JP2002538311A - 臨界的用途のための析出硬化型高機械加工性ステンレス鋼 - Google Patents

臨界的用途のための析出硬化型高機械加工性ステンレス鋼

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JP2002538311A
JP2002538311A JP2000603442A JP2000603442A JP2002538311A JP 2002538311 A JP2002538311 A JP 2002538311A JP 2000603442 A JP2000603442 A JP 2000603442A JP 2000603442 A JP2000603442 A JP 2000603442A JP 2002538311 A JP2002538311 A JP 2002538311A
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マーティン,ジェームス,ダブリュー.
シュミット,ローランド,イー.
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C22C38/48Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing chromium with nickel with niobium or tantalum

Abstract

(57)【要約】 【課題】 この合金から作られた有用な物品が、公知の15Cr−5Ni系析出硬化型高強度ステンレス鋼合金に比べて、優れた機械加工性をもたらし、また、臨界的用途のためのAMS5659に指定された強さ、延性および硬さを満たす点で、諸性質の特有な組み合わせがもたらされる。 【解決手段】 析出硬化型マルテンサイト系ステンレス鋼が、以下の組成を重量パーセントで含有している。C 最大0.030;Mn 最大1.00;Si最大1.00;P 最大0.030;S 0.005〜0.015;Cr 14.00〜15.50;Ni 3.50〜5.50;Mo 最大1.00;Cu2.50〜4.50;Nb+Ta(5×C)−0.30;Al 最大0.05;B 最大0.010;N 最大0.030;残部が、事実上、鉄と通常の不純物である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、高強度ステンレス鋼合金に関するものであり、さらに詳しくは、
強度、延性、靭性および機械加工性が独特に組み合わされている析出硬化型マル
テンサイト系ステンレス鋼合金に関するものである。
【0002】
【発明の背景】
航空宇宙材料仕様書AMS5659には、臨界的航空宇宙部品に使うための1
5Cr−5Ni系の析出硬化型耐食鋼合金が記載されている。このAMS565
9には、その合金がさまざまな時効硬化熱処理の後に満たさなければならない最
小強度および最小延性の要件が示されている。
【0003】 例えば、適格合金では、H900条件(約900°F(482℃)で1時間の
熱処理をした後に空冷する)によれば、縦方向および横方向の両方に少なくとも
190ksi(キロポンド/平方インチ)(1310MPa(メガパスカル)の
引張強さがもたらされるとともに、縦方向に少なくとも10%の、また、横方向
に少なくとも6%の伸びがもたらされるはずである。しかしながら、仕様を満た
すように作られた製品には普通、部品の組み立てで求められた機械加工性の容易
さが欠けている。
【0004】 AMS5659に指定された合金が航空宇宙用の多くの構造部品に使い続けら
れているので、AMS5659の機械的要件をすべて満たし、かつ、優れた機械
加工性をも満たす合金についての要望が生じてきている。ステンレス鋼合金の機
械加工性を改善するために、イオウ、セレン、テルルなどのある種の元素をそれ
らのステンレス鋼合金へ添加することが、一般に知られている。
【0005】 しかしながら、このような「快削性添加元素」が多量にではなく含有されてい
ると、その合金が設計された臨界的構造部品にとって不適切なものになるという
点で、靱性および延性のような合金の機械的性質に悪影響が及ぶ、と思われる。
従って、臨界的用途に対して有用である良好な延性、靱性および切欠き引張強さ
が備わっており、かつ、破壊臨界的部品に対して現在利用されている合金組成に
比べて優れた機械加工性をももたらす析出硬化型マルテンサイト系ステンレス鋼
についての要望が存在している。
【0006】
【発明の概要】
この発明は、AMS5659の仕様を満たす機械的性質(引張強さ、切欠き強
さおよび靱性)をもたらすとともに、公知の等級の15Cr−5Ni系析出硬化
型ステンレス鋼に比べてかなり優れた機械加工性をももたらす析出硬化型マルテ
