JP2002535058A - ゲルを内含するゴルフボール - Google Patents

ゲルを内含するゴルフボール

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、ゴルフボール内でのゲル材料の使用に関する。本発明の一態様においては、離散的なゲル粒子がゴルフボールのハードカバー、マントル又はコア要素の中で一体型の構造的及び機能的役割を形成して、ゴルフボールの競技好適性を変化させる付加的な方法を提供する。1つの実施態様においては、本発明は、少なくとも1つのゲル材料と少なくとも1つの非ゲル材料の不均質混合物を提供するようにゲルが充てんされた離散的な空隙が分散したマントルを含むゴルフボールに関する。本発明のもう1つの実施態様においては、粉砕されたシリカゲル材料10部、Iotek(登録商標)1002 50部、Iotek(登録商標)100350部そしてUM Blue 0.025部が複合マントルを提供している。この実施態様では、測定された圧縮力(そしてゴルフクラブにより打撃されたときの優れた変形誘導及び初期スピン速度)は、ショアC/D硬度の同時低下と共に増大する。本発明のもう1つの態様では、離散的なエラストマー粒子が、ゴルフボールのハードカバー、マントル又はコア要素において1つの不可欠な構造的かつ機能的役割を成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の背景】
本発明は、ゴルフボール組成物、そしてより詳細には、ゴルフボールの競技好
適性を変化させるためにゲルの離散的粒子及び重合体を含むマトリクス複合体を
用いたゴルフボールに関する。
【0002】 米国特許第5,779,561号に記述されているように、ゴルフボールは従来
の3つの異なるグループ、すなわち、ワンピースボール、マルチピース(2つ以
上のピース)ソリッドボール及び糸巻きボールに分類されてきた。従来のマルチ
ピースソリッドゴルフボールには上に異なる種類の材料が成形されたカバーを有
する均質な又は多層のソリッド弾性コアが内含されている。糸巻き式ゴルフボー
ルは従来、液体又は固体の中心、この中心のまわりのエラストマー巻線及び成形
されたカバーを内含してきた。ソリッドコアは往々にしてポリブタジエンで作ら
れ、成形されたカバーは一般に、天然バラタ、合成バラタ、イオノマー樹脂、架
橋ポリウレタン又は熱可塑性ポリウレタンで作られている。キャリーの距離、耐
久性(例えば切断及び摩滅強度及び疲労耐久性)及びスピンの所望の組合せを示
すゴルフボールを開発するため、多大な研究がひきつづき行なわれている。
【0003】 米国特許第5,150,906号は、液体又は中央非糸巻きコアをもつ材料の単
体構造の非気泡質コアで満たされた変形可能な重合体材料の中空球形シェル、内
部及び外部層を含むゴルフボールについて記述している。コア材料は、液体、ゲ
ル又は溶融物としてシェルにあけた穴を通して付加され得る。
【0004】 米国特許第5,397,840号は、非イオン/イオン共重合体配合物を含むゴ
ルフボールカバーについて記述している。イオン/イオン共重合体配合物を伴う
ゴルフボールは、反発係数(C.O.R.)の損失が全くなく、従来の100%イ
オン共重合体配合物のうちの1つで作られた最高級ゴルフボールカバーに比べる
と、切断及びひび割れに対し同等の強度をもつ。
【0005】 ゴルフボール本体及び塗料層を含むコーティングされたゴルフボールについて
は、米国特許第5,789,486号に記述されている。塗料層は、内部的に架橋
された重合体ゲル微粒子の分散を含む。コーティングされたゴルフボールは、デ
ィンプル縁部での塗料のたるみがより少ないこと及び当初の飛行特性が維持され
ることといったようなすぐれたコーティング特性をもつものとして特許請求され
ている。
【0006】 スピン速度が低いゴルフボールについては、米国特許第5,827,133号に
記述されている。本発明の一実施態様においては、ゴルフボールは、液体又はゼ
ラチン状物質のいずれかでできた流体コアを伴って作られている。このような構
成は、ゴルフボールをその外部カバーに付与されるあらゆる初期スピンに対する
応答性の低いものにすると考えられている。
【0007】 米国特許第5,820,489号は、少なくとも0.075のRiehle圧縮力をも
つジエン重合体をさらに含むコア及び少なくとも65のショアD硬度をもつカバ
ーを含む低いスピンのゴルフボールについて記述している。米国特許第5,58
