JP2002535348A - 抗酸化スキンケア生成物 - Google Patents
抗酸化スキンケア生成物Info
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Abstract
(57)【要約】
本発明は、トコフェロールおよび/またはトコフェロールエステル、没食子酸エステル、および茶樹抽出物の抗酸化剤組み合わせに関する。本発明の組み合わせの抗酸化作用は、個々の成分のそれと比べて非常に高い。本発明の抗酸化剤組み合わせは、皮膚の酸化的損傷を防止するか、または老化した皮膚の外観を改善するスキンケア生成物の製造に使用するのに適している。
Description
【0001】 (技術分野) 本発明は、スキンケア生成物として使用する相乗的抗酸化剤組み合わせを含有
する化粧品製剤に関する。
する化粧品製剤に関する。
【0002】 (背景技術) 皮膚は、表面積の最も大きい外面器官であるので、環境的影響に特に高度に曝
される。皮膚は身体を保護するよう主に機能するものであるから、数多くの自然
の保護バリアおよび再生過程を有する。しかし、最近では病毒およびUVによる
ストレスが増して、皮膚の過重なストレス、および敏感な自然再生能の妨害が生
じている。例えば、高エネルギーUV線による過度のストレスは、急性損傷(例
えば日焼け)および慢性変化(例えば、結合組織に対する構造変化の形態の早期
皮膚老化)の両方を起こす。過度のUVストレスの結果、種々の反応性酸素種が
皮膚に生成し、それが多くの望ましくない酸化過程を誘起または増強する。「酸
化ストレス」を抑制するために、皮膚は抗酸化作用を有する種々の物質、例えば
スーパーオキシドジスムターゼ、トコフェロールおよびアスコルビン酸を有する
。このような抗酸化剤は、酸素フリーラジカルが生存細胞の脂質膜を攻撃するか
(脂質過酸化)、または遺伝物質の不可逆的損傷を導くのを防止する。
される。皮膚は身体を保護するよう主に機能するものであるから、数多くの自然
の保護バリアおよび再生過程を有する。しかし、最近では病毒およびUVによる
ストレスが増して、皮膚の過重なストレス、および敏感な自然再生能の妨害が生
じている。例えば、高エネルギーUV線による過度のストレスは、急性損傷(例
えば日焼け)および慢性変化(例えば、結合組織に対する構造変化の形態の早期
皮膚老化)の両方を起こす。過度のUVストレスの結果、種々の反応性酸素種が
皮膚に生成し、それが多くの望ましくない酸化過程を誘起または増強する。「酸
化ストレス」を抑制するために、皮膚は抗酸化作用を有する種々の物質、例えば
スーパーオキシドジスムターゼ、トコフェロールおよびアスコルビン酸を有する
。このような抗酸化剤は、酸素フリーラジカルが生存細胞の脂質膜を攻撃するか
(脂質過酸化)、または遺伝物質の不可逆的損傷を導くのを防止する。
【0003】 最近の研究により、抗酸化剤を外的に適用しても酸化ストレスを軽減し得るこ
とが示された。化粧品工業分野での努力の結果、予防的手段として高度に有効で
特に生理学的に安全な抗酸化剤を含有するボディケア生成物の開発が進められた
。より最近では、特に相乗効果のある多成分系が用いられており、天然物からの
抽出物の使用が増加している。
とが示された。化粧品工業分野での努力の結果、予防的手段として高度に有効で
特に生理学的に安全な抗酸化剤を含有するボディケア生成物の開発が進められた
。より最近では、特に相乗効果のある多成分系が用いられており、天然物からの
抽出物の使用が増加している。
【0004】 活性抗酸化物質を含有する多くの植物抽出物が当業者に知られている(H.E
ggensperger,Pflanzliche Wirkstoffe fuer Kosmetica,Melcher Ver
lag GmbH,ミュンヒェン,1995,第402頁以降)。緑茶から天然抗酸
化剤混合物を得る方法が、US4673530に開示されている。α−トコフェ
リルレチノエートを含有するスキンケア生成物が、JP8099821に記載さ
れている。プロシアニジンとビタミンEの混合物の相乗的または協同的抗酸化作
用が、M.Caribiら,International Journal of Cosmetic Science
20,203−215(1998)に記載されている。
ggensperger,Pflanzliche Wirkstoffe fuer Kosmetica,Melcher Ver
lag GmbH,ミュンヒェン,1995,第402頁以降)。緑茶から天然抗酸
化剤混合物を得る方法が、US4673530に開示されている。α−トコフェ
リルレチノエートを含有するスキンケア生成物が、JP8099821に記載さ
れている。プロシアニジンとビタミンEの混合物の相乗的または協同的抗酸化作
用が、M.Caribiら,International Journal of Cosmetic Science
20,203−215(1998)に記載されている。
【0005】 しかし、現在使用されている抗酸化剤または抗酸化剤混合物は、要求を充分満
