JP2002537489A - デンタルフロスホルダーと改良されたデンタルフロス - Google Patents

デンタルフロスホルダーと改良されたデンタルフロス

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Abstract

(57)【要約】 ペアのアームを備えたデンタルフロスホルダーであって、各アームは、中央部分と第1と第2の反対端部を有する。その各アームの第1端部は、その各中央部分から外に曲がり、そのアームの中央部分はビボットを画成するように、互いに近接して位置する。その第2端部は、アームが互いに離れる第1端部の第1位置と、第1端部が互いの方に動く第2位置の間を動くことができる。デンタルフロス材料は、1つのアームの第1端部に固定された1つの端と、別なアームの第1端部に固定された反対の端を有する。デンタルフロス材料は、第1端部がそれらの離隔位置にあるときの第1張力と、第1端部が互いの方に動くときの第2張力を有し、その第1張力はその第2張力よりも大きい。また、ヒュームドシリカを含むデンタルフロスのようなフィラメントが開示される。デンタルフロスは、そのもので又は開示のデンタルフロスホルダーとともに使用されることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 −発明の分野− 本発明は、広くは、デンタルフロスとデンタルフロスホルダーに関する。より
詳しくは、本発明はとりわけ、ホルダーによって保持されるデンタルフロスの張
力を調節することができる新規な単独使用のデンタルフロスホルダー、及び単独
又はホルダーと併用されることができる改良されたデンタルフロスに関する。
【0002】 −発明の背景− デンタルフロスホルダーは、当該技術分野で周知である。このような従来技術
において、デンタルフロスホルダーは、一般に、デンタルフロスホルダーを把持
するための真直ぐな部分と、デンタルフロスホルダー材料の糸をその間に保持す
るペアの指又は枝によって画定される一般にU形又はV形の端部、を有するボデ
ィを備える。デンタルフロスは、周知の仕方で、その相対する端でその枝にしっ
かりと固定される。このデンタルフロスホルダーの構成は、使用者がデンタルフ
ロスを歯の間で操作しながら使用者がその真直ぐな部分を支持することを可能に
する。
【0003】 上記のデンタルフロスホルダーは、その目的とする用途には適切であるが、い
くつかの欠点が問題である。例えば、デンタルフロスホルダーを使用する前は、
デンタルフロスは、歯の間で操作できるように固定されている。しかしながら、
隣接した歯の間で多数回にわたってデンタルフロスに力を与えると、デンタルフ
ロスは伸長して緩くなり、このため、初期の張力が低下する。このことは、デン
タルフロスを歯の間で操ることを困難にする。
【0004】 また、歯間洗浄の際、歯の間にデンタルフロスを最初に挿入するときにはデン
タルフロスはピンと張っており、歯の間の隙間に入れると張力が低下して、洗浄
される歯の周りをデンタルフロスがまとうことが好ましい。上記の従来技術のデ
ンタルフロスホルダーを用いると、デンタルフロスホルダーを歯の間で操作する
間にこの張力が低下しても、デンタルフロスは1つだけの張力を保つため、歯間
洗浄するこの好ましい方法が不可能である。
【0005】 従来のデンタルフロスホルダーのもう1つの問題は、デンタルフロスが割合に
容易にデンタルフロスホルダーから抜け出て、デンタルフロスホルダーが無駄に
なることである。デンタルフロスホルダー又は使用者の手によりしっかりと保持
されることができるデンタルフロスが望まれている。
【0006】 以上は、現状のデンタルフロスホルダーに存在することが知られるいくつかの
問題を説明する。このように、上記の1以上の問題を解決することに関する改良
されたデンタルフロスホルダーを提供することは有益なはずである。したがって
、下記に十分に開示する特徴を備えた代替手段が提供される。
【0007】 −発明の要旨− 本発明は、デンタルフロス、デンタルフロスホルダー、及びこれらの製造方法
の技術を従来知られているものよりも進歩させるものである。 本発明の1つの態様において、デンタルフロスホルダーは、ペアのアーム又は
枝を備え、各々のアームは、中央部分、及び第1と第2の相対する端部を有する
。各々のアームの第1端部は、その各中央部分から外に曲がり、アームの中央部
分は、ピボットを画成するように互いに近隣に位置する。曲がりは、使用者がそ
の者の口を過度に広げる必要なしに、口の中の奥深くにデンタルフロスデバイス
を操ることを可能にする。また、枝とデンタルフロスとして画成されるヨークセ
クションを含む領域は、使用者が臼歯の周りにデンタルフロスを容易に通すこと
ができるように十分大きい。第2の端部は、アームの第2端部が互いに離れた位
置と、第2端部が互いの方向に動く近接位置の間で可動である。デンタルフロス
材料は、1つのアームの第1端部に固定された1つの端と、別なアームの第1端
部に固定された反対端部を有する。デンタルフロス材料は、第2端部がそれらの
離隔位置にあるときの第1張力と、第2端部がそれらの近接位置にあるときの第
2張力を有し、第2張力は第1張力よりも大きい。
【0008】 本発明の第2の態様において、デンタルフロスホルダーは、ペアのアームを備
え、各アームは、中央部分、第1と第2の反対端部を有する。各アームの第1端
部は、その各中央部分から外に曲がり、アームの中央部分は、ビボットを画成す
るように、互いの近くに位置する。第2端部は、アームの第2端部が互いに離れ
た離隔位置と、第2端部が互いの方に動く近接位置の間を動くことができる。デ
ンタルフロス材料は、1つのアームの第1端部に固定された1つの端部と、別な
アームの第1端部に固定された反対端部を有する。デンタルフロス材料は、第2
端部が離隔位置にあるときの第1張力と、第2端部が近接位置にあるときの第2
張力を有し、第2張力は第1張力よりも大きい。接続手段は、アームの第2端部
の末端を互いに適切に接続する。このため、デンタルフロス材料内の張力は維持
される。末端に位置する接続手段は、接続状態を与えるように歯の構造を有する
ことができ、使用者は、固定手段の1つ以上の歯を噛むことができ、このため、
所望のようにデンタルフロスの張力を変えることができる。
【0009】 本発明の第3の態様において、デンタルフロスホルダーは、ペアのアームを備
え、各アームは、中央部分と第1と第2の反対端部を有する。各アームの第1端
部は、その各中央部分から外に曲がり、アームの中央部分は、ビボットを画成す
るように、互いの近くに位置する。第2端部は、アームの第2端部が互いに離れ
る離隔位置と、第2端部が互いの方に動かされた近接位置の間を動くことができ
る。アームの中央位置を互いに接続するため、一体丁番が設けられる。デンタル
フロス材料は、1つのアームの第1端部に固定された1つの端と、別なアームの
第1端部に固定された反対の端を有する。デンタルフロス材料は、第2端部が離
隔位置にあるときの第1張力と、第2端部が近接位置にあるときの第2張力を有
し、第1張力は第2張力よりも大きい。指が把持する表面が、使用者の指を受け
入れるため、各アームの第2端部にさらに設けられる。各指把持表面は、アーム
の各中央部分に隣接して位置する。
【0010】 本発明の第4の態様において、デンタルフロスホルダーは、ペアのアームを備
え、各アームは、中央部分と第1と第2の反対端部を有する。各アームの第1端
部は、その各中央部分から外に曲がり、アームの中央部分は、ビボットを画成す
るように互いの近くに位置する。第2端部は、アームの第2端部が互いに離れる
離隔位置と、第2端部が互いの方に動かされる近接位置の間を動くことができる
。アームの第2端部は、それらの各端部において互いに一体に形成される。アー
ムの第2端部の末端部分は、口内の歯肉領域を刺激するための尖った部材を画成
する。デンタルフロス材料は、1つのアームの第1端部に固定された1つの端と
、別のアームの第1端部に固定された反対の端を有する。デンタルフロス材料は
、第2端部が離隔位置にあるときの第1張力と、第2端部が近接位置にあるとき
の第2張力を有し、第2張力は第1張力よりも大きい。
【0011】 本発明の第5の態様において、デンタルフロスホルダーは、ペアのアームを備
え、各アームは、中央部分と第1と第2の反対端部を有する。各アームの第1端
部は、その各中央部分から外に曲がり、アームの中央部分は、ビボットを画成す
るように、互いに近くに位置する。第2端部は、アームの第2端部が互いに離れ
る離隔位置と、第2端部が互いの方に動かされる近接位置の間を動くことができ
る。アームの第1端部は、中央部分と第2端部から後ろに突き出る。デンタルフ
ロス材料は、1つのアームの第1端部に固定された1つの端と、別のアームの第
1端部に固定された反対の端を有する。デンタルフロス材料は、第2端部が離隔
位置にあるときの第1張力と、第2端部が近接位置にあるときの第2張力を有し
、第2張力は第1張力よりも大きい。指把持表面が、使用者の指を受け入れるた
め、各アームの第2端部にさらに設けられる。指把持表面は、アームの各中央部
分に隣接して位置し、第1と第2の端部に対して前に突き出る。
【0012】 もう1つの局面において、本発明は、ヒュームドシリカを含むポリテトラフル
オロエチレンの形態のフィラメントを提供する。このフィラメントは、デンタル
フロス、医療縫合糸、縫糸、フィルターバッグに有用である。ヒュームドシリカ
は、フィラメント中に約1重量%(ポリテトラフルオロエチレンに対するヒュー
ムドシリカ)を上回る量で存在し、好ましい量は、2%を上回る、3%を上回る
、4%を上回る、5%を上回る、10%を上回る量で存在する。より好ましくは
、ヒュームドシリカは、約5%、約10%、又は約20%の量でフィラメント中
に存在する。フィラメントは、1グラム/デニールを上回る強度を有し、好まし
い強度は、2グラム/デニールを上回る、3グラム/デニールを上回る、4グラ
ム/デニールを上回る。フィラメント中のヒュームドシリカは、平均で10μm
を下回る粒子サイズを有する。
【0013】 もう1つの局面において、フィラメントは、ポリテトラフルオロエチレンの複
数層を有するデンタルフロスであり、層の少なくとも1つは、その中に堆積した
ヒュームドシリカを有する。好ましくは、フィラメントは内側層と2つの外側層
を有し、ヒュームドシリカは、2つの外側層の少なくとも1つに堆積される。
【0014】 さらにもう1つの局面において、本発明は、ペアのアームを含むデンタルフロ
