JP2002536592A - 往復動差動流体圧機械とくに差動流体圧原動機 - Google Patents

往復動差動流体圧機械とくに差動流体圧原動機

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JP2002536592A JP2000598772A JP2000598772A JP2002536592A JP 2002536592 A JP2002536592 A JP 2002536592A JP 2000598772 A JP2000598772 A JP 2000598772A JP 2000598772 A JP2000598772 A JP 2000598772A JP 2002536592 A JP2002536592 A JP 2002536592A
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differential piston
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ユルティア,ステファン
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ドサトロン、アンテルナショナル
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    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
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    • F04B13/00Pumps specially modified to deliver fixed or variable measured quantities
    • F04B13/02Pumps specially modified to deliver fixed or variable measured quantities of two or more fluids at the same time
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B9/00Piston machines or pumps characterised by the driving or driven means to or from their working members
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    • F04B9/10Piston machines or pumps characterised by the driving or driven means to or from their working members the means being fluid the fluid being liquid
    • F04B9/103Piston machines or pumps characterised by the driving or driven means to or from their working members the means being fluid the fluid being liquid having only one pumping chamber
    • F04B9/107Piston machines or pumps characterised by the driving or driven means to or from their working members the means being fluid the fluid being liquid having only one pumping chamber rectilinear movement of the pumping member in the working direction being obtained by a single-acting liquid motor, e.g. actuated in the other direction by gravity or a spring

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Abstract

(57)【要約】 おおい2と、互いに異なる直径を持ち対応する2個の室7、6内で動くことのできる2部分15a、15bから成る差動ピストン15と、この差動ピストン15により駆動され、この差動ピストン15に対し2個所の安定位置を占めることのできる流体圧切換え手段Cと、弾性手段Eを備え前記切換え手段Cの位置の急激な変化に対する制御手段と、移動の終りに前記弾性手段に貯えたエネルギーを解放し前記切換え手段の位置の急激な変化を生ずる解放手段とを包含する流体圧機械を提供する。前記切換え手段はランタン・リング26の側壁27に支えてある。このランタン・リング26は、ピストン15と同軸でこの差動ピストンにより駆動されるが、差動ピストン15に対し互いに異なる2個所の安定な位置を占める。又弾性手段Eは、ランタン・リング26の外側に配置され、このランタン・リング26の側壁27により内部を案内される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、 おおいと、 互いに異なる直径持ち、前記おおいの2個の対応する室内で移動することので
