JP2002533654A - 輻流環状熱交換器 - Google Patents

輻流環状熱交換器

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Abstract

(57)【要約】 対面関係で合わされたリング状プレート(32)の複数の積重されたプレート対(30)から成る熱交換器が提供される。各プレートは、外周フランジ(34)と、一部分が外周フランジ(34)と共通の平面内に位置する環状の内周側ボス(36)と、外周フランジ(34)と内周側ボス(36)の間に位置する偏倚された中間区域(39)を有する。各合わせプレート対のプレート(32)において外周フランジ(34)及び内周側ボス(36)は、結合される。各プレートの中間区域(39)は、外方に突出し、互いに係合する中間ボス(46)を有する。中間ボスは、第1熱交換流体のためのマニホールド(52,54)を画定する、上下に整列する入口及び出口開口(48,50)を画定し、第1熱交換流体を入口マニホールド(52)からプレート対(30)の間を周方向に通して出口マニホールド(54)へ通流させる。この熱交換器は、第2熱交換流体の全部を背中合わせのプレート対の間を通して横断方向に第1熱交換流体に対して通流させるために内周側ボス(36)と外周フランジ(34)の一方を囲包するヘッダー(70,76,82)を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】技術分野 本発明は、熱交換器に関し、特に、自動車及びその他のエンジン及びトランス
ミッション(変速機)の用例において油フィルタと別個に又はそれと連携して用
いることができるいわゆる「ドーナツ」型の油冷却器に関する。
【0002】発明の背景 従来、油冷却器は、ハウジング又はキャニスター内に複数のプレート対を積重
することによって作られている。キャニスターは、通常、エンジン冷却剤(通常
は冷却水)をキャニスター内へ流入させてプレート対の周りを通して循環させキ
ャニスターから流出させるための入口管継手と出口管継手を有している。プレー
ト対自体は、入口開口と出口開口を有し、それらの入口開口と出口開口は、油が
すべてのプレート対を同時に貫通通流するように、通常、整列してマニホールド
を形成する構成とされている。これらのマニホールドは、キャニスターの外部に
配置された油供給源及び油戻し導管に連通する。このような油冷却器の1例が、
1988年2月16日に公開された日本国実用新案願公開公報第63−2357
9号に開示されている。
【0003】 油冷却器が油フィルタと連携して用いられる場合は、プレート対は、通常、環
体の形とされ、油は、環体の中心に挿通され、油フィルタに接続された導管によ
って油冷却器の上方又は下方に配置された油フィルタへ出し入れされる。油は、
フィルタを通った後油冷却器に通されるか、反対に、油冷却器に通された後フィ
ルタに通される。そのような油冷却器の例は、米国特許第4,967,835号
及び米国特許第5,406,910号に開示されている。
【0004】 しかしながら、これらの従来技術の冷却器の1つの欠点は、格別に効率的な冷
却器ではないということである。又、冷却器の油側の圧力降下が高いという欠点
もある。
【0005】発明が解決しようとする課題 本発明の目的は、従来技術の上述した欠点を克服することである。
【0006】発明の概要 本発明の熱交換器は、圧力降下が比較的小さく、非常に能率的である。本発明
の熱交換器の構成では、第1熱交換流体がリング状プレート対を通って周方向に
流れ、第2熱交換流体の全部が第1熱交換流体に対して横断方向に各プレート対
の間を流れる。
【0007】 本発明の一側面によれば、対面関係(面対面)で合わされたリング状プレート
の複数の積重されたプレート対から成る熱交換器が提供される。各プレートは、
外周フランジと、一部分が該外周フランジと共通の平面内に位置する環状の内周
側ボスと、該外周フランジと内周側ボスの間に位置する中間区域を有する。各合
わせプレート対(「正対プレート対」又は単に「正対対」又は単に「プレート対
」と称する)において外周フランジ及び内周側ボスは、結合される。中間区域は
、合わせプレート間に内側流路を形成するように互いに離隔した部分を有する。
各プレートの中間区域は、外周フランジと内周側ボスの間に位置し、外周フラン
ジ及び内周側ボスの突出方向とは反対の方向に突出した、互いに離隔した中間ボ
スを有する。これらの中間ボスは、入口開口と出口開口を画定し、背中合わせの
プレート対の間で中間ボス同士が結合され、それぞれの入口開口同士及び出口開
口同士が連通して第1熱交換流体のための入口マニホールド及び出口マニホール
ドを画定するように配置されており、それによって、第1熱交換流体を入口マニ
ホールドから前記内側流路を周方向に通して出口マニホールドへ通流させる。背
中合わせプレート対の間で隣接する中間区域同士は、それらの間に外側流路を画
定する。又、前記内周側ボスと外周フランジのうちの一方をヘッダーで囲包する
。このヘッダーは、第2熱交換流体を通流させるための流体ポートを含み、第2
熱交換流体を前記外側流路を通して横断方向に強制的に通流させる。
【0008】 本発明の別の側面によれば、潤滑流体とエンジン冷却剤との間で熱エネルギー
を交換させる方法が提供される。この方法は、間に内側流路を画定する複数のリ
ング状プレート対を密間隔に積重し、背中合わせのプレート対の間に外側流路を
画定する工程から成る。潤滑流体とエンジン冷却剤のうちの一方の流体の全部を
各プレート対を通して周方向に通流させ、潤滑流体とエンジン冷却剤の他方の流
体の全部を前記背中合わせのプレート対の間を通して横断方向に通流させる。
【0009】 本発明の上記目的は、独立請求項に記載された特徴の組合わせによって達成
される。各従属請求項は、本発明の別の有利な実施形態に向けられている。本発
明の上記目的及び利点及びその他の特徴は、添付図を参照して以下に記述する本
発明の実施形態の説明から一層明らかになろう。
【0010】好ましい実施形態の説明 まず図1を参照すると、本発明による熱交換器/油フィルタ組合せ体の好まし
い実施形態が、総体的に参照符号10で示されている。本発明では油だけでなく
他の任意の流体を用いることができるので、ここでいう「油」とは、本明細書で
は任意の熱交換流体を意味するものとする。熱交換器/油フィルタ組合わせ体(
以下、単に「組合わせユニット」とも称する)10は、油フィルタ14と本発明
の好ましい実施形態による熱交換器16とを収容したハウジング12を含む。油
フィルタ14は、慣用のものであり、それ自体は本発明の一部を構成するもので
はない。油フィルタ14は、図1のものでは環状タイプであり、油は、ハウジン
グ12の内部からフィルタ壁を内方へ貫通して中心の軸方向チャンバー15へ流
れ、パイプ又は導管18を通って流下して組合せユニット10から流出する。た
だし、油の流れ方向を逆にすることもでき、その場合は、油は、導管18を通っ
て流入し、フィルタを半径方向外方へ貫通してハウジング12内へ流れる。図1
に示された実施形態では、油は、ハウジング12からフィルタを内方へ貫通し、
導管18を通って流出する構成とすることが好ましい。熱交換器16は、以下に
詳述するが、図1にみられるように、ハウジング12は、フィルタ14を通す油
の流れ方向によるが、油を熱交換器16内へ通すための複数の開口20を有する
