JP2002539339A - 紡糸口金 - Google Patents

紡糸口金

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JP2002539339A JP2000605813A JP2000605813A JP2002539339A JP 2002539339 A JP2002539339 A JP 2002539339A JP 2000605813 A JP2000605813 A JP 2000605813A JP 2000605813 A JP2000605813 A JP 2000605813A JP 2002539339 A JP2002539339 A JP 2002539339A
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レネベック・クラウス
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レネベック・クラウス
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    • D01D4/027Spinnerettes containing inserts
    • DTEXTILES; PAPER
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    • D01DMECHANICAL METHODS OR APPARATUS IN THE MANUFACTURE OF ARTIFICIAL FILAMENTS, THREADS, FIBRES, BRISTLES OR RIBBONS
    • D01D5/00Formation of filaments, threads, or the like
    • D01D5/24Formation of filaments, threads, or the like with a hollow structure; Spinnerette packs therefor
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    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01DMECHANICAL METHODS OR APPARATUS IN THE MANUFACTURE OF ARTIFICIAL FILAMENTS, THREADS, FIBRES, BRISTLES OR RIBBONS
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  • Mechanical Engineering (AREA)
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  • Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明は、繊維フィラメントを製造する紡糸口金に関する。この紡糸口金には、紡糸高粘度溶液を供給するための少なくとも1個の口金開口部が設けられている。この少なくとも1個の口金開口部の長さ(高さ)(S)は限定されたものである。管状インサートが、各口金開口部にそこから取り外し可能に挿入されている。紡糸高粘度溶液は、このインサートを介して、外部に案内される。管状インサートは、クラウン管として設計できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、繊維フィラメント製造用の紡糸口金に関する。
【0002】 このような紡糸口金は膨張弁のような様式で操作され、圧の低下に伴い紡糸液
が、この口金を通って外部へ出るようになっている。紡糸液が抜け出て冷却が行
われると、押し出された紡糸液上に、最初は外被(skin)が形成され、最終的に
はフィラメントが原形のまま形成されるようになる。この製法は、さらに冷却し
たり、乾燥させたり、あるいは紫外線にさらしたりすることによって、加速され
る。
【0003】 技術的現状における紡糸口金は、スチール、セラミクス、貴金属、あるいはプ
ラスチックのような固体材料からできている。特に、たとえば貴金属製の穿孔さ
れた板を深絞り成形した紡糸口金が標準的である。穿孔は、紡糸液が抜け出す口
金穴としての機能を果たす。しかしこのような紡糸口金は、目詰まりを起こしや
すいことや、洗浄工程が複雑であることなどの、欠点を有する。さらに、たとえ
ば腐食によって、口金穴のわずかな一部分だけが、損傷して欠陥部分となっても
、その紡糸口金は、まるごと使えなくなり交換しなければならない。
【0004】 DE-GM1 977 091の開示する紡糸口金では、面板(face plate)の穴は
段階的に(graduated)穿孔したものとなっている。そして1個またはそれより
多くの貫通開口を有する固体インサートを、この穿孔された穴に導入する。この
インサートを、封止剤でこの穿孔された穴に強固に接続する。したがってインサ
ートを取り出すには、紡糸口金を加熱して、封止剤が融けてから、インサートを
取り外すことになる。
【0005】 そこで本発明の目的は、現状技術の欠点をなくし、洗浄が簡単で寿命の長い紡
糸口金を適用できるようにすることである。
【0006】 この目的が請求項1に特定された紡糸口金によって達成されることが、本発明
に関して述べられている。繊維フィラメントを製造するために、本発明で権利請
求された紡糸口金は、紡糸液の抜け出しに少なくとも1個の口金穴を有し、この
口金の長さlが限定されていて、さらにこの口金穴は管状インサートを備え、こ
のインサートが各口金穴に取り外し可能に導入され、この口金穴を通って紡糸液
が外向きに案内されることを特徴とする。この管状インサートの断面は、ほぼ円
形であり、前端部に向かって先細になっていると好ましい。
【0007】 繊維フィラメントが紡ぎ出されるにつれ、紡糸液は、管状インサート内を流れ
、圧縮応力を受けて抜け出てくる。管状インサートが口金穴の全長Sをほぼ越え
るほど延びて、紡糸液は口金穴自体には接触せずに、1個または複数個の管状イ
ンサートとだけ接触する。さらに管状インサートは口金の1個のまたは複数個の
穴に、取り外し可能に、導入されてである。したがって紡糸口金の洗浄にあたっ
ては、挿入されたインサートを取りだしてそれらを洗浄するだけで簡単にできる
。また個々のインサートが腐食したり取り除けない物質で汚染してしまった場合
には、挿入されたインサートだけ取り換えればよいので、紡糸口金全体としての
寿命が長くなる。
【0008】 管状インサートの内径は繊維フィラメントの外径を決めるものである。そして
管状インサートはサファイア、タンタル、周期表8族(eighth auxiliary group
)の元素、タングステン、セラミック、天然石、あるいはプラスチック製である
