JP2002536114A - 中耳磁石インプラント、取付装置および方法、並びにテスト器具および方法 - Google Patents

中耳磁石インプラント、取付装置および方法、並びにテスト器具および方法

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JP2002536114A
JP2002536114A JP2000598092A JP2000598092A JP2002536114A JP 2002536114 A JP2002536114 A JP 2002536114A JP 2000598092 A JP2000598092 A JP 2000598092A JP 2000598092 A JP2000598092 A JP 2000598092A JP 2002536114 A JP2002536114 A JP 2002536114A
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Abstract

(57)【要約】 中耳インプラントのための取付装置は、中耳における構造の上に装着するように適合された第1のループ28を含んでいる。第2のループ30は、第1のループに結合され、且つ中耳において使用するための対象物の上に装着するように適合される。患者の中耳における磁石をテストする方法は、コイル38を、少なくとも磁石24を有する中耳に近接する患者の外耳道に挿入することと、各選択された向きにおいて交流信号で前記コイルを駆動して、中耳に関して選択的にコイルを向けることと、各選択された向きにおける交流信号によるコイルの駆動に応答して少なくとも1つの指示を得ることと、そして、得られた指示から磁石の機能的または位置的特性を判定することとを含んでいる。この方法は、複数のコイル38a〜38dを用いて実行され得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、概して磁気中耳聴覚システムにおいてまたは該システムに用いられ
る装置および方法に関する。本発明は、特に、磁気インプラント並びに磁石を患
者の中耳内に装着するための取付装置および方法に関する。本発明は、また、特
に、中耳内にインプラントされる磁石の向きを決定する、または操作可能性を判
定するテスト器具および方法に関する。
【0002】 何人かの人々が聴覚障害を持っているのには、多くの異なる理由がある。しか
しながら、概して、外耳道に入った音が、内耳へ伝達されおよび/または変換さ
れず、聴神経に送られない。いくつかの場合においては、このことは、外耳道内
に設置される補聴器により、音を増幅することによって解決され得る。他のケー
スにおいては、聴神経を電気的に刺激する装置が、直接的に内耳の蝸牛内にイン
プラントされる必要がある。さらに他の状況においては、機械的振動を発生する
中耳装置が必要とされる。本発明は、そのような内耳装置、そして特に磁気内耳
装置に関係している。
【0003】 人の正常な中耳は、連鎖状の小さな骨、すなわち小骨を含んでいる。つち骨、
きぬた骨、およびあぶみ骨がこの連鎖を形成し、正常に機能するときには、これ
らの小骨が、外耳道の端部におけるイヤードラム、すなわち鼓膜から、内耳内へ
の卵円窓(前庭窓)に機械的振動を伝達する。しかしながら、この小骨の連鎖の
どこかに障害があるときには、そのような伝達が蝸牛、およびそれゆえ聴神経を
刺激するのに充分には起こらない。代りに、もしも伝達は正常であるが内耳有毛
細胞が損傷されまたは欠如していると、聴神経はほとんど活性化されない。両方
のケースにおいて、小骨の運動のより大きな振幅が、聴覚の障害を補正するであ
ろう。
【0004】 中耳の欠損に起因して生じる聴覚の問題に対する1つの一般的な解決方法は、
中耳に磁石をインプラントし、該磁石を周囲音に応答して振動させるようにする
ことである。該磁石は、例えば、磁石が取り付けられる中耳の小骨連鎖の適正に
機能する部位を通して、または磁石を保持するインプラントされたプロテーゼ(
人工器官)を通して、卵円窓と連絡して、卵円窓へ機械的振動を提供するように
、接続される。
【0005】 多数の中耳磁石の取付装置が提案されている。いくつかは、小骨または小骨の
一部にクリップ止めされ、その他は小骨の面に接している。これらの欠点は、機
械的負荷を加える変換器に取り付けられるワイヤを、酸素および栄養分の配給の
妥協とともに生きている骨(小骨)上にクランプし(締付け)またはクリップ止
めすること、変換器に接続され、小骨内に配置された孔に適合しなければならな
いプローブを取り付けること、および生きている骨と適合性がなく、またインプ
ラントを内耳の正円窓(蝸牛窓)の生きている上皮上にインプラントを保持しよ
うと努める表面張力と適合性がない接着剤で、生きている骨にインプラントを接
着することを含んでいる。加えて、小骨連鎖の一部の上をスライドする狭く完全
な閉ループを含むいかなるタイプの磁気中耳装置も知られていない。それゆえ、
インプラント全体だけでなく、これらの欠点を克服する、取付装置および方法の
必要性がある。
【0006】 中耳磁石に用いられる特別なインプラントまたは装着技術にかかわらず、磁石
がどこにあるかを見つけること、その特定の磁気配向がどこを向いているかを判
定すること、およびそれが機能することをチェックすることに関して問題が生じ
得る。これらは、少なくとも、中耳の外部で発生される電磁信号によって遠隔的
に磁石が駆動されるシステムにおいて重大である。もしも、インプラントされた
磁石が、電磁信号が伝播する外部コイルと最適に配列されていないなら、インプ
ラントされた磁石が適切に応答しない可能性がある。その上、いくつかのインプ
ラントされた磁石は、時間が過ぎて無効になり得るとともに、それゆえ、患者の
報告が機能を停止しているシステムで、インプラントされた磁石が故障している
かどうかを調べるべくテストされる必要がある。
【0007】 インプラントされた磁石の位置および機能における変化は、種々の原因から生
じ得る。例えば、インプラント外科医は、異なる技術およびスキルを持っており
、それゆえ磁石の配置は、外科医の相違によって変化するかもしれない。他の例
としては、1つの特別なタイプの取付装置は、たとえ磁石が各患者において同一
の小骨位置に配置されたとしても、他の特別なタイプの取付装置が、その磁石の
方向付けが異なって、その磁石を方向付けるかもしれない。さらなる例としては
、患者間の解剖学的な相違は、同様に配置される磁石を(人の外耳道における外
部電磁信号発生ユニットのような)外部装置に対して異なって向けるようにさせ
得る。向きにおける変化は、インプランテーション手術(例えば、インプラント
に接触する組織成長は、その位置を変更し得る)に続く回復プロセスの間にも生
じ得る。さらに他の変化の例は、インプラントされる磁石の機能性は、時間に伴
って、または典型的に磁石が配置されるハウジングにおける漏出の結果として、
悪化し得る。
【0008】 配置または向きの相違の1つの顕著な結果は、電磁信号が発生され且つ中耳の
外側から伝達されるタイプの聴覚補助システム全体に関連する、聴覚学者の研究
と共になされるべきである。時には、信号を発生し且つ伝達するユニットは、患
者の外耳道内に適合するようにモールドされたものである。聴覚学者は、モール
ドされたユニットを作成する。もしも、聴覚学者が、インプラントされた磁石の