底部プレート19を含む。又、底部プレート19二は、冷却剤を熱交換器16内
へ導入し、熱交換器16から排出するための導管22と24が接続されている。
【0011】 次に、図2〜6を参照して説明すると、熱交換器16は、対面関係(面対面)
で合わされた環状又はリング状プレート32の複数の積重されたプレート対30
から成る。(ここで、面対面即ち、内側面同士で合わされたプレート32の対3
0を「正対プレート対」又は「正対対」又は単に「プレート対」と称し、正対対
30の1つのプレート32とそれに隣接する正対対30の1つのプレート32と
の対を「背中合わせのプレート対」又は「背中合わせ対」と称する。)図4〜6
に明示されているように、各プレート32は、外周フランジ34と、一部分37
が外周フランジ34と共通の平面内に位置する環状の内周側ボス36と、外周フ
ランジ34と内周側ボス36の間に位置する中間区域39を有する。中間区域3
9には、内周側ボス36と外周フランジ34の間に延長する複数のリブ38と溝
40が交互に形成されている。リブ38及び溝40は、流れ増進手段であり、プ
レート対30を構成するそれぞれのプレートのリブと溝が協同して各プレート対
のプレート間に波形の内側流路42を形成するように、斜めに配置され、らせん
状曲線又はインボリュート曲線の形とされている。同様にして、隣接する背中合
わせのプレート対のリブ38と溝40が協同して正対プレート対30と正対プレ
ート対30の間に波形の外側流路44を形成する。
【0012】 外周フランジ34には、熱交換器16の組立工程において各プレート32を正
しく整列させるための位置ぎめ切欠き45を随意選択として形成することができ
る。このような位置ぎめ切欠き波、所望に応じて本発明のどの実施形態において
も用いることができる。
【0013】 各プレート32は、外周フランジ34と内周側ボス36の間に位置し、中間区
域39から外周フランジ及び内周側ボスの突出方向とは反対の方向に突出した、
互いに離隔した中間ボス46を有する。これらの中間ボス46は、入口開口48
と出口開口50を画定し、背中合わせのプレート対の間でそれぞれのプレートの
入口開口48同士及び出口開口50同士がそれれらの周縁において結合されて連
通しエンジン冷却剤のような第1熱交換流体のための入口マニホールド52及び
出口マニホールド54(図3参照)を画定するように配置されており、それによ
って、第1熱交換流体を入口マニホールド52から各プレート対の内側流路42
を周方向に通して出口マニホールドへ通流させる。背中合わせプレート対の間で
隣接する中間区域39同士は、それらの間に外側流路44を画定する。又、熱交
換器16は、頂部閉鎖プレート56と底部閉鎖プレート58を有する。底部閉鎖
プレート58は、それぞれ入口マニホールド52と出口マニホールド54と整合
する開口62と64を有する。導管22,24(図1参照)は、ハウジングの底
部プレート19を貫通してそれぞれ開口62と64に連通する。
【0014】 リブ38及び溝40は、所定の高さを有し、中間ボス46は、図4にみられる
ように、リブ38の高さと少くとも同じ高さ又は深さを有し、それによって、プ
レート対30が図6に明示されているように背中合わせに重ね合わされたとき、
隣接するプレートのリブ38同士が接触するとともに、隣接する中間ボス46の
外側表面同士も接触するようになされている。ただし、正対プレート対30の内
側面の隣接するリブ38同士は互いに僅かに離隔されるように、環状の内周側ボ
ス36と外周フランジ34の高さは、図6にみられるように、リブ38及び溝4
0の高さより高くされている。この構成により、プレート対30内を流れる冷却
剤(通常は冷却水)の、即ち水側の圧力降下を小さくする。
【0015】 各プレートの2つの中間ボス46は互いに近接して配置されているので、内周
側ボス36から2つの中間ボス46の間を通って外周フランジ34にまで延長す
る半径方向のリブ66(図4及び5参照)が形成される。半径方向のリブ66は
、内周側ボス36及び外周フランジ34と同一平面内にあり、従ってそれらと同
じ高さを有しており、2枚のプレートを合わせてプレート対30を形成したとき
、対応する半径方向のリブ66同士が係合して入口開口48から出口開口50へ
のバイパス流れを防止する。半径方向のリブ66は、又、各プレート対の外側即
ち油側に半径方向の溝を形成する。これらの半径方向の溝は、中間ボス46の周
り及び近傍におけるプレート対間の半径方向又は横断方向の流れを増進する。
【0016】 環状内周側ボス36には、内周フランジ68が形成されている。内周フランジ
68は、中間ボス46と共通の平面内に位置する合わせフランジ部分69を有し
、それによって、背中合わせプレート対の内周フランジ68同士が結合されて内
周側ボス36と協同してヘッダー70(図6参照)を形成するようになされてい
る。ヘッダー70は、底部閉鎖プレート58の入口開口71に流入する冷却剤の
全部を背中合わせのプレート対間の外側流路44を通して横断方向又は半径方向
に通流させる働きをする。
【0017】 内周側ボス36は、その周方向に間隔を置いて形成された複数の孔72を有す
る。プレート対30が積重されると、これらの孔72が上下に整合し、流体をヘ
ッダー70へ供給するための流体ポートを形成する。
【0018】 図7は、図6と同様の垂直断面図であるが、本発明の別の実施形態による熱交
換器79を示す。この熱交換器79は、図6の実施形態と同様の積重プレート対
を有しているが、図6の内周ヘッダー70が省除されている。図7〜25に示さ
れる変型実施形態おいて、図1〜6の実施形態の構成部品に対応する改変部品は
同じ参照番号に’を付して示されている。図7の実施形態では、内周側ボス36
’は、流体をプレート対間の外側流路44内へ、そして外側流路44から流すた
めの環状スロット80だけを残すように切り詰められている。この実施形態では
、それぞれの熱交換流体の全部をプレート対間を通して横断方向又は半径方向に
流すためのヘッダー76を形成するために外周フランジ34’を囲包する最外縁
フランジ74が設けられている。又、この実施形態では、内周側ボス36’及び
外周フランジ34’は、リブ及び溝の高さに等しい高さを有しており、内側流路
42’内の隣接するリブ38同士が図1〜6の実施形態とは異なり離隔されてい
ない。ただし、内側流路42’内の隣接するリブ38同士が図1〜6の実施形態
と同様に離隔される構成としてもよく、反対に、図1〜6の実施形態において、
所望ならば、内側流路42内の隣接するリブ38同士が図7の実施形態のように
離隔されてない構成とすることもできる。
【0019】 図8は、頂部閉鎖プレート56及び底部閉鎖プレート58とそれらのプレート
に密封係合させた導管18とによってヘッダー82が形成されるようにした変型
実施形態の熱交換器801を示す。この実施形態では、内周側ボス36’にも、
外周フランジ34にも、ヘッダーを形成するための追加のフランジが形成されて
いない。底部閉鎖プレート58には、流体をヘッダー82の内外へ通すための流
体ポート84が形成されている。
【0020】 次に、図9及び10を参照すると、本発明によるリング状プレートの変型実施
形態が示されている。このリング状プレート85は、図4、5のプレート32に
類似しているが、リブ38及び溝40に代えて、流れ増進手段として中間区域3
9に複数の互いに離隔したディンプル87,89が形成されている点で異なる。