ンサイト系ステンレス鋼に向けられている。この発明に係る合金の広範囲の重量
パーセント、中程度の重量パーセントおよび好適な重量パーセントは、次の表A
に記載されているとおりである。
【0007】
【表A】
【0008】 この表Aによるまとめは、便利な要約として設けられており、それゆえ、この
まとめは、互いに組み合わせて用いるための、個々の元素の範囲における下限値
および上限値を限定することを意図するものではなく、あるいは、互いに組み合
わせて単独で用いるための、元素の範囲における下限値および上限値を限定する
ことを意図するものではない。従って、この1以上の範囲は、残りの元素に関す
る1以上の他の範囲にとともに用いることができる。加えて、広範囲の組成、中
程度の組成あるいは好適な組成の元素についての最小値あるいは最大値は、同じ
元素に関する好ましい別の中程度の組成における最小値あるいは最大値とともに
用いることができる。
【0009】 この明細書において、また、この明細書を通して、用語「パーセント」あるい
は記号「%」は、特に指定しない限り、重量による百分率を意味するものとする
【0010】
【本発明の詳細な説明】
この合金では、格子間元素である炭素および窒素は、合金の機械加工性を良好
にするために、低い水準に制限される。それゆえ、この合金では、炭素および窒
素は、約0.030%より多く含有されることがなく、これらの元素のそれぞれ
は、好ましくは約0.025%より多く含有されることがない。炭素および窒素
は、強力なオーステナイト安定化元素であり、この合金において好ましくない量
のフェライトの形成をきわめて低い水準に制限する。従って、この合金には、炭
素および窒素がそれぞれ少なくとも約0.010%、存在しているのが好ましい
【0011】 この合金には、合金の延性、靱性および切欠き引張強さに悪影響を及ぼすこと
なく合金の機械加工性を良好にするために、調整された量のイオウが含有されて
いる。このような目的のために、この合金には、少なくとも約0.005%のイ
オウ、好ましくは、少なくとも約0.007%のイオウが含有されている。イオ
ウが多過ぎると、この合金の延性、靱性および切欠き引張強さに悪影響が及ぶ。
それゆえ、イオウは、この合金中で、約0.015%よりも多くないように、そ
して、好ましくは約0.013%よりも多くないように、制限される。
【0012】 この合金には、適切な水準の耐食性をもたらすために、少なくとも約14.0
0%、そして、好ましくは少なくとも約14.25%のクロムが存在している。
しかしながら、クロムが約15.50%を超えて存在すると、好ましくないフェ
ライトの形成という結果を招くことになる。従って、クロムは、この合金中に、
約15.50%よりも多くないように、そして、好ましくは約15.25%より
も多くないように制限される。
【0013】 この合金には、良好な靱性および延性を維持するために、少なくとも約3.5
0%、そして、好ましくは少なくとも約4.00%のニッケルが存在している。
ニッケルはまた、この合金に用いられた低い水準の炭素および窒素で、この合金
のオーステナイト相の安定性に良い影響を与える。時効された状態におけるこの
合金の強度性能は、ニッケルが約5.50%よりも多く存在していると、室温に
おけるオーステナイトからマルテンサイトへの不完全変態(すなわち、残留オー
ステナイト)のために、悪影響が及ぶことになる。従って、この合金は約5.5
0%よりも多くないニッケルが含有されている。
【0014】 この合金には、少なくとも約2.50%、好ましくは少なくとも約3.00%
の銅が、一次析出硬化剤として存在している。この合金では、時効硬化用熱処理
の間に、マルテンサイト地から銅に富んだ微細な粒子が析出することにより、実
質的な強化が達成される。この合金には、所望の析出硬化反応をもたらすために
、銅が2.50〜4.50%の範囲にわたる量、存在している。
【0015】 銅が多過ぎると、この合金のオーステナイト相の安定化に悪影響が及び、また
、時効硬化用熱処理の後に、この合金に過剰なオーステナイトの形成が引き起こ
されるおそれがある。従って、銅は、この合金に、約4.50%よりも多くない
ように、そして、好ましくは約4.00%よりも多くないように、制限される。
【0016】 この合金の耐食性および靱性を良好にするためには、少量のモリブデンが有効
である。この最小有効量はこの分野の当業者によって簡単に決定することができ
る。モリブデンが多過ぎると、この合金におけるフェライト形成のための潜在力
が増大し、残留オーステナイトが活性化することでこの合金の相安定性に悪影響
が及ぶおそれがある。従って、この合金には、モリブデンを約1.00%まで含
有することができるが、モリブデンを約0.50%よりも多くなく含有している
