JP2002537253A - 癌治療におけるリポ酸のアスコルビン酸との併用 - Google Patents

癌治療におけるリポ酸のアスコルビン酸との併用

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JP2002537253A JP2000599386A JP2000599386A JP2002537253A JP 2002537253 A JP2002537253 A JP 2002537253A JP 2000599386 A JP2000599386 A JP 2000599386A JP 2000599386 A JP2000599386 A JP 2000599386A JP 2002537253 A JP2002537253 A JP 2002537253A
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ジェセフ カサイアリ
ネイル リオーダン
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ザ センター フォー ザ インプルーブメント オブ ヒューマン ファンクショニング インターナショナル、 インク.
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Abstract

(57)【要約】 リポ酸および/またはその水溶性塩を単独でまたはアスコルビン酸(ビタミンC )と併用して癌の処置に使用する。これは単独で、または併用により、インビトロ腫瘍とマウスの腫瘍に対して有効であることが明らかになった。これらの薬剤は安全に投与でき、症例研究で有効に使用された。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の分野) 本発明は概して癌治療の方法に関し、具体的にはアスコルビン酸と併用投与さ
れる治療薬としてのリポ酸の使用に関する。アスコルベートは腫瘍細胞に対して
選択毒性を持つが、その選択毒性を示す用量は高すぎて臨床的には達成できない
ことが明らかにされている。リポ酸とその水溶性ナトリウム塩は両方とも、三次
元的なインビトロ腫瘍およびマウスの腫瘍に対するアスコルビン酸ナトリウムの
効力を増進する。これらの薬剤は患者に安全に投与することができ、疾患を安定
化または消散することが予備的試験で明らかになった。
【0002】 (発明の背景) 現在癌の処置に使用されている最も一般的な方法は手術、放射線療法および化
学療法である。これらの治療法は一部の癌では成功するが、決して全ての治療中
の癌で成功するわけではない。また従来の治療計画は悪心、嘔吐、心毒性、骨髄
抑制および二次癌等の副作用を引き起こすことも多い。ビタミンC (アスコルビ
ン酸、アスコルベート)は化学療法に代わる方法として、または化学療法に伴な
う副作用を軽減するための補助薬として提案されている(本願ではアスコルビン
酸への言及は、酸としてであれ医薬的に許容できるその塩の一つとしてであれ、
その陰イオン成分アスコルベートを包含する。医薬的に許容できる塩には、最も
注目に値するものとしてアスコルビン酸ナトリウムとアスコルビン酸カルシウム
があり、それらはいずれも「アスコルビン酸」または「アスコルベート」に包含
される)。アスコルビン酸は免疫応答を向上させ、また細胞外マトリックスを強
化することによって腫瘍の伸展を防止すると一部の人々によって考えられてきた
が、これらの理論は今のところまだ決定的には立証されていない。用量10g/日程
度のアスコルベートを使った臨床試験は一部の症例では成功したが、他の症例で
は成功しなかった。極めて高い用量ではアスコルビン酸は腫瘍細胞に対して選択
的に毒性を示す。この選択毒性は、アスコルベートが媒介する過酸化水素の産生
に関係すると理解されている。腫瘍細胞中に存在するカタラーゼのレベルは正常
細胞と比較して一般に低いので、過酸化水素は腫瘍細胞に、より高い毒性を示す
のである。そこで米国特許第5,639,787 号に記載されているように、癌の処置法
として高用量静脈内アスコルベートが提案されている。
【0003】 抗癌薬としての高用量静脈内アスコルベートの使用には、腫瘍細胞を死滅させ
るのに足りる血漿アスコルベートレベルを臨床的に達成できることが不可欠であ
る。先に行なわれた静脈内注入後のアスコルベート血漿レベルの測定では、イン