配置および向きを知らなければ、典型的には、聴覚学者は、インプラントされた
磁石を適切に振動させるものが得られるまで、いくつかのモールドされたユニッ
トが作成されなければならない反復プロセスを検討しなければならない。これは
、費用がかかり、時間がかかり、そして患者にとって面倒である。それゆえ、イ
ンプラントされた磁石の配置および向きを判定するテスト器具および方法の必要
性がある。
【0009】 聴覚学者が遭遇し得る他の状況は、以前に稼働していたシステムがもはや稼働
しなくなったと訴える患者である。機能不全となり得る1つの構成要素が、イン
プラントされた磁石である。それは、方向を狂わせまたは強制移動させられるこ
とがあり、あるいはそのハウジングが、磁石がもはや機能しないように、漏出さ
れることがある。磁石は、自然には腐食しない、しかしながら、ハウジングが体
液に対して漏出すると腐食するであろう。そのような液体は腐食を引き起こし、
且つ腐食された磁石はその磁気作用を失うであろう。それゆえ、インプラントさ
れた磁石の動作可能性を判定するためのテスト器具および方法の必要性がある。
【0010】 (発明の概要) 本発明は、新規で且つ改善されたインプラント、並びに患者の中耳に磁石を装
着するための取付装置および方法を提供することにより、上記のおよびその他の
従来技術の欠点を克服する。本発明は、中耳にインプラントされた磁石を方向付
けしまたは動作可能性を判定するテスト器具および方法も提供する。
【0011】 本発明は、患者の中耳に磁石をインプラントするのを容易にする。本発明は、
正常な回復の間に好ましくは変化しないインプランテーションの位置における一
般的な方向付けを提供する。本発明は、生物学的適合性があり、壊死を起こさず
、軽量で、小骨連鎖上への磁気インプラントの解剖学的な位置決めを可能にする
。連鎖は無傷で、且つ血液供給/栄養分フローが維持される。そのような装着は
、無傷の小骨連鎖上への生涯のインプランテーションを提供する。本発明のワイ
ヤ形状部分の個別のターンは、柔軟な組織内に成長させ且つ付設するための骨組
みを提供し、そして回復が生じた後のインプラントの安定性を提供する。ワイヤ
形状取付装置は、ごく軽量で、それゆえ小骨連鎖の負荷およびその機械的作動を
最小化する。
【0012】 しかしながら、本発明は、回復が生じた後でさえも、磁石の配置およびその向
きが確認されまたは判定されることを可能とする。本発明は、また、磁石および
システム全体が、機能しているかどうかを判定するために使用され得る。すなわ
ち、本発明のテストコイルが、インプラントされた磁石を振動させるのに用いら
れるとき、もしもそれが稼働していれば、本人は、振動を聴くことができるので
、システム全体が稼働していることの確認を与える。本発明によれば、インプラ
ントされた磁石の配置、向きおよび機能における外科的な技術およびスキルおよ
び変化の相違が、外部駆動構成要素(例えば、外耳サウンドプロセッサー)を作
成し、または聴覚補助システムを稼働させるべく患者と協力する聴覚学者または
その他の人により調節され得る。
【0013】 1つの態様において、本発明は、中耳インプラントのための取付装置を提供す
る。この取付装置は、生体適合性があり、且つ中耳における構造の上に装着する
ように適合される第1のループと、前記第1のループに結合され且つ中耳におい
て使用するための対象物の上に装着するように適合される第2のループとを具備
する。特別な実施において、第1のループは、第2のループに所定角度をなして
配置される。取付装置は、典型的に、中耳に対するインプラントの一部分である
。本発明の他の態様であるこのインプラントは、ハウジングと、ハウジング内に
配置される磁石と、ハウジングの周りに配置される第2のループを有する取付装
置とを具備する。
【0014】 本発明は、中耳に対象物を装着する方法をも提供する。本方法は、中耳小骨ま
たは中耳のためのプロテーゼの少なくとも一部分に沿って、ループに結合される
対象物が小骨またはプロテーゼに近接して配置されるようにして、ループをスラ
イドさせることを含む。特別な使用において、本方法は、中耳のきぬた骨を中耳
のあぶみ骨から分離すること、およびループをあぶみ骨上へスライドすることを
さらに含む。これは、きぬた骨およびあぶみ骨を再並置すること、および再並置
されたきぬた骨およびあぶみ骨上のループにフィブリンクロットを付けることを
さらに含む。好ましくは、中耳腔の本体部と対象物との間にスペースがあるよう
に、ループが再並置されたきぬた骨およびあぶみ骨上に配置される。
【0015】 本発明の他の態様は、患者の中耳内における磁石をテストする方法を提供する
。本方法は、少なくとも磁石を有する中耳に近接する患者の外耳道内にコイルを
挿入することと、コイルを中耳に関して選択可能に向けることと、各選択された
向きにおいて交流信号によりコイルを駆動することと、各選択された向きにおけ
る交流信号によるコイルの駆動に応答して少なくとも1つの指示を得ることと、
得られた少なくとも1つの指示から磁石の機能的または位置的な特性を判定する
こととを含む。特別な実施において、少なくとも1つの指示を得ることは、各選
択された向きにおける交流信号によるコイルの駆動に応答して患者により感覚が
知覚されるかどうかに関し、且つ任意のそのような感覚の相対的な強さに関して
、患者から少なくとも1つの指示を得ることを含む。
【0016】 本方法は、複数のコイルを用いても実施され得る。本方法は、少なくとも磁石
を有する中耳に近接する患者の外耳道内に複数のコイルを挿入することと、コイ
ルの各々を、交流信号により一度に1つ駆動することと、交流信号によるコイル
の各々の駆動に応答して少なくとも1つの指示を得ることと、得られた少なくと
も1つの指示から磁石の機能的または位置的な特性を判定することとを含むもの
として規定され得る。
【0017】 本発明は、患者の中耳においてインプラントされた磁石のためのテスト器具も
提供する。本テスト器具は、少なくとも1つのコイルと、該テスト器具のユーザ
ーに、少なくとも1つのコイルを少なくとも患者の中耳に近接する外耳道内に挿
入し、且つ中耳に関して異なる方向に電磁信号を方向付けることを可能とさせる
ために、少なくとも1つのコイルに結合されたハンドルとを具備する。本テスト
器具は、少なくとも1つのコイルに電磁信号を発生させるために接続された発振
器をさらに具備し得る。
【0018】 したがって、上述より、本発明の全体的な目的は、新規で且つ改善されたイン
プラント、並びに患者の中耳内に磁石を装着するための取付装置および方法を提
供することにある。本発明の他の目的は、中耳内にインプラントされた磁石の方
向付けまたは動作可能性を判定する、新規で且つ改善されたテスト器具および方
法を提供することにある。本発明の他のそしてさらなる目的、特徴および利点は
、好ましい実施形態の以下の記述が添付図面に関連して読まれたときに、当業者
には容易に明確にされるであろう。
【0019】 (発明の詳細な説明) 人間の耳が、図1に示されている。それは、外耳2、中耳4、および内耳6を
含んでいる。本発明の説明に直接関係があるのは、通常内側端部で鼓膜、すなわ
ちイヤードラム10により閉じられている、外耳道8である。損なわれていなけ
れば鼓膜10から卵円窓12へ延びて、内耳6に対する入口を定める小骨連鎖も
関係している。完全な小骨連鎖は、中耳4を通って延在し、且つつち骨14、き
ぬた骨16、およびあぶみ骨18を含んでいる。適切に機能する小骨連鎖は、鼓