のが好ましい。
【0017】 この合金には、耐食性に有害である窒化炭素クロムの形成を抑える安定化剤と
して、少量のニオブが存在している。このような目的のために、この合金には、
この合金における炭素の量の少なくとも約5倍(5×%C)と等量のニオブが含
有されている。この合金に存在する、とりわけ低い水準の炭素および窒素の下で
、ニオブが多過ぎると、炭化ニオブ、窒化ニオブおよび/または窒化炭素ニオブ
の過剰な形成が引き起こされるともに、この合金によってもたらされた良好汝機
械加工性に悪影響が及ぶことになる。窒化炭素ニオブが多過ぎるとまた、合金の
靱性に悪影響が及ぶことになる。さらにまた、ニオブが多過ぎると、この合金中
に、好ましくない量のフェライトが形成されることになる。
【0018】 従って、ニオブは、約0.30%よりも多くないように、さらに良好には約0
.25%よりも多くないように、そして、好ましくは約0.20%よりも多くな
いように、制限される。この分野における当業者は、このニオブの幾分かを重量
パーセントに基づいてタンタルで置き換えることができることに気付くであろう
。しかしながら、タンタルは、この合金中で約0.05%よりも多くないように
制限されるのが好ましい。
【0019】 この合金の熱間加工性を良好にするために、少量であるが有効な量のホウ素が
、約0.010%までの量、好ましくは約0.005%までの量だけ存在するこ
とができる。
【0020】 この合金組成の残部は、同様な使用あるいは供用のために意図された析出硬化
ステンレス鋼の商用等級に認められた通常の不純物を除けば、鉄である。例えば
、この合金では、アルミニウムが、約0.05%を超えないように、そして、好
ましくは約0.025%を超えないように制限されているが、その理由は、アル
ミニウムが多いときには、この合金によってもたらされた良好な機械加工性に有
害である窒化アルミニウムおよび酸化アルミニウムが形成されるおそれがあるか
らである。マンガン、ケイ素およびリンのような他の元素もまた、この合金によ
ってもたらされた良好な靱性にこれらの元素が悪影響を及ぼすので、低い水準に
維持されている。
【0021】 この合金の組成は、この鋼の顕微鏡組織が、焼きなまし温度から室温への冷却
の際にオーステナイトからマルテンサイトへの実質的に完全な変態を受けるよう
に、バランスが取られている。先に説明したように、これらの構成元素は、この
合金が、焼きなましされた状態で約2容積パーセント(vol.%)を超えない
フェライト、好ましくは約1vol.%を超えないフェライトを含有しているよ
うに、それぞれの重量パーセント範囲内でバランスが取られている。
【0022】 この発明に係る合金は、真空誘導溶解(VIM)によって溶解されるのが好ま
しいが、空気中でのアーク溶解(ARC)によって溶解されてもよい。この合金
は、真空アーク再溶解(VAR)あるいはエレクトロスラグ再溶解(ESR)に
よって精製される。この合金は、ビレット、棒、線およびワイヤを含むさまざま
な製品形態に作ることができる。この合金は、高い強度および良好な靱性が必要
な、機械加工された耐食性のさまざまな部品を組み立てるのにも使うことができ
る。中でも、このような最終製品としては、バルブ部品、取付物、固締具、軸、
歯車、燃焼機関部品、化学処理用設備のための部品、および航空機や原子炉のた
めの部品がある。
【0023】 この発明に係る合金によってもたらされた諸性質の特有な組み合わせが、次の
いくつかの実施例に鑑みて、いっそう明らかにされる。
【0024】 この発明に係る合金によってもたらされた諸性質の特有な組み合わせを例示す
るために、この合金のいくつかの実施例が用意されて、比較すべきいくつかの合
金に関して試験された。
【0025】
【実施例1】 ほぼ400ポンドの重量をそれぞれ有する4つのヒートが真空誘導溶解されて
、1つの断面積が7.5平方インチのインゴットが鋳造された。これらのヒート
の化学分析は、表Iに重量パーセントで示されている。ヒート1は、この発明に
係る鋼の一例である。ヒートA、ヒートBおよびヒートCは、比較すべき合金で
ある。
【0026】
【表I】
【0027】 これらのインゴットは、断面積が4平方インチのビレットにプレス鍛造され、
次いで、直径が2.125インチの丸棒に鍛伸され、その後、直径が0.687
5インチの棒に熱間圧延された。これらの棒はすべて、これらを1040°Cま
で加熱し、この温度で1時間、均熱し、その後、室温へ水焼入れすることで、溶
液焼きなましされる。さらに、焼きなましされたこれらの棒をまっすぐなものに
伸ばし、直径が0.637インチになるまで丸削りし、再びまっすぐなものに伸
ばし、直径が0.627インチになるまで荒研磨し、その後、これらの棒を0.