足するものではない。相乗的抗酸化剤を含有する天然物抽出物はしばしば、化粧
品に望ましくない変色を起こし、それ故、限られた範囲でしか使用できない。
足するものではない。相乗的抗酸化剤を含有する天然物抽出物はしばしば、化粧
品に望ましくない変色を起こし、それ故、限られた範囲でしか使用できない。
【0006】 (発明の開示) (発明が解決しようとする技術的課題) 本発明の課題は、高い相乗効果(「増強効果」)を示し、スキンケア生成物の
成分と適合する抗酸化剤組み合わせを開発することである。
成分と適合する抗酸化剤組み合わせを開発することである。
【0007】 (その解決方法) 本発明の目的のために、相乗効果とは、抗酸化剤の協同効果、すなわち個々の
成分の組み合わせの抗酸化効果が相加的でなく、その何倍も大きいことを意味す
ると理解される。抗酸化効果または「抗酸化力」は、DD249618A3と同
様に化学ルミネセンス法によって測定される。
成分の組み合わせの抗酸化効果が相加的でなく、その何倍も大きいことを意味す
ると理解される。抗酸化効果または「抗酸化力」は、DD249618A3と同
様に化学ルミネセンス法によって測定される。
【0008】 驚くべきことに、相乗効果が高く、スキンケア生成物の生理学的担体および他
の成分と適合し、無色無臭である抗酸化剤組み合わせを見出した。本発明の抗酸
化剤組み合わせを含有する製剤は、優れたケア作用を示し、かつ、酸化過程によ
る皮膚の老化を防止し、および/または老化した皮膚の外観を改善することがで
きる。
の成分と適合し、無色無臭である抗酸化剤組み合わせを見出した。本発明の抗酸
化剤組み合わせを含有する製剤は、優れたケア作用を示し、かつ、酸化過程によ
る皮膚の老化を防止し、および/または老化した皮膚の外観を改善することがで
きる。
【0009】 本発明は、皮膚に局所適用するのに適当な担体中に、抗酸化剤として、(a)
少なくとも1種のトコフェロールおよび/またはトコフェロールエステル、(b
)少なくとも1種の没食子酸エステル、および(c)茶樹抽出物の組み合わせを
含有する化粧品製剤を提供する。
少なくとも1種のトコフェロールおよび/またはトコフェロールエステル、(b
)少なくとも1種の没食子酸エステル、および(c)茶樹抽出物の組み合わせを
含有する化粧品製剤を提供する。
【0010】 本発明の抗酸化剤混合物は、必須成分(a)としてトコフェロールおよび/ま
たはトコフェロールエステルを含有する。使用する抗酸化剤または酸化防止剤は
、酸素の作用によって、または他の酸化過程によって起こる変化を部分的にまた
は完全に防止する種々の化合物群の有機化合物である。生理学的に安全で、入手
容易であることから、トコフェロールおよびそのエステルは、化粧品および食品
中の抗酸化剤として広く用いられている。トコフェロール(淡黄ないし赤味がか
った液体)は、2位において4,8,12−トリメチルトリデシル基で置換され
た3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−6−オール化合物(すなわちク
ロマン−6−オール化合物)である。これらは多くの植物油、とりわけ大豆、小
麦、トウモロコシ、米、綿、アルファルファおよびナッツ類の種油中に存在し、
果実および野菜中にも存在する。本発明の目的に適当なトコフェロールは、天然
または合成トコフェロールで、純粋なエナンチオマーの形態のもの、または立体
異性体(α−、β−、γ−、δ−およびε−トコフェロールを包含する)の混合
物の形態のものである。本発明の製剤の好ましい態様においては、成分(a)と
して天然または合成α−トコフェロールが組成物全体に対して0.005〜2.
0重量%の量で存在する。0.1〜1.0重量%の量が特に適当である。
たはトコフェロールエステルを含有する。使用する抗酸化剤または酸化防止剤は
、酸素の作用によって、または他の酸化過程によって起こる変化を部分的にまた
は完全に防止する種々の化合物群の有機化合物である。生理学的に安全で、入手
容易であることから、トコフェロールおよびそのエステルは、化粧品および食品
中の抗酸化剤として広く用いられている。トコフェロール(淡黄ないし赤味がか
った液体)は、2位において4,8,12−トリメチルトリデシル基で置換され
た3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−6−オール化合物(すなわちク
ロマン−6−オール化合物)である。これらは多くの植物油、とりわけ大豆、小
麦、トウモロコシ、米、綿、アルファルファおよびナッツ類の種油中に存在し、
果実および野菜中にも存在する。本発明の目的に適当なトコフェロールは、天然
または合成トコフェロールで、純粋なエナンチオマーの形態のもの、または立体
異性体(α−、β−、γ−、δ−およびε−トコフェロールを包含する)の混合
物の形態のものである。本発明の製剤の好ましい態様においては、成分(a)と
して天然または合成α−トコフェロールが組成物全体に対して0.005〜2.
