JP2002538761A - 可塑化タンパク質材料から作られた非粘着性チューインガム及びそれを含有する組成物 - Google Patents
可塑化タンパク質材料から作られた非粘着性チューインガム及びそれを含有する組成物Info
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Abstract
Description
ニークな非粘着性を有するチューインガムの製造に関する。多孔質及び非多孔質
支持体を包含する多種多様な支持体上での非粘着性に加えて、それらチューイン
ガムは、慣用的なチューインガムに類似する高いフレーバー特性も有する。 その可塑化タンパク質材料は、まず少なくとも1種のタンパク質と少なくとも
1種の可塑剤とを組み合わせて固体状態組合せ体にし、次いで加熱条件下及び制
御された剪断条件下で処理して、チューインガム組成物中に用いられる他の成分
とブレンドされたときにそのチューインガムに非粘着性を与える諸特性を有する
可塑化タンパク質材料を生成させることによって作られる。
を含有する水溶性部分から構成される。そのベース部分は、最終製品に咀嚼特性
を付与する咀嚼性物質を含むガムベース部分を含む。このガムベースは、典型的
には、フレーバー及び甘味料の放出プロフィールを決定し、かつそのガム製品に
おいて重要な役割を果たす。フレーバー及び甘味料は、チューインガムに感覚的
アピールの側面を提供する。 チューインガムベースは、慣用的には、そのガムに跳ね返り特性又はゴム特性
を与える材料である所謂エラストマーを含有する。エラストマーは、非水溶性ポ
リマー、つまり、天然ゴム及びチクルのような天然ポリマー、及びスチレンブタ
ジエンコポリマー、ポリイソブチレン、ポリエチレン等のような合成ポリマーの
両方である。これらエラストマーは、通常、変動する分子量のポリ酢酸ビニル(
PVAc)と組み合わされて、そのガムベースに伸縮性又は弾性を与える。慣用
的なガムは、エラストマーを軟化させるためにエラストマー溶剤として使用され
る樹脂;ワックス;可塑剤として働くことができる油脂;充填剤、及び場合によ
り酸化防止剤や乳化剤のような材料も含有するであろう。
書中に組み入れられる Sugar Confectionery Manufacture, 2nd Edition, E.B.J
ackson, 編者, Blackie Academic & Professional, Glasgow, NZ (1995), pp.25
9-286 に記載されていうように公知である。 典型的にはワックスを排除することによって、非粘着性を有するチューインガ
ム組成物を提供するための努力が払われてきた。例えば、米国特許第5,482
,722号及び米国特許第5,462,754号は、ワックスを含まないガムベ
ース、天然及び合成エラストマー、油脂及び/又は軟化剤を含有するガム組成物
を開示している。 米国特許第5,424,081号は、グルテン成分及びタンパク質縮合剤を含
む非粘着性チューインガムベースを開示している。米国特許第4,241,09
0号は、αセルロース、及び、加水分解された穀物固体、マルトデキストリン、
変性食物澱粉等を包含する1種又はそれを越える増粘剤を含有する非接着性チュ
ーインガム組成物に向けられている。
リセライドを含有する非粘着性ガム組成物を開示している。米国特許第5,43
1,930号は、中鎖トリグリセライド及びレシチンを有する非粘着性ガム組成
物に関する。他の非粘着性ガム組成物が、米国特許第5,437,875号;5
,437,876号;5,437,877号;並びに国際公開WO93/175
70;WO93/17572;及びWO93/17575に開示されている。 上記のタイプの先行技術の非粘着性ガム組成物は、それらが義歯材料のような
滑らかで非多孔質の表面上でのみ非粘着性であり、及び/又は不十分な甘味及び
/又はフレーバー放出特性しか有さないという欠点を有する。 多孔質及び非多孔質表面上の両方で非粘着性であるガム組成物を提供するため
の努力が米国特許第5,601,858号に開示されており、それは、脂肪、ワ
ックス、及びエラストマー溶剤樹脂を含まない非粘着性チューインガムベース組
成物を開示している。そのガムベースは、(a)異なる分子量を有するポリ酢酸
ビニルのブレンド、(b)トリ酢酸グリセロール、アセチル化されたモノグリセ
ライド及びそれらの混合物を含む非エラストマー溶剤樹脂可塑剤、及び(c)炭
酸カルシウム、アルミナ、タルク、クレー等のような充填剤を含む。このガム組
成物は、義歯材料、木材、アスファルト、コンクリート、カーペット、毛髪及び
布を包含する種々の表面に関して非粘着性である。
び咀嚼性のようなガムベースの特性を示すことも擬似することもない。変性タン
パク質がチューインガムに使用されてきたが、当該技術分野では、慣用的なガム
が有する感覚的レベル若しくは非粘着性のいずれか一方だけでも有するタンパク
質をベースとするガムは提供されていない。例えば、米国特許第5,482,7
22号は、プロラミンがアルコール/水溶剤系中に溶解され、かつテクスチャー
付与剤を加えてそのテクスチャー付与剤を閉じ込めた析出物が形成されるように
した、糖菓製品で使用するためのタンパク質性咀嚼性ベースを開示している。 そのような系は、ガム及び糖菓組成物に慣用的に使用されるエラストマーと置
換可能なタンパク質材料を形成するために用いられ得るが、そのような材料は、
慣用的なチューインガムが有するのと同じ感覚的特性を効果的に取り込むことも
、非粘着性を提供することもしない。 従って、革、ゴム等のような多孔質及び非多孔質表面を包含する多種多様な表