625インチの仕上げ直径まで研磨する、ことからなる処理を行った。
【0028】 これらの棒製品の顕微鏡組織および機械的性質が評価され、次いでAMS56
59の諸要件に関して比較された。表IIによれば、前記溶液焼きなましされた
直径0.625インチの棒の顕微鏡組織にはフェライトがほとんどないかあるい
はまったくないことが示されている。
【0029】
【表II】
【0030】 *印は、着色エッチングされた長手状の金属組織学的試験片から、1050倍
のスクリーン倍率で100の視野を画像解析することにより、測定された。
【0031】 焼きなましされた状態における前記4つの合金の、室温での平滑引張性および
硬さの比較が、表IIIに示されている。表IIIに表わされたデータには、k
si(MPa)による0.2%オフセット降伏強さ(.2%Y.S.)、ksi
による極限引張強さ(UTS)、4つの直径におけるパーセント伸び(%Elo
ng.)、面積減少率(%RA)、およびロックウェルC硬さ(HRC)が含ま
れている。
【0032】
【表III】
【0033】 室温での平滑引張性および硬さの比較は、AMS5659に指定されたさまざ
まな時効条件における合金についても行われた。ksiによる0.2%オフセッ
ト降伏強さ(.2%Y.S.)、ksiによる極限引張強さ(UTS)、4つの
直径におけるパーセント伸び(%Elong.)、面積減少率(%RA)、およ
びロックウェルC硬さ(HRC)が含まれているそれらの結果が、表IVに示さ
れている。
【0034】
【表IV】
【0035】 表IIIおよび表IVに表されたデータによれば、前記4つの合金の硬さおよ
び平滑引張性は、類似していることと、それぞれの熱処理条件の下でAMS56
59の前記要件をすべて満たしていることとが示される。
【0036】 それぞれの合金についての、焼きなましされた直径0.625インチの棒の機
械加工性が、ブラウン・シャープウルトラマチック(単一支軸)ねじ切り盤を使
うことで、試験された。支軸速度が可変試験パラメーターとして使われた。3種
類の試験が、4つのヒートすべてに、毎分、95.5面フィート(SFM)およ
び104.3面フィートの速度で行われた。a)工具が磨耗した結果としての0
.003インチを超える部分成長(部分成長)あるいはb)0.003インチの
部分成長によることなく機械加工された少なくとも400の部品(中断)の2つ
の理由の1つのために、所定の試験が終わった。試験が終わる第3の理由である
、不運な工具故障は、この試験では現れなかった。SFMによる支軸速度(支軸
速度)、機械加工された部品の数(部品合計)および、それぞれの試験が終わる
理由(試験終了の理由)が含まれている、このねじ切り盤の試験パラメーターお
よびそれらの結果は、表Vに与えられている。
【0037】
【表V】
【0038】 表VIに記載されているのは、先の表Vに表わされたデータの要約であり、こ
れには、それぞれの支軸速度で機械加工された部品(機械加工部品)の数が含ま
れている。比較すべき合金についての平均値および標準偏差値もまた、示されて
いる。
【0039】
【表VI】
【0040】 併せて考察すると、表II〜表VIのデータによれば、ヒート1は、ヒートA
、ヒートBおよびヒートCに比べて、諸性質の組み合わせがかなり良好であるこ
とが示されているが、これは、ヒート1が、AMS5659の機械的性質および
顕微鏡組織的性質の諸要件を維持しながら、優れた機械加工性をもたらすからで
ある。
【0041】
【実施例2】 400ポンドの重量を有する6つのヒートが真空誘導溶解されて、断面積が7 平方インチのインゴットが鋳造された。これらのヒートの化学分析は、表
VIIに重量パーセントで示されている。ヒート2、ヒート3およびヒート4は
、この発明に係る鋼の一例である。ヒートD、ヒートEおよびヒートFは、比較
すべき合金である。
【0042】
【表VII】
【0043】 ヒート2はヒートDと比較するために用意され、ヒート3はヒートEと比較す
るために用意され、ヒート4はヒートFと比較するために用意された。これらの
インゴットは、実施例1で先に説明したように、断面積が4平方インチの棒にプ