ディンプル87は外側流路44内へ突出し、ディンプル89は内側流路42内へ
突出している。ディンプル87,89は、所定の高さを有し、ディンプル87の
場合は、中間ボス46の高さに等しい高さであることが好ましいが、ディンプル
87のうちの幾つか又は全部が中間ボス46の高さより低い高さを有するものと
してもよい。
【0021】 所望ならば、プレート85には、図6に示される内周フランジ68及びヘッダ
ー70に加えて、又はそれらに代えて、プレートの外周にヘッダー76(図7参
照)を画定するために図7の実施形態のフランジ74のような最外縁フランジを
形成してもよい。
【0022】 ディンプル87,89は、それぞれ周方向の列としてほぼ等間隔に配列されて
いるが、プレート対の内部及びプレート対間において特定のながれ作用を得るた
めにいろいろな向きに配列してもよく、又、不等間隔に配置してもよい。
【0023】 図11は、図1の組合せユニット10と同様なユニットであるが、図12〜1
4に詳細に示されるような熱交換器28を用いた、本発明の別の好ましい実施形
態による熱交換器/フィルタ組合せ体91を示す。熱交換器28の頂部閉鎖プレ
ート56’は、フィルタ14を収容するハウジング12’の底壁であり、フィル
タ14の交換を可能にするために着脱自在の蓋93が設けられている。
【0024】 図12〜14を参照して説明すると、この熱交換器28は、図2〜6の熱交換
器16の変型であるとみなすことができる。熱交換器28においては、各プレー
ト32’は、半径方向に拡張された(幅広にされた)外周フランジ34’を有し
ており、外周フランジ34’に合わせフランジ部分75を有する最外縁フランジ
74が形成されている。合わせフランジ部分75は、中間ボス46と共通の平面
に位置し、それによって、背中合わせのプレート対30’の最外縁フランジが結
合されると、外周フランジ34’と協同してヘッダー76を形成するようになさ
れている。外周フランジ34’に複数の孔77が形成されており、それらの孔7
7は、積重されたプレート対において上下に整列し、背中合わせのプレート対3
0’間を流れる流体を受容するための流体ポートを形成する。ただし、流体の流
れ方向は、所望ならば、ヘッダー76から流体を供給して熱交換器28の中心に
向けて半径方向内方へ流すように逆転することもできる。
【0025】 図12に明示されているように、頂部閉鎖プレート56’には、孔77と連通
してヘッダー76の一部を形成し、ハウジング12’の内部にも連通する複数の
開口78が形成されている。この熱交換器28は、2つのヘッダー70と76を
有しており、それらのヘッダーのための流体ポートを形成する整列した孔を備え
ている。
【0026】 図15は、プレート32’の変型であり、平面でみて長方形としたプレート9
5を示す。外周フランジ34”も長方形であり、内周側ボス36は円形又は環状
として示されているが、これも、所望ならば、長方形とすることができる。ただ
し、本発明を説明する便宜上、この長方形のプレート95も、やはり、環状又は
リング状の範囲に入ると考えることができ、入口開口48から出口開口50に至
る流体の流れも、やはり、周方向であるとみなすことができ、内周側の孔72か
ら外周側の孔77への流れも、やはり、各正対プレート対内の周方向の流れに対
して半径方向又は横断方向であるとみなすことができる。
【0027】 図16は、プレート95と組み合わせて用いるための頂部プレートの変型例を
示す。この頂部閉鎖プレート56’は、半径方向又は横断方向の流体の流れ分布
を均一にするためにいろいろにサイズを変えた複数の周縁開口97を有する。コ
ーナーに位置する開口97は、長方形のプレート95,56’で製造された熱交
換器の各コーナーへの流れを増大させるために特に大きくされている。あるいは
別法として、異なるサイズの孔97を用いる代わりに、均一なサイズの開口97
を用いてそれらの開口の間隔を長方形のプレートの周囲位置によって密にしたり
広くしたりすることによって所望の流れ分布を得るようにすることもできる。こ
れらの孔サイズ又は形状の変更は、所望ならば、図15のコアプレート(熱交換
器のコア即ち本体部分のプレート)95の孔77に関連させて決めてもよい。
【0028】 図17は、本発明による熱交換器を形成するのに用いられるプレートの更に他
の実施形態を示す。このプレート99は、図9及び10に示されたリング状プレ
ート85と同様に、図1〜6に示されたリブ38及び溝40に代わる流れ増進手
段を有するが、図9及び10に示されたディンプルとも異なるタイプの流れ増進
手段を有する。即ち、図17の実施形態では、流れ増進手段としてエキスパンデ
ッドメタルから成る乱流創生部材101が用いられる。もちろん、乱流創生部材
101は、エキスパンデッドメタル以外の、例えばプラスチックメッシュのよう
な他の材料で形成することもできる。図17は、プレート対の外側即ち油側から
みたプレート99の透視図である。正対プレート対の各プレート99の中間区域
39は、乱流創生部材101の内側(図17では乱流創生部材101の下)に位
置しており、やはり、正対プレート対内に内側流路を形成するように互いに離隔
されている。乱流創生部材101は、任意のタイプの乱流創生部材であってよく
、それが特定の方向に異なる流れ抵抗を有するものである場合は、プレート対間
の半径方向又は横断方向の均一な流れを維持するようにその乱流創生部材に合わ
せて孔72及び77の配列又はサイズを変えることができる。又、この乱流創生
部材101は、図17に示されるように外側流路に用いられる乱流創生部材10
1に加えて、又は、それに代えて、プレート対の内部の内側流路内に用いること
もできる。
【0029】 図18及び19は、図11、12に示された熱交換器28の変型である熱交換
器28’を示す。熱交換器28’では、導管18に螺着される慣用のスピンオン
タイプ(回して取り付けることができるタイプ)の油フィルタ107を受容する
ための環状のフィルタ受座103が頂部閉鎖プレート56に取り付けられている
。フィルタ受座103は、ヘッダー76又は開口78から流出してくる流体をフ
ィルタの入口開口109へ送るための複数の内周側開口105を有している。
【0030】 図20は、図20は、環状の内周側ボス36’と外周フランジ34’を中間ボ
ス46及び内周フランジ68の両方に対してリブ38及び溝40の高さと同じ高
さとした場合のプレート32’の内側面即ち水側面を示す。この実施形態におい
てプレート対内の圧力降下を小さくしたい場合は、各正対対のプレート32’の
間にスペーサ86を用いることができる。スペーサ86は、正対対のプレートの
外周フランジ34’と34’の間に位置する外周環状部分88と、正対対のプレ
ートの内周側ボス36’と36’の間に位置する内周環状部分90を有する。内
周環状部分90は、内周側ボス36’の孔72に対応する複数の孔92を有する
。従って、このタイプのプレートを用いて熱交換器を製造する場合、スペーサ8
6をプレート32’に対して回動することによって、孔72を通る流れを調節す
るために又は所定の流量を設定するために孔92を弁として機能させることがで
きる。
【0031】 図22及び23は、図20のプレート32’と類似しているが、外周フランジ
34’に隣接してプレート対内に位置する周縁バイパス溝96を有する変型プレ
ート94を示す。バイパス溝96は、中間ボス46の1つの近傍に位置しそれと