膜10からつち骨14、きぬた骨16、およびあぶみ骨18を順次通って卵円窓
12へ振動を伝達する。卵円窓における振動は、内耳6を刺激し、それによって
人は外耳2において受けた音を知覚する。
【0020】 本発明に関して、内耳6は振動に適切に応答し、または応答させられると仮定
されており、それによって本発明の目標は、さもなければ人の中耳4における振
動伝達が不充分であるときに、内耳6へ振動的な刺激を提供することである。こ
れを達成するために、本発明は、中耳についてインプラント20を、そして特に
中耳インプラントについて取付装置を、該取付装置によって中耳内に装着される
べき対象物(例えば、磁石)を含むように提供する。
【0021】 図1および図10を参照すれば、インプラント20は、ハウジング22、およ
び該ハウジング22内に配置される磁石24を含んでいる。特別な実施において
、ハウジング22は、密封して封止された商業的に純粋なチタンのキャニスター
であり、磁石24としての希土類永久磁石(例えば、NdFe14B)を収容
している。キャニスターの蓋は、不活性ガス環境においてハウジングの本体にレ
ーザー溶接され、キャニスターから酸素を排除している。図示されたハウジング
22のサイズの非限定例は、公称2.362ミリメーター(mm)の外部長さ(
「公称」は、適切な技術上および製造上の公差を含むものとして一貫して用いら
れている)、公称1.582mmの外部直径、公称1.405mmの内部直径、
および公称2.254mmのハウジングの本体におけるキャビティの内側深さを
備えている。これらの寸法を有するハウジング22について磁石24は、公称2
.0mmの長さおよび公称1.35mmの直径を、ほぼ0.02グラム(g)の
重さと共に有している(これらのパラメーターは希土類磁石上のパリレンコーテ
ィングを含んでいる)。上述の寸法を有するハウジングの本体についての蓋は、
適合する内部および外部直径(公称1.397mmおよび公称1.549mm)
を、公称0.076mmの厚さを有する外部円周フランジと共に有している。特
別な蓋は、外側に公称1.224mmの直径のへこみがあり、公称0.076m
mの壁厚のままである。ハウジング形状についての可能性のある変形例は、小骨
の解剖学的構造に従って且つそれに適応させるようにインプラントに適合させる
。ハウジングにおけるそのような変形例は、小骨内、小骨間または擬似小骨に適
合するであろう。変形例は、右シリンダーの好ましい実施形態以外のもの含み得
る。
【0022】 右耳についての本発明の好ましい実施形態の取付装置は、図示されたインプラ
ント20に含まれた通り、参照符号26によって図1〜図5において一般的に識
別される。左耳についての好ましい実施形態の取付装置は、参照符号26’によ
って図6〜図9において一般的に識別される。取付装置26は、以下に説明され
、取付装置26’は、図面から明らかな巻線および角度方向を除き同一であるか
ら、同様の参照符号を付けられる。
【0023】 図1に図示されるように、取付装置26は、磁石24、およびそのハウジング
22、を少なくとも中耳小骨の一部に結合する。「少なくとも中耳小骨の一部」
とは、取付装置26が小骨連鎖の機能的な部分、小骨連鎖全体よりも小さくまた
は単一の小骨よりも小さい部分に装着されることを意味している。それは、正常
に機能しようとしまいと、完全な小骨連鎖と共に用いることもできる。本発明は
、小骨連鎖の1つまたはそれ以上に代えて中耳内に使用するためのプロテーゼを
も用いられ得る。それゆえ、本発明は、そのような構造が、自然であろうと人工
的であろうと、中耳における構造に対する一般的な適用可能性を有している。
【0024】 取付装置26は、2つの相互接続されたループ28および30を含んでいる。
ループ28は、選択された小骨部分または中耳プロテーゼの周りまたはその上に
装着されるように適合されている。ループ28の図示された特別な実施は、公称
1.17mmの内部ループ直径および公称0.6mmの軸方向長さ(2つの公称
0.075mmのターン間スペースを含む)を有する、生体適合性を持つワイヤ
の間隔をあけられた3つのターンを含んでいる。ワイヤは、公称0.15mmの
直径で且つインプラントハウジング22に対する取付機構であるワイヤ形成ルー
プ30に隣接している。好ましいワイヤ材料は、チタン、アルミニウムおよびバ
ナジウムの生体適合合金(例えば、TiAl)である。
【0025】 ループ30は、ループ28に接続されている。ループ30は、図示されたハウ
ジング22/磁石24アッセンブリ、または中耳に使用するための他の適切な変
換器の上に装着するように適合されている。図面に示されるように、ループ30
はハウジング22の周りに配置される。このループは、一旦ハウジング22が、
ループ30に対して(図示された実施についてはハウジング22の蓋側端部から
公称0.2mmのような)所望の位置にスライドされると、ハウジング22の外
側を囲むループ30の圧縮力が、ハウジング22をその位置に保持するようにし
て、ハウジング22の周りに圧力ばめされている。これは説明された実施形態に
ついて、図1、図5および図9に図示されている。
【0026】 特別な図示されたループ30は、公称1.44mmの内部ループ直径および公
称0.6mmの軸方向長さを有する(隣接するターン間の空間がない)、生体適
合性ワイヤの4つのターンを含んでいる。この実施において、ワイヤは、ループ
28に用いられるワイヤの延長である。ループ28、30の中心は、垂直に(図
において見られるように)公称1.58mm間隔をあけている。
【0027】 図2〜図5に明らかなように、ループ28、30は、互いにある一定の角度を
なして配置されている。ループ28、30は、接続されているけれども、ループ
は、同一平面上ではない。好ましくは、ループ30は、ループ28が小骨の上に
、磁石24(またはハウジング22、またはループ30の平面に対して垂直な線
)に対する軸線が、中耳4の近傍の外耳道8の長手方向線に合わせて整列される
ようにして、装着されたときに、ループ28に対してある一定の角度をなしてい
る。より好ましくは、この線は、外耳道6内に配置される送信コイルの長手方向
軸に沿って整列される。そのような整列は、送信コイルにより発生され且つ送信
される電磁信号の誘導結合を最適化する。図1を参照すれば、電磁コイルおよび
耳モールドユニット32が、図示されている(該ユニット32は請求された発明
の一部を形成しておらず、どのような適切なタイプにより形成されることもでき
る。これは、しかしながら、聴覚学者が、いかなる特定の人/患者に対してモー
ルドし、そしてそれゆえ聴覚学者にとっては、ユニット32を作成する以前に、
上述において言及されたようにインプラント20の配置および向きを知ることが
好ましい構成要素である)。ユニット32のコイルの長手方向軸は、参照符号3
4により識別される。インプラント20のハウジング/磁石を通るそれぞれの整
列線は、図1においては参照符号36によって識別される。
【0028】 図示された実施においては、ループ28、30の軸の間の角度は公称30°で
ある。これは、多くの新しい死体に施された解剖学的な研究に基づいて選択され
ているが、特定の患者の解剖学的構造または他の経験または状況が規定するよう
に、他の角度が用いられることもできる。ループ28および30は、1つの連続
する長さのワイヤを用いて、知られているワイヤ形成装置上で巻回され、30°