きる2部分を備え、前記おおい内で往復動の滑動のできる差動ピストンと、 この差動ピストンにより駆動され、この差動ピストンに対し2個所の安定な位
置を採択することが可能であり、前記各室に対し供給し排出する流体圧切換え手
段と、 エネルギーを貯えることのできる弾性手段を備え、前記差動ピストンに対する
前記切換え手段の位置の急激な変化に対する制御手段と、 前記差動ピストンの行程の終りに、前記おおいに対し固定の止めに押しつけら
れるようになるスラスト手段を備え、前記差動ピストンの行程の終りに前記弾性
手段により貯えたエネルギーを解放し、前記切換え手段の位置の急激な変化を生
ずることのできるトリガ手段と、 を包含する差動流体圧機械とくに差動流体圧原動機に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の差動流体圧原動機(differential hydraulic
motor)は、たとえばEP−B−0255791号又はUS−A−550
5224号の各明細書から知られ、主流体に付加流体を噴射する装置として使う
ことができる。弾性手段は、一般に機構を構成する各部品に比べて小さい寸法を
持つばねから成る。これ等のばねは、ピストンの移動方向に対し横方向に作用し
、これ等のばねがこれ等のばねにより生ずる力の作用線に対し大体直交する又は
少なくとも交わる回転軸線のまわりに回転できるように取付けた連接棒型の伝動
手段を必要とする。
【0003】 FR−A−2619165号明細書には、図2に示した変型によりピストンの
運動の幾何学的軸線に沿い力を加える弾性手段を備えた流体圧原動機について記
載してある。このばねは、偏心輪及び連接棒システムを制御する、ピニオンと協
働する複数組の歯を縦方向側部に設けたフレーム内で棒のまわりに配置してある
。ばねをピストンの軸線に沿って配置すると、このピストンにより加える力の伝
達に関して簡略化でき、しかもこのばねは寸法は小さいままであり又システム全
体が比較的複雑である。
【0004】 DE−A−19728179号明細書には又、とくに容積計量装置に対し自動
的に逆行する往復動差動ピストンを備えた流体圧原動機について記載してある。
この明細書によればこの原動機は制御した鎖錠手段を備えない。このことは、繰
返し性及び信頼性を保証するように逐次の切換え操作の行われないことを意味す
る。鎖錠は実質的に流体圧作用により、又切換えは各密封部材に対する直接作用
により生ずる圧力のつりあいだけによって生ずる。この流体圧原動機に設けた各
ばねは切換え作用を直接には生じない。
【0005】 EP−A−0161614号明細書には、横方向に配置した弾性手段の作用を
受ける連接棒をトリガ手段に設けた差動流体圧原動機について記載してある。各
弁の位置の変更と運動の逆行とは、若干の他の部品に対する軸の衝撃によって生
ずる。これ等の衝撃は騒音のもとになり原動機寿命に有害である。
【0006】 US−A−5513963号明細書には、鎖錠システムが受動的でありすなわ
ち制御されない差動流体圧原動機について記載してある。鎖錠作用から又流体圧
作用から生ずる保持力をつりあわせるようになる密封部材に対する各ばねの直接
作用だけによって、切換え作用が生ずる。このような構造ではつりあいを破るこ
とのできるエネルギーより一層多いエネルギーの貯蔵を可能にしない。
【0007】 本発明の目的はとくに、構造が簡単であると同時にピストンの運動の幾何学的
軸線に沿い力を加える弾性手段を持ち又ばね荷重及び案内面により生ずる摩擦を
減らすことができるようにする流体圧機械とくに差動流体圧原動機を提供するこ
とにある。 本発明の目的は又、部品摩耗を減らすことにより、これ等の装置の寿命を延ば
すことにある。この流体圧機械の作動の効率及び速度も又向上させる。この流体
圧機械の構造は繰返し性及び信頼性を保証する逐次の切換えを可能にし又つりあ
いを破ることのできる以上のエネルギーを貯蔵して高い作動上の余裕を持つよう
にしなければならない。
【0008】 本発明によれば前記したような往復動差動流体圧機械とくに差動流体圧原動機
は、前記ピストンの運動の幾何学的軸線に沿い力を加える弾性手段を備え、 前記切換え手段を、前記差動ピストンと同軸の側壁を持ち、この差動ピストン
により駆動されるが、この差動ピストンに対し互いに異なる2個所の安定位置を
採択することのできるランタン・リングにより支え、 前記弾性手段を、前記ランタン・リングの外側に配置し、このランタン・リン
グの側壁により内部を案内するようにしたことを特徴とする。
【0009】 前記弾性手段は前記ランタン・リングと同軸でこのランタン・リングを囲むば
ねを備えるのが有利である。とくにこのばねはつる巻圧縮ばねである。
【0010】 このばねはすなわち大きい直径と大きいワイヤ断面積を持ち良好な作動上の融
通性を得ることができるようにする。ばねのワイヤの大きい断面積はこのばねに
腐食摩耗に対し良好な抵抗性を与える。
【0011】 なるべくはランタン・リングはその下方部分を差動ピストンの円筒形領域によ
り案内するのがよい。
【0012】 ランタン・リングの各軸線方向端部に少なくとも1本の押し棒を設ける。ラン
タン・リングの一端部の押し棒又は各押し棒はこのリングの他端部の押し棒又は
各押し棒とは無関係である。これ等の押し棒は、弾性手段に当たり、各押し棒を
並進運動中に案内する、ランタン・リングに設けた各止めにより軸線方向に保持
される。
【0013】 下部押し棒は、ピストンと同軸の棒を設けられ反対側で弾性手段に突出する直
径に沿う横部材を備える。前記の棒は、ピストンの横壁を密封状態で貫通し移動
の下端で、おおいの一部に当たる横棒に係合するようになる。この横棒は、この