連通する第1端部分98からプレート94の周囲の半分を僅かに越える長さに亘
って第2端部分100にまで延長し、2枚のプレート94が対面関係に合わされ
ると、両プレートの端部分100が互いにオーバーラップし(部分的に重なり)
、両プレートのバイパス溝96が協同してプレート対の全周に亘って一方の中間
ボス46から他方の中間ボス46にまで延長する半分の高さの溝を形成するよう
になされている。このようなバイパス溝96は、所望に応じて、プレート対内の
内部圧力降下を小さくするために用いられる。
【0032】 図24は、図23のプレート94と類似しているが、2つの中間ボス46の間
に延長する少くとも1つのバイパス溝104を有する変型プレート102を示す
。実際には、これらのバイパス溝104は、互いにオーバーラップし交差するの
で、中間ボス46と46の間に数個の、半分の高さのチャンネルが延在すること
になる。やはり、これらのバイパスチャンネルも、プレート対内の内部圧力降下
を小さくするためのものである。所望ならば、バイパス溝104をバイパス溝9
6に代えて用いることもできる。
【0033】 図25は、図24のプレート102の変型であるプレート102’を示す。プ
レート102’では、バイパス溝104に、両中間ボス46間の流体のバイパス
流量を制御又は所定値に設定するための流れ制限凹み106が形成されている。
【0034】 以上、本発明の幾つかの好ましい実施形態を説明したが、上述した構造にはい
ろいろな家異変を加えることができることを理解されたい。例えば、入口開口及
び出口開口を画定する中間ボス46は、環状の内周側ボス36を全周に亘って同
じ幅にすることができるように図4に示される小さくすることができる。その場
合、孔72を内周側ボス36の全周に亘って形成することができる。任意の数の
プレート対を用いていろいろな熱交換器を製造することができ、特定の望ましい
性能を達成するために上述したいろいろな実施形態のプレート対を混ぜ合わせ、
適合させることができる。各プレートに形成された開口によって画定されるいろ
いろな流体マニホールドを閉鎖するために頂部及び底部閉鎖プレート以外の他の
手段を用いることができるある種の用例においては、頂部及び底部閉鎖プレート
を省除することができる。例えば、閉鎖手段として、プレート対を形成するため
に用いられるプレートと同様な端部プレートを用いることができる。その場合、
端部プレートに入口開口、出口開口及びいろいろな孔をパンチ加工する必要はな
い。又、リブ、溝及びディンプルに関しても、所望に応じて他の形態を用いるこ
とができる。
【0035】 上述の各実施形態は油冷却器として使用されるものとして説明されたが、本発
明の熱交換器は、燃料、トランスミッション流体、操舵用油圧流体、冷媒等のそ
の他のエンジン流体を、更にはエンジン冷却剤自体でさえも冷却又は加熱するた
めに用いることができることも理解されたい。そのような流体は、プレート対間
に通してもよく、あるいは、プレート対内を通してもよく、本発明の熱交換器は
、流体を冷却することも加熱するもできる。更に、本発明の熱交換器は、自動車
工業以外の用例にも用いることができる。
【0036】 以上、本発明を実施形態に関連して説明したが、本発明は、ここに例示した
実施形態の構造及び形状に限定されるものではなく、いろいろな実施形態が可能
であり、いろいろな変更及び改変を加えることができることを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明の好ましい一実施形態を用いた熱交換器/油フィルタ組合わせ
体の第1実施形態の概略垂直断面図である。
【図2】 図2は、図1の実施形態の熱交換器の一部破除された拡大透視図である。
【図3】 図3は、図2と同様の図であるが、図2の熱交換器の下側からみた図である。
【図4】 図4は、図2及び3に示された熱交換器のプレート対を形成するのに用いられ
るプレートの1つの内側面を示す拡大透視図である。
【図5】 図5は、図4に示されたプレートの平面図である。
【図6】 図6は、図5の線6−6に沿ってみた拡大断面図であり、図4及び5のプレー
トの上下に積重された追加のプレートをも示す。
【図7】 図7は、図6と同様の垂直断面図であるが、プレート対の外周縁にプレートヘ
ッダーを形成する変型実施形態を示す。
【図8】 図8は、図1の下左隅の拡大断面図であり、本発明による熱交換器の更に別の
実施形態を示す。
【図9】 図9は、図4と同様の透視図であるが、本発明による熱交換器を形成するのに
用いられるプレートの別の好ましい実施形態を示す。
【図10】 図10は、図9に示されたプレートの平面図である。
【図11】 図11は、図1と同様の概略垂直断面図であるが、本発明の別の実施形態を用
いた熱交換器/油フィルタ組合わせ体の別の好ましい実施形態を示す。
【図12】 図12は、図11の実施形態の熱交換器の一部破除された拡大透視図である。
【図13】 図13は、図4と同様の図であるが、図12の熱交換器を製造するのに用いら
れるプレートの1つの内側面を示す。
【図14】 図14は、図13の線14−14に沿ってみた垂直断面図であり、図13のプ
レートの上下に積重された追加のプレートをも示す。
【図15】 図15は、本発明による熱交換器を製造するのに用いられるリング状熱交換器
プレートの別の好ましい実施形態の平面図である。
【図16】 図16は、図15に示されたプレートを用いて熱交換器を製造するために用い
られる頂部又は底部プレートの平面図である。
【図17】 図17は、図4及び9と同様の透視図であるが、本発明による熱交換器を製造
するのに乱流創生部材と組合わせて用いられるプレートの別の実施形態を示す。
【図18】 図18は、図1及び11と同様の断面図であるが、熱交換器兼フィルタを製造
するために慣用の油フィルタと組合わせて用いられる熱交換器の別の好ましい実
施形態を示す。
【図19】 図19は、図18に示された熱交換器の一部破除された拡大透視図である。
【図20】 図20は、本発明による熱交換器を製造するのに用いられるプレートの別の実
施形態の平面図である。
【図21】 図21は、図20のプレートと共に随意選択として用いることができるスペー
サの平面図である。
【図22】 図22は、本発明による熱交換器を製造するのに用いられるプレートの別の実
施形態の内側を示す透視図である。
【図23】 図23は、図14に示されたプレートの平面図である。
【図24】 図24は、本発明による熱交換器を製造するのに用いられるプレートの更に別
の実施形態の平面図である。
【図25】 図25は、本発明による熱交換器を形成するのに用いられるプレートの更に別
の実施形態の平面図である。
【符号の説明】
10 熱交換器/油フィルタ組合わせ体、組合せユニット 12 ハウジング 14 フィルタ、油フィルタ 15 軸方向チャンバー 16 熱交換器 18 導管 19 底部プレート 20 開口 22 導管 28 熱交換器 30 プレート対 32 リング状プレート 34,34” 外周フランジ 36 内周側ボス 38 リブ 39 中間区域 40 溝 42 内側流路 44 外側流路 46 中間ボス 48 入口開口 50 出口開口 52 入口マニホールド 54 出口マニホールド 56 頂部閉鎖プレート 58 底部閉鎖プレート 62 開口 66 リブ 68 内周フランジ 69 フランジ部分 70 ヘッダー 71 入口開口 72 孔 74 最外縁フランジ 75 フランジ部分 76 ヘッダー 77 孔 78 開口 79 熱交換器 80 環状スロット 82 ヘッダー 84 流体ポート 85 リング状プレート 86 スペーサ 87,89 ディンプル 88 外周環状部分 90 内周環状部分 91 熱交換器/フィルタ組合せ体 92 孔 93 蓋 94 プレート 95 プレート 96 周縁バイパス溝 97 周縁開口、孔 98 端部分 99 プレート 100 端部分 101 乱流創生部材 102 プレート 103 フィルタ受座 104 バイパス溝 105 内周側開口 107 油フィルタ 109 入口開口 801 熱交換器
