められたレベルを超えるとき、第1の信号強度メッセージを発生させ
    る制御装置と、 前記遠隔ユニットが現在通信している少なくとも1つの基地局に前記ターゲッ
    ト基地局を識別する前記第1の信号強度メッセージを送信する遠隔ユニット送信
    機と、 前記少なくとも1つの基地局から第1の命令信号を受信し、前記第1の命令信
    号に応答して、前記ターゲット基地局からのフォワードリンク送信をモニタし、
    前記ターゲット基地局のフレーム同期を決定する復調器とを具備する遠隔ユニッ
    トトランシーバ。
  18. 【請求項18】 前記制御装置が相対フレーム同期メッセージを発生させて
    前記フレーム同期を伝え、前記遠隔ユニット送信機が前記相対フレーム同期メッ
    セージを前記少なくとも1つの基地局に送信する請求項17記載の遠隔ユニット
    トランシーバ。
  19. 【請求項19】 複数の基地局を有し、遠隔ユニットが少なくとも1つの基
    地局を経由して他のシステムユーザと通信するスペクトル拡散通信システムにお
    ける前記遠隔ユニットと前記基地局間の通信を命令する方法において、 アクティブ通信が確立されている1つ以上の基地局を識別するアクティブリス
    トを前記遠隔ユニットに提供し、 少なくとも1つのターゲット基地局を識別する候補リストを前記遠隔ユニット
    から受信し、 前記ターゲット基地局におけるシステムリソースの利用可能性を決定し、 前記ターゲット基地局を識別する選択されたリストを前記遠隔ユニットに提供
    し、 前記ターゲット基地局に関する同期情報を識別する整列メッセージを前記遠隔
    ユニットから受信し、 前記ターゲット基地局に命令して、前記同期情報にしたがって前記遠隔ユニッ
    トとの通信を確立させ、 前記ターゲット基地局を識別する第2のアクティブリストを前記遠隔ユニット
    に提供するステップを含む方法。
  20. 【請求項20】 前記選択されたリストがちょうど1つのエントリを含む請
    求項19記載の方法。
  21. 【請求項21】 一連のエントリを含む隣接リストを前記遠隔ユニットに提
    供するステップをさらに含み、前記エントリが基準基地局とPNオフセットを識
    別する情報を含み、前記基準基地局のタイミングが前記PNオフセットのための
    基準タイミングとして使用される請求項19記載の方法。
  22. 【請求項22】 前記エントリはサーチが実行されるべきウィンドウサイズ
    をさらに含む請求項21記載の方法。
  23. 【請求項23】 前記基準基地局と前記エントリが対応する前記基地局との
    間の同期の相対クラスに関する情報を前記ウィンドウサイズが潜在的に伝える請
    求項22記載の方法。
  24. 【請求項24】 前記ウィンドウサイズが、前記エントリに対応する前記基
    地局が前記基準基地局とフレーム同期化されているか否かに関する情報を伝える
    請求項22記載の方法。
  25. 【請求項25】 遠隔ユニットが少なくとも1つの基地局を経由して他のシ
    ステムユーザと通信し、各基地局が識別パイロット信号を送信するスペクトル拡
    散通信システムにおけるネットワーク制御装置において、 アクティブ通信が確立されている1つ以上の基地局を識別するアクティブリス
    トを前記遠隔ユニットに提供する手段と、 少なくとも1つのターゲット基地局を識別する候補リストを前記遠隔ユニット
    から受信する手段と、 前記ターゲット基地局におけるシステムリソースの利用可能性を決定する手段
    と、 前記ターゲット基地局を識別する選択されたリストを前記遠隔ユニットに提供
    する手段と、 前記ターゲット基地局に関する同期情報を識別する整列メッセージを前記遠隔ユ
    ニットから受信する手段と、 前記ターゲット基地局に命令して、前記同期情報にしたがって前記遠隔ユニッ
    トとの通信を確立させる手段と、 前記ターゲット基地局を識別する第2のアクティブリストを前記遠隔ユニット
    に提供する手段とを具備するネットワーク制御装置。
  26. 【請求項26】 遠隔ユニットが1つ以上の基地局と同時に通信することが
    できるワイヤレス通信システムにおける時間整列の方法において、 第1のフレーム整列を有する第1の基地局からの第1のフォワードリンク送信