0重量%の量で存在する。0.1〜1.0重量%の量が特に適当である。
【0011】 特に好ましいトコフェロール含有成分は、商品名Controx(登録商標)KSと
して知られる生成物である。トコフェロールの代わりに、またはトコフェロール
と組み合わせて、トコフェロールのエステルも使用し得る。本発明の目的に適当
なエステルはとりわけ、C1−C22アルキルまたはアリールエステル、また、
トコフェリルスクシネート、トコフェリルポリ(オキシエチレン)スクシネート
、トコフェリルニコチネートおよびトコフェリルレチノエートである。
して知られる生成物である。トコフェロールの代わりに、またはトコフェロール
と組み合わせて、トコフェロールのエステルも使用し得る。本発明の目的に適当
なエステルはとりわけ、C1−C22アルキルまたはアリールエステル、また、
トコフェリルスクシネート、トコフェリルポリ(オキシエチレン)スクシネート
、トコフェリルニコチネートおよびトコフェリルレチノエートである。
【0012】 本発明の製剤の更なる好ましい態様においては、α−トコフェロールに加えて
α−トコフェリルアセテートが、0.005〜5.0重量%の量で製剤中に更に
存在する。0.1〜2.0重量%の量が特に好ましい。この二成分組み合わせが
、特に化粧品製剤の色に影響を及ぼさないことに関して適当であることがわかっ
た。トコフェロールとα−トコフェリルアセテートとの量比は通例1:(2〜1
0)であり、1:(2〜5)の比が特に好ましい。
α−トコフェリルアセテートが、0.005〜5.0重量%の量で製剤中に更に
存在する。0.1〜2.0重量%の量が特に好ましい。この二成分組み合わせが
、特に化粧品製剤の色に影響を及ぼさないことに関して適当であることがわかっ
た。トコフェロールとα−トコフェリルアセテートとの量比は通例1:(2〜1
0)であり、1:(2〜5)の比が特に好ましい。
【0013】 本発明の製剤は、必須成分(b)として少なくとも1種の没食子酸エステルを
含有する。没食子酸エステルは、抗酸化性を有することが従来知られている。本
発明の目的に適当なエステルは、没食子酸(3,4,5−トリヒドロキシ安息香
酸)と脂肪族C1−C22−アルコールとのエステルを包含する。化粧品、薬品
および食品中に用いられる最も重要な例は、没食子酸メチル、没食子酸エチル、
没食子酸プロピル、没食子酸オクチル、没食子酸ノニル、没食子酸ドデシル、没
食子酸セチルおよび没食子酸ステアリルを包含する。本発明の製剤の好ましい態
様においては、没食子酸エステルとして没食子酸プロピルが組成物全体に対して
0.005〜2.0重量%の量で存在する。Danox(登録商標)200の商品名
で知られる生成物が特に適当である。
含有する。没食子酸エステルは、抗酸化性を有することが従来知られている。本
発明の目的に適当なエステルは、没食子酸(3,4,5−トリヒドロキシ安息香
酸)と脂肪族C1−C22−アルコールとのエステルを包含する。化粧品、薬品
および食品中に用いられる最も重要な例は、没食子酸メチル、没食子酸エチル、
没食子酸プロピル、没食子酸オクチル、没食子酸ノニル、没食子酸ドデシル、没
食子酸セチルおよび没食子酸ステアリルを包含する。本発明の製剤の好ましい態
様においては、没食子酸エステルとして没食子酸プロピルが組成物全体に対して
0.005〜2.0重量%の量で存在する。Danox(登録商標)200の商品名
で知られる生成物が特に適当である。
【0014】 本発明の抗酸化剤混合物の第三の必須成分(c)は、茶樹抽出物(ツバキ科C
amellia sinensis)である。この目的のために、「茶」として市販されている
茶樹の葉、葉芽および柔い茎を通例使用する。しかし、茶樹の他の部分(種子、
実、花、茎、樹皮、根)も本発明の目的のために使用し得る。未発酵緑茶と発酵
紅茶とは区別される。茶の成分は、茶の独特の香をもたらす多くのポリフェノー
ル化合物を包含する。カテコールタンニンおよびピロガロールタンニン並びにフ
ラボノイドのほか、カフェイン、プリン化合物、タンパク質、オリコ糖、デンプ
ン、ペクチン、イノシトール、セルロース、リグニン、シュウ酸、フルーツ酸お
よび微量成分が存在する。茶の揮発性成分中には、300〜400種の物質が見
られるが、そのうちの2種しか同定されていない。しかも、茶葉の組成は、生育
地および場所並びに品種によって大きく異なる。発酵過程により、茶葉のタンニ
ン含量が大幅に低下する。茶の既知の抗酸化作用は、茶に含まれるタンニン、と
りわけエピカテキン、ガロカテキン、エピガロカテキン、エピガロカテキンガレ
ートおよびエピカテキンガレートによるものである。
amellia sinensis)である。この目的のために、「茶」として市販されている
茶樹の葉、葉芽および柔い茎を通例使用する。しかし、茶樹の他の部分(種子、
実、花、茎、樹皮、根)も本発明の目的のために使用し得る。未発酵緑茶と発酵
紅茶とは区別される。茶の成分は、茶の独特の香をもたらす多くのポリフェノー
ル化合物を包含する。カテコールタンニンおよびピロガロールタンニン並びにフ
ラボノイドのほか、カフェイン、プリン化合物、タンパク質、オリコ糖、デンプ
ン、ペクチン、イノシトール、セルロース、リグニン、シュウ酸、フルーツ酸お
よび微量成分が存在する。茶の揮発性成分中には、300〜400種の物質が見
られるが、そのうちの2種しか同定されていない。しかも、茶葉の組成は、生育
地および場所並びに品種によって大きく異なる。発酵過程により、茶葉のタンニ