【手続補正書】
【提出日】平成13年7月5日(2001.7.5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0004】 1991年5月14日付で発行された東洋ラジエータ(株)の米国特許第5,
014,775号には、エンジンに使用される自動車オイルのための油冷却器が
開示されている。この油冷却器は、複数組の環状プレートから成るコアを有する
。プレートは、それぞれ対として組合わされ、各対にフィン部材又は乱流創生部
材が設けられている。これらのプレート対の積重体全体が油冷却器のケーシング
内に収容されている。冷却水は、各プレートの中間区域に形成された2つの比較
的大きい冷却水穴を通してプレート対の積重体に流出入する。これらの2つの冷
却水穴は、仕切凸条の両側に配置され、穴の周りにボスが形成されている。冷却
水は各対のプレートの間を円周方向に流れ、一方、油は、背中合わせのプレート
対の間に形成された外側流路を通ってプレート積重体の中心の開口からプレート
積重体の外円周へ半径方向に流れる。 1991年6月5日発行のヨーロッパ特許第0430752号にも、プレート
対の積重体から形成された、エンジンオイルの冷却に適する周方向流れ型熱交換
器が開示されている。プレート対の積重体は、中心通路を画定し、入口から出口
への総体的に円形の流体流路を形成する。対向した各プレートは、断面でみて波
形形状であり、中心通路にまで延長する複数の互いに対向した谷を画定する。各
プレートのこれらの谷の少くとも幾つかは、円形流路に対して斜めに配置されて
いる。各対の一方のプレートの谷の頂縁が他方のプレートの谷の頂縁と十文字状
に交差するように配置されている。これらの互いに交差する谷によって、この熱
交換器は、熱交換作用を高めるための流れ増進を達成する。 1987年1月21日に公開されたヨーロッパ特許願第0208957号にも
、エンジン潤滑油のための冷却器が開示されている。この冷却器は、各々上側プ
レートとした側プレートから成るモジュールによって形成された金属プレートの
積重体から成る。各プレートは、三辺が直線で一端が円弧状のいわゆる舌片形で
あり、一端の両側コーナーに近接して第1円形開口と第2円形開口を有し、軸方
向に整列した中心円形開口を有している。これらの円形開口の周りには環状フラ
ンジが形成されており、各プレートはそれらのフランジを介して互いに結合され
ている。又、各プレートの中心開口の周りに複数のほぼC字形の円周凸条が形成
されている。この熱交換器では、水即ち冷却剤は、円周方向にも、かつ、ジグザ
グ状にも流れる。一方、油は、熱交換器内を軸方向に整列した開口を通って軸方
向に流れ、かつ、ジグザグ状にも流れる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0005】 しかしながら、これらの従来技術の冷却器の1つの欠点は、格別に効率的な冷
却器ではないということである。又、冷却器の油側の圧力降下が高いという欠点
もある。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0006】発明が解決しようとする課題 本発明の目的は、従来技術の上述した欠点を克服することである。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0007】発明の概要 本発明の熱交換器は、圧力降下が比較的小さく、非常に能率的である。本発明
の熱交換器の構成では、第1熱交換流体がリング状プレート対を通って周方向に
流れ、第2熱交換流体の全部が第1熱交換流体に対して横断方向に各プレート対
の間を流れる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0008】 本発明の一側面によれば、対面関係(面対面)で合わされたリング状プレート
の複数の積重されたプレート対から成る熱交換器が提供される。各プレートは、
外周フランジと、一部分が該外周フランジと共通の平面内に位置する環状の内周
側ボスと、該外周フランジと内周側ボスの間に位置する中間区域を有する。各合
わせプレート対(「正対プレート対」又は単に「正対対」又は単に「プレート対
」と称する)において外周フランジ及び内周側ボスは、結合される。各プレート
の中間区域は、合わせプレート間に内側流路を形成するように互いに離隔した部
分を有する。各プレートの中間区域は、外周フランジと内周側ボスの間に位置す
る、互いに離隔した中間セクションを有する。これらの中間セクションは、入口
開口と出口開口を画定し、背中合わせのプレート対の間で中間セクション同士が
結合され、それぞれの入口開口同士及び出口開口同士が連通して第1熱交換流体
のための入口マニホールド及び出口マニホールドを画定するように配置されてお
り、それによって、第1熱交換流体を入口マニホールドから前記内側流路を周方
向に通して出口マニホールドへ通流させる。背中合わせプレート対の間で隣接す
る中間区域同士は、それらの間に外側流路を画定する。又、ヘッダーが設けられ
、このヘッダーは、第2熱交換流体を通流させるための流体ポートを含み、第2
熱交換流体を前記外側流路を通して横断方向に強制的に通流させる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0010】好ましい実施形態の説明 まず図1を参照すると、本発明による熱交換器/油フィルタ組合せ体の好まし
い実施形態が、総体的に参照符号10で示されている。本発明では、油だけでな
く他の任意の流体を用いることができる。熱交換器/油フィルタ組合わせ体(以
下、単に「組合わせユニット」とも称する)10は、油フィルタ14と本発明の
好ましい実施形態による熱交換器16とを収容したハウジング12を含む。油フ
ィルタ14は、慣用のものであり、それ自体は本発明の一部を構成するものでは
ない。油フィルタ14は、図1のものでは環状タイプであり、油は、ハウジング
12の内部からフィルタ壁を内方へ貫通して中心の軸方向チャンバー15へ流れ
、パイプ又は導管18を通って流下して組合せユニット10から流出する。ただ
し、油の流れ方向を逆にすることもでき、その場合は、油は、導管18を通って
流入し、フィルタを半径方向外方へ貫通してハウジング12内へ流れる。図1に
示された実施形態では、油は、ハウジング12からフィルタを内方へ貫通し、導
管18を通って流出する構成とすることが好ましい。熱交換器16は、以下に詳
述するが、図1にみられるように、ハウジング12は、フィルタ14を通す油の
流れ方向によっては、油を熱交換器16内へ通すための複数の開口20を有する
底部プレート19を含む構成とする。又、底部プレート19には、冷却剤を熱交