面上に効果のある非粘着性をチューインガムに与え、かつ慣用的なガムと同じか
又は類似する感覚的特性を持たせることは、チューインガムを開発する分野に有
意な進歩をもたらすであろう。
及び少なくとも1種の可塑剤(即ち、可塑剤成分)の組合せ体又はブレンドから
誘導される可塑化タンパク質材料を含有する非粘着性チューインガム組成物に向
けられている。このブレンドは、好ましくは、制御された剪断条件下で加熱され
て、一定の慣用的なチューインガム成分と一緒になって、望まれる非粘着性をそ
の製品に付与すると同時に望ましい味覚及び感覚的特徴をその製品に提供する可
塑化タンパク質材料をもたらす。 より具体的には、本発明は、非粘着性チューインガム組成物であって、 a)タンパク質成分及び可塑剤成分を含んでなる約2〜25重量%の可塑化タ
ンパク質材料であって、該タンパク質成分及び該可塑剤成分の固体状態ブレンド
が制御された剪断条件下で約20〜約140℃の温度で加熱されたものである可
塑化タンパク質材料を b)エラストマー溶剤及びワックスの不存在下で該チューインガム組成物にチ
ューインガム特性を付与するのに十分な量のチューインガムベース成分と 一緒に含んでなる非粘着性チューインガム組成物に向けられている。 本発明の特定の側面において、この非粘着性チューインガム組成物は、可塑化
タンパク質材料に加えて、エラストマー性材料及び/又はポリ酢酸ビニル、並び
にそのエラストマー性材料及び/又はポリ酢酸ビニルのための可塑剤として役立
つ軟化剤/乳化剤を含有する。
種のタンパク質(タンパク質成分)のマトリックス内に分散された可塑化タンパ
ク質材料を含有する非粘着性チューインガム組成物に向けられている。 本明細書で使用される“ガムベース”という用語には、望ましい味覚と色彩を
ガム組成物に付与する、糖、フレーバー及び着色剤を包含する材料が存在しない
ガム組成物を形成する材料が包含される。“ガム組成物”という用語は、糖、フ
レーバー及び着色剤に加えて、そのガムベース材料を包含するものである。 本発明に従って使用するための可塑化タンパク質材料がうまく配合されるかど
うかは、第1に、タンパク質又はその混合物と可塑剤又はその混合物を含んでな
る1種又はそれを越えるブレンドの適切な選択にかかっている。タンパク質及び
可塑剤の好ましい組合せは、1997年9月24日に出願された米国特許出願第
08/936,570号に詳細に記載されているように、溶解性パラメーター、
ブレンドの自由体積、及びブレンドのガラス転移温度を包含する変数によって確
認することができる。なお、この米国出願の全内容は参照により本明細書中に組
み入れられるものとする。
熱条件下及び制御された剪断条件下で処理して、可塑化タンパク質材料を提供す
る。これは、チューインガム中の1種又はそれを越える慣用的成分(例えば、ワ
ックス)と置き換わることができ、しかも他の慣用的成分と一定の組合せで組み
合わせたときに、そのチューインガム組成物に非粘着性を付与すると同時に望ま
しい味覚と感覚的特性を達成する。 可塑化タンパク質材料を製造するための好ましい方法は、タンパク質を溶融状
態に、即ち、タンパク質成分を粘稠な液体の形態に変性することである。より具
体的には、その方法は、好ましくは処理の前に固体状態にあるタンパク質成分と
可塑剤成分のブレンドを、制御された剪断条件下で加熱することを含んでなる。
そうすれば、冷却することで、可塑剤成分がタンパク質成分の変性マトリックス
内に閉じ込められるようになる。
を説明するために広く用いられる用語である。溶融する材料は流動性及び加工性
を有する。多くの合成ポリマーで見られるように、タンパク質は、一般に、加熱
で溶融することも流動することもない。それらは、通常、タンパク質を溶融させ
るのに必要な温度に到達する前に分解する。可塑剤は、通常、ブレンド材料を提
供するためにポリマー材料に添加され、そのブレンド材料を加熱で流動化させる
ことによって、そのポリマーの加工性又は柔軟性を高める物質である。可塑剤成
分とタンパク質成分との固体状態のブレンドを溶融状態まで加熱すると、タンパ
ク質成分の随伴的分解なしに、タンパク質成分の随伴的変性が起こる。単一のタ
ンパク質又はタンパク質の混合物が単一の可塑剤又は可塑剤の混合物と組み合わ
さってブレンドを形成できることが理解されるであろう。
ムの形成に望まれる温度の範囲内でのその加工性に部分的に依存するであろう。
チューインガムを形成するための典型的な加工温度は、約40〜120℃の範囲
内である。適するタンパク質は、押出機、ブレンダー等を包含する慣用的な混合
装置を用いる加工を施せるものでもある。 タンパク質の分子量は、そのタンパク質がポリマーとして分類されるほど十分
に高いものでなければならない。少なくとも約5,000、好ましくは少なくと
も約10,000の分子量が適している。 可塑化タンパク質材料の形成のために選択されるタンパク質は、適する可塑剤
と合致したものでなければならない。溶解性パラメーター、自由体積及びガラス
転移温度を考慮するこの方法は、1997年9月24日に出願された米国特許出
願第08/936,570号に詳細に記載されている。
可塑剤成分の相対的凝集特性によって決まるところのそれらの溶解性パラメータ
ーを考慮することにかかっている。種々の材料の溶解性パラメーター及びそれを
計算する方法は、例えば、参照により本明細書中に組み入れられる D.W. Van Kr
evelen Elsevier “Properties of Polymers" (1990) 並びに米国特許出願第0