と好ましい。
【0009】 各口金穴の管状インサートが、「クラウン管」の形態であると好ましい。「ク
ラウン管」とは、その一方の端部に突起もしくはカラーを備える管状インサート
のことをいう。このカラーもしくはクラウンによって、インサートは口金穴の内
側にとどまることができる。このために、カラーもしくはクラウンを、紡糸口金
の加圧側、すなわち紡糸液が管状インサートに入るほうの側に、据える。クラウ
ン管は、管を紡糸口金内に導入したときに、クラウンが紡糸口金の加圧側の面と
面一になる(flush)ように設計されている。
【0010】 管状インサートを口金穴に直接導入するのではなく、外側の管もしくは外側の
スリーブに導入し、それからこのスリーブを口金穴に導入することも可能である
。これらのスリーブもしくは外側の管もまた、クラウン管の形態で、クラウンも
しくは突起を一方または両方の端部に有する。スリーブは、たとえば、中空リベ
ット接合形態で拡がることによって口金穴に強固に接続されることもできる。紡
糸口金で、何層かがサンドイッチ形態で上に重なっていってできた場合、この外
側の管が強固に接続されていると、その強固さによって、個々の層を確実に粘着
もしくは結合させることも同時にできる。ただしスリーブを、口金穴に(強固に
接続することなく、)取り外し可能に挿入することも可能である。
【0011】 本発明に関して権利請求されている紡糸口金は、中実繊維フィラメントと中空
繊維フィラメントとの両方を製造するのに使うことができ、そして多成分系フィ
ラメント、特に2成分系のフィラメントを製造するのにも使うことができる。中
空繊維製造のためには、ピン、いわゆるフィラメントルーメン成形機を管状イン
サートに導入して固定する。このときピンは取り外し可能で、必要に応じて取り
換えることができるようにしておく。このようなフィラメントルーメン成形機の
実施可能な1つの態様が、図面を参照した以下の説明中に示されている。同様に
最初の管状インサートに別の管状インサートを導入し、2つの平行な繊維層を形
成し多成分繊維層を製造することもできる。最初の管状インサートに関して述べ
た材料は、第2の管状インサートの材料としても適切である。
【0012】 本発明に関して権利請求された紡糸口金は、圧力管を有していてもよい。この
圧力管は紡糸液の取り込み口(E)と1個または複数個の口金穴とを有し、これ
ら口金穴はすべてほぼ圧力管側に配置されている。圧力管は、従来慣習的に使わ
れていた紡糸ヘッドに、十分とってかわることができる。紡糸液は、紡糸液供給
要素から導入される。なおこの供給要素は、径方向もしくは軸方向に延びる取り
込み開口部として、圧力管の端部に導入されるようになっていると好ましい。実
際に、繊維フィラメントを押し出すのに、径方向に穿孔された形態でいくつかの
口金開口部が、設けられている。このとき、圧力管の底部に口金開口部が設けら
れていると好ましい。このようにすると、重力が作用して紡ぎ出しが行われるよ
うになる。圧力管の軸は、この製法では水平方向に延びている。したがって、紡
糸液は圧力管に沿って水平方向に案内される。そしてこの圧力管は、必要であれ
ば、(紡糸液の取り込み開口部のある端部と)反対側の端部の取り込み口(E)
のところに出口(A)を有してもよい。この場合、紡糸液が圧力管を繰り返して
通ることができ、1回ごとに紡糸液の一部だけが口金穴要素を通って抜け出て、
残りの部分は紡糸液供給要素まで戻るようになっている。そして圧力管内部を紡
糸液が水平方向に流れるため、流れ特性は現状技術のものより好適となり、その
結果、紡糸液が口金板上に向かって垂直方向に落とされる。さらに、この圧力管
は、水平方向の壁の肉厚や材質が同じ口金板と比べて、紡糸液の高圧により耐え
られる特性を有している。
【0013】 1つの実施態様において、圧力管はアルキメデスの螺旋形態となる。このとき
取り込み口Eは圧力管螺旋の中心側にあっても外側にあってもよく、圧力管の底
側の口金穴も螺旋となっている。螺旋にすることによって、特に省スペース設計
が可能となる。
【0014】 中空繊維フィラメント、2成分系繊維、または多成分系繊維を製造するのに、
紡糸口金は、いくつかの圧力管を備え、上側圧力管と隣接する各圧力管は、少な
くとも1つの上方接続穴を有し、圧力管の接続穴の数と接続穴の軸方向の配置と
が、上側圧力管の口金穴の数と口金穴の軸方向の配置とに合致し、そして上側圧
力管の各口金穴の外径daが底の圧力管の対応する接続口の内径diとほぼ合致する
。種々の圧力管が、下側圧力管の上方接続穴とこれに関連する上側圧力管の口金
穴とによって、次々と挿入され、かくして互いに取り外し可能に接続されていく
。ただし必要に応じて、圧力管の口金穴を挿入後に、(取り外し可能とすること
なく、)次々と封止していき、焼結や焼嵌めすることも可能である。
【0015】 紡糸液の容量は、圧力管内の流れ特性を好適なものにすれば、容易に規制でき
る。
【0016】 別の実施態様では、紡糸口金は圧力板を有し、少なくとも1つの口金穴はこの
圧力板の厚さ(d)を完全に貫通して延びる。本発明の第1実施態様の圧力管と
同じように、この圧力板もサファイア、タンタル、周期表8族(eighth auxilia
ry group)の元素(materials)、タングステン、セラミック、天然石、特に花
こう岩、あるいはプラスチック、とりわけPEEKやVictrexポリマー製であると好
ましい。圧力板の材料は、紡ぎ出す材料にほぼ応じて選択する。かくして、紡糸
口金材料がタンタルやサファイヤのときはセラミックや金属の溶融物を、いっぽ
うで、紡糸口金材料が天然石のときはゾルゲルやポリマーを、それぞれ紡糸する
のが好ましい。さらに、タンタル製の紡糸口金の場合、口金が加熱用の動力源に
接続できるという利点が得られる。この場合には無論、抵抗負荷(resistive lo
ad)が挿入される。
【0017】 圧力管または圧力板が、ハニカム状または段ボール紙形状の材料から製造され
る安定層を設け、少なくとも1個の口金穴と、圧力板または最下の圧力管のこの
口金穴に関する管状インサートとが、安定層の厚みを貫通して延びていると好ま
しい。この安定層は、圧力板もしくは最下圧力管の下側で水平方向に延びている
。そして安定層は、金属、タンタル、周期表8族の元素、スチールの精密なスト
リップ、あるいはセラミックホイルやペーパーシートのストリップからできてい
ると好ましい。安定層の材料として適切なものが選択されれば、安定層と口金圧
力板の熱交換が向上し、適用可能となれば、紡糸ヘッドが加熱すると頻繁に生じ
ていた紡糸液の過熱に対する防護が可能となる。
【0018】 蜂の巣形態における圧力板は、蜂の巣の軸がほぼ垂直に延びるようになってお
り、あるいは段ボール紙形態における圧力板は、上からサインカーブ構造が見え
るようになっている。これらの構造体は、圧力板または圧力管に、強固に接続さ
れており;必要であればセラミックホイルや天然石の層、金属板、あるいは含浸