換器16内へ導入し、熱交換器16から排出するための導管22と24が接続さ
れる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0011】 次に、図2〜6を参照して説明すると、熱交換器16は、対面関係(面対面)
で合わされた環状又はリング状プレート32の複数の積重されたプレート対30
から成る。(ここで、面対面即ち、内側面同士で合わされたプレート32の対3
0を「正対プレート対」又は「正対対」又は単に「プレート対」と称し、正対対
30の1つのプレート32とそれに隣接する正対対30の1つのプレート32と
の対を「背中合わせのプレート対」又は「背中合わせ対」と称する。)図4〜6
に明示されているように、各プレート32は、外周フランジ34と、一部分37
が外周フランジ34と共通の平面内に位置する環状の内周側ボス36と、外周フ
ランジ34と内周側ボス36の間に位置する中間区域39を有する。中間区域3
9には、内周側ボス36と外周フランジ34の間に延長する複数のリブ38と溝
40が交互に形成されている。リブ38及び溝40は、流れ増進手段を構成する
ものであり、プレート対30を構成するそれぞれのプレートのリブと溝が互いに
交差して各プレート対のプレート間に波形の内側流路42を形成するように、斜
めに配置され、らせん状曲線又はインボリュート曲線の形とされている。同様に
して、隣接する背中合わせのプレート対のリブ38と溝40が互いに交差して正
対プレート対30と正対プレート対30の間に波形の外側流路44を形成する。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0012】 外周フランジ34には、熱交換器16の組立工程において各プレート32を正
しく整列させるための位置ぎめ切欠き45を随意選択として形成することができ
る。このような位置ぎめ切欠きは、所望に応じて本発明のどの実施形態において
も用いることができる。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0013】 各プレート32は、外周フランジ34と内周側ボス36の間に位置する、互い
に離隔した中間セクション46を有する。これらの中間セクション又はボス46
は、入口開口48と出口開口50を画定し、背中合わせのプレート対の間でそれ
ぞれのプレートの入口開口48同士及び出口開口50同士がそれれらの周縁にお
いて結合されて連通しエンジン冷却剤のような第1熱交換流体のための入口マニ
ホールド52及び出口マニホールド54(図3参照)を画定するように配置され
ており、それによって、第1熱交換流体を入口マニホールド52から各プレート
対の内側流路42を周方向に通して出口マニホールドへ通流させる。背中合わせ
プレート対の間で隣接する中間区域39同士は、それらの間に外側流路44を画
定する。又、熱交換器16は、頂部閉鎖プレート56と底部閉鎖プレート58を
有する。底部閉鎖プレート58は、それぞれ入口マニホールド52と出口マニホ
ールド54と整合する開口62と64を有する。導管22,24(図1参照)は
、ハウジングの底部プレート19を貫通してそれぞれ開口62と64に連通する
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0014】 リブ38及び溝40は、所定の高さを有し、中間セクション又はボス46は、
図4にみられるように、リブ38の高さと少くとも同じ高さ又は深さ、好ましく
は同じ高さ又は深さを有し、それによって、プレート対30が図6に明示されて
いるように背中合わせに重ね合わされたとき、隣接するプレートのリブ38同士
が接触するとともに、隣接する中間セクション46の外側表面同士も接触するよ
うになされている。ただし、正対プレート対30の内側面の隣接するリブ38同
士は互いに僅かに離隔されるように、環状の内周側ボス36と外周フランジ34
の高さは、図6にみられるように、リブ38及び溝40の高さより高くされてい
る。この構成により、プレート対30内を流れる冷却剤(通常は冷却水)の、即
ち水側の圧力降下を小さくする。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0015】 各プレートの2つの中間セクション46は互いに近接して配置されているので
、内周側ボス36から2つの中間セクション46の間を通って外周フランジ34
にまで延長する半径方向のリブ66(図4及び5参照)が形成される。半径方向
のリブ66は、内周側ボス36及び外周フランジ34と同一平面内にあり、従っ
て、それらと同じ高さを有しており、2枚のプレートを合わせてプレート対30
を形成したとき、対応する半径方向のリブ66同士が係合して入口開口48から
出口開口50へのバイパス流れを防止する。半径方向のリブ66は、又、各プレ
ート対の外側即ち油側に半径方向の溝を形成する。これらの半径方向の溝は、中
間ボス46の周り及び近傍におけるプレート対間の半径方向又は横断方向の流れ
を増進する。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0016】 環状内周側ボス36には、内周フランジ68が形成されている。内周フランジ
68は、中間セクション又はボス46と共通の平面内に位置する合わせフランジ
部分69を有し、それによって、背中合わせプレート対の内周フランジ68同士
が結合されて内周側ボス36と協同してヘッダー70(図6参照)を形成するよ
うになされている。ヘッダー70は、底部閉鎖プレート58の入口開口71に流
入する冷却剤の全部を背中合わせのプレート対間の外側流路44を通して横断方
向又は半径方向に通流させる働きをする。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0020】 次に、図9及び10を参照すると、本発明によるリング状プレートの変型実施
形態が示されている。このリング状プレート85は、図4、5のプレート32に
類似しているが、リブ38及び溝40に代えて、流れ増進手段として中間区域3
9に複数の互いに離隔したディンプル87,89が形成されている点で異なる。
ディンプル87は、外側流路44内へ突出し、ディンプル89は内側流路42内
へ突出している。ディンプル87,89は、所定の高さを有し、ディンプル87
の場合は、中間セクション又はボス46の高さに等しい高さであることが好まし
いが、ディンプル87のうちの幾つか又は全部が中間ボス46の高さより低い高
さを有するものとしてもよい。図9及び10から分かるように、この実施形態で
は、ボス46は、中間区域39から外周フランジ34及び内周側ボス36の突出
方向とは反対の方向に突出している。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0024】 図12〜14を参照して説明すると、この熱交換器28は、図2〜6の熱交換
器16の変型であるとみなすことができる。この熱交換器28においては、各プ
レート32’は、半径方向に拡張された(幅広にされた)外周フランジ34’を
有しており、外周フランジ34’に、合わせフランジ部分75を有する最外縁フ
ランジ74が形成されている。合わせフランジ部分75は、中間セクション46
と共通の平面に位置し、それによって、背中合わせのプレート対30’の最外縁
フランジ74同士が結合されると、外周フランジ34’と協同してヘッダー76