8/936,570号に開示されているように、当該技術分野で公知である。 ポリマーの自由体積を増加させることの通常の効果は、それが可塑化されるこ
とである(即ち、ガラス転移温度がより低くなり、モジュラス及び引張強さが低
下し、そして伸度及び衝撃強さが増加する)。しかしながら、可塑剤によって与
えられる運動の自由度は、ポリマー分子が互いにきつく結び付くことをも可能に
する。尤も、そうすることがそれらの性質である場合にである。
う原理に基づいている。タンパク質の自由体積の増加は、そのタンパク質の可動
性、従って可塑化の程度を高める。かくして、より大きな可塑化が望まれるなら
、米国特許出願第08/936,570号に記載されているように、可塑剤の量
を増加させればよい。 タンパク質成分と可塑剤成分の潜在的ブレンドが、そのタンパク質成分と可塑
剤成分の単独でのそれぞれの溶解性パラメーター値又は場合により上で説明した
そのブレンドの自由体積を比較することにより特定されたら、末端生成物(可塑
化タンパク質材料)のガラス転移温度が考慮されなければならない。例えば、チ
ューインガムについては、可塑化タンパク質材料に適するガラス転移温度は、例
えば、約35〜45℃の範囲である。
張係数の比率、可塑剤成分の体積分率、及び可塑剤成分とタンパク質成分のそれ
ぞれのガラス転移温度の差によって決まる。一般に、可塑化タンパク質材料のガ
ラス転移温度は、比較的高い熱膨張係数及び/又は高いガラス転移温度を有する
可塑剤成分を選択することによって高められることができる。より低いガラス転
移温度の可塑化タンパク質材料が望まれる場合には、比較的高い熱膨張係数及び
/又は低いガラス転移温度を有するタンパク質を選択するのが適切である。 本発明で使用するのに適するタンパク質は、非水溶性である植物性又は動物性
タンパク質のようなあらゆる合成又は天然のタンパク質であってもよい。タンパ
ク質は、酵素変性されても、化学変性されても、遺伝子工学の産物であってもよ
い。タンパク質は、実質的に純粋であっても、穀物画分におけるような混合物の
一部であってもよい。穀物画分が用いられる場合には、あるバッチのガラス転移
温度は別のバッチのものとは異なるので、このことがそれの溶解性パラメーター
値及び/又はガラス転移温度に影響し得ることが理解されるであろう。
パク質のような穀物タンパク質、並びにそれらの画分であって、グルテン及びプ
ロラミン、例えば、ゼイン、グルテニン及びグリアジンを包含するもの;及び ゼラチン、卵白アルブミン(オバルブミン)、ラクトアルブミン、カゼイン及
びカゼイン酸ナトリウム、乳清、及び乳汁単離物、例えば、カゼイン酸塩と乳清
のブレンドを包含する、コラーゲン、卵及び乳タンパク質のような動物性タンパ
ク質 から選択することができるが、それらに限定されない。 好ましいタンパク質成分は、小麦、トウモロコシ、米、大豆、乳、及び動物性
タンパク質から選択される少なくとも1種のタンパク質材料を含有する。 水中での非溶解性に加えて、粘弾性を包含する他の要因がタンパク質にとって
好ましいと言える。例えば、より大きな粘弾性を有する製品は、一般に、トウモ
ロコシゼイン及び小麦グリアジンを包含する小麦及びトウモロコシタンパク質群
、ゼラチン、又はそれらのブレンドから選択されるタンパク質成分の使用によっ
て提供される。対照的に、より小さな粘弾性を有する製品は、一般に、卵白、乳
清、及びカゼイン酸ナトリウムから選択されるタンパク質成分の使用によって提
供される。
つその粘弾性に貢献する材料である。本発明に使用するのに適する可塑剤又はそ
れらの混合物は、有機可塑剤、及び有機化合物を含有しない水のような材料を包
含する種々の材料から選択されることができる。 好ましいクラスの可塑剤である有機可塑剤には、フタル酸ジメチル、ジエチル
及びジブチルのようなフタル酸エステル誘導体;好ましくは約200〜6,00
0の分子量を有するポリエチレングリコール;グリセロール;ポリプロピレング
リコール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、及びエチレングリ
コールのようなグリコール類;クエン酸トリブチル、クエン酸トリエチル、及び
トリアセチルクエン酸エステルのようなクエン酸エステル;水とブレンドされた
ドデシル硫酸ナトリウム、ポリオキシメチレン(20)ソルビタン及びポリオキ
シエチレン(20)ソルビタンモノオレイン酸エステルのような界面活性剤;エ
タノール及びイソプロピルアルコールのようなアルコール類;酢酸及び乳酸のよ
うな有機酸、及びそれらの低級アルキルエステル;ソルビトール、マンニトール
、キシリトール及びリカジン(lycasin) のような増量甘味料;植物油、綿実油、
及びヒマシ油のような油脂;アセチル化モノグリセライド;トリアセチン;ショ
糖エステル;伝統的フレーバー油;又はそれらの混合物が含まれるが、それらに
限定されない。好ましい有機可塑剤は、グリセロール及びグリコール類、特に、
プロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、エチレングリコール、及び
ポリエチレングリコールのようなポリオール類、及び有機酸、特に、乳酸及び酢
酸及びそれらの対応するエステルである。
したように変動するであろう。可塑化タンパク質材料が望まれるガラス転移温度
を有するように考慮しなければならない。典型的には、タンパク質成分の量は、
少なくとも40重量%であり、最も典型的には少なくとも50重量%であろう。
特に良好な可塑化タンパク質材料は、一般に、タンパク質成分の量が約60〜7