ン含量が大幅に低下する。茶の既知の抗酸化作用は、茶に含まれるタンニン、と
りわけエピカテキン、ガロカテキン、エピガロカテキン、エピガロカテキンガレ
ートおよびエピカテキンガレートによるものである。
【0015】 茶抽出物は、抽出または蒸留によって得ることができる。抽出に適当なのは、
この目的に通例用いられる溶媒(アルコール、ケトンおよびエーテル)であり、
水または水/アルコール混合物を使用することが、本発明の目的のために好まし
い。抽出時間と共にタンニン含量が増加する。この場合、高分子量またはポリマ
ーのカテコールタンニンおよびピロガロールタンニン(抽出物に独特の濃色を与
える)も主に溶解する。一方、蒸留によって得た抽出物は実質的に無色であり、
無色の貯蔵安定性化粧品の製造に特に適する。蒸留物の活性成分含量は、抽出物
のそれよりも通例非常に低い。
この目的に通例用いられる溶媒(アルコール、ケトンおよびエーテル)であり、
水または水/アルコール混合物を使用することが、本発明の目的のために好まし
い。抽出時間と共にタンニン含量が増加する。この場合、高分子量またはポリマ
ーのカテコールタンニンおよびピロガロールタンニン(抽出物に独特の濃色を与
える)も主に溶解する。一方、蒸留によって得た抽出物は実質的に無色であり、
無色の貯蔵安定性化粧品の製造に特に適する。蒸留物の活性成分含量は、抽出物
のそれよりも通例非常に低い。
【0016】 本発明の製剤の好ましい態様においては、製剤中に茶樹抽出物として、Camell
ia Sinensisの未発酵緑茶葉の蒸気蒸留物が1.0〜20.0重量%の量で存在
する。1.0〜5.0重量%の量が特に好ましい。このような蒸気蒸留物は無色
であり、揮発性精油に加えてテアフラビンを含有し、その活性成分含量は通例0
.01〜0.5重量%である。抗酸化力は0.00014ビタミンE単位で、非
常に低い(表1)。
ia Sinensisの未発酵緑茶葉の蒸気蒸留物が1.0〜20.0重量%の量で存在
する。1.0〜5.0重量%の量が特に好ましい。このような蒸気蒸留物は無色
であり、揮発性精油に加えてテアフラビンを含有し、その活性成分含量は通例0
.01〜0.5重量%である。抗酸化力は0.00014ビタミンE単位で、非
常に低い(表1)。
【0017】 α−トコフェリルアセテート、トコフェロールおよび没食子酸プロピルと組み
合わせた場合に、予想外に高い抗酸化効果の増幅(すなわち相乗効果)が得られ
る。従って、そのような混合物が、スキンケア生成物用の抗酸化剤組み合わせと
して特に適当である。
合わせた場合に、予想外に高い抗酸化効果の増幅(すなわち相乗効果)が得られ
る。従って、そのような混合物が、スキンケア生成物用の抗酸化剤組み合わせと
して特に適当である。
【0018】 本発明の抗酸化剤組み合わせは、化粧品製剤に通例用いられる生理学的に適合
性の担体中に存在する。水および生理学的に適当な溶媒のほか、とりわけ油、ワ
ックス、脂肪、再脂肪化物質、増粘剤、乳化剤、サンスクリーンフィルターとし
て適当な物質および香料が、通常のケア成分のために存在し得る。必要に応じて
、組成物は、水性またはアルコール性の溶液として、ゲル、オイル剤、w/oエ
マルジョンもしくはo/wエマルジョンとして、またはエアロゾルとして調製し
得る。適当な製剤基剤に関して、化粧品における通常の製剤を参照し得る(K. S
chrader, Grundlagen und Rezepturen der Kosmetika, 第2版, Huethig Buch V
erlag, ハイデルベルク,1989,第424−437頁,第442−451頁
,第456−465頁)。
性の担体中に存在する。水および生理学的に適当な溶媒のほか、とりわけ油、ワ
ックス、脂肪、再脂肪化物質、増粘剤、乳化剤、サンスクリーンフィルターとし
て適当な物質および香料が、通常のケア成分のために存在し得る。必要に応じて
、組成物は、水性またはアルコール性の溶液として、ゲル、オイル剤、w/oエ
マルジョンもしくはo/wエマルジョンとして、またはエアロゾルとして調製し
得る。適当な製剤基剤に関して、化粧品における通常の製剤を参照し得る(K. S
chrader, Grundlagen und Rezepturen der Kosmetika, 第2版, Huethig Buch V
erlag, ハイデルベルク,1989,第424−437頁,第442−451頁
,第456−465頁)。
【0019】 本発明は、皮膚手入れ処置のための本発明の製剤の使用をも提供する。本発明
の抗酸化剤組み合わせは、皮膚において酸化ストレス過程を抑制することができ
、再生過程に好ましい影響を及ぼし得る。化粧品における通常の方法に従って、
下記エマルジョンの調製を行う。
の抗酸化剤組み合わせは、皮膚において酸化ストレス過程を抑制することができ
、再生過程に好ましい影響を及ぼし得る。化粧品における通常の方法に従って、
下記エマルジョンの調製を行う。
【0020】 抗酸化力(AOP)の測定 抗酸化力(AOP)は、物質または物質混合物の「フリーラジカル捕捉」作用
を特徴付ける。 方法および装置の詳細は、DD249618A3に記載されている。この方法
は、フリーラジカル捕捉剤(抗酸化剤)の不存在下および存在下に酸素フリーラ
ジカルにより誘導されるルミノール(3−アミノフタル酸ヒドラジド)の光化学
ルミネセンスに基づく。抗酸化剤不存在下の光化学ルミネセンスをブランク値と
する。フリーラジカル捕捉剤の存在下には、ルミノールの化学ルミネセンスの低