レス鍛造された。ヒート2およびヒートDは、実施例1で先に説明したように、
直径が5/8インチの丸棒にさらに処理された。
【0044】 焼きなましされかつH1150処理された状態におけるヒート2およびヒート
Dの、室温での縦方向平滑引張性および硬さの比較が、表VIIIAおよび表V
IIIBに示されている。試験に先立って、それぞれのヒートの棒が1040°
Cで1時間、焼きなましされ、次いで水焼入れされた。その後、それぞれのヒー
トの棒は、1150°Fで4時間、加熱され、次いで空冷されることで、時効硬
化された。表VIIIAおよび表VIIIBに示されたデータには、ksi(M
Pa)による0.2%オフセット降伏強さ(.2%Y.S.)、ksiによる極
限引張強さ(UTS)、4つの直径におけるパーセント伸び(%Elong.)
、面積減少率(%RA)、およびロックウェルC硬さ(HRC)が含まれている
。また、参考のために、AMS5659に指定された引張強さおよび硬さの要件
も示されている。
【0045】
【表VIIIA】
【0046】
【表VIIIB】
【0047】 表IXおよび表Xに記載されているのは、H1150時効硬化処理された状態
におけるヒート2およびヒートDの前記5/8インチ棒の機械加工性試験の結果
である。表IXには、先に実施例1で説明されたような自動ねじ切り盤による、
重量パーセントで表わしたC、SおよびNbの相対量が含まれているそれぞれの
ヒートについての一対の試験結果と、試験終了までの機械加工された部品の数(
部品合計)とが示されている。それぞれの場合において、支軸速度は104.3
SFMであり、また、工具送り速度は1回転当たり0.002インチ(ipr)
であった。
【0048】
【表IX】
【0049】 下の表Xに記載されているのは、重量パーセントで表わしたC、SおよびNb
の相対量を含んでいるそれぞれのヒートについての一対の工具寿命試験、インチ
(センチメートル)で表わされた故障までの工具故障限界(工具故障)、故障ま
での時間(秒)および、立方インチ(立方センチメートル)で表わされたこの試
験用の棒から切り取られた材料の体積(切り取り体積)である。この試験では、
それぞれのヒートにおける棒の長さは、T15高速度鋼製インサートの備わって
いる切断工具を使って、一山旋盤において曲げられた。不運な工具故障を作り出
すために、増やされた送り速度および機械加工速度のパラメーターが選ばれた。
すべての試験は、1.78立方インチ/分の材料除去速度を達成するために、2
00SFMの支軸速度と0.0132iprの工具送り速度とで行われた。
【0050】
【表X】
【0051】 表IXおよび表Xのデータによれば、この発明に係る合金を表わしているヒー
ト2によって、この合金が時効硬化された状態(H1150)にあるときに、ヒ
ートDに比べて優れた機械加工性がもたらされる、ということが示されている。
【0052】 表XIAおよび表XIBに記載されているのは、H1150時効硬化処理され
た状態にあるヒート3、ヒート4、ヒートEおよびヒートFの4インチ棒につい
ての平滑引張強さ、切欠き引張強さ、衝撃靱性、硬さ、および破断靱性の試験の
結果である。表XIAには、縦方向に置かれた試験片についてのデータが表わさ
れ、表XIBには、横方向に置かれた試験片についてのデータが表わされている
【0053】 表XIAおよび表XIBに示された結果には、ksi(MPa)による0.2
%オフセット降伏強さ(.2%Y.S.)、ksiによる極限引張強さ(UTS
)、4つの直径におけるパーセント伸び(%Elong.)、面積減少率(%R
A)、ksi(MPa)による切欠き引張強さ(NTS)、NTS/UTS比(
NTS/UTS)、フィート−ポンド(ft−lbs)(J)によるシャルピー
V形切欠き衝撃強さ(CVN)、ロックウェルC硬さ(HRC)およびksi√
(インチ)(MPa√m)による破断靱性(K)が含まれている。
【0054】
【表XIA】
【0055】
【表XIB】
【0056】 表XIAのデータによれば、この発明に係る合金であるヒート4およびヒート
5は、ヒートEおよびヒートFに比べて、同じような平滑引張性および切欠き引