5重量%であるときに得られる。 本タンパク質/可塑剤ブレンドの全重量を基準とした典型的な可塑剤の好まし
い量には、例えば、水性エタノール(20〜40重量%)、プロピレングリコー
ル(20〜40重量%)、エチレングリコール(10〜30重量%)、及び酢酸
及び乳酸(10〜30重量%)が含まれる。食品に関連する用途(例えば、チュ
ーインガム及び糖菓組成物)については、エタノールは、その使用を取り締まる
規制があるので、好ましくないであろう。
ンドには、ゼイン/プロピレングリコール/グリセロール;ゼイン/グリセロー
ル/プロピレングリコール/酢酸/水;ゼイン/乳酸/グリセロール/プロピレ
ングリコール/グリコール;及びゼイン/乳酸/プロピレングリコール/乳酸エ
チル/乳酸ブチル/酢酸エチル/グリセロールが含まれる。 タンパク質成分及び可塑剤成分は、各々乾燥状態で使用される、即ち、タンパ
ク質と可塑剤の予備ブレンドは、可塑剤がタンパク質内に均一に分散された粉末
の物理的性状を有する。タンパク質/可塑剤ブレンドは、各々の成分の特性の利
点を生かしてそのブレンドの成分の適合性を最大にできるように、通常、タンパ
ク質のブレンド及び/又は可塑剤のブレンドから構成されるであろう。
ク質のマトリックス内に分散された可塑剤との混合物を形成するように処理され
る。本発明の好ましい形態においては、タンパク質と可塑剤との混合物は、その
タンパク質の溶融段階において高度に粘稠な材料(即ち、可塑化タンパク質材料
)を含んでなる。溶融温度及びその溶融温度におけるブレンドの粘度の両方は、
存在する可塑剤の種類及び量によって影響を受ける。一般に、本発明の実施に際
して可塑化タンパク質材料を形成するために用いられる可塑剤の量が多ければ多
いほど、可塑化タンパク質材料を形成するために用いられるブレンドの溶融温度
及び粘度が低くなる。
ドされる。種々の量のタンパク質成分及び可塑剤成分を用いて、チューインガム
組成物に非粘着性を付与する材料を提供することができる。これは、本発明のチ
ューインガム組成物からは慣用的なエラストマー溶剤(例えば、ロジン類)及び
ワックス類(例えば、パラフィン、マイクロクリスタリンワックス又は天然ワッ
クス)のような材料が省略されていることが一因となっている。本発明の非粘着
性チューインガム組成物の製造において、ガムベース材料を望ましい量で混合す
ることで、優れた味覚と感覚的特性を有する非粘着性チューインガム組成物が提
供される。
塑化タンパク質材料とユニークな組合せのガムベース材料との組合せを、種々の
多孔質及び非多孔質支持体上への非粘着性と、望ましい味覚と感覚的特性とを提
供するのに有効な量で含んでなる。 可塑化タンパク質材料は、チューインガム組成物中のガムベース中に、典型的
には約2〜25重量%、好ましくは約5〜15重量%の量で存在する。 好ましい非粘着性ガム組成物は、エラストマー性材料(即ち、エラストマー)
及び/又はポリ酢酸ビニル、並びに軟化剤(乳化剤)を包含するガムベース材料
も含む。
エラストマーの例には、ジェルトン、レキ、カプシ、ペリロ、ソルバ、マッサラ
ンデュバ・バラタ、マッサランデュバ・チョコレート、ニスペロ、ロジンディン
ハ、チクル、グッタ・ハン・カン、燻煙又は液体ラテックス、グアユール及びそ
れらの組合せが含まれる。 合成エラストマーの例には、ポリイソブチレン、イソブチレン−イソプレンコ
ポリマー、スチレン−ブタジエンコポリマー、酢酸ビニル−ラウリン酸ビニルコ
ポリマー、ポリイソプレン、ポリエチレン、及びそれらの組合せが含まれる。 本発明の非粘着性チューインガム組成物のガムベースに用いられることができ
るエラストマーの量は、ガムベースの全重量を基準として一般に約2〜25重量
%、好ましくは約5〜15重量%である。 ポリ酢酸ビニル(PVAc)がエラストマーと一緒に存在しても存在しなくて
も良い。PVAcは、それらの分子量範囲に依存する量で、非粘着性チューイン
ガム組成物中に含められる。ポリ酢酸ビニルについての望ましい重量平均分子量
範囲は、少なくとも約8,000、好ましくは約8,000〜100,000で
ある。非粘着性チューインガム組成物のガムベース中のPVAcの全重量は、非
粘着性チューインガム組成物のガムベースの全重量を基準として、典型的には約
25〜75重量%、好ましくは約40〜55重量%である。
化剤”という用語は、その慣習的な広い意味で使用され、乳化剤を包含する)に
は、獣脂、水素化獣脂、水素化及び部分水素化植物油、ココアバター、モノステ
アリン酸グリセリル、モノラウリン酸グリセリル、モノオレイン酸グリセリル、
ポリソルベート60、ポリソルベート65、ツィーン65、ツィーン80、トリ
酢酸グリセロール、レシチン、モノ、ジ及びトリグリセライド、アセチル化され
た脂肪酸モノグリセライド、及びそれらの組合せが含まれる。好ましい脂肪酸に
は、ステアリン酸、パルミチン酸、オレイン酸及びリノール酸が含まれる。軟化
剤は、非粘着性チューインガム組成物のガムベースの全重量を基準として、一般
的には約3〜35重量%、好ましくは約10〜20重量%の量で用いられる。
組成物の硬さを増すために使用されると同時に、適切な常温流れ特性を維持する
ために使用される。有用な充填剤には、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、粉
砕された石灰石、ケイ酸マグネシウム及びケイ酸アルミニウムを包含するケイ酸
塩、クレー、アルミナ、タルク、酸化チタン、リン酸一カルシウム、リン酸二カ
ルシウム、リン酸三カルシウム、木質セルロース等のセルロースポリマー、及び
それらの混合物のような有機及び無機化合物が含まれる。充填剤は、非粘着性チ