下が見られる。系を較正するために、特定量のビタミンEを加え、このフリーラ
ジカル捕捉剤の存在下に化学ルミネセンスを測定する。この値を対照とし、「1
ビタミンE単位」と定める。試験物質によるルミネセンス低下を、ビタミンEに
よるルミネセンス低下と比較し、ビタミンE単位で表す。すなわち、物質および
物質混合物の抗酸化力を、ビタミンEに対して相対的に測定することができる。
を特徴付ける。 方法および装置の詳細は、DD249618A3に記載されている。この方法
は、フリーラジカル捕捉剤(抗酸化剤)の不存在下および存在下に酸素フリーラ
ジカルにより誘導されるルミノール(3−アミノフタル酸ヒドラジド)の光化学
ルミネセンスに基づく。抗酸化剤不存在下の光化学ルミネセンスをブランク値と
する。フリーラジカル捕捉剤の存在下には、ルミノールの化学ルミネセンスの低
下が見られる。系を較正するために、特定量のビタミンEを加え、このフリーラ
ジカル捕捉剤の存在下に化学ルミネセンスを測定する。この値を対照とし、「1
ビタミンE単位」と定める。試験物質によるルミネセンス低下を、ビタミンEに
よるルミネセンス低下と比較し、ビタミンE単位で表す。すなわち、物質および
物質混合物の抗酸化力を、ビタミンEに対して相対的に測定することができる。
【0021】 AOP測定の実施 1.測定系の設計原理 装置は原則的に2成分、すなわちフリーラジカル発生器および検出系から成る
。 UV照射源を用いて、酸素分子を還元または励起することにより、水性系内で
スーパーオキシドフリーラジカルアニオンまたは一重項酸素を発生させる。生じ
たフリーラジカルがルミノールと反応し、その化学ルミネセンスを検出系によっ
て定量する。
。 UV照射源を用いて、酸素分子を還元または励起することにより、水性系内で
スーパーオキシドフリーラジカルアニオンまたは一重項酸素を発生させる。生じ
たフリーラジカルがルミノールと反応し、その化学ルミネセンスを検出系によっ
て定量する。
【0022】 2.必要な化学薬品 ・ルミノール(HPLC級)(Baker) ・メタノール(HPLC級)(Baker) ・エタノール(HPLC級)(Baker) ・Na2CO3 ・Na2EDTA・2H2O ・NaOH ・α−トコフェロール(Merck) 3.必要な装置 Photochem, FAT, ベルリン ソフトウェア:Poplab 2.0 Vibrofix 通常の実験室用材料: シリンジフィルター,0.2μm,Millipore
【0023】 4.実験の実施 4.1 原液 (A)ACL緩衝液原液(ACL=脂溶性物質の抗酸化能) ACL緩衝液(pH=11)を調製するために、Na2CO3(M=106.0
g/モル)10.6gおよびNa2EDTA・2H2O(M=372.24g/モ
ル)0.0372gを計量し、Milli−Q水で1Lとした。この緩衝液を0
.45μmシリンジフィルターで濾過した。 (B)メタノール性ACL緩衝液 ACL緩衝液原液(A)50mlにメタノール(HPLC級)950mlを加
え、その混合物を透明な溶液となるまで撹拌した。 (C)ルミノール溶液 0.1M水酸化ナトリウム溶液中の1mMルミノール溶液を検出に使用した。
この溶液は、遮光し低温で保存する必要がある。
g/モル)10.6gおよびNa2EDTA・2H2O(M=372.24g/モ
ル)0.0372gを計量し、Milli−Q水で1Lとした。この緩衝液を0
.45μmシリンジフィルターで濾過した。 (B)メタノール性ACL緩衝液 ACL緩衝液原液(A)50mlにメタノール(HPLC級)950mlを加
え、その混合物を透明な溶液となるまで撹拌した。 (C)ルミノール溶液 0.1M水酸化ナトリウム溶液中の1mMルミノール溶液を検出に使用した。
この溶液は、遮光し低温で保存する必要がある。
【0024】 4.2 測定溶液 (D)ブランク値測定用の溶液 調製した透明なメタノール性ACL緩衝液2.0mlを、密閉可能なAutosamp
lerバイアル(4ml)にピペットで入れた。これに、ルミノール溶液約100
μlおよび無水非変性エタノールを加えて、エタノールおよびルミノール溶液の
総体積を0.5mlとした。溶液をVibrofix上で数秒間ホモジナイズし、すぐに
Photochem(4.4参照)で測定した。
lerバイアル(4ml)にピペットで入れた。これに、ルミノール溶液約100
μlおよび無水非変性エタノールを加えて、エタノールおよびルミノール溶液の
総体積を0.5mlとした。溶液をVibrofix上で数秒間ホモジナイズし、すぐに
Photochem(4.4参照)で測定した。
【0025】 (E)サンプル溶液 分析学的に正確に計量した量(約0.5g)の分析するサンプルを、10ml
容積測定フラスコに入れ、メタノールで目盛に合わせた。溶液を10分間超音波
処理し、次いで濾過した。 (F)測定溶液 メタノール性ACL緩衝液(B参照)2.0mlを、密閉可能なAutosampler
バイアル(4ml)にピペットで入れた。これに、ルミノール溶液を、ブランク
値測定に用いたのと同じ体積で加え、濾過したサンプル溶液(E)を特定量で加
え、無水非変性エタノールを加えて、ルミノール溶液、サンプル溶液およびエタ
ノールの総体積を0.5mlとした。溶液をVibrofix上で数秒間ホモジナイズし
、すぐにPhotochemで測定した。
容積測定フラスコに入れ、メタノールで目盛に合わせた。溶液を10分間超音波
処理し、次いで濾過した。 (F)測定溶液 メタノール性ACL緩衝液(B参照)2.0mlを、密閉可能なAutosampler