0,057号は、同様に、スピン速度が低減した成形ゴルフボールを結果として
生成するように軟質コア及び硬質コアを含む低スピンゴルフボールについても記
述している。
【0008】 米国特許第5,779,561号は、中央コア、非イオノマーポリオレフィン材
料及び充てん剤を含む内部カバー層及び樹脂組成物を含む外部カバー層を伴う多
層ゴルフボールについて記述している。内部カバー層は非イオノマー材料を含み
、外部カバー層はイオノマーを内含することができる。このゴルフボールは、よ
り多くの量のイオノマーを含有するゴルフボールに比肩し得る競技好適性をもつ
ように構成することができる。コアは糸巻き式でも非糸巻き式でもよく、液体、
ゲル又は固体コアを含むことができる。
【0009】 イオノマー樹脂は、鎖間イオン結合を含む重合体である。ゴルフボールカバー
の製造のために用いられるイオノマー樹脂の例としては「Surlyn」という登録商
標でE.I.Dupont de Nemours & Company, Wilmington, Delaware(「Dupont」)に
よって販売されているもの及び「Escor」という登録商標及び「lotek」という商
品名でExxon Corporation, Irving, Texas(米国特許第5,779,561号及び
4,911,451号参照; これらの特許は本明細書にその全体が参考として内
含されている)から販売されているものが含まれる。イオノマー樹脂は、従来の
バラタ(トランスポリイソプレン、天然又は合成)ゴムの上にゴルフボールカバ
ーを製造するために好まれる材料となってきた。より軟質のバラタカバーは、優
れた競技好適性を示すものの、反復的なプレイに必要とされる耐久性に欠けてい
る。
【0010】 数多くの商業グレードのイオノマーが利用可能であるものの、それらの特性は
、金属カチオンの種類及び量、分子量、原樹脂の組成(すなわちエチレン及びメ
タクリル酸及び/又はアクリル酸基の相対的含有量)及び強化剤などといった添
加剤成分に応じて変動する。従って、非ゲル材料(例えばイオノマー重合体)の
分子特性とは別の及びそれに加えた1組のパラメータに従って競技好適性が変動
させられるような複合構造に対する必要性が存在する。より詳細には、少なくと
も1つの連続相及び少なくとも1つの不連続相を提供するため、離散的ゲル粒子
が分散された非ゲル材料から成る複合材料に対する必要性が存在する。このよう
な複合構造は、非ゲル材料中に分散されたゲル粒子の種類に従ってさらに変動す
る競技好適性を享受することになる。
【0011】 ゼラチン状エラストマー組成物が米国特許第5,633,286号に記述されて
いる。この特許は、本明細書にその全体が参考として内含されている。ゼラチン
状エラストマー組成物は、連続気泡スポンジと物理的にインタロックされ、これ
によりスポンジ内の気室を移動させる。ゲル剛性は、ゼラチン状エラストマー組
成物及びスポンジ単独の組合わされた剛性の和よりも大きいということがわかっ
ている。ゼラチン状エラストマー複合材は、高速衝撃及び応力条件下で極端な変
形の後、高い伸び及び引張強度及びすぐれた形状保持を示した。
【0012】 先行技術はさまざまなゴルフボール組成物を教示しているが、そのいずれも、
ゴルフボールの競技好適性を変えるためにゲルの充てんされた離散的空隙から成
るコア又は硬質カバー層、マントルを伴うゴルフボールを教示していない。さら
に、先行技術のいずれも、ゲルの充てんされた離散的空隙が分散したソリッドコ
アを伴う非糸巻きゴルフボールについて教示してはいない。より詳細には、先行
技術のいずれも、より高価な糸巻きゴルフボールに類似したクラブのすぐれた制
御及びスピンを伴いゲルの充てんされた離散的空隙で構成された固体コアを含む
非糸巻きゴルフボールについて教示していない。
【0013】 [発明の簡単な概要] 従って、本発明の目的は、ゲルの離散的粒子を含む、マントル、カバー、コア
又はボール全体を伴うゴルフボール組成物を提供することにある。
【0014】 もう1つの目的は、ゲルが充てんされた離散的空隙を含みソリッドコアを含む
非糸巻きゴルフボールを提供することにある。
【0015】 さらにもう1つの目的は、変形性、スピン、キャリー距離、耐久性、喰い付き
及びクラブの優れた制御といった特性の有利な組合せを伴う複合ゴルフボールを
提供することにある。
【0016】 さらに特定的な1つの目的は、ゲル、ゲル材料の離散的粒子又はエラストマー