スホルダーを提供し、各アームは、中央部分と第1と第2の反対端部を有し、各
アームの第1端部は、その各中央部分から外に曲がり、アームの中央部分は、ビ
ボットを画成するように、互いに近くに位置し、第2端部は、アームの第1端部
が互いに離れる第1位置と、第1端部が互いの方に動かされる第2位置の間を動
くことができる。デンタルフロス材料は、1つのアームの第1端部に固定された
1つの端と、別のアームの第1端部に固定された反対の端を有する。デンタルフ
ロス材料は、第1端部が離隔位置にあるときの第1張力と、第1端部が互いの方
に動くときの第2張力を有し、第1張力は第2張力よりも大きい。デンタルフロ
ス材料は、ヒュームドシリカを含むポリテトラフルオロエチレンのフィラメント
である。
【0015】 さらにもう1つの局面において、本発明は、水系ポリテトラフルオロエチレン
ディスパージョンを提供し、そのディスパージョンにヒュームドシリカを添加し
て混合物を作成し、その混合物を凝固させて凝固物を作成し、その凝固物を乾燥
し、その凝固物を押出してテープにし、そのテープを切断してデンタルフロスを
作成し、そのフィラメントを延伸膨張して引張強度を高める、ことを含むプロセ
スによって製造されるデンタルフロスを提供する。
【0016】 このように、本発明の目的は、ホルダーによって保持されるデンタルフロスの
強度が、歯間洗浄の効果を高めるため、所望の張力を得るように操作できるデン
タルフロスを提供することである。 本発明のもう1つの目的は、デンタルフロスの張力が特定の張力に調節・固定
できるデンタルフロスホルダーを提供することである。
【0017】 本発明のもう1つの目的は、手による使用と操作が容易なデンタルフロスホル
ダーを提供することである。 本発明のさらにもう1つの目的は、口内の歯肉領域を刺激することができるデ
ンタルフロスホルダーを提供することである。 本発明のさらなる目的は、デザインがシンプルで製造コストが安いデンタルフ
ロスホルダーを提供することである。 本発明のさらにもう1つの目的は、デンタルフロスがホルダーから容易に抜け
出ないように、デンタルフロスホルダー又は使用者によって把持できるデンタル
フロスを提供することである。 以上の概要と以下の本発明の好ましい態様の詳細な説明は、添付の図面と併せ
て読み進めることによって、より的確に理解されるであろう。本発明を説明する
目的で、図面には現状で好ましい態様が示されている。ここで、本発明は示され
たそのままの配置や装備に限定されるものではないことを理解すべきである。
【0018】 −発明の詳細な説明− −第1の好ましい態様− 図面を参照して、同じ参照記号は、複数の図面にわたって対応する部分を表す
が、本発明のデンタルフロスの第1の好ましい態様は、図1〜6に全体的に10
で示されている。デンタルフロス10は、全体的に12,14で表したペアのア
ームを備え、これらは一体丁番16によって互いに接続される。 好ましくは、アーム12,14は、クラス1FDA医療装置に使用される医療
グレードポリプロピレンのような適切なポリマー材料から作成される。デンタル
フロス18は、図面に示した仕方で2つのアームの間にかかるように、アーム1
2,14に接続される。アーム12,14は、デンタルフロス18の張力が上記
の歯間洗浄法を行うために調節可能な仕方で構成される。具体的には、デンタル
フロスは、使用者の歯の間にデンタルフロスが位置するときは割合に高い張力を
有し、歯間洗浄する(即ち、使用者の歯の周りにからむ)ときは割合に低い張力
を有するように操ることができる。また、デンタルフロス18は、例えば、ナイ
ロンやポリテトラフルオロエチレン(PTFE)のような適切な材料から作成す
ることができる。特に好ましいデンタルフロスは、下記にさらに詳しく説明する
【0019】 図面に示すように、左手アーム12は、中央部分20、第1(上側)端部22
、第2(下側)端部24を有する。同様に、右手アーム14は、中央部分26、
第1(上側)端部28、第2(下側)端部30を有する。アーム12,14の第
1端部22,28は、それらの各中央部分20,26から外側と後ろ側に曲がる
(図5参照)。デンタルフロス18は、下記に説明する仕方で、アーム12,1
4の第1端部22,28の上側端部に取り付けられる。第1端部22,28の構
成は、デンタルフロス18が、中央部分20,26と、アーム12,14の第2
端部からそれぞれ突き出ることを可能にし、その結果、デンタルフロスは使用者
の歯の間に容易に位置することができる。
【0020】 特に、図1と図1Aを参照して、アーム12,14の第2端部24,30は、
アームの第2端部が互いに離れる離隔位置(図1A)と、第2端部が互いの方に
動かされる近接位置(図1)の間を動くことができる。このピボット作用は、ピ
ボットを画成するように一体丁番16によって互いに近くに位置するアーム12
,14の中央部分20,26の周りで得られる。好ましくは、一体丁番16は、
長さ約0.020インチで、0.005インチ〜0.030インチの厚さを有し
、「一体丁番」を形成する。
【0021】 この構成は、アーム12,14の第2端部24,30がそれらの離隔位置(図
1A)にあるときに第1張力を有し(例えば、割合にゆるい)、第2端部がそれ
らの近接位置にあるときに第2張力を有する(例えば、割合にきつい)デンタル
フロス18をもたらす。即ち、本発明のデンタルフロスを使用するとき、使用者
は、第2端部24,30をそれらの近隣位置に操ることができ、デンタルフロス
18は、使用者の歯の間でデンタルフロスを動かすためにピンと張ることができ
る。歯の間のスペースに挿入すると、第2端部24,30に与えた圧力を開放す
ることができ、その結果、デンタルフロス18の張力を緩める離隔位置に戻すこ
とができる。この位置において、デンタルフロス18は十分に緩く、歯間洗浄の
間に使用者の歯にまとわることができる。
【0022】 次に図1Bを参照して、第2端部24,30の下側端部に、アーム12,14
の第2端部を互いに脱離可能に接続するための本発明の手段が設けられている。
図に示したように、左手アーム12が、その上に形成された内側に突き出るデテ
ント(戻り止め)32を有する。右手アーム14は、左手アーム12のデテント
32をその中に受け入れるために形成された窪み34を有し、アームの第2端部
24,30を互いに緩く接続する。デテントの上側エッジは、その上に形成され
た複数の歯36を有し、これは、窪み34の中の右手アーム14の第2端部30
の上に形成された歯とかみ合う。この構成は、デンタルフロスホルダー10の使
用者がデンタルフロス18の張りを高めるためにアーム12,14の側面位置を
調節することを可能にする。窪み34内でデテント32が突き出るほど、デンタ
ルフロス18の張力は高くなる。また、歯36,38は、互いにアーム12,1
4を固定するために役立ち、したがって、歯間洗浄の間に第2端部24,30に
与える圧力を使用者が止めることを可能にする。右手アーム14の第2位置30
の窪みからデテント32を開放するためには、任意の適切な開放メカニズムが提
供可能なことを認識すべきである。
【0023】 また、デンタルフロスホルダー10は、アーム12,14の第2端部24,3
0の上に設けられた把持表面40を備える。図示するように、指把持表面40は
、アーム12,14の中央部分20,26の近くにそれぞれ位置する。各指把持
表面40は、アームのそれ以外よりも若干広く、デンタルフロスホルダー10の
アーム12,14を使用者が把持するのに役立つ割合に小さい突起を備える。図
1と2に的確に示すように、これらの突起は、アーム14の全外側エッジ42に
そって延在する。
【0024】 また、リブ40が、使用中にアームを硬くするために、デンタルフロスホルダ
ー10のアーム12,14の裏側に形成される(図14参照)。下記に説明する
態様と同様に、図1〜6に開示するデンタルフロスホルダー10は、デンタルフ
ロス18にきつくする力を与えると、第1端部以外は、それ程は曲がらない。
【0025】 ここで説明する本発明の他の態様と同様に、デンタルフロスホルダー10は、
好ましくは、熱注入成形プロセスによって製造される。デンタルフロス18は、
デンタルフロスホルダー10を作成するために使用される型(図示せず)の中に
デンタルフロスを横たえることにより、アーム12,14の第1端部22,28
に取付けられる。デンタルフロス18は、好ましくは、四角い横断面を有し、ア
ーム12,14の第1端部22,28は、デンタルフロスの周りに形成されて、
アームの第1端部にデンタルフロスの機械的取付けを形成する。次いで、デンタ
ルフロス18の端は、周知の仕方で切除され、デンタルフロスを受け入れる開口
部(図示せず)の中に戻ることはできない。
【0026】 −第2の好ましい態様− 次に図7〜12を参照して、第2の好ましい態様のデンタルフロスホルダーが
全体的に50で示されている。デンタルフロスホルダー50は、52,54で全
体的に対称形のペアのアームを備える。左手アームは、中央部分56、第1(上
側)端部58、第2(下側)端部60を有する。同様に、右手アームも、中央部
分62、第1(上側)端部64、第2(下側)端部66を有する。一体丁番68
が、アーム52,54の中央部分56,62を互いに接続するために設けられる
。ホルダー10と同様に、この態様のデンタルフロスホルダー50の第1端部5
8,62は、各中央部分56,62から離れて外側と後ろ側に曲がる(図11参
照)。上記に説明したのと同じ仕方で、アーム52,54の第1端部58,64
の上側端部に、デンタルフロス70が取付けられる。
【0027】 一体丁番68は、第2端部60,66を一緒に動かすときに第1端部58,6
4が過度に回転することを防ぐ。即ち、これらを一緒に近くに動かすとき、一体
丁番68は、アームに過度の圧力を与えることによって生じるデンタルフロス7
0又はアーム52と54の一方がパチンと折れることを、実質的に防止する。こ
こで、一体丁番68は本発明のいすれか1つのエレメントの中に存在してもしな
くてもよいことに留意すべきである。
【0028】 デンタルフロスホルダー50とデンタルフロスホルダー10の1つの主な相違
は、デンタルフロスホルダー50のアーム52,54の第2端部60,66が、
その各末端で互いに一体であることである。図に示すように、第2端部60,6
6の末端は、尖った部材72を画成し、これは、デンタルフロスホルダー50の
使用者によって使用者の口内の歯肉領域を刺激するために使用することができる