のオフセットを確立する。存在する30°(またはその他)の角度における変形
例は、実施時における外科医の配置およびフィブリンクロット固着(以下に説明
される)によって決定され得る。
【0029】 そのハウジング22内にある磁石24は、そのハウジング22内にある磁石2
4が、小骨またはプロテーゼに対して近接して配置されるように、中耳小骨また
は中耳用のプロテーゼの少なくとも一部に沿ってループ28をスライドさせるこ
とによって中耳4内に装着される。ループ28は、好ましくは、小骨またはイン
プラントされたプロテーゼ上に、磁石/ハウジングと中耳腔の本体部との間にス
ペースを存するように、配置される。もしも、磁石/ハウジングが中耳腔の本体
部の一部に接触すると、組織は成長し且つ外部ハウジング22に結び付き、磁石
24の向きを変化させることができるかもしれない。
【0030】 図1に示された特定の実施について、外科医は、当該技術において知られてい
る適切な手法によって(例えば、外科的な切断によって)、きぬた骨16をあぶ
み骨18から(例えば、きぬたあぶみ骨の結合において)分離する。外科医は、
ループ28を切断結合部を超えてあぶみ骨18上にスライドさせる。きぬた骨1
6およびあぶみ骨18は、自然な弾性力により、再並置される。外科医は、ルー
プ28を、中耳の構造と磁石24を収容するハウジング22との間にスペースが
あけられるように、きぬた骨16とあぶみ骨18との間の結合部上に配置する(
インプラント20は、好ましくは、振動伝導抵抗を低減すべく、きぬたあぶみ骨
結合部上にまたは卵円窓に近接して装着される)。外科医は、小骨上のループに
対して、ゼラチンスポンジと血液との混合物(例えば、GELFORM(商標)
キャストを含むフィブリンクロットマトリクスを付けることもできる。これは、
位置的な回復を促進する(例えば、ループを結合部の周りでねじれることを防止
するのを助ける)。
【0031】 より詳細には、インプラント20の配置(ハウジング22、磁石24および取
付装置26)は、最初にインプラントを中耳腔内に配置することによってなされ
る。縫合材料(6−0)は、きぬた骨16の下に配置され、そして、外科医が、
きぬたあぶみ骨結合部が切断されるときに、縫合糸を引っ張ることによりきぬた
骨を持ち上げることができるように、本体の外側を通る。次に、該結合部が、標
準的なあぶみ骨摘出手続きにおいて一般に行なわれるように、結合ナイフを用い
て切断される。外科医は、インプラントを、非磁性鉗子によって掴み、ループ2
8をきぬたあぶみ骨結合部内に挿入するために、該結合部を0.6mm開くよう
に、きぬた骨上に持ち上げる。きぬた骨16を保持する縫合糸を外すことは、小
骨連鎖の弾性力が、きぬた骨16とあぶみ骨18を共に再並置させることを可能
とする。インプラントは、被術者の外耳道内に配置されるべき電磁コイルとの軸
整列について、おおよそ配置される。インプラント外科医によって目に見えるよ
うに行なわれる最終的な配列は、インプラントの固着においてなされ、きぬたあ
ぶみ骨結合部における回復の増進は、きぬたあぶみ骨結合部の周りのループ28
の中および周りに、ゼラチン血液フィブリンクロットを配置することによって達
成される。これは、取付装置26が結合部の周りでねじれることを防止する。
【0032】 本発明は、患者の中耳における磁石をテストする方法をも提供する。この方法
は、上述したものに、または他の中耳磁気インプラントに用いられ得る。それは
、しかしながら、インプラント20に関して説明されるであろう。
【0033】 図11を参照すれば、磁石をテストする方法は、(下に述べるように1つまた
はそれより多い)コイル38を、少なくとも患者の外耳道8内に挿入すること、
コイルを中耳に関して選択可能に向けること、各選択された向きにおいて交流信
号によりコイルを駆動すること、各選択された向きにおける交流信号によるコイ
ルの駆動に応答して少なくとも1つの指示を得ること、そして得られた少なくと
も1つの指示から磁石の機能的または位置的な特性を判定することを含む。これ
は、角度、形状または形態が異なる、単一コイルまたは多数のコイルのいずれに
ついても達成され得る。
【0034】 1つのコイルを用いるとき、コイル38は、図11に示される実施について、
患者の外耳道内に挿入される。ユーザーは、典型的には外科医は、術後検査の間
に(例えば、8週間の回復期間の後)、中耳4の異なる位置に対し、コイル38
を外耳道8内で選択可能に向ける。典型的には、これは、外耳道8の端部に位置
する鼓膜10の異なる領域へコイル38を向けることを含む。例えば、コイル3
8は、鼓膜10の4つの四半分(例えば、上後方、上前方、下後方および下前方
)の各々へ向けられることができる。
【0035】 コイルを所望に従って向けると共に、コイルは向けられる位置の各々において
交流信号により駆動される。交流信号は、いかなる適切な発生源によって供給さ
れてもよく、その一例は、下に述べるような発振器である。
【0036】 交流信号によるコイルの駆動に応答して、少なくとも1つの指示が取得される
。例えば、患者は、向けられた位置の各々において駆動されるコイルに起因して
、患者により知覚される刺激の相対的な強さについて応答する。もちろん、もし
も、応答が与えられなかったら、患者はいかなる刺激も知覚しないことを意味し
、そのときは、これが適正に機能していない何かを示している。そのように、患
者からの指示は、各選択された向きにおいて交流信号によってコイルを駆動した
ことに応答して、患者により知覚された刺激に関する指示を含んでおり、もしも
刺激が知覚されれば、そのような刺激の相対的な強さに関連している。
【0037】 加えて、もしもコイルが特定の知られている周波数で活性化されると、内耳の
感度は、その周波数についてテストされ得る。すなわち、いかに感音的な内耳の
周波数特定病理学をも、テスト装置に同調された通りのコイルを用いて評価され
得る。
【0038】 相対的な強さの指示が与えられるとき、方法は、与えられた指示から磁石の位
置を判定することをさらに有している。例えば、もしもコイルが鼓膜の4つの四
半分の各々に向けられると、磁石は、患者が与える最も強い振動(聴覚)応答の
指示について、鼓膜の四半分に対する方向に沿うものと判定される。したがって
、これは磁石の最適な配置に従って選択される。
【0039】 磁石は、上述により概して配置されるが、この位置における磁石の向きは、例
えば外耳道ユニット32を作る際に聴覚学者を助けるために判定される必要があ
る。上述したステップは、磁石の判定された一般的な位置に対して異なる角度に
向けることが生じることを除いて繰り返される。特に、方法は、判定された磁石
の位置に向かう異なる角度に、外耳道8内でコイルが選択可能に向けられること
をさらに含む。鼓膜10に対して向けることについての例としては、これはコイ
ルを、磁石の位置が判定されるべき鼓膜の選択された領域(もしも4つの四半分
が用いられるならば特定の四半分)に向けて異なる角度に、選択可能に向けるこ
とを含んでいる。向けられるコイルは、向けられた角度の各々において交流信号
によって駆動される。方法は、刺激の相対的な強さに関連して少なくとも1つの
指示を得ることをさらに含んでいる。例えば、患者が、向けられた角度の各々に
おいて交流信号によってコイルを駆動することに応答して、知覚されたことを指
示する。これまたはこれらの指示によって、磁石の向きが判定される。この知ら