材料の離散的粒子で満たされた空隙を含む複合イオノマー層を含むゴルフボール
を提供することにある。
【0017】 本明細書の残りの部分では、非ゲル材料は材料の連続相として定義づけされて
いる。したがって、不均質混合物は、ゲル材料の離散的粒子の少なくとも1つの
不連続相が分散した連続相である。離散的粒子は、本明細書ではゲル材料と等価
である不連続相を提供している。換言すると、ゲル材料は、不連続相の少なくと
も一部分を構成し、少なくとも1つの非ゲル材料は、連続相の少なくとも一部分
を構成している。
【0018】 本発明の一実施態様においては、ゴルフボールはマントル層を含み、このマン
トル層は少なくとも1つの非ゲル材料及び少なくとも1つのゲル材料の不均質混
合物を含んでいる。
【0019】 本発明のもう1つの実施態様においては、ゴルフボールは、少なくとも1つの
非ゲル材料及び少なくとも1つのゲル材料の不均質混合物を含むコアを含む。
【0020】 本発明のもう1つの実施態様においては、ゴルフボールは、少なくとも1つの
非ゲル材料及び少なくとも1つのゲル材料の不均質混合物を含むカバー層を含む
【0021】 本発明のさらにもう1つの実施態様においては、少なくとも1つの非ゲル材料
及び少なくとも1つのゲル材料の不均質混合物を含むマントル、カバー、コア又
はボール全体を伴うゴルフボール組成物が提供されている。
【0022】 本発明のもう1つの態様においては、不均質混合物は、より軟質のゲル材料の
不連続相が分散された硬質ゲル材料の連続相を含んで成る。
【0023】 適切なゲル材料の例としては、粉砕されたポリエーテルブロックアミド、粉砕
ポリエステルエラストマー、粉砕ゴム、ラテックスゲル、粉砕ポリウレタン、可
塑化ビニル、粉砕プラストマー、ポリビニルアルコール、架橋ポリブタジエン粒
子、シリカゲル、生産RG、ポリスチレンゲル、ポリアクリル酸ゲル、寒天、架
橋シリコーン、でんぷんゲル、多糖重合体ゲル、水ゼラチンゲル、ヒドロゲル、
及び水/メチルセルロースゲル、共重合体ゴムベースの材料及び粘弾性ゲルが含
まれる。
【0024】 [発明の詳細な説明] 本特許においては、「ゲル」という語は、本明細書に参考として内含されてい
る米国特許第5,836,390号中の表1に定義されているとおりの1以上11
以下のジャー試験ゲル状態コード(JTGSC)をもつあらゆる物質を表わす。
ジャー試験ゲル状態コードは、Sydansk の研究(1990)に基づくものである
: この特許はその全体が本明細書に参考として内含されている。表4を参照の
こと:
【0025】 表4 Sydansk(1990)から修正されたジャー試験ゲル状態コード 1.検出可能なゲルは全く形成されず、ゲルは、もとの重合体溶液と同じ粘度(
流動性)をもつと思われ、いかなるゲルも視覚的に検出可能ではない。 2.流れ性が高いゲル。ゲルは、初期重合体溶液よりもほんのわずかだけ粘度が
高いと思われる。 3.流展するゲル。明らかに検出可能なゲルの大部分は、反転時点でボトルキャ
ップまで流れる。 4.穏やかに流展するゲル。ゲルのわずかな部分(約5〜15%)が、反転時点
でボトルキャップまで直ちに流展しない。通常タンギングゲルとして特徴づけさ
れる(すなわち、ボトルから外にぶら下がった後、ボトルをゆっくりと直立に戻
すことによってボトル内にゲルを流れ戻すことができる。) 5.ほとんど流展しないゲル。ゲルはボトルキャップまでゆっくりと流展しかつ
/又はゲルのかなりの部分(>15%)が反転時に流動しない。 6.きわめて変形性の高い非流展性ゲル。ゲルは反転時にボトルキャップまで流
展しない(ゲルはボトルキャップに達する直前のところまで流れる) 7.穏やかに変形可能な非流展性ゲル。ゲルは、反転時にボトルを下へ約半分の
ところまで流れる。 8.わずかに変形可能な非流展性ゲル。ゲル表面のみが反転時にわずかに変形す
る。 9.剛性ゲル。反転時点でゲル表面の変形は全く存在しない。 10.鳴りひびく剛性ゲル。音叉様の機械的振動が感じられ、ボトルを叩いた後
に音色が聞こえる。 11.剛性ゲルはもはや鳴りひびかない。ゲル固有周波数が増大したため、いか
なる音色も振動も感じられず聞こえもしない。
【0026】 本明細書で用いられる「ゲル」という語は、1以上11以下のJTGSCをも
つ分散相が連続相と組合されているコロイドを内含している。本明細書で使用さ
れている「ゲル」という語は、米国特許第5,633,286号内に記述されてい
るようなゼラチン状エラストマーといった弾性変形可能な材料をも内含している