ビトロで単層培養として生育した腫瘍細胞を死滅させるのに必要な濃度を超える
濃度が実証されている。しかし、三次元的なインビトロ腫瘍として生育した腫瘍
細胞を死滅させるには、はるかに高いレベルのアスコルベートが必要である。腫
瘍を効果的に処置するには500mg/dLを越えるアスコルベート濃度が必要になりう
ることが、中空糸「固形」腫瘍モデルを使って観察されている。現在、静脈内注
入によって人体で一般に達成できる最大血漿アスコルビン酸濃度はおよそ500mg/
dLであり、このピークレベルは比較的短時間で急激に低下する。アスコルベート
はヒト患者には比較的無毒であるが、より高い血漿濃度が必要であることは、ア
スコルベートの有効血漿レベルを安全に上昇させるか、必要な投与量を減少させ
るために癌細胞に対するアスコルベートの細胞毒有効性を増加させる必要がある
ことを示している。
【0004】 (発明の概要) 本発明の一つの目的は、リポ酸および/またはリポ酸の水溶性塩を投与するこ
とによって癌を処置する方法を提供することである。リポ酸の投与量は100 〜10
00mg/ 日であることが好ましく、300 〜600mg/日の投与量はさらに好ましい。
【0005】 本発明のさらなる目的は、リポ酸療法または併用療法を別の治療法と併用する
癌の処置法を提供することである。リポ酸はアスコルビン酸(ビタミンC )と併
用することが好ましい。アスコルビン酸は15〜700g/ 週、より好ましくは50〜20
0g/ 週の用量で静脈内投与することが好ましい。アスコルビン酸のリポ酸に対す
る好ましい比は約1 :1 〜約3500:1 、より好ましくは約10:1 〜約100 :1 で
ある。
【0006】 本発明のさらなる目的は、有効量のリポ酸とアスコルビン酸とを含むヒトまた
は他の動物の癌を処置するための医薬組成物を提供することである。アスコルビ
ン酸のリポ酸に対する好ましい比は約1 :1 〜約3500:1 、より好ましくは約10
:1 〜約100 :1 である。アスコルベートの用量は1 日あたり1 注入あたり2 〜
250gであることが好ましい。リポ酸の濃度は100 〜1000mgであることが好ましい
【0007】 (発明の詳細な説明) 本発明の方法は、インビボ固形腫瘍を模倣したインビトロ培養モデルを使って
実験的に実証されるように、患者の血漿中の濃度を癌細胞にとって細胞毒性であ
るレベルにするのに十分な量でアスコルビン酸をリポ酸と併用投与することによ
る癌の処置からなる。本発明の根拠は、インビトロ固形腫瘍モデルで細胞毒性を
誘導するのに必要なアスコルベートの濃度がアスコルベートをリポ酸と併用投与
することで有意に低下するという、実験に基づく発見である。具体的にはアスコ
ルベートのリポ酸に対する比を10対1 にすると、処置した腫瘍細胞の50%を死滅
させるのに必要なアスコルベート濃度が、アスコルベート単独で同じ細胞死滅を
達成するのに必要な濃度と比較して、およそ5 分の1 に減少することを見出した
。これは意外な結果だった。なぜならリポ酸は、アスコルベートが媒介する赤血
球による過酸化水素生成を阻害することが示されているフリーラジカル捕捉剤だ
からである。リポ酸をアスコルベートと併用することの意義は、効果的な腫瘍毒
性に必要なアスコルベートのレベルが、インビボでの(すなわち静脈内注入によ
ってこの併用を適用される患者の血漿中での)再現に成功しているレベルまで低
下することである。
【0008】 アスコルビン酸とリポ酸の目標レベルは、患者が患っている癌のタイプに応じ
て、同様の細胞株での細胞毒性のインビトロ研究を使って設定することができる
。患者から採取した悪性細胞が利用できる場合は、そのインビトロ実験によって
、より正確な目標レベルを得ることができる。本発明は、特定のアスコルベート
用量または静脈内投与スケジュールに限定されない。注入ポンプを使った1 〜8
時間注入または持続注入の使用を示すことができる。また本発明は、リポ酸投与
の賦形剤にも限定されない。
【0009】 本発明のさらなる特徴と利点は、以下の好ましい態様の詳細な説明に照らして
、添付の図面および特許請求の範囲と共に考慮すれば、当業者には明らかになる
だろう。
【0010】 DL- α- リポ酸(DL-6,8- チオクト酸)は、臨床用または研究試薬用として市
場から容易に入手できる親油性抗酸化剤である。インビボ用途には親油型が好ま