。この態様において、アーム52,54はフレキシブルであり、即ち、第2端部
60,66は、デンタルフロス70の張力を高めるために互いの方に動かすこと
ができる。これは、デンタルフロス70の張力を高めるため、中央部分56,6
2の周りに第1端部58,64を互いに離すように旋回させることになる。
【0029】 この構成は、アーム52,54の第2端部60,66が弛緩状態のときの第1
張力(例えば、割合にゆるい)と、第2端部が互いの方に動くときの第2張力(
例えば、割合にピンとした)を有するデンタルフロス70をもたらす。このため
、この態様のデンタルフロスホルダーを使用するとき、使用者は第2端部60,
66をそれらの近接位置に操ることができ、その結果、デンタルフロス70は、
使用者の歯の間にデンタルフロスを動かすようにピンとなる。その弛緩位置にお
いて、デンタルフロス70は、使用者の歯の周りにデンタルフロスを動かすよう
に張りが少ない。
【0030】 さらに図6〜12を参照して、デンタルフロスホルダーは、アームの中央部分
56,62に近いアーム52,54の第2端部60,66に設けられた指把持表
面74をさらに備える。デンタルフロスホルダー10の指把持表面40と同様に
、指把持表面74は、アーム52,54のその他の部分よりも若干広く、使用者
がデンタルフロスホルダー50のアームを把持する助けをする割合に小さい突起
を備える。
【0031】 −第3の好ましい態様− 次に図13〜18を参照して、第3の好ましい態様のデンタルフロスホルダー
80が示されている。このデンタルフロスホルダー80は、図7〜12のデンタ
ルフロスホルダー50と同様であり、このため、対応部分は、図面の全体にわた
って同じ参照数字で示されている。デンタルフロスホルダー50と80の主な相
違は、デンタルフロスホルダー80は、デンタルフロスホルダー50の指把持表
面74よりも長い指把持表面82を有することである。指把持表面82の高めら
れた表面は、使用者が歯間洗浄するときにデンタルフロスホルダー80をより首
尾よく把持すことを可能にする。
【0032】 −第4と第5の好ましい態様− 図19〜30は、第4と第5の好ましい態様のそれぞれ全体的に90,100
と示されたデンタルフロスホルダーを例証する。デンタルフロスホルダー90,
100は、上記の指把持表面72,74を備えないこと以外は、デンタルフロス
ホルダー50,80と実質的に同じである。図示したように、デンタルフロスホ
ルダー90は、一体丁番68を備えるがデンタルフロスホルダー100はこれを
備えない以外は、デンタルフロスホルダー100と殆ど同じである。
【0033】 −第6の好ましい態様− 次に図31〜36を参照して、第6の好ましい態様のデンタルフロスホルダー
が全体的に110で示されている。図示したように、このデンタルフロスホルダ
ー110は、指把持表面112の構造以外は図7〜18のデンタルフロスホルダ
ー50,80と実質的に同じである。図示したように、指把持表面112は、中
央部分56,62と第2端部60,66に対して前に突き出る。この構造は、デ
ンタルフロス70の張力を高めるために、指把持表面112で第2端部60,6
6を一緒に絞るときの、第1端部58,64の動きを改良する。具体的には、使
用者によって一緒に力を加えられるときの食い違い性(offset nature)は、デン
タルフロス70が緩くなるのではなくきつくなることを確保するための若干前の
回転を生じさせる。前述のように、一体丁番68は、第2端部60,66を一緒
に過度に絞るときに起きることがある第1端部58,64の過度の旋回(pivotin
g)を防止する。このことは、デンタルフロス70に、第1端部58,64の1つ
の外れを生じさせ、それによってデンタルフロスホルダー110を壊すことにな
る。
【0034】 −第6の好ましい態様− 最後に、図37を参照して、デンタルフロスホルダーが全体的に120で示さ
れている。図示したように、デンタルフロスホルダー120は、全体的に122
で示されたヨーク領域を備え、この領域は、第1と第2の端部126,128を
備えた真っ直ぐな部材124、及びその真っ直ぐな部材124の第1端部126
で互いに接続した外に枝分かれするペアのアーム130,132を有する。ヨー
ク領域122は、真っ直ぐな部材124とペアのアーム130,132の繋ぎに
、その中に形成されたスロット134を有し、その目的は下記に詳細に説明する
【0035】 一体丁番136は、真っ直ぐな部材124の第2端部128に取り付けられ、
一体丁番が上記の一体丁番と同様に構成される。旋回部材138は、一体丁番1
36に取り付けられ、図37に示した仕方で、ヨーク領域122の真っ直ぐな部
材124から離れて延びる。旋回部材138は、外に突き出るくさびエレメント
140を有し、旋回部材138が真っ直ぐな部材124にほぼ平行な第1位置と
、旋回部材138のくさびエレメント140が真っ直ぐな部材124の中にかみ
合わされて挿入され、ペアのアーム130,132を互いに離して動かすために
スロットの中に挿入される第2位置の間で、一体丁番136の周りに丁番式に加
動である。
【0036】 デンタルフロス142は、上記の仕方でアーム130,132の端に取付けら
れる。デンタルフロス142は、旋回部材138がその第1位置にあるときには
第1張力を、旋回部材138がその第2位置にあるときには第2張力を有する。
この配置において、デンタルフロス142の第1張力は、第2張力を下回る。即
ち、デンタルフロスホルダー120を用いると、デンタルフロス142の張力は
、旋回部材138をその第2位置まで単に旋回させることによって、最初の使用
よりも高めることができる。
【0037】 上記に説明したデンタルフロスホルダーの代表的な態様のいずれにおいても、
任意の適切なデンタルフロスが使用可能である。上記のデンタルフロスホルダー
のアームの端にしっかりと保持されるのに十分な特性を有する好ましいデンタル
フロスは、アームから抜け出ないように、移動に対して十分な抵抗を与える添加
剤を含む。したがって、この引きずり抵抗は、デンタルフロスホルダーに使用さ
れるデンタルフロスの重要な特性である。この引きずり抵抗を測定するために使
用したテストは、後述の通りである。
【0038】 微細な二酸化ケイ素(ヒュームドシリカ)が好ましい添加剤であるが、その他
の材料もまた使用可能であり、例えば、アルミナ、チタニア、アルミノシリケー
ト、フッ化ナトリウム、フッ化錫、モノフルオロホスフェート、炭酸ナトリウム
、炭酸カリウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、重炭酸ナトリウム、重炭
酸カリウム、硫酸ナトリウム、硫酸カリウム、リン酸ナトリウム、リン酸カリウ
ム、微粒子のポリテトラフルオロエチレン、ナイロン、アラミド、ポリエステル
、フェノール、及びその他の物理的・熱的に安定なポリマー、及びこれらの混合
物が挙げられる。
【0039】 この局面において、本発明のデンタルフロスは、固有の把持性を有し、医薬、
ビタミン、風味、香味、酸化防止剤、腐敗防止剤、潤滑剤、及び市販のポリテト
ラフルオロエチレン(PTFE)には存在しない滑り防止剤を固定するための活
性座、及び延伸膨張PTFEデンタルフロスを含む改良された延伸膨張PTFE
デンタルフロス材料を含んでなる。本発明のデンタルフロスは、押出と延伸膨張
の工程と所望による圧延工程の前にヒュームドシリカ(SiO2)のようなかな
り高い表面積の材料とPTFEの一次粒子を混合することによって必要な把持性
を取得する。ヒュームドシリカの形態は、電子顕微鏡によって評価することがで
きる。ヒュームドシリカの一般な粒子は、融合して凝集体を形成した一次粒子(
25ナノメートル未満のサイズ)からなる。これらの凝集体は、凝集して物理的
に絡むことができる。ヒュームドシリカの表面積は、一次粒子の直径に支配され
る。市販のヒュームドシリカは、BET法で測定して50〜400m2 /gの表
面積を有する。フィラー入りPTFE材料の製造技術は、Minorらの米国特
許第5262234号に教示されている。本発明のデンタルフロスに使用可能な
押出しされたPTFEテープは、Goreの米国特許第3953566号の教示
にしたがって製造される。この複合構造の引張強度は、延伸膨張の方向に高めら
れる。
【0040】 一般に研磨材として使用されるSiO2のような材料の添加は、そのフィラー
入りePTFE生産品に研磨性を与えると思われるが、本発明者は、ヒュームド
シリカを含む本発明のデンタルフロスが触感的に滑らかであるといった予想外の
結果を見出した。
【0041】 好ましい態様のデンタルフロスは、米国特許第5518012号に一般的に記
載されている延伸膨張プロセスの際に、その全長にそって望ましい未屈曲配向を
維持しながら、デンタルフロスに必要な寸法と強度を与える。デンタルフロスは
、巻きつき、折れ曲がり、曲げを避けるためにスプールに慎重に巻かれる。好ま
しくは、デンタルフロスは、75μmの最小限の未屈曲の厚さと、0.7mmの
最小限の幅を有する。折れ曲がりもまた同様に可能であることを認識することが
できる。ここで、デンタルフロス物品の長さにそって曲がりの程度が一定しない
と、厚さの変動が生じるため望ましくない。
【0042】 本発明のデンタルフロスは、現状で入手可能なデンタルフロスよりも、多くの
別な特長を有する。改良された特性のうち、本発明の延伸膨張PTFEデンタル
フロスは、活性成分をその中に含む少なくとも1つの外側面に位置する連続気孔
構造である。このことは、高い表面摩擦を提供する。このことは、歯垢層をより
首尾よく妨げ、かつ歯間洗浄の際に別な口内の食べ屑を除去するのに役立つ。ま
た、デンタルフロスの把持性を与え、デンタルフロスホルダーのような歯間洗浄
デバイスの枝エレメント、アームに拘束されることができる。
【0043】 本発明によるデンタルフロスの代表的な態様を図38Aに示す。図38Aはデ
ンタルフロスの3層構造を示す。層Bは延伸膨張PTFEテープであり、層Bを
サンドイッチする層Aは、それぞれ約10%のヒュームドシリカを充填した延伸
膨張PTFEである。10%は、層Aのヒュームドシリカの好ましい量であるが
、その他の量のヒュームドシリカを本発明で含めることもできる。
【0044】 図38Aに示したデンタルフロスは、下記のようにして製造される。第1に、
延伸膨張PTFEシートが、層Bとして入手又は作成される。このような材料は
、例えば、ダブリュエルゴアアンドアソシエーツ社(エルクトン、メリーランド