。この特許は本明細書にその全体が参考として内含されている。
【0027】 本発明において有用な適切なゲル及びエラストマー材料としては、粉砕PEB
AX(登録商標)(Atochem, Puteaux (Hants de-Seine) France によって販売
されているポリエーテルブロックアミド)、粉砕されたHYTREL(登録商標
)(DuPontにより販売されているポリエステルエラストマー)、粉砕ゴム(タイ
ヤスクラップ、非黒色、軟質)、ラテックスゲル、粉砕ポリウレタン(熱硬化性
、熱可塑性)、高度に可塑化されたビニル、粉砕プラストマー、ポリビニルアル
コール、粉砕スーパーボール(基本的に米国特許第3,241,834号で記述さ
れているとおりのポリブタジエン、加硫剤及びポリブタジエン強化剤の混合物)
、スイスのCU Chemie Uetikon AG Uetikon am Seeによって販売されているDE
COSOFT(登録商標)架橋ポリブタジエン粒子、シリカゲル、ポリスチレン
ゲル、ポリアクリル酸ゲル「超吸収剤」、寒天、架橋シリコーン及びでんぷんゲ
ルが含まれる。
【0028】 その他の適切なゲルの例としては、米国特許第5,480,155号に記述され
ているような多糖重合体ゲル、水ゼラチンゲル、ヒドロゲル及び水/メチルセル
ロースゲルが含まれる。この特許は本明細書に、その全体が参考として内含され
ている。適切なゲルの付加的な例としては、米国特許第5,683,312号に記
述されているようなスチレン−ブタジエン−スチレンゴム及びパラフィン及び/
又はナフテン油といった共重合体ゴムベースの材料から成るゲルが含まれる:
この特許は本明細書にその全体が参考として内含されている。
【0029】 適切なゲルのさらなるその他の例としては、米国特許第5,827,459号に
記述されているような粘弾性ゲルが含まれる。該特許は本明細書にその全体が参
考として内含されている。例えば、Kaydol(登録商標)(Witco Corp, New York
City, New York によって販売されている重質白色鉱油)といった油から調製さ
れたブタジエンスタイルゴム及び米国特許第5,756,195号及び5,827,
459号に記述されているようなポリイソブタジエンに基づく粘弾性ゲルである
。前記特許は両方共本明細書にその全体が参考として内含されている。例えば適
切な1つの粘弾性ゲルはKaydol(登録商標)及び(Shell Oil Co., Houston, Te
xas によって販売されている)Kraton(登録商標)といったようなスチレンエチ
レンブタジエンスチレントリブロックミディアムゴム重合体から成る。ゲル組成
物中のKratonの百分率を増大することによって、ゲルの堅さが増大する。ゲルの
堅さは、より堅いゲルが望まれるゴルフボール内のさまざまな場所について増大
させることができる。例えば、硬質カバー層内の空隙には有利なCOR値を維持
しながらゴルフクラブの所望の変形及びスピンを得るため堅い粘弾性ゲルが充て
んされる。
【0030】 適切なゲルのさらにその他の例としては、米国特許第5,679,734号(本
明細書にその全体が参考として内含されている)中に記述されているような室温
でのヒドロシリル化により接着性ゲル内に架橋され得るシリコーン組成物、及び
米国特許第5,654,362号(本明細書にその全体が参考として内含されてい
る)に記述されているようなアルファ、オメガ−ジエンとa≡Si−H含有ポリ
シロキサンを反応させることにより作られるシリコーンゲルが含まれる。
【0031】 図1を参照すると、先行技術に従ったワンピースのゴルフボール1の断面図が
示されている。コーティング又は塗料層20がコア10をとり囲んでいる。
【0032】 図2を参照すると、先行技術に従ったツーピースゴルフボール30の断面図が
示されている。コーティング層20が、それ自体コア10をとり囲んでいる硬質
カバー層40をとり囲んでいる。
【0033】 図3を参照すると、先行技術に従ったスリーピースゴルフボール50の断面図
が示されている。コーティング層20が、それ自体コア10をとり囲むマントル
層60をそれ自体とり囲んでいる硬質カバー層40をとり囲んでいる。
【0034】 図4を参照すると、先行技術(すなわち米国特許第5,779,561号に従っ
たゴルフボール55の断面図が示されている。ゴルフボール55は、中央コア1
0及び内部カバー層25と外部カバー層35をさらに含むカバーを内含する。デ