れた向きによって、聴覚学者は、交互の試行錯誤プロセスにおいて作られるべき
多数のユニットなしに、外耳道ユニット32を容易に作り且つ配置することがで
きる。
【0040】 上述の方法は、多数のコイルを用いても行なうことができる。例えば、上述で
言及した各鼓膜の四半分に付いて1つずつの4つのコイルが用いられ得る(外耳
道内に充分な稼働スペースが提供されれば、他の数のコイルが用いられ得る)。
この実施形態について、方法は、磁石を有する中耳に近接して患者の外耳道内に
複数のコイルを挿入することを含んでいる。複数のコイルは、互いに関連して適
切に配置される。例えば、各コイルは、他のコイルに関連して配置され、各コイ
ルが外耳道端部における鼓膜10の異なる領域にそれぞれ向ける。他の例として
は、複数のコイルが、鼓膜10の選択された領域に向かうそれぞれ異なる角度に
向けて、互いに対して配置され得る。方法の残りは、上述されたのと同様であり
、そこでは、コイルが交流信号によって駆動され、交流信号によりコイルの各々
を駆動することに応答して少なくとも1つの指示が得られる。指示が患者から得
られるべきときに、各コイルは、駆動されたコイルから結果的に得られる各刺激
の分離された知覚を、患者が得ることができるように、一度に1つ駆動される。
そして、得られた指示によって、磁石の機能的または位置的特性を判定すること
ができる。
【0041】 外耳道における1つまたはそれより多くのコイルについての上述された方法は
、外耳道について上述されたのと同様の方法で、中耳内において実施することも
できる。したがって、コイルは、もしも鼓膜が適切に開いているならば、コイル
を中耳内に挿入されうるように、少なくとも外耳道に挿入される。例えば、鼓膜
は、最初に環状に切断され、且つ外科医が中耳空間の観察を可能にするために、
上および横に折り返される。この標準的な鼓室形成手順は、中耳の治療に一般的
に行なわれている。コイル38または多数のコイルはそれから開けられた鼓膜を
通して中耳腔内に挿入される。外科医によるマイクロスコープを通してのインプ
ラントの付加的な視覚化は、耳モールドユニット32における電磁コイルの最善
の配置を確実にするために、コイル38のよりよい配置が可能となるであろう。
耳モールドユニット32内における電磁コイルの永久的な整列は、水平にまたは
上方にまたは下方にまたは前方にまたは後方に向けられることがある。
【0042】 検査方法は、どんな適切な方法でも行なわれ得る。しかしながら、使用され得
るテスト器具の2つの一般的な実施形態が、図11〜図18に図示されている。
単一コイルの実施形態のいくつかのバージョンが図11〜図15に示され、そし
て多数コイル(特に4つのコイル)の実施形態が図16および図17に示されて
いる。図11〜図17における実施のいずれかのための発振器の1つの実施形態
が、図18に示されている。
【0043】 図11〜図15を参照すれば、テスト器具はコイル38を含んでいる。特定の
実施において、コイル38は、直径が公称1.5mm、公称10.0mm長さ、
そして公称1.0mm×10.0mm長さのミューメタルコアに巻回されたAW
G#43の銅ワイヤである。この特定のコイルは、327ターン、0.5ミリヘ
ンリーのインダクタンス、および9.2オームの抵抗を有している。
【0044】 図11に図示された実施形態において、コイル38は、テスト器具のハンドル
44のシャンク42に整列された長手方向軸40を有する。他の実施形態におい
て、コイル38は、もしも器具に角度がなければ、ハンドル44のボディー46
に整列され得る。ボディー46は、ユーザーの手によって把持される部分である
。テスト器具のシャンク42および基端のグリップエンド(すなわち、ボディー
46の端部)に対するコイル38の左、右、上および下の向きは、図12〜図1
5に描かれている。他の向きも使用され得る。加えて、他の構成も用いられ得る
。例えば、コイル38は、コイル38が固定された向きとなるように、テスト器
具の端部に固定され得る。しかしながら、コイル38は、ボールジョイントを用
いるなどして、シャンク42に対して移動可能にも装着され得る。この後者の構
成は、外科医または聴覚学者が、残ったテスト器具に対してコイル38を選択可
能に向けることを可能とする。
【0045】 図示された実施形態において、シャンク42は、ユーザーの手、および該手に
より把持されるボディー46が、シャンク42の末端およびコイル38が患者の
外耳道に挿入されるときに、ユーザーの視野を妨害しないようにボディー46に
対してある角度をなして延びる。しかしながら、本発明のより広い態様が、図示
された特定のボディー46/シャンク42の構成に限定されないように、他の構
成も使用され得る。すなわち、どんな適切なハンドル構造も使用され得るが、制
御された配置またはコイル38(または多数のコイル)の方向付けおよび外耳道
内への視覚的検査を可能とするものが好ましい。言い換えれば、どのようなハン
ドルが用いられようと、それが、少なくとも外耳道8にコイルを挿入させること
を、そして中耳に対して異なる方向に電磁信号を向けることを、ユーザーに可能
とすべくコイルに接続される。
【0046】 特定の実施において、テスト器具のハンドルボディー46は、長さほぼ8.0
センチメートル(cm)、直径ほぼ5.0mmの外科グレードのステンレス鋼で
作られる。ボディー46は、シャンク42に接続され、シャンク42は、中空で
コイル38へのワイヤ48、50を収容するか、または、中実のステンレス鋼で
あり、それによってコイル38からのワイヤがシャンク42の外側に沿って走る
かのいずれでもよい。シャンクは、ほぼ8.0cmの末端の長さ、およびほぼ4
.0cmの基部の長さを有していて、曲げられるかさもなければほぼ45°の角
度をなしている。シャンク42は、基部において公称4.0mmの直径を有し、
且つコイル38が取り付けられる末端において公称1.0mmの直径へテーパー
している。この実施において、コイル38のコアは、シャンク42にエポキシ接
着されている。
【0047】 図示された実施形態において、ワイヤ48、50は(コイル38から連続して
いても、コイル38に接続された別個のワイヤでもよい)、シャンク42に沿っ
てまたは中空シャンク内を延び、エポキシまたはコイルQドープによってそれに
接続されている。特定の実施において、ワイヤ48、50は、ハンドルボディー
46において#0604雌型コネクターで終端されている。2つのワイヤについ
ての#92雄型コネクターは、ワイヤ48、50と接続し、分離された発振器か
らの適切な刺激電流を通信することができる(非限定例は、安全限界までの(そ
して電源で制限される)可変振幅を有する、2キロヘルツの交流信号である)。
代りに、発信器52が、バッテリー電源および1つまたはそれより多いコントロ
ールスイッチとともに、ボディー46内に組み込まれることができる(図17参
照)。他の実施形態は、コイル38によって電磁エネルギーに変換されるべきシ
ヌサイド波形のスペクトルを発生することができる商用関数発生器に、ワイヤ4
8、50を接続することである。
【0048】 どのような発振器が用いられたとしても、それは、電磁信号が発生され且つコ
イル38から送信されるように、ワイヤ48、50を介して交流信号をコイル3
8に供給する。発振器52の特別な実施は、図18に示されている。それは、A
rden Hills、MinnesotaのResistance Tech