州)から登録商標GORE−TEXように多くのメーカーから種々の形態で入手
可能である。この材料は、ゴア社の米国特許第3543566号の教示にしたが
って製造することができ、この特許は本願でも参考にして含まれている。好まし
いシートは、約0.5〜1.0mmの厚さ、約0.8〜1.5g/ccの密度、
約0.5〜1.0g/texの靭性を有する。
【0045】 これらの特性の各々は、通常の仕方で測定する。幅と厚さは、物差し又は走査
型電子顕微鏡による測定のように、任意の通常の手段で測定される。密度の測定
は、サンプルの測定重量をサンプルの計算体積で割り算することによって求める
。体積は、サンプルの測定した長さ、幅、厚さを掛け算することによって計算す
る。靭性は、サンプルの引張強度を、単位長さあたりに標準化された重量(te
x(グラム/1000メートル)又はデニール(グラム/9000メートル))
で割り算して計算する。
【0046】 次いで、この延伸膨張PTFEシート(層B)を、10%のヒュームドシリカ
を含む延伸膨張PTFEの層Aに2つの面でラミネートする。これらの層Aは、
延伸膨張PTFEを10%ヒュームドシリカで凝固させ、次いでこの凝塊を以降
で説明するように押出しすることによって得られる。層Aと層Bのラミネーショ
ンは、回転ロールを用いて一緒に圧延するような任意の通常のラミネーション技
術によって行うことができる。
【0047】 ヒュームドシリカを充填したPTFEシート(層A)は、下記の仕方で製造さ
れる。以降で高延伸膨張又は引張プロセスに供されるに適する延伸膨張PTFE
樹脂の水系ディスパージョンを、Minorらの米国特許第5262234号に
示された技術を用い、ヒュームドシリカと配合する。
【0048】 次いで、フィラー入りディスパージョンを乾燥させ、得られた乾燥ケーキを、
スクリーンを用いて微細分割粉末の粉砕する。無臭ミネラルスピリットのような
潤滑剤を、配合物が形成されるまで、スクリーンを通した材料の中に配合する。
使用される潤滑材の体積は、押出しの前に粒子のせん断の可能性を最小限にする
ように、PTFE樹脂の一次粒子を潤滑するのに十分であるべきである。潤滑は
、多くのフィラータイプの媒体の導入の際に特別な課題であることが証明されて
いる。ポリグリコール潤滑剤は、フィラー入りPTFE微粉末の潤滑剤として有
用である。
【0049】 次いで、配合物がビレットに圧縮され、例えば、ラム型押出機によって押出さ
れ、凝集性の押出物を作成する。約30:1〜300:1の縮小比が用いられる
ことができる(縮小比=押出シリンダーの横断面積÷押出ダイの横断面積)。殆
どの用途において、75:1〜100:1の縮小比が好ましい。 3層の複合構造を形成するため、2つのSiO2フィラー入り押出シートの間
に1つのフィラーなし押出シートが配置され、1つを他の上にして一緒に置き、
複合シートを圧延する2つの回転ローラーの間に特定の間隙を有する圧延機を通
した。間隙は、0.12mm〜6.35mmの範囲にあることができ、押出機の
縮小比と押出物の厚さによって決まる。好ましくは、圧延機の間隙は、好ましい
縮小比の範囲内の縮小比を用いて0.254mm〜1.5mmである。
【0050】 次いで、ポリグリコールで湿った押出物を、325℃より低い温度の一連の回
転ローラー又は加熱プレートの上を通すことにより、潤滑剤を除去する。 複合材料のスリット繊維又はフィラメントは、420℃より低い又は325℃
より低い温度であるが75℃より高い温度の一連の回転加熱ローラー又は加熱プ
レートの上を通すことにより延伸膨張することができる。好ましくは、1つの加
熱プレートの上で、加熱プレートに入るフィラメントの入り速度の10%〜40
0%、好ましくは、10%〜100%高い出の速度とする。これは、長手方向で
1.1:1〜5:1、好ましくは、1.1:1〜2:1の延伸膨張比に対応する
【0051】 次いで、延伸膨張PTFE層のシートが、265℃を上回る、好ましくは、2
80℃以上の温度の第2系列の回転加熱ローラー又は加熱プレートの上をさらに
通過させる。1つの加熱プレートの上で、加熱プレートに入るフィラメントの入
り速度の400%〜6500%、好ましくは、500%〜4500%高い出の速
度とする。これは、長手方向で5:1〜66:1、好ましくは、6:1〜46:
1の延伸膨張比に対応する。延伸膨張PTFEフィラメントは、所望により、長
手方向にさらに延伸膨張される。
【0052】 最終的に、この繊維は、342℃を上回る温度に繊維を曝すアモルファス固定
工程に供することができる。 繊維の幅は、PTFEを延伸膨張する凝集で知られるいくつかのプロセス因子
によって制御することができる。繊維の幅に影響することができる因子は、スリ
ット幅、延伸膨張温度、延伸膨張比である。 繊維の最終的な寸法は、約0.5〜3.0mmの幅、約50〜250μmの厚
さ、約80〜450texの重さ/長さ、約1.5〜15kgの引張強度、約1
0〜40g/texの靭性である。
【0053】 これらの測定は、通常の仕方で行われる。引張強度は、インストロン試験機(
カントン、MA)のような引張試験機で測定した。シ−ト物の場合、引張荷重の
測定の際にシート物を固定するのに適当なクランプ機具を用い、インストロン試
験機を適用した。この引張試験機のクロスヘッド速度は25.4cm/分とした
。ゲージ長さは10.2cmとした。繊維の場合、引張荷重の測定の際に繊維と
ストランド物を固定するのに適当な繊維(ヤーン型)の機具を用い、インストロ
ン試験機を適用した。この引張試験機のクロスヘッド速度は25.4cm/分と
した。ゲージ長さは25.4cmとした。
【0054】 層Bは、好ましくは、以下のようにして製造される。延伸膨張PTFEシート
を作成し、下記のようにして本発明の繊維にスリットする。ファインパウダーP
TFE樹脂を、無臭ミネラルスピリットのような潤滑剤と配合物が得られるまで
配合する。使用する潤滑剤の体積は、押出しの前に粒子のせん断の可能性を最小
限にするように、PTFE樹脂の一次粒子を潤滑するのに十分であるべきである
【0055】 次いで、配合物がビレットに圧縮され、例えば、ラム型押出機によって押出さ
れ、凝集性の押出物を作成する。約30:1〜300:1の縮小比が用いられる
ことができる(縮小比=押出シリンダーの横断面積÷押出ダイの横断面積)。殆
どの用途において、75:1〜100:1の縮小比が好ましい。 例えば、蒸発によって潤滑剤を除去し、ドライ凝集押出物を、少なくとも1つ
の方向に、その元の長さの約1.1〜50倍(約1.5〜2.5が好ましい)に
延伸膨張する。延伸膨張は、一連の回転加熱ローラー又は加熱プレートの上にド
ライ凝集押出物通すことにより行うことができる。
【0056】 次いで、上記の10%ヒュームドシリカ層Bの2つの面にシート(層B)をラミ
ネートする。ラミネートは、ローラーが35℃に加熱される一般的な圧延機を用
いて行われる。一緒の材料の厚さは、圧延によって10%〜80%、好ましくは
、25〜50%に低下する。このA−B−Aの複合材料が形成されると、0.5
〜20mmの距離に設定された間隔刃の組み合わせの間を通すことにより、又は
その他の切断手段により、所定の幅にスリットして繊維にすることができる。切
断の後、スリット複合材料は、次いで長手方向に1:1〜50:1(好ましくは
、15:1〜35:1)の比でさらに延伸膨張し、繊維を作成する。次いで、こ
の繊維を、342℃を上回る温度に曝すことにより、この繊維をアモルファス固
定工程に供する。最終的に、この繊維は、巻き取りプロセスの際の繊維の巻きつ
きや折れ曲がりに注意しながら、スプールに巻かれる。
【0057】 繊維の幅は、PTFEの延伸膨張技術で知られるいくつかのプロセス因子によ
って制御することができる。繊維の幅に影響する因子は、スリット幅、延伸膨張
温度、延伸膨張比である。 3層構造を説明してきたが、デンタルフロスの構造は、好ましくは、図38B
に示した上記の層Aのような組成を有する単層である。この好ましい態様におい
て、ヒュームドシリカの充填率は、フィラメントに対するヒュームドシリカの重
量で5〜15%である。あるいは、2層構造(AとB)を使用することもできる
【0058】 繊維の最終的な寸法は、約0.5〜3.0mmの幅、約50〜250μmの厚
さ、約80〜450texの重さ/長さ、約1.5〜20kgの引張強度、約1
0〜40g/texの靭性である。 本発明の改良された特性としての、デンタルフロスホルダー内のアームの中に
デンタルフロスがしっかりと保持される特性は、ヒュームドシリカ充填デンタル
フロスと無充填デンタルフロス(又は他の材料を充填したデンタルフロス)のひ
きずり抵抗を測定することによって、また、こうしたサンプルの引抜強度を測定
することによって実証することができる。下記の例とそれらの試験は、本発明の
これらの特性を例証するために行った。
【0059】 −例− 以下の例は、本発明の特定の態様と比較例のサンプルを例証するために用意し
た。 −例1(3層)− 1つのフィラーなしPTFEテープをサンドイッチした2つの押出シリカフィ
ラー入り延伸膨張PTFEの前駆体テープからなる複合構造体を作成した。シリ
カフィラー入り延伸膨張PTFEテープは、デグッサ社(アクロン、OH)から
入手のAerosil(登録商標)380シリカ(ドライPTFE重量の5重量
%)を含んだ。このシリカは、水系PTFEディスパージョンに添加し、Min
orらの米国特許第5262234号の教示にしたがった技術を用いて処理した
。潤滑剤の量は、PTFEとシリカのドライ重量の配合物の1kgあたり0.5
kgのポリグリコールとした。配合した材料と押出物は、押出の間には80℃の
一定温度にした。押出圧力は、直径102mmの横断で15.86MPaとし、
11.4リットル/分の材料の流量となった。押出物の寸法は厚さ0.76mm
×幅152mmであった。フィラーなしPTFEテープを、200%を上回る以
降の延伸膨張プロセスに適するPTFEファインパウダーを用い、Goreの米
国特許第3953566号の教示にしたがって作成した。PTFEパウダーは、
PTFEのドライ重量1gあたり0.33ccの無臭ミネラルスピリットで潤滑
した。配合した材料と押出機は押出の間に49℃の一定温度であった。得られた
テープの寸法は、厚さ0.889mm×幅229mmであった。
【0060】 シリカフィラー入りPTFEテープを、50℃に加熱された2つの狭い間隔の
回転スチールローラーの間にテープを通すことによって圧延し、ローラー間の隙