棒がピストンに連結した支持体内で滑動できるように取付ける。
【0014】 直径に沿う横部材はランタン・リングの下部リムに当たるリングに固定すれば
よい。このリングは、横部材が貫通する2つの縦方向案内穴を持つランタン・リ
ングの側壁を囲む。
【0015】 直径に沿い互いに対向する2本の上部押し棒を設けてランタン・リングにより
とくに縦方向穴により案内する。
【0016】 ランタン・リングは、各上部押し棒がはまり滑動する直径に沿い互いに対向す
る2つの切欠きを内側に設けた上部板を備える。この上部板は締付けクリップに
より組付ける。
【0017】 切換え手段は弁を備えるのが有利である。
【0018】 ランタン・リングと弾性手段と押し棒とから成るアセンブリは、受ける種種の
力がつりあい状態になることを保証しかみ込みのおそれを減らすことができるよ
うにする構造の軸線方向の対称性を示す。
【0019】 ランタン・リングは、3本の軸線を持ち連接棒及びトリガを備えたトグル継手
形の装置によりピストンに対し2個所の位置の一方で安定に保持するのが有利で
ある。
【0020】 連接棒は、一端部をランタン・リングの上部板に又他端部をトリガにそれぞれ
枢動できるように取付けてある。このトリガ自体は、ピストンに連結した部品に
枢動できるように取付けてある。
【0021】 トリガは、ピストンに連結した止めに対し約180°にわたる回転後にそれぞ
れこの止めの上方及び下方で係合するようになる直径に沿い互いに対向する2つ
の延長部分を備える。このトリガの各延長部分は、それぞれ上部押し棒及び下部
押し棒に設けた突起に協働して弾性手段が十分な荷重を受けているときにトリガ
(trigger)をトリップする(trip)すなわちはずすことができる。
【0022】 前記の説明とは別に本発明を添付図面により若干の実施例について以下に詳細
に説明する。
【0023】
【実施例】
添付図面の図1は差動流体圧原動機(differential hydra
ulic motor)1を構成する流体圧機械(hydraulic mac
hine)Mを示す。この差動流体圧原動機1は、密封状態に互いに組合せた上
部部分2a及び下部部分2bから成る機械のおおい(envelope)2すな
わち本体を備える。おおい2の大体の形状は上下方向軸線A−Aのまわりの回転
円筒形である。上部部分2aはその上端部をドームにより閉じてある。このドー
ムは、差動流体圧原動機1を作動しているときは栓3aにより閉じた中心穴3を
持つ。
【0024】 下部部分2bはそのまわりに下部部分2bの内側で環状の室5を形成する一層
小さい直径の内部円筒壁4を持つ。円筒壁4は又、上部部分2aにより上部に形
成した室7より直径の一層小さい円筒形内部室6を形成する。
【0025】 コネクタとして作用するねじ付き端部ピース8は環状室5に通ずる。直径に沿
い反対側の別のねじ付き端部ピース9は、室6に通じ環状室5から隔離される。
加圧液体は端部ピース8を介して流入するが放出は端部ピース9を介して行われ
る。
【0026】 下部部分2bはその下端部に穴11を囲むリム10を備える。リム10は、機
構たとえばポンプを駆動する部分的に示した棒13が軸線方向に貫通するスリー
ブ12の支持体として作用する。スリーブ12の円筒壁は液体を通す穴14を持
つ。
【0027】 差動ピストン15は流体圧原動機1の本体2内の上下方向の往復運動で滑動す
ることができる。差動ピストン15は、室7の領域で大きい横断面積を持ち室6
の領域で一層小さい横断面積を持つ。
【0028】 差動ピストン15は、密封状態で互いに接合した上部部分15a及び下部部分
5bを持つ。上部部分15aはすそ部分を形成する密封唇状部16を設けた上部
カラーを持つ。このすそ部分の凹入側は室5の方に向く。唇状部16は上部部分
2aの円筒形内面に対し密封状態で滑動する。唇状部16を支えるカラーは円す
い台形部分17により連結してある。この円すい台形部分17の横断面は、室6
の直径より小さい直径を持つ円筒形部分18まで下部に向かい減小する。部分1
8は軸線A−Aに直交する横方向端部壁19に終る。
【0029】 差動ピストン15の下部部分15bは実質的に円筒形であり底部が開き端部壁
19に対し密封状態で押圧する横方向壁20により頂部を閉じてある。端部壁1
9に対し横方向壁20を図示してないねじにより固定してある。壁20はその周
辺に上部部分15aの下端部を覆うリム21を設けてある。下部部分15bの下
端部は外部に室7の方に向く唇状部22を設けてある。この唇状部22は壁7の
内面に対し密封状態で滑動する。
【0030】 各室5、6、7に液体を供給しこれ等の室から液体を排出する流体圧切換え手
段C(とくに図2及び図9参照)を設ける。これ等の切換え手段Cは2つの安定
な状態になることができる。
【0031】 図1の説明に対応する第1の状態では唇状部16の下方に位置する環状の室5
はピストン15の上方に位置する室7から隔離される。次いでこの室7は室6に
又排出ピース9に連結する。連結ピース8を経て達する加圧液体によりピストン
15を上方に動かす。
【0032】 切換え手段Cの他方の安定状態ではピストン15の上方に位置する室7内に加
圧液体を流入させる。室6は室7から隔離する。この場合ピストン15は下方に
動く〈図4参照〉。
【0033】 切換え手段Cは、差動ピストン15の大きい断面積に設けた受け座24〈図9
〉に協働することのできる直径に沿い互いに対向する2個の弁23〈図2〉を備
えるのが有利である。直径に沿い互いに対向するが各弁23から角度方向に片寄
った別の2個の弁25は、ピストン15の小さい断面の壁19、20に形成した