を形成するようになされている。外周フランジ34’に複数の孔77が形成され
ており、それらの孔77は、積重されたプレート対において上下に整列し、背中
合わせのプレート対30’間を流れる流体を受容するための流体ポートを形成す
る。ただし、流体の流れ方向は、所望ならば、ヘッダー76から流体を供給して
熱交換器28の中心に向けて半径方向内方へ流すように逆転することもできる。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0030】 図20は、環状の内周側ボス36’と外周フランジ34’を中間セクション又
はボス46及び内周フランジ68の両方に対してリブ38及び溝40の高さと同
じ高さとした場合のプレート32’の内側面即ち水側面を示す。この実施形態に
おいてプレート対内の圧力降下を小さくしたい場合は、各正対対のプレート32
’の間にスペーサ86を用いることができる。スペーサ86は、正対対のプレー
トの外周フランジ34’と34’の間に位置する外周環状部分88と、正対対の
プレートの内周側ボス36’と36’の間に位置する内周環状部分90を有する
。内周環状部分90は、内周側ボス36’の孔72に対応する複数の孔92を有
する。従って、このタイプのプレートを用いて熱交換器を製造する場合、その製
造工程中、スペーサ86をプレート32’に対して回動することによって、孔7
2を通る流れを調節するために又は所定の流量を設定するために孔92を弁とし
て機能させることができる。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0031】 図22及び23は、図20のプレート32’と類似しているが、外周フランジ
34’に隣接してプレート対内に位置する周縁バイパス溝96を有する変型プレ
ート94を示す。バイパス溝96は、中間セクション46の1つの近傍に位置し
それと連通する第1端部分98からプレート94の周囲の半分を僅かに越える長
さに亘って第2端部分100にまで延長し、2枚のプレート94が対面関係に合
わされると、両プレートの端部分100が互いにオーバーラップし(部分的に重
なり)、両プレートのバイパス溝96が協同してプレート対の全周に亘って一方
の中間セクション46から他方の中間セクション46にまで延長する半分の高さ
の溝を形成するようになされている。このようなバイパス溝96は、所望に応じ
て、プレート対内の内部圧力降下を小さくするために用いられる。
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0032】 図24は、図23のプレート94と類似しているが、2つの中間セクション4
6の間に延長する少くとも1つのバイパス溝104を有する変型プレート102
を示す。実際には、これらのバイパス溝104は、互いにオーバーラップし交差
するので、中間セクション46と46の間に数個の、半分の高さのチャンネルが
延在することになる。やはり、これらのバイパスチャンネルも、プレート対内の
内部圧力降下を小さくするためのものである。所望ならば、バイパス溝104を
バイパス溝96に代えて用いることもできる。
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0033】 図25は、図24のプレート102の変型であるプレート102’を示す。プ
レート102’では、バイパス溝104に、両中間セクション46間の流体のバ
イパス流量を制御又は所定値に設定するための流れ制限凹み106が形成されて
いる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA ,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ, PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,S K,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG ,UZ,VN,YU,ZA,ZW (71)出願人 656 KERR STREET,OAKV ILLE,ONTARIO,CANADA L6K 3E4 (72)発明者 エヴァンス,ブルース,エル. カナダ オンタリオ州 エル7エル 3シ ー4,バーリントン,ランドルフ シーア ール 5421 (72)発明者 ヴァン ヘルデン,ヘンリ,ピー.,テ ィ. アメリカ合衆国 ミシガン州 48025 ビ ヴァリーヒルズ,マリムーア 30 700 【要約の続き】 6,82)を有する。

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対面関係で合わされたリング状プレートの複数の積重された
    プレート対から成る熱交換器であって、 前記各プレートは、外周フランジと、一部分が該外周フランジと共通の平面内
    に位置する環状の内周側ボスと、該外周フランジと内周側ボスの間に位置する中
    間区域を有し、該各合わせプレート対において該外周フランジ及び内周側ボスは
    、結合されており、該合わせプレート対の各プレートの中間区域は、該合わせプ
    レート間に内側流路を形成するように互いに離隔した部分を有しており、 前記各プレートの中間区域は、前記外周フランジと内周側ボスの間に位置し、
    該外周フランジ及び内周側ボスの突出方向とは反対の方向に突出した、互いに離
    隔した中間ボスを有し、これらの中間ボスは、入口開口と出口開口を画定し、背
    中合わせのプレート対の間で該中間ボス同士が結合され、それぞれの入口開口同
    士及び出口開口同士が連通して第1熱交換流体のための入口マニホールド及び出
    口マニホールドを画定するように配置されており、それによって、該第1熱交換
    流体を前記入口マニホールドから前記内側流路を周方向に通して前記出口マニホ
    ールドへ通流させ、該背中合わせプレート対の間で隣接する前記中間区域同士は
    、それらの間に外側流路を画定し、 前記内周側ボスと外周フランジのうちの一方を囲包するヘッダーが設けられ、
    該ヘッダーは、第2熱交換流体を通流させるための流体ポートを含み、該第2熱
    交換流体を前記外側流路を通して横断方向に強制的に通流させることを特徴とす
    る熱交換器。
  2. 【請求項2】 前記内側流路と外側流路のうちの一方に配置された流れ増進
    手段を含むことを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。
  3. 【請求項3】 前記流れ増進手段は、前記中間区域に前記内周側ボスと前記
    外周フランジの間に延長するように形成された複数の交互のリブと溝から成り、
    該リブ及び溝は、各プレート対を構成するそれぞれのプレートのリブと溝が協同
    して各プレート対のプレート間に波形の内側流路を形成し、かつ、隣接する背中
    合わせのプレート対のプレートのリブと溝が協同してプレート対とプレート対の
    間に波形の外側流路を形成するするように、斜めに配置されていることを特徴と
    する請求項2に記載の熱交換器。
  4. 【請求項4】 前記流れ増進手段は、前記内側流路と外側流路の少くとも一
    方の流路内に突出するように前記中間区域に形成された複数の互いに離隔したデ