ューインガム組成物のガムベース中に、非粘着性チューインガム組成物のガムベ
ースの全重量を基準として、典型的には約5〜約25重量%、好ましくは約5〜
15重量%の量で用いられる。充填剤の量は、選択される特定の充填剤、及びそ
のチューインガム組成物に望まれる硬さ及び常温流れを得るために必要な充填剤
の量に部分的に依存することが理解されよう。
ガムベース中に、そのチューインガム組成物のガムベースの全重量を基準として
、一般的には約2〜10重量%、好ましくは約2〜5重量%の量で加えられても
よい。本発明の非粘着性チューインガム組成物に有用なセルロース材料は水溶性
であって、セルロース、メチルセルロース、エチルセルロース、メチルヒドロキ
シエチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピ
ルセルロース、ナトリウムカルボキシメチルセルロース、及びそれらの混合物が
含まれる。 先に記載したガムベース成分は、甘味料、フレーバー付与剤、着色剤、及び増
量剤及び酸味剤等のような慣用的な添加剤と組み合わされる。 商業的実施では、少なくとも数種のガムベース材料の一部を予備混合してマス
ターバッチを形成するのが普通である。次いで、そのマスターバッチは、残りの
量のガムベース材料+上記の他の材料(例えば、甘味料)と組み合わされてガム
組成物が形成される。 本発明においては、好ましくは、エラストマー性材料(例えば、ポリ(イソブ
チレン−イソプレン)コポリマー)、ポリ酢酸ビニル及び軟化剤を含有するマス
ターバッチが形成されてもよい。
る。適する糖類には、キシロース、リブロース、グルコース(デキストロース)
、マンノース、ガラクトース、フルクトース(レブロース)、スクロース(砂糖
)、マルトース、転化糖、部分加水分解澱粉、コーンシロップ固体、及びそれら
の混合物のような単糖類、二糖類、及び多糖類が含まれる。適する非糖類性増量
剤には、ソルビトール、キシリトール、マンニトール、ガラクチトール、マルチ
トール、及びそれらの混合物のような糖アルコール増量剤、イソマルト、マルト
デキストリン類;水素化澱粉加水分解物;水素化ヘキソース類;水素化二糖類;
及びそれらの混合物が含まれる。上記の増量剤又は甘味料は、広い範囲の量で使
用でき、非粘着性チューインガム組成物の全重量を基準として、典型的には約3
0〜約75重量%、好ましくは約45〜60重量%の量で用いられる。
る強度甘味料の例には、(A)ジヒドロカルコン類、モネリン、ステビオサイド
類、グリチルリチン、ジヒドロフラベノール、及び米国特許第4,619,83
4号に開示されたもののようなL−アミノジカルボン酸アミノアルケン酸エステ
ルアミド、及びそれらの混合物のような、水溶性の天然に存在する強度甘味料;
(B)ナトリウム又はカルシウムサッカリン塩のような可溶性サッカリン塩、シ
クラミン酸塩、3,4−ジヒドロ−6−メチル−1,2,3−オキサチアジン−
4−オン−2,2−ジオキシドのナトリウム、アンモニウム又はカルシウム塩、
3,4−ジヒドロ−6−メチル−1,2,3−オキサチアジン−4−オン−2,
2−ジオキシドのカリウム塩(Acesulfame-K)、サッカリンのフリー酸型等、及
びそれらの混合物を含む水溶性人工甘味料;(C)L−アスパルチル−L−フェ
ニルアラニンメチルエステル(アスパルターム (Aspartame))及び米国特許第3
,492,131号に記載された物質、L−α−アスパルチル−N−(2,2,
4,4−テトラメチル−3−チエタニル)−D−アラニンアミド水和物(Alitam
e)、L−アスパルチル−L−フェニルグリシン及びL−アスパルチル−L−2,
5−ジヒドロフェニルグリシンのメチルエステル、L−アスパルチル−2,5−
ジヒドロ−L−フェニルアラニン、L−アスパルチル−L−(1−シクロヘキセ
ン)アラニン等のようなL−アスパラギン酸誘導甘味料、及びそれらの混合物を
含むジペプチド基剤甘味料;(D)普通の砂糖(スクロース)の塩素化誘導体、
例えば、クロロデオキシスクロース又はクロロデオキシガラクトスクロースの誘
導体のような、例えば SucraloseR という製品名で知られているクロロデオキシ
糖誘導体のような天然に存在する水溶性甘味料から誘導される水溶性強度甘味料
;クロロデオキシスクロース及びクロロデオキシガラクトスクロース誘導体の例
には、1−クロロ−1’−デオキシスクロース;4−クロロ−4−デオキシ−α
−D−ガラクトピラノシル−α−D−フルクトフラノシド、又は4−クロロ−4
−デオキシガラクトスクロース;4−クロロ−4−デオキシ−α−D−ガラクト
ピラノシル−1−クロロ−1−デオキシ−β−D−フルクトフラノシド、又は4
,1’−ジクロロ−4,1’−ジデオキシガラクトスクロース;1’,6’−ジ
クロロ−1' ,6’−ジデオキシスクロース;4−クロロ−4−デオキシ−α−
D−ガラクトピラノシル−1,6−ジクロロ−1,6−ジデオキシ−β−D−フ
ルクトフラノシド、又は4,1’,6’−トリクロロ−4,1’,6’−トリデ
オキシガラクトスクロース;4,6−ジクロロ−4,6−ジデオキシ−α−D−
ガラクトピラノシル−6−クロロ−6−デオキシ−β−D−フルクトフラノシド
、又は4,6,6’−トリクロロ−4,6,6’−トリデオキシガラクトスクロ
ース;6,1’,6’−トリクロロ−6,1’,6’−トリデオキシスクロース
;4,6−ジクロロ−4,6−ジデオキシ−α−D−ガラクトピラノシル−1,
6−ジクロロ−1,6−ジデオキシ−β−D−フルクトフラノシド、又は4,6