[予め含浸された材料]層を、安定層の片側もしくは両側に付ける。安定層を被覆
することによって、このような被覆のもたらす取扱い特性の向上がはかられ、特
に、ゾルゲルを紡ぎ出すときに被覆として含浸を行うことにより、ゾルゲルを室
温で紡ぎだせるようになり、それゆえ、耐熱材料を使用する必要はなくなり、好
適である。こうして形成された複合構造体でも、口金穴はもちろん、すべての層
を通って延びる。
【0019】 特に紡糸口金の圧力板の使用に関して、このような安定層を設けることによっ
て、口金の曲げ強さと圧縮強さが高まり、それとともに、設計上、圧力板を比較
的薄くできる。さらにこのことによって、紡糸口金は、設計上、圧縮強さが高い
にもかかわらず、非常に軽量となる。
【0020】 個々の層は、たとえば従来どおりの接着などによって、相互に接合できる。
【0021】 少なくとも1個の口金穴は、2から200マイクロメーターの直径を有してい
ると好ましく、2から10マイクロメーターであれば特に好ましい。このような
小さな口金穴は、レーザーを使ってマイクロ穿孔することによって、精密に行う
ことができる。
【0022】 個々の口金における流量測定は、音波測定(sonographic measurement)のよ
うな誘導測定方法(inductive measurement method)によって、個々の管状イン
サートに対して行うことができる。本発明で目的とする紡糸液流量測定も、この
様式で行えばよい。
【0023】 本発明を添付図面を参照しながら以下に説明する。
【0024】 図1は、本発明の管状インサート1の基本的レイアウトの縦断面図である。こ
こで紡糸口金は、加圧側に圧力板2と、この下に安定層3と、そして低圧側に追
加被膜4とを備える。被膜層4は、たとえば含浸層であってもよい。ここで示さ
れた圧力板2と追加層4との厚さ(d)の比は、限定すべきものではないとされ
ている。ただし一般的には、圧力層2は追加層4より厚くなっていて、ここで追
加層の機能はおおむね、封止すること、およびサンドイッチ構造全体の取扱いを
さらに容易にすることである。既に述べたように、安定層3の材料は、蜂の巣形
態や段ボール紙形態のものでよい;図1では、示すことだけを目的として、(蜂
の巣構造のほうでなく、)段ボール紙のサインカーブ構造のほうを表している(
が、これに限定されるものではない)。実際に段ボール紙構造は、上から見たと
きにサインカーブが見えるように配されており、ここで表したとおり、縦断面で
はサインカーブは見えない。圧力板の加圧側は、剛性を高めるためや紡糸液流体
の流れの向上を図って、波形構造やひだ付けされた構造(図示せず)で作られて
いると好ましく、これらの構造体は、互いにおよそ90°の角度で位置づけられ
たクロスビード(cross-bead)で結合されている。
【0025】 管状インサート1は、口金のほぼ全長Sにわたって延びている。そして加圧側
では、クラウンの形態をした突起を有しており、この突起によって、管状インサ
ート1は口金穴内に留められる。管状インサートの断面は円形でも多角形でもよ
い。この実施態様では、管状インサート1は第2インサートもしくはスリーブ5
に導入されている。スリーブ5の内側表面の形状が管状インサート1の外側表面
に合致して、これら2つの表面が互いに密に適合しあうようになっていると好ま
しい。図示された状態においてスリーブ5は下方カラーを有して、結合された層
の口金穴内に挿入できるようになっている。そしてこのスリーブ5は、中空リベ
ット接合によってこれらの結合された層に固定され、この結果、層どうしの結合
力も同時に確実なものとなる。
【0026】 インサート1とスリーブ5との2つの突起もしくはカラーが、口金穴の長さS
を越えて延びているので、2つのインサートを合せたときの長さHは口金の長さS
より大きくなる。なお、参照符号Jは、口金の紡糸液供給室の高さを表す。
【0027】 図2は、中空繊維を製造するのに必要なフィラメントルーメン成形機6を示し
ている。このルーメン成形機はピンから成り、このピンの中間部6aは多角形ピ
ン形態であり、この図では三角形ピンになっている。いっぽう、ピンの上方部6
bは、たとえば円筒形態である。フィラメント成形機の中間部6aが多角形である
ために、ピンは、管状インサート1内で動かないようになっている。この場合は
、フィラメント成形機6をインサート1に導入すると、成形機6はインサート1
と3箇所で接触する。さらにフィラメント成形機6は、その円筒形状の下方端部
6cに向かって先細になっている。
【0028】 管状インサート1(図1)は下方端部にすぼまっていくテールを有し、これは
、関連するルーメン成形ピン6のすぼまりに合致する。このすぼまっていくテー
ルは、タップを底までねじこむのに使うねじれ刃ドリルの形状と、似た形態であ
る。フィラメントルーメン成形機6を管状インサートに導入すると、図1に示さ
れるように、ピン6の下方端部6cが、管状インサートのすぼまっていくテール
を越えてさらに高さxだけ延びる。中間部6aと下方部6cとは合せて、カラーも
しくは突起および紡糸液供給スペースの高さJも含んで、2個のインサートの全
高さHより高く延びる。こうして紡糸液は供給スペースから円形断面(この場合
3個の円形断面)内を通って、インサート1とルーメン成形ピン6との間に抜け
出る。
【0029】 2成分系繊維の製造用に、ルーメン成形機6が軸状ルーメン7を設けている。
この軸状ルーメン7の直径はおよそ3マイクロメーターから約100マイクロメ
ーターであると好ましい。ここで、2成分系繊維における第2成分用の紡糸液を
、この軸状ルーメンに流す。次いで2つの成分が合わさって先細になったフリー
スペース(x)まで流れる。フィラメント成形機6のルーメン7は、構造的に長
手方向の軸上に位置づけられていると好ましく、例えば噴霧製法(spraying pro
cess)で作ることができ、ミクロ中空繊維は、そのルーメンがこうしてフィラメ
ント成形機6のルーメン7となり、紡糸液中に導入される。
【0030】 フィラメント成形機6が、供給スペースの高さJより上に、カバーキャップ8
を設け、このカバーキャップがこの成形機6に取り外し可能に取付けられていて
もよい。このカバーキャップ8は、紡糸ヘッド内のいわゆるデッドボリュームを
減らすためのものである。カバーキャップの断面が多角形底面で、内側の窪みの
断面が円形で、キャップがフィラメントルーメン成形機の円筒部6bに上から嵌
まるようになっていると好ましい。カバーキャップは、図2でZと表された高さ
を有する。
【0031】 フィラメント成形機に紡糸液が流れるルーメン7が設けられているならば、そ
れに関連するカバーキャップ8もまた、ルーメン7と同心状のルーメンを有する
【0032】 カバーキャップ8を嵌めたフィラメントルーメン成形機6の断面図が図3に示
されている。カバーキャップの径Gや口金穴の配設は、全部のカバーキャップが