受け座に協働するように設けてある。
【0034】 図2に明らかなように各弁23、25は互いに反対の向きに閉じる。各弁23
はそれぞれの受け座に向かい上昇させることにより閉じるが、各弁25はそれぞ
れの受け座に下向させることにより閉じる。各弁23、25をそれぞれ受け座に
対し押圧し製造公差を補償するように圧縮ばねR1、R2を設けてある。
【0035】 各弁23、25は極めて良好な密封作用を生ずる好適な解決手段であるが、切
換え手段Cは1個又は複数個のスプール弁から構成できる。
【0036】 各弁23、25は図1の面の前方及び後方に位置させる。
【0037】 切換え手段Cはランタン・リング(lantern ring)26又は図7
及び図8に明示した開いた円筒形ハウジングに支える。ランタン・リング26は
、差動ピストンと同軸で半径方向に突出するカラー28を下方部分に設けた円筒
形側壁27を持つ本体を備える。直径の方向に互いに対向する2つの切欠き(c
utout)29は、内側で直径の方向に互いに対向する2つの実際上半円筒形
の突起30〈図8〉に対応するように底部に設けてある。長方形の穴31は突起
13に設けられ各弁25のはめ込み(clipping−in)作用ができるよ
うにしてある。各弁25はそれぞれ上端部に弾性フック32を設けてある。弁2
5は、この弁を上下方向に或る程度自由に滑動させ前記した弁ばねR1が弁25
をその受け座に確実に押当てることができるようにしてランタン・リング26に
取付けるように構成してある。
【0038】 本体の円筒壁27は、上下方向の平行な縁部を持つ直径に沿い互いに対向する
2つの縦方向穴33を持つ。各穴33は切欠き(cutout)29に対し直角
をなして片寄り頂部が開きカラー28の上方で底部が閉じる。本体すなわち壁2
7は又、切欠き29と同じ角度位置にただし切欠き29から材料の扇形部分35
だけ間隔を置いて頂部が開き直径の方向に互いに対向する切欠き34を持つ。
【0039】 本体すなわち壁27は、頂部に均等に配分され若干の融通性を持つ。たとえば
4個のフック36を備える。
【0040】 各穴33に整合することができ直径に沿い互いに対向する2つの切欠き(cu
tout)38を持ち、中心部分の開口した板37を設けてある。この板37は
、フック36と同数の長方形の穴37aを持ち各フック36がこれ等の穴37a
内にはめ込みできるようにしてある。
【0041】 各フック36の基部の各側で壁27の前端縁部が係合面39を形成する。係合
面39に対しては、フック36を図8に示したようにはめ込んだときに板37の
下面が当たる。
【0042】 上部弁23は、中央部分に環状体43を持つ横部材42に設けた直径の方向に
互いに対向する長方形の穴41にはめ込むことのできる弾性フック40〈図7〉
を取付けてある。
【0043】 板37は軸線方向の穴を設けられ直径に沿い互いに対向して板37に直交する
2つの柱状片44を持つ。環状体43に近接して横部材42に設けられ直径の方
向に互いに対向する2つのハウジング45はそれぞれ各柱状片44に沿い滑動す
るようにはめてある。ばねR1は、板37及び横部材42の間で各柱状片44の
まわりに配置してある。図2についての説明によればばねR1は、横部材42を
又この横部材42と共に各弁23を持上げてこれ等の弁23をその受け座に押当
てる傾向を持つ。各柱状片44の上端部に保持手段〈図示してない〉を設け横部
材42がはずれないようにしてある。各弁23を横部材42に又ランタン・リン
グ26に組付けるのに先立ってランタン・リング26を先ずピストン15内にこ
のピストン15の円筒形部分18により案内して取付ける。各弁23は横部材4
2に対しピストン15の唇状部16の反対側に位置させる。フック40を設けた
各弁23の棒はピストン15内に設けた受け座を貫いてはまり横部材42に固定
する。
【0044】 各弁25は又、これをピストン15に取付けるのに先立ってランタン・リング
26に固定する。各弁25の受け座は壁19、20に設けてある。
【0045】 ランタン・リング26はピストン15に沿って支えられピストン15に対し2
個所の安定位置を占める。第1の位置は、ピストン15に対し上部位置〈図1〉
であり下部弁25の開いている間にそれぞれ受け座を押圧する弁23に対応する
。ピストン15に対するランタン・リングの第2の位置すなわち下部位置〈図4
〉は、弁25が閉じ弁23が開いた状態に対応する。
【0046】 ランタン・リング26は任意適当な手段により差動ピストン15に対し安定位
置の一方又は他方に保持することができる。
【0047】 差動ピストン15の行程中のいずれかの位置の安定性を確保する有利な方法は
図3及び図5の平面に直交する互いに平行な3本の回転軸線X1、X2、X3を
持つトグル継手形の連結機構46による。
【0048】 支持体47はランタン・リング26内に配置され差動ピストン15の横壁19
、20にたとえばねじにより固定してある。支持体47は実質的に正台形の輪郭
を持ち相互に隔離した上下方向の互いに平行な2つの板47a、47bから成る
〈図7〉。長い上下方向側部はランタン・リング26の内面に隣接する。この長
い上下方向側部の反対側の縁部は傾斜している。2つの板47a、47bはその
上部部分を水平の横棒48により互いに連結してある。
【0049】 トリガ又はトリップ(trigger or trip)49は、各板47a
、47b間に配置され幾何学的軸線X1を持つ軸50に枢動するように取付けて
ある。軸50は板47a、47bに設けた2個の軸受に支えてある。軸線X1は
ランタン・リング26の直径に沿う上下方向面内にある。軸50は実質的に棒4