nology、Inc.社製の部品番号90836−000のULTIMA I
I linear mini hybridからなる発振回路54を含んでいる
(図18において参照符号56により識別される)。該発振回路54は、装置5
6の入力と出力との間に接続された、コンデンサ58(例えば、1.8キロヘル
ツから2.2キロヘルツまでの範囲における発振のための270ピコファラッド
のチップコンデンサ)をも含んでいる。Itasca、IllinoisのKn
owles Electronics、Inc.製の部品番号CD−3418の
D級増幅器(図18において参照符号60により識別される)は、ワイヤ48、
50に対して駆動または刺激信号をインターフェースする。この特別な実施に対
する電力は、6個のAAAバッテリーを含む電源62(図17)により供給され
るような9ボルトである。これらの構成要素は、図17に図示されたようにハン
ドルボディー内に組付けられ得る。
【0049】 図16だけでなく、図17を続けると、これらの図面は、テスト器具の特別な
多数コイルの実施形態を図示している。複数のコイル38a、38b、38c、
38d(この特別な例において)は、ハンドル44のシャンク42に対して異な
る角度に配置される。これらは、器具が外耳道8に挿入されたときに、鼓膜の異
なる四半分に向けて(すなわち、それらの軸線が、それぞれ整列されまたは向け
られる)配置され得る。コイル38a〜38dの1つの代替的な配置は、鼓膜の
単一の領域に関してそれらを異なる角度に向けることである。特別な実施の各コ
イル38a〜38dは、ミューメタルからなる公称1.0mmのコア上に巻装さ
れた327ターンのAWG43銅ワイヤからなる。各コアおよびコイルアッセン
ブリは、シャンク42の長軸に関して個別に配列される。4つのコア/コイルア
ッセンブリは、エポキシ接着剤によってシャンク42に結合され、そこに整列さ
れた角度が確立されている。コイル38a〜38dは、個別的に、シャンク42
の長軸について上方にまたは下方にまたは後方にまたは前方にまたは軸上に配列
されるであろう。1つの構成は、4つのコイルを、集合的に図12〜図15の左
方、右方、上方、下方位置に配置することである。図16および図17の構成は
、該4つのコイルをそのような4つの位置から、ハンドルボディー46が概して
垂直位置にあるときに、各コイル38が鼓膜の部材の上後方、上前方、下後方、
および下前方の四半分にそれぞれ向けられるようにオフセットしている。このコ
イル38a〜38dの同一の向きは、最初に述べた実施によって、単にハンドル
を鼓膜に対して回転させることにより得られることができる(または、第2番目
に述べた実施は、最初に述べた実施の向きにマッチさせるように回転され得る)
。ハンドル44に関する他のコイル38の配置も用いられ得る。これは、特定の
セクターに関する異なる角度に多数のコイルに向ける実施形態を含む(例えば、
鼓膜の特定の四半分)。
【0050】 図16および図17の実施形態は、さもなければ、発振器が各コイルを選択的
な方法で駆動するのを制御しうることを除いて、図11〜図15の実施形態と同
じである。図17に図示された実施については、4つのプッシュボタンスイッチ
64a、64b、64c、64dが、ハンドル44のボディー46上に装着され
る。これらのスイッチの各々は、活性化されたときに、それぞれのスイッチ64
が発振器の駆動信号を、それぞれのコイル38に接続し、各コイル38がそれぞ
れの図17の実施についてケーブル66にグループ化されたワイヤのペアによっ
て接続されるように、発振器52に接続される(図19も参照)。このようにし
て、器具のユーザーは、マスターオン/オフスイッチ68がターンオンされた後
に、各コイル38に選択的に電流を流し得る。例えば、一旦外科医が、カッドコ
イルテスト器具を患者の外耳道内に配置して、スイッチ68をターンオンすると
、外科医は、患者に最適な(可聴)応答を識別するように頼みながら、各コイル
38a〜38dをそれぞれプッシュボタン64により独立的に活性化することが
できる。これが最終的な角度配向テストを行い、且つそのような最適な応答が主
観的に識別されたとき、該コイル38は、聴覚学者に、耳モールドアッセンブリ
内に永久コイルを配置するのに好ましい角度として識別され得る。
【0051】 本発明のテスト器具は、コイル38が中耳内となるように、外耳道を介しても
挿入され得る。例えば、これは、器具のコイル端を入れるために鼓膜が外科的に
開けられた後になされる。そのような手術は、どのような適切な方法でもなされ
る(その一例は上述されている)。
【0052】 したがって、上述からテスト器具は、平静なそうでなければ知覚のある患者に
滅菌的な方法で、手術中的に用いられ得る。テスト器具は、それゆえ、インプラ
ントシステムが稼働しており、患者が充分な刺激を受けていて、インプラントの
向きの軸が知覚的に最適となり、そして磁石が充分に磁化されている、インプラ
ンテーションの後に、外科医に情報を与えるのに有用である。
【0053】 したがって、本発明は、目的を実現するのに良好に適合され、そこに固有のこ
とだけでなく上述された効果および利点を得る。発明の好ましい実施形態がこの
開示の目的のために説明されてきたので、構成および部品の配置における変更お
よびステップの実行は、変更が添付された特許請求の範囲によって規定される通
りこの発明の思想の範囲内に包含される、当業者によってなされ得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明の取付装置が、小骨連鎖の一部分に磁石を取り付けている人間
の耳の部分の図示である。
【図2】 図2は、右耳のための好ましい実施形態の取付装置の一方の側面図である。
【図3】 図3は、図2に示された取付装置の他方の側面図である。
【図4】 図4は、図3における取付装置の向きの上方からの端面図である。
【図5】 図5は、図3と同様に方向付けられた取付装置の側面図であるが、該取付装置
の下側ループ部分に保持された磁石アッセンブリを有している。
【図6】 図6は、左耳のための好ましい実施形態の取付装置の一方の側面図である。
【図7】 図7は、図6に示された取付装置の他方の側面図である。
【図8】 図8は、図7における取付装置の向きの上方からの端面図である。
【図9】 図9は、図7と同様に方向付けられた取付装置の側面図であるが、該取付装置
の下側ループ部分に保持された磁石アッセンブリを有している。
【図10】 図10は、磁石、および図1、5および9に図示されたのと同様の取付装置に
より保持された磁石アッセンブリのハウジングの断面図である。
【図11】 図11は、描画された耳の外耳道のテスト位置における本発明の好ましい実施
形態のテスト器具を図示している。
【図12】 図12は、テスト器具の基部グリップエンドから、図12に見られる通り左方
に向けられたテストコイルを有する好ましい実施形態のテスト器具の上面図であ
る。
【図13】 図13は、テスト器具の基部グリップエンドから、図13に見られる通り右方
に向けられたテストコイルを有する好ましい実施形態のテスト器具の上面図であ
る。
【図14】 図14は、テスト器具の基部グリップエンドから、図14に見られる通り上方
に向けられたテストコイルを有する好ましい実施形態のテスト器具の側面図であ
る。
【図15】 図15は、テスト器具の基部グリップエンドから、図15に見られる通り下方