張性をもたらすものの、これらの合金に比べて、優れた衝撃靱性および破断靱性
の特性をそれぞれもたらす、ということが示されている。同様な結果が、横方向
に置かれた試験片についての表XIBに、縦方向に置かれた対応試験片の諸性質
よりもいくぶん低い水準であるものの、例示されている。良好な衝撃靱性および
破断靱性は、臨界的構造部品に用いられた材料にとって特に重要である。
【0057】 表VIIIA、表VIIIB、表IX、表X、表XIAおよび表XIBに表わ
されたデータを併せて考慮すると、これらには、本発明に係る合金によってもた
らされる優れた強さの組み合わせ、靱性、延性および機械加工性が示されている
ことが明らかである。
【0058】 この明細書に使われてきた用語および表現は、限定の語句ではなく、説明の語
句として使われたものである。この明細書の一部に示されあるいは説明された要
素あるいは形状構成と等価であるすべてのものを排除する用語および表現を使う
意図はまったくないのである。しかしながら、特許請求の範囲におけるこの発明
の範囲内でさまざまな変更が可能であると認められる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,DZ,EE,ES ,FI,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU, ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,K R,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV ,MA,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO, NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,S I,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA ,UG,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 シュミット,ローランド,イー. アメリカ合衆国,ペンシルベニア州 19540,モントン,アール.ディー.5 (72)発明者 ゴウワー,ロナルド,シー. アメリカ合衆国,ペンシルベニア州 19606,リーディング,ソーンベリー ロ ード 31

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重量パーセントで、およそ C 最大0.030 Mn 最大1.00 Si 最大1.00 P 最大0.030 S 0.005〜0.015 Cr 4.00〜15.50 Ni 3.50〜5.50 Mo 最大1.00 Cu 2.50〜4.50 Nb+Ta (5×C)−0.30 Al 最大0.05 B 最大0.010 N 最大0.030 から事実上なっており、 かつ、残部が、事実上、鉄と通常の不純物である 析出硬化型マルテンサイト系ステンレス鋼合金。
  2. 【請求項2】 少なくともおよそ0.010%の炭素を含有している請求項
    1に記載の析出硬化型マルテンサイト系ステンレス鋼合金。
  3. 【請求項3】 少なくともおよそ0.007%のイオウを含有している請求
    項1に記載の析出硬化型マルテンサイト系ステンレス鋼合金。
  4. 【請求項4】 およそ0.013%よりも多くないイオウを含有している請
    求項1に記載の析出硬化型マルテンサイト系ステンレス鋼合金。
  5. 【請求項5】 およそ15.25%よりも多くないクロムを含有している請
    求項1に記載の析出硬化型マルテンサイト系ステンレス鋼合金。
  6. 【請求項6】 少なくともおよそ4.00%のニッケルを含有している請求
    項1に記載の析出硬化型マルテンサイト系ステンレス鋼合金。
  7. 【請求項7】 およそ0.25%よりも多くないニオブを含有している請求
    項1に記載の析出硬化型マルテンサイト系ステンレス鋼合金。