間が0.241mmのテープ厚さを生じさせた。このテープの全長を、元の長さ
の半分の長さの、2つの別なテープに分けた。圧延操作を再度用い、2つの厚さ
0.241mmのシリカフィラー入りPTFEテープを、フィラーなしの厚さ0
.889mmのPTFEテープをサンドイッチして配置し、3つのテープを圧延
処理した。このようにして、3つのテープを1つのテープに統合した。2つのス
チール圧延ロールを50℃に加熱し、2つのロールの間隙が0.813mmの最
終的なテープ厚さにした。
【0061】 次いで、潤滑媒体を、その統合したテープ又はシートから蒸発除去し、150
℃の温度の一連の回転加熱ローラーの上に密着性押出層のシートを通してドライ
密着性押出層のシートを作成した。270℃の温度で2回目の通過をさせた。第
1の加熱通過は延伸膨張処理を伴い、その統合テープは100%の延伸膨張を受
けた。ドライ密着性押出物を、1組の間隔刃の間を通して幅4.3mmにスリッ
トした。このスリットした密着性押出物を、290℃の温度のホットプレートの
上で長手方向に1軸に1900%の膨張率で、280℃の温度の第2のホットプ
レートの上で50%の膨張率で、280℃の温度の第3のホットプレートの上で
2%の膨張率で延伸膨張した。次いで、この繊維を、400℃の温度に設定され
た加熱プレートの上を約1秒間通して、アモルファス固定した。
【0062】 得られた繊維から次の測定値が得られた。 幅 1.5mm 厚さ 0.078mm 重さ/長さ 806デニール(90tex) 密度 0.76g/cc 引張強度 2361g 靭性 2.9g/デニール
【0063】 −例2(3層)− 1つのフィラーなしPTFEテープをサンドイッチした2つの押出シリカフィ
ラー入り延伸膨張PTFEの前駆体テープからなる複合構造体を作成した。シリ
カフィラー入り延伸膨張PTFEテープは、デグッサ社(アクロン、OH)から
入手のAerosil(登録商標)380シリカ(ドライPTFE重量の10重
量%)を含んだ。このシリカは、水系PTFEディスパージョンに添加し、Mi
norらの米国特許第5262234号の教示にしたがった技術を用いて処理し
た。潤滑剤の量は、PTFEとシリカのドライ重量の配合物の1kgあたり0.
5kgのポリグリコールとした。
【0064】 配合した材料と押出物は、押出の間には80℃の一定温度にした。押出圧力は
、直径102mmの横断で15.86MPaとし、11.4リットル/分の材料
の流量となった。押出物の寸法は厚さ0.76mm×幅152mmであった。フ
ィラーなしPTFEテープを、200%を上回る以降の延伸膨張プロセスに適す
るPTFEファインパウダーを用い、Goreの米国特許第3953566号の
教示にしたがって作成した。PTFEパウダーは、PTFEのドライ重量1gあ
たり0.33ccの無臭ミネラルスピリットで潤滑した。配合した材料と押出機
は押出の間に49℃の一定温度であった。得られたテープの寸法は、厚さ0.8
89mm×幅229mmであった。
【0065】 シリカフィラー入りPTFEテープを、50℃に加熱された2つの狭い間隔の
回転スチールローラーの間にテープを通すことによって圧延し、ローラー間の隙
間が0.241mmのテープ厚さを生じさせた。このテープの全長を、元の長さ
の半分の長さの、2つの別なテープに分けた。圧延操作を再度用い、2つの厚さ
0.241mmのシリカフィラー入りPTFEテープを、フィラーなしの厚さ0
.889mmのPTFEテープをサンドイッチして配置し、3つのテープを圧延
処理した。このようにして、3つのテープを1つのテープに統合した。2つのス
チール圧延ロールを50℃に加熱し、2つのロールの間隙が0.813mmの最
終的なテープ厚さにした。
【0066】 次いで、潤滑媒体を、その統合したテープ又はシートから蒸発除去し、150
℃の温度の一連の回転加熱ローラーの上に密着性押出層のシートを通してドライ
密着性押出層のシートを作成した。270℃の温度で2回目の通過をさせた。第
1の加熱通過は延伸膨張処理を伴い、その統合テープは100%の延伸膨張を受
けた。ドライ密着性押出物を、1組の間隔刃の間を通して幅5.33mmにスリ
ットした。このスリットした密着性押出物を、290℃の温度のホットプレート
の上で長手方向に1軸に1900%の膨張率で、280℃の温度の第2のホット
プレートの上で50%の膨張率で、280℃の温度の第3のホットプレートの上
で2%の膨張率で延伸膨張した。次いで、この繊維を、400℃の温度に設定さ
れた加熱プレートの上を約1秒間通して、アモルファス固定した。
【0067】 得られた繊維から次の測定値が得られた。 幅 2mm 厚さ 0.10mm 重さ/長さ 1407デニール(156tex) 密度 0.78g/cc 引張強度 3658g 靭性 2.6g/デニール
【0068】 −例3(単層)− 押出シリカフィラー入り延伸膨張PTFEの前駆体テープからなる複合構造体
を作成した。シリカフィラー入り延伸膨張PTFEテープは、デグッサ社(アク
ロン、OH)から入手のAerosil(登録商標)380シリカ(ドライPT
FE重量の10重量%)を含んだ。このシリカは、水系PTFEディスパージョ
ンに添加し、Minorらの米国特許第5262234号の教示にしたがった技
術を用いて処理した。潤滑剤の量は、PTFEとシリカのドライ重量の配合物の
1kgあたり0.5kgのポリグリコールとした。
【0069】 配合した材料と押出物は、押出の間には80℃の一定温度にした。押出圧力は
、直径102mmの横断で15.86MPaとし、11.4リットル/分の材料
の流量となった。押出物の寸法は厚さ0.76mm×幅152mmであった。 シリカフィラー入りPTFEテープを、50℃に加熱された2つの狭い間隔の
回転スチールローラーの間にテープを通すことによって圧延し、ローラー間の隙
間が0.76mmのテープ厚さを生じさせた。
【0070】 次いで、潤滑媒体を、その統合したテープ又はシートから蒸発除去し、150
℃の温度の一連の回転加熱ローラーの上に密着性押出層のシートを通してドライ
密着性押出層のシートを作成した。270℃の温度で2回目の通過をさせた。第
1の加熱通過は延伸膨張処理を伴い、その統合テープは100%の延伸膨張を受
けた。ドライ密着性押出物を、1組の間隔刃の間を通して幅4.3mmにスリッ
トした。このスリットした密着性押出物を、280℃の温度のホットプレートの
上で長手方向に1軸に1400%の膨張率で、280℃の温度の第2のホットプ
レートの上で50%の膨張率で、280℃の温度の第3のホットプレートの上で
1%の膨張率で延伸膨張した。次いで、この繊維を、400℃の温度に設定され
た加熱プレートの上を約1秒間通して、アモルファス固定した。
【0071】 得られた繊維から次の測定値が得られた。 幅 2.5mm 厚さ 0.081mm 重さ/長さ 1775デニール(197tex) 密度 0.97g/cc 引張強度 3630g 靭性 2.05g/デニール
【0072】 −例4(単層)− 例3で説明した、潤滑剤蒸発処理の後のテープを、下記の仕方で処理した。ド
ライ密着性押出物を、1組の間隔刃の間を通して幅2.0mmにスリットした。
このスリットした密着性押出物を、365℃の温度のホットプレートの上で長手
方向に1軸に2400%の膨張率で延伸膨張した。次いで、この繊維を、400
℃の温度に設定された加熱プレートの上を約1秒間通して、アモルファス固定に
供した。
【0073】 得られた繊維から次の測定値が得られた。 幅 1.5mm 厚さ 0.10mm 重さ/長さ 800デニール(89tex) 密度 0.59g/cc 引張強度 2406g 靭性 3.0g/デニール
【0074】 −例5(単層)− 例3で説明した、潤滑剤蒸発処理の後のテープを、下記の仕方で処理した。ド
ライ密着性押出物を、1組の間隔刃の間を通して幅2.54mmにスリットした
。このスリットした密着性押出物を、380℃の温度のホットプレートの上で長
手方向に1軸に2400%の膨張率で延伸膨張した。次いで、この繊維を、40
0℃の温度に設定された加熱プレートの上を約1秒間通して、アモルファス固定
に供した。
【0075】 得られた繊維から次の測定値が得られた。 幅 1.5mm 厚さ 0.08mm 重さ/長さ 1075デニール(119tex) 密度 0.99g/cc 引張強度 3270g 靭性 3.04g/デニール
【0076】 −例6(単層)− 押出シリカフィラー入り延伸膨張PTFEの前駆体テープからなる複合構造体
を作成した。シリカフィラー入り延伸膨張PTFEテープは、デグッサ社(アク
ロン、OH)から入手のAerosil(登録商標)380シリカ(ドライPT
FE重量の5重量%)を含んだ。このシリカは、水系PTFEディスパージョン
に添加し、Minorらの米国特許第5262234号の教示にしたがった技術
を用いて処理した。潤滑剤の量は、PTFEとシリカのドライ重量の配合物の1
kgあたり0.5kgのポリグリコールとした。
【0077】 配合した材料と押出物は、押出の間には80℃の一定温度にした。押出圧力は
、直径102mmの横断で15.86MPaとし、11.4リットル/分の材料
の流量となった。押出物の寸法は厚さ0.80mm×幅152mmであった。 シリカフィラー入りPTFEテープを、50℃に加熱された2つの狭い間隔の
回転スチールローラーの間にテープを通すことによって圧延し、ローラー間の隙
間が0.76mmのテープ厚さを生じさせた。
【0078】 次いで、潤滑媒体を、その統合したテープ又はシートから蒸発除去し、150
℃の温度の一連の回転加熱ローラーの上に密着性押出層のシートを通してドライ
密着性押出層のシートを作成した。270℃の温度で2回目の通過をさせた。第
1の加熱通過は延伸膨張処理を伴い、その統合テープは100%の延伸膨張を受
けた。ドライ密着性押出物を、1組の間隔刃の間を通して幅3.5mmにスリッ
トした。このスリットした密着性押出物を、290℃の温度のホットプレートの
上で長手方向に1軸に1900%の膨張率で、280℃の温度の第2のホットプ
レートの上で50%の膨張率で、280℃の温度の第3のホットプレートの上で
1%の膨張率で延伸膨張した。次いで、この繊維を、400℃の温度に設定され
た加熱プレートの上を約1秒間通して、アモルファス固定した。
【0079】 得られた繊維から次の測定値が得られた。 幅 1.8mm 厚さ 0.078mm 重さ/長さ 806デニール(135tex) 密度 0.77g/cc 引張強度 2361g 靭性 2.9g/デニール