    を受信し、 第2のフレーム整列を有する第2の基地局からの第2のフォワードリンク送信
    を受信し、前記第2のフレーム整列がフレーム境界に関する情報を含んで、絶対
    フレーム数に関する情報を排除しており、 第1の任意のフレーム整列を選択し、 前記第1の任意のフレーム整列にしたがって前記第1のフォワードリンク送信
    と前記第2のフォワードリンク送信を合成して、合成された信号を生成させ、 前記合成された信号の性能表示が予想された限界内であるか否かを決定し、 前記性能表示が予想された限界内にない場合、第2の任意のフレーム整列を使
    用して前記第1のフォワードリンク送信と前記第2のフォワードリンク送信を合
    成するステップを含む時間整列の方法。
  27. 【請求項27】 遠隔ユニットが1つ以上の基地局と同時に通信することが
    できるワイヤレス通信システムにおける時間整列の方法において、 第1のフレーム整列を有する第1の基地局からの第1のフォワードリンク送信
    を受信し、 前記第2のフレーム整列を有する第2の基地局からの第2のフォワードリンク
    送信を受信し、前記第2のフレーム整列がフレーム境界に関する情報を含んで、
    絶対フレーム数に関する情報を排除しており、 第1のフレーム整列仮定にしたがって前記第1のフォワードリンク送信と前記
    第2のフォワードリンク送信を合成して、第1の性能表示を決定し、 第2のフレーム整列仮定にしたがって前記第1のフォワードリンク送信と前記
    第2のフォワードリンク送信を合成して、第2の性能表示を決定し、 最も可能性がある絶対フレーム整列を決定するために前記第1および第2の性
    能表示を比較するステップを含む時間整列の方法。
  28. 【請求項28】 1つ以上の基地局と同時に通信することができるワイヤレ
    ス通信遠隔ユニットにおける時間整列のための装置において、 第1のフレーム整列を有する第1の基地局からの第1のフォワードリンク送信
    を受信する手段と、 第2のフレーム整列がフレーム境界に関する情報を含んで、絶対フレーム数に
    関する情報を排除しており、前記第2のフレーム整列を有する第2の基地局から
    の第2のフォワードリンク送信を受信する手段と、 第1の任意のフレーム整列を選択する手段と、 前記第1の任意のフレーム整列にしたがって前記第1のフォワードリンク送信
    と前記第2のフォワードリンク送信を合成する手段と、 性能表示が予想された限界内であるか否かを決定する手段と、 前記性能表示が予想された限界内にない場合、第2の任意のフレーム整列を使
    用して前記第1のフォワードリンク送信と前記第2のフォワードリンク送信を合
    成する手段とを具備する時間整列のための装置。
  29. 【請求項29】 遠隔ユニットが1つ以上の基地局と同時に通信することが
    できるワイヤレス通信システムにおける時間整列のための装置において、 第1のフレーム整列を有する第1の基地局からの第1のフォワードリンク送信
    を受信する手段と、 第2のフレーム整列がフレーム境界に関する情報を含んで、絶対フレーム数に
    関する情報を排除しており、前記第2のフレーム整列を有する第2の基地局から
    の第2のフォワードリンク送信を受信する手段と、 第1のフレーム整列仮定にしたがって前記第1のフォワードリンク送信と前記
    第2のフォワードリンク送信を合成して、第1の性能表示を決定する手段と、 第2のフレーム整列仮定にしたがって前記第1のフォワードリンク送信と前記
    第2のフォワードリンク送信を合成して、第2の性能表示を決定する手段と、 最も可能性がある絶対フレーム整列を決定するために前記第1および第2の性
    能表示を比較する手段とを具備する時間整列のための装置。
  30. 【請求項30】 セルラ通信システムにおいて使用する隣接リストを決定す
    る方法において、 1つ以上のアクティブ基地局に対応する1つ以上の隣接リストを受信し、 アクティブ通信が確立されている基地局に対応するエントリを前記1つ以上の
    隣接リストから取り除き、 前記隣接リスト中の前記エントリが共通のタイミング基準に参照されるように
    前記隣接リスト中の少なくとも1つのエントリの時間オフセット基準を整列させ