  8. 【請求項8】 およそ0.50%よりも多くないモリブデンを含有している
    請求項1に記載の析出硬化型マルテンサイト系ステンレス鋼合金。
  9. 【請求項9】 およそ0.025%よりも多くない窒素を含有している請求
    項1に記載の析出硬化型マルテンサイト系ステンレス鋼合金。
  10. 【請求項10】 およそ4.00%よりも多くない銅を含有している請求項
    1に記載の析出硬化型マルテンサイト系ステンレス鋼合金。
  11. 【請求項11】 重量パーセントで、およそ C 最大0.025 Mn 最大0.50 Si 最大0.50 P 最大0.030 S 0.005〜0.015 Cr 14.00〜15.50 Ni 3.50〜5.50 Mo 最大0.50 Cu 2.50〜4.50 Nb+Ta (5×C)−0.25 Al 最大0.025 B 最大0.005 N 最大0.025 から事実上なっており、 かつ、残部が、事実上、鉄と通常の不純物である 析出硬化型マルテンサイト系ステンレス鋼合金。
  12. 【請求項12】 少なくともおよそ0.010%の炭素を含有している請求
    項11に記載の析出硬化型マルテンサイト系ステンレス鋼合金。
  13. 【請求項13】 少なくともおよそ0.007%のイオウを含有している請
    求項11に記載の析出硬化型マルテンサイト系ステンレス鋼合金。
  14. 【請求項14】 およそ0.013%よりも多くないイオウを含有している
    請求項11に記載の析出硬化型マルテンサイト系ステンレス鋼合金。
  15. 【請求項15】 およそ15.25%よりも多くないクロムを含有している
    請求項11に記載の析出硬化型マルテンサイト系ステンレス鋼合金。
  16. 【請求項16】 少なくともおよそ4.00%のニッケルを含有している請
    求項11に記載の析出硬化型マルテンサイト系ステンレス鋼合金。
  17. 【請求項17】 およそ0.20%よりも多くないニオブ+タンタルを含有
    している請求項11に記載の析出硬化型マルテンサイト系ステンレス鋼合金。
  18. 【請求項18】 少なくともおよそ0.010%の窒素を含有している請求
    項11記載の析出硬化型マルテンサイト系ステンレス鋼合金。
  19. 【請求項19】 およそ4.00%よりも多くない銅を含有している請求項
    11に記載の析出硬化型マルテンサイト系ステンレス鋼合金。
  20. 【請求項20】 重量パーセントで、およそ C 0.010〜0.025 Mn 最大0.50 Si 最大0.50 P 最大0.025 S 0.007〜0.013 Cr 14.25〜15.25 Ni 4.00〜5.50 Mo 最大0.50 Cu 3.00〜4.00 Nb+Ta (5×C)−0.20 Al 最大0.025 B 最大0.005 N 0.010〜0.025 から事実上なっており、 かつ、残部が、事実上、鉄と通常の不純物である 析出硬化型マルテンサイト系ステンレス鋼合金。
  21. 【請求項21】 時効硬化された状態で、機械加工性、硬さ、強さ、延性お
    よび靱性の特有な組み合わせをもたらす鋼製物品であって、この物品が、重量パ
    ーセントで、およそ C 最大0.030 Mn 最大1.00 Si 最大1.00 P 最大0.030 S 0.005〜0.015 Cr 14.00〜15.50 Ni 3.50〜5.50 Mo 最大1.00 Cu 2.50〜4.50 Nb+Ta (5×C)−0.30 Al 最大0.05 B 最大0.010 N 最大0.030 から事実上なっており、 かつ、残部が、事実上、鉄と通常の不純物である 析出硬化型マルテンサイト系ステンレス鋼合金から形成されている鋼製物品。
  22. 【請求項22】 この合金が、およそ0.020%よりも多くない炭素を含
    有している請求項21に記載の鋼製物品。
  23. 【請求項23】 この合金が、およそ0.20%よりも多くないニオブ+タ
    ンタルを含有している請求項22に記載の鋼製物品。
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