ィンプル45は外部カバー層35の外部表面内に形成されている。
【0035】 図5を参照すると、不均質混合物を提供するべく非ゲル材料80内に位置設定
された複数の離散的粉砕ゲル粒子70から成る本発明の一態様に従った多層ゴル
フボール45が示されている。今後、非ゲル材料というのは、材料の連続相とし
て定義づけすることができる。このようにして、不均質混合物は、1以上11以
下のJTGSCをもつゲル材料の離散的粒子の少なくとも1つの不連続相が分散
された連続相である。離散的粒子は、不連続相を提供する。
【0036】 本発明の一実施態様においては、不均質混合物は、硬質ゲルの連続相及びより
軟質のゲル材料の離散的粒子の分散によって提供される不連続相を含むことがで
きる。9というJTGSCをもつゲル材料の連続相及び約5というJTGSCを
もつ少なくとも1つのゲル材料を含む離散的粒子の不連続相が、本発明の一実施
態様を表わすことになる。こうして、本発明のさらなる態様においては、硬質ゲ
ル材料の連続相の不均質混合物を含むゴルフボールには、より軟質のゲル材料の
不連続相が分散されており、硬質ゲル材料は、より軟質のゲル材料のものより大
きいJTGSCを有する。
【0037】 図5に開示されているような本発明の一態様においては、コア10は、複数の
離散的粉砕ゲル粒子70と組合わされた非ゲル材料80で構成されている。同様
にして、マントル層60は、複数の離散的粉砕ゲル粒子70と組合わされた非ゲ
ル材料80から成り、硬質カバー層40は、複数の離散的粉砕ゲル粒子70と組
合わされた非ゲル材料80から成る。例えば、シリカゲル(例えば粉砕シリカゲ
ル)の離散的粒子の不連続相と共にSpalding Hyper-Elastic(商標)カバー材料
を構成する連続相が、Hyper-Elastic(登録商標)とシリカゲルの競技好適性を
組み合わせる適切な不均質混合物を提供することになる。この例においては、Hy
per-Elastic(商標)の連続相は不均質混合物の非ゲル材料を提供する。
【0038】 あるいは、本発明においては、これらの要素のあらゆる組合せに、複数の離散
的粉砕ゲル粒子70が内含されうる。この原理を図1に示されたゴルフボールに
適用すると、このゴルフボールは、離散的ゲル粒子70の分散と組合されたコア
材料のマトリクスから成ることになる。図2のゴルフボールは、コア10及び/
又はゲル70の離散的粒子が分散したマントル層60で構成されることになる。
図3のゴルフボールは、ゲル70の離散的粒子が分散された硬質カバー層40及
び/又はマントル層60及び/又はコア10で構成されることになる。表2は、
非ゲル材料の配合(「マントルA」)を開示し、表1はコアの配合を示している
【0039】 さらに、図4に示されている先行技術のゴルフボールに対して図5で開示され
たとおりの本発明の実施態様を適用すると、結果として、コア10、内部カバー
層25又は外部カバー層35が、図6に開示されているような不均質混合物を形
成するように複数の離散的ゲル粒子と組合わされた非ゲル材料で構成されること
になる複合ゴルフボールをもたらすことになる。
【0040】 本発明の新規性は、当該技術分野において周知のものを含む非ゲル材料をゲル
材料と組み合わせて、例えば図5に開示されているような複合コア、マントル層
又は硬質カバー層を提供することにある。さらに非ゲル材料及び離散的ゲル粒子
を並置することもできる。例えば、図7の粉砕ゲル粒子を非ゲル材料と並置させ
て、非ゲル材料が分散されたゲル材料で主として構成されている複合構造を提供
することができる。同様にして、図8、9、10、及び11中のゲル材料を非ゲ
ル材料と並置させて、非ゲル材料が分散されたゲル材料で主として構成された複
合材料を提供することもできる。ほぼ均一な形状をもつ粉砕ゲル粒子が好ましい
が、図11及び表2で開示されているタイヤスクラップ140といったようなエ
ラストマースクラップ又離散的粒子又は離散的ゲル粒子を使用することも可能で
ある。
【0041】 図7を参照すると、粉砕ゲル70の離散的粒子の均一な分布から成るマントル
層が開示されている。図14は、さらに、離散的ゲル粒子がさらに、同じ種類の
ゲル材料を含む均一な形状のゲル粒子180及び異なる種類のゲル材料を含む均
等な形状のゲル粒子190で構成されていてもよいということを開示している。
図15は、ゲルの離散的粒子が、同じ種類のゲル材料を含む可変的形状のゲル粒
子200及び異なる種類のゲル材料を含む可変的形状のゲル粒子210でさらに