、フィラメントルーメン成形機上に正しく配されたときに、隣接するカバーと接
して、カバーキャップの上面にいっさい隙間がないように、選択される。
【0033】 図4は、強化層3の断面図を表しており、この図に示された強化層は、蜂の巣
形態の断面となっている。
【0034】 図5から8は、図4と同様に強化層の断面であるが、紡糸口金全体にわたって
示された断面である。これらの図からわかるように、この例では、紡糸口金の断
面はほぼ円形であるが、角(angular)フレーム形態のフレームによって限定さ
れる。フレーム9が、紡糸口金の圧力板1と同じ材料でできていると好ましい。
角フレームは、縦断面ではZ形で横断面では円形または多角形でよい。さらに角
フレームの内側縁部が、層構造体上に縁部支持体を形成してもよい。強化板、も
しくは図1に示された層構造全体が、角フレーム9に適合し、たとえば鋳造、溶
接、または接着などによってこのフレームと接合したり、このフレーム内いっぱ
いに拡がってもよい。
【0035】 縦断面で見たときに、角フレームが、図1における高さHを越えて、両側で延
びていると好ましい。特に好適には、角フレームは符号JとHの部分を加えたもの
を越えて、さらに口金に繊維ルーメン成形機6のカバーキャップ8が設けられて
いるときには、カバーキャップ6の高さZを越えて突き出ている。
【0036】 図9は安定層3の別の実施態様の断面図を示している。図4から8に示された
蜂の巣構造ではなく、段ボール紙構造になっており、さらにこの態様では、安定
層を巻いてアルキメデスの螺旋を形成している。これによって安定層に対して、
その曲げ抵抗や圧縮強さをある程度高めることができる。この種の安定層3も上
記と同様に、角フレーム9に適合できるようになっている。
【0037】 サインカーブや蜂の巣の精密さは必要に応じて選択でき、曲げ抵抗と圧縮強さ
が高くなればなるほど、蜂の巣構造やサイン波構造は精密になる。紡糸液に対し
て、たとえば温度、圧力、あるいは流量測定のための測定ポイントを、蜂の巣構
造や段ボール紙構造内に集めておいてもよい。こうすると、個々の口金穴ごとに
関連性を個別に監視できるようになる。
【0038】 安定層3の上側に取付けられた圧力板1(そして必要であれば追加層4)は、
安定層が蜂の巣形態であれば、それぞれ対となるインサート1、5が巣の中心を
通って延びるように、穿孔され、図4から8に示したように、蜂の巣ごとにイン
サート1は1個ずつ含まれた状態になっている。図9に示されたような段ボール
紙構造の場合にも、それぞれのインサート1による、おおよその中心づけがなさ
れる。
【0039】 図10は、本発明に権利請求された紡糸口金のさらに別の実施態様の平面図で
ある。この場合の紡糸口金は圧力管から成り、図10においては、巻いてアルキ
メデスの螺旋を形成するようになっている。こうすることによって、狭いスペー
スで非常に長い管を収容できる。あるいはこの形態ではなく、まっすぐな管を用
いてその両端に取り込み口(E)と出口(A)とを有して、紡糸液がこれらの口を
通って圧力管に出入りすることも可能である。
【0040】 口金穴(図10には示されていない)はすべて、圧力管の底に取付けられてい
る。
【0041】 このような圧力管10の断面図が図11aに示されている。図11aの圧力管は
、中実繊維フィラメントを紡糸するのに適している。この場合、管は貫通孔の通
った高さtのネッキングを有し、口金穴の全長Sは、高さtと管の厚さとを加えた
高さとなる。紡糸される中実繊維の外径を限定する管状インサートが、口金穴に
導入される。図1に関して詳細を述べた安定層3、そして必要であれば追加被膜
4も共に、紡糸液出口側にさらに加えることも可能である。この場合、口金穴は
無論、図1に示された場合のようにこれらの層を通って延びる。
【0042】 図11aに示された圧力管10は、2個以上の圧力管を上に載せていったその
積重ねの最上層または底部層を形成している。次いで、実際上、最上の管10を
、図11aおよび11cに示されたような圧力管のひとつに、重ねる。図11bと
11cに示された圧力管の違いは、上方の接続穴が、図11bの場合には1箇所下
向きにくぼんでいるが、図11cの場合には1箇所上向きに突き出ているという
ことだけである。上側管10の外径daは、下側管の内径diに合わせて調整され、
上側管の貫通孔を有するネックが下側管のネックの貫通孔に挿入できるようにな
っている。つまり、上側管の口金穴のdaは、下側管の接続穴のdiとほぼ等しいと
いうことである。
【0043】 中空繊維を製造する場合には、ガスが上側管10を通って流れる。あるいは、
2成分繊維の第2成分用の紡糸液がこの管を通って流れる。インサート1および
フィラメントルーメン形成ピン6は互いに同様のもので、図1および2に関して
述べたように、所望に応じて口金穴に用いられる。
【0044】 図11cに示された高さZは、図2および3に示された挿入するフィラメントル
ーメン成形機の円筒部分の高さを表す。図11cにおいては、圧力管は、図1に
関してすでに説明した層が複合された構造体上に、配されている。実際に圧力管
内では、その内側高さJ全体にわたって供給を受ける。高さJoは、供給室の高さ
Jから上方接続穴の突出している部分の高さを引いたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明で権利請求された管状インサートを示す。
【図2】 カバーキャップ付きのルーメン成形ピンの縦断面図を示す。
【図3】 フィラメントルーメン成形ピンの断面図を示す。
【図4】 管状インサートの導入された安定層の断面図である。
【図5】 本発明で権利請求された紡糸口金の安定層の断面図である。
【図6】 本発明で権利請求された紡糸口金の安定層の別の断面図である。
【図7】 本発明で権利請求された紡糸口金の安定層のさらに別の断面図である。
【図8】 本発明で権利請求された紡糸口金の安定層のまた別の断面図である。
【図9】 本発明で権利請求された紡糸口金の別の実施態様の安定層の断面図である。
【図10】 紡糸口金の別の実施態様の圧力管の断面図である。
【図11a】 本発明で権利請求された紡糸口金の圧力管の縦断面図である。
【図11b】 本発明で権利請求された紡糸口金の別の圧力管の縦断面図である。
【図11c】 本発明で権利請求された紡糸口金のさらに別の圧力管の縦断面図である。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成13年4月5日(2001.4.5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【発明の名称】紡糸口金
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、繊維フィラメント製造用の紡糸口金に関する。
【0002】 このような紡糸口金は膨張弁のような様式で操作され、圧の低下に伴い紡糸液