バイアル(4ml)にピペットで入れた。これに、ルミノール溶液を、ブランク
値測定に用いたのと同じ体積で加え、濾過したサンプル溶液(E)を特定量で加
え、無水非変性エタノールを加えて、ルミノール溶液、サンプル溶液およびエタ
ノールの総体積を0.5mlとした。溶液をVibrofix上で数秒間ホモジナイズし
、すぐにPhotochemで測定した。
【0026】 4.3 較正 ビタミンE標準で較正を行った。分析学的に正確に計量した量のd,l−α−
トコフェロール(80±5mg)を、50ml容積測定フラスコに入れ、メタノ
ールで目盛に合わせた。この溶液を、含量が12mg/lとなるようにエタノー
ルで希釈した。 較正のために、ビタミンE標準溶液30μl、50μlおよび100μlを用
いて溶液(2.5mlずつ)を調製した。各場合に、メタノール性ACL緩衝液
2mlを、ブランク値測定に用いたのと同じ体積のルミノール溶液と組み合わせ
、ビタミンE標準溶液30μl、50μlおよび100μlを加え、無水非変性
エタノールを加えて、ルミノール溶液、ビタミンE標準溶液およびエタノールの
総体積を0.5mlとした。4.4に記載のように測定を行った。
トコフェロール(80±5mg)を、50ml容積測定フラスコに入れ、メタノ
ールで目盛に合わせた。この溶液を、含量が12mg/lとなるようにエタノー
ルで希釈した。 較正のために、ビタミンE標準溶液30μl、50μlおよび100μlを用
いて溶液(2.5mlずつ)を調製した。各場合に、メタノール性ACL緩衝液
2mlを、ブランク値測定に用いたのと同じ体積のルミノール溶液と組み合わせ
、ビタミンE標準溶液30μl、50μlおよび100μlを加え、無水非変性
エタノールを加えて、ルミノール溶液、ビタミンE標準溶液およびエタノールの
総体積を0.5mlとした。4.4に記載のように測定を行った。
【0027】 4.4 化学ルミネセンス測定 装置のスイッチをオンにし、時間を置いてから、ブランク値溶液の化学ルミネ
センスを測定した(D参照)。測定値が安定してから、実際の測定を開始するこ
とができた。測定時間は、1サンプル当たり180秒間であった。後続の測定に
は、ソフトウェアによって自動的にブランク値(曲線下の積分値)を計算に入れ
た。
センスを測定した(D参照)。測定値が安定してから、実際の測定を開始するこ
とができた。測定時間は、1サンプル当たり180秒間であった。後続の測定に
は、ソフトウェアによって自動的にブランク値(曲線下の積分値)を計算に入れ
た。
【0028】 次いで、系をビタミンE標準(4.3参照)に対して較正した。すなわち、3
ビタミンE標準の化学ルミネセンスを測定した。次いで、試験サンプルの測定溶
液(F)の化学ルミネセンスを測定した。ブランク値の積分値から測定溶液の積
分値(ブランク値の積分値に対して標準化したもの)を減じることによって化学
ルミネセンスの低下を調べた。
ビタミンE標準の化学ルミネセンスを測定した。次いで、試験サンプルの測定溶
液(F)の化学ルミネセンスを測定した。ブランク値の積分値から測定溶液の積
分値(ブランク値の積分値に対して標準化したもの)を減じることによって化学
ルミネセンスの低下を調べた。
【0029】 5.分析結果の計算 測定溶液を測定した曲線を、ビタミンEの検量線と比較した。物質サンプルに
よる化学ルミネセンス低下を、サンプル1g当たりのビタミンE当量として表し
(mgビタミンE/gサンプル)、抗酸化力(AOP)とした。
よる化学ルミネセンス低下を、サンプル1g当たりのビタミンE当量として表し
(mgビタミンE/gサンプル)、抗酸化力(AOP)とした。
【0030】 試験結果 多くの抗酸化剤(純物質および植物抽出物)の組み合わせについて、その抗酸
化力、とりわけ相乗効果を調べた。相乗効果とは、混合物の抗酸化力が個々の成
分のAOPを合計したものではなく、それより何倍も高いということを意味する
。相乗効果は、下記活性成分組み合わせ(a+b+c)において達成された: a)トコフェロールおよび/またはトコフェロールエステル b)没食子酸エステル c)緑茶蒸気蒸留物
化力、とりわけ相乗効果を調べた。相乗効果とは、混合物の抗酸化力が個々の成
分のAOPを合計したものではなく、それより何倍も高いということを意味する
。相乗効果は、下記活性成分組み合わせ(a+b+c)において達成された: a)トコフェロールおよび/またはトコフェロールエステル b)没食子酸エステル c)緑茶蒸気蒸留物
【0031】 例として、本発明の製剤例中に存在し、特に顕著な相乗効果(すなわち「増強
効果」)を有する活性成分組み合わせ(5)の結果を表1に示す。
効果」)を有する活性成分組み合わせ(5)の結果を表1に示す。
【表1】
【0032】 評価: 緑茶の蒸留物の抗酸化効果は非常に小さく、ビタミンEを含有するControx(
登録商標)KSとビタミンEアセテートとは同程度の抗酸化効果を有し、没食子酸
プロピル[Danox(登録商標)200]は単独で顕著に高いAOP(6.8ビタミン
E単位)を示す。しかし、ビタミンEアセテート、Controx(登録商標)KS、緑
茶蒸留物、およびDanox(登録商標)200の活性成分組み合わせのみが増強効果を
示し、AOP値の増幅をもたらす(AOP=97ビタミンE単位)。
登録商標)KSとビタミンEアセテートとは同程度の抗酸化効果を有し、没食子酸
プロピル[Danox(登録商標)200]は単独で顕著に高いAOP(6.8ビタミン