しいが、一部のインビトロ実験は、リポ酸を重炭酸ナトリウム水溶液と混合した
後、凍結乾燥で乾燥させることによってリポ酸から製造される水溶性塩を使って
行なった。本願ではリポ酸への言及はリポ酸とその水溶性塩の両方を包含する。
【0011】 本発明の実施または試験には、本明細書に記載するものと同様のまたは等価な
他の材料および方法を使用できるが、以下に好ましい方法と材料を説明する。実
施例1 では、癌の処置にアスコルビン酸とリポ酸を併用することの成否を決定す
るために細胞単層で行なった毒性試験について述べる。
【0012】 (実施例1) 細胞単層での毒性試験 アスコルビン酸とリポ酸(ナトリウム塩)の毒性を腫瘍組織と正常組織にそれ
ぞれ由来する不死化細胞単層で試験した。固形腫瘍では、増殖細胞が静止非増殖
細胞よりも処置に対して敏感な場合がある。これを細胞単層で調べるために、本
発明者らは低い播種密度(96ウェルプレートで6,000 細胞/ ウェル)を使用して
細胞を増殖させ、コンフルエントな密度(96ウェルプレーとで24,000細胞/ ウェ
ル)で静止細胞をシミュレートした。細胞を96ウェルプレートに低密度またはコ
ンフルエントな密度で播種した後、様々な用量の抗酸化剤を補足した成長培地で
4 日間インキュベートした。インキュベーション後に標準的な比色法によって細
胞数を決定した。各抗酸化剤用量での細胞数を対照の細胞数に合わせて調整し、
その用量応答データをS 字状曲線に当てはめることによってデータを解析した。
このS 字状データフィットから、無処置対照と比較して細胞数を50%減少させる
のに必要な用量LC50の値を計算した。結果を表1に示す。
【0013】
【表1】 これらのデータは、リポ酸が高用量で細胞に対して毒性であることを示してい
る。また、試験した4 つの腫瘍細胞株(SW620 、SK-MEL、Mia PaCaおよびMCF-7
)に関するLC50値が正常組織に由来する細胞株(ECV-304 )に関するLC50値より
も低い傾向にあったことから、腫瘍細胞に対する毒性は正常細胞に対する毒性よ
りも強いことが示唆された。これは意外な結果だった。なぜなら、リポ酸による
過酸化水素の生成は報告されていないからである。実際、リポ酸はアスコルベー
トが媒介する赤血球による過酸化水素生成を阻害することが示されている。リポ
酸LC50は細胞密度にはほとんど依存しないようであることから、その毒性は細胞
増殖に依存しないことが示唆される。これに対して、アスコルベートに関するデ
ータからは、コンフルエントの細胞の方が耐性が高いことが示唆される。
【0014】 この併用が固形腫瘍に効くかどうかを決定するために、実施例2 ではインビト
ロ試験を行なった。
【0015】 (実施例2 ) 中空糸固形インビトロ腫瘍での併用療法試験 SW620 中空糸固形腫瘍モデルを使って、アスコルベートとリポ酸を併用する実
験を行なった。このインビトロ腫瘍モデルではSW620 細胞が三次元的に成長して
、微小環境と増殖不均一性の点で固形インビボ腫瘍の微小領域に類似する直径約
500 μm の円柱状の腫瘍塊を形成する。固形腫瘍の場合と同様に、薬物は中空糸
腫瘍の内部領域に拡散によって浸透しなければならない。したがって、このモデ
ルは薬効に関して細胞単層よりも厳しい試験になる。
【0016】 SW620 中空糸固形腫瘍は、既述のように生育した。簡単に述べると、PVDF中空
糸(分画分子量500KD 、内径500mm 、壁厚約100mm 、Spectrum Medical Co.)を
メタノールに1 週間浸漬した後、細胞培養培地(抗生物質、グルタミンおよび10
%ウシ胎仔血清を補足したRPMI培地)中に保存することにより、細胞培養での使
用に備えた。SW620 結腸癌細胞を細胞培地に107 細胞/ml の濃度で調製し、上記
中空糸に注入した。次に、その糸を約2cm の間隔でヒートシールして細胞をその
中に閉じ込めた。次に、SW620 中空糸をペトリ皿で3 日間培養した。3 日後に、
マグネチックスターラーによって150rpmの速度で撹拌した50mlの細胞培養培地を
含むスピナーフラスコに移動させるか、150rpmのオービタルシェーカーに載せた
6 ウェルプレートに移すことによって、撹拌した培地に中空糸を移す。細胞培養
培地を3 日目と6 日目に補充した。8 日目または9 日目に、様々な用量のアスコ
ルベートとリポ酸またはリポ酸ナトリウムを補足した細胞培養培地を含む24ウェ