    、 前記隣接リストに1つより多いエントリを有する各基地局に対して、前記基地
    局に対応する各エントリ中で指定されているサーチウィンドウの共通部分に等し
    い合成サーチウィンドウを指定する単一の合成エントリを決定するステップを含
    む方法。
  31. 【請求項31】 前記エントリのそれぞれが通信を確立するのに十分な信号
    強度を高い確率で持つ基地局に対応し、前記エントリのそれぞれが基準基地局と
    PNオフセットを識別する情報を含み、前記基準基地局のタイミングが前記PN
    オフセットのための基準タイミングとして使用される請求項30記載の隣接リス
    トを決定する方法。
  32. 【請求項32】 前記エントリが、サーチが実行されるべきであるウィンド
    ウサイズをさらに含む請求項31記載の隣接リストを決定する方法。
  33. 【請求項33】 前記基準基地局と前記エントリが対応する前記基地局との
    間の同期の相対クラスに関する情報を前記ウィンドウサイズが潜在的に伝える請
    求項32記載の隣接リストを決定する方法。
  34. 【請求項34】 前記エントリに対応する前記基地局が前記基準基地局とフ
    レーム同期されているか否かに関する情報を前記ウィンドウサイズが伝える請求
    項32記載の隣接リストを決定する方法。
  35. 【請求項35】 整列させる前記ステップが、前記隣接リストが向けられて
    いる遠隔ユニットから受信された相対時間整列表示に基づいてネットワーク制御
    装置によって実行される請求項30記載の隣接リストを決定する方法。
  36. 【請求項36】 整列させる前記ステップが、前記遠隔ユニットによって測
    定されたときにアクティブ通信が確立された前記基地局間の相対時間整列に基づ
    いて遠隔ユニットによって実行される請求項30記載の隣接リストを決定する方
    法。
  37. 【請求項37】 セルラ通信システムにおいて使用する隣接リストを決定す
    る装置において、 1つ以上のアクティブ基地局に対応する1つ以上の隣接リストを受信する手段
    と、 アクティブ通信が確立される基地局に対応するエントリを前記1つ以上の隣接
    リストから取り除く手段と、 前記隣接リスト中の前記エントリが共通のタイミング基準に参照されるように
    前記隣接リスト中の少なくとも1つのエントリの時間オフセット基準を整列させ
    る手段と、 エントリは前記基地局に対応する各エントリ中で指定されるサーチウィンドウ
    の共通部分に等しい合成サーチウィンドウを指定し、前記隣接リストにおける1
    つより多いエントリを持つ各基地局に対して単一の合成エントリを決定する手段
    とを具備する隣接リストを決定する装置。
  38. 【請求項38】 遠隔ユニットが少なくとも1つの基地局を経由して他のシ
    ステムユーザと通信するスペクトル拡散通信システムにおける前記遠隔ユニット
    と前記基地局間の通信を命令する方法において、 1つ以上の基地局を識別する隣接リストを遠隔ユニットに提供し、 アクティブ通信が確立されている1つ以上の基地局を識別するアクティブリス
    トを前記遠隔ユニットに提供し、 少なくとも1つのターゲット基地局を識別する候補リストを前記遠隔ユニット
    から受信し、 前記少なくとも1つのターゲット基地局におけるシステムリソースの利用可能
    性を決定し、 前記少なくとも1つのターゲット基地局を識別するアクティブリストを前記遠
    隔ユニットに提供するステップを含み、 前記隣接リストが一連のエントリを含み、前記エントリが前記基準基地局と前
    記PNオフセットを識別する情報を含み、前記基準基地局のタイミングがPNオ
    フセットのための基準タイミングとして使用される方法。
  39. 【請求項39】 前記エントリが、サーチが実行されるべきウィンドウサイ
    ズをさらに含む請求項38記載の方法。
  40. 【請求項40】 前記基準基地局と前記エントリが対応する前記基地局との
    間の同期の相対クラスに関する情報を前記ウィンドウサイズが潜在的に伝える請
    求項39記載の方法。
  41. 【請求項41】 前記エントリに対応する前記基地局が前記基準基地局とフ