8の高さに位置する。トリガ(trigger)49は2つの半径方向延長部分
49a、49bを持つ。各延長部分49a、49bは、トリガ49ほどは厚くな
く又軸50の方向で相対的に片寄っている。
【0050】 若干の弾性を持つ材料たとえばプラスチックから成る連接棒51〈図3、5及
び7〉は、トリガ49とランタン・リング26の板37との間に枢動連結部を生
成する。連接棒51は、図7に明らかなようにトリガ49を囲む2つの板状の分
岐(branch)51a、51bを持つ実質的に逆U字形の形状である。これ
等の2つの分岐51a、51bはそれぞれ上端部を分岐ほど幅の広くない小さな
棒52により連結してある。各分岐51a、51bはその小さい棒52に近い上
部部分に減摩ブッシング54を受入れることのできる円形穴53を持つ。ブッシ
ング54自体は、板37に設けた軸受56に外部からはまる軸55が貫通してい
る。直径に沿い互いに対向する2個の軸受56及び2本の軸55を設け直径の方
向に互いに対向する穴53に協働するようにしてある。各軸55は、ブッシング
54及び対応する穴53にはまるように半径方向内方に突出する。軸55の半径
方向外端部は、板37の対応するハウジング内で動かないようにした長方形の頭
部57を持つ。軸受56は軸50に平行な幾何学的軸線として軸線X2を持つ。
軸線X2は幾何学軸線X1と同じ上下方向の直径に沿う面内に在る。
【0051】 連接棒51の2個の分岐は又その下端部の近くに軸58aに対する軸受として
作用する円形穴58を持つ。軸58aは、トリガ49の円形穴を自由に回転する
ように貫通する。ブシュ58bは軸58aの各端部に対応する穴58内に設けて
ある。X3は軸58aの幾何学的軸線である。
【0052】 トリガ49の2つの安定位置は、一方では棒48の上面に係合するようになる
延長部分49a〈図3〉により又他方では棒48の下面に係合するようになる延
長部分49b〈図5〉により定める。一方の位置から他方の位置への切換えは、
軸線X1のまわりに支持体47に対し約180°だけトリガ49を回転すること
による。
【0053】 図3の安定位置では3本の軸線X1、X2、X3は平たい三角形の各頂点を通
る。軸線X3は軸線X1及びX2を通る平面のわずかに左方に在る。軸線X3は
軸線X1及びX2の間に在る。従ってランタン・リング26とこれと共に弁23
は支持体47に対し又ピストン15に対し上部位置を占める。この位置は、上部
弁23は閉じるが弁25は開いた場合に対応する。
【0054】 3本の軸線X1、X2及びX3が同じ平面内に在る角度位置を通過するには、
トリガ49は連接棒51にわずかな弾性たわみを生じさせなければならない。
【0055】 図5では軸線X3は軸線X2に対し軸線X1の反対側に移動している。3本の
軸線X1、X2及びX3はなお平たい三角形を形成する。軸線X3は軸線X2、
X1を通る平面のわずかに左方にある。ランタン・リング26とこれと共に各弁
とは従って支持体47に対し又ピストン15に対し下部位置を占める。上部弁2
3は開いているが弁25は閉じている。
【0056】 図3の位置から図5の位置への又その逆の急激な変化を生ずるように制御手段
を設けてある。これ等の制御手段は、差動ピストン15の運動の幾何学的軸線A
−Aに沿い力を加える弾性手段Eを備える。
【0057】 弾性手段Eは、ランタン・リング26の円筒壁の外側に配置されランタン・リ
ング26の本体の壁27により内部で案内される。
【0058】 弾性手段Eは、ランタン・リング26と同軸で圧縮時に実質的に作用できる単
一のつる巻ばね59から成る。大直径のばね59により作動上の良好な融通性が
得られ構造が簡単な実施例に役立つ。ばね59の巻き輪の断面積は比較的大きく
摩耗及び腐食に対する抵抗性を向上する。
【0059】 図示してない変型として単一のばね59の代りにランタン・リング26のまわ
りに配置されランタン・リング26の外壁に設けた開いた円筒形空洞の形のハウ
ジングにより案内する一層小さい直径の複数個のばねを設けてもよい。これ等の
ばねの軸線は軸線A−Aに平行であるがこの軸線から半径方向に間隔を置いてい
る。これ等のばねを軸線A−Aに対し対称に配置すると軸線A−Aに沿う成分が
得られる。
【0060】 ばね59により貯えたエネルギーをピストン15の行程の終りに解放しランタ
ン・リング26と切換え手段Cとのピストン15に対する位置の急激な変化を生
ずるトリガ手段Dを設けてある。
【0061】 トリガ手段Dは、頂部にそれぞれ基部を円形リング61により互いに連結した
直径に沿い互いに対向する2本の上部押し棒60a、60bを備え又底部に下部
押し棒62を備える。
【0062】 上部押し棒60a、60bは、ランタン・リング26の板37の切欠き38に
はまり案内される上下方向分岐から成る。円形のリング61は、又アセンブリを
案内する作用をするランタン・リング26の円筒形本体壁27のまわりを通る。
各押し棒60a、60bは、案内作用にも役立つランタン・リング26の縦方向
の穴33内にはまる半径方向内向きの突起63a、63bを持つ。
【0063】 押し棒60aの底部に設けた突起63aは、ピストン15の上向き行程の終り
に突起63aがトリガ49の延長部分49bと協働し〈図3〉トリガ49を図5
の位置に持来たすのに十分な距離だけ半径方向内方に延びる。各厚さは突起63
aが延長部分49aと協働することができないように片寄っている。
【0064】 ばね59は、板37の下面を押圧するリング61を押圧する。
【0065】 下部押し棒62は、この下部押し棒62をその滑動の際に案内する穴33を貫
通する直径に沿う横部材64を持つ。横部材64はリング65に固定してある。