ルプレートにSW620 中空糸腫瘍を移した。オービタルシェーカー上で1 日または
2 日のインキュベーションの後、その中空糸腫瘍を濯ぎ、トリプシンを使って細
胞を糸から押出した。円柱状の腫瘍細胞塊を上下にピペッティングしながらトリ
プシンに曝露して、単一細胞懸濁液を形成させた。次に細胞培養培地を加えてト
リプシンの作用を停止した。生存率は既述のように決定した。簡単に述べると、
細胞を1 ウェルあたり5000細胞の濃度で96ウェルプレートに移し、6 日間インキ
ュベートした。次にSRB 比色測定法を使って生存細胞集団を測定した。生存率は
、無処置中空糸腫瘍から得られる細胞のSRB 染色に対する各用量でのSRB 染色の
比として表した。
【0017】 SW620 中空糸に対するリポ酸の効果を図1 に示す。この実験では、アスコルベ
ート用量を変化させながらリポ酸濃度を一定に保った。リポ酸そのものが三次元
的に生育した腫瘍細胞に対して試験した2 点の濃度で毒性を示したこと、さらに
またリポ酸はアスコルベートの毒性を増幅し、アスコルベート単独の場合よりも
はるかに低い用量で生存率の低下を引き起こしたことが、これらのデータから明
らかである。20mg/dL のリポ酸の存在下でのアスコルベートのLC50値は、アスコ
ルベート不在下での値のおよそ半分であり、この相違は統計的に有意だった。ア
スコルベートの効力に対するこの効果は、演繹的には予想されなかった。本来な
らばアスコルベートによって過酸化水素に変換されるであろうフリーラジカルを
捕捉するリポ酸の能力からは、毒性よりもむしろ保護効果が示唆されるかもしれ
ない。リポ酸はビタミンE などの他の親油性抗酸化剤と同様に、還元型デヒドロ
アスコルベート体からアスコルベートを再生利用するかもしれない。しかし、こ
の再生利用の効果ははっきりしない。再生利用されたアスコルベートは過酸化水
素生成の増加によって細胞毒性を増加させるかもしれないが、アスコルベート酸
化生成物の作用によって生じる細胞毒性は減少するだろう。したがって、リポ酸
がアスコルベートの毒性を増加させる機序はわからないが、上記の細胞単層デー
タによって示唆されるように、アスコルベートに対して耐性な静止細胞の殺滅を
助けるのかもしれない。
【0018】 (LC50で5 〜10mg/dL のリポ酸濃度が得られるように)100 :1 のアスコルベ
ート対リポ酸比を使って、リポ酸濃度をアスコルベート濃度と共に変化させるこ
とにより、追加試験を行なった。一連の実験でのリポ酸の効果は、ここでも、SW
620 中空糸腫瘍に対するアスコルベートLC50を約2 分の1 に低下させることだっ
た。リポ酸を使ったインビトロ実験はその疎水性によって制限されたので、アス
コルビン酸対リポ酸比をさらに高くするために、本発明者らはリポ酸の親水性ナ
トリウム塩を使用した。具体的には、SW620 中空糸腫瘍細胞に対して10:1 のア
スコルベート対リポ酸ナトリウム塩比を試験した。図2 に示すその結果から、こ
の比率のリポ酸ナトリウムによってアスコルベートLC50をリポ酸不在下での490m
g/dLからリポ酸存在下での90mg/dL に約5 分の1 に低下させうることが示唆され
る。この結果の意義は、中空糸腫瘍での細胞毒性に必要なアスコルベートの濃度
を静脈内注入中に血漿中で得ることができる用量と比較することによって示され
る。490mg/dLという血漿アスコルベート濃度を達成し持続することは、90mg/dL
という値よりもはるかに困難である。
【0019】 この併用療法のインビボ適用の成否を決定するために、実施例3 では静脈内投
与後の血清レベルを決定した。
【0020】 (実施例3 ) アスコルベート薬物動態の研究:本発明にとっての意味 薬物動態測定とコンパートメント解析を使用して、本診療所で、リポ酸とアス
コルビン酸の併用療法の潜在的妥当性を決定した。転移性前立腺癌と診断された
75歳の白人男性の静脈内に、滅菌水中のアスコルビン酸ナトリウム65g を80分か
けて注入した。24時間にわたって血液試料を定期的に採取し、凍結した後、比色
測定法を使ってアスコルベート含量について分析した。図3 に、アスコルベート
血漿濃度を時間の関数として示すと共に、アスコルベートの取り込みと血漿およ
び組織からのクリアランスに関する2 コンパートメント4 パラメーターモデルへ
のこのデータの当てはめを示す。460mg/dLのピーク血漿値が得られたが、これは