    レーム同期化されているか否かに関する情報を前記ウィンドウサイズが伝える請
    求項39記載の方法。
  42. 【請求項42】 遠隔ユニットが少なくとも1つの基地局を経由して他のシ
    ステムユーザと通信するスペクトル拡散通信システムにおける前記遠隔ユニット
    と前記基地局間の通信を命令する装置において、 1つ以上の基地局を識別する隣接リストを前記遠隔ユニットに提供する手段と
    、 アクティブ通信が確立されている1つ以上の基地局を識別するアクティブリス
    トを前記遠隔ユニットに提供する手段と、 少なくとも1つのターゲット基地局を識別する候補リストを前記遠隔ユニット
    から受信する手段と、 前記少なくとも1つのターゲット基地局におけるシステムリソースの利用可能
    性を決定する手段と、 前記少なくとも1つのターゲット基地局を識別するアクティブリストを前記遠
    隔ユニットに提供する手段とを具備し、 前記隣接リストが一連のエントリを含み、前記エントリが基準基地局と前記P
    Nオフセットを識別する情報を含み、前記基準基地局のタイミングが前記PNオ
    フセットのための基準タイミングとして使用される装置。
  43. 【請求項43】 遠隔ユニットが少なくとも1つの基地局を経由して他のシ
    ステムユーザと通信するスペクトル拡散通信システムにおける前記遠隔ユニット
    と前記基地局間の通信を命令する方法において、 アクティブ通信が確立されている1つ以上の基地局を識別するアクティブリス
    トを前記遠隔ユニットで受信し、 1つ以上の基地局を識別する隣接リスト前記遠隔ユニットで受信し、 前記隣接リストにエントリを持つ各基地局によって送信されたパイロット信号
    の信号強度を前記遠隔ユニットで測定し、 少なくとも1つのターゲット基地局に対応するエントリを含む候補リストを識
    別する第1のメッセージを前記遠隔ユニットから送信し、 前記少なくとも1つのターゲット基地局に対応するエントリを含む基地局の新
    しいアクティブリストを前記遠隔ユニットで受信するステップを含み、 前記隣接リストが一連のエントリを含み、前記エントリが基準基地局とPNオ
    フセットを識別する情報を含み、前記基準基地局のタイミングが前記PNオフセ
    ットのための基準タイミングとして使用される方法。
  44. 【請求項44】 前記エントリが、サーチが実行されるべきウィンドウサイ
    ズをさらに含む請求項43記載の方法。
  45. 【請求項45】 前記基準基地局と前記エントリが対応する前記基地局との
    間の同期の相対クラスに関する情報を前記ウィンドウサイズが潜在的に伝える請
    求項44記載の方法。
  46. 【請求項46】 前記エントリに対応する前記基地局が前記基準基地局とフ
    レーム同期されているか否かに関する情報を前記ウィンドウサイズが伝える請求
    項44記載の方法。
  47. 【請求項47】 遠隔ユニットが少なくとも1つの基地局を経由して他のシ
    ステムユーザと通信するスペクトル拡散通信システムにおける前記遠隔ユニット
    と前記基地局間の通信を命令する装置において、 アクティブ通信が確立されている1つ以上の基地局を識別するアクティブリス
    トを前記遠隔ユニットで受信する手段と、 通信を確立するために十分な信号強度を高い確率で持つ1つ以上の基地局を識
    別する隣接リストを前記遠隔ユニットで受信する手段と、 前記隣接リストにエントリを持つ各基地局によって送信されるパイロット信号
    の信号強度を前記遠隔ユニットで測定する手段と、 第1のメッセージが少なくとも1つのターゲット基地局に対応するエントリを
    含む候補リストを識別する第1のメッセージを前記遠隔ユニットから送信する手
    段と、 前記少なくとも1つのターゲット基地局に対応するエントリを含む基地局の新
    しいアクティブリストを前記遠隔ユニットで受信する手段とを具備し、 前記隣接リストが一連のエントリを含み、前記エントリが基準基地局とPNオ
    フセットを識別する情報を含み、前記基準基地局のタイミングが前記PNオフセ
    ットのための基準タイミングとして使用される装置。
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