【0080】 −比較例7(単層、10重量%のケイ砂を配合)− WO98/01082は、乾式配合技術によるPTFEデンタルフロス中のケ
イ砂の使用を開示している。本発明者は、ヒュームドシリカを含むPTFEデン
タルフロスが、ケイ砂よりもはるかに高い把持性、デンタルフロスホルダーの枝
中の保持を有することを予想外に見出した。理論に束縛される意図はないが、こ
のことは、ケイ砂に比較したヒュームドシリカのはるかに高い表面積、ケイ砂と
異なるヒュームドシリカの形態によるものであろう。この比較例は、WO98/
01082の開示にしたがって調製した。
【0081】 押出ケイ砂シリカフィラー入り延伸膨張PTFEの前駆体テープからなる複合
構造体を作成した。シリカフィラー入り延伸膨張PTFEテープは、マルバーン
ミネラルズ社から品名NovaciteシリカのグレードL−207Aとして入
手可能なケイ砂シリカ(ドライPTFE重量の5重量%)を含んだ。このシリカ
をミネラルスピリットで潤滑し、次いで、延伸膨張可能なファインパウダーPT
FEに添加し、Minorらの米国特許第5262234号の教示にしたがった
技術を用いて延伸膨張PTFEに加工した。潤滑剤の量は、PTFEとケイ砂シ
リカのドライ重量の配合物の1kgあたり0.5kgのポリグリコールとした。
この材料を、例3に記載したのと同様にして加工した。この材料の加工性は割合
に良好であり、破断までに受けた材料の線形延伸膨張は46:1であり、1.6
9g/デニール(標準偏差0.105g/デニール)の平均強度であった。
【0082】 −比較例8(単層、10重量%のヒュームドシリカを配合)− この比較例8は、WO98/01082に開示のプロセスでは、ヒュームドシ
リカは扱えないことを例証するために行った。 ヒュームドシリカフィラー入り延伸膨張PTFEの前駆体テープからなる複合
構造体を、上記の比較例7と同様にして作成し、但し、ケイ砂シリカを、デグッ
サ社(アクロン、OH)から入手のヒュームドシリカのAerosil(登録商
標)380シリカ(ドライPTFE重量の5重量%)に置き換えた。ヒュームド
シリカを、延伸膨張を受けることが可能なPTFEファインパウダーに配合する
前に、ミネラルスピリットで潤滑した。 この複合材料テープは加工性が乏しく、延伸膨張の処理ができなかった。した
がって、その特性は全く測定していない。
【0083】 −比較例9(単層、10重量%のヒュームドシリカを配合)− この比較例9は、WO98/01082に開示のプロセスでは、ヒュームドシ
リカは扱えないことを例証するために行った。 ヒュームドシリカフィラー入り延伸膨張PTFEの前駆体テープからなる複合
構造体を、上記の比較例8と同様にして作成し、但し、先ずミネラルスピリット
をPTFEファインパウダーに添加し、次いでデグッサ社(アクロン、OH)か
ら入手のヒュームドシリカのAerosil(登録商標)380シリカ(ドライ
PTFE重量の10重量%)を配合した。 この複合材料テープは加工性が乏しく、延伸膨張の処理ができなかった。した
がって、その特性は全く測定していない。
【0084】 −比較例10(単層、10重量%のヒュームドシリカを配合)− この比較例10もまた、WO98/01082に開示のプロセスでは、ヒュー
ムドシリカは扱えないことを例証するために行った。 ヒュームドシリカフィラー入り延伸膨張PTFEの前駆体テープからなる複合
構造体を、上記の2つの比較例と同様にして作成し、但し、ミネラルスピリット
を、ICIアメリカズ社(ウィルミントン、DE)から入手のCD1PTFEフ
ァインパウダーに添加し、次いでデグッサ社(アクロン、OH)から入手のヒュ
ームドシリカのAerosil(登録商標)380シリカ(ドライPTFE重量
の10重量%)を配合した。 この材料の加工性は割合に乏しく、破断までにこの材料が受けた線形延伸膨張
は2:1であり、0.064g/デニールの平均強度(靭性)であった。
【0085】 −試験− 下記の試験は、上記のサンプルと下記に説明する追加サンプルを用いて行った
。 −ひきずり抵抗試験− 動的及び静的なひきずり抵抗の双方を評価した。インストロン社(カントン、
MA)の5567型のような標準的な引張試験機によって片持ちされた硬い梁に
装着された、3つの調製12.7mm(0.50インチ)の円筒状シャフトを用
いる簡単な装置176を図40に示す。
【0086】 この装置のアーム支持176は穿孔され、装置のアーム支持の中に3つのシリ
ンダー170,172,174をフィットさせるための公称直径12.7mm(
公称直径0.500インチ)の穴を形成され、シリンダー支持の境界でシリンダ
ーを径方向に圧縮する固定ネジを用いて固定した。シリンダーは、試験中に回転
せず、試験装置から19mm延びるように固定した。3つのシリンダーはいずれ
も互いに平行であり、カンチレバーの装置支持アームに垂直である。3つのシリ
ンダー170,172,174は、マックマスター−カールサプライ社(ダイト
ン、NJ)からパーツ番号8524−K24として入手可能であり、灰色がかっ
た白色のG−7ガロライトガラスシリコンロッド材料で、公称直径12.7mm
(公称直径0.500インチ)であった。このガロライト材料を19mmの公称
長さに分けた。
【0087】 3つのガロライトシリンダーの表面粗さ(Ra)は、Feinpruef Perthern, Gm
bH, Postfach 1853, D-3400 Goettingen, Germanyから入手のペルトメーター測
定装置を用いて軸方向と径方向の両方で測定した。Raは、0.03インチのス
トロークを用い、90度の角度間隔でシリンダーの軸方向に測定した。シリンダ
ーの径方向のRaについては、シリンダーの長さにそってランダムに0.01イ
ンチのストロークを用い、3〜4回の測定を行った。この結果は下記の表に示す
。 Ra (マイクロインチ) シリンダーNo. 軸方向 径方向 ====================== 1 93 55 122 56 102 59 103 2 32 101 27 53 67 48 55 69 3 52 60 57 98 118 68 66 40 …………………………………………………………………… 平均 74.5μインチ 64.3μインチ 標準偏差 32.3μインチ 19.2μインチ
【0088】 各繊維を試験する前に、装置から3つのシリンダーを取り出し、99.9%の
イソプロピルアルコールを含むきれいなビーカーの中に入れ、1分間完全に浸し
、次いで試験装置に戻し、2分間にわたって完全に空気乾燥した。 インストロン試験機5567型に、引張荷重のモードの測定の際にフィラメン
トを固定するのに適するヤーン型取付用具を装着した。このヤーン型取付用具を
、インストロンのクロスヘッドに固定した定格100ニュートンロードセル17
8に接続した。引張試験機のクロスヘッド速度は25.4cm/分とした。ヤー
ン型取付用具の接点から、3つのシリンダー170の1つに在る試験片の接点ま
でのゲージ長さを測定した。測定176は、ヤーン型取付用具に固定された試験
片がシリンダー170の軸に垂直なように、インストロンに固定した。3つのシ
リンダー170,172,174の周りのデンタルフロス試料の構造と配置は、
シリンダー170の周りに角度πのラップ角、シリンダー172の周りに角度π
/2のラップ角、シリンダー174の周りに角度π/2のラップ角があるように
した。シリンダー170と172の接点間は25.4mmの距離である。シリン
ダー172と174の接点間は360.36mmの距離である。
【0089】 本発明の材料は、上部の縦表面が下部の縦表面と異なるように作成できるため
(例えば、2層構造)、もっとも粗い表面が3つのシリンダーに接触して配置さ
れる。この結果、シリンダー170と172の間の全ての試料において、1回の
(turn twist)で配置される。試料はシリンダー172と174の間ではねじらな
い。本発明の最も粗い表面は触感によって容易に判断される。 500gの重り186は、500gの重りを試験片を単に結び付け、続ける前
に放置することによって、簡単に取り付けた。シリンダーをはみ出たり500g
の重り186の下に延びる試験片の長さは、少なくとも110mmの試験長さが
可能なように、少なくとも110mmであるが510mmを下回るべきである。
【0090】 試験を始めるため、インストロンのクロスヘッドは上の方に動き、500gの
重りもまた上のほうに移動を生じる。試験片の繊維は、3つのシリンダーの上を
、少なくとも110mmであるが510mm未満の走行距離でスライドする。ク
ロスヘッドの上の動きの際に試験片がシリンダーの上をスライドしたときに生じ
た荷重を、少なくとも10点/秒、好ましくは、20点/秒の割合で記録するよ
うに、ロードセルはデータ採取装置に接続される。データ採取装置は、同様に、
試験中の対応するクロスヘッドの変位を記録する。次いで、各クロスヘッドにお
けるひきずり抵抗を下記の式から計算する: exp(δθ)=T2 /T1 これを変形して: δ=〔In(T2 /T1 )〕/θ ここで、 δ=ひきずり抵抗 θ=角度2πの累積巻き角度 T1 =平均のインプット張力=500g T2 =力(g)でデータ採取装置に記録された平均アウトプット張力 eは自然対数でe=2.71828…
【0091】 動的ひきずり抵抗は、10〜20mmの間の変位にわたってひきずり抵抗を算
術平均することによって求められる。 静的ひきずり抵抗は、10〜25mmの間の変位にわたって最大ひきずり抵抗
値を用いて求められる。 以下の試験を、ダブリュエルゴアアンドアソシエーツ(エルクトン、MD)か
ら市販されているGLIDE(登録商標)フロスのサンプルについて行い、この
サンプルは天然ワックスコーティングを含まず、このワックスは、試薬グレード
のイソプロピルアルコールの60℃の加熱浴の中にデンタルフロスを10分間浸
し、次いでワックスをソフトな綿布を用いて拭うことにより除去することができ
る。また、試験は、例3による本発明のデンタルフロスサンプルについて行った
【0092】 1.2つのタイプの試験品(市販サンプルと例3の本発明のサンプル)の個々
のスプールをランダムに選択した。 2.長さ500〜600mmの15本のサンプルを各スプールからランダムに
採取し、個々の食品グレードのポリエチレンバッグの中に入れ、表示した。次い
で、標準乱数表を用いてサンプルをランダムにし、ランダムにしたサンプルによ
って試験を行った。試験者には、サンプルの表示とランダム化については知らせ