時間と共に急速に減少した。レベルは持続注入によってさらに長く持続するかも
しれないので、2 コンパートメントモデルを使用して、様々なアスコルベート用
量の持続的24時間注入の場合について、仮想的血漿アスコルベート曲線を計算し
た。結果を図4 に示す。持続的アスコルベート注入の安全性を評価するための第
I 相臨床試験は現在実施中であり、間もなく終了する。50g/日までの用量が試験
され、安全であることがわかった。図4 に示すモデル化の結果から、この用量は
24時間後に約52mg/dL の血漿濃度をもたらすと予想される。図2 のデータによれ
ば、52mg/dL のアスコルベートに48時間曝露したSW620 中空糸腫瘍細胞は90%を
越える生存率を持つだろう。これに対して、リポ酸を併用して同じアスコルベー
ト用量に曝露した同じ腫瘍細胞は60%の生存率しか持たないだろう。
【0021】 このように中空糸インビトロ腫瘍を使った用量応答データを薬物動態データお
よびモデル化と合わせると、アスコルベートはこれをリポ酸と併用した場合には
臨床的に達成可能な用量で毒性であることが示唆される。そこでインビボ癌モデ
ルでの試験を行なった。
【0022】 (実施例4 ) ネズミ腫瘍モデルでの毒性試験 北京研究所(Beijing institute )でマウス腫瘍に対してリポ酸を単独でまた
はアスコルビン酸と併用(アスコルベート対リポ酸比10:1 )して試験した。C5
7 マウスをそれぞれ20匹の群に分割し、B16 メラノーマ細胞を皮下に接種した。
48時間後に、腫瘍部位付近での皮下注射により、1 日おきに1 回の5 週間にわた
る処置を施した。処置10日目、17日目および24日目に腫瘍サイズを測定した。リ
ポ酸単独でまたはリポ酸をアスコルビン酸と併用して処置したマウスの腫瘍は、
対照群よりも有意に小さかった。24日目のデータを表に示す。
【0023】
【表2】 リポ酸はアスコルベートの存在下でも不在下でもマウスの腫瘍にとって毒性だ
ったが、併用したほうが動物生存率は良かった。リポ酸単独での結果は意外だが
、この実験は全体としてリポ酸を抗癌薬としてアスコルベートと併用することの
有用性を裏付けている。そこで下記の症例研究で併用療法を開始した。
【0024】 (実施例5 ) 併用療法を用いた症例研究 症例研究1 :65歳のある白人女性が1998年12月1 日に我々の診療所での処置を
開始した。その前年に、彼女は腫瘍医によって骨髄が関与する低悪性度小細胞悪
性リンパ腫と診断された。この疾患の経過として循環血小板レベルの絶え間ない
低下が予想されるので、循環血小板数は骨髄中の転移量のよい指標である。事実
、この患者は、リポ酸療法を開始する直前の6 ヶ月間で彼女の血小板数が239,00
0 から160,000 まで低下していたことを、我々の診療所との通信文に記していた
。彼女は、彼女の栄養不足を調節するための他の栄養補助剤と共に、毎日リポ酸
300mg の療法に付された。彼女には2 ヵ月後に週2 回50g の静脈内ビタミンC 療
法が開始された。初診の6 ヵ月後に彼女のアスコルベート用量を週2 回75g に増
やした。この患者の血小板レベルはこの処置の間は比較的安定していて、その血
小板数がこのタイプの癌で通常予測されるように100,000 未満になることは決し
てなかった。リポ酸処置開始の6 ヶ月後に彼女の血小板数は190,000 で安定して
いた。
【0025】 症例研究2 :70歳のある白人男性が1996年12月3 日に膵癌と診断された。彼は
1997年1 月に従来の化学療法を受けることにした。膵癌の腫瘍マーカーの一つは
CA-19-9 と呼ばれる炭水化物抗原である。この患者の抗原レベルは1 回目の化学
療法治療後に最初は減少したが、1997年10月までには、彼のCA-19-9 レベルは7,
400 単位/mL 血清という値まで増加していた。この時点で、この患者は彼に不足
している他の栄養補助剤に加えて、静脈内ビタミンC 15g (週2 回投与)と経口
リポ酸300mg (1 日2 回服用)の療法に付された。1 ヵ月後に彼のビタミンC 用
量は週2 回25g に増やした。この患者の抗原レベルは2 ヶ月以内に3,200 単位/m
L 血清まで低下していた。この時点で、彼のビタミンC 投与量を段階的に30g、
50g 、そして最終的には75g に増加させた。1998年1 月に、この患者はリポ酸お