    ィンプルから成ることを特徴とする請求項2に記載の熱交換器。
  5. 【請求項5】 前記流れ増進手段は、前記内側流路と外側流路の少くとも一
    方の流路内に位置する乱流創生部材から成ることを特徴とする請求項2に記載の
    熱交換器。
  6. 【請求項6】 前記リブ及び溝は、所定の高さを有し、前記中間ボスは、該
    リブ及び溝の所定の高さと少くとも同じ高さを有していることを特徴とする請求
    項3に記載の熱交換器。
  7. 【請求項7】 前記各プレートの前記内周側ボス及び外周フランジは、前記
    リブ及び溝の高さに等しい高さを有していることを特徴とする請求項6に記載の
    熱交換器。
  8. 【請求項8】 前記各プレートの前記内周側ボス及び外周フランジは、前記
    リブ及び溝の高さより高い高さを有していることを特徴とする請求項6に記載の
    熱交換器。
  9. 【請求項9】 前記各プレート対のプレートの間にスペーサが介設されてお
    り、該スペーサは、該対のプレートの外周フランジの間に位置する外周縁部分と
    、該対のプレートの内周側ボスの間に位置する内周縁部分を有することを特徴と
    する請求項7に記載の熱交換器。
  10. 【請求項10】 前記各プレートの前記互いに離隔した中間ボスは、互いに
    近接して位置していることを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。
  11. 【請求項11】 前記各プレートの前記互いに離隔した中間ボスの間に前記
    共通の平面内で前記内周側ボスから前記外周フランジにまで延長した半径方向の
    リブを含むことを特徴とする請求項10に記載の熱交換器。
  12. 【請求項12】 前記各プレートの前記中間区域には、前記プレート対の内
    部で前記外周フランジに隣接して位置し、該プレートの周囲の半分を僅かに越え
    る長さに亘って延長した周縁バイパス溝が形成されていることを特徴とする請求
    項11に記載の熱交換器。
  13. 【請求項13】 前記各プレートは、前記互いに離隔した中間ボスの間に延
    長した少くとも1つのバイパスリブと溝を含むことを特徴とする請求項10に記
    載の熱交換器。
  14. 【請求項14】 前記バイパスリブと溝には、所定のバイパス流れを創生す
    るための流れ制限凹みが形成されていることを特徴とする請求項13に記載の熱
    交換器。
  15. 【請求項15】 前記ディンプルは、前記内側流路内へ突出したディンプル
    と、前記外側流路内へ突出したディンプルを含むことを特徴とする請求項4に記
    載の熱交換器。
  16. 【請求項16】 前記ディンプルは、所定の高さを有し、前記中間ボスは、
    該ディンプルの高さと少くとも同じ高さを有していることを特徴とする請求項1
    5に記載の熱交換器。
  17. 【請求項17】 前記乱流創生部材は、前記外側流路内に配置されているこ
    とを特徴とする請求項5に記載の熱交換器。
  18. 【請求項18】 前記乱流創生部材は、所定の高さを有し、前記中間ボスは
    、該乱流創生部材の高さの半分に等しい高さを有していることを特徴とする請求
    項17に記載の熱交換器。
  19. 【請求項19】 前記各プレートの前記内周側ボスに内周フランジが形成さ
    れており、該内周フランジは、前記中間ボスと共通の平面内に位置する合わせフ
    ランジ部分を有し、背中合わせプレート対のプレートの該内周フランジ同士が結
    合されて前記内周側ボスと協同して前記ヘッダーを形成し、前記流体ポートは、
    該各プレートの内周側ボスに形成された孔が整列することによって形成されるこ
    とを特徴とする請求項6、16又は18に記載の熱交換器。
  20. 【請求項20】 前記各プレートの前記外周フランジに最外縁フランジが形
    成されており、該最外縁フランジは、前記中間ボスと共通の平面内に位置する合
    わせフランジ部分を有し、背中合わせプレート対のプレートの該最外縁フランジ
    同士が結合されて前記外周フランジと協同して前記ヘッダーを形成し、前記流体
    ポートは、該各プレートの外周フランジに形成された孔が整列することによって
    形成されることを特徴とする請求項6、16、18又は19に記載の熱交換器。
  21. 【請求項21】 前記積重されたプレート対を弛く囲包するハウジングと、
    該ハウジング内に収容されており、入口と出口を有する油フィルタと、該ハウジ
    ングを貫通して挿通されており、前記油フィルタの入口と出口の一方に連通した
    導管とを含み、該油フィルタの入口と出口の他方は該ハウジングの内部に連通し
    ており、該ハウジングは、前記ヘッダーのポートに連通する油ポートを画定し、
    油を該油ポートとハウジングの内部の間に通すことを特徴とする請求項1、19
    又は20に記載の熱交換器。
  22. 【請求項22】 入口と出口を画定するハウジングを有し、前記積重プレー
    ト対に取り付けられたフィルタを含み、該フィルタの入口と出口の一方が前記ポ
    ートに連通していることを特徴とする請求項19又は20に記載の熱交換器。
  23. 【請求項23】 前記導管は、前記積重プレート対を軸方向に貫通しており
    、該積重プレート対の頂部と底部に取り付けられ、該軸方向に貫通した導管に密
    封係合した頂部閉鎖プレートと底部閉鎖プレートを含み、該頂部閉鎖プレート及
    び底部閉鎖プレートと、該導管とで前記ヘッダーを形成し、前記流体ポートは該
    底部閉鎖プレートに形成されていることを特徴とする請求項21に記載の熱交換
    器。
  24. 【請求項24】 前記各プレートは、長方形であることを特徴とする請求項
    2に記載の熱交換器。
  25. 【請求項25】 潤滑流体とエンジン冷却剤との間で熱エネルギーを交換さ
    せる方法であって、 間に内側流路を画定する複数のリング状プレート対を密間隔に積重し、背中合
    わせのプレート対の間に外側流路を画定する工程と、潤滑流体とエンジン冷却剤
    のうちの一方の流体の全部を各プレート対内を通して周方向に通流させる工程と
    、該潤滑流体とエンジン冷却剤の他方の流体の全部を背中合わせのプレート対の
    間を通して横断方向に通流させる工程とから成る熱エネルギー交換方法。
  26. 【請求項26】 前記潤滑流体又はエンジン冷却剤は、背中合わせのプレー
    ト対の間のすべての外側流路に連通するヘッダーを設けることによって、該背中
    合わせのプレート対の間を通して横断方向に通流され、該ヘッダーは、該潤滑流
    体又はエンジン冷却剤の全部を該背中合わせのプレート対の間を通して横断方向
    に通流させるように、前記積重されたプレート対の中心又は外周に配置されるこ
    とを特徴とする請求項25に記載の熱エネルギー交換方法。
  27. 【請求項27】 前記エンジン冷却剤を前記各プレート対内を通して周方向
    に通流させ、前記潤滑流体を背中合わせのプレート対の間を通して横断方向に通
    流させることを特徴とする請求項25に記載の熱エネルギー交換方法。
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