,1’,6’−テトラクロロ−4,6,1’,6’−テトラデオキシガラクトス
クロース;及び4,6,1’,6’−テトラデオキシスクロース;及びそれらの
混合物が含まれるがこれらに限定されない;及び(E)thaumaoccous danielli
(タウマチン・及び・)のようなタンパク質をベースとする強度甘味料が含まれ
る。これら強度甘味料は、チューインガム組成物の全重量を基準として、通常は
約1重量%までの量で用いられる。
ー付与剤も含有することができ、天然及び人工のフレーバーが含まれる。非限定
的な代表的フレーバー付与剤には、(A)スペアミント油、シナモン油、ウイン
ターグリーン油(サリチル酸メチル)、ペパーミント油(メントール)、丁字油
、月桂樹油、アニス油、ユーカリ油、タイム油、シダー葉油、ニクズクの油、オ
ールスパイス、セージの油、メース、ビターアーモンドの油及びカッシア油のよ
うなフレーバー油;(B)バニラ、及びレモン、オレンジ、ライム、グレープフ
ルーツを含む柑橘油、及びリンゴ、セイヨウナシ、モモ、ブドウ、イチゴ、キイ
チゴ、サクランボ、プラム、パイナップル及びアンズを含むフルーツエッセンス
のような、人工、天然及び合成の果実フレーバー;(C)アセトアルデヒド、ベ
ンズアルデヒド、アニスアルデヒド、シンナムアルデヒド、シトラール、ネラー
ル、デカナール、エチルバニリン、ヘリオトロープ、ピペロナール、バニリン、
α−アミルシンナムアルデヒド、ブチルアルデヒド、バレルアルデヒド、シトロ
ネラール、デカナール、酢酸ジヒドロカルビル、ギ酸オイゲニル、アルデヒドC
−8、アルデヒドC−9、アルデヒドC−12、2−エチルブチルアルデヒド、
ヘキサナール、トリルアルデヒド、ベラトルムアルデヒド、2,6−ジメチル−
5−ヘプテナール、2,6−ジメチルオクタナール、2−ドデセナール、p−メ
チルアニソールのようなアルデヒド及びエステルが含まれる。一般に、参照によ
り本明細書中にとり込まれる、National Academy of Sciencesによる Chemicals
Used in Food Processing,publication 1274,pp.63-258 に記載されたものの
ようなあらゆるフレーバー付与剤及び食品添加物を用いることができる。フレー
バー成分に用いられることができる他の成分には、クエン酸、酒石酸、リンゴ酸
等の酸味剤のような酸が含まれる。本発明の非粘着性チューインガム組成物では
、フレーバー付与剤は、一般に、本チューインガム組成物の全重量を基準として
約0.5〜4.0重量%の量で存在する。
性チューインガム組成物の全重量を基準として約0.3重量%までの量で加えら
れてもよい顔料;食品、薬品及び化粧品用途に適する、F.D. & C. 染料及びレー
キとして知られている天然の食品着色剤及び染料から選択されるがそれらに限定
されない着色剤も含有することができる。F.D. & C. 着色剤及びそれらの対応す
る化学構造は、参照により本明細書中に組み入れられる、Kirk-Othmer Encyclop
edia of Chemical Technology の第3版、第5巻の857〜884頁に見いだす
ことができる。 他の慣用的な添加剤を本チューインガム組成物に使用することができる。使用
できる他の慣用的な添加剤の例には、メチルセルロース、アルギン酸塩、カラジ
ーナン、キサンタンガム、ゼラチン、キャロブ (carob)、トラガカント、及びロ
ーカスト・ビーンのような増粘剤、リンゴ酸、アジピン酸、クエン酸、酒石酸、
フマル酸、及びそれらの混合物のような酸味剤が含まれる。
チューインガム組成物は、天然の歯、詰め物、取り外し可能な又は固定された口
腔補綴装置、義歯等を包含するがそれらに限定されない義歯材料のような非多孔
質材料に粘着しないだけでなく、多孔質表面を包含する種々の通常の表面にも約
40℃までの温度でも粘着しない。 より具体的には、本非粘着性チューインガム組成物は、例えば、カーペット、
敷物、リノリウム、タイル、モザイクフロアー等のような普通の室内表面に粘着
しない。本ガム組成物は、コンクリートをベースとする材料、アスファルト、大
理石、石、れんが、甲板木材等のような普通の室外表面にも粘着しない。 本ガム組成物が粘着しない他の表面には、皮底、ゴム底、毛織物、綿織物等が
含まれる。 本明細書で使用される非粘着性チューインガムという用語は、引っ張るだけで
(即ち、例えば、掻き道具、ナイフ等の道具、及び/又は、例えば、アセトン、
トルエン等及び商業的に入手可能な溶剤ブレンドをベースとするテルペンのよう
な溶剤の助けなしに)表面から剥がすことができるチューインガム組成物を意味
している。
の非粘着性チューインガム組成物の製造においてガムベース材料として使用する
可塑化タンパク質材料を提供するためにうまく処理されることを示すものである
。この実施例は、更に、高剪断バッチ型混合装置も示すものである。 タンパク質の変性は、粉末から粘稠なペーストへの相変化に起因する加工トル
ク値(融合トルク値)のピークによって示される。トルク値(粘度)、ガラス転
移温度、及び可塑化タンパク質材料の機械的特性の測定は、慣用的なやり方で行
われる。
のカゼイン酸塩と20%の乳清のブレンド))及びゼラチン(GP−8,250 Bl
oom )は、それぞれ、Freeman Industries, Clofine Dairy and Food Products,
New Zealand Milk Products and Hormel Foods Corporation から得られる。こ
れら市販のタンパク質は、納品されたままのものが使用される。 プロピレングリコール及びグリセロールは、Sigma からのものであり、クエン