よびアスコルベート処置を続けながら化学療法を止めることにした。しかしCA-1
9-9 のレベルは下がりつづけた。1998年3 月にこの患者のCA-19-9 は700 単位/m
l 血清だった。処置を受けている間のこの患者のCA-19-9 レベルを図5 に示す。
1998年3 月、この患者は6 ヶ月にわたる処置後にアスコルベートおよびリポ酸療
法を中断した。彼は4 ヵ月後に死亡した。
【0026】 症例研究3 :53歳のある白人男性が肝転移を伴なう結腸直腸癌と診断され、最
も大きい肝転移巣を除去する手術を受けた。この患者には低用量5-フルオロウラ
シル化学療法、静脈内ビタミンC および経口リポ酸が開始された。彼には診断さ
れた栄養不足を補うために様々な栄養補助剤も与えられた。ビタミンC 用量は10
0gまで徐々に増やして、静脈内注入により週2 回投与された。彼は1998年3 月ま
で治療を続け、この時点で癌陰性であると明言された。1998年12月の最後の経過
観察時に彼はなお癌陰性だった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA ,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ, PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,S K,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG ,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 リオーダン ネイル アメリカ合衆国 アリゾナ州 85281 テ ンペ、サウス 第48 ストリート 621、 スウィート 111 Fターム(参考) 4C086 BA18 BB04 MA01 MA02 MA04 MA66 NA05 NA07 ZB26

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 癌の成長を減速または停止させるための医薬の製造におけ
    るリポ酸の使用。
  2. 【請求項2】 前記医薬が100 〜25,000mg/ 日の用量で投与される請求項1
    に記載の使用。
  3. 【請求項3】 前記医薬が300 〜600mg/日の用量で投与される請求項1に記
    載の使用。
  4. 【請求項4】 前記リポ酸が他の処置と併用される請求項1に記載の使用。
  5. 【請求項5】 前記他の処置が前記リポ酸と併用して前記癌の成長を減速ま
    たは停止させるのに有効な濃度のアスコルビン酸(ビタミンC)である請求項4に
    記載の使用。
  6. 【請求項6】 アスコルビン酸の前記有効量が15g/週〜700g/ 週である請求
    項5に記載の使用。
  7. 【請求項7】 アスコルビン酸の前記有効量が15g/週〜200g/ 週である請求
    項6に記載の使用。
  8. 【請求項8】 アスコルビン酸の前記有効量が50g/週〜500g/ 週である請求
    項7に記載の使用。
  9. 【請求項9】 アスコルビン酸のリポ酸に対する重量比が約1 :1 〜約3500
    :1 である請求項5に記載の使用。
  10. 【請求項10】 アスコルビン酸のリポ酸に対する重量比が約10:1 〜約10
    0 :1 である請求項9に記載の使用。
  11. 【請求項11】 有効量のリポ酸濃度と組み合わせた有効量のアスコルビン
    酸(ビタミンC )濃度および医薬的に許容できる賦形剤を含む、哺乳動物の癌を
    処置するための医薬組成物。
  12. 【請求項12】 アスコルビン酸のリポ酸に対する重量比が約1 :1 〜約35
    00:1 である請求項11に記載の医薬組成物。
  13. 【請求項13】 アスコルビン酸のリポ酸に対する重量比が約10:1 〜約10
    0 :1 である請求項12に記載の医薬組成物。
  14. 【請求項14】 アスコルビン酸濃度が2 〜250gである請求項11に記載の
    医薬組成物。
  15. 【請求項15】 リポ酸濃度が100 〜25,000mgである請求項11に記載の医
    薬組成物。
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