が、この口金を通って外部へ出るようになっている。紡糸液が抜け出て冷却が行
われると、押し出された紡糸液上に、最初は外被(skin)が形成され、最終的に
はフィラメントが原形のまま形成されるようになる。この製法は、さらに冷却し
たり、乾燥させたり、あるいは紫外線にさらしたりすることによって、加速され
る。
【0003】 技術的現状における紡糸口金は、スチール、セラミクス、貴金属、あるいはプ
ラスチックのような固体材料からできている。特に、たとえば貴金属製の穿孔さ
れた板を深絞り成形した紡糸口金が標準的である。穿孔は、紡糸液が抜け出す口
金穴としての機能を果たす。しかしこのような紡糸口金は、目詰まりを起こしや
すいことや、洗浄工程が複雑であることなどの、欠点を有する。さらに、たとえ
ば腐食によって、口金穴のわずかな一部分だけが、損傷して欠陥部分となっても
、その紡糸口金は、まるごと使えなくなり交換しなければならない。
【0004】 DE-GM1 977 091の開示する紡糸口金では、面板(face plate)の穴は
段階的に(graduated)穿孔したものとなっている。そして1個またはそれより
多くの貫通開口を有する固体インサートを、この穿孔された穴に導入する。この
インサートを、封止剤でこの穿孔された穴に強固に接続する。したがってインサ
ートを取り出すには、紡糸口金を加熱して、封止剤が融けてから、インサートを
取り外すことになる。
【0005】 紡糸口金は、DE2 324 599、GB1 033 627、およびUS4 1
40 507から公知であり、これらの紡糸口金は、固体の口金板を有し、この
口金板内に、カラー付きの管状インサートが挿入されている。
【0006】 別の紡糸口金が、EP0 129 367から公知である。この口金もまた固体
の口金板を有し、この口金板を貫通して口金穴が延びている。プレス嵌めが、各
口金穴内に設定されている。
【0007】 本発明の目的は、このような紡糸口金の圧力安定性を向上させることである。
【0008】 この目的が請求項1に特定された紡糸口金によって達成されることが、本発明
に関して述べられている。繊維フィラメントを製造するために、本発明で権利請
求された紡糸口金は、紡糸液の抜け出しに少なくとも1個の口金穴を有し、この
口金の長さlが限定されていて、さらにこの口金穴は管状インサートを備え、こ
のインサートが各口金穴に取り外し可能に導入され、この口金穴を通って紡糸液
が外向きに案内されることを特徴とする。この管状インサートの断面は、ほぼ円
形であり、前端部に向かって先細になっていると好ましい。
【0009】 繊維フィラメントが紡ぎ出されるにつれ、紡糸液は、管状インサート内を流れ
、圧縮応力を受けて抜け出てくる。管状インサートが口金穴の全長Sをほぼ越え
るほど延びて、紡糸液は口金穴自体には接触せずに、1個または複数個の管状イ
ンサートとだけ接触する。さらに管状インサートは口金の1個のまたは複数個の
穴に、取り外し可能に、導入されてである。したがって紡糸口金の洗浄にあたっ
ては、挿入されたインサートを取りだしてそれらを洗浄するだけで簡単にできる
。また個々のインサートが腐食したり取り除けない物質で汚染してしまった場合
には、挿入されたインサートだけ取り換えればよいので、紡糸口金全体としての
寿命が長くなる。
【0010】 管状インサートの内径は繊維フィラメントの外径を決めるものである。そして
管状インサートはサファイア、タンタル、周期表8族(eighth auxiliary group
)の元素、タングステン、セラミック、天然石、あるいはプラスチック製である
と好ましい。
【0011】 各口金穴の管状インサートが、「クラウン管」の形態であると好ましい。「ク
ラウン管」とは、その一方の端部に突起もしくはカラーを備える管状インサート
のことをいう。このカラーもしくはクラウンによって、インサートは口金穴の内
側にとどまることができる。このために、カラーもしくはクラウンを、紡糸口金
の加圧側、すなわち紡糸液が管状インサートに入るほうの側に、据える。クラウ
ン管は、管を紡糸口金内に導入したときに、クラウンが紡糸口金の加圧側の面と
面一になる(flush)ように設計されている。
【0012】 管状インサートを口金穴に直接導入するのではなく、外側の管もしくは外側の
スリーブに導入し、それからこのスリーブを口金穴に導入することも可能である
。これらのスリーブもしくは外側の管もまた、クラウン管の形態で、クラウンも
しくは突起を一方または両方の端部に有する。スリーブは、たとえば、中空リベ
ット接合形態で拡がることによって口金穴に強固に接続されることもできる。紡
糸口金で、何層かがサンドイッチ形態で上に重なっていってできた場合、この外
側の管が強固に接続されていると、その強固さによって、個々の層を確実に粘着
もしくは結合させることも同時にできる。ただしスリーブを、口金穴に(強固に
接続することなく、)取り外し可能に挿入することも可能である。
【0013】 本発明に関して権利請求されている紡糸口金は、中実繊維フィラメントと中空
繊維フィラメントとの両方を製造するのに使うことができ、そして多成分系フィ
ラメント、特に2成分系のフィラメントを製造するのにも使うことができる。中
空繊維製造のためには、ピン、いわゆるフィラメントルーメン成形機を管状イン
サートに導入して固定する。このときピンは取り外し可能で、必要に応じて取り
換えることができるようにしておく。このようなフィラメントルーメン成形機の
実施可能な1つの態様が、図面を参照した以下の説明中に示されている。同様に
最初の管状インサートに別の管状インサートを導入し、2つの平行な繊維層を形
成し多成分繊維層を製造することもできる。最初の管状インサートに関して述べ
た材料は、第2の管状インサートの材料としても適切である。
【0014】 本発明に関して権利請求された紡糸口金は、圧力管を有していてもよい。この
圧力管は紡糸液の取り込み口(E)と1個または複数個の口金穴とを有し、これ
ら口金穴はすべてほぼ圧力管側に配置されている。圧力管は、従来慣習的に使わ
れていた紡糸ヘッドに、十分とってかわることができる。紡糸液は、紡糸液供給
要素から導入される。なおこの供給要素は、径方向もしくは軸方向に延びる取り
込み開口部として、圧力管の端部に導入されるようになっていると好ましい。実
際に、繊維フィラメントを押し出すのに、径方向に穿孔された形態でいくつかの
口金開口部が、設けられている。このとき、圧力管の底部に口金開口部が設けら
れていると好ましい。このようにすると、重力が作用して紡ぎ出しが行われるよ
うになる。圧力管の軸は、この製法では水平方向に延びている。したがって、紡
糸液は圧力管に沿って水平方向に案内される。そしてこの圧力管は、必要であれ
ば、(紡糸液の取り込み開口部のある端部と)反対側の端部の取り込み口(E)
のところに出口(A)を有してもよい。この場合、紡糸液が圧力管を繰り返して
通ることができ、1回ごとに紡糸液の一部だけが口金穴要素を通って抜け出て、