なかった。 3.上記の手順によってサンプルを試験した。 4.上記のようにして静的ひきずり抵抗と動的ひきずり抵抗を測定した。 5.ステューダントtテストを平均静的ひきずり抵抗と平均動的ひきずり抵抗
の双方に適用し、データについてFテストを行った後、一致又は不一致の変化を
適切に判断した。 6.ひきずり抵抗は、tテストが95%信頼の有意性を示したときのみ相違が
あるとみなした(α=0.05)。
【0093】 この試験結果を、2通りのタイプの試験片の各サンプルの代表的な1つについ
て図39に示す。試験データは、次の表にまとめている(Nはサンプル数、その
他のデータは測定したひきずり抵抗)。 N 平均 標準偏差 最小 最大 比較例 24 0.141 0.0007 0.140 0.142 本発明 23 0.157 0.0004 0.156 0.158 表からわかるように、本発明のサンプルの動的ひきずり抵抗は、市販サンプル
よりも顕著に高い。
【0094】 −引張強度の測定試験− インストロンの引張試験機1130型を用い、引き抜き強度を測定した。十分
に調製したデンタルフロスホルダーをサンプルとして使用し、以下のように調整
した。第3の態様のデンタルフロスホルダーを、300〜450psiの押出圧
力と400〜410°Fの押出温度を用い、TiO2 白色剤を2%含む一般グレ
ードポリプロピレンから調製した。デンタルフロスホルダーは、各種のデンタル
フロスを用いて作成され、例5と例6に記載の本発明のもの、比較例7に記載の
10%ケイ砂フィラー入り延伸膨張PTFE、ダブリュエルゴアアンドアソシエ
ーツ(エルクトン、MD)から市販されているGLIDE(登録商標)フロスで
あって試薬グレードのイソプロピルアルコールの60℃の加熱浴の中にデンタル
フロスを10分間浸し、次いでワックスをソフトな綿布を用いて拭うことにより
ワックスを除去したものを含んだ。デンタルフロスホルダーを、熱注入成形の技
術で一般的な注入成形法を用い、上記のデンタルフロスのまわりに成形した。
【0095】 引き抜き強度試験のため、デンタルフロスをデンタルフロスホルダーの1つの
アームの内面で切断した。デンタルフロスに適さないアームは排除した。図41
と図42に示すように、デンタルフロスホルダー200の残りのアーム202に
取り付けた露出したデンタルフロス201は、装着ブロック204の直径1/8
インチの2つのピンを通した(ピン203の間で0.01インチのスペース)。
露出したデンタルフロス201としてピン203の下に残ったアーム202は、
2つの平行な直径1/8インチのカンチレバーピン203によって形成された僅
かなスペースの中を通し、このため、アーム202と接続デンタルフロスホルダ
ーは、2つのピン203によって上の動きが拘束された(クロスヘッド(図示せ
ず)の方向)。露出したデンタルフロス201を引張試験機のクランプ210に
固定し、0〜25ポンドのロードセル211とクロスヘッドキャリッジに接続し
た。加えた力は、アーム202からデンタルフロス201を隔てる上に動くキャ
リッジから測定した。(装着ブロック204は、引張試験機の下部クランプ21
2に固定した。)得られた力は、アーム202から隔てるデンタルフロス201
の近くの引張試験機のロードセル211によって測定し、下記の表にまとめて示
す。
【0096】 フロスの引張データ サンプル 試験回数 平均 標準偏差 最小 最大 (lbs) (lbs) (lbs) (lbs) (例5) 10%ヒュー 13 3.62 0.616 2.50 4.50 ムドシリカ (例6) 5%ヒュー 7 2.58 0.157 2.40 2.90 ムドシリカ GLIDE(登録 6 0.516 0.204 0.30 0.90 商標)繊維 (例7) ケイ砂 7 1.31 0.177 1.10 1.50 表から分かるように、本発明のデンタルフロスの平均引張強度は、比較例のデ
ンタルフロス(例5〜6)よりも高い。このことは、本発明のデンタルフロスが
その他のものより強固に拘束されることを示す。このことは、本発明のデンタル
フロスを用いて得られる改良された保持・把持性を実証する。
【0097】 本発明のいくつかの代表的な態様を上記の詳しく説明したが、当業者には、本
願で開示の新規な教示や特徴から大きく逸脱することなく、多くの変更が可能な
ことを容易に認識するであろう。具体的には、本発明の改良されたフィラメント
は、デンタルフロスとしての代表的な態様について説明したが、本発明のフィラ
メントの有益な特性は、医療用縫合糸、縫い糸、フィルターバッグにも有用であ
る。したがって、このような変更は、いずれも請求の範囲に規定される本発明の
範囲に包含されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明の第1の好ましい態様のデンタルフロスの正面図である。 図1Aは、デンタルフロスホルダーの背面図であり、デンタルフロスホルダー
のアームの第2端部が離隔位置で示されている。 図1Bは、デンタルフロスホルダーのアームの第2端部の拡大部分図である。
【図2】 図2は、図1に示したデンタルフロスホルダーの右側面図である。
【図3】 図3は、その左側面図である。
【図4】 図4は、その背面図である。
【図5】 図5は、その正面図である。
【図6】 図6は、その底面図である。
【図7】 図7は、第2の好ましい態様のデンタルフロスホルダーの正面図である。
【図8】 図7に示したデンタルフロスホルダーの右側面図である。
【図9】 図9は、その左側面図である。
【図10】 図10は、その背面図である。
【図11】 図11は、その正面図である。
【図12】 図12は、その底面図である。
【図13】 図13は、第3の好ましい態様のデンタルフロスホルダーの正面図である。
【図14】 図13に示したデンタルフロスホルダーの右側面図である。
【図15】 図15は、その左側面図である。
【図16】 図16は、その背面図である。
【図17】 図17は、その正面図である。
【図18】 図18は、その底面図である。
【図19】 図19は、第4の好ましい態様のデンタルフロスホルダーの正面図である。
【図20】 図19に示したデンタルフロスホルダーの右側面図である。
【図21】 図21は、その左側面図である。
【図22】 図22は、その背面図である。
【図23】 図23は、その正面図である。
【図24】 図24は、その底面図である。
【図25】 図25は、第5の好ましい態様のデンタルフロスホルダーの正面図である。
【図26】 図25に示したデンタルフロスホルダーの右側面図である。
【図27】 図27は、その左側面図である。
【図28】 図28は、その背面図である。
【図29】 図29は、その正面図である。
【図30】 図30は、その底面図である。
【図31】 図31は、第6の好ましい態様のデンタルフロスホルダーの正面図である。
【図32】 図31に示したデンタルフロスホルダーの右側面図である。
【図33】 図33は、その左側面図である。
【図34】 図34は、その背面図である。
【図35】 図35は、その正面図である。
【図36】 図36は、その底面図である。
【図37】 図37は、第7の好ましい態様のデンタルフロスホルダーの正面図である。
【図38】 図38Aは、本発明の代表的な態様によるデンタルフロスの断面図である。 図38Bは、本発明のもう1つの代表的な態様によるデンタルフロスの断面図
である。
【図39】 図39は、本発明による代表的なデンタルフロスと比較例についてのドラッグ
抵抗と変位のグラフである。
【図40】 図40は、ドラッグ抵抗装置の等角投影図である。
【図41】 図41は、引抜き強度測定装置の等角投影図である。
【図42】 図42は、図41の引抜き強度測定装置の側面図である。
【手続補正書】
【提出日】平成12年10月27日(2000.10.27)
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図39
【補正方法】変更
【補正の内容】
【図39】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図40
【補正方法】変更
【補正の内容】
【図40】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) D01F 8/10 D01F 8/10 A D02G 3/06 D02G 3/06 3/44 3/44 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,C H,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI ,GB,GE,GH,GM,HR,HU,ID,IL, IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,L K,LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK ,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO, RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,T M,TR,TT,UA,UG,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 ザンブラム,マイケル アメリカ合衆国,メリーランド 21911, ライジング サン,サリー レーン 10 Fターム(参考) 4C060 BB30 4L035 BB31 DD14 JJ01 KK05 4L036 MA04 MA15 MA24 MA34 MA37 UA26 4L041 AA28 BA03 BA05 BA09 BC20 BD07 CA47 CB05 CB25

Claims (46)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリテトラフルオロエチレンとヒュームドシリカを含んでな
    るフィラメント。
  2. 【請求項2】 フィラメントがデンタルフロスである請求項1に記載のフィ
    ラメント。
  3. 【請求項3】 ポリテトラフルオロエチレンに対するヒュームドシリカとし
    て、ヒュームドシリカが少なくとも1重量%の量で存在する請求項2に記載のフ
    ィラメント。
  4. 【請求項4】 ポリテトラフルオロエチレンに対するヒュームドシリカとし
    て、ヒュームドシリカが少なくとも2重量%の量で存在する請求項2に記載のフ