リング65は、ランタン・リング26の本体壁27の下部部分を囲みカラー28
に軸線方向に当てがってある。実質的に半円形の穴〈図7〉は、横部材64の直
径に沿う壁とリング65の内部輪郭との間に存在し支持体47の各板47a、4
7bを通過させる。
【0066】 横部材64は、ピストン15と同軸にばね59の反対側に突出する棒66を備
える。棒66は、壁19、20の中心穴をOリングを介して密封状態で貫通する
【0067】 ピストン15の下降行程の終りに棒66の下端部は横棒67に係合するように
なる。横棒67はその各端部がスリーブ12の上部横壁68に当たる。
【0068】 横棒67は壁20の下方でピストン15に固定した保持ピース69で滑動する
ように取付けてある。横棒67はその各長い側で、軸線A−Aに平行でピース6
9に設けたみぞ〈図示してない〉内で滑動できるリブ70を持つ。ピストン15
が比較的高い位置を占めるときは横棒67は、棒66の下端部から若干の距離を
隔ててピース69のハウジングの閉じた端部に当たる。ピストン15がその底部
位置に達すると、横棒67は壁68に当たり、ピストン15がその行程を続ける
ことのできる間に下降運動を止めて棒66が横棒67に係合するようになること
ができる。
【0069】 横部材42はなるべくは直径の方向に互いに対向する2本の円筒形柱状体15
d〈図9〉により差動ピストン15に対し保持し案内するのが有利である。柱状
体15dは、差動ピストン15の一体部分を形成し差動ピストンの大きい横断面
の上方に上下方向に突出する。横部材42はその各端部の近くに、対応する柱状
体15dのまわりにわずかな量のすきまを置いてはまることのできる円筒形リン
グ42dを持つ。図9に示したような2個のリング42dは横部材42の各側に
1個ずつ位置させてある。
【0070】 弾性手段J〈図5〉はトグル継手機構の連接棒51を各軸線X1、X2、X3
が同一平面状にない鎖錠位置に戻すように設けてある。図5に示すように連接棒
51は線図的に示した弾性戻し手段Jにより連接棒51を軸55のまわりに時計
回りに回す偶力を受ける。弾性手段Jは、連接棒51に対する取付部とランタン
・リング26の板37に固定した取付部との間に配置した引張手段又は圧縮手段
から成り、或はこの弾性手段は、一方では板37に固定した直径の方向に互いに
対向する2個のせんに当てがわれ他方では中央部分で連接棒から上方に突出する
せんに当てがった直径に沿って走るかなりまっすぐなヘヤピンばねのような湾曲
ばねから成る。
【0071】 下部押し棒の横部材64は一方の側で、差動ピストン15の下降に伴いトリガ
49の延長部分49aと協働することのできる上向き突起64aを持つ。各厚さ
は、突起64aが延長部分49bと協働することができないように片寄せてある
。厚さの片寄りと各断面の片寄りとは、突起64aが図5では見えるが図3では
見えない理由を示す。
【0072】 このようにして差動流体圧原動機が作用する方式は次のとおりである。
【0073】 この差動流体圧原動機はその構造を図1について述べる。前記したように弁2
3は閉じ、横部材42はランタン・リング26に対し高い位置を占める。室5は
室7から隔離される。これに反し下部弁25は開き室7は室6に連通する。
【0074】 室5を介し達する加圧液体は差動ピストン15をその大きい環状断面に対し上
方に押すが、室7内の液体は室6及び排出ピース9に排出する。
【0075】 各押し棒60a、60bはばね59の作用に逆って板37により拘束されるが
、下部押し棒62はランタン・リング26のカラー28により拘束される。
【0076】 差動ピストン15の上昇行程の終りの近くで各押し棒60a、60bの上端部
はおおい2のドームの内面3bに当たる。各押し棒60a、60bはそれぞれ上
昇行程で停止するが、差動ピストン15は上方に移動し続ける。従ってばね59
は各押し棒60a、60bにより下部押し棒62に対し圧縮される。ランタン・
リング26の上部板37は上方に移動し続け上部押し棒60a、60bの基部か
ら遠ざかる。
【0077】 ばね59が圧縮されている間に、トリガ49はその上昇行程を差動ピストンと
共に続け延長部分49bは押し棒60aの突起63aに一層近づき、次いで突起
63aに係合するようになる。
【0078】 延長部分49bは停止するが差動ピストン15はその上昇行程をさらにわずか
に続けこの差動ピストン15によりトリガ49を枢動できるように取付ける軸5
0を支える。このトリガ49は従って図1に示す所によれば軸50のまわりに時
計回りに回転し、3本の軸線X1、X2、X3が同じ平面に在る〈この場合図面
のこれ等の線が互いに整合する〉位置を通過するように連接棒51のわずかな変
形を生ずる。
【0079】 この拘束された位置を過ぎるとすぐに、ばね59はゆるみトリガ49を約18
0 だけ時計回りに回転させる。このトリガ49は図5の位置で延長部分49b
を介し棒48の下側に当たる。
【0080】 ランタン・リング26及び切換え手段Cは、差動ピストン15に対し第2の安
定位置すなわち下部位置に切換えてある。リング61はふたたび板37に当たる
。弁23は開くが弁25は閉じる。
【0081】 ピストン15の運動は、室6から隔離された室7内に加圧液体が入るので逆に
なる。差動ピストン15は図4内で下方に移動する。
【0082】 下降行程の終りの近くに横棒67が壁68に係合するようになり、この場合下
部押し棒62の棒66〈図4及び図5〉はこの横棒67に係合するようになる。
ばね59は下部押し棒62により圧縮されるが、ランタン・リング26は差動ピ