残りの部分は紡糸液供給要素まで戻るようになっている。そして圧力管内部を紡
糸液が水平方向に流れるため、流れ特性は現状技術のものより好適となり、その
結果、紡糸液が口金板上に向かって垂直方向に落とされる。さらに、この圧力管
は、水平方向の壁の肉厚や材質が同じ口金板と比べて、紡糸液の高圧により耐え
られる特性を有している。
【0015】 1つの実施態様において、圧力管はアルキメデスの螺旋形態となる。このとき
取り込み口Eは圧力管螺旋の中心側にあっても外側にあってもよく、圧力管の底
側の口金穴も螺旋となっている。螺旋にすることによって、特に省スペース設計
が可能となる。
【0016】 中空繊維フィラメント、2成分系繊維、または多成分系繊維を製造するのに、
紡糸口金は、いくつかの圧力管を備え、上側圧力管と隣接する各圧力管は、少な
くとも1つの上方接続穴を有し、圧力管の接続穴の数と接続穴の軸方向の配置と
が、上側圧力管の口金穴の数と口金穴の軸方向の配置とに合致し、そして上側圧
力管の各口金穴の外径daが底の圧力管の対応する接続口の内径diとほぼ合致する
。種々の圧力管が、下側圧力管の上方接続穴とこれに関連する上側圧力管の口金
穴とによって、次々と挿入され、かくして互いに取り外し可能に接続されていく
。ただし必要に応じて、圧力管の口金穴を挿入後に、(取り外し可能とすること
なく、)次々と封止していき、焼結や焼嵌めすることも可能である。
【0017】 紡糸液の容量は、圧力管内の流れ特性を好適なものにすれば、容易に規制でき
る。
【0018】 別の実施態様では、紡糸口金は圧力板を有し、少なくとも1つの口金穴はこの
圧力板の厚さ(d)を完全に貫通して延びる。本発明の第1実施態様の圧力管と
同じように、この圧力板もサファイア、タンタル、周期表8族(eighth auxilia
ry group)の元素(materials)、タングステン、セラミック、天然石、特に花
こう岩、あるいはプラスチック、とりわけPEEKやVictrexポリマー製であると好
ましい。圧力板の材料は、紡ぎ出す材料にほぼ応じて選択する。かくして、紡糸
口金材料がタンタルやサファイヤのときはセラミックや金属の溶融物を、いっぽ
うで、紡糸口金材料が天然石のときはゾルゲルやポリマーを、それぞれ紡糸する
のが好ましい。さらに、タンタル製の紡糸口金の場合、口金が加熱用の動力源に
接続できるという利点が得られる。この場合には無論、抵抗負荷(resistive lo
ad)が挿入される。
【0019】 圧力管または圧力板が、ハニカム状または段ボール紙形状の材料から製造され
る安定層を設け、少なくとも1個の口金穴と、圧力板または最下の圧力管のこの
口金穴に関する管状インサートとが、安定層の厚みを貫通して延びていると好ま
しい。この安定層は、圧力板もしくは最下圧力管の下側で水平方向に延びている
。そして安定層は、金属、タンタル、周期表8族の元素、スチールの精密なスト
リップ、あるいはセラミックホイルやペーパーシートのストリップからできてい
ると好ましい。安定層の材料として適切なものが選択されれば、安定層と口金圧
力板の熱交換が向上し、適用可能となれば、紡糸ヘッドが加熱すると頻繁に生じ
ていた紡糸液の過熱に対する防護が可能となる。
【0020】 蜂の巣形態における圧力板は、蜂の巣の軸がほぼ垂直に延びるようになってお
り、あるいは段ボール紙形態における圧力板は、上からサインカーブ構造が見え
るようになっている。これらの構造体は、圧力板または圧力管に、強固に接続さ
れており;必要であればセラミックホイルや天然石の層、金属板、あるいは含浸
[予め含浸された材料]層を、安定層の片側もしくは両側に付ける。安定層を被覆
することによって、このような被覆のもたらす取扱い特性の向上がはかられ、特
に、ゾルゲルを紡ぎ出すときに被覆として含浸を行うことにより、ゾルゲルを室
温で紡ぎだせるようになり、それゆえ、耐熱材料を使用する必要はなくなり、好
適である。こうして形成された複合構造体でも、口金穴はもちろん、すべての層
を通って延びる。
【0021】 特に紡糸口金の圧力板の使用に関して、このような安定層を設けることによっ
て、口金の曲げ強さと圧縮強さが高まり、それとともに、設計上、圧力板を比較
的薄くできる。さらにこのことによって、紡糸口金は、設計上、圧縮強さが高い
にもかかわらず、非常に軽量となる。
【0022】 個々の層は、たとえば従来どおりの接着などによって、相互に接合できる。
【0023】 少なくとも1個の口金穴は、2から200マイクロメーターの直径を有してい
ると好ましく、2から10マイクロメーターであれば特に好ましい。このような
小さな口金穴は、レーザーを使ってマイクロ穿孔することによって、精密に行う
ことができる。
【0024】 個々の口金における流量測定は、音波測定(sonographic measurement)のよ
うな誘導測定方法(inductive measurement method)によって、個々の管状イン
サートに対して行うことができる。本発明で目的とする紡糸液流量測定も、この
様式で行えばよい。
【0025】 本発明を添付図面を参照しながら以下に説明する。
【0026】 図1は、本発明の管状インサート1の基本的レイアウトの縦断面図である。こ
こで紡糸口金は、加圧側に圧力板2と、この下に安定層3と、そして低圧側に追
加被膜4とを備える。被膜層4は、たとえば含浸層であってもよい。ここで示さ
れた圧力板2と追加層4との厚さ(d)の比は、限定すべきものではないとされ
ている。ただし一般的には、圧力層2は追加層4より厚くなっていて、ここで追
加層の機能はおおむね、封止すること、およびサンドイッチ構造全体の取扱いを
さらに容易にすることである。既に述べたように、安定層3の材料は、蜂の巣形
態や段ボール紙形態のものでよい;図1では、示すことだけを目的として、(蜂
の巣構造のほうでなく、)段ボール紙のサインカーブ構造のほうを表している(
が、これに限定されるものではない)。実際に段ボール紙構造は、上から見たと
きにサインカーブが見えるように配されており、ここで表したとおり、縦断面で
はサインカーブは見えない。圧力板の加圧側は、剛性を高めるためや紡糸液流体
の流れの向上を図って、波形構造やひだ付けされた構造(図示せず)で作られて
いると好ましく、これらの構造体は、互いにおよそ90°の角度で位置づけられ
たクロスビード(cross-bead)で結合されている。
【0027】 管状インサート1は、口金のほぼ全長Sにわたって延びている。そして加圧側
では、クラウンの形態をした突起を有しており、この突起によって、管状インサ
ート1は口金穴内に留められる。管状インサートの断面は円形でも多角形でもよ
い。この実施態様では、管状インサート1は第2インサートもしくはスリーブ5
に導入されている。スリーブ5の内側表面の形状が管状インサート1の外側表面
に合致して、これら2つの表面が互いに密に適合しあうようになっていると好ま
しい。図示された状態においてスリーブ5は下方カラーを有して、結合された層