    ィラメント。
  5. 【請求項5】 ポリテトラフルオロエチレンに対するヒュームドシリカとし
    て、ヒュームドシリカが少なくとも3重量%の量で存在する請求項2に記載のフ
    ィラメント。
  6. 【請求項6】 ポリテトラフルオロエチレンに対するヒュームドシリカとし
    て、ヒュームドシリカが少なくとも4重量%の量で存在する請求項2に記載のフ
    ィラメント。
  7. 【請求項7】 ポリテトラフルオロエチレンに対するヒュームドシリカとし
    て、ヒュームドシリカが少なくとも5重量%の量で存在する請求項2に記載のフ
    ィラメント。
  8. 【請求項8】 ポリテトラフルオロエチレンに対するヒュームドシリカとし
    て、ヒュームドシリカが少なくとも10重量%の量で存在する請求項2に記載の
    フィラメント。
  9. 【請求項9】 ポリテトラフルオロエチレンに対するヒュームドシリカとし
    て、ヒュームドシリカが約5重量%の量で存在する請求項2に記載のフィラメン
    ト。
  10. 【請求項10】 ポリテトラフルオロエチレンに対するヒュームドシリカと
    して、ヒュームドシリカが約10重量%の量で存在する請求項2に記載のフィラ
    メント。
  11. 【請求項11】 ポリテトラフルオロエチレンに対するヒュームドシリカと
    して、ヒュームドシリカが約20重量%の量で存在する請求項2に記載のフィラ
    メント。
  12. 【請求項12】 フィラメントが1g/デニールを上回る強度を有する請求
    項2に記載のフィラメント。
  13. 【請求項13】 フィラメントが2g/デニールを上回る強度を有する請求
    項2に記載のフィラメント。
  14. 【請求項14】 フィラメントが3g/デニールを上回る強度を有する請求
    項2に記載のフィラメント。
  15. 【請求項15】 フィラメントが4g/デニールを上回る強度を有する請求
    項2に記載のフィラメント。
  16. 【請求項16】 ヒュームドシリカが、約25ナノメートル(nm)を下回
    る平均の一次粒子サイズを有する請求項2に記載のフィラメント。
  17. 【請求項17】 フィラメントが複数のポリテトラフルオロエチレン層を備
    え、その層の少なくとも1つがその中に堆積されたヒュームドシリカを有する請
    求項2に記載のフィラメント。
  18. 【請求項18】 フィラメントが1つの内側層と2つの外側層を有し、その
    外側層の少なくとも1つがヒュームドシリカを含む請求項17に記載のフィラメ
    ント。
  19. 【請求項19】 その外側層の双方がヒュームドシリカを含む請求項18に
    記載のフィラメント。
  20. 【請求項20】 その各々の外側層の中に、ポリテトラフルオロエチレンに
    対するヒュームドシリカとして、ヒュームドシリカが約2重量%以上の量で存在
    する請求項19に記載のフィラメント。
  21. 【請求項21】 その各々の外側層の中に、ポリテトラフルオロエチレンに
    対するヒュームドシリカとして、ヒュームドシリカが約5重量%以上の量で存在
    する請求項19に記載のフィラメント。
  22. 【請求項22】 その各々の外側層の中に、ポリテトラフルオロエチレンに
    対するヒュームドシリカとして、ヒュームドシリカが約10重量%以上の量で存
    在する請求項19に記載のフィラメント。
  23. 【請求項23】 その各々の外側層の中に、ポリテトラフルオロエチレンに
    対するヒュームドシリカとして、ヒュームドシリカが約20重量%以上の量で存
    在する請求項19に記載のフィラメント。
  24. 【請求項24】 フィラメントが医療用縫合糸である請求項1に記載のフィ
    ラメント。
  25. 【請求項25】 フィラメントが縫合糸である請求項1に記載のフィラメン
    ト。
  26. 【請求項26】 請求項1に記載のフィラメントを含んでなるフィルターバ
    ッグ。
  27. 【請求項27】 ペアのアームであって、各アームは、中央部分と第1と第
    2の反対端部を有し、その各アームの第1端部は、その各中央部分から外に曲が
    り、そのアームの中央部分はビボットを画成するように、互いに近接して位置し
    、その第2端部は、アームが互いに離れる第1端部の第1位置と、第1端部が互
    いの方に動く第2位置の間を動くことができ、 1つのアームの第1位置に固定された第1端部と別なアームの第1端部に固定
    された反対端部を有するデンタルフロス材料であって、そのデンタルフロス材料
    は、第1端部がそれらの離隔位置にあるときの第1張力と、第1端部が互いの方
    に動くときの第2張力を有し、その第1張力はその第2張力よりも大きい、 を含んでなるデンタルフロスホルダーであって、 そのデンタルフロス材料は、ヒュームドシリカを含むポリテトラフルオロエチ
    レンのフィラメントを含んでなる、 デンタルフロスホルダー。
  28. 【請求項28】 そのヒュームドシリカが、そのポリテトラフルオロエチレ
    ンに対するヒュームドシリカとして、少なくとも1重量%の量でそのフィラメン
    ト中に存在する請求項27に記載のデンタルフロスホルダー。
  29. 【請求項29】 そのヒュームドシリカが、そのポリテトラフルオロエチレ
    ンに対するヒュームドシリカとして、少なくとも5重量%の量でそのフィラメン
    ト中に存在する請求項27に記載のデンタルフロスホルダー。
  30. 【請求項30】 そのヒュームドシリカが、そのポリテトラフルオロエチレ
    ンに対するヒュームドシリカとして、少なくとも10重量%の量でそのフィラメ
    ント中に存在する請求項27に記載のデンタルフロスホルダー。
  31. 【請求項31】 そのヒュームドシリカが、そのポリテトラフルオロエチレ
    ンに対するヒュームドシリカとして、約20重量%の量でそのフィラメント中に
    存在する請求項27に記載のデンタルフロスホルダー。
  32. 【請求項32】 そのヒュームドシリカが、そのポリテトラフルオロエチレ
    ンに対するヒュームドシリカとして、約10重量%の量でそのフィラメント中に
    存在する請求項27に記載のデンタルフロスホルダー。
  33. 【請求項33】 そのヒュームドシリカが、そのポリテトラフルオロエチレ
    ンに対するヒュームドシリカとして、約20重量%の量でそのフィラメント中に
    存在する請求項27に記載のデンタルフロスホルダー。
  34. 【請求項34】 そのフィラメントがポリテトラフルオロエチレンの複数層
    を備え、その層の少なくとも1つがその中に堆積されたヒュームドシリカを有す
    る請求項27に記載のデンタルフロスホルダー。
  35. 【請求項35】 そのフィラメントが内側層と2つの外側層を有し、その外
    側層の少なくとも1つがヒュームドシリカを含む請求項34に記載のデンタルフ
    ロスホルダー。
  36. 【請求項36】 その外側層の双方がヒュームドシリカを含む請求項35に
    記載のデンタルフロスホルダー。
  37. 【請求項37】 そのヒュームドシリカが、そのポリテトラフルオロエチレ
    ンに対するヒュームドシリカとして、約2重量%以上の量でその外側層の各々の
    中に存在する請求項36に記載のデンタルフロスホルダー。
  38. 【請求項38】 そのヒュームドシリカが、そのポリテトラフルオロエチレ
    ンに対するヒュームドシリカとして、約5重量%以上の量でその外側層の各々の
    中に存在する請求項36に記載のデンタルフロスホルダー。
  39. 【請求項39】 そのヒュームドシリカが、そのポリテトラフルオロエチレ
    ンに対するヒュームドシリカとして、約10重量%以上の量でその外側層の各々
    の中に存在する請求項36に記載のデンタルフロスホルダー。
  40. 【請求項40】 そのヒュームドシリカが、そのポリテトラフルオロエチレ
    ンに対するヒュームドシリカとして、約20重量%以上の量でその外側層の各々
    の中に存在する請求項36に記載のデンタルフロスホルダー。
  41. 【請求項41】 水系ディスパージョンを提供し、ヒュームドシリカをその
    ディスパージョンに添加して混合物を作成し、その混合物を凝固させて凝塊を作
    成し、その凝塊を乾燥させ、その凝塊をテープに押出し、そのフィラメントを延
    伸膨張することによって引張強度を高める、ことを含むプロセスによって製造さ
    れたデンタルフロス。
  42. 【請求項42】 ヒュームドシリカが、ポリテトラフルオロエチレンに対し
    て5重量%のヒュームドシリカの量で添加された請求項41に記載のデンタルフ
    ロス。
  43. 【請求項43】 ヒュームドシリカが、ポリテトラフルオロエチレンに対し
    て10重量%のヒュームドシリカの量で添加された請求項41に記載のデンタル
    フロス。
  44. 【請求項44】 ヒュームドシリカが、ポリテトラフルオロエチレンに対し
    て20重量%のヒュームドシリカの量で添加された請求項41に記載のデンタル
    フロス。
  45. 【請求項45】 ペアのアームであって、各アームは、中央部分と第1と第
    2の反対端部を有し、その各アームの第1端部は、その各中央部分から外に曲が
    り、そのアームの中央部分はビボットを画成するように、互いに近接して位置し
    、その第2端部は、アームが互いに離れる第1端部の第1位置と、第1端部が互
    いの方に動く第2位置の間を動くことができ、 1つのアームの第1位置に固定された第1端部と別なアームの第1端部に固定
    された反対端部を有するデンタルフロス材料であって、そのデンタルフロス材料
    は、第1端部がそれらの離隔位置にあるときの第1張力と、第1端部が互いの方
    に動くときの第2張力を有し、その第1張力はその第2張力よりも大きい、 を含んでなるデンタルフロスホルダーであって、 そのデンタルフロス材料は、約0.142を上回る動的ひきずり抵抗を有する
    、 デンタルフロスホルダー。
  46. 【請求項46】 ヒュームドシリカが50m2 /g以上の表面積を有する請
    求項2に記載のフィラメント。
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