E単位)を示す。しかし、ビタミンEアセテート、Controx(登録商標)KS、緑
茶蒸留物、およびDanox(登録商標)200の活性成分組み合わせのみが増強効果を
示し、AOP値の増幅をもたらす(AOP=97ビタミンE単位)。
【0033】 本発明の製剤例 下記の量は、市販物質または物質混合物の、組成物全体に対する重量%である
。 実施例1(本発明): この製剤は、本発明による抗酸化剤混合物を含有する:
。 実施例1(本発明): この製剤は、本発明による抗酸化剤混合物を含有する:
【表2】
【0034】 実施例2(本発明): この製剤は、本発明による抗酸化剤混合物を含有する:
【表3】
【0035】 付録 使用した原料の商標名および商品名のリスト 1)Montanov(登録商標)68 INCI:セテアリルアルコール,セテアリルグルコシド 製造者:Seppic(Interorgana) 2)Myritol(登録商標)318 INCI:カプリル/カプリントリグリセリド 製造者:Henkel KGaA 3)Lanette(登録商標)22 INCI:ベヘニルアルコール 製造者:Henkel(Sidobre-Sinnova) 4)Cutina(登録商標)MD-V INCI:ステアリルステアレート 製造者:Henkel KGaA 5)Cetiol(登録商標)V INCI:デシルオレエート 製造者:Henkel KGaA 6)Baysilon(登録商標)M 350 INCI:ジメチコン 製造者:Bayer AG
【0036】 7)ビタミンEアセテート INCI:トコフェリルアセテート 製造者:BASF 8)Controx(登録商標)KS INCI:トコフェロール,水素化パームグリセリドシトレート トコフェロール含量:約56重量% 製造者:Henkel(Gruenau) 9)Generol(登録商標)122 NE10D INCI:PEG−10 大豆ステロール 製造者:Gruenau(Henkel KGaA)
【0037】 10)Herbasol(登録商標)-Destillat Tee Gruen Spezial Henekl(アルコ
ール不含有) INCI:アクア,camellia sinensis抽出物,安息香酸,ポリソルベート−2
0 蒸気蒸留物:安息香酸0.75重量%、ポリソルベート20約2重量%を含有 蒸留物100kgが緑茶100kgの揮発性成分を含有 活性成分含量:約0.01〜0.5重量% 製造者:Cosmetochem AG(スイス、シュタインハウゼン) 11)Danox(登録商標)200 INCI:没食子酸プロピル 製造者:IFSC(Rahn)
ール不含有) INCI:アクア,camellia sinensis抽出物,安息香酸,ポリソルベート−2
0 蒸気蒸留物:安息香酸0.75重量%、ポリソルベート20約2重量%を含有 蒸留物100kgが緑茶100kgの揮発性成分を含有 活性成分含量:約0.01〜0.5重量% 製造者:Cosmetochem AG(スイス、シュタインハウゼン) 11)Danox(登録商標)200 INCI:没食子酸プロピル 製造者:IFSC(Rahn)
【0038】 12)Lipoid(登録商標)S75-3 INCI:水素化レシチン 製造者:Lipoid GmbH 13)Stenol(登録商標)1618 INCI:セテアリルアルコール 製造者:Henkel KGaA 14)Cetiol(登録商標)SB 45 INCI:シアバター Butyrospermum Parkii 製造者:Henkel KGaA 15)Cegesoft(登録商標)C24 INCI:オクチルパルミテート 製造者:Henkel(Gruenau) 16)Prisorine(登録商標)IPIS 2021 INCI:イソプロピルイソステアレート 製造者:Unichema 17)Methocel(登録商標)E4M premium INCI:ヒドロキシプロピルメチルセルロース 製造者:Dow Chemical(Colorcon Ltd.)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マリアンネ・ヴァルトマン−ラウェ ドイツ連邦共和国デー−40789モンハイム、 モーツァルトシュトラーセ25番 (72)発明者 クリスティナ・ハンメス ドイツ連邦共和国デー−51061ケルン、ピ ュッツラッハシュトラーセ75番 (72)発明者 シュテファニー・オルタンダール ドイツ連邦共和国デー−53894メヘルニッ ヒ、ファイヤーシュトラーセ2番 (72)発明者 エルケ・ブルーメンカンプ ドイツ連邦共和国デー−41751フィーアゼ ン、シュテレナー・ヴェーク65番 (72)発明者 ガブリエレ・ムンク ドイツ連邦共和国デー−22763ハンブルク、 グリューネベルクシュトラーセ77番 Fターム(参考) 4C083 AA111 AA112 AB032 AB052 AB432 AC072 AC122 AC312 AC341 AC422 AD092 AD152 AD282 AD492 AD572 AD661 AD662 BB47 CC02 DD23 DD27 EE12
Claims (6)
- 【請求項1】 皮膚への局所適用に適当な担体中に、抗酸化剤として、 (a)少なくとも1種のトコフェロールおよび/またはトコフェロールエステル (b)少なくとも1種の没食子酸エステル、および (c)茶樹抽出物 の組み合わせを含有する化粧品製剤。
- 【請求項2】 成分(a)として、天然または合成のα−トコフェロールを