の口金穴内に挿入できるようになっている。そしてこのスリーブ5は、中空リベ
ット接合によってこれらの結合された層に固定され、この結果、層どうしの結合
力も同時に確実なものとなる。
【0028】 インサート1とスリーブ5との2つの突起もしくはカラーが、口金穴の長さS
を越えて延びているので、2つのインサートを合せたときの長さHは口金の長さS
より大きくなる。なお、参照符号Jは、口金の紡糸液供給室の高さを表す。
【0029】 図2は、中空繊維を製造するのに必要なフィラメントルーメン成形機6を示し
ている。このルーメン成形機はピンから成り、このピンの中間部6aは多角形ピ
ン形態であり、この図では三角形ピンになっている。いっぽう、ピンの上方部6
bは、たとえば円筒形態である。フィラメント成形機の中間部6aが多角形である
ために、ピンは、管状インサート1内で動かないようになっている。この場合は
、フィラメント成形機6をインサート1に導入すると、成形機6はインサート1
と3箇所で接触する。さらにフィラメント成形機6は、その円筒形状の下方端部
6cに向かって先細になっている。
【0030】 管状インサート1(図1)は下方端部にすぼまっていくテールを有し、これは
、関連するルーメン成形ピン6のすぼまりに合致する。このすぼまっていくテー
ルは、タップを底までねじこむのに使うねじれ刃ドリルの形状と、似た形態であ
る。フィラメントルーメン成形機6を管状インサートに導入すると、図1に示さ
れるように、ピン6の下方端部6cが、管状インサートのすぼまっていくテール
を越えてさらに高さxだけ延びる。中間部6aと下方部6cとは合せて、カラーも
しくは突起および紡糸液供給スペースの高さJも含んで、2個のインサートの全
高さHより高く延びる。こうして紡糸液は供給スペースから円形断面(この場合
3個の円形断面)内を通って、インサート1とルーメン成形ピン6との間に抜け
出る。
【0031】 2成分系繊維の製造用に、ルーメン成形機6が軸状ルーメン7を設けている。
この軸状ルーメン7の直径はおよそ3マイクロメーターから約100マイクロメ
ーターであると好ましい。ここで、2成分系繊維における第2成分用の紡糸液を
、この軸状ルーメンに流す。次いで2つの成分が合わさって先細になったフリー
スペース(x)まで流れる。フィラメント成形機6のルーメン7は、構造的に長
手方向の軸上に位置づけられていると好ましく、例えば噴霧製法(spraying pro
cess)で作ることができ、ミクロ中空繊維は、そのルーメンがこうしてフィラメ
ント成形機6のルーメン7となり、紡糸液中に導入される。
【0032】 フィラメント成形機6が、供給スペースの高さJより上に、カバーキャップ8
を設け、このカバーキャップがこの成形機6に取り外し可能に取付けられていて
もよい。このカバーキャップ8は、紡糸ヘッド内のいわゆるデッドボリュームを
減らすためのものである。カバーキャップの断面が多角形底面で、内側の窪みの
断面が円形で、キャップがフィラメントルーメン成形機の円筒部6bに上から嵌
まるようになっていると好ましい。カバーキャップは、図2でZと表された高さ
を有する。
【0033】 フィラメント成形機に紡糸液が流れるルーメン7が設けられているならば、そ
れに関連するカバーキャップ8もまた、ルーメン7と同心状のルーメンを有する
【0034】 カバーキャップ8を嵌めたフィラメントルーメン成形機6の断面図が図3に示
されている。カバーキャップの径Gや口金穴の配設は、全部のカバーキャップが
、フィラメントルーメン成形機上に正しく配されたときに、隣接するカバーと接
して、カバーキャップの上面にいっさい隙間がないように、選択される。
【0035】 図4は、強化層3の断面図を表しており、この図に示された強化層は、蜂の巣
形態の断面となっている。
【0036】 図5から8は、図4と同様に強化層の断面であるが、紡糸口金全体にわたって
示された断面である。これらの図からわかるように、この例では、紡糸口金の断
面はほぼ円形であるが、角(angular)フレーム形態のフレームによって限定さ
れる。フレーム9が、紡糸口金の圧力板1と同じ材料でできていると好ましい。
角フレームは、縦断面ではZ形で横断面では円形または多角形でよい。さらに角
フレームの内側縁部が、層構造体上に縁部支持体を形成してもよい。強化板、も
しくは図1に示された層構造全体が、角フレーム9に適合し、たとえば鋳造、溶
接、または接着などによってこのフレームと接合したり、このフレーム内いっぱ
いに拡がってもよい。
【0037】 縦断面で見たときに、角フレームが、図1における高さHを越えて、両側で延
びていると好ましい。特に好適には、角フレームは符号JとHの部分を加えたもの
を越えて、さらに口金に繊維ルーメン成形機6のカバーキャップ8が設けられて
いるときには、カバーキャップ6の高さZを越えて突き出ている。
【0038】 図9は安定層3の別の実施態様の断面図を示している。図4から8に示された
蜂の巣構造ではなく、段ボール紙構造になっており、さらにこの態様では、安定
層を巻いてアルキメデスの螺旋を形成している。これによって安定層に対して、
その曲げ抵抗や圧縮強さをある程度高めることができる。この種の安定層3も上
記と同様に、角フレーム9に適合できるようになっている。
【0039】 サインカーブや蜂の巣の精密さは必要に応じて選択でき、曲げ抵抗と圧縮強さ
が高くなればなるほど、蜂の巣構造やサイン波構造は精密になる。紡糸液に対し
て、たとえば温度、圧力、あるいは流量測定のための測定ポイントを、蜂の巣構
造や段ボール紙構造内に集めておいてもよい。こうすると、個々の口金穴ごとに
関連性を個別に監視できるようになる。
【0040】 安定層3の上側に取付けられた圧力板1(そして必要であれば追加層4)は、
安定層が蜂の巣形態であれば、それぞれ対となるインサート1、5が巣の中心を
通って延びるように、穿孔され、図4から8に示したように、蜂の巣ごとにイン
サート1は1個ずつ含まれた状態になっている。図9に示されたような段ボール
紙構造の場合にも、それぞれのインサート1による、おおよその中心づけがなさ
れる。
【0041】 図10は、本発明に権利請求された紡糸口金のさらに別の実施態様の平面図で
ある。この場合の紡糸口金は圧力管から成り、図10においては、巻いてアルキ
メデスの螺旋を形成するようになっている。こうすることによって、狭いスペー
スで非常に長い管を収容できる。あるいはこの形態ではなく、まっすぐな管を用
いてその両端に取り込み口(E)と出口(A)とを有して、紡糸液がこれらの口を
通って圧力管に出入りすることも可能である。
【0042】 口金穴(図10には示されていない)はすべて、圧力管の底に取付けられてい
る。
【0043】 このような圧力管10の断面図が図11aに示されている。図11aの圧力管は
、中実繊維フィラメントを紡糸するのに適している。この場合、管は貫通孔の通
った高さtのネッキングを有し、口金穴の全長Sは、高さtと管の厚さとを加えた