ストン15と共に下降し続ける。カラー28は横部材64から遠ざかる向きに動
く。
【0083】 下降行程の終りにトリガ49の延長部分49aは突起64aに係合するように
なり〈図5〉トリップ49を軸50のまわりに逆時計回りに約180°にわたり
回転させる。位置のこの変化は、ゆるみを生ずるばね59の作用のもとに急速に
生ずる。
【0084】 このことはふたたび図1に示され延長部分49aは横棒48に当たる。
【0085】 ピストン15はふたたび上昇行程を始める。
【0086】 本発明では多大の作動上の融通性が得られ構造が簡単な実施例の得られる大直
径のばね59を使うことができる。この流体圧原動機の効率は改良され切換え中
のノック作用が減少し一層静かな運転ができるようになる。
【0087】 種種の可動部品をばねの軸線に沿い同軸に配置すると、摩擦を減らすことがで
きる。種種の部品はこれ等の部品の動く際に十分に案内される。又ピストン15
はランタン・リング26を案内する。
【0088】 図10及び11は、3本の軸線X1、X2、X3を持つ別の実施例のトグル継
手システム用の連接棒151を示す。
【0089】 連接棒151は後述の弾性材料で単一の部品として作る。この連接棒151は
実質的にU字形の中央部分を持つ。この連接棒151の水平の横方向の下部の分
岐151aは、トリップ49を枢動できるように取付けた軸を構成するようにし
てある。
【0090】 この水平方向の分岐151aは、その各端部でこの分岐151aに直交する平
面内に在る実質的に円弧の形状の弓形151b、151cに連結してある。各弓
形151b、151cは互いに平行である。これ等の弓形の円弧形の形状により
これ等の弓形は湾曲させると変形し従って実質的に上下方向の引張力及び圧縮力
を加えて3本の軸線X1、X2、X3が互いに整合する位置からの切換えができ
る。
【0091】 各弓形151b、151cはそれぞれ上端部で、外方に曲がり分岐151aに
平行な水平区分151d、151eに続く。各区分151d、151eはそれぞ
れ幾何学的軸線X2のまわりの若干のねじり弾性を持ち、各軸線X1、X2、X
3が同じ平面上にない位置への軸線X2のまわりの回転の際に弓形151b、1
51cに〈又分岐151aに〉戻り力を加える。この位置は鎖錠位置に対応する
。各区分151d、151eは、各弓形に対し反対側で直角をなして曲がり相互
いに平行で分岐151aに直交する他の区分151f、151gに続く。これ等
の区分151f、151gの端部はランタン・リング26に固定した部品Kに取
付けてある。たとえば部品Kは板37としてもよい。
【0092】 トリップの穴152内に分岐151aをはめることができるように、この穴1
52のほかに前記の穴に通ずる補助穴153を設けて連接棒151の種種のL字
形曲がりをトリップ49に通し最後に分岐151aを穴152内にはめ込む。
【0093】 連接棒151は、連接棒の機能と共に図1ないし9の弾性手段Jの機能も果た
す。
【0094】 連接棒151は、相互に平行に並べプラスチック母材内に埋め込んだ高い機械
的強さを持つ縦方向繊維たとえばガラス繊維により作るのが有利である。これ等
の縦方向繊維は弓形151b、151cにおいて上下方向に引張弾性及び圧縮弾
性を生ずる。区分151d、151eではプラスチック母材によりねじり弾性が
得られる。
【0095】 図10の連接棒151は図11に示したトグル継手形の鎖錠システムを簡略化
することができる。図1ないし9の実施例の利点は図11の装置でも得られる。
【0096】 以上本発明を流体圧原動機について述べたが、本発明は又流体圧ポンプにも適
用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による差動流体原動機の1実施例の上下方向軸断面図である。
【図2】 差動ピストンを省いたおおい内の各原動機部品を図1の左方から見た側面図で
ある。
【図3】 図2のIII−III線に沿う断面図である。
【図4】 別の構造の本発明流体圧原動機の図1と同様な部分軸断面図である。
【図5】 ランタン・リング、押し棒及び弾性手段を示す後述の図6のV−V線に沿う断
面図である。
【図6】 各弁を省いた図2の上方から見た平面図である。
【図7】 差動ピストンは省いた本発明流体圧原動機の各部品の展開斜視図である。
【図8】 ランタン・リングの斜視図である。
【図9】 差動ピストンは外部に示した本発明流体圧原動機のおおい内に配置した全部品
の斜視図である。
【図10】 トグル継手装置用の1実施例による連接棒の斜視図である。
【図11】 図10の連接棒を備えたトグル継手装置を示す図4と同様な部分軸断面図であ
る。
【符号の説明】
1 流体圧原動機 2 おおい 6、7 室 15 ピストン 15a、15b ピストン部分 26 ランタン・リング 27 側壁 49 トリガ C 切換え手段 E 弾性手段 M 流体圧機械

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 おおい2と、 互いに異なる直径を持ち、前記おおい2の2個の対応する室7、6内で移動す
    ることのできる2部分15a、15bを備え、前記おおい2内で往復動の滑動の
    できる差動ピストン15と、 この差動ピストン15により駆動され、この差動ピストン15に対し2個所の
    安定な位置を採択することが可能であり、前記各室7、6に対し供給し排出する
    流体圧切換え手段Cと、 エネルギーを貯えることのできる弾性手段Eを備え、前記差動ピストン15に
    対する前記切換え手段の位置の急激な変化に対する制御手段と、 前記差動ピストン15の行程の終りに、前記おおい2に対し固定の止めに押し