酸トリエチル、ポリエチレングリコール及びソルビトールは、それぞれ、Morfle
x 、Aldrich 及び SPI Polyolsからのものである。
付いた C.W.Brabenderトルクレオメーター (PL 2,000) を用いて可塑化される。
この Brabenderレオメーターは、2つの不定形ローラー上に嵌合した加熱された
チャンバーである。次のようにして、ある量の材料がそのチャンバーに70%容
量まで加えられる:サンプル仕込み量=70%×ミキサー体積×サンプルの比重
。サンプルが溶融すると、継続的に変動してもよい所定の回転速度で溶融物内の
ローラーを回転させるのに要求される総トルクが、トルクアームによって荷重セ
ルに連結された可動式ギヤボックスを包含するダイナモメーターで測定される。
この装置は予め較正されているが、較正し直してもよい。ポリマー温度は、サン
プルチャンバー内に突き出た熱電対を用いて測定される。ミキサー内で使用され
る材料の全量は250gである。トルク値は、示される点に有意であると考えら
れる異なる温度で30秒間隔の時間の関数として測定される。
れる。これらは、ポアズ又はパスカル−秒のような他の単位に容易に換算される
。その単位は、Brabender トルクレオメーターを使用することに起因する。トル
クの上昇はサンプルにかかる剪断応力に関係するので、このレオメーターは、溶
融物粘度計として使用できる。Brabender メーターの混合羽根の回転速度が、サ
ンプルが受ける剪断最大速度を決定する。従って、見かけ粘度=K1 (トルク/
RPM)であり、壁面における剪断速度=K2 ×RPMである。K1 及びK2 は
、異なるタイプのボール及び羽根について Brabenderによって決まる定数である
。本発明で使用される混合ボール(Prepミキサー)についての値はK1 =1
0,760であり、そしてK2 =2.47である。これら等式に基づけば、30
RPMで剪断速度は約75秒-1であり、1メートル−グラム(トルク)は約36
0ポアズ又は36Pa−秒(見かけ粘度)である。 トルクレオメーターからの可塑化タンパク質材料のガラス転移温度(Tg)は
Perkin Elmer示差走査熱量計(DSC)を20℃/分の加熱速度で使用して測定
される。
を製造することを説明するものである。加工装置として押出機が使用される。 タンパク質−可塑剤ブレンドが、ロッド又はリボンダイを装備した計測スクリ
ュー付き逆回転コニカル二軸スクリュー押出機(C.W. Brabender) を使用して溶
融加工される。その押出機は、3つのバレルヒーター/冷却温度ゾーンと1又は
2のダイゾーンを有する。圧力変換器及び熱電対が、押し出し加工中の圧力及び
溶融温度を追跡するために、その3番目のゾーンの末端とダイとにそれぞれ取り
付けられている。トルク及びrpmを包含する全ての加工パラメーターがコンピ
ューターにより制御され、可塑化タンパク質材料の押し出し中にすぐにプリント
される。 典型的な加工条件は次の通りである: 加工温度(ゾーン1〜4): 70〜100℃ 加工トルク: 500〜3000mg 頭部ヘッド圧力: 80〜600psi RPM: 20〜40 諸タンパク質が異なる割合で予備混合されてから、異なる量の可塑剤と激しく
混合される。次いで、その諸混合物は、それらをホッパーから送給することによ
り押し出される。押出物がストランド形態で集められて分析される。
使用して非粘着性チューインガムベースを製造することを示すものである。混合
ボール(バッチ式)及び押出機(連続式)の両方の使用が示される。 ガムベース材料の一部になるマスターバッチを次のようにして製造した。エラ
ストマー性材料である8.0重量部のポリ(イソブチレン−イソプレン)コポリ
マー(Exxon Chemical Co.から入手した Butyl 077,分子量=400,000)
、8.0重量部のポリ酢酸ビニル(Union Carbide Corporation から入手した A
YAC ,分子量=12,800)、及びエラストマー性材料のための8重量部の軟
化剤(Van Den Bergh Foods Company から入手した DURKEE 17)を組み合わせて
均質な混合物が得られるまで混合した。
ールの11重量部のタンパク質材料、39.5重量部のポリ酢酸ビニル、6重量
部の乳化剤 (Lonza, Inc. から入手した NM)、5重量部のエラストマー性材料/
軟化剤、7.5重量部の充填剤(Webberから入手した ATOMITE)及び7重量部の
可塑剤(Eastman Chemicals から入手したトリアセチン)と混合して、その混合
物を次のようにブレンドして非粘着性チューインガムベースを形成した。 Sigma 羽根を装備した5kgのケトルをスチームジャケットで110℃に加熱
した。マスターバッチをそのケトルの中に入れて溶融させた。可塑化されたゼイ
ンを添加したときに混合を始めた。そのマスターバッチとゼインを加熱下で混合
して均質な混合物を形成し、その時点でポリ酢酸ビニルを添加した。 ポリ酢酸ビニルをマスターバッチとゼインとの均質な混合物と一緒に溶融させ
てよく混合し、温度を室温にまで低下させてから、均質な混合物が形成されるま
で軟化剤(DURKEE 17) を添加した。その後、乳化剤 (NM) とトリアセチンを添加
して、均質な混合物が得られるまで混合した。
部のコーンシロップ、54.96重量部の粉砕された砂糖、0.44重量部の天
然及び合成各々のペパーミント油、0.66重量部のメントール結晶、及び1.