0.005〜2.0重量%の量で含有する請求項1に記載の製剤。 - 【請求項3】 α−トコフェリルアセテートを0.005〜5.0重量%の
量で更に含有する請求項2に記載の製剤。 - 【請求項4】 没食子酸エステルとして、没食子酸プロピルを0.005〜
2.0重量%の量で含有する請求項1〜3のいずれかに記載の製剤。 - 【請求項5】 茶樹抽出物として、Camellia Sinensisの未発酵緑茶葉の蒸
気蒸留物を1.0〜20.0重量%の量で含有する請求項1〜4のいずれかに記
載の製剤。 - 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の製剤の、皮膚手入れ処置の
ための使用。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE19903716.7 | 1999-01-30 | ||
DE19903716A DE19903716A1 (de) | 1999-01-30 | 1999-01-30 | Antioxidative Hautpflegemittel |
PCT/EP2000/000451 WO2000044344A2 (de) | 1999-01-30 | 2000-01-21 | Antioxidative hautpflegemittel |
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---|---|---|---|
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KR20210050173A (ko) * | 2019-10-28 | 2021-05-07 | 임정훈 | 녹차수를 함유하는 유아용 화장품 |
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JP2003020495A (ja) * | 2001-07-10 | 2003-01-24 | Cognis Japan Ltd | 油脂組成物 |
JP4781580B2 (ja) * | 2001-09-26 | 2011-09-28 | 日本メナード化粧品株式会社 | コラゲナーゼ阻害剤 |
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US20050019379A1 (en) | 2003-07-22 | 2005-01-27 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Wipe and methods for improving skin health |
DE102007036499A1 (de) * | 2007-08-01 | 2009-02-05 | Henkel Ag & Co. Kgaa | Naturkosmetisches Haarbehandlungsmittel |
CN102579307B (zh) * | 2012-03-31 | 2013-07-31 | 两面针(扬州)酒店用品有限公司 | 中药两面针滋润止痒沐浴露 |
FR3016168B1 (fr) * | 2014-01-07 | 2015-12-25 | Oleos | Composition grasse stable comprenant des antioxydants, son procede de preparation et ses utilisations |
DE202014105057U1 (de) * | 2014-10-22 | 2014-11-12 | Tissma UG (haftungsbeschränkt) | Handhygiene-Kosmetikum |
FR3030231B1 (fr) * | 2014-12-23 | 2018-08-24 | L'oreal | Utilisation d'un ester d'acide gras pour matifier la peau et composition comprenant cet ester |
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JPS59219384A (ja) * | 1983-05-30 | 1984-12-10 | Mitsui Norin Kk | 天然抗酸化剤の製造方法 |
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AU639063B2 (en) * | 1990-01-29 | 1993-07-15 | Johnson & Johnson Consumer Products, Inc. | Skin care compositions |
IT1265312B1 (it) * | 1993-12-21 | 1996-10-31 | Indena Spa | Formulazioni contenenti carotenoidi e procarotenoidi associati a polifenoli nella prevenzione dei danni da abnorme produzione di |
JPH0899827A (ja) * | 1994-09-29 | 1996-04-16 | Shiseido Co Ltd | 皮膚外用剤 |
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