    つけられるようになるスラスト手段を備え、前記差動ピストン15の行程の終り
    に前記弾性手段Eにより貯えたエネルギーを解放し、前記切換え手段Cの位置の
    急激な変化を生ずることのできるトリガ手段と、 を包含する差動流体圧機械とくに差動流体圧原動機において、 前記切換え手段Cを、前記差動ピストン15と同軸の側壁27を持ち、前記差
    動ピストン15により駆動されるが、この差動ピストン15に対し互いに異なる
    2個所の安定位置を採択することのできるランタン・リング26により支え、 前記弾性手段Eを、前記ランタン・リング26の外側に配置し、このランタン
    ・リング26の側壁27により内部を案内するようにした、 ことを特徴とする作動流体圧機械とくに差動流体圧原動機。
  2. 【請求項2】 前記弾性手段Eに、前記ランタン・リングと同軸でこのラン
    タン・リングを囲むばね59を設けた請求項1の差動流体圧機械。
  3. 【請求項3】 前記ばね59が、つる巻圧縮ばねである請求項2の機械。
  4. 【請求項4】 前記ランタン・リング26を、その下部部分で前記差動ピス
    トンの円筒形領域18により案内するようにした請求項1ないし3のいずれか1
    つの差動流体圧機械。
  5. 【請求項5】 少なくとも1個の押し棒60a、60b、62を、前記ラン
    タン・リングの各軸線方向端部に設け、このランタン・リングの一端部の前記押
    し棒又は複数の押し棒60a、60bを、その他端部の前記押し棒又は複数の押
    し棒62とは別々し、前記各押し棒60a、60b、62を、前記弾性手段Eに
    押しつけ、そして前記ランタン・リング26に設けられ、前記押し棒60a、6
    0b、62を並進運動の際に案内する止め37、28により、前記押し棒を軸線
    方向に保持した前記各請求項のいずれか1つの差動流体圧機械。
  6. 【請求項6】 下部の前記押し棒62に、前記差動ピストンと同軸であり、
    前記弾性手段Eとは反対側に突出する棒66を備えた直径に沿う横部材64を設
    けた請求項5の差動流体圧機械。
  7. 【請求項7】 前記棒66が、前記差動ピストン15の横壁19、20を密
    封状態で貫通し、移動の下端部で前記おおいの一部68に押しつけられる横棒6
    7に係合する状態になるようにした請求項6の差動流体圧機械。
  8. 【請求項8】 前記横棒67が、前記差動ピストン15に連結した支持体6
    9内で滑動できるように、前記横棒67を取付けた請求項7の差動流体圧機械。
  9. 【請求項9】 前記直径に沿う横部材64を前記ランタン・リング26の下
    部リム28に押しつけられるリング65に固定し、このリング65により前記横
    部材64が貫通する2つの縦方向案内穴33を持つ前記ランタン・リングの側壁
    27を囲むようにした請求項6ないし8のいずれかに記載の差動流体圧機械。
  10. 【請求項10】 直径の方向に互いに対向する2本の上部の押し棒60a、
    60bを設け、前記ランタン・リング26によりとくに縦方向案内穴33により
    前記上部の押し棒を案内するようにした請求項5ないし9のいずれか1つの差動
    流体圧機械。
  11. 【請求項11】 前記各上部の押し棒60a、60bが係合し滑動する直径
    の方向に互いに対向する2つの切欠き38を内側に持つ上部板37を、前記ラン
    タン・リング26が備えた請求項10の差動流体圧機械。
  12. 【請求項12】 前記切換え手段Cに弁23、25を設けた前記各請求項の
    いずれか1つの差動流体圧機械。
  13. 【請求項13】 前記ランタン・リング26と弾性手段E、59と各押し棒
    60a、60b、62とから成るアセンブリが、軸線方向の対称性を持つように
    した前記各請求項のいずれか1つの差動流体圧機械。
  14. 【請求項14】 前記ランタン・リング26を、連接棒51及びトリガ49
    から成り、3本の軸線X1、X2、X3を持つトグル継手形の装置46により、
    前記ランタン・リング26と、前記差動ピストン15に対し2個所の位置の一方
    において安定に保持するようにした前記各請求項のいずれか1つの差動流体圧機
    械。
  15. 【請求項15】 前記連接棒51を、一端部X2、55は前記ランタン・リ
    ング26の上部板37に、又他端部X3、58aは前記トリガ49に関節式に連
    結し、前記トリガ49自体は前記差動ピストン15に連結した部品47に部分X
    1、50で関節式に連結した請求項14の差動流体圧機械。
  16. 【請求項16】 前記トリガ49に、前記差動ピストン15に連結した止め
    48に対し約180°にわたる回転後にそれぞれこの止め48の上方及び下方で
    係合するようになることのできる直径の方向に互いに対向する2つの延長部分4
    9b、49aを設け、前記トリガの各延長部分49b、49aが、それぞれ上部
    の押し棒60a及び下部の押し棒62に設けた突起63a、64aと協働して前
    記弾性手段E、59が十分な荷重を受けるときに、前記トリガをトリップするよ
    うにした請求項14又は15の差動流体圧機械。
JP2000598772A 1999-02-09 2000-01-20 往復動差動流体圧機械とくに差動流体圧原動機 Pending JP2002536592A (ja)

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