構成されていてもよいということをさらに開示している。ゲルの離散的粒子は同
様に、12に開示されているように、マントル層の中に無作為に分布していてよ
い。これらの図には示されていないものの、コア10又は硬質カバー層40内の
ゲルの離散的粒子は、無作為に又は均一に分布されていてよく、均一の又は可変
的な形状で構成されていてよく、さらに均一の又は異なる種類のゲル材料で構成
されていてよい。さらに、非ゲル材料及びゲル材料は、コア10、マントル層6
0及び硬質カバー層40の中に並置されていてよい。
【0042】 1つの実施態様においては、複合マントル層は、粉砕されたシリカゲル材料1
0部、Iotek (登録商標)1002 50部、Iotek(登録商標)1003 5
0部、そしてUM Blue 0.025部分を含む(Iotek(登録商標)1002及び1o
tek(登録商標)1003は、当該技術分野において周知のイオノマー樹脂であ
る)。
【0043】 もう1つの実施態様においては、マントル層は、少なくとも9というジャー試
験ゲル状態コード(JTGSC)をもつ剛性ゲル材料の離散的粒子及び変形性の
高い非流動性スーパーボールゴムで構成されていてよい。この実施態様では、例
えばスーパーボールゴムの変形性は、剛性ゲル材料の離散的粒子によって修正さ
れる(適切なスーパーボール配合は表2に示されている)。あるいは、コア10
、硬質カバー層40、マントル層60又はこれらのいずれかの組合せにおいて使
用される場合、変動する競技好適性をもつ複合材料を得るために9未満のJTG
SCをもつゲル及び5未満のJTGSCをもつゲルをスーパーボールゴム(又は
タイヤスクラップといったようなその他の材料)と組合せて使用することができ
る。
【0044】 図8を参照すると、本発明の一実施態様に従ったマントル層の拡大略図と共に
多層ゴルフボールが示されている。マントル層は、ゲル材料110の連続層によ
って分離された非ゲル材料100の層で構成されている。液体、潤滑剤又は気体
を場合によってはゲル層に代えて使用することもできる。あるいは、ゲル層はさ
らに液体、気体又は潤滑剤で構成されていてもよい。ゲル層によって分解されて
いる非ゲル材料の層で構成されたマントル層がゴルフボールの変形性及びスピン
特性に対し影響を及ぼすだろうと考えられている。例えば、本発明の一実施態様
においては、連続ゲル層は6〜8の範囲内のJTGSCをもつ粘性ゲルで構成さ
れている。この範囲内で、ゲル材料は非流展性で変形可能であり、このようにし
てゲルの連続層を横断してコアにスピンを伝達することができる。これとは対照
的に、1〜3の範囲内のJTGSCをもつ極めて流動性の高いゲルから成る連続
ゲル層は、クラブヘッドからゴルフボールに付与されたあらゆるスピンを緩衝す
る傾向をもつことになる。
【0045】 連続ゲル層は、図9に開示されているようなほぼ連続的なゲル層又は不連続ゲ
ル層に変換されうる。離散的非ゲル粒子及び剛性ゲル粒子75が連続層に突き当
たってゲル材料の不連続層を形成する。例えば、スーパーボール材料の離散的粒
子は、そうでなければ連続したシリカゲル層に突き当たって、非ゲル層(例えば
イオノマー樹脂)、突き当たられたゲル層及び突き当たる離散的スーパーボール
粒子の競技好適性を組み合わせるものと予想される1つの複合構造を生み出す。
【0046】 「空隙が分散した非ゲル材料の連続層」というのは、図11及び12に描かれ
ているようにゲル材料で充てんされた空隙を通って走行する必要なくその中で1
つの経路を追跡することが可能である非ゲル材料層のことを意味する。空隙はゲ
ルで充てんされ得る。あるいは、空隙を液体、潤滑剤又は空気で充てんすること
もできる。空隙は、いかなる形状をもっていてもよく、図7に示されているよう
な不連続ゲル層の外観を与えるよう伸長させることができる。「ゲルで充てんさ
れた空隙」という語は、例えばシリカゲルといったような粉砕ゲルの離散的粒子
と非ゲル材料の複合構造を意味するものと理解される。従って、ゲルで充てんさ
れた空隙は、ゲルの離散的粒子が非ゲル材料と混合されたときに発生する(表2
中のマントルD配合を参照のこと)。
【0047】 離散的ゲル粒子の形状又は種類は、本発明にとって重要であると考えられてい
ないが、その製造の容易さに起因して、粉砕ゲル粒子が好まれる。例えば、図5
、8、9、10、11、12及び13は、さまざまな規則的及び不規則的な形状
、種類のゲル材料及び均一及び不規則分布パターンを含むさまざまな分布パター