0重量部のペパーミントと混合して、非粘着性ガム組成物を形成させた。 そのチューインガム組成物を一連の複数グループのサンプルに分割して5分間
咀嚼した。全てのサンプルを Instron圧縮サイクル試験に付した。この Instron
圧縮サイクル試験は、咀嚼したガム組成物を支持体(例えば、カーペット、革、
コンクリート等)の上に置いた後、その上にサイクル性の力をかけるのに使用さ
れる。力を20回サイクルでかけて、チューインガムが支持体上におかれた後に
20人が踏みつけるのをシュミレートした。このサイクル操作を行った後に、こ
れらグループの各々のサンプルを5つの小グループに分けて、異なる長さの時間
(0、0.5、1.0、24及び48時間)室温で保持してから、Instron 18
0°剥がし試験を行った。
せ部にクランプで締めた。支持体上にぬり付けられたチューインガムは、支持体
表面に対して180°の角度で、その支持体から離れるまで支持体から剥がされ
た。ガム組成物の一部が支持体に粘着したままのときは“粘着性 (stick)”を意
味する“S”という文字により表した。サンプルが粘着性でないときは“非粘着
性 (non-stick)”を意味する“NS”という文字により表した。 本発明のチューインガム組成物(“S−1”により示される)を、非粘着性で
あることを市場で宣伝している市販の製品と比較した。結果を表1に示す。
時間接触させた後でも非粘着性を示したが、市販の製品は接触させた瞬間からカ
ーペット表面に粘着した。義歯に粘着しないことで知られている市販の製品(例
えば、FREEDENT)も、次の実施例から分かるように、カーペットや他の類似の表
面に粘着したことが注目される。
ぞれ20kg及び100kgであったことを除いて、革/ゴム靴底の表面で繰り
返した。結果を表2に示す。
せた後でも非粘着性を示したが、市販の製品は接触させた瞬間から革/ゴム底の
表面に粘着した。義歯に粘着しないことで知られている市販の製品(例えば、FR
EEDENT)も、革及びゴム底表面に粘着したことが注目される。
じやり方でチューインガム組成物に用いた。それらガムベースを表3に示す。
た組成物と類似の非粘着性を示した。
Claims (20)
- 【請求項1】 非粘着性チューインガム組成物であって、 a)タンパク質成分及び可塑剤成分を含んでなる約2〜25重量%の可塑化タ
ンパク質材料であって、該タンパク質成分及び該可塑剤成分の固体状態ブレンド
が制御された剪断条件下で約20〜約140℃の温度で加熱されたものである可
塑化タンパク質材料を b)エラストマー溶剤及びワックスの不存在下で該チューインガム組成物に多
孔質及び非多孔質の両方の表面上での非粘着性を付与するのに十分な量のチュー
インガムベース成分と 一緒に含んでなる非粘着性チューインガム組成物。 - 【請求項2】 チューインガムベース成分が、エラストマー性材料、ポリ酢
酸ビニル、又はそれらの組合せ、又は前記成分のための可塑剤として役立つ化合
物から選択される少なくとも1種の成分を含む、請求項1記載の非粘着性チュー
インガム組成物。 - 【請求項3】 エラストマー性材料が、チューインガム組成物の重量を基準
として約2〜25重量%の量で存在する、請求項2記載の非粘着性チューインガ
ム組成物。 - 【請求項4】 ポリ酢酸ビニルが少なくとも8,000の分子量を有する、
請求項2記載の非粘着性チューインガム組成物。 - 【請求項5】 ポリ酢酸ビニルの量が、チューインガム組成物の重量を基準
として約25〜75重量%である、請求項2記載の非粘着性チューインガム組成
物。 - 【請求項6】 可塑剤の量が、チューインガム組成物の重量を基準として約
3〜35重量%である、請求項2記載の非粘着性チューインガム組成物。 - 【請求項7】 充填剤及びセルロース材料から選択される少なくとも1種の
成分を更に含む、請求項2記載の非粘着性チューインガム組成物。 - 【請求項8】 充填剤の量が、チューインガム組成物の総重量を基準として
約5〜25重量%である、請求項7記載の非粘着性チューインガム組成物。 - 【請求項9】 セルロース材料の量が、チューインガム組成物の総重量を基
準として約2〜10重量%である、請求項7記載の非粘着性チューインガム組成
物。 - 【請求項10】 エラストマー性材料が、天然エラストマー又は合成エラス
トマーである、請求項2記載の非粘着性チューインガム組成物。 - 【請求項11】 天然エラストマーが、ジェルトン、レキ、カプシ、ペリロ
、ソルバ、マッサランデュバ・バラタ、マッサランデュバ・チョコレート、ニス
ペロ、ニスペロ・ロジンディンハ、チクル、グッタ・ハン・カン、燻煙又は液体
ラテックス、グアユール及びそれらの組合せからなる群から選択される、請求項
10記載の非粘着性チューインガム組成物。 - 【請求項12】 合成エラストマーが、ポリイソブチレン、イソブチレン−
イソプレンコポリマー、スチレン−ブタジエンコポリマー、酢酸ビニル−ラウリ
ン酸ビニルコポリマー、ポリイソプレン、ポリエチレン、及びそれらの組合せか
らなる群から選択される、請求項10記載の非粘着性チューインガム組成物。 - 【請求項13】 ポリ酢酸ビニルが約8,000〜100,000の重量平
均分子量を有する、請求項4記載の非粘着性チューインガム組成物。 - 【請求項14】 可塑剤が、獣脂、水素化獣脂、水素化及び部分水素化植物
油、ココアバター、モノステアリン酸グリセリル、モノラウリン酸グリセリル、
モノオレイン酸グリセリル、ポリソルベート60、ポリソルベート65、ツィー
ン65、ツィーン80、トリ酢酸グリセロール、レシチン、モノ、ジ及びトリグ
リセライド、アセチル化されたモノグリセライド及び脂肪酸からなる群から選択
される、請求項2記載の非粘着性チューインガム組成物。 - 【請求項15】 充填剤が、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、粉砕され
た石灰石、ケイ酸塩、クレー、アルミナ、タルク、酸化チタン、リン酸一カルシ
ウム、二カルシウム、及び三カルシウム、及びセルロースポリマーからなる群か
ら選択される、請求項7記載の非粘着性チューインガム組成物。 - 【請求項16】 セルロース材料が、セルロース、メチルセルロース、エチ
ルセルロース、メチルヒドロキシエチルセルロース、メチルヒドロキシプロピル
セルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、及びナトリウムカルボキシメチル
セルロースからなる群から選択される、請求項7記載の非粘着性チューインガム
組成物。 - 【請求項17】 タンパク質成分が、小麦、トウモロコシ、米、大豆、乳、
又は動物性タンパク質の少なくとも1を含む、請求項1記載の非粘着性チューイ
ンガム組成物。 - 【請求項18】 タンパク質成分が、ゼイン、グルテニン、グリアジン、又
はそれらの混合物を含む、請求項17記載の非粘着性チューインガム組成物。 - 【請求項19】 可塑剤成分が少なくとも1種の有機可塑剤である、請求項
1記載の非粘着性チューインガム組成物。 - 【請求項20】 有機可塑剤が、プロピレングリコール、エチレングリコー
ル、酢酸、乳酸、ポリプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、グリセ
ロール、及びエタノールからなる群から選択される、請求項19記載の非粘着性
チューインガム組成物。
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