高さとなる。紡糸される中実繊維の外径を限定する管状インサートが、口金穴に
導入される。図1に関して詳細を述べた安定層3、そして必要であれば追加被膜
4も共に、紡糸液出口側にさらに加えることも可能である。この場合、口金穴は
無論、図1に示された場合のようにこれらの層を通って延びる。
【0044】 図11aに示された圧力管10は、2個以上の圧力管を上に載せていったその
積重ねの最上層または底部層を形成している。次いで、実際上、最上の管10を
、図11aおよび11cに示されたような圧力管のひとつに、重ねる。図11bと
11cに示された圧力管の違いは、上方の接続穴が、図11bの場合には1箇所下
向きにくぼんでいるが、図11cの場合には1箇所上向きに突き出ているという
ことだけである。上側管10の外径daは、下側管の内径diに合わせて調整され、
上側管の貫通孔を有するネックが下側管のネックの貫通孔に挿入できるようにな
っている。つまり、上側管の口金穴のdaは、下側管の接続穴のdiとほぼ等しいと
いうことである。
【0045】 中空繊維を製造する場合には、ガスが上側管10を通って流れる。あるいは、
2成分繊維の第2成分用の紡糸液がこの管を通って流れる。インサート1および
フィラメントルーメン形成ピン6は互いに同様のもので、図1および2に関して
述べたように、所望に応じて口金穴に用いられる。
【0046】 図11cに示された高さZは、図2および3に示された挿入するフィラメントル
ーメン成形機の円筒部分の高さを表す。図11cにおいては、圧力管は、図1に
関してすでに説明した層が複合された構造体上に、配されている。実際に圧力管
内では、その内側高さJ全体にわたって供給を受ける。高さJoは、供給室の高さ
Jから上方接続穴の突出している部分の高さを引いたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明で権利請求された管状インサートを示す。
【図2】 カバーキャップ付きのルーメン成形ピンの縦断面図を示す。
【図3】 フィラメントルーメン成形ピンの断面図を示す。
【図4】 管状インサートの導入された安定層の断面図である。
【図5】 本発明で権利請求された紡糸口金の安定層の断面図である。
【図6】 本発明で権利請求された紡糸口金の安定層の別の断面図である。
【図7】 本発明で権利請求された紡糸口金の安定層のさらに別の断面図である。
【図8】 本発明で権利請求された紡糸口金の安定層のまた別の断面図である。
【図9】 本発明で権利請求された紡糸口金の別の実施態様の安定層の断面図である。
【図10】 紡糸口金の別の実施態様の圧力管の断面図である。
【図11a】 本発明で権利請求された紡糸口金の圧力管の縦断面図である。
【図11b】 本発明で権利請求された紡糸口金の別の圧力管の縦断面図である。
【図11c】 本発明で権利請求された紡糸口金のさらに別の圧力管の縦断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,DZ,EE,ES ,FI,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU, ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,K R,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV ,MA,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO, NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,S I,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA ,UG,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紡糸液排出用に少なくとも1個の口金穴を有する、繊維フィ
    ラメント製造用の紡糸口金において、この少なくとも1個の口金穴の長さSが限
    定されていて、さらにこの口金穴は管状インサート(1)を備え、このインサー
    ト(1)が各口金穴に取り外し可能に導入され、この口金穴を通って紡糸液が外
    部に流れることを特徴とする、紡糸口金。
  2. 【請求項2】 各口金穴の取り外し可能な管状インサートがカラーの形態で
    ある、請求項1記載の紡糸口金。
  3. 【請求項3】 紡糸口金において、紡糸液用の取り込み口(E)付きの圧力
    管をさらに備え、少なくとも1個の口金穴がこの圧力管と実質的に同じ側に位置
    づけられた、請求項1または2記載の紡糸口金。
  4. 【請求項4】 圧力管(10)がアルキメデスの螺旋形態で、取り込み口(
    E)が圧力管の中心側端部または外側端部のいずれかに据えられ、口金穴が圧力
    管螺旋の底側に位置づけられている、請求項3記載の紡糸口金。
  5. 【請求項5】 圧力管が、圧力管の内側端部または外側端部のいずれかに出
    口Aをさらに有する、請求項3または4に記載の紡糸口金。
  6. 【請求項6】 紡糸口金において、径方向に上に積重ねていった圧力管を備
    え、上側圧力管と隣接する各圧力管が少なくとも1個の上方接続穴を有し、圧力
    管の上方接続穴の数と上方接続穴の軸方向の配置とが上側圧力管の口金穴の数と
    口金穴の軸方向の配置と合致し、そして上側圧力管の各口金穴の外径daが下方圧
    力管の対応する接続穴の内径diと実質的に合致する、請求項3から5のいずれか
    に記載の紡糸口金。
  7. 【請求項7】 紡糸口金において、圧力板(1)をさらに備え、少なくとも
    1個の口金穴がこの圧力板の厚み(d)を完全に貫通して延びる、請求項1また
    は2に記載の紡糸口金。
  8. 【請求項8】 圧力管または圧力板が、蜂の巣形態または段ボール紙形態の
    材料から製造される安定層(3)を設け、少なくとも1個の口金穴と、圧力板ま
    たは最下の圧力管のこの口金穴に関連する管状インサートとが、安定層の厚みW
    を貫通して延びる、請求項1から7のいずれかに記載の紡糸口金。
  9. 【請求項9】 含浸層が安定層の片側または両側に被覆され、少なくとも1
    個の口金穴とそれに関連する管状インサートが片側または両側の含浸層も貫通し
    て延びる、請求項8項記載の紡糸口金。
  10. 【請求項10】 少なくとも1個の口金穴が、実質的に2から200マイク
    ロメーターの直径を有する、請求項1から9のいずれかに記載の紡糸口金。
  11. 【請求項11】 少なくとも1個の口金穴が、実質的に2から10マイクロ
    メーターの直径を有する、請求項10に記載の紡糸口金。
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