ンを開示している。例えば、図12及び13は、複合ゴルフボールのマントル層
内で使用されるさまざまな形状、サイズ、分布及び種類のゲル粒子を開示してい
るが、原理はコア及び/又は硬質被覆層にも適用される。さらに、コア、マント
ル層又は硬質カバー層のゲル材料はさらに液体、潤滑剤又は気体で構成されてい
てよい。
【0048】 以下の例は、本発明の特定的な、ただし制限的な意味のない実施態様を表わす
【0049】 例1−コア及びゲルマントル配合 表1は、コアの配合を列挙し、表2は例2で使用される標本マントル複合材料
の配合を例示する。
【0050】
【表1】 Cariflexは、Shell Oil Company社の合成ゴムについての商標である。Taktene
(登録商標)は、ドイツのBayer AG, Leverkusen-Bayerwerk社の合成ゴムについ
ての商標である。29/40又は231XLは、過酸化物硬化剤である。
【0051】
【表2】 *1〉 信越 2部のシリコーンX−832−071−1(非常に軟質) *2〉 粉砕スーパーボール配合Cariflex(登録商標)BR−1220 100
部(非常に軟質)231XL過酸化物2部 *3〉 単一コア再粉砕、20メッシュ以下 *4〉 NGF Canada Limited からのRCF−160クラスのフレーク *5〉 粉砕スーパーボール配合Cariflex(登録商標)BR−1220 100
部(非常に軟質)231XL過酸化物2部、黒色MB 1部。
【0052】 例2 表1及び2に列挙された配合は、圧縮力(「Comp.」)、COR及びショアC/
D値について分析された。所見は表3に報告されている。
【0053】 圧縮力(Comp)、 COR(反発係数)、ショアC/D といったような用語の
意味は、当該技術分野において周知であり、例えば米国特許第5,580,057
号(本明細書にその全体が参考として内含されている)及び第5,820,489
号(本明細書にその全体が参考として内含されている)の中で定義づけされてい
る。
【0054】
【表3】
【図面の簡単な説明】 以下に記すのは、本発明を制限することではなくそれを例示することを目的と
して提示されている図面の簡単な説明である。
【図1】 先行技術において公知のワンピースゴルフボールの概略断面図を示す。
【図2】 先行技術において公知の2ピースゴルフボールの概略断面図を示す。
【図3】 先行技術において公知の3ピースゴルフボールの概略断面図を示す。
【図4】 先行技術において公知のディンプルを伴うゴルフボールの概略断面図を示す。
【図5】 本発明の一態様に従ったゴルフボールの概略断面図を示す。
【図6】 本発明のもう一つの態様に従ったゴルフボールの概略断面図を示す。
【図7】 本発明の一態様に従ったゴルフボールの概略断面図を示す。
【図8】 本発明のもう一つの態様に従ったゴルフボールの概略断面図を示す。
【図9】 本発明のもう一つの態様に従ったゴルフボールの概略断面図を示す。
【図10】 本発明のもう1つの実施態様に従った複合マントル層の断片的な概略断面図で
ある。
【図11】 本発明のもう1つの実施態様に従った複合マントル層の断片的な概略断面図で
ある。
【図12】 本発明のもう1つの実施態様に従った複合マントル層の断片的な概略断面図で
ある。
【図13】 本発明のもう1つの実施態様に従った複合マントル層の断片的な概略断面図で
ある。
【図14】 本発明の2つのさらなる態様に従ったマントル層を描いた概略図である。
【図15】 本発明の2つのさらなる態様に従ったマントル層を描いた概略図である。
【符号の説明】
10 コア 20 コーティング又は塗料層 30 ツーピースゴルフボール 40 硬質カバー層 45 ディンプル 50 スリーピースゴルフボール 60 マントル層 70 離散的粉砕ゲル粒子 80 非ゲル材料
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ネスビット,アール,デニス アメリカ合衆国マサチューシッツ州01085、 ウエストフィールド、ディーア・パス・レ イン 70番 (72)発明者 ビネット,マーク,エル アメリカ合衆国マサチューシッツ州01056、 ラドロウ、イリズァバス・ドライヴ 241 番 (72)発明者 ズィヴァニス,マイクル,ジェイ アメリカ合衆国マサチューシッツ州01020、 チコピー、タルパ・コート 36番 (72)発明者 ニーラン,ジァン,エル アメリカ合衆国マサチューシッツ州01108、 スプリングフィールド、スクワーラル・ロ ウド 32番 (72)発明者 ネイル,ジァン,ティー アメリカ合衆国マサチューシッツ州01085、 ウエストフィールド、ルート・ロウド 156番 【要約の続き】 している。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マントル層を含むゴルフボールにおいて、前記マントル層が