に向けられたテストコイルを有する好ましい実施形態のテスト器具の側面図であ
る。
【図16】 図16は、テスト器具の他の実施形態のための複数コイル配列を図示している
【図17】 図17は、図16に図示された複数のコイルを有するテスト器具の好ましい実
施形態の側面図である。
【図18】 図18は、テスト器具の図示された好ましい実施形態のための発振器の概略回
路図である。
【図19】 図19は、図16および図17の構成についてのような作動スイッチを有する
発振器の概略回路図である。
【手続補正書】
【提出日】平成13年8月14日(2001.8.14)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA ,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ, PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,S K,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG ,UZ,VN,YU,ZA,ZW

Claims (52)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中耳インプラントのための取付装置であって、 中耳における構造の上に装着するように適合された第1のループと、 第1のループに接続され且つ中耳において使用するための対象物の上に装着す
    るように適合された第2のループとを具備する、中耳インプラントのための取付
    装置。
  2. 【請求項2】 第1のループは、第2のループに対して所定角度をなして配
    置される、請求項1に記載の取付装置。
  3. 【請求項3】 第1および第2のループは、同一平面上でない、請求項1に
    記載の取付装置。
  4. 【請求項4】 第2のループは、第2のループを通る垂直線が中耳近傍の外
    耳道の長手方向線と一直線をなして整列されるように、第1のループが中耳に装
    着されるときに、第1のループに対して所定角度をなす、請求項1に記載の取付
    装置。
  5. 【請求項5】 第2のループは、第2のループを通る垂直線が中耳近傍の外
    耳道内に配置される送信コイルの長手方向軸線と一直線をなして整列されるよう
    に、第1のループが中耳に装着されるときに、第1のループに対して所定角度を
    なす、請求項1に記載の取付装置。
  6. 【請求項6】 第1のループは、複数ターンのワイヤを含む、請求項1に記
    載の取付装置。
  7. 【請求項7】 第2のループは、第1のループの複数ターンのワイヤに接続
    されたそれぞれ複数ターンのワイヤを含む、請求項6に記載の取付装置。
  8. 【請求項8】 第1のループは、第2のループに対して所定角度をなして配
    置される、請求項7に記載の取付装置。
  9. 【請求項9】 複数ターンのワイヤは、隣接するターン間にスペースを有す
    る少なくとも3ターンを含む、請求項6に記載の取付装置。
  10. 【請求項10】 中耳のためのインプラントであって、 ハウジングと、 ハウジング内に配置される磁石と、 少なくとも中耳小骨の一部または中耳のためのプロテーゼに、ハウジングを結
    合する取付装置とを具備し、 該取付装置は、 少なくとも中耳小骨の一部またはプロテーゼの周りに装着されるように適合さ
    れた第1のループと、 第1のループに接続され且つハウジングの周りに配置される第2のループとを
    含む、中耳のためのインプラント。
  11. 【請求項11】 第2のループは、ハウジングの周りに圧入ばめを有する、
    請求項10に記載のインプラント。
  12. 【請求項12】 第1のループは、第2のループに対して所定角度をなして
    配置される、請求項10に記載のインプラント。
  13. 【請求項13】 第1および第2のループは、同一平面上でない、請求項1
    0に記載のインプラント。
  14. 【請求項14】 第2のループは、磁石を通る軸線が、中耳近傍の外耳道の
    長手方向線と実質的に一直線をなして整列されるように、第1のループが中耳小
    骨の上に装着されるときに、第1のループに対して所定角度をなす、請求項10
    に記載のインプラント。
  15. 【請求項15】 第2のループは、磁石を通る軸線が、中耳近傍の外耳道内
    に配置される送信コイルの長手方向軸線と実質的に一直線をなして整列されるよ
    うに、第1のループが中耳小骨の上に装着されるときに、第1のループに対して
    所定角度をなす、請求項10に記載のインプラント。
  16. 【請求項16】 第1のループは、3つの離間されたターンに配列されたワ
    イヤセグメントを含む、請求項10に記載のインプラント。
  17. 【請求項17】 第2のループは、それぞれ4ターンに配列されたワイヤセ
    グメントを含み、該それぞれのワイヤセグメントは、第1のループの第1のセグ
    メントに連続する、請求項16に記載のインプラント。
  18. 【請求項18】 第1のループは、第2のループに対して所定角度をなして
    配置される、請求項17に記載のインプラント。
  19. 【請求項19】 所定角度は、第1および第2のループのそれぞれの軸線の
    間で規定される約30°である、請求項18に記載のインプラント。
  20. 【請求項20】 対象物を中耳に装着する方法であって、中耳小骨または中
    耳のためのプロテーゼの少なくとも一部分に沿って、ループに接続される対象物
    が、小骨またはプロテーゼに近接して配置されるように、ループをスライドさせ
    ることを含む、対象物を中耳に装着する方法。
  21. 【請求項21】 ループが中耳小骨の少なくとも一部上にあるときに、ルー
    プに対してフィブリンクロットを付けることをさらに含む、請求項20に記載の
    方法。
  22. 【請求項22】 ループは、中耳のあぶみ骨の少なくとも一部の上をスライ
    ドする、請求項20に記載の方法。
  23. 【請求項23】 対象物と中耳腔の本体部との間にスペースがあるように、
    ループを中耳小骨またはプロテーゼ上に配置することをさらに含む、請求項20
    に記載の方法。
  24. 【請求項24】 中耳のきぬた骨を中耳のあぶみ骨から分離することをさら
    に含み、且つ ループをスライドすることは、ループをあぶみ骨上へスライドすることを含む
    、請求項20に記載の方法。
  25. 【請求項25】 きぬた骨およびあぶみ骨を再並置することをさらに含む、
    請求項24に記載の方法。
  26. 【請求項26】 再並置されたきぬた骨およびあぶみ骨上のループにフィブ
    リンクロットを付けることをさらに含む、請求項25に記載の方法。
  27. 【請求項27】 中耳腔の本体部と対象物との間にスペースがあるように、
    ループを再並置されたきぬた骨およびあぶみ骨上に配置することをさらに含む、
    請求項26に記載の方法。
  28. 【請求項28】 あぶみ骨上のループにフィブリンクロットを付けることを
    さらに含む、請求項24に記載の方法。
  29. 【請求項29】 中耳腔の本体部と対象物との間にスペースがあるように、
    ループをあぶみ骨上に配置することをさらに含む、請求項28に記載の方法。
  30. 【請求項30】 中耳腔の本体部と対象物との間にスペースがあるように、
    ループをあぶみ骨上に配置することをさらに含む、請求項24に記載の方法。
  31. 【請求項31】 患者の中耳内における磁石をテストする方法であって、 磁石を有する中耳に近接する患者の外耳道に、コイルを挿入することと、 外耳道内でコイルを、中耳の異なる位置へ選択可能に向けることと、 向けられた位置の各々において交流信号によりコイルを駆動することと、 向けられた位置の各々における交流信号によるコイルの駆動に応答して、患者
    により知覚される感覚の相対的な強さに関する患者からの少なくとも1つの指示
    を得ることと、 得られた少なくとも1つの指示から磁石の位置を判定することとを含む、患者
    の中耳内における磁石をテストする方法。
  32. 【請求項32】 外耳道内でコイルを、磁石の判定された位置へ異なる角度
    に選択可能に向けることと、 向けられた角度の各々において交流信号によりコイルを駆動することと、 向けられた角度の各々における交流信号によるコイルの駆動に応答して、患者
    により知覚される感覚の相対的な強さに関する患者からの少なくとも1つの指示
    を得ることと、 向けられた角度の各々における交流信号によるコイルの駆動に応答して、得ら
    れた少なくとも1つの指示から磁石の方向を判定することとをさらに含む、請求
    項31に記載の方法。
  33. 【請求項33】 外耳道内でコイルを、中耳の異なる位置へ選択可能に向け
    ることは、コイルを、外耳道の端部における鼓膜の4つの四半分の各々に向ける
    ことを含む、請求項32に記載の方法。
  34. 【請求項34】 得られた指示から磁石の位置を判定することは、患者が最
    も強い応答の指示を与える鼓膜の四半分を選択することを含み、且つ 外耳道内でコイルを、磁石の判定された位置へ異なる角度に選択可能に向ける
    ことは、コイルを、鼓膜の選択された四半分への異なる角度に選択可能に向ける
    ことを含む、請求項33に記載の方法。
  35. 【請求項35】 患者の中耳において磁石をテストする方法であって、 磁石を有する中耳に近接する患者の少なくとも外耳道内にコイルを挿入するこ
    とと、 コイルを、中耳に対して選択可能に向けることと、 各選択された向きにおいて交流信号によりコイルを駆動することと、 各選択された向きにおける交流信号によるコイルの駆動に応答して少なくとも
    1つの指示を得ることと、 得られた少なくとも1つの指示から磁石の機能的または位置的な特性を判定す
    ることとを含む、患者の中耳において磁石をテストする方法。
  36. 【請求項36】 少なくとも1つの指示を得ることは、各選択された向きに
    おける交流信号によるコイルの駆動に応答して、患者により感覚が知覚されるか
    どうかに関し、且つ任意のそのような感覚の相対的な強さに関して、患者から少
    なくとも1つの指示を得ることを含む、請求項35に記載の方法。
  37. 【請求項37】 コイルを選択可能に向けることは、コイルを、外耳道の端
    部における鼓膜の異なる領域に向けることを含む、請求項35に記載の方法。
  38. 【請求項38】 コイルを選択可能に向けることは、コイルを、外耳道の端
    部における鼓膜の選択された領域へ異なる角度に選択可能に向けることを含む、
    請求項35に記載の方法。
  39. 【請求項39】 患者の中耳において磁石をテストする方法であって、 磁石を有する中耳に近接する患者の少なくとも外耳道内に複数のコイルを挿入
    することと、 コイルの各々を、交流信号により一度に1つ駆動することと、 交流信号によるコイルの各々の駆動に応答して少なくとも1つの指示を得るこ
    とと、 得られた少なくとも1つの指示から磁石の機能的または位置的な特性を判定す
    ることとを含む、患者の中耳において磁石をテストする方法。
  40. 【請求項40】 少なくとも1つの指示を得ることは、交流信号によるコイ
    ルの駆動に応答して、患者により感覚が知覚されるかどうかに関し、且つ任意の
    そのような感覚の相対的な強さに関して、患者から少なくとも1つの指示を得る
    ことを含む、請求項39に記載の方法。
  41. 【請求項41】 複数のコイルは、外耳道内の選択された位置にコイルが挿
    入されたときに、各コイルが、外耳道の端部における鼓膜の異なるそれぞれの領
    域に向けられるように、互いに対して配置される、請求項39に記載の方法。
  42. 【請求項42】 複数のコイルは、外耳道内の選択された位置にコイルが挿
    入されたときに、各コイルが、外耳道の端部における鼓膜の選択された領域へ異
    なるそれぞれの角度に向けられるように、互いに対して配置される、請求項39
    に記載の方法。
  43. 【請求項43】 患者の中耳においてインプラントされた磁石のためのテス
    ト器具であって、 少なくとも1つのコイルと、 テスト器具のユーザーに、少なくとも1つのコイルを少なくとも患者の中耳に
    近接する外耳道内に挿入し、且つ中耳に対して異なる方向に電磁信号を方向付け
    ることを可能とするために、少なくとも1つのコイルに結合されたハンドルとを
    具備する、患者の中耳においてインプラントされた磁石のためのテスト器具。
  44. 【請求項44】 電磁信号を発生させるために、少なくとも1つのコイルに
    接続された発振器をさらに具備する、請求項43に記載のテスト器具。
  45. 【請求項45】 ハンドルが、 ユーザーの手によって把持されるべく適合されたボディーと、 ボディーに所定角度をなして延び、且つ接続された少なくとも1つのコイルを
    有するシャンクとを含む、請求項44に記載のテスト器具。
  46. 【請求項46】 少なくとも1つのコイルは、ハンドルのシャンクに沿って
    整列された長手方向軸を有するコイルを含む、請求項45に記載のテスト器具。
  47. 【請求項47】 少なくとも1つのコイルは、ハンドルのシャンクに対して
    異なる角度をなして配置される複数のコイルを含む、請求項45に記載のテスト
    器具。
  48. 【請求項48】 ハンドルが、 ユーザーの手によって把持されるべく適合されたボディーと、 ボディーに所定角度をなして延び、且つ接続された少なくとも1つのコイルを
    有するシャンクとを含む、請求項43に記載のテスト器具。
  49. 【請求項49】 少なくとも1つのコイルは、ハンドルのシャンクに沿って
    整列された長手方向軸を有するコイルを含む、請求項48に記載のテスト器具。
  50. 【請求項50】 少なくとも1つのコイルは、ハンドルのシャンクに対して
    異なる角度をなして配置される複数のコイルを含む、請求項48に記載のテスト
    器具。
  51. 【請求項51】 少なくとも1つのコイルは、ハンドルに沿って整列された
    長手方向軸を有するコイルを含む、請求項43に記載のテスト器具。
  52. 【請求項52】 少なくとも1つのコイルは、ハンドルに対して異なる角度
    をなして配置される複数のコイルを含む、請求項43に記載のテスト器具。
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