    、少なくとも1つの非ゲル材料と少なくとも1つのゲル材料の不均質混合物であ
    る、ゴルフボール。
  2. 【請求項2】 前記不均質混合物が、少なくとも1つの連続相と少なくとも
    1つの不連続相を有する、請求項1記載のゴルフボール。
  3. 【請求項3】 前記少なくとも1つのゲル材料が前記不連続相の少なくとも
    1部分を構成し、前記少なくとも1つの非ゲル材料が前記連続相の少なくとも1
    部分を構成する、請求項2記載のゴルフボール。
  4. 【請求項4】 前記ゲル材料が、主として粉砕されたポリエーテルブロック
    アミド、粉砕ポリエステルエラストマー、粉砕ゴム、ラテックスゲル、粉砕ポリ
    ウレタン、可塑化ビニル、粉砕プラストマー、ポリビニルアルコール、架橋され
    たポリブタジエン粒子、シリカゲル、生産RG、ポリスチレンゲル、ポリアクリ
    ル酸ゲル、寒天、架橋シリコーン、でんぷんゲル、多糖重合体ゲル、水ゼラチン
    ゲル、ヒドロゲル、及び水/メチルセルロースゲル、共重合体ゴムベースの材料
    及び粘弾性ゲルから成る群から選択される、請求項3記載のゴルフボール。
  5. 【請求項5】 少なくとも1つの非ゲル材料と少なくとも1つのゲル材料の
    不均質混合物を含むカバー層を含むゴルフボール。
  6. 【請求項6】 前記不均質混合物が少なくとも1つの連続相と少なくとも1
    つの不連続相を有する、請求項5記載のゴルフボール。
  7. 【請求項7】 前記少なくとも1つのゲル材料が前記不連続相の少なくとも
    1部分を構成し、前記少なくとも1つの非ゲル材料が前記連続相の少なくとも1
    部分を構成する、請求項6記載のゴルフボール。
  8. 【請求項8】 前記ゲル材料が、主として粉砕されたポリエーテルブロック
    アミド、粉砕ポリエステルエラストマー、粉砕ゴム、ラテックスゲル、粉砕ポリ
    ウレタン、可塑化ビニル、粉砕プラストマー、ポリビニルアルコール、架橋され
    たポリブタジエン粒子、シリカゲル、生産RG、ポリスチレンゲル、ポリアクリ
    ル酸ゲル、寒天、架橋シリコーン、でんぷんゲル、多糖重合体ゲル、水ゼラチン
    ゲル、ヒドロゲル、及び水/メチルセルロースゲル、共重合体ゴムベースの材料
    及び粘弾性ゲルから成る群の中から選択される、請求項7記載のゴルフボール。
  9. 【請求項9】 少なくとも1つの非ゲル材料と少なくとも1つのゲル材料の
    不均質混合物を含むコアを含むゴルフボール。
  10. 【請求項10】 前記不均質混合物が、少なくとも1つの連続相と少なくと
    も1つの不連続相を有する、請求項9記載のゴルフボール。
  11. 【請求項11】 前記少なくとも1つのゲル材料が前記不連続相の少なくと
    も1部分を構成し、前記少なくとも1つの非ゲル材料が前記連続相の少なくとも
    1部分を構成する、請求項10記載のゴルフボール。
  12. 【請求項12】 前記ゲル材料が、主として粉砕されたポリエーテルブロッ
    クアミド、粉砕ポリエステルエラストマー、粉砕ゴム、ラテックスゲル、粉砕ポ
    リウレタン、可塑化ビニル、粉砕プラストマー、ポリビニルアルコール、架橋さ
    れたポリブタジエン粒子、シリカゲル、生産RG、ポリスチレンゲル、ポリアク
    リル酸ゲル、寒天、架橋シリコーン、でんぷんゲル、多糖重合体ゲル、水ゼラチ
    ンゲル、ヒドロゲル、及び水/メチルセルロースゲル、共重合体ゴムベースの材
    料及び粘弾性ゲルから成る群から選択される、請求項11記載のゴルフボール。
  13. 【請求項13】 より軟質のゲル材料の不連続相が分散された硬質ゲル材料
    の連続相の不均質混合物を含むゴルフボール。
  14. 【請求項14】 前記硬質ゲル材料が前記より軟質のゲル材料のJTGSC
    よりも大きいJTGSCを有する、請求項13記載